「中性子」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 中性子とは

2023-11-09

anond:20231108004144

『三体』の「智子」。島本和彦女子キャラクター名 「中性子(ちゅうせいこ)」を思い出すんだ

2023-10-06

anond:20231006081200

まともに理系学問をやっていれば例えば核融合中性子の防御と防護材の放射化をどうするんだ?とか聞かれても0.001%くらいの専門の人間を除けば「知らねーよw俺の専門はxだし」となることくらいはわかるのでは?

2023-09-08

三重水素なんて普通水素中性子いっこ足した重水素さらにもういっこ中性子を足したものなのに

中間重水素全然話題になってなくて悲しい

ニャオハとマスカーニャのエロ絵は描かれるのにニャローテが無視されてるようなもので悲しいです

2023-09-03

anond:20230903155656

1946年5月21日、ロスアラモ研究所で、カナダ出身物理学者ルイススローティンとその同僚らが、中性子反射体(ベリリウム)と核分裂物質デーモン・コア)を接近させて、臨界状態が発生する距離の測定実験を行っていた[12]。スローティンらは球体状にしたベリリウムを分割して二つの半球状にし、その中央デーモン・コアを組み込んだ。そして、ベリリウムの半球の上半分と下半分との間にマイナスドライバーを挟み込み、ドライバーを動かして上半分の半球をコアに近づけたり離したりしながらシンチレーション検出器で相対的な比放射能を測定していた。挟みこんだドライバーが外れて二つの半球が完全に接触すると、デーモン・コアは即座に臨界に達し、大量の中性子線が放出してしまう大変危険実験であった。小さなミスも許されない危険から、リチャード・ファインマンが「ドラゴン尻尾をくすぐるようなものだ」("tickling the dragon's tail")と批判し、他のほとんどの研究者実験への参加を拒否したほどであった[13][14]。 しかし、功名心の強いスローティンは皆の先頭に立ってこの実験実施し、エンリコフェルミも「そんな調子では年内に死ぬぞ」と忠告していたと言われる[15]。

そしてこの日、スローティンの手が滑り、挟みこんだドライバーが外れて二つの半球が完全にくっついてしまった。即座にデーモン・コアから青い光が放たれ、スローティンの体を熱波が貫いた。コアが臨界状態に達して大量の中性子線が放出されたことに気づいたスローティンは、あわてて半球の上半分を払いのけ、連鎖反応をストップさせ他の研究者たちの命を守ろうとした。反射体とコアの接触時間比較的短かったため、最初事故では反応度が15セント英語版)[注 4]超過したのに対し、第二の事故では約10セントの超過だったと推定されている[8]。彼は文字通り皆の先頭に立って実験を行っていたため、他の研究者たちへの放射線をさえぎる形で大量の放射線を浴びてしまった。彼はわずか1秒の間に致死量(21シーベルト)の中性子線とガンマ線を浴び、放射線障害のために9日後に死亡した[8]。

2023-08-28

さすが烏賀陽、Xの背景情報がでたらめと論破してしま

まり、背景情報自体政府の虚偽を垂れ流して洗脳している手段だということです。

ネット民頭が悪いので背景情報簡単に信じる連中です。中卒でも東大を出ようと大した違いはありません。

簡単に嘘を信じて騙される、愚かで生産性のない馬鹿しかいない。

烏賀陽 弘道

@hirougaya

私の観察では、原発事故発生以来、日本政府プロパガンダ質量とも最大値にふれてます。雇われた民間世論対策屋も含めると、発生当時より激しいでしょう。これは、それだけ政府ALPS水の海洋排水が悪手であることを自覚している証左です。

引用

のりちゃん☆彡 @ 立憲原口さん一押し・山本太郎れい新選組応援高橋範充

@VKCpveWXFZDaRI7

8月27日

返信先: @hirougayaさん

仮にプロパガンダ日本人殆どを騙せたとしても他国までは無理だろうに。

日本ほど外国既存メディアは腐ってはいないだろうしさ。

午後7:06 · 2023年8月27日

https://twitter.com/hirougaya/status/1695739628740034846

烏賀陽 弘道

@hirougaya

Twitterの背景情報にまでディスインフォメーションを入れるんだから、そりゃああなたますます信用されなくなりますわ。

最終更新

午後9:26 · 2023年8月28日

言っとくけどマスメディアは全く信用ができず、ファクトチェックかいうイキった公金チューチュービジネスも信用ができない。

マスメディアは論外なクズしかいないのです。

烏賀陽 弘道

@hirougaya

うじきさん、別に修正しなくて良いですよ。福島第1原発は、まったく成分すらわからない未知の核物質であるメルトダウンしたデブリ=核物質に触れた排水を処理して流す世界初原発ですから人間が近づくと即死するような危険物質であることだけはわかってます

引用

うじきつよし JICK

@ujizo

8月27日

@gunma_jp itachiさん、

ありがとう

『史上初』ではない、勉強不足でした。ただツイートはこのまま残します。指摘して頂いた部分をみんなに見てもらいたいので。

引継ぎよろしくお願いします!

JICK、自分は悲しい。

周回遅れなんですよ。

https://twitter.com/hirougaya/status/1694983705738240414?s=

閲覧したユーザーが他のユーザーにとって役立つと思う背景情報を追加しました

福島第一原発事故で発生した燃料デブリの成分分析は行われており、まったく成分すらわからない未知の核物質という記述は誤りです。

aesj.net/document/aesj-…

jstage.jst.go.jp/article/radioi…

多くの核種が含まれているのは事実ですが、二次処理性能試験汚染水からトリチウムを除く核種浄化できることが確認されています

tepco.co.jp/decommission/i…

meti.go.jp/earthquake/nuc

燃料デブリ汚染水の成分分析を行いALPSで処理できることを確認した上で、ALPS処理水として海洋放出されます

背景情報はXを利用しているユーザーにより作成されたものであり、他のユーザーが「役に立った」と評価すると表示されます。 詳細を確認する.

午後5:24 · 2023年8月27日

この背景情報詐欺です。

多くの核種が含まれているのは事実ですが、二次処理性能試験汚染水からトリチウムを除く核種浄化できることが確認されています

この表現は誤りです。

二次処理性能試験汚染水からトリチウムを除く核種浄化できず多くの核種が含まれているのは事実です

が正確な表現になります。背景情報を書いている人がいかに嘘つきか。

まったく成分すらわからない未知の核物質という記述は誤りです

次にデブリがどういう成分か中性子によってどういう同位体が作られるのかは不明です。ごくわずかで感知できなくても大量に流して濃縮されるとその正体がわかることになります。なった時には手遅れになります

どうやって賠償するのでしょうか?被害者世界中になります

そして、この背景情報矛盾しています。いままでトリチウムのことしか言っていません。なぜかここにきて多核種とか言い出しています

烏賀陽 弘道

@hirougaya

この背景情報は間違いです。

溶け落ちた核物質燃料棒を含むデブリ700〜800トン前後あり、採取できたサンプルは「歯ブラシかいた程度」です。つまり表面だけ。

スリーマイル島原発事故デブリパイ状の積層状態になっており、表面から層ごとに成分が違いました。

スリーマイル島原発事故デブリより福島第1原発の方がはるかに多量ですので、底の底まで取り出す、掘ってみないと各層の成分はわかりません。

よって正体不明です。表面より内部は砂礫状なのか金属魂なのかすら分かっていません。

これらの事実福島県富岡町にある廃炉研究施設で教えてくれます

https://twitter.com/hirougaya/status/1696136011728977921

2023-04-29

核分裂危険なのに核融合安全理由

核分裂核融合は、原子核が変換されることでエネルギーを生み出す反応ですが、その違いは何でしょうか?

核分裂は、質量数が大きい原子核中性子に衝突されて二つ以上の小さな原子核に分裂する反応です。このとき、大量の中性子放射線放出されます

これらの中性子放射線は、周囲の物質に損傷を与えたり、放射性物質を生成したりします。

また、核分裂反応は連鎖的に起こるので、制御が難しく、暴走した場合には大きな爆発やメルトダウンを引き起こす危険性があります

一方、核融合は、質量数が小さい原子核が高温高圧の状態で衝突して一つの大きな原子核に融合する反応です。

このとき、少量の中性子ヘリウム放出されます

これらの中性子ヘリウムは、核分裂反応に比べて放射性物質を生成する量が少なく、周囲の物質に与える影響も小さいです。

また、核融合反応は非常に高い条件を必要とするので、自然に止まる性質があります

したがって、暴走や爆発の危険性は低いと考えられます

以上のように、核分裂核融合は、原子核の変換時に放出されるエネルギーや粒子の種類や量が異なります

これらの違いから、核分裂危険な反応であるのに対し、核融合安全な反応であると言えます

2023-02-13

[]情報意味とは

宇宙について、情報意味を重視しない方法論がある。ビッグバンからまり量子場が形成される。それぞれの場は量子粒子と関連している。宇宙が膨張し冷えるにつれて、これらの粒子は結合したりしなかったりして、陽子中性子電子光子が残る。そして銀河、星、惑星といったより大きな物理構造へとつながっていく。そのうちの少なくとも地球では、生物進化している。そしてその世界とある種の生物の頭の中で、神経活動が行われ、思考可能になる。思考可能になった時点で意味が出現した、とこの方法論は言いたいのである

情報記述について明確に欠落しているのは、意味である。シャノンは、記号の列がどのように通信路を伝わっていくのかを理解するという目的のために、意図的目的論を排除した。しかし、生活経験では、情報直感的に意味と結びつけている。情報重要なのは、何かを意味するからである

意味情報とは一体何か。意味情報定量化できる数学的な基礎とはなにか。どういう状況にどれだけの意味情報存在し、それがどのように発生し、システム使用するためにどれだけのコストがかかるかを理解することはできるだろうか。

システム環境区別する」という発想がある。システムとは、細胞であったり、動物であったり、あるいは動物社会的集団であったり都市国家と考えることもできる。環境は、システムの存続を維持するために資源が引き出される「場」である。定式化するにあたって、意味情報システム環境区別関係するだろうか。生命起源を探る場合創発を引き起こすなにかがある。

細胞化学物質区別が生じるのは、細胞膜が情報を使って、何を入れて、何を入れないかを決めているからではないか。そうやって自己と外界を区別しているのでは。細胞化学物質の中で生きるなら、細胞システムで、化学物質環境ということになるのか。そしてシステム環境の出現を可能にするために、何かが存在しなければならない。

科学する世界は、決して人間から切り離すことはできない、とするならば、科学の背後のシステム環境理解することが肝心なのではないか

生命が他の物理システムと異なるのは、時間を超えて情報を利用することかもしれない。この情報アーキテクチャは発展し続け、進化における淘汰が機能した結果である。「生物においては、経路依存性と歴史の混在が新しい形態を生み出す。進化はそれぞれ、それ以前のものを基礎としており、しばしばこ時間を超えて相互作用し、より古い形態とより現代的なものとが相互作用する」 といったことを言う人もいる。

物質から生命に至るまで、創造物は私たち一人ひとりの中にあり、その構造に関与しているのかもしれない。物質の中に潜む意味は、それを支えているのではないか

2023-02-01

シュレーディンガーの猫、理解できてないヤツ多すぎるので解説しま

anond:20230131135435

シュレーディンガーの猫っていうのは、量子力学の重ね合わせの原理の奇妙さを表す例え話なんやな。

ちょうど100年ちょいくらい前に、物理学界隈で量子力学なるもの流行ったんや。アインシュタインとかが現役時代の話しや。量子力学っていのは、原子とか電子中性子とかの、ごっつ小さい粒について研究する学問や。

量子力学研究が進んでいくと、ごっつ小さい粒のふるまいが奇妙なことが分かってきたんや。その奇妙な振る舞いっていうのは色々あるんやけど、「小さい粒子の振る舞いは確率的に起こる」こと、そして、「粒子は二つの状態が重ね合った状態になっている」ちゅーことが特に奇妙やったんやな。

で、当時量子力学研究バリバリやってて活躍してたシュレーディンガーっていうおっさんが居たんや。そのおっさんが、ある時、「みんな重ね合わせの話とか言うてるけど、それ常識的に考えておかしない?二通りの状態になってる粒子が同時に存在してるとか、生きてる猫と死んでる猫が同時におるようなもんやん。それおかしいから、もっと研究余地あるで。」って言ったんやな。このたとえ話がシュレーディンガーの猫やねん。

シュレーディンガーの猫のミソな所は、生きてる猫と死んでる猫が同時に存在している、という現実的にありえない状態が、ごっつ小さい粒に関しては当てはまってしまう、という奇妙さなんや。せやから量子力学の話抜きにシュレーディンガーの猫を語るのはまるっきり意味ないし、ただのたとえ話やからシュレーディンガーの猫から哲学的結論を導こうとしても無駄やで。あきらめや。

ちなみに、この重ね合わせの原理を応用してできたのが、量子コンピュータなんやな。みんなシュレーディンガーおっさん感謝せえやー。

2023-01-30

ぼくも中性子量が下がりそうです><

どちらかというとChu❤️精子量だろ

2022-11-28

anond:20221128114623

質問の主旨に沿うかどうかは分かりませんが、複素ポテンシャルを使った散乱の解析手法があります。この場合複素数は便宜的なものですが、ある種の問題には有効であるようです。ターゲットに粒子を衝突させる場合、例えば中性子原子核にぶつけるような場合は、散乱されずに吸収される場合があります。このような場合は、入射粒子と散乱粒子の数が合いませんので、粒子の確率が減ったようになります。複素ポテンシャルを使うと、ポテンシャル虚数部分が確率を吸収する効果がありますので、吸収のある散乱問題では、有効手法です。

面白い

2022-10-28

anond:20221028145622

中性子爆弾なんかが、まさにそれで、

爆発すると、強烈な中性子線が発射されて周りの生き物はほぼ壊滅するけど、

建物は壊れないので、綺麗な爆弾と言われている。

2022-02-01

君は、カラスの死骸を見たことがあるだろうか?

カラスは、現代人にとって最も馴染みの深い野鳥と言ってよいだろう。どの街でも見かけることができ、朝夕にはカーカーと喧しい鳴き声が聞こえてくる。ごみ荒らしたり、ベランダハンガーを持ち去ったりと、人間生活にも密接に関わっている。たとえシジュウカラヒヨドリを知らなくても、カラスを知らない人はいないだろう。

そんな、どこにでもいるカラスであるが、その死骸を見たことがある人は少ないのではないだろうか?そう。街にはあれだけカラスが棲息しているのに、不思議とその死骸を見かけることは無いのである。当然、カラス生物である以上、その命はいつか終焉を迎える。では、その死骸はどこに行くのだろうか?

物理学には、物質エネルギーに変換されるという理論がある。たとえば、ウラン235という原子中性子をぶつけると、イットリウム95とヨウ素139という2つの原子に分裂する。この時、分裂後の原子質量の合計は、元の原子質量よりも小さい。この質量の減少分が、エネルギーに変換されるのである。みなさんが日常何気なく使っている電気の一部も、この理論に基づいて作られている。

街中でカラスを見かけない理由は、この理論説明できる。実は、カラスは死んで間もなくすると、その質量の全てがエネルギーに変換され、跡形も無く消えてしまうのである。これが、街中でカラスを見かけない理由である

物質エネルギーに変換されると、通常そのエネルギーは熱や光となって現れる。それでは、カラスの発するエネルギーは何になったのだろう?それは、みなさんの頭上に輝く太陽である太陽は、地球の遥か遠くから、大量の熱と光を地球に送っている。カラス死ぬ太陽になり、私達に夜明けと恵みを齎すのである中国神話で、カラス太陽化身とされた理由もここにある。

2021-10-16

核融合・熱」によるボイラーが実用化へ

原子核変換に伴う熱を利用する加熱装置製品化が間近に迫ってきた。9月28日、新エネルギー関連のベンチャー企業クリーンプラネット東京都千代田区)とボイラ設備大手三浦工業が「量子水素エネルギーを利用した産業用ボイラーの共同開発契約を締結した」と発表した。

クリーンプラネットは、2012年設立したベンチャー企業で、2015年東北大学と共同で設立した同大電子理学研究センター内「凝縮系核反応研究部門」と川崎市にある実験室を拠点に、量子水素エネルギー実用化に取り組んでいる。発熱現象再現性はすでに100%を確保しており、研究課題定量的再現性に移っている。

こうした研究成果に着目し、2019年1月には三菱地所が、同年5月には三浦工業クリーンプラネット出資した。その後も、順調に実用化に向けて研究が進んできたため、今回、三浦工業産業用ボイラーへの応用に関して共同開発を本格化させることになった。 2022年にはプロトタイプ製作し、2023年には製品化する予定という。

クリーンプラネット研究成果で注目すべきは、相対的コストの安いニッケルと銅、軽水素を主体とした反応系での発熱100%再現性を確保している点だ。実験室の装置では、チップに一度水素を封入して加熱すると120日程度、投入したエネルギーを超える熱を出し続けるという。その際のCOP(成績係数:投入・消費エネルギーの何倍の熱エネルギーを得られるかを示す)は12を超えるという。一般的ヒートポンプ給湯機のCOPは3前後なので、桁違いの熱を発生させることができる見込みになっている。

凝縮系核反応による核融合では、熱核融合炉では放出される中性子線やベータ線といった放射線が出ないことも大きな特徴だ。クリーンプラネット核融合装置でも放射線はまったく観測されていない。発熱素子は投入温度が高いほど反応が活発化することから工場で使いきれない200度前後の排熱を継続的に投入して入口温度とし、出口温度を500度程度に高めるなどの運用を想定している。

核融合・熱」によるボイラーが実用化へ、金属積層チップで熱を取り出す

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/06098/

常温ではないにしても、現実的に利用可能温度での核融合って、実現しそうなんですね。

2021-10-11

anond:20211011091952

プラズマから中性子放出されて建材がボロボロになり放射化されてしまうから

放射性廃棄物は変わらずガンガン出るしメンテナンスコストが非常に高く無尽蔵とは言い難い

核融合炉の利点は制御を失っても暴走メルトダウンをしない事だ

 

中性子防御が完全になったとしても無尽蔵に使える電気エネルギー地球上には存在できない

何故なら電気仕事をすると電気抵抗などで熱が生じてしまうから

仮想通貨採掘地球温暖化を加速しているという話は電気を大量に使って大量に排熱しているからだ

 

必要なのは無尽蔵のエネルギーではなく少ない資源でたくさん仕事ができる省エネ技術の方なのだ

2021-09-25

anond:20210925095915

核融合は、その反応過程で発生する中性子が回りの物質放射性物質に変えてしまうんだな。

半減期何百万年放射性廃棄物ガンガン製造されてゆくのに、

これを賛成する理由が見つからない。

anond:20210924183546

14MeVの中性子に耐えられる材料が無いから無理じゃ無いかなぁ。

核融合臨界には至ってもエネルギー産業としては更に時間がかかる。

ITERプラズマ対向部材の取り替え装置なんか、絶対無理って思うよ。

ティッシュ配ってITER機構人材募集掛けてて、大変だなあと思ったり。

2021-09-24

anond:20210924202220

核融合炉って燃料は海水おkってのはマジなの?

大体マジやで。燃料として使うのは重水素三重水素の2つやけど、重水素地球上の水素には一定割合で混ざってて海の水から取り出せる。三重水素の方は自然にはあんまりないし、福島原発の処理水の分でも足らんけど、リチウム中性子当てたら核反応で作れるから、壁(ブランケット)にリチウムを仕込んどいたら作れる。で、そのリチウム海水に含まれてるわけ。

でも実はリチウム海水から取り出すよりも鉱石から作ったり特別な湖の水から取り出したりするほうが今は安いから、今作るならリチウム海水由来のやつは使わんやろけどね。

核融合2030年代に実現とか何言ってんの?って人への解説(補足あり)

自民党総裁候補高市早苗さんが2030年代に実現する(最初2020年代)と言って話題になった核融合高市さんのキャラもあってか「そんなもんできるわけねーだろ」的に扱われることもあるが、実は世界核融合ベンチャー企業では「2030年代に核融合実現」を掲げて100億以上投資を受けている企業複数あるので、業界としてはさして驚きはないのである。というわけなので、いくつかの核融合ベンチャーと、官製核融合実験であるiterについて簡単にまとめてみる。

iter (炉型: 保守的トカマク 日・米・露・中・韓・印・EU)

冷戦終結の一つのシンボルとして米露が共同で建設を決めていたiterに、単独実験炉を作るのを予算的に躊躇していた各国が相乗りしたのが現iter体制である

建設地決定の遅れや、上記の各国が機器を持ち寄って組み立てるという、みずほ銀行勘定システムばりにカオス体制のために建設は当初予定から20年近く遅れ、2025年初稼働(テストみたいなもん)、本格稼働は2035年という状況になっている。実はこの遅れが核融合ベンチャーが乱立する現在を作ったと言っても過言ではない部分があって、というのも、核融合ベンチャーにはiter予算が取られて食い詰めた研究者が立ち上げた組織が多いのである

形式保守的ドーナツ型のトカマク。国際協調なのであまり斬新なアイデアは盛り込まれず、磁石昔ながらの低温超伝導導体を使う。

投入エネルギー10倍程度の核融合エネルギーを出すことを目指すが、投入"電力"ではないため、正味マイナス。発電設備も持たない。ここで得た知見を元に発電を行う"原型炉"を設計する、というのが各国政府公式計画(ただし予算は決まってない)である

Tokamak Energy (炉型: 球状トカマク 英国)

iterなどの保守的トカマクが、よくあるドーナツ的な形のプラズマを作るのに対して、球状トカマクは球の真ん中に細い貫通穴を通したような形状をしているのが特徴。球状トカマクは磁場を使ってプラズマを閉じ込める(押し込める)のに有利ではあることがわかっているものの、まだ高温・高密度での実績は弱い。

トカマクエジーは高温超伝導導体で球状トカマクの磁石を作ることを目指している。球状トカマクは保守的トカマクに次いで実績があるので(日本には九州大学にQUESTという中型装置がある)核融合ベンチャーとしては「目新しさ」は弱いものの、逆に堅さがあるともいえるだろう。米国プリンストン大学(NSTXという装置燃えて止まっている)とも連携しているらしく、そういう意味でもチームが強い。

すでに100億以上の資金調達しており、堅実に装置を作って稼働させている。すでに1500万度程度のプラズマを実現している(年内にはこの装置で1億度を目指す)ため、単純な段階としては核融合ベンチャートップランナーと言って良い。(世界最高温度1000億単位かかった日本JT-60Uの5.2億度)

2030年までに電力を電力網に送り出すことを目標としている。

装置が卵っぽくてかわいい

Commonwealth Fusion Systems: CFS(炉型: トカマク 米国 MIT

MITのチームがベースになって設立した核融合ベンチャー。もともとMITはAlcator C-modというトカマクを持っていたが、CFSはこれをベースにしたARCという核融合炉を提案している。現在はその前段階装置であるSPARC建設である

Alcator C-modは小ぶりながら、世界最強の高磁場(最大8T)を作れるトカマクとして、他では真似できない成果を出していてプラズマ業界では存在感があったものの、2016年に完全にシャットダウンした。それと前後して元々力のあったMITの高温超伝導研究者とAlcator c-modプラズマ研究者がタッグを組んで提案したのが、ARCである

2030年代にはSPARC(商用炉でないものの投入電力より大きな出力を出すことを目指している)を稼働させることを目指しているので、ほぼtokamak energyと同じ目標を少し遅めの日程で掲げていると言ってよいだろう。

ARCという名前は、どう見てもアイアンマンアークアクターに引っ掛けているのだけど、残念ながらロバートダウニーJrは再エネ関連に投資しているようでアイアンマンとのシナジーはないようだ。

General Fusion(炉型: MTF カナダ)

MTF(磁化標的核融合方式)と呼ばれる方式核融合炉を目指すカナダベンチャー。この企業CEOの人のカリスマ的なやつで早期にお金を集めたという印象がある。CFSやtokamak energyがトカマクによる磁場閉じ込めでの長い歴史と実績(90年代米国MIT装置ではないが1000 kWを超える核融合出力を実現している)とチームの長い研究歴を背景に、ある種の堅実さをアピールしている一方で、MTFテーブルトップでの成果も出ていない状態からスタートアップを初めている。液体金属をぐるぐる渦巻かせて中心に空間を作り、そこに吹き込んだプラズマを液体金属で爆縮して断熱圧縮で高温にするというシステムである。野心的であるということはゲームチェンジャーになりえるということであるが、一方で論文などの試算はかなり大雑把なものなので(プラズマや液体金属がうねったりせずにすごくきれいに断熱圧縮される計算)、「そんなきれいに押しつぶされてくれるもんかねぇ?」という印象を持っている人は多いだろうと思われる。

装置ピストンがでかいので見栄えがする。

TAE Technologies (炉型: FRC 米国

メジャー核融合ベンチャーの中では多分最古参企業で、おそらく最大の資金投資を受けている企業。FRCという、トカマクなどとは異なる磁場閉じ込め形式を目指す。FRCはプラズマを閉じ込める磁場を、コイルではなくプラズマの動きで作る。5000万度を達成済で、2030年までに発電実証目標としている点はCFSやtokamak energyと同じ。FRCは高温は作れてもプラズマを安定して維持する能力は低いので、5000万度を作ったからかといって他より先に進んでいるかというとそんなことはないが、装置を作りまくって成果を出しているのは確かである。元々は陽子とボロンの核融合反応を使った発電を目指しており、その反応で出る3つのアルファ粒子に由来して"Tri Alpha Energy"という名前だったのだが、今は他の形式と同じ重水素三重水素を使った発電を直近の目標とした(陽子ーボロンも捨ててないらしい)ためTAE名前が変わったらしい。

かいところはよく知らないが、核融合一辺倒ではなく、応用技術特許化などで収益をだしているらしく、そこはすごい。

装置名が「ノーマン(現行)」「コペルニクス」とかっこよいのも特徴。

京都フュージョニアリング(炉型: なし 日本 京都大学)

京都大学小西教授が率いる日本初の核融合ベンチャー小西教授核融合ブランケット(後述)を専門にしている人で、一般向けエネルギー関連書籍を出してたりしている。

ただし、この会社核融合炉全体を設計するのではなく、ブランケット核融合で出た中性子を受け止めて熱に変換するところ)の設計を売る会社である海外などのプラズマ屋さん主導の核融合ベンチャーは、ブランケット設計はあまり注力していないところが多いので、そういうベンチャーに「あんたの炉はこんなブランケットおすすめですよ」と設計を売るのが仕事。まぁベンチャー目的なんて投資額と投資家の意思でどうにでもなるといえばそうなので、お金が予想外に集まれプラズマ屋さんも集めて核融合炉全体の設計製作だってやるのかもしれないが、さしあたり核融合自体を作る予定はなさそうである。ほかもそうだが、日本ベンチャーはこの2年でようやく2つ立ち上がっただけなので、今は正直海外と比べると桁違いに規模が小さいし弱い。ここも表に出ている研究者は一人だけである

Webサイト小西先生ちょっと疲れているように見えるのが気になる。

EX-fusion (炉型: レーザー 日本 光産業創成大)

2019年創業。"日本初のフルスタック核融合ベンチャー"をうたう企業。光産業創成大(浜松ホトニクスという企業が作った大学院大学)の研究者設立したらしいが、新しいため詳細は不明。"フルスタック"という言葉はよくわからないが、京都フュージョニアリングブランケットのみの開発を売っていることと対比して、核融合炉全体を見て実現を目指すという意味だろうと思われる。レーザー核融合米国NIFの2010年代の大コケにより世界的に元気がないので、生き残りをかけているのだろう。日本レーザー核融合といえば大阪大学レーザー研があるが、こことどの程度の連携をするかなども詳細不明である

ちなみに、"EX-Fusion"で検索すると、ドラゴンボール関連ゲームでの同名の設定のほうが上位に表示される。

Helical-Fusion(炉型: ヘリカル? 日本 核融合科学研究所)

Webサイトのみ公開されている未設立企業。まだ設立すらしていないので何もかも謎だが、噂では日本核融合科学研究所のチームが作るようだ。核融合科学研究所は1億度を超えるプラズマの実績のあるヘリカル型(トカマクとは違うよじれたコイルが特徴)の装置保有しているのだが、近々シャットダウンを予定している。その後は新規の大型装置予算が確保できないために小型設備での基礎研究に舵を切るとされているため、内部の核融合発電所を本気で作りたい一派が起業するらしい。日本で"ヘリカル型"といえばここか京都大学なので、名前からしてどっちかであるのは確かだろう。

この記事に続く補足を書いたよ(9/25)

https://anond.hatelabo.jp/20210925153855

2021-06-04

ゲイツ原子炉って

https://natriumpower.com/コレのことなんだろうけど

もんじゅ」で問題となった金属ナトリウムとは別の、水と反応しない塩のナトリウムを使ってる、ってことでいいの?

純粋ナトリウムじゃないNaOHみたいなのを使ってるから漏れても爆発しないよ!ってことで合ってる?

じゃあ「もんじゅ」でも食塩使えば良かったじゃん、て思うんだけど。アカンのやろうね、中性子に当たるからとかなんとか。

受動安全性は、何となくわかる。

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