「リッツ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: リッツとは

2021-07-23

アウシュヴィッツガス室への誤解

anond:20210718162617

人口数について簡単解説したけど、そのついでというかこんな話も。

 

大したプランもなしに始まったガス室

ホロコーストは誤解が多いというか、そんなに簡単でも無い話なのは間違いない。日本人ありがちな多くの誤解の一つが「アウシュヴィッツドイツにある」というものだろう。日本人に取って縁遠い話だし、義務教育世界史でも大して詳しく教科書に書いてあるわけでも無いから仕方ないが、ドイツ本国ではそんなに沢山のユダヤ人は殺されていないだとか、強制収容所絶滅収容所は違うだとか、ソ連でも現地虐殺部隊映画では例えば『炎628』は有名だが、あんな風なことが実際にあったかもしれないけど、その多くはピットを使った銃殺である現実の現地虐殺映画にしたら正視に耐えないだろう)でたくさん殺されたとか、細かい話をし出すと訳がわからなくなるかもしれない。

 

そんな多くの無理解や誤解の中でも、「ヒットラーナチスドイツ計画的ユダヤ人大量虐殺した」なる言葉に対する誤解があると思う。「計画的とあるから、何やらナチスドイツユダヤ人絶滅のために綿密なプラン策定してから絶滅計画推し進めたかのように捉えられがちだが、実は全然違う。むしろ最初から計画されたものではなかったと、今ではほとんどの歴史家同意している。昔は意図派と機能派と呼ばれる歴史家グループが盛んに論争したそうだが、最初から計画的意図的にユダヤ人絶滅を進めたという説はこの論争に敗れ去ったようである。私個人は、ナチス内部の権力争い・主導権争いがユダヤ人絶滅引き起こした原因だと考えているが、ユダヤ人絶滅ヒトラーの夢でもある事は間違いなかったと考える。そうでなければ、親衛隊だけでなく、ナチス全体、国防軍までユダヤ人絶滅に協力するなんてあり得なかったろうからだ。

 

しかし、ユダヤ人絶滅は、当初は確かに単なる支配地域からユダヤ人排除だった。そして当初のユダヤ人排除マスタープランであったマダガスカル作戦バトル・オブ・ブリテンでのドイツ実質的敗北によって実行できなくなった為、ドイツ地域東方へ拡大するというヒトラーの目論みと共に始まったバルバロッサ作戦、すなわち独ソ不可侵条約勝手に破ってソ連領へ進撃すると、今度はヨーロッパユダヤ人ソ連地域追放するという東方移送計画生まれる。ところが、この独ソ戦の見通しの甘さから最初こそ快進撃だったものの、1941年末には戦線が拡大しすぎて膠着状態に陥ってしまう。

 

しかし、ユダヤ人ポーランド地域などにあるゲットーへの移送(要するに狭い地域に押し込めることによる排除政策)がずっと続いため、とうとうゲットー悲鳴を上げ始めた。で、ゲットーに集めておいて、さら移送させるなどという面倒な事はやめて、ユダヤ人を殺すべきだ!との声が実際に上がり始めたのである現実には、共産主義と結託していたとみられたソ連地域ユダヤ人危険と見做され、ドイツ軍の進撃とともに、現地で絶滅させられる動きが既に始まっていたからであろう。

 

このような流れの中、1939年から既に始まっていた障害者絶滅作戦であるT4作戦を、ユダヤ人絶滅に流用する形で、ガス殺による大量殺戮実施されていくのである。だから毒ガス代表であるとされる青酸ガス=チクロンB最初は用いられず(実験的に使用されたという説もある)、T4作戦を引き継いだ形での一酸化炭素ボンから始まったのだ。もっとも、最初ポーランドポズナンでの精神障害者虐殺からスタートしたものをその辺の地域ユダヤ人殺害転用しただけのことである。そのうちに、ガスボン積載車地域を移動してガス殺を行うようになり、それがガソリンエンジン排ガスを使えば手っ取り早いということで、本格的なガス車へと移行していく。

 

このガス車によるユダヤ人殺害が、その近くにあったリッツマンシュタット・ゲットーでの「ユダヤ人なんか殺すべきだ!」との声に呼応する形でヘウムノ収容所で利用されるようになっていく。こうしてまず最初絶滅収容所であるヘウムノ絶滅収容所がガス車を持ちた形で稼働し始めたのであるリッツマンシュタット・ゲットーユダヤ人絶滅させるために。ヘウムノは一旦1943年中に活動を終えたのちに、1944年短期間だけ再稼働され、トータルで15万人以上のユダヤ人虐殺されたと言われる。

 

アウシュヴィッツビルケナウのガス室はどうだったのか?

これがいまいちよくわからない。ベウジェツ・ソビボル・トレブリンカはラインハルト作戦収容所として、ユダヤ人絶滅目的だけのために建設された収容所であり、かなり計画的ものであった事は間違いない。しかし、アウシュヴィッツラインハルト作戦収容所ではなく、そもそも一般強制収容所捕虜収容所であり、絶滅機能はあとで追加されたものであった。ではどのような経緯で絶滅収容所に設定されたのか? これが司令官だったルドルフ・ヘス証言の中にしか出てこない話で、ヘスは記憶を誤って証言したりしており、はっきりしない。最初ガス室アウシュヴィッツの基幹収容所で始まったのであるが、最初にガスで殺されたのは、1941年当時大勢いたロシア人捕虜だった。だが、この時確かに毒ガスを、アウシュヴィッツでは他の絶滅収容所とは違ってチクロンBで行くと決めたのであるチクロンB自体はマイダネク収容所も使っていたが、マイダネクでは一酸化炭素ガスやガス車もあるようで、これについては実態不明瞭ではっきりしない)。

 

そして、アウシュヴィッツビルケナウで本格的なガス室によるユダヤ人大量虐殺が始まったのは、実はアウシュヴィッツ基幹収容所ガス室観光用に公開されているガス室)でもなければ、有名なビルケナウのクレマトリウムでもなかった。ビルケナウの敷地外にある農家を改造した、日本語ではブンカーと呼称されるガス室からだったのである。このガス室は二箇所あったが、一箇所は既に影も形もなく、もう一箇所はほんの少しだけ土台を残す程度であり、おそらく一般にはあまり知られていないだろう。ここで、おそらく1942年3月から1943年3月頃の一年の間に15〜20万人程度のユダヤ人虐殺されたと考えられる。なお、同時に基幹収容所第一火葬場のガス室も使われていたようであるが、ここでは併設の火葬炉を死体処分に使っていたのだが、この火葬炉の数が少ししかなかったため、一度のガス室での殺害人数の少なさや焼却処理能力問題があり、毎日使うなどは全く無理であり、トータルで一万人もガス殺はされていないと言われている。このガス室1942年末で使われなくなった。

 

では有名な、ビルケナウのクレマトリウムはどうだったのか? 実は当初はこのビルケナウのクレマトリウムにはガス室は設定されていなかったのである。元々は純粋ビルケナウの囚人用のために設定された火葬場であり、のちにガス室となる場所はただの死体安置所であった。これが、どうしてガス室に変わったのかは、事情は複雑である。この謎については、実際にはとっくの昔にルドルフ・ヘス自伝にその理由を書いていたのだけど、細かく解き明かしたのは、1989年に発表されたJ-C-プレサックという薬剤師(プレサックは当初はホロコーストを題材にしたSF小説を書こうとしていたのである)による『アウシュヴィッツ ガス室操作技術である

 

ヘスは自伝で、ブンカーのガス室殺害遺体は、最初は単に近くにピットを掘って、埋めていただけだと書く。ところが、この大量遺体の埋葬が衛生的な問題引き起こしたので親衛隊トップヒムラー命令で、アウシュヴィッツを含めた各地の大量埋葬地の遺体をもう一度掘り起こして、焼却処分することになった。だがアウシュビッツでは焼却の始まる夏の終わりまでに10万体もの遺体を埋めていたため、これを焼却し切るには昼夜を問わず延々と焼却をし続ける必要があった。これが問題化する。夜でも煌々と光る焼却の炎は何キロも離れたところから見えるほど目立ち、ものすごい煙で悪臭が周辺数キロにまで漂い、地域住民は全員がアウシュヴィッツで大量殺戮を知ってしま事態へと発展してしまう。すでにある程度はガスによる大量虐殺情報は外部へ漏れワルシャワ地下組織などに伝わっていたが、この焼却はなんとニューヨークタイムズで報じられるまでになってしまう。

 

実は、ビルケナウのクレマトリウムガス室を併設する案は、これが原因だったのである。野外焼却をこのまま続けるのは秘匿性の観点問題ありすぎるので、ビルケナウの焼却場で遺体焼却を行い、それなら基幹収容所ガス室同様、焼却等に併設してしまえということになったのだと考えられる。そして、ソ連アウシュビッツ博物館資料から大量の図面を入手していたプレサックは、クレマトリウムに重大な設計変更がなされていることを見抜く。1942年の夏頃の図面にはあったはずの地下死体安置所に死体を下ろすための死体シュート1942年12月19日図面から消え去っていたのだった。これはどう考えても、死体が地下へ自分の足で降りていくことを意味するとしか考えられない、とプレサックは自著に記述したのである。他にも、死体安置所の扉は内開きだったのが外開きに変更されていたり、その後の図面では外開きの一枚扉に変更されていたりと、結論としてプレサックは、やはり多くの証言どおり、図面には死体安置所としか記述されていないそこは、ガス室である事は間違いないと決定付けたのだった。なお、証拠はそれだけではないのだがややこしくなるのでここでは省く。

 

このややこしい経緯のあるガス室全否定する修正主義者

修正主義者達はどんなことがあっても、ガス室だけは絶対に認めない。知恵の限りを絞り尽くしてでも、ガス室否定する論拠を導き出し、それがどんな出鱈目でも採用しようとする。有名なアルフレッドロイヒターなる死刑技術コンサルタント(当時彼1人しか全米にいなかった)がカナダ修正主義者エルンスト・ツンデル扇動罪に関する裁判で、有名なロイヒター報告を裁判に提出した(しか裁判から証拠採用されなかった)。曰く、アウシュヴィッツガス室とされる場所採取サンプルを分析すると、極めて微量のシアン化成分しか検出されず、ガス室などなかったと結論付けられると。「極めて微量」というのは、チクロンB合法的使用方法である害虫(疫病を媒介するシラミ駆除をしていた害虫駆除室のサンプルと比較して、という意味であるしかし、これは分析ルール違反であった。なぜなら、害虫駆除室と殺人ガス室におけるチクロンBの使い方は同じガスを使うというだけで全く異なる使用方法であり、さらに、害虫駆除室はガス処理は二十四時間が基本(ガス殺は1日あたり一回で30分程度)、その使用状況の違いか害虫駆除室ではプルシアンブルーという極めて安定したシアン化合物を生成しており(殺人ガス室にはなく、通常の壁表面などに浸透したシアン成分は安定度が低く、水などで大半は洗い流されてしまう)、これをロイヒターはサンプルにしているのだからほとんどインチキなのである。なお、余談的ではあるが、このロイヒターのアウシュヴィッツにおけるサンプル採取は完全に違法であり、無許可である。その上、ロイヒターらは入ってはいけない施錠された部屋の施錠を勝手にぶち壊したりして入ったりもしており、無茶苦茶であった(それをあろうことかロイヒターのチームはビデオに収めて堂々と公表しているのだから呆れてしまう)。

 

その数年後に、ポーランドクラクフ法医学研究所アウシュヴィッツ博物館側の正式依頼でロイヒター報告に対する対抗調査を行なって、プルシアンブルーを除外した上で分析した結果、殺人ガス室であると断定できる濃度のシアン成分を殺人ガス室から検出している。しかし、修正主義者は、クラクフ調査方法の方がインチキであるとして全く譲る気配はなかった。ともかく、修正主義者は、ほんとに知恵の限りを絞り尽くしてでも、そこはガス室絵ではなかったという結論を無理からにでも捻り出して、断じて認める気配はない。プレサックの死体シュートの話だって、実際には設計変更が工事の進捗状況に間に合わず死体シュートが作られてしまっていたことを理由に「死体シュートはあったのだから死体シュートは実際に使われたのである」などと、設計変更のことを無視したりしている。だが、その死体シュートが使われた証拠は何もない。

 

ガス室を正しく理解するのは難しいけれど

そう簡単な話でもないという事は少しは理解してほしい。もしホロコースト勉強したいのなら、修正主義なんかから入らず、まずは普通ホロコースト関連書籍を読むべきである。どうしてユダヤ人迫害ホロコーストに発展してしまったのか、あの時代はどんなことがあったのかなど、先に歴史を学ばないと、修正主義にコロッと騙されると思う。ガス室ひとつとっても、述べたようなさまざまな経緯の中で成立したものなのであって、予断を可能な限り廃して、普通の真面目な歴史学者・研究者達の記述内容に従うべきだろう。

 

でも、一部のネット民全然学ばないで修正主義に走るんだ、これが。なんでなんだろうね?

2021-07-16

木屋町にあるキャバクラ黒服仕事をしていた その3

 この体験を経て、私はある理解を得た。「正しい戦略は、その時々の環境文脈空気によって異なる」ということだ。世の中にはいろんなルール常識、慣習があるけれども、それらをストレート適用すべき場合もあるし、必要ならばかなぐり捨てないといけないこともある。

 アブラハム・マズロー欲求の五段階ピラミッドの人)の『完全なる経営』にこんなことが書いてある。

‟彼らの心理学によると、最善の思考や最善の問題解決ができるかどうかは、問題を含んだ状況を、期待や予想、憶測などを交えることなく、この上なく客観的な態度――先入観や恐怖、願望、個人的な利害などを交えない、神のような態度――で見ることができるかどうかにかかっている。…(中略)…解決すべき問題とは目の前に存在する問題であって、経験によって頭の中に蓄えられた問題ではない。頭の中に蓄えられた問題は、昨日の問題であって今日問題ではなく、また、両者は必ずしも一致するものではない‟ p.129-130

さら範囲を広げれば、家庭生活、すなわち妻や夫や友人たちとの関係についても、この方法を当てはめることができる。各状況における最善の管理方法とは、各状況において最もよく機能する管理方法のことだ。どの方法が最善であるかを見きわめるためには、予断や宗教的な期待を排した、完全な客観性が求められる。現実的な知覚は現実的に行動するための必要条件であり、現実的な行動は望ましい結果を生むための必要条件なのだ。‟ p.132

 マズローは、物事ありのままに見つめて、現実的に考え、行動することが成功への鍵だと言っている――と私は解釈した。

 イケメン先輩は結局、条件付きの免職処分になった。黒服が嬢と付き合った場合の店への罰金50万円と、Tちゃん彼氏への慰謝料として50万円、計100万円を返済したら辞めるという処分だ。店長は、翌日のミーティングの席において、みんなの前でイケメン公言した。「約束を破ったら組に売る」と。店に対する裏切り行為は許さないという態度を明白にしたのだった。

 これと、上の引用文がどう関係あるのかというと……この後すぐ、私と同学年のアルバイトの子が、S店の備品を盗んでいたのが判明した(立命館大学に通っていたので、以下リッツとする)。定期的に、ヘネシーなどの高級酒(そのうち廃棄される飲みかけ。キッチンに置いてある)や、午後の紅茶炭酸水チーズその他をくすねていたらしい。その犯行を見つけたのは、皮肉にもイケメン先輩だった。

 そのリッツは、イケメン先輩の時と同じく、閉店後に一番奥の席につかされた。最初の数分は、あの時と一緒だった。坦々とした、もの静かな事情聴取だ。その近くにM主任が座っていたのも同じだ。

 違ったのは、私も主任と一緒に丸椅子腰かけいたことだ。リッツ普段の行動に関する参考意見を述べることになっていた。

 別にリッツは、良くも悪くもない、普通の奴だった。口数は少なかったけど、まあ真面目かなという印象だった。サボっている様子はないし、店の女の子に声をかけるなどの御法度もないし、当日遅刻や欠勤もなかった。

 でも、人間とはそういうものなのだ。裏で何をしているかからない。人間言葉ではなく行動で判断すべきという金言があるが、それでも不十分だ。どんな人間にも裏がある。

 10ちょっとが経過した。私の供述も上の通り述べていた。その間、盗んだ物の確認と弁償代の話をしていたように思う。お店で無くなったとわかっているもの時価8万円相当(私の個人的計算では3万円~4万円相当)とされて、ほかにも盗まれた物があると仮定して、倍額の16万円を1か月以内に弁償すれば警察被害届は出さないという内容で決着した。

 最後店長は言った。「リッツ君。今日最後の勤務日だ。もう来なくていい。けど、ほかのお店に情報共有とかしないから、働きたかったら別のキャバで働いてもいいよ。今回は残念だったけど、また成長したあなたの姿を見たい。それで、いつかまたお客さんとしてうちに来てくれたら嬉しい」という言葉でお開きになった。

 当時の私は、「おかしいのではないか!?」と思った。当時のS店の黒服に課せられる罰金額は、記憶の限りでは以下のとおりだ。

・当日遅刻 5,000円

・当日欠勤 10,000円

窃盗その他の犯罪 250,000円+被害

・嬢と交際した場合 500,000円

・店の売上に影響するトラブルを起こした場合 時価(これが上記慰謝料

 リッツ規定どおりの罰金を科されなかった。被害額のみだ。しかし、イケメン先輩は規定どおりの罰金のうえボコボコにされている。

 当時の私は腑に落ちなかった。後に推測したことだが、店長には以下のような思考順序があったのではないか

リッツを殴って、25万円+16万円を請求したうえで脅す(イケメンと同じ対応

リッツ立命館大学学生課もしくは先輩もしくは親に相談する

相談先が交渉の窓口になる

罰金は減殺される可能性が高い。警察通報されたら逮捕リスクあり。

 上記①~④が成り立つならば、リッツに対して甘い対応をするのが正しい。そう読んだのではないか

 でも、店長性格を考えると甘すぎる。店長は、自他の権益に対してストレートな人だった。取れるモノはきっちり取っていく。悪く言えばがめつくて、善く言えば組織のことを考えている。

 今回の件だと、警察被害届を出してもS店には一銭も入らないし、リッツ問題行動を起こしたことをほかの店に情報共有するメリットはないし、彼がほかの店で問題を起こしても当店には関係がないし、リッツが負い目を感じていれば社会人になってからS店でお金を使うかもしれない。

 ※社会人になった今では、このような考え方は極めて短期的かつ自己本位的なものだと感じる。木屋町風俗営業を行うすべての店の利益を考えれば、リッツ警察に突き出すべきだったし、他店にも情報を共有すべきだった。こうした当たり前のことができないほどに、風俗業界というのは生存が厳しい世界なのだ

 憶測だが、店長には過去に痛い経験があったのかもしれない。16万円でも十分に得をしているからそれで済ませる。そういうことだ。

 一方で、イケメン先輩は、いわゆる「身分がない」タイプ社会人だった。だからルールに則った対応を採る(暴力のうえ正規罰金を課す)のが正しかった。

 私は今、地元広島地方公務員をしている。この仕事は、公平とか中立とか平等が叫ばれる業界ではあるが、確かに市民企業を公平に扱わないことが正しいケースがあるのだ。例えば、地元を盛り上げる活動をする部署が大きいイベントを開催する折には、成功キーパーソン及びその所属団体に対して相応の便宜を図る。近年の例だと、「全国菓子大博覧会」や「広島てっぱんグランプリ」といったものだ。

 上記の「成功キーパーソン及びその所属団体」について、関係者を良好な立地に出店させたり、相応の額の契約を用意したり、行政組織要職に就けたりする(教育委員など)。

 一般市民企業不公平に扱いたいからやっているのではない。公平に扱うのが長期的には一番正しい戦略なのはわかっている。これは、組織目的を達成するために必要不可欠な過程であると上の人間下の人間も判断たからそうなっている。

 反対に、戸籍課や税務課や医療課などの住民対応を行う部署においては、「融通が利かない」などのクレームをどれだけ食らっても、ひらすらに法律や要領に従って仕事をやり続けるのが正しい戦略ということになる。特定の人をひいきしても自治体にとってのメリットは薄いし、逆に訴訟リスクがあるからだ。

 キャバクラでの仕事は正直キツかった。嫌なお客さんには絡まれるし、たまに一気飲みを要求されるし、人が殴られるのを見ることがあるし、ホールに立ちっぱなしで足の裏が痛いし、キッチンものすごく忙しいうえに鼠とゴキブリだらけだ。

 でも、勉強になった。夜の歓楽街での仕事が、今の地方公務員としての自分の糧になっている。あの時、求人情報誌を開いてよかったと今では思える。



大学回生

 この春から時給は1,800円になった。昇給の際、店長からは、「お前以上の時間給をもらっている大学生は木屋町にも祇園にもいない。お前を評価している。就職活動中もシフトに入ってくれ」と言われた。※多分これが目的で時給を上げたのだと思う。これまでと違い、昨年比で増えた仕事もないからだ。

 この辺りからシフトに入ることが少なくなった。これまでは、週に4日、たまに5日という具合だった。でも、公務員試験勉強もしないといけないので週に3日の勤務になっていた。

 時間はあっという間に過ぎていって、夏が終わる頃に内定を得た私は、「自由だあああぁぁ!」とばかり、夜の街で遊びまわるようになった。

 私には小さい名誉があった。木屋町先斗町のいろんなバーに行ったが、S店で黒服をしています、付け回しの仕事を任されていますと言うと、大抵の店員さんや夜の街の常連の顔つきが変わるのだ。「こいつはやばい奴だ」という顔をする人もいれば、軽蔑した視線を向ける人もいれば、逆にすり寄ってくる人もいた。

 バーにはよく行ったが、キャバクラにはほとんど行かなかった。S店で働いているとわかったら追い出されるリスクがあったからだ。それに、私はKFJ京都風俗情掲示板)のお水板において、当時木屋町で№1とされていたS店で何年も働いている。お客さんに「おごってやるから来いよ」と誘われて他店に行ったことはあるが、なかなか満足がいかなかった。S店の子接客されたことはないが、それでもわかる。歴然とした『差』があった。

 今思えば、承認欲求というやつが足りていなかったのだろう。シロクマさんの本で言うと、「認められたい」というやつだ。当時は、自分をスゴい奴なんだと思いたかった。実際はぜんぜんそうではなかったし、逆に、本当にスゴい奴ほど自分を大きく見せたがらない。

 そういう人は飽きているのだ。ちやほやされることに。褒められることに。子どもの頃から自分パフォーマンスの高さを周りに認められるのが当たり前だった。だから調子に乗ったり、偉ぶったりしない。それだけのことだ。

 11月になった頃だった。M主任退職することになった。時期は来年の3月。田舎に帰るらしい。

 トラブルを起こしたわけではない。円満退職だ。夜の業界で7年も働けば、体はボロボロになる。普通は3年もてばいい方だが、M主任はそこまで働いて、十分すぎるほどの結果を出していた。私は「今までありがとうございました」と、お店の終わりに2人だけになったところで伝えた。

 この時のM主任言葉脳裏に刻んであるし、忘れた時のために日記にも取っている。重ねて言うが、この記事でところどころの描写がやたらと詳細なのは大学生当時の日記ベースにしていることによる。

 以下、M主任言葉になる。

「おう。〇〇ちゃん、お前もな、元気でな。ええけ?(※方言が入っている。いいか?の意味)〇〇ちゃん仕事ができる奴になれよ。仕事ができんかったらな、人間は終わりやぞ。どこに行っても生きてかれんようになる。仕事だけはな、ちゃんとやって一流になれよ。お前もこの店で何人も見てきたんやないけ、どうしようもない根性なしの連中を。ええけ? お前は悪い奴じゃない。でもな、どっか気が抜けて、間抜けなところがある。そこが好きなんやけどな。とにかく、仕事ができるって言われるようになれ。俺からお前に言えるんはそれだけや」

 呑みに行きましょう、と誘うつもりだった。でも、誘えなかった。私の中で、M主任はそれだけ偉大な存在だった。神だった。神を呑みに誘うことはできないのだ。

 その翌日。営業時間中の夜10時くらいだったか店長ともう1人、灰色スーツを来た人が紙袋を携えてS店にやってきた。「ちょっと時間あるか」と、上の階にある事務所に連れて行かれ、その人から名刺を渡された。

 このS店の母体である芸能事務所の人だった。取締役ナントカ部長だった。ソファに座らされてからの話の内容は端的で、「私を社員として採用したい」という話だった。

 部長の話には説得力があった。説得力要諦とは、ロジックにあるのではない。本人が持つ、その考えや判断への自信や信仰、そして意見を伝える際の胆力や粘りの強さが、本人の口を通して迫力となり、相手に伝わることで説得力生まれる。

公務員はこれから厳しい時代になる。お金問題ではない。本質的意味で割に合わなくなる。

あなた就職する自治体初任給は16万円だ。うちは基本給だけで26万円出す。

・S店での働き次第では本社に来てもらう

日本芸能界を盛り上げる一員になってほしい。それだけの才がある。

・お客さんも仲間もあなたを支持している

 今思えば典型的リップトークだ。なぜかといえば、上の内容の半分以上は私をほかの人に置き換えても、ちょっと修正するだけで通用するからだ。

 でも、当時の私は大学生だった。この時すっかり、S店で働こうか、それとも地元公務員になろうか迷い始めていた。もし、これが公務員試験を志す前であれば、この会社で働いていたかもしれない。

 特に最後にやつ。あれにはやられた。部長ソファの脇に置いていた紙袋から手紙を取り出した。十枚ほどの。小封筒に入った、そのひとつひとつを私の前にゆっくり差し出すと、それが――すべて嬢から手紙であることがわかった。

「〇〇君。試しにひとつ開けてみて」

 ある嬢からの簡潔なメッセージが入っていた。「これからも〇〇さんと働きたい」「〇〇さんに店長になってほしい」「卒業してもいなくならないで」。こんな言葉が認められていた。

「もうわかるね。〇〇君はみんなに慕われている。社会あなたを認めている。こんな大学生、ほかにいないよ」

 部長はA4サイズの用紙をボールペンとともに手渡してきた。

 『雇用契約書』とあった。裏面には雇用条件的なものが書いてある。これを片手に取って私は、ボールペンを握りしめた。

 右上に日付を書いて、ずっと下の方にある住所欄に個人情報を書き始めようとする。ボールペンをあてどなく前後に振って、書くのを静止しようとする脳と、書くのをやめたがらない右手が小さいラリーを繰り返していた。

 私は思い切って、ボールペンを紙面に押し付けた。そして、インクが紙に付いた途端――心臓から流れ出た血が、冷たい何かとともに押し戻されて、再び心臓へと逆流するのを感じた。私の指先は動くのをやめた。

 その場で立ち上がって私は、「残りを読んでから決めます」と告げて、手紙を抱きかかえてS店に帰ろうとしていた。事務所の扉を開けて出る時、舌打ちのような音が響いた。

 手紙ほとんどはテンプレートだった。ひな形がきっとあって、嬢はそれらを真似ている。そういう罠だった。手紙はぜんぶで11枚あって、その中でテンプレでないのは3通だった。そのうちひとつを挙げると、ヘタクソな文章で、私のこれまで4年間の行動や仕草がつらつらと書いてあった。

 私に対するポジティブ言葉も、ネガティブ言葉もあったけど、この3通の手紙には共通していることがあった。「地元に帰っても頑張って」。そんな内容だったかな……? 初めに読んだ1通はTちゃんからだった。

 彼女ハーフで、日本語がそこまで上手くはないのだが、それでも一生懸命な筆跡だった。何度かミスって修正液で消した跡があった。Tちゃんらしくて、不器用だけど愛が籠った手紙だった。

 一昨日それを読み返した時、ふいに涙が零れた。

 あの部長姑息な手を見抜いてから一週間後、私は2月末でS店を辞める旨を店長に告げた。残念そうにしていたけど、これは当然の結果なのだ

 私は地元公務員として働く道を選んだし、芸能事務所だって私が本当に欲しかったわけではなく、おそらくはM主任の代わりとしてだった。もし本気ならば、大学4年生の春までには声をかけている。

 最後の勤務日は静かだった。普通職場だと、辞める人には花束贈呈とかがあるんだろうけど、S店にそういった慣習はない。ただ普通に、最後の客が帰って、照明の光度を上げて、ホールキッチンを片付け始めて、嬢がみんな帰って……。

 最後に、このS店に初めて来た時に見た、この分厚い扉を閉める際に、「お疲れ様です」と小さく呟いた。私は、夜が明けてほんのりと水色の空が見える河原町通りへと歩みを進めていった。

(次が最後です)

 https://anond.hatelabo.jp/20210716220545

2021-07-13

マリトッツォ」か「マトリッツォ」かでいつもごっちゃになる

たぶん「マトリックス」のせい。

2021-07-12

スマン、マトリッツォっていうのが最近流行ってるらしいんだがコイツなんなんだ?

なんで急に流行り始めたの?シュークリームじゃないのか?

2021-07-07

マトリッツォ食ったけど言うほど美味いわけでもなかったわ

アサイーといいタピオカといいバスチーといいバカ流行ったものに別格で美味いもんってないな

2021-06-28

豚肉大好き

あんまり本気じゃなさそうだけど、楽しいのでレス

「パサついた部位と脂身のところのバランスが2極端で調理しずらい」?

脂がサシ的に入っている肉が良ければ、豚の場合は肩ロースが最高。星状に脂が入ってて味も良いのです。ロースバラの二択だと見落とされがちだけど、色々な料理に使いやすい部位で、増田おすすめ。デュロック系三元豚などは普通ロースにもサシが入ってこれまたおいしいですよ。

「肉の序列も牛>豚>鳥の順で中途半端」?

国内での食肉消費動向では豚肉鶏肉流通量はだいたい同じで、牛肉の倍。鶏肉より高いのに、鶏肉と同じぐらい食べられているということは、「消費者に一番人気がある」ともいえますね!

「その割には鶏肉に負けそうな(個人的には負けてる)味」?

豚肉のよいところは、どんだけ安くても一定の味が保障されているところ。牛肉価格帯によって全くピンキリなのは言うまでもありませんし、鶏肉海外輸入も多く、値段なりに旨さの質や臭いが極端に変化します。一方、現代日本で手に入る豚肉は、輸入品でも国産品でも平均的に質がよく、「この豚、格別にまずいな…」と思うことがほぼありません。過去には冷凍技術問題ドリップが出てしまうせいでパサつきが激しかった時代もあるそうですが、今は輸入品ほとんどがチルドポークです。また世界各国の豚肉料理が豚の肉質に合わせて発展してきたこともあって、豚肉料理では、肉の品質が原因でガッカリした仕上がりになるということはまずないです。

これは個人的意見ですけど、豚肉赤身脂肪の風味に獣臭が出てても良い意味での個性になることが多く、食味上のマイナスにはなりにくいんですよね。大ヨークシャーバークシャーランドレースもデュロックイベリコマンガリッツァも、みんなそれぞれ個性があっておいしいです。もちろん養豚プロに言わせれば赤身のやわらかさ・保水性アミノ酸含有量脂肪の質・色・融点などいろいろあるわけですが、それぞれ平均より突出していることはあっても、平均より激しく見劣りして味のバランスに欠けるということはない気がしますね。

「でもソーセージみたいにバリバリに加工しないとおいしくないよ」?


ちょっとちょっとハムベーコンのことを忘れていただいては困りますよ。一定期間塩蔵して加熱する(場合によってはスモークがけもする)だけのシンプルな加工肉。糖質も少なくてヘルシー。

「貧弱な土地に住んでたイスラム教徒が贅沢目的で豚を食うの禁止したのも頷けるわ」「人間にとって本来優先順位低いでしょこの肉」?

土地乾燥していて穀物栽培が難しい中近東地域で、穀物飼料を消費する豚肉禁忌となりがちだったことはよく知られていますね。とはいえ現代では多くの食用牛や食用羊もグレインフェッド穀物飼料肥育)で育てられており、グラスフェッド(牧草飼料肥育)のほうが圧倒的に高級品になっているので、豚のほうが贅沢だったというのはあくま過去歴史の話なんですね。一方、豚肉生産の実際の飼育コストについては市場の実勢価格に表れているとおりですし、カーボンフットプリントラム肉牛肉の約半分です。現代では豚肉は、むしろ「贅沢ではない食肉」の側なんですよ〜。


anond:20210628123923

2021-05-24

anond:20210524194107

馬鹿発見

リッツはずっとナビスコ商標で、戻ったとか戻らないとかはない

今はモンデリーズジャパン(ナビスコを買収したモンデリーズ日本会社)が海外工場で作った製品を輸入・販売している

日本で昔からリッツ製造販売していた「ヤマザキナビスコ」はナビスコとの契約終了後「ヤマザキビスケット」に社名変更して、昔と同様のクラッカーを「ルヴァンシリーズとして販売している

から商品としての「リッツ」が戻ったとか戻らないとかもない

・・・あれ?リッツは、またナビスコに戻ったの?

2021-04-10

anond:20210409133112

https://davitrice.hatenadiary.jp/entry/2020/11/11/083937

2020-11-11

男性同士のケア」が難しい理由 ベンジャミン・クリッツァー

”「女性同士の関係はドロドロしている」「女の友情は本物じゃない」などとのネガティブイメージが持たれがちであるが、若いからそのような関係を築くことは、歳を取ってからメリットをもたらす。”

逆に男性

2021-03-31

中毒性のあるおやつ

やばい中毒性のあるおやつ発見したので書き残し

ロマンス製菓 北見ハッカキャンディー

なかにホワイトチョコが入ってる、あんまり甘くないハッカキャンディー

途中までなめてから噛むと最高においしい。

何個も食べたくなるおいしさ。癖になる!

ジュリーズ  ル・モンド チェダーチーズクリームサンド

2枚組の個包装になってる。小腹が空いたときにいい。

1個だけ食べようと思うと2個空いてる。危険

チェダーチーズが濃厚で本当においしい。クラッカービスケットにも塩味があるよ。

リッツとかビスコとかルヴァンとかクラッカー好きな人食べてみてほしい。

多分酒ものめるよ

2021-03-26

SFで学ぶ日本政治コロナ対策

難しい題名にしちゃったけど、

ハリーポッターで言えば6巻以降の展開に近くてさ、

中国非人間やマグル衆愚担い手だったわけぢゃん?

ヴォルデモートやシスサウロン(暗黒卿)的の配下の部下的な?

ビーガンベジタリアンに言わせれば、飲食業須く中華料理言うし……。。。

コロナとか悪いニュースとかザックに行って、ディメンターとか悪組織陰謀やんか?

ヴォルデモートにパーペキ(ふるい‼︎)操られてるようで

ウチらとかの衆は、率先してハリー翻弄するやんな

これ既読じゃなければスルーか耳疑案件なんだろうけど

ハリポタと相当する首相が追って

ファッジがアベで、

ドヤ顔知識だとスガに当たるスクリジョールの後任の首相がいるらしいよ

ウチら正しいなら取るべき道はスリリンじゃね?

まり、反・混血容認主義マストじゃない?

もっとわかりやすく言えば、非差別主義ではない方。

そう、差別主義者。

魔法純血主義な。

反中国人としつつ、飲食店中華料理料理食って、中華人民共和国disるって、マグルなんだかんだ言って邪魔というより、迷惑なのを制してるスリリン学生感、ワンモアチャンスあるっていゆか。。。

真の敵は、

グリフィンドール気取りの衆愚❗️

飲食業なんてベジタリアンに言わせれば全て中華と同等なんだから

デスイーターならぬ、チャイニーズ飯イーターやで

純血はステイホームでいこうよ!

(最初のウィーズリーから勧誘のシャラクセェ勧誘洗脳を知らない、ハリースリリンに誘うノリのマルフォイ子並み感👈上手いか言ったつもりか(ヒトリッツコミ

2021-03-13

進撃の巨人」のネタバレを含む「親」や「王」の倫理

進撃の巨人が何を善としているか」というより、

作中で描かれた「親」や「王」の振る舞いについて、

何が善とみなされ、何が悪とされているか

Twitterスレなどの反応を見て感じたことではあるんだが…

 

まず肯定されている「王」がいない

初代フリッツ王:始祖ユミル巨人兵力土木工事奴隷として使役し、頼まれてもいないのに子種をプレゼントして3児を出産させた作中最も嫌われている王。「子種王」というあだ名のほうが通じやすい。

初代壁の王:エルディアから巨人の力を乱用して他民族に憎まれ記憶を消去して壁の中に引きこもった王。一見慈悲深く平和主義だが、壁の外から攻撃に対して無力なうえ、壁の王家は子孫代々犠牲になり続ける。

マーレ政権マーレ王政ではないようだが…。エルディア人をレべリオ収容区に集め、「名誉マーレ人」という餌を与えガビのような子供洗脳してマーレのために戦わせる方針。エルディア人を家畜扱いしている。

ジーク:彼もエルディア王家末裔なだけで王ではないが…。エルディア人に未来がないため、エルディア人を全員去勢して民族老衰死を迎える計画をした。エルディア人をペット扱いしている。

エレン:王ではないが…。エルディア人以外の民族を全員、大量の超大型巨人で踏みつぶし皆殺しにしようとした。エルディア人が生存するにはこれしか方法がないが、虐殺はいけないので駄目だとされている。

 

肯定されている「親」がカルラとブラウス夫妻くらいしかない

グリシャとダイナ:息子をエルディア復権の最強の戦士に育てようとした結果、息子を反出生主義にした、教育虐待毒親とされている。

ライナーの両親:女を孕ませて捨てたうえ息子に暴言を吐いた父親と、息子を復讐の道具にした母親の、毒親コンビとされている。

ブラウス夫妻:狩猟民として生きていく未来がないため娘を広い社会に送り出した両親で、戦災孤児保護などをしているため、良親とされている。

カルラ:エレンは生まれてきただけで偉いと全肯定した母親で、あるべき親とされている。

 

なんつーか、許される「親」の幅ってすごく狭いんだなと思った。

無限の愛しか許されてないんだな。

そして王など、民を導くというか方針を決める立場人間の持つ計画については、全部が駄目。

何かを取ると何かが犠牲になるから犠牲になった部分が絶対に叩かれるというのが王の立場

なんか、トップになるもんじゃないなという気がしてくる。

そういう漫画ではないんだが、感想を見ているとトップになんかなるもんじゃないなって。

2021-02-16

anond:20210214192136

ローストビーフは宮のタレをのせる土台やで

ステーキは冷めると脂が白く固まって食えたもんじゃないが

ローストビーフコールドミート一種ありさめていてもあたためてもおいしい

さらローストビーフを他の台にのせてもうまい

リッツパーティみたいなもの

2021-02-15

おねロリキメセク天皇進撃の巨人を読んでいれば崩御せずに済んだ

進撃の巨人という作品がある。

この物語舞台はパラディ島というだが、このパラディ島は人類に対するキモオタ立ち位置を描いているといっても過言ではない。

あの島にはエルディアしか住んでいない。

エルディア人は世界から滅ぼすべき敵だと思われている。

なぜかというと気持ち悪くて怖いからだ。

キモオタというのは巨人化する力を失ったエルディア人みたいなものだ。

人類歴史に罪を背負っており、それでいて無力な存在

エルディアである限り、まして無力である限り、世界から永遠に迫害され続ける。

キモオタ宿命のものである

キモオタの生きる道はただ一つである

ただ全世界の人々を刺激しすぎないように「わきまえたオタク」であり続けることだ。

キモオタが同じキモオタの中で認められたからと言って、

それはパラディ島の中でイキってるだけのフリッツ家の人間であるにすぎない。

調子に乗りすぎて目立ってしまったら、すぐに諸外国リンチされる。

そういう存在にすぎないのだ。

キモオタ自由に生きるためには全人類に戦いを挑んで敵をみんな滅ぼすしかない。

それができないならおとなしく安楽死するしかない。


これほどまでにキモオタ現実を的確に描いた作品を他に知らない。

これを読んでいればキモオタはわきまえたオタクとして生きることができる。

おねロリキメセク天皇進撃の巨人を読んでいなかった。だから崩御した。

おねロリキメセク天皇は今からでも進撃の巨人を読んで感想文を書こう

2021-01-26

anond:20210126185430

あのごめん・・・

カットブロー(プレシャンプー込み)

あの・・・リッツ?あのカットとはなにか?について、あの美容室とはなにかを、あまりしらない、アキバ系おっさんがね・・・

リッツカールトンといえば、コカコーラが高いことで有名なんですが

https://beauty.hatsuko-endo.co.jp/salon/ritzcarlton/

こう、ヘアサロンシャンプーで3500円なんですけど、シャンプーでここより高額な美容室ある?

100円のコカ・コーラを1500円で16倍ぐらいで売るリッツはすごいと思うんだけど、シャンプーは3500円。

300円ぐらいっていわれると、そうかなーそうかもなー

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん