はてなキーワード: 指揮官とは
十年の時が経った。
満を持したペルシア軍の大遠征が始まる。十年前のマラトンの戦いの規模を遥かに上回る戦力(十五万人程度と言われている)を前に、ギリシア世界は当然のごとくパニックに陥った。
しかし、ギリシア軍は自国の陸軍の主体を成す重装歩兵に絶大な信頼を置いており、特に、ギリシア連合軍の雄たる都市国家スパルタは、強大な軍事力を背景にペルシア軍に対する陸上決戦を提案し、その決戦をスパルタ自身に主導させようと画策する。しかし、テミストクレスがそこで動いた。
テミストクレスは海上決戦以外に活路が無いことを、十年前から看破し、その準備を着々と進めていた。そのため、軍事力を背景に陸上決戦を主張するスパルタ陣営を確実に抑え込む必要があった。また、スパルタの主張する決戦案は、バルカン半島南方のコリントス地峡において、複数の都市国家を犠牲にすることによって最終的な決戦に持ち込む、一種の焦土作戦の体を成しており、当然ながらテミストクレスはそのようなスパルタの立案を容れることができなかった。そのため彼は当時ギリシア市民に信頼されていたデルフォイの神託を利用することに決める。
ギリシア諸侯の要請に対してデルフォイから下った神託は以下のようなものであった。『陸上決戦を避け、木の砦を頼れ』。
テミストクレスは、この『木の砦』こそが、アテナイが着々と準備を進めていた軍艦なのだと主張し、海軍によってペルシア軍を打倒する海上決戦案にギリシア諸侯の意識を誘導することに成功する。また、自軍の立案を妨害され立腹するスパルタに対しては、海上決戦の際の軍事的イニシアチブを譲ると確約することによって、何とか説き伏せることにも成功した。
(なお、艦船の保有数の関係上アテナイは海上決戦においてスパルタに対して大きな影響力を持っていたため、スパルタはあくまで形式的な海上決戦の総司令官に任命されたに過ぎなかった)
また、このデルフォイの神託は、恐らく事前にテミストクレスが賄賂を贈ることによって歪曲された結果であると、後世の歴史家たちによって推測されている。
以下は歴史の辿った事実の列挙である。ギリシア連合軍は、陸路においてスパルタ陸軍、また海路においてアテナイ海軍が主力をなす軍隊を、それぞれ沿岸の主要な陸路と海路に布陣させ、海峡と山際の隘路という大軍の利を発揮させにくい地形を戦場に選ぶことで、ペルシアの侵攻を食い止める作戦に出た。
しかし、要衝であるテルモピュレーにてスパルタ軍は味方の裏切りに遭い、精強を誇ったスパルタ陸軍は時のスパルタ王であるレオニダス一世の指揮の下で壮絶に奮戦したものの、全滅を遂げる。その情報を聞きつけたギリシア海軍は、実質的な指揮官であるテミストクレスの指示の元、南下、後退し、最終的にはアテナイに程近いサラミス海峡へと撤退することによって、当初の予定通り最終的な海上決戦にてペルシア海軍を撃滅することを画策していた。
テルモピュレーを突破したペルシア陸軍が急速に南下を続け、アテナイへと到達し、故郷が陥落したというニュースであった。
ギリシア諸侯において絶大な信頼を誇っていたアテナイの陥落に、周囲からテミストクレスに対して注がれる視線は冷ややかであった。しかし、テミストクレスは冷静であった。事前に彼はアテナイ市民をサラミス島やその他の土地に疎開させていたため、人的な被害が殆ど出なかったことが幸いした。テミストクレスは諸侯に対して、アテナイの保有するギリシア海軍の半数以上に及ぶ軍船の存在を主張し、未だアテナイはその国土を失っていないと説得すると、依然軍議における主導権を確保したままに、海軍を南下させ続けた。やがて、テミストクレス率いるギリシア海軍は、サラミス海峡の隘路に布陣し、静かにペルシア海軍の来襲を待った。
この際、テミストクレスはペルシャの首脳陣と使者を交わすことで内通していた。ギリシャ陣営の内部情報をペルシャへと流し続けていたのである。
テミストクレスは誰も信用していなかった。敵に対しても、味方に対しても、一切の信用を持たなかった。この内通が、ペルシア侵攻の初期の段階から行われていたという説さえ存在している。
テミストクレスは膠着状態が続く中で、ギリシャ陣営内において撤退論、転進論が巻き起こっていることをペルシャ王であるクセルクセスへと伝えると、さらにサラミス海峡の出口を塞ぐことができれば、艦隊は撤退も不可能となり、必ずやギリシア海軍は撃滅され、ペルシア軍は勝利の栄光に浴することができるだろう、とクセルクセスを焚き付けていた。また、テミストクレスはクセルクセスに対して、海上決戦の際にはアテナイはギリシア陣営を裏切り、ペルシアの勝利に手を貸すことを約束していた。テミストクレスの思惑通り、クセルクセスはサラミス海峡へと向かわせていた七百隻の主力艦隊を二つに分けると、二百隻に海峡の出口を包囲させ、また残りの五百隻を以てサラミス海峡に立て籠るギリシア海軍を撃滅しようとした。テミストクレスは謀略によって、まんまと敵艦隊を二つに分断したのである。
敵艦隊が二手に別れたことを知ったテミストクレスは、ギリシア諸将に対して海峡が包囲されていると伝えると、撤退や転進は不可能であり決戦のみが活路であると諸将を誘導した。そのようにして諸将の士気を奮起させたテミストクレスは、海峡へと侵入してくる五百のペルシア艦船を静かに待ち受けた。
当初、ペルシア海軍は海峡の奥深くで待ち受けるギリシア海軍を発見した際に、攻撃を急がず機を見計らっていた。内通者であるテミストクレスの情報通り、アテナイが離反しギリシア海軍が劣勢に立たされるのを待ったのである。
しかし、ペルシア軍の目に映ったのは異様な光景であった。ギリシア陣営の旗の上に、戦意を鼓舞するための戦場ラッパの音色が鳴り響き、そしてギリシア艦船が淀みなく戦陣を整え始めたのである。
それでもペルシア軍は攻撃を保留し続けた。ペルシア軍は最後までテミストクレスの情報に踊らされ続けた。
◇
テミストクレスの号令一下、突撃を開始したギリシア艦隊の前に、ペルシア軍には動揺が走った。テミストクレスが離反するという事前の情報との乖離も影響した。密集体形で海峡の奥深くへと侵入していたペルシア艦隊は、有効な機動を取ることができず見る見る間に壊走を始める。更には、後方から押し寄せたペルシア艦隊の援軍までもが、ペルシア前衛艦隊の撤退を妨げることとなった。
ペルシア海軍は大混乱へと陥り、急速に戦闘能力を喪っていった。ギリシア海軍の勝利が決定づけられたのである。
◇
主力艦隊の大部分を喪失したペルシア軍は、このサラミス海峡の戦いの敗戦を重く受け止め、海上部隊の撤退を決断する。テミストクレスが当初画策していた、海上兵站を寸断する計略は成功し、ペロポネソス半島への侵略を行っていたペルシア陸軍も急速にその影響力を喪っていった。最終的に、ギリシア連合軍の反撃によってペルシア陸軍もギリシア世界から追い出され、十年を費やしたペルシア帝国の大遠征は失敗に終わり、ギリシア世界の完全勝利となったのである。
当然、この勝利の立役者となったのは英雄テミストクレスであった。テミストクレスはまさしく英雄であり、一度は終わってしまった世界、喪われた故郷を彼は取り戻した。ペルシア戦争の勝利はひとえに彼の超人的な洞察力、長期的な戦略立案能力、謀略や陰謀を駆使し敵と味方をコントロールする政治力、それらの能力によって成し遂げられた勝利であった。
とは言え、テミストクレスはあまりにも優秀すぎ、また、あまりにも自分の能力を過信し過ぎていた。
最終的に、テミストクレスはギリシア世界にとっての危険人物であると判断され、政治的指導者の地位から失脚させられ、かつての仇敵であるペルシアへと亡命している(相変わらずペルシアと内通を行っていた)。その後、ペルシア軍によってギリシア再攻撃の責任者へと任命されるのだが、母国に弓引くことをよしとせず、毒を呷って自決したと言われている。
テミストクレスは間違いなく英雄であり、凡庸な人間とは違う視野を持って生きた人物であった。とは言え、狡兎死して走狗烹らるという言葉の例に漏れず、自国民から危険視された英雄の最期は、あまりにも物悲しい。
【オレオレFC】守備崩壊でリーグ戦11戦ぶり黒星…今季ワーストタイの3失点で清水戦本拠地白星ならず。相田監督「前半が全て」
<明治安田生命J1:オレオレFC1-3清水>◇第17節◇18日◇オレスタ
オレオレFCは18日、ホームで清水エスパルスに1ー3で敗れ、リーグ戦11試合ぶりの黒星を喫した。前半7分、カウンターから先制点を献上。同41分にも、連携ミスから2点目を奪われた。後半は選手交代で盛り返し、同36分にFW吉田がPKを決めたが、5分後に3点目を奪われ、万事休す。4月2日のガンバ大阪戦以来の敗戦で、今季ワーストタイの3失点を喫し、清水戦の本拠地初勝利もならず。更に3月12日のセレッソ大阪戦以来、本拠地黒星となった。公式戦3試合未勝利で、ホーム連戦となる22日の天皇杯3回戦(対徳島戦)、次節26日のサガン鳥栖戦に向け、立て直しが求められる。
先日のルヴァンカッププレーオフステージに続き、リーグ戦でも遂に敗れた。11試合ぶり、本拠地では3月12日のC大阪戦以来、約3ヶ月ぶりの敗戦。監督交代、3連敗を含む5試合未勝利と低迷していた下位の清水相手に痛い黒星を喫し、上位争いから一歩後退した。相田満博監督は「前半が全てです。インテンシティー(強さや激しさ)や守備の切り替えの速さも、前半に関しては清水の方が上でした」と悔しさをにじませた。
前半7分、MF相馬のパスが相手にカットされ、そこからカウンターを止められず清水MF西澤に先制点を奪われた。同41分には清水DF立田の意表を突いた攻撃参加に誰も寄せられず、そこから右サイドを突かれ、追加点を奪われた。攻守にミスが目立ち、シュートも僅か2本に封じられ、リードを2点に広げられて前半を終えた。
後半は開始からFW吉田、MF小野寺を投入し、攻勢を強め、何度も清水ゴールに襲いかかった。日本代表GK権田の好セーブに遭いながらも、諦めずに攻めると、同36分、FWジュシエがPA内で相手DFに倒され、PKを獲得すると、これを吉田が決め、4月29日の京都サンガFC戦以来のゴールを挙げた。
しかし、5分後に再びカウンターから追加点を許して勝負あり。過去1分2敗とホームで未勝利だった清水に再び敗れた。指揮官は「監督としての未熟さを痛感した試合」として「得点する時間帯が遅く、逆に失点の時間帯が短すぎた。過程を重視しているので、後半に関しては早い時間帯で獲れていれば、違った展開になったのかなと思います」と振り返った。
負けなしが止まり、チームの課題も露呈した。今季、先制すれば、7勝2分1敗と高勝率の一方で、今日を含め、先制された試合は1分3敗。山本は「後半はボールを持てるようになり、支配自体はできましたけど、崩せなかったのが全て。固めてくる相手の崩し方をどうするかが課題」と首を横に振り、3失点しながら権田に負けじと好セーブを連発したGK村上も「今年は先制すれば、守れるけど、された時にどうするか。逆転する力がないと上位にはいけない」と課題を口にした。
22日の天皇杯3回戦を挟み、次節は26日、ホームで鳥栖と対戦する。指揮官は「点を獲られた時、守りを固める相手をどう崩すかが課題。メンバーや戦術を含めて、再考したい」と話した。ここまで積み上げてきた自信は、一夜で砕かれていいものであるはずはない。課題と向き合い、再び積み上げていく。
オレオレFCは14日、リーグ戦が再開する18日のホーム・清水エスパルス戦(オレスタ)に向け、オレフィールドで練習を再開した。GK村上は報道陣に公開された冒頭約20分の練習では常に笑顔でプレーし、コンディションの良さをアピールした。対清水戦はホームでは未勝利。村上自身も昨年は痛恨のパスミスで決勝点を献上した。悔しさをバネに、ゴールマウスにカギをかけ、昨年のリベンジに燃えている。
◇ ◇ ◇
普段は寡黙な守護神が清水戦への思いを口にした。「去年の悔しさがありますし、ゴールを簡単に割らせるつもりはない」。昨年はルヴァンカップを含めて1勝2分1敗と五分。ルヴァンではプレーオフステージで対戦し、負けなし(1勝1分)で8強に進出したが、リーグ戦では1分1敗でホームでは昇格してから過去3年未勝利(1分2敗)。特に残留争いの直接対決だった9月のホームでの試合は後半、自身が痛恨のパスミスを犯し、そこから決勝点を献上して敗れた。「あの悔しさは忘れていない。だけど、あの悔しさがあるからこそ、自分の成長につながっている」。
ここまで16試合中15試合に出場し、11失点(チームは13失点)。安定感あるセービングと若手とは思えないコーチングで最後尾からチームを鼓舞している。「常に最終ラインに気を配り、声を出して、コントロールしながら、抜かれたら自分はセーブするだけ」と、強気に言い切る。
オレオレは現在リーグ戦10試合無敗だが、清水はリーグ戦は現在3連敗を含む5戦勝ちなし。先月30日には監督交代を敢行。ゼ・リカルド新監督となってからは初めての対戦となる。村上は「(清水は)個の力は元々高い。(平岡前監督時代は)まとまってないのかなとは感じてましたけど、新しい監督さんが来て、当然、現状打開を目指して戦ってくるでしょうし、なめてたら間違いなく負ける」と警戒し「(日本代表GK)権田選手を考えると、噛み合わない限り、大量得点はない。1、2点の勝負になると思います」と分析した。
ルヴァンカップは敗退したが、既に気持ちは切り替わっている。「リーグ戦もありますし、天皇杯も残っている。目標が全て失った訳ではない。試合がある以上は、これまでと変わらず全力を尽くして戦います」と意気込みを口にした。
オレオレFCの相田満博監督は練習後、オンライン取材に応じた。
11日にルヴァン杯プレーオフステージ、サンフレッチェ広島との第2戦で敗れてから1日のオフを挟み、この日から練習を再開。13日には無断帰国を続けたDFフェリペ・ラモスの契約解除が発表された。この日の練習前、中津真吾社長からイレブンに経緯などが説明された。
指揮官は「今いるメンバーで戦うだけ。これまでも、そこにフォーカスをおいて、練習、試合をしてきた。(今後も)チーム力、個の力を上げていく、そこに尽きると思います」と、直接的な言及はなかったものの、ピッチ内に集中し、今後もチームを指揮して、戦っていく決意をにじませた。
清水戦に向けて、指揮官は「監督を代えての初戦なので、どういうサッカーをするかはわからないですけど、厳しい戦いにはなると思います」と話し、「試合の時間が進むに連れて、様々なプランを持っておかないといけないですけど、まずは開始から点を取りに行く、勝ちに行く姿勢が大事。先制点を取れれば、我々の優位性が増してくる」と、決して受け身にはならない姿勢を強調した。
【オレオレFC】公式戦14試合ぶりの敗戦 痛恨3失点で突破は絶望的に 相田監督「監督が弱気だった」
<YBCルヴァン杯:オレオレFC0-3広島>◇プレーオフ第1戦◇4日◇オレスタ
ルヴァンカッププレーオフステージが4日に第1戦が行われ、オレオレFCはサンフレッチェ広島に0-3の完封負けを喫し、4月2日のガンバ大阪戦(●1ー3)以来、公式戦14試合ぶりの黒星を喫した。立ち上がりから相手の寄せが早い守備に苦しみ、先制点を献上すると、後半も2失点。攻撃陣もシュート僅か6本で完封され、ホームで痛い敗戦を喫した。11日はアウェイで対戦するが、2年連続の8強進出は非常に厳しい状況となった。
◇ ◇ ◇
ついに敗れた。6分間の後半ロスタイムが終わり、オレオレFCにとって63日ぶりの敗戦を告げるホイッスル。2年連続の8強入りが遠のく痛恨の大敗に、イレブンの足取りは重かった。相田満博監督は開口一番「監督が弱気だった試合」と敗因を自身に向けた。
開幕戦で引き分けた相手の圧力に屈した。アウェイゴールも絡むため、4ー4ー2を採用。リトリートとブロックで固める戦術を敷いた前半は広島のプレスに苦しみ、前線で起用したMF山本、鈴木にボールが入らない。最終ラインまで下がってパスをさばいた山本は「前を向いたプレーがなかなかできなかった」。同24分に自陣でのミスが絡み、痛恨の先制点を献上した。
後半開始からスピードのある秋葉とペドロを投入。「(相手守備の)背後を狙うことを意識して」(相田監督)攻撃の活性化を図ったが、決定機は少なく、逆に同20分に追加点を献上。終了間際にもダメ押しされた。指揮官は「セカンドボールが拾えず、なかなか自分達の流れに持ち込めなかった」とし「アウェイゴールを意識しすぎた。私の責任」と最後まで責任を背負い込んだ。
故障者など、様々な事情が重なる中、試合前まで公式戦13戦無敗(9勝4分け)。様々な選手が複数ポジションをこなせる「ポリバレント性」と相手に合わせた多彩な戦術とフォーメーションを駆使して、ここまで勝ち上がってきた。
敵地での得点数が勝ち上がりを左右するルヴァン杯で、相手に3点を献上した。進出には最低でも4点を奪わなければならない厳しい条件で11日のアウェーを迎える。プラス材料は、FW吉田、DF栗林ら主力の実戦復帰が近づいていること。山本は「誰も諦めていないですし、次は勝つしかない。反省点を修正して、できることをしっかりやる」。悔しさを味わったロイブル軍団が、奇跡を起こすため、もう一度、立ち上がる。
【オレオレFC】DF本田「もう一度、レギュラーを奪いに行く」明日天皇杯初戦で先発有力
オレオレFCのDF本田が、6月1日の天皇杯初戦(2回戦)ヘズSC戦(オレスタ)への意気込みを口にした。同戦は先発出場が有力。「まずは勝つこと。チーム全員で同じ方向を向いて戦います」と力を込めた。
10日に新型コロナウイルス感染して戦線を離脱するまでは、主力として公式戦14試合に出場していた本田。隔離期間を終え、22日のFC中京との練習試合で復帰し、25日の札幌戦で途中出場したが、10試合負けなしのチーム状況もあり、リーグ戦2試合は控えに甘んじている。
今回は22日間(14日から6月4日)で7試合を戦う過密日程の6戦目。相田満博監督はメンバーの入れ替えを示唆している。本田は「先発で出たい気持ちはあります」としつつも「チームの調子は良いですし、毎試合、刺激を貰っている。(明日の試合は)自分自身、もう一度レギュラーを奪いに行くつもりで戦いたい。チームの一体感を出し、しっかりと攻守で圧倒して勝ちきりたいです」とアピールを誓った。
オレオレFCの相田満博監督が30日に解任された清水エスパルスの平岡宏章監督について言及した。清水はここまで2勝7分7敗で16位と不振に苦しみ、平岡監督は30日付で解任された。
相田監督は「結果が全てなので、仕方無いかなと」しつつも「我々も昨年まではそうだった」と話す。オレオレもJ1に昇格してから昨年までの3年間は全て残留争い(降格なしの20年も含む)。その間、5回監督を代えた。
現在チームは10試合負けなしで3位と好調だが「私の采配が間違えばかりだったら、多分ここにはいないので。選手達が頑張っているからこそ、今がある」と話すように、思うところがあったのかもしれない。
リーグ戦の再開初戦は来月18日。ホームでその清水と対戦する。指揮官は「監督が代われば、チームも変わる。油断せずに戦いたい」と気を引き締めた。
記者会見で明らかになったこと①現場の対応にあたった指揮官は「犯人は室内にバリケードを築いており、子供たちは危険にさらされていない」と考えており、突入はせず待機する決断をしていた(この決断は誤りだったと記者会見で釈明)
②犯人が教室に入った直後に銃撃が発生したが、警官が廊下で待機していた48分の間にも銃撃が「散発的」に聞こえていた
③目撃者によると、不満を募らせた野次馬が警官に学校に突入するよう促したタイミングもあった
個人的には②、12:03から12:50にかけて、19人もの訓練を受けた警官すらを横の廊下で立って銃撃の音を聞いてたっていうのが……
https://anond.hatelabo.jp/20220430203312
まずキャラが良い。
話が進むごとに一部のキャラを除いてどんどん没個性化していく原典を先に読んでると「マジかよ!」て思っちゃうもん。
特に最強キャラ人気投票で見事1位を獲得した林冲はやっぱ最高だね。
心の弱さを抱えたままで、作中でいい歳したオッサンになってもまだナイーヴさの残る繊細なオッサンだ。
それだけ聞くとなんかウジウジしてめんどくさそうなオッサンだと思うかもしれないが、そのとおりなのだが、そのくせして本当に強い。
もうめちゃくちゃ強い。個人としても最強キャラの一角だが騎兵隊指揮官としても水滸伝では最優秀指揮官だろう。
北方水滸伝を読んだらお前は精鋭騎馬隊突撃最強厨になること請け合いだが、大丈夫だ、問題ない。
他には、途中から戦場で林冲の相棒っぽくなってる索超なんかもいいし、定番の九紋竜史進なんかもクソ生意気で最高だ。
梁山泊を革命勢力だと定義して思いっきりカストロとゲバラに寄せてるのだが、それがまたカッコいい。
もう革命最高、腐敗した権力は打倒せよって思っちゃうもん。クソ皇帝とかクソ宦官とか本当にブチ殺したくなる。
それくらい悪役もしっかり悪役として描いているってことなんだ。悪役が憎たらしいって良いぞ。最高だ。
拷問描写とかこれ絶対狂うよなと思う。俺だったら2時間でゲロっちゃうわこんなん。
で、国vs革命勢力ってことで、梁山泊の財源をちゃんと描いてるのも最高だ。
だいたいこういうのの主人公側って「資金はどこからともなく出てくる」か「作中でご都合主義的に金持ちになる」もんだが、北方水滸伝では何故金持ちなのかがしっかり描かれる。最高だ。
その財源を巡っての特殊部隊同士の暗闘も最高だ。
正規軍とは別に諜報活動とか暗殺とかする特殊部隊がお互いにいて、お互いに闇の中でめっちゃやり合ってる。
主人公を引き立たせるために不自然にアホにさせられる悪役みたいなのに辟易しているお前、心配するな。
悪役側も一部を除いてちゃんと優秀だ。お互いに優秀だからこそ緊迫した戦いになるのだ。
無能な悪役もいるが、無能な悪役としてぶち殺される役回りを完璧に演じてくれるから最高だ。
まあこれ以上俺が語るのも無粋だろう。読め。
1巻だと中盤までひょっとしてちょっとダルいと思うかもしれないが、長編の導入部だ。そこは我慢してくれ。
全巻読んで物足りないなーと思ったら大丈夫だ、続編がちゃんと用意されている。
楊令伝を読んだお前は聞煥章最低だなと思いつつ勃起せずにはいられないだろう。
オッサンになった呼延灼に悲哀を感じ、そして勇気づけられずにはいられないだろう。
それでも満足できなければ岳飛伝がお前を待っている。
もうとっくになくなってる元陸軍人の俺の祖父は海軍と沖縄人が大嫌いだった。祖父は太平洋戦争中は憲兵将校として市ヶ谷にいたらしい。しかし各地で前線指揮官になっていた帝大生士官たちがあまりにひどい有様でバタバタ死んでいくので、本来前線に出ない佐官も再び前線に立つようになった。尉官の時に満州で前線指揮の経験があった祖父も沖縄に行ったのだが酷かったそうだ。
本来軍が基地として使う予定の壕が沖縄の現地民でごった返している。ここに入れろと喚いて強引に入ってきたらしい。帝大生指揮官たちは気弱なところがあって入れてしまったそう。沖縄の人間たちが戦前準備を怠け過ぎてロクな壕ができてなかったのが原因。もう沖縄には逃げる場所なんてほとんどなかったそうだが、ここに置いておくわけにはいかない。それでなんとか祖父たちが兵士に命じて無理やり追い出したらしい。その時祖父たちは沖縄の人たちがおにぎりや揚げ菓子みたいな大量の食糧を持っていたことが気になった。後から現地を調査してわかったのが沖縄は本来納めるはずの食糧を全く国に収めず隠していて、町ぐるみで徴兵逃れをしていたこともわかった。つまり本土の人間に比べて戦争に協力する気が全くなかった。極め付けは後から来た将校たちから「阿南閣下たちが何やらずっと会議している。もしかしたら降伏かもしれん」という話が漏れた時。あろうことか沖縄の人たちの何人かは「Welcome」「Help」『Hello』と英語で書かれた米軍へのアピール用の垂れ幕とかを秘密裏に作ってた。発見した祖父たちは激怒して民宿か何かをやってたその現地民たちを顔が変形するくらい殴って半殺しにしたらしい。
そんで戦争が終わってみると、結局責任のほとんどを陸軍がかぶることになった。なぜかといえば陸軍が必死に戦っているうちに海軍部はアメリカとコンタクトをとりながら、太平洋戦争への海軍の関与を示す書類を次々と処分していたから。
祖父は佐官と言っても重要な会議なんかに関わる立場になかったし、占領地での勤務もなかったため短期間の公職追放のみで処罰や逮捕はなかった。その後いろんな仕事をして最後は知り合いの作った貿易会社に落ち着いた。それから孫の俺が産まれたんだが、祖父は陸士の同期や軍での部下には物凄く気にかけていたが、決して沖縄の人間と海軍人を許さないまま亡くなった。
本日の22:00に機動戦士ガンダムオンラインがサービスを終了します。
なんと2012年12月25日に正式サービス開始から約9年間も続いたゲームです。
そこで、正式サービス開始の2か月前のβテストから参加していたユーザとして
ゲームとしてはガンダムの看板で金づるの1st世代を呼び込むだけのゲームではなく
FPSジャンルでは希少でしたが大人数が同時に参加できるため、個々のプレイヤーが
担う責任が他のFPSよりは軽くなり、行動の自由があるため初心者も参加しやすく
また、機体バランスも定期に準備される環境機体で他ユーザを嬲る俺様プレイが
楽しめましたし、指揮官モードが準備されており、奇策や思い付きの戦術支援や
作戦指示による俺最強軍師プレイも楽しめる素晴らしい環境でした。
私は特に不満を感じていませんでしたが、最近はユーザ減少が進んでいたのは
事実でした。
まぁ、51人vs51人の大規模戦闘が売りであったが故に人数が集まらないと
マッチングしない事もありましたが、待ち時間はちょうど単行本の漫画を一冊を
つまり〇池氏が悪い訳ではないでしょう。
また、ゲームバランスも多少壊れた状態でありましたが、連隊轢き殺し横行も
混合試合(陣営をバラバラにしてマッチング)を続けるという恒久策を素早く
つまり小〇氏が悪い訳ではないでしょう。
同じ陣営のチャットで敵陣営ではなく味方に罵詈雑言か飛び交う心地よさは
他のゲームでは中々に味わえない楽しい時間でしたし、戦闘後の戦犯探しは
最高のコーヒーブレイクでした。
つまり〇池氏が悪い訳ではないでしょう。
ただ、終了の理由を探すとすれば、バトルロイヤル型ゲームの流行によるユーザの
減少や、中国ゲーム市場の先行き見えない状況に加えてバンナムのメタバース
事業転換で止めを刺されたのかもしれません。
つまり小〇氏が悪い訳ではないでしょう。
最近の思い出を書きましたが、思えば砲撃で敵を視認する距離まで進めない
時代から楽しかったレースMAPの凸祭りや特定MS限定祭り等の思い出が
だからさぁ、ガンオン2作ってくれよ 頼むよ バンダイナムコオンラインさん。
2022/03/30 22:00 無事ご臨終されました。 嘘だと言ってよバーニィ!
日付間違いの指摘感謝です
いま、ウクライナにおける市民の損害は図形構造的進捗を見せており[和訳者註: 多角形に拡大しているということか]、我々への抵抗は強まるのみである。歩兵による市街への進入はすでに試みられており──20の空挺集団のうち、"限定的"成功を収めたものは一つのみである。モスルの侵攻を思い出してほしい。これは法則である──すべての国家で発生する。新しいものではない。籠城戦をする? ヨーロッパにおける直近の十年紀において──セルビアが最も好例であり、都市は籠城下においても年単位で機能を維持できる。ヨーロッパからの人道的支援車列は時間の問題である[5]。我々の条件的締切日は六月である。条件的というのは六月にはロシア経済は存在しないからである──何も残らないであろう。概して、来週には(ロシアにおいて)、二大勢力(主戦と反戦)のいずれかで崩壊が起きるであろう、単純に現在の緊張は持続不可能であるからである。我々は何らの分析も持たず、我々はこの混沌への予報を出せず、誰も何も何らの確証を持って言うことはできない(ロシアにおいて)。
直感に頼って行動するのであれば、そして高ぶった感情とともにするなら、それがポーカーゲームということにはならない。しかし我々はなんらかの選択肢が奏功することを祈って賭金を積み増すしかない。これにおける悲劇は計算違いを起こして全てを失うことは容易にあり得るということだ。概して、ロシアに出口はない。勝利の可能性のある選択肢はなく、敗北しかない──ここが瀬戸際だ。(英訳者註: 休憩。続きはあとでやる)(英訳者註: 続きの後半はもっと面白く、前向きなおどろきで終わる)
100%、我々は前世紀の過ちを繰り返したのだ、"弱い"日本を足蹴にして素早い勝利を得ようとして、わが陸軍がまったく壊滅状態にあることが判明した時の。そして我々は勝利まで戦い、そしてボリシェヴィキを陸軍で再教育のため徴兵した。そしてこれらかろうじてもののわかるボリシェヴィキどもは反戦標語を拾い上げあのようなことを始めたのだ…… :kyoumokawaii:
前向きな点の中から: 我々は懲罰部隊を前線に送ったようなことは徴候もないようあらゆることをなした。もし政治犯や社会的不要分子を徴兵したならば陸軍の士気は負の領域に入る。
敵(ウクライナ)は動機付けられている。怪物のように動機づけられている。戦いを知り、潤沢に有能な指揮官をもつ。彼らには武器と支援がある。我々は単純に人的破局(human catastrophe)の先例を樹立するであろう。
我々が最も恐れていることとは: 首脳部は古い問題を新しい問題で覆い隠そうとしている。大まかにこの理由により、2014年にはドンバスが起きた──我々は西側に対してクリミアでのロシアの春を攪乱せねばならず、ためにドンバスのいわば危機が西側の注意をすべて引き付けてくれねばならず、そして交渉材料になったのだ。しかしさらに大きな問題がそこで起きてしまった。そして我々はエルドアンにサウス・ストリーム(ガス)から4本のパイプを引き込むよう圧力をかけることを決断してシリアへ進入した。これはスレイマニ([イラン・]イスラム革命防衛隊)が自分たちの問題解決のため我々に意図的に誤情報を渡した後のことだ。結果として、我々はクリミア問題を解決することができず、そしてドンバス問題も去ることはなかった。サウス・ストリームは2本パイプに後退し、シリアは[和訳者註: ロシアの支援に]ぶら下がっている──我々が去ればアサドは転覆し我々はまぬけに映り、とどまることは難しくまた要点をなさない。
筆者はなにものが"ウクライナ電撃戦"を考えついたのか知らない。我々があらゆる事実の入力を受け取っていたならば、我々は最低限でも初期計画に議論の余地があり、大部分は再検討を要することを指摘していたであろう。大量の再検討がなされなければならなかった。
いまや我々は首まで[英訳者の表現]に埋まっており、我々は何をすべきかも理解していない。"非ナチ化"や"非武装化"は強固に定式化された変数をもちそれにより目的達成度を評価しえるものではなく解析的分類たりえない。[6] いまや我々は、いずれか精神的に破綻した助言役がヨーロッパに対して衝突を仕掛け、制裁緩和を要求するよう首脳を説得するまで待ったまま動けない状態にある──彼らは制裁を緩和するか、あるいは戦争になる。そしてもし西側が拒絶すれば? その場合において筆者は我々が、1939年のヒトラーのように真の国際紛争に引き込まれる可能性を排除しない[7]。我々の"Z"は鉤十字と等しくなるであろう。
局地的核攻撃の(ウクライナにおける)可能性はあるか? ある。軍事的目的のためではない。かような兵器は防衛突破の役に立たない。しかし他のすべて(西側)を恐怖させる目的を伴う。
ジェルばんは! 気に入らない点があったので全訳を投下しておく。なお校正ではないが元の訳と一致している部分があることは否定しない。先駆者に感謝する :
最近はほとんど眠れていない。ずっと職場にいて、brain fog[頭に霞がかかっている症状]を感じる。[そう感じるのは]過労のせいかもしれないが、自分が超現実的な世界にいるように感じている。
パンドラの箱は開いた──夏までには真の世界的恐怖が始まる──世界的飢饉は避けがたく[1]、なぜならロシア及びウクライナは小麦の主要生産者である。[英訳者註: 訳者は世界的飢饉を招くという考えには同意しない。] 筆者は指導部において何ものがこの[ウクライナ侵攻]作戦の実行の進行の決断を手引きした[2]のかについて述べることはできないが、しかし、いまや彼らは方法論的に我々[FSB]を非難している。我々は我々の分析結果についてしかられている。近頃は我々に対しさらに多くの報告書を提出させる圧力が高まっている。あらゆる政治的コンサルタントや政治家や権力者が混沌を引き起こしている。もっとも重要には、かような戦争が起こることは誰も知らなかった──誰もから秘匿されていたのだ。
例えば──あなたはロシアに対する隕石攻撃による様々の影響や結果を分析せよと言われたとする[英訳者註: 西側の制裁を指すと思われる]──然してあなたは攻撃の様態を調査し、そしてこれはたんなる仮定の話で詳細は重要ではないと言われ、そこでこの報告書はたんにいずれかの官僚の検査項目を埋める目的のもので、分析の結論はロシアに好意的なものでなければならず、さもなくばよい仕事をしないことについて尋問されると考える。然して作成者は、我々は所与の攻撃形態について、すべてその影響を無効化する手法を持っている、と書くのである。我々はまったく過労状態にある。ところがそののち、たんなる仮定が現実に変わったことが明らかになり、そしてそのたんなる仮定に対して我々のなした分析はまったくのがらくたなのだ。我々が制裁に対して回答を持たないのはこのためである。誰もそんな戦争がくるものとは知らないから、誰も今般の制裁に対して備えていないのだ。これは秘密性の裏返った結果である──皆とも暗闇におかれているのに、どうして備えができよう?
カディロフは乱心した。ウクライナ人がキエフにいる彼の部隊に関する情報をFSBから入手したと主張したため、我々[FSB]は彼との衝突に近いところまで行った。カディロフの部隊は戦闘の機会を得る間もなくまったく破壊され粉々になった。筆者にはあれがFSBからの情報漏洩であったかはわからないので、可能性として1-2%は見てよいと述べよう。──しかしこの可能性を完全に排除することはできない[和訳者註: 栄えあるFSBがリークすることなどない、と言っている]。わが電撃戦は完全に崩壊した。この任務を完了することは不可能である: ゼレンスキーとかの閣僚[deputies]が緒戦の三日で確保され、主要建造物が制圧され、そして国内へ降伏演説を読み上げることを強いられたならば、ならばウクライナの抵抗は霧消し最小限となっただろう。理論上は。
しかし、そのあとは? この _理想的_ な結果においても、解決不能問題が残存する: 我々と交渉する対向側には誰が就くのだ? ゼレンスキーを排除したとしよう──いいだろう──誰が文書に調印する? ゼレンスキーが署名したのでは彼を排除したのちには意味がなくなる。ОПЗЖ(ロシアと協調しているウクライナ野党)は強力を拒否した。臆病者のメドベドシュクは逃亡した[和訳者註: メドベージェフではない]。他にも指導者──ボイコがいるが、彼も拒否したし、彼の取り巻きさえ納得はしないだろう。ツァリョヴァを引き戻したいものだが、我々ロシア側の者でのなかでさえ彼には反対がある。ヤヌコヴィッチを連れ戻す? どのように? もし我々が占領できないというのであれば、新政府は我々が撤退すると同時に10分で崩壊するであろう。占領する? そんな人員をどう確保する? 占領司令部、憲兵隊、対諜報、保安──ウクライナ人の抵抗を最小限と見積もっても、補給兵站を除いて50万からの人員が必要になる。ひとつ法則がある──質のよくない指導力を量で補おうとすれば、全てが悪化するのだ。繰り返しになるがこの問題は _理想的な状況_ における問題であり、そしてそんな状況は存在しない。
そして今度は何か? 我々が全軍動員を発令することができない理由が二つある:
1) 動員はロシア国内の状況崩壊を招く: 政治的、経済的、社会的[状況]。
2) 我々の補給線はすでに過伸展状態にある。ウクライナに状況対処部隊を送ることは可能であろう、しかし我々は何を得る? ウクライナ──[彼らは]領土的大国、彼らの我々への憎悪は天文学的である。[3] 我々の道路はひらたく言ってそのような車列の補給を担えず、すべては停止状態へ至る。そしてこの混沌では我々は管理側から成すこともできにあ。これら二つの理由は並列に存在するが、しかし一つだけでも全てを破壊するに十分である。
こ/の/文/章/を/読/ん/だ/お/ま/え/た/ち/は/雄/宙/武/山/原/石/に/し/て幌/来/部/取/締/役/組/の最/古/こ/と/星/街/す/い/せ/い/の/チ/ャ/ン/ネ/ル/登/録/を/し/ろ
ロシア軍の損失に関して: 筆者は状況を知らない──誰も知らない。当初の二日間は多少の情報があったが、今やウクライナで何が起きているのか誰も知らない。我々は複数の主要師団との接触を失った。(!!)[和訳者註: 露軍の場合、師団(旅団?)1あたり5千人] 彼らは接触を再確立するか、あるいは攻撃により散逸するものか、そして指揮官も何名が戦士、負傷、あるいは捕虜となったものか知らないのだ。総死者数はまちがいなく千の単位であり、一万か、五千か、あるいはわずか二千かもしれない。しかしわが司令部にあっても誰も知らない。しかしロシア兵一万の損失に近いであろう。そして我々はDNRとLNRの損失を計上していない[和訳者註: ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国。先の侵攻で樹立したロシアの傀儡国家。] いまもし我々がゼレンスキーを殺害ないし捕虜としたとして、何も変わらない。我々への憎悪はチェチェニアと類するものである。そしていま、ウクライナにおいて我々に忠実であった者すら、公に我々に反抗しているのである。なぜならこれらすべては(ロシアの)頂点において計画されているものであるため、なぜなら我々にはかような事態(ウクライナ侵攻)は我々が攻撃を受けるのでない限り発生しないと伝えられてきたため。なぜなら平和的に交渉による結果を引き出すため我々は脅威度を最大限に高めねばならないと伝えられていたため。なぜなら我々は一切ウクライナ侵攻を考慮することなくウクライナにおけるゼレンスキーへの抗議活動を既に準備していたため。[4]
Changelogを入れたら末尾が切れてしまった…Changelogはリプにします。https://anond.hatelabo.jp/20220308162009
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https://twitter.com/igorsushko/status/1500301348780199937
最初はTwitterに流しましたが(https://twitter.com/Vorspiel2/status/1500677825044819971)、誤訳を修正し、追加情報を入れて清書しました。
なお、この文書の真正性について、まずこちらの評価をご参照ください。(イギリスの情報サイトBellingcatの幹部Christo Grozev氏による)
https://twitter.com/christogrozev/status/1500196510054637569
以下はその翻訳です。
昨晩[日本時間3/5早朝]、FSBの内部告発文書と称するものが公開された。そこには、ロシア軍のウクライナでの失敗と、今後数週間~数ヶ月におけるロシアの惨状の予測が記されていた。これが本物かは分からない—ウクライナは以前に、心理戦の一環として偽のFSB文書をリークしたことがある。
だがこれはそれとは違うようだ: 情報源は信頼できるもので(gulagu.netの創始者)、偽造にしては遥かに長い文書だ(長くなるほどボロが出やすくなる)。
私はこの文書を、知己のFSB職員2人(現職または前職)に見せた。2人とも、これは間違いなく同僚が書いたものだと判断した。彼等は結論のすべてには同意しなかったが、それはさておき。
文書はこちら。一読の価値がある: https://www.facebook.com/vladimir.osechkin/posts/4811633942268327
内部告発というのが仮に真であったとしても、内容に虚偽が含まれている可能性にご注意ください。
更に、私はロシア語は分からないので、露→英訳時に意図的か否かを問わず誤情報が紛れ込んでいる場合にはそのままになります。この点について、ロシア語が理解できる方はチェックをお願いします。
以下本文です。
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[冒頭は英訳者Igor Sushko氏のコメント。氏はウクライナ出身・アメリカ育ちのレーシングドライバー]
以下は、現職のFSB分析官による、ロシアの現状分析を英訳したものである。長いスレッドになるので心して読んでいただきたい。シェア歓迎。全文で2000語以上になる。カーテンの裏で起きていることに対する高度な洞察であり、幅広い題材を含む。
文意を明確にするための補足を、必要に応じて括弧書きで加えている。[日本語訳時に、追加の補足を角括弧書きで入れている。] では始めよう:
最近はろくに眠れていない。ほぼ24時間勤務で、頭に靄が掛かったような状態だ。過労なのだろうが、まるでシュールな世界の住人になったような気分だ。
パンドラの箱は開いた—本当の世界規模の惨劇は今夏までに始まるだろう—全世界の飢餓は避けられない。ロシアとウクライナは小麦の主要産地なのだから。(コメント: 世界規模の飢餓が起きるという予測には同意しない。)
我が国の指導者層に本作戦(ウクライナ侵攻)を決断させたのが何かは分からないが、彼等は揃って我々(FSB)の責任だとしている。我々の分析は非難され、もっと沢山報告を出すよう、最近はますます圧力を掛けられている。
こういう政治コンサルタント、政治家、権力者ども全員が混乱の元凶だ。何より重要なのは、誰もこんな戦争が起きるとは知らなかったということだ—開戦は誰に対しても秘匿されていた。
一例を挙げる— ロシアに対する隕石攻撃(コメント: 西側諸国による制裁を指すと思われる)[これは露→英訳時のミスと思われる。詳細はhttps://anond.hatelabo.jp/20220322231355を参照]があった場合の結果と影響の分析依頼があったとしよう—
そこで攻撃のモードを分析するが、一方これはあくまで仮説であって細部を強調するな、とのお達しがくる。なるほどこのレポートはどこぞの官僚がチェックリストとして使うもので、分析結果はロシアにとってポジティブなものでなくてはならない、
そうでなければ「仕事ができていない」と詰問されるんだな、と理解する。したがって、我々にはどんな攻撃にも対抗手段が揃っている、という結論を出さざるをえない。もう完全にやりすぎだ。
ところが、蓋を開けてみればこれが仮説ではなく現実に起こっており、こんな仮説に基づいた分析など全くのゴミ屑になってしまった。制裁に対抗できていないのはこのためだ。こんな戦争が起きることは誰も知らず、従って制裁への対抗策も準備していなかったのだから。
これは秘密主義と裏表だ—誰もが知らされていないのなら、準備のしようがあるだろうか?
カディロフは激おこだ。ウクライナが「FSBからキーウのチェチェン部隊の情報をもらった」と吹聴したことで、我々(FSB)と連中は一触即発になりかけた。
カディロフの部隊は戦闘に入る機会すらなく壊滅し霧消した。FSBからウクライナへのリークがあったという情報を私は持っていないので、推測するにその可能性は1-2%だろう—とはいえ、可能性を完全に排除できるものではない。
我々の電撃戦は完全に失敗した。そもそもが完遂できないタスクだ: ゼレンスキーと部下を開戦3日で確保し、主要な建物をすべて占拠し、城下の盟を誓わせたとしたら、
ウクライナの抵抗は最小限に抑えられただろう。理屈上は。だがそれがどうした? こんな「理想的な」展開であってさえ、解決不能な問題が残っている: 我々は誰と交渉する気だ?
ゼレンスキーは排除するとして、よろしい、では合意に署名するのは誰だ? ゼレンスキーが署名するなら、彼の排除後は合意は役立たずだ。ОПЗЖ(ウクライナの親露派野党)は協力を拒否している。
臆病者のメドヴェドシュク[実業家。プーチンの友人]は逃亡。指導者は他にもいるが—ボイコ[野党党首]は拒否、彼の支持者も理解しないだろう。ツァリョーフ[DPR・LPR議会議長]を呼び戻そうにも、ロシア国内ですら不評。ヤヌコーヴィチ[前大統領]を戻す? どうやって?
占領は不可能、ということになれば、我等の撤退後、[ウクライナ]新政府は10分ももたずに倒されるだろう。
占領するにしても、必要な人員がどこにいるというのか? 司令部、軍警察、防諜、諜報—ウクライナ人の抵抗を抑え込んだとしても、50万人は要る。これに更に補給と兵站が加わる。
こんなのは決まりきったことだ—質の悪いリーダーシップを量で補おうとするなら、何もかも分が悪くなる。繰り返すが、これは「理想的なシナリオ」での話だ。現実はそうではない。
それでどうなっているのか? 総動員を掛けることはできない。理由は2つ:
1)総動員を掛けたらロシアの国内問題で自壊する: 政治でも経済でも社会でも。
2)我々の兵站は今日ですら伸びきっている。これだけ巨大な分遣隊をウクライナに送り込めたとして、何が得られる? ウクライナ—広大な国土を持ち、我々に向けられる敵意は半端ない国において。
我々の道路はこんな大部隊の補給に耐えうるようできていないから、何もかもがストップするだろう。現在の混乱状況を鑑みれば、指導者層がどうにかできるものでもない。
この2つの理由が同時に存在している。どちらか一方でも、失敗には十分だというのに。
ロシア軍の損失について: 実数は分からない—誰にも。開戦から2日間は何がしかの情報が入ってきたが、今となってはウクライナで何が起きているのか誰も把握していない。主要師団との連絡は途絶えている。(!!)
通信は回復するかもしれないし、攻撃を受けて散開しているかもしれない。司令官ですら戦死者数・負傷者数・捕虜数を把握できていない。戦死者の合計数は千人単位だろう。1万人か、5千人か、2千人ですんでいるか。
こんなことすら、司令部の誰も知らない。もしかしたらロシア兵の戦死者は1万人近くかもしれない。しかもここにはDNRとLNRの戦死者は含んでいない。
ゼレンスキーを殺害ないし捕縛したとしても、状況は変わらない。我々に向けられる敵意はチェチェンのそれ並だ。今となっては、ウクライナの親露派ですら公然と我々に反抗している。
それもこれも、(ロシアの)トップがすべて決めたから。こんなシナリオ(ウクライナ侵攻)など、先制攻撃を受けない限り起こらないと聞かされてきたから。
我々が脅威を高めていくのは、戦闘によらず交渉で結果を出すために必要と聞かされていたから。ウクライナ国内でのゼレンスキー批判の準備も、ウクライナ侵攻など考慮にも入れていなかったから。
今日、ウクライナ市民の死者数は幾何的に増加しており、抵抗は強くなる一方である。歩兵部隊は都市侵入を試みているが—落下傘部隊20隊のうち、わずか1隊が「暫定的に」成功を納めたのみ。
モスル侵攻を思い出してほしい。まるで同じだ—どの国でも起こることで、何も新しいことなどない。ここ数十年のヨーロッパでは—セルビアが一番良い例だろう—都市を包囲しても数年は持ち堪えられる。ヨーロッパからウクライナへの人道的支援が始まるのも時間の問題だ。
我々のひとまずの期限は6月だ。というのは、6月になったらロシアには経済というものが無くなるからだ—何にも残らない。
大局的には、来週には(ロシアで)(戦争賛成派対反対派の)両者の一方が崩れるだろう。こんな(ロシア国内の)緊張状態は長続きできない、というだけのことだ。
分析のしようもなく、混乱状態で予測の立てようもなく、何が起きるか確度を持って言える人間など(ロシアには)誰もいない。
直感に従って、しかも強い感情に動かされて行動するなどというのは最早ポーカーではない。だが賭け金は釣り上がってしまい、どれかしらの手段はうまく行くだろうという望みに掛けるしかない。悲しいけれど、人間は往々にして計算違いを起こすし、そうなればすべてを失うことになる。
見渡してみれば、ロシアにはアウト[ポーカーにおいて「これを引けば勝てる」というカード。「勝ちの目」]が無い。勝ち筋などなく、どうやっても負けるしかない—ということだ。(ここで一旦中断。小休止後に再開する)
(ここから後半。こちらはもっと興味深く、ラストには喜ばしい方向で驚くべきことが記されている)
我々は前世紀の失敗を100%なぞっている。「弱っちい」日本を蹴散らして瞬く間に勝利するつもりが、実は我々の軍はずたぼろだった。[日露戦争]
その後、また勝ちを目指して戦争[第一次世界大戦]をおっ始め、軍隊再教育のためにボリシェヴィキの徴兵を始めた。当時よく知られていなかったボリシェヴィキは戦争反対のスローガンを掲げ、ああいった行動に出た…
プラスの面も見よう: 懲罰部隊を前線に送り込むなんてことは考えもしないよう、我々は手段を尽くした。政治犯や社会不適合者を徴兵したら、前線の士気は下がるだけだ。
敵軍(ウクライナ)の戦意は高い。恐ろしく高まっている。戦い方をよく知っているし、有能な指揮官も多数居る。武器も補給もある。世界的な人道破局の舞台を整えているようなものだ。
我々が最も恐れていることは: 首脳が古くからの問題を新しい問題で糊塗しようとしていることだ。ドンバスで2014年に起きたことの大きな理由がこれだ—我々は西側諸国をクリミアの「ロシアの春」から引き剥がす必要があった。それで、いわゆるドンバス危機を演出し、西側の注意を逸らして
交渉材料にするしかなかった。だがそれで問題はさらに大きくなった。そこでエルドアンに圧力を掛けてサウス・ストリーム(ガスパイプライン)を4本引かせた上で、シリアに侵攻した。
ソレイマニ(イスラム革命防衛隊)が自分側の問題を解決するために、わざと偽情報を我々に流したために起きたことだ。その結果、クリミアの問題は片付けられず、ドンバスの問題も無くなっていない。
サウス・ストリームは(ガスパイプライン)2本に減らされ、シリアは宙吊り状態だ—我々が撤退すればアサド政権は倒され我々は無能扱いされるが、我々が駐留し続けるのも困難だし意味もない。
こんな「ウクライナ電撃戦」を誰が思い付いたのかは知らない。もし仮に我々が正しいインプットを受け取っていれば、少なくとも初期の計画には疑問点があり、大部分を再評価するよう指摘できただろう。それはもう大量に。
それが今や、我々はクソみたいな(PGな言葉遣いは英訳者による)ハマリ状態で、どうしたら良いかも分からない。「非ナチ化」「非武装化」というのは分析のカテゴリには無い。というのも、具体的に数値化されたパラメタが無く、目的達成を何をもって評価できるのか分からない。
今や我々は、頭のおかしい参謀がトップにヨーロッパとの紛争を決断させるのをただ待つだけだ。要求は制裁の緩和だ—制裁を弱めるか、それとも戦争か。
西側が拒絶したら? その場合、本物の国際紛争に巻き込まれる可能性も否定しない。1939年のヒトラー同様に。我々の「Z」[紀章]は鉤十字同様に扱われるだろう。
(ウクライナでの)局地的な核攻撃はありうるか? イエス。但し軍事目的ではない。こんな兵器は防御を崩す役には立たない。使うなら目的は我々以外(西側諸国)の恫喝だ。
我々はウクライナに全責任をおっ被せるシナリオの土壌を作っている。ナルイシキン(ロシア対外情報庁官)と配下のSVRは、ウクライナが密かに核兵器を製造していた、という証明をせっせとこさえている。クソったれ。
連中は、我々がとっくに分析し放棄した論を押し通そうとしている: [核兵器開発の]専門家やウランがあったことの証拠や証明など、でっち上げることは不可能だ。ウクライナには劣化同位体238[ウラン238。劣化ウラン]が1トンある—だが問題にはならない。核燃料サイクル上、作り出すことを秘密にはできない。
「汚い爆弾」にしても秘密裏に製造することはできない。ウクライナの古い原発では、それに必要な物質は副産物として最小限産出されるのみだ。アメリカはMAGATE[IAEAのロシア語表記]と共にこういう施設を監視しているから、こんな論など出したら馬鹿にされるだけだ。
1週間後には何が起きているだろうか? 2週間後でもよい。我々はドツボにハマり、古き良き、空腹の90年代を思い出すことになるだろう。
市場が閉じつつあるのに対抗して、ナビウリナ[ロシア連邦中央銀行総裁]は正しい措置を講じているようではあるが、所詮は船に空いた穴を指で塞ぐようなものだ。状況はどのみちどんどん悪化し続ける。3日とか5日とか7日、などのうちには最早解決しない。
カディロフが地団駄を踏んでいるのも故ないことではない。彼等には彼等の野心がある。彼は「無敵」として名をあげた—もし失敗したなら、自分の部下達に引き摺り下ろされることになる。
それからシリア。「諸君—耐えろ、ウクライナは片づける、そうしたら我らのシリアでの地位を強化する。」実際のところ、ロシアの分遣隊はいつ補給が切れるかも分からず、その後には熱波が待っている…
トルコは海峡を封鎖したし、シリアに物資を空輸するのはかまどに金をくべるようなものだ。しかもだ—これはすべて並行して起こっている。ひとまとめにして分析する時間すら無い。
我々の現状は1943-1944年のドイツのようなものだ—だがこれはウクライナでの「初期状態」にすぎない。
過労でくらくらするし、これは夢で、実は以前と何も変わっていないのではないかと思うことすらある。
監獄について—今後も悪化するだろう。ナットは血が滲むまで締め付けられるだろう。どこでも。有り体に言って、純粋にテクニカルな観点では、現状をコントロールし続けるにはこの手しかない。
我々は既に総動員体制だ。だがこんな体制は長く続けられない。タイムテーブルがどうなっているのかは分からないが、状況は悪化の一途だ。国家統治というのものは、総動員を掛けたら狂い始めるものと決まっている。しかもだ: 100mを疾走できるとして—それをマラソンでやったらどうなるか。
で、ウクライナ問題について100m競走よろしく飛び出したものの、よく見たら参加登録したのはマラソンだった、ということだ。しかもこれは、現状のかなり簡潔な要約でしかない。
更に皮肉なことを言えば、私はプーチンが核の赤ボタンを押して世界を終わらせるとは信じていない。
まず、それを決められるのは1人ではない。誰かが反対するだろう。このプロセスには多数の人間が関与している。「赤」ボタンを1個押すだけ、というものではない。
経験的に知られているとおり、制御構造に透明性があるほど、問題点は見つけやすい。誰が何をどうコントロールしているか混沌としているにも関わらず、虚勢を張った報告ばかりが飛び交う状況にこそ、問題が潜んでいるのが常である。
「赤ボタン」システムが言われているとおりに稼働するかは確信が持てない。それに、プルトニウム燃料は10年毎の交換が必要だ。
3つ目、これが最も唾棄すべきで悲しいことだが、私個人の信念として、側近や忠臣すら近づかせないようになったプーチンが、自分自身を犠牲にするなどとは思えない。
プーチンが恐れているのがCOVIDなのか暗殺なのかはどうでもいい。もしプーチンが、自分が最も信頼していた人々すら恐れているのだとしたら、自分自身と最愛の人々を破壊するなんてことができるものかね? (英訳終)
アメリカのシンクタンクThe Institute for the Study of Warが作成した2022/02/25から2022/02/28までの戦況図
2022/02/25 04:00(JST) twitter.com/TheStudyofWar/status/1497029869028401154/photo/1
2022/02/26 03:00(JST) twitter.com/TheStudyofWar/status/1497328665209757699/photo/1
2022/02/27 03:00(JST) twitter.com/TheStudyofWar/status/1497754623729451009/photo/1
2022/02/28 05:00(JST) twitter.com/TheStudyofWar/status/1498053260112019462/photo/1
民間のOSINTグループProject Owl twitter.com/projectowlosint による戦況図(リアルタイム更新)
www.google.com/maps/d/viewer?mid=180u1IkUjtjpdJWnIC0AxTKSiqK4G6Pez&hl=ja&ll=49.501340534366626%2C34.01244979976815
民間のOSINTグループOryx twitter.com/oryxspioenkop によるウクライナ軍・ロシア軍双方の損害集計
www.oryxspioenkop.com/2022/02/attack-on-europe-documenting-equipment.html
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twitter.com/kamilkazani/status/1497993363076915204
「現実主義者」の言説の多くはプーチンの勝利を支持するものです、なぜならそれは「保証」されているからです。
(略・長いので読んでくれ )
twitter.com/Conflicts/status/1498062620900876295
twitter.com/RALee85/status/1498124485173600263
もちろん、今のところ暫定的な結論しか出せないが、ロシア軍は戦略から戦術のレベルまで非常に基本的な失敗を犯している。
プーチンが非現実的な目標を掲げ軍に十分な注意を与えなかったことが、軍を非常に悪い状況に追い込んでしまった。
多くの兵士がこの戦争の目的を知らないのは明らかで、そのため民間人にどう対応すべきか、どのような警備態勢をとるべきかがわからないのです。
任務を与えられても、その目的を理解していないのですから、これでは軍隊は破綻してしまいます。
プーチンは侵攻計画をごく上層部にしか伝えていないような気がするので、師団や軍のスタッフの多くは計画を立てたり適切な調整を行う時間がなかったのでしょう。
もちろん戦争になると事前にわかっていれば、より良い準備が出来たはずです。
ロシア軍には非常に高性能な装備があり、それらを効果的に使用した経験もあります。
そのような武器や能力を適切に使用できていないのは、むしろ調整、準備、リーダーシップの問題だと私は考えています。
twitter.com/fatimatlis/status/1498151544549695489
ロシアの主要国営通信社RIA Novostiは、プーチンがウクライナに対して行った戦争から何を得ようとしたのかについての貴重な洞察を掲載した記事を掲載し、その後削除しました。
https://web.archive.org/web/20220226224717/https://ria.ru/20220226/rossiya-1775162336.html
どうやら、戦争は2月26日にウクライナの不可逆的降伏で終わることになっていたようだ。
2. プーチンはキエフの敗北の後に、勝利の統一者・救世主・「ロシア世界」の指導者として登場し、「ロシア国家の3つの部分すべて」(ロシア、ウクライナ、ベラルーシ)を含む新しい国家を発表するはずであった。
3. この「新世界」では「反ロシア」のウクライナはもはや存在しない。ロシアは「本来の自分、完全な自分」に戻り、西側が課したルールに従う必要はなく、自分自身のルールを世界に指示するグローバルな統一体となったのである。
この3,000字程度の文章は、ロシアの指導者の明らかに物騒な心を垣間見ることができるという点で重要なのだが、以下の部分が最も重要だろう。
プーチンにとって、独立したウクライナの存在は"国家の屈辱"を引き起こすものであった。
twitter.com/DefenceHQ/status/1498191541675958273
ロシア軍はHostomel空港を守るウクライナ軍に阻まれ、キエフ北方30kmに留められている
ChernihivとKharkivでは激しい戦闘が行われているが、支配権はウクライナ軍の下にある
ロシア国民へ戦争の詳細を隠蔽する試みにもかかわらず、ロシア陸軍は初めて死傷者数を公開せざるを得ない状況に追い込まれている
twitter.com/Osinttechnical/status/1498233957040672769
twitter.com/RALee85/status/1498247290569596933
twitter.com/CITeam_ru/status/1498280750621282306
twitter.com/ELINTNews/status/1498318330989527048
twitter.com/RALee85/status/1498279966588481540
twitter.com/Conflicts/status/1498236561816756224
KharkivへのMLRS攻撃、無誘導爆弾による無差別攻撃が始まる
twitter.com/Qatar_Cat/status/1498270145914937344
これまでロシア軍によるインフラへの攻撃がぬるかったのは、相手の国民感情をおもんばかってというより、傀儡政権を建ててからの復興費が自分持ちになるからじゃないですかね。
それこそ中国ぐらいしか助けてくれないだろうし、関与した企業は即制裁対象になっちゃうのでどこも手を出せない。
とはいえ、こうまで作戦が停滞してしまうとPutinのメンツにも関わってくるので(停戦するにしてもKyivは落としたい)、今後はありったけの砲爆撃で無理やり落としにかかるんじゃないかと。
nordot.app/871004277816836096
twitter.com/DefenceHQ/status/1498306272839585793
twitter.com/nagato1941/status/1498317265510354946
そもそもロシア軍の作戦目的がいまいちはっきりしないのだが、ウクライナの非武装化=正規軍兵力の壊滅を狙うのであれば、古典的な縦深会戦を挑む上で都市攻略はあまり意味を成さないはずで、都市の奪取に拘泥する必要はないと思うんですよね
となると、あえてハリコフを無差別攻撃するのであれば、それは無差別攻撃そのものの恐怖効果を狙ったものか、手段を問わず「ハリコフ陥落」を要求されているかのいずれかとしか考えられず、明らかに政治部マターではと思うわけです
少なくともソ連式の教範に則ったやり方ではないし、純軍事的には著しく合理性を欠く
一方でウクライナ侵攻作戦を古典的な国家間戦争としてではなく、チェチェンやシリアで繰り広げられてきた非対称戦争だと捉えているのであれば説明がつくが、それはこの戦争の解法として見当違いではないか
既に色々なところで言われてますが、この戦争は文字通り「プーチンの戦争」なのかもしれない
戦争指導の主導権を軍部が握っているようには思えなくなってきた
twitter.com/Liveuamap/status/1498327038830198787
twitter.com/leonidragozin/status/1498326163986554889
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苦戦する軍隊は必ず行動が荒っぽくなる~
それが今日、ついに始まっている~
シリアで行われたように、街ごと敵軍を焼き払う戦術が行われている~
足がちぎれた女性や、息子の目の前で父親が射殺される動画が出回っている~
twitter.com/Kazuto_Takeuchi/status/1498220751316340739
断片的な情報ではありますが、ウクライナ情勢でロシア軍の進撃が鈍化しつつあるようです。
停戦の兆候という見方もできると思いますが、私は次の攻撃の準備を進めている最中という見方の方が有力だと考えており、部隊の補給が終われば、戦術行動を見直した上で再進撃する事態を警戒しています。1/
ロシアが設定した戦略の重心がキエフであり、そこを目指してベラルーシより2方向から部隊が南進してきている状況は変わりありませんが、今後の作戦で注意を要するのは東から西進しているロシア軍の部隊で、コノトプ、ネージンを経由して味方と連絡をとるものと見られます。2/
ロシア軍が作戦を再開するときは、装備が充実し、訓練を積んだ部隊が出てくるはずなので、ウクライナ軍は今のうちに次の戦闘の準備を整えておくことが戦術的には重要です。
戦略的には、プーチン大統領の戦意を挫ける程度の損害をロシア軍に与えることが求められます。3/
ここで重要なのはプーチンが指揮官としてこの作戦の許容損害をどう設定したかですが、残念ながらこれを外から知る方法はありません。
ただ、当初の作戦の結果を踏まえてロシアの各地から追加で動員をかけ始めると、それは追加の損害を許容できることを示すよくない兆候だといえます。4/
あるいは、プーチンの予想を超える損害がすでにロシア軍から出ているのであれば、プーチンは当初の自分の構想に実効性がないことを認め、状況判断を更新し、ロシアとして要求する条件を調整するかもしれません。
ウクライナで戦争を終わらせるには、プーチンの考えを変えさせることが重要です。5/5
補足:ウクライナは粘り強く戦っており、最近では英雄的な物語もよく報じられるようになりました。
しかし、ウクライナの国力はロシアの国力よりはるかに劣勢であるという現実を見誤ってはいけません。開戦から1週間も経っていない状況下で戦術的勝利に過度な期待は禁物です。1/
この戦争の大きな流れを決める決定的な戦闘は、むしろこれからではないかと私は恐れています。
その際には、ウクライナ軍がどこまで航空優勢を維持できるかが重要な焦点になると思います。2/2
補足2 ご指摘で、ウクライナ軍の活躍に水を差すようなことを述べない方がよいというご意見も賜りました。心情的にはその通りですが、一時の戦果を見るだけでロシア軍の作戦遂行能力を見くびることは危険だと思います。もちろん、いろいろなご意見があるところだろうとは思います。1/1
https://twitter.com/Kazuto_Takeuchi/status/1498220751316340739
断片的な情報ではありますが、ウクライナ情勢でロシア軍の進撃が鈍化しつつあるようです。
停戦の兆候という見方もできると思いますが、私は次の攻撃の準備を進めている最中という見方の方が有力だと考えており、部隊の補給が終われば、戦術行動を見直した上で再進撃する事態を警戒しています。1/
ロシアが設定した戦略の重心がキエフであり、そこを目指してベラルーシより2方向から部隊が南進してきている状況は変わりありませんが、今後の作戦で注意を要するのは東から西進しているロシア軍の部隊で、コノトプ、ネージンを経由して味方と連絡をとるものと見られます。2/
ロシア軍が作戦を再開するときは、装備が充実し、訓練を積んだ部隊が出てくるはずなので、ウクライナ軍は今のうちに次の戦闘の準備を整えておくことが戦術的には重要です。
戦略的には、プーチン大統領の戦意を挫ける程度の損害をロシア軍に与えることが求められます。3/
ここで重要なのはプーチンが指揮官としてこの作戦の許容損害をどう設定したかですが、残念ながらこれを外から知る方法はありません。
ただ、当初の作戦の結果を踏まえてロシアの各地から追加で動員をかけ始めると、それは追加の損害を許容できることを示すよくない兆候だといえます。4/
あるいは、プーチンの予想を超える損害がすでにロシア軍から出ているのであれば、プーチンは当初の自分の構想に実効性がないことを認め、状況判断を更新し、ロシアとして要求する条件を調整するかもしれません。
ウクライナで戦争を終わらせるには、プーチンの考えを変えさせることが重要です。5/5
補足:ウクライナは粘り強く戦っており、最近では英雄的な物語もよく報じられるようになりました。
しかし、ウクライナの国力はロシアの国力よりはるかに劣勢であるという現実を見誤ってはいけません。開戦から1週間も経っていない状況下で戦術的勝利に過度な期待は禁物です。1/
この戦争の大きな流れを決める決定的な戦闘は、むしろこれからではないかと私は恐れています。
その際には、ウクライナ軍がどこまで航空優勢を維持できるかが重要な焦点になると思います。2/2
補足2 ご指摘で、ウクライナ軍の活躍に水を差すようなことを述べない方がよいというご意見も賜りました。心情的にはその通りですが、一時の戦果を見るだけでロシア軍の作戦遂行能力を見くびることは危険だと思います。もちろん、いろいろなご意見があるところだろうとは思います。1/1
U.S. has intel that Russian commanders have orders to proceed with Ukraine invasion
https://www.cbsnews.com/news/russia-ukraine-invasion-us-intelligence-orders/
CBSニュースの国家安全保障担当記者デビッド・マーティンは日曜日の「Face the Nation」で、ロシア軍司令官がウクライナ侵攻を実行する命令を受け、現場の指揮官が戦場の各セクターでどのように作戦を立てるか、具体的に計画しているという情報を米国は得たと報告した。
マーチン氏は、「彼らは、米軍司令官が作戦開始の命令を受けたら行うであろうことをすべて行っている」と述べた。
ロシアのウクライナ侵攻が差し迫っていると何週間も警告してきたバイデン大統領は、金曜日、ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻を決定したと「確信している」と記者団に語り、米国はロシア軍が「今後数日間」に攻撃する意図があると見ていると述べた。
アントニー・ブリンケン国務長官は「Face the Nation」で、モスクワがそのような行動をとることを否定しているにもかかわらず、ロシアが侵攻計画を「進めている」と米国は考えていると述べた。
「プーチン大統領が下した侵攻の決断が前進していることは、目に見えるものすべてが物語っている」とブリンケン氏は言う。週末にロシアや分離主義勢力によって行われた挑発行為、偽旗作戦、そして今朝のニュースでは、今週末に終わるはずだったロシア軍3万人によるベラルーシの「演習」が、ウクライナ東部の緊張、ロシアとそこに支援する分離主義勢力による緊張によって、継続されることが明らかにされました。
ロシアはウクライナの三方におよそ15万人の軍隊、戦闘機、装備を集結させ、隣国との緊張を激化させている。ベラルーシの国防相も、ロシアがウクライナ北部の国境付近で行っている軍事訓練を延長すると発表し、ベラルーシにロシア軍の大部隊が集結した。
攻撃を想定して、米国をはじめとする同盟国、最近ではドイツやオーストリアが自国民に国外退去を促している。在ウクライナ米国大使館も、ロシア軍の増強が加速しているため、一時的にキエフからリヴィウに業務を移転した。
米国高官はロシアがウクライナを攻撃する態勢にあると警告し、国防総省はNATO軍を強化するために東ヨーロッパにおよそ5000人の軍隊を派遣しているが、バイデン政権は引き続き外交的選択肢をテーブルに置いておくつもりである。大統領は、ロシアがウクライナに侵攻した場合、アメリカ軍は一切出動しないと強調している。
「外交官としての私の仕事は、あらゆる手を尽くして戦争を防げるかどうかを確認することであり、そのためにできることがあれば、それを実行するつもりだ」と、ブリンケン氏は日曜日に語った。
"バイデン大統領は、戦争を防ぐことができるのであれば、どんな形式であれ、いつでもプーチン大統領に会う用意があると明言している。
たとえ賽は投げられたとしても、戦車が転がり飛行機が飛び侵略が完全に始まったとわかるまで、我々はそれを防ぐためにできる限りのことをするつもりですが、どちらにしても準備はできています。"
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領も、危機解決に向けてプーチン大統領との会談を呼びかけているが、土曜日にミュンヘンで開かれた安全保障会議に集まった西側諸国首脳を批判し、攻撃を待たずにロシアを制裁で叩くべきと主張している。
バイデン政権は、もしプーチンがウクライナへの攻撃を命じれば、ロシアに甚大な影響が及ぶと警告しており、ブリンケン氏は日曜日、今ロシアに制裁を加えることは "抑止効果 "の喪失を意味すると述べた。
"一度制裁を発動すれば、抑止効果は失われる "と彼は言った。"戦争を抑止・防止できる時間が1分でも残っている限り、それを利用しようと思っている。"
バイエルン・ミュンヘン時代に1日の練習が終わった時、ある選手がペップ・グアルディオラのところへとやってきた。息を切らしながら選手は、やる気に溢れた表情で指揮官に尋ねた。
宇佐美貴史が「常に気を張っていなければついていけない」、「スピードが、何段階も違う」と語ったように、バイエルン・ミュンヘンの練習は想像を絶するほどに厳しい。その練習後に「更に、追加で練習をしたい」と申し出ることは並の選手では不可能だろう。日本であれば、「練習熱心で、スタミナに優れた選手だ」と監督の評価が上がってもおかしくない行動だ。しかし、ペップ・グアルディオラは彼の言葉を聞くとクスクスと笑った。
「君は、スポーツ科学を何も知らないのか?君の身体にとって害になる以外に、練習後に長い距離を走ることに意味があるのか?」
このエピソードを記者に語り終えると、彼は笑いながらこう続けたという。「それは、プラシーボ効果*でしかない。選手は15分走って練習を終えたことにより、とても辛い練習をやり切ったと思い込みたいだけなのだ」
ワイの一番好きなペップのエピソードや。
居残り錬や自主練してる奴のことを見て「普段の練習で手を抜いて体力を余らせるからそういうことをしたくなる」って言ってたって話も好き。