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はてなキーワード: 初日とは

2023-06-08

黒人人魚姫はヒットしない。画面が暗すぎて見えないか

𝗗𝗔𝗜@

@3559dai

劇場リトルマーメイドを観に行く理由が動くヴァネッサを観たいでもいいですし、ハリエル歌声を聴きたいでもいいと思います😊

観たいし聴きたいので公開初日に行きます💨

https://twitter.com/3559dai/status/1665357352751570944?s=20

逆光で撮影したレヴェルのポスター

まさかインフルエンサー、つまりヤラセでしょ。

https://twitter.com/neko_gravity/status/1666528978839146496?s=20

いやこんな明るくないっしょ。

https://twitter.com/cwgl418/status/1666158230224130048?s=20

これも表情が見えない

𝗗𝗔𝗜@

@3559dai

6月7日

これが今作の #リトルマーメイドテーマです。

エリック役のジョナ「今作は自分と違う人たちを恐れるのではなく、その違いを祝福してお互いに手を取り合うことの素晴らしさがテーマになっています。」

https://twitter.com/3559dai/status/1666303943931228161?s=20

くだらない。自己満足独りよがり

こう言うのが素晴らしいとかアホやろ。

VOGUE JAPAN

@voguejp

6月6日

アリエル黒人ではなく白人が演じるべきだという世論があったことについて語ったこと。「スクリーン上で、自分と似た外見を持つプリンスや・プリンセスを観ることが少ない子どもたちにとって、ハリーキャスティングはどれほど重要価値のあることか」 #リトルマーメイド

価値なんてあるか。キチガイどもが。

自分と同じなんて見る価値あるか。

そもそもみずの中で泳げるか?

日本は008っているんだぞ。

𝗗𝗔𝗜@

@3559dai

6月5日

ハリーベイリー歌声に感動する子供可愛いし見てる方も泣けてくる🥲

#リトルマーメイド

https://instagram.com/kimberlygelinn?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

ヤラセくさい。

2023-06-07

焼き魚って家で焼くと臭いキツいしキャンプ飯で食べるのが一番いいよ

全幅20m全高60mの壮麗たるキャンプファイヤーを円形に囲んだ中高一貫私立セルフクンニ軟体開発女学院の生徒1919人はこの日修学旅行最後の夜を迎え全員が現代の戦化粧とも言われる病み地雷メイクを自らに施し全校一斉セルフクンニの儀に勤しんでおり初日奈良での鹿クンニ体験を修了し体内の水分を最大で10圧縮し一気に射出することで鹿の頭蓋骨をも貫く殺人潮吹きを体得した全生徒が一斉にキャンプファイヤー目がけ潮吹きを行うことでその豪炎を見事鎮火させるという非常に困難な課題を与えられていて何としてでも成功に導こうと緊迫した空気が場を支配していたが突如虚空から現れた超大型ウーマナイザー型飛行物体によって儀式は中止に追い込まれキャンプファイヤー神聖な炎は飛行物体にみるみるうちに吸い込まれていき辺り一面が暗闇に包まれると現場は一気に騒然となって混乱の最中円列最外周の生徒が絹を裂くような悲鳴を上げ引率の教員がすぐさま駆けつけるも既に彼女たちの陰核は付け根から切断されており如何にトー横界隈ホス狂糞メンヘラ揶揄される存在であろうと将来はこの地球未来を背負う立派な防人に育ったであろうことは疑う余地もなく再起不能になったその哀れな姿に教員たちは涙するが今度は最前列から怒声が響き渡り首席卒業候補と目される彼女らは既に襲撃者の正体を突き止めており敵はかつてセルフクンニ軟体開発女学院に在籍していたが成績が振るわず落第し同学院を除籍後裏社会に潜伏し熊田曜子泥沼離婚裁判の裏で違法な改造ウーマナイザーの製造販売を行い公安監視対象になっていた勢力セルフクンニ軟体開発女学院への復讐のために作り上げた陰核切除特化型ウーマナイザー型ドローンであることが判明しすぐさま上空を高速で旋回飛行するドローンを警戒するがこの闇夜の中目視で捉えるのは極めて難しく次の攻撃の瞬間を狙って仕留める他無く生徒達はすぐさま地対空フォーメーションを組み敵を迎え打つがその攻撃手段は誰も予想出来なかったもので親機となる大型ドローンが吸引したキャンプファイヤーの炎を収束して逆噴射し辺り一面を薙ぎ払うという悪魔のような所業であり迫りくる業火に向けて一斉に放たれた生徒たちの殺人潮吹きも虚しく蒸発異臭を放つばかりで次々とかけがえのない若い命が真っ赤に燃えて灰燼に帰していくが獄炎に照らされた仇敵の姿がこの惨劇の夜空にようやく浮かび上がり伏兵として潜伏していたセルフクンニ軟体開発女学院首席卒業者のOBが自らの命と引き換えに体水分の全てを収束して噴射する最大出力の殺人潮吹きで正確に親機ドローンを貫き制御を失った陰核切除専用子ドローンも次々と墜落していき流石は手首太腿に余白が無いくらいの自傷跡を持ち多重整形で顔面崩壊過食嘔吐喫煙酒焼けで20代ババアみたいなガラガラ声になってるトー横の伝説と言われたOBであるが既にその身は完全に水分を失いミイラ化しており何とか生き残った1492人の生徒たちも引率の教員たちもこの夜の惨事に三日三晩咽び泣き癒えぬ心の傷を負って暗澹たる思いの中その手首に無数の刃傷を復讐の誓いと共に刻み付け新たに427人の新入生を迎えたセルフクンニ軟体開発女学院今日セルフクンニを極めるべく過酷セルフクンニ訓練に臨むのであった

異常独身男性まっしぐらな俺の自分語り

幼稚園の頃に引っ越しがあって、全く知らない土地にきた。知り合いもいないし、親の教育方針で家の近所の保育園ではなくかなり家から離れた幼稚園にいきなり放り込まれた。元々いた幼稚園記憶がないから前はどうだったのかわからないけど、新しい場所に全く馴染めず常に疎外感を感じていた。

小学校に上がると、遠くの幼稚園に通っていたのもあって知り合いが一人か二人しかいない状況になった。登校初日、あまり不安から泣きながら親に行きたくない駄々をこねたのを覚えている。

多少の疎外感と友達殆どいない生活にもなれたころ、遊具の上から友達に突き飛ばされて骨折し、授業に参加できなくなった。

そこからというものさらに周りから避けられクラスから浮いた存在になった。それが原因だったのかいじめが始まった。

そうでなくても私は親の方針髪型坊主で、理屈っぽく嫌味たらしいCS深夜アニメ再放送ばかり見ているような今考えるとどうしようもなく気持ち悪い子供だったので、いじめ必然だったかもしれない。

悪口ものを隠されるだけではなく、ありもしない噂を立てられたり、殴られたり蹴られたり投げ飛ばされたりもした。

いじめ主犯格友達が通る階段を避けて、上級生の使う階段を早足で駆け上がる日々が続いた。

そんな日々が5年ほど続き、限界に達した先生いじめのことを報告した。幸いなことにとても良い先生だったので一応形的にはクラスのほぼ全員から謝罪を受けた。

しかし、暴力や直接的な悪口がなくなっただけでよりクラスから浮いた存在になってしまい、あからさまに避けられるようになった。

特に女子生徒から存在自体が悪かのように嫌がられたのを覚えている。

中学生に上がると、幸運なことに別の小学校からの生徒もいたため、いじめ過去を知らない子達とはそれなりに仲良く出来た。

が、大半の人間からは避けられクラスからはやはり浮いていた。

しかも当時の私は携帯を持っておらず、クラスの内のカースト政治にも殆ど関与しない立場だったため、常に空気のような扱いであった。

高校では小学校からの知り合いがいない学校に行きたいと思い、受験勉強に励んだ。

これは完全に自業自得だが、今まで宿題も碌に出さないような人間だったので勉強をし続けることや受験プレッシャーに耐えられずあからさまにノイローゼになり情緒おかしくなっていた。

そのせいで勉強に対するトラウマのようなものが生まれしまった。

とにかく志望した高校には合格でき、話し相手も数名見つかったが、今までの人生友達いたことが殆どないため友達の作り方が分からず、連絡先もろくに交換できなかった。

そもそも話が合う人間が全くいなかったのもあるが、高校でもそんな調子で虚勢を張ってはいものの例によってクラス政治には全く関与せずまたもや浮いた3年間を送った。

そして今しょうもない地元の私文に進学して勉強への苦手意識を拗らせて単位ギリギリ取れるぐらいのフワフワした感じで過ごしている。

高校の時のように集団生活でもなくなったため、今は本当に友達が一人もいない。

どうすれば友達を作れるんだろうか。そして私はどこで人生を間違ったのだろうか。

とにかく暇で暇で仕方がない大学生活を楽しむためのコツを先輩方に教えてほしい。

2023-06-04

マイクラって凄い革命なんだな

うちの子が近所の友達の家でマイクラMinecraft)やってきたらしく

欲しい欲しいと五月蠅いので買うことになって、今更ながらやってみたんだがめちゃくちゃ凄い

何が凄いって、もうゲーム概念がほぼ覆ってる

まず何も情報が無い

チュートリアルがないゲームなんて最近だと考えられないが

チュートリアルどころか説明も一切ない

いきなりブロックだらけのだだっ広いフィールドに放り込まれ放置

「は?何これ?何をするゲームなの?」

とか思いながらフィールドを探索したりしているうちに夜になる

そして出てくるゾンビガイコツたち

謎の緑の生物も出てきていきなり爆発されて死ぬ

そして持ち物全部無くなってリスポーンされるんだが

スポーンされても夜なのでまたゾンビに囲まれて緑の奴に殺されて終わる

これが一晩中続いたと思ったら太陽が昇ってきてゾンビが焼かれて初日が終わる

さすがにこれはキツいと思ってメニューを見ると木を使って作業台が作れるそうなので

作業台を作って道具を入手し、とにかく穴を掘って次の夜に備える

ある程度満足できる横穴を手に入れ、そこからいろいろ資源を集めて武器や道具を作っていたんだけど

ある夜、例の緑の奴に見つかって全部爆発される

このあたりで観念してネットを調べると、まぁ出るわ出るわいろんな情報

とにかく初日は羊を狩って羊毛を手に入れてベッドを作って夜になったらさっさと寝れば良い、とか

木を集めて道具を作ったらすぐに石を掘って石の道具を作り、その後は鉄と石炭を求めてフィールドを探索する、とか

たいまつを作る時は石炭で作るともったいないから石炭で木を焼いて木炭を大量に作ってから作ると良い、とか

とにかくいっぱい情報が出てくる

ただ、それがほとんどネタバレになっていない

なぜならプレイしているフィールドユーザー毎にランダム生成されているので全く違うマップで遊んでいる

なので「石炭は山に多い」とか「鉄鉱石は地下を掘れ」とかい曖昧情報けが共有されて、あとはプレイヤーの力量に任されている

地下を掘っていたらいきなり広大な地下洞窟が拡がっていたり、海の向こうに怪しげな山が形成されていたり

Youtubeプレイ動画を見ても、自分プレイにはほとんど影響しないので全然ネタバレにならない

しろプレイ動画を楽しんで、自分世界でも試してみて楽しめるような、二度美味しい設計になっている

このあたりの全ての土台が「ランダム生成されたフィールド」という部分と、「全てが破壊・生成可能」という2点に集約されているし

この2つを実現するためにあのブロックという形での表現必要ということなのだ

オープンワールドランダム生成することはできるだろうし、全てを破壊・生成できるようなゲームも作れるだろう

ただ、それは何かしらの単位(何をベースランダム生成し、破壊・生成を行うのか)をプレイヤーと共有しない成立不可能で、それこそがあのブロックなのだ

おまけにマイクラは定期的にアップデートされて新しいブロックなんかが追加されたり敵も増えているらしい

なんというか、全てが新しいし、他のオープンワールドがこの手のクラフト系を見様見真似で取り入れようとしても、結局はこのブロックという発明には勝てないだろうと思う

2023-05-28

今日あったガチ自慢聞いてくれ!

最近チアプ始めたんだけど初日デートで4連続ホテル誘われてマジでありえんかった!全員即ブロックした!」

ってキレてた女の子初日デートしでお持ち帰りしてセックスしてきたんだけど、俺めっちゃ凄くね?

2023-05-27

anond:20230524192008

市役所で働いたことあるけど職員同士の助け合いなんてマジでいからよく分かる

ただのバイト非常勤職員初日に何の研修もなしに窓口に放り出して市民クレーム対応させて正職員は奥で知らんぷりとか本人に聞こえるようにあいつ使えないって悪口言うとかよくある話

そんな中でも珍しく優しかった人、矢面に立ってくれた人のことはよく覚えている

糖質市民様が職員以外立ち入り禁止カウンター内にずかずか入り込んで電波発言をわめき散らし始めて死を覚悟した時に隣の部署の太ったおっちゃんが飛んできて助けてくれたこととかさ

なんの慰めにもならんかもしれんが増田のことをかっこよかったと思ってくれていた人、増田が辞めてしまたことに悔しさを感じていた人はきっといると思う

2023-05-21

結局ダイエットジョギング最強なのでは

今までずっと、ダイエット食べ物カロリー調整と寝る前のストレッチスクワットだけでどうにかしてきた。

が、それだけではどうにもならなくなってきたので、ユニ○ロでトレーニングウェア一式を揃えてジョギングを開始してみた。(朝に2km走るだけ)

初日はすぐにヘトヘトになって「これは無理だ…!」って思ったけど、数回で普通に走れるようになったし、下っ腹の肉は落ちたし太ももにも隙間ができたしで「もっと早くジョギングやっとけばよかった」ってなってる。

こんなにすぐ効果が出るとは思わなかった。

2023-05-18

NTRとその効用

 NTR的視座を持って生きることは人生を豊かにする。

 それは、つねにおもいがけない可能性に対して開かれた態度であり、慣習的な物事の結びつきを超えてあらゆる未来否定せず、支配と被支配の天地すらもあいまいに塗りかえる。そうした状態政治性を求めるのならば、こういいかえてもいい。NTRとは革命である、と。

 NTRの宿る瞳は風景革命する。たとえば、あなたは都会とも田舎ともいいづらい、郊外住宅地に住んでいて、そこにしゃれたパン屋さんが建っているとする。味はそこそこで、町のなかでさえ注目度は低い。あなたはその店へ日常的に通い、品揃えと定休日完璧に把握し、なんとなれば五回に一回は店主が声をかけて二言三言挨拶をかわす。ちゅうくらいな好ましさがある。

 ある休日幸福な遅起きをしたあなたはその店に向かう。しかし閉まっている。開店時間は過ぎているし、定休日でもないのに。店の扉に張り紙がしてある。「Aデパート地下街新春スイーツフェア出店のため、誠に勝手ながら、〇日~×日はお休みさせていただきます」。

 世界がすうっと冷えて遠のいていく。

 そのデパート毎日百万人が乗り降りするような規模の駅の前にそびえている。

 そこに行くと、よく見知ったパンが知らない装いで売られており、おそらくあなたが手をふったとしても、他人のふりで無視されてしまう。三百円の買い物ごとにスタンプを捺してもらっているあなたカードも、存在しないものとされるだろう。

 もうあのひとかみごとに皮が崩れ散るクロワッサンも、あの固くなった餅のような生地ベーコンピタも、もうその手には届かない。あの店は二度ともどってこないではないか。そんな感覚あなたは襲われる。

 開期が終わると、パン屋はもどってくる。以前の顔のまま、あなたのとなりに、なにひとつ変わっていないかのように。

 だが、変わってしまったのだ。なにかが決定的に以前とは違うのだ。

 営業再開初日朝一番あなたはその店を訪れる。柔和な顔立ちの店長が、変わらぬ笑顔で「焼きたてですよ」といいながら、あんパンを棚にならべる。あなた礼儀正しく待ったあと、ひとつをトングでつかみ、瓶入りの牛乳といっしょにレジに出す。

 店の外のベンチで、あなたあんパンにかじりつく。

 あなたが知っているかはわからないが、あんパンパンのなかでもっと官能的なパンだ。NTRを体現している。それはおはぎと逆の極にある存在だ。おはぎで餅米を包んでいたオラオラ系のあんこが、西洋象徴であるパン出会ったとたん、しずしずと包まれるに甘んじている。 あなたあんこパン咀嚼しながら、自分が今、寝取っていると同時に寝取られているような、ふしぎな感覚を味わう。それこそがNTRの奥義だ。シナイ山モーセはふたつの神の名を与えられた。ひとつはYHMH。もうひとつはNTR。発音できないことはそれ自体神聖さの証だった。

 能動受動ーー寝取りも寝取られもNTRというひとつ言葉に封じられている。わたしたちはそうした矛盾を孕んだ言葉を何の違和感ももたずに使っている。どちらでもあり、どちらもない状態こそが自然なのだ。そうした状態自然にすることで、わたしたちは今ある景色転覆できる。


 NTRという言葉の両義性に想いを馳せるときわたし菅井の顔を思い出す。

 九十年代の善き日々に、わたしフリーランスでいわゆるNTRビデオレターディレクターをやっていて、彼はそのプロデューサーのようなポジション助監督的な雑用からポストプロダクションまでを一手に引き受けていた。

 あの時代を知らない子どもたちには、NTRビデオレターヤラセだと思っているものも多いと聞く。たしかにそうした側面があったのは否定できない。特に大手制作会社がAVのついでに量産しているようなものは、最初から商業的な流通を折り込んで、俳優を雇って制作されていた。

 だが、わたしのいた現場みな本物で真剣だった。寝取るほうには寝取るもの矜持があり、寝取られるほうには寝取られもの葛藤があり、そしてかれらを撮るわれわれはそうした昏い機微、愛の真理といってもいい、そのさざなみのような感情を、一コマも撮り逃すまいという気概があった。誰もが真剣に傷つけあっていた。

 独立系の低予算のチームである。撮ってくれと頼むのも、大手発注できないような貧乏若者ばかりだ。ビデオレターを撮って、送りつけたい。その情熱が何よりの対価だった。

 菅井もそんな情熱しか財産を持たない若者のひとりだった。彼と出会ったのは大学のあるサークル飲み会のことだ。三次会だったか四次会だったかを先輩の家に転がり込んでおっぱじめ、みなひとしくへべれけになったノリで、先輩が「おもしろものがある」とVHSテープを取り出した。

 それは当時話題になっていたNTRビデオレターで、メーセッジを収録している最中寝取られ女性(四十代の主婦という触れ込みだった)が感極まって泣き出し、泣くのはよくあることだったが、その上にすさまじい量のゲロをぶちまけて寝取り役も撮影スタッフも大騒ぎ、という内容だった。要はネタビデオである。皆視聴済みの有名作で、先輩もそのことをわかっていたはずだけれど、みな初めて観る体で盛り上がった。

 そして、例のゲロの場面が来ると、みんなで爆笑した。わたしも笑った。下に見る笑いだった。そうした笑いを仲間内で共有することが結束である、と信じていた。

 だが、菅井はそうでなかった。

 それまで部屋の片隅でちびちびキリンなどをやっていたのがいきなり、「笑うな!」と叫んだときは、おどけた反語表現なのかなと思っていたが、先輩にくってかかるに及んで本気だとわかった。

 押し倒された先輩の顔に浮かんでいたのは暴力を振るわれた怒りではなく、驚きと困惑だった。わたしたちも止めるでもなく、ただひたすら唖然としていた。先輩もわたしたちも、NTRビデオレターに対して真剣になる人間がこの世に存在するなどとは思わなかったのだ。 菅井酔っ払いすぎだとして家に帰され、後日、酒の席のことと暴行は不問にされた。菅井サークルで、なんとなくアンタッチャブル存在になった。

 サークルの他の人間たちとは逆に、わたし菅井に興味を抱いた。

 当時のわたしはNTRビデオレターの大半をヤラセだと考えていた。そうした作り物にたいして、あそこまで入れ込める人間がいるというのは不思議というより驚異だった。

 菅井はふだんから近づきがたいオーラを発している類いの一匹狼だったが、こちからしかけると意外に愛想良く応じてくれた。

 彼のNTRビデオレターについて該博な知識を持っていた。その歴史からジャンルゲームチェンジャーとなった名作の存在業界構造まで、事細かにしかも大変おもしろく教えてくれた。良い教師だった。

 あるとき、彼の部屋でふたりだけで宅飲みをしていたときわたしは彼に訊ねた。「どうしてNTRビデオレターにそんなに興味を抱いているのか?」

 菅井は、酒気に染まった赤ら顔しばらくゆらゆらさせたのち、立ち上がり、押し入れからひとつのVHSテープを取り出した。

 部屋の明かりを消し、無言のままビデオデッキにそのテープを挿入する。あまり上等とはいえない画質に、ベッドに座った二人の裸の男女が浮かび上がる。男のほうは下腹が出ていて、若いようにも中年のようにも見える。女のほうは透き通った印象の美人だった。

 男のほうがピースをしながら口上を述べる。さしてオリジナリティのない、平坦なセリフだった。菅井はその口上にかぶせるように、ぼつぼつと、VHSテープの来歴を語りはじめた。

 ビデオに映っている女のほうは菅井の伯母であるという。知的でやさしくて、幼心に憧れの存在だった。伯母夫婦には子どもこそいなかったものの、傍目から見れば、仲睦まじく、理想夫婦といった趣に見えた。夫婦菅井をかわいがってくれ、週末にはよく遊びに連れて行ってもらったそうだ。

 その伯母が急な病で若くして亡くなった。菅井高校生のころだ。意気消沈する伯父を励ますために、菅井は伯父の家をたびたび訪問して話し相手になったやった。

 しかし、伯父は一方的に話す菅井に黙って相づちを打つだけだった。菅井が三人で出かけた思い出を語らおうと、アルバム場所を聞くと、伯父は「焼いた」といった。そこで菅井は初めて、家の中から在りし日の伯母の写真という写真消失しているのに気づいた。

 菅井はそのことを問い詰めようとしたが、伯父の返答は要領を得ず、ついには泣き出してしまった。

 菅井は長らく伯母について伯父の前で触れずにいた。だが、大学進学が決まって伯父の家に挨拶へ行った日、めずらしく伯父が上機嫌で出迎えてくれた。自分から菅井にいろいろ話しかけてきた。流れで伯母の話題にもおよび、ひさしぶりに伯母の思い出について深く二人で語り合った。良い時間だった、と菅井はいう。

 微笑みながらも目頭を熱くしていた伯父は、ふと思いついたように席を立って、どこかからかVHSテープを持ち出してきた。なにそれは、と菅井が訊ねると、伯母の映っている唯一のビデオだという。

 そして、菅井と伯父はそれを観た。ふたりとも、ひとことも喋らなかった。

 伯父の訃報を聞いたのは、菅井大学下宿引っ越した直後だった。自殺だった。

 わたしたちの観ているビデオレターは山場にさしかかっていた。VHSと自らの由来を語り終えた、菅井の横顔はブラウン管の青い光にぼうっと照らされ、かそけく浮かび上がっている。画面を凝視している。そこにあるのが歓びなのか、哀しみなのか、あるいはまた別のなにかなのか、推し量ることはできない。

 その横顔に、初めて世界を知らない角度から見た気がした。

歌舞伎町タワーオープン初日に行ったけどさ

トイレくらいしか着目するとこなかったけど前情報でもトイレは言われてた?

情報なしで行ったけどやっぱトイレだわ

2023-05-15

ブレワイとティアキンのゼルダ姫が嫌いだ

 この記事タイトルを見てこのページを開いた人達の中で、同じ気持ちの人は何人いるのだろう。

 新作が発売されて間もないこの時期、水を差すようで申し訳ないとは思うが、文章として残しておきたかったので書いておく。

 新作のネタバレがあるので注意してください。

 私はゼルダの伝説というゲームが好きだ。昔から大好きだ。テンプレのように時のオカリナからハマり、過去作も新作もずっと遊び続けた。

おなじみのキャラクターが出ても同じようなギミックアイテムが出ても古臭さや飽きを感じさせず、常に新しさを感じてきた良いタイトルだ。子どもの頃から遊んで、大人になった今でも夢中になれるほど好きなゲームだ。本当に大好きだ。

 ゼルダの伝説キャラクターは、本作を遊んだことが無い人でも名前ぐらいは知っているぐらい有名だと思う。主人公リンクヒロインゼルダ姫。この二人は毎度違う人物だったり前作と同一人物だったり様々だけれど、だいたいの関係性は変わらない。いつだって二人は「勇者」と「姫」だ。

ゼルダ姫というキャラクター最初シリーズでは登場回数も少なく、メインカラクターにしてはやや影が薄かった。だけど気にしたことがなかった。だってプレイヤーの中で「ゼルダ姫」というキャラクター特別なのだ、そう簡単に会えるものでもないと子どもながらに思っていたし、大人になった今でもその考えは変わらない。

 スマブラの影響もあり、私の中でゼルダ姫=時のオカリナイメージが強かった。そんな中で、風のタクトが発売された。ゼルダ姫のイメージが今までとがらっと変わり、衝撃を受けた。だけど、すんなりとい受け入れられた。だって彼女性格人間性が違ったとしても、「特別ゼルダ姫」だったからだ。

重要な時に現れ、リンクを導き、そして一緒に魔王を倒す。王道なすストーリーの中で、ゼルダ姫は物語ヒロインとして輝いていた。

 その後も様々なタイトルが発売され、スカイウォードソードが発売された。これも風のタクトの時と同様に衝撃を受けた。だって、今まで特別存在だったゼルダ姫が姫ではないどころか、序盤から会えるどころがリンクとは既にとても深い関係にあったからだ。

 スカイウォードソードゼルダは新しい存在であったが、愛らしい容姿と一途にリンクを想う姿がまさにヒロインで、すぐに大好きになった。今まで物語ヒロインであったゼルダが、今度はリンクヒロインになった。姫ではないけれど、やはり特別存在であることに変わりわなかった。

 そしてスカイウォードソードからゼルダという人物スポットが当てられることが増えたように感じた。でも、そうなるのも分かる。だってヒロインだし、可愛いのだ。今まで影が薄かった方がむしろおかしいのだ。そう思った。今までリンクゼルダ姫の関係性に恋愛の様な進展があることはなかったが、きっとこの二人は結ばれたのだろう。リンクゼルダを救おうとする必死な姿を見て、そう思えた。

 2017年3月3日、待望の新作「ブレス オブ ザ ワイルド」が発売された。

 ブレワイを発売初日に遊ぶために死に物狂いでSwitchゲームソフトを予約し、一日中遊び続けた。今までには新しい遊びがたくさん詰め込まれゲームだった。

 そして、出会った。新しいゼルダ姫に。

 はじめは声だけだった姫だが、リンク記憶を取り戻すごとに彼女がどんな人間だったのかを垣間見ることが出来た。どれだけ修行を積んでも力が目覚めず苦悩する姿、リンクへのコンプレックス…と、今までのゼルダ姫とは明らかに違う人物だった。

 それから徐々に感じるようになった。彼女は、本当に「ゼルダ姫」なのか、と。

 ブレワイのゼルダ姫は、リンクに「守られる」ヒロインだった。

 少しでも皆の役に立つため努力しているけれど報われない、「かわいそうな」ヒロインだった。こういう女性の姿を見た時、多くの人間は「守りたい」と感じるのだろう。だけど、私はそうは思えなかった。むしろ、勤勉な設定なのにどうして役に立つことを物語中なにも行う描写がないのだろう、と。

頑張る姿はこれでもかという程描かれているのに、それが報われるのはリンクの死の間際と物語ラストだけ。いくらゼルダはすごい人だ」と言われても、納得が出来なかった。

 私は、このゲームを通して「ゼルダ姫という愛されるべきキャラクター」を押し付けられている。そう感じてしまった。

 ブレワイのゼルダ姫はリンクを守ってくれない、アドバイスをして導いてくれない、ただひたすら遠くから神秘的な声を一方的に送られるだけだ。役に立つ重要アイテムをくれたりもしない。光の弓矢だって、使えるのはラスボスだけだ。大事な場面だけ登場して、ガノン封印するという美味しいシーンだけ持っていく。彼女気持ち押し付けるだけ押し付けてきて、こちらの考えは聞いてくれない。一体どうして、そんな彼女を愛せることができるのだろうか。100年の間、ひたすらリンクを待ってくれていたと言うけれど、誰が待っていてくれと頼んだのか。勝手に待ち続けて、勝手に満足しているのではないだろうか。

 良くも悪くも、彼女リンクという人間依存し過ぎている。だけどリンク彼女そばにいるのは、彼女が好きだからではない。リンク勇者で、騎士だったから。それだけだ。ゼルダの中でリンクという存在は大きいだろうが、リンクの中でゼルダという存在は比例していない。証拠も何もないけれど、少なくとも私はそう感じた。ゼルダを助けたいという気持ちを、リンクからは何一つ感じなかったからだ。

 思い出を辿っていく中で、リンク記憶のはずなのゼルダ目線のものばかりなのも気になった。捏造された記憶を見せつけられているのではないか、と思うぐらい。

 だけど、ゲームはとんでもなく面白かった。ゼルダ姫という人間理解できなかったが、それでもゲームクリアできたのは彼女の姿も名前も、ほぼ記憶の中と終盤しか出てこなかったからだ。

 そしてついに、ティアーズ オブ ザ キングダムが発売された。

 プレイから、嫌な予感はしていた。ゼルダ姫という人間ゴリ押しをひしひしと感じたからだ。だけれど、ゲームはやはり面白い。空島だけで夢中になってしまっていた。そして始まった、怒涛の「ゼルダの伝説」のムービーが。

 どのムービーゼルダ姫、地上のモブキャラクターの口からゼルダ姫、他のメインキャラクターと会話してもゼルダ姫。どこを見てもゼルダゼルダゼルダの嵐だった。

 いずれ訪れる未来を救いたいと、自ら龍になりマスターソード癒しリンクを待つゼルダ姫。それはもう感動のシーンなのだろう。私以外の人間にとっては。

 龍の泪のストーリーを終え、涙が散り地上絵になった瞬間に悟った。ああ私、このキャラクターが嫌いなんだ、と。

 どうして、こんなことをする前にもっとリンクの為に力になるシーンが無かったのだろう。どうして、おいしいところだけ持っていこうとするのだろう。どうして、頼んでもいないことを勝手にやって勝手に泣いて、勝手に全てをリンク押し付けてくるのだろう、と。

 このゼルダ姫の中で、きっと「私の憧れるリンク」という存在がある。そのリンクは、プレイヤー操作しているリンクとは違う。彼女は頭の中のリンク依存し、そして自分の思い描く完璧ストーリーを辿ってくれると信じて疑わない。だから押し付けてくるのだ、なにもかも。

 ブレス オブ ザ ワイルドティアーズ オブ ザ キングダムも、本当に素晴らしいゲームだ。だけどたった一人「ゼルダ姫」という存在の為に、手放しにこのゲームを大好きだと言えなくなってしまった。ムービーの度に現れる姿にもテキストの中で名前が出てくるだけど辛くなり、ゲームが出来なくなってしまった。どうしてこうなってしまったのだろう。私はもう、このゲームを好きだと言える資格を持っていない。

 唯一の救いは、2作も出したのだからきっともうブレワイの系譜の続編は作らないだろうということだ。新しいハイラルで、新しいリンクゼルダ姫を見守りたい。一刻も早く、そうなってほしい。

 文章を書くことがあまりないため、読みにくく稚拙な内容だったと思う。

 ここまで読んでくれた人ありがとう。皆さんはブレワイとティアキンのゼルダ姫を愛してください。

2023-05-14

「バズれアリス 富士伸太」を読んだ

こんにち、インターネットにつながる端末を所持している者は常にネタバレリスクに晒されている。

話題の新作などネットの海には断片的な情報が漂い、発信者個々人にその気はなくとも、知って/知らされてしまうことが多々ある。

私はアンサイクロペディアを許さない。

  

私は基本的映画漫画小説、事前情報を極力断つようにしている。

シン・ゴジラ シンウルトラマン シン仮面ライダー すべて回避成功してきた。結果、すべてドハマリして周回した。

  

失敗もある。

グリッドマンユニバース映画の公開自体を忘れ、公開前日に気づいた。なんとか初日の公開に駆けつけた結果、5ユニバースした。

  

プライベート問題もある。生後間もない子どもを抱え、昼夜問わず授乳に体が悲鳴を上げている。

10年前よりたるんだ体、シワの増えた顔。

濁流の如きトレンドの流れに追いつこうとするのは20億の針に等しく無謀だ。

  

正直に言おう。バズれアリスも発売日の後に気づいた。

出版業界では初動の売上が続巻に大きく影響することは知っていた。

迂闊!何たる失態!

慌てて書店で買い求め(Amazonで買うよりもリアル店舗で購入したほうが出版社的側には覚えがめでたいらしい)、先程読了した。

富士先生になにか貢献できないか

先生ツイートをたどるとリツイートキャンペーンを開催していることに気づいた。まだ間に合う。

ROM専アカウントが日の目を見る時が来た。

普段ネット大海を深く静かに潜航している私だが、以前から追っていた作者となれば話は別だ。

富士/伸太先生へ届けこの思い!

  

以下、感想

例えば「帰ってきたウルトラマン」 最終回伊吹隊長の「ウルトラマンを援護しろ!」というセリフ燃えた。

例えば「劇場版仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命ガイアメモリ」 住民の声援と風の力を受けてパワーアップしたWの姿にイオンシネマで嗚咽した。

例えば「ドラゴンボール」 元気玉の力を集めるにはMr.サタンの助力無くしては成功しなかったところに鳥山明漫画力の真髄を見た。

  

そう、たまらなく好きなのだ。私は。

一般人の声援を受けて立ち上がる主人公の姿が。

民衆祈りを力に変えるヒーローの姿が。

女の子が一人で頑張る姿を見る/読むだけで泣けるのは齢を重ねたせいか

配信者と視聴者関係宗教信者形容されることはままあるが、それを商業作品エンタメとして成立させた富士先生の手腕と着眼点の鋭さに敬服する。

  

最後いちばん重要なことだが、昔から知っている作者の方が今も活動を続けているのを見ると、嬉しくなる。

続刊期待してます

2023-05-10

anond:20230510000938

連休初日水曜日可燃ごみ収集がある地域

ゴミ出しのための支度を考えると、戸別回収や24時間ゴミ出し可能マンションでの居住ではなさそう

戸建ての場合品川区台東区市部は戸別回収があるので候補から除いても差し支えないと考えられるけれど川崎横浜あたりも戸別回収ではない地域なので地域特定は難しいか

離婚を考えている・子供描写がないことから戸建ての可能性は低いと見積もってよさそう

購入前提のファミリータイプ、もしくはDinks向けの集合住宅であれば、マンション建物エントランスの裏手などにゴミステーションがある場合が多いけど、用意の様子から建物外に出る雰囲気があるため、築浅ではない2人入居可能賃貸目的物件居住しているのでしょうか

2023-05-09

晴れた日の踏切

その前日は、プロジェクト責任者として費用対効果目標に至らず、詰められ、報告と対策提案は翌週に持ち越しになった。

その日は燃えるゴミ収集日だった。虫が苦手だから燃えるゴミの日は何が何でもゴミ出しをせねばならない。

ギリギリ近所を歩ける格好に着替え、靴を履き、ゴミ袋とスマホと鍵を持ち、すやすやと寝ている夫を背に玄関を出る。ごみ収集所に向かいゴミを捨て、天を仰ぐ。雲ひとつない晴天。

死ぬならこんな綺麗な日がいい。

ふと思い浮かんだその気持ちに、抗うもなく、肯定するもなく、ただ足は近くの踏切に向かって歩いていた。

踏切までは徒歩10分ほど。線路沿いをぼんやりと歩いた。

永遠を誓ったはずが独身自由さに戻るため離婚したいという夫。人の意思自由から

何度も調整し言質をとり議事録にも残っていることを認めず責任を問う経営層。立場上、弱音を吐くことを他の従業員役員に見せることはできないから。

期日を過ぎても成果物を提出してくれない取引先。他の案件も忙しいなかで大変だから

疲弊するだけで工数ばかりがかかり成果の見合わないプロジェクトを売った営業担当。彼には達成しなければならない売上目標があるから

人にはみな都合があり、都合のぶつかり合いで世の中は意思決定がなされていく。

都合を主張するのが苦手な自分は、かと言って『察しろ』と開き直ることもできず、都合と都合の調整に追われ、今日まで来てしまった。ただ疲れてしまった。

連休が終わればまた都合に振り回される人生だ。

自分の都合などとうに捨てた。何がしたかったのかも分からない。

いや、正確には一つあった。夫と老人になってもただ二人で緩やかに暮らしたかった。

しかしそれは叶わぬ都合だった。では、私にはもう望むものなどないのだ。

踏切前まで来る。カンカン警報がなり遮断器が降りる。

シミュレーションのために1本、2本と踏切の先で通り過ぎる電車を見る。 駅の近くにあった踏切から電車は遅く見えた。

この速度なら、跳ね飛ばされるよりも車輪下に入り込んですり潰されかねない。それはとても痛そうだ。

電車が通過し遮断器があがった。踏切に入り、横に遠く伸びる線路を眺めた。

少し先にいくつかまた踏切が見える。あちらの方が、電車の速度が出ていそうだ。

気づくと歩みは次の踏切方面に続く道に向かっていた。

次の踏切に来た。狭い踏切だ。様子を見るため電車を待つ。

手押しのカートをひいた白髪のおばあちゃんがよろよろ歩きながら私の後ろにいるのに気がついた。

いま踏切にとどまれば、このおばあちゃんグロテスクものを見せてしまうかもしれない。

そう思うと、踏切で止めるべき足は止まらず、渡りきってしまった。

ここは住宅街線路沿いには家が連なる。

次の電車を待とうと踵を返そうとしたら、線路脇の一軒家、2階ベランダ洗濯物を干している女性と目があってしまった。踏切前をふらふらしている人間なんて不審者しかない。

居心地が悪くなり、線路から見えた一つ奥の踏切に向かおうと思い、歩き出した。

その踏切には「いのちの電話」の看板がかけられていた。

いのちの電話、かけたことあるよ。ただ、電話口で「さあ話して」と構えられても何から話していいかからずロクに話をせずに一言謝り切ってしまったけど。救われる人もいるのだろう。

閑話休題、その踏切は道幅の割に意外と交通量が多かった。どこかの抜け道になっているのかもしれない。

人に見られると思うと憚られた。遮断器に入ってる間に緊急停止ボタンを押すかもしれないし、白昼堂々、あまりよろしくないものを見せるのは望んでない。

ここもダメだと歩き出した。首都圏ベッドタウン連休初日の朝。

都合よく人のいない踏切や道などなく、次の踏切、次の踏切、と歩いている間にとうとう隣駅についてしまった。

ゴミ出しのために家を出てから3時間半が過ぎていた。

ついぞ踏切で立ち止まることはできなかった。

駅前コンビニコーヒーを買って、ロータリーのベンチに座る。

子供連れの男女。老夫婦。

私以外みんな幸せそうに見えたが、そんな自己憐憫に浸っている自分が恥ずかしく、思わず下を向いた。

ベンチの足元には花が咲いていた。小ぶりで白い可憐な花。

じわりと視界が歪み、涙が目に溜まり、地面に落ちた。

来た道を戻りもう一度踏切行脚をする気力も体力もなかった。

スマホに入れたSuicaで改札に入り、駅のホームに設置されたベンチから空を眺めた。

今日でなくて、明日でもいいかもしれない。いや、明日するなら今日でもいい。

今日なら、夕方でもいいか今日ずっと考えて、明日結論を出すのはどうか。

猶予は5日間あるのだから焦らなくてもいいと結論を出すまでに2時間が経っていた。

その日はおとなしく帰宅し、ただ泥のように眠った。

次の日は曇りだった。踏切を思うことはなく、持ち帰っていた仕事を片付けるためにPCを開いた。

作業をしていると気が紛れて、やがて連休が終わった。

詰められるかと思った会議は一緒にプロジェクトに入っていた先輩がフォローに入ってくれて、なんとかなった。

問題は山積みで何も解決していないが、もう一度生きようと思った。

2023-05-08

しまったアアアァァァ今日映画見に行こうと思ってたが今日から5類だったアアァァァ

初日なんてどう考えてもアホしか沸かねえ

1週間くらい先延ばしにしよう

2023-05-06

長崎の港と京都駅展望

 出張三月の終わりに長崎へ行った。二日間の出張初日仕事を終わらせ、二日目は自由時間だった。二日目のその日は朝八時頃にホテルのチェックアウトを済ませ外に出た。

 コンビニでチュロッキーコーヒーを買った。コンビニで売っているものは、食べるとうんざりさせられるようなものばかりだけれど、チュロッキーだけは例外だ。港の公園まで十分くらい歩いただけだったけど、もう何日も食べていないみたいにお腹が空いきて、少し気分が悪くなっていた。折角の日を体調悪いままで過ごすことになるんじゃないか心配したくらいだった。

 海辺のベンチに腰をおろし、波だとか、船着き場の船を眺めながらチュロッキーコーヒーを味わっているうちに、体が温まってきて、だんだん良い気分になってきた。その瞬間、今日完璧な一日になるってことが、たちまちにわかったんだ。たまにそういうことってあるじゃない。今日がそういう日だったんだな。

 港近くの長崎県立美術館に立ち寄った。ちょうど猫の写真展がやっていたからね。でも、「子猫写真展」ていうタイトルには少し不安になったな。猫のことはとても好きなんだけど、子猫写真だけは嫌いなんだ。全体的に明るい画面で、ぼやけた背景につぶらな瞳の子猫が不安げな表情を浮かべている写真なんていうのは見ているとイライラちゃうんだ。でも、そんな不安は展示を見たらあっというまに吹き飛んだよ。そんなイライラするような写真は一切なくて、すごく楽しめたな。特に気に入ったのは、コーヒー農家で暮らす人と猫の写真だな。カゴの中で白い猫が寝ていて、その上にどっさりと赤いコーヒーの実が乗っているんだ。猫は埋められて顔だけ覗いているんだが、その寝顔の穏やかさといったらなかったな。でも、実際僕の心を捉えたのは、猫ではなく人だった。そのカゴにさらコーヒーの実を盛ろうとしている人の手だ。手だけが写っているんだが、指は太く、表面は木のように真っ黒であちこちひび割れている。その硬そうな手がコーヒーの実を盛った後、猫の白く柔らかい毛を撫でるところを想像したんだ。撫でている写真ではなかったのだけど、そういう光景が浮かんだんだ。すると、なんだか泣きそうになったんだ。これには本当、驚いちゃったな。

 美術館には屋上庭園があった。平日の昼前だし、人は僕だけだった。空港に向かうにはまだ時間があったし、美術館の展示にはもう満足していたから、ベンチに座って持ってきた本を読むことにしたんだ。短編集で、適当に読んだ話が大当たりだった。男が一人でキャンプに出かけるだけの話だったのだけど、すごい感じがよかったな。それを読んで、家に帰ったらアウトドア用の軽くて小さな持ち運びのできる椅子を買って、近くの公園にでも行こうと決めた。

 小説を読み終わった時、ふと、僕はこの屋上庭園が素晴らしい場所だと気がついた。よく晴れていて、そこらには暖められた芝生の香りが漂っていた。目の前には港があり、あたりは山に囲まれている。山沿いに街が拓かれている。

 僕はそこから見える長崎の町並みを写真に撮った。そういった景色をアキに見せたら喜ぶと思ったからだ。アキっていうのは僕の妻で、東海道新幹線に乗って関東実家帰省するたびに、熱海建物坂道に沿って連なっている様子がすごい好きだって言うんだ。だからきっと、長崎のこの景色も気に入ると思ってね。

 しかし、長崎の港の景色っていうのは僕、すっかり気に入っちゃったな。遠くに冗談みたいな大きさのクレーンが見えるんだ。僕が見たときは、何も吊るしては居なかったけれど、あれが動いて、船のタービンやらなにやら、バカかいものを吊るして動いているところを想像したら、すごい興奮したな。

 ベンチから立ち上がり、両手を天に突き出し思い切り伸びをした。体中をピリピリとした心地よさが駆け巡る。その時、どこから教会鐘の音が聞こえた。びっくりしたよ。すべてが僕の気分を良くするために動いているような感じがした。僕は教会鐘の音を生まれて初めて聞いたんだけど、あんなに気分が良くなるものだとは知らなかった。僕は長崎という街が本当に気に入っちゃったな。

 美術館を後にして長崎空港に向かった。そこで同期入社女の子に会ったんだ。僕は彼女のことが好きで、度々連絡をしていたんだ。とてもかわいい子なんだ。今回出張が決まったときにそういえば彼女地元長崎であることを思い出して、出張で行くと連絡したら、彼女もちょうど休職中で長崎にいるということだったので、会うことになっていたんだ。

 休職していたのは「本当に、先輩がサイアクで」というのが理由らしい。どうも、彼女は嫌がっているのにその先輩がしつこく言い寄ってくるらしい。

 「復職するには元いた部署一定期間ちゃんと働けることを示さないとだめなんだって。でもそれって、人間関係が原因で休職している人に対しておかしいと思わない? 別の部署に移してくれるなら、今にでも復職するのに」と話した。僕はそれはおかしいし、何かが間違っているよといった。

 カウンセラーの人に心身に良いから、散歩を心がけるように言われているらしい。一日八千歩歩けるようになることが復職の目安だが、どうしても家でゴロゴロしてしまうので難しい。よしんば歩けるようになったとしても、例の先輩が居る今の部署で働くのは嫌なので、転職をしようか悩んでいると話していた。

 飛行機に乗り、伊丹空港から時間バスに揺られて京都駅についた頃には、耳の少し上のあたりが痛み、お腹ふわふわするような不快感に苛まれていた。京都駅ミスタードーナツオールドファッションホットコーヒーを頼んで、京都駅展望台に向かった。そこからプラットフォーム全体が一望できる。僕お気に入り場所だ。電車が行き来して、人が電車から吐き出されたり吸い込まれたりしている様子がよく見える。別々のホームアナウンスが混じって日本語のようで日本語でないような音声になったのが聞こえる。そうした場所にいると落ち着くんだ。すっかり日が沈んでいて、駅の周りだけがスポットライトをあてられたように明るかった。東の山科方面には暗黒が佇んでいて、新幹線がそちらに吸い込まれて見えなくなった。

 僕は彼女と交わした会話について帰りの飛行機からずっと考えていた。オールドファッションを食べているうちにようやく考えがまとまった。僕は自信を失ったんだと思った。僕は彼女の話を聞いている間、つらいね、だとか、おかしいね、とかしか言えなかったのだけど、なんとか元気づけさせるような言葉を言ってやりたかったんだ。でも、変に何を言っても、彼女バカにすることにしかならないんじゃないかって気分になったんだ。僕の言ってること、伝わるかな。

 この世には、会社死ぬほど嫌な先輩が居ても、そこで働いて’ちゃんと’できることを証明しなくてはならず、そのための訓練として一日八千歩歩くことを指示されている人間がいることを思った。

 家に帰ったら、アキが迎えてくれた。「どうしたの、ひどく疲れちゃった顔をしているわね。かわいそうに」と言ってたが、全くそのとおりだったな。あれだけやりたいと思っていたキャンプだとかは、もう馬鹿たことのようにしか思えなくなっていた。部屋に戻って長崎写真を見返すと、どれもこれも大したことのない写真しか見えなくて、すごい驚いたな。

anond:20230506080509

https://togetter.com/li/2138166

これか。

おっちゃんも若い頃、この罠にハマった一人なので、分かるんだけど、

引越等で生活環境が変わり、今年からゆうちょ銀行を使い始めた人がよく引っかかるんだよね。

いくら告知しても、まず、郵便局に行くことがほとんど無いし、テレビも見ないし、ラジオも聞かない。

ただ漠然ATMは24時間365日やってると思い込んで、連休初日ATMの前で途方に暮れるという・・・

2023-05-02

有名中高一貫私立(男子校)に中学から通ってたけど思い返すと人間の醜い部分ちゃんとあったな(再投稿)

創立100年くらい経ってる男子校文武両道質実剛健的な校風

勉強だけじゃない!人間力高まる!」

みたいなイメージ強いらしくて人気の伝統校だったけど。

入学1ヶ月くらいは12の子供らしく席が近い同級生同士がちょい他人行儀に会話したり、とりあえず一緒に帰ったりして緩く仲良くなり始めるんだけど、1ヶ月経ったくらいから明白なマウント合戦が始まる。

いとうせいこうみたいな髪型で強度近視用のメガネ掛けてるいかにもお坊ちゃん育ちですって連中(ていうか半分くらいそんな外見だった。入学初日クラスメガネ率弾き出したら8割超えてて仰天した記憶がある)でも、

歳の割に体格良かったり元々の気性荒かったりする奴は弱そうな同級生に突然馬乗りになって鼻血出るまでボコボコにしたり、

「顔が暗いから笑」で前の席の奴の後ろ髪をライターで炙ったりしてた。

そんな様子を傍から見てて

「こいつらなんて恐ろしい奴なんだ……目つけられたら殺される」

と俺は震え上がってたけど、冷静に考えるとそいつらも皆お勉強頑張ってきたお金持ちの家のお坊ちゃんなんだよな。

粗暴とかけ離れたタイプしか見えない中学1年のメガネくんが、

血だの火傷だの失明リスクだのにひるまず大笑いで同級生たちを痛めつけてるのは結構異様な光景だったと思う。

あと、家が寿司屋同級生が裏でめちゃくちゃ笑いものにされてて衝撃を受けたのも思い出した。

チン毛生えるかどうかの歳で職業の貴賎的な概念を周りは普通に備え持ってたようで、年齢相応に幼かった俺はひたすら

「人の親のことバカにするのは思いっきタブーだろ。ていうか寿司屋で何で笑ってんの?」

と混乱してた。

一部の人間が大人になって身につける類の嫌な差別心をそんな歳でどうやって身につけてたのか未だに分からない。


野球部が圧倒的に偉かった。

野球部カーストトップで周りがビビって何も言えないみたいな風潮は多くの学校であるあるなんだろうけど、うちの野球部員はとにかく暴れまくってた。

休み時間、虫の居所が悪ければ金属バット教室ロッカーベッコベコにするし、鉄アレイとか周りの人間の机を砲丸投げみたいにぶん投げまくって大暴れするし。

パフォーマンス感は全然なくて、本当に突然癇癪起こして気が狂ったみたいに暴れ出してたからみんな震え上がって嵐が過ぎるのをひたすら待ってた。

でもそんな彼らがタバコだけは絶対に吸おうとしてなかったのは今でも不思議でならない。

うちの高校卒業生の母校愛がめちゃくちゃ強くて、かくいうカースト下位の俺もどういうわけか大学途中くらいか

「いい学校だったなあ、楽しかったなあ」

と悪い思い出をなかったことにして気づけば母校愛強いOBの1人にすっかりなってたけど、

最近なかったことにしてた思い出が急に色々脳裏に蘇ってきてモヤモヤしてたのでここに吐き出した。

あいつら何不自由のない裕福な家に生まれ育って、同世代の平均を大きく上回る知能があって、なんであんな小さい時分から粗暴だったり差別的だったりしたんだろ。

父子2代どころか祖父、父、子3代でOBみたいな家も珍しくない学校だったけど、俺は自分の子供は絶対に入れたくない。


以前ネット慶応大学野球部就職先が凄いみたいなのが話題になってて見たけど、うちの学校同級生連中のほうが良いくらいだった。

それでも自分の子供は入れたくない。

2023-05-01

何でもかんでもスタオベすな

初日からタオべ、中日でもスタオベ、千秋楽でもお約束の如くスタオベ…

今日の芝居は本当に立ち上がって拍手するほど良かったか推しくんの芝居、立ち上がるほどここ一番の仕上がりだったか?本当に心の底から感動して立ち上がってしまたかノロノロノロノロ周り見て空気読んで波みたいに立ち上がる雰囲気、滑稽だよね

私は今日『周りが立ち上がってステージ見えなくなっちゃったから』立って拍手した。本当に心のないスタオベでゴメンね、でも関係いか

観客が立ってる景色、誉れだよね。板の上の人たちは何も惡くないよ。でも特別今日の芝居が最高でも無かったのに立ち上がって拍手しててごめんね。本当、顔が見えなかったから立っただけ。

一番に立ち上がった奴、自分意志で立ち上がった奴が悪いんじゃないよ、私みたいな周りが立って見えないなってノロノロノロノロと立ち上がる奴が悪いっていうか邪魔邪魔を重ねた結果だよ。誰に何を謝りたいのかもわからないけど、心無いスタオベしてゴメン、心込めて作った作品に心無いスタオベで応えてゴメン。

この、毎日毎公演スタオベが起こるの、2.5だけ?なんでみんな立ち上がるの?そんな立ち上がっちゃうほど最高の芝居、なかなか出会えるもんじゃなくない?じゃあ立たなきゃいいじゃん!そう!でもステージ見えないの、見えないから立っちゃうの、それだけ!ただの愚痴矜持のない私のスタンディングがダメなの、それはわかってる!でもさ〜見えねーんだよ、ステージが!

立ち上がるほど感動した奴は立ったらいいよ、敬意よ。でもさ〜本当に今日の芝居、『立ち上がるほど良かったか?』

2023-04-29

GWの失敗を予感させる初日から五度寝

初日からテーマソングを間違えた

YOASOBIを聴きながら

からせっせと洗濯機を回して

部屋と風呂掃除した。

終わってから気がついたけど

まだ朝だし、遊んでないで家事してるし

何か騙された気がする。

いくら賠償してほしい。

2023-04-25

日本潜在的問題点 (?)

最近ネット炎上している問題政治問題はむかしからいつも (しかネットに限らない) だけど、ここ最近だとスープストックトーキョー問題だったり、ジェンダーレストイレの問題だったり *1食品添加物問題だったり、過激クレーマー問題だったり、人身事故問題だったり *2 、新型コロナ収束問題 (これは5月で確定したようなものだが) だったり、はてな内で話題になったつみたてNISADCだったり、いろいろな問題をみているけれど、総じていえるのは、

日本男性だろうが女性だろうが関係なく生きづらい場所になっているのではないか

というところ。よく女性活躍世界ランキングは下からかぞえたほうがはやいとかよくいわれるけれど、女性活躍しづらいのはそうなのだが、男性活躍しづらいのだ。テレビとかも深夜番組ニュース番組以外は炎上をすこしでもさけるためなのか「無難な」内容しか放送しないようになってしまったし。

自分はどの問題にたいしてもファイアーエムブレムifよろしくあえてどちら側の味方にもつかず *3 、別の観点からみているけれど、ただでさえ日本は (世界からみると) せまいのに、東京圏大阪圏人口が集中しすぎたせいでキャパオーバー。それでも日本人は価値観が多様にあるうえに自分第一主義になっている人がおおすぎるせいで、人が多い場所で (政治食品添加物年金はちがうが) このような問題がおきるとすぐに炎上してしまう。どちらの味方についたところで反対の味方 (つまり敵) から攻撃がたえないため、おさまるのにも時間がかかる。

女の敵は女」なのではなく、「女の敵は男女両方」であり、「男の敵は男女両方」でもあるのだ (どちらでもない性別場合でもおなじ) 。価値観が多様にありすぎるせいで全員を味方にすることはまず不可能 (そのかわり全員を敵にまわすこともそうそうないだろう この記事にかぎっていえば読者全員を敵にする前提で書いたが) 。

優秀な人たちはみんな海外ににげるのもわかるかもしれないが、政治関連の問題にかぎらずこういう問題からはなれたいというのもあるのかも。

日本はいちどこういうのを推進していく国と反対していく国に分断させたら冗談ぬきでおもしろいことになりそうなのだが、実際どうなんだろう。でも、

こんな世界、終わっちゃえばいい
『世界の終わりから』主役! 現役高校生・伊東蒼「絶望にもこんなに種類があるんだと学んだ」 | ananニュース – マガジンハウス


...日本はいい方向にむかうことがないだろうという前提で書きたいことばかり書いてしまったが、この記事炎上しなければいい、ブックマーク数もふえなければいい、だれもよまなければいい!

最近書いた記事のなかではめずらしくはてなブログとはてな匿名ダイアリーのどっちに投稿するか、書きおわるぎりぎりまでなやんだ記事だけれど (注釈文章はてなブログに投稿する前提でたくさん書いたもの 下書き保存もはてなブログにしていた) 、こっちに投稿することにした。ある意味これもひとつのifか。はてなガチ勢だと文章の書きかたでだれなのかわかるかもしれないけれど、それでもここまでとりみだしたながい (2000文字くらいの) 文章はうまれてはじめて書いた。

*1: さすがにこれは東急歌舞伎町タワーの他階にふつうトイレがあるというのがわかりにくすぎる施設デザイン問題があると思うが。開業初日にいったけど、フロアガイド看板の5Fの部分に「トイレ」ってかいてあったけれど、ウェブサイトフロアガイドトイレの表示がないこともありほかの人がトイレはいるまでどこにあるかわからなかった。2・5・17F以外は施設内にしかトイレがない (うえにフロアガイド看板ウェブサイトフロアガイドでの記載が一致していない これはさすがに問い合わせをおくった) し、2Fのジェンダーレストイレも深夜時間帯は店員にカギをもらわないと利用できないし、場所場所からなんだろうが、トイレだけ利用する人はお断りしようという強い意志だけは感じた。

*2: 意外とあかるみにでにくい問題だが、他人迷惑をかけないようにしろ派とがんばって生きろ派で分断している。なお、日本においては他人迷惑をかけないという方法存在しない。国は精神面でのサポートもっと充実させるべきだとおもう。

*3: この記事とは関係ないが、2023年3月ニンテンドー3DSでのニンテンドーeショップサービスが終了してしまったため、これからファイアーエムブレムif新規ではじめる人には「どちらにも協力しない」を選択する手段がなくなってしまったのは残念 (1度でもこれを選択したことのある本体であれば当面は再ダウンロードできる) 。そういえば、ファイアーエムブレムifもそうなのだが、日本海外での表現規制の差が話題になることもたびたびある。自分創作物表現規制はとくにむずかしい問題ということもあり、賛成はしないが反対もしない立場 (そのため選挙投票するとき表現規制賛否については考慮していない) 。

2023-04-23

海外旅行は到着初日鬼門

他の人はどうか分からないが自分場合はそうである

まず第一に長旅で疲れて判断力が鈍っている。また飛行機に乗っている間は比較的至れり尽くせりなので、そこで頭が鈍るというのもある。CAの作り笑顔世界から空港で拾うタクシー運転手の素っ気ない感じへの落差でやられる(アウェイ来たなあ!って感じる)

次に、土地勘とコミュニケーションに関する感覚がない。何を信じて何を警戒したら良いかが分からないのでピリピリする一方で、肝心なポイントに対して抜けが出たりもする。

また、ある土地に到着するということは必然的荷物をたくさん持って、空港や駅などの人が多いところを抜けるというリスクのあるアクションを伴う。飛行機の中で読んだ地球の歩き方には、〇〇空港スリや置き引きが多いので注意って、大抵どこの空港に関しても書いてあって、そしてそれは事実であったりする。便の関係で到着が夕方以降になると余計に緊張する。

海外旅行した時には、今までショボい失敗とかいっぱいやらかしてきたが、そういうのも思い出の一つなので、そろそろまた行きたいと思うようになった。

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