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はてなキーワード: 推定とは

2021-05-09

ミホノブルボンと熱湯風呂

ミホノブルボン熱湯風呂確認絶対に押さないでください」

ライスシャワー「ぶ、ブルボンさん?!そんな所にまたがってたら危ないよ…?」

ミホノブルボン「バッドステータス、『万事休す』である判断。至急援助を要請します」

ライスシャワーもしかして自分で動いたら落ちちゃうのかな…?わかったよブルボンさん、じっとしててね、ライスが助けてあげる…!」

ミホノブルボンありがとうライスしかあなた一人ではこの状況を打開するのは困難です。もう一人の援助が必要です」

ライスシャワー「そ、そうだよね…。わかった…!近くの人を探してくるね…!」

─────

秋川理事長危機ーッ!」

ライスシャワーブルボンさん!秋川理事長がいたから頼んできたよ!」

ミホノブルボンありがとうライス推定あと60秒は体制を維持できます

ライスシャワー「よ、良かった…。でも急がないと…!」

秋川理事長承知ッ!」

ミホノブルボン「転落まで、54、53、52」

秋川理事長「入浴ーッ!!」

ミホノブルボン「あっつッ!!!!!」

anond:20210509012539

インフルでのワクチン接種を基にして接種可能件数推定をするということについてはかなり以前からやられていたことだから、今更フィーリングってことも無いんじゃない?大規模接種も昔の集団接種の経験が使えるという話はあるし。

問題はその推定じゃ時間がかかりすぎてるってことだけど、かといって海外みたいに医療関係者以外が注射することは受け入れられないだろうからな。医療関係者以外がミスしても許すような寛容さや切迫感は日本人にはないでしょ。

今回のロケット中国とそれ以外の相違が浮き彫りになった

中国人大気圏ほとんど燃え尽きるから問題は極めて少ない、詳細は発表しない」

アメリカ人「99%は燃え尽きる試算だ。落ちる場所や時刻も、事前に推定し発表する」

日本人100%燃え尽きる素材にしました」

コロナ武漢研究所職員が「たぶん大した問題にはならないだろう」

ほとんど問題ない」って思ってたのがこの結果なんだろ?

いい加減にしてくれよもう。地球悲鳴をあげているよ。

[] - May 9th, 2021

𝐀𝐧𝐨𝐧𝐲𝐦𝐨𝐮𝐬 𝐍𝐞𝐰𝐬 - 𝐌𝐚𝐲 𝟗𝐭𝐡, 𝟐𝟎𝟐𝟏

ローカルニュースを全国に

𝐀𝐧𝐨𝐧𝐲𝐦𝐨𝐮𝐬 𝐍𝐞𝐰𝐬についてと、バックナンバーこちら→anond:20210507172613

北海道羅臼町発見魚類化石、新種と判明

北海道羅臼町12年前に発見された魚類化石が、専門家調査の結果、これまでの分類に属さない新種の魚であることが判明した。この化石は町内に住む桜井憲二さんが、ポン春苅古丹川で、エゾシカ狩猟中に発見したものだという。発見者の名前にちなみ、『ラウスシカサゴ属 サクライシロカサゴ』と命名された。

羅臼町知床半島東側位置する町で、発見された化石5月17日から羅臼町郷土資料館で展示される予定。同資料館では国定指定文化財指定され、オホーツク文化現代に伝える貴重な出土品260点や、知床自然を伝える模型剥製などの展示を行っている。利用時間は9:00〜18:00で、入館料は無料



    9日午前5時2分頃、和歌山北部位置する湯浅町震度1の揺れを観測する地震があった。この地震による津波心配はないという。

    気象庁によると、この地震マグニチュードは2.3、震源の深さは10kmと推定されている。この地震の規模は、東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.1)の約160億分の1である

    同日1時57分頃には、福島沖でマグニチュード4.4、最大震度1観測する地震が、8日の13時19分頃には、八丈島東方沖でマグニチュード4.7、最大震度1地震観測している。



      ミカンマグロセメントなどの津久見名物デザインしたオリジナル缶バッジ『つくみのシリーズ』が好評だ。種類は全部で11種類で、キャラクター化された可愛らしいイラストが特徴。津久見市四浦の里の駅「つくみマルシェ」に設置されたガチャガチャで購入できる。

      つくみマルシェでは、津久見名産品を売りにした町おこしグッズを数多く取り揃えている。津久見市の主要産業であるセメントイメージした『砂利ソフトクリーム』(税込400円)や、特産品魚介類ミカン使用した食品イルカと触れ合うことができる体験パーク『つくみイルカ島』のグッズなどを販売している。

      なお、つくみマルシェ販売している商品の一部は、津久見市観光協会運営する通販サイト『つくみトドケル』でも手に入れることができる。

        2021-05-08

        さっきタクシーがおもっくそクラクション鳴らしてたが、狭い裏道での交差点で徐行せず推定40キロ程度で突っ込んできてたタクシーの方が害悪なんだよなぁ

        鳴らされた方の軽は交差点で徐行しながら頭出してたんだから

        2021-05-04

        anond:20210504091704

        本日も迷探偵増田事件をまるっと解決したな

        何?実際にこの時期に旅行してる推定羅漢者が居る問題はどうなるかって?

        知るか知るか、みんな死んじまえばいいんだ。

        俺はこの増田偏見増長文書創作事件解決だけをしてもらえればそれで…ゲヘヘ…

        2021-05-03

        anond:20210503175911

        実際KKおばさんが生きづらさについて声をあげてないので

        KKおじさんの方が生きづらいという推定が成り立ちます

        2021-05-02

        N501Y変異株の爆発的な増加を知ってほしいという話

        どこもかしこ変異株の「割合」ばかり気にしてるけどさ、ウイルスたちはお互いに連絡を取り合ってるわけじゃないので、変異株に感染したある一人の人間が、何人に感染させて、それが何日も経ってどれだけ増えていくかという話の中では、従来株の感染者数なんてまったく関係ないわけよ。

        まりさ、たとえば変異株が 1 → 2 → 4 → 8 → 16 と増えてるとしたら、 それはもう次に → 32 → 64 と増えていくのは火を見るより明らかで、それと並行して従来株が 500 → 400 → 320 → 256 → 200 と減っていようが、逆に増えていようが、関係ないわけ。


        という前提で、スクリーニングデータを元に算出した東京都のN501Y変異株の1週間ごとの推定感染者数を、表とグラフにしてみる。

        (5月7日更新: 最新データを反映して再計算。L452R(インド株)についてはデータが揃い次第掲載します)

        東京都全体 従来株N501Y変異緊急事態宣言など
        2月21日 2391 2391 0
        2月28日 1942 1942 02月28日 6府県で解除
        3月07日1779 1749 30
        3月14日 1954 1926 28
        3月21日 2108 2041 673月21日 1都3県も解除
        3月282457 2380 77 (この週までは、検体が少なく誤差が大きい)
        4月04日 2728 2278 **** 450
        4月11日 3276 2293 ********* 983
        4月18日 4105 2245 ****************** 18604月12日 東京まん防
        4月25日 5090 2164 ***************************** 29264月25日 4都府県で宣言
        5月02日 5832 1847 *************************************** 3985

        ※ 従来株の列は「N501Y変異がない」という便宜上定義で、実際にはE484K変異その他を含む。

        ※ 従来株とN501Y変異株の各列は、健安研と民間検査機関による合計の比率からの推計。健安研だけでは誤差が大きくなるのと、大阪データ民間を含んでいるので、データの質を合わせた。

        ※ 最新3週分の数値は、健安研より少し遅れる民間データ反映によって、更新されることがある。


        そして、大阪こちらは変異株の種類までは明記されてないけど、おそらくN501Yだと思われる。

        (5月7日更新: 大阪の最新データ公開が見込めないので、週の区切りが異なる3月1日以降の厚労省データによる表とグラフ差し替えた。東京に比べてまん防の効果、加えておそらく医療の逼迫による自粛効果が出ていて、実際に繁華街の滞留人口はまん防の時点で大阪の方が顕著に低くなっている→ https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000776450.pdf 従来株を減らせていてもなお変異株は増加しているものの、さらに強い宣言措置効果が出てくれば、変異株さえ減らせるかもしれない)

        大阪全体 従来株変異緊急事態宣言など
        3月07日 548 396 * 152
        3月14日 636 419 ** 217
        3月21日 852 628** 2243月21日 1都3県も解除
        3月281799 827 ********* 972
        4月04日 3733 1218 ************************* 2515
        4月11日 5653 1188 ******************************************** 44654月05日 大阪まん防
        4月18日 7626 1683 *********************************************************** 5943
        4月25日 7590 1385 ************************************************************** 62054月25日 4都府県で宣言


        さらに、神戸市

        (5月7日更新: 最新データを反映して再計算)

        神戸市全体 従来株N501Y変異緊急事態宣言など
        2月07日 265 248 17
        2月14日 155 128 27
        2月21日 111 87 24
        2月28日 43 30 13 2月28日 6府県で解除(この週は特に検体が少なく誤差が大きい)
        3月07日 137 73 64
        3月14日 151 40 * 111
        3月21日171 52 * 119 3月21日 1都3県も解除
        3月28296 69 ** 227
        4月04日 534 133 **** 401
        4月11日 741 66 ****** 675 4月05日 神戸まん防
        4月18日 1180 72 *********** 1108
        4月25日 1402 151 ************ 1251 4月25日 4都府県で宣言

        神戸市内の変異株に関する発表資料に基づく。全体の感染者数は、より新しいデータとはズレがある。


        (5月8日更新: 厚労省データに基づいて愛知県を追加)

        愛知県

        愛知県全体 従来株変異緊急事態宣言など
        3月21日 267 267 0 3月21日 1都3県も解除
        3月28 455 313 * 142
        4月04日 655 350 *** 305
        4月11日 987 455 ***** 532
        4月18日 1385 563 ******** 822
        4月25日1768 549 ************ 1219 4月20日 愛知まん防 25日 4都府県で宣言


        「N501Y変異株」という名の新しい感染症が、コロナとは別に爆発的に広がっていると考えてほしいわけ。どれほどの爆発力を持つか、上記データからだけでも、感じていただけると思う。いっぽうで、変異株の比率だけを気にしているようでは、その危機感は得られない。また、従来株と合算された全体の数字は、変異株の爆発をだいぶ「まろやか」に見せてしま弊害がある。総理都知事府知事も、こうした数字には触れていないのではないか

        それにしても、これらの数字が出てくるのが、遅い。本当は何日も前からこの記事を準備していて、最新のデータが得られるタイミングを見計らっていたんだけど、もう待ってらんなかった。大阪スクリーニングされた後の変異株の実数自体毎日速報が出るものの、変異株かどうかを検査した分母が不明なので、計算必要比率を知るためには、対策本部会議の際に作成される「こともある」、別の資料の公開を待たなければならない。変異株に対する認識の浅さの表れなんじゃないだろうか。(5月3日追記: 東京に関しては、より速報性の高い資料があることを教えていただきました)

        余力があれば、データを随時補完していきます


        ※ これらの数字ランダム(?)にピックアップされた患者に対するスクリーニング検査で判明した変異株の比率をもとに計算した数字。どのようにピックアップたか、それが本当にランダムとみなせるのかはとても重要でありながら不明なんだけど、そこは都や府を信じたいし、変異株の比率が大きくなるにつれて、それによる誤差は小さくなる。そもそもスクリーニングという手法自体が、ランダムを前提に成り立つものなので、ランダムを期してはいるはず。(5月2日追記: 大阪府のデータランダム性が怪しいという指摘がありましたが、むしろ大阪資料の注記は、ちゃんランダムを期していることを間接的に示していると思います5月5日追記: さら考察しました→ https://anond.hatelabo.jp/20210505173548)



        東京都資料: 変異スクリーニングの状況について

        https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/index.html

        東京都資料: N501Y変異スクリーニング実施状況(モニタリング会議資料抜粋

        https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/screening.html

        神戸市資料: 神戸市内の変異株の確認状況

        https://www.city.kobe.lg.jp/a73576/kenko/health/infection/protection/covid_19.html

        厚労省資料: 新型コロナウイルス感染症(変異株)への対応

        https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html


        こんな記事も書きました:

        緊急事態宣言タイミングを見計らう必要がないという解説

        https://anond.hatelabo.jp/20210104123854

        むずかしそうなコロナの話も、Apple文体になれば、ほら。

        https://anond.hatelabo.jp/20210508000859

        1000倍わかりやすい、水際対策重要

        https://anond.hatelabo.jp/20210510011900

        2021-05-01

        弱者男性12年前の最前線から語る

         男性が常に強者で勝者であるとするならば、あの真夏なのにエアコンなんてものはなく巨大扇風機が生ぬるい風をだらだらと放出し続ける倉庫で、全員時給1000円で集められた日雇い現場で、女性にはビール段ボールベルトコンベアの上で景品を貼り付ける仕事があてがわれ、男性にはびろんびろんに伸びきったまさに言い訳程度のコルセット安全靴を装着させた上で、ビール350mlが2ダース入った段ボールを上げ下げする仕事があてがわれた思い出はどう処理すればいいんですかね(挨拶)。

         むろんこの場合女性を憎む……のではなく、日雇いという弱者同士で連帯してそこでボーッと突っ立ってる監視役の倉庫社員をぶん殴る……のでもなく、倉庫社員とも連帯してサントリーを誅して社会主義革命を起こすのが唯一の正解であることは皆さん御存知の通りである

         さて、この増田では2009年出版された澁谷知美平成オトコ塾―悩める男子のための全6章』の内容を紹介する。澁谷は上野千鶴子ゼミ出身であるようだが、いわゆる「フェミニズム」的なテーマではなく、『日本童貞』『立身出世下半身』などを出版している、個人的に信用している書き手である

         目次は次の通り。

        第1章 その「男の友情」は役に立つか?

        第2章 「僕がキミを守る!」と思ってる?

        第3章 非モテはいかにして生きていくべきか

        第4章 暴力はなぜ、いけないか

        第5章 包茎手術はすべきか否か

        第6章 性風俗に行ってはダメ

         2009年の本で、いま論じられているテーマの大体が既に出ていることに驚くだろう。我々は弱者男性問題それ自体だけでなく、議論12年でほとんど進んでいないこともまた嘆くべきだろう。というかこういう話になると非モテ論壇とか言って侃々諤々やってたのが昔のはてななんだよな今の新参は昔のはてなを知らないから困る。失われた10年……。

         それはともかく正直、456章はそれまでの言ってきたことと関連性が薄く、また前の章ほど爆発的に面白いわけでもないので、言いたいことはわかるのだがこの本にいるか?という感じはする。なので、とりあえず3章から見ていくことにする。

         3章の冒頭でいきなり研究者としての特大のお気持ちドロップされていて面白いので少し長くなるが引用しておこう。

        ヘテロ男性非モテ現象だけを扱うというと、必ず来るのが「ヘテロ女性非モテの方が、あまり苦しみが言語化されないだけに問題が多い。なのに、なぜあなたヘテロ男性非モテを扱うのか」という反応です。世の中には、Aという現象を扱う人に対して「A以外も扱え」と指摘することがエライのだ、これこそ目配りというものだ、と思う方が多数存在するみたいで、かなりの確率で前述のような発言出会います

        が、そういう発言魚屋に対して野菜を売れと主張するに等しい。非モテ女子の話がそんなに重要なら、重要と思う人がすればいい〔澁谷注:私もいつかはしたいと思っていますが、「非モテ女の話の方が重要だ!」って言う人はどうぞお先に。止めませんよ。〕。それに、その手の話が見当たらないということは、苦しみがそれだけ大きいことを表しているのかもしれませんが、苦しみの不在を端的に表しているだけかもしれません。有力な傍証でもないかぎり、言語化されていないということから苦しみの有無を推定することはできないという、当たり前の事実も指摘しておきます。(p.75-76)

         「女性問題を扱え」といちゃもんつけられたことが一度や二度ではないのであろうことが怨念の籠もった書きぶりからわかる。まあ、それは12年後のネットを見ていてもよくわかるところで。

         男性について語れば女性の方がつらいか女性について語れと言われ、女性について語れば男性の方がつらいか男性について語れと言われる。もういい加減そういう「やってる感」を出すための100字ですら余るようないちゃもんはやめにしませんか。お前がやれ。俺もそいつもやったのだから

         澁谷は非モテを3種類に分類する。

        [a]恋愛したくてもできないタイプ(内発的非モテ

         a-1 性的存在としての異性との関係性を欲しているタイプセックスをしたい、「女性」の存在に癒されたい)

         a-2 とにかく他者承認を欲しているタイプ(オレを認めてほしい!)

        [b]「恋愛」をしたくないタイプ(外発的非モテ

         「恋愛」を押しつけてくる世間や、いま現在恋愛」と呼ばれている行為の中身や、それを統制するルール等々に違和を感じているタイプ(p.90)

         この分類に対して何か意見を言うことは誰にとっても容易であり、それは分類表の絶えざる細分化を招くだろう。むろんその行き着く先は完全に無意味な、総人口分のパターンである。だから、ここでは非モテ男性に最低でも三種類ある、という点を強調しておくことが必要だろう。

         男で、かつ非モテ、という狭く見えるテーマに絞っても最低これだけのバリエーションがある。そのことを非モテ男性当人達ですら大抵わかっていない。aのタイプ非モテ男性が「今すぐ女をあてがうべき」とまでは言わなくても「女をあてがってくれると嬉しいのは確か」ぐらいに思うことは自然であるが、bのタイプ非モテ男性から見ればまったく話が合わず、「非モテの中でも過激野蛮人」と感じられることだろう。それをきっとaは「すかした奴だ」とか「きれい事を言っている」とか感じるだろう。まして女性受け手場合さらに混乱が深まるだろう(男女の非対称性については後で論じる)。

         澁谷は当時の主流であった「経済的問題解決すれば結婚は増える」「機会をつくれば結婚は増える」といった主張を論駁し、「フリーター論壇」が経済について述べたフレームワーク非モテ問題スライドさせることを試みている。その過程で澁谷は「あてがえ論」について、2009年の時点ですでに考察している。

        非モテ問題場合、これ〔若年労働者問題におけるベーシックインカム〕を「ベーシック異性」によって解決する発想がありえます女性をもれなく男性に分配する制度です。(p.95)

         澁谷はこの論が全くの荒唐無稽でないことを、19世紀半ばの宗教的コミュニティ、オナイダコミュニティを例に挙げ示すが、結局現代においては不可能であろうと言う。

        当然のことながらこれを現代日本でやることは不可能です。「分配」される側の女性の中には、どうしても相手のことが好きになれない人が出てくるでしょうし、男性つがいになりたくない人だって居ることでしょう。そうした女性男性との共同生活セックス強要するのは、現代日本常識においては、「人権侵害」となります

        もちろん、男性にとっても全く同じことが言えますあなた好みの女性あなたのもとに「分配」される保証はありません。〔…〕「なんであいつには美人が来て、おれのとこにはそうでないのが来るんだ!」なんていう新手の「格差問題」も生じるかもしれません。(p.97)

         この「格差問題」という未来予測面白い。「チェンジ」なんて贅沢は、限られた資源女性)をやりくりしないといけない政府が許すはずもない。チェンジOKをうたう風俗でも2回目以降は有料だったりするのだから

         個人的にはこの例示こそ「あてがえ論」に対する何よりのカウンターであると感じる。仮に「あてがえ」とガチに主張する人がいたとして、その人に人権を説いても馬の耳に念仏だろうが、こっちの懸念は聞いてくれるような気がするのである

         澁谷は続いて、経済問題における社会保障にあたるものとして、思想セーフティーネットの構築を提唱する。まあそれ自体は正しいと思うのだが、本田透電波男』における主張ほど面白いものではないのでここでは省略する。『電波男』を読め。

        暴力的だったり、女性にたいして思いやりがない場合のぞき、ある男性女性から選ばれないのは、その男性のせいではありません。女性にとっての「よき男性像」が特定の偏り――収入学歴一定以上あり、ある水準以上のルックスをしていて、会話が続く――を見せている限り、そこに当てはまらない人や当てはまろうとしてもできない人が出てくるのは当然のこと。それは、男性陣が特定の偏りを持った「よき女性像」を持っており、そこに当てはまらない女性非モテ女性)が出てくるのと同じことです。(p.100)

         おそらくこの記述で多少救われる人もいるに違いない。KKOは来世に期待するしかないが、それはあなたのせいではない。

         ただここで考えたいのは、「暴力的だったり、女性に対して思いやりがない場合」をしれっと除外している点である。そんな男でも「女をあてがわれた」のがかつての日本社会であったことは、澁谷も指摘している。

        とはいえちょっと脇道にそれますと、「分配」の方法は問わずに「男性にもれなく女性がくっついた」という現象だけを切り取ってみれば、それに近いものを一九五〇~六〇年代日本に見出すことができます。当時の男性生涯未婚率(五〇歳時点で一度も結婚したことのない人の割合)はわずか一%台でした。九八%の男性が一度は結婚したことがある、つまり女性を「分配」されたことがあったのです。

        何故これだけ広範囲の「女性の分配」が可能になったのか。「男女とも結婚して一人前」という社会規範が強かったこともありますが、なにより男女の経済格差が今以上に大きかったことが上げられます

        この時代、一部の職種を除いて、女性が一生続けられるような仕事はありませんでした。有名企業就職できたとしても、当時は、女性にの適用される「三〇歳定年制度」によって追い出されてしまったのです。一方、男性には安定した仕事がありました。給料は毎年上がり、先の見通しも明るい、なんといっても高度成長の時代です。(p.97-98)

         ちなみに本書では2005年男性生涯未婚率15.4%という数字を引いているが、2020年には23.4%になっているらしい。

         それに加えて、上で述べた加害性が必ずしも本人の責任ではないということも、90年代以降の精神医学社会学が明らかにしてきたのではなかったか

         とすれば、KKOのみならず、KKKOキモくて金が無くて加害性があるおっさん)もまた、必ずしも本人のせいとばかりはいえず、社会包摂すべき、という話になってくるかもしれない。その際には「ラベリング」「過剰包摂」など、社会学障害者ホームレスなどについて積み上げてきた知見を生かすことができるだろう。というか、福祉現場の人たちはいまもKKOだけでなくKKKO社会の内側へと復帰させるべく頑張っているのではないか

         なぜ、おっさん問題なのだろうか。あるいはより学術的な言い方をするならば、非モテはなぜ男性問題になるのか。本書はその問いに直接的に答えてはいないが、ヒントは与えてくれる。以下は1章のはじめの方の記述である

        皆さんは、なーんか気分が晴れない、ってことありませんか? あるいは、漠然とした不安があるとか。原因不明の体のだるさがあるとか。そういった不快状態、つまり精神的に健康で無い状態を「ディストレス」といいます。そのディストレスが、独身男性と既婚男性とで、どちらが高いかを測った調査があります。〔…〕結果は〔…〕二八歳から七八歳まで、どの年齢層においても既婚男性のディストレスのほうが低かったのです(稲葉昭英「配偶関係精神健康」『日本男性心理学』二〇〇八)。男性にとって、そばに異性(=妻)がいる人生は、いない人の人生にくらべて、ハッピーなようです。(p.15)

         澁谷はディストレスと妻帯のどちらが原因でどちらが結果かはこの調査からは分からないと述べるが、続いて妻に感情を見せることによって、夫が精神的に健康になっていくことを示す調査引用し、「つまり女性と一緒に暮らすことがディストレスを低くすると考えるのは、間違っていないようです」と一旦の結論を置く。そして次のように続ける。

        ならば、男性女性から精神的なケアを引き出している、といえる。「女性だって同じことでは?」という反論に答えておくと、女性独身か既婚かでディストレスに大きな差はありませんでした。〔…〕統計的な傾向でいえば、男性精神健康女性存在は欠かせないが、その逆はない、ということです。(p.16)

         この下りはまったく読んだ記憶がなく、今回読み返して一番驚いた部分である増田の実感としては「男がいないと鬱病になって死にそうな女」はよくいるが、その逆はあまりいない印象であるが、それはどうやら必ずしも正しくないようである(むろん男がいる=結婚ではないとか、ディストレスが高い=鬱病になって死ぬではないとか、そもそも元の調査やその読解がどうなのか、とかは考えなければいけないだろうがそれはそれである)。

         上の論述は、女性強者弱者フェミニストフェミニストを問わず)による「女に頼らずに男同士の友情で満足すればいいじゃん(私であればそれで満足するのに)」という主張が、必ずしも的を射ているとは言えない可能性を示唆している。もちろん逆もしかりで、「男性夫婦になれば女性だって幸せになるはずだ(俺のように)」という男性の主張が間違っている可能性も同時に発生している。

         ここに性にまつわる問題の隠れた難しさがある。「相手気持ちになって考える」ことと「相手気持ちになって考えたつもり」を区別することは、専門家であっても難しい。さらに加えて、先に述べた非モテ男性の三分類といった差異も隠れている。とにかく、話題への参入障壁が低い(男もしくは女であれば誰でも一家言持っている)わりに、トラップが多すぎるのである。これが2009年から今に至っても議論が終わらないし前に進んでもいない一因だろう。

         こうした非対称性が発生する原因として澁谷は、現在社会において女性男性より相手の話をよく聞くように育てられており、それに対して男性競争的に育てられていることを挙げている。その結果として男性女性に癒やされているし、女性女性に癒やされているのだろう。

         一応言っておくとここで澁谷や増田は「男性と違って女性は人を癒やすべきだ」とか、まして「男は働いて女は家にいるべきだ」とか主張しているわけではない。ただ、そういう傾向がいまの社会にあるようだ、と言っているだけである。それを望ましいとか望ましくないとか考えるのは社会科学の領分ではない。「〈こうであるから〈こうであるべし〉を導くことは不可能である」(ウェーバー)。

         12年後のいま、澁谷の主張に触れると、多くの部分はそのまま現在に流用可能であると感じる。しかし、目配りが足りていない部分もある。おそらく澁谷は包茎手術と高須クリニック関係よりも、男性における経済的問題について語るべきであっただろう。「女はホームレスにならなくて済むからいいよな」「いや危険から女はホームレスになれないのだ」「それでも事実として死ぬでもホームレスになるでもない選択肢がある女は恵まれている」云々のあれである。むろんそれは今だから言えることであるのだが。

         それでも増田が望んでしまうのは、そうした議論が両者ともにマジでクソだと考えるためであるホームレスと実地で接しろとは言わないからせめて、ホームレス女性は本当に少ないのか、少ないだとすればホームレスになるはずの女性はどこへ言っているのか、それはほんとうに「恵まれている」といえるのか、といった事実についての認識は両陣営ともに共有すべきであるし、その時点で認識差異があるならどの点で異なるのかを明らかにすべきである

         そうした仕事を澁谷が12年前に済ませてくれていたら、と思う。思うのだが仕方ないことなので、現在を生きる我々がやるしかあるまい。というところまでは澁谷の背中に乗って増田が到達させたので、ここから先はお前の仕事だ。頑張ってください。たまに手伝いに行くかもしれない。

         

        ===

         

        追記

         バズったので宣伝します。狐火という、この記事や通念における弱者男性というカテゴリーからはみ出す部分はありながら、それでも弱者男性であることを納得せざるを得ないリリック10年以上紡ぎ続けているラッパーがいます。売れろ!

        27才のリアル狐火(2010

        https://www.youtube.com/watch?v=tmJBGEFXOvU

        勇気が欲しい

        特に上司が活発で生意気な年下でも

        余裕で頭を下げられる

        勇気が欲しい

        月給25万以上社保険出来ればジムの割引券も欲しい

        採用面接から働いている自分想像してネガティブにならない

        勇気が欲しい

        けど、本当は1つの事を信じて続ける勇気が一番欲しい

        31才のリアル狐火(2013)

        https://www.youtube.com/watch?v=MRLXZGylQRg

        チューチュートレインの一番後ろでしゃがんでるだけの人生でいい

        絶対こんなはずじゃなかった

        オレこんなはずじゃなかったんだよ

        上司に怒鳴られトイレで叫んだ

        あんたらステージ上じゃ無力だ」

        36才のリアル狐火(2019)

        https://www.youtube.com/watch?v=loWcv5VEObM

        よく聞かれる

        「もし音楽成功したら、サラリーマン気持ち

        歌えないんじゃないですか?」

        サラリーマン気持ちを歌いたくて音楽を始めていたならどれほど楽だったか

        37才のリアル狐火(2020)

        https://www.youtube.com/watch?v=z1J8BbnBLyQ

        27才までに見ていた夢は全て叶った

        生意気な年下の上司はオレのファンになった

        2021-04-27

        Twitterはいろんな人がいる

        実に興味深いね

        ・ことあるごとに食でマウントをとり五万の寿司常食を自慢してる割りに、シュトーレンを知らず一気食いしてお腹を壊した人

        自称山手線エリアのタワマンに住んでるくせに、道を歩くドバト素手で捕まえてそれを写真ツイートしはしゃぐ人

        ・凍結されてTwitter底辺しか居ないと吐き捨てたあと、フィリピン人からTwitterアカウントを買ってTwitter続ける人

        推定30歳の独身男性アルファアカウント求婚する億資産持ち独身男性

        嘘松フェミニスト個人情報特定して引退に追い込む高収入女子

        Twitterはいろんな人がいる

        2021-04-25

        今年の出生数は推定80万人前後だけどどんな影響があるんだろう

        2020年が87万人で今年の1月2月は前年度よりそれぞれ1万、7000人少ないらしい。

        今まで前年からの減少が3万人程度だったのが今年は2倍ぐらいになりそうだけど

        急激に減少することで起こる影響ってなんだろう。

        学校保育園の統廃合とかはゆるやかな減少でも進むだろうし…。

        少子化に伴う変化が加速するだけで歪な社会構造かに別にならないか

        2021-04-24

        はあちゅうさんの開示請求和解条件が衝撃的でした

        個人的感想です。

        さんそんチャンネルという動画で、はあちゅうさんの開示訴訟についての進捗を毎日レポートしてくれています

        はあちゅうさんは言うまでもなく著名人そしてインフルエンサーブロガーライター作家テレビコメンテーターとしてマルチ活動してきてます

        また「炎上で爪痕を残す」といって賛否両論を巻き起こす発言コンスタントになされていました。

        そのいたるところに火をつける作家性に私は魅力を感じたことが多々あります

        ただ敵もすごい多かったでしょう。

        そんな著名なインフルエンサーはあちゅうさんが出す和解の条件です。

        10万円+実名入り謝罪文晒す」 or 60万円

        実名入り謝罪文晒す

        晒された方は己の名誉にかかわります。かなり屈辱的です。

        そして、はあちゅうさんはなんと240件!も開示請求を出しているそうです。(ブログ確認

        240件も木村花さん並みにかかわる誹謗中傷がどのくらいあるのか。またちょっと言葉が過ぎただけの批判反論めいたもの割合はどのくらいなのか。気になります

        一件あたり10万円だと計算してみると開示請求だけで推定2400万円もかかってる計算になります

        一般論として裁判所もこんな費用をかけているという判断は出さないと思いますがどのくらい払っているのか気になりますね。上場IPOでかなり稼いだそうなので問題ないのでしょうか。

        そこでふと思いました。

        弁護士が、無料もしくは格安で請け負います。とツイッターで言いました。

        全部訴訟にかかる費用無料もしくは経費ぐらいのちょっとした額だったらどうなるのか。

        とにかく気に食わないワードをつぶやいていたら名誉感情侵害名誉棄損侵害無限にぶっ放せるのでしょうか?

        木村花さんを自殺に追い込んだ「いわゆる誹謗中傷」と世間認知されているものじゃなくても名誉棄損、名誉感情侵害ガンガン訴えることができるのでしょうか?

        私にはよくわかりません。読者の方はどう思うのかぜひ問いたいと思います

        2021-04-22

        汚職アプリ

        ブラジルでできたと言う汚職アプリ

        日本でも作ってくれないかなあ。

        ウマ娘みたいなパラメータで示してほしい。

        当選回数、推定給与国会中寝た回数、汚職金額秘書不祥事回数とかを出してほしい。

        選挙ポスターにも入れてほしいよ。

        いくらもらって、任期中何をしましたって書いてさ。

        選挙前だけ声を枯らしても意味ないようになればいいのに。

        サクラ革命は何故爆速サービス終了してしまったのか

        これは完全にキービジュアルのせいだと思います

        元々サクラ大戦藤島康介先生キャラクターデザインに据え「1990年代オタク絶対嫌わなさそうなキャラデザ」でそこそこ成功してきたタイトルでした。

        1・2

        https://sakura-taisen.com/archives/game/psp/chara.html

        https://sakura-taisen.com/archives/game/3ps2/chara.html

        5(4は1・2・3のキャラ全員なので省略)

        公式サイト消えてた。こういう所だぞセガ

        リブートの新ではBLEACH久保帯人先生を起用して心機一転2010年代を生きるオタクが好きそうなデザインを打ち出して過去作ほどの評判には届いていませんがそこそこ売れました。

        https://sakura-taisen.com/game/shin-sakura/character/index.html

        翻ってサービス開始半年サービスが終了するという開発費推定数億超えの大作ソシャゲでは例を見ない速さでサービス終了したサクラ革命キャラクターデザインを見てみましょう。

        https://sakura-kakumei.sega.jp

        …?
        メインヒロインにおかっぱは攻め過ぎでは?

        このサクラ革命公式サイトスクロールするとおかっぱの子だけではなく、過去作と同じように多様なヒロインが登場する事が分かります

        サクラ大戦シリーズは当時としてもギャルゲー王道ときめきメモリアル並みに攻略ヒロインが多く、歌劇団メンバーに「サブヒロイン」が居ないマルチヒロイン方式でしたから、

        の子に目を向けられる導線がもう少しあれば課金が増えたのでは無いでしょうか。

        しかし、ユーザーがまずサクラ革命の事を調べようとするとほとんどこのキービジュアルが表示されます

        というか、ほぼ確実にこれです。

        他のヒロインーの情報を調べるには、まずこのおかっぱの子の「篩」にかかっていく必要があります

        これは2020年代を生きるオタクにはかなりの苦行だと思います

        また、サクラ大戦シリーズ架空の太正時代である20世紀前半を舞台にした作品ですが、サクラ革命サクラ大戦から数十年後の21世紀舞台としています

        何で太正時代より女の子がイモっぽくなってんだよ!!!

        御注進:ソシャゲを作られる皆様におきましては前面に押し出すキャラクターデザイン性癖の舵取りには気を付けましょう。増田FGOウマ娘に延べ10万円以上課金していますが、これはゲーム面白さやキャラ性能では無く「性癖」のみに課金しています

        ポニーテール良いよね」「素足最高」「スーツ良いよね…(女性ユーザー)」「ええ子やんけ…(ストーリーに堕とされるパターン)」

        課金する理由はこれが9割9分です。ゲーム面白さが寄与してる所は1分未満です。

        例えば、やっていない方はご存知ないでしょうがパズドラモンストにもけしからん(とオタクが思い込むのに十分な)女性キャラクターは存在エロ同人存在するくらいの世の中です。

        というかこれはゲームに限らずフィクション作品における当たり前の話ですが…

        2021-04-19

        小峠「冬かよ!」

        峠を越さない寒気に小峠もブチギレ(推定

        2021-04-16

        大阪府コロナ資料ダメ出し&感染爆発を防げなかった理由 その3

        その1 https://anond.hatelabo.jp/20210416100355

        その2 https://anond.hatelabo.jp/20210416172732

        その4 https://anond.hatelabo.jp/20210416233727

        ★★★注意★★★

        正直随分と長いので、最後のまとめのエントリ( https://anond.hatelabo.jp/20210417004340 )から読む事を推奨します。





        まず状況の確認用に、週ごとの大阪府感染者数と変異割合の表をしめす。

        大阪府感染者数

        日付 日曜 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜 週計 人/日 前週比
        11/01123 74156 85125 169 191923 132人/日119%
        11/08 140 78226 256231 263285 計1479 211人/日 160%
        11/15 266 73 269 273338 370 4152004286人/日 135%
        11/22 490281 210318326 383 4632471 353人/日123%
        11/29 381 262318 427 386 394 399 計2567 367人/日104%
        12/06310 228 258 427 415 357 4292424 346人/日 94%
        12/13 308 185 306 396 351 309311 計2166 309人/日 89%
        12/20 250 180283313289 294 299 計1908 273人/日 88%
        12/27233 150 302 307313 262 258 計1825 261人/日 96%
        01/03 253286 394 560 607 654 647 計3401 486人/日 186%
        01/10 532 480 374 536 592 568 629 計3711 530人/日109%
        01/17 464 431 525 506501 450 525 計3402 486人/日92%
        01/24 421 273 343 357 397 3463382475 354人/日 73%
        01/31 214178 211244207209 188 計1451207人/日 59%
        02/07117119 155127 141 89 142 計890127人/日 61%
        02/14 98 69 98 133 89 91 94 計672 96人/日 76%
        02/21 60 62100 62 82 77 69 計512 73人/日 76%
        02/28 54 56 81 98 81 74 82 計526 75人/日103%
        03/07 76 38103 84 88111120 計620 89人/日118%
        03/1492 6786 147 141 158 153 計844121人/日 136%
        03/21100 79 183 262 266 300 386 計1576 225人/日 187%
        03/28 323 213432 600 616 613666 計3463 495人/日 220%
        04/04 593 341 732 879 957927 991 計5420 774人/日 157%
        04/11 827 6021099113012081209 計60751013人/日 137%

        変異割合

        週頭日付検査数3/18陽性3/18陽性率3/18検査3/31陽性3/31陽性率3/31検査数4/7陽性4/7陽性率4/7
        12/27200.0300.0
        1/3200.02100.02100.0
        1/103133.33812.63812.6
        1/174636.56234.86234.8
        1/2445920.046919.646919.6
        1/31551629.1591627.1591627.1
        2/739923.142921.442921.4
        2/1435514.338513.238513.2
        2/21642234.4672232.8672232.8
        2/28431534.9501836.0501836.0
        3/7372773.01014241.61034341.7
        3/141336448.11386748.6
        3/2115810566.526016965.0
        3/2830422473.7
        累計36910729.0081729436.0123158647.6
        左記以外26272.75846611.387825929.5

        見づらい場合画像化したのでこちらを参照のこと https://i.imgur.com/XftoDPY.png



        なお、この変異割合の表は、本稿のその1で解説した理由によって、多く出るような仕組みになっている事を、飛ばして読み始めた諸氏のために明言しておく。

        また、大阪府新型コロナウイルス対策本部会議が開かれたのは3/18 3/26 3/31 4/1 4/7 4/14であることも前提として明記する。


        後日目線ではあるが、素人でもこの週から危ないと分かるのが3/21からの週で、前週比187%となっている。該当週の変異割合はほぼ2/3である客観的指標として、国の分科会における、ステージIIIの基準である、週・人口10万人あたりの新規陽性者数15人のラインを、第四波で初めて越えたのが3/26である

        この3/21~27の週の数字を見れば危機的状況であると断定できたのではなかろうか?よって、本稿においては、3/26~28が急速拡大への強い対策をとる意思決定可能ポイントだとする。3/14からの週の変異割合50%に迫っている事も付記しておく。


        実際、この数字を受けて大阪府3/31に対策本部会議を開き、同時に国へまん防適用要請をしている。

        ここまでが、考察のための前提情報である。ついで、大阪府新型コロナウイルス対策本部会議資料を見ていこう。

        会議資料は全て以下のリンクからたどる事が出来る。

        http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku_keikaku/sarscov2/

        3/18会議資料 ※ここはまだギリギリ強い対策に踏み切らないでもしょうがないライン(筆者感想)

        想定1が横ばいで、想定2が前週比1.2倍固定。両想定における会議からほぼ二週間後である3/31の陽性者数は100と144。

        実際は3/31の陽性者数は5994.16倍

        3/18時点で横ばい想定のシミュレーションする意味がわからないが、想定2の1.2倍については、上で示した表をみると、3/7の週が前週比1.18倍だったので、妥当と言えるかもしれない。問題は次の会議からだ。

        先ほどと同じく、3/31時点の予想が、想定1で62、想定2で67、実際は92、差は25。

        17日(会議は18日だが、会議資料は前日の数字なので)54からの増分で見ると、実際は38で、想定1は8、想定2で13。

        あり得ない想定1で4.75倍、それなりに現実的ではある想定2で2.92の差が出ているのが分かる。

        令和3年1月20日以降、陽性となった検体の一部について変異スクリーニング実施したところ、変異PCR検査陽性率は29%

        変異PCR検査件数369件、変異PCR陽性者数107人)であり、変異株陽性者の濃厚接触者や接触可能性のある人等を除けば、2.7%

        変異PCR検査件数262件、変異PCR陽性者数7人)であった。※別途、国が実施した検査で7人が陽性判明

        なお、直近1週間の変異PCR陽性判明率は4.4%(新規陽性者数620人、変異PCR陽性者数27人)となっている。

        3/18資料においては、前週である3/7開始週の変異株陽性率が73%と出ている。これは偏った検査結果が先に出てきたため非常に高く出ているが、後の数字をみると40%程度におちついている。

        まりに極端な数字なので、累計の数字を持ち出したのだろうが、本来であればその前週の陽性率34.9%を用いるべきではなかったか?この悪癖が以降の会議資料にも継承されてしまうのだ。

        まだこの段階では、大阪市内飲食店への軽度の時短営業はやむなしという論調はあれど、どの専門家からも強い危機感は見られない。年度またぎの人的接触増加時期である事への懸念は相応に示されている。変異株については、感染拡大の要因となりうる事は示しているが、変異株確定のための検査の拡充を訴える程度で、変異株による感染急拡大への危機感は薄い。

        3/26会議資料 ※ここで強い対策決断しなければならないライン(筆者感想)

        想定1が横ばいで、想定2が前週比1.5倍。1.5倍の根拠は前2週の平均。2週前は1.36倍、3週前は1.87倍であり、ここは想定の甘さを指摘せざるを得ないだろう。実際、この週は結果的に前週比2.20倍となる。(翌週は1.57倍、翌々週は1.37倍)

        シミュレーション結果は、想定1はあまりにも論外なので触れないが、想定2で2週間後の4/9の陽性者が395予測

        実際の数字883で、2.24である

        先ほどと同じく、4/9時点の予想が、想定2で83、実際の数字174.前日3/25の61からの増分でみると、想定2で4/9に22。

        実際の数字1135.13倍である

        変異PCR検査陽性率は28.7%(変異PCR検査件数540件、変異PCR陽性者数155人)であり、変異株陽性者の濃厚接触者や

        接触可能性のある人等を除けば、5.3%(変異PCR検査件数400件、変異PCR陽性者数21人)と、3月13日時点の2.7%から増加。

        ※別途、国が実施した検査11人が陽性判明

        なお、直近1週間の変異PCR陽性判明率は4.5%(新規陽性者844人、変異PCR陽性者数38人)となっている。

        また本質的意味合いが薄い数字しか出していない。最初に示した表によれば、この会議の前週の変異株陽性率は48.1%で、28.7%としめした累計の数字よりも20ポイントも多い。残りの5.3%や4.5%という数字には何の意味もない。(なお、最初に示した表には3/31の数字を乗せているが、ほぼ変わりがないので3/26の数字と思っていただきたい。26の数字に直したいが時間が無い)

        その1で示した通り、感染力が既存株の25~50%増しと言われる変異株への危機感の欠如となった原因となっているのでは?と考えてしまう。

        ここからは各専門家毎にどういう意見を述べているか、少し突っ込んで触れていきたい。専門家諸氏を無根拠に貶す気は毛頭無いが、後日見て、ここは甘かったのではと言うところには積極的に触れていきたい。当然許される言論範囲だと筆者は認識している。

        ■朝野座長

        危機感は余り感じられない。高齢者感染を抑えることが重要等。資料分析が主で、将来予測は余りない。

        ■掛屋副座長

        第四波の兆し。年度末リスク言及患者急増の数週後に重症病床ひっ迫。(実際はここから3週でパンクした)

        佐々木委員

        時短を21時から20時へ強化する提言(実行されたのは4/5のまん防から)。二週間以内の検証後、やばければ躊躇なくより強力な制限策をとるべき(二週間後は4/9、まだ吉村府知事はまん防より強力な制限策は考えていない)。

        ■茂松委員

        飲食対策を徹底すべきではないか、現状だと感染爆発の可能性高い、と。危機感を感じるコメントである

        ■白野委員

        重症病床は今20%だけどすぐ増加し、逼迫すると見込まれる。年度末リスク言及

        しかし、その割に対応は「少なくとも21時時短継続花見宴会自粛継続」というレベルで、そこまで強い危機感は感じられない。

        変異割合28.7%だが、すぐ増えるとの発言。先ほどから述べているが、本会議の前週の数字は48.1%であり、変異割合過小評価しているとみられる。

        ■倭委員

        急拡大の懸念。21時時短では拡大不可避。週人口10万人あたり15人を超えたらまん防要請必要(実際この日の陽性者報告で、このラインを越えた)

        後日目線では、強い懸念を示した専門家は倭委員のみであった。また、総じて変異株の脅威評価が低いように見える。重症病床の逼迫・パンクについての懸念も少なすぎるように思える。


        3/31会議資料 ※まん防要請当日

        想定1が前週比2倍、参考として前週比1.5倍。ここへ来てようやく実際の数字と近いシミュレーションに。

        想定1によれば4/9時点で891、実際は927で、ほぼ近い数字が出ている。

        先ほどと同じく、4/9時点の予想が想定1で126。実際の数字174。

        前日3/25の61からの増分でみると、想定1が65増、実際は113増。

        1.74倍も増分も見誤っている。これはおそらく変異株の重症リスク(60未満での重症化率上昇、発症から重症化までの日数減の2要素)が高まった事に由来するものだろう。重症者数の予測は、新規陽性者数の予測よりも1段複雑なため、感染症の研究家ではない健康医療部の職員に正確さを求めるには酷だったかもしれない。しかし、それならそれで専門家予測を依頼するべきだったのではなかろうか?

        後日目線で、ここの視点の欠如が重症病床のパンクに至った主な要因だろう。



        変異PCR検査陽性率は36.0%(変異PCR検査件数817件、変異PCR陽性者数294人)であり、変異株陽性者の濃厚接触者や

        接触可能性のある人等を除けば、11.3%(変異PCR検査件数584件、変異PCR陽性者数66人)と、3月20日時点の5.3%から増加。

        ※別途、国が実施した検査で25人が陽性判明

        なお、直近1週間の変異PCR陽性判明率は6.7%(新規陽性者1,576人、変異PCR陽性者数105人)となっている。

        相変わらず、本来想定すべきよりも低い累計の陽性率と、ほぼ意味のない数字を並べている。前週の変異株陽性率は66.5%で、累計の数字よりも30ポイントも高い。明らかに不味い。

        会議スパンが短いので今回は朝野座長意見のみである

        感染状況への言及

        変異株による60未満層の重症リスク念頭にない。

        正直これは余りにも能天気楽天的意見だと思う。

        • 対策を立てれば、今年も昨年と同様であれば、4 月の初めまで陽性者が増加傾向を示し、その後減少に転じることが予想される」(原文ママ)

        変異株の影響を全く考えていない、あまり軽率予測だと思われる。後日目線ではあるが、専門家であればここまでの楽観視はしないで欲しかった。

        • 周囲の変異株の増加は著しく、既に半分を超えている(資料 1-2)実感がある。(原文ママ)

        変異割合が半分を超えているとの実感で、前意見専門家としてどうかと思う。

        対策への言及

        これは妥当意見だが、実際に「追加の有効対策」は府知事から示されていないと思う。何か見落としていれば指摘をお願いしたい。

        必要施策ではあるが、逼迫度合いに対して悠長な気もする。

        異論はない。高齢者施設従事者への検査(その2で紹介。定期的なPCR検査)で行われてはいる。

        後日目線ではあるが、総じて見通しが甘かったと断じざるを得ない。根本原因は変異リスクの軽視だと思われる。その1で紹介したように、変異株の感染力は既存株比で1.25~1.6倍程度と目されており、昨年との安易比較はできなかったはずである


        その4へ続く

        市役所で働いてた子をITコンサルスカウトしたら指名停止になった話をする

        もう何年経つだろう。

        の子を初めて見たのは、とある市町村ふるさと納税制度運営パートナーを決めるためのプロポーザル型入札の会場だった。

        100㎡もないだろう狭い会場の中に私達のグループが入ると、市の職員が数名、一番遠くの壁に並んで立っていた。ふるさと納税担当部署職員だった。

        その一番左端に、その子はいた。若い職員だった。爽やかなセミフォーマル姿で、装いはパリッとしている。物憂げな瞳を足元に向けて不安そうにしていた。

        スライドの正面には、険しい顔つきの幹部職員が座っていた。審査員の顔を見渡し、私達は最初挨拶会社説明者の紹介)を簡単に述べた。副市長の「それでは始めてください」という合図と一緒に、『その子』もすぐ後ろにあった長椅子に他の職員とともに腰かけた。

        なぜ、その子の姿が目についたかというと、清潔感だ。清潔感がとんでもなかった。若いっていいな、自分あんな25くらいの頃に戻りたい、という雑念を捨ててノートパソコンを立ち上げ、レーザーポインタを起動した……

        約1週間後、弊社がめでたく第一候補者(※ほぼ内定という意味)として選ばれた。契約書に押印するため、F市役所へと、私が席を置いているオフィストップ(所長としておく)と一緒に向かった。

        ふるさと納税事業担当課(地域を盛り上げる的な名前が付いていた)の窓口に行くと、まだ約束10分前だというのに、その子Sさんとする)が待機していた。あの時と同じように緊張した面持ちだった。すぐ隣には、四十代半ばくらいの男性上司がついている。

        「先日はどうもありがとうございました!」

        「緊張しましたよ~」

        みたいな世間話ちょっとした後……契約書に印紙を貼って、割り印をして、契約者名のところに押印をして、最後に捨て印を押そうとすると、いらないですと言われ……そして、Sさん契約書を手渡した。

        Sさんが不慣れな手つきで2枚の契約書に市長印鑑ゆっくりと押すと、はにかんだ笑顔で1枚を返してくれた。

        「今後、私がF市の事務担当者になります。今後ともよろしくお願いします」

        こちらこそ。私が弊社の窓口です。宜しくお願いします」

        こんなやりとりだったかな? 男性上司の人は、「この子がメインで渉外を担当します」と説明していた。

        私は、その年若い事務担当者のことが気になっていた。

        Sさん大学出て何年くらいになるの?」

        衝撃を受けた。想定よりずっと若い人だった。

        私がSさんくらいの時は、毎日サークルの部室でごろごろして、アルバイト帰りに仲間と飲みに行って、恋人と別れてショックを受けたりしていた。

        それだけに衝撃だった。異常だ、とその時は感じた。でも、それは私達から見た場合感覚であって、向こうからすれば違う。高校を出てそのまますぐに就職する。そういう人も多くいて、たまたま私達の世界大卒が多いだけで。それだけの話だった。

        大学生ほどの年齢の子が、ふるさと納税という大きなお金が動く舞台で、公務員組織にとっては重大なチャレンジであろうこの機会に、一応はプロITコンサルITだけじゃないけど…)である私達と折衝する役割を担っている。

        私の経験上、官公庁側のこういった花形事業担当者は、〇〇長が付くような役職の人か、30代前半くらいで、昇進が期待されている人が選ばれる。



        契約期間は2年だった。

        その間に、ふるさと納税制度の導入パートナーとして、システムの整備やら、返礼品の選定やら、業務フローの構築やら、その自治体が安定して制度を回せるまでの準備をしていく。

        3年目に晴れて制度スタートしたら、弊社はシステム保守業者として、毎年度、特命一者タイプ随意契約によって安定的仕事を得ることができる。

        肝心のSさんだけど、こちらの想定よりも頼りになる子だった。普通なら無理なお願いも聞いてくれて、それでいてこちら側の仕事、主にシステム関連の知識をぐんぐん吸収していった。

        地頭がよく、それでいて物事に対して本気になることができる。そういう子だった。

        (以下、ちょっと蛇足

        例えば今回、「F市ふるさと納税制度導入パートナー選定業務」みたいな件名で入札が行われたのだが、弊社が勝つ確率は約85%と推定されていた。

        というのも、入札実施の前年度に弊社がF市に呼ばれ、「ふるさと納税をやろうと考えているのですが~」といった具合に相談を受けた後、参考見積書と設計書をF市に提出していた。そして、入札にあたっては、その参考見積書と設計書がそのまま採用されている。

        おわかりいただけたかと思うが、他社がプロポに入れないよう、提出書類に予め細工をしておくのだ。そうすることで、こちらに有利な形で契約を取りに行ける。実際、プロポに参加した企業は弊社のほかに2社しかなかった。その経済圏におけるライバル企業の数は優に10社を超えているにも拘わらず。

        一般に、地方自治体担当者はIT関連に疎いことがほとんどであるため、こうしたこと通用してしまう――でも、Sさんは違った。上記に挙げた弊社が勝った理由について自分なりに考えて、私達に指摘をしたのだ。

        「ほかの自治体でも参考見積書を出したら入札にかなり勝ちやすいんですよね?」と自然に切り出したうえで、他社が入札に参加できないように行った諸々のワザを見抜いた。

        Sさんは、システム関連の勉強をして、プログラムの打ち込みに挑戦して、職場でも、電子機器の導入やセキュリティ責任者といった役割を買って出ていた。

        一方で、おっちょこちょいなところもあって、メールに添付文書を忘れるのはしょっちゅうだ。褒められると顔を真っ赤にする。急に頭の回転が鈍くなって、とんちんかん冗談を言ったりする。

        一応はコンサルなので、競合他社と同じく顧客評価ランク付けを行っている。その中でも、F市のランクは高い位置にあった。

        無茶な要求をしないし、レベルの低い問題でいちいち呼びつけたりしない(自分達で解決する)し、十分な契約金額と契約期間を用意してくれた。市役所内のシステムの深いところの情報(通常、外部組織に閲覧させるべきではないもの)を見たいといった時も、システム管理課に掛け合ってくれ、数時間もかから情報を手に入れることができた。

        蛇足終わり)

        その2年間で、Sさんの表情が曇る時もあった。

        年配の職員Sさんの隣に座っていたのだけど、折り合いが悪そうにしている時があった。その先輩がSさんに行った指摘について、私が座っている窓口まで聞こえることがたまにあったが、大抵は些末な内容だった。

        文字の送り仮名(行なうじゃなくて行うとか、見積もりじゃなくて見積りなど)や、請求書の処理件名の些末だと思われる部分の指摘、イベント運営マニュアルでの各人の動き方(特にその先輩の)について具体的に文書で示すようにとか、ほかにもグチグチと同じようなことを言っていた。その人との話が終わった後に窓口に来たSさんは、大抵ムスッとしていた。表情が曇っていた。

        ある訪問機会のことだった。うちの所長が私と一緒に来ていて、Sさん一人が役所玄関まで送ってくれたことがある。玄関から離れて社用車へと歩き出す直前、私はついに言ってしまった。

        Sさん公務員も向いてるけど、コンサル業界も向いてるんじゃない!?」

        反射的に「やばい」と思って、所長の顔を見た。

        「うん。Sさんウチおいでよ! 歓迎するよ」

        所長もノリノリだった。Sさんは俯いて、唇を尖らせていた。

        「まだ21なんですけど」

        大丈夫。また今度考えてね。〇〇さん(※私)も応援しているから」

        帰りの車の中で、所長が言っていた。

        「もちろん冗談だよ。あの子公務員の方が向いている。でも、うちの採用試験に来てほしいとも思う。働けるだけの実力は多分持ってる」

        ……それから一か月後。私の携帯電話が入った。Sさんからだった。

        弊社の採用試験を受けたいらしい。

        市役所仕事あんまりきじゃないんだって。今の仕事楽しいけど、前の部署戸籍仕事をしていた時は、やめたくてしょうがなかったんだって。何から何まで細かすぎるところと、自分で考えて動けないのが嫌なようだ。自分で考えて、自分で動いて、結果に対して責任を取るタイプ仕事がしたいらしい。

        私一人で考えてもしょうがないので、所長に報告をして、本社スタッフ部門にも相談したところ、結論が出た。

        採用試験は受けられない

        理由①として年齢。大学を出ていないコンサルタントはいるが、そこまで若い人は例がない

        理由②として取引先との関係。人を奪うようなことをすべきではない。彼が本当にその気であれば止めないが...

        あなた達がそこまで推すなら、23才になったら採用試験を受けてもいい。ふるさと納税導入パートナー契約期間が終わるまでは必ず待つこと。

        あと1年ちょっとだった。

        私はこの時、Sさんにとってどんな道がいいのか? と思案していた。

        普通に考えれば、地方公務員の方がいいだろう。コンサルタントの道を勧めてよかったんだろうか、あの子を不幸にしやしないかという不安に捉われたのを覚えている。自分で言い出しておいて、本当に勝手なことを考えていた。



        それから約1年後。弊社が借りているオフィスの一室に、Sさんスーツ姿で現れた。

        相変わらず、清潔感が抜群だった。真白のシャツがよく似合っている。

        試験は何の不安もなかった。書類選考は顔パスだし、筆記試験(Webテスト)は限りなく満点に近かった。

        一次面接を務めた私と所長は、Sさんに対してほぼ同じ結論を下した。内容としては、①地頭がいい。頭の回転の速さも悪くない、②温かみがあり、顧客安心に繋がる話し方である、③偉ぶったところがなく謙虚姿勢が見える、といったものだった。

        本社での二次面接も無事に終えた。面接官だったディレクター日本企業でいうと本部長~役員くらい)に電話で話をうかがったところ、「概ね一次面接の印象のとおりの子だった。難点として、芯が弱いところがある。強烈なキャラクター顧客相手だと通用しないだろう」とのことだった。

        「次の面接には進めますか」と聞いたところ、「三次面接を行う必要はないと判断した。他社も受けているとのことだったので、ここで内定を出す。弊社のほかは辞退するように伝えてほしい」

        当時のメモによると、私はディレクターとこうしたやり取りをしていた。懐かしい思い出だ。

        当時は、「Sさん採用されますように! 弊社でなくても、ほかのコンサルに入れますように」と毎週のように祈っていた。それくらい、Sさん性格のいい子だった。今でも、あの笑顔を思い出して幸せの余韻に浸ることがある。



        そろそろ結末について話す。

        Sさん退職時期と、ふるさと納税導入パートナー企業としての契約期間の満了はほぼ同時だった。

        最後Sさん職場を訪れた時の、あの男性上司の苦渋の顔を忘れることは難しい。

        やるせない表情をしていた。見た目は笑っているけど、心の中でなにかヘドロのような汚物ブンブン飛び回ってるんじゃないかって、そんな顔つきだった。

        Sさんがうちに来てくれたのは嬉しいけど、本当に申し訳ないと思った。

        さて。通常のパターンだと、ふるさと納税運営していくための基幹システムの整備や地元産品の手配体制業務フローの構築などを終えると、弊社はシステム保守管理地方自治体から請けることになる。

        ……タイトルにあるように、弊社は事実上指名停止(※)になった。システム保守管理は、F市が戸籍市民税システム保守を請け負っている会社が一任することになった。その後、弊社のスタッフがF市を訪れたことは一度としてない。

        当初は、「ウチのスタッフがいないのに保守なんてできるの?」と疑問に思っていたけど杞憂だった。Sさんが気を吐いて、どんな職員業者に当たってもシステム運用管理保守が担えるように引継資料を作っていた。

        今回のような事態予測したり、意識していたわけではないだろう。ただ、Sさん仕事に対してひたむきな人だったから、物事に対して本気になれる人だったから、普通地方公務員レベルはるかに超えて、みんなのために頑張ることができた。それだけだ。

        事実上指名停止特定会社指名停止にしたくてもできない場合に行われる。今回の例でいうと、職員の引き抜きを理由に私達を指名停止にはできないので、指名リストに載せたまま『排除』する。弊社はもう、F市から参考見積書や設計書の提出を依頼されることはないし、プロポーザルに呼ばれることもないし、参加申込ができたとしても必ず負ける。



        筆に熱を込め過ぎた。反省している。

        あれから4年以上が経って、私は別の会社転職した。SさんはITとは別の分野に異動になり、忙しい毎日を送っている。はてな匿名ダイアリーを見ている可能性は0%といってもいい。それくらい忙しい環境だ。辛い日々を送っているかもしれない。いや、確実に辛いだろう。それこそ地獄のように。

        今でも思い返すことがある。私があの時、Sさんを誘ったのは本当に正しかたかということだ。

        私はSさん職場で悲しい顔をしていた時、なんとかしてあげたかった。そんなことはできるはずもないけど、それでも助けてあげたかった。だから無責任立場ではあったけど、うちに来てみないかって、声をかけた。

        本人にとって良き選択だったのか、それがわかるのはまだずっと遠い未来のことだけど…過去でも、現在でも、未来でも、私はSさん幸せを願っている。

        一緒に働けたのは短い間だったけど、楽しかったよ。また会おうね。

        2021-04-15

        VMwareDellより分離独立の件

        機械翻訳です。

        #####

        ヴイエムウェアとデルテクノロジーズ、スピンオフについて合意

        デルテクノロジーズ、VMwareの81%株式スピンオフし、VMwareさらなる成長につなげる

        Dell Technologiesとの戦略的パートナーシップを維持しつつ、VMware戦略的および経営的な柔軟性をもたらす

        VMwareは全株主に対して115億ドルから120億ドル特別配当実施し、投資適格格付けを維持する予定

        カリフォルニア州パロアルト--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 独立取締役構成されるVMware(NYSE: VMW)特別委員会デルテクノロジーズは、VMwareデルテクノロジーから分離独立させる条件に合意しました。この条件には、企業の所有構造の大幅な簡素化と、独立した特別委員会が推奨し、VMware取締役会がスピンオフの直前にすべてのVMware株主に対して宣言した115億ドルから120億ドル特別現金配当が含まれており、すべての閉鎖条件が満たされることを条件としていますDell Technologiesの株主は、Dell Technologiesが保有するVMware株式比例配分で受け取ることになり、Michael DellとSilver Lake PartnersはVMware株式を直接保有することになります。また、両社は、共同で顧客価値提供するための戦略的パートナーシップを維持・強化する商業契約を締結しました。

        ヴイエムウェアのビジョンは、あらゆるクラウドハードウェアインフラ対応したユビキタスソフトウェアおよびSaaSプラットフォームを構築し、顧客デジタルトランスフォーメーションを加速することです。デルテクノロジーからスピンオフにより、ヴイエムウェアは、両社の戦略的パートナーシップの強みを維持しつつ、戦略実行の自由度を高め、資本構造ガバナンスモデル簡素化し、戦略運用財務の柔軟性を高めることができます

        "ヴイエムウェアの最高財務責任者(CFO)兼暫定最高経営責任者(CEO)であるゼイン・ロウは、「当社は、すべてのクラウドベンダーおよびオンプレミスインフラベンダーに当社のエコシステムを拡大する能力を強化し、成長機会を支援する資本構造を持つことになります。"デルテクノロジーズとの戦略的パートナーシップは引き続き当社の差別化要因であり、マルチクラウド戦略の実行に伴い、あらゆるパブリッククラウドとあらゆるインフラストラクチャ上で、お客様に当社のソリューションサービス提供していきます」と述べています

        2020年7月15日に提出されたDell TechnologiesのSchedule 13D修正に関連して、VMware取締役会は、Dell Technologiesの提出書類記載されたビジネスチャンスに関するDell Technologiesから提案可能性を検討評価するために、法律顧問および財務顧問を起用した独立取締役からなる特別委員会を設置しました。特別委員会は、VMware社の取締役会による本取引および特別現金配当承認評価し、推奨しました。

        "VMware特別委員会は、今回のスピンオフ契約が、簡素化された資本構造確立し、VMwareがその戦略を実行する上で有利に働くことで、すべての株主利益をもたらすもの確信しています」と、VMware独立取締役会の筆頭メンバーであり、特別委員会メンバー報酬コーポレートガバナンス委員会委員長であるPaul Sagan氏は述べています

        "ヴイエムウェアの取締役会長であるマイケルデルは、「ヴイエムウェアをスピンオフさせることで、デルテクノロジーズとヴイエムウェアにさらなる成長機会をもたらし、ステークホルダーに大きな価値をもたらすことができると期待しています。"両社は今後も重要パートナーであり続け、お客様ソリューション提供する方法において、差別化された優位性を持っています」と述べています

        ヴイエムウェアとデルテクノロジーズは、この商業契約を通じて、顧客戦略的価値提供するソリューション共同開発継続し、デルテクノロジーズはヴイエムウェアの製品ポートフォリオ市場規模提供します。

        今回のスピンオフにより、VMwareは、成長戦略を推進するための戦略的運用的、財務的な柔軟性と俊敏性を高めることができます。これには、資本配分の決定の簡素化や、現在デュアルクラス株式構造廃止などが含まれます。また、VMware社は引き続き投資適格の格付けとプロファイルを維持します。

        ヴイエムウェアが全株主提供する115億ドルから120億ドル特別現金配当推定額は、2021年3月16日時点の発行済み株式に基づいて、1株当たり27.43ドルから28.62ドルとなっています

        この取引は、一定の条件のもと、2021年暦年の第4四半期中に完了する予定です。

        投資家向け電話会議

        VMwareは、2021年4月14日午後5時45分(米国東部時間)より、本取引の詳細について説明するインベスターコールを開催します。このイベントライブWeb放送は、VMware投資家向けウェブサイト(http://ir.vmware.com)でご覧いただけますウェブ放送にはスライドが添付されますウェブ放送スライド再生は、同ウェブサイトで2ヶ月間公開されます

        VMwareについて

        ヴイエムウェアのソフトウェアは、世界の複雑なデジタルインフラストラクチャを強化します。クラウドアプリケーションモダナイゼーションネットワーキングセキュリティデジタルワークスペースなどのサービス提供することで、お客様があらゆるクラウド上であらゆるアプリケーションをあらゆるデバイス提供できるよう支援していますカリフォルニア州パロアルト本社を置くヴイエムウェアは、画期的テクノロジーイノベーションから世界への影響まで、「良い方向に向かう力」となることを目指しています。詳細については、https://www.vmware.com/company.html

        追加情報とその入手先

        VMwareは、株主承認必要とする特定の事項の承認に関して、Schedule 14Cによる株主向けの情報提供書を作成します。情報提供書は完成後、当社の株主に郵送されます。この取引に関してVMwareSECに提出したすべての文書コピーは、SECウェブサイト(www.sec.gov)またはVMwareウェブサイト(https://ir.vmware.com/)から無料で入手することができます

        将来の見通しに関する記述

        プレスリリースには、提案されているスピンオフの予想時期、完了効果および利点、特別現金配当の支払い、規模および1株当たりの金額VMwareの将来の投資評価およびプロファイルスピンオフ後のVMwareデルテクノロジーズの戦略的パートナーシップ商業的取り決めおよび協力関係VMware事業戦略およびビジョン、将来の成長機会に対する期待など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、1995年米国私募証券訴訟改革法によって創設されたセーフハーバー条項対象となります

        VMwareは、

        (1)分離・分配契約の終了の原因となる事象、変化またはその他の状況の発生、

        (2)特別現金配当のための十分な資金源の確保の失敗、

        (3)VMwareのその他の失敗、

        (4)その他の要因により、提案されている取引上記の条件またはその他の受け入れ可能な条件で、または全く完了できない可能性があります

        (3)その他、VMwareまたはDell Technologiesがスピンオフ完了および特別現金配当の支払いのための契約条件を満たさないこと、

        (4)VMware特定格付け機関基準を満たさないこと、

        (5)スピンオフおよび特別現金配当の発表がVMwareおよびDell Technologiesの戦略的および商業関係に与える影響、ならびにVMwareが主要な人材を維持・雇用し、顧客との関係を維持する能力に与える影響。6)COVID-19パンデミックVMware事業財務状況、VMware顧客ビジネス環境世界経済および地域経済に与える影響、

        (7)一般的経済状況または市場状況の不利な変化、

        (8)消費者政府情報技術への支出の遅延または削減、

        (9)価格圧力業界統合仮想化技術への新たな競合他社の参入などを含むがこれらに限定されない競争要因。10)買収した企業資産VMwareに正常に統合し、VMwareから売却した資産に関連するサービスを円滑に移行する能力

        (11)仮想化ソフトウェアおよびクラウドエンドユーザー、エッジおよびモバイルコンピューティングセキュリティおよびテレコム業界における急速な技術革新、

        (12)仮想化ソフトウェアおよびクラウドエンドユーザー、エッジおよびモバイルコンピューティングセキュリティおよびテレコム業界における急速な技術革新。

        (12) コンテナ化、最新アプリケーション本質的セキュリティネットワーキングクラウドデジタルワークスペース仮想化通信とエッジ・コンピューティングソフトウェア定義データセンターなどの分野で、VMware顧客が新しい製品プラットフォームサービスソリューションコンピューティング戦略に移行する能力、および顧客が新しいテクノロジーを受け入れる際の不確実性、

        (13) VMwareスピンオフ後に戦略的効果的なパートナーシップを締結し、協力関係を維持、拡大する能力

        (14)訴訟規制措置継続的なリスク

        (15)専有技術保護するVMware能力

        (16)製品サービス開発スケジュールの変更、

        (17)サイバー攻撃情報セキュリティデータプライバシーに関連するリスク

        (18)主要な経営陣の交代による混乱。19)為替レートの変動や貿易障壁の増加など、国際的販売に伴うリスク

        (20)VMware社の財務状況の変化、

        (21)VMware社とDell Technologies社それぞれの財務状況や戦略的方向性の変化により、VMware社とDell Technologies社の商業関係市場開拓のための技術協力に悪影響を及ぼす可能性があること。22)VMwareDell Technologies の商業関係および市場開拓技術提携におけるスピンオフと変更が、顧客サプライヤーとの関係を維持する VMware能力、および VMware経営成績と事業全般に及ぼす影響、

        (23)配当基準日における VMware の発行済株式数、および

        (24)SEC に提出した当社の定期報告書および現在報告書の「リスク要因」のセクションで述べられているリスクなどです。これらの将来の見通しに関する記述は、本プレスリリースの日付の時点でなされたものであり、現在の予想に基づいており、不確実性や状態重要性、価値効果の変化、およびVMwareが随時提出するForm 10-KおよびForm 10-Qの最新のレポートやForm 8-Kのカレントレポートを含む、米国証券取引委員会に提出された文書に詳述されているその他のリスクがあり、実際の結果が期待と異なる可能性がありますVMwareは、本リリースの日付以降、そのような将来の見通しに関する記述更新する義務を負わず、現時点ではその意図もありません。

        businesswire.comでソースバージョンを見る: https://www.businesswire.com/news/home/20210414005849/en/

        ポール・ツィオット(Paul Ziots)

        VMware Investor Relations

        pziots@vmware.com

        650-427-3267

        マイケル・タッカー(Michael Thacker)

        VMware Global PR

        mthacker@vmware.com

        650-427-4454

        Source: VMware, Inc.

        2021-04-12

        PCインターネット」の時代

        URLが分からない」はって定番ネタだよね。

        2021年 https://togetter.com/li/1694773

        2018年 https://togetter.com/li/1297268

        そもそもURLが分かる」方が例外だろうし。そこで雑だけどURL(URI)が分かる可能性が高い、PCインターネットってやつに親和性の高い例外的な時代を取り出してみるよ!

        古い側は、1995年Windows95だもん。この時に20代なら、影響を受けている可能性が高いと仮定するよ。

        一方の新しい側は、2005年とするよ。一応目安はあるんです。

        前略プロフィールは、2004年開始。

        https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E7%95%A5%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB

        こんな証言もあるよ。

        https://kakeru.me/other/snl-zenryakuprofile/

        私たちの間で前略プロフ流行っていたのは、mixi流行りだすよりも前。約10年前の2005年頃~2007年頃、中学2年生の頃ですね。」

        魔法のiらんどは、サービス開始こそ1999年だけど、2006年企業名株式会社魔法のiらんどに変更。

        https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AEi%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%A9

        から2005年には携帯ネット接続PCによるそれを凌駕していたと仮定して、この時期以降に高校生だったらPCより携帯が主になると仮定するよ。実際はもう少し前からこの状態だっただろうけどね。

        というわけで、1966~1987年まれ世代が、「PCインターネット」のコア世代勝手推定してみる。もちろん雑な仮定だけどね!

        2021年の年齢に換算すると34~55歳。なんとなく目安になってる・・・ような気がしない?

        2021-04-11

        anond:20210411010746

        推定2歳だけど、培養地になる体の大きさが感染基準なのかよく分からない

        2021-04-10

        野原家は推定世帯収入650万で嫁が専業主婦、持ち家、子供2人らしいけど、この家庭のBS黒字なのだろうか

        今の世帯収入680万円で嫁が専業主婦まではほぼ同じだが、ここから子供2人できたらどう切り詰めても黒字になる感じがない

        2021-04-08

        anond:20210408184241

        推定しかないけどコミュニティ入ってる人は治療は受けないんじゃないか

        ぼっちで隠してる孤独な人は周囲と同化したくて治療受けるかもね

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