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はてなキーワード: 半導体とは

2024-07-26

anond:20240726192311

半導体めちゃ下がったっていうけど

私の持ってた半導体めっちゃ上がってんだよな…

もっとかっときゃよかったわ

anond:20240726161753

今気づいた?AIって特に何の意味も無い言葉だよ

半導体プログラムが関わってることしか表せてない

2024-07-23

anond:20240723103828

多分だけど、また日本だけ出遅れると思うんだよね

アメリカとか中国とかシンガポールでは、もう無人タクシーあるじゃん

日本はいつまでも石橋を叩きすぎるんだよ、石橋を叩きすぎて壊すレベル

あと、なんか労働を美化しすぎているというか、ロボットお茶を淹れるより人間が淹れた方が美味しい、みたいな文化があるから

しかも、最近だとNECなんかがDXだの言ってるけど、アメリカから周回遅れでITサービス業をメインにしているわけだけど、

もう、アメリカ中国ITより製造業回帰しているというか、AI製造業とセットだから

ソフトウェアAIだけはまったく意味がない、ロボットとかIoTとか半導体とか、製造業とセットだから

本来なら、日本人の大好きなw額に汗してものづくりwがこれからの要になるのに、

今更になってDXだのITだの、物のないサービス業に特化した企業とか国家にしようとしている

アメリカ中国東南アジアとかの方がちゃんと額に汗してものづくりしてる

これはマズい

プログラマーけがいるような国、ハードウェアは外からアメリカ中国から安く買えるからいいよね、ではマズいんだよ

日立NECがDXなんて虚業に向かって行ってる一方で、これから世代ちゃん原点回帰して、製造AI国家を作っていってほしい

お爺さん、オッサンの言ってることなんて、目先のことに対処してるだけなんで、先は分からんのよ

俺も、もうオッサンだし、先は長くない年齢だから、これから世代はほんとがんばってほしい

2024-07-21

anond:20240721164626

壊れるというか現状維持は確実に無理になる

これから日本には大きく3つのシナリオがある

1.自動車産業経営方針を変えて地域振興を優先方針にする

2.日本から自動車産業押し出し産業構造維新する

3.現状維持のまま自動車産業に吸い尽くされる

1はおそらく無理、豊田章男イエスマンを後継にしたかトヨタが変わることはない

トヨタが変わらなければ他自動車メーカーも変わらない

2はおそらく最善のシナリオ観光業半導体を主軸にする

この場合自動車産業の穴を埋めるのは十年以上かかるだろうからひろゆきの言う通り当面は日本は終わるかもしれない

ただし持続可能性を考えればこれが最善

3は最悪のシナリオ

自動車メーカー基本方針は焼き畑工業所属地域に根差し部品メーカーから搾取して利益を生み出す経営構造になっている

このまま自動車メーカー頼りだと人口再生産もままならず、さらに将来的には焼き尽くした日本から自動車メーカー撤退することは目に見えている

まあなんにせよ自動車メーカー頼りをやめる以外の選択肢はないわけだよ、俺らに

2024-07-20

anond:20240720043608

他の生成AIなんてそれこそクソ負けも負けの大惨事じゃん。バカか。

海外の生成AI企業に金が落ちるだけの構図で「デジタル小作人」って言われてる。

半導体企業海外、生成AI企業海外日本はそのお客様になってるのが現状だろ。

いったいどこに「日本が勝つチャンス」があると思ったのか教えて?

2024-07-19

VMwareに何が起こっているのか、どうなるのか

はじめに

IT業界であればVMwareの周辺で発生している騒動について多少なりとも聞いていると思います業界外の人でもその名前ぐらいは耳にされているのではないでしょうか。では実際にVMwareに何が起こっているのか、どのような背景があるのか、今後どうなるのかを知っている範囲で書いてみます

VMwareとは何である

VMwareとは仮想化ソフトウェアです。この説明だけで理解できる人にはこのセクションの説明不要です。

VMware自体1998年創業会社ですが、広く世に知られるようになったのはおそらく2000年前後ぐらいからでしょうか。仮想化とはハードウェア抽象化して物理的なハードウェアソフトウェア的に再現する技術一種です。Windowsの上でさらに別のOSを実行できるようにすることができるようになります。この別のOSのことを仮想マシン(VM)と呼びます個人レベルではテスト環境などに使えることがメリットですが、企業レベルでは大量のハードウェア効率的に集約できることが期待されていました。特に2010年以降のマルチコア化の急速な進展の結果、多くの用途ボリュームゾーンサーバーハードウェアは高速・大容量になり過ぎました。企業内のアプリケーション動作させるために単体のハードウェアは過剰になって久しいです。そのため、VMwareによって1台の物理ハードウェア複数VMで利用する使い方が一般しました。社内で新しいサーバー必要になってもわざわざ新規物理的なハードウェアを購入してセットアップと設置などをしなくてよくなるわけです。個人向けのVMware Workstationは単にPC上にVM複数起動できるだけでしたが、企業向けの上位版では複数サーバーストレージを束ねてプライベートクラウド構成することも可能でした。

企業としてのVMwareEMCというストレージメーカーに買収後、2007年上場します。EMCDELLに買収されたこともあり、DELLの傘下になったあと2021年スピンオフされ独立した企業となりました。その後、2022年にBoradcomに買収されます

Broadcomとは

現在Broadcomは源流をたどればHPに繋がりますHPからアジレントという計測機器を作る会社スピンオフし、その会社から半導体事業ファンドが買収し独立させたAvagoという会社現在のBoradcomの母体です。BroadcomはAvagoとは別の半導体設計製造を行っていた会社ですが、Avagoに買収され存続会社の社名をBroadcomしたこと現在の形になっています

Broadcom製品で一番有名なところとしては、ネットワーク関連のチップだと思いますサーバー用のNICなどで名前を見る機会も多いはずです。それ以外にも様々な用途チップを作っていましたし、買収によりラインナップを拡充してきました。

転機となったのは2017年Qualcommを買収しようとしたことです。これは先方の役員から拒絶され、また規制当局から懸念を表明されたことで失敗に終わります。これ以降、Broadcomソフトウェア企業の買収に軸足を移しました。CAテクノロジーズやSymantecセキュリティ部門を買収しました。Symantecセキュリティ部門はその後、アクセンチュアに売却します。もちろん、今回のVMwareも買収しています

Computer Associatesとそのビジネス

Broadcomが買収したCAテクノロジーズはかつてComputer Associatesと呼ばれる会社でした。1976年創業メインフレームのころからビジネスを行っており一時は業界2位の地位まで上り詰めた会社ですが、今一つ有名なプロダクトがない会社記憶しています

List of mergers and acquisitions by CA Technologies - Wikipediaと、CAが買収した会社Wikipediaで専用のページが用意されるほど数多くあります。この会社ビジネスモデルはさほど成長度は望めないがシェアが大きい企業向けシステムなど確実にキャッシュを生み出すソフトウェア(いわゆるcash cow)を作る会社を買収し、新規開発を一切止めることで費用を削減しキャッシュを絞り出すというモデルだったようです。私も以前CAロゴの入ったソフトウェアを使ったことがありますが、なぜこのような使いにくいソフトを使い続けるのか疑問でした。企業システムの一部として使い始めてしまうと簡単には変更することができず、ランニングコストがかかり続けたとしても変更するためのコストを考えると使い続けざるを得なくなることは非常によくあります

どこかで聞いた話ですね。これと同じことがVMwareでも起こりました。BoradcomがCAテクノロジーズを買収したのはこのビジネスモデルを吸収するためだったのではないかと思われます

VMwareに起こったこ

Broadcomに買収されて以降、VMwareはそのビジネスを大きく転換しました。日本法人では社員が大幅に削減されたようです。ライセンスについても売り切りモデル新規販売を止めサブスクリプションだけにしたり、ランナップを大幅に整理しました。

このようなビジネスモデルの転換は既存ユーザーから反発を食らいますが、前述の通り企業システムの根幹で使われているソフトであるため簡単使用を止めることができないのが現状です。日経BPなどでは移行先の候補比較記事なども掲載していますが、変更するための人的コストを考えると使い続ける企業は少なからずあるのではないでしょうか。

より悲惨なのはクラウドサービスVMwareを中核に構築してしまったところです。こちらはもっと乗り換えるのが難しいはずで、IaaSから撤退する会社も出てくるのではないでしょうか。

我々に何ができるのか

ソフト産業製造業と違い成功すれば小規模ながら利益率の高いビジネスを生み出せる可能性があります。一方で製造施設などの固定資産従業員数は多くないため、企業価値が過小評価されている企業もあります。そのような会社を買収してキャッシュを搾り取るビジネスを行ってきたのがCAという会社でした。少なくともこのモデルで数十年間ソフト業界で生き続けていました。そのため、このモデルを根絶することはかなり難しいのではないかと考えています

2024-07-17

anond:20240716201743

このまま半導体の性能が向上していけばスチルカメラは滅んで常時6000*4000ピクセル動画を撮り続ける機械覇権を得るとおもうんだ。

一瞬を狙うシャッターチャンスに関する技量経験も工夫も不要になるのだ。

フォーカスポイント被写界深度けが課題になるが、それもF22ぐらいに絞ってカリカリ状態からレタッチでボカすとかの冒涜手法解決されていくだろう。

2024-07-15

anond:20240714140614

経産省RapidusNTTで半導体島に乗り込むのとどっちが大変?

2024-07-11

イギリス「はぁはぁ・・・遂に世界半導体企業が育ったぞ!」

🐵「それうちが貰うね」

投資家「売れ売れ、イギリスじゃコントロールできねーよ」

👆大英帝国復活の芽を潰したイエローモンキーを許さな

2024-07-06

キャベ2って半導体名前じゃなかったんだ

ややこしいな

2024-07-05

中国台湾を手中に収めて西側中国経済制裁として半導体を禁輸する場合

日本半導体産業フリーズするんじゃねえの

もちろん日本スマホは入ってこない

2024-07-04

anond:20240704202649

いまだに新500円すら自販機で使えないもんな

半導体がどうのこうので

anond:20240704063235

半導体工場等の生産手段を一企業私有しないようにしようというような話で生産手段ではない政治家などの財産個別保全されるんでしょう

2024-07-03

ソフト以外の人は、最新技術情報検索ワードどうやって知るのか

自分の分野は半導体だが、普通にネットしていても全く流れてこない(投資家向けの情報は流れてくるが)

AIピンポイント単語を入れれば答えてくれるが、単語を入れない限り出力してくれない。

ソフト以外の人はどうしてるのか

2024-06-30

昨今の「転職当たり前」みたいな風潮に若干モヤモヤしている

最近自分が勤めている会社からもチラホラ転職者が出ていて、そのたびに不安なような、でもライバルが減って嬉しいみたいな複雑な気持ちになる。

そんなクソみたいな自分の頭を整理するべく、これまたクソみたいな日記を書かせていただく。

 

始めに記載すると、俺は半導体製造装置メーカーとはいえ業界の中では正直下クラス会社に勤め続けているクソ雑魚エンジニア5年目。

一応院卒なので最初から等級は高いが、技術屋としての実力は低いと思っている。

転職すると退職金が大幅に減ってしま

 どこの会社も同じような退職金制度だと思うけど、勤続年数に比例する形で退職金が積み立てられていく関係上、勤め続けた方が絶対に有利になる。

 うちの会社退職金規定ざっと下記のような感じ。

 ・1年目から給付倍率が加算されていき、勤続年数が20年を超えるとようやく満額となる

 ・定年退職者は退職金20%加算される

 ・役職持ちは退職金露骨に増える

 自分出世ルートを中程度に見積もると、40歳を過ぎた辺りから毎年の退職金の積立額が約80万くらいになる。

 そのまま定年まで勤めるとその区間だけで1600万の20%割り増しで1920万。

 働かないオジサンが量産される原因なのでは、と個人的には思うが、現状の制度から逆算される選択肢が働かずダラダラ過ごすことなのだから仕方がない。

 

コンフォートゾーンにいることで為せることもある

 「楽な仕事ばかりで成長できないか転職する」とか、「コンフォートゾーンに居る人は淘汰される」とか、これもよく聞く理論ではあるけど、100%同意はしかねる。

 楽な仕事経験しているのであればその分精神的余裕が生まれるのだから副業チャレンジしたり勉強に充てたり、できることが増えるのではないか

 

 自分もそうやって自分環境を整えてきた。勤めるにつれて、自身業務周りに関してはかなりコントロールできるようになったと思う。

 毎日定時に帰ることもできるといえばできるし、有休もある程度自由に使えるようになった。

 地道に業務改善や教育を行っていった成果なので、転職してその権利リセットされるのはちょっと痛い。

 

転職後のデバフ効果が大きい

 たいていの企業新卒よりも中途の方が等級が低い。加えて勤続年収に比例する形で発生する手当もあり、どうしても中途がプロパー給料を超えることは少ない気がする。

 もちろん本人の努力次第では出世できる可能性もある。が、日系大手企業管理職がそこまで個々人の成果を確認できているかというとそうでもない気がする。

 

能力収入相関係数はさほど高くない

 ちょっとキモイ表現申し訳ないんだけど、「能力が高ければ高収入である可能性は高いけど、必ずしもその関係が当てはまるわけじゃない」ってことを言いたい。

 個人的に一番ギャップに感じた部分なんだけど、「新卒たまたま給料が高い会社に入れた」という事実が滅茶苦茶威力を発揮している。

 俺より設計力やプログラミング力、英語力が高い派遣さんはいるけれど、俺の半額くらいしか貰ってないみたい。

 子会社の人もそう。俺より優秀な人はたくさんいるけれど、結果的に貰う給料本社の方が高くて、「年収の話は子会社の人にしないでね」なんて言われてる。

 

 俺より高学歴だったり学生時代の成績が高い友達はいっぱいいたけど、俺より年収が高い友達はそんなに多くない。

 「スキルアップ転職を繰り返して年収アップ」論は正しいっちゃ正しいけど、1社に勤める人間比較してどれほどトータルの年収に差が出るのかいまいちわからない。

 まだまだ日本就活新卒採用が強力で、そこで金の切符を手に入れられるか否かが人生を大きく左右する気がする。

 

転職エージェントが世に憚りすぎてる問題

 以前転職エージェントを利用した際、転職をやたら煽る割に今の自分年収を超える企業や俺のスキルアップにはあまり相談に乗ってくれない。

 また俺の仕事に対する理解も甘い。エージェントと我々求職者の利害ってそんなに一致してないんじゃないかと思う。

 の割にD〇daだのテック〇ャンプだの、広告を山ほど見かける。本当に転職して生涯年収が上がる人、どのくらいいるのだろうか。

 

以上。もちろん例外もたくさんあるだろうが、「新卒で良い会社入社してそこで一生を過ごす」という行動が日本ルールに沿った最適解なんじゃないか個人的には思っている。

トヨタ日本で得た財産日本に返してから出て行ってくれ

資源がない日本では地元産業に全面バックアップされた大企業(製造業)が外貨を稼ぎ、国内に回すことで経済が成り立ってきた

からこそ経団連が幅を利かせていて、官僚側も大企業意見(為替レート等)を大切にしてきたし

国民としても生命である大企業に対し、トヨタさま三菱さまと感謝を示していた

でも最近になって30年近くの実質賃金横ばいの元凶大黒柱であるはずのトヨタ(自動車業界)であることがわかってきた

高tierのトヨタ、織機、デンソーアイシンが30年で伸ばしてきた高利益アメリカへの研究工場投資株主のための自社株買いに消え、日本国内エンジニア年収は横ばい

さらに低層の下請け会社に至ってはコスト削減で実質年収が下がっている状態

失われた20年(本当は30年)は実はトヨタ系が主導していたことがわかった

ここに来て批判されたトヨタはどう動くのかと誰もが注視していたのだけども、まさかの結果だった

2023年度の利益が前年から3兆円も増えたにも関わらずコロナ理由下請け強制した値下げの継続

3兆円の利益増に関わらず3000億円(10%)しか下請け還元しない宣言(つまり日本自動車産業に落とす金などないということ)

(https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/txn/news_txn/post_296048)

そのうえ自社株買いで株主に大盤振る舞い

(https://jp.reuters.com/economy/industry/3WH5J7V3SROIZHCUAU24XNWIYQ-2024-05-08/)

(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD107Q70Q4A510C2000000/)

(https://moneyworld.jp/news/OOJ9481_ainews)

もはやトヨタ日本ことなど考えておらず、いかに低コスト日本人を奴隷労働させるかしか考えていない

実際アジア向けのトヨタ車はほとんどが日本製造(欧米向けは関税トランプ関係のせいで現地生産せざるを得ないため)

まり日本で作ると安く高品質で作れるし、その分日本人は安く高密度で働かされている

ちなみにトヨタ車で一台あたりの利益が一番高い国も日本である(高めに売られている)

トヨタにはさっさと海外に移ってもらって(日本ほどコスト品質を両立できる国などもはやないけど)

余った人材成長産業に回すフェイズに入ったよ

政府側もトヨタ悪事を暴いて追いだす準備に入った

(https://www.yomiuri.co.jp/national/20240629-OYT1T50196/)

(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD149KN0U4A610C2000000/)

最近半導体工場建造ラッシュ日本産業構造が変わってきている象徴

2024-06-20

anond:20240618122917

「アウトオブオーダー実行など、ARMは高性能コンピュータ必要技術富士通から取り込んで」は妄想では?

アウトオブオーダー実行を実装した ARM Cortex-A92007年出荷で、これは京が完成した2012年よりも5年も早い。

当然、富士通ARM プロセッサである A64FX の開発開始よりはるかに早い。


この一文で、文章全体の信憑性がガタ落ちした気がする。他も信用できないかな。

前半はまあまあ合ってそうだったのに。

でも前半も2014年ソシオネクスト分社で半導体撤退は書きすぎ。

富岳の A64FX を設計したのはソシオネクストじゃなくて、富士通本体でしょ。

ソシオネクスト分社後も、少なくとも富岳稼働の2020年頃までは、富士通本体CPU設計部門は残ってたはずよ。


アウトオブオーダーじゃなくて、SVE って書いておけばバレなかったのにねえ...

2024-06-19

1年前PayPayのポイントを全額半導体チャレンジコースとか言うのにぶっこんだら今3.5倍に膨れ上がってて笑った

そもそもPC組んだときにもらったポイントだったし半導体企業NVIDIA)のおかげでもらえた泡銭だからこの金でRTX50XX買おうかな

利下げまでやるものなくて結局は半導体

2024-06-18

プロジェクトX、出演NGなのでは。あるいは富士通半導体の敗北の歴史

富士通忖度してるとか言ってるけど、あれ、普通に取材NGだったんじゃないかな。

当時の経緯を知ってると「私の名前は出さないでください」ってなったとしても不思議じゃないと思う。そうなれば当然NHK富士通も触れないし、本人が拒否したんですなんて発表するわけもないし(例え親族が声を上げたとしても)

コンピュータって、富士通半導体最後打ち上げ花火だったんだよ。

当時の話

京の開発が進み、実際に生産されるころは、経営方針として富士通半導体撤退をするかどうかで揉めていたころだった。

コンピュータは、富士通自社工場で作った最後スパコンであると同時に、国のトップ開発のHPCにおいて、富士通が単体で作り上げた初めてのHPCでもあった。

これは、富士通が優れている、というよりも、逃げ遅れたと表現してもよいかもしれない。HPCプロジェクトからは、NEC東芝が次々と撤退していたのだ。

当時半導体の重い投資に堪えられなくなった電機各社とその銀行団は、自社から半導体部門、少なくとも工場を切り離したがっていた。まさに、それどころではなかったのだ。

しか富士通はまだ撤退決断せず、他社とは一線と画した対応をしていた。

ようにみえた。

富士通撤退戦を開始

コンピュータCPUは、45nmのプロセスで作ると言うことで言っていたためか、富士通はなんとか自社で開発した。けれど、京に乗せたプロセッサ最後になった。次のプロセスは開発されていない。

https://news.mynavi.jp/techplus/article/architecture-467/

さらに、当時、45nmのプロセスは安定して無い状況で無理矢理作ったと言う話もあったはずだ。これは京コンピュータ以降はTSMC委託することが決まっていたため、既に投資が絞られていたためでもある。

(後にTSMC版の進んだプロセス製造されたSPARCを使ったミニコンピュータが何個か作られたのだが、ノード辺りの性能が30%以上アップしたと言う。これはプロセスが細分化された以上の性能向上であった)


富士通が、自社の半導体部門富士通セミコンとして切り離したのが2008年。京コンピュータ用のプロセッサ生産したのが2010年三重工場であった。

その三重工場2013年さらに別会社として切り離され、現在は完全に売却されて富士通に残ってない。

また、同じく半導体工場としては福島県の會津富士通があったんだが、その時の工場撤退エピソードは、今でも大企業黒字でも簡単工場撤退させる事例として有名になった。かなり悲惨事態だったと言える。

そうして重荷になっていたとされる工場を切り離しファブレスに近い業態にしたのは、富士通半導体を残すためだったと思われる。

しかし、そうした建前などなかったかのように2014年にはシステムLSI/SoCの開発部隊分社化を決定。それが現在のソシオネクストであるPanasonicLSI部隊と合弁した会社で、分離した当時、富士通設立当初40%の株式を保持していたが、現在は完全に売却してしまった。

現在富士通半導体部門はFeRAMや光回路用の超特殊ものを除いて完全売却で撤退している。


なお、その後、ルネサステクノロジ(※富士通は合弁に参加していない)が組込向け半導体でほぼ世界首位と同率2位まで上り詰め、国内半導体必要性が新たに叫ばれTSMC国内半導体工場建設。Rapidusという日米政府が関わる半導体企業ができる流れになっている。もし将来、RapidusがプロジェクトXになるときには、大手電機産業からリストラされた技術者達の奮起という文脈が語られそうな気がする。閑話休題

2012年。京が世界一を取ってその後、富士通半導体の敗北が確定した年

件の方がご退任をされたと言う2012年は、半導体さらなる切り離し、売却などの決断と、次期スパコン(つまり富岳)がSPARCを捨ててARMになるという決断が行われた年であったと考えられる。(発表は後になる)

半導体を専門にされてずっとやってきた方には堪えられないもだったのではないかと拝察する。仮に、思い出したくもないし、宣伝にも使われたくないと判断されても仕方がないことでは無いかと思う。(もちろん 出演NGされたと言うのはワイの妄想なので注意)


その後、富士通SPARCを使ったUNIXサーバーを作り続けてはいたが、大きくアーキテクチャ改善する開発は行われないまま(保守設計は続けられていたが)メインフレームとともに撤退が発表された。これはやむを得ないことだろう。

また、ARM化された富岳は、確かに能面や利用面、汎用性では高い成果を出したが、富士通ビジネス的にはさっぱりだったと思われる。


アーキテクチャARMに切り替えた理由は、ビジネス面でもあった。高性能タイプARMを作ることによって、旺盛なクラウドDC需要などに対して食い込んでARMサーバを大きく拡販していくことだったと思われる。

が。富岳に乗せたARMプロセッサを利用した波及製品はみられなかった。

なぜか。それはAWSMS AzureGoogleなど膨大な需要を持つ企業は、需要が巨大すぎてARMが搭載されたコンピュータを買うのではなく、自社でARMIPを購入し独自開発することを選んだためである

彼ら相手には商売にならなかった。それ以外のクラウドベンダーは無きに等しい。ARMなどアーキテクチャが影響しないのはPaaS以上の象徴度を持つサービスだが、寡占状態にある大手以外まともに提供出来ていないため、市場が無いのだ。


ただし、この時富士通ARMの競業によってARMは成果をあげた。アウトオブオーダー実行など、ARMは高性能コンピュータ必要技術富士通から取り込んで現在に至る。

それ故、富士通商売は上手くいかなかったが、世の中的には良かったとは言えるのではあるのだ。そのIP大手クラウド各社は自社向け半導体を作って商売をしているのだから

エピローグ または今後について

今、富岳の次のHPC予算要求の山場を迎えている。

https://newswitch.jp/p/41595

から今のタイミングプロジェクトXに乗ったのだと思うが、綺麗事では語れない話がたくさんありすぎる。


受注はまず間違い無く富士通だと言われている。と言うのは、開発の一部は既に行われているから。

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2310/12/news074.html

そして、国内にもう国産HPCを作ることの出来る会社NEC富士通ぐらいになってしまったためである

富士通は新しいHPCは1位を目指さないかもしれないという考えから計算効率の方に大きく振った開発を進めおり、国内トップHPC採用されたという実績を背景に売り出そうというつもりではあると思われる。富岳の夢再び、だ。

しかし、富士通は今年1月ハードウエア会社を分離した

https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/special/1560540.html

この新会社、分離時には綺麗事を書いてあるが、

https://www.fsastech.com/about/

ご覧の通り、富士通ブランドを一切使っていないのだ。既存商品から富士通マークを取り払っている。さらに、会社概要株主欄がなく、富士通名前が出てこない。(他の関連会社はそういった記載がある)

半導体がどうなったかの流れを知っていると、暗い予感しかしない。

そして、HPCレイヤーの低い、ハードウエアに近い部分、さらメカニカル設計や冷却など物理的な部分のノウハウが多く必要とされる。それを富士通分社化して製造能力を失っていく中で、果たしてまともにHPCが作れるのだろうか?

さらに、確かに2010年代半ばのころはワークロード不足に陥ってコンピュータは安売りに陥っていたが、現在AIと言う巨大な需要が生み出され、価格回復ハードウエアが再び重要と考えられ始めている。ハードウエアと同時に提案できる能力が強みになりつつある。

しかし、既に富士通はそれらに対応するための強みを、はした金と決算数字をよくするためだけに売り払った後である案の定、粉飾紛いの異様に高い目標に対して、結果が出ないと言う発表を繰り返している。

富士通アクセンチュアを真似ていると言われる。以下の記事にはこうある

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00848/00049/

目指す先はアクセンチュア富士通が主力工場を総務に移管する理由

時田社長2019年9月に開いた初の記者会見で「開発製造拠点をどう整理するのか」という質問に「既に方向は定まっている。後は状況判断と時期の問題富士通サービスに集中する企業になる」と応じていた。

時田社長方針は「アクセンチュアにないもの富士通もいらない」とみてよい。

そこまでやったのに、ここ3年ほど株価は伸び悩みが続いている。アクセンチュアの真似をしますと言ったときは撥ねたがが、その後は同業他社業界全体の株価上昇率に及ばない状況が続く。
それはそうだ。アクセンチュアの真似をしていてはアクセンチュアには勝てない。まして工場売却を通じ、元々の強みを捨て弱みまでアクセンチュアの真似をしているのだ。富士通この先生きのこるにはどうすればいいのか?


これがプロジェクトXの真のエピローグではないかとワイは思いました。

2024-06-12

anond:20240612195233

製造業というよりは自動車会社が悪いんじゃね?

自動車会社トヨタ系は異常に分配率が悪い

半導体企業もめちゃくちゃ悪いけどそれでも年収1500万とかだからやっぱ高付加価値の精密装置系は強いな

製造業撲滅というよりは自動車系+トヨタ系の撲滅と半導体関連+工作機械への移行のほうがええんちゃう

ただでさえ人少ないのに自動車業界に人取られまくってるのはマジで無駄

https://president.jp/articles/-/56318

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