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はてなキーワード: 柔道とは

2024-07-17

今思えば友人は自閉症だったのかもしれない。

 私が中学校の時の友人の話をしよう。名をMという。ガリガリでいつでもワンパンで倒せそうな子供だった。

 Mは体育の授業の持久走では絶対に走らなかった。体育の先生40歳くらいの柔道専門のいかにも強面の人で、いわゆる不良も体育の授業だけは真面目に受けていた。そんな先生相手にMは堂々と絶対に走らないと宣言し、牛歩戦術ばりのダラダラとした歩きを披露した。その光景はその先生を煽っているようにすら感じられた。

「ふざけるなよ!授業をちゃんと受けれないなら正座してろ!」

 体育教師の怒声が飛ぶ。正座のために先生が指さしたのは日陰でもなく太陽が照りつけるコンクリートの上だ。気まずさが辺りを包み込む。みんなの視線を集めているMは無言で歩き出し、当たり前のように正座を始め、グデーと腕を伸ばし体を丸めヨガポーズみたいな格好をした。このポーズは彼がやる気がないことを全力でアピールするために愛用していたものである

 ある日の給食時間中、Mは心無いサッカー部男子に「お前野菜とか食わないでデザートとかの美味しいものしか食べないな」と悪口を言われた。その日以来、給食時間には誰が何と言おうと頑なにあの謎ヨガポーズを取り続け一切給食を食べなくなった。Mのデザートはいつもそのサッカー部男子がありがたく頂戴していたという、胸糞悪い話でもある。

 あの謎ヨガポーズは彼なりの筋の通し方で、精一杯の反抗手段だったのであろう。非暴力・非服従ガンジースタイルで彼はいつも自分の気に入らないこと全てと戦っていた。

 私が中学に入るとクラス剣道経験者がいた。入学したての時に、その子に誘われて軽い気持ち見学にいくと、椅子に座らされて簡単には帰れなくなり、そのままずるずると剣道部に入ることになる。中学1年生の私を思いっきビンタしたい。踏みとどまれよ。何せそれまでの私の人生剣道との接点なんて何もなかったのだ。今思うと中学からいきなり剣道を始める方がどうかしていた。

 そんなこんなで始めた剣道は、いかんせん面白くなかった。野球サッカーバスケなどと違い、剣道は遊びでやっても全く面白くないというとにかく救えないやつだった。暑い臭い、汚いの三拍子そろっていた。

 私は己がはまり込んでしまった剣道という沼に1人でも多く引きずり込みたかった。そして生贄としてMが選ばれた。多少強引とも取れる平和交渉の末に彼は剣道部に入った。小学生ときは家にこもりがちだったMを外の世界に引っ張っていったので、彼の母には大層感謝された。WINWINである

 ある日、Mは、アップの素振り中に、面・胴・小手のリズムで、めん、どう、くせ〜〜と叫びながら竹刀を思いっき空高く放り投げた。Mは竹刀も拾わずそのまま部室に駆け込むと、周りの静止も聞かず、着替えてそのまま帰ってしまった。我慢限界だったのだろう。そのまま自然な流れでMは剣道部をやめた。1年持たなかったが、今思い返すとよく耐えた方である顧問4段、副顧問3段というガチ剣道指導者に囲まれた当時の私たちには逃げ場などなかった。中学から部活に入りそれまでまともな運動習慣がなかったMにとって、あの環境での練習に耐え忍ぶことは、想像を絶するほどのストレスだったのだろう。

 生贄はいなくなったが私は結局3年間剣道に捕らわれたままで、高校になったら絶対に辞めてやるとのモチベーションだけで最後までやり遂げた。

 Mが剣道部をやめても変わらず私はMと友達であった。

 

 Mには逃亡癖があった。自転車で実際に校外に出たのは1回や2回ではなく、駐輪場教員友達に捕まった未遂まで含めると1年で10回を上回る。駐輪場で確保された後に、教室に連れていこうとすると、自転車のチェーン式の鍵を持ち出して、近くの柱にズボンベルトと絡み合わせて己の体を固定させて、「動けない〜〜」と手足をバタつかせてみんなを呆れさせた。自転車学校からの脱走に成功したとしても、親の許可も得てないので家には帰れないし、インドアを極め煙草などの非行にも縁もゆかりもないMにいく場所などなかった。

 Mは遊戯王にハマっていた。カードでも遊んでいたが、何より当時放送されていた遊戯王5DSというアニメにハマっていた。

遊戯王アニメって所詮カードを売るためのでっかいCMだろ」

 と私がMに話した時、Mは口をパクパクさせて抗議の意をしめしてきた。私の失言癖は今も変わらないが、己の無配慮に今更ながら申し訳なく思っている。

 Mは遊戯王5DSの敵キャラ・鬼柳京介(きりゅう きょうすけ)から大きな影響を受けており、中学2年生の一時期は事あるごとにこのキャラの口癖である「満足できないぜ」を連発していた。清々しいまでの中2病だ。当時の私はというと、Mが何か変な行動を起こすたびに、同じアニメクロノス教授の真似をして、「ドロップアウトボーイなの〜ね!」と煽っていた。性格の悪い中2病だ。

 

 Mは持ち前の地頭の良さを屁理屈しか使わないので、学校の成績は壊滅的だったが、そこをイジるといつも半笑いちょっと怒っていた。普通に学校生活が送れないという意味では、リアルガチドロップアウトボーイであったMの言動は私を退屈させなかった。だからこそMと友達だった。酷い友情の形もあったものである

 

 不器用で要領悪いが自分を貫くMの姿に好感を持てた。多くの人が眉をしかめるMの言動も私は常に面白がっていた。

 あの頃の私はM君係として周りに認識されていた。1年こそ違うクラスだがその実績が認められ、当然のように2. 3年生の時Mと私は同じクラスであった。奇行が目立ち何かと周りから浮きがちなMに対して、私は特別扱いして諦めずに、失礼なこともいう対等な友達として接した。

 なぜここまで詳細にMのことを覚えているかというと、それは彼と過ごした中学生活がかけがえのない色褪せないものであるからというのももちろんあるが、正直に話すと、今の私が中学校特別支援学級担任からである

 特別支援学級にはMのような子が大勢いる。Mの特徴は自閉症に当てはまるのだ。今ならMはおそらく自閉症の診断名がつき支援学級に在籍しているだろうが、15年ほど前にそんなクラス存在しなかった。ただ変わった子が教室にいつも普通にいて、私はその子の世話係的な役割だった。

 巡り巡って今の私は中学生の自分と同じことをしている。

 教員になって特別支援クラス担当してから、私は再び彼に出会う。

2024-07-15

anond:20240715092949

柔道捕縛目的からどうしても使う場面が限られる

それに試合中を描くとしても、終始組み合いで絵面が地味なのがな…

格闘技漫画柔道の投げ技の評価が低すぎる

死亡事故が起きるくらいの危険性なのに。

ボクサーとかMMAファイターを投げて倒す柔道の強キャラ活躍させてほしい。

2024-07-14

マラソン駅伝体重別にしてほしいの

ガリ身長の小さな選手が有利すぎるの

デブぽっちゃりがドタドタ走る頑張りを讃えてほしいの

体重別の競技はこんなにあるのに、なぜ陸上の長距離体重別でないのか

ボクシング

レスリングアマチュア

柔道

総合格闘技

空手

キックボクシング

プロレス

テコンドー

重量挙げ

腕相撲

相撲アマチュア

ボート

2024-07-02

井上康生さんと室伏さん、どこで差がついたんや・・・

髪型からしてイケイケになってなにか違和感を感じていたが、

JOC会長スポーツ庁長官も確実視されていただけに、いったい何が起きたんや・・・

バスローブ黒帯締めて…」柔道メダリスト東京五輪代表監督井上康生 30代人妻と“ホテル密会”写真

https://bunshun.jp/articles/-/62475

2024-06-27

anond:20240627122554

社長がそんなんで止まるわけないだろ

剣道柔道空手道弓道書道華道茶道とか道がつく趣味は大体やってるぞ

2024-06-26

増田たちが考えた札幌ドーム活用

「札幌ドーム」を含む日記 - はてな匿名ダイアリー

2024-06-24

[]

死ぬまで求道は素晴らしい」

これが常識になっている。

「道」とは、剣道柔道茶道華道書道囲碁将棋スポーツマンガグルメ映画芸術政治経済法律教育など、「どう生きるか」の営み全てといえる。

これらの道を死ぬまで求めることを礼賛するのは、「完成したら味気ない、進歩がなくなるじゃないか」と思うからだろう。

オリンピック金メダルに輝いた時は、「今まで生きてきた中で一番幸せ」「チョー気持ちいい」と満足しても、しばらくの間である。追われるプレッシャーとの戦いや、連覇を狙う新たなレースが、すぐに始まる。

ノーベル賞の受賞会見で、さらなる研究意欲が示されるのは、科学医学「道」にも、完成はないからだろう。

私たち日常も、仕事子育て趣味人間形成など、一生懸命になるほど、未熟さと目指す高みが知らされる「道」ばかりである

このように、どんな道にも完成がないのは、「無限の欲」に動かされているかである

キリのない欲を、死ぬまで求め続け、苦しみ続けているのが、「死ぬまで求道」の真相である。そんな道しかないのなら、苦しむために生まれてきたことになってしまう。「それでいいんだ」とどうしていえるだろうか。

だが、ただ一つだけ、完成のある道がある。

それが、「なぜ生きる」を明らかにされた親鸞聖人の「平生業成」の教えである

生きている今、「人間に生まれてよかった」と心の底から喜べる絶対幸福になるために私たちは生まれてきた。

その人生の目的にのみ、完成があるのだ。

死ぬまで求道」の「どう生きる」しか知らぬ人生悲劇だが、「なぜ生きる」(人生の目的)がハッキリすれば、それに向かって、全てが生かされるのである

2024-06-08

  頭脳身体が発達した人とか、 長谷川熊谷くらいしかたことないけど、長谷川柔道しかできないし、特段の議論をして熊谷を出した場合にどこまで出来るかだろ。

    特段の形で2回の関数変換を加えるか、

2024-05-31

   警察官自体はその装備しているものからして、無線拳銃を有し、更に柔道で鍛えている場合もあるから、それらを使用すればあらゆる犯罪事象に対して間違いなく対処できるように準備

  していることが明らかである最近の若者言語による説得をきかず、それでも接近してくる場合ほとんどであるが、その場合は、殴る、投げる、相手が、凶器をもってきている場合は、

   脚などに拳銃を撃ってその威勢を殺ぐことも予定されている。よって、巡査巡査部長、警部補などが、あらかじめ最強であって、どのような犯人に対しても、完全、完璧対処できる手段

  装備していることが明らかである。  精神遅滞若者だけでなく、高齢者中年などの大人にあっても、結局は、巡査が完全、完璧能力手段を有していることが分かっているため、

   近づかないことが明らかである。 警察官による言語の説得がどのようなものであるかは分からないが、いわゆる話せばわかる式の考えとか、説得話術といったたぐいのものであるしかし、

  最近東京都民には理性がない者が多いから、説得術や話せばわかる式の言語技術通用しない場合が多い。そのような場合は結局、投げられるか、撃たれるかということになり、

   東京に潜伏している相当数の者も、投げられるか、撃たれるか、ということを想定しているため、巡査に接近しないものと思われる。

2024-05-29

30代、40代に、警察官拳銃要求するバカが急増している

    長野もどき(44歳)が逮捕されたということだ。男は、どこのマンションの3階にでもいる、もどき柔道剣道で鍛えてあり、拳銃保有している警察官に、包丁をつけたり、

  拳銃をくれなどといって、渡す警察官存在するわけがないので、精神障害があると思う。

    包丁で勝てるという判断をすること自体おかしいし、仮に包丁で向かっていけば、制圧されるか、拳銃で撃たれるかのいずれかであるにもかかわらず、包丁を振り回し、警察官に、

  拳銃をよこせ、と大声で言う。 なぜ、30代から40代人間に、この種の男が増加しているのか?

2024-05-28

明治時代、官家や武家にはハーフ風貌養子なども多くおり、いずれにせよ日本人も米英人や上司官僚から被害を受けることがあった

ただ、腕づくで東洋小童蹂躙しているなどと噂された日には、加害側の立場が危うくなるのは当然である

そこで彼らは小童たちに剣道柔道を習わせ、ムキムキ感をつけさせるとともに排除主義(段級制)を普及させた

大日本武徳会の始まりである

戦後司法制度にはその名残りが見られる

月経って妊娠以外に止める方法ないの?

そういう医療って需要あるんじゃないのかな

柔道ルールで揉めてると言うのを見て思った

2024-05-25

   板橋区で有名な、オレタチもぐらというのがあって、 大嶋と、剣道柔道やっている、志村消防署佐藤政雄とか、 もぐらネットワークおばさんたちが前田氏に対して、みたらいけないもの

  見えないようなプログラム強制しているから、本人からは見えていない。

2024-05-24

  剣道柔道をやっている奴が出てきたら、もぐらだと思っている。  23日の2時30分に、荒川緑道に大嶋が立ち会っていたら、その横にいた奴がペガサスから出てきた18歳を

   投げるというおいしい場面に立ち会うこともできたかもしれないが、それがないから、全然面白くないな。24日の2時30分の場合は、メゾンときわ台の202号に入ったアメリカ人

   2回目にどうにもならなくなって発狂して出てきたが、こいつが正体を現している

      connected reductive groupというのは、連結線形簡約群であって、 connected inductive groupっていうのは、変数が連結している整数の組のことで、それを設定するだけで

  結論誘導(induce)できる計算技術だろ。よく知らんけど。

    そんなテクも知らねーのかよ。だっせ。 それでも数学やったのお前?  数学できないとかだせーんだよ。

え?あ?なに?はいはい、だからなに?あ?だから

   大嶋(大島)は、オレタチもぐらの一人だが、柔道剣道をしている、質問をしたら、そういうときは、お前をぐーで殴って、もう一人は、投げるらしい。投げます、と言いました、そのデカい方の

   もぐらが

      俺が最後オレタチを見たのは、黒羽の森脇だから長谷川柔道をしてきた奴だが、そこまでしか覚えていない。 同じようにオレタチと言ってる割には、大嶋は森脇ほど恐ろしくない

    そういう話だ

     ペガサス浮間舟渡看板だが、  どうしてもっていうなら、 ペが刺すっても読めるがいきなり出て来るし話にならんから話をしないからな。

   事件の件は、生活安全課がやってるということだ、俺は知らん、どうでもいい。

     そういうような話だ

     戸田勇哉  熊谷永華は、見当たらなかった。  令和5年6月13日頃からずっといるな。   

2024-05-23

anond:20240523114724

オリンピック柔道利権のために青い胴着をスルっと許可したんでしたっけ

2024-05-22

そもそもスポーツとはなんぞや

スポーツアメリカ英語: sportsイギリス英語: sport)は、一定ルールに則って技術の優劣を競う活動競技)の総称である



日本では大正時代末ころからスポーツ」という言葉一般化されたが、当時は欧米から入ってきた運動のものだけを指していた。日本でも「スポーツ」が競技意味するようになったり、柔道空手などの武道競技として発展し「スポーツ」として認知されるようになったりしたのは戦後のことである




要は本来意味とは違う区分で持ってこられちゃった単語からこうして揉めるのか

2024-05-21

anond:20240521181737

明治になってぱっと出てきたものでなくて、剣術をもとにしてできている。

柔道も「加納五郎が創設した」となってるけど、いくつかの流派から技法を取り入れてると言われている。

2024-05-20

anond:20240520101010

すげーわかる。自分柔道やってるけど、ボクシング総合格闘技ほどは減量しない。

減量失敗もほぼないし。

ボクシングはあまり階級が細分化されすぎてるように思う。

2024-05-17

自分に正直な人が羨ましい


ちょっと前のことだけど、夜8時前に近所の道路自転車で走っていた。和歌山県某所で、当方会社帰り社会人であるスーパーに寄って帰ろうと思っていた。

其処は車1.5台分程度の細い道路だった。一応はアスファルト。それで、自分の前には1台の自転車の姿があった。スイスイと走っている。

でも、「なんかおかしいな」と思っていた。距離が近づくとわかった。その自転車乗りは無灯火運転だった。

そしたら、正面の方から3台くらいかな、家族連れの人がチャリを漕いでいた。親御さんと、子どもが2人いた。

それで、そのうちの1人、お父さんかな。いきなりだった。

ちょっと待て、ライトライト!!」

って言うと、自分の前を走っている無灯火の人を止めた。

ライト点けないとだめでしょ」

とお父さん?は言ったのだ。

自分も、狭い道路だったので、なし崩し的に止まることになった。

そしたら、その無灯火の人がさ、

「あ? なんでテメエ、コラ」

と、その無灯火の人は言った。ルックスを見た感じは……夜目だったけど、自分と同じ30くらいだった。

グリーン作業着だった。傍目で見ると柔道着みたいな感じがした。背丈は普通くらいかな。

そこからのやり取りは、当方人生で見たことがない感じだった。

なんや、兄さん。その口の利き方は。常識がないんか」

「それ、お前の常識やんけ」

社会常識やろ!」

「お前が思っとるだけや。はよどけ」

「無灯火! ケガしたらどうするんや」

「ワシの自己責任よ。じゃあ行くわ。スーパーが閉まるけ」

「待て、こら、おい」

「あ!!!!??」

ここで、彼が自転車を降りた。

おっさん自転車まで歩いていくと、それを蹴飛ばしたのだ。

「お前、俺が今、どういう気持ちかわかっとんか!」

「……」

「何をさっきからグチグチ言うとんじゃ。ワシはのう、お前に手を出すんを、精いっぱい我慢しとるんやぞ!!」

警察警察、呼ぶぞ」

「呼べっ!!」

自分は退散しようと思った。

それで、自転車に乗って、彼らを追い越してスーパーマーケットに向かった。

買い物を済ませた後、やじ馬根性で帰り道にあそこに寄ってみると……現場警察が到着していた。

一応は地元である。すぐ近くにあるブロック塀の陰で、聞き耳を立てることにした。

案の定、無灯火の人がお巡りさんから詰問を受けていた……ここで、pixel8の録音をオンにした。最新のアンドロイド自動文字起こしは高性能だった。

以下に記録を書いてみたい。

巡「あなた、こうやってパトカーが来るの何回目?」

無「四回目くらいやな」

巡「自分おかしいことしとると思わへん?」

無「周りから見たらおかしいかもしれん」

巡「あなたは? どう思う自分のこと」

無「別に思わん」

巡「悪いことしてる認識は?」

無「ある。悪いことをしてる。でも、俺は偽善者じゃない。ごまかしてなんかない。悪いことしてるとわかってて、正面からやっとる。罪の意識と向き合って、それを乗り越えとる」

巡「それ、開き直り言うんやで」

無「あ、そう。で、どうするの」

巡「○○さん。いい加減に捕まえるよ」※近所のすごく大きい家の苗字だった。この一世しかない。

無「そういうの、俺の親父と、じいさんが悲しむからやめようやwwwお巡りさんも知ってんやろ」

巡「……あなた、市の職員やろ。うちらとおんなじ公務員常識守って、しっかりせんと」

無「関係ないやろ。別に職場通報したってええで。ワシは本気よ。じゃあ、行くわ」

※ここで、あのおっさんが何か怒ってたけど、レコーダーでは文字起こしできなかった。距離が遠かったのだろう。

「なんで逮捕せんのですか、それで済ますんですか」だったら聞こえた。

花の金曜日にこんな話をしてすまない。でも、この光景ちょっと自分には来るものがあった。

自分という人間は、学校で習った常識に従って生きてきたはずだ。それこそずっと。

中学高校も、学校先生の言うことをちゃんと聞いて、それなりの成績で、世間バカにされない程度の大学を出て、今はしがない化学工場勤めである

そんな中で、彼のようなヤツに出くわしてしまった。

正直、ちょっとだけ羨ましかった。自分は、年上には敬語だし、同僚にも敬語だし、年下にもできれば敬語である

目上の人間には絶対的敬語を使う。それと、法律にはちゃんと従う。自転車に乗ってても、赤信号無視とか絶対しない。停止線では一時停止する。それが社会ルールだと思っている。

あの彼は、ちょっと生きづらいのかもしれない。でもさ、あんなに破天荒でも地方公務員として採用されるんだし、実際に働けてもいるんだろう。

そういうことを考えると、コツコツと工場作業員として頑張っている自分と比べて、あっちの方が人として優れてるのかも、とか思ったりする。

愚痴みたいになってしまった。ちょっと思ってみただけだ。早めに忘れてほしい。

増田はいいよな。匿名から。約一年からほぼ毎週、読んでいる。アタリを引いた時の感激がすごい。

小心者のブログには、とてもこんなことは書けないよ。

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