はてなキーワード: チョコレートとは
彼には名前がなかった。名前があっても使わないだろう、と両親から思われたのだ。だから彼は名前を与えられなかった。彼は学校でも会社でも病院でも名前を呼ばれないまま二十一歳になったが、本人も、周囲の人間も、それで不自由なかった。両親の予測は恐ろしいほど正確だった。だから子供を作ったともいえる。彼は結婚式場で働いている。
彼は毎朝起きてすぐにニュースを見る。ひと通り世の中について確認すると冷蔵庫からチョコレートを取り出して一列だけ食べる。それから顔を洗い歯を磨いてスーツに着替えると、七時にはもう家を出てしまう。式場に着くのは八時頃で、その日に挙式の予定があれば遅刻だし、何もなければ休日である。その日は休日だった。彼は式場の近くのレストランでチョコレートを一列食べて自宅に戻った。何かの封筒がポストに入っていた。
都知事選の投票所入場券だった。もうそんな季節か、と思った(毎朝ニュースを見ているのにそう思うのは不可解である)。彼は今日仕事があると思っていたので他の予定がなかった。だから期日前投票に行こうと思った。投票は、信頼する人間の名前を書く行為だ。彼の人生において、それは重大な意味を持たざるを得なかった。彼はスーツのまま候補者について一通り調べると、暇空あかねに投票すると決めて家を出た。
外では太陽が彼の全身をくまなく蒸らした。十時だった。投票所のある隣駅に向かうための駅では、平日の昼なのに下積みの歌手が歌っていた。たまの『夏の前日』だった。彼はその曲を知らなかったから足を止めなかった。改札を抜けホームに出てもその歌声はかすかに聞こえた。電車はまもなくやって来て、彼はそれに乗った。車内は静かだったが外と変わらず蒸し暑かった。
投票所は静かで涼しかった。彼は鉛筆を持って仕切りのある机に向かうと、最後にもう一度考えてから、暇空あかねと書いた。そして用紙を二つ折りにして、銀色の投票箱の中に落とした。一分もかからなかった。
彼は投票所を出てから家に着くまでの間、絶え間なく投票の記憶を噛み締めていた。彼は投票のたびに向こう数ヶ月ぶんの生気を充填している(それほど重要な投票の日が迫っていることを封筒を見るまで忘れているのは不可解である)。彼は着替えると、猫の名前を呼んだ。猫はすぐにやって来た。彼は猫を撫でながら、今しがた届いた結婚式場からの解雇のメールを音読してみせた。猫は満足そうな声を出すと腹を向けて寝転びさらなる愛情をねだった。彼は求められた通りにした。
その日の深夜に彼は目を覚ました。寝床から立ち上がると冷凍庫から氷を取り出してそのまま噛み砕いた。次に花が生けてあるままの花瓶の中身をすべてシンクに出した。花の種類は暗くてよくわからなかったので、彼はその匂いを嗅いだ。次にトイレに入って排尿すると布団に戻った。いつの間にか目を覚ましていた猫がもう一度彼のそばで丸くなった。
翌朝彼が目を覚ましたのは九時だった。布団の中から手だけでリモコンを探し、ニュースを確認する。番組では彼が普段見ていた時間とは違う種類のニュースを扱っていた。猫はもうどこかに行ったようで彼の部屋にはいなかった。彼は起き上がると花でいっぱいのシンクに水を出した。花はまだ茶色くはなかったが、次の日には花弁の端が変色し始め、その次の日には完全に茶色くなって縮んでいた。彼は水を止めると、その花を口に運んだ。チョコレートと同じ色だった。二本目も三本目も同じようにして食べた。次第に彼の目に涙が溜まりはじめ、ついに零れ、縮んだ花に落ちた。肩を震わせながら次々に花を貪った。彼の家に入った空き巣が最初に見たのは、その彼の背中だった。
彼は両手に枯れた花を掴んだまま振り返った。見知らぬ男が玄関を半分開けて覗いていた。空き巣は泣き腫らした彼の顔を見た。猫に似ているな、と思った。彼はその男が空き巣であることを察知したがその先は特に考えなかった。まだ花を食べていたかった。空き巣は玄関に足を踏み入れた。彼はシンクに向き直って次の花を齧ろうとした。その花は積み重なった花々の内側にありあまり空気に触れていなかったので少し桃色の部分があった。葉も茎にも緑色が残っていた。彼はその花を開けた口から離し、再び振り返って、空き巣に差し出した。空き巣は靴箱の中にあった猫の死体を持ち上げているところだった。
夕方になると空き巣は帰って行った。彼の部屋はほとんど元の状態のままだった。彼は壁にもたれて床に座り、空き巣からもらった名刺を眺めた。空き巣の本業はプールの監視員で、田母神俊雄に投票していた。彼は立ち上がると部屋の隅々までていねいに掃除機をかけた。それが終わると冷蔵庫を開けてチョコレートを一列食べた。最後の列だった。彼はサンダルを履きチョコレートを買うために外に出た。遠くで花火のような音がしたが見えなかった。
ジャーマンアイリス:アヤメ科の多年草で、ヨーロッパから西アジア原産の花です。紫や黄色、白など様々な色の花を咲かせます。
ジャーマンポテト:ゆでたジャガイモを適当な大きさに切り、バターやオリーブオイルで炒め、ベーコンとタマネギを加えて味付けした料理です。
ジャーマンソーセージ:ドイツ風のソーセージで、香辛料を効かせた詰め物を豚腸に詰めて作ります。
ジャーマンシェパード:優れた警察犬や番犬として知られる、ドイツ原産の犬種です。
ジャーマンビール:ドイツで醸造されるビールのことを指します。
ジャーマンカレー:ドイツ風のカレー料理で、ソーセージや野菜を使ったものがあります。
ジャーマンチョコレートケーキ:濃厚なチョコレートケーキで、ドイツの伝統的なお菓子です。
ジャーマンワイン:ドイツ産のワインで、リースリングが有名です。
あのさ、
チョコレート食べたのよ。
そんで夕方になって、
これって中間に糖分を補充した効果が抜群に出たのかしら?って思って、
もちろんその時は飛び込み前転は忘れずに食券を買って入店するんだけどね。
そもそもとしてもうお蕎麦屋さんは閉店している時間のころあいで
でもずーっと夜遅くまでやってるお蕎麦屋さんの蕎麦も良いけれど、
でも背に腹は変えられないわ!つーことで
たまに食べるんだけど
やっぱりこの麺のこの蕎麦のこれはこのクオリティーよねってなんかちょっと残念な気持ちになって
そんでね、
駅そばのお蕎麦の麺が美味しいからどういったの使ってるのかしら?って思って見てみたら、
そんな節操なしに。
たまたま目に入ったそのお蕎麦が茹でられる手前のシーンで私はスローモーションになったの!
私は2度も3度も驚いたの!
それに気付いてから買おう買おうと思って全然変えてないけれど、
すっかり冷凍麺イコール饂飩ってイメージがあった今日は饂飩の日らしいけれど、
かといって
そんな私が饂飩の日に引っ張られて饂飩のはなしをするべくしてすべく、
たまたま見たその冷凍の蕎麦麺が本当に私でもひょっとしたら美味しくできるんじゃね?って
そもそもとして
あんまり駅そばのそう言った場所の麺って申し訳なさ程度のクオリティーだと思っていて
とりあえず蕎麦でも食べて帰るかーって思ったときにぐらいしか寄らなかったんだけど、
ここ数年の飛躍的麺のクオリティーアップさ加減には驚きを隠せないわ!
かのあの驚き屋も驚くほどビックリするの!
洗濯洗剤のシーエムで驚きの白さ!って言うナレーションをやっぱりプロの驚き屋に吹き込んでもらう方が迫力があるってものじゃない?
そのぐらい驚き屋も驚くぐらいクオリティーが上がっていて、
私も家で実践つーか
家に蕎麦冷凍のストックしておけば最強じゃね?って思い始めた新時代なの!
あー!マーケットによるごとに
何買うんだっけ?って忘れがちなので
絶対私でも美味く茹で上げられると思うわ。
私は上手に茹で上げられないわ
蕎麦に限って!
暑い夏もこれでより乗り切る力がつくと思うわ。
俺のイタリアンってあるじゃない。
私の蕎麦に!って言いたいぐらいよ。
とにかく凄い自信なのよ!
うふふ。
朝ってやっぱり時間が切迫してるじゃない。
朝には寄れないのよね、
寄りにくいわ
そんな蕎麦をうらやむ横目で見ながら通り過ぎるわけだけど、
これもこれで
きゅーっと決まって美味しいわ。
朝の元気の源の常よ!
ボトルが空になったので新しく水出しルイボスティーウォーラーを
こしらえて飲んできたわ。
いい感じがするしこれ箱のみだと思うから、
まあ抽出時間は適当にやるなら考えてみて好みを探してみるのも良いと思うわ。
暑いのは平気だけど
湿度が高いのは参るわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
12話全部見た
何がク◯なのかの備忘録
ただし原作モノアニメだとしても原作の知識はないものとして視聴する習慣である
結成→最終話までの大目標設定→それまでの小目標の設定と解決→最終話で大目標が解決
という流れを取ることが多いが本作はW.I.N.G.(6-7話)といい事務所合同ライブ(11-12話)といい全部いきなり沸いてくる
それ自体は別にどうでもいいがおかげで2-5話が各ユニットの顔見せ以外になんの意味もない
だが1話で事務所に16人目として入った櫻木真乃が8話以降のストーリーの軸である合同ライブでセンターを務めるというストーリーの流れがあるので
そこまでに視聴者が櫻木真乃の成長とかを感じられるお話がなければならないが、そういったものは存在しない
それを8話以降全員がなんかよくわからない理由付けで特に問題もなく受け入れる
このアニメはキャラごとにダンスの上手い下手を描いたりするのはやっているのだが
月岡恋鐘は売れっ子アイドルグループアンティーカのリーダーだが283プロに入る前に他事務所のオーディションで落ちまくっていたこととか
杜野凛世は呉服屋の娘なので着物を常用し戦場カメラマンみたいな口調のわりに陽キャであることとか
大崎甜花は大崎甘奈の姉で基本ニート気質だが要所要所でやるべきことができないわけではないこととか
このアニメではそういうキャラの見た目からはわからない個性をまともに描写していない
なぜかというとこのアニメでは各話でノルマ的に全員がセリフを最低1つは貰うという平等主義が徹底されているので
逆に言うと焦点が当たるキャラがおらず、各キャラの人となりが一切深堀りされない
このため1話で提示されたキャラからどのキャラも一切成長しない
せいぜい風野灯織が同じユニットメンバーを名字で呼んでいたのが名前で呼ぶようになるなど最初は距離感があったが打ち解けられたことと
園田智代子が実はチョコレートキャラで売っていることくらいしかこのアニメの視聴者はキャラの個性を見出さないだろう
カレーに板チョコをぶちこむくだりで魔法でも使ったかのように一撃で割り砕くことでわかる個性というのも嫌だし
カレーに入れた分量も大概なのでちょこ先輩がそういう変人であると見えてしまうのも嫌なものである
それでマズかったらまだひと下りだねで済むのだが美味しく終わるのも不愉快
ちなみに主人公の櫻木真乃は鳩を飼っていてアウトドア系だがこのアニメ内でそれが分かった人はいるのだろうか
モブの描き方も謎で通行人とか他事務所のライバルであるモブアイドルとかも表現されない
「客の集まったイベントにいる書き割りみたいなモブ」か「シナリオ進行上必要なキャラとしてのモブ」がごく少数いるだけ
ダンスに細かいキャラ差をつけるのに全員集合シーンでは等間隔に整列するのも面白い
2-5話までは各ユニット回ということで
という普通なら色々あるであろうテンプレの流れを踏襲するがこれが絶望的につまらない
2話の撮影でPV撮影で雨が降ってきたから外の撮影ができない→頼み込んで雨中で撮影とか
(室内カット撮影してるヒマがあったら天気予報見て前撮りしろ)
3話のフラワーフェスティバルだかでつまらなさそうにしている男の子→花をプレゼントして解決とか
4話のヒーローショーがダブルブッキングでできない→プロデューサー含めて6人で即興ヒーローショーとか
(服屋に衣装を買いに行く以外の「解決に要した工夫」はなく魔法のようにヒーローショーが完成する)
5話のイルミネーションスターズ初ライブでフォーメーション(そういうダンス)をするかしないか→する
(まずフォーメーションが何なのかの説明もないし、しなかったらどうなるかも提示されないし、すると決断してどう努力したかもロクに描写しない)
4話がマシとか言われるけど相対的にマシなだけで普通のアニメだったらダメダメである
ちなみに5話のイルミネーションスターズは多分初ライブだと思うのだが、客入りはあるしサイリウムも統制されている
こんなに簡単な話ならお隣の事務所の本田がアイドル辞めるとか言わないのでは
またここまでの区間では絶対にユニット同士の越境をしてはならないという鉄の掟でもあるのか
せっかくのアニメ化なのにキャラ同士の新たな関係性の提示とかも一切なされない
後半ではそもそもハードルが設定されることもなくなり合同ライブに向けて仕事か練習して終わりという筋になり
そこでは越境はあるにはあるが「すごいねー」「そっちもすごいねー」的な上っ面会話しかなされない
正確に言うと2-5話では各ユニットのライブシーンはあるがそれはとりあえず措く
このアニメでは6-7話にてW.I.N.G.という大会的なものがあり、4ユニットすべてが出場する
ここで何をとち狂ったかこのアニメはそのシーンを全カットし「出場前の特集番組に出ました」→「全ユニット敗退」
というアイドルアニメ史上に類例のない大技を発動し描写を放棄する
W.I.N.G.はどういう大会でどういうことが求められているのかはこのアニメからはなんと一切わからない
ストーリーライン上まったく必要のない大会が設定された上にさらにそれに勝手に敗退する異常事態が発生
そして11-12話は事務所合同ライブなのでさすがに描写するだろうと思っていたが
11話は「ライブ会場の紹介→リハーサル→本番8曲」までやるのだがもちろん詰め込めるわけがない
ここでこのアニメはまずライブ会場の紹介からリハーサルまで全部止め絵で描写を放棄し
そうして余った時間にこれまでロクな絡みもなかった他ユニットが舞台袖でなんか分かったようなことを言ったり
ここまできて未だに人格的個性が見えてこないプロデューサーが眺めているのであろう描写が入ったりする
12話はさすがに新譜(なんと1曲しかないのだが…)があるだけありちゃんと通しでダンスするのでまだマシだろうと思ったら
各キャラに感情移入するための努力を放棄しているのにこの演出をされるととてもイライラするというのはこのアニメを見て得た収穫
2期はあと7人増えるはずだが2期も平等に割り振るつもりなのですか?
このアニメは3Dアニメなので多少の無理も効くだろうと思ったらライブシーンである
接写しすぎているせいで手や顔が見切れるだの
ダンスを見せようという努力と真っ向から反するカメラワークをぶちかましてくる
細かいことはできるのに基本ができないのがこのアニメの全体的特徴
楽曲とか3Dモデルそのものについては特に記憶にも残らなかった
シナリオがひどすぎて気にする気にもならなかったとも言う
公共の電波でミリしらの人間も見るであろうことを考えれば絶望的にひどい
このアニメを擁護する様々な言辞が弄されているが究極的には台本がカスすぎる
12話すべて見た理由は12話すべて見たという事実を獲得したかっただけだが
それだけだとあまりに寂しいのでここまで書いた
お前の食費が数倍になりますというべきだった
「気候変動により大量の餓死者が・・」という言い方は他人事として捉えられてしまった
このくらいはっきりと言わなければならなかった
温暖化を止めるのはもう無理としても、気候変動に合わせた品種改良や農作地の変更、水害に合わせた建築基準の変更を今から始めないと間に合わないのではないかな
(高温耐性のある米は開発が進んでいるみたいだけど)
チョコレートやオリーブオイルの高騰は昔から予想されていた話なのにぜんぶ円安のせいにされてしまっている
トラバがみんな前向きですごい
熱帯の作物を主食に乗り切る気だ
つよい
日本は生き残れる気がしてきた
元になってるデータに問題があるのに、便利だからって絵師が生成AIに手を出すの
チョコレートとかの嗜好品を、遠い国での搾取から成り立ってるっていう事実に目を背けつつ消費する構図みたいで
グロくてダサくてやるせないわ
ChatGPT
はい、「まんじゅうこわい」は古典落語の有名な演目の一つです。この物語は、ある男が「まんじゅう(和菓子)が怖い」と嘘をついて、他の人たちがその嘘を信じてまんじゅうを彼のところにたくさん持ってくる話です。彼は実はまんじゅうが大好きで、この嘘を利用してまんじゅうをたくさん手に入れます。この話は、欲張りや嘘の愚かさを面白おかしく描いています。
「まんじゅうこわい」に完全に一致する英語のことわざや言い回しはありませんが、似たような概念を持つフレーズとして「Reverse psychology(逆心理学)」があります。これは、人が望んでいることを手に入れるために、あえてその逆のことを言う技術を指します。
例えば、「I don't want any chocolate, it's too sweet for me」と言って、本当はチョコレートが欲しいことを暗に伝えるような状況です。「まんじゅうこわい」の場合も、主人公がまんじゅうを怖がるふりをすることで実際にはたくさんのまんじゅうを手に入れるので、逆心理学の一例と言えるでしょう。
Claude
はい、「まんじゅうこわい」という言葉を知っています。これは日本の有名な落語の演目のタイトルです。
この落語は、まんじゅうが怖くて食べられない男性の滑稽な物語です。主人公は、子供の頃にまんじゅうを喉に詰まらせた経験から、まんじゅうに対する強い恐怖心を持つようになりました。
物語の中で、主人公はさまざまな状況でまんじゅうに遭遇し、それを避けようとする姿が描かれます。この落語は、不合理な恐怖心や固定観念をユーモアたっぷりに描いており、聴衆を楽しませると同時に、人間の心理についても考えさせる内容となっています。
Gemini
「まんじゅうこわい」は、古典落語の演目の一つで、広く知られた噺です。あらすじは以下の通りです。
長屋の若い衆が集まって、「怖いもの」の話をしていました。へび、たぬき、クモ、こうもり、毛虫、アリなど、様々な怖いものが話題に上がります。しかし、松つぁんだけは、怖いものが何もないらしいのです。
ところが、松つぁんには、なんと「まんじゅう」が怖いという秘密がありました。名前を聞くのも、見るのも、言うのも、触るのも、全てが怖いというのです。
この話を聞いた若い衆たちは、松つぁんをからかおうと、まんじゅうを使って様々ないたずらをします。障子に穴を開けてまんじゅうを見せたり、まんじゅうを投げつけたり、まんじゅうを枕元に置いて寝かせたりと、松つぁんを次々と恐怖に陥れます。
しかし、松つぁんは必死に我慢し、ついにまんじゅうを食べる決心をするのです。そして、一口食べてみると、まんじゅうは想像以上に美味しくて、松つぁんの恐怖は消えてしまいます。
こうして、松つぁんはまんじゅうの恐怖を克服し、若い衆たちからも尊敬されるようになったというお話です。
「まんじゅうこわい」は、ユーモラスな語り口と意外な展開で、多くの人々に愛されている落語作品です。また、克服できない恐怖心を持つ人間心理をコミカルに描いた作品としても評価されています。
27才、男性、高卒。アルバイトでシナリオライターをやっている。
彼女いない歴=年齢、メンクリに通っていて、ADHD。借金もある。いわゆるチー牛顔で、趣味はカードゲーマーだ。
まだ若い、と言われるくらいの歳だろう。
同時に若者からすれば、もうアラサー、おっさんに片足突っ込んでるくらいの歳でもある。
ここから先、人生はいくらでも変えられるし、変わっていくだろう……と、言われるだろう。
その上で。自分の人生が、このまま緩やかに閉ざされていくことを、確信して、耐えられなくなって、壊れてしまいそうだった。
父親に虐待を受け、一度母は離婚した。1才下の妹とは生き別れた。再婚し、そこそこ大きい家に連れ子として入った。
なにせ形式上は長男の息子、長男の長男なものだから、そこそこ可愛がられた。感謝している。
9才と10才違う、種違いの可愛い弟と妹が出来た。今でも本当に可愛い。
順風満帆ではないが、極端に悪い育ち方はしていなかったと思う。問題は、その後の話だった。
元々大学に行こうと思っていたのだが、あまりにも学力が酷いもので、自分から諦めて高卒で自動車工場に就職した。
田舎住みで、同級生の殆どが同じ選択をしていたし、それでそこそこ田舎者としては裕福で安定した生活を送れるものだから、自分もそれでいいやと思っていた。
とにかく、高卒で工場に入れば安定。それがお決まりの定番ルートだった。
だが、甘かった。一言で言えば、そのルートに自分は乗れなかった。
まずは新人研修があった。毎日朝の8時から17時までの研修。特に何の変哲があるでもなかった。
これに耐えられないというわけではなかった。実際に作業をするというわけでもなかったし、研修中の相手を詰めるような社員もいなかった。
ただ、高校卒業してすぐのことだから、少し長いなと思ったこと。それから、学生時代にも悩まされていた、突然の眠気。
これがずっと治らなかった。まあ、それも現場に出て体を動かすようになれば……と、深くは考えていなかった。
自動車工場の単純作業は、自分にとって全くと言っていいほど単純作業ではなかった。
いくつかの工場のラインを同時に監視し、製造数を確認し続ける。
規定の数まで部品が溜まったら、その中からいくつかを検査する。
検査に合格したら、次のラインまで持っていき、不合格なら工作機械の刃を替える。
その他エラーや問題が起きたら、ボタンを押して機械の担当者に確認をしてもらう。
使った工具は元の場所に戻しておく――――こんな単純なことが、自分には出来なかった。
それでも、3ヶ月ほどは続けていただろうか。度重なるミスも、新人だからある程度は多めに見られていた中で。
とある日に、機械の刃を替えるために使った工具を戻し忘れて機械の傍に置いていた。
それが原因で班長に呼び出され、怒鳴りつけられた……自分は、大声で「すみませんでした!」と叫び、頭を下げたのを覚えている。
次の日、下手くそな字と何も整っていない紙面で辞表を提出した。
スマホの電源を断ち、実家住みだったが、家にも帰らず、車に乗ったまま、ゲームセンターの駐車場で寝泊まりしていた。
しばらくは呆然としていたが、数週間ほどでバイトを初めて、すぐに警備会社に就職した。
警備会社での仕事は工場の施設警備……夜の間、基本はひたすらぼーっと監視を続ける仕事だ。基本は、それだ。
自分には複雑過ぎた。
まず、鍵の管理があった。やってきた工場の社員に鍵を渡し、受け取り、記録をつける。これはまだいい。
問題は巡回の際に、自分が鍵を持ち出したとき。これを戻し忘れることが、何度も何度もあった。
鍵の閉め忘れもあった。何度もあった。日報の書き忘れもあった。何度もあった。
別にやる気がなかった、とかそういうことじゃない。出来ないのだ。どれだけ確認しても、どれだけメモをとっても。
何かが必ず抜け落ちていて、そのせいで誰かが苦情を受け、叱られる。
ミスをしても若い新人だった自分は、いつの間にか使えないトラブルメーカーとして、嫌われていく。
首を吊ろうとして、巡回中に飛び降りようとして、失敗した。死ぬ勇気すら無いんだと絶望した。
怒られているときに、ボロボロと泣き出してしまった。そこが限界だった。
研修を終えて、正社員になり、1週間も経たないくらいで、辞めた。
数ヶ月間、ニートをしていた。
家族には当然疎まれていたから、できる限り行動の時間が被らないように生きた。
自分の分の料理は用意されていない(当たり前だ)ものだから、夜中に弟や妹が残したものを食っていた。
食事の回数を抑えるために、食事は2日に1回だったし、昼間は腹が減るので寝ていた。
それでも、働いている間よりは楽だった。働かなくてもいい、というのは、金が無いことよりも遥かに楽だった。
家から追い出されて、神社で寝ていたこともある。それでも、働くよりはマシだった。
ヤンキーだがちゃんと働いて稼いでいるらしく、高校の時には毎日遊びに来て、ニートのときも時折連れ出されていた。
正直アルバイトなんてやりたくなかったが、押しが強い店長と友人に負けて、渋々居酒屋の厨房の仕事を始めた。
これが意外とどうにかなって、元々料理は好きだったからか、それなりに出来るようになり、1年ほどは続いた。そして店が潰れた。
その時にもらったジョッキは今でも実家で使ってる。便利よね、大きいと。
ここまで書いてそこそこ出来た体験があっちゃだめだろ……と思って書く気無くした。
潰れてから足場屋と溶接屋を1年やった後泣かされて辞めたからアルバイトでシナリオライター4年やってる。月収11万。
あとそのヤンキーに騙されて100万借金負った。残りあと30万くらいあるよ。ちなそいつ強盗致傷で9年実刑。