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はてなキーワード: 天命とは

2020-07-07

泉南イオンアンダーグラウンド

大学一年とき講義で紹介されて気になっていた『アンダーグラウンド』という映画がなんとイオンシネマでちょうどリバイバル上映中だと知って、これは天命だと俺は思った。

一年前に知った映画をふと思い出して検索をかけたら、ちょうどその時にリバイバル上映をやっている。ものすごく有名で超人気ってわけでもない映画なのに!

最寄りのイオンシネマ泉南市にあって、交通費は片道だけで千円かかる。あのクソ遠い関西空港よりさらに遠い。でも行けると思った。当時はまだ元気があったし、なにより運命みたいなものを大切にしようという心がけがあった。

泉南はやはり遠かった。大阪梅田から離れるにつれてドンドン田舎感が増していき、イオンモール最寄りの岡田浦駅なんかはほとんど無人駅みたいな寂れかたをしていた(本当に無人駅だった気もする)。

上映まで1時間くらい時間があったから、近くの浜に行った。秋も半ばで空は快晴、陽は落ちかけているが、夕暮れというほどでもない。空がいよいよ夕焼け色になってある種の華やかさが生まれる前の、一番寂しい感じのする時間帯だった。海の周りの道路は広くて綺麗なのに通行人は俺しかいなくて、それも寂しい感じがした。大きな人通りのない交差点に「岡田浦朝市→」と書かれた案内看板があって、なんだかポストアポカリプスみたいで胸騒ぎがした。たぶん普段交通量も多く、全然寂れてなんていないんだろうけど…。

しばらく泉南マーブルビーチというところで海を見た。所詮大阪湾だからたいした感動はないんだけど、それでも海は海だった。浜に敷かれた白い砂利が綺麗だった。

イオンのなかで何をしたかはあまり覚えていない。映画館の作法全然からなくてチケットを買う時にどぎまぎしたような記憶けがなんとなくある。

小さめのスクリーンで、客は俺を入れて4人だった。ひとりは似たような年頃の青年で、後の2人はヤンキーっぽいカップル。どういう動機でこの映画を観てるんだろうなと思ったが、まあよく分からんのはお互い様かもしれない。

映画はよかった。あんまりキッチリ理解できた気はしないけど、しっかり覚えているシーンが複数あるってことはい映画だったんだろう。

上映が終わったのは8時過ぎで、帰り道は真っ暗だった。ぼんやり歩いていたら草薮に思い切り接触して、パーカーの腕じゅうにひっつき虫(ヌスビトハギというやつらしい)の種がついた。真っ暗で人通りのないなか自然対峙(ってほどでもないが)しているといよいよ寂しい感じがして、ちょっと泣きそうになった。

家に帰るころには10時を回っていた。なんだかい体験をしたなあ、と強く思った。大学生活で一番青春を感じた一日だったかもしれない。

ーーー

っていうわりと美しい思い出がある場所がクソみたいなインターネットミーム聖地になってたときの悲しみ、わかるまい!

「妻が流された」と警察消防通報する人が理解出来ない

息子や娘が洪水で流されたら必死で助けようとし、駄目ならすぐに警察消防へ救援を要請するだろう

でも妻だったらそこまでする気になる? 自分だったらまあこれも天命かなって思って増水した川に手を合わせるくらいで普通済ませるよね

無理に助けようとしてこちらが巻き添えになって子供だけになったら可哀相だし

流されたあとで通報しても助からないだろうし警察消防の人たちの命を危険晒してまで妻を助けたいとは思えない

こういった心理おかしいのだろうか

2020-06-21

祈り

仕事でも取り立ててパッとせず、家族を作ることもなく、「天命を知る」とか言われる年齢に近くなった。

比較的早めに亡くなった母と同じような年齢で自分も生を全うするのかなというぼんやりとした予感を持ちながら、ぼちぼち楽しくやっている。

ところが予想外の出会いがあって、だからといって別に自分暮らしが変わるわけでもない。

ただ、その人は自分から見るとずいぶん若いので、自分が死んだ後の世界を気にするようになってしまった。

私が死んだ後でも、多分その人は生きていく。

世界は。差別は。地球環境は。経済は。ウィルスは。仕事は。それまで気にかけることもなかったのに。

私やその人の師匠がこの世を去った後でも、その人は今までのように暮らしていけるだろうか。

私が居なくなった時にもその人が悲しみませんように。

私が居なくなった後も誰かがその人を見守ってくれますように。

世界のんきに暮らせる場所でありますように。

2020-06-01

からの啓示を無視し、

衝動性のあまり突っ走ってしまい、

結果として自分自身が原因で自分に相当な不幸をもたらしている。

  

啓示は幾度となくあって、

それを聞き入れればよかったのに。

  

素直に行動できないというのは、

全く生きていく上で辛すぎる。

  

受け入れて頑張ればいいことにつながるのに、

頑張らない方を選んでしまった。

  

天啓無視する人格とは生きていられないので、

そういう人格の容れ物ごと破壊したい。

  

人知れず消え去るには如何すべき哉。

  

なぜ自分を苦しくするのに汲々とするのか分からない

そういう考え方の容れ物ごと破壊したい

  

人事は尽くしたのに、

天命に背くだなんて全く無意味ではないか

  

天命なんてもうなくなった、生きていく意味などないのではないか

  

普通に生きていればいいだけなのに、

よくわからないアレンジばかり加えて、

妙なことになってしまった。

  

追記

人生、第3章ないし第4章に進む前に自分で駄目にしちゃった

2020-05-13

anond:20200513190820

もう誰も見てないと思うけど書こう。

漢文読み下しと中国語読みでズレないよ。

簡単なやつで行こうか。

尽人事天命

レ点付けて日本語として読むと

「人事を尽くして天命を待つ」

中国語では頭から読む。つまり

「尽くす人事 待つ天命

って頭の中で理解する。

もちろん理解するのは中国語でだけどね。でも日本語とは同じ意味だ。

まー中国文化ならではの日本語とのズレはゼロとは言わない。

でも英語よりも日本語とのズレはない。

異論があれば受け付けるので例を持って来られよ。

2020-04-30

anond:20200430205316

ええやん

ナチュラルに生きてナチュラルに死のう

天命に抗わなかったボーナス点を閻魔様に加点してもらえるに違いない

2020-04-10

わかんね

人生もうわかんね

何したらいいのか

天命が届いたはずなんだけど、受取拒否しちゃったのよね

人事尽くさなかったし

どうしよ

もうわかんね

2020-03-09

[]2020年3月8日日曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
0064626197.828
01838797106.036
02444579104.131
0365638698.251
04434757110.682
0528239085.472
06323840120.047
07364350120.878
0865546284.051
09141918365.138
10779173119.138
11132868265.832
12143716950.123
1313816911122.542
141311144987.432
1512212874105.543
1611516302141.850
171551155974.638
18123854369.541
198810863123.446.5
201671293177.431
2117252474305.131
2214419957138.627
2318283926461.165
1日2490338818136.137

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2020-03-08

anond:20200308194251

なるほど、待ってみる。

あと残り6つのルールって、その天命をつかむための準備みたいなところがあるな。

準備して待ってみる。

anond:20200308193849

ピーンとくる感じか?

自分はまだ感じない。

「これ、いけそう!」とか「これやったら面白そう!」と思うことはあるが、それがただの思い付きなのか、天命なのかがわからない。

anond:20200308193242

大体賛成だが、天命ってのがよくわからない。

具体例示せる?

人生というゲームルールについて

人生というゲーム、みんなプレイしていることと思う。

人によって難易度攻略法も異なっていて、クソゲーだと言う人が多いのかもしれない。

ただ、根本的に流れているものは一緒であり、色々と分かってきたことがあるので書きたい。

書いたところで、私の存在は消されるかもしれない。

人生というゲームルール、あまりそれは明らかにされていない。

基本的には、スヌーピー名言「配られたカード勝負するしかないのさ」である

どんな手札が配られているか、それを確認する方法古代中国で編み出されている。

算命学である

特に長子、なかでも長男にはこの手札が当てはまるように思う。

この算命学で、基本的にはどんなタイミングライフイベントが起こるか定義されている。

なぜかわからないが、古代中国の人はよくもまぁこんなもの発明したものだ。

創造主から教えてもらったのだろうか。

あとはルールが7つ。

・徳を積み、罪を犯さないこと。

・人事を尽くして天命を待つこと(努力をし、決して怠らないこと。チャンスがあれば必ず掴み、離さないこと)。

天命には従うこと。特に大きな啓示は何らかの形であることが多いのではないかと思っている。

自分人生を生きること。

・人に騙されないこと。

他人幸せにすること。人の悪口を言ったり他人をこき下ろしたりしないこと。

自分幸せになろうとすること。

これだけ。

人生の各ステージにおいて、各人において到達すべき点があり、怠けたがために到達しない、ということがあれば、その後の人生に決定的に必要ピースを欠くこととなる。

可能性の広がっているときに、下位の目標でいいやと妥協してしまうと、その後大変なことになる。

また、天命に従わないと大変なことになる。

神様、というものがいたら、その人の人生を詰ましにかかるので注意されたし。

結局、よりよく生きるしかないのよね…

哲学やって、活かすしかないですね。

2020-03-06

人事を尽くして天命を待つ

他人事にしておいてなおかつ天から命令を待つとかどれだけ怠け者なんだよ…

2020-02-16

再借用

例えば、英語のanimationが日本アニメと略されて、それが英語圏に逆輸入されてanimeという単語として使われるようになった

あるいは、中国語の「革命」は、天命が革まるという意味しかなかったのが、日本revolution訳語として「革命」があてられ、

中国でもそういう意味で使われるようになった

2020-02-10

銀河英雄伝説は確かに日本左派っぽい感じがする

田中芳樹の話

ネトウヨなのにロック銀河英雄伝説が好きなのはおかしい? - Togetter

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1466279

ここで元発言者あんまり賛同得られてないけど

個人的には銀河英雄伝説左派的な小説であると疑うことなく思ってた。


殆ど人間が「徹底的に卑しく愚かで無能な奴」と「高潔で賢く有能な奴」とにはっきり分かれてる視野

貴族はまさにすげー頭悪くて傲慢ゴミばっかで、一部の見込みあるやつはみんな主人公につき従ってくる

・基本貴族disるんだけど主人公平民ヤンウェンリーではなく若き超天才イケメン貴族


銀河英雄伝説とかアルスラーン戦記とか

中学生時代に姉から借りて楽しく読んだけど

成人してから読むとちょっときつい。

このきつさは(ひどい例えをすると)復讐系なろう小説に似ている。

人間社会に対する雑で独善的見解。幼稚な世界観


ただ今振り返ると自分田中先生小説から日本で生きていくうえでの重要な視界を学べた気がしていて

それはつまり日本左派気持ちだと思う。

きちんと定義済みであるあの「左翼思想日本には(たぶん世界でも)実装されてないので

実際に稼働してるこういう視野気持ちに触れることの方が大事で、

10代のうちにそれに浴せてとてもよかった。


余談

ちなみにその後オタクコンテンツにこの左派気分が登場することは減ってきていて

オタクは全体的に右派ウヨの方が増えてる傾向、という指摘は自分感覚的に同感)

近年久しぶりにそれを感じられたのはIGの神山監督作品


クゼとかタキザワとかすごいと思う。

表面的には反体制なんだけどそれ以上になんというか。

「飛びぬけた能力視野を持つために大衆を救う存在であり、彼等に慕われつつもどこか冷めた目で見てしまっていて

 特別な女に慕われながらも背を向けて天命に身を捧げてナルシシズム絶頂の中に死す」

みたいな。

あれ左派気分のおっさんの全力の自己陶酔オナニーとしてすごいんだけど

そうとわからずに見てる人は何が面白いのか謎。



主人公敵対するやつは全員主人公より無能ものが見えてないだせーやつ。っていうのが共通の特徴。

抜きがたい愚衆への見下しというか、本音のところでは体制権力よりも「ちゃんと身の程をわきまえて自分の為のわき役や下っ端にならない仲間や大衆」の方を憎悪をしてるのな。

SAC2ではわざわざ飽食の僕みたいな話まであって(以下略


余談が田中芳樹の話のボリュームを超えそうになったので終わる。

2020-02-06

孤独栄光

吐き出させて下さい。

私は産まれて30余年、常に独りでした。

別に孤児でもなければ、天涯孤独でもありません。話し相手は少ないながらもどの年齢でもいたし、いじめを受けたわけではありません。

それでも私は、どうしようもなく孤独でした。どこで誰と何をしていても、自分が何物とも繋がっていないような感覚ばかりがありました。

理由は何とでもこじつけられる気がします。望まれて産まれたとは到底信じられない家庭環境遺伝的、精神的欠陥。それらを覆せなかった自分の弱さ。

…思い出せる昔の記憶は、階下から響く両親の罵り合い、私が男でありながら腰を振る兄。視線ひとつくれず、仏頂面で鬱陶しそうな顔で過ごす母。家事をろくにしない母への憎しみを私にぶつける父。

記憶にある唯一の母の声は、休日の朝に朝食をせがんだときに聞いた、「風邪ひいたから」という子供でも分かるような嘘。塩ごはん牛乳ごはんなどという手料理も、それが普通だと信じたかった。

両親は自分問題だけで手一杯で、明らかに私を愛していなかったが、それでも奇妙なバランスの上で形を保っていた。だから消極的にも期待していた。いつか両親が真っ直ぐな愛情と関心を私に向けてくれることに。だから耐えるように、道化を演じてみたり問題を起こさないよう強く自分を抑え込む術を自然と身に付けていった。

同級生達とは、関わる度に違和感を感じていた。彼らから発せられる、家族からの温かい愛情やそれに基づく自信めいたものを感じるのが辛く、眩しく、何より悔しかった。私もそうありたいと願い同じように振る舞うのだが、自分を偽った罰なのか、常に自分の中にヘドロのような憎しみが募り、それがとき漏れだしては、私の人間関係破綻させていった。

…ある日、母が消えた。言葉ひとつも、書き置きも無く、突然と。だが何の感情も湧かず、涙も流れなかった。幼心に予想と覚悟はしていたのだろう。そうして、孤独と共に生きるというテーマが課せられた気がした。…それからは、忍耐から麻痺が生きる手段だった。

家はまるで会社のように感じた。父という経営者の下、勉強という仕事の対価に衣食住という報酬を得るような環境。己を律しきれず感情を顕にすれば、待っているのはクビ、つまり死ぬこと。逃げ出す勇気も、自分環境を変える強さも無かった。経を淡々と読み上げるような修験者のように、無痛のうちに日々が流れていった。

不幸にも中途半端事務処理能力が高かったのか、大学入学できた。大学理系で、物理を専攻する学部だった。今にして思えば私はそれそのものには興味は無く、ただただ盲信できる唯一無二の真実を、家族自己内面ではなく、外側の世界に求めていたのかも知れない。

契機はすぐに訪れた。その頃の私は誰の、何の助けも無く生きることに歪んだプライドを懸けており、独りの力で講義をこなそうとしていた。しかし当然のように挫折した。当然のように孤立した。

ある朝、いつもと同じように無痛のまま大学へ向かおうとしたが、体が動かず、講義をサボった。その日からぷっつりと糸が切れたように、大学に行けなくなった。

そしてそのまま2年間引きこもった。無痛という手段も通じないと分かってしまった私には、生きるために何をすればいいのか分からなくなってしまった。しかし罪悪感以上に、解放感と、呪縛から逃れたような安心感があった。そして同時に、いよいよプライドも生きる理由も意欲も自負も、全て失った。

兆候はあったがその頃から急激に死に惹かれるようになった。自分事故病気でいきなり死ぬ妄想をしたり、楽に死ねるという情報から練炭と七輪を買い、日常的に自傷をし、着々と死に近付いていった。流れる血と生々しい傷に、不気味なほど安堵と溜飲が下がる思いを感じた。堆積した恨みの攻撃性の解消と、自罰感情と、ボロボロ精神投影先を見出せる行為だった。それゆえ日々エスカレートし、あるとき刃が大きな血管を切った。噴水のように噴き出す血を眺めながら、まだ死ぬ準備が整っていなかったため、止血の処置をした。特に感慨は無かった。ああ…あのまま放っておけば死ねるんだ…と、妙に冷静になっていた。

そこから、少し何かが変わった。本当に死の一歩手前にまで陥っても、やっぱり私に救いの手は差し伸べられず、また自分の力で生き残ってしまった、と思うと、諦めを通り越した何かが芽生えた。自分は生きることも死ぬこともできない、苦しみ抜いて幽鬼のように漂うのだろう。歪んだ悟りのような暗い閃きを覚え、そこから自傷は少なくなっていった。そこから記憶ほとんど無い。大学へ行かず引きこもっていることがばれ、地元へ戻った。また無痛から忍耐の日々へ逆戻りした。挫折経験したが再起を図る息子を演じつつも、心の底では誰かが殺してくれることを願うばかりだった。

そしてまた不幸にも、さほど時間は掛から定職に就いた。待っていたのは、学生時代より遥かに開いていた周囲との差。普通の人々が青春友情愛情経験している間に自分したことといえば、暗闇の中でもがき蠢いていただけ。真の孤独は人と人の間にあるという言葉通り、人に近付く度に遠く感じた。

しかしそんな生活もそれなりの期間が経てば慣れていった。相変わらず人間の振りをするような不自然な過ごし方であったが、歳を重ねた恩恵なのか、排斥に対するヒリヒリとした警戒心、切迫感は和らいでいった。多様性容認する組織だったからかも知れない。孤独は続いていたが、別種の孤独を抱えた年上の人々との関わりが、私の乾いた傷口を薄く濡らした。

そんな積み重ねから、ようやく初めて「人間」というもの形の一端に触れられた気がした。同時に、自分家系の歪さを思い知らされた。そして、ようやく家系が受け継いできた負の連鎖に気が付いた。

狡猾さと傲慢さ。口では愛を語り、家族を意のままに操作し、自分理想を叶えるための道具としようとする悪辣さ。その邪悪気質を、互いに感じ取っているからこそ罵り合い、また山彦のように帰ってゆき自分をも傷付ける。そんな不毛なやり取りをしながらも、本当は誰よりも自分が得をしたい、愛されたいと思っているからこそ離れられない。その矛盾混沌の中で、私の家系は奇妙な内臓のようにぐぎゅるぐぎゅると腐って混ざりあっていた。

私は先月、家族と絶縁した。帰省しない私に業を煮やし職場に押し掛けてきたとき、従わぬ者に実力行使をする傲慢さに、どうやらこの人達とは一生分かり合えないらしいと確信した。

いよいよ社会的にも孤独になったが、さしたる感慨も無かった。きっとこれもどこかで予想と覚悟を済ませていたのだろう。私の手元には、いつの間にか独りで生きるには充分な資金があったのも、このことを予見していたからのような気さえする。

今になって思う。私は無意識のうちに、生きるための最善を選択していた。代償や失ったものは多いが、今では孤独も不幸も憎しみも、その先にある役割天命のようなものを果たすためだと感じるようになった。両親や神の寵愛を受けて産まれた者と、孤独に魅入れられように産まれる者もいる。そうしてその中間中庸となり、人々の生き方基準が出来上がる。そういう仕組みなのかも知れないと、ぼんやりと考える。

相変わらず生きる理由も意欲も無いが、自分が生き続けることには何らかの意味があるから、こうして結果的に死んでいないのだと思う。人生のどの段階でも、死のイメージといつか自分は人を殺すだろうという直感があった。人生のどの段階でも、自分解放して周囲を巻き込んで破滅することはできた。だがその度にそれを踏み留ませてきた何かを知ることが、目下の関心だ。天寿を全うする気はさらさら無いが、何らかの答えを得るまでは生きてみようと思う。それをもし得られたとき孤独意味と真の栄光を手に入れられると信じて。

…長くなりました。ここまで見ていただいてありがとうございます

2019-12-11

普段政治関係話題で同じ立場につくブックマーカーの間でも、母親が子を叩く話題では珍しく母親派と子ども派に割れている。

ここはひとつネオリベラルとしては子ども権利を最優先したい。

事故が迫っても子どもを叩いてはならないし、叩いたところでメリットがない。

100回叱っても飛び出してしまう子はそれがその子天命だったと考えるしかない。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.bengo4.com/c_23/n_10515/

2019-11-06

anond:20191106160521

天命を待ちまし

まで読んでやめた

長いわ

2019-10-19

十二国記世界の住人は意外と世界ルール理解していない

全国1億人の『十二国記ファン待望の新刊の結末がアレでアレだったので「うおーーーーここで止めるのかーーーーーーーーー」ってなってる十二国の民が多いみたいだけど、あれ根本的に勘違いしてると思うんだよな。

だって、あのひとは仙(みたいなもの)でしょ? 仙が傷の悪化くらいで死ぬわけないじゃん。首落とされない限りどんな手ひどい傷を与えられても死なないのは延王が斡由の叛乱を鎮圧したときに示されてたじゃん。

というかあの世界の住人、基本的世界ルールをおぼろげにしか理解していない。

だって陽子の前の慶王(予王)が死んだあと、その妹が偽王として立って、それに浩瀚以外の多くの州侯が騙されて偽王に従っちゃったんでしょ? でも、前王の妹なら姓が前王と同じはずだからそもそも天命が下るはずないんだよね(前王と同じ姓の者には天命下りないので、楽俊は王にはなれないと明言されてる。まあ易姓革命ってやつですな)。だから王の交代に関する基礎的な知識があれば、あれは偽王だって調べるまでもなくわかったはずなんだよ。

でも騙された。一般庶民ならともかく高級官僚も騙された(「騙されたフリ」をしてたやつもいるかもしれないけど、この口実なら騙されてたフリができると考えたってことはやっぱり全体的に知識レベルが低いんでは)。延王も「不吉なことが起こりまくってるから正統な王じゃない」って判断してたみたいだけど、いやそもそも偽王が予王の妹って時点で王じゃありえないって判断できるはずでしょ、と。

から、驍宗も「一度は俺に叩頭してるんだから俺が正統な王のはずだろ」という常識的判断ができない。「それマジ?」って景麒に聞いちゃう。まああれは疑っても仕方なかったけど、やっぱり天の条理について厳密な理解を持ってたわけじゃない。

阿選も「へえ、だったら俺に叩頭してみろよ」と言えば一発でわかったはずなのに言わない。まあ彼らは実務家・武人であって、天の条理がどうなっているのか、それをチェックしたりかいくぐったりするにはどうすればよいか、という法律家的な視点西王母が持ってたのはこれだよね)を持っていないのは仕方ない。

から、どう考えても死ぬはずがないひとが死んだと知って作中の人物がめちゃくそショック受けてるけど、そもそもこいつら天の条理を正確に理解しているわけではない法的な知識信頼できない語り手なんだよな、って思ってる。絶対生きてるでしょ。だって死ぬはずないもの

いやーしかし、シリーズのこれまでの巻を読みながら「こいつら世界ルールに関する理解が意外と粗いな」ってずっと思ってたわけだけど、まさかそれを伏線として使ってくるとは。さすがは主上です(叩頭しながら)

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