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はてなキーワード: コマーシャルとは

2021-05-23

AGAクリニックのページ見てて、所属医師会みたいな名前見つけたから調べると、めっちゃ普通耳鼻咽喉科経営してた

テレビコマーシャルとか街頭広告貼ってるクリニックはいつも多少構えてるんだけど、なんか急に力抜けた

2021-05-21

苦手な漬け物を克服したい

子どものころから漬け物が苦手で、カレーに添えられた福神漬けはもちろん、その色素で赤く染まったごはんさえも食べたくないと駄々をこねる子どもだった。コマーシャルで「きゅうりのキューちゃん」とか「しば漬け食べたい」とか聞くたびにおぞましい気持ちになった。ハンバーガーピクルスはいつも抜いてもらった。出されたおにぎりの具が梅干しと判明したならおなかがいっぱいだとウソをついた。

現代社会になるにつれて漬け物は消えていくかと思いきや世の中はひどいもので、高菜チャーハンだの豚キムチだのキムチ鍋だのが流行りの食べものとして出てきた。注文したことも食べたこともない。幕の内弁当はいつもご丁寧に漬け物が添えられる。いつも残してきた。昼飯をぼーっとして食べていて、弁当デザートパイナップルが付いてる!と喜んで食べたらたくあんだったことがある。人前だから吐き出すわけにもいかず間違えた自分を呪った。

何がイヤって酸っぱいのが嫌いなのだ。酢のにおいが大嫌いで、寿司屋そばを通るときだってこっそり鼻を抑えているくらいだ。理科実験酢酸を扱ったときなんかは本当に最悪だった。CH3COOHは憎しみとともに覚えている。酸味が嫌い、酸っぱいにおいも嫌い。そんな感じで30数年生きてきた。

その私が、最近、もしかしたら変われるのかもと思いはじめた。きっかけは奈良漬けを食べたことにある。普段法事で出されても手を付けずにきたのだが、去年は法事のものがなくなって、代わりに奈良漬けが送られてきたのだ。いらねー!と思ったが捨てるわけにもいかないとも思って、粕をぬぐったその切れ端をおそるおそる食べてみた。意外なことに食べられた。酸っぱくないからなのかはわからないが、初めて漬け物をすすんで食べたのは良い経験になった。

それから周りに酸っぱくない漬け物を教えてもらうようになった。全然酸っぱくないと勧められた中にはかなり酸味の強いのがあったりして、他人の味覚を信じきることはできないなと思いながらも少しずつ食べるようになってきた。それで今、もうちょっと酸っぱいのにチャレンジしてみてもいいのかもしれないと思っている。今興味があるのはキムチなのだが、はたしてこれはちょっと酸っぱいのカテゴリなのかわからないでいる。最終目標は酢で締めた魚を食べられるようになることだが、これは無理だろうと思っている。

2021-05-20

anond:20210520091533

こんな会社

最先端IT技術を使って

って言ってるコマーシャル見ると絶対買わないって思ってしま

2021-05-10

5年前のアップデートを待ってる

近々俺の好きなゲームシリーズの新作が出る予定だ

それはいい。俺が好きなキャラリストラされているのも別にいい

でも、お前約束守ってくれよ

旧作で、2016年に画質を選べるアップデートを予告してたじゃねえか

処理が重いゲームなんだから、低画質も選べる方が若干なりとも人口が増えるって期待してたんだよ

でもお前は想定よりも旧作の人口が少ないって思ったんだろうな。儲けが少ないか対応したくないって思ったんだろうな

2016年8月以降だんまりじゃねぇか

画質アップデートもそうだし、ランキング機能実装するって言ってしてねぇじゃねぇか。不履行じゃねぇか

いいんだよ、今更アップデート絶対しろって言うつもりもないし、今後アップデートされるだろうなんて期待もしてない

でもせめて言ってくれよ。なんも言ってねぇじゃねぇか

アップデート計画中止しました、ごめんなさいって謝ってくれよ

どうせこのゲームなんてシリーズの面汚しなんだろ。他のシリーズファンからも「あれを履修するの難易度高い」とか何とか言われてるの知ってんだよ。セールスとしても駄作だろ

でもビジネスとして売ったからには筋を通せよ

何だよ新作のCM打ちやがって。そのコマーシャル打つ前に俺たちに誠意を見せてくれよ

公式サイトとかTwitterアカウントとかでなくてもいい、ストアの説明文にひっそりとでいいかアップデート中止って書いていいよ

お願いだよ

2021-04-19

昔々、ある所にパンティーンってシャンプーがあったんだよ。

マジで

コマーシャルもやってたもん。

人が下ネタ言ったみたいなツラしやがってムカつく。

パンティ増田じゃねえんだからよ。

死ねストレートにお手軽に死ね

2021-04-12

ハゲ基準が低くなっている

個人的感覚ではあるが、昔はいかにハゲてるって人をハゲと言って育毛コマーシャルなどに出ていたように思えるが、最近メディア芸能人が「これはハゲなのか?」と思えるような、普通よりもほんの少し生え際が後退している人や生え際がほんの少し薄くなっている人も容赦なくハゲと言っているような気がする。

人がよりハゲに敏感になってきたのか、それとも育毛関係企業圧力メディアにも及んでいるのか?平成ノブシコブシ吉村でさえも少しハゲてるって、最近ハゲ基準どうかしてる。

2021-04-08

健常者だけど駅でクレームかましてやった

帰りに降りる為、改札でスイカをピロン♪とやったら、なんか降ろしてくれない。

俺を駅に留め置きたい陰謀が働いてたらしい。

窓口で陰謀存在を問い質そうとすると、俺と志を同じくする同志が並んでた。

待ってるとジワジワ列が延びる。

俺が並んだ時点では四人だったが、気づくと六人、なんだこりゃ。

先頭のおっさんもキョロキョロ駅員を探してる。

仕方がないのでお電話かけた。

繋がったと思ったら、なんか機械音声が注意事項みたいな事をダラダラ述べてる。

聞き流してたらJR本社のおねぇさんっぽい誰かが出てくれた。

「係のものいませんか、おかしいですねぇ」

おかしいよな。同感だ。

待たされる。駅員を呼び出してもらう。

コマーシャルで聴いたことがある音楽が流れて、通行人を死んだ顔して眺めて聞き流す。

いいおじいちゃんが裏からノコノコ現れ、寝惚けた顔して応対する。

メチャクチャイライラした。するだろ。

定時に終わってウキウキで帰るゾイって思ってたら、改札目前で二十分足止め食らってみろ。メチャクチャイライラするだろ。

そしておじいちゃんは寝てましたってホッペに描いてある。マスク忘れてるから間違いなく寝惚けてる。

ミスタップした駅の申告際に痛烈な皮肉を言ってやりたかったが、思い付かない。ボキャブラリーがない。

「せめて二人体制にしててくださいよ」

と直に言ったら、ポカーンとした顔で、スイカ返してきた。

おじいちゃんならうとうとしちゃうことくらいあるだろうけど、寝てたら小突いてもらえる体制はとってくれよ。

2021-03-23

anond:20210319130200

親子代々左翼だけど地方新聞オーナー一族なんだから相対的上級国民もいいところ

左派の女が右寄りの女をものすごく悪く言うのはデフォ

わきまえた発言する人でないと営利企業コマーシャルに使ってもらえないのは当たり前

2021-03-07

おちフルバッシングに加担するネットフェミ

これが現実だ。

2020秋クール

おちフル…BS日テレ(横1440×縦1080ドット)水曜24時台で4K版が通販のためサイマル無し

裏番組池袋ウエストゲートパーク(同じ角川ビデオ)のためコマーシャル殆ど視聴者層とはかけ離れたものメイン

アイナナやヒプノシスノブレスはじめ同期の腐夢関連の殆どBS11(横1920×縦1080ドット)での放送

(他の性嫌悪主義者がいいと言っている腐夢以外の作品も横1920のフルHD放送されたケースある)

売上

鬼滅の刃劇場版…380億円相当

呪術廻戦…2万セット

アイナナ…13000セット相当

ヒプマイ…9千セット相当

(まなびライン)

おちフル…1700セット相当

それでも人権棒どもはおちフルを叩くのか?

人権棒どもが依怙贔屓した作品の方が高待遇または高利益出してるのによぉ…

いい加減気づいてくれよ

2021-02-22

anond:20210216084251

ノルマ営業って辛いですよね。世の中にはBtoB平和ルート営業職もあるのに、

TVコマーシャルとかで名前聞いている大企業にだと安心して採用試験受けに行っちゃうよね。


msdrmgmg 生保レディはEVIL職業だと思う。知合も何人か精神病んで辞めてる(枕営業するつもりなくても平気でセクハラ、深夜休日携帯雑談電話、付きまとい等あると聞いた)/契約取れないと社内の吊し上げがきついらしい

2021-02-11

結局日本人マイノリティが嫌いなんだよ

いくらリベラルマイノリティ配慮してほしいって主張して、そのときは「うんうん、理解できる。そうだね。」みたいな好感触を得られても、日本人の大半はすぐにケロっと忘れちゃうんだよ。

日本人の産まれから死ぬまでのライフプラン考えてごらんよ。

日本人の大半は産まれときにお父さんとお母さんがいて、祝福されることしかイメージできないんだよ。

虐待されてたからそんな思い出がないとか、親がいないとか、そんなことは全く想像できないの。

赤ちゃんの出てくるコマーシャルイメージしてみてよ。お父さんとお母さんに愛されてる赤ちゃんばっかりでしょ?

お父さんとお母さんのいない赤ちゃんだっているんんだよ、配慮してあげようよ、なんて言ったって大半の日本人には理解できないんだよ。

理解できないならまだいい。それどころか「そんなこと言ったら何もできないじゃん」とかバッサリ斬られておしまいなんだよ。想像力のかけらもないんだよ。

お葬式イメージだって同じでしょ?

亡くなった人には子どもがいて、孫がいて、みんながお葬式をやってくれますよ。そんなイメージしか大半の日本人にはできないの。

孤独死する人だっている。お葬式もできない人もいる。むしろそういう人がこれからどんどん増えてくる。それでもそれを言ったらやっぱり「そんなこと言ったら何もできないじゃん」ってバッサリ。

日本に住んでる外国人だって同じだよね。

これだけグローバル化が進展してるんだから外国人だってたくさん住んでるはずなのに、大半の日本人はそんなことこれっぽっちも考えない。

せいぜいアメリカとかヨーロッパとか、百歩譲って中国とかの人しかイメージできない。そんな人たちがたくさん暮らしている事実無視して、日本には日本人しか住んでないような顔して日々暮らしてる人ばっかりだよ。

結局、日本人自分たちと同じようなライフスタイルの人のことしか想像できないし、そこから外れた人はいないものとして扱ってるんだよ。

そういうマイノリティの人がいるってことくらいは知ってる人もいるかもしれないけど、深くは考えたくない。

こんな連中が多数派を占める社会じゃいつまでたっても、誰が政治家になっても何も進歩しないよね。

2021-01-04

テレビサイズでは良かったけどフルがダサかった曲の一覧

気が向いたら追記もある

入賞

Drive」The Phanky OKstra

フジテレビ はねるのトびら 2006〜終了時

番組や(日産の)コマーシャルではサビの女性ボーカルだけだった。実はAメロ男性ラップ、詞・声質・テク全てにおいてダサい。頑なにサビだけしか使わなかったテレビスタッフめっちゃ偉い。自分の中ではこれを超えるギャップ曲は多分暫く来ない。

「Never Change feat.Lyu:LyuSHUN

テレビ東京 アニメNARUTO疾風伝 367〜379話エンディング

サビのLyu:Lyuの方がかっこよすぎてホスト側のSHUNが若干負けてる感じがある。放送に乗っている部分はまあ良いのだが、フル尺でラスサビ後に入るSHUN蛇足

次点

FLiPワンダーランド

テレビ東京 アニメ銀魂' 241〜252話オープニング

FLiPはよりぬき時代カートニアゴも好きだった。フル尺だとラスサビ直前の「here I am」が2回になってるのがちょっと惜しいなあと思ってしまった

星野源アイデア

NHK 2018年度上半期朝の連続テレビ小説半分、青い。主題歌

僕は全体的に好み(というか源さんのファン)ではあるものの、シングル配信時に「2番がDTMはじめたての人が打ち込むビートちょっとチープ」みたいなことが言われてて少し納得したので入れとく。あそこSTUTSなんですがMPC叩くのは楽しい

2020-12-29

anond:20201228224546

J-POPじゃないが「腫れるや、沁みるや、血が出るや〜」ってコマーシャルヤバいもの決めてんねぇと思った

2020-12-02

マイノリティな皆さんはいい加減大人になってください

NIKEコマーシャル燃えてて「そら燃えるわ」と思ったわ。

マジョリティへも配慮必要ってそんなおかしな話か?

素直に考えて欲しいけど、外国人で同じ真似したらやっぱもえるよね。

日本在住のベトナム人は物を盗みます日本在住の朝鮮人国籍スイッチ利益を得てます。なんて描写だけしたらヤバいでしょ。

ごくごく一部なのはわかりきってるけど、「誤解を生む!」「印象操作!」とか燃えるよね。

なぜか日本在住の日本人へは、誤解をした方が悪いという風潮。

マイノリティは常にマジョリティ配慮要求されてる」

たぶんその通りだけど、被害を被ったとしても、他人を罰する免罪符を得たりできないんじゃないか

他人を罰する為に正しさを利用したい気持ちはわからないでもないが、報復したいのと世の中を良くしたいというのは分けて考えてくれよ。

というより攻撃して良い免罪符は、他人に殺されても得られないと言うことを思い出してね。中世じゃないんだ。

マジョリティは無神経なんだろうけど、マイノリティが敏感なのも自分への被害だけ。

自称マイノリティは真偽にかかわらず大人になれないだけなんだよな。

マイノリティの皆さんは大人になってください。

2020-11-28

おねいちゃん、まってぇやぁー

あのJTのコマーシャルって

小さい頃から美容師目指してるような姉妹はヤニカスやねんで

ということなんかな?

髪切ったあと、2人で仲良く一服してそう

あれ日本タバコ産業は何を訴えてるの?

2020-11-26

なんでだ

おちこぼれフルーツタルトBS日テレ版、番組コマーシャル自社番組実写映画劇場公開または円盤のばっかりとか

リアタイする気がマジで失せるレベルの酷さ

BS日テレと親密なブシロード関連のすらやらないレベルという酷さ

芳文社やプリコネコマーシャルやってる地方局版が羨ましい

2020-11-19

みかんコーヒーとオトンの初恋有村架純

「みさちゃんさ、みかん食べる?」

寒い寒いと言いながら、三時のおやつでも食べようかとリビングに降りてきた私に、キッチンから父がボソッと声をかけた。

「いや、みかんはいらん。寒い暖房つけよう」

エアコンなら、母さんが業者呼んで清掃してからじゃなきゃ使わん言ってたから、つけたら怒られるぞ」

はぁ?という顔をしている私に、いらんといったのが聞こえなかったのか、みかんを手渡しながら父が言う。

「なんで寒くなる前にやっとかんかったんだって話よな。そんなこと言ったら、怒られるから絶対言わんけど」

からからと笑う父。手に持つマグカップには湯気の立つコーヒーテーブルに目をやると、みかんの皮が散乱している。

(この人……コーヒー飲みながらみかん食ってるんか)

ソファの背もたれにかかっていたひざ掛けを腰に巻いて、リビングテーブルにつく。渡されたみかんを揉みながら、

わたしコーヒー

頼むより先に父はグラインダーに豆を入れていた。ブィーンという無機質な音が部屋に響く。

「みさちゃん、昨日の夜酔っぱらって、そこまで聞けんかったけど。この後どうすんの。そこらへん、母さんとは話したんか?」

「うーん」

どうしたものかと私は少し考えた。昨夜、久々に帰省した私のために、自宅ではささやか歓迎会が催された(とはいっても少し豪華な寿司の出前をとったくらいだが)。食事を終えて、家族三人テレビを見ながらダラダラとお酒を飲んでいたのだが、父は早々かつ静かにリビングソファに沈んだ。腹に猫を乗せて、スマホバイブほどの小さな音量でいびきをかきながら寝る父をそのままに、母とは今後の話をある程度した。正味時間ほどかかったその話を、今父にするにはまだ話をまとめ切れていない。母からは同姓として理解は得られても、父にはこの冗長な割に何も決まっていない私の現状を伝えても、ただ心配を駆り立てるだけではと不安になったのだ。

「まぁ暫くは休むよ。貯金もあるし。今はまだ動けん気がするし、何より少し疲れたわ」

みかんの皮をむきながら、はぐらかすようにそう答えると、コーヒーを入れる父の手に視線を移した。暫く見ない間にまた年季が入ったなぁと、ふとそんなことを考えた。


ここ数年、私(輝く三十代独身)はアメリカ西海岸の小さな広告代理店仕事をしていた。小資本飲食店小売店なんかがメイン顧客だったので、今回のコロナによる各種制限後はほどんと仕事がなく、一部制限解除後もほとんどの店はコマーシャルを打つ余力はなかった。片手間に作っていた無料情報誌なんかは、コロナ対策コラム等を差し込みつつほそぼそと発行を続けていたけれど、いつしかそれも限界に。結果、私はあえなく「状況が良くなったらまた声をかけるから、必ず戻ってきて」とお決まりコメントと共にレイオフの網にかかったのである。こんな状況ですら私を限界まで雇い続けてくれた会社には感謝しかないが。

解雇後「とりあえず一旦リセットだな」と考えた私は、実家に帰ることにした。異性関係は、現地で交際していた男性と二年ほど前に別れた後はパッタリだったし、行きつけのチャイニーズレストランコロナで潰れたので、かの地に私を繋ぎ止めるものはもう何もなかった。大卒から今までずっと海外でもがいてきたこともあり、このひっくり返った世界を口実に、このタイミング実家ゴロゴロしてやろうと、そういうことであるしかし状況が状況なので、帰国決断した後も、やれ渡航制限だ、やれチケットの予約だと色んなことがうまく繋がらず、なかなか出国することができなかった。ようやく帰国の日取りが決まったころ、

「帰るで」

ポッと送ったLINEに、

「車で迎え行く!楽しみ!おめかししてく!」

還暦も半分過ぎた母はノリノリで返信したにも関わらず、当日派手に寝坊した。私が期待していた、到着ロビーでの感動の再会(BGM青春の輝き/The carpenters)は叶わず。実に四年ぶりの帰国はなんとも味気のなく、一人公共交通機関でと相成ったのである


「あれな、『コロナだし、やっぱ行かん方がいいと思って』って言い訳しとった」

私の分のコーヒーを手渡しながら、けらけらと父は笑った。

「ほんと昔から適当な人。あんなんと結婚した意味分からん初恋の人とか言わんでよ?」

私が次のみかんに手を伸ばしながら言うと、

初恋かぁ……」

ギリギリ聞き取れるくらいの声でボソッと言った後、父は一人モジモジしながら下を向いた。思えば父と母がイギリス出会ったという話は聞いたことがあるが、初恋話となると聞いたことがない。恐らくこの人の初恋は母とは別の人と思うが、どうせ時間もあるし、掘れば面白い話が聞けるかも知れないと思った私は、

「そしたら、父さんの初恋っていつよ?」

別に話したくなければいいですよ、ええ。と二個目のみかんの皮をむきながら、興味なさげに聞いてみた。暫く返答がないので視線を上げると、相変わらずモジモジしながら、父は照れくさそうに顔を上げた。

「お墓に持っていくほどのものでもないし、話してもいいか。母さんには内緒だぞ?」

言うと父はテーブルの上のみかんの皮をまとめてゴミ箱に入れると、ゆっくりと向かいの席に着いた。

(結局話したいんでしょうに……)

いかけた一言を飲み込んで、コーヒーをすする。


「みさちゃん墓参りの時に行った叔父さんの家、まぁあれは父さんの実家でもあるわけだけど、裏手に階段あったやろ。急なやつ。あそこを登ると昔図書館があったんよ。市立だか県立だか忘れたけど、そこそこ立派なやつがね。父さんは大学受験勉強毎日そこでしてたんだ。家だと兄弟たちがうるさいから」

父の実家西日本の某所。坂の多い海辺の町だった。遠方であることもあり、私は小学校高学年の時に祖父母墓参りに行ったのが最後、以来そこには行っていない。

「そこの自習室がさ、海に向かって大きな窓があって。部屋にストーブがあったけど、やっぱり窓が大きかったせいかな。冬場はすごい寒かった。でもそのおかげで利用者が少なくてね。少し寒いくらいの方が頭も冴えるし、父さんはそこを好んで使ったんだ。あともう一つ、別の理由もあったんだけど」

父はそわそわと立ち上がると、コーヒーのおかわりだろうか、電気ケトルに水を入れて沸かし始めた。ケトルがお湯を沸かし始める音が、私の想像の中の自習室ストーブの音と重なる。父はそのままケトルのそばから離れず、窓の外に目をやりながら続けた。

「父さんともう一人、その自習室を使う女の子がいたんだ。とても綺麗な、束ねた長い髪が印象的な子だったよ」

突如文学的表現をし始めた父をみて(これはキモイな……)と思った。初恋話を聞くのにある程度の覚悟はしていたものの、父の口から語られるそれは、なんとも中途半端恋愛小説のようで、

(これは、脳内キレイどころの女優さんでもキャスティングして、程よく補完しながらでないと聞くに堪えないな)

そんなことを考えながら、みかんを口に放り込んで聞いた。

「それが初恋の人?思ったよりチープな感じ」

今にも鼻くそを掘り出さんばかりの口調で茶々を入れると、

最後まで聞けよ。みさちゃんが聞いたんだし、父さんにとっては大切な青春の1ページだぞっ!」

父はムッとした表情で言った。

(だぞっ!って……昭和アイドルかよ)

「隣の高校女の子だったんだ。同じく受験生だった。頭のいい子でね。その部屋で一緒になった最初の数回は会話がなかったんだけど、ある時勇気を出して話かけたんだ。『どこの大学を目指してるんですか』ってね」

「ほうほう。で?」

謎のドヤ顔スルーして相槌をうつ

「目指してる大学が一緒だったんだ。まぁ、彼女は余裕の合格圏内。父さんは相当な努力を要するくらいの差はあったけれどね。彼女英語系の学部に進みたいと言っていた。将来は海外に行きたいと。当時ボーっと生きていた父さんと違って、明確な夢を持っていた彼女はとても輝いていてね。ほら、男って単純だから、一発で惚れちゃったんだ。同じ大学を目指す二人。一緒に勉強する自習室。これは、もう、そういうことだろうってね」

馬鹿なのではなかろうか」

「いや、馬鹿でなくて!」

父は鼻息荒く私を遮り、

「たしか最初一方的ものだったさ。けれど、一緒に勉強……というかほぼ父さんが教わるだけだったけれど、毎日のように、約束して、同じ時間を過ごして、そういう感じになったんだ。『一緒に合格しようね』とか『一人暮らしする時は、近くに住もう』とか、これはっ!もうっ!そういうことでしょうがっ!」

若干の金八先生口調になりながらまくし立てた。

彼女の教え方が本当にうまいもんだからギリギリの成績だった父さんも合格圏内に入るくらいになったんだ。夢の大学生活は目の前だった。ある雪の積もった日、勉強を教えてくれたお礼に、図書館の近くでラーメンを奢ったんだ。温かいものでも食べようってね。その帰り道、初めて手を繋いだんだ。女の子と手を繋いだのは、その時が初めてだ。さっき食べたラーメンが胃から飛び出そうだった。家まで送ると言ったんだけど、ここまででいいと。途中で分かれたんだ。次の日も、いつも通り会えると思った。でもなぁ……」

突然、演技派女優のようにうなだれる父。いや、でもこれは結構シリアスな展開なのでは。私は我慢できず、恐らく一番ビンビンに立っていたフラグを掴むと、

「……し……死んだとか?その才色兼備さんは……事故に遭ったとかで……」

ゴクリと唾を飲みながら聞いた。少しの間、静寂がリビングを包む。父は顔を上げると、

「あっ、忘れてた」

と言って、電気ケトルスイッチを入れ直した。ズッコケる私を一瞥しながら続ける。

「いや、死んでない」

「おい」

「死んでないんだけど、消えた」

は?という私の顔に腕を組みながらうんうんと頷くと父。

「次の日から、もう試験も近いのにパッタリと来なくなった。いなくなって三日後くらいかな、その子高校に行ったんだ。名前は知っていたけれど、家は知らなかったし、当時は携帯なんてないからな。それしか方法がなかった。今ほど個人情報にうるさくないからな、聞いたらサラッと教えてくれたよ」

ケトルからサーっとお湯の沸く音がする。部屋が寒いからか、注ぎ口から湯気が濃く立ち上る。

夜逃げしたらしい。母親がいない家庭で、親父さんがあまり真面目な人じゃなかったようでな。突然いなくなったってことだった。仕事で失敗したんだか、博打なのか知らんが……。家の前にも行ったんだけどな。バラック小屋ってわかるかな?そこまで酷くはないけれども、それに近いような、貧相な家だった。当然、明かりもついてないし、扉を叩いても誰も出てこなかった。家の前には、彼女図書館まで来るのに使っていた、見覚えのある自転車がそのまま置き去りにされてたよ」

そこまで言い切ると、父は黙りこくった。そのまま暫く何も言わず、再び沸騰したケトルのお湯でコーヒーを入れ始める。

大学は……大学はどうなったん?」

私は恐る恐る聞いた。父はいつの間に私のコーヒーが空になっているのに気付いたのだろうか。二人分入れていたコーヒーの片方を私に差し出しながら、

「父さんは合格したよ?」

知ってるだろ?と言わんばかりのとぼけた顔で答えた。

「いや、父さんでなくて、才色兼備さんは?合格発表で奇跡の再会をしたとか」

興奮する私とは対照的に、父は再び、一人冷静にモノローグに入る。

あの日合格発表の日。始発で発表を見に行ったよ。大学は遠かったからな。張り出された番号より先にまず彼女を探した。どこにもいなかった。一通り探した後、掲示板を見た。自分受験番号があった。でも全く喜ぶことができず、父さん、そこでずっと立ってた」

ヤバイ、泣きそうだ)

目の前でセンチメンタルに語られるオジさんのモノローグに、不覚にも目頭が熱くなる。

「当然彼女の番号はおろか、受験たかどうかさえ知らないからね。その日は大学の門が閉まるまでそこにいたよ。掲示板は何日張り出されてたんだっけな、もう覚えてないけど、もしかしたら今日これなかっただけで、明日見に来るのかも知れない。そう思った父さんはなけなしの金をはたいて近くの民宿に泊まって、翌日も一日中待ってたんだ」

「……でも、来なかったんでしょ」

ティッシュで目頭を押さえながら私が聞く。指先についたみかんの酸が目に染みる。

「うん。来なかった。そして大学に入ってからも、彼女の姿を見ることはなかった」

自分の話なのに、ウルウルとなく娘にもらい泣きでもしたのだろうか。ズビッと鼻を一度ならすと、

「きっと、受験できなかったんだなぁ。だって受験してたら、彼女なら絶対受かってるものあんなに行きたがってた大学だったんだから

父はしみじみそういうとコーヒーをスッとすすり、一つ残ったみかんを、テーブルの上のカゴから取り出した。


(なんて切ない話だ……)

還暦もとうに過ぎたオジサンコイバナに、悔しいけれど胸を打たれた私は、鼻水をかみながら劇場を退席しようとした。脳内有村架純あたりを勝手キャスティングしていた才色兼備不憫さも去ることながら、そこにいない初恋の人を必死に探す父の哀れさを思うと、今はすっかり禿げ上がった父にも、そこそこかっこいい俳優キャスティングしてやらねば。そう思いながら、ソファ眠る猫を抱えて二階に上がろうとした。その時。

「でも、この話には続きがあってな」

ニヤニヤとしたり顔で笑いながら、父は私を引き止めるように言った。

「父さん結婚前にイギリス単身赴任したことあるって言ったろ。そこで彼女と再会したんだ」

「えぇ!?嘘!そんな偶然ってあるの!?

私は慌てて猫をソファに戻すと、前のめりになりながら席に戻った。と同時に私は焦った。父と母はイギリス出会ったという話を思い出したからだ。そうすると、有村架純キャスティングした才色兼備の役を再考しなければならない。あの母親は……明らかな才色不備だ。

「ま……まさか……よくある話で、その女性って……」

「あ、母さんじゃないぞ」

私の焦りを察したのか、落ち着かせるように父は釘をさした。

日本人駐在員が集まるパブがあってな。仕事終わりにそこで飲んでいたら、隣に二人組の日本人女性が来たんだ。その片方が彼女だった。一目でわかったよ。向こうもそうだったと思う。『もしかして、○○さん?』って聞かれた時、夢でも見てるんじゃないかと思ったよ」

「うわぁ、本当にそんなことってあるんだ。もうそから話が止まらなかったでしょ」

「いや、お互いとても驚きつつも、一言二言交わしてその日は別れたんだ。向こうは連れがいたしね。翌日は休みだったから、また明日改めて会いましょうと、向こうから番号を渡された。その番号を見て色々悟って、嬉しくなったね」

「なにを悟ったん?」

電話番号だけで、ホテル名前とか部屋番号とかは書いてなかった。つまり定住しているってこと。ちゃんと夢を叶えたんだと」

「なるほどねぇ」

そんなに長いこと話したつもりはなかったが、いつの間にか部屋は薄っすらと暗くなっていた。父がパチッと部屋の明かりをつけると、猫が呼応するように二階へ駆けていった。


「でもさ、そんな感動の再会したら、もうそれは運命の人じゃないの?どうしてその人と結婚しなかったのさ」

話が一周して戻ってきたが、単純にそう思ったので聞いてみた。そりゃあ、今の母と結婚たから私がいてとか、そういう御託はあれど、普通ならそこでくっつくだろうと、そう思ったからだ。

「いや、彼女はもう結婚して、子供もいたんだ」

「あら、そういうパターン

「あの後、働きながら勉強して、渡英して、仕事についたと言っていた。そこで出会った人と結婚したそうだ」

それを聞いて、世の中うまくはいかないのだなと思ったのはもちろんだけれど、ふとその時父は何を思ったのかが気になった。初恋の人との運命的な再会と同時に、自分の恋が終わった時、悲しかったのだろうか。悔しかったのだろうか。私だったらグシャグシャになってしまうかも知れない。しかし、そんな私の疑問は、次の父の言葉ですぐに解消した。

「心からしかった。父さん、みっともないけど、そこで泣いちゃったんだよ」

照れくさそうに笑いながら父は続けた。

「良かった。良かったってね。ずっと心につっかえていたものが取れたような気がした。『ありがとう』っていう父さんに、あの人は『なんで?』とは聞き返さなかった。わかってくれたんだろうね。『こちらこそありがとう』と」

「どういうこと?」

今までの話の中で、父がその人に感謝することはあっても、父が感謝されるようなことがあっただろうか。

「『君が海外に行ったら、そこに僕も必ず行くから、その時はバッチリ英語観光案内してほしい。約束しよう』父さん、そう言ったんだと。全く覚えてなかったけどね」

「そんな約束してたんだ」

「『私が海外に行くことに、きちんと意味を持たせてくれたのはあなただった。約束を守るために、頑張ったから今ここにいるの』と言われた。父さんも、彼女の役に立ててたんだ」

一昔前のトレンディ俳優のようにフッと小さく笑うと、そのまま父はトイレへと消えた。

(お前はすっかり忘れてたわけだけどな)

父の背中に心の中で柔らかく突っ込みながら、私もニッコリ笑った。


それから才色兼備さんとは会ってないの?」

トイレからいそいそと戻ってきた父にそう聞くと、

「ああ。会ってない。連絡先も特に交換しなかったんだ。まぁ色々あってね」

父はテーブルのカゴにみかんを補充しながらそう答えた。

「でもさ、初恋は思い出の中に。そういうものだろう」

キメ顔で答える父に、久方ぶりに(気持ち悪い)という素直な感情が戻ってくる。

「ただいまぁ」

玄関から気の抜けた、疲れた声が聞こえてくる。

「あら。何仲良く話てるの珍しい」

リビングに入ってきた母は、そう言いながら、みっちり膨らんだエコバックキッチンに置いた。それを見て、先ほどまでの話題のせいで居心地が悪いのか、父が二階へ避難しようとする。

「なになに?なんの話してたん?」

トイレに行こうとする有村架純とは程遠い母が、リビングの出口で父に聞く。

「いや?たわいもない話だよ」

父は道を譲りながら誤魔化した。訝しげな視線を投げながら、母がトイレに入ったのを見計らって、

「ちなみにな」

父は私の耳元に口を寄せると最後にコソッっと

彼女と再会したときパブ彼女と一緒に来てたのが母さんだ」

そう付け足して、ニヤニヤしながら駆け足でリビングを後にした。

「えぇー!?なにそれぇ!」

驚く私の声と重なって、リビングのドアがバタンと閉まる。

「ねぇー!何の話なのー?」

母の切ない声がトイレから響いた。


あの人との馴れ初め話は、また後日みかんコーヒーを飲みながらでも聞こうと思う。


暇つぶしにこの話をネットに放流する許可をくれた父に感謝

2020-10-20

anond:20201020212544

ラジオ流れるコマーシャル世界いちばん鬱陶しい 映像ほど訴求力 感情に訴えかける強さが低いがために一聴して理解できるわかりやすさ一辺倒のわざとらしいセリフと社名・製品連呼の低IQ音声はもはや洗脳

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