「創刊号」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 創刊号とは

2019-09-04

去年あたりにショートショート投稿したものです。ご意見色々うかがいまして、お目を汚しますが推敲しました。

先月、日本国重工業清算事業団資産整理の一環として放出されたタクトスイッチ、T-303(黒)。

私には入手できなかった。今回の放出分、32510台は完売したそうだ。今後の発売予定分もすでに予約で完売という。

入手できるのはいつのことだろうか。

私はこのスイッチ収集という趣味子供の頃から続けている。

今では一財産といえるくらいの蒐集になった。

私が生まれるより以前には多くの趣味人口が在った分野のようだが、昭和99年の今では古臭い趣味として認識されている。

世代の違う親に言わせれば例えば、切手収集みたいなもののように映るようだ。

デザインや絵柄しか違いのない切手に比べたらスイッチには、筐体を形作る樹脂の手触りや質感、眼に映る色、端子の鈍い輝き、そして何と言っても機種による様々なクリック感。

より多くの趣味性を内包するように私は、思っている。

大きなものではなく、嵩張らないので例えば自動車のような趣味と比べ所有するのに場所をとらず、多くの種類を所有できるのもいい。

採取した昆虫を陳列するよう離れの書斎に並べてある私の多くのコレクションのうち、気分で選んだお気に入りスイッチを手にしてその感触を味わう。

冬の暖かい部屋のなか、柔らかな椅子にくつろぎラヴェルの録音を再生する。

そしてその単調な変わらないリズムに合わせ、スイッチ左手に取り、クリック

午後は、そうした至福の時間を得て過ぎた。

この、スイッチ収集という趣味市場は世の中に、昭和初期に急に現れたらしい。

どういうわけかは不明である。はじめは細く好事家の間での国の生産計画情報交換などの会合や、あるいはコレクションの展示会、交換会などが行われていたようだ。

国立国会図書館存在もするその会の名簿を調べると、参加者には国防機構内のテクノクラート財閥系の重工業企業社員名前存在が目立つ。

そしてその趣味市場の人数規模は、この頃では大きくは、なかったようである

その後、先の大戦中の国家高揚のなか、敵性語であるのでスイッチとは言わないがこのころではすでに開閉器収集というジャンル趣味市民の間には広く存在した。

昭和15年2月 東亜開閉器公社発行の、季刊開閉器句報創刊号も私のコレクションの一部だ。

スイッチを手に遊ばせながらブラウン管から聞こえるニュースに耳を寄せると、本営の報道官が伝えている。

数年続くこの大戦戦局は発表によると、本日も快進のようだ。

先週も三沢基地より、北の方向への弾道ミサイルが2発発射された。

ニュースヨーロッパ共同体経済状況に続けて本営、および日本原子力研究製造開発機構広報官らによる記者会見を写している。

先ごろ国会を通過した法案憲法66条2項の改正適用した結果の条項は、兵器を発射する装置制御する管制官責任日本行政システムの中には存在しないよう、恣意解釈できるようだ。

一度外れた箍を再び同じにはめることが難しいことと同じように、多く憲法改正される機会のある今日ではあまり興味のない類のニュースだ。

ブラウン管の電源を落として、月刊スイッチ今月号に目を移す。

広告の新発売の製品には多くの仕様が並ぶ。

古くからスイッチ収集家の私から見たら、必要は感じられないのだが最近スイッチの内部にはただのスイッチ以上の何らかの機能もあるようだ。

また、市民通信網上に在る、政府の機密に近しい噂のあるページによると、スイッチ部品販売元は各民間商事企業ではあるのだが、製造は全て国が一元して行っているという話も見る。

製品の処機能が増えるならば趣味の幅が広がるしまた、国が管理しているのならばその製品品質も安定するであろう。

理由はわからないがコレクターとしては喜ばしい、としかその時は考えなかった。

私の左手にはただ、趣味性の高いスイッチけがある。

そして私以外の多くの蒐集家の手にも、押されるのを待つスイッチが数多く、あるのだろう。

2019-05-25

anond:20190524181659

伊東岳彦宇宙英雄物語角川お家騒動で止まったけど、ウルトラジャンプ創刊号から続きが描かれて完結した。

小池定路魔法少女チキチキ」新装版が出て、それで無事完結。

佐藤ショウジふたりぼっち伝説富士見書房から「マルとホネ」という名前で完結・・・

しゃあ「キョウハクdog's」新装版で出直して無事完結。

衣澄れいヒビキのマホウ」途中かなり止まったけど、新装版も出つつ無事完結。

さらちよみシュタインズ・ゲート」途中かなり止まったけど、一気に最後まで描いて無事完結。

松本ドリル研究所「このはな」「この世を花にするために」っていう漫画で仕切り直しっぽい?

石見翔子Flyable Heart」途中かなり止まったけど、一気に最後まで描いて無事完結。

すえみつぢっかリバーシブル!」A5版からB6版に変わって無事完結。

山西正則ライコネン熱帯魚」完全版が出て、無事完結。

葉鳥ビスコ「千年の雪」間10年ありますが、無事完結。

柴田亜美未来冒険チャンネル5」復刊ドットコムで完結。

岡田芽武影技-SHADOW SKILL-」途中かなり止まったけど、ちょくちょく最後まで描いてとりあえず完結。

2019-02-10

創刊号は290円!

彡(゚)(゚)「デアゴ

TV「ハシェット」

彡(゚)(゚)「 は? 」

2018-10-19

デアゴスティーニ~週刊・子供をつくる~

子供の作り方がわかる!つくれる!

毎号ついてくるパーツを集めて自分だけの子供を作ろう!

創刊号は500円!

2018-04-26

志明館便り(抜粋

志明館便り

平成28年創刊号(2016/7)】

A3裏表カラー

・2016/6/13 橋田代表山口副代表、八尋副代表三者鼎談

・2016/6/27 谷井宗像市長の思い

宗像市は古くから教育のまち」「高い教育理念を掲げる志明館小中学校の開設に最適の地」「今後、地元議会理解を得ながらできる限り協力したい」

・2016/6末 寄付金総額3088万円

建築分科会報告。建築設計シーラカンスK&Hに決定。工藤和美代表国家戦略特区WG委員。ほか、宗像市都市計画課、清水建設造成)交え協議中。

教育・総務分科会報告。名進研小、才教学園、北陸学院視察。

平成28年秋 第2号(2016/10)】

A3裏表カラー

スクールカラー山桜の色「志紅色」に決定。桜は武士道象徴

ホームページ開設。

独自設定科目「国学」を設定。日本人四要素である「和、誠、礼、勇」を身につけ、新しいもの伝統共存を目指す。

・「到知」2016年12月号に山口副代表インタビュー掲載

・2・3・3・1制の9年制

・1-2年生 偉人伝や神話を学ぶ。宗像大社里山で学ぶ。

・3-5年生 オーストラリア教育使節皇居清掃。英語GTEC GRAED(※)2、漢字検定3級を必取得。

・6-8年生 希望制で部活開始。寄宿教育スタート英語GTEC GRAED(※)3を必取得。

・9年生 卒業論文自主研修計画作成英語GTEC GRAED(※)4を必取得。

※はベネッセの検定かと思われる。綴り原文ママ

・校舎レイアウト

子供達の「知 徳 体 志」を育む。宗像市河東に拡がる悠久の森。

瞑想の部屋(国学室):落ち着いた部屋で、暗転するなどICT等に対応した国学の部屋。

寄付金財務分科会報告。橋田代表、両副代表が、東京電力数土会長数学者の弘中平祐氏、伊藤哲郎元警視総監らと東京面談

・2016/9末 寄付金総額3704万円

平成29年春 第3号(2017/4)】

A4裏表カラー

幹事副代表の八尋氏が開設準備室室長として陣頭指揮を執る。

・「志明会」を創設し、賛同者の拡大を図る。

武田薬品会長長谷川氏、フォーバル会長大久保氏、九州国際大学学長西川氏、イメージプラン代表取締役田口氏、中村学園教授占部氏の応援メッセージ

・2017/3末 寄付金総額4144万円

平成30年新春 第4号(2018/1)】

A4裏表カラー

・2017/12 費用見積もりが見込みを大きく上回るため、開校予定地を宗像市市有地から変更し、宗像市福津市周辺の用地を調査中。2022年4月開校を目指す。

2018年6月までに寄付金2億円到達を目指す。

山口副代表新刊「和誠礼勇」を紹介。

・2017/12 東京志明会発足。共同代表石原JR九州相談役が開会挨拶

台湾志明会の結成準備。

・2017/12寄付金総額4904万円

2017-06-05

ディアゴスティーニ 週刊 会社の辞め方

材料は全部ついてくるから、初めてでも大丈夫

動画サイトでも、しっかり円満退社サポート

創刊号退職届がついて、480円。

2017-03-27

スイッチ」(加筆修正

先月、日本国重工業清算事業団資産整理の一環

として放出されたタクトスイッチ(黒)HAC-303。

私には入手できなかった。今回の放出分、32510台

完売したそうだ。今後の発売予定分もすでに予約

完売という。

入手できるのはいつのことだろうか。

私はこのスイッチ収集という趣味子供の頃から

けている。

今では一財産といえるくらいの蒐集になった。

私が生まれるより以前には多くの趣味人口のあった

分野のようだが、昭和99年の今では古臭い趣味

して認識されている。

世代の違う親に言わせれば例えば、切手収集のよう

ものに目に映るようだ。

デザインや絵柄しか違いのない切手に比べたらスイ

ッチには、筐体を形作る樹脂の手触りや質感、色、

端子の鈍い輝き、そして何と言っても機種による様

々なクリック感。

そこにはより多くの趣味性を内包するように私は、

思っている。

大きなものではなく、嵩張らないので例えば自動車

のような趣味と比べ所有するのに場所をとらず、多

くの種類を所有できるのもいい。

採取した昆虫を陳列するよう離れの書斎に並べてあ

る私の多くのコレクションのうち、気分で選んだお

気に入りのスイッチを手にしてその感触を味わう。

冬の暖かい部屋のなか、柔らかな椅子にくつろぎラ

ヴェルのレコード再生する。

そしてその単調な変わらないリズムに合わせ、スイ

ッチを左手に取り、クリック

午後は、そうした至福の時間を得て過ぎた。

この、スイッチ収集という趣味市場は世の中に、

昭和初期に急に現れたらしい。

どういうわけかは不明である。はじめは細く好事家

の間での国の生産計画情報交換などの会合や、あ

るいはコレクションの展示会、交換会などが行われ

ていたようだ。

国立国会図書館存在もするその会の名簿を調べる

と、参加者には国防機構内のテクノクラート財閥

系の重工業企業社員名前存在が目立つ。

そしてその趣味市場の人数規模は、この頃では大

きくは、なかったようである

その後、先の大戦中の国家高揚のなか、敵性語であ

るのでスイッチとは言わないが、このころではすで

に開閉器収集というジャンル趣味市民の間には

広く存在している。

昭和15年2月 東亜開閉器公社発行、季刊開閉器

句報 創刊号、も私のコレクションの一部だ。

スイッチを手に遊ばせながら、ブラウン管から聞こ

えるニュースに耳を寄せると、本営の報道官が伝え

ている。

数年続くこの大戦戦局は本営の発表によると、本

日も快進のようだ。

先週も三沢基地より、北の方向への弾道ミサイル

2発発射された。

ニュースヨーロッパ共同体経済状況に続けて本

営、および日本原子力研究製造開発機構広報官

による記者会見を写している。

先ごろ国会を通過した法案憲法66条2項の改正

適用した結果の条項は、どうやら兵器を発射する装

置を制御する管制官日本行政システムの中には

存在しないよう、恣意解釈できるようだ。

一度外れた箍を再び同じにはめることが難しいこと

と同じように、多く憲法改正される機会のある今

では、あまり興味のない類のニュースだ。

ブラウン管の電源を落として、月刊スイッチ、今月

号に目を移す。

広告の新発売の製品には多くの仕様が並ぶ。

古くからスイッチ収集家の私から見たら、必要

感じられないのだが最近スイッチの内部にはただ

スイッチ以上の何らかの機能もあるようだ。

また、コンピュータ通信網上にある、政府の機密を

集める情報サイトによると、スイッチ部品販売

は各民間商事企業ではあるが、製造は全て国が一元

して行っているという話もある。

機能が増えるならばそれだけ趣味の幅が広がるしま

た、国が管理しているのならば製品品質も安定す

るであろう。

理由はわからないがコレクターとしては喜ばしい、

しかその時は考えなかった。

私の左手にはただ、趣味性の高いスイッチけが

る。

そして私以外の多くの蒐集家の手にも、押されるの

を待つスイッチが数多く、あるのだろう。

2016-11-27

趣味性の高いスイッチ

先月に発売された日本国重工業清算事業団製のタクトスイッチ(黒)SKHPHNA313。

私には入手できなかった。初期ロットの32510台は完売したそうだ。

数ヶ月先までの生産分もすでに予約完売

入手できるのはいつのことだろうか。

私はこのスイッチ収集という趣味子供の頃から続けている。

今ではそれなりのコレクションになった。

私が生まれるより以前には多くの趣味人口のあった分野のようだが、昭

和99年の今では古臭い趣味として認識されている。

世代の違う親に言わせれば例えば、切手収集みたいなもののように目に

映るようだ。

デザインや絵柄しか違いのない切手に比べたらスイッチには、筐体を形

作る樹脂の手触りや質感、色、端子の鈍い輝き、そして何と言っても機

種による様々なクリック感。

より多くの趣味性を内包するように私は、思っている。

大きなものではなく、かさばらないので例えば自動車のような趣味と比

べ所有するのに場所をとらず、多くの種類を所有できるのもいい。

採取した昆虫を陳列するかのように離れの書斎に並べてある、私の数多

くのコレクションの中からその日の気分で選んだお気に入りスイッチ

を押すことにより、その感触を味わう。

冬の暖かい部屋のなか、柔らかな椅子にくつろぎ、ラヴェルレコード

を掛けその単調な変わらないリズムに合わせ、スイッチ左手に取り、

クリック

今日の午後は、そうした至福の時間を得て過ぎた。

ところでスイッチ収集という趣味市場は世の中に、昭和初期に急に現

れたらしい。

どういうわけかは不明である。はじめは細く好事家の間での国の生産

画の情報などの会合やあるいはコレクションの展示会、交換会などが行

われていたようだ。

国立国会図書館存在もするその会の名簿を調べると、参加者には国防

関係テクノクラート財閥系の重工業企業社員名前存在が目立

つ。

市場の人数的には、その頃はこの趣味市場は大きくは、なかったよう

である

その後、先の大戦中の国家高揚のなか、敵性語であるのでスイッチとは

言わないが、このころではすでに開閉器収集というジャンル趣味が市

民の間には広く存在した。

月刊開閉器句報、昭和15年2月創刊号、も私のコレクションの一部だ。

さて、スイッチを手にとりながら、テレビジョンによるニュースに耳を

寄せると、本営の報道官が伝えている。

数年続くこの大戦戦局は本営の発表によると、本日も快進のようだ。

先週も三沢基地より、北の方向への弾道ミサイルが2発発射された。

ニュースは続けて本営、および日本原子力研究製造開発機構広報官

による記者会見を写している。

先の国会を通過した法案憲法66条2項の改正適用をした結果の条項

は、どうやら兵器を発射する装置制御する管制官日本政府運営

ステムの中には存在しないよう、恣意解釈できるようだ。

一度外れた箍をはめること難しいことと同じように、多く憲法改正

れる機会のある今では、あまり興味のない類のニュースだ。

テレビジョンを消して、月刊スイッチの今月号に目を移す。

広告の新発売の製品には多くのスペックがある。

古くからスイッチ収集家の私から見たら、必要性は感じられないのだ

最近スイッチの内部にはただのスイッチ以上の何らかの機構もある

ようだしまた、コンピューターネット上にある、政府機密情報リー

クする情報発信サイトによると、スイッチ部品発売元ディストリ

ュータは各民間商事企業ではあるが、実は製造は全て国が一元して行っ

ているという話もある。

機能が増えるなら趣味の幅が広がるし、また国が製造管理しているなら

品質も安定するであろう、理由はわからないがコレクターとしては喜

ばしい、とだけしかその時は考えなかった。

私の左手にはただ、趣味製の高いスイッチけがある。

そして私以外の多くのコレクターの手にも、押されるのを待つスイッチ

が多く、あるのだろう。

2016-06-03

1分で思いついた

http://anond.hatelabo.jp/20160603171522

あの増田を君のものに、週刊増田創刊。

パーツを組み合わせて君だけの増田を作ろう。

増田の名記事プリントアウトした恐ろしいブックレットもついてくる。

週刊増田創刊号サバアナルがついて280円。

ディアゴスティーニ

2016-03-16

今月のゲッサンminiマイナスセリフがよかった

私いつもね コイントスすることにしてるの。迷った時は…

コインの裏表で決断するんじゃなくて、

コインが空中で回っている時の自分感情を確かめるの

自分でもよくわからんときに、気持ちを確かめときはいいかもね。

ちなみにゲッサン創刊号から毎月買ってて、いまだとみそ汁のやつが好き。

2015-10-18

皆さん、阿部洋一という漫画家を御存知でしょうか

阿部洋一という漫画家がいる。

彼の独特な作風は間違いなく評価されるべき才能であると思うのだが、ものすごい不遇。圧倒的に不遇。

地味な作家ならいろいろ打ち切られても当然だと思わなくはないのだが、彼に関しては間違いなく光る何かを持っている。それでいて埋もれている。

グーグル画像検索してみれば独特なのはすぐにわかる。


まずデビュー作の「少女奇談まこら」という作品があるのだが、これは未だ完結していない。

この作品原作付きで、原作平野俊貴魔法騎士レイアースなどの監督植竹美男アニメ脚本家)の2人。

ゲゲゲの鬼太郎」をオマージュした妖怪漫画で、妖怪皇の血を引く少女まこらが、お供の妖怪と共に父母を探す旅に出るお話

2006年リイド社月刊少年ファングで連載を開始したのだが、1年後にその雑誌休刊

作品自体は好評だったようで、その後、講談社ピテカントロプスというウェブコミック誌で「まこら〜ひひひ怪々伝」に改題して連載再開したのだが、これも08年の終わりあたりに突然の更新終了。無念。

その後、しばらく「まこら」は音沙汰がなく打ち切り状態に。

その間に、講談社別冊少年マガジンで「バニラスパイダー」が連載開始(2009年)。

別冊少年マガジン創刊号の連載陣としてラインナップされ、そのおどろおどろしい世界観SF的なストーリーでそこそこ注目された。

原作無しの完全オリジナルの連載は初めてだが、きちんとストーリーも書けることを証明してみせたわけだ。

だが、別マガには他に同じようなおどろおどろしい雰囲気を持った怪物的な作品があった。

そう、「進撃の巨人である

こちらの作品は瞬く間に注目され、あっという間に人気作に。

一方バニラスパイダーの方は一部で話題に出るもの特にブレイクはせず、地道に連載を続けていたのだが、結局3巻で打ち切られることになった。

別に巨人」に何の罪もないのだが、完全に陰に隠れてしまった感がある。

実はこの作品、3巻でものすごくきれいにまとまった傑作なので、最初から3巻の予定だったのでは?という疑問も浮かぶのだが、

序盤に出された伏線が回収できていないことと、3巻での作者のコメントを見る限り「打ち切り」だったのは間違いないと見ていい。


とまあここまでならありきたりな話だが、阿部洋一の不遇はまだ続く。


バニラスパイダー終了後、2010年末に今度はアスキー・メディアワークス電子コミック誌電撃コミックジャパンで「血潜り林檎と金魚鉢男」を連載開始。

コミックジャパンという名が付いてる時点で嫌な予感がするのだが(過去に短命に終わった同名の雑誌が2つある)、先に言ってしまおう。これも休刊する。

しかも、こともあろうに阿部洋一はこの雑誌で2つの連載をしていたのだ。

1つは前述の「血潜り~」、そしてもう1つはなんと連載を休止していた「少女奇談まこら」だったのである

「まこら」連載再開時には大きく「復活」と取り上げられ、それまで発表された話数に加筆修正を加えた「完全版」の刊行、そして最後まで連載するという宣言もあり、ファンを歓喜させた。

そして「血潜り」と並行して連載されることになったのだが、結果は御存知の通り休刊で連載中断である。ひどい。

「血潜り~」は奇抜な設定の漫画で、第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選ばれたりとなかなかの高評価を得ていた。

「まこら」も連載再開後のエピソード「夢華族」が傑作中の傑作で、この作品はもう名作になること間違いなしだな、と勝手に思っていた。

それが休刊で2つ同時に中断である。「まこら」に関してはぬか喜びもいいところである

休刊時の発表では、打ち切りではなく今後の動向は追ってお知らせするとなっていたが、いつまで経っても発表はされず、ついにはサイトまで消滅してしまった。


1つの連載作品で3つも休刊経験するなんてなかなか無いことで、よくわからない称号を得たような感じすらある。

その後はまた別マガで2013年に「橙は、半透明に二度寝する」を連載開始したり(2015年中に完結予定、打ち切りかは定かでない。既刊1巻)、

集英社ウルトラジャンプで短期連載の「オニクジョ」を含め読切が複数回掲載され、短編集が発売されたり、

デジタル版に完全移行したコミックアーススターで「新・血潜り林檎と金魚鉢男」として連載が復活したり(これまた新装版が発売されるようだ)(雑誌雑誌なだけにまた休刊するんじゃないかとの声もある)

と、なんとか漫画家を続けてこられている。(しかし「まこら」は音沙汰なし)

これはもはや逆に考えて幸運なのか・・・

とにかく阿部洋一という漫画家もっと知られてもいい。

ネット上でオススメ漫画とか紹介するのが流行ってたりするみたいだが、そこにもほとんど顔を出さない。

完全に主観だが、間違いなく才能ある漫画家なのよホントに。

少女奇談まこら」はマジで傑作。「橙は、半透明に二度寝する」もとてつもない怪作。オムニバスなんでとりあえず1話だけでも。(http://www.shonenmagazine.com/bmaga/daidaiha


というわけで、皆さん是非読んでみてね。(わざわざ言わなくてもいいと思うけど、本人じゃないよ)


(追記)

ブコメに「総合マンガキッチュの話はしないのかい?」とありましたが、はい

キッチュ」は同人誌に近いマンガ誌で、編集長阿部洋一氏と同じく京都精華大学マンガ学科ストーリーマンガコースの一期生であるという繋がりからか、作品がよく掲載されています

しかし残念ながらまだこの雑誌を読めていないんですよね。

「それはただの先輩のチンコ」とかいタイトルだけで気になる作品とかもあったりするんですが。

http://studiokitsch.info/about.html

2015-06-16

「週刊 子供を作る」創刊

毎号、専門家アドバイスと子作りに役立つアイテムが付いてきます

創刊号は、基礎体温をつけるための体温計が付いて980円。

お求めは書店にて。

というしょうもないネタウトウトしながら思いついた。疲れているな。

2015-04-04

「週刊 プログラミングアプリを作る」みたいな学習サイトが欲しい

この記事見て思ったんだけど、

はてなブックマーク - 週刊「しょうもないWebアプリをつくる」創刊号アクセスカウンター | CreativeStyle

http://b.hatena.ne.jp/entry/kadoppe.com/archives/2015/04/syomonai-1st-access-counter.html


タイトルキャッチーだよね。ディアゴスティーニとかあの辺の雑誌を思い起こさせる。でも記事の中身はどうも全然違ってるみたいなんだ。

ディアゴスティーニは、毎週1つ部品付録についてきて、それを全部組み合わせると一個の製品が出来上がるってものだけど、このブログはそんなのではなく、毎週1つアプリリリースするんだって

ここでちょっと話を置いといて、今プログラミング教育だなんだとネットアピールされていて、無料で学べるサイトまとめや有料レクチャー宣伝記事なんかが人気エントリになったりしてるよな。無料で学べるサイトなんかはいくつか覗いてみたりしたけど、ずぶの素人としては最初のページで挫折ちゃうわけだよ。「こうすれば"Hello World"と表示できます」ってその通りやってみても何の達成感も得られないんだよな。だから何なんだって。こういう基礎部分が重要だってことは分かるんだけど、意味が分からずこんなことやってもつまんないよな。結局Hello World表示させるだけでいつも飽きちゃうの。

で、最初の話に戻るんだけど、ディアゴスティーニみたいに「週刊 プログラミングWebアプリを作る」なんてレクチャーサイトがあったらいいのになぁって思うんだよ。「週刊 スマホパズルゲームを作る」でも「週刊 ブラウザゲームを作る」でもいいけど。

毎週ソースコード?が数行アップされて、それを全部コピペしていくだけで、1つのアプリが完成するの。記事ではコードの他に、使われている構文の基礎的な解説や、何のためにその構文が書かれているのかとか解説されるの。

最終的にできるアプリ実用的に遊べたり使えたりするもの。そうでないと単にコピペ作業するだけだとしても、モチベーションが上がらないからね。

コピペしただけで何も身につかないとか言う人もいるだろうけど、「プログラミングアプリを完成させた」という流れを全て体験することが重要だと思うんだ。最初にそういう流れを体験しとけば、その後のHello Worldみたいな基礎的な勉強への苦手意識がずいぶん減るのではないかと。少なくとも俺は減る。

そんなわけでプログラミング学習したいから本当に「週刊 スマホアプリを作る」みたいなの出ないかなぁ~。そういう無料サイトが出る前に、ディアゴスティーニ電子書籍で発売しそうだ。それでもいいけど。

2014-12-23

はてなーの血肉となった本でAmazonレビューが5つ星の本のリスト

http://anond.hatelabo.jp/20141207214956

個人のブログに書いてもアクセスなんてないので増田に放流。

はてなーの血肉となった3冊を教えて欲しい」

http://anond.hatelabo.jp/20141207214956

ブックマークで挙げられていた本の中からAmazonレビューで5つ星のものだけをピックアップしてジャンル別に並べ替えもの

正月暇になりそうだから読む本を探している人の参考になれば幸いでございます

絵本児童書

はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー
kerodonだれも知らない小さなだれも知らない小さな国23
retarded那須正幹 うわさのズッコケ株式会社那須正幹 うわさのズッコケ株式会社6
lp008962青葉学園物語 さよならは半分だけ 吉本直志郎青葉学園物語 さよならは半分だけ 吉本直志郎4
chikurou斉藤洋 ルドルフとイッパイアッテナ斉藤洋 ルドルフとイッパイアッテナ43
mash2525モモちゃんとあかねちゃんモモちゃんとあかねちゃん23
hayakuzaka工藤直子 ねこはしる工藤直子 ねこはしる9
hatecafe少年探偵少年探偵団12
kyokucho1989もりのへなそうるもりのへなそうる21
yorunosuke発明発見のひみつ発明発見のひみつ3
yorunosukeできるできないのひみつできるできないのひみつ6
yorunosukeからだのひみつからだのひみつ6
pikopikopanドリトル先生シリーズドリトル先生シリーズ17
Gelsyくまのプーさんプー横丁に建った家くまのプーさん・プー横丁に建った家5
siomaruko灰谷健次郎 我利馬の船出灰谷健次郎 我利馬の船出4



文芸(海外)

はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー
eureka555愛その他の悪霊について ガブリエル・ガルシア=マルケス愛その他の悪霊について ガブリエル・ガルシア=マルケス9
mash2525モモモモ206
xevraカラマーゾフの兄弟カラマーゾフの兄弟104
atohロビンソン・クルーソーロビンソン・クルーソー8
hidamari1993モンテ・クリスト伯モンテ・クリスト伯36
eurisko1モンゴメリ エミリーモンゴメリ エミリー5
sardine11エンデ はてしない物語エンデ はてしない物語116
chazukeディケンズ デイビッド・コパーフィールドディケンズ デイビッド・コパーフィールド14
ushi2チボー家の人々チボー家の人々7
garamani1983ロマン・ロラン ジャン・クリストフ ロマン・ロラン ジャン・クリストフ11
garamani1983ナボコフ ロリータ 大久保康雄ナボコフ ロリータ 大久保康雄訳11
TCKWThe Long GoodbyeThe Long Goodbye8
tanusaiJ・G・バラード 夢幻会社J・G・バラード 夢幻会社5
syudousiki火星のプリンセス火星のプリンセス24

文芸(国内)

はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー
vanillableep1618半村良 妖星伝半村良 妖星伝14
dimitrie司馬遼太郎 竜馬がゆく司馬遼太郎 竜馬がゆく164
snobsnog幸田文 流れる幸田文 流れる12
freehskamo池波正太郎 剣客商売 池波正太郎 剣客商売51
gokino晏子 宮城谷昌光晏子 宮城谷昌光14
work_memo山田風太郎 柳生忍法帖山田風太郎 柳生忍法帖15
work_memo山田風太郎 柳生十兵衛死す山田風太郎 柳生十兵衛死す6
toya橋本治 桃尻娘橋本治 桃尻娘4
cubed-l新井素子ますけといっしょに新井素子 くますけといっしょに9


エッセー随筆

はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー
amanomurakumo雨宮処凛 アトピー女王雨宮処凛 アトピーの女王19
dimitrie米原万里 嘘つきアーニャの真っ赤な真実米原万里 嘘つきアーニャの真っ赤な真実133
whalebone寺田寅彦随筆寺田寅彦随筆集11
hiruhikoando武田泰淳 富士武田泰淳 富士23
dhrname窓ぎわのトットちゃん窓ぎわのトットちゃん66




詩歌

はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー
kerodon歌よみに与ふる書歌よみに与ふる書8
hayakuzaka茨木のり子 詩のこころを読む茨木のり子 詩のこころを読む31
inmymemoryボードレール 悪の華ボードレール 悪の華10
inmymemoryアルチュールランボオ イリュミナシオンアルチュール・ランボオ イリュミナシオン4


思想

はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー
hobblingホフスタッター メタマジックゲームホフスタッター メタマジックゲーム9
type-100バタイユ 呪われた部分バタイユ 呪われた部分4
y0m0生誕の災厄生誕の災厄4
sakichi33貞観政要貞観政要10
breakflowsミシェル・フーコー講義 主体解釈ミシェル・フーコー講義 主体の解釈学3
houyhnhm荘子荘子18
namawakari野生の思考野生の思考13
sasaki00g自我終焉自我の終焉16
jou2ブッタとシッタカブッタ3ブッタとシッタカブッタ322
breakflowsジークムント・フロイト 快感原則彼岸ジークムント・フロイト 快感原則の彼岸4
winwonwing八巻香織 こじれない人間関係のレッスン八巻香織 こじれない人間関係のレッスン4
hak2407加藤典洋 言語表現講義加藤典洋 言語表現法講義10
ch1248カラー日本語大辞典カラー版日本語大辞典10

政治・経済ノンフィクション

はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー
amesukeマスードの戦いマスードの戦い5
breakflowsカール・マルクス 資本論 第一巻カール・マルクス 資本論 第一巻8
namawakariポスト工業経済社会的基礎ポスト工業経済の社会的基礎3
cider_kondoリデルハート 戦略論 間接的アプローチリデル=ハート 戦略論 間接的アプローチ3
shufuo高坂正堯 文明衰亡するとき高坂正堯 文明が衰亡するとき7
kash06藤木久志 戦国の村を行く藤木久志 戦国の村を行く3

科学テクノロジー

はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー
qwerty86山本義隆 熱学思想の史的展開山本義隆 熱学思想の史的展開6
kunitakaファーブル昆虫ファーブル昆虫記9
bean_heroハラルト・シュテュンプケ 鼻行類ハラルト・シュテュンプケ 鼻行類27
freehskamoサイモン・シン フェルマーの最終定理サイモン・シン フェルマーの最終定理253
yu-kuboカール・セーガン 科学悪霊を語るカール・セーガン 科学と悪霊を語る9
kyuusyuuzinn永田和宏 タンパク質の一生永田和宏 タンパク質の一生11
proto_typo宇宙 そのひろがりをしろ宇宙 そのひろがりをしろう10
ublftbo中谷宇吉郎 科学方法中谷宇吉郎 科学の方法17
namiskE.O.ウィルソン 生命多様性E.O.ウィルソン 生命の多様性3
yetch進化しすぎた脳進化しすぎた脳66

アートエンターテイメント

はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー
mugi-yama東京ミキサー計画東京ミキサー計画7
Pokoponなにもない空間なにもない空間6
washburn1975映画秘宝創刊号 エド・ウッドとサイテー映画世界映画秘宝創刊号 エド・ウッドとサイテー映画の世界4
jou2マザー2ひみつのたからばこマザー2ひみつのたからばこ3
inamem9999ダライアス外伝 オリジナルサウンドトラックダライアス外伝 オリジナルサウンドトラック6
suu552マブラブオルタネイティブマブラブオルタネイティブ19

コミック

はてブ検索キーワードAmazon検索結果へのリンクレビュー
siomaruko小山田いく すくらっぷ・ブック小山田いく すくらっぷ・ブック8
shields-pikesあまいぞ!男吾あまいぞ!男吾8
novak777ドラえもん 第6巻ドラえもん 第6巻13
mame-tanuki矢口高雄 釣りキチ三平矢口高雄 釣りキチ三平7
bandilながいけん 神聖もてもて王ながいけん 神聖もてもて王国7
FTTHジオブリーダーズジオブリーダーズ3
mame-tanuki機動警察パトレイバー機動警察パトレイバー16
ultimate-ezジョジョ 53巻ジョジョ 53巻9
ultimate-ezジョジョ 56巻ジョジョ 56巻11
ultimate-ezジョジョ 59巻ジョジョ 59巻4
chikurou永井豪 デビルマン永井豪 デビルマン8
nao0990ゆゆ式 4巻ゆゆ式 4巻7
nao0990ゆゆ式 6巻ゆゆ式 6巻6
akihiko810西原理恵子 ぼくんち西原理恵子 ぼくんち46
kaitoster手塚治虫 火の鳥手塚治虫 火の鳥6
AKIMOTO青木雄二 ナニワ金融道青木雄二 ナニワ金融道6
nemuibayashi福本伸行天 福本伸行4
akihiko810福本伸行 天 16巻福本伸行 天 16巻3
akihiko810福本伸行17福本伸行 天 17巻3
akihiko810福本伸行 天 18巻福本伸行 天 18巻12
dolmen777銃夢銃夢5
Mu_KuPめぞん一刻めぞん一刻31
teebeeteeマスターキートンマスターキートン19
fracturedわたしは真悟わたしは真悟7
whkr田中ユタカ 愛人田中ユタカ 愛人11
kanako_o夕凪の街桜の国夕凪の街桜の国 このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2011-10-30

月刊ビッグガンガン創刊

 2011年10月25日スクエアエニックス(=SE)から雑誌「増刊ビッグガンガン」(=BG)が刊行された。

 元々は、SEから刊行されている青年誌ヤングガンガン」(=YG)の増刊号である増刊ヤングガンガン」。それを連載作品を増やし、雑誌の綴じ方も、中綴じから平綴じに変えて2011年リニューアルされた「増刊ヤングガンガンビッグ」(=YGB)が前身となる。連載陣も増刊ヤングガンガンビッグからの移籍連載が多い。従って、雑誌の特色も増刊ヤングガンガンビッグを引き継いでいる。

 月刊ビッグガンガンの特色に他社での活躍が目立つ作家が多い事が挙げられるだろう。

 創刊号の表紙を飾った『群青』(原作坂本虹)の作画を担当する桐原いづみは、先日『アキラとひより』をSEから刊行したが、他に高校の演劇部舞台にした『ひとひら』(双葉社)、異世界から来たお姫様との冒険譚『白雪ぱにみくす!』(マッグガーデン社)など他社での活躍が目立つ。

 他にも、別冊少年マガジンで『浪漫三重奏』(講談社刊)を連載しているあわ箱、『でろでろ』(講談社刊)で人気を博した押切蓮介や、週刊少年サンデーで連載していた経歴を持つ『射~sya~』の大塚志郎など、他社で活躍していた作家増刊ヤングガンガンビッグ時代から多く起用している。

 今回新しく連載が始まった『学園革命伝ミツルギ なかよし』(原作河田雄志 作画:行徒)は月刊コミックラッシュ(ジャイブ刊)からの移籍連載。『雛見沢停留所ひぐらしのなく頃に原典~』(原作・監修:竜騎士07)の作画を担当するともぞも電撃大王GENESISで連載を持つ『外部組』だ。

 一方でSE内での作家の起用も『シスターハニービスケット』のおみおみは月刊Gファンタジー活躍していた。『西悠々記』の忍はガンガンJOKERで連載を持っている。

 さらに、漫画製作ソフトコミPo!」を使用する異色の漫画家ダ・ヴィンチ恐山の『くーろんず』『4コマくーろんず』はガンガンONLINEでも掲載されており『4コマくーろんず』は10/27からガンガンONLINEと並行しての連載が開始する。

 読切作品でも、ガンガンJOKERで連載中の『黄昏乙女×アムネジアン』(めいびぃ著)の特別編が掲載。

 ヤングガンガンの増刊ながら雑誌の枠にこだわらない人選が目立った。

 もちろん、ヤングガンガンからも実力作家がやって来ている。先日、円満終了した『はなまる幼稚園』の勇人が描く、シスコンの兄と3人の妹が織りなすコメディシスプラス』、アニメ2期が好評放送中の『WORKING!!』の高津カリノのお役所4コマサーバント×サービス』、小林立麻雀漫画咲-saki-』をパロディにして描く木吉紗の4コマ『咲日和』はヤングガンガンですでに連載されていたが、今回より本紙とYGとの同時並行での連載となった。

 YG連載陣からは、前述の『WORKING!!』を始め、『死がふたりを分かつまで』(原作たかしげ宙 作画:DOUBLE-S)、『天体戦士サンレッド』(くぼたまこと)、『オシエシラバス』(高尾じんぐ)の特別読み切りが掲載された。

 また『魍魎の揺りかご』の三部けいオリジナルのダークヒーロー読み切り『DARK RABBIT』を掲載した。

 メディアミックスも盛んだ。

 これまでSEの各紙で竜騎士07氏の作品をコミカライズして来たSEだが、今回も竜騎士07氏が原作・監修を担当するコミカライズ作品が2本連載している。

 前述の『雛見沢停留所ひぐらしのなく頃に原典~』は大ヒット同人ゲームひぐらしのなく頃に』のプロトバージョンとでもいうような作品で、雛見沢を舞台にしつつも、登場人物の年齢や、役回りが微妙に変わっている。新人伊東フミが作画を担当する『うみねこのなく頃に翼』は『うみねこのなく頃に』のパロディ漫画原作キャラクターをかわいく、そして面白く描いている。

 現在SEガンガンJOKER、YGでコミカライズを行っている裕時悠示の『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』(GA文庫/ソフトバンククリエイティブ刊)も、稲瀬信也が作画を担当する『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる+H』(キャラクター原案 るろお)として新連載が始まった。

 加えて、2012年に放送が予定されているアニメ輪廻のラグランジェ』も同タイトルでの連載が始まった。Production I.G原作新人作家のIsII(いしー)が漫画化した。

 メディアミック作品ではやはり、伊東フミ、稲瀬信也、IsIIなどの新人作家の起用が目立っが、オリジナルの連載作品でも新人の登用にも意欲的だ。

 読切では、『きっと可愛い女の子から』のミハルは主にweb漫画活躍している作家だが、かつてはガンガンパワードにも作品を掲載した事がある。コミックギアでは九品そういん名義で活動していた、星野蒼一朗の『なんだかんだでたのしい』もYGBに続き2作目の掲載。

 連載作品でも、YGBからの移籍組の一人『化けてりあ』のたかはし慶行は増刊ヤングガンガン時代から読み切りを掲載していた。『極道チェリー』未須あゆみもかつてSE刊行のドラゴンクエスト4コマの他、YGに読み切りを掲載した事がある。YGBで掲載された藤村歩実『春になるとウズウズしちゃう』は今回の新創刊に合わせ連載化、香の『Behavior』は『彼女彼女のBehavior』に改題して短期連載が決まった。

 他に、3人の偉人と2人の父娘がおりなすドタバタコメディ教育。』の蔵人健吾男性には分からない"禁断(?)の女子ワールド"を女性漫画家キャンディーサトウと、担当女性編集が探索するルポ漫画男子の知らない"○○女子"の世界』などがある。

 また、今回の新創刊に合わせて、ビッグガンガン漫画賞を設立。第1回の締め切りは2011年12月31日(土)当日消印有効2012年2月25日(土)発売のBG2012vol.03にて発表される。

 雑誌の枠を超えて様々な作者を起用する一方で、新人の育成にも力を入れる新雑誌月刊ビッグガンガン」の今後の展望が期待される。

2011-09-02

学術出版という封建制

西洋世界でもっとも無慈悲な資本主義者は誰だろうか?

彼らの独占の仕方の前では、ウォルマートさえ街角個人商店にすぎず、

メディアマードックでさえ社会主義者に見える。

そのような候補者は限りなくあるだろうが、

私が一票を投じる先は銀行でも保険屋でもない。

学術出版社である

科学最先端研究を理解することが望ましいということには、誰もが賛意を惜しまない。

最新の知識を欠いては安定した民主的決定は不可能だ。

しか出版社はその門の前に立入禁止の札を掲げる。

タイムズ紙やサンデー・タイムズ紙をアクセスするのに24時間あたり1ドルという、

マードック流の購読システムには飽き飽きしている人も多いだろう。

しかし、少なくともその期間内はいくつでも記事を読めるし、ダウンロードしておくこともできる。

エルゼビアの出版する学術雑誌では、1つの論文を読むのに31.50ドルかかる(原注1)。

シュプリンガーは34.95ユーロ(原注2)。ワイリー・ブラックウェルは42ドルだ(原注3)。

10件読みたければその10倍を払わなければならない。

そして出版社は永続的な著作権を保持している。

1981年出版されたレターを読みたければ、やはり31.50ドルだ(原注4)。

もちろん、(まだそれがあるとして)図書館で読むという選択肢もあるが、

図書館も多額の購読料に苦しめられている。

化学分野の学術雑誌場合、年間購読料は平均して3792ドルだ(原注5)。

なかには年間1万ドル以上に及ぶものもある。

私が見た範囲ではエルゼビアの Biochimica et Biophysica Acta の2万930ドル(原注6)が最高額だ。

大学図書館は購読を打ちきることで帳尻を合わせようとしているが、雑誌購読費は予算の65%を占めている(原注7)。

大学支出のうち学術雑誌購読料はかなりの割合を占めており、

そのつけは学生に跳ね返ってくる。

マードック記者編集者賃金を払っており、

彼の会社群が使うコンテンツの大半は彼ら自身が作ったものだ。

一方、学術出版社論文論文の査読と編集作業の大半とをタダで手に入れている。

コンテンツ製作に当たって支払いをするのは出版社自身ではなく、

政府による研究費を通して支払う私たちだ。

そしてそれを読むために、私たちはもう一度支払うのである

上がりは天文学的だ。

会計年度のエルゼビアの経常利益営業利益は 36% (20ポンド収入中7億2400万ポンド)(原注

8)。

この結果は市場の独占から来ている。

エルゼビア、シュプリンガー、ワイリーはそれぞれ競合企業を買収した結果、

今では学術雑誌出版の42%を占めている(原注9)。

さらに重要なのは大学が購読にロックされていることだ。

つの学術論文は一ヶ所でしか出版されず、

研究者は最新の情報に追いつくためそれを読まなければならない。

需要弾力性はなく、競争存在しない。

同じ内容を別の出版社出版することはできないからだ。

多くの場合出版者はたくさんの学術雑誌パッケージとしてまとめて購読するよう、図書館に強制している。

この国の人々を食い物にした極悪人の一人、

ロバートマクスウェルが学術出版でその財の大半をなしたことは驚くに当たらない。

製作と配布の費用をまかなうためにこれらの購読料を課さざるをえない、と出版社は主張する。

また(シュプリンガー言葉では)「雑誌ブランドを築き、学術情報流通電子的基盤で支援する」という付加価値提供もしているという(原注10)。

しかドイツ銀行の分析では異なる結論が出ている。

出版社出版プロセスに与える付加価値は相対的にはほとんどないと考えられる。

もし出版社の反論するように出版プロセスがそれほど複雑で高コストだとすれば、40%の利益率は不可能だ」(原注11)。

出版社は、投稿から出版までに1年以上の長いプロセスをかけることによって、

研究を伝播させるどころか研究を隠してしまっている(原注12)。

ここに見られるのは、公共の資源を独占し不当な価格を課す、純粋なレンティエ資本主義である

経済寄生ともいえよう。

その製作に当たって自分たちがすでに支払っている知識を得たければ、

私たちは地主土地を明け渡さなければならないのだ。

これが学術界に対して害をなすのはもちろんだが、

世俗に対してはさらにひどいことになっている。

私は主張をするときは根拠となる原典をたどれるようにしておくべき、

という原理にしたがって、査読済み論文引用する。

だがその主張を私が公正に要約しているかどうか、読者が検証しようと思っても、

その費用を支払えるとは限らない。

在野の研究者重要な学術雑誌に目を通しておきたければ、

数千ポンドを支払わなければならない(原注12)。

これは教育への課税、公共の知の収奪である

「全ての人は自由に……科学の進展とその恩恵を享受する権利を有する」とする世界人権宣言抵触する恐れすらある(原注13)。

Public Library of Science (PLoS) や物理arxiv.org などの優れた事例もあるとはいえ、

オープンアクセス出版は独占資本家を駆逐するには至らなかった。

1998年エコノミスト誌は電子出版の可能性を調査し、

利益率40%の時代はまもなくロバートマクスウェルと同様に終わりを迎えるかもしれない」と予言した(原注14)。

しか2010年のエルゼビアの利益率は1998年と変わらず36%のままだった(原注15)。

その理由は、大出版社インパクトファクター上位に来る学術雑誌を手中にしているからだ。

こうした雑誌出版することは、研究者にとって、研究費を獲得しキャリアを積むためにかかせない(原注16)。

とっかかりとしてオープンアクセスジャーナルを読むことはできるが、

クローズドな方もけっきょくは読まなければならない。

少数の例外を除いて、各国政府は彼らと対決することができていない。

米国 National Institutes of Health は、自らの研究費を獲得した研究者オープンアクセスアーカイブ論文を置くように求めている(原注17)が、

英国の Research Council の公共アクセスについての宣言は無意味の極致である

それは「出版社現在ポリシー精神を維持しつづけるという仮定」に基づいている(原注18)。

政府は短期的には、出版社に対する監視機関を備えるとともに、

政府研究費に基づいて製作される論文がすべて無料の公共データベースにおかれるよう強制すべきだ(原注19)。

また長期的には、政府研究者協調して中間搾取者を追い出し、

ビョルン・ブレンブスの提案に沿い、学術論文データ世界単一アーカイブを作る取り組みを進めるべきだ(原注20)。

査読を監督する独立した機関を設置し、

いまは略奪を受けている図書館支出でそれを運営することもできるだろう。

知識の独占は、穀物法と同様、正当化できない前時代の遺物だ。

寄生地主を追放し、私たちの研究解放しよう。

George Monbiot

2011年8月30日ガーディアン

http://www.monbiot.com/2011/08/29/the-lairds-of-learning/

 
アーカイブ ヘルプ
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん