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2024-11-20

逮捕された風俗スカウトイケメンだらけじゃね?

イケメンに生まれたら色恋で女をコントロールして風俗やらせ紹介料・バックで数億円入ってくるってのが一番儲かるんじゃ

若い美女より上のランクイケメンがあると分かってから男性が一気に美容に乗り出した気がする

2024-11-19

仕事ができる子に嫉妬してた

人生に疲れてる感じがして、辛いかもしれない。

もうおばさんと言われる年齢だ。職場で働いている中で悩みがある。将来のことだ。このままずっと、これでいいのか不安しょうがない。

十年くらい、関西にある地元市役所臨時職員(※今は会計年度任用職員)として採用されて、働き続けてきた。

部署の異動は一度だけ。最初水道の庶務の仕事だった。今の部署はさすがに言えない。ごめん。

会計年度任用職員略称としては会任なんだけど、それになってからは異動がない。臨時職員アルバイトパートだとすると、会任は契約社員位置づけである

ずっと同じ部署にいても、民間みたいに正社員転換しないといけないルールはないらしい。長い人だと、地籍調査とか用地取得部署で、正規じゃないのに15年以上働いてる人もいる。

私の人生の何がつらいのか、書き綴ろうとしたけどまとまらない。何がどう辛いのか、自分でわからないところがある。しいていうと、恋愛とか、結婚だろうか。世の中の一般女性にとって大事なことだ。

私は女らしくないし、あまり可愛くもないし、なんならハムスターとか、チンチラに生まれたかった。あの子達の世界にもブサイクはいるのかもしれないけど、人間目線だとみんなカワイイ



不安はたくさんあるけど、ここでは一つだけに絞って話をする。

不安の全体だと、恋愛結婚もそうだし、生活のこともあるし、やや遠くで暮らしてる親のこととか、相続とか、自分健康のこともある。

けど、一番は恋愛とか、結婚のことだ。アラフォーになったばかりだけど、正直結婚は難しいと思う。本当にそう思う。

私と同期で、約十年前に入庁した臨時職員の子達は、全員が自分の道を見つけている。適当男性とくっついて離職した子もいれば、普通に転職した子もいれば、市役所から直接スカウトを受けて、コネ採用みたいな恰好で、公開競争試験じゃなくて個別試験をセッティングしてもらって、裏口のような形で正規職員になった子もいる。みんな、ちゃんとした理由があった。

入庁当時の私は、25才だった。美容専門学校卒業したけど、リーマンショック関係で職が少なくて、フリーター転々として、生活が貧しくて毎日泣きそうで、そんな私を最後に拾ってくれたのが生まれ故郷市役所だった。

月給は額面13万円+残業代で、ボーナスは当然ゼロ病気・傷病休暇もない。有給は年に5日だけ。私も皆も、風邪インフルエンザでも普通に出勤していた。こんな私が働けるのはここしかなかった。

数年前に会任制度スタートしてからは、ボーナスが年間二か月分出るようになって、まともに貯金ができるようになった。今でもこの職場感謝してる。

話がまとまらなくなる前に、恋愛とか結婚不安のことを話したい。わかりにくいところがあったらコメントとかで教えてほしい。できるだけ答えるので。

20代後半の頃は、結婚できるのかなって勝手に思っていた。男性の人が話しかけてくれるし、アプローチがあったし、同じ職場の人にデートに誘われたこともある。交際経験もあるけど、そんなには続かなかった。

しだいに焦ってはきたけど、私が三十路になる年のことだった。水道部署から現在部署に移ったばかりのことだ。この職場に、いいなって思える男の人(A君)がいた。私と同い年で、小学校中学校が一緒だった。

当時の私は、残業休日出勤が多い部署で、毎日地道に仕事をがんばっていた。イベントで使う資機材をまとめたり、パンフレットを作ったり、式典会場の準備をしたり、てんてこ舞いの日々だった。

私は当時、その男の人A君と一緒のペアになって仕事をしていた。心の距離が段々近づいていって、仕事帰りにラーメンをおごってもらったり、イベント帰りに家に送ってもらったり、辛い時に慰めてくれたりした。優しい人だった。



以上を一年目とすると、二年目にそれは起こった。

新卒で入庁してきた子がいた。大卒の子だった。おそらく22才のはずだ。この地域にある名門企業代表者と同じ苗字だった。この子Sさん年代は違うけど、私やA君と同じ焼酎学校出身だった。

直属の上司である係長(※蛇足だけど係長学校が同じ。Sさんとは出身高校も一緒)からは、「Sさん大学出たばかりで、最初全然慣れないだろうからフォローしてあげて」と言われていた。そうしてあげるのが先輩としての正しい道だと思ってたけど、後日別の意味否定された。

Sさんは、仕事ができる子だった。難しい言葉を使うと、利発な子だった。都会じゃなくて、地元にある大学出身の子別に京都大学とか大阪大学とか、そういうレベル大学出じゃない。

けど、頭の回転とか、コミュニケーションとか、気遣いとか、嫌いな相手とも表面上仲良くするとか、そういうのができる子だった。

あれは今でも覚えてる。私とペアになってたA君だけど、Sさんを目で追ってるのがわかった。

関係ある仕事でも、関係ない仕事でも一緒に話をしようとするし、Sさんと話してる最中は、私の時と比べて笑顔だった。

反面、私と一緒にいることは少なくなった。一緒にご飯を食べることはなくなったし、一緒の車に乗せてくれることもなくなった。同じ仕事をして、彼を補助する仕事は変わらなかったけど。

Sさんは人懐っこいとか、そこまでではないけど、皆とよく一緒に話していた記憶がある。若い子らしくて、さわやかな印象だった。よく笑っていた。ブサイクな方ではないと思う。

結局、A君はみんなが見てる時でも、Sさんに対して恋愛的にがっつく……は言い過ぎだけど、熱烈に会話をするようになってた。「あれはひどい、やばい」という次元だった。

上司である係長に「あれはよくないです!」と進言したこともあった。けど、係長も、そんな2人をむしろほほえましい感じで、ノホホンとした眼差しを送っていた。「増田ちゃんあんなのイチイチ止めてたら、日本少子化待ったなしだよ~」だって……。

その係長だってSさんには甘々だった。この部署の中では、Sさん新卒とは思えないほどスキルがあったとは思うよ?私なんかとは別格の。係長は、そんなSさんを散々利用していた。

本来ベテラン職員がやる仕事まで、入庁一年であるSさんに割り振っていた。イベントだってほとんど休みなくSさん休日出勤させていた。

「こんなのおかしい。職場って恋愛する場所じゃないよ」、て言いたかった。なんでそんなに、Sさんばっかり使い倒すの。私だっているじゃん。私の給料Sさんと同じくらいなの知ってるよね。私に休日出勤仕事を割り振ってよ、残業代欲しいよと思っていた。そんなもやもや一年以上、ずっと続いた。

Sさんのことたくさん書いてるけど、彼女はもう職場にいない。A君も。

 在籍中だったら、公共の場所にこんなことは書けないし、書かない。



さらに、その次の年度だった。

季節は春を過ぎたくらい。Sさんが朝礼の時、皆の前に出てきて、「私。今月結婚します。仕事にはもちろん支障ないので、これからよろしく~」と皆の前で告げた。

A君の顔を見ると、茫然としていた。生気が抜けた表情だった。残念、みたいな表情を通り越した顔( ;∀;)だった。

まあみろ、ていう薄汚い感情自分の中にあった。でも、ここは職場から。そういう思いを出す場ではないから、と自分に言い聞かせた。

Sさん結婚相手は、やっぱりというか、地元の名士の苗字だった。京都和歌山の人なら、聞いたことがあるかもしれない。CLAMP漫画に出てくるような、鳥系の氏だ。

入庁して二年目で、結婚かぁ……私が入庁して二年目の頃は、そんなこと考える余裕はなかった。恋愛アプローチがあっても、応えるだけの生活の余裕がなかった。貧しかった。

月給13万円台で、京都市内での一人暮らし不可能に近かった。実家を頼ろうにも、父母にそんな余力がないのは明らか。私は学生向けのボロアパートに住んでいた。

私が好きな少年漫画で、「ドンまり」という表現が出てきたのを思い出した。本当にこのドンまり、という状況だった。若い頃の私は。

でも、Sさんは違う。私と違って余裕がある。実家は太いし、皆から人気はあるし、私みたいな隠キャラとはわけが違った。生まれた瞬間からして違う。

それから今に至るまでの私は、ずっと同じような縮小再生産だった。

[仕事]…一般事務と、イベントのお手伝いの仕事正規職員登用の声がかかる気配なし

[生活]…近所のスーパーで夜に割引食材を買う。奇跡が起こると、6.6割引になってることがある

[趣味]…たまにアニメ漫画小説を読むくらい。作品イベントに行けるだけの余力なし



最後Sさんと会ったのは、同じ年だった。Sさん妊娠後、もうすぐ育児休業職場からいなくなるタイミング

うちの部署イベント大成功のお祝いで、みんなで夏にバーベキューをすることになった。係長が、お手頃な値段でたくさん食べられるというお店(というか山の中……畜産農家の圃場内だった)を紹介してくれた。私の少ない給料でも全然参加できる料金だった。そこにSさんも参加していた。

バーベキューだけど、みんなイベントの疲れを癒すというか、ねぎらうというか、和やかな雰囲気だった。広い車庫ガレージの中での立食形式BBQだった。

私はやっぱり隠キャラで、食べたり飲んだりはしてたけど、会場の設営とか片付けとか、飲み物の氷の準備とか、お肉を焼いたりしていた。誰かが焼酎水割りとかハイボールで使う氷を取りに来る時、その人の背後に付いて、「氷入れますよ」という案内をしていた。※「増田ちゃん暗殺者かよ~」とツッコまれ

あとは、ほかの人のところを巡って、コップが空いてたら飲み物を注いだりした。そこまで飲み食いはしなかった。お肉とオニギリは本当においしかった。本物の食肉卸だった。限られたお客さんにだけBBQパーティサービスをしてるとのこと。

その日も、Sさんはみんなに人気があった。焼肉野菜を食べてお酒を飲みながら、ガレージ内でおしゃべりをしていた。ずっと。そんな時に私は、Sさん~~職場友達の話に聞き耳を立てることがあった。

こんなことを、話していた。

(早く結婚できてよかったねと言われて)

「えー。運がよかったんです。親の紹介で、京都御所の建物の中まで入れる限定行事があって、そこで知り合って」

(仕事ができるねと言われて)

「ほかの人が協力してくれるので、自分は大したことないので」

(育児休業どれくらいするの、と聞かれて)

係長からは上限の3年まで取っとけって言われたけど、自分は1年半で十分です」

 ※働かなくても共済組合から給料分相当額がもらえる期間

(Sさんが羨ましいと言われて)

幸運があったので。ありがたく、この環境はもらっておきたいですけど、でも別に、ここまで恵まれてなくても、私は幸せになれるように頑張ったんじゃないかな」

嫌な感情が湧いた。

彼女は、Sさんは、私にはないもの絶対に手に入れることができないものを持っていて、それが才能とか、環境とか、そういうのじゃないって、自分の力だって絶対にそう思っている。

そういうのがムカつくって、あの時の自分は思った。ガレージの中で涙が出そうになった。焼肉の煙が目に入ったのもあるけど。自分はこんなに苦しいのに、Sさん自分が恵まれ環境にいることに気が付いてるフリをして、実際には気が付いてない。

Sさん自分との間には埋められない溝がある。でも、この時、こんなに人生で初めて、悔しい思い、誰かを憎んだのは初めてだった。

Sさんとその友達の空いたコップを見つけた時、「Sさん、何飲んでるの?」と聞いてみた。

すると、「あ~、じゃあ。私は焼酎水割りします。あそこの奥にあるやつで、焼酎少なめがいいです」とのこと。Sさん職場友達は、「ありがとう。私はカルピスでいいです。お願いします!」と言った。

あそこの奥にあるやつ……その焼酎は、ガレージの奥のテーブルにあった。卓上の保冷ケースの陰に隠れていた。獺祭の高いやつだ。私も焼酎が好きだけど、こんなに高いのは飲んだことがない。

保冷ケースの裏で、私は焼酎を少し注いでからテーブル真下にあった開封済の農薬袋を見つけた。右手で、農薬の粉瘤を二掴み手に取って、Sさんが飲むはずの焼酎のコップにそれを入れた。

水じゃなくて炭酸水を入れて、攪拌用の割りばしでかき混ぜて、ニオイを嗅いでみると、何も感じなかった。味見した感想焼酎ソーダ割りだった。カルピスは急いで作った。



流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ」「流産しろ




何度、心の中で叫んだかわからない。気持ちを止めることができなかった。

あなただって、ここまでずっと人生幸せだったじゃん。不幸もないと、おかしいよ。

人生には不幸があった方が幸せになれるよって、そっちの方がいいよ」って、この時思っていた。

2人のところに飲み物を持って行って、「暑いし氷溶けるし、早く飲んだ方がいいよ」と伝えた。

2人とも会釈だけして、Sさん獺祭ソーダ割りを飲んでいた。こんな会話が聞こえた。

「え~、これ炭酸割じゃん!」

「いいじゃん。増田ちゃんサービスしてくれたのに」

10分くらい経って、Sさんが別の男性に「獺祭おいしい、おかわりほしいです~」とねだっているのが見えた。

翌週、Sさん職場にこなくなった。「体調不良です」と係長上司に報告していた。

産休予定だったので、早めに開始することになった。それからまた日常が戻った。私の仕事内容は、今後もずっと変わることはないと思う。定年までずっと、いやきっとそうなんだと思う。

昇給だって、年に三千円だけ。しか一定のところまで行ったら頭打ち。「こんなのっておかしい」と思うけど、ルールから従うしかない。正規職員と違って身分保障がないのに、今までクビになってないだけ「ありがたい」と思わなきゃいけない。



今年に入って、育児休業中のSさんベビーカー子どもを乗せて職場に来た。みんな、生まれたばかりの赤ちゃんを間近で見ようと寄っていた。私もそうだった。

後ろの方には係長も来ていた。Sさんがいなくなったせいか仕事量の負担が大きくて元気がなさそう。

Sさんに、ほかの皆と一緒に「元気に生まれてよかったね!」と伝えると、Sさん幸せそうだった。でも、なにか違う気がした。

この、赤ちゃん職場に連れてくるシチュエーションは、私が子どもの時も、学生の時も、社会人になってからも、何度もあった。その時、新しいお母さんは、みんな誇らしげな表情をしていた。安心がまざったような。

でも、Sさんの表情は悲しそうだった。もしかして辛いことがあったのかな。だったら、それでよかったのかもしれない。無事出産できたのはいいことだけど、人生にはつらさも必要だと思うから

同じ職場の仲間として、Sさん職場復帰する時が来たら、これまでと同じように一緒に仕事ができたらと思う。私は貧しい生活だけど、それを受け入れることができている。ここまで達観できるようになった。これも成長だ。これから人生どうなるかもわからないし、不安もあるけど。

長文駄文、ここまでお読みいただきありがとうございました。

圧迫面接受けてきたよ!

いや〜。

ありがとね。

圧迫面接体験してきたよ…

あんまり詳しく書けないのが残念だけどさ。

なんで書類選考、1次面接、2次面接を通したのか謎なレベル

よくあるSES企業

募集職種事務とかSESによくあるあっちらへん。

経験OKゼロから育てます

という触れ込みで計12前後スカウトメールを送ってきてくれた会社

書類で落ちるだろと思ったら受かり

1次、2次面接についても、なぜか思った以上に好感触

人柄だけでなく経歴も褒めていただけて、具体的なポジションまで提示してもらえた。

最終面接の前はオフィスツアーで空いてる席まで見せてくれてほぼほぼ内定みたいな空気が出ていた

その後採用担当者による最終面接があった

自己紹介のあと「えっと、このままだと落ちるけど大丈夫?うちでまわせる業務ないけど。」

大手求人サイトにはろくろをまわした採用担当者

「どんな思いも受け止めます。未経験からって怖がらないで!飛び込んできてください(セラミック歯でニッコリ)」

とドッシリ構えているが、その採用担当者と同一人物が目の前でなんか喋ってる。

やってきた経験

「そんなん誰でも通る道でしょう」

保有資格

「これはノーベンで取れるやつだし価値ないよね」

そのほかいろいろとありがたいお言葉いただきました。

「うちは専門学校じゃないからね」

質問してきたら答えるけど、質問も答える価値がなければ答えません」

お金をいただくってすごい大変なことなんだよ。お金を生み出す価値あなたにあると思いますか?」

「うちで必要資格はこうこうこうで…

まぁ申し訳ないけど貴方は取れないと思うよ。無理でしょ。どう見たって。」

「あのさ、このスキルなら風俗がいいよ。風俗ならとれる。そこでマネージャーでも目指したら?」

※本当に風俗だと言われたわけではないが、離職率圧倒的に高い某職種

なんか成り行きで応募職種ではない全く違う職種への配属前提で話が進んでいった。

頭がおかしくなりそうだ。

現職で鬱病悪化たか転職したいのに、さら自死へ一歩進んだ気分。

2024-11-11

若い売れっ子キャバ嬢だった独身おばさんだけど

18歳から22歳ごろまで水商売にドップリの生活をしていて、某繁華街でいわゆる有名嬢だった。

令和のキャバ嬢ホストは億を売り上げる人もいて、数千万くらいは特別凄いことでも無さそうだから、今なら通用しないと思うけど。

最近SNSで夜の仕事への憧れがより高まっている感じがあるけど本当の意味での成功はなんなんだろうとたまに考えたりするので書いてみる。

自分人生、ずっと緩やかに絶望的な状況が続いているように思う。

18歳。キャバ嬢になった時私は処女だった。

キスもまだ、むしろ気持ち悪いと思ってたし初恋自体がなかった。

家が貧乏学歴もなく、実家も出なきゃだったから稼ぐしかなかった。

若さもあってか、すぐに指名客は何人か掴むことができた。

面白いと思った芸人フリートークとかを参考にしてちょっと突っ込んでみたり、

バカな女ぽくしたり

売れてるキャバ嬢の服や化粧を真似てみたりしたら

簡単売れっ子になれた。

学生時代男子から女子からも下から数えたほうが早いレベルのブスの扱いを受けていた気がするけど、背が高くてガリガリに痩せていて、元々大袈裟な二重瞼で厚ぼったい唇をした私は夜の世界では美人扱いをされるようになった。

その間に酔いすぎたタイミング処女を飲みに来たそこらへんの仕事帰りのホスト喪失した。

それまで自分ノンセクシャルとかなのかと思ってたけど、意外とやれるもんだとわかってからはそこまで鉄の貞操ではなくなったし、何人かの男と付き合ってみたりもした。ただやっぱり、恋愛感情はよくわからないままだった。

風俗スカウトマンやらホスト、同業の男が付き合ってみたら夜の仕事に反対的なのは意外だったしつまらなかった。

不動産系のプルゴリみたいな営業マンは、稼いでるみたいだからと思って付き合ったのにいざ付き合うとクリスマスホワイトデーのお返しもなにも無くてつまらなかった。

だったらキャバの客にVIP寿司の出前でも取らせて、客に3代目を歌わせて、ランニングマンやってるのを大して面白くもないのに爆笑してあげて、ノリでテキーラ頼んで、口直しにシャンパンも飲みたいって言って。

ただそれだけで同世代会社員の何倍も稼げた夜の仕事のほうがまだ暇つぶしにはなった。

けどそのうち、男が好きでもないのに、ノンセクシャルを疑うレベルなのに、恋愛感情もわからないのに、たまたま女の体に生まれたから女をやっているだけなのに、女の部分を売る仕事限界を感じて精神を病んでしまって、ラストイベントも打たずにその繁華街から消えることにした。

20半ばからは誰とも付き合ってもなければセックスもしてない。DL同人をよく買うから性欲は間違いなくあるんだけどその性欲が生身の男に向かない感じがある。アラサーになってから気づくなんて。

キャバ嬢時代に何人かの男と暇つぶしで寝て不毛時間を過ごしていたことに対する後悔に今更さいなまれてる。

30を過ぎた今は雑貨屋店長をしていて、祖父母の家に月5万入れて居候をしている。子供部屋おばさんと言って良いと思う。

店長と言っても、手取り残業が少ないと20万を切ることもザラにあるので今でもたまに場末キャバで時給泥棒をしてる。昔はガリガリだったのに、今はぽっちゃり売れっ子ではないけど、そもそもナンバーワンも大して売れてない店だから何も言われずに働いている。

なんとなくライブを見に行ったり、美術館に行ったり、ちょっとしたサブカル女としての活動お金を使うことが多い以外は特にお金を使ってない。キャバ時代ブランド品も全部手放した。

学歴高卒で、職歴キャバが1番長自分が名ばかりとはいえ店長をやれてるんだから給料安くても文句は言えないなと思ってる。

親とは不仲で、高校を出た後5回も会ってない。親に金を貸したことはか20回以上あるけど。

親に頼れない自分はさっさと男を作るべきなのに男もしっくり来ない。

キャバ時代貯金なんて全然してなかったかすっからかん生活に困らない程度には暮らせてはいるけども。

子供はいた方が人生かになる気もするけども。

母子家庭育ちでその母も男好きのしょうもない女だったか母親像とかわからんし、私的にはサザエさんのほうが異常に感じるレベルだし、お年玉とかもらったこほとんどないし、居候させてもらってはいるけど祖父母全然金ないし。

そもそも自分生命にうっすら嫌気がさしてるのに他人生命を与えてはいけない気がする。

反出生主義ではないけど、自分に対してだけうっすら適用してる感じ。

犬を飼っていて、それがものすごく賢くて人懐こくて多分世界で1番可愛い犬だからの子を生きがいに生きてる。

でもどうせ10何歳かで死んじゃうのはわかってるから、いつか犬が死んじゃった時に私の人生が今と同じ調子なら生きる意味はもう無いかなと思ってる。

初めからペット自分より先に死ぬだろうことはわかってるからペットロスなんてヌルい考えだと思うけど。

だって犬の世話以外に私の生きる理由ないし。

上記をこの前祖母に言ったら「私は孫を看取らないといけないの」と言われて笑ってしまった。

祖父母はこの2年くらいでめっきり老けた。

鏡を見るとあの頃よりだいぶ太り、雰囲気ボーイッシュに、見た目は歳の割には多分若い、けど美人ではない私が映る。

私はモテないんじゃない、結婚できないんじゃなくてしないだけ、学歴はないけど中学まで勉強はそこそこできたし、男に選ばれなかったんじゃなく自分が選ばなかっただけ。親がちゃんとしてればキャバ嬢なんかやらなかったし、大学も行った。大体大学まで行ってデキ婚して専業主婦みたいな女は世の中舐めてる。それにその辺のキャバ嬢より売れたんだから私には価値があるはず。

男と寝るのはうっすら気持ちいかエロ同人買ってるけど出張ホスト呼ぶやつよりマシ。

何より私には最強に可愛い犬がいる。毛並みを今日も褒められた。毎日仕事して犬の世話して私はとっても偉い。

そしていつか、犬がいなくなってしまったら多めに眠剤飲んで練炭を焚いて眠ればいい。

そんな自意識過剰の中で今日ゆっくり絶望してそこそこに生きてる。

なんか散らかった文になってしまったけど、若い子に言いたいのは学歴なくても職歴なくても意外とぬるっと絶望しつつそれなりに生きられるってこと。いざという時は死ねば良いんだし。

死は救済、心安らかなり

若い売れっ子キャバ嬢だった独身おばさんだけど

18歳から22歳ごろまで水商売にドップリの生活をしていて、某繁華街でいわゆる有名嬢だった。

令和のキャバ嬢ホストは億を売り上げる人もいて、数千万くらいは特別凄いことでも無さそうだから、今なら通用しないと思うけど。

30を過ぎた今は雑貨屋店長をしていて、親戚の家に月5万入れて居候をしている。ほぼ子供部屋おばさんと言って良いと思う。

店長と言っても、手取り残業が少ないと20万を切ることもザラにあるので今でもたまに場末キャバで時給泥棒をしてる。

なんとなくバンドとか舞台とか推し活もしてて、それにお金を使うことが多い。

何が言いたいのかよくわからない話になりそうだけど

自分人生、ずっと緩やかに絶望的な状況が続いているように思う。

18歳。キャバ嬢になった時私は処女だった。

キスもまだ、むしろ気持ち悪いと思ってたし初恋自体がなかった。

家が貧乏学歴もなく、実家も出なきゃだったから稼ぐしかなかった。

若さもあってか、美人でもないのにすぐに指名客は何人か掴むことができた。

面白いと思った芸人フリートークとかを参考にしてちょっと突っ込んでみたり、

バカな女ぽくしたり

売れてるキャバ嬢の服や化粧を真似てみたりしたら

簡単売れっ子になれた。

その間に酔いすぎたタイミング処女を飲みに来たそこらへんの仕事帰りのホスト喪失した。

それまで自分ノンセクシャルとかなのかと思ってたけど、意外とやれるもんだとわかってからはそこまで鉄の貞操ではなくなったし、何人かの男と付き合ってみたりもした。

風俗スカウトマンやらバーテンダー、同業の男が付き合ってみたら夜の仕事に反対的なのは意外だったしつまらなかった。

不動産系のプルゴリみたいな営業マンは、稼いでるみたいだからと思って付き合ったのにいざ付き合うとクリスマスホワイトデーのお返しもなにも無くてつまらなかった。

だったらキャバの客に寿司の出前でも取らせて、客に3代目を歌わせて、ランニングマンやってるのを大して笑えもしないのに爆笑してあげて、ノリでテキーラ頼んで、口直しにシャンパンも飲みたいって言って、ただそれだけで同世代会社員の何倍も稼げたあの頃の方がまだ暇つぶしにはなった。

2024-10-25

ナンパ避け

自宅、学校バイト先の位置関係の都合で繁華街を歩くことが多く、しょっちゅうナンパスカウトに遭い辟易していた。

先に断っておくが、自分可愛いと言いたいわけではない。普通容姿だが、若くて歩くスピードが遅いので声をかけやすいだけだと思う。

足に障害があるため声をかけられても急ぎ足で逃げるのが難しく、気も弱いのでトロトロと並走しながらやんわり無視する程度の対応をとることしかできない。

どうしたら声をかけられずに済むだろうと色々と試行錯誤した結果、100発100中で声をかけられなくなる方法を見つけた。ヒジャブを巻く、ただそれだけ。

ヒジャブは、イスラム教女性が頭に巻いてる布のことね。

宗教的意味合いが大きいものなのでそんな目的日本人が着用しちゃうのはどうなの?と思われるかもしれないが、今はファッションヒジャブもあるらしいのでまー良いかなと思っている。

今年の夏、髪用の日焼け止めについて友人と会話していた折にインドネシア出身の子が「ヒジャブいいよ〜」と勧めてくれて、試しに着けてみたのがきっかけだった。

やや蒸れるが帽子よりは蒸れず、首周りも日焼けせず良い感じだったのでちょこちょこ日常使いしてみることにしてから、一切の声掛けを受けなくなった。

これまで、左手の薬指に指輪をつけても声をかけられたり、スマホ壁紙赤ちゃん(甥)にして「子どものお迎えがあるんで…」と言っても引き下がらなかった男たちが、ヒジャブひとつ付けるだけで視界から消えた。

デメリット他人から視線と、ヘアスタイルの制約のみ。まあそれが大きいんだけども…それさえ気にしなければ快適に街を闊歩することができる。

いいよヒジャブ

横浜DeNA、最低のドラフト

横浜の補強ポイントは明確だった

即戦力先発投手

左腕

この2つが急務

必要ではないが内野手

1位競合覚悟金丸

これは当然。

だが外した後の選択竹田

いやいや、昨年どこから指名されなかったレベル投手をなんで外れとはいえ1位枠消費して指名してんの。

だったら去年取れよ。

投げてる球見ると変化球の制球に課題あり。あとは右腕でストレートが最速153kmは今のNPBでは別に速球じゃない。

プロレベル矯正すると最速150を切ることも考えられる。

それでも投球術や変化球で圧倒してるならあり。

けど、防御率は3.00、JR東に6回2失点レベル

いやいや、ドラフトなんて3年5年経たないとわからない。伸びしろに期待だ。

そんな声が聞こえてくるが今年竹田、25歳だよ?3年後は28歳。ぶっちゃけローテなり勝ちパなりやれてないと戦力外だよ。

スカウトも完成度の高さという点を評価してるらしいし、伸びしろなんて果たしてどこまで期待できるやら。

厳しく書いたけど、3位だったら良い指名だったと思う。よくまとまっているしプロでそこそこ通用しそうには見える。

ただ1位指名としてはあまりちょっと……。

また、26歳からプロということは稼働年数が短そうなのも気がかり。

案の定全方位から竹田はい投手だが1位で取る投手じゃない」という声が聞こえてくる。

まったく同感だ。3位で獲得できていたら手放しに喜べた。

また、4位の若松ちょっと怖い。

濵口や蝦名、梶原見出した欠端スカウトなので、その点はポジだが……。

まあ来年末にもこの選択成功だったか失敗だったか分かるだろう。

ローテを守れれば正解、1軍で投げてなかったら早晩戦力外だろう。

2024-10-24

anond:20241024153452

大丈夫か?

『向こうからスカウトが来たか面談に行ったら「なんでうち受けたの?」って質問が来て不愉快だった』ってだけの話なのに何をごちゃごちゃ言ってんの?

無職とか引き抜きとかゴキブリ残飯とか誰もそんな話してないだろ

anond:20241024143616

無職のやつにスカウトメールなんて来ないよ。

優秀な社員だと、他社から引き抜きが来るの。それをスカウトと言う。

anond:20241024134917

職探ししていてスカウトメールきたのなら別に受ければいいだろ

anond:20241024043129

ワイもカヤックかいしょうもないソシャゲ会社からスカウトメールもらって

面談だけ受けたら高圧的な態度でなんでうち受けたの?みたいな態度でこられたわ

何が面白法人だよ

2024-10-23

街中で出稼ぎ紹介されてキレてる女

好きこのんで夜職女みたいな下品な格好をしておいてスカウト声かけられたらキレてる女は何なんですか? あんたどっからどうみても夜職女にしか見えないんだから斡旋屋も声かけるでしょ バカなの? 夜職女と同じファッションで堂々と歩いてる感性おかしいって気がつきましょうね

2024-10-22

anond:20241022023111

改善はしてるだろ

風俗水商売は一応生活の糧にはなるやん

バイトは損しかないし犯罪者にされる

スカウトはやめろと思うが

元→闇バイト経験

現→固定でパパ活アプリ宣伝、定期的にチャットレディ募集案件PR、夜職スカウト

全然抜け出せてなくてワロタ

2024-10-21

スカウト垢は女がやってんだよ

ぱきち女衒垢説よく見るけど「女を性的搾取する既婚男」への憎しみの解像度が高すぎてこれ男がやってるなら冨樫並のキャラメイキング力があると思っている

実際に運用してるのは女だと思うよ?その先が男か女かは分からん

反社まがいのスカウト連中がアカウント運用を女に委託したりしてて、何かあったら水商売求人にふんわり誘導するように仕向けてるだろ。

パキちゃん自身エピソード水商売としてリアリティあるだろ。そういう商売女に実際頼んでて小遣い稼ぎさせてんの。

待機時間とかの暇つぶしのついでに金稼げるんだから乗る女はそれなりにいるわ。

男があのRPしてたら確かに凄いんだけど、本物がアフィリエイト目的にやってんだからリアルに決まってる。

2024-10-16

ジャニオタ風俗嬢

新地では結構こういう人が多いがある意味自らの意思で来てるから今の風俗業界的には安全な感じ

まあ昔から借金絡みも多かったが今は斡旋絡みだとすぐに警察来るようになったかスカウトも大変やな

スカウトってよりあっせん仲介業者

2024-10-11

柔道選手の回想を聞いてほしい 3


最後公式戦(夏季大会)は印象に残っている。毎年、県内で一番立派な総合体育館で行われる大会だった。梅雨時にある。

団体戦予選は、秋季大会と同じく4校によるリーグ戦だった。上位2校が決勝トーナメントに上がる。

当校の場合は、全国レベル高校と、それに準ずる高校と、平均レベル高校の3校での争いだった。前二者には、それぞれ0-5,0-4という散々な結果に終わった。T君は健闘して強豪校相手引き分けに持ち込んだし、ほかの選手一年前に比べたらずっといい試合をするようになっていた。

だが、勝負世界は厳しい。現実リアルビジネス世界でもそうなのだが、自分が成長しても、ほかのライバルもっと成長している。最後の三試合目は、確か4-1で勝ったのかな。これで、T君の世代にとっての最後団体戦は終わった。各リーグで上位2校だけが勝ち抜いて、決勝トーナメント進出する。当校は第3位だった。これで、本当に終わったのだ。

翌日には団体戦決勝トーナメントがあって、うちの学校と同じ市内のところが優勝した。N君が所属する学校だった。広島県は、伝統的に野球柔道が強い。サッカーもそれなりである

大体のスポーツ広島市にある学校県内最強なのだが、柔道場合は、広島市福山市にある高校県内二強である。いずれも全国に通用する実力を有していた。



記憶に残っている試合の話をする。その翌週には個人戦部門があった。各階級に分かれて戦い、優勝者全国大会に出場する。T君は、81kg級で出場した。

1回戦は、尾道にある高校選手と当たった。確か、今年放送アニメ『ぽんのみち』の舞台の近所にある学校である。俺は、第一試合が始まる前にT君の打込練習に付き合っていた。体を温めておくのだ。体を超動かすスポーツ場合は、事前のウォーミングアップが欠かせない。無論ハードモードである

T君の試合が始まる直前だった。

「勝つとか、負けるとか考えるな。試合邪魔だ。柔道のことだけ考えろ」

と言った。T君は「やり切ってきます!」と言った。

やがてT君が呼ばれて、試合場の前と、開始線の前での二度の礼が終わった。

「始め!」

という審判の声とともに、相手と組み合った。練習で教えたとおり、大内刈りと小外掛けを繰り返しやっていく作戦を採っていた(T君は左利きの左組み。多くの場合ケンカつの組み手になる。鏡写しの組み姿勢)。彼の運動神経だと足技の威力は弱いのだが、技をかけ続けていれば指導は取られない。

相手が技を仕掛けてくると、T君は隙を見て――寝技の態勢に移行した。その時はたしか相手が低くしゃがんで投げる背負い投げに失敗したのかな。

すると、T君は相手に密着しつつ、真横に体重を預けるようにして、釣り手だけで送り襟締めを決めた(相手の背後から横襟を掴んで、手首の尺骨でグイっと頸動脈を圧迫する)。

相手がたまらず仰向けになったところで、両足を絡めた縦四方固めに移行すると、相手は全く動けずに25秒が経過した。一本勝ちである

よく、ここまで強くなったと思った。彼と出会った頃は、紐に巻かれたチャーシュー柔道をしているように思えた。あまりにボテボテとした動きで、才能がないのは明白だった。

だが、T君はここまで寝技を鍛えた。彼にとってのエクスカリバーだった。この頃の彼は、俺と寝技乱取りをしても1分以上は持ちこたえることがあった。

さて、次の試合だが……例の強豪校の子だった(N君)。T君と同じく高三で、改めて見るとスマートな体形だった。背丈はやはり185cmはある。あの細長い足から繰り出すカミソリのような内股で、T君は何度も吹っ飛ばされてきた。

おそらくこの時点で、すでに名門大学からスカウトを受けている(記憶によると、その後明治大学に進学している)。

試合が始まる直前、T君と最後の技の打ち込みをして、最後大内刈りで投げさせてやった。試合場に送り出す時、背後から彼の両肩に手を置いた。肩甲骨のあたりが1年前より逞しくなっている。そのまま、グイっと前に押し出すようにして闘魂を注入した。

試合前の二度の礼の最中、対戦者であるN君の表情を見た。高校三年生とは思えないほど大人びていた。歴戦の兵を見ているようである高校三年間をスポーツに捧げた者の目つきだった。子どもの頃から、数多くの試練を乗り越えてきたのだろう。こういう野獣の眼をしている若人は少ない。

試合場の外には、そのN君の学校の仲間と、あとは監督コーチ陣が控えていた。これといった表情はない。自分の教え子の初戦を観察するのは指導者の基本である。それだけだ。



実は、この時の試合ビデオ撮影している。映像は悪いのだが、できるだけ実況風に説明してみる。わからない単語があった場合は、とりあえずこちらの、

柔道チャンネル柔道用語https://www.judo-ch.jp/terms/

       柔道の技https://www.judo-ch.jp/technique/

をご覧になるといい。

別に不明単語表現があって気にしなくていい。読んでいるうちになんとかなる(と思われる)。以後、試合が終わるまでT君はTと表記する。N君はそのまま。紛らわしいからな。

さて、二度目の礼が終わった直後だった。試合場内ではTとN君が向き合っている。そして、審判が両者を確認する――試合開始の宣言があった。

「始めっ!」

Tは左組みで、N君は右組みだった。

N君は殴り抜くようにして釣り手を取ってきた。横襟のあたりだ。Tも相手の前襟を掴んだが、どこか心もとない。柔道力に差がありすぎて、まともに襟を掴めないのだ。厳しい印象の組み手だったが、後は引き手を握ることができれば……。

次の場面では、同じタイミングで袖を握り合った。中ほどの位置だった。相手ちょっと嫌がったかもしれない。かくして両者の組み手が完成する。ケンカつの組み手である

Tは大内刈りに入ろうとしたが、難しい様子だった。対戦相手と体力差があると、そもそも技のモーションに入ることすら難しい。両者、ジリジリと畳の上で移動を重ねていく。N君が技に入る様子はない。シード枠で第一戦目だった。慣らし運転という印象を受けた。

これは舐めプではない。トーナメントの初戦というのは、綺麗に勝って勢いをつけるものだ。何事も始まり大事である

重心移動を重ねていく両者。ここで、Tが小外掛け、そして大内刈りに入ったが……全く効いていない。もう一度リズムを取って、トン、という畳を蹴る音が聞こえた(ビデオ映像では聞こえないが、俺は確かに聞いた)。Tが足指の裏で畳を蹴り込んで、再度の大内刈りを放ったのである

今度はバッチリ効いていた。左腕で相手の肩を制していたのが大きい。ふくらはぎを刈り取られるようにして、N君が後ろに後退していく。数歩だけ後ろに下がったところで、技が解けて動きが膠着した。

Tは、そこから双手刈りに変化して、相手を押し込んで寝技に持っていこうとする――が、相手は両手を使ってTを上下に振って無効化した。Tの体が揺れている中、N君の大内刈りがしっかと掛かると、真後ろに倒されるのをどうにか我慢した。間合いを取ろうとしたが、遅かった。

N君は、Tの体を引き出して崩しつつ、股下に飛び込んでいた。全身を躍動させて、右脚でもってTの骨盤を跳ね上げた――内股、炸裂。

会場がどよめいた。それくらい、鮮やかな技の入りであることの証明だった。Tの身体が浮いている。が、まだ投げられてはいない。右足をケンケン状態にして抗っていた。歩幅のあるケンケンをしていた。

最後に、ダメ押しとばかり身を捨てたN君に巻き込まれる格好で、畳に落ちていく。

「……!」

主審動作は、会場全体の視線に応えるかのようだった。右腕を緩やかに振っている――ノーポイントだ。背中がついてないので当たり前だが。

会場の反応を気にする素振りもなく、それから寝技の攻防を見守っていた。Tが上からN君を攻め立てるが、「待て」がかかる。

次の組み手でもそうだった。お互いに十分な位置で組めているとは思うが、相手の圧に押されて、Tは身動きが取りにくい。N君は、けん制気味の大内刈りで攻めていた。タイミングを合わせて内股を狙っている。

ある瞬間だった――N君が内股を仕掛けた。すると、Tの動きがおかしかった。ジャンプするようにして真横に飛んだのだ。相手の振り上げた足がぶつかって、コロンと畳を転がった。背中がついている。

「技あり!」

N君にポイントが入った。背中はついていたが、勢いがなかった。

その後も厳しい展開が続いた。Tは相手とガッシリと組み合った後、てんで効かない大内刈りを繰り返していた。そして、N君はそれを上回る勢いで足技を仕掛けてくる。

Tは、それからも真横にジャンプするような動きをすることがあった。対するN君は、いい位置の組み手を取って大内刈りを仕掛けている。大内刈り→内股に繋げるのが狙いだ。

Tは正面から大内刈りを受けるも、後ろに飛んで腹ばいになって回避した。「待て」がかかった。その後、Tに指導(※ノーポイント)が与えられた。

「始め!」

ここで、N君が奥襟を掴もうとしてきた。奥襟というのは文字通り、横襟よりも奥になる。あなたが今着ている衣服で言うと襟首である

Tは抵抗を見せるも、最初は横襟を掴んでいた敵人の右手は、ついに奥襟に差し掛かった。Tは体を後ろに下げつつ……なんと、内股を放った!

N君の奥襟を取る力を利用しようとしたのだろう。ただ、懐には入れていたが全く効いていない。発想はよかったが、素の柔道力の違いがこういう所に出る。威力が無さすぎて、N君の方が戸惑っているように見えた。

今は、互いに横襟を握り合っている状態だ。ケンカ四つなのは変わりない。さっきとは、うって変わって静かだった。N君は小刻みに大内刈りを繰り返している。投げる気はない。けん制だ。Tも、何かを狙うかのように釣り手を小刻みに動かしている。

N君が、釣り手を下方向に絞ったかと思うと、Tの胸をいきなり突いた。一歩下がることになり、また前に踏み出そうとする。その時、Tの胸を小突くようにしてまた大内刈りを放った。Tは嫌がって、猫背気味に距離を突き離した。そして、背筋を真っ直ぐに戻した直後である――直立姿勢。一瞬の静止。

N君は脱力している。俺はつい、「あ……」と言った。技に入る準備ができている。もうダメだ。直観である

一瞬だった。N君は釣り手と引き手を利かせつつ、軸足としての左足で、Tの股下に飛び込んだ。体を密着させつつ、右足を高らかに振り抜いた――内股、一閃。

「技ありいいぃーーーーッ! ……抑え込みッッ!!」

審判の声が響いた。

彼らを視認すると……TがN君を横四方固めで抑え込んでいた! とともに湧いてきたのは、会場からのどよめきと、賛辞の拍手だった。

「なにしとる、N。まだ逃げられる! 右に回転せえ、手を、手を突っ込め!!」

N君の高校監督が、試合場の外から怒号交じりのアドバイスを送っていた。不完全ではあるものの、N君は確かに抑え込まれている。

何が起こったのか。一応、撮影したビデオ画面をベース説明すると……あの時、N君が振り上げた右足は、Tの身体を跳ね上げることな空振りし、宙をひと回り以上して畳に落ちていったのだ。返し技――内股すかしである

Tがやったのは、まず一番に跳ね上げられるであろう左足を、真後ろに隠して回避するという古典的な内股すかしだった。あとは、N君が内股を空振りして自らの威力で吹っ飛び、空中を一回転半して腹ばいで畳の上に落ちた。そして、Tが電光石火の早業で抑え込んだ。以上である

「てら、全力で体重乗せんだよ。あと半分、半分!」

 ※あと10秒抑え込んだら合わせて一本

気が付くと、横四方固めはガッシリ入っていた。N君の動きは著しく制限されている。しかし、彼も体力は相当ある方だ。寝技が解けないならばと、背筋で跳ねるのを繰り返すことで、徐々に移動して……試合場外への脱出成功した。

審判の「解けた!」の宣言の瞬間、試合場の端から抑え込みタイマーのブザー音が聞こえた。これは……!?

「待てー、待て……!」

審判の声は焦っていた。

開始線に戻った両者。ここで主審が、副審のところに行って協議を始めた。N君の学校監督コーチ陣は、ギラついた目で審判団を睨んでいた。タイマーを見ると、残り試合時間は1分半だった。

戻ってきた主審は、「技あり」のジェスチャーを取った後で、上方向に手を振った。ノーポイントに訂正する、という意味だ。

残念だった。あれは内股すかしだったが、投げ方は確かに変だった。N君が技に失敗して、自分で体勢をコントロールして腹ばいに落ちたようにも思えた。

正直、一本でもよかった。今の柔道では、スーパー一本といって、技の威力ありすぎて腹ばいに落ちた場合、一本になるルールがある。当時もその概念はあったが、ルールブックに明文化されているわけではなかった。

その後、併せて審判は、T君が寝技で抑え込んだことによる「技あり」の宣言をした。

「始め!」

N君は即座、猪突の勢いで駆けた。右手でTの奥襟を奪いに行こうとするが――パシン、という音がすると、なんとTが相手柔道着の背中を掴んでいた――奥襟の、さら真下の部分である

N君は、前傾姿勢になった。彼もTの奥襟を掴んではいるが、動きはない。静止している。

「なにをしよおる、はよう技に入れ!!」

相手校のコーチ狼狽していた。

わかっていない。N君は動かないんじゃない、動けないのだ。Tの腕力は本物だったようだ。

「ようだ」というのは、俺がTと乱取りしていて、背中を取らせたことは一度もないかである

体捌きも、総合的なパワーも、ありとあらゆるテクニックも、俺の方がずっと上だった。よって、奴のパワー(ベンチプレス160kg,背筋280kg以上)を体感する機会はなかった。

とにかく、N君は前傾姿勢のまま動けないでいる。その状況で、Tは不意に大外刈りに入った。N君のふくらはぎに刈り足が当たって、ケンケン状態で後ろに下がった。

Tが大外刈りをやめると、すぐさま、今度は連続して内股に入るのだった。釣り手で背中を掴んだまま、大腰みたいにしてN君の体が浮いたが……やはり柔道力が足りない。そのまま両者、畳に沈み込んだ。

いや、違う! Tはこれを、寝技を狙っていた。寝姿勢に入った途端、N君の片腕を取りつつ、巻き込むようにして後ろ袈裟固めに入ろうとする。N君はさらに体を転がして回避した。防御姿勢になる。

Tは亀状態になったN君の上に乗ると、帯を掴んだ。すると、体を捨てる重心移動によって亀状態をひっくり返した。そのまま縦四方固めに持っていこうとする。

再び、N君は腹ばいになって逃れるも、ここでTは――中腰の姿勢になり、両腕で相手柔道衣を握った。胴衣の腕の部分と、下袴の太腿部分をそれぞれ握っていた。そのまま、立ち上がってN君を両手で宙づりにすると――畳の上にゴロンとひっくり返した。

「抑え込み!」

タイマーカウントが始まるが、抑え込んで十秒もしないうちに解かれてしまった。試合の残り時間は、あと30秒ほどだ。

いい作戦だった。まともに立ち技勝負してN君に勝てるはずがない。先ほどの背中を掴んだ組み手は本当によかった。寝技にもっていくための算段のひとつである背中を掴んだ後は、なんやかんやで相手を動かし続ければいい。

背中を掴むのに成功してからは、立ち技ガンガン打って、早々に寝技に引き込んで、審判の「待て」がかからないように動きまくるのだ。それで時間を稼ぐ。

彼は、これを狙っていたのか。作戦だったのか? そんなことは……あるかもしれない。まぐれはこんなに続かない。彼の脳裏にこの流れがあったのだ。

主審は、選手2人が開始線の前に立つと、柔道衣の乱れを直すようポーズを取った。

そして、N君に対して指導を与えた。一瞬、彼の表情を見たが、恐れを感じていた。眉のあたりが強張っている。恐怖を感じる時の表情だ。これから自分がどうなるかわからない、そういう恐怖を感じている。

会場がどよめいていた。大番狂わせのニオイを感じ取っている。

「始め!」

N君は脱兎のごとく、Tの奥襟を取った。対するTが背中に手を回すよりも早く、伝家の宝刀、内股に入った――不十分な組み手だったが、Tの股下に入った足がガッシリ効いている。浮かないようにするだけで精いっぱいだった。

「ヤアァァーーーーーーーーーーッ!!」

N君は咆哮を上げつつ、内股から大内刈りに変化した。自分の後ろに投げる技から、前に投げる技への連続――完璧タイミングだった。

「終わった……?」と思ったその瞬間、Tは自らの体をコマのように回転させて、腹ばいになって畳に落ちた。寝姿勢で向き合って、怒涛の勢いでN君を組み敷いたかと思うと、縦四方固め……? いや、違う。それはフェイントであり、腕がらみ(アームロック)を極めようとしていた。審判が真上から様子を見ている。関節技が極まるか極まらいか、際どい局面だった。

刻一刻と、時間が経過していく……Tの作戦が功を奏したのだ――試合終了のブザーが鳴った。

「それまで!」

ここまで四分。実時間で約十分。お互いによく戦った。ポイントは同点である。この場合は、主審×1と副審×2による旗判定で勝敗を決する。

試合用のタイマーが置いてある長机から審判員が手慣れた動作紅白旗を取った。元の位置まで戻ると、主審は、副審を見やってアイコンタクトを取った。全員、どちらに旗を上げるか決まったようだ。N君が赤旗で、Tが白旗だった。

紅白2本の旗を手前に持ち上げる審判員――白い旗が2本だとTの勝ちである。会場の一角は、静かだった。かくいう俺も心臓バクバクだった。僅かな時間のはずなのに、長く感じられる。

「判定ッ!」

赤2本、白1本という事実を確かめ主審は、溜め息を吐きながら白い旗を仕舞うと――N君の方に勝利の手を掲げた。

この試合を見ていた観客は、ほぼ全員が選手2人に拍手喝采を送っていた。スタンディングオベーションである。いい試合だった。勝ち負けとかどうでもよくて、とにかくいい試合だった。

俺はしばらく其処に立っていたが、T君の後を追いかけてトイレの方に向かった。

次です

https://anond.hatelabo.jp/20241011192840

2024-10-08

anond:20241007055038

スカウトされて応募っておかしいでしょ

なんで応募する必要があるのだ

向こうが条件提示してこっちが受けるか受けないかを決めるもんだろ

スカウト名目求人してるに過ぎないものスカウト詐欺でしょ

2024-10-05

へえ、ドバイ企業スカウトされたの。給料いいんでしょ?

うん、ちょうど倍(ドバイ

なんつって

ぷぷ

2024-10-02

40代独身男、アニメ漫画に飽き・・・ない!

ネット上では30、40代オタク趣味にも飽きて

やる事なくて絶望している独身男性を見かけるが、

40代も半ばになろうと言うのに自分は何故か未だに飽きていない。

ちなみに見ていた夏アニメは以下の通り。

天穂のサクナヒメ

転生したらスライムだった件

杖と剣のウィストリア

グレンダイザーU

推しの子

狼と香辛料

魔導具師ダリヤうつむかない

俺は全てを【パリイ】 する

小市民シリーズ

9月中に読んだ漫画単行本)は以下の通り。

悪人面したB級冒険者

悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た

☆悪役令嬢の意外な能力

☆悪役令嬢の矜持

☆義姉の代わりに、余命一年と言われる侯爵子息様と婚約することになりました

☆売られた王女なのに新婚生活幸せです

お茶屋さんは賢者見習い

王太子婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います

俺だけレベルアップな件

織田家長男に生まれました

空っぽ聖女として捨てられたはずが、嫁ぎ先の皇帝陛下に溺愛されています

☆99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!

騎士王の食卓

魔法クロエの二度目の人生

現代社会乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変

☆「死霊術師など穢らわしい」と処刑されたので、魔族に転身致しま

☆虐げられ令嬢は人嫌いの魔法使いに弟子入りする

☆死に戻り令嬢の仮初め結婚

実は私が本物だった

人生疲れた最強魔術師は諦めて眠ることにした

捨て悪役令嬢は怪物にお伽噺を語る

聖女のはずが、どうやら乗っ取られました

戦場聖女

☆大獣公とユニコニス乙女

追放された悪役令嬢は断罪満喫する

TS衛生兵さんの戦場日記

☆できるメイド

☆手札が多めのビクトリア

☆転生したら才能があった件

転生した悪役令嬢は復讐を望まない

転生令嬢は精霊に愛されて最強です……だけど普通に恋したい!

ななしの皇女と冷酷皇帝

番手の女 歌姫としての誇りを胸に、最後のご奉公をいたしま

念願の悪役令嬢の身体を手に入れたぞ!

パワハラ限界勇者魔王から待遇スカウトされる

ふつつかな悪女ではございます

不老不死少女の苗床旅行記

宝石姫は、砕けない

未亡人アンネの閨の手ほどき

無自覚聖女今日無意識に力を垂れ流す

森の中で公爵が拾ったのは

ルリドラゴン

9月中に読んだラノベWeb小説は以下の通り。

月が導く異世界道中

異世界料理

ティムーン帝国物語

くまクマベア

魔導具師ダリヤうつむかない

本好きの下剋上 SS置き場

魔術師クノンは見えている

人質生活から始めるスローライフ

異世界転生して教師になったが、魔女と恐れられている件

TS衛生兵さんの戦場日記

☆義姉の代わりに、余命一年と言われる侯爵子息様と婚約することになりました

目的は生き延びること

☆は9月初見。ちなみに9月初見個人的に一番良かったものは「TS衛生兵さんの戦場日記

漫画で1~2巻見て面白かったら、「なろう」で続きを見ると言う流れが多い。

アニメ1~2話見て面白かったら、原作を見ると言う流れも多い。

仕事終わりも休日ほとんど引きこもって

漫画アニメを楽しめてしまっているのだが、

いつか飽きることはあるのだろうか・・・

anond:20240927203027

三田一族の意地を見よ

三田というのは今の奥多摩? のあたりにいた一族だそうです。史実では本家筋は滅んでますが、分家の子孫がタイムスリップ転生。あれこれ内政チートをしてるうちに、後北条スカウトされて、後北条家を守ろうとしてく、内政中心型転生仮想戦記です。

2024-09-30

anond:20240930091849

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