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2020-07-06

作品に不満がある事とその作品アンチである事はイコールではないんだよ!という話

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズという作品がある

2015年に一期が始まり2017年に分割で放送された二期が完結した、まあ色々と賛否両論作品放送終了から3年経った今でも話題になる事が多いタイトルである

正直に言うと僕はこの作品の一期が好きではなかった。主人公三日月・オーガスを始めとした主役組織鉄華団の面々が好きではなく、逆に悪役である治安維持組織ギャラルホルンの側に肩入れしていたのが原因だと思う。

三日月はそれまでのガンダムにも中々居ない割り切ったドライ性格で、敵兵士を無表情で射殺する、初対面の相手絞殺しかける、戦う事への迷いや敵への容赦が殆ど無いガンダムには比較的珍しいタイプ主人公だった。

鉄血のオルフェンズの一期はその三日月くんの所属する民間軍事組織鉄華団」が、地球植民地である火星貧困問題解決を求めるクーデリお嬢様貿易交渉のために地球に送り届けるための護衛を務める話だったのだが、

鉄華団保有するMS三機と、彼らの後ろ盾である木星圏のマフィアテイワズから派遣してもらったMS二機を合わせた計MS五機の戦力で、ギャラルホルンを統べる七大氏族の一人「イズナリオ・ファリド公」が動かせる私兵と、地球軌道上に接近した勢力から地球防衛する艦隊地球外縁軌道統制統合艦隊から差し向けられたMS撃退し、ついにクーデリアを火星分割統治する地球経済圏の一つ「アーブラウ」へ無事送り届ける事に成功する。

それは良い。00のように一度主役達が敗れてからまた再結成、という展開にでもならないと主役組織物語半ばで体制に敗れて壊滅する展開なんて中々描けない。負けてたまるか、と鉄華団少年達は大人達に勝利した。

気になるのは、鉄華団のような極小規模な武装組織が、あの世界における唯一の軍隊であるギャラルホルンに正面から戦いを仕掛け、勝利するにしてもそのために払った犠牲が戦いの規模に割にあまりにも少ない気がする事だった。

地球外縁軌道統制統合艦隊との戦いで鉄華団組織の古株であり参謀を務めていたビスケット・グリフォンを失った。名もない多くの団員達も戦いの中で散った。だが、作中で鉄華団勝利と引き換えに失った物はそれだけ。

最後まで戦い抜いた五機のMSパイロットも、鉄華団所属する名前のある団員も、ビスケット一人を除いて誰一人として失われなかった。最終回もグッドエンドのような流れだったし、一期は完全勝利だったと考えても良いと思う。

ギャラルホルン鉄華団との戦いに投入された多くの兵士の命と、七大氏族党首が一人、七大氏族の後継ぎが一人、そして300年間揺らぐ事が無かった治安維持組織としての面子を失った。

アイン・ダルトンという一人の兵士が居た。彼は恩人と慕っていた上司三日月殺害され、その怨恨から鉄華団との戦いに志願し、戦いの中で半身を失った。その後非人道的処置を受け、MSと完全に融合した異形の姿で蘇る。

そして最後の敵として三日月の前に立ち塞がるのだが…彼の活躍は思ったよりしょっぱい。瞬く間に鉄華団MSを三機倒し衝撃的な登場を果たした…かと思いきや、その撃墜したMSパイロット怪我を負っただけで無事だった。

アイン主人公三日月を上回る圧倒的な反応速度で主役機ガンダムバルバトスを苦戦させるのだが、彼がバルバトスに与えた損傷は片方のアンテナを折った事くらいだった。バルバトスが追加装甲を付けていたとはいえ、辛い。

逆に彼は機体の性能でもパイロット反応速度でも勝っていた筈の三日月親友オルガ・イツカの激励により本領を発揮した途端に圧倒され、辞世言葉を言い切る間もなくコクピットを潰されて今度こそ本当に死んでしまった。

鉄華団は主役だから勝つにしても、これではあまりに双方の戦果被害に差がありすぎじゃないか?と僕は思った。勿論これを言うと、鉄華団勝利を喜んでいたファンから作品アンチ扱いされた。水を差してるから仕方ないけど。

こういう事があって僕は正直鉄血のオルフェンズに良い印象を持っていなかったし、嫌いになってもいたけど、そういう気持ちを吐き出せる場所もなかった。僕のこの作品評価が変わったのは半年後の二期が始まってからだった。

鉄血のオルフェンズ二期の舞台は一期から2年後。鉄華団という小規模な武装勢力MSという戦力を有効に扱い、ギャラルホルンという巨大な組織に土をつけた事で社会情勢に様々な変化が訪れた世界だった

鉄華団活躍により少年兵とMS有用性が広まり人身売買は益々横行し、MSを所有する犯罪組織も増えた。一応秩序の番人であった治安維持組織権威が地に落ちた結果、各地で犯罪行為暴動も増える事になった。

火星経済的に一期より少し豊かになり、鉄華団テイワズ正式な直系組織として認められ急速に組織の規模を拡大。アーブラウ代表と強い繋がりを持つ事で地球支部設立し、順風満帆会社経営は進んでいた。

組織が大きくなった弊害として同じ組織の先輩に睨まれたり、政争を繰り広げる偉い人達に目を付けられて敵視されたり利用されたり、組織が請け負える以上の規模の仕事を受けてしまって会社経営が傾いてしまうんだけど

僕は二期のこういう展開が「ああ、本当にありそう…」と思えて大好きである。一期が若者達の夢のある栄光物語だとすると、二期は現実は辛い所を見せられる転落の物語なんだろうか?栄光と転落は大体セットだけど。

結局鉄華団ギャラルホルン内の権力闘争に巻き込まれ地球支部経営に失敗し、テイワズのNo.2に睨まれた結果組織を追い出され後ろ盾を失い、失脚したイズナリオ公に変わりファリド家を継いだ「マクギリス・ファリド准将」に肩入れし、ギャラルホルンでも最大最強の戦力を誇る大規模艦隊「月外縁軌道統合艦隊アリアンロッド」と矛を交えた結果大敗し、組織No.1とNo.2であったオルガと三日月が死亡した事で壊滅してしまった。

この二期を通してじわじわじわじわと一期で鉄華団が積み重ねた成功が崩れていく様は本当に凄いと思う。成功物語ならよくあるけど、その成功から破滅を描いたアニメあんまり見ない…無い事も無いんだろうけど、多分少ない。

主人公が敗北し、死亡する所まで描いた長編ガンダム閃光のハサウェイ以来じゃないだろうか。パラレルが有りならファーストとゼータも小説版では…だけど、映像作品TVシリーズでは間違いなくこれが初めてだと思う。

僕はこの二期の顛末にとても興奮した。完全勝利すぎて好きじゃないな…と思っていた一期の結末が、二期のこの完全敗北な結末に至るまでの逆算から描かれた物だったのだ、と勝手に思った。成功した人間はいつか破滅する。

ところが、一期の結末を大絶賛していた人達はこの結末を「雑すぎる」などと批判する。二期の結末が好きな僕が一期の結末が気に入らなかったように、一期の結末が好きだった人達は二期の結末が気に入らないようだった。

「鉄血は一期は良かったが、二期は…」という人もよく見かけるけど、じゃあ何故貴方達は一期でシノやラフタやアジーさんが不自然に生き残った事には文句を言わなかったんですか?と言いたくなる。言ったら喧嘩になるけど。

僕は鉄血のオルフェンズの一期に色々と不満があり嫌いだったけど二期で好きになった。逆に二期に色々と不満があって嫌いになったけど今でも一期は好きな人もきっと居る。どちらもこの作品が好きだった事に変わりはないと思う。

完結してから3年経って好きな気持ちも嫌いな気持ちもも大分薄れていた気がしたけど、結構作品について書いてしまった。悪く言われている所を嫌な気持ちになるし、きっと僕は今でもこの作品の事を好きなんだろうな。

鉄血のオルフェンズ次回作であるビルドダイバーズとその続編リライズは今のところ特に内容で荒れる事は無く、平和に語られている。逆にこの作品は今でも最新作であるかのように叩かれているし、話題に挙がるとよく荒れる。

この作品話題が荒れる事で人が集まって新作の話題で荒れる事が少なくなるのなら、それはそれで良い事なのかもしれないな、と思った。今でも叩かれてるのを見るとつらいけど、きっといつかは落ち着いて語れる日が来ると良いな。

追記

僕は鉄華団の面々が好きでなくギャラルホルンに肩入れしていたので一期は好きではなかった、と言ったけれど鉄華団に好きなキャラクターが居なかった訳では無い。パイロットなら天才肌のミカより努力家の明弘の方が好きだったかな?

テイワズから鉄華団監査役として派遣された「メリビット・ステープルトン」という医術の心得のあるキャラクターが僕は好きだった。少しオルガと良い雰囲気になっていた?ような気もするけど、二期を見る分にはどうも勘繰りだったみたい。

彼女は団員が負傷した際に応急医療が出来る医療要員が鉄華団に居ない事について団長であるオルガを諫める事が出来たし、ビスケット戦死した際血気に逸りギャラルホルンを皆殺しにしてやると猛る団員達を前に「こんな事は間違っている、ビスケット君はこんな事を望んでいない」と涙ながらに訴えた事もあった。大人目線から危なっかしい子供達を見守る、ビスケット亡き後の鉄華団ブレーキ役を務める存在だったような気がしている。

結局一期はメリビットさんが諫めるまでもなく鉄華団勝利したので彼女心配杞憂に終わったのだけど、二期の末路を見ると…戦いから抜け出せない鉄華団は戦いの果てに滅びる事が決まっていたのかもしれないな、と思った。

2020-06-17

多分恵まれている

仕事

・SE3年目

緊急事態宣言以降ずっとリモートワーク。これからも続けるらしい

・業績にコロナの影響はなく、今年もボーナスでる(しかも上がった)。年収350くらいいきそう

上司ガチャが当たりだったから、3年目なのに設計インフラ構築・API開発・フロントエンドと色々やらせてもらえる


プライベート

友達とは会えないけど、中高大の子達と今も交流あるからオンライン飲みを定期的にできる

・付き合って1年半の彼氏がいる。倦怠期気味だけど2週に一回(週末お泊り)は会ってる

・親とは仲良しではないけど良くも悪くもお互い干渉しない


その他

特に食事制限しなくても太らない。

・見た目はいいほうだと思う。血筋のおかげ

学歴は某公立大。学部によるけどMARCHと同じかそれよりちょっと上くらい?



いつもなにか足りない気がするというか、このままでいいのかなって思う。

あと最近他人幸せな話聞くのがしんどい。(特に恋愛)

アルファツイッタラーの嘘かほんとか分からない惚気すら見てしんどくなる。

恋愛順風満帆って感じではないけど、なんで周りとこんなに比べてしまうんだろう。

恋愛に限った話ではないけど、他人と比べるのをやめたい。

隣の芝が青くても、それをただ受け止められるようになりたいのに。


追記

・不満があるなら恵まれてないって深層心理で思ってんじゃないの?

多分そうなんだろうなと思う。

家庭環境が原因な気がする。

anond:20200617053135

なぜ1億円稼いでもモテないのか。それは「ハンディキャップがないから」と推測される。「ハンディキャップ」は「障害」のことであるが、ここでは「無用の長物」程度の意味解釈してもらいたい。

 

動物世界に目を向けてみよう。メスを巡ってオス同士が対峙したとき、戦って勝った者がメスを手に入れる動物がいる(ライオンなど)。強い者が勝つ。これはわかりやすい。

 

しかし、モテ方がわかりにくい動物もいる。

例えば、ある種のクジャクは尾が長ければ長いほどモテる。メスを巡ってオス同士が対峙したとき、尾が短いオスは戦わずして退却してしまうそうだ。なぜか。それを解き明かす一説に「ハンディキャップ説」がある。

 

ハンディキャップ説は、長い尾などという何の役にも立たない上に邪魔だし外敵に狙われやすものを持っているにも関わらず今こうして生存しているということは、優秀な遺伝子を持っている=モテると推測する。生存にとって不利なものを持っているのに生きている個体はたくましく優秀だということだ。

 

さて、これを人間に置き換えてみればどうだろう。

 

かなり前の話になるが、彼女を他の男に取られたという増田話題になった。増田名家資産家で黙っていても人生順風満帆に過ごすことができる。しかし、彼は倹約家であり質素暮らしをしていた。

増田彼女はそんな彼を捨てて、高級なものに身を包み、金遣いの荒い成金みたいな男の元へと走ってしまった。

自分と過ごす人生のほうが安泰なのになんでフラれたのだろう。たしかそんな増田だった。

 

これをハンディキャップ説に当てはめると、金遣いが荒いことがハンディキャップとなる。

服なんてユニクロでもいいのにわざわざ高いものを買う。ご飯なんて単なるエネルギー補給しかないのにわざわざ高級な店で食べる。クルマなんて軽でもいいのにわざわざ高級車に乗る。時計も同じ。住む場所も同じ。宝石アクセサリーなんて生きるために本当に何の役にも立たないのに大量に持っている。貯金しておけばいいのに金をじゃんじゃん使う。

 

女性から見て、男が「俺はお金持ちだよ」と言われてもにわかには信じることができないが、身に付けているものが高級であれば「お金持ちなんだ」とはっきりと認識ができる。わざわざ高いものを買って身に付けている=ハンディキャップがある=優秀な遺伝子を持っている=モテるということ。

 

従って、増田がすべきことは、無用の長物に身を包み、夜の街で豪遊することである増田がどのような彼女理想としているかはわからないが、少なくともモテることはできるだろう。

 

参考文献:『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』ジャレド・ダイアモンド草思社文庫

2020-06-16

恋なし職なし命なし? 崖っぷちアラサーのこれから

 まだ職場の人には言えないのでここに書く。職場の人にはSNSアカウントオープンにしてるので、書けるところがここしかない。

 

 

 去年の夏に初めて転職をした。

 Web広告会社事務職から訪問営業会社へ行ったものの、そこはかなり古臭い体質のブラック企業広告業界もブラックな面があったから平気だろうと思ってたけど、それとは質が違うタイプブラックさだった。広告会社のほうは頭がいい人特有の嫌味っぽさが滲んでいたけれど、訪問営業会社のほうはガキ臭さ、悪い意味での部活っぽさがあった。

 土曜出勤も多く、彼とデートもできない。しばらくは我慢していたけれど、やっぱり無理だと思った。

 はてブ経由で知り合った人にも転職相談に乗ってもらい、再び転職活動をして、今年の1月から新しい会社で働くことになった。Webコンサルティング会社だ。

 

 少数精鋭な会社で社風も良く、各種制度も充実している。社長の考え方も尊敬でき、同僚もインターン生も「デキる人」が多く、「本当にこの会社に入れてよかった」と思っている。

 これならプライベートも充実させられそう、楽しみ!

……と思ったのも束の間、この春から状況は一変した。

 

 2年半付き合った彼氏とは別れることになり、私自身に重い病気可能性が見つかった。

 そして、私は仕事でまったく売り上げを出せていない。「申し訳ないけど、7月の試用期間で終えてもらうことになるかもしれない」と社長から言われてしまった。

 

 おかしいな、これから人生ブラック企業から転職して順風満帆になるはずだったのに……。

 

 

 病院での精密検査を繰り返した結果、重い病気ではないことがわかった。それは良かった。

 逆に言えば、それしかいいことはなかった。

 

 ……先週末、私は試用期間で打ち切りになることを社長から伝えられた。7月20日で退職することになる。

 

 

 この会社の人は、辞めたあとも業務委託など何らかの形で関わり続けている人が多いと聞く。なので、せめて辞めた後も何かの仕事でご一緒したいという旨を伝えた。

 

 辞めることが決まってから毎日粛々と仕事はこなすものの、チャットワークに「〇〇さん退職のやり取り」のスレッドができたり、退職後の機密保持契約書が送られてきたりすると、自分は辞めなくてはいけない人間なんだということを痛感させられる。

 そもそも「実力以上のところに入ってしまった」という感覚はずっとあったから、こうなってしまうことは仕方ないという気持ちもある。でも、せっかく採用してもらったのに活躍できなかったことはとても心苦しかった。

正社員のお給料をもらいながら、実力以上の素敵な会社で学べた」と解釈すれば良かったと言えるかもしれないが、いずれにせよ売り上げを出せなかった申し訳なさは残る。

 

 

 コロナでなかなか友達にも会えない。そこそこ仲が良かった人たちとも微妙に疎遠になった。毎月毎月、異なるタイプの息苦しさがやってくる。

 前彼とはじつは1年前にも一度別れたことがあったが、その2ヶ月後には復縁した。しかし今回は、彼は私のSNSも一部ブロックしているようであり、復縁も難しいかもしれない。

 彼の投稿が流れなくなったSNSを見るのもしんどくて、一部のSNSアプリを削除した。コロナしんどい話や胡散臭い話が増えてたところなのでちょうどいいタイミングでもある。

 

 

 初詣、引いたおみくじ大吉だったのに、やたらと悪いことばかり起こる。何故だ。

 唯一良かったのは「重い病気ではなかったこと」だけど、そもそもそれだってマイナスゼロになっただけで、プラスの要素というわけではない。なんでこんなことになっちゃったかなぁ。

2020-05-26

anond:20200526172951

増田の言う通り、全国民必要な物ではないと思うよ。

それに、多少理解を示そうとしてくれることも助かるよ。

やっぱり、世の中いろいろな人がいる。

自分は女慣れしてないかナンパ援助交際ハードルが高いし、

他人依存されるのが苦手。

でも、人肌恋しい時だってあるんだ…。

そんな時に利害関係がはっきりした割り切りで話して接することが出来る人っていて欲しい。

人と接しても良いって自己肯定感につながるんだ。

順風満帆で、もうちょっと気持ちの余裕が出来ればもっと健全なんだろうけどね…それもまた人生

中国大学生に朝6時に体操させる政策はいいと思った

規則正しい生活は素晴らしいと思うよ。

でも偶にその時間まで仕事してるんだ…その前日からね。

それもこれも、朝から訪れるお客さんのためやからね。

2020-05-25

推しへの手紙に「大好きです」と書くのを悩んだ

いわゆるファンレターなんだけれども

自分が急にコロナやら何やらで死んだら二度と書けないかも知れないんだなと思い

推し応援する気持ち推し仕事感想などと共に便箋3枚にしたためたわけです

推しキャリアの初めに大きな役をもらって順風満帆かと思いきやその後はさっぱり大きい仕事がなくて

何となくメンタル不安定な部分が見え隠れするようになってSNSに顔を出す頻度も減って

それでもたまに仕事が入れば規模に関わらず誠実に取り組む推しが私は大好きなので

「大好きです」って書こうと思ってふと考えたんですよ

こんな1ファンに過ぎない一般人から手紙にいきなり「大好きです」とか書いてあったら

重くないか気持ち悪くないか

私は別にガチ恋勢ではないので

ペン先が乾いて書き出しの文字がかすれる程度に小一時間悩んだけど結局「大好きです」って書いた

書かなかったことを後悔するのが嫌だったか

コロナもあるし、次に推し事務所に行って私の手紙を受け取るのは、そしてそれを読むのはかなり先かもしれない

その時私は生きているだろうか

2020-05-18

anond:20200518205206

両親に見捨てられてた?新幹線殺傷小島容疑者自分から自立支援施設

https://www.j-cast.com/tv/2018/06/11331011.html?p=all

司会の小倉智昭「もしも環境が違ったら、順風満帆生活を送っていたのかもしれません」

為末大(元陸上ハードル選手・「Deportare Partners」代表)「小学校中学校はもう(性格が)決まった後に近いと思う。幼少期に感情が芽生えている可能性が高いですよね。秋葉原事件加藤被告の幼少期を思い出しました」

橋口いくよ(作家)「家庭での愛情が足りなくても、社会に出て、他人からもらうもの普通に生きている人もたくさんいます大事なのは他人とのつながり(を作ること)」

2020-05-04

卒アル捨てたらドン引きされた

ありえないとか勿体ないとかなんとかかんとか

そりゃ順風満帆人生を送るあなたからしたら、旧友や親や子供と一緒に見てキャッキャウフフするツールなのかも知れないけど

コミュ障陰キャガイジの僕からしたら陰鬱学生時代を思い起こさせるゴミしかないよ

真っ白な寄せ書きのページを見る度どんな気分になるか、知らないでしょ

2020-04-18

人生途中経過

この4月新卒で某コンサルティング会社入社した。

これと言ってコンサルになりたかったわけではなく、ただ選考が早く始まっていたから試しに受けてみて内定をもらったような形だ。

一応内定を貰ってからちょっとだけ考え、特にやりたいこともない自分はいろいろな業界に触れられそうな環境はいいかもな、と思って入社を決めた。

会社の先輩に入社理由を聞かれて話すと、「若いうちにいろいろな可能性を残しておけるのはいいことだね~」と言ってもらえたりもする。

はたして本当にそうなのだろうか。

思い返してみると、やりたいことベースで進路を決めたことなど一度もない。

小学生の頃は毎日のほほんと楽しく過ごし、周りと同じように地元中学校へ進学。

まあまあ賢かったので、勉強特に困ることはなく高校受験クリア

高校生にもなると、自分世界を見つけて進んでいく人間が周りに現れ始めた。

そんな人達を横目に見つつも、大学で専門的に学びたい事柄が見つからなかったので、とりあえず学部を決めずに入学してもいい大学を選んで進んだ。

4年間、ほどほどによく勉強し、ほどほどに楽しく大学生活を謳歌した。

そして就職

から見れば順風満帆のもののような人生だけれども、それを貫くような軸は何もなくて、外面だけきれいに整えられた人生のような気がする。

およそ60年くらいは続くであろうこれから人生、何にも打ち込めず、何にもやりがいを感じられないまま歳を重ねてゆくのだろうか。

誰の心にも残らないような日々を過ごさなければならないことが怖い。

2020-03-30

ひとりになりたい

最近仕事で少しだけ出世して、ずっと付き合ってた彼氏結婚した。

周りの人から順風満帆とかリア充じゃん!とか言われるけど、今私は猛烈にひとりになりたい。

職場が辛い。出世したといっても、小さなチームのメンバーから主任になっただけだ。産休、育休、それを見越して着任した幹部候補の後輩は寿退社。どうしようもなくなって、違う仕事をしていた私が主任にされた。

チームメンバーは何度教えてもマニュアルを見ない。私に聞く。あまりにも質問されるのでうんざりして冷たく突き放したら、そのあと1人で的外れなことを調べて、的外れ対応をして、とんでもないトラブルに発展したのに悪びれなかった。私のせいにされたし、私もほっといたからいけないんだろうなと思って質問攻めにまだあっている。

家に帰る。主人は忙しい。毎日行きは早くて帰りは遅い。家事ワンオペだ。何も手伝ってくれない。ご飯食べて、服をその辺にぽいぽいと脱ぎ捨てて、タバコ吸って寝る。

たまに夜の生活を求めてくるのが嫌でたまらない。セックスなんてもんじゃない、フェラで俺だけよくして♡という態度が透けている。というか、そういうことを平気で言う。私は舌打ちして背を向けて眠る

そんな毎日精神疲弊してしまった。

仕事に行くことを考えると涙が出てくる。しかし夫は無神経なので、一度苦しくて愚痴半分の相談を持ちかけたら「舐められるからだよ!がんばれがんばれ!圧倒的な力を手にするしかないよ!負けるな!」しか言われなかった。だからキッチンの片隅でこっそり泣いている。

ひとりになりたい。家庭のことも仕事のことも考えないでいい日が1日だけほしい。そう思って、月に一度夫がいない平日に休みをとって、夜ご飯を作るまでの間自分のしたいことだけをする日をとってなんとかバランスをとっていた。

取っていたのにこの騒ぎだ。

コロナで夫が在宅になった。平日に休みをとっても、夫が家にいるから1人になれない。夫がいると見られない好きなDVDも、アニメも、夫がいると「また食べてるの?太るよ?」と嫌味しか言われない甘いものも、何もできない。目の前が真っ暗になった。

明日、こんな事態になると思わなかった自分が一月前に申請した休みの日だ。仕事には行かなくていい。でも家には夫がいる。好きなDVDも、好きな甘いものも、何もできない。

夫が気を遣ったのか、「明日俺も休みにしたんだ!2人で過ごそうね!」とにこにこ話してきた。でもあなた私がいると楽だから嬉しいんでしょう。言葉の代わりに涙しかこぼれなかった。

心配する夫の顔が嫌で、なんでもないよと無理して笑って逃げ込んだトイレでなんとか吐き出そうと思ってこれを書いている。そろそろトイレが長くて心配した夫が来るだろう。それを考えただけで嫌になってくる。

夫のことは嫌いじゃない。でも職場でまた妊婦の引き継ぎを受けるために席を移動する時に、チームの人に言われた「えー、席変わっちゃうんですか?便利だったのにー」という言葉が耳に残って離れない。夫もどうせ私のことを便利に扱いたいだけなんだって思ってしまう。みんな私を消費していく。

ひとりになりたい。山奥でひっそり死にたい。でも捜索にかかるお金のことが心配今日もどこにも行けない。いっそ私が病気で死んでしまいたい。

2020-03-26

なんで漫画金持ちの子キャラ

親が構ってくれなくてさみしい

本当の友達もできなくてさみしい

みたいなキャラなの?

実際は親にも可愛がられて同レベル取り巻き友達に囲まれて派手に生活謳歌して大学エスカレーター名門校にいってコネ就職して順風満帆な人も多いんじゃないの?

偏ってんな。リアルじゃねえな。

2020-03-25

anond:20200325095518

10から泥水すすってる奴らは20代くらいまでに遭遇するおまえらのような順風満帆野郎を横目に見ながら

影で「おまえなんかオッサンになってから俺らが10代で経験したことに出くわして途方にくれればいい」

とか思ってるで。

もはや俺らと同じ土俵で手を取りあうつもりもなく俺らのことなんか想像も及ばないだろうから

お前らはお前らで勝手に起き上がっておまえの身の回りの連中と感傷を分かち合って傷舐めあってればいいと思うよ。

ところで俺が思い浮かべるお前がまったく見当違いだったらごめんな。

2020-03-24

anond:20200324150036

上場企業勤めで仕事は順調、隣には大好きなイケメン旦那がいて

こういう発想っていかにも男っぽい

既婚女の「順風満帆人生送ってる自分マウンティング」は

上場企業勤めかどうかより、「子供産んでも無難仕事続けられて育児も順調」って所を強調するし

(でないなら「敢えて子供を産まずに自由楽しい人生送る私」と言う方向に行く)

「良い旦那持ってる自分マウンティング」も

イケメンかどうかより「高収入」「家事育児分担」「優しくて思いやりがある(等、性格の良さ)」etcって所を強調するんだけど

そういうの分からないんだろうな

これは男がよくやるマウンティングの「仕事成功して美人嫁ゲットした俺」をそのまま性別ひっくり返しただけ

いじめっ子10年ぶりに再開した話

小中と、同じ街に暮らしていた女の子にちょくちょく軽いいじめを受けていた。

登校班を外されるとか、授業中にグループ組むとき自分だけ呼ばれないとかそういうの。

保育園から高校までずっと一緒だったけど、高校で脱喪してクラスカースト最上位の人たちとつるむようになってからいじめは受けなくなった。

少人数でいる時にハブられるとかはあったけれども。

20歳の時に成人式で会った時、私は男の子達と一緒にいたので特に絡むことがなかった。

肥満だった私は20キロほど痩せ、ギャルになっていたので距離を置かれていたのだと思う。

そして私は上京し、彼女東京大学から地元へ戻った。

母校の教師をしていると聞いて「あんなに性格歪んでても教師になれるんだなあ」としみじみ思った。

しばらくして、彼女結婚したと聞いた。

高校の頃教わっていた教師だった。ブサイクでひどい口臭だったので、「あんなにプライド高いのに、忌み嫌われていた虫歯くんと結婚したんだあ」としみじみ思った。

彼女の母もなかなかの豪傑なので、うちの母に「娘は結婚したんだけど、増田ちゃんはどう〜?」などとわざわざ聞いてきてくれた。

さらに数年後、子供はいないが主婦になったと聞いた。

また彼女の母(面倒なので以下おばさんと呼ぶ)から増田ちゃん東京でがんばってるんでしょ〜?ひとりですごいわね〜」なんてお褒めの言葉をいただいたらしい。頑張ってますありがとうございます

そして先日、旦那を連れて地元に帰った。

一昨年籍を入れた旦那は私にはもったいないぐらいの人で、いわゆる3高のどこに出しても恥ずかしくない男性だ。顔もいい。パンフレットに使われがちな男だ。

私はすっかりいじめっ子のことなど忘れていた。

自分人生順風満帆から上場企業勤めで仕事は順調、隣には大好きなイケメン旦那がいて、薬指には大粒ダイヤモンドキラキラ光っている。

で、そんな時に再開した。たまたま実家に戻っていたいじめっ子とバッティングした。お互いに旦那を連れて。

「え〜!すごい美人になったね〜?何キロ痩せたの〜?旦那さんもかっこいいね〜!」と開口一番褒めて?くれた。(本文ママ、誇張なし)

彼女がいまだに学生ノリで私を下に見ているのにも驚いたけど、彼女目線指輪だったり旦那だったりうろうろしているのはちょっと面白かった。

これ生活板とかでよく出てくる話だーなんて思いながら、「無」みたいな気持ちニコニコしていた。

もっと「ざまあw」「勝った」みたいな感情が出るかと思ったけど、まったくの「無」だった。本当に再開するまでまで、彼女いじめられていたことを忘れていたぐらいの「無」具合。

こんなに無感情と思わなかったので、書き留めてしまった。

2020-03-22

anond:20200322165957

植松恋人もいて入れ墨もあって順風満帆だったのに

寝ている障碍者を殺して回った

まだ若くて健康なのに何で大量虐殺なんてやってのだろう

2020-02-19

IQ180の才能に恵まれ難関大学合格し、大学時代セックス三昧、在学中に結婚相手も得られて、家も仕事順風満帆。それで死にたいと言われても、その憤りを表す言葉自分は持ち合わせていない

今ある幸せ享受しとけよ……

2020-02-02

anond:20200202043810

会社辞めたい…とかも同じだけどなんでそう思うのかって理由も込みで話せば良いのに

あとは相手選び

結婚したててで順風満帆な人に離婚したいって愚痴ったって共感してくれないだろうし、とにかく自分の話をしないとすまない相手とは話すだけ無駄だし

結局はてな独り言呟くのが一番だなって思うよ

2020-01-23

グランゾート見てて学んだこと

主人公の大地くんが船に乗りながら

「順風、順風」って台詞言っていて

ハッ

順風満帆の順風と満帆とは航海に関する言葉だったのかと今更ながら気づいた

今まで順風満帆意味理解していたが

元の意味までは意識していなかったのた

アニメってやくだちマジカルだな

2020-01-17

勉強を頑張ってたどり着いた場所

どこまで来ても競争しかなかった。ぼくは両親とも東大を出た家に生まれたので東大に入る選択肢しかなかった。学校名は伏せるけど関東の県立男子校を出て東大に入った。親と違ってぼくは理系に進んだ。進振りと院進学を経て化学メーカーに入った。

周りから見れば順風満帆人生だろうけど、とても厳しい戦争を勝ち抜いてたどり着いたのがこの会社だ。入社後は比較的目立たぬ競争を経て海外へ出向し、出世コースに乗ったことを確信したが出先でもまた競争だ。上司評価、同僚の評価を気にして馬車馬のように働いた。

帰国後は周囲から評価も良く、給与は30代にして大台に乗った。しかしここから競争だ。ルールのない世界で生き残るのはとても難しいが、ここまでやってきたという自負を持って生きていく。

もう高校同級生とは話が通じない。勉強を頑張ってたどり着いた場所だが、そこにはさら競争が待っていた。危機感にケツを叩かれ今日も働いたし、来週も再来週も働き続ける。レールは敷かれていない。自分他者を蹴落として掴み取ったこ場所絶対に譲りたくない。このまま走り続けてどこまで行けるのかを知りたくなったので、限界までぼくは走り続ける。ちっとも幸せじゃない人生だが、ぼくにはこういう生き方しかできないんだろうな。

センター試験の思い出

人生ターニングポイントと呼べる瞬間があるとしたら、私にとってそれはセンター試験だ。

10年以上前1月、朝から雪が降っていた。東京から滅多にないのに。そういえば去年も雪の日だったな、何かの運命かな、とぼんやり思った記憶がある。

浪人して、1年ぶり2度目の受験だった。

***

現役で受けた大学は全敗。初めてのセンター試験も散々だった。

勉強を全くしていなかったから当然の結果。でも、それまで順風満帆に走っていた「人生のレール」から脱線したというか、レールそのもの消失したような途方もない虚無感に襲われたのを覚えている。初めての経験だった。

公立後期の不合格を見届けた後、親に懇願して浪人生となった。それからは、怠惰だった高校3年間を取り戻すかの如く、予備校で朝から晩まで勉強漬けの日々を送った。

心を入れ替えた、というと語弊がある。気を抜くとまた現れる虚無感が怖くて仕方なかった。眠る前に漠然とした不安に襲われる夜も幾度となくあったし、浪人生という以外に肩書きがない不安は常につきまとった。それらを紛らわすには勉強しかない、それだけだった。

見失ったレールの続きは、この大学受験の先できっと見つかる、そう愚直に信じて過ごした1年間だった。

***

迎えた2度目のセンター試験本番。

前日、私は例に漏れず緊張していた。布団に入っても「また散々な結果だったら?」と失敗する未来ばかり想像した。でも気がつくと熟睡していて、朝になって我ながらその図太さに驚くとともに、「もうなるようになれ」と吹っ切れた。

試験会場は大学の大講堂で、私の席は最前列だった。目の前の教壇には複数試験官がいて、無駄に緊張したのを覚えている。でも、今思えば視界に他の受験生が入らないぶん、試験に集中できて良かったのかもしれない。

そう、後でわかることだけど、試験結果は控え目に言って上出来だった。各科目で凸凹はあったものの、総合では過去のどの模試よりも良い点数だった。

ただ、2日間の日程を終えた直後はそんなこと知る由もなく、とにかく安堵した。やりきったという達成感と微かな手応えもあった。そして何より、今日この日に実力を出し切れた「環境」に感謝していた。

そうだ、これは環境のおかげだと、なぜかそのとき唐突に悟った。あれだけ勉強してきたのに、自分の頑張りだとか、努力の賜物だとは一切考えず、今この場所にいることが全てだと感じた。

思えば1年前、両親が浪人を許してくれたことに始まり予備校に通えたこと、長い間勉強に専念できたこと。応援してくれる人がいたこと。健康でいれたこと。今日、雪の中交通機関が動いてくれたこと。そして、無事にこの会場で受験できたこと。

どれも当たり前じゃないし、これを「運が良かった」の一言で片づけるのは勿体ない。私一人の力ではどうにもできない、有り難いことばかりではないか

そんな当たり前のことに気付いて、私はいてもたってもいられなくなった。この感謝気持ちを今すぐ誰かに伝えたい。そう思って、全科目が終わり皆が一斉に会場を後にする中、私は出口とは真逆の、試験官のいる教壇に向かった。

「2日間、お世話になりました。ありがとうございました」

「ああ、こちらこそ。帰り道、気をつけて」

短く他愛のないやりとり。でも私はそのとき、この瞬間を一生忘れないだろうと思った。

2019-12-31

スター・ウォーズスカイウォーカー夜明け」感想

(とりあえず年内中に吐き出したかったので、すべて記憶に頼って書いてる。間違いがあったらすまない。)

ネタバレ注意。)

 

一言でいうと「やっぱり無理だったか」。

 

そもそも、ep6の続きを作るなんて、本質的に無理だと思っていた。

スター・ウォーズ世界は、その全てがルーク・スカイウォーカー活躍させるために構築されている。

ep6でルークが「あがり」をむかえ、わだかまりが解消された以上、もう「めでたしめでたし」で終わった話なのである。その先には、もう何も残されていない。

から正史の続きの映画シリーズが作られると聞いたとき大丈夫なのかと心配になった。プリクエル(前日譚)でもスピンオフでもなくep6の続きを、ドラマシリーズでもアニメでもビデオゲームでもなく実写映画でなんて、完璧にやったとしても二番煎じしかならなそうなのに、どうすんだと。

何か勝算があるのかと思った。正史の隙間を埋める二次創作しかできない部外者と違って、公式ならばどんな飛び道具でも使える。これならいけるぞというアイデアが何かあるのかなと。

そしてep9が終わってみてわかった。結局、何もなかったのだ。

 

全てがルーク・スカイウォーカー活躍させるために構築されている、というのは、たとえば血統によってジェダイになったこと。

スターウォーズ世界設定では、ジェダイ世襲ではない。ジェダイの掟は恋愛結婚を禁じている。ep1~ep3では、たくさんのジェダイがワチャワチャ出てきたが、誰の血縁だなんて話は特になかった。作品世界歴史においてはep4~ep6の出来事例外的なのである

また、親父が一代にしてレジェンドになった傑物、というのも重要だ。考えてみてほしいが、ルーク家系が代々続くジェダイ家系だった、なんて設定だったら楽しくないのだ。幼いころから厳しい修行を強いられ、偉大な先祖比較されて品定めされ……ウンザリするだけだろう。堅苦しい伝統とは無縁でありながら、血の繋がりによってスゴい能力を授かっている、というのが心地よいのだ。

ジェダイが滅ぼされたというのも重要である。同世代ライバルと競わされ選別されることはない。「あいつがいから、おまえいらない」と言われる心配が無い。

ルークはただジェダイなのではない。歴史的にも特別ジェダイなのである

 

ジェダイだのフォースだのも、ルーク活躍支援するために存在する。

超能力チャンバラ! うわ超かっけえ、文句なしだ。

ジェダイ思想? そんなもんクソどうでもいい。ep5で、ルーク師匠の言うことに逆らってハンを助けに行く。頭の固い年寄りの言うことを従順に聞く主人公なんて魅力的ではないのだ。ジェダイの掟なんぞは、友情を引き立てるダシにしとけばいい。(余談だが、あのあとヨーダとオビワンはわりと辛辣に「あいつはダメだ」って批判してた気がする。)

 

帝国も、ルークのために用意されたものである

悪の帝国を倒せ。うん、わかりやすい。

ストームトルーパーも、顔が見えないので、人を殺している感じがしない。(スターウォーズを初めて見た幼少期の私は、ロボットだと思っていた。ep4のデススター侵入でアーマーを奪って着たりとか、叫び声がドロイドとは違う感じになってるとかで、「推理」することはできたが、あまり実感はなかった。直接的な描写は避けられていたように記憶している。)

反乱軍兵士は顔出ししていて、その死は人の死として弔われるが、帝国兵はそうではない。

 

ライトセイバービームブラスターも、鉄の刃や弾丸による戦闘と違って、血が出ない。生々しい人死にの感触はいらないのだ。

 

このように、ルーク活躍ストレスフリーで鑑賞するための仕掛けに満ちている。

 

そんな、ルーク・スカイウォーカーのための世界は、ep6の後どうなるだろう。

たとえば、帝国が倒れて銀河平和が戻ったらどうなるだろう。

ジェダイは、子供たちに嫌われる習い事みたいになるだろう。健康診断で素質ありとなったら、ジェダイスクールに通わされる。遊ぶ時間も奪われる。

そんな退屈な平和映画の観客にとっては退屈だが、そこの世界で暮らす人々にとっては尊い平和

ep6の続きが作られることになったため、平和は訪れなかった。

観客は退屈な平和なんて見たくないのだ。

 

カイロ・レンが生まれたのも、観客を退屈させないためだ。レイアとハンの子供が順風満帆ジェダイになるなんて話が見たいか

みんな大好き「血統物語」だが、前述の通り「親はポッと出」「他と比較されない」といった要素と組み合わさった場合にだけ楽しいのだ。ep4~ep6でそれは消費されてしまったため、ep7~ep9では使えない。そのせいでベン・ソロは歪んでしまった。

ベン・ソロダークサイドに堕ちるに足る理由なんぞ、結局、何もなかった。意外性を出すためにダークサイドにしよう、と、それだけ。

無理やり悪をやらされてる感があって気の毒なのであった。だが、そのどっちつかずな感じが「何かある」という錯覚を生み、それらしい苦悩の描写と、アダム・ドライバーの熱演もあって、妙な奥深さを感じさせていた。ep8までは。

ep9で痛感した、「やっぱり無理だったか」。

マスクの扱いが象徴であるダースベイダーにとって、マスク生命維持装置でもあり、必要があってかぶっていた。カイロ・レンにとっては、マスク特に必要ない。ダースベイダーの表層的なモノマネに過ぎない。これが、「必要ないのにマスクをつけてるワナビー(なりたがりの未熟者)である」という意味をなしていた。

ep8でスノークはこれを看破して、マスクをボロクソに貶したのだろう。マスクを捨て、カイロ・レンは悪として成長を見せた。劇場で見た当時の私は、期待を込めて「ep9では完成した悪としてついに大成するであろう。ただ、その後すぐ死んでしまうだろう」などと書いていた。

ep9でカイロ・レンは再びマスクをつけた。ep8での成長を経て一体どういう心境なのだろうかと注目していたが、特に意味はなかった。

結局、最後最後までワナビーしかなかった。

 

みんなep4~ep6が楽しすぎたせいで目が眩んでるのだろうが、血統物語のオイシイところはもう使い切っちゃったし、スターウォーズ血統物語じゃなくてもいいんだよ。

ep8で、レイは「何者でもない」としたのは、慧眼だと思った。ep1~ep3の頃のノリに戻るだけだし。だが一部のファンには不評だったようである。ep9で台無しにされた。

 

ep9は、ep8の良かったところを台無しにした。

ep8は野心的だがガタついてる印象がある。ベン・ソロダークサイド転向したきっかけとか、ワープ特攻とか、無茶すぎる。だが、フィンとローズのバディムービーっぷりとか、カイロ・レンの成長とか、レイ出自とか、レイロ(レイカイロ・レンのカップリング)とかは良かった。

特にレイロ。ep9の意趣返しについては、べつに好きにやったらええよアンタの映画だし、という気分だが、レイロだけは違う。ep8は最高のバトンを渡して来たんだから、他のなにもかも台無しにしてでも、そこだけはちゃんと引き継いでほしかった。

なんであの程度でカイロ・レンからベン・ソロに戻るのかと。ep7で父殺し、ep8で師匠殺しを達成して、これは過去正史映画で誰も成しえなかったことなのに(ep6のは、ベイダーからアナキンに戻ってるので何か違うじゃないすか)。

みんな小物だとバカにしていて、実際小物な面もあるんだけど、それでもやることやってんだなあ、というところが、見るから威圧的尊大なふるまい一辺倒の悪役よりも「新しい」気がして感心していたのに。

ep9で大成すると期待してたのに、なんだか小さくまとまって終わっちゃって。ああ、ワナビーのままだったな、と。

カイロ・レンが締まらなかったせいで、レイもなんだか微妙な感じになってしまった。悪い意味で揺るぎねえから自分ダークサイドに堕ちるかもしれないッス、ってシーンでも「ふーん」って感じで。ep7,ep8のカイロ・レンの方がまだ、こいつライトサイドに戻っちゃうんじゃねえのとハラハラした。

レイシリーズを通して成長しているが、カイロ・レンもまた成長していた。極まった二人の力がぶつかり合う瞬間を楽しみにしていた。だが、二人の対決は、なんか普通ライトセイバー戦で終わってしまった。

で、キスちゃうのな。レイロ勢に媚びた安易な燃料投下だと感じたが、まあ、対決が不発だったうえに燃料投下も無かったらマジで残念な感じになるので、ダメージコントロールとしてアリだったのかもしれない。(少なくとも、「ローグ・ワン」やep8の無意味キスシーンよりはマシだったし。)

 

ラストシーンも締まらなかった。

レイ自分のことを「レイスカイウォーカー」と名乗ったが、なんだか釈然としない。

ep8の頃の「何者でもない」レイだったら、納得できたかもしれない。スカイウォーカーの魂は血縁を超えて継承されていくんだなあ的な。だが、シディアスの孫とかやっちゃったのにそれは。

かといって、レイパルパティーンとか名乗られても、銀河悪名高いシス名前からちょっと不穏すぎる。

このシーンで私は、「ハン・ソロ」でソロファミリーネームが成り行きで決まってしまうシーンを思い出した。だがレイソロって名乗るも、やっぱり違う。

書いてて気付いたのだが、母方の姓を名乗るのが無難な気がしてきた。でもそんなん名乗っても、観客としては「何?」だろう。

 

まあ、ぶっちゃけスターウォーズ人間ドラマにはそれほど期待してないので、レイロが微妙でもメカの出来さえよければ満足だった。私の原体験がそれだからスターウォーズを初めて見たのは幼少期の頃で、ストーリーとかまったくわからなかったのだが、それでもメカ活劇に夢中になった。光る剣。宇宙疾走する戦闘機や艦船。月のように大きな要塞

だがメカ描写はずっと低調だった。

ep7で、レイスターデストロイヤーの残骸を漁ってるシーンと、カイロ・レンが焼けただれたダース・ベイダーマスクを拝むシーンには、制作陣の「我々はこうやって偉大なる旧作の遺産を食いつぶして細々とやっていくしかないのだ」という諦めの入ったメッセージ言葉ではなく映像で叩きつけられたような気がして、ちょっとビビった。新しいものを作るんだっていう虚勢を張るもんだと思ってたら、こんな赤裸々に弱音を吐くんだ、って。

ep7~ep9のメカを振り返ってみて、旧作から続投しているものを省けば、記憶に残ったのはbb-8とカイロレンのマスクくらいだ。

ep9は特に低調だった。なんだファイナル・オーダーって。あの世界の乗り物は、製造されてるわけじゃないですか。「ローグワン」とep4でデススター設計者・設計図を巡るドラマがあった。「ソロ」では、製造中のスターデストロイヤーを望むシーンとか、ファルコン号を巡るドラマがあった。それが、念力を込めたら地中からボコボコ出てくるとか。ただでさえスターデストロイヤーをたくさん並べただけという芸の無さがキツいのに、もうちょっと真面目にやってほしかった。

 

できれば、メカデザイン体系を新しくしてほしかった。

ep1では、ep4~ep6とは明らかに違ったデザイン体系のメカがでてくる(アールヌーヴォーって言うの?)。ep2,ep3と話が進むにつれてep4の体系に近づいていくというのが、帝国の勃興とメカデザインが連動していておもしろかった。

帝国という魅力的な装置はep6で使い切っちゃったので、ep7~ep9ではなんの変化もなかった。

面白い新作メカを作る余地はあったと思う。現在、「トポロジー最適化」「ジェネレーティデザイン」といったものが登場したので、それを取り入れるとか。

あと、バトルドロイド可能性は掘りつくしてない気がする。ep5で少し登場しただけの賞金稼ぎロイドには妙な存在感があった。ep1でドロイデカの登場には、なるほどこれはep4~ep6制作当時のVFX技術じゃ作れなかっただろうと興奮した。ep1より後に作られた「ローグ・ワン」のk-2soといい「ハン・ソロ」のl3-37といい、キャラが濃くて面白かった。ep7~ep9で、改めてバトルドロイドを登場させたら良かったかもしれない。

だが、「こんなのスターウォーズじゃない」と不評に終わる可能性が高いだろう。それが予想できたから、きっと冒険しなかったのだろう。

 

というわけで、ep9の感想は「やっぱり無理だったか」。

スターウォーズはep6で完結してたんだなあ、という思いを新たにした。

2019-12-19

幸せな人は自殺するだろうか

末期ガン絶望を通り越して日々生きられる事に感謝し始めたとかじゃなく、普通に幸せだと感じたとき

例えば人生順風満帆で楽しみを毎日噛み締めて生きるような幸せがあったとして、人は自殺をするだろうか。

今が人生で最も幸せだと思ってる人間が、このまま死のうと思って死ぬことはあるだろうか。実際。

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