はてなキーワード: お家芸とは
Diversity, Equity, and Inclusionの略として有名なDEIですが百害あって一利無しです。それなのに最近は日本でも特にIT業界を中心にDEIをやろうなどと愚かなことを言い出す企業が大量に湧いて出てきているわけです。恐らくGAFAを始めとするアメリカ西海岸の行き過ぎたリベラルでwokeなカルチャーに洗脳されたあまり頭の良くない人達と触れる機会が多かったからそうなったのでしょう。
本国でDEIというとだいたい黒人女性を重役につけてDEI VPなど無意味な職を与えてプロモカルチャーとの魔融合でどんどん新たな差別を生み出すのが一般的です。これは差別用語であるあれも差別用語であると言論統制をどんどんと強いていき、ついてこれない者たちをbigot呼ばわりしていじめるのがお家芸です。またdiversity hiringという概念があり人種や性別に応じて採用を優遇したり冷遇したりと法律違反の差別を正義感を持って進めているのです。その結果として例えば女性であればより低い基準で採用や昇進がされることでネガティブな偏見を助長するという本来の目的とは真逆の方向に突き進んでいます。マジョリティ・マイノリティという言葉の意味を都合良く変えるということも日常的に行われており、圧倒的マイノリティであるアジア人は優遇の対象にならずむしろアジア人というだけで圧倒的不利を被って差別されているのが現状です。
一方の日本では人種でとやかく言う事もなく性に厳しいキリスト教の下地も言語の中に性もありませんからDEIというと基本的に女性を半数に持っていくぞということになるわけですね。IT系の人達が常に話題にしている陰キャ陽キャという観点では多様性を見ないというのもとても面白いところです。なぜ女性を半数にすべきであるかという質問にトートロジーか差別的な理由以外で答えられる人がいません。美容部員の半数を無理矢理にでも男性にするのが正義だと思い込んでいる人達がDEIを叫んでいるわけです。このような差別主義者達を許してはいけません。
※これは毎日XことTwitterを見ている人間が観測範囲から見えることだけで考えた戯言です
Xは今日も燃えている。その原因の多くは思想的な対立かと思うが、その内容は以前よりかなり複雑化しているように思う。
以前の思想対立の主流は「ネトウヨvsパヨク」であり、匿名掲示板時代からある古式ゆかしい対立である。特に安倍元首相在任時はこれが顕著であった。
今回はこの思想対立をベースにどのように思想が分裂していったかを考えたい(なお、この文章ではあえて思想対立のベースを「ネトウヨ」「パヨク」と記載する)。
基本的に二項対立だった論争は、2020年から旗色が変わってくる。その原因はもちろん新型コロナウィルス感染症、Covid-19である。
ここで生まれたのがみなさんご存知「自粛派vs反自粛派」「ワクチンvs反ワクチン」の対立だ。
この時点では(現在も)多くの者が前者の立場を取ったため、あまり思想ごとの偏りは多くなかった。せいぜい政府の対策の遅さを非難するべく「パヨク」側が前者に立っていたのが目立つぐらいだろうか。
しかし発生が中国・武漢であったとされている点、政府がアメリカ製のワクチンを推進したという点から「ネトウヨ」「パヨク」の一部が「反自粛」「反ワクチン」に移ったことは抑えておきたい。
さて、その前後で起こっていた思想対立といえば「ツイフェミvsアンチフェミ」である。
これは比較的単純で、ツイフェミ陣営は「パヨク」、アンチフェミ陣営は「ネトウヨ」が主であった。というのも、当時のTwitterで湧き上がる論争は概ね「宇崎ちゃん献血コラボ」「温泉むすめ」「ラブライブ!サンシャインのJAコラボ」等に対するツイフェミからの批判が嚆矢となることが多かったので、「左派の表現規制vs右派の表現の自由戦士」という文脈で語られることがほとんどだったためである(そもそも表現規制は右派のお家芸だったのだが…そこら辺は割愛)。
しかしここで一つの変化が生まれる。それがトランスジェンダーを巡る問題である。
人権の尊重を是とする「パヨク」およびそれに準ずる「ツイフェミ」にとって、トランスジェンダーおよびLGBは当然尊重すべき存在であり、欧米各国の動きを見ても当然と考えられていた。
しかし、「ツイフェミ」と呼ばれる女性の一部が「フェミニズム」を掲げている理由は主流左派のそれとは異なっていた。それは男性から性的に客体化される恐怖や怒り、男性嫌悪が行動の原理となっていたという点である。
この視点から考えるに、彼女らにとって身体男性がトイレや銭湯に入ってくるというのは全く受け入れられない。結果的にトランスの排除に向けて「ツイフェミ」は分裂する。いわゆる「TERF」の誕生である。
ここで興味深いのが「TERF」と「ネトウヨ」の合流である。戸籍制度の護持を標榜する「ネトウヨ」にとって同性婚は蟻の一穴となりかねないものとなっており、必然的にLGBTに対しても反対的な立場を取るものがほとんどだった。これが、「TERF」と「ネトウヨ」を結びつけるに至った。本来は対立する思想が各論反対によって一致するというのは興味深い。
(もっとも、ラディカルフェミニストの思想は本質的にかなり保守的であるため、合流は当然という見方もある)
ここまででもお腹いっぱいであるが、今最も新しい思想対立を最後に紹介する。
それが「ウクライナ・ロシア戦争」と「イスラエル・ハマス紛争(パレスチナ-ガザ地区)」の思想対立である。
日本国の立場としては前者は「ウクライナ寄り」後者は「中立」であると筆者は考えている。
しかし「ネトウヨ」と「パヨク」はここでさらなる分裂を迎えることになる。
まず「パヨク」の方は比較的シンプルで、基本的には「ウクライナ寄りの中立」「パレスチナ寄り」となっている。
憲法9条を基にした戦争反対という考えがベースにあり、被害がより深刻な陣営に寄り添うという思想からは当然のことのように思われる。しかし注意したいのが「パヨク」は基本的に「反米」であるという点である。なので米国が支援するイスラエルと戦闘状態にあるパレスチナ(ガザ地区)については積極的に支持できる一方、同様に米国が支援するウクライナは消極的な支持となっている。その証左にウクライナの抗戦を諫め降伏を促す言論は基本的に「パヨク」から出てきている。これが高じた一部の「パヨク」は明確にロシア側の立場を取るものも少なくない数観測できる。
まず「ウクライナ・ロシア戦争」においては基本的に「ウクライナ寄り」の者がほとんどかと思う。というのも、ネトウヨのほとんどは政府見解と一致した親米保守であり、反中・反東側陣営という点から見てもウクライナ支持がほとんどかと考えられる。
だが「イスラエル・ハマス紛争」においてはかなり微妙である。先ほど述べた通り「ネトウヨ」は基本的に政府見解と一致した思想に軸足を置いているため、かなり中立となっている現在の日本の立場には拠り所がない。
もちろん親米保守の立場からイスラエル支持、パレスチナ批判を展開する「ネトウヨ」もいるが、どちらかというとドイツのイスラエル決死支援を嘲笑うぐらいで特に支持を明確にしていない場合も多いように思う。
しかし「ネトウヨ」が親米保守であるというのはあくまで原則論である。中には極右として自民党すら切り捨てる勢力も存在する。それが「参政党」「日本保守党」の支持勢力である。思想の違いは存在するが、共通するのは強烈なラディカル右派であるという点である。
どちらも政府自民党の不満へのカウンターとして存在しており、前者は「政府のコロナ対応」後者は「トランスジェンダー法案の可決」を機に勢力を伸ばした。
当然の如く反「パヨク」や反中反韓ではあるが、日本第一主義の観点から反米(というか反戦勝国)的視点も持ち合わせており、その観点から「ウクライナ・ロシア戦争」においてロシア側を支持する者も多い。
そしてえてして反ワクチンの思想も兼ね備えているケースが散見される。
さて、ざっくりまとめただけでもこのような分類になったが、実際にはもっと多くの対立が存在している(インボイス推進vs反インボイス、AIvs反AI etc…)
ワンイシューでの思想対立が難しい現状において、統率の取れた反対運動というのは以前よりも減少しているのかもしれない。しかし、それに反比例するように炎上自体の回数は増えているように思う。
怖いものと、自分と主張の違う人たちの意見が見てみたかったのと、少し理解してみたかった。
純粋に二分の一くらいの人種を叩く意味がよくわからんかったのもある。
そしたら、うろ覚えなんだけど、めちゃくちゃおもろいレスがあった。
内容としては『俺は女が怖い、わからないから怖い。でも女が弱いことを知ってるから叩ける。大抵の男は俺より強くて怖い、俺が臆病だから女を叩く、それはわかってる。でも安心する』みたいなある種、賢者みたいな内容だった(気がする)
わたしはこれを見て女叩きしてる文字が滅茶苦茶人間に見えるようになった。
なるほど!と思った。
わたしも理解できないという理由で不快に感じるし、自分より弱いからという理由で強く出る事がある。
なんか、なんて言うのか、それが心の支えの人も大勢いるのならば、否定しにくいと思った。
主義主張相容れずとも、否定は出来んなぁ~となった。仲間がたくさんいて楽しいのもわかる。
生産的ではないし、例えばそれで人が亡くなってしまったら、全く正しくなんてないんだけど。
でもあのレスを書いた人間の、自分の弱さを可視化し、認める知性があるのに抗えない悲しさが人間過ぎて、肯定したくなる。
わたしにもそういう生きていくのに付きまとう悲しさがある。
でも結局、多くの場面では、否定するしかきっとなくて、相容れないんだよね。
悲しさの共有はきっと出来るのに、共存は難しいのって、なんか、漫画にありそう。
「長文お気持ちお家芸、マンさん乙w」とか言われるんやろうか……。
敢えて勇気を出して投稿してみたんだけども、これは女叩き全体がそうだ、わたしが正しい、という主張ではなく、こういう人もいるんだなと親しみを感じた話です。
(https://anond.hatelabo.jp/20231009025044)の元増田ではないが(https://anond.hatelabo.jp/20231009094539)で「時間があれば戦評を書きたい」と書いたフィジーvsポルトガルの感想を。
日本vsアルゼンチンが今大会ベストゲームと思っていたら更にその上を行く好勝負となった。
今大会どころかラグビー史に残る試合と言っても良いかもしれない。
予選プールCはウェールズの1位抜けが決まっており、この試合で2位が決定する。条件は以下のとおり。
〇フィジーが勝ち点1以上を取れば2位通過。すなわち、引き分けや負けても7点差又は4トライを取ることができればフィジーが決勝進出。勝ち点無しでオーストラリアが2位通過となる。
〇すなわちフィジーが勝ち点1以上を取ればオーストラリアが史上初の予選落ちとなる。
〇しかし後述のようにフィジー圧倒的優勢と考えられており、フィジーの決勝進出、オーストラリアの予選落ちは事実上決まったものと考えられていた。
フィジーについては前に書いたので省略し(https://anond.hatelabo.jp/20231002195021)、ポルトガルについて書く。とは言ってもラグビーの強豪とは言い難く、ほとんど情報を持っていない。
〇ラグビーの国際的な区分ではフィジーやサモア(や少し前までの日本)と同様にティア2とされていたが、これらの国とはかなりの戦力差があるとみられていた。
〇今大会も得失点差でアメリカを辛うじて上回り、最後の席に滑り込んできた。
〇ワールドカップへの出場は2007年に引き続き2回目、戦績は2007年が0勝4敗、2023年が1分2敗で、2015年のワールドカップ開始時の日本(それまで全大会で出場、1勝2分21敗)よりもさらに評価は低く、おそらく今大会の目標も「一勝でもできれば」だっただろう。
〇JSportsによると、ポルトガルのラグビー協会はギャラを負担できず、ヘッドコーチのパトリス・ラジスケ氏へのオファーを見合わせたそうだが、氏は「それでもやりたい」と引き受けたそうだ。かなり熱い想いを持っているようでどのようなチーム作りをしているか非常に興味がある。
〇同じくJSportsによると選手はフランス等海外リーグの二部でプレイする選手が多いとのこと、やはり選手のレベルでは二回りほど劣勢だろう。
〇本大会ではティア2のトップグループと思われるジョージアと引き分けた。ここで「(ジョージアは)プール最弱と目されていたポルトガルに引き分けるなどやや評価を落としている。」と書いたが、完全に見誤っていた。ポルトガルの実力が上がっていたのだ。
正直ポルトガルの情報が全くなく、「まずフィジーが勝つんだろうな」としか考えていなかったので賭け率を見てみよう
〇各種ブックメーカーのオッズを見てみると、フィジー1.03~1.06倍、ポルトガル29倍~51倍となっている。フィジーの勝率は95-98%程度と評価されていたのだろう。
〇参考に2015年の日本vs南アフリカはとあるブックメーカーで日本34倍、南アフリカ1倍(元本返し)とされていた。フィジーvsポルトガルはこれとほぼ同等の事前評価とみていいだろう。
ちなみに2019の日本vsアイルランドは日本7倍、アイルランド1.08倍程度、日本vs南アフリカは日本5.5倍、南アフリカ1.2倍程度となっていたので日本への評価の変遷が分かる。
〇まずは初めて見るポルトガルの特徴。とにかくパスを回して走る、オフロードパスも多用する、フォワード勝負はほとんど行わないというスタイルだった。JSportsの解説者が「ミニフィジー」と評していたが、本当にそのとおり。
〇お互いにその特徴であるパスとランを駆使してグラウンドを縦横無尽に走り回る、目まぐるしく展開が変わるラグビーとなった。
〇既に決勝の可能性が無くなっているポルトガルだが、そんなのお構いなし。タックルもパスもランも他者のフォローも集中力が素晴らしい。キックパスも多用し、まさにフィジーのお株を奪うラグビーを見せてくれた。
〇一方ほぼ決勝は確定と見られていたフィジーは若干受け身となってしまった感がある。
〇前半はお互い攻め込むもラストの決め手に欠け、ペナルティゴールをまずフィジーが、次いでポルトガルが決めて3-3で折り返した。
〇後半早々、ハイパントのキャッチからキックでボールを転がし、サイドラインギリギリでボールを搔っ攫ってポルトガルのトライ。難しいコンバージョンキックも決めてフィジー3-10ポルトガル
観客もフィジーの勝利を期待し始めたようで大盛り上がり。また、8点以上の差をつけてポルトガルが勝てば予選落ちとなるフィジーのお尻に火が付いた。
〇直後、またもキックオフのハイボールをキャッチしたポルトガルが数十メートル走り前進し会場は大盛り上がりするもオフロードパスがこぼれたところ、フィジーが走りならお家芸とばかりに同じくらいの距離を走る。
何とかポルトガルが捕まえたものの、フィジーがフォワードで押し込んでトライ。コンバージョンも決めてフィジー10-10ポルトガル
〇さらに直後、フィジーのタックルがポルトガルの頭に入ってしまいイエローカード。フィジーは10分間14人となった。
〇集中力の切れないポルトガル、ラインアウトからモールで押し込み、最後はラックからフォワードで押し込みトライ。コンバージョンも決めてフィジー10-17ポルトガル
このあたりからポルトガルの8点差以上を付けての勝利が現実味を帯びてきただろうか。オーストラリアの首脳陣の気持ちはいかほどだろう。
〇しばらく我慢の時間が続く。フィジーは十分ペナルティゴールを狙える位置からでもトライを取りに行くが不発に終わる。
〇65分が過ぎた、体力面でもきつくなってくる時間帯だ。ゴール前のラインアウトからフィジーがモール、ラックとフォワード勝負で押し込みトライ。コンバージョンも決めてフィジー17-ポルトガル17
ポルトガルはフォワードを当てられると一歩二歩下がるシーンが目立つ。弱点なのかもしれない。
〇72分頃、ポルトガル陣内でポルトガルのペナルティ。ここで3点を取っておけば8点差以上離されることはまずないと見たフィジーがペナルティーゴールを決める。75分にも決め、フィジー23-17ポルトガル
この時点でフィジーが8点差以上つけて負けることはほぼなくなったと言って良いだろう。オーストラリアの予選落ち、フィジーの決勝進出がほぼ確定した。
〇77分頃、まだまだポルトガルワールドカップ初勝利の可能性が残る中でやはりポルトガルはパスとランで仕掛け、観客も大歓声で後押しする。そう、ラグビーの観客は弱者がチャレンジするシーンが大好きなんだ。
残り時間的に相手にボールを渡すことはできず、自陣から走る。最後はラックからブラインドサイドを抜けて行ってトライ、コンバージョンも決めフィジー23-24ポルトガル。ラストはポルトガルがボールをキープし、ノーサイド。
ワールドカップ初勝利を、今大会非常に評価が高く、オーストラリアに勝利していることからもティア1と互角に戦えるであろうフィジーから奪い取った。
〇ほとんど経過しか書いていないが後半は双方取って取られての大勝負、会場も盛り上がりに盛り上がった。
〇フィジーは決勝に向けて弾みを付けたかったところで躓いてしまった。決勝進出したものの、誰一人笑顔は見られない。当然だ。気持ちの切り替えが必要だろう。
〇本来消化試合になりがちなプール五番手のチームがここまで強いおかげでプールCが大混戦となった。今大会に向けて素晴らしいチームを作り上げてきたポルトガルを素直に称賛したい。
〇結果として、ワールドカップとしては2015の日本以来の大番狂わせを見せた。今後のポルトガルの活躍に期待する。
〇次回から参加チームを4か国増やす計画があるようだ。一方的な試合が増える懸念もあるが、ポルトガルクラスの国が増えると非常に見てて面白くなる。
〇この試合展開が贔屓のチームの重要な試合だったら見ている方も息が詰まってしんどい試合だっただろうし、リアルタイムで見てて勝ってしまうと観戦がやめられなくなる(2015の日本vs南アフリカをリアルタイムで見てました)。
Starlinkでauのスマホと通信できるというニュースを追っていて、結構Starlinkの仕組みを誤解している人が多いようなので、ちょっとだけ解説する。
Starlinkは、一つの衛星の中で地上局をつなぐもので、衛星間の通信は限定的にしかやらないです。
Starlinkは、基本的には一台一台、地上局(ゲートウェイ局)と繋がってます。衛星間通信は特別な場合にしかやりません。
なので、一台の衛星が、ユーザの移動局と、地上のネットワークに接続する地上局の両方と通信できる必要があります。なので、地上局は結構な密度で必要です。
単純計算だけど、だいたい一つの地上局で半径600kmぐらいが限界だと思われる。
衛星通信と聞くと、地上から連絡すると、衛星間でデータリンクして、アメリカにどかーんとある巨大な地上局で全部まとめてインターネットに接続、といったイメージをされる方もいると思う。
イリジウムなんかはそうだったんだけど、Starlinkはそうではないわけよな。また、この方法により、前よりも低遅延を実現しているし、基本的に設置場所固定のプランと、移動出来るプランで料金に差があると思われる。
日本の上空にある時は、日本の子機から受信した通信は、そのまま1台の衛星で日本国内の地上局に中継する。そのため、ほぼ国内で通信は完結する。
最初期にStarlinkが人工衛星の通信にも関わらずエリアが限られていた理由はこの辺りにもある。
さらに、KDDIがStarlinkにとって重要なパートナーである理由のひとつ。
元々インマルサットなど従来の衛星電話の地上局設置・運営で実績があり、それらのノウハウや運営の一部を請け負うなどしている模様だ。また、アンテナなど電波の技術はわりと日本のお家芸なので、KDDIが間に入って日本の電機各社が協力しているらしい。
もちろん衛星間機能は持っていて、それを使っているところもある。最近ようやく離島などでサービスが始まったが、これは衛星間通信が安定するようになったからだ。
また、この性質から、同じStarlinkでも、一つの衛星で地上局と子機と両方直接中継できるエリアと、そうでないエリアでは結構通信品質が変わってくるし、最終的に接続している地上局がどこかによって通信の混雑具合が変わってくると思われる。