はてなキーワード: 里香とは
名前 (漢字) | 名前 (読み) | キャラ |
---|---|---|
大村五十鈴 | おおむら・いすず | オムライスが大好き |
天童節子 | てんどう・せつこ | 天動説を唱えている |
面近絵里 | おもちか・えり | お持ち帰りをする |
雁木麻里 | がんぎ・まり | ガンギマリになっている |
平井伸 | ひらい・しん | 避雷針 |
小坂椎子 | こざか・しいこ | 小賢しい子 |
東条健 | とうじょう・けん | 搭乗券を持っている |
熊木麻衣 | くまき・まい | マイク眞木っぽい |
伊藤美香 | いとう・みか | 未回答 |
瀬場拓郎 | せば・たくろう | セパタクローをやっている |
鳥田輝 | とりた・てる | 取り立てる |
原翔 | はら・しょう | ハラショー |
安藤麗 | あんどう・れい | アンドレっぽい |
若堀育 | わかほり・いく | ワーカホリック |
大木里香 | おおぎ・りか | 大喜利かwww |
秋田乾司 | あきた・かんじ | 飽きた感じ |
中田留美 | なかだ・るみ | 中弛みしている |
丹波凛 | たんば・りん | タンバリンを叩く |
日下力 | くさか・りき | 草刈機 |
岡利奈 | おか・りな | オカリナを吹く |
岡絵里 | おか・えり | ただいまー |
白田真子 | しらた・まこ | 白玉粉 |
黒石美香 | くろいし・みか | 黒い染みか? |
飯野佳代 | いいの・かよ | いいのかよ⁉ |
北石益代 | きたいし・ますよ | 期待しますよ? |
低学歴で文章能力無いので支離滅裂かつ箇条書きで読みづらいと思うけどごめんなさい(1人称は自分、もしくは増田君になるように努力はしています)
当方25歳男
====
当時は「半分の月がのぼる空」というライトノベル読んでガチで感動した。そこからオタクになった気がする
バカなので高校生になれば秋庭里香ちゃんみたいな可愛い彼女できると本気で思ってた
本屋さんで2時間くらい電撃文庫の表紙と帯だけで商品を吟味して(オタクならわかると思うけど裏表紙にあらすじ書いてない)当時2巻くらいしか出てなかった「とらドラ!」を引き当てたのが数少ない自慢
23時くらいにtvkで放送されてた「キミキス」を今のテレビでイヤホンして親にバレないように見て悶えてた。アニメは微妙だけど摩央姉ちゃんが好き。
土曜深夜の絶望先生~シゴフミまでのtvk全盛期役3時間の黄金リレー超好きだった
学校終わったら即バイト行ってたのでクラスに喋るやつ4人くらいしか居なかった
1年の冬にコミケに行ったら偶然高校の同級生に会って、そこから交友関係が増えいく
コミケに関してはオタク仲間がオタクを呼び最終的に3つの高校で6,7人の団体になっていたなあ
徹夜も当たり前のようにしてた、なんか徹夜番号とかも取りに行った
深夜アニメも殆ど見てたし、オタクグッズも沢山買った。好きなアニメは「四畳半神話大系」
当然現実の女の子とはあまり話はしなかった(同級生でオタクですごい可愛い子が居たけど、チキン野郎なので何も出来なかった…その後ウェイの奴とくっついてた)
この頃になるとコミケに対する情熱も無くなってきて徹夜も商品目当てというよりは、仲間との顔合わせの意義のほうが大きくなっていく
徹夜の番号も闇スタッフの知り合い居て1500円くらい渡せば入れてもらえた(徹夜はする)から大分楽できたし、そもそも行かない回も多々あった
でも深夜アニメは律義にまだ観ていた。好きなアニメは「新世界より」「有頂天家族」
サークルはオタクサークルに入って、たまり場みたいになってる同級生の部屋に入り浸ってた
車の免許だけはさっさと取って、実家の車も使い放題だったので、完全にアッシー君の存在
サークル運営上女の子も居るので今まで以上にお話はするようになったけどそれ以上の展開はなし
こんな生活していたので、成績はボロボロ、3年開始時にホントに危ういと実感したので真面目に大学に行くようになる
そんなんで就活はまともにしてなかったので、殆ど名前だけ書いて入ったに等しい企業に入社(名前だけはみんな知ってる大企業)
卒業前、流石に21歳でいない歴年齢&童貞は不味くないか…とオタクながら思ってしまったので童貞をソープで捨てる
でも働いている年齢層が近くて、忙しいしムカつくこと沢山あったけど学校みたいで楽しかった
仕事中心の生活になるのでアニメは見なくなる。最後に真面目に見たアニメは「有頂天家族2」
出社して、退勤したら会社の人と飲みに行って、休みの日は会社の人と出かけたりする日々
途中大学のサークルの同級生の子が店に遊びに来て、仕事の後に飲みに行って終電無くして公園でいい感じになってラブホに行った
大学生のときその子に「このサークルで付き合うなら増田君かな~」とか言われてたらしいけど冗談だと思ってたので気にしてなかったけど本気だったのね…とか考えてた
その後何回かデートしたりホテル行ったりしたけど、2ヶ月くらいで「増田君のこと好きじゃなくて彼氏と別れたばっかで寂しかったの…」みたいな事言われてお別れした
別れた直後は悲しかったけど、それまで風俗でしか女の子とHしたこと無かったので、こんな自分とそういうことしてくれた事には感謝している
その後女の子を好きになるという事を覚えて、1個上の大人しい先輩に惚れて、でもどうすればいいのか分からないから同期の女の子(仮名:A美)に相談したりしてチキン野郎なりにアタックしてみたけどデートとか連れ出せなくて
よくよく調べてみたらその先輩陰でコッソリ自分の同期と付き合ってました~ってのが判明して失恋
そんなこんなやってたら2年目になっていて、入社時に頼ってた先輩も異動&退職で6割くらい居なくなっていて、同期もちらほら辞め始めた
自分はもう数年続けるのもありだなとも思っていたけど、35歳とかの先輩の給料が自分と大差無いの知ってたし、このまま仕事を続けてしまうと転職する際にまた接客業やる羽目になる。未経験業種勤められるなら第二新卒カード使える今だと感じて転職活動を始めた
A美とは気が合って自分がフラれた後も2週間に1回、短いときは週1に1度くらい飲みに行ってて、二人でドライブしたりディズニーランドに行ったりもした
残業代で稼いでいた分収入は減るけど、低学歴かつ専門知識が無い自分を採用してくれたのはやはり年齢
とは言えブラック企業にも多少の恩義はあるし、増税で忙しい時期までは働いてその後退職
A美とはその後もちょくちょく会っていて、「辞めても会いたいなって思うってことは好きってことなのかな…」とか考えるようになる
でもある時、A美を交えて複数人で飲んでいた時に、「A美ってB郎さんとお似合いだよね~」みたいな話になり、A美も「それ他の人にも言われる~」とそんなに悪くは思ってないような返答を目の当たりする
それで本格的に冷や汗をかいてしまい、やっぱ自分はA美に惚れてるんだな…と実感した
返ってきた返事は「気持ちはうれしいけど増田君は友達としか思っていない、飲みに行くのは全然オッケーだからまた誘ってね」とテンプレートなお断りな言葉
懲りずにA美に声は掛けたけど年末年始仕事忙しいので予定合わず
暇だからコミケ行ってた時代の仲間集めて飲み会開催するも、明らかにお前女出来ただろって感じのイメチェンしてる奴とかいて凹む
そして今日(1/4)、自分がフラれたことも知らずにアホな元同期が街コンに誘ってきたから、やけになって風俗に行くよりマシかなと思って参加するも収穫無し。
元同期もダメで反省会でしこたま酒飲んで酔っぱらった勢いでここまで書き殴りました。特に面白みもオチも無いです
女友達より先の関係に進展するのってどうすれば良いのかな…って考えてたけど、今までの人生振り返って
今までの女性経験が浅すぎるからそんなんなんだよとつくづく思う
もし学生でオタクの方が読んでいるなら少しだけでも良いから現実の女の子とも仲良くしておいた方が長い人生得だよとおじさんは伝えたい。
普通っていうのは無いかもしれないけど、どうやって彼女とか作るんですかね
今までは忙しい職場で働いてて気づいたら1週間、1ヶ月過ぎてたから後回しにしてたけど転職して考える時間だけは増えてしまった
でも久々にアニメを見ようとすると体が受け付けない。アニメも見れないんじゃキモオタクからオタクが取れてキモいおっさんになってしまった。虚無な日々を過ごしています
以上、行きつけの居酒屋に週に1回顔出しに行くのが楽しみな人生積んでる奴のお話でした。
何かアドバイス、𠮟咤激励あれば頂きたいです
無いと思うけど薄っぺらい人生そのまま記載しているので身バレしそうだったら記事消すし、酔い覚めて見返しておかしい部分あれば修正するかも。悪しからず。
(前)
https://anond.hatelabo.jp/20191209211700
作画監督:原科大樹
来生真紀子と戦うために準備を整える凪。
もう人間ではなくなってしまった来生真紀子と凪が戦えば、恐らく凪は殺されてしまう。
まさしく無謀な戦いを挑もうとしている凪を見ているうちに、これまでの自分では決して選択し得ないような行動を取ってしまうモ・マーダー。
一方、来生真紀子と対峙した凪は、病院を戦いの場にしないように、全力で自転車を走らせるが、来生真紀子の圧倒的な身体能力によって追いつかれ、組み敷かれてしまう。
来生真紀子は、凪を殴打しながら、恐怖を感じろと叫ぶのだが……。
原作5話「虫」後半および、エピローグ「夜明けの口笛吹きREPRIZE」に相当。
自宅で「戦闘」の準備をする凪と、それを隠れて見る佐々木。原作では、この時凪が住んでいるのは榊原弦から与えられたマンションだが、アニメは誠一と住んでいた一軒家のままということにしているようだ。
こういう色なのは、まだ「炎の魔女」としてのスタイルが確立される前だからなのか、それとも、絶縁体入りなのでいつもの黒いツナギとは別物という表現なのか。
原作にはない細かい描写。相手の能力が分からない以上、準備を万端にしておくのは自然。
見逃しそうになるほど一瞬。というか、初見では見逃していた。なお原作では、佐々木はマンション内には入っていない。
「自分でも訳のわからない焦燥に苛まれて」いるのがよく伝わる。
霧間誠一の(もちろん架空の)著書『人が人を殺すとき』の一節を、誠一自身の声で読み上げる。直前の、キョウと凪のセリフのフラッシュバックと併せて、二人の言葉が誠一からの引用であることを示している。
今回のアニメはどうやらテロップを使った演出をなるべく避けているらしく、霧間誠一の著書からの引用も基本的にこのようなセリフの形で行われている。当然、テロップの場合よりも尺の制約を大きく受けることになるわけで、原作の霧間誠一語録は、本筋に関わるもの以外大半がカットされている。仕方のないことではあるが、もったいない。
他のタイトルは、「犯罪心理学」「〜想の中の心理学」「恥知らずの傍観者」「生き抜く精神」。
いずれも、恐らくは霧間誠一の著書ではないが、「恥知らずの傍観者」はブギーポップ原作者によるジョジョスピンオフ小説「恥知らずのパープルヘイズ」を連想させる。
逃走経路の確保?
原作では単に先回りして物陰から凪を見守っていただけだが、「物陰から」にも限界があることを考えるとこちらの方がいいか。床には警備員らしき人物が倒れている。
小柄な印象があったが、この時の凪よりは背が高い?
麻酔銃で凪を狙撃し急患として運び込ませ、当直の医師としてゆっくりと料理する計画(と思い込まされた)
これはあくまで佐々木の予測でしかないが、はっきりと映像で見せてしまったこと、察しが良すぎること(ライフルケースを見ただけで「麻酔銃?」はさすがに)、本来の佐々木の能力が作中で説明されていないこと、などが重なった結果、原作未読者の中には佐々木の能力を「予知」だと勘違いした人もいたらしい。言葉だけで説明するよりスマートな造りだとは思うのだが、難しいところ。
派手な髪色のデザインは、このシーンでのミスリードを想定したものでもあったのだろうか。
オリジナルのやりとり。ピジョンの言葉に一瞬目を泳がせ、凪の「あんたは本当は優しい人間だ」というセリフのフラッシュバックを間に挟んでの言葉に、佐々木の諦念が感じられる。
来生の策にしては、何をしたのかよく分からない。単なる居眠りなのだろうか。
一応膝を使って衝撃を殺してはいるが、両足(しかも爪先)だけの堂々とした着地。効果音もズドンと力強い。
旧作アニメ放送当時のCMに使用されたことでも印象深い名(?)シーン。今回も来生の禍々しさがよく出ている。
アニメではこの回想で初めて使われた会話。
原作では回想で簡潔に済まされている部分を、具体的に描いている。
アニメではカットされた「霧間凪のスタイル」の内容を意識したものだろうか。だとすれば気の利いたサービスで嬉しい。
このような既存の名言その他を用いたオリジナル台詞は、3話のブギーポップ「弓道における美とは〜」があったがその唐突さに比べて、今回はピジョンの心の弱みに来生が付け込むという状況に、かなり自然にマッチしている。
本作におけるブギーポップ出現の合図。
口が動いているため、原作とは異なり一応は声に出して喋っている言葉のようだ。
恐らくは、10話で黒田と佐々木が通ったのと同じ道。佐々木と比べて来生の走り方は、獣のように野性味があるものとなっている。
10話の黒田を連想させるが、黒田の場合よりも街灯の破壊の度合いが大きい。
原作では、里香からの聞き込みの直後に提示された情報。ここに持ってきたのは、凪と来生のやり取りを増やすのと、意外な事実として突きつけることでミステリの解決編風の味付けをする狙いか。
表情といい口調といい、嫌味が絶好調。
物の少なさに佐々木らしさが感じられる部屋。
ここからの表情は一線を超えて「顔芸」の領域に入っている。少々行き過ぎな気もするが、強烈な印象を残すのはたしか。
腹パン。
「攻撃」から「反撃」への変更。ニュアンスとしては分かるような気はするが……
わざとバッグの中身をばらまいて、あらかじめ水の中に「通電物質」を溶け込ませていた、という設定はたぶんカット。ここはハライチの岩井勇気も残念がっていた。
改造スタンロッドが一撃で壊れたという記述は原作にもあるが、見た目で分かりやすくするためか、だいぶ派手な表現になっている。もう一本のロッドに持ち替えてさらに電撃で追討ちをかけるくだりはカット。
腕ひしぎ十字固め、でいいのだろうか。詳しくないので不安。
アニメは身体欠損表現にうるさいと思っていたのだが、そうでもないらしい。一応、切断面は袖で隠れてはいるが。
地の文の情報をセリフに変換。ブギーなら何を知っていてもおかしくないので便利。
ここに関しては、狂気に歪んだ表情と声ではなく、堂々した態度に描いてほしかった……と初見では感じたが、原作を読み返すと、
それは、もはやかすれた声が破れかけている喉からひゅうひゅうと漏れているだけの弱々しい声だったが、しかし彼女の耳にはそれは見事な口上として響いた。
ということなので、客観的に映像化するならこれで正しいのかもしれない。また、怖がりとしての本性を取り戻した来生が、それでも約束を守るために「真剣勝負の決闘」に臨もうとしただけで、「最も美しい瞬間」と言えなくもない。
原作では地の文でのみ呼ばれていた名前を、最期の瞬間にブギーにより名付けられたという形で処理。イマジネーターやバット・ダンスなど、ブギーが世界の敵に名付けを行う展開は原作にもいくつかあるので、違和感も少ない良アレンジ。
「そうかい」の直後に首切断という、無慈悲であっけない瞬殺の印象はやや薄れたが、ここはトレードオフなのでしかたないだろう。
セリフは佐々木の心の中の幻だが、このキョウの姿は佐々木に突き落とされた瞬間のものか。
そう聞かれて、「そうだな……正義の味方かな」の時の黒田を思いだす凪。直後に映るのは、二人が初めて出会った「ガーデン」の現在の光景。
もちもち。
たった今思いついた名前を、自分でも確かめるような言い方が絶妙。表情ははっきりと左右非対称。
直前に挿入される黒田の姿は、「泡みたいにすぐに弾けて消える、死に際のはかない願望だ。ずいぶん不気味だがな」の時のもの。このやり取りを原作から少しずらしてこの位置に持ってきたことで、凪とブギーポップ、二人のオリジンに共に黒田が大きく関わっていることが明確に強調された。
オリジナル。10話での、黒田の施設RS22TTU襲撃の余波でマンティコアとエコーズが統和機構から脱走した(二人はRS22TTUに囚われていた)、という話のようだ。
これが原作の設定と矛盾せずに済むかどうかはすぐには分からないが、少なくともアニメだけで見れば、エピソード同士の結びつきを強める意味でも、「いろいろなことが絡みあっている」という「夜明け」のテーマ的にも、良い改変だと思う。
ブギーの口笛とエコーズのハミングによる、マイスタージンガーの合奏はカット。尺を食うので仕方ないが、もったいない。
紙木城直子の姿が挿入。順当な解釈ではあるが、「あの人」については、反響ではないエコーズ本人ではという意見も一応ある。
原作は、「この、ゾーラギが壊した廃墟の世界の元をつくった歪曲王と会うことになるか」。歪んだ〜と言っているので全く無関係とは考えにくいが、同じものを指しているのかは不明。
アニメ最終話(歪曲王5)ラストで竹田と再会しているのもこの世界(とよく似た場所)なので、ブギーポップの待機場所的な扱いのようにも思えるが……
「笑わない」のラストで水乃星透子の飛び降り、「VSイマジネーター」エンドロールの夜明けの光、そしてこの「夜明け」の「歪んだ世界」と、次のエピソードに繋がる要素が毎回最後に盛り込まれていることになる。
「歪んだ世界」に来るまでの話(ムーンテンプル)のようにも、現実世界で藤花の中に現れる前の話のようにも見えるオリジナル台詞。ダブルミーニングでないのなら、たぶん後者の意味なのだろうが、だとしたらもう少し明確にしてほしかった(「戻るまで」が少し分かりにくい)
口笛は無し。流れている劇伴がいいので不満はない。が、聞こえないだけで本当は吹いていると思いこんで見たいところ。
まず何よりも、情報の取捨選択がうまくいったエピソードという印象が強い。原作読者がアニメで見たい(であろう)部分の大半が的確に拾われ、原作で盛り上がる部分がアニメでも見せ場として扱われている。ここに関しては、原作の4(5−1)話構成と、アニメ4話という尺が噛み合ったのも大きい。
変更部分に関しても、大半はメディアの違いや時代の問題で納得できる内容になっている。10話のアクションのような原作ではさほど情報量の多くないシーンの映像化は、原作読者のイメージと大きくズレるリスクもあるが、結果としてこのエピソードは賭けに勝った。そして、そういった積み重ねで作品への信頼が生まれてさえいれば、多少違和感を覚える部分があったとしても、肯定的に解釈しようという気にもなるだろう。
良く出来ていたから良かった、みたいな当たり前の話をしている気もするが、ともかく、このエピソードの存在だけでも今回のアニメ化には意味があったと、改めて思う。
(前)
https://anond.hatelabo.jp/20191209210931
演出:のがみかずお
霧間誠一のもとに届いた一通の手紙。その手紙には、自らの死を予言する言葉とともに、霧間誠一への感謝が綴られていた。
霧間誠一の本と出会ったことで、ずっと隠してきた生まれもった才能を少しずつ世に現そうと考え、その結果、社会の敵となってしまったことから、最後にお礼を述べるために手紙を送ったという。
この手紙のことが気になった霧間誠一が、友人である榊原弦に調査を依頼すると、手紙の差し出し人は手紙を送った翌日に命を落としており、彼には本当に不思議な能力があったことが明らかになる。
原作4話「パブリック・エナミー・ナンバーワン」及び5話「虫」前半に相当。
この構成では「パブリック〜」はかなり割りを食いそうなものだが、出来事自体の省略は意外なほど少ない。元々が短い章であり、霧間誠一の内面での考察等が多めだからだろう。
霧間誠一と水乃星透子の出会い。
セリフ含めて流れは概ね原作通り。ただ、原作では「少女」の正体は章終盤まで伏せているが、アニメはここで既に水乃星の顔を見せている。どうせ声の問題で隠しようがないので、これで正解だろう。
また、原作のこの時の誠一の容貌は「どう見ても怪しい不審人物」となっているが、無精髭こそ生えているもののそこまでではない。
原作の初読時にも、それまでの巻で(架空の)著書の引用やエピソードから形成されていた尖った印象からすると、本人は物腰が柔らかくて意外に感じたことを思い出した。
「かなりの美人さん」というか、あざといほどのかわいらしさ。「黒っぽい服を着ていて、長い髪の毛を額の真ん中で分けて」という記述にも忠実。高校生時同様、黒ストを着用している。一種のトレードマークか。
誠一が受け取った読者からの手紙が、本人の声で読み上げられる。
アニメ本編内はもちろん、原作でもこの時点では名前は不明の少年だが、エンドクレジットでは後の「エンブリオ」で明かされる「キョウ」の名前で記載されている。これは「エンブリオ」も何らかのメディア展開があり得るのではと、一部で期待されたのだが……
誠一の友人であることは分かるだろうが、格闘家で凪と谷口正樹の師匠、という情報はアニメ本編だけからはさすがに伝わりづらい。出番がここだけなので、分からなくても特に問題はないのだが。
中学生からさらに順当に幼くした、という印象。エプロンをしていることから、この後の夕飯は凪の作ったもの。
当番制なのかもしれないし、誠一の生活力の無さの表現でも別にいいのだが、小学生の娘が洗い物をしているのを座って見ている父親という図は、どこかの方面から怒られそうで心配になる。
死を覚悟した誠一が、いざという時は弦を頼れと凪に告げる会話はカット。
アバンの続き。基本的に二人が会話するだけのパートだが、何度か水乃星が誠一との距離を変化させる動きがアクセントになっている。
ハッとする水乃星。
オリジナルの質問。この後に、本来はもう少し前の位置にあった誠一からの質問を問い返しとして置くことで、水乃星の名乗りで前半を締める構成になっている。
水乃星といえば笑顔だが、ここでの表情はどうしても「ドヤ顔」と呼びたくなる。幼い頃からラスボスはラスボス、という貫禄としてアリ。
というテロップをここで出せれば最高だったのだが、英題どころか章タイトルそのものが未使用ではしかたない。
原作の章構成自体にある程度そういう意図があるとはいえ、霧間誠一の死を媒介にして「パブリック〜」から「虫」へ自然に繋ぐのは上手い。
振動能力による内臓破壊という説明は特に無し。「笑わない」編で表向きの死因(「胃穿孔による内臓溶解」)が語られることもなかった。
原作では「笑わない」で既出のセリフだが、アニメはここが初めて。
隠れ場所を「書斎の隣の書庫室」から変更したことで、遥かにインパクトがある画になった。
原作でこのとき回想していたのは、キョウの死に際の方。そちらもすぐ後に回想がある。
原作ではこの時点で既に黒いつなぎを着ているが、聞き込みなどをする格好ではないと判断したのか、黄色いパーカー等に変更。
佐々木の表向きの立場の名刺。第一食品という会社名はオリジナル。
原作では、強化された視力で500メートル先の二人もはっきり視認、というシーンだが、普通の距離になってる?
後の伏線だけあって、しっかり戸惑った演技になっている。
後ろ数文字は画面外。
年齢を聞かれた凪がしれっと26と答え、佐々木が「こけそうに」なる流れから変更。ギャグっぽくなり過ぎることを避けたのか、簡潔にして尺の節約か。
このセリフからの連想で凪が前話での来生とのやり取りを思い出し、さらに里香が凪たちと出会う直前の来生との遭遇を語る、という一連の流れはオリジナル。
原作の「君の父親を殺しているんだぞ」に相当する感情を込めた、硬い声。
原作では、凪が来生にたどり着く根拠がやや薄いので、来生自身が情報を与えておびき寄せたというアレンジで補強したものと思われる。
(次)