「畜生」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 畜生とは

2021-05-12

anond:20210512184608

誰とでもワンナイトする女と思われたら便所扱いされて人権もなくなる

最低ランク畜生に落とされてサンドバックにされちまうんだよ

異性に求められるものが性能や顔になった途端発狂する女の増田ってさぁ

自分たちは異性に対して金や年収や顔や肉体面での性能しか求めてないくせに

当然異性もそれを求めるわけで、でも異性が「どれか一つでも釣り合うもの持ってたらそれでいいよ」

って仏様の如き破格の条件を出して求めてきたら

お前は人でなしだとか見下すなとか人を数字判断するなとか差別主義者だとか猿みたいに歯を剥き出しにして怒り狂って発狂するよね、そういう増田たちって

結婚以前に社会生活に向いてないし

そんなゴミみたいな人間性に育てた親の顔が見て見たいよホント

両親がマッドサイエンティストいかにして基地外育てるかで壮大な実験の末に生まれ人口畜生人間養成計画で生まれ生物兵器みたいな悲しいモンスターかいう生い立ちでも俺は驚かないけどさ

ムシがちょっと良すぎない?

自分たち立場わかってる?

2021-05-11

anond:20210511204238

オマエのお猫様か?だったら連れて独立しろ

・・・そんな畜生のことより、人間様のコロナ対策のほうをきちんとやれよ

2021-05-01

自分で調べない、理解しようとしないなら選択するな。

キャリア格安金プランの話。

あれだけオンラインしか対応しないと言っているのに、店にくるような奴は迷惑な客もどきしかならない。

散々、オンラインしか対応しないよ、デメリットもあるよと言っているのにも関わらず、頭の悪い奴らが多く店に出向いてくる。

オンライン対応するプランです。ショップだと有償ですよ」って言えば、顔を真っ赤にして喚き散らす。

貧乏人が安いプランを選んでおいて偉そうな顔をするなと。

賢しい人なら、このプラン有意義に使える。そういう人向けなのに、だ。

ろくに調べないわ、理解できないわ、と使いこなせもしないやつが喚いている様は、人間というより畜生みたいなものだ。

バカが使っていいプランは、バカにも優しく教えてくれるように作られた高額プランを使えと。

キャリア格安プラン貧乏人向けに作られたものじゃない』

不要ものを取り除いて、コンパクトにまとめられるユーザー向けのプラン』だ。

それが出来ないようなやつは選択するな。

キツい言い方だけどね、ホント馬鹿な奴に限って選んでるんだよ。

2021-04-25

anond:20210424001224

ウマ娘好きと競馬好きは両立できる区分だし、必ずしもウマ娘欲情する訳じゃないだろ。俺は競馬から入って、ウマ娘も遊んでいる。ウマ娘から競馬に入った友人達は、ウマ娘パワプロみたい育成ゲーだと言っていた。

それに、ウマ娘から競馬に流れた奴らの大体は、ウマ娘きっかけになっただけに過ぎない。別のきっかからでも競馬にハマっただろう。本当にウマ娘欲情して、その上競馬場まで来てハァハァ言ってる一部の奴は傍から見てもキモいから、俺も近くに立って欲しくないけどな。

ま、イナゴでも、引退馬のチャリティードネーションに参加してくれてるだけでもありがたいんじゃないか増田競馬場のレースだけに集中できるだろ?

あと、撮り鉄の極一部の畜生どもと一緒にするな。あんノイジーマイノリティと同じに見られていると思うだけで腹が立つ。追記見て思ったが、賭博とかカッコつけて馬券に突っ込むことしかできない単細胞増田が、見当違いの事ほざいてんじゃねーよ。競馬競馬しかねーんだよ。馬券に突っ込むだけで楽しむ資格は十分なんだよ。

2021-04-20

おとなになってから見るドラえもん

やばくないか

まずあの町は暴力支配しすぎだろ。のび太ジャイアンいじめられることを嘆くが、暴力のもの否定しない。のび太戦闘能力を手に入れれば喜々としてジャイアンを懲らしめに行く。

最初うまいことジャイアンをやっつけたりするがだいたい最後調子に乗ったのび太がひどい目にある。ジャイアンのび太がセットで反省する結末ならまだわかるのだが、雑魚調子に乗ると痛い目見るぞ的な終わり方が多い気がする。

しずかちゃんも言うほど暴力否定的ではない。実際あんなに目の前でのび太ボコボコにされたらドン引きして絶対わっちダメなやつやんってなるでしょ

周りの大人やばい暴力はやめろって言ってるシーン見たことない。のび太自殺してもあの先生は「いじめはありませんでした」って絶対言うでしょ。

そもそもドラえもん過去存在したジャイ子との結婚生活全否定で送られきた畜生たぬきから仕方ないね

2021-04-17

anond:20210417133756

サンデルが言うところの典型的学力差別を恥じることのないクズだなお前

お前みたいな差別主義者は一人山奥にこもって生きていけよ

人と接点持ったら差別することしか出来ない畜生なんだから

引退馬の支援って善行なの?

人類福祉が行き届いていない現状で戯れに畜生の一匹に大金寄付して

現役時代稼いだ金はどこいったんだって話だし

そりゃ自分の金を何に使おうと勝手だけど善行か?

2021-04-09

中二病という言葉が少し苦手だ

この言葉は昔から苦手である

他人の楽しみを茶化すような言葉であり、問題矮小化をしている言葉であるからだ。

それが邪王炎殺黒龍波とかの方面なら、まあ、いいと思う。

ただ「この悩みは私にしかからない!」とか「他人のことが理解できない」って方面まで茶化すのは何か違う気がするのである

最近の話だが私はすこし人とは違うことがわかった。

私は精神障害だったのだ。

これまで私はごく一般的青年だと思っていた。

考え方も行動も、どれも一般範囲内で私のような悩みは誰でも抱いているよくある人間だと考えていた。

それについて悩みもしなかった。だがそうではなかったらしいのだ。

医者様曰く私のような人は100人に1人か2人はいるらしい。

要するにたくさんのたくさんの人間に接しないかぎり、自分と同じような人間とは接することができないのである

特別人間だとは考えていない。1万いれば100人もいる。1憶いれば100万はいる。

限定品だと考えたら明らかに作りすぎである

ついでに言えばプラス方面に働くといいのだが、マイナスばかりが働く特別だ。心の底からこんな特別は払い下げたい。

だがレアといえばレア精神性だったらしい。

私は私の考えは誰にもわからないと、少しぐらいはいってもよかったのである

もういっそこのレア精神とやらをアイデンティティしてやろうか、此畜生が。

診断を受けた1、2か月は落ち込んだが最近は気にしないことを心掛けている

いまは漫画主人公のように人とは違う部分があるらしいこの性格を生かせるような仕事に就くべく、ひたすら学習である

漫画バイブルなのはよくあることだよねと筆を置く

2021-04-08

anond:20210408083953

よお畜生w

字が読めないならいちいち粘着して絡んでくるなよwww

anond:20210408083033

開店時間間違えただけで、バカとか、畜生かい理由がわからない。なんか不都合ある?

閉店時間みないで、閉店時間ギリギリに入ってくるようなやつに切れるのはまあわかるけど。

開店時間

開店時間が書いてあるのに店に入ろうとする奴ってバカなのかな?それとも日本語の読めない畜生か何かかな?

2021-04-07

anond:20210407090344

社畜っていう畜生しかいないんじゃない?

人間性を失った謎の生き物だらけだと思う

2021-03-22

ドル

ハックニー馬[※1]のしっぽのような、巫戯《ふざ》けた楊《やなぎ》の並木《なみき》と陶製《とうせい》の白い空との下を、みじめな旅《たび》のガドルフは、力いっぱい、朝からつづけて歩いておりました。

 それにただ十六哩《マイル》だという次《つぎ》の町が、まだ一向《いっこう》見えても来なければ、けはいしませんでした。

(楊がまっ青に光ったり、ブリキの葉《は》に変《かわ》ったり、どこまで人をばかにするのだ。殊《こと》にその青いときは、まるで砒素《ひそ》をつかった下等《かとう》の顔料《えのぐ》[※2]のおもちゃじゃないか。)

 ガドルフはこんなことを考えながら、ぶりぶり憤《おこ》って歩きました。

 それに俄《にわ》かに雲が重《おも》くなったのです。

(卑《いや》しいニッケルの粉《こな》だ。淫《みだ》らな光だ。)

 その雲のどこからか、雷《かみなり》の一切れらしいものが、がたっと引きちぎったような音をたてました。

街道かいどう》のはずれが変《へん》に白くなる。あそこを人がやって来る。いややって来ない。あすこを犬がよこぎった。いやよこぎらない。畜生ちくしょう》。)

 ガドルフは、力いっぱい足を延《の》ばしながら思いました。

 そして間もなく、雨と黄昏《たそがれ》とがいっしょに襲《おそ》いかかったのです。

 実《じつ》にはげしい雷雨《らいう》になりました。いなびかりは、まるでこんな憐《あわ》れな旅のものなどを漂白《ひょうはく》してしまいそう、並木の青い葉がむしゃくしゃにむしられて、雨のつぶと一緒《いっしょ》に堅《かた》いみちを叩《たた》き、枝《えだ》までがガリガリ引き裂《さ》かれて降《ふ》りかかりました。

(もうすっかり法則《ほうそく》がこわれた。何もかもめちゃくちゃだ。これで、も一度《いちど》きちんと空がみがかれて、星座《せいざ》がめぐることなどはまあ夢《ゆめ》だ。夢でなけぁ霧《きり》だ。みずけむりさ。)

 ガドルフはあらんかぎりすねを延《の》ばしてあるきながら、並木のずうっと向《むこ》うの方のぼんやり白い水明りを見ました。

(あすこはさっき曖昧あいまい》な犬の居《い》たとこだ。あすこが少ぅしおれのたよりになるだけだ。)

 けれども間もなく全《まった》くの夜になりました。空のあっちでもこっちでも、雷《かなみり》が素敵《すてき》に大きな咆哮《ほうこう》をやり、電光のせわしいことはまるで夜の大空の意識《いしき》の明滅《めいめつ》のようでした。

 道はまるっきりコンクリート製《せい》の小川のようになってしまって、もう二十分と続《つづ》けて歩けそうにもありませんでした。

 その稲光《いなびか》りのそらぞらしい明りの中で、ガドルフは巨《おお》きなまっ黒な家が、道の左側《ひだりがわ》に建《た》っているのを見ました。

(この屋根《やね》は稜《かど》が五角で大きな黒電気石[※3]の頭のようだ。その黒いことは寒天《かんてん》だ。その寒天の中へ俺《おれ》ははいる。)

 ガドルフは大股《おおまた》に跳《は》ねて、その玄関《げんかん》にかけ込みました。

「今晩《こんばん》は。どなたかお出《い》でですか。今晩は。」

 家の中はまっ暗《くら》で、しんとして返事《へんじ》をするものもなく、そこらには厚《あつ》い敷物《しきもの》や着物《きもの》などが、くしゃくしゃ散《ち》らばっているようでした。

(みんなどこかへ遁《に》げたかな。噴火《ふんか》があるのか。噴火じゃない。ペストか。ペストじゃない。またおれはひとりで問答《もんどう》をやっている。あの曖昧な犬だ。とにかく廊下《ろうか》のはじででも、ぬれ着物をぬぎたいもんだ。)

 ガドルフは斯《こ》う頭の中でつぶやきまた唇《くちびる》で考えるようにしました。そのガドルフの頭と来たら、旧教会《きゅうきょうかい》の朝の鐘《かね》のようにガンガン鳴《な》っておりました。

 長靴《ながぐつ》を抱《だ》くようにして急《いそ》いで脱《と》って、少しびっこを引きながら、そのまっ暗なちらばった家にはね上って行きました。すぐ突《つ》きあたりの大きな室は、たしか階段かいだん》室らしく、射《さ》し込《こ》む稲光りが見せたのでした。

 その室の闇《やみ》の中で、ガドルフは眼《め》をつぶりながら、まず重い外套《がいとう》を脱《ぬ》ぎました。そのぬれ外套の袖《そで》を引っぱるとき、ガドルフは白い貝殻《かいがら》でこしらえあげた、昼の楊の木をありありと見ました。ガドルフは眼をあきました。

(うるさい。ブリキになったり貝殻になったり。しかしまたこんな桔梗《ききょう》いろの背景《はいけい》に、楊の舎利《しゃり》[※4]がりんと立つのは悪《わる》くない。)

 それは眼をあいてもしばらく消《き》えてしまいませんでした。

 ガドルフはそれからぬれた頭や、顔をさっぱりと拭《ぬぐ》って、はじめてほっと息《いき》をつきました。

 電光がすばやく射し込んで、床《ゆか》におろされて蟹《かに》のかたちになっている自分背嚢はいのう》をくっきり照《て》らしまっ黒な影《かげ》さえ落《おと》して行きました。

 ガドルフはしゃがんでくらやみの背嚢をつかみ、手探《てさぐ》りで開《ひら》いて、小さな器械《きかい》の類《たぐい》にさわってみました。

 それから少ししずかな心持《こころも》ちになって、足音をたてないように、そっと次の室にはいってみました。交《かわ》る交《がわ》るさまざまの色の電光が射し込んで、床に置《お》かれた石膏《せっこう》像《ぞう》や黒い寝台《しんだい》や引っくり返《かえ》った卓子《テーブル》やらを照らしました。

(ここは何かの寄宿舎《きしゅくしゃ》か。そうでなければ避病院《ひびょういん》か。とにかく二階にどうもまだ誰《だれ》か残《のこ》っているようだ。一ぺん見て来ないと安心あんしん》ができない。)

 ガドルフはしきいをまたいで、もとの階段室に帰り、それから一ぺん自分背嚢につまずいてから、二階に行こうと段《だん》に一つ足をかけた時、紫《むらさき》いろの電光が、ぐるぐるするほど明るくさし込んで来ましたので、ガドルフはぎくっと立ちどまり階段に落ちたまっ黒な自分の影とそれから窓《まど》の方を一緒《いっしょ》に見ました。

 その稲光りの硝子《ガラス》窓から、たしかに何か白いものが五つか六つ、だまってこっちをのぞいていました。

(丈《たけ》がよほど低《ひく》かったようだ。どこかの子供《こども》が俺のように、俄かの雷雨で遁げ込んだのかも知れない。それともやっぱりこの家の人たちが帰って来たのだろうか。どうだかさっぱりわからないのが本統《ほんとう》だ。とにかく窓を開いて挨拶あいさつ》しよう。)

 ガドルフはそっちへ進《すす》んで行ってガタピシの壊《こわ》れかかった窓を開きました。たちまち冷たい雨と風とが、ぱっとガドルフの顔をうちました。その風に半分声をとられながら、ガドルフは叮寧《ていねい》に云《い》いました。

「どなたですか。今晩《こんばん》は。どなたですか。今晩は。」

 向《むこ》うのぼんやり白いものは、かすかにうごいて返事もしませんでした。却《かえ》って注文《ちゅうもん》通《どお》りの電光が、そこら一面《いちめん》ひる間のようにしてくれたのです。

「ははは、百合ゆり》の花だ。なるほど。ご返事のないのも尤《もっと》もだ。」

 ガドルフの笑《わら》い声は、風といっしょに陰気《いんき》に階段をころげて昇《のぼ》って行きました。

 けれども窓の外では、いっぱいに咲いた白百合《しらゆり》が、十本ばかり息もつけない嵐《あらし》の中に、その稲妻《いなずま》の八分一秒《びょう》を、まるでかがやいてじっと立っていたのです。

 それからたちまち闇が戻《もど》されて眩《まぶ》しい花の姿《すがた》は消えましたので、ガドルフはせっかく一枚《まい》ぬれずに残ったフラン[※5]のシャツも、つめたい雨にあらわせながら、窓からそとにからだを出して、ほのかに揺《ゆ》らぐ花の影を、じっとみつめて次の電光を待《ま》っていました。

 間もなく次の電光は、明るくサッサッと閃《ひら》めいて、庭《にわ》は幻燈《げんとう》のように青く浮《うか》び、雨の粒《つぶ》は美《うつく》しい楕円形《だえんけい》の粒になって宙《ちゅう》に停《とど》まり、そしてガドルフのいとしい花は、まっ白にかっと瞋《いか》って立ちました。

(おれの恋《こい》は、いまあの百合の花なのだ。いまあの百合の花なのだ。砕《くだ》けるなよ。)

 それもほんの一瞬《いっしゅん》のこと、すぐに闇は青びかりを押《お》し戻《もど》し、花の像はぼんやりと白く大きくなり、みだれてゆらいで、時々は地面《じめん》までも屈《かが》んでいました。

 そしてガドルフは自分の熱《ほて》って痛《いた》む頭の奥《おく》の、青黝《あおぐろ》い斜面《しゃめん》の上に、すこしも動《うご》かずかがやいて立つ、もう一むれの貝細工《かいざいく》の百合を、もっとはっきり見ておりました。たしかにガドルフはこの二むれの百合を、一緒に息をこらして見つめていました。

 それもまた、ただしばらくのひまでした。

 たちまち次の電光は、マグネシアの焔《ほのお》よりももっと明るく、菫外線《きんがいせん》[※6]の誘惑《ゆうわく》を、力いっぱい含《ふく》みながら、まっすぐに地面に落ちて来ました。

 美しい百合の憤《いきどお》りは頂点《ちょうてん》に達《たっ》し、灼熱《しゃくねつ》の花弁《かべん》は雪よりも厳《いかめしく、ガドルフはその凛《りん》と張《は》る音さえ聴《き》いたと思いました。

 暗《やみ》が来たと思う間もなく、また稲妻が向うのぎざぎざの雲から北斎《ほくさい》の山下白雨のように赤く這《は》って来て、触《ふ》れない光の手をもって、百合を擦《かす》めて過ぎました。

 雨はますます烈《はげ》しくなり、かみなりはまるで空の爆破《ばくは》を企《くわだ》て出したよう、空がよくこんな暴《あば》れものを、じっと構《かま》わないでおくものだと、不思議《ふしぎ》なようにさえガドルフは思いました。

 その次の電光は、実に微《かす》かにあるかないかに閃《ひら》めきました。けれどもガドルフは、その風の微光《びこう》の中で、一本の百合が、多分とうとう華奢《きゃしゃ》なその幹《みき》を折《お》られて、花が鋭《するど》く地面に曲《まが》ってとどいてしまたことを察《さっ》しました。

 そして全くその通り稲光りがまた新《あた》らしく落ちて来たときその気の毒《どく》ないちばん丈の高い花が、あまりの白い興奮《こうふん》に、とうとう自分を傷《きず》つけて、きらきら顫《ふる》うしのぶぐさの上に、だまって横《よこた》わるのを見たのです。

 ガドルフはまなこを庭から室の闇にそむけ、丁寧《ていねい》にがたがたの窓をしめて、背嚢のところに戻って来ました。

 そして背嚢からさな敷布《しきふ》をとり出してからだにまとい、寒《さむ》さにぶるぶるしながら階段にこしかげ、手を膝《ひざ》に組み眼をつむりました。

 それからまらずまたたちあがって、手さぐりで床《ゆか》をさがし、一枚の敷物《しきもの》を見つけて敷布の上にそれを着《き》ました。

 そして睡《ねむ》ろうと思ったのです。けれども電光があんまりせわしくガドルフのまぶたをかすめて過ぎ、飢《う》えとつかれとが一しょにがたがた湧《わ》きあがり、さっきからの熱った頭はまるで舞踏《ぶとう》のようでした。

(おれはいま何をとりたてて考える力もない。ただあの百合は折《お》れたのだ。おれの恋は砕けたのだ。)ガドルフは思いました。

 それから遠い幾山河《いくやまかわ》の人たちを、燈籠《とうろう》のように思い浮《うか》べたり、また雷の声をいつかそのなつかしい人たちの語《ことば》に聞いたり、また昼の楊がだんだん延びて白い空までとどいたり、いろいろなことをしているうちに、いつかとろとろ睡ろうとしました。そしてまた睡っていたのでしょう。

 ガドルフは、俄かにどんどんどんという音をききました。ばたんばたんという足踏《あしぶ》みの音、怒号《どごう》や潮罵《ちょうば》が烈《はげ》しく起《おこ》りました。

 そんな語はとても判《わか》りもしませんでした。ただその音は、たちまち格闘《かくとう》らしくなり、やがてずんずんドルフの頭の上にやって来て、二人の大きな男が、組み合ったりほぐれたり、けり合ったり撲《なぐ》り合ったり、烈しく烈しく叫《さけ》んで現《あら》われました。

 それは丁度《ちょうど》奇麗《きれい》に光る青い坂《さか》の上のように見えました。一人は闇の中に、ありありうかぶ豹《ひょう》の毛皮《けがわ》のだぶだぶの着物をつけ、一人は烏《からす》の王のように、まっ黒くなめらかによそおっていました。そしてガドルフはその青く光る坂の下に、小さくなってそれを見上げてる自分のかたちも見たのです。

 見る間に黒い方は咽喉《のど》をしめつけられて倒《たお》されました。けれどもすぐに跳ね返して立ちあがり、今度《こんど》はしたたかに豹の男のあごをけあげました。

 二人はも一度組みついて、やがてぐるぐる廻《まわ》って上になったり下になったり、どっちがどっちかわからず暴れてわめいて戦《たたか》ううちに、とうとうすてきに大きな音を立てて、引っ組んだまま坂をころげて落ちて来ました。

 ガドルフは急いでとび退《の》きました。それでもひどくつきあたられて倒れました。

 そしてガドルフは眼を開いたのです。がたがた寒さにふるえながら立ちあがりました。

 雷はちょうどいま落ちたらしく、ずうっと遠くで少しの音が思い出したように鳴《な》っているだけ、雨もやみ電光ばかりが空を亘《わた》って、雲の濃淡《のうたん》、空の地形図をはっきりと示し、また只《ただ》一本を除《のぞ》いて、嵐に勝《か》ちほこった百合の群《むれ》を、まっ白に照《て》らしました。

 ガドルフは手を強く延ばしたり、またちぢめたりしながら、いそがしく足ぶみをしました。

 窓の外の一本の木から、一つの雫《しずく》が見えていました。それは不思議にかすかな薔薇《ばら》いろをうつしていたのです。

(これは暁方《あけがた》の薔薇色《ばらいろ》ではない。南の蝎《さそり》の赤い光がうつったのだ。その証拠《しょうこ》にはまだ夜中にもならないのだ。雨さえ晴れたら出て行こう。街道の星あかりの中だ。次の町だってじきだろう。けれどもぬれ着物をまた引っかけて歩き出すのはずいぶんいやだ。いやだけれども仕方《しかた》ない。おれの百合は勝ったのだ。)

 ガドルフはしばらくの間、しんとして斯う考えました。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん