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2023-09-21

外国人名+苗字場所名前が好き

例えばだけど、

フランソワ高橋工務店 とか

ジョナサン竹田銀行 とか

ピエール瀧記念病院 とか

これは全然実在しない例だけど、偶々こういう名称をしている場所の話を聞くと、あまりにもシュールすぎて無条件に爆笑してしまうので実在するこういう名前場所あったら教えてほしい

苗字由来.net情報だと自分の住んでる町に同じ苗字が1000人いるらしいんだが人口8000人なので8人に1人が同姓!??でも体感的にそれくらいはいるわ

2023-09-20

anond:20230920115444

50万人程度のやや都会から人口1万未満の田舎に婿に行き、はや15年

こっちが三男で、嫁は一人っ子苗字とか残したいよねえと婿に行くことになった

田舎でも仕事確保できる職種ってのも大きかったかなあ

アマゾン楽天などの通販物自体に不便することはほぼない。(特定ブランドとかこだわりあるなら田舎は厳しいかもね)

これまたアマプラ筆頭につべHuluなど一定の娯楽にも困らない

リアルイベントチェーン店などはないので不便に感じる人は感じるかも

因習がないなら田舎暮らしも悪くないよ

ドッグタグ買った

軍人とか自衛隊員とかが首から下げてる金属プレートのアレのこと

名前とか所属とかが刻んであるので遺体がグチャグチャでも身元確認がしやすいらしい

ミリオタではないので詳しいことは増田もよくわからん

性的嗜好6割、ファッション2割、医療防災目的2割で購入した

本来は身元確認のために2枚セットで着用するものらしいが、普段から身につけるには邪魔なので1枚だけ

配送料込み1200円で思ったより安かった

文字は好きなものを刻めた(15文字×5行)ので、1行目に苗字名前、2行目に生年月日、3行目に血液型性別、4行目に居住地(国、都道府県まで)、5行目に電話番号(家族の連絡先)で注文

血液型今日日使わないらしいが他に刻むものもなかった

増田が頼んだところはアルファベット数字記号くらいだったが、日本語や好きなイラスト刻印できるところもあった

それらとも迷ったが、凹状にエンボス加工する米軍ドッグタグデザインに惚れ込んだ

体感があり大変かっこいい

自衛隊で使われてるらしい方は浅彫りでイマイチピンと来なかった

ステンレス製で金アレを起こしにくいのがありがたい

錆にも強く着けたままシャワーも浴びられる

重さもほぼ感じない

サイレンサー(ゴム製の滑り止めのようなもの)が付属したので音も鳴らない

個人情報の塊なので普段は服の内側に入れている

購入理由ひとつに、オフ会で倒れた時に誰も本名や連絡先がわからなかった、といった事例を以前聞いた事が関係している

また、増田自身1人で遠出するのが趣味なため、緊急時に身元が分かるものは持っていて損は無いと思った

今どきは認知症の親のために子が買ったりもするらしい

増田の親は登山趣味にしているため、今度プレゼントしようと思う

これでグチャグチャの遺体が見つかっても手間が省けるって寸法よ!

実際防災目的での着用は警視庁警備部災害対策課もオススメしている

戦場でも無いのにドッグタグを身に着けるのはおかしいかもしれないが、人生は常在戦場であるので…

戦場を生きるためにドッグタグオススメです

2023-09-19

[] そのななひゃくきゅうじゅ

ティトゥーッス

 

本日世界海賊口調日、日本においては苗字の日、糸瓜忌遺品整理の日、九十九島の日、クイックルの日、育休を考える日、9.19いけんの日、平和への思いを忘れない日となっております

そういえば先日は敬老の日でしたね。

年々自分が老に近付いていくので忘れてしまっていました。

良くないですね。

気を付けておきましょう。

それとも物忘れがもう始まっちまってるのでしょうか。

メモ取りは大事だぜですね。

頑張って海賊口調を出そうとしても上手くいかないのでここまでにしておいてやるますです。

 

ということで本日は【定期的なメモいか】でいきたいと思います

定期的なメモいか!定期的なメモヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

2023-09-18

anond:20230918225242

韓国には苗字が少ない 20個くらいしかない

しかも、人口の半分は金さん

朴も念仁も多いから、名前被りが非常に多い

要するに同姓同名だわ

苗字から祖先安易想像できるやつはずかしくないの?

山田とか田中とか池上とか

2023-09-16

妊娠ってやっぱりデバフだと思う

https://anond.hatelabo.jp/20230629220732

色々と励ましのお言葉ありがとうございました。「2ターン目の恩恵(子供欲しい)のためには1ターン目の大変さ(妊娠辛い)は仕方ない」というコメント個人的に腑に落ちました。

オタクゲーム脳のため「ステータス=体力半減、攻撃力減少などのゲーム上の状態」という意図で「妊娠というステータス」と書いていましたが一般的には「ステータス社会的地位」を指すようです。何人かからご指摘をもらいましたが、不快に感じられた人が居たら申し訳ありませんでした。

日記がてら現在妊娠8ヶ月の体調や諸々について。

少なくとも上を書いた時よりは元気になったので、他の妊婦さんの励ましになれば。当時原神のデイリーすらできなかったけど今はフォンテーヌ闊歩できてます。(砂漠世界任務から目を逸らしながら)

 

つわりマジで辛かった

 →結局20週くらいまで具合悪かった。14〜16で終わるって情報何?(個人差)というか前の増田書いた時つわり終わった(のに何故か具合悪いまま)と勝手に思ってたけど余裕でつわり引きずってた。今思い返せば吐き気はわりと収まってたけどまだ熱っぽくてくらくらしてた。あとホルモンの影響かわからないけどメンタルがぐちゃぐちゃだったのもこの時期には落ち着いた。

  産むまでつわりの人もいるらしいので本当に大変だと思う。産院でも「つわりはどうしようもない、仕方ないね〜」という感じだったので本当にどうしようもないのだろう。点滴数回打って何日か仕事休んだけど休職をせずに済んだのは幸い。(仕事アウトプットの遅さを上司が見なかったことにしてくれたおかげだと思う)

  今も平日の仕事だけで疲れちゃってあまり外出できないので、結局自分マタニティライフ全然楽しめてないなとちょっと残念な気持ちもある。自分からは行く気にならないけど夫が近場の公園とか道の駅に連れ出してくれて軽い運動兼気晴らしになるのがありがたい。

 

・腹がちぎれる

 →重い、痛い、ちぎれる。もげる(もげてない)。大きいお腹重力がかかっているのでそりゃあそうじゃと脳内オーキド博士が訴えかけてくるけどとにかく痛い。腹帯しても余裕で痛い。最近は重すぎて腰も痛くなってきた。家に帰ったら重力の向きをせめて少しでも変えるために即寝る。

  というかこのお腹の中の生き物がさらに大きくなって下から出てくるという現象が未だに半信半疑。保健体育で習ったし母親教室原理見せられたけど物理的に無理では?

  お腹が前に出ていると男の子というジンクスがあるらしく、母親から絶対男の子だよ!と言われてて本当に男子らしいのでちょっと面白かった。ちょっと歳の離れた弟を昔からかわいがってて、「小さい頃の弟また世話したいな〜」と思うことがよくあったので男の子うれしい。女の子ももちろん嬉しかったと思う。

 

胎動が思ってた10倍激しい

 →おっ、もしや動いたか?と思った2週間後にはもう痛いくらい動くようになった。職場プレゼンしてる時とか今から寝るぞ!と横になっている時に限ってもう動く動く。お腹が動いている状態で寝れるわけがないので寝不足。眠れないことを加味してベッドで横になる時間を増やしてるけどそれはそれでしんどい

  ちょうどわたしが眠りたくなる11時くらいに胎児は活発に動くらしいですね。なんでや。子供は夜に寝てくれ。

 

・足つる、やばい

 →ほぼ毎晩夜中に足がつって起きる。つると一言で言っても妊娠前に経験したことないレベルの激痛。「いてえ……!……!!」って悲鳴が出るので同じ寝室で寝てる夫を起こす確率およそ7割。ごめん。そして先述の胎動で寝付けないこともしばしば。オワリ。

  なんなら昼間までそれを引きずって痛い。なんだこれ。

 

・常に運動

 →涼しい室内を歩いているだけで汗ドバドバ出てくる。人と喋ってるだけでも息上がってくる。ご飯食べるという行為で体力を消費して満身創痍になる。

  いつも生きているだけで軽いジョギング状態。原神で言う侵食みたいな。地味にこれが生活にめちゃめちゃ影響及ぼしてきててヤバい

 

手続きが複雑すぎる

 →ふるさと納税結婚後の苗字変更が可愛く思えてくるレベルの複雑さ。しか産休育休取る人って全社員の中でそんなにたくさんいるわけじゃないので会社でもらえるマニュアルが古かったりする。補助金もらえたりマニュアルあるだけありがたいけどもう少し何とかなって欲しい……な……。

  あと産んだ後にお医者さんから直筆で書類いくつか書いてもらわないといけないのやばい。直筆?!?!って三度見した。お医者さん直筆の書類を綺麗なまま会社or役所まで届けるミッション難易度高い。うっかり屋な上に産んだ後とか必死すぎて絶対忘れると思う。

 

マタニティウェア高っ!

 →高いよ。自分は専門の通販サイトとユニク◯のXLかXXLでしのいでる。なるべく安く済ませようとしたけど動けないから数揃えないとまともに生活できないのでまあまあお金かかった。二人以上産めばこの分の出費は無くなるのかも、と思いつつもつわりの記憶が辛すぎて今はそんな気力ない。まだひとりも産んでないし。

  元々Mサイズ特別に痩せてもないけど標準体型なのにマタニティウェアすら腹回りが厳しくなってきてて臨月まで耐えられるのかというお財布と腹回りのチキンレースが始まってる。マタニティMじゃなくて全部大きめを買った方が良かった。これはマタニティウェアを買う予定の妊婦さんに強く訴えたい。大きめを買うべき。

  下着もほぼ全部買い換えないといけないの地味に大変。西◯屋で三枚1000円のマタニティショーツを買った後にワ◯ールで一枚3000円のマタニティショーツを試しに買った。お値段10倍で100倍着心地がよかった。圧倒的な履き心地に敗北して腹帯は◯コールで揃えた。ワコー◯は高いだけあって本当に質が良いと思う。叶うなら全部揃えたいけど素肌に近いものだけで我慢した。

 

社会や周りの人は思ったよりもとても優しい

 →電車通勤10分くらいしか乗らないので基本端っこに立ってるんだけど、たまたま人の多い日に波に流されて座席の前に立ったらサラリーマンに席譲りましょうか?と声をかけてもらった(その時はすぐ降りるのでと丁重お断りした)。

  運が良いとか、子育て世帯の多い地域ってのもあるかもしれないけれど今のところ外で嫌な目には遭ってない。むしろ役所で待ち時間座らせてもらったり、駅のエレベーターで譲ってもらったりとか気を遣ってもらって申し訳ないことの方が多い。

  ありがたいことに職場でも妊娠を明らかにしてから暖かい声をかけてもらえている。陰口を言われてる可能性はゼロじゃないけどそもそも会社悪口陰口めったに聞かないし、むしろ言ってる人の方がアレな人(とは言わないけど)なので多分本当にそう思ってもらえているんだと思う。自分も育休復帰後に妊娠した人に会ったら周りの人を見習って暖かい声をかけられるようになりたいと思った。

 

・うわっ……わたし母子手帳白すぎ……?

 →お医者さんとか色んな人に見られると思うとなんか恥ずかしくて…………。

  増田に書いたこと表向きっぽく直して書き移せばいいのではと今思った。

 

そんなわけで妊娠は肉体的に(&序盤は精神的にも)完全にデバフだけど家族や周囲の方の優しさでギリ頑張れるみたいなとこある。もし心と健康に余裕のある方は街で妊婦さんを見たらちょっとだけ優しく見守っていただけると嬉しいです。

頼むから無事元気に産まれてくれ〜と祈りつつ胎動で眠れない夜中に書きました。

2023-09-15

東京軽トラモモ売ってる謎のおっちゃんおるやろ

あれな、たぶんモモ盗んだ奴やなくて、ほとんどが農家おっちゃんや

あのオレンジの箱にモモ入れて積んで売りにきとるやろ

あのオレンジの箱な、農協の出荷場とかに出す時に使う箱なんや

あの箱よく見てみると自分のだとわかるように番号とか、苗字とか書いてある

あそこに桃いれて出荷場に持ってくと箱ごと受け入れてくれて、昼とか夕方に空になった箱が地区ごとの置き場に戻ってくるので、自分の箱を受け取って、また翌朝桃いれて持ってくって感じ

泥棒が盗んで箱ごと持ってきたんだろって思うかもしれんけど

桃ってとった瞬間から、鯖かよって勢いで鮮度が死んでいくので、まず取って置いといて翌日集荷ってのは考えにくい

農家おっちゃんたちは2時3時って時間から起きてきて桃とって、その足で午前中の早いうちに集荷場に桃を出していくわけや

なんとなくわかったと思うが、つまりこのルーティンの中で外部の人間が、桃とオレンジの箱を「同時に、大量に、人目に付かず、手に入れる」ことはタイミング的にも時間的にも難しいんや

良い桃はしっかり売れるけど、質の悪い桃はジュース用とかで買い叩かれてしまうので、それだったらガソリン代払ってでも人の多い東京で売ってしまった方がいいという考えだと思う

もちろん全部がそうとは限らんけどな


今年の桃も美味かったなぁと思って書き捨て

2023-09-13

anond:20230913210532

調べたら渡也(ワタヤ)って苗字実在するらしいスね

世界は広いっス

2023-09-11

恐ろしい夢を見た話

増田大学2年、女。

昨日の夜から今日の朝にかけて、恐ろしい夢を見た話がしたい。

どこにも吐き出せないからせめてここにだけ書き残させて。

夢の内容は

高校時代の友人と数年ぶりに会って現在自分生活高校生活を振り返りながら談笑する」という字面だけ見れば何ら恐ろしい要素は無い他愛のない夢だった。

その友人との関係性を加味しなければの話だが。

・・・

その友人はみらい(仮名)という名前だ。

元々面識はなかったが、高2の新学期コロナによる数ヶ月にわたる臨時休校狭間で行われたクラス替えで同じクラスになり自己紹介で私が「趣味読書で◯◯◯◯◯と◯◯◯◯が好きです」と言ったのがきっかけで仲良くなった。

自己紹介が終わって自由に席移動して気になる人と話していい時間になった時、私は元々友達が少ないためクラス内に友達がいないこと、そして他人に執着しない性格だったこともあり手持ちの本を読んでやり過ごそうとした。

すると、「ねえ、◯◯◯◯◯好きってホントわたしも好きなんだ〜」とみらいが話しかけてきた。

第一印象は「綺麗だな」だった。

二重まぶたに通った鼻筋、光を湛える黒目がちの瞳、細く白い腕、赤い唇。

どこをとっても絵に書いたような美少女だ。

◯◯◯◯◯は私達の世代が好んで読むような作家ではないので本物の読書家だということは問わずとも明らかだった。

その後時間の許す限り◯◯◯◯◯や他の好きなこと、部活などの話をした。

その日の下校の時にはどちらともなく先生の目を盗んで校内でスマホの電源をつけ、LINEを交換するほど意気投合していた。

その日から臨時休校で暇を持て余していたこともありほぼ毎日のようにLINEでいろいろな話をした。

初めて話したときからなんとなく感じていたが、みらいは私と思考パターンが似ていた。

そして学力もほぼ差が無かった。

得意な教科の話になったとき時、二人とも同じ教科を挙げた。

その教科は私が1年の間たった1度だけ1位を名も知らぬ誰かに明け渡してしまった教科だった。

まさかと思いながら「もしかして1位取ったことある?」と返信した。

すると、「もしかしてずっと1位だったの◯◯(増田の下の名前)だったの!?私、1回だけ1位取ったことあってその回以外はずっと2位だったの!」と返ってきた。

こんなことってあるのかと思った。

それと同時に彼女のは切磋琢磨しあえる良い関係になる予感がした。

臨時休校が明けて登校が始まると私達はさらに仲良くなった。

それとともに私の中には負の感情が巣食いはじめた

初めて遠隔ではない担任の授業を受け、二人で談笑しながら教室へ向かっていると、担任からしかけられた。

増田新川(みらいの苗字)(仮名)!お前ら1年の頃から同じクラスだったのか?」

担任にはそれぐらい仲がよく見えたのだろう。

「違いますよ〜!担任なら前のクラスぐらい把握しておくのが筋ってもんじゃないですか〜?」

とみらいが軽口を叩いているのを横目に見ながら私は内心嬉しくて堪らなかった。

こんな美少女と対等な友人関係を築けていることが他人の目から見ても明らかなこと、私はその事実歓喜した。

しかし、その数日後私は地獄を見た。

その日、授業が終わると担任ロッカーを整理しているみらいの所へ向かうのが見えた。

その数秒後、廊下から二人の笑い声が聴こえてきて、今度は私のもとに担任がやってきた。

その担任第一声が

「ごめん。新川増田だと勘違いして声かけちゃった。だってお前ら背丈といい雰囲気といいなんか似すぎなんだよ。」

だった。

信じられなかった。あの美少女を私だと見間違えるなんて。

だって私は重い一重まぶたで背も彼女ほど高くはない。

それなのに見間違えるなんて許せない、彼女の美に対する冒涜だとさえ感じた。

きっと委員会の連絡か何がだったとは思うが、担任のその後の言葉が頭に入ってこないほどの衝撃だった。

担任と会話したあとチャイムがなったので自分の席に戻るともう一度さっきのことについて思索を巡らした。

そこで私は気付いてしまった。

私がおかしいということに。

普通人間なら心の中で喜ぶべきことを私は赦されないことだと感じて、しかも怒りさえも感じた。

どう考えてもおかしい。

他人に執着しないはずの私が、彼女には彼女に対しては何故かこんなに心を掻き乱されている。

もう手遅れだった。

その頃にはもう彼女への、そして彼女の美に対する感情はもはや信仰の域に達していたことを、その時ようやくわからされた。

私とみらいはいつもそばに居た。

休み時間になると彼女の方から私の所へやってくるのが当たり前だった。

その美しさや性格から友達は多いが、その数多くの友達の中で私のことを選んでくれた。

それが私にとっては至上の喜びだった。

クラスメイトが

「みらいちゃんかわいい〜」と言うと

みらいは

「まぁね〜」と当たり前だとばかりに返答していた。

そんな彼女自己肯定感の高さがこの上なく好きで、でもそんな彼女が眩しかった。

だってはいつも彼女の影だったから。

彼女が他のクラスメイトの「かわいい」と言われる時、私はいつも息苦しかった。

私をかわいいと言ってくれる人はいいから。

当たり前だ。わかってる。私が彼女より醜い事は私自身が誰よりも知っている。

決して表には出さなかったが称賛を全てほしいままにしている彼女が横にいると気が滅入ることも多々あった。

それでも私は彼女と一緒にいた。

二人でいる時だけは、その美しい瞳に私以外は映らないから。

それから数カ月後、修学旅行が始まった。

もちろん全ての行動を共にした。

一日目は某県の某資料館へ2学年全員で向かった。

みらいも私も暗い場所は苦手なのでドキドキしながら入館した。

手が触れたのを契機に、どちらともなくお互いに指を絡めて相手の震えを感じながら暗い館内を歩いた。

私は手汗が出やすい体質なので1度手を解こうとしたが、

「怖いから話さないで」と小声で訴えられたので逆らえるわけもなく結局出口までそのまま向かった。

その次の日は班別活動で某県の某洋館へ向かった。

私がお土産を見繕っていると、みらいが

「ねえ、◯◯こういうの好きでしょ?」といきなり声をかけてきた。

彼女の指差す先には、色とりどりの硝子でできた美しいエジプト香水瓶(中は空)があった。

美しい曲線と精緻彫刻

まさに私の求めるもののものだった。

凄く綺麗……とつぶやく

「全部一点ものらしいよ!せっかくだからお揃いで買おうよ!」とみらいはもう買う気満々でその手の中には桜色の香水瓶が収まっていた。

私は彼女のそれとデザインの一部がよく似た空色香水瓶を選び二人でレジへ向かった。

その日の夜食ホテルレストランで食べた。

なかなか量が多く、少食気味なみらいは食べきることができるのかと心配になったのでそれとなく隣にいる彼女を見やるともう限界という顔をしていた。

すると彼女の方から

「これとこれ食べれる?」と言ってきたので有り難く拝借した。

それで終わると思いきや、デザートミニケーキの二種盛りがやってきた。

私はぺろりと平らげたが、彼女はどうしても最後の一つが食べられないようだった。

そして

「ごめん。これ食べれる?」と聞いてきた。

私はうんと言おうとしたが、

私の食器フォークはつい先程席を巡回しているホテルの方に回収されてしまったので食べる術がない。

手で食べるのははしたないしと逡巡していると

はい、あ〜ん」

と私の方に彼女フォークで刺したケーキ差し向けてきた。

同じテーブルの生徒の視線彼女の手と私の顔に集まり、恥ずかしさで頬に熱が走るのを感じた。

いつまでもこのままではいられないと思い、覚悟を決めて顔を近づけ、食べた。

修学旅行でそんなことが起こったため、その後の学校生活ではクラスメイトに彼女との仲をからかわれることも増えた。

「なんかみらいちゃん増田さんって二人だけの世界?っていうか独特な空気感あるよね〜」と言われたりなんかもした。

今まではそう感じたことは無かったがあの修学旅行を経ると確かにと思う自分も居た。

その関係に心地よさを感じる一方、今振り返ればどこか嫌悪感があった。

念のため言っておくと、私は普通の女だ。

小中学生の頃は普通男子と付き合っていたし、好きになるのはいつも男だった。

でも共学は嫌いだった。共学の女が嫌いだった。

あらぬ噂を立てて私と彼氏を引き離そうとする、そういう汚い女が大嫌いだった。

から高校女子校を選んだ。

中学時代仲の良かった先輩から

女子校は本当に生きやすい。男がいないとそういう争いとかもないし。」と聞いていたのもあり必死勉強して女子校入学した。

女子校は先輩の言う通り生きやす空間だった。

秘密の花園なんてのは空想だけれど、進学校だったこともあり皆自分が一番大切だから自然無駄な争いを避けるようになっていたから本当に生きやすかった。

彼女存在けが想定外だった。

今思い返すとというより当時から薄々感じていたが、みらいはボディータッチが多かった。

1日に少なくとも2回以上はハグしてくるし、堂々と人前で手は繋ぐし、とにかく距離感おかしい。

最初こそ戸惑っていた私も仲良くなるにつれて気にしなくなってきたものの、時折嫌悪感に近いものを感じることさえあった。

でも、やめてとは言えなかった。

だってそうされている時だけは自分特別だと感じられたから。

2年の3学期になって3年生0学期なんていう進学校あるあるワード教師の口から出始める中、彼女との関係が変わった(と増田勝手に思っている)出来事が起こった。

2学年最後模試だ。

その前の記述模試から国数英3教科に加えて理社科目が追加された。

その記述模試ではあの教科は二人仲良く同点だった。

最後模試マーク模試だった。

2年最後だしここで一つ頑張ってあの教科でみらいに勝ちたいと密かに思っていた。

毎晩負けまいと勉強して迎えた本番。

習っていない範囲もあったが自分勉強してカバーした分自身はあった。

3月、結果が出た。

私はその教科で全国一桁の順位を取った。

模試順位掲示されるので早速見ると、みらいは私のすぐ下の段にいた。

しか偏差値には20程の差があった。

私は勝ったと思う前に彼女の不調が気になった。

トイレに行っていたみらいがこちらに来て順位が張り出された紙を見ると

「やっぱり◯◯はすごいよ、」と一言言って自分の席に戻っていった。

その日は話しかけてもどこか上の空だった。

次の日、彼女は休んだ。

心配休み時間隠れてスマホを起動させ、LINEを開いてメッセージを送った

すると数分後

明日は行ける。心配かけてごめん。」と返ってきた。

こんな時まで謝ってくるのが彼女らしいなとその時は思った。

次の日予告通り彼女は帰ってきたが、いつものボディータッチは無いしなんだかひどく静かだった。

結局2年の終業式の日まで彼女はずっとそんな感じだった。

3年になるとクラスが離れた。

前はあんなに同じクラスがいいと思っていたのに、最近彼女の煮えきらない態度をあまり好ましく思っていなかったので実際の所は

嬉しさ7割悲しみ3割といったところだった。

しかしその思いはすぐ覆された。

一つがクラスメイトの私に対する反応だった。

2年の時みらいと私ともう一人のクラスメイトの3人でたまに会話することがあった。

3年に進級してそのクラスメイトとはまた同じクラスになったので声をかけると

素っ気無いそぶりですぐ別の友達の所へ向かっていった。

そこで私は気付いてしまった。

結局私は彼女が隣りにいなければ価値のない、何も特別なところなどない人間だと。

みらいとはクラスが2つ離れていたため頻繁には話すことは無かったが、たまに会話するとそれはそれは惨めな気持ちになった。

彼女友達が多い。

私にとっての彼女はたった一人の心を許せる友人だった。

けれど彼女にとっては大勢友達の中の一人でしか無いという事実に串刺しにされる気持ちだった。

から私は彼女抜きで特別になると決めた。

2月模試の結果が私の背を押してくれた。

私にはポテンシャルがあることを教えてくれた。

それだけに縋って、今までの人生でやったことのないぐらい死ぬ気で勉強した。

その成果は存外早く出て6月模試では早速学年1位に躍り出た。

この結果には教師陣も驚いたのか露骨におだててくるようになった。

それをあしらいながら只管勉強した。

7月、もう何ヶ月もLINEなんて送ってこなかったのにみらいから急に連絡が来た。

夏休み日中学校勉強するよね?

良かったらうちの部室くる?」という内容だった。

彼女美術部の期待の星で、大学も某美大を目指していた。

3年に入ってからは画塾にも通い始めたと聞いた。

彼女には夏休み特別に部室の一角占領する権利顧問からもらったらしい。

私はその誘いにあっさり乗った。

彼女と実質二人だけで過ごせる時間をみすみす手放す訳がなかった。

夏休み、みらいの部活の日はみらいの部室で、それ以外の学校開放日はひたすら教室図書館勉強をする日々が始まった。

部室ではみらいが自分の背丈ほどの大きさのキャンパスにひたすら油性絵の具を塗りたくっていた。

正直油性絵の具の匂いは苦手だったが、みらいと同じ空間にいる方が大切なので我慢した。

他愛のない話をしながら、彼女は絵を、私は過去問をそれぞれ仕上げていった。

そんな夏が終わると、また連絡を取る回数が減った。

それもそのはず、彼女は推薦と一般美大受験するため、画塾に通うだけでなく面接練習なども必要になったからだ。

私はただ勉強していった。

この頃には志望校偏差値を大幅に上回る成績を取れるようになってきた。

冬がやってきた。

去年のクリスマス彼女と一緒に過ごしたのに今年はひとりだ。

そんなことを思いながら夜食で出されたホールケーキの残りを頬張りながら勉強していると突然LINE電話がかかってきた。

みらいだ。

素早くスマホに手を伸ばし電話に出た。

「ねえ、受験終わったら卒業旅行行こうよ。

修学旅行でまわったとこ、また二人で全部回ろう」

みらいは電話越しにそう言った。

私が

「うん、絶対行こう。約束

と言うと

「うん。約束。」という言葉最後電話が切れた。

突然そんな提案をしてきたのには驚いたが、その約束は私を鼓舞した。

そして迎えた共通テスト

かつて無い手応えを感じた。

自己採点をするとこれまで取ったことのないほどの高得点だった。

私は私大1本だったか2月受験は終わった。

みらいは家の都合で国公立しか受けられないと言っていたか3月にならないと結果は出ない。

祈るような気持ち2月を過ごした。

3月の頭、卒業式があった。

式が終わってもみらいの元へ向かった

「◯◯、待ってた」

そう彼女は言った。

写真撮りたい」

そう言うと彼女は私にカメラを向けてきた。

自分顔面に自信が無い私はせっかくだから二人で映ろうよと言って彼女スマホを借りてツーショを撮った。

その後は卒アル落書きをし合って別れた。

案外あっさりした別れだった。

そのときはそれでいいと思っていた。

だって卒業旅行に行こうと彼女は言ったから。

その日、LINE彼女スマホで撮った写真が送られてきたのを最後彼女からLINEが送られてくることは無かった。

みらいは志望校合格したら連絡すると言っていた。

彼女志望校合格発表日が過ぎても連絡が来なかったので、私はある決意をした。

整形をする決意を。

幼い頃から親に「醜い顔で産んだから形代は出すよ。ただし、高校卒業したらね」と言われていた。

今こそその時だと思い、すぐカウンセリングの予約をし、施術プランと日程も決まった。

私の思い一重は施術とダウンタイムを経て左右差のない整った二重になった。

大学が始まってからもみらいから連絡が来ることは無かった。

私は私で上京したので新しい暮らしと新しい環境に慣れるので精一杯でみらいに連絡している時間もなかった。

二重になってから人生難易度体感20レペル下がった。

大学同級生とはすぐに仲良くなれた。

それこそみらいが高校時代同級生から言われていたように

かわいい」なんて言われるようにもなった。

高校時代までの私からしたら信じられないほど環境が変わった。

やっぱり美は正義だなと感じた。

前期は友達遊んだテストレポートと格闘している間に過ぎ去っていった

夏休みも終わりに差し掛かった頃、ふとみらいのことを思い出した。

そして私からLINEを送った。

時間後、数日後、数週間後。

待てども待てども返信が来ない。

それどころか未読無視をされている。

プロフィール画像などは変更されているかLINEを見ていない訳では無いだろうに。

つの間にか私は彼女LINE確認しなくなっていった。

しかし私は今でもふとした瞬間にかつての彼女を思い出してしまう。

例えば鏡で自分の顔を見るとき

いつだっただろうか。

私とみらいはあの時担任が言ったように本当に瓜二つだと初めて気付いたのは。

卒業式の後、送られてきた彼女と一緒に写った写真をまじまじと見てみると

私と彼女は鼻の高さ、形、口の大きさ、頭蓋の形が本当によく似ていた。

そう、違っていたのは目だけだった。

私が二重に整形したことで、私の目はぱっちりと開くようになり、彼女の瞳の形そのものになっていた。

今の私と彼女双子のようにそっくりなのだろう。

今の彼女はどんな顔をしているのだろう。きっと美しさが増しているだろう。

そんなことを、私は鏡で自分の顔を見ると考えてしまう。

・・・

今日見た夢は

みらいと数年越しに会って食事なんかしながら

近況や今までのこと、あの時はお互いをどう思っていたかについて話し合う夢だった。

美しいのは相変わらずだなぁなんて彼女を見つめていると、

「◯◯、整形したの?良いじゃん似合ってるよ」なんて言ってきた。

本当に彼女らしいなんて思っているとアラームの音で現実に引き戻された。

起きて夢かぁと思いながら十数ヶ月ぶりに彼女LINEを開いたがやはり既読はついていない。

午後、用事を済ませて家に帰って来ると既読がつくはずないのになんとなくまたみらいのLINEを開きたくなった。

その衝動のまま、トーク画面を開き、自分の送ったメッセージを目で追う

「みらい!最近どう?元気?」

見慣れたそのメッセージの上に目を向けると、そこにはそのメッセージを送った日付が表示されていた。

それを見て息を呑んだ。

そこに表示されていたのは

「1年前の今日の日付」だった。

こんなに都合のいいタイミングで夢に出てくるほど彼女の幻影をいつまでもいかけている自分が心底恐ろしい。

という話。

2023-09-10

anond:20230910120730

そもそも150年前まで苗字もなかったし文字も書けなかったし愛も知らなかったよ。

2023-09-05

結婚時の姓について、ジャンケンで決めたかどうかは忘れた

そんな大事なこと忘れる?

実際に結婚するときは、子供が欲しいし子供いると事実婚は面倒そうだから法律婚にしよう、と協議した上で男が「どっちの苗字にする?俺が苗字変える?ジャンケンで決める?」と言ったので好き!となって結婚しました。ジャンケンで決めたかどうかは忘れた

https://twitter.com/nejiko/status/1408079090746155009

この方は結局夫の姓に改姓しているようだ。このような進歩的夫婦が結局は保守的決断をするに当たってどういう議論があったか大事なのに。

実際は「ジャンケンで決めていない」かもしれないのか。がっかりだよ

仲が良いと思っていた友達が知らない間に結婚してた

今度結婚式を挙げることになった。

中高の友人のAに久々にラインで連絡して参加の了承を得た。

Aは中高一貫校中学3年,高校1年と同じクラスで仲良く、お互い大学に進学した後も、5年ほど前までは遊んでいた。

Aに招待状を送るため住所を聞くと苗字が変わっている(ライン名前Hanako Y.みたいな感じで苗字イニシャル変わってないから気づかなかった)。

びっくりして同じく結婚式に招待する友人B(私,A,Bで高1の時は仲が良く、私とBは同じ大学に進学)に話を聞くと一昨年結婚していたらしい。

友人Bは友人Aのインスタを見て知っていたらしい。

友人Bは招待されてないものの、同じ中高の友人も呼ばれていたことも聞いた。

中高6年間で一番仲が良かったと思っていた友人Aにとって自分は仲の良い友人ではなかったんだなと辛くなった。

ただ昔みたいにAと仲良くなりたいか結婚式には呼ぼうと思ってるけど怖い

2023-08-29

SF好きあるある

・”早川”という苗字を聞くとちょっとソワソワする

御三家と聞くと、アシモフハインラインアーサー・C・クラークを想起する

anond:20230829124322

苗字の画数がクソ多くて生まれてこの方ずーっと手書きする度に疲れるなあと思ってるくらいだから変えたい

一二三、林、北、山川さんがほんとに羨ましい

鈴木佐藤さんは全然羨ましくない

2023-08-28

anond:20230817094740

ウチも嫁の苗字にしたけど、周囲には事後報告で終わり。わざわざ実家に報告して拒否られたからって何?ずいぶんとご両親を大切にされてるんだね。

2023-08-26

夫婦別姓の流れのところ失礼しますが

苗字変えたすぎるけど無理そうで悲しい

2023-08-24

  真犯人に一番多い苗字である、  宮武、長谷川、森脇、佐藤、荒金、鈴木山田、といった個人の死を実現するのに、お前を巻き込まないような手段発見できなかったというだけ。

   いつまで経ってもしつこい奴だな。

2023-08-22

「ねぇママー、どうしてしずかちゃん結婚してなまえが野比になるの?」

「昔はね、結婚をするときには苗字を同じにしないといけなかったのよ」

「ふうん、そうなんだー。でもそしたらぼくもママとおなじなまえだったのにね」

「(泣)」

「ねぇママー、どうしてしずかちゃん結婚してなまえが野比になるの?」

「昔はね、結婚をするときには苗字を同じにしないといけなかったのよ」

「ふうん、そうなんだー。でもそしたらぼくもママとおなじなまえだったのにね」

「(泣)」

2023-08-21

anond:20230821211542

欧米人結婚して苗字カタカナ女性が、識者としてメディア海外事情とか文化の違いについて語ってたりするのは見るけど、中国人とか韓国人旦那の人はそういうの見ないね

anond:20230821184909

お願いがあるーのーよ~~~

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