「変数」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 変数とは

2024-11-21

家族友人が陰謀論にはまってしまった人

陰謀論きっかけって要は3ステップ

1.現状に不満がある

2.自分は優秀だ。

3.1と2は矛盾しているが現実に起きているので矛盾がない隠れた変数(陰謀論)がある。

だけなんだよね。

でもたいていの人はこの苦しい現実に立ち向かっても陰謀論にはまらない。それは家族や友人がいて孤独感を覚えていないから。

そういう他者とのかかわりが自己肯定に繋がるから一面的自分が間違っていることを認めても自己否定につながることはない。

しか孤独な人は違う。

主観的につらくても客観的には十分現状が恵まれていることを伝えても、その人自身問題があることを伝えてもそれを認めることは深刻な自己否定につながる。

そして同じような陰謀論者とつるんで孤独感を紛らわせる。これは陰謀論を通して自己肯定感が高まるという負の成功体験ともいうべき状態

こういう人に1や2が間違っていることを伝えても無理なんだよね。できることは陰謀論無関係なところでしっかり真剣に付き合ってあげること。

飲みに言ったり買い物やレジャーに一緒に行ってその人に価値があることをあなたの態度で示すしかない。

そして日々が楽しくなったら陰謀論なんてもの時間をかける暇はなくなる。

2024-11-15

コメント重要

まず言っておきたいのは、コメントってやっぱり大切だってこと。

コードを書いた人の意図を後から見た人が理解できるようにするためのものだし、未来自分が「あれ、これ何書いたっけ?」と迷うのを防ぐためにもコメントは欠かせない。

でもうちの会社にいる“バリバリできる人”、仮にSさんとしておきましょう。

このSさんそもそもプログラムスキルが超ハイレベルで、コードをめちゃくちゃ書ける人。

みんなが「あれどう書くんだっけ?」ってなるような複雑なロジックサクサク書けるし、妙なバグも即座に見抜く。もう尊敬しかない。

で、Sさんコードは、当然コメントバッチリ入っているわけですよ。ただね…これが実に困った問題なんだけど、そのコメント意味がわからない。

何が書いてあるのかが普通コメント以上に謎。

だってSさん説明って、どこか抽象的だったり、ちょっと暗喩暗号?)染みてるんです。

言葉としては正しいし、ちゃんと書いてくれてるんだけど、どうも頭に入ってこない。

たとえば「このループは不変量を維持するための役割を果たす」とか、やたらと専門用語が並ぶ感じ。

で、読んだ結果「何をどうしてるんだっけ?」と逆に混乱してしまう。

それで、しまいには「Sさんコメント意味がわからいから、誰かもう少しわかりやす説明を足してくれませんか?」っていうリクエストが社内で上がるようになった。

なんというか、コメントに対するコメント必要になってきた。

この“コメントに対するコメント”という新しい文化が生まれつつある。

これがまた曲者で、しまいにはコメントの数が倍増し始めた。

Sさんが「ここは変数定義です」と書くと、誰かが「この変数定義がなぜ必要かについて補足します」とか、「ここでの不変量とは何か解説します」とか言い出すわけですよ。

Sさんが「このアーキテクチャがスケーラビティを保つためのものである」と書けば、「スケーラビティの具体的な定義についてもここにメモしておきます」とか。まるで辞書注釈がついていくみたいに、コメントがどんどん増えていく。

こうなると、なんというか「天才思考の跡をたどる」って感じになってきて、普通エンジニアとしては大変なんよ。

Sさんとしては、きっとわかりやすく書いてるつもりなんでしょうが、僕たちからするとSさんコメントを読み解くためにさらに別のコメントをつけていく状況。

こうして、コメントの数だけが増え、肝心のコードがどんどん見づらくなっていく。

なんだか本末転倒な気もするけど、仕方ない…。

コメントがないとわからないし、でもコメントがあってもわからない。

いやー、天才ってすごい。

2024-11-14

バカが作ったシステムに苦しめられている

あらゆるイレギュラーを全パターン見た目が同じ別帳票で出力するようにコードが組まれていて、そのパターンに一切コメントがないのでこれはどういう場合を想定した処理なのかが一切分からない。

しかも見た目が同じ帳票に出力しているのに変数名に規則性がなく、A帳票ではXの項目に出力する変数が、B帳票ではYの項目に出力するのに使われていたりする。

さらパターン分岐方法も多岐にわたっていて大元からAとBとCに分岐してCの先でDとEに分岐してEの先で条件によってはBを出す(!?)みたいな処理が平気で組まれているので、全パターンを把握することも困難。

じゃあ帳票を使っている現場はどうかというとそのコードを組んだ時にいた人間がもういないので、パターン分岐も条件もそのパターンが今も存在しているかも把握している人間がいない。

もういっそイレギュラーっぽいパターン全部切って拡張性を担保した上でめちゃくちゃプレーン状態で組みなおして、今必要イレギュラーパターンのぶんだけ処理を足していくほうがいいような気がしてきた。

2024-11-09

[] 新古典派ケインズ派の主な数理的差異

経済空間定義

経済を以下の空間表現する:

(Ω, ℱ, (ℱ_t)_t≥0, ℙ) を完備確率空間とし、ℋ = L²(Ω, ℱ, ℙ) をヒルベルト空間とする。

新古典派モデル

1. 状態空間

状態変数無限次元ヒルベルト空間 𝒳 の要素 x_t ∈ 𝒳 とする。

2. 確率微分方程式

状態変数の動学を以下の抽象的な確率微分方程式表現する:

dx_t = A(x_t)dt + B(x_t)dW_t

ここで、A: 𝒳 → 𝒳 は非線形作用素、B: 𝒳 → ℒ₂(𝒰, 𝒳) はヒルベルト空間作用素、W_t は 𝒰-値のシリンリカルウィーナー過程である

3. 価値汎関数

代表的主体価値汎関数 V: 𝒳 → ℝ を以下のように定義する:

V(x) = sup_α∈𝒜 𝔼[∫₀^∞ e⁻ᵖᵗ ⟨U(c_t, l_t), μ⟩ dt | x₀ = x]

ここで、𝒜 は許容制御の集合、ρ > 0 は割引率、U: 𝒳 × 𝒳 → 𝒳 は効用作用素、μ は 𝒳 上の測度、⟨·, ·⟩ は内積を表す。

4. 無限次元 HJB 方程式

最適性の必要条件として、以下の無限次元 HJB 方程式が成立する:

ρV(x) = sup_{c,l} {⟨U(c,l), μ⟩ + ⟨A(x), DV(x)⟩ + ½tr(B(x)B*(x)D²V(x))}

ここで、DV と D²V はそれぞれ V のフレシェ微分と二階フレシェ微分、B* は B の共役作用素である

5. 一般均衡

一般均衡は、以下の作用素方程式系の解として特徴付けられる:

ρV(x) = sup_{c,l} {⟨U(c,l), μ⟩ + ⟨A(x), DV(x)⟩ + ½tr(B(x)B*(x)D²V(x))}

Y(x) = F(K(x), L(x))

C(x) + I(x) = Y(x)

DU_c(C(x), L(x)) = DV(x)

DU_l(C(x), L(x)) = DV(x)F_L(K(x), L(x))

ここで、F, K, L, C, I はすべて 𝒳 上の非線形作用素である

ケインズ派モデル

1. 名目硬直性の導入

価格設定を以下のマーク付きポアソン過程表現する:

N(dt, dm) = ∑_i δ_{(T_i, M_i)}(dt, dm)

ここで、(T_i, M_i) は価格改定タイミングと大きさを表す二重確率点列、δ はディラックデルタ測度である

2. 無限次元ニューケインジアンフィリップス曲線

インフレ動学を以下の確率偏微分方程式表現する:

dπ_t = (𝒜π_t + 𝒦y_t)dt + 𝒮dW_t^π

ここで、𝒜 は線形作用素、𝒦 は非線形作用素、𝒮 はヒルベルト空間作用素、W_t^π は 𝒳-値のシリンリカルウィーナー過程である

3. 無限次元金融政策ルール

中央銀行政策金利を以下の確率偏微分方程式表現する:

di_t = Θ(ī - i_t)dt + Φ_π dπ_t + Φ_y dy_t + Σ dW_t^i

ここで、Θ, Φ_π, Φ_y, Σ はすべてヒルベルト空間上の線形作用素である

4. 一般均衡

ケインズ派モデル一般均衡は、以下の確率偏微分方程式系の解として特徴付けられる:

dx_t = 𝒜(x_t, π_t, i_t)dt + ℬ(x_t, π_t, i_t)dW_t

dπ_t = (𝒜π_t + 𝒦y_t)dt + 𝒮dW_t^π

di_t = Θ(ī - i_t)dt + Φ_π dπ_t + Φ_y dy_t + Σ dW_t^i

N(dt, dm) = ∑_i δ_{(T_i, M_i)}(dt, dm)

y_t = 𝒴(x_t) - 𝒴*

𝔼[dV(x_t, π_t, i_t)] = ρV(x_t, π_t, i_t)dt - ⟨U(C(x_t), L(x_t)), μ⟩dt

ここで、𝒜, ℬ, 𝒴 はすべて非線形作用素である

主要な相違点

1. 状態空間: 新古典派モデルでは実物変数のみで状態記述するが、ケインズ派モデルでは名目変数インフレ率、名目金利)も含む無限次元空間考慮する。

2. 確率過程: 新古典派モデルは主に無限次元拡散過程を用いるが、ケインズ派モデルではマーク付きポアソン過程も導入し、不連続価格調整を表現する。

3. 均衡の特徴づけ: 新古典派モデルでは無限次元HJB方程式を用いるが、ケインズ派モデルでは確率偏微分方程式系を用いる。

4. 作用素性質: 新古典派モデルでは主に非線形作用素を扱うが、ケインズ派モデルでは線形作用素非線形作用素の組み合わせを扱う。

5. トポロジー: 新古典派モデルは主にヒルベルト空間トポロジーを用いるが、ケインズ派モデルではより一般的なバナッハ空間やフレシェ空間トポロジー考慮する必要がある。

2024-10-29

anond:20241029165728

少なくとも企業単位で考えたら何もしない無駄飯ぐらいを150人飼うコストが別のことに使える。

そして150人の中の相対的に低い評価を受けていただけの一般的には有能寄りの人間別にそこまで能力がないわけじゃない人が再就職したらほかの企業人手不足が解消する。

これが巡ったら机上の空論とはいえ競争力高まるって推論が大きく外れてるとは思わない。

でも見落としてる変数はいっぱいあると思うからそういう指摘はされてもしょうがないと思う。

2024-10-27

anond:20241027161403

統計素人すぎるぞ。対数変換悪手になるのはその対数変換した変数線形回帰するときくらいやろ。

あのグラフ回帰目的としたグラフではありません。ちゃん統計勉強し直しましょう。

位相M理論について

1. トポロジカルM理論概要

- 6次元のAモデルとBモデル(トポロカルストリング理論)。

- 4次元自己双対ループ量子重力

- 3次元のチェルン・サイモン重力

2. G₂ホロノミーと特別形式

- dΦ = 0(閉形式形式が外微分ゼロ

- d *Φ = 0(共閉形式、*はホッジ双対を表す)

  • これにより、G₂ホロノミーを持つ計量が得られます

3. 6次元フォーム理論と複素構造

- Ω = ρ + i · ŕ

- ここで、ŕ は ρ から派生する補完的な形式です。

- V_S(σ) = ∫_M √(384^{-1} · σ^{a₁a₂b₁b₂}σ^{a₃a₄b₃b₄}σ^{a₅a₆b₅b₆} · ε_{a₁a₂a₃a₄a₅a₆} · ε_{b₁b₂b₃b₄b₅b₆})

- ここで、ε_{a₁...a₆} は6次元のレヴィ・チヴィタテンソルです。

4. トポロカルストリングとS双対

5. 安定な形式と体積汎関数

- 3-フォーム Φ に基づく体積汎関数

- V₇(Φ) = ∫_X √(det(B))

- ここで、計量 g は次のように3-フォーム Φ から導かれます

- g_{ij} = B_{ij} · det(B)^{-1/9}

- B_{jk} = - (1/144) Φ^{ji₁i₂} Φ^{ki₃i₄} Φ^{i₅i₆i₇} ε_{i₁...i₇}

- 4-フォーム G に基づく体積汎関数

- V₇(G) = ∫_X G ∧ *G

6. ブラックホール物理学とアトラクメカニズム

2024-10-20

anond:20241019210503

これ、投入(インプット)を能力代理変数とする価値観が分かりやすく出ていて興味深い。

2024-10-19

anond:20241019191724

そう言うふうに言いたくなっちゃ気持ちはわからないんじゃないけれど、深呼吸して自分書き込みを読み直してみるといいよ。増田書き込みは、増田の嫌ってる財務出動派と、ベクトルが違うだけで全く同じ病理になってる。

どこが病理かっていうと、「じゃあどれくらい財政出動すべきなの?」っていう数字が一切語られていないこと。

現実日本政府財政において、財政出動してないかっていうと毎年してるわけだよね。国債だって刷ってる。

積極財政派が嫌悪するザイム省ですらみとめてやってるわけだ。つまり、「財政出動してない」は偽なわけ。また一方で財政規律を良しとする立場の人だって「出動ゼロしろ」とは言っていない。バランスの中で適度にしていこうっていうのが、現実の主流派であって彼らはコンセンサスを得てそれをやっているわけ。

それにたいして、その現実支出量(数字)をまったくあつかわず「とにかく増やせ」「増やすな」って言ってるのは、一見対立しているように見えて、「現実数字を気にかけない」「具体的な数字要望しない」「配分の運用手法を語らない」という点で全く同一のセンスを持った集団だと思うよ。相手言動悪魔化することによって、議論の内容とは無関係に主張を通そうってするのは、ポピュリズムの悪いところだよ。

PS.上のは議論手法現在のノリに対する苦言だけど、個人としての見解を付け加える。現在世界経済の状況、IMFの発表するポストコロナ世界途上国金融再建と、EUの陥落、アメリカ不透明感とあわせると、「日本政府財政規律問題」って、もはや「日本財務省と庶民生活」っていう視点で語って良い変数の域を超えちゃってると思うよ。はっきりいうと、この議論には、海外勢力がかなりのところ跋扈してると判断してる。「そのうえで」日本国民としてどういうスタンスを取るべきかっていう視点は、持つべきじゃないかな。

2024-10-12

リスク選好」「冒険選好」という概念を広めたい

確信してるんだけど、あまり丁度いい言葉がないんだよね

その人が「どれだけリスクを好むか」という変数、確実にあると思う

 

例えば、次のような期待値が同じくじ引きがあったらどれをやるか?

A. 100%確率100万円がもらえるクジ

B. 10%の確率1000万円がもらえるクジ

C. 1%の確率で1億円がもらえるクジ

 

Aがリスク選好小、Cがリスク選好大

もっと言えば、リスク選好が大きい人は期待値が減ったとしてもリターンが大きい選択をする)

 

このリスク選好って大人なら誰しも「自分はこんくらい」っていうの分かってると思うんだけどどうなんだろう?

例えば、リスク選好が大きい人の特徴

チャレンジするのが好き

芸能界創作Youtuberなど、極一部の人しか成功しない仕事でもチャレンジする

ギャンブルが好き(やるかどうかは別で)

・夢見がち

会社を立ち上げたりする

犯罪を犯しがち

自分論理で動いている、協調性がない

・誰もやってない→チャンスと考える

 

リスク選好が小さい人の特徴(リスク回避な人)

・安定志向現実的

・確実なことが好き

公務員とかサラリーマンとかを好む(相対的独立するよりはいいと思っている)

チャレンジをしない

・真面目でルールを守る

貯金好き

価値観世間に合わせる

協調性がある

・誰もやってない→危険と考える

 

どっちが人として優れているかというのはない、どっちも必要なんだと思う

 

あと男女でリスク選好は明らかに異なってると思う

もちろん男がリスク選好大で、女がリスク選好小

から結果的会社創業者発明家前人未到なことをする人なんかは男ばっかりになる

代わりにルールを守ったり、今あるものアップデートしたりするのが得意な人に女が多くなる

 

たまに、この発想があるだけで解決する疑問を抱いてる人が居てモヤモヤする

 

蛇足だけど、自分リスク選好が大きい方だと自覚している

フリーランスになったとき、皆も同じようになるんだろうなと思って調べたら、同業者でさえたった10しか居なくて驚いた

かといって小説家になろうとも思わないし、前人未到の山に登ろうとか、バックパッカーの旅に出ようとかは思わないから、彼らほどではないなという感じもしている

大抵リスク選好小から大をみると「こいつ馬鹿じゃねーか?」と思っちゃうんだよね、同時に嫉妬もするけど

しかにただのバカリスク選好大は見分けがつかない

例えば次のくじ引きのうち一つを選ぶとする

 

A. 100%確率100万円がもらえるクジ(期待値100万円)

B. 1%の確率1000万円がもらえるクジ(期待値10万円)

C. 0.01%の確率で1億円がもらえるクジ(期待値1万円)

お金に困ってない人は別の何かで読み替えてほしい

 

これでCを選ぶのはバカだと思うけど、期待値を分かった上で選んでるめっちゃリスク選好大なギャンブラーか、単に期待値計算できてないかがわからないんだよね

今は期待値がわかりやすいけど、世の中の事象、例えば独立するべきか否かとかは複雑すぎて読めないじゃん?

から一応いろいろ考えて選択はするんだけど、自分がただのバカなのかリスク選好が大きいのかわかんないことあるよね

犯罪者とかは大抵バカ寄りなんだけど

まあリスク選好が小さい人はそもそも選択から外すんだけどね、チャレンジ選択肢に入れてる時点でリスク選好は高い方

例えば「銀行強盗をするべきか否か」を検討してる時点でちょっとアレでしょ?俺は昔したことあるけどね、子供の頃、びっくりするくらい割に合わなくて現代社会の完成度の高さに感心した

 

あと面白いのが、リスク選好が大きい人は、自分でよく考えて自分ルールで生きてるから、小さい人を見下してるよね

「なんでYoutubeやらないの?儲かるのに」みたいなセリフ、真顔で言ってる人いるけどリスク選好が高いんだ

逆にリスク選好が小さい人は、リスク選好が大きい人を「考えなしのバカ」と見下してるよね

お互いがお互いをバカにしてるの面白い

 

そういえば「やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい」みたいなセリフ受け入れられがちだけど、これ賛成できる人実は少数派なのではと思う

漫画家は賛成だろうけどさ

2024-10-11

柔道選手の回想を聞いてほしい 2


柔道部顧問になって二年目の話をする。

この年度の末で学校教諭を辞めている。ラストイヤーである。思えばあっという間だった。上の秋季大会の後も、大なり小なり大会があったが、目立つ成果はなかった。

実力というよりは、柔道部全体の精神力、やる気、気合いの問題だった。センスがありそうな子はいたが、『本気』になり切れない。なぜかはわからないが、若者特有の殺気に満ちた闘志というか、「目の前の相手を殺してやる」という滾(たぎ)りが見られない。

特に、格上相手に戦う場面がそうだった。勝つとか負けるとかじゃなく、全力でぶつかってみせようという気概を感じない。

そんな中で、T君はじわじわと実力を伸ばしていた。この頃だと、ベンチプレスは140kgを上げるようになっていた。

ベンチプレスの記録と柔道の強さは直接関係ない。念のため

柔道の動きはボテボテとした感じだったが、それでもサマになってきていた。高校から柔道を始めた関係で、高一の頃が特に弱かったらしい。当時は、毎日のように先輩や同級生から千切っては投げられていたという。

シゴキ以外にも、いろいろあったようである。当時の先輩連中からは相当イジられていたらしい。T君の同級生柔道部員が、確かこんな内容を回想していたっけ。



≪~練習時間中~≫

「おいチクビ。何を寝とる。はよ畳の上から立て!!」

「今、こいつに筋肉ドライバーしてやったら、首めっちゃ抑えて転がっとるしwwwww」

「いつまで畳で寝とんな。早う起きんとチクビねじ切るどっ!」

「チクビ君さあ。今度の公式大会の時に、絶対シャイニングウィザードしてよ。武藤敬司好きなんやろ」

 ※本当にやって反則負けになったらしい

プロレス好きなんだって?これからダブル大外刈りするから付き合ってくれ」



彼が弱かった頃は、部内でもやられたい放題だったようだ。しかしこの頃、高三の手前になると、彼は部内で№1になりつつあった。皆、彼に一目置くようになっていた。当時、部のキャプテンだった100kg超級の子乱取りをしても吹っ飛ばされない。

それでも基本的には、いじられキャラだった。先輩からも後輩からもいじられていた。しかし、彼はどんな時でもリアクションを欠かさず、スマイルで彼らに応えていた。

そういえばT君は、毎日必ず昼休み柔道場に来て、一人で弁当を食べていたっけ。一人飯には理由がある。弁当を食べた後に、ヤツは筋トレを始めるのだ。ベンチプレスを始めとして、腹筋に、背筋に、あとは自転車ゴムチューブを柱に括り付けての打ち込み練習、あとはシャドー柔道か。さすがにカマキリ相手にしてないと思うが……。

休み柔道場に行った折、彼を何度も見ている。ベンチプレスが一番好みのようだった。自分自身が成長する実感とでも言えばいいのか、月ごとに最高記録が上がっていくのが面白かったのだろう。

柔道界の公式回答としては、高校生に器具を用いた本格的な筋トレをさせるべきじゃない。この時期(小中~高校生)は、技術に磨きをかける時期だ。ベンチプレスその他で測れる筋力は、試合ではそんなに使わない。柔道に本当に必要なパワーというのは、柔道をすることでしか身に付かない。すなわち組み手の練習とか、立技・寝技乱取りを通じてしか、そのスポーツ必要な『体力』は身に付かない。

しかし、T君には時間がない。彼にとっての柔道は、おそらく高校で終わりである時間がなさすぎる。だったら、ひたすら筋トレに励む道があってもいいんじゃないか。当時はそんなことを考えながら、昼休憩中のT君のトレーニング風景を眺めていた。



高三の四月時点で、彼の体重は約78kgだった。一年前はボンレスハムのような体形だったが、スマートになっていた。何より、当時のT君は部内で一番やる気があった。何事にも一生懸命だった。鍛えがいがある。

さて、高三最後公式戦は六月だった。ここまでには仕上げたい。幸い、四月にあった市内大会では、彼は5位入賞果たして大会出場を決めていた。順々決勝では、昨年の秋季大会で当たった強豪校の選手に内股で一本負け(空中一回転半させられた)だったが、そこから2回勝って5位になった。

それから大会までの約二か月、T君を鍛えまくった。

柔道場での立ち技乱取りでは、納得いくだけの投げを打てるまでひたすら稽古を続けた。T君に対し、組み手の位置自由にさせて、技も全部受けてやる。その代わりクオリティは一切妥協しない。俺が納得いくまで休憩すらさせない。

「おい、T。苦しくっても、苦しそうな顔すんな。相手にバレんぞ。ビビってるとな、わかんだよ。相手によ~!!」」

すると、唇を引き締めるようにしてT君は、距離を取ってこちらの様子を伺っている。

ああ、これは。技に入るのを狙ってるな。相手高校生だとすぐにわかる。

「技に入るのを狙うな。狙わなくていい。(お前の反射神経だと)無理だから!! とにかくたくさん、技をかけろ。連続しろ連続ちゃんと技は繋がるから。お前の感性でいいんだよ。考えるな、感覚でやれ」

実際、高校レベル試合だと技が下手くそでもいい。とにかく数。連続性が大事だ。

ただやはり、T君は運動神経が鈍いようで、へっぽこな大内刈りに小外掛けや、ボテボテとした払い腰しかできなかった。ヤツが俺に珍しく内股をしかけると、「ポフッ」という効果音とともにヤツが弾かれる。そんなレベルだった。素人未満である

「今のお前の柔道、ほかの選手乱取りやってるのと違うじゃん。俺用の柔道か~、そのへっぽこなのはよ~」

T君の柔道は、俺と乱取りしてる時はモードが違ってる。まるで、何かの専用の練習でもしてるようだった。

ヤツはまた内股をしかけてくるが、全然効いてない。運動神経とか、技に入る姿勢問題じゃなくて、組み手が下手くそ(≒柔道着の握る位置おかしい)なのだ。いいところを掴めてない。せっかく自由に組ませてるのに。

ただ、T君に組み手争いを教えるには、もうタイムオーバーである。「思いっきりイイと感じるところを掴め!」くらいしか教えていない。

だが、連続して技を掛け続ければ可能性が見えてくる。うまく相手が転がれば、彼が得意とする寝技に移行するラインも見えてくる。

ヤツと乱取りしている最中、よく檄を飛ばしたっけ。

「オーイ、てら。何止まってんだよ! 動け、動け。変数作れ。チャンスがないと思ってんの、お前だけだよ」

彼はヘロヘロになって大内刈りを放つのだが、俺に効くはずもなく。間隔を取って、釣り手と引き手(※柔道用語適当にググってほしい)を上下ブンブン振り回したなら、ジャイアントスイングみたいになって、T君が畳をゴロゴロ転がっていく。築地市場の床面を滑っていくマグロのようだった。

「オーイ、俺お前よりも軽いんやぞ。吹っ飛ばされてどうすんだよ」

T君が立ち上がると、顔が真っ赤になっていた。熱中症の人でもこうはならないだろう。それくらい真っ赤だったよ。

ゆっくりと俺に近づいてくると、釣り手の方でパンチするみたいに組み手を取ろうとしてきた。それを弾いて、逆に奥襟を取り返してやった。すると、ヤツも負けじと奥襟を取ってくる。

「力比べで俺に勝てるか」と思ったが、ヤツも結構強かった。睨み合ってたが、T君の耳まで真っ赤になってるのを見た。

この頃になると、彼の耳は潰れていた。餃子耳というやつだ。努力の証である。大半の柔道選手餃子耳にならない。本気で寝技練習した証である

こんな光景を見ながら、ある漫画セリフを思い出していた。 技来静也が描いた漫画作品の、確かこの場面だったはず。



……呼吸(いき)を乱すなセスタス 恐怖心を意志の力ねじ伏せろ 怯えは判断(よみ)を狂わせる 恐れは疲労を増幅させ 病魔の如く五体を蝕む 眼を逸らすな! 敵の刃を見極めよ 胆力こそ防御の要だ 殺意と向き合う勇気を持て

拳闘暗黒伝セスタス 2巻より





T君に必要なのはこの心境だった。

だって中学生高校生の頃は、練習が恐ろしいことがあった。寝技最中に、殴られ、蹴られ、締め落とされ、「殺される」と思ったことが幾度となくある。だが、試練を乗り越えるだけの胆力を身に付けないことには、いつまで経っても二流以下である

こういう感覚は、今時のZ世代みたいなやつがあるじゃん。ああいう子達には伝わらないんだと思う。「○○が上手になりたい、強くなりたい」って? 本当にそうなりたいなら、命くらい投げうってみせろ。

2024年現在だって野球でもサッカーでも、バレーでもテニスでもゴルフでも、スケボーでもブレイキンでも、将棋だって囲碁だって、その道で超一流の奴はな、自分の命かけてその道を歩んでんだよ。

さて、T君との練習の続きである

立ち技が終わると、次は寝技だ。T君が強敵相手に勝とうと思ったらこしかない。それくらい、彼の運動神経絶望的だった。立ち技の才能がない。当時のT君が「生まれつき運動神経が切断されてるんです」と言ったら、信じたかもしれない。

柔道場の端にある、寝技乱取り開始を示すタイマー(ブザー)が鳴ると、俺はさっそく横四方固めでT君を押さえつけて、右拳の先を太ももに突き立てた。するとT君は痛がって、俺の腹を突いて逃れようとする。

「お前、俺に力で勝てんの、勝てんの? 勝てないでしょ!? 頭使わんと、ほら。前に教えたやろ? 逃げ方を……」

四方固めで抑え込まれ状態のT君は、腕をなんとか両者の間に差し込んで、背筋で跳ねて逃れようとした……それが正しいやり方だったら、そのまま逃がしてやる。それで、また瞬間的にヤツに覆いかぶさって、抑え込みに持っていくのだ。T君は逃げる。ひたすらそれを繰り返す。

俺の抑え込みから逃れたとしても、T君がこっちに向かってこず、亀の姿勢になろうとすると、すかさず両手で奴の柔道着の胴と太腿を掴んだ。

「よいしょっ」と持ち上げると、奴の体がひと時宙づりになった。そのままクルリとひっくり返して、横四方固めでまた抑え込んだ。今の選択はアウトだ、敵前逃亡である。この寝技練習では、攻撃行動以外は認めない。

寝技になると、T君がたまに覚醒する。俺の動きがわかってたみたいに、例えば、真上から抑え込もうとした俺の膝をピンポイントで蹴っ飛ばして、転がして、そのまま上に乗ってしまう。

俺は両足をヤツの足に絡めてガードするのだが、巧みに外して、抑え込みに持っていく――縦四方固めが完成した。

いいねいいねー!!」

こんな具合で、いい動きをした時には認めてやる。褒めるんじゃない、認めるのだ。そいつのパワー、気概、実力を。褒めるってのは、親が子どもにやるものだ。コーチ選手って対等な関係だろ。

T君は膂力(りょりょく。腕の力)があるうえに、寝技センスがあった。寝技というのは、ガッチリ決まると体力差に関係なく勝利できる。当時まだ20代半ばだった俺の体力はT君をはるかに上回っていたが、それでも抑え込みから脱出できないことがあった。

ただ、悲しいかな。彼にあるのは寝技だけだった。立ち技は本当にダメだった。まったく才能がなかった。

せっかくパワーがあるのに、釣り手で相手の奥襟や背中を掴むことは皆無であり、いつも前襟だった。運動神経がないから、せっかく神業的なタイミング大内刈りや払い腰に入ることができても、相手を投げるに至らない。遅すぎるのだ。

ただ、彼はよくやっていた。性格キャラクターはいじられ系芸人のそれだったけど、リアクションはよかったし、部員みんなから好かれる存在だった。そういう雰囲気をもった人間だった。



時期は半年ほど戻る。

いつぞやの試合でT君を内股で吹っ飛ばし名門校選手と、ラーメン屋で同席したことがある。T君と俺と、あの選手N君が一緒になったということは、おそらく試合の帰りだったのだろう。

あれは、福山駅の駅舎の外に入っているラーメン屋だった。名前は忘れた……なんとか吉だったはず。そこで、T君にラーメンをおごってやろうとして、カウンター席がいっぱいで4人掛けのテーブル席に通された。

そしたら、おかみさんが来て、「相席でもいいですか?」と言うのだ。それで待っていたら、N君ともう1人の柔道高校生が向かいテーブルに付いた。2on2の相席Styleである

そのN君だが、痩せ気味で精悍な顔つきをしていた。体形は相当細身で、背丈は185くらいか。T君と同じく81kg級選手である。もう1人は、100kg超級とおぼしき超アンコ体系の子だった。棟田選手以上の丸々とした感じだ。

2人とも、耳は完全に潰れていた。どちらも社会人に近しい貫禄があった。眼光が鋭い。スポーツ特待生で高校入るような奴って、雰囲気からして違ってる。

俺の耳もやはり潰れている、大学卒業して釈迦デビューするにあたり、手術で直すという選択肢もあったが、餃子耳の方がハクがつくと考えていた。T君の耳は、この時潰れかけだった。

会話、どんなだったかな。そうだ、N君がT君に話しかけてきたんだ。

それでT君も、ラーメンを待ちつつ水を飲んで彼と話をしてた。

思い出せる範囲だと、こんな会話だった。覚えてない箇所は端折っている。

「なあ、君。オレと試合したことない?」

「うん、あるある一年生の時と、こないだの秋の新人戦で」

「君さ、いつから柔道やってるの」

高校入ってやっとるよ」

「そうなんだ。やっぱりこの辺の学校は、そういう子が多いのかな」

わからんけど。N君はいから柔道しとんの?」

「4才から横浜で始めた。高校からこっち」

「えー、すごいやん」

「親に無理やり。両親とも柔道してて」

「それで、ここまで強くなれたんや。すごいね

努力たからな~」

「内股めっちゃすごいやん。カミソリみたい。サクッと相手が飛んでくよね。マジですごい」

伝家の宝刀な。あれだけは自信ある。けど、強いヤツは世の中にいっぱいいるし。俺もまだまだよ」

自分、N君には一生敵わないな。多分。こないだの試合、内股で空中5回転しとらんかった?」

「(テーブルを叩きながら)してた、してた!! なあ~」

 ※隣の高校生が関心なさそうに頷いていた

もっと勢いが強かったら、会場の窓ガラスを突き破って護国神社に落ちとったよ」

ハハハハ、お前、面白いな~!!」

「え~、うそ~。そんなに面白い?」

このあたりで、俺のイラつきを察したのか、N君の隣の高校生が彼を小突いた。

「T君さ。今度オレと試合するのいつになるかな」

「冬に県に繋がる個人戦がなかった?」

「それ、無差別級だけだろ。あの大会は、ベスト8までは全部うちの高校が占めるし、そこまで登ってこられる? それにベスト8が決まったら、例年それで市大会は終わり。解散。1位から8位の順位はうちの監督が決める」

「えー、そういう仕組みなん?」

ここで、隣の高校生がN君の肩を叩いた。

「そう、そういう仕組みな。次の試合は春しかない。あと1回だけのチャンス」

「うん、当たるの楽しみにしてる」

「言ったな!? 次に試合する時は、空中8回転だから

「そんなんされたら、自分死ぬし!! ボンレスハムだし、チャーシューだし、畳をバウンドちゃうよ」

「楽しみにしてる」

ここらへんの場面で注文したラーメンがきた。それで、あとは皆黙々とラーメンとか餃子を食べて、解散した。

あの店は、とんこつラーメンアレンジ系が美味かった。当時はよく利用してた。もう軽く十年以上は行ってない。残りの人生で行くこともないのかもしれない。

※書いてるうちに思い出した。福山駅前の八十吉ラーメンである

ただ、あの頃のT君とは、できれば一緒に行きたくないな。財布的な意味で。

当時、たまに2人きりでご飯をおごってやることがあったけど、あいつ、ラーメン替え玉4杯+チャーハンから揚げ+餃子5人前とか食べ切っててビビったわ……食欲が凄まじい。ラーメンが4杯で終わりなのは、その頃にはスープが無くなるからだ。

俺はその半分しか食えなかった。食欲においては、完全に俺の負けである事実だ。認めるしかない。

そんなこんなで、最後公式戦までの日々は風のように過ぎていった。



この匿名ダイアリーを書くにあたり、約二十年前の記憶を思い返している。正確じゃない部分はあろうけど、そこまで間違った内容でもないはず。一部ではあるが、当時の記録媒体を基にして書いてることもある。

あの日々は、けっこう幸せだった。柔道部の成績は悪かったけど、気合いが入った部員も出てきていた。そういえば、あの時そういう行為をした女子マネージャー(妹)も、あれから特にトラブルはなかった。これまでどおりの、柔道部顧問マネージャー関係だった。いや……ごく稀にプライベートで会うことがあったか

何度か変なことがあった。双子の姉の方と柔道場の入口で談笑してると、妹の方がやってきて一緒に話に入ったのだ。不自然タイミングで。無理やりに近い。それは、姉じゃないもう一人のマネージャーと話してる時もそうだった。

ちなみに姉の方は、マネ子に比べると若干明るい性格だった。俺ともT君ともほかの部員とも仲良くやってた。天性のコミュニケーション能力があるタイプだった。底抜けに明るいわけじゃないけど、不思議安心感のある、温かみのあるキャラクターだった。

マネ子の態度は、上記を除いては普通だった。何か月かに一度は、俺も含めた部員みんなにお菓子を作ってくれたし、バレンタインデーには手作りチョコレートくれたし、大会前には率先して雑用を命じてほしいと志願したし、俺の誕生日ネクタイピンをくれたこともある。

私学だし、まあいいかと思ってもらってた。あの子の財布は大丈夫かなと思ったが、月のお小遣いが一万円と聞いて納得した。友達と遊びに行く時などは、母親から別途お金がもらえるらしい。医者の娘は違うな……と、月四千円の小遣いで寮暮らしをしていた高校時代に想いを馳せたっけ。

別に、妹の方とまたセックスしたいとは思わなかった。「したい」という欲求はあったけど、でも教師としての責任感が勝ったのだ。 訂正;間違った記憶でした…

ただ、俺という人間は、やはり異常だったと思う。ちょっと性欲が強いのは間違いない。そちらの方には正直だった。あとは~~子どもの頃に柔道陸上をしてたのだが、絶対にうまくなりたい! という情念が強くなりすぎて、体を痛めて指導者に怒られることがあった。夢や目標に対しては猪突猛進だった。



性欲、性欲……と、今思い返してみて、人としてよくなかったと思えるものを最低3つは思い出すことができた。ひとつだけ、あれはまだ5才か6才の時か。両親が忙しい家庭だったので、日常の世話は祖母が見てくれていた。いつも、祖母実妹と一緒に寝床についていた。

いつからだろうか。動機は定かではないが、まあ原初感情とでも言おうか。夜に寝床にいる時、暗闇の中で祖母と一緒に寝ている時に、祖母衣服を脱がせていた。「ねえ、ばあちゃん。服、服脱いで」と無邪気に笑って、祖母の服を脱がせていた。それで裸にする。

そして、お互いに裸になって、抱き合って布団の中で眠るのだ。抱き合うだけじゃなくて、ほかにも明らかに色々してたけど、やはり幼子とはいえ異常な行動だったと思う。

妹に対してもそうだった。妹に対しては、ほぼ毎日のように服を脱がせていた。妹は「いいよ」と言ったこともあったし、「いやだ」と言うこともあったけど、お構いなしに服を脱がせた。祖母が近くにいても関係なかった。とにかく脱がせて、納得いくまで裸で抱き合っていた。原初感情だった。

愚かなことだった。反省している。でも、あの時の感情は本物だった。あの時、まだ小学生ですらなかったけど、俺は「女を抱きたい」と確かにそう思っていた。リアルだった。

次です

https://anond.hatelabo.jp/20241011192839

2024-10-07

anond:20241007105808

フェミニズムの答えはTPOなんて関係なく着たい服を着るのが女性自由

だけど「男の性的まなざし」という外部の変数が全てを狂わせてる。

ジェンダーレス水着だってプール女性のお尻をみてくる男子がいなければ発明されることもなかったよね。

たまにネットフェミ論で誤解広まってるのを目にするけど、気になってるロジックから「男」をマイナスすればスッキリ理解できるのが多いと思う。

2024-10-06

ワタルが見た夢

1. プログラムの夢 - Wataru's Dream of Code

2. ループ迷宮 - Labyrinth of Loops

3. 変数秘密 - Secrets of the Variables

4. 条件分岐の試練 - Trials of the If-Else

5. デバッグ夜明け - Dawn of Debugging

6. サブルーチン冒険 - Adventures in Subroutines

7. レガシーコード呪い - Curse of the Legacy Code

8. リファクタリングの旅 - Journey of Refactoring

9. アルゴリズムの競演 - Symphony of Algorithms

10. クラウドの彼方に - Beyond the Clouds

11. エラーの海を越えて - Across the Sea of Errors

12. 最終コミット - The Final Commit

2024-09-30

データを取得するメソッドなのにsetDataみたいな名前にする人

取得(get)してるのにsetって付けるのは意味が反対じゃねーかあり得んやろ

と思うかもしれないが、結構見るんだよな。

データを取得して(変数などに)セットする、だからsetData、みたいなことなんだろうか?

2024-09-29

半分くらい復讐くらいの気持ちで絵の練習をしている

ワイは向上心がまるで無くて、趣味という趣味が全部半端だ。

10年くらい前からダラダラとハナクソみたいな絵を描いていた。ケータママイラストがよく話題になっているが、ワイの画力も正直それと大差はない。太い線を使っているだけ「ゆるい絵」のくくりにギリ入れてもらえる、くらいのレベルである

別にソレで良かった。ソレで良かったんだけど、二年前くらいかな。とあるキッカケでそうも言っていられなくなった。

友人に「お前もこれを見習えば?」と言われた。示されたのはあるVtuber動画である。大量の同業者の顔を模写して上達を目指す企画が完結して大きな話題になっていた。

そのVtuber最初上手とは言えない絵を描いていたのだが(それでもワイよりは上手いっす。ごめんなさい)、最終的には元絵パット見の印象は変わらないくらいのクオリティになっていた。

タイトル復讐と書いているがそのVtuberに対して恨みがあるわけではない。彼のことは本当に凄いと思う。

しかし、あそこまでの上達を制作中含めリアルタイムで見せられると「続けていれば誰でも上手くなる」という考えを持つヤツが出てくる。その友人のことである

趣味というからには少しは上達しろ。好きこそものの上手なれと言うだろう。要約すればそのようなことを言われた。

冒頭に「ワイは向上心がまるで無い」などと書いたが、昔は違った。なんぼなんでもちょっとは上手くなろうとしたことくらいある。しかし、それは無理と悟ったから、好き勝手に描いているのである

からワイははっきりと言った。上達なんて適正ありきのものだって

世間簡単に言う。自分改善点を見つけてそれを直していけば上手くなると。

どこから直せば良いのか分からないなら一つ一つ分解していけば良いと。

それが出来ないならまずは楽しく続けていこう。そうすれば分かるようになってくると。

ワイはその3つ目でずっと止まっている。目がいつまで経っても役立たず。一生モヤの中にいる。

だが、そんなことを言ったところで「それは努力が足りていないから」で一掃された。この主張はあまりにも強すぎる。

彼にとって努力とは成果に結びつくまでの過程であり、努力評価することは成果を評価することと同義である。成果が出ていなければ努力不足。成果に直接結びつかないことはただの徒労。

その定義付けにある種の合理性があるのは否定しない。間違った方向に頑張ったところでそれは徒労だし、ある程度の量が必要なのも分かる。

ただ、成果を左右するファクター努力だけではないという視点が欠如している。

だが、そんなことを言ったところで「それは努力が足りていない人の考え」と一掃された。この主張はあまりにも強すぎる。

これを読んでいる人の中には彼と同じような努力至上主義人間も多数いることだろう。同じことを繰り返すが、適正ない奴がなにやってもダメなんだよ。

いや、分かるよ、結局自分でどうにか出来る変数努力しかないという主張も、成功している人は皆努力していることも。

それは分かったうえで、やっぱり適正がないとダメだ。才能があってこその努力だ。個体差の有無を認めてなぜ適性の有無を認めない?

だが、そんなことを言ったところで「それは本当の努力を知らないから」と一掃されることだろう。

自分の適性の無さなんて、成果に必要努力量のはるか手前で分かるもんだと思うんだがね。

からワイはめちゃくちゃに努力をして多少の成果を出したところで「お前の主張を実践したが、こんな釣り合わないことさせるもんじゃねぇぞ。軽率努力不足なんていうもんじゃない」と言ってやらなければならない。

相手土俵で戦って勝たなきゃダメなんだ。

バカが。

それで二年くらい真面目に絵の練習をしている。上達はほとんど感じない。

さいとうなおき先生動画とか見てみたら?とか言われるけど、ありゃ画力の使い方の話が主で画力がないやつには関係ない。三ヶ月上達法もレベルが高すぎる。模写して「ここの座標がズレてるね」なら重ねたら分かるが、絵柄再現して別の絵を描いて改善点を見つけるだと…?

実際試してみたが、全然意味が分からなくて挫折した。税金に似た三重県を描いて税金との違いを述べろと言われている気分である。他の練習だって大体そう。

ハナクソがダンゴムシになるための方法を探しているのにウサギがトラになる方法しか出てこない。

それでも一応それなりに課題を見つけて改善するというのをやってはいる。先ほど「ほとんど」上達していないと言ったが、僅かな成果はあった。

ただ知っていれば誰でも出来るようなことである。片目を瞑ると狂いにくくなるとか、下から上に線を描くのはやめたほうがいいとか、ひと晩寝かせたほうがいいとか、線画の色を変えてみようとか、その程度のもの

個人のさじ加減が必要な項目はまるで出来ていない。線の強弱をつけてもガタガタの線になるだけだし、薄弱な根拠グラデーションをつけてもそれはただのムラである

実に困ったものだ。

座標のズレのような客観的評価ではなく、各々の主観的評価改善していかなければならない項目が多すぎる。良いものを良いと判断できる目がワイにはない。

焼まゆる先生の目を肥やす云々の話の重要性は感じながらも、一向に目が肥えない。

いやいや、頭でっかちになってアウトプットが足りてないんじゃないの?と思ったそこのあなた!それは分からんでもない。

が、今週一ペースで絵を完成させているけど、正直これ以上はすぐには増やせない。なぜなら、修正にめちゃくちゃ時間がかかるからである

右目が大きいかもな。左右反転で確かめてみよう。今度は(元の)左目が大きく見えるな。

こんなことをずっとやっている。

そのレベルで見る目がない。

仕上がりを気にせず量だけ重ねた時期もあったが、それだと何も発見がないので何も得られていない。反復練習再現性を高めるためのものなんだろうなーって思った。

ずっと1人で練習していると、自分の絵に見慣れてうまくなったと錯覚することがある。そういうときTwitterに載せたり、人に見せたりする。そして現実を知るのである

絵は人に見せていかないと上手くならないとよく言われているが、人に見られている時点でもうそれはそこそこ上手いのである

まず当然だがTwitterに載せてもまず見向きもされない。タグつけたりコミュニティに載せたりしてインプこそあるものの、エンゲージは非常に少ない。

そして知り合いに見せても「頑張ってるね」しか言われない(前述の友人とはもう連絡をとっていない)。感想をもらっておいて失礼かもしれないが、ワイもよく分からない愚痴の相槌に対してそのセリフを吐くので、多分その類なんだろうと思っている。要するに見ていない・聞いていないときの返事ってことだ。

こんな風に、穴の空いたバケツを使って種を植えていない植木鉢に水やりをしている。もう限界だ。

もう正直モチベがつきかけているというか、なんかどうでもよくなってきたというか、心が弱くなってきて、でも絶対絵垢で愚痴を吐きたくなくて、カッとなってここまで書いた。

俺は一体何をしているんだ。

それでも俺は努力不足なんだろうか。別にイラストレーター目指してるとかじゃなくて、ただ単に、人並のまともな絵が描けるようになりたいだけなんだが。

2024-09-27

産後男性作業マニュアル

子どもが生まれて、奥さんは「全治1か月の事故にあったと思え」と言われつつ、その中で、2-3時間おきの授乳が昼夜問わず必要だったりで、男性側はどうしていったらいいのかな?何か優しさとか精神論とかではなく実効性のある詳細マニュアルみたいなものがあればいいのになと思って過ごした。

ミルク母乳か、男性の育休の有無、赤ちゃん個体差など、変数が多くて、何が正解というのも一概には言えないけど、あくまで一例として、もし生まれる前に戻れるのなら、自分自身マニュアルとして渡すとしたらどんなものになるかな?をまとめてみた、備忘。

恐らく、最初変数は「どこで育てるか?」で、

【A】産んでしばらくは奥さん実家で過ごす場合

家事などは義母さんなどに家事などを外部化でき、負荷軽減につながる。

旦那さん側は一番イージー一人暮らし状態なので自由度が高い。ただ奥さん側の実家新生児対応で大変なので負荷のギャップが大きくなる。

通える範囲であれば週末は泊まりで行くなどして新生児対応に慣れておいた方がよい、実家から帰ってきたときに慣れていない状態になるし、新生児対応の大変さを共有していた方がきっとHappy

【B】産んですぐ夫婦新生児生活になる場合

Aよりは難易度が高い、家事新生児対応をどれだけカバーできるかが重要

子の中で難易度を分ける変数はきっと、①ミルク母乳か?、②男性の休暇がどれだけ取れるか? 夜間対応家事をどれだけ巻き取れるかが重要ポイント、以下は早い段階で旦那さん単体できるようになっておくといいと思った。

重点5業務
おむつを替える
新生児おむつなんて期間限定で余らしても無駄なので、大量に買っておいて練習と思ってこまめに変える、替えたおむつの保管・廃棄などもストレスの元になるので無臭袋など100枚単位で買っておく。このあたりはお金解決
ミルクを作る
液体ミルクもあるが基本は粉で作れるようになっておいたほうがいい。深夜帯できついときは液体ミルクに頼るのもアリ、このあたりもお金解決
ミルクをあげる・げっぷをさせる
げっぷをさせるまでが一連、げっぷなかなか出ないこともあるけど。忍耐。
哺乳瓶を洗う・消毒する
衛生観念のズレは早めに解決しておく、煮沸かミルトンか、煮沸の方が安価だがガス代など考えると結局あまり大差ないかも、手間はミルトンの方が簡単なので、ここもお金解決
寝かしつけ・泣きやまし
赤ちゃん個体差が大きい、寝る子寝ない子、でも結局は寝るまで・泣き止むまで、揺らしたり何たり、昨日効いた方法今日は効かないかも。ただひたすらに忍耐。空腹とオムツ可能性を先に確認してから挑む。ここが奥さん時間を巻き取れるポイントになるのでがんばる。腕とか肩とか痛くなるので、新生児用の抱っこ紐や、スリングなどを買っておくとよい。ここもお金解決
夜間対応難易度

ミルク母乳かで奥さんの負荷レベルが異なる。周囲の意見奥さんの体調・ポリシーなどあるのでそこを優先しつつ、仮に完全母乳としても一部ミルクで補うなどできると負荷軽減につながる。

どうしても睡眠不足になるが、奥さんがひたすら睡眠不足になるか、夫婦ともに睡眠不足になるかの違いでしかないので、少しでも奥さん睡眠時間確保に尽力する方がきっとHappy、でも2人とも倒れたら元も子もないので、そこだけは注意。

B-1】完全母乳
奥さんの負荷大、授乳タスクを巻き取れない。夜間帯で巻き取れるタスクは、授乳後のげっぷ→寝かしつけと、夜泣きの泣きやまし。
【B-2】母乳ミルク混合
奥さんの負荷中、深夜帯の授乳1回をミルクで許容できるのであれば、そこは男性対応にしてシフト制が組める。3時間おきとして中1回を男性対応にすると、奥さんは6時間休養できる。夜間帯で巻き取れるタスクは、深夜帯1回のミルク→寝かしつけ、夜泣きの泣きやまし
【B-3】完全ミルク
一番負荷分散やすい、奥さんシフトを組んで対応可能。夜間帯で巻き取れるタスクは、担当回のミルク→寝かしつけ、夜泣きの泣きやまし
日中家事

これは旦那さん側の育休取れるかどうか、生まれる直前でなく半年前くらいから調整しておくとよかったと後悔。取れるなら3食、掃除洗濯など頑張る、取れないなら、家事代行でも冷食でもお金で負荷軽減できるのであれば、お金解決

などなど、上記けがすべてじゃないし、N=1のサンプルだし、奥さん側や有識者から見たらあんぽんたんなこと言っているかもだし、きっと「うちは違うそうじゃない」があるかもだけど、前向きなナレッジが溜まっていくと嬉しいな。

2024-09-22

anond:20240922185935

頭でっかちっていうか疑似科学だろ

変数1000あるうちの10だけしか見えてないのに世界説明したつもりになってる

[] anond:20240922013639 経済変数間の関係2

51. Policy Rate (PR) - Interest rate set by the central bank.

- Inflation (π) - General increase in prices.

- Relationship: PR ↑→ π ↓

52. Government Regulations (GR) - Laws that control the way that businesses can operate.

- Innovation (IN) - Introduction of new products or services.

- Relationship: GR ↑→ IN ↓

53. Budget Surplus (BS) - Financial situation where income exceeds expenditures.

- National Debt (ND) - Total amount of money that a country's government has borrowed.

- Relationship: BS ↑→ ND

54. National Debt (ND) - Sum of all government borrowings less repayments.

- Interest Payments (IP) - Payments made for the use of borrowed money.

- Relationship: ND ↑→ IP

55. Trade Deficit (TD) - Situation where a country's imports exceed its exports.

- Exchange Rate (ER) - Price of a nation's currency in terms of another currency.

- Relationship: TD ↑→ ER

56. Investment (I) - Expenditure on capital equipment.

- Economic Growth (EG) - Increase in the production of goods and services.

- Relationship: I ↑→ EG ↑

57. Immigration (IM) - Movement of people into a country to live.

- Labor Supply (LS) - Total hours workers are willing to work.

- Relationship: IM ↑→ LS

58. Population Aging (PA) - Increase in the median age of a population.

- Dependency Ratio (DR) - Ratio of non-working to working population.

- Relationship: PA ↑→ DR ↑

59. Income Inequality (II) - Unequal distribution of household or individual income.

- Social Tension (ST) - Strain on relationships in society.

- Relationship: II ↑→ ST

60. Economic Freedom (EF) - Ability of people to make their own economic decisions.

- Foreign Direct Investment (FDI) - Investment from one country into business interests in another.

- Relationship: EF ↑→ FDI ↑

61. Corporate Profits (CP) - Earnings of companies after expenses.

- Stock Prices (SP) - Market value of publicly traded company shares.

- Relationship: CP ↑→ SP

62. Interest Rates (IR) - Rate charged by lenders to borrowers.

- Savings (S) - Portion of income not spent on consumption.

- Relationship: IR ↑→ S ↑

63. Inflation (π) - Increase in prices and fall in purchasing value of money.

- Real Interest Rates (RIR) - Interest rates adjusted for inflation.

- Relationship: π ↑→ RIR

64. Labor Union Power (LU) - Influence of labor unions in wage negotiations.

- Wages (W) - Monetary compensation for labor.

- Relationship: LU ↑→ W ↑

65. Economic Sanctions (ES) - Penalties applied by one country onto another.

- Gross Domestic Product (GDP) - Total value of goods produced and services provided.

- Relationship: ES ↑→ GDP

66. Environmental Regulations (ER) - Rules aimed at protecting the environment.

- Production Costs (PC) - Costs associated with manufacturing.

- Relationship: ER ↑→ PC

67. Productivity (Prod) - Efficiency in production.

- Wages (W) - Payment for labor services.

- Relationship: Prod ↑→ W ↑

68. Trade Barriers (TB) - Measures that governments introduce to make imported goods less competitive.

- Consumer Prices (P) - Prices paid by consumers for goods and services.

- Relationship: TB ↑→ P ↑

69. Unemployment Rate (U) - Proportion of unemployed individuals.

- Wage Growth (WG) - Rate at which wages increase over time.

- Relationship: U ↑→ WG ↓

70. Fiscal Stimulus (FS) - Government policy aimed at increasing economic activity.

- Aggregate Demand (AD) - Total demand for goods and services.

- Relationship: FS ↑→ AD

71. Currency Devaluation (CD) - Reduction of the value of a currency with respect to other currencies.

- Exports (X) - Goods and services sold abroad.

- Relationship: CD ↑→ X ↑

72. Interest Rates (IR) - Cost of borrowing.

- Capital Outflow (CO) - Movement of assets out of a country.

- Relationship: IR ↑→ CO ↓

73. Fiscal Deficit (FD) - When a government's total expenditures exceed the revenue.

- Interest Rates (IR) - Cost of borrowing.

- Relationship: FD ↑→ IR

74. Tax Cuts (TC) - Reductions in the amount of taxes imposed.

- Disposable Income (Yd) - Income after taxes.

- Relationship: TC ↑→ Yd ↑

75. Quantitative Easing (QE) - Monetary policy where a central bank buys securities.

- Money Supply (M) - Total amount of monetary assets.

- Relationship: QE ↑→ M ↑

76. Bank Reserve Requirements (RR) - Minimum reserves a bank must hold.

- Money Supply (M) - Total monetary assets in the economy.

- Relationship: RR ↑→ M ↓

77. Corporate Taxes (CT) - Taxes on company profits.

- Investment (I) - Expenditure on capital goods.

- Relationship: CT ↑→ I ↓

78. Consumer Expectations (CE) - Outlook of consumers on future financial conditions.

- Consumption (C) - Spending on goods and services.

- Relationship: CE ↑→ C ↑

79. Healthcare Spending (HS) - Expenditure on health services.

- Life Expectancy (LE) - Average period a person is expected to live.

- Relationship: HS ↑→ LE

80. Education Level (EL) - Average level of education achieved.

- Productivity (Prod) - Efficiency in production processes.

- Relationship: EL ↑→ Prod ↑

81. Environmental Taxes (ET) - Taxes intended to promote ecologically sustainable activities.

- Pollution (P) - Introduction of contaminants into the environment.

- Relationship: ET ↑→ P ↓

82. Military Spending (MS) - Government expenditure on defense.

- Budget Deficit (BD) - Excess of expenditure over income.

- Relationship: MS ↑→ BD

83. Exchange Rate (ER) - Rate at which one currency exchanges for another.

- Foreign Debt Burden (FDB) - Cost of servicing foreign-denominated debt.

- Relationship: ER ↑→ FDB ↓

84. Stock Market Index (SM) - Statistical measure of stock market performance.

- Consumer Confidence (CC) - Degree of optimism about the economy.

- Relationship: SM ↑→ CC

85. Inflation (π) - General increase in prices.

- Real Interest Rates (RIR) - Nominal interest rates adjusted for inflation.

- Relationship: π ↑→ RIR

86. Commodity Prices (CP) - Prices of raw materials.

- Trade Balance (TB) - Difference between exports and imports.

- Relationship: CP ↑→ TB

87. Financial Crisis (FC) - Significant disruption in financial markets.

- Unemployment (U) - Joblessness among the labor force.

- Relationship: FC ↑→ U ↑

88. Capital Controls (CC) - Measures to regulate flows from capital markets.

- Foreign Investment (FI) - Investment in domestic markets by foreign entities.

- Relationship: CC ↑→ FI ↓

89. Exchange Rate (ER) - Value of a currency.

- Inflation (π) - Rate at which prices increase.

- Relationship: ER ↓→ π ↑

90. Money Supply (M) - Total amount of monetary assets.

- Exchange Rate (ER) - Price of one currency in terms of another.

- Relationship: M ↑→ ER

91. Household Debt (HD) - Combined debt of all people in a household.

- Financial Stability (FS) - Condition where the financial system is resistant to economic shocks.

- Relationship: HD ↑→ FS

92. Tax Evasion (TE) - Illegal non-payment or underpayment of tax.

- Government Revenue (GR) - Money received by the government.

- Relationship: TE ↑→ GR

93. Global Economic Growth (GEG) - Increase in worldwide economic activity.

- Exports (X) - Goods and services sold internationally.

- Relationship: GEG ↑→ X ↑

94. Corporate Governance (CG) - System of rules and practices by which a company is directed.

- Investor Confidence (IC) - Trust investors have in the financial markets.

- Relationship: CG ↑→ IC

95. Income Tax Rates (IT) - Percentage at which income is taxed.

- Labor Supply (LS) - Total hours workers are willing to work.

- Relationship: IT ↑→ LS

96. Budget Cuts (BC) - Reductions in government spending.

- Public Services (PS) - Services provided by the government.

- Relationship: BC ↑→ PS

97. Economic Recession (ER) - Significant decline in economic activity.

- Business Failures (BF) - Closure of businesses due to inability to make a profit.

- Relationship: ER ↑→ BF

98. Interest Rates (IR) - Rate at which interest is paid by borrowers.

- Capital Inflow (CI) - Movement of capital into a country.

- Relationship: IR ↑→ CI

99. Public Debt (PD) - Money owed by the government.

- Tax Burden (TB) - Impact of taxation on individuals and businesses.

- Relationship: PD ↑→ TB

100. Consumer Spending (C) - Total spending by consumers.

- Economic Growth (EG) - Increase in the production of economic goods and services.

- Relationship: C ↑→ EG ↑

[] 経済変数間の因果関係

1. Interest Rate (IR) - The cost of borrowing money.

- Investment (I) - Expenditure on capital goods by firms.

- Relationship: IR ↑→ I ↓

2. Taxes (T) - Compulsory charges imposed by the government.

- Consumption (C) - Household spending on goods and services.

- Relationship: T ↑→ C ↓

3. Government Spending (G) - Expenditure by the government on public services.

- Aggregate Demand (AD) - Total demand for goods and services in the economy.

- Relationship: G ↑→ AD

4. Money Supply (M) - Total amount of monetary assets available in an economy.

- Inflation (π) - Rate at which the general price level of goods and services rises.

- Relationship: M ↑→ π ↑

5. Inflation (π) - General increase in prices and fall in the purchasing value of money.

- Purchasing Power (PP) - The value of currency expressed in terms of the amount of goods or services one unit of money can buy.

- Relationship: π ↑→ PP

6. Exchange Rate (ER) - Value of one currency for the purpose of conversion to another.

- Exports (X) - Goods and services sold to other countries.

- Relationship: ER ↑→ X ↓

7. Wages (W) - Payment to labor for its contribution to the production process.

- Production Costs (PC) - Expenses incurred in manufacturing a product or providing a service.

- Relationship: W ↑→ PC

8. Unemployment Rate (U) - Percentage of the labor force that is jobless.

- Consumer Spending (C) - Total money spent by consumers.

- Relationship: U ↑→ C ↓

9. Interest Rate (IR) - The proportion of a loan charged as interest.

- Consumption (C) - Expenditure by households on consumption goods.

- Relationship: IR ↑→ C ↓

10. Investment (I) - Purchase of goods that are not consumed today but used in the future.

- Capital Stock (K) - Total physical capital available in the economy.

- Relationship: I ↑→ K ↑

11. Consumer Confidence (CC) - Degree of optimism that consumers feel about the overall state of the economy.

- Consumption (C) - Spending by households on goods and services.

- Relationship: CC ↑→ C ↑

12. Taxes (T) - Mandatory financial charges imposed by a government.

- Disposable Income (Yd) - Income remaining after deduction of taxes.

- Relationship: T ↑→ Yd ↓

13. Inflation (π) - Sustained increase in the general price level.

- Real Wages (RW) - Wages adjusted for inflation.

- Relationship: π ↑→ RW ↓

14. Economic Growth (EG) - Increase in the inflation-adjusted market value of goods and services.

- Employment (E) - The condition of having paid work.

- Relationship: EG ↑→ E ↑

15. Oil Prices (OP) - Cost per barrel of crude oil.

- Production Costs (PC) - Costs related to making or acquiring goods and services that directly generate revenue.

- Relationship: OP ↑→ PC

16. Government Debt (GD) - Total amount of money owed by the government.

- Interest Rates (IR) - Cost of borrowing capital.

- Relationship: GD ↑→ IR

17. Demand (D) - Consumer desire and willingness to pay a price for a specific good or service.

- Price (P) - Amount of money required to purchase something.

- Relationship: D ↑→ P ↑

18. Supply (S) - Total amount of a specific good or service available to consumers.

- Price (P) - The cost required to gain possession of something.

- Relationship: S ↑→ P ↓

19. Productivity (Prod) - Efficiency of production measured by output per unit of input.

- Costs (C) - Expenses incurred in the production of goods or services.

- Relationship: Prod ↑→ C ↓

20. Savings (S) - Portion of income not spent on consumption.

- Investment (I) - Allocation of resources, usually money, with the expectation of generating income or profit.

- Relationship: S ↑→ I ↑

21. Population (P) - Total number of people inhabiting a country or region.

- Labor Supply (LS) - Total hours that workers wish to work at a given real wage rate.

- Relationship: P ↑→ LS

22. Tariffs (Tar) - Taxes imposed on imported goods and services.

- Imports (M) - Goods and services purchased from other countries.

- Relationship: Tar ↑→ M ↓

23. Exchange Rate (ER) - The price of one country's currency in terms of another's.

- Imports (M) - Foreign goods and services bought by residents of a country.

- Relationship: ER ↑→ M ↑

24. Consumer Price Index (CPI) - Measure that examines the weighted average of prices of a basket of consumer goods and services.

- Cost of Living (CL) - Amount of money needed to sustain a certain level of living.

- Relationship: CPI ↑→ CL

25. Interest Rates (IR) - Percentage charged on a loan or paid on savings.

- Exchange Rate (ER) - Value of a country's currency vs. that of another country.

- Relationship: IR ↑→ ER

26. Budget Deficit (BD) - Financial situation where expenditures exceed revenues.

- National Debt (ND) - Total amount of money that a country's government has borrowed.

- Relationship: BD ↑→ ND

27. Economic Uncertainty (EU) - Lack of predictability in the economy.

- Investment (I) - Expenditure on capital goods not consumed today.

- Relationship: EU ↑→ I ↓

28. Minimum Wage (MW) - Lowest remuneration employers can legally pay their workers.

- Unemployment (U) - Situation where individuals who can work are unable to find a job.

- Relationship: MW ↑→ U ↑

29. Tax Incentives (TI) - Reductions in tax designed to encourage economic activity.

- Investment (I) - Allocation of capital to gain profitable returns.

- Relationship: TI ↑→ I ↑

30. Subsidies (S) - Financial support extended to an economic sector.

- Production (P) - Total output of goods and services.

- Relationship: S ↑→ P ↑

31. Trade Restrictions (TR) - Government-imposed limitations on the international exchange of goods.

- Exports (X) - Goods produced domestically and sold abroad.

- Relationship: TR ↑→ X ↓

32. Labor Productivity (LP) - Amount of goods and services produced by one hour of labor.

- Output (O) - Total quantity of goods or services produced.

- Relationship: LP ↑→ O ↑

33. Inflation (π) - Rate at which the general level of prices for goods and services is rising.

- Interest Rates (IR) - Amount charged by lenders to borrowers.

- Relationship: π ↑→ IR

34. Public Spending (PS) - Expenditure by the government sector.

- Inflation (π) - Sustained increase in the general price level.

- Relationship: PS ↑→ π ↑

35. Exchange Rate (ER) - Rate at which one currency will be exchanged for another.

- Foreign Investment (FI) - Investment originating from other countries.

- Relationship: ER ↑→ FI ↓

36. Money Supply (M) - Total value of monetary assets available in an economy at a specific time.

- Interest Rates (IR) - Amount charged, expressed as a percentage of principal, by a lender to a borrower.

- Relationship: M ↑→ IR

37. Consumer Confidence (CC) - Economic indicator measuring consumer optimism.

- Savings (S) - Money that is not spent or used.

- Relationship: CC ↑→ S ↓

38. Business Taxes (BT) - Taxes imposed on business profits.

- Investment (I) - Expenditure on capital assets.

- Relationship: BT ↑→ I ↓

39. Infrastructure Spending (IS) - Government spending on physical systems.

- Economic Growth (EG) - Increase in the inflation-adjusted market value of the goods and services.

- Relationship: IS ↑→ EG ↑

40. Education Spending (ES) - Expenditure on educational institutions and resources.

- Human Capital (HC) - Economic value of a worker's experience and skills.

- Relationship: ES ↑→ HC ↑

41. Technological Advancement (TA) - Innovations improving production processes.

- Productivity (Prod) - Efficiency of production.

- Relationship: TA ↑→ Prod ↑

42. Inflation Expectations (IE) - Rate at which people expect prices to rise in the future.

- Wage Demands (WD) - Increases in pay requested by employees.

- Relationship: IE ↑→ WD

43. Exchange Rate (ER) - Value of a currency compared to others.

- Tourism (T) - Travel for recreation or leisure.

- Relationship: ER ↑→ T ↓

44. Employment (E) - The condition of having paid work.

- Tax Revenue (TR) - Government income from taxation.

- Relationship: E ↑→ TR ↑

45. Regulatory Burden (RB) - Compliance costs of regulations on businesses.

- Business Growth (BG) - Expansion of business activities.

- Relationship: RB ↑→ BG ↓

46. Trade Agreements (TA) - Treaties facilitating trade between countries.

- Exports (X) - Goods and services sold to other countries.

- Relationship: TA ↑→ X ↑

47. Consumer Debt (CD) - Debts owed as a result of purchasing goods that are consumable.

- Consumption (C) - Action of using up a resource.

- Relationship: CD ↑→ C ↑

48. Commodity Prices (CP) - Market price for raw materials.

- Inflation (π) - Rate at which the general level of prices rises.

- Relationship: CP ↑→ π ↑

49. Interest Rates (IR) - Cost of borrowing or the gain from lending.

- House Prices (HP) - The market value of residential properties.

- Relationship: IR ↑→ HP

50. Unemployment Benefits (UB) - Payments made by the state to unemployed individuals.

- Job Search (JS) - The act of looking for employment.

- Relationship: UB ↑→ JS

2024-09-19

anond:20240919092555

ワイの知ってる超凄腕のプログラマーの人

変数名が全部abc…で読むのしんどい

長い変数名だと打つの時間かかって作業効率が落ちるから嫌なんだって

なんの変数だったか自分では完全に記憶してるみたい

かに爆速ですごいの書いてる

コードを綺麗にするのは読みやすくするためじゃない

https://type.jp/et/feature/26796/

もうホントこいつって害悪だと思う

コードを読むのが下手なエンジニアのためにコードを綺麗にするのは時間無駄かな、、と。

この発言にもあるように「コードを綺麗にする=読みやすくする」ってことだと勘違いしてる

コードを綺麗にするのは「バグを少なくする」ためであって読み手のためじゃない

グローバルに一文字変数を使って困るのは「どこでそれを触ってるか分からいから」であって「読みにくいから」ではない(まぁ読みにくいけど)

特に昔だとLintもないし変数の参照先を探すのはgrepぐらいしかなくて

$iとかだと$iiもひっかかるし$iの後ろにスペースがあったり無かったりするともう探すのは不可能に近くなる

それでも動いているなら最悪問題無いんだがバグ修正時にめちゃくちゃ困って

「作り直すしか無いな」

ってなるのでビジネス的にも大きな影響が出る

「どんなコードでも動くコードを作るのが正しい」「done is better than perfect完璧を目指すよりも、まずは終わらせることが重要) 」のスタンス効率的だろうなぁ、、と思うおいらです。

これも元の言葉意味曲解していて、「終わらせることが重要」というのはバグがあって良いわけじゃない

例えばログインボタン実装したときに、ユーザー名とパスワードに何を入れてもログインできる状態にするのも「終わらせること」だし

開発初期はとりあえず画面が必要なのでそれで良いかもしれない

ただこのままリリースできるわけではないし、プロダクトとしては「終わっていない」

パスワードを平文で保存して実装するのも「終わらせること」ではあるけれどそのままリリースしていいわけではないし

下手に動いてしまうとそのままリリースされたりもするのでよりタチが悪い

この言葉重要なのは「better than perfect」の方であって「done」の方ではない

全てを完璧にする必要は無い(し、そもそも完璧定義できない)ので「perfectでなくていいよ」というだけ

バグがあったり不十分だったりセキュリティ不備があって良いわけではない

毎日論理構成の中に浸ってる人は、推理小説は向いてるかもしれないですね。初期にちょろっと設定したグローバル変数が、最終的な結果に大きく影響してくるとか、「ここで使われてるのかー」みたいな感慨とか。

残念ながら「ああ、まともなコードしか読んできてないんだな」としか思えない

例えば「ユーザー名前と住所は設定できてるから性別を設定できるようにして」という依頼があって

コード確認してみるとuser1, user2, user3という変数が100個用意されていて、user1.name = 'hoge', user2.name = 'gaga' って感じで100行書いてあって、更に住所で100行あって、性別も同じように100行追加しろっていうコードを読んだことが無いんだろう

そしてそのコードのどこかで住所設定が間違えているか確認しないといけないような作業をしてないんだと思う

小説で言うと同じ文章が100ページ続いていて、その中のどこかの漢字が違っていて、そいつ犯人、みたいな推理小説面白いか?

他にも足したり引いたりこねくり回された変数値が最後に定数値で上書きされてたり、UserオブジェクトがいきなりWeatherのオブジェクトに置き換えられていて、name属性に晴れとか雨のデータが入ってたりしたことがないんだと思う

汚いコード伏線を回収しないし最終的に犯人も分からないし無駄に長いので推理小説には全く向いてない

で、やっぱりこういう汚いコード問題は「バグが混入しやすいかどうか」であって「読みやすいかどうか」ではない

下手するとuserオブジェクトを100行ずつ書いてくれてる方が読みやすさはあるかもしれないが

user36だけ住所が設定されていない」といったバグが混入し得るし、それを確認するのに多大な労力を必要とする

人間は誰もが間違いを犯すので誰もがバグを混入させる危険性があるんだけれど

その危険性は最大限まで下げるように努力するべきだし、インシデントを引き起こすことでビジネス的なインパクトも大きい

現場猫案件と似たようなもの事故は無くせないけれど、だからといって適当にやって良いわけじゃないし

「優秀なエンジニアは汚いコードですよ〜〜〜」

みたいなゴミ意見を広めるのは害悪しか無い

[] 政策決定の数理

抽象数理モデル

1. モデルセットアップ

(a) 消費者集合と効用関数

消費者集合:N = {1, 2, ..., n}

消費ベクトル:各消費者 i の消費ベクトルを X_i ∈ X_i ⊆ ℝ^(k_i) とする。

個人効用関数:U_i: X_i × G → ℝ

ここで、G は政府提供する公共財の集合である

個人効用自分の消費 X_i と政府支出使用用途 G に依存する。

 

(b) 政府政策変数

税収:T ∈ ℝ_+

国債発行額:B ∈ ℝ_+

政府支出の配分:G = (G_1, G_2, ..., G_m) ∈ G ⊆ ℝ_+^m

G_j は公共財またはプロジェクト j への支出である

政策空間:P = { (T, B, G) ∈ ℝ_+ × ℝ_+ × G }

 

(c) 政府予算制約

予算制約:

Σ_(j=1)^m G_j = T + B

政府総支出は税収と国債発行額の合計に等しい。

 

(d) 消費者予算制約

可処分所得消費者 i の可処分所得 Y_i は、所得税 t_i によって決まる。

Y_i = Y_i^0 - t_i

Y_i^0 は消費者 i の総所得である

税制考慮:総税収 T は個々の所得税の合計である

T = Σ_(i=1)^n t_i

消費者予算制約:

p_i · X_i ≤ Y_i

p_i は消費財価格ベクトルである

2. 力学系の2つのステップ

(a) ステップ1:政府の決定

目的政府社会的厚生 W を最大化するために、以下の政策変数を決定する。

個人別の税負担 { t_i }

国債発行額 B

政府支出の配分 G = (G_1, G_2, ..., G_m)

制約:

政府予算制約。

税制に関する法律規制

 

(b) ステップ2:消費者の消費行動

消費者最適化政府政策 (t_i, G) を所与として、各消費者 i は効用を最大化する。

最大化 U_i(X_i, G)

X_i ∈ X_i

制約条件:p_i · X_i ≤ Y_i

結果:各消費者の最適な消費選択 X_i*(G) が決定される。

3. 社会的厚生関数

社会的厚生関数:W: ℝ^n → ℝ

W(U_1, U_2, ..., U_n) は個々の効用社会的厚生に集約する。

合成関数

W(U_1(X_1*(G)), ..., U_n(X_n*(G)))

これは政府政策 G と { t_i } の関数となる。

4. 政府最適化問題の定式化

政府は以下の最適化問題を解く。

最大化 W(U_1(X_1*(G)), ..., U_n(X_n*(G)))

{ t_i }, B, G

制約条件:

Σ_(j=1)^m G_j = Σ_(i=1)^n t_i + B

t_i ≥ 0 ∀i, B ≥ 0, G_j ≥ 0 ∀j

X_i*(G) = arg max { U_i(X_i, G) | p_i · X_i ≤ Y_i } ∀i

X_i ∈ X_i

5. 数学的解析

(a) 政府消費者相互作用

政府役割公共財の配分 G と税制 { t_i } を決定する。

消費者の反応:消費者政府の決定を受けて、最適な消費 X_i*(G) を選択する。

 

(b) 力学系の特徴

スタックルベルゲーム政府リーダー)と消費者フォロワー)の間の戦略的相互作用

最適反応関数消費者の最適な消費行動は政府政策依存する。

 

(c) 一階条件の導出

ラグランジュ関数

L = W(U_1(X_1*), ..., U_n(X_n*)) - λ ( Σ_(j=1)^m G_j - Σ_(i=1)^n t_i - B ) - Σ_(i=1)^n μ_i (p_i · X_i* - Y_i)

微分政策変数 t_i, B, G_j に関する一階条件を計算する。

チェーンルール消費者の最適反応 X_i* が G に依存するため、微分時に考慮する。

6. 公共財使用用途モデル

(a) 公共財の種類

公共財ベクトル:G = (G_1, G_2, ..., G_m)

例えば、教育 G_edu、医療 G_health、インフラ G_infra など。

 

(b) 消費者効用への影響

効用関数への組み込み

U_i(X_i, G) = U_i(X_i, G_1, G_2, ..., G_m)

公共財 G_j が個人効用にどのように影響するかをモデル化。

 

(c) 政府支出の配分の最適化

目的公共財の配分 G を最適化し、社会的厚生を最大化。

制約:政府予算制約内で配分を決定。

7. 政府政策選択解釈

(a) 税制設計

所得税の設定:各消費者所得税 t_i を調整。

再分配政策所得格差を是正するための税制設計

 

(b) 国債発行の役割

将来への影響:国債発行は将来の税負担に影響するため、長期的な視点必要

制約:債務の持続可能性に関する制約をモデルに組み込むことも可能

 

(c) 公共財の最適配分

効率性と公平性公共財の配分が効用に与える影響を考慮

優先順位の決定:社会的厚生を最大化するための公共財への投資配分。

8. 力学系としてのモデル

(a) ステップ1:政府最適化

政府の決定問題消費者の反応を予測しつつ、最適な { t_i }, B, G を決定。

情報の非対称性消費者の選好や行動に関する情報を完全に知っていると仮定

 

(b) ステップ2:消費者最適化

消費者の行動:政府政策所与として、効用最大化問題を解く。

結果のフィードバック消費者選択社会的厚生に影響し、それが政府の次の政策決定に反映される可能性。

9. 結論

(a) モデルの意義

包括的政策分析政府税制国債発行、公共財使用用途統合的にモデル化。

力学系アプローチ政府消費者相互作用を動的に考察

 

(b) 政策提言への応用

最適な税制支出配分:社会的厚生を最大化するための政策設計の指針。

財政の持続可能性:国債発行と将来の税負担バランス考慮

 

(c) 抽象化のメリット

一般性の確保:特定経済状況やパラメータ依存しないモデル

理論洞察政府役割政策効果に関する深い理解を促進。

 

政府は、税制 { t_i }、国債発行額 B、そして公共財の配分 G を戦略的に決定することで、消費者効用 U_i を最大化し、社会的厚生 W を高めることができる。

このモデルでは、政府政策決定と消費者の消費行動という2つのステップ力学系考慮し、公共財使用用途も組み込んでいる。

2024-09-18

[] 実質賃金を上げる方法

経済全体を数学構造としてモデル化する。以下の変数関数定義する。

賃金物価悪循環賃金物価スパイラル)を数学的に表現するため、名目賃金の上昇が物価上昇に与える影響をモデル化する。

ここで、φ と ψ はそれぞれ価格設定賃金設定の抽象的な関数であり、θ は労働市場交渉力や期待インフレ率などのパラメータを含む。

賃金物価時間的な変化を記述するため、動的システムを構築する。

dW_N/dt = f_W(W_N, P, M, D, S, A, K, L)

dP/dt = f_P(W_N, P, M, D, S, A, K, L)

dM/dt = f_M(W_N, P, M, D, S, A, K, L)

ここで、f_W、f_P、f_M はシステムの動態を決定する関数であり、経済全体の相互作用抽象的に表現する。

賃金物価相互作用フィードバックループとしてモデル化する。制御理論を用いて、システム状態ベクトル定義する。

ここで、F はシステム動作を決定する非線形関数であり、u(t) は政策介入や外生ショックを表す入力ベクトルである

実質賃金時間変化率を求める。

dW_R/dt = d/dt (W_N/P) = (P dW_N/dt - W_N dP/dt) / P^2

実質賃金を上昇させる条件は、dW_R/dt > 0 となる。

名目賃金物価水準の成長率をそれぞれ、

g_W = (1/W_N) dW_N/dt, π = (1/P) dP/dt

定義すると、実質賃金が上昇する条件は、g_W - π > 0 となる。しかし、名目賃金の上昇が物価上昇に影響を与える場合、π は g_W の関数となる。

賃金物価スパイラルを防ぐため、システムの安定性を解析する。線形近似を用いて、システムヤコ行列 J を計算し、その固有値の実部が負であることを確認する。

J = ∂F/∂x|_(x=x*)

ここで、x* はシステム定常状態である

貨幣供給量 M(t) と物価水準 P(t) の関係モデル化する。古典的な数量方程式を用いて、

M(t) · V(t) = P(t) · Y(t)

ここで、V(t) は貨幣流通速度、Y(t) は実質GDPである

生産性 A(t) を向上させることで、物価上昇を抑制し、実質賃金を上昇させることが可能である生産関数

Y(t) = A(t) · F(K(t), L(t))

定義する。

政策当局実施できる介入を制御入力 u(t) としてモデルに組み込む。制御理論適用し、目的関数を最大化(または最小化)するように u(t) を最適化する。

min_(u(t)) ∫_0^∞ [W_R*(t) - W_R(t)]^2 dt

ここで、W_R*(t) は目標とする実質賃金水準である

経済システム抽象代数学の枠組みで捉える。賃金価格貨幣供給を要素とする環 R を定義し、これらの間の演算を環の操作としてモデル化する。

実質賃金を上昇させるための条件を抽象的な形で示す。

∂P/∂W_N < 1

∂P/∂A < 0

∂P/∂M ≈ 0 (過度なインフレを防ぐ)

以上の要素を数学的にモデル化し、適切な条件を満たすことで、実質賃金を上昇させることが可能となる。抽象数学を用いることで、経済システムの複雑な相互作用を体系的に分析し、効果的な解決策を導き出すことができる。

2024-09-17

登大遊は一日で1万行のプログラミングができるというのが有名だが

私は20プログラマーをやっているが、どういうことなのか全く理解できない。

仮に2000個くらいメンバー変数のあるクラスを作って

Getter Setterだけを手入力で書いて行っても一日じゃ終わらないだろう。

本当に分からない。

2024-09-15

[] 無限次元確率動的一般均衡モデル

1. 確率基底と関数空間

完備確率空間 (Ω, ℱ, ℙ) 上で、右連続増大フィルレーション {ℱₜ}ₜ≥₀ を考える。

状態空間として、実可分ヒルベルト空間 ℋ を導入し、その上のトレース作用素なす空間を 𝓛₁(ℋ) とする。

2. 無限次元確率微分方程式

システムダイナミクスを以下の無限次元確率微分方程式記述する:

dXₜ = [AXₜ + F(Xₜ, uₜ)]dt + G(Xₜ)dW

ここで、Xₜ ∈ ℋ は状態変数、A は無限次元線形作用素、F, G は非線形作用素、uₜ は制御変数、Wₜ は Q-Wiener プロセスである

3. 一般化された経済主体問題

経済主体最適化問題を、以下の抽象的な確率最適制御問題として定式化する:

max𝔼[∫₀^∞ e⁻ᵖᵗ L(Xₜ, uₜ) dt]

ここで、𝓤 は許容制御の集合、L: ℋ × 𝓤 → ℝ は汎関数である

4. 無限次元HJB方程式

価値汎関数 V: ℋ → ℝ に対する無限次元Hamilton-Jacobi-Bellman方程式

ρV(x) = sup{L(x, u) + ⟨AX + F(x, u), DV(x)⟩ℋ + ½Tr[G(x)QG*(x)D²V(x)]}

ここで、DV と D²V はそれぞれFréchet微分と2次Fréchet微分を表す。

5. 無限次元Fokker-Planck方程式

システム確率分布時間発展を記述する無限次元Fokker-Planck方程式

∂p/∂t = -divℋ[(Ax + F(x, u))p] + ½Tr[G(x)QG*(x)D²p]

ここで、p: ℋ × [0, ∞) → ℝ は確率密度汎関数、divℋ はヒルベルト空間上の発散作用素である

6. 無限次元随伴方程式

最適制御問題随伴方程式

dλₜ = -[A*λₜ + DₓF*(Xₜ, uₜ)λₜ + DₓL(Xₜ, uₜ)]dt + νₜ dW

ここで、λₜ は無限次元随伴過程、A* は A の共役作用素である

7. 無限次元マルチンゲール問題

価格過程一般的な表現を、以下の無限次元マルチンゲール問題として定式化する:

Mₜ = 𝔼[M_T | ℱₜ] = M₀ + ∫₀ᵗ Φₛ dW

ここで、Mₜ は ℋ 値マルチンゲール、Φₜ は予測可能な 𝓛₂(ℋ) 値過程である

8. 関数空間上の測度変換

Girsanovの定理無限次元拡張を用いて、以下の測度変換を考える:

dℚ/dℙ|ℱₜ = exp(∫₀ᵗ ⟨θₛ, dWₛ⟩ℋ - ½∫₀ᵗ ‖θₛ‖²ℋ ds)

ここで、θₜ は ℋ 値適合過程である

9. 無限次元確率偏微分方程式

インフレーション動学を、以下の無限次元確率偏微分方程式記述する:

dπₜ = [Δπₜ + f(πₜ, iₜ, Yₜ)]dt + σ(πₜ)dW

ここで、Δ はラプラシアン、f と σ は非線形作用素、iₜ は金利、Yₜ は総産出である

10. 関数空間上の漸近展開

さなパラメータ ε に関して、解を以下のように関数空間上で展開する:

Xₜ = X₀ + εX₁ + ε²X₂ + O(ε³)

ここで、各 Xᵢ は ℋ 値確率過程である

11. 実質賃金への影響分析

実質賃金過程無限次元確率微分方程式として定式化する:

dwₜ = [Bwₜ + H(wₜ, πₜ, iₜ, Yₜ)]dt + K(wₜ)dW

ここで、B は線形作用素、H と K は非線形作用素である

金利上昇の実質賃金への影響は、以下の汎関数微分評価できる:

δ𝔼[wₜ]/δiₜ = lim(ε→0) (𝔼[wₜ(iₜ + εh) - wₜ(iₜ)]/ε)

ここで、h は ℋ の任意の要素である

12. 抽象考察

1. 非可換確率論:

量子確率論の枠組みを導入し、不確実性のより一般的な記述を行う。

2. 圏論アプローチ

経済モデルを圏として捉え、関手自然変換を用いて分析する。

3. ホモトピー型理論

経済均衡の位相構造分析し、均衡の安定性を高次ホモトピー群で特徴付ける。

4. 超準解析:

無限小解析を用いて、極限的な経済現象を厳密に扱う。

結論

無限次元確率動的一般均衡モデルは、金利インフレーション実質賃金相互作用一般的な形で記述している。

モデルの複雑性により、具体的な解を得ることは不可能に近いが、この理論的枠組みは経済現象本質的構造を捉えることを目指している。

このアプローチは、金利上昇がインフレ抑制を通じて実質賃金に与える影響を、無限次元確率過程観点から分析することを可能にする。

しかし、モデル抽象性と現実経済の複雑性を考慮すると、具体的な政策提言への直接的な適用不適切である

このモデルは、経済学の理論的基礎を数学的に提供するものであり、実際の経済分析政策決定には、この抽象的枠組みから導かれる洞察を、より具体的なモデル実証研究と慎重に組み合わせて解釈する必要がある。

このレベル抽象化は、現代経済研究最前線はるかに超えており、純粋理論的な探求としての意義を持つものであることを付記する。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん