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はてなキーワード: コミカライズとは

2023-05-28

[]地球少年少女コミカライズ

がんばってるのはわかるけど、アニメから無理に翻訳しようとしてるせいかアニメ前提のあれこれを無理やりマンガにしてる感がありありなんだよな・・・

よーはコミカライズへたくそだなと思ったということ

絵のうまいへたではない

しろ絵は抜群にうまいと思う

でもマンガとしてみるとずっとごちゃごちゃしてるし展開も何言いたいかもわかりにくいし、正直つまんないわ

いち感想につっかかってくんなよ 電脳コイルをやたら神格化してるようなあほはてな民

あれも別におもしろくなかったわ

2023-05-22

アズ・レンのコミカライズアオリでタフネタを濫用しとったんや

単行本には収録されないか問題だとは思っていない

anond:20230522022347

けんぷファー」ってラノベで一番人気のヒロインが負けて荒れたからかコミカライズでは勝ちルートに変更されたりしたので逆張りすればいいってものでもない。

2023-05-16

戦争が続いてるなか前線から脱落し怠惰生活満喫する話が好き

なろうアニメの「真の仲間じゃないと勇者パーティーを追い出されたので、辺境スローライフすることにしました」が好きだ

「真の仲間」で略されることが多い

 

追放もの元祖だそうだ。チート付与魔術師みたいに隠れた実力がある系でなく、

本当に最前線の戦いには戦力不足でついていけないが、人の少ない田舎では無双でイキれるぐらいの(実際イキり倒す)実力の主人公が、

まおゆう魔王勇者」みたいにヒロインと終始イチャゴロする

 

まり有名ではない

同時期に高品質作画アニメは多数送り出されており、なろう系も幾つも放映されていた

ファンタジーなら無職転生王様ランキングを見てた人が多いはず

ニコニコでもyoutubeでも関連動画ほとんどない。アニメ感想サイトを漁っても実況参加者は少ない

一方で海外ではそれなりに高評価だったようで、youtube主題歌動画には海外コメントがそこそこついている

アニメ二期も決定した

 

説明が長くなったが俺はこのアニメが大好きで、配信で繰り返し何度も見直している

円盤ももちろん買い、先週も何度目か忘れたが全13話を通しで視聴した

なろうアニメ最高傑作だと思っている

誰にも同意されないだろうが構成演出が神がかっていて見直すたび考察してしま

おでん屋台の回はファンタジー世界ならではの漆黒の闇と屋台赤ちょうちんの図を見るたび

「この緊張と弛緩の混ざり合った演出をどうやったら作れるんだ。アニメ実作者でもアニメ評論家でも誰でもいい、金を払うから解説してくれ」と唸っている

先週も蜂蜜酒の回で新たな発見をして「ウテナか!」と唸ってしまった

かい演出の話をすると無限に長くなるので省略する

 

本題に戻ると、先週、新しい発見があった

別の、俺が死ぬほど好きな作品との共通項があることに気づいた

「ふらせら」という、20年前に出たギャルゲーコミカライズ作品

こちらも解説すると無限に長くなるので端折るが、両作品共通点は

 

人類存亡規模の大戦争が続いている

主人公たちは戦争前線で戦っていたが、慮外トラブルで脱落

戦争の気配など全く感じない、自然いっぱいの辺境スローライフ満喫する

 

となる

 

おそらく自分に刺さったポイント

主人公美少女とじゃれあっててスローライフ満喫している」一方で、「戦争は全く終わってない」点だと思う

主人公は、重傷や精神障害で戦えなくなったわけでない

戦えるけど戦わない

積極的ではない、結果としての形で前線逃亡したのだが、そんなことは気にせず田舎暮らしを最高に楽しんでいるのが大事なのだ

戦争話題が全く持ち出されないわけではない

主人公の周囲では、使命感にかられて参戦を志すもの主人公戦線復帰を促すものがいて、戦争を忘れさせてくれない

その上で怠惰にふける。ヒロインとイチャゴロする

 

現代メディアによって地球の裏で起きていることを臨場感あふれる映像で知ることができる。というより半強制的に知らされさえする

同じ日本の中で起きている犯罪的な虐待差別を知らなくても、ウクライナ戦争は知っている

なんなら日本社会の身近で起きていることから目を逸らされるために海外虐殺差別戦争報道が溢れかえっているのかもしれない、とすら思える

しかも、その戦争残酷ジェノサイド自分たちに全く無関係というわけでもないと、なぜか知らされてしま

ウイグル民族弾圧ユニクロ衣服は結び付けられて日常の場に入り込んでくるし、

ウクライナ戦争は「核弾頭厚木基地横田基地に打ち込まれるかもしれない」という切実さと結びついて、

「俺たちの日常を維持したいかウクライナ人だけでロシアと戦ってくれ」というジクジクした地続き感を抱えながらニュースを眺める羽目になる

 

水木しげる前線から半ば離脱して南の島の楽園暮らしに至ったときは、左腕を失う負傷があったし、

なにより日本アメリカとの戦争は「お役所仕事でズルズルと開始してしまった、やらなくてもいい無駄公共事業太平洋戦争~」だった

からサボタージュ正当性見出しえたし、戦後反戦が強く共感を得られたように、

徴兵で駆り出された者の南の島での戦線離脱責任感云々を見出す必要もなかった

現代の、地球の裏側の惨劇は、そういうふうに割り切れない

こんなジクジクした気分から解放されたくて日本国家と一体化したい人たちが出てきてしまうのは理解できる

 

残念ながら自分国家と一体化して何かやってる精神状態にはなれない

遠くにある、手出しすることも出来なくはない(実際に行動している人たちも大勢いる)戦争を、まるきり無関係と切り捨てることもできないまま傍観し、

さておきと、自分生活のために働いて、マンガアニメゲーム動画視聴で怠惰時間を過ごし、

その怠惰さを時おり責められ、ヘラヘラとやり過ごし、改めて怠惰に身をうずめておきたい

 

そういう現状と重なるものが、俺の愛する二作品にはあるのだと、ようやく知ったのだった

2023-05-11

食べるフェチ系の作品教えてくれ!!!

なんか今日おすすめゲームとか漫画教えてもらう増田が多くてずるいずるい!!私もやる!!

どうやら食事シーン萌えらしく、何かを食べている描写がある作品大好物なんです。

条件

特に良かったもの

ストライクまでは行かないがかなり好き(普通食べ物からだろうか?)

食べ物関係ないが雰囲気かなり近い

意外とイマイチだった(方向性は合っているが何かが惜しい)

この辺ってどう?面白い

リストアップしてて気づいたんだけど静かに「美味しいねぇ…」って吟味するようなのが好きなのかもしれない。

最近では「八日さんが舐める」という漫画の連載初期がもう上品さと下品さのバランスハチャメチャに良くて、熱いメールを送りつけたりもしてたんだけどどんどんよだれがグチャグチャ垂れたりヘソの垢を舐めとろうとしたり臭そうな女が出てきたりしてダメなっちゃった。悲しすぎる。

以上!とりあえずなんでも試してみたいので教えてくれ!!

2023-05-10

執筆意欲を失わせるのが私の趣味

「>小説家になろうというサイト感想欄で辛辣コメントをして、執筆意欲をなくさせるのがひそかな私の趣味です。実際多くの人が更新をしなくなりました。そこで質問です。作家執筆意欲を奪う感想はどんなものがいいですか?」

 

これ、プラス面に力を使えば世界を救うレベル威力になるんだけど、まあ無償人助けしたくないわな(笑) 俺もこの力に気付いて自分メリットある場合しか使ってない。

でもまあ気持ちはわかる。コミカライズ面白くて原作読んだら小学生の作文みたいなのが出て来て、逆によくここまで面白コミカライズ出来たなあって。漫画家すげえ!って思う。

2023-05-03

[]村づくりゲームnpcが生身の人間しか思えない コミカライズ

増田ステマダイマ?)されまくってたから読んでみた

おれたちのたたかいはこれからだEND

読んだ後原作みて見たら、マンガ打ち切りをふまえてか、ラストだけ原作と流れを変えたんだなってのがわかった

打ち切りになった理由はいろいろ考えられる

一応ヒロイン複数いてハーレムチックな要素もあったしブラコン妹みたいなのとかもあったけど、

やっぱりお色気がほぼなかったりハーレム要素も薄かったり、絵柄が萌え系じゃなかったりであんまり受けなかったのが一番大きいんだろうなあと

(むろんそれらをただ入れれば万事解決というものでもないことはわかってはいるけど)

展開もあからさまにわかやすい俺TUEEじゃなくていまいちカタルシスを得にくいし

(TUEE能力を使うためのしばりがキツすぎて、基本ただ作中内のゲームを見てモノローグでひとりごちるって場面が多すぎ。

 ただ見てるだけってのはすでに読者がやってることであって作中でそれやられたらさらに上位次元の読者はもっとまらない)

絵は決して下手ってわけじゃないんだけど、外連味とか色気が足りないのが否めない

あと重要キャラ幼女いまいちかわいくない・・・この絵柄で幼女を書きなれてないんだなってのは感じた

あとはやっぱり物語スケールがすごく小さいままってのも残念なポイントだったと思う

村づくりと村を守ろうってのだけだとやっぱりものすごくこじんまりとしていて、どうしてもカタルシスを得にくかった

うたわれ無印でいうと最初の村関連の戦い・話だけで話が終わる(閉じている)ような感じ

「これが普通ゲームなら場面が切り替わって村に一瞬で戻ってるんだろうけどこのゲームではそうならない」みたいなモノローグあったけど、

まさにそれなんだよな

マンガ全体がそんな感じで、細かい描写が多すぎる

作者の書き終わったブログみたら、引き延ばし要素排除して必要最小限の要素のみで構成してるってあったけど、

たぶんマンガにするにはさら排除するか、もっと構成を考えて変えた方がよかったんだと思う


原作を丁寧に追ってるから地味でダイナミックさが足りない感じのコミカライズになってる気がした

あと主人公無難な真面目男だからまらないってのもあると思った

主人公聖人って設定だとおっさんケインがぱっと浮かぶけど、あっちはそれを補うようにぐいぐい引っ張るキャラ別にたからよかったんだなと

真面目な男だけだと不快さはないけど面白くするのも難しいんだなと

2023-05-01

anond:20230501072118

コミカライズ仕事をもらえるってことは、相応に評価されてるってことでしょ。

案外原作者からの強い希望で描いてもらってるかもしれないじゃん。

仕事が無くてウーバーイーツの配達始められるより、ずっといいと思うけど。

2023-04-29

お気持ち表明になるのだと思う。気持ちの整理に記します。

戦争は女の顔をしていない」は、スヴェトラーナアレクシエーヴィチによる、第二次世界大戦独ソ戦従軍した、戦争中の女性たちの声を集めたルポルタージュだ。500人を越える女性たちから集めた「声」は、さまざまな視点から当時の戦場を実感できる名著である

コミカライズもされており、小梅けいと氏の緻密で柔らかな筆致で描かれる彼女たちは、戦場での若く美しい姿と、戦後の歳を経た平和の中での姿も相まって、とても儚く美しく見える。

本書は最近コミカライズ版4巻が発売され、アキバblogに紹介記事掲載された。

小梅けいと氏のTwitterから18禁広告があるのでご注意ください」と案内がつけられた上で、記事に興味があった私はリンクを開いてしまった。

http://blog.livedoor.jp/geek/archives/51633549.html

掲載された記事は丁寧で素晴らしいものだった。

しかし、「オナホ扱いされる胸の強調された女の子」の広告と交互に表示される「戦争は〜」の女性たちが、なんだかとても悲しいものに見えてしまった。こんな気持ちになるのは予想外で、自分でも驚いた。

アキバblog性質は知っていたし、記憶よりも際どい広告だったのは正直驚いたが、「戦争という社会の流れの中で犠牲になった女性たち視点物語」が、「現代男性の娯楽向けに描かれた女の子」と同時に存在するのが、グロテスク構造に見えてしまった。(広告のような作品否定するつもりはない。シナジーが悪かったという認識でいる)

可能ならば、「戦争は〜」のような記事掲載するページの広告は、全年齢に出来たらいいのかもしれないが、Webサイト運営的にもコストがかかるのは想像できる。私が繊細すぎるだけというのも承知している。

「そう感じた」ということだけ増田に記しておく。

2023-04-28

anond:20230428211623

書き方悪かった

実際はもっとずっと柔らかい口調で書き下ろし辞退の理由コミカライズ側に迷惑かけたくないからだ

普段愚痴絶対言わないしレスバなんてするタイプじゃない

好きな小説の作者さんが

コミカライズ書き下ろし小説つけたら

小説邪魔なので評価下げます」と言われるので書き下ろしつけません」

と言ってて唖然とした(苦情入れた側に)

小説はどうでもいいならまだしも(それも原作者リスペクトなさすぎてゴミだが)

小説ついてるから評価下げるのは意味わからんし腹立つ

嫌ならそこだけ飛ばせばいいだけの話だろ

小説がつくとコミカライズの質下がるわけじゃあるまいし

とはいえ筆者はコミカライズには触れてない(そもそもまだ原作を読んでる途中なので)から

ここに書き込みを供養

2023-04-17

anond:20230417130620

ナイツマのコミカライズ終わってたのか。

あー、元ネタはそれで正解っぽいな。

anond:20230417120401

ナイツ&マジックかなりいい線じゃない

・なろう発

シリーズ累計部数は300万部 20年は暮らせそう

コミカライズ2022年に第一部完の形で連載を終了

小説半年更新がなかったりTwitterは動いてたから違うかも

anond:20230417114013

念のため:https://archive.md/0DEJ6

と言う条件で確認すると

ぐらいかなあ。ただ20年は暮らしていける金ってのが、この中であるとしたら異世界食堂ぐらいじゃないか。ただこれはコミカライズ新版クオリティ高いし、著者も本業充実してて忙しいから続編書けてない系の人に見えるし違うかなあ。

みんなの知恵を貸してくれ!

追記

ナイツ&マジック元ネタいかという指摘が。ありがトン。

かにアニメ化され、本もヒットしたが、去年末で急遽マンガ版が終了(原作者も完結)と称している。

300万部なら、印税率8%として2億円で税金抜いて1億円は残るはずだから、年500万円で20もつ計算

なるほど。これを見て思いついたのかな。

小説アニメ化したけど全然幸せじゃない

なろう系のブームうまいこと乗れて実力がないのにアニメ化までしてしまった。そんなに話題にはならなかったけど声優さん挨拶したりスタッフさんの打ち上げとか呼んでもらえてその時は楽しかった。

(と同時に原作者の扱いってこんなもんなんなのか……とも思った。なおコミカライズ打ち切り)

 

帰り道、私はオタクとして孤独成功するより、人と愛し合って家族形成して、保守的価値観でなあなあで生きていきたかったんだな、と感じた。家族形成してオタクとして成功している人はより羨ましいから、そんな人が溢れるTwitterは見られなくなった。

現在進行形で話すと身バレしそうだったから寝かせた。ちょっと前の話です。

 

アニメ化たからといって別に生食えるほど儲かったわけではない。20年くらいは節約して暮らしていける金と、後悔だけが残った。

 

今も小説を書いてる。ファンの人には申し訳ないけど人生が失敗したと思ってるし、毎日楽しくない。どうして評価されるオタクになれば幸せになれると思ったんだろう。私の価値観は変わらないので一生自虐風自慢を続ける前にたぶん死んだ方がいい。

2023-04-14

玉石混交のなろうコミカライズ漫画家は、おっさん描くのが上手いかどうかで良し悪しが分かる

物語面白さは原作依存なので、漫画家スキルは絵のうまさが特に重要

ただ若者ほうれい線書いてあるだけの気持ち悪い中年しか書けない奴は、背景も絵による演出もまともにできない事がほとんどなので読みづらかったり微妙になる。

2023-04-09

アルスラーン戦記コミカライズ

最終決戦!!!みたいにアオってるけど、王都奪還してバンジャーイして終わりにするつもりなんかな

まあそのあとのモンスター大行進はぶっちゃけひどいからやんないほうがいい判断をするのもわからんでもないけど

2023-04-08

ラノベを読む趣味はないのでなろうとか読んだことなかったけど

なろうコミカライズを薦められて

転生→現実とは異なったシステム世界現実価値観アイデアを使って無双モテモテ

なんだろうなって先入観を持ちながら読んでみたらホンマにそうで

「うわまじなんや・・・」という感慨があったね

まあおっちゃんも若いころはそういうファンタジーにどっぷりだったか

若い子が楽しんでる物にわざわざケチをつけるなんて

高齢化の進んだ増田しかやらないけど

2023-03-31

anond:20230330184713

なろう系コミカライズの試し読み部分だけ延々と見てるタイプの人?

わざわざその手のばっかり見てお決まりの展開に文句言う人の気が知れない

無料にしてもジャンププラスとかマンガクロスとかくらげバンチとか漫画サイトは他にもたくさんあるのに

2023-03-27

anond:20230327161506

前作の搾精アンドロイド時代からDLsite安値常連認知度が高かったことと、

あなた世界一えらい人です」だの「なんだとぉ」だのでバズってから、短いスパン作品を出し続けたことが凄い。

新作、漫画原作過去作のコミカライズと、一人なのに筆の速さと安定度が評価されているんだろうね。

2023-03-23

ラノベの強み

ラノベマンガに勝った時期はないとおもう。ラノベ的なものが色々拡散したので、ラノベ専門レーベル意味がなくなってきたよね。

原作としてでなくラノベ自体メディアとして漫画に勝ってる時期なんて一瞬でもあったか

ラノベというか、小説の強みは生産性だろ。

コンテンツ量としても、表現の容易さとしても文字媒体が圧倒的に強い。これ以上ない一強。

人気作品の「本好きの下剋上」なんかは量が多すぎて、部ごとにコミカライズ複数連載してる状態じゃん。

2023-03-15

宇宙一バカみたいなタイトル小説わたし恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)」宇宙一面白くてワロタ

わたしがこんなバカみたいなタイトル小説を読めるわけないじゃん!ムリムリ!

まれてこのかた六法全書しか読んだことのない硬派オブ硬派な俺っちだけど、

友達ラノベわたし恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)」略して「わたなれ」を読んでいたから、俺も最近コミカライズを読んでみたらおもしろくてワロタ

そこから原作小説を読んだらもっと面白くてワロタ

いやまじで、生まれてこのかたロシア文学しか読んだことのないお前らには酷な話かもしれないが「わたなれ」は読んでくれ。

「わたなれ」は一言で言えば陰キャ百合学園ラブコメだ。

陰キャ主人公ヒューマンドラマワロタ

ラブコメとか言ったのは一旦忘れてくれ。バカみたいなタイトルに反してこの作品重厚ヒューマンドラマなんだわ。お前が毎日読んでるロシア文学に通ずるものがあるな。

俺は「わたなれ」と六法全書しか読んだことないかロシア文学なんて知らないが、きっと同じだろう?

まず物語陰キャ主人公「れな子」が、自らの所属するクラストップカースト女子グループとの会話についていけなくなってクラスを飛び出し、学校屋上に逃げ出すシーンから始まる。

主人公のれな子は陰キャなんだが、高校デビューに際して陰キャをある程度克服している。そして入学早々、一念発起してクラストップカースト女子グループ連中とお友達になるのだが、

ボロを出さないために主人公毎日必死だ。ボロを出したらハブられてしまう。見下されてしまう。同情されてしまう。

実際はそんなことは無いのだが、主人公陰キャからそう思ってしまうのをやめることができない。実際はそんなことは無いことは理性ではわかっていても、そう思ってしまう。

そんな毎日に疲れて、突然学校屋上に逃げ出してしまったわけだ。これが冒頭。

れな子を追いかけてきたのは、トップカーストの中のトップ、元締めの中の元締めみたいな女、王塚真唯。コイツが1巻のヒロインである。何を隠そう、わたなれは毎巻違うヒロインが出てきては仲良くなるのを繰り返すラブコメなのだ

その後いろいろあってれな子は王塚に惚れられてしまって、恋人になる・ならないの話をするのが1巻だ。だがその話は今はいいだろう。この小説の一番の魅力は重厚ヒューマンドラマだ。

5巻まで出ている小説の全編を通して、れな子は自分の性能の低さと常に戦うことになる。会話が続かない。変なことを言ってしまう。勉強ができない。スポーツができない。自分に自信が持てない。人と会話すると疲れてしまう。これがれな子なのだ

陰キャ/陽キャという分類はずいぶん雑で、個人的にはそんなに好きな考え方ではない――六法全書に登場しない言葉からだ――が、そうは言っても俺たちは、陰だろうと陽だろうと毎日毎日自分の性能の低さと戦っているはずだ。

俺たちも戦っているはずの低スペ要素に、れな子はどうやって立ち向かうのか。れな子はどう自己分析をして、どう対処するのか。

バカみたいなタイトルに反して、陰キャあるいは低スペ人間心理とその変化を精緻描写した重厚長大で深遠で深淵人間ドラマなのである

このバカみたいなタイトルも非常によく考えられている。読んだ人なら同意してくれるだろうが、この作品はこのタイトルでなくてはならないと感じる瞬間が読んでいると何度かある。

ヒロインかわいくてワロタ

そうは言っても全体的にはタイトルの通りのアホアホの内容である主人公の属すトップカースト女子グループ主人公を入れて5人だ。

1巻から4巻までを通して、グループ女子が1巻に1人ずつ登場して主人公と仲良くなる(なぜか毎巻主人公とその巻のメインヒロイン風呂に入るのだが、その話はいいだろう)。

このヒロイン5人が非常に魅力的なのである血液型性格診断と同じで5人のヒロインのうち誰が好きかで性格がわかるとされている。

●1巻のヒロインかわいくてワロタ

1巻のヒロイン、王塚真唯。

親がアパレルブランド経営者。本人はその専属モデル。街を歩けば人だかりができるレベル美人(設定がアホすぎる)であると同時に、成績は毎回学年1位で死ぬほど賢く、運も超良い(設定がアホすぎる)。

主人公と対極にある存在であるが、親や周囲からの期待がヤバすぎて精神がやや不安定である。1巻はれな子と王塚が「親友」と「恋人」のどちらの関係性が優れているか理解らせあう勝負をする謎のバトル展開が繰り広げられる。

コイツのことが好きなやつは単純で一途。

●2巻のヒロインかわいくてワロタ

2巻のヒロイン、琴紗月。

黒髪ロングのツンデレである。1巻ヒロインライバルであり大親友でもある。わけあって1巻ヒロインプライドをズタボロしたいと考えており、1巻ヒロインが惚れている主人公との結婚を賭けて1巻ヒロインFPS勝負を申し込む(設定がアホすぎる)。そこに主人公も参戦して三つ巴のバトルになる。

1巻ヒロインプライドをズタボロにしたい理由最後のほうで明かされるのだがこれがまた最高。ネタバレになるから言えないが既に読んでいる人なら同意してくれるはずだ。

2巻のヒロイン好きな人性格は気まぐれでうそつき

●3巻のヒロインかわいくてワロタ

3巻のヒロイン瀬名紫陽花。一番人気のキャラクターである。人気アンケートを取ったら7割くらいは表を集めるんじゃないだろうか。異常な人気を誇っている。

めちゃくちゃかわいいしめちゃくちゃいいやつ、それ以外に言葉はいらない。作中でもファンの間でもマジで宗教的な人気がある。しかコイツ性格文字に起こそうとすると意外と難しい。ゆるふわなんだが強さと賢さを兼ね備えている...と通り一遍表現することはできなくはないのだが、それだけだとなにか言葉が足りない気がするのだ。とにかくめちゃくちゃかわいいしめちゃくちゃいいやつだ。3巻はこのヒロイン主人公温泉旅行に行き、旅費をどっちが払うかで卓球勝負をする話である(勝ったほうが払う)。

紫陽花さんのことが好きな人理屈屋でマイペース

●4巻のヒロインかわいくてワロタ

4巻のヒロイン小柳香穂。小動物系ちょいウザ小悪魔女子。わたなれヒロインダークホースである。俺も一番好き。

コスプレ大好きの根っから陽キャ!と思いきや、本当は陰キャなのである陽キャコスプレをすることで陽キャ擬態している(なにそれ)。

前述の通り主人公は毎巻ヒロインとバトルしているわけであるが、4巻ではシンプルに殴り合いをします。

4巻はすごい。3巻ヒロイン瀬名紫陽花禁止カードにした上で話の面白さだけで人気アンケートを取ったら4巻が一番人気になるだろう。

4巻ヒロインの香穂とのラブコメを描きつつ、これまでの一連の話に蹴りをつける巻でもある。ヒューマンドラマ要素が一番詰まっているのが4巻だ。わたなれ原作は5巻まで出ているが、4巻にして第1部完の様相を呈している。

香穂のことが好きな人は短気で大雑把。

主人公かわいくてワロタ

主人公、甘織れな子。陰キャスペックが低いゆえに謎の行動力向上心があって、そのがむしゃらさゆえになぜかモテてる。どっかで聞いた話だよな、これ。他の作品を引き合いに出すのもなんだけど、毎日6時間ギター練習していた後藤ひとりだよな。髪の毛ピンクだし。でも後藤はしゃべれない陰キャなんだよな。れな子は陰キャ当事者ゆえに陰キャに対する解像度BRAVIAくらい高い。作中に無数に出てくる陰キャ分析の中の一つで、れな子は陰キャを「喋れる陰キャ」「喋れない陰キャ」で分類しており、自分は喋れる陰キャだとしている。喋れない陰キャと違って口を開けばいろいろ喋るのだが、好きなことについてしかしゃべらないし、喋りだすとめっちゃ早口勝手に一人で喋ってしまって、周りから浮いてしまタイプ陰キャ。こいつが主人公からこそわたなれは面白い。わたなれ原作主人公視点で話が進むのだが、主人公の心の声が軽妙で実に読みやすく、読んでいて笑ってしまう軽快な作風になっているのだ。まったく、六法全書もれな子視点で書いてほしいもである

れな子のことが好きな人は短気で大雑把。

小説コミカライズ面白くてワロタ

以上!

興味があったらぜひ読んでくれ。履修するのはコミカライズからでも小説からでも良い。強いておすすめをするなら小説のほうだ。超面白小説3巻後半~4巻はコミカライズにはなっていない。俺が一番好きな4巻のヒロインが登場しないのである

れな子の心の声をフルで楽しめるのも小説だ。どちらから入っても良いが最終的には小説を読んでほしい。

一方でコミカライズも捨てがたい。絵がチョベリグカワイイし、漫画としてのクオリティも高い。小説は非常に読みやすいので1巻8秒くらいで読めるのだが、漫画は3秒で読めるから更に気軽に楽しめる。

そして小説コミカライズも読まない人は、(俺の結婚を賭けてもいいが)この作品近いうちに絶対アニメ化するからアニメを見てくれたらそれでいい。

コミカライズ5巻は3月17日発売!

コミカライズ5巻は原作3巻の序盤~中盤の内容をやっている。ぶっちゃけクッソ面白いところだ。漫画5巻にはカルト的人気のある最人気ヒロイン瀬名紫陽花が登場する。

主人公のことが密かに大好きな紫陽花さんと、紫陽花さんのことが大好きだが陰キャゆえに紫陽花さんの好意に向き合えない主人公が二人で家出温泉旅行に行く話を描く。ありえんくらい切ない話である

からコミカライズを読み始めれば5巻の発売に間に合うよ!

2023-03-12

面白かったなろうコミカライズ原作読んだらくっそつまんなくて

漫画家さんすげえってなった

漫画家ガチャ大当たりだけど原作のつまらなさが際立つんでいつか作家の方が鬱になりそう

2023-03-09

anond:20230309132028

( ・`д・´)「コミカライズも全巻もってるから大丈夫!」

(´;ω;`)「…棚の奥になってて探せない」

2023-03-08

anond:20230308170513

コミカライズはされてたけどアニメ化はされてない。

ネットフリックスあたりが好きそうな作風ではあるよな。

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