はてなキーワード: ラブストーリーとは
ネタバレあり。
書いてる私は30代中盤、既婚子持ち、夫婦とも障害者(聴覚ではない)。
音楽を愛する中途失聴者の障害受容、健常者との切ないラブストーリー、という点では、映画『サウンド・オブ・メタル』と共通している。
たぶん他にも共通する作品はいろいろあるだろうけど、私が直近で見たのがそれだったので、つい想起して比較してしまった。
『サウンド〜』は障害の苦悩を見事に描ききった傑作なんだけども、障害受容がストーリーのメインで恋愛要素はサブなので、とにかく重い。
クライマックスの数十秒だけは穏やかだが、それ以外は終始ピリピリとした一触即発の危うい空気感が漂っていて、息苦しく鬱屈としている(だがそれが良い)。希望を求めど求めど現実は残酷で、静かにジリジリと首を絞められて、最後は屈服するように(そして死後のごとく安らかに)障害を受容する。そんな印象。
『silent』も障害絡みの場面はピリピリとしていて鬱屈だけど、そこまで尺が長くない。あくまでストーリーの主軸は恋愛で、しかもその恋愛するキャラクターや関係性が少女漫画ぐらい甘ったるい。顔も性格も良い美男美女が、綺麗な風景で綺麗に笑ったり泣いたりする。あまりにも非現実的で、やりすぎなぐらいに純度が高い。視聴者はきれいなものを見せられて「わ〜きれい〜」って何も考えずに言える(だがそれが良い)。途中で着ぐるみのチャックが見えて興醒め、みたいなのもない。緻密な作り込みでずっと気持ちよく酔わせてくれる。
『silent』は障害と恋愛、硬軟のバランスが取れていて、「連ドラとしてはこれくらいの軽さがちょうどいいんだわ」なエンタメに仕上がっている。『サウンド〜』は生々しすぎて、毎週追っかけて見るにはしんどい。
片や日本の若者向け連ドラ、片やアカデミー賞ノミネート映画。そもそも目的が違うので甲乙をつける意味がない。どちらも良い作品だと思った。
『silent』は硬軟どっちも真面目に作っている。
想、想の家族、奈々、手話教室の先生、いわゆる障害者サイドの、(健常者から過剰に不憫がられるほど)そこまで毎日不幸でもないけど、別にそんな毎日幸せでもない、ただまぁやっぱり障害がないに越したことはないんだわ、とふとした瞬間にぼやいてしまう「障害者特有の寂寥感」が絶妙に上手い。
高評価の6話。障害受容なんてとうの昔に済ませてますし?顔で、障害と上手く折り合いをつけて幸せに生きてきたはずの、ろう者の奈々が、グッチャグチャに傷つき、障害者としてのプライドを捨てて「んなもんないほうがええに決まっとるがな」と、屈服するように本音を漏らしてしまう。あろうことか作中で最も障害が重いとされる当事者に、何も知らない健常者(しかも恋敵)に向かって、それを言わせる。たいへん残酷で誠実な作品だと思った。
ある意味『サウンド〜』よりも容赦がない。『サウンド〜』は障害受容をひとつのゴール(救済)として描いているが、『silent』は受容の先に延々と続く、逃れられない現実を描いている。
作中の障害者サイドの人間たち、いわゆる「心のバリアフリー」に関しては、案外ちょっと冷ややかで排他的で情緒不安定で、障害への価値観・温度感・受容度が誰一人として一致していない。みんないい人たちだし、障害の特性はよく理解しているはずなのに、何故かわかりあえない、という生々しさがすごく良かった。
かつては希望を求めてもがいて、それでも叶わなくて、「奇跡はない」とさんざん思い知らされて、疲れきって終着した先の、あの感じ。
健常者サイド(紬と湊斗)がピュアピュアにわかりあおうと丸裸で近づいてきて、でもこっちは酸いも甘いも通過してきてるもんだから、わかりあえないってもうわかってるから、温度差がエグくて、埋められなくて、誰も悪くないのに、全員加害者・全員被害者で玉突き事故を起こすあの感じ。
どれだけ愛や優しさや想いやりがあっても、やっぱり「わかりあえない」し「ないほうがいい」と言わざるを得ないのが障害なんだわ、と、泣いたり悔しがったりといった感情すらとうに失って、淡々と言えてしまうあの感じ。
障害者・支援者のメンタリティを、美化も卑下もせず忠実に描いている。と私は思ったけど、聴覚障害者も実際そう思えるのか訊いてみたい。
最終回はハッピーエンドらしいから、案外「奇跡はおこるよ」で全員わかりあってハイタッチしちゃうのかな〜。嫌だな〜。ファンタジーだな〜。でもラブストーリー側のシナリオがもう既にめちゃくちゃファンタジーしてるし、連ドラだし、ファンタジックに終わるんだろうな〜。
ダメだろ、これ。
失敗の原因は5つ。
冒頭、どこか非現実的で、しかし東北の震災を思わせる風景はいい。
踏切を渡らない演出や、立ち入り禁止看板を乗り越えるところなど、日常へ行かず、非日常へ入っていくことを描写していくも、よくわからないまま立ち去り学校の日常描写→そして地震、なんか山から祟り神みたいなの出てる→再び廃墟へ。
ここが一つテンポが悪かったと思う。
どういう物語かを提示するという形で及第点ではあるが、特段面白くはない(わずか35秒で説明し、全く本編が面白くなかったソラとウミのアイダを見習ってほしい)
その後、猫(ダイジン)を追いかけ、船に乗るというところまでが、序盤といっていいと思う。
気になるのはすずめが船に乗るのは自発的な意思に基づくものであって、君の名は。の不可抗力で入れ替わったこととは違う。
ここにご都合的な強引さを感じるのだ。
さらに致命的だと思うのが、ダブル主人公のうちの一人、草太が早々に椅子の姿になってしまった。
この結果、ロードムービーでありながら、草太は椅子の姿であることからコミュニケーションをとることに作劇上の制限が加えられてしまった。
コメディ的なキャラクターになったことで、ラブストーリーとしての進め方にも違和感が出ている。
草太がどういう人物なのかが明示されないまま物語が進んでいく。役割しか持たされていないんだよね。
で、そのメンタルのまま、後半、突然の死にたくないっす。要石なりたくないっす。→私も草太がいない世界怖いっす。
ロードムービーをやりたいのか、と思ったけれども、ロードムービーって基本的に旅する二人が、旅先での人との出会いによって関係性が変化するというのが定石じゃないですか。
でも、本作のヒロイン、すずめは一体に何に不満があって、成長するのかというのが不明瞭なんですよね。
災害の原因であるミミズが出てくる扉を閉める、という役目を帯びた青年が全国行脚しているようだが、ファンタジー職業にありがちなどうやって食べてんだ?という疑問には普通に大学生であるし、将来的には教師を目指しているという謎の情報が与えられた。役目が重すぎるだろ……。
関東大震災もミミズが原因だったという描写があり、直接的に言及されていないが、3.11も同じミミズが原因であったと推察できる。
こいつらがきっちり仕事してれば3.11を防げたってこと?という疑問点が観客の引っ掛かりになるのではないか。
感動部分は、作品によってではなく、3.11の悲劇性と記憶に頼って泣かせているんだよな。そして人間は馬鹿だから感情が動くと名作だと錯覚する。
本作の中盤では、首都直下地震を思わせる災厄を封じるために、東京を舞台に駆け回る。
通常の映画で言えばクライマックスに相当するようなアクションの末に、すずめは草太を要石として使用し、東京を救うことになる。
天気の子が「世界」か「君」かの選択で、「君」を選んだ結果、めちゃくちゃになった世界があって、それでも生きていくという話だったのに対し、今作では「世界」を選んだその後を書くつもりか?と思っていたが違った。
物語はこの要石となってしまった草太を救うために、幼少期に見たあの世への扉を探すことになる。
そして終盤、気仙沼の炎上を思い起こさせるファンタジー災害空間で、暴れだす巨大なミミズを背景に、主人公を走らせる。この絵を描きたかったというのは分かる。
要石となった草太を解放することで、ミミズの抑えがきかなくなる。
さあ、どうする?
すまん!今まで要石やってくれとったダイジン、サダイジン!またやってくれ!
了解!!
おわり。
は?
「世界」か「君」か、という選択と代償の話が、第三者に委託したら何とかなったわwで終わっていいわけねえだろうが。
自然に外れちゃった東京の要石ことサダイジンは、なぜか主人公たちの旅に付いてくる上に、最終的にはまた要石として役目を担うことになる。
ええ?
要石が外れたけど、機嫌治ったんで、自主的に役目に戻ってくれましたみたいな解決法である。
基本的に四国、神戸と行く先々でミミズを見かけて戸締まりするアクションシーンというのが連続で起きる。
また各地で出会う人々もそれほど深掘りされることはない。
これが東京まで来るとそれなりに街の描き方が生き生きとしてくるし、後半のキーパーソンになる芹澤が登場する。前半と後半で明らかに映画の趣旨がガラリと変わっている。
だからこそ前半の時間の使い方はもったいなかった。(後半にほとんど繋がっていかない)
おばさんも遠くで心配してる描写を延々はさむぐらいなら、もう少し後半の決裂に至る問題点(避難者受け入れ、被災者遺族の家庭の問題)をやっとけばよかったのに。
ロードムービーをする都合上、各地を巡り、そこで出会う人々とのつながりを書く必要があるので登場人物が増える。
そうするとそれぞれのキャラクターに割ける時間が相対的に少なくなるので、魅力を描写する時間が足りなくなる。
途中で出会った人々を後半に繋げるでもなく、主要キャラの問題点の提示や成長に繋げるわけでもない。何がしたいんだ。
新海が触りたかったものはロードムービー、3.11被災者への応援、衰退する地方都市、避難民と家庭環境、自然への畏敬、民間信仰、恋愛あたりだろう。
終盤で、主人公が過去の自分を見つけ、この世界は明るいんだと、ド直球な被災者への応援メッセージを長々とぶちかましていく。
一方で衰退する地方都市と自然に還る廃墟を映し、戸締まりの際の呪文、山河をお返し申す、人間が使ってきた土地を自然に返すという話であろうが本当に触れるだけだし、それを3.11テーマとどういうリンクをさせるつもりだったんだ。
ある種の無常観というか平家物語的な持っていき方をするわけでもなく、災害はそれはそれとして悼みます、という一貫性のなさ。
おばと主人公の決裂も、避難民の子供引き取っちゃったせいで人生めちゃくちゃやん→ごめん言い過ぎたわ……。で終わり。
ダイジン、サダイジン、それにキャラクターの名前を見ても民間信仰というか古代神道系の話っぽいなぁとは思ったが、そこもそれほど深掘りされず。
どうでもいいけど九州の要石、廃墟と化してるとはいえめっちゃ現代的な施設の真ん中付近に刺さってるの謎すぎるやろ。
男側の感情が一切見えない上に、女側もイケメンと旅して、神戸でいきなり発情し始めて椅子にキスするという展開を伏線としてクライマックスで結ばれましたってやるの強引すぎるだろ。
今作は終盤に使うために仕込んだ伏線が、全て雑すぎて、「前に説明してましたよね?」と新海が言い訳するために挟まれるシーンが多すぎる。
戸締まりをする際に、その土地の人々に思いを巡らせる、というのもすずめにとっては何の縁もない土地の思い出が想起されるのは変だろう、と思っていると、終盤に被災前の人々の情景を描くシーンがあり、ああ、これのための言い訳だったのかと理解した。
なんなんすかね、これ。
ホントはようつべに音声ごと上げたかったんだけど(録音アプリに文字起こしごと動画出力する機能がある)、カラオケ動画は著作権的にNGっぽいので、起こした文字だけをここに投稿して曲当てクイズにしてみようと思いました。
後半に行くほど難しいと思います。たぶん。
なるべく全歌詞歌いきったモノを選んでます。増田の滑舌の悪さは察してください。
君のラブストーリー。それは予想かにいざ始まればひとり姉妹がずっとそばにいたって感情のそれをいつもの誰かしまえば曲はないけど、君とのロマンスは小さいかな。気をしないことをした。
もうちょっと違います。食べたら良かった。もっと違う性格でもっと違う価値観でないよ。あなたは今総目がでも胸が叶う。スパイ君の胸の下はぐらいつないけど、働いてその中に決めただけで痛みが嫌でも雨になりあいあげたい。
それじゃ僕にとって君今まではーいお疲れた。雲台のさっさとひとつ確かなことがあるとするのならば今君だ。
誰かがえばそうに。語源はどんなに一つとしていいとこなくて、飛行機の太郎から見下ろしくない。やつもやけにみたいな。もっと違う先生。もっと違う関係で会える。スパイス投げたら良かった。だって、心で飾った声を閉めてスタートカット嫌だみ。
それがでもブラシのスパイスないな。目の向かってない?行けるのはスタメン普通きらすみなります。君はいない。その秘密ないない。いやいや、そらくるしいよなあーあーあー!
すごい君が胸の人は僕じゃない。辛いけどありがとう。
ああ、真っ赤なの終わったーいた雲台のさあ、泣きたちに惜しかったことがあるとするのならきわ君が。あ、あーあーあーあー!とても綺麗だーあー!
ゴールデン妊娠踏切望遠鏡を担いでためにドリブスマートを雨は降らない。走り、一人見まひが大げさまに目標で来た。初めの投げたぞ。この日の城探して見たい。闇にまでないように精米だった。黄色震える手を祈祷した。
あの時は言えないものを見落として、望遠鏡を覗き込んだ聖者を君咲いていく。つま声が生まれたよ。明日が僕らを呼んだぜ、点字もなくにしなかった。今というあきまし君、あっくんないかと。
イエーイあー身がつけてみんな知らないかしら?している。幸せの適当に楽しみと黄ばうまれた。島でずっと探してるさあ始めようか。ぺた。その気持ちの探して、今まで見つけたものは全部この家でできる君を震える。
ゼロ入れなかった。痛みも知らないものを知ら残して望遠鏡を覗き込んだ。暗闇の照らすよ。なかすかな?光探したよ。そうしねーも今何僕が覚えている?今という葉をい今の来た。追いかけているおいでよ。
背が伸びるに詰めて伝えたいことの姿のない手紙も崩れるほど重なった。僕は元気がいるの?心配は楽しくないよ。だが 1 つ今は思い出すよー。そうだ、君の震えるという方、あの日も言えてるものを見事して望遠。
今日はまた暑いで最弱とくらやみのカエルに道をかけて、そして死んだ。痛みが今まで僕を支えている。今というパーキング大きさよりかけている。もう一度君に会おうとして、望遠鏡はまた暑いで、前と同じことにじ踏切になれかけてくろう始めようかて。
大脱走、みんなに君が尖った今という葉を気持ち。君と 2人をいかけているをあああああああーすげーいやー!
あー君ああ嘘プレミアムてなーい!
誰が 1 つチューナーイせーなーいはい!じゃあ馬鹿野郎ですね。9 します。
どうにもりぞー。
じゃあその準備あーおらーい!あーらーへえあー!いや、この先今のないことずっとどうかこんなもんくんとずっと死ぬまでブレーキュア。あーあーあー!そうですねー。キューストーラーの言うわ。ああ見つかれました。
寂しいっぱい。早いはい!ヤバイグッバイヤバい気持ちに神様可愛いなー!あー、僕の上がる!あー素敵な!そして今日当たりエネルギーは来たー。ティーニーマンバイバイクスでき逃げろ!
キャー心からえー!何も言っていたーあー。よし来たあー巻きのはいー!
手間君がいるからあーハーデですねー。ああああやったああーございます。君は男に気持ちいい。波打ち破れかわいいな。みんなは意味?
おー!
あーああ!
Maggie will. Last boy. And again, You Maggie wanna lost boy, Let the time again.
Smack you all lost boy and nothing. Again, The Maggie wanna lost, boy, Let the time again.
Mad. You all the last boy and not him again If Maggie wanna lost. Boy, Let the time again the man you wanna lost boy and nothing. Again Maggie wanna lost boy. Let daytime again.
Because the focus on already. Crackers. Captain America.
See that I handle any. But that you guys,
That guys, the book of all any Because the book, on all any,
Because before
(ヒント: 邦楽です。Pixelの言語設定はずっと英語にしてるのに、たまに英語で文字起こしされる謎)
あー、羨ましいよ。僕の先生は誰か 0 点滅かみんなで起きるスピードトゥインゴマビーンウルトラマンネイチャーの犬の泣い人生だんじ向かったね。天才反省の歌を流して皆様ですか?
てーん、今背負い。ケニーお正解だぜ。フレンドの遊びいちばんずらいセイキンがさわらない。
えー、食べましょう!出町でかい?えっとおいなんというおーん!いいね!Happy。GO。最後まで女性ですよ。最後まで。ジャスティングシートはニューハオ!
(ヒント: 洋楽です。その時代その国を過ごしたわけでもないのに、なんでか郷愁を誘うハイトーン。良い曲ですよね!)
He stood scheming me. Eat the Octotoga. Upton. Oh, oh, my dust Fontana. No, It's not. I didn't shall know. He dust should call you. How's you should come? You housing up.
Oh, here. Yeah. Oh yeah. Eco that I
Monday. Did yen. Cut it after Nandinana, King. You're being facts. Still. So I told you Time to shall know, give me a slit. You got Should come you. You return. The good toe Shinkany know that you Okay here? Yeah, yeah. Oh yeah. You.
Oh, you. Yeah. Yeah. Oh yeah. Just,
Monday. Chia Meeting, you kind of so little continue dust Songs. I don't know. So, I am so that there. Thank you.
Okay. That. Yeah, yeah.
Yeah. Oh, here you I am starts.
ネットナンパやる前からそれなりに相手はいたし「世界一好き」みたいな好みの人とやったこともある
そこそこコストもあるけれど払えないコストじゃないしそのコストもデート代とかなのでむしろ楽しいまである
ただもはやそのデートだけでよくないか?とすら思っているのがいまの心境
好みの人とやってもセックスなんて別に大したものでもないんだよ
「こんなもんかぁ」って感じ
ポルノ+オナホより遥かに疲れるしその麻薬のような気持ちよさは超えない
当たり前なんだよ
なんか激しいポルノとか甘々ラブストーリーのせいで現代人は頭おかしくなっているけれど
唯一に思える相手なんてただのその辺にいる女に過ぎないし
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496856861013
ジャンプのエロコメは昔から苦手でToLOVEるを一切スルーしていたんだ。
ついでにTS物も苦手で二重苦のこの作品もnotforme確定だろうなと無視していたんだけど…。
ToLOVEるなんかずっとやってたよね…そりゃ歴戦の作家だよねってぐらい絵が上手だし、大人気になるのが頷けるぐらい女の子が可愛かった。
んでもってストーリーがおもしれぇ!
「祓忍」って設定から広がるアイテムや技のギミックがワクワクするし見ていて面白い。
俺がエロやラブをメインに捕らえず読んでもあやかしっていうメインストーリーのラインがあるからそこを主眼に読んで行ける。
ハレンチは副菜。でもOK。って優し味を感じる。そういえばBLACK CATも書いてましたね…と懐かしくなった。
主人公の祭里が一貫して祓忍としてがんばってる。ここも大事で、俺がラブコメに堪えられるかの分水嶺である。
そんな純情な主人公に対してヒロインのすずがハレンチ担当としてぐいぐい行くんだけど…。
いやここまで性的に肉食なヒロインは一般紙では初めて見ましたわ…。恋愛に積極的レベルを跳躍していて笑えるぐらい肉食。新鮮。
で、ここでTSなのが逆によくてですね。
これが仮に祭里が男のままならぐいぐい行ったあげくの絡みの絵が個人的にNGになりそうだなと思った。
百合じゃないし男女の絡みでもないしのギリギリのラインだからあんなにガツガツエロく書かれていても受け入れらる土壌が己の中にあるんだろうなと分析してみるよ。
次にシロガネ。こいつが「俺がToLOVEるが嫌いな俺の代弁者」みたいになってクッションになってる。一応ハレンチを抑制するブレーキ係を演じている。
だから読者の体裁として露骨なエロが嫌いだから「シロガネがんばえー」から「あちゃーダメだったか~うん!エロい!」みたいなしゃーない感をかもし出せる。姉が居るから少女マンガを読んでる言い訳が立つ小学生理論である。
ToLOVEるにもハレンチ指摘係の委員長が居たはずだがあっちも結局ハレンチ係なので非人間のシロガネがその役を買ってる今作は安心感がある。
あとはれおちゃんとかカゲメイとかも居るんだけど割愛してですね。
言いたいことは二ノ曲宗牙先輩が大好きだということです。
相思相愛の二人の間に居てこれほど応援したくなった男性キャラが過去に居ただろうか!(反語)
しかもTSした主人公とあわよくば付き合う程度はどしどし推したいと思えるキャラが!
ハレンチは嫌いですが祭里くんはどんどん先輩を誘惑していけと思っておりますはい。
最初はすずに敵意→惚れるからの祭里にドギマギな書くだけだとブレブレキャラなのに嫌味もなんにもわかないすっきりとしたイケメンウブキャラなんだよ先輩!
こんなキャラをすいとお出しできる矢吹は本当にすごいと思いました。
移籍で(個人的)悪いほうに転がって欲しくないなぁ。でも露骨なエロは増えるんだろうなぁ。
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496757736611
あー絵がすきー
はい。
Dr.STONEみたいな質感の絵が特徴的な作品。あと片岡人生を少し感じる。
書き込みがすごいってだけでOKなちょろい人間なので。それ見て。
バトルも一応2話のカサの武器の扱い方でよしっ見てやるか!と入れ込むことができた。
さらによくある固有能力ものなんだけど、初期に無能力者のモブっぽいサポート人員にスポットを当てたのも好感度急上昇。いいよね…無個性だけど頑張るの…いいよね…腐らず鍛えた肉体だけで貢献するの…。「そういうのいいよなー超クール」
ただねーキャラやストーリーには今んところ全然引き込まれなくて、絵だけで食ってる。
漫画の絵のセンスがあってダークな雰囲気だけどのめりこめなくて読まなくなっちゃう。というのはアカメが斬るで経験があるので、たぶんその経緯をなぞると思われる。
絵から摂取できるカロリーは高いので常食はしないが目に入ったら読む系か。惜しむらくはwebの時代に雑誌的ザッピングは起こらないということ。
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496804659304
わりとよくあるけど探さないとあまりない有象無象の漫画のひとつ。
絵も話も目を見張るものではないけれどネコである点で加点がすごい。
「ネコのラーメン屋」で上手くお話を転がしてるし各キャラも尖ってて面白い。
クリシュナちゃんのあざとさもいいけど僕はハナちゃんの職業的ネコ被りや佐々木さんの上手く回してるスタッフ感が好きです。
ポスターの話も社ちゃんとクリシュナちゃんのスキルが活かされてよかたった~と非常にほっこりする話で好きなのです。
ただ「ネコのラーメン屋」で目を惹かれたからには飽きも早くて、作中にも居そうなものめずらしいから一度だけ来店して堪能して二度目はない客。のような存在に自分がなる。
癒しやかわいさで突き抜けるほどのパンチ力がないので最新話まで一気読みしたら連載は追わないタイプの漫画ですね。
ぶっちゃけて言えばネコだからギリギリ許されてるけど人間とかの画風が可愛い系じゃないよね…。昔の絵が上手い新都社の漫画レベルに感じてつらみ。
コメディたっちで崩し絵・SD、へちょい絵が多めで服が可愛くて現代舞台で…
と。熱心なCLAMPファンじゃないけれど好きだった「さくら-ちょびっツ-初期xxxHOLiC」の間を埋めるような位置の作品でやっぱりハマりそう。
異様なハイテンポでトントン進んでいくのでスルスル読めるのもグッド。
スターシステムでチラ見してたときはもっと人形に没入するかヒカルが意志を持って喋るかしそうと思ったのだが、結構ストイックにホビーな話になりそうでちょっとびっくり。
改めて考えてみると、CLAMP作品に引き込まれるのは世界のシステムが気になるからかなぁ。
×××HOLiCの因果的システムやちょびっツの人型PCが普及した世界みたいに店で買えてエンジェルカードがあってトレーニングセンターがあって大会があってと「それがもうある世界」ができてることがすっと入ってくる。現代舞台だとたまにそこにつっかかってノりきれずなんでやねんで読まない漫画もあるんだよ。その点導入がすごくうまくいってる。
今後どういう流れになっていくかはわからないけど全5巻とちょうどいい長さで終わることがわかってるし楽しみに読んでる。
あともし最後まで楽しく読めたらガンダムのガンプラのアニメに手が出そう。
https://www.cmoa.jp/title/114653/
https://spi.tameshiyo.me/AGEKU01SPI
なんだっけ、毎日かあさん?の娘が話題になってなんかその流れで「往生際の意味を知れ」がブコメで上がっていて、じゃあ読むかってなったときに前作があるじゃんとこっちから読みました。
表紙の第一印象は法条遥のリライトシリーズみたいだ。今見返すと誰だこの女!?てなる。
どうでもいいけど結構途中までタイトルはカナンだと思ってました。
ジャンルは…うん…たぶんラブストーリー。なんだけど、SFな要素も強い。
まず始めに引き込まれたのは、女の子、主人公のカノンがかっわいー!
絵がすきーすきすきー。
と思ったらガチストーカーでコイツキモイ!でも基本は陰キャでストーカーだから恋する乙女な処女でかわいいんだよなぁ。病み系メンヘラ女だったら絶対ダメだったけど一途でちょっとしたことで舞い上がって赤面するカノン氏が可愛いすぎてはまっちまった。
で、最初は「雨と廃墟」「地上市民と地下市民」みたいなアンニュイな身分ものかなと思わせておいて、1話終盤からガラッとなんじゃこりゃとSFチックになってくる。もうビックリしてどうなるんだ!?ってなった。ここ最近では一番引き込まれた1話だった。
そのSF要素の「ゼリー」が軸にはあるんだけれど、話を悪~く一言で言うと「不倫モノ」のお話なんだよね。
女性向け漫画でありがちが話を比較的女性向けではない画風と「ゼリー」含めた世界観の引き付け力でぐいぐい読ませてくるの。
んで不倫モノだからヒーローの男には妻が既にいて…これがまたむちゃんこ可愛いんだよね~。
第一印象は蹴落とされるための気位が高い当て馬身分婚女かぁ?とか思っちゃったんだけどもう…はぁ…努力家…すきぃ…。
話のテーマは「変節・心変わり」といったところで、男の境さんの心情とは!?本心とは!?…かな?いや全然核心をつけてない。読んでくれ!
普通の女性向け漫画だったらこういうストーリーの話の転がしかたってすれ違いや誤解が多くて、「お前らもっとはっきり言えよ!」とか「お前らもっと話し合え!」ってイライラするんよ。
でもあげくの果てのカノンは「治療による副作用で心が変質してしまう」ということがメインで境さん自体も悩んでるんだよね。
このイライラしがちな「ふらふらする男」の原因を「治療による副作用」に他責することが成功してるから、お話として気になる読めるものになってる。
そしてその原因の「ゼリー」が3人の関係に深く絡みついていて、あるいは「ゼリー」の解決が3人の結末にもからむかも!?3人の(というかそれに影響された妻の)行動しだいでゼリーがある世界にすごい影響があるかも!?という点で個人的な話かつ世界的・大規模的な話にもなっていて、いわゆるセカイ系な要素をはらんでいる。
こいつらどうなるんだ!?とずっとハラハラ、そしてずっとカノンかわいいなーで読み進められた。ダメ女とも思うけどね。本当に。
不倫モノだけどずっと恋する高校生なカノン目線のせいでそんなにドロドロ感じない不思議な作品だった。
終盤は流石に俺でもダメージを受けるんだけど、まああれもこれも必要だった。
ラストに関しては「お前が良いならそれもよし!」でした。ニヤニヤ笑顔でぼかぁ嫌いだな~と言えるようなオチね。
往生際の意味を知れを読むのが楽しみ~
https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331748208168
3話途中。
私、デカくてなよっとしてるキャラに弱い部分があります。ついでに白抜き長髪だとか。
ハガレンのような始まりにビクビクしつつも生意気みつあみおさげショタがでてらんまじゃん!とか思ったり。
振り返ればみつあみやおさげが好きなようです。先のANGELIC LAYERもおさげ。あげくの果てのカノンの妻もみつあみ編みこみ。うん、らんまが悪い。
宝石の特色を活かすという点では宝石の国どうなったかな…まだ休載か…とがっくりしたり、とにかく他作品がよぎってしまう作品。すまん。
(というかオーバーヒートがリバウンドを思い出させたり足が悪いだったりキメラがでたりとなるとレッドダイヤは賢者の石か?と今読み返すとなんかハガレンで不安でしたが)
1話時点でストーリーにはあまり惹かれないけれど、キャラと世界観は良い感じです。(同じ感想を抱いたレッドフードは爆散しましたがこちらは30話オーバー)
ファンタジー世界で導くものと導かれるもののような関係の二人の話、といえばいくつか思いつきます。
グレンデル
どれもなんかとっつきにくいなあと感じてましたが、男二人組みでオリエントとなると手を出しやすかったです。
おさげ君がうだうだ暗く行くと不安でしたが意外とコロコロとした感情豊かで素直な面が多いので、犯人を捜してやっつけるよりはとにかく治療法を探す方面で進んで欲しいですね。
メインがまだ好きになってないけど周辺要素が好きの塊だから好きそうだ、みたいな作品です。
https://magazine.jp.square-enix.com/yg/introduction/kireini/
とりあえず1巻。
みたいな語感のせいで避けてました。だってヤングガンガンだよ?
けど面白い!
絵が書き込まれてる!(くどちょろい)
隔月雑誌の月1連載枠らしいです。
ちょっと露骨で健康的なかわいいエロちっくさが鼻につくけれど、全然OKな範疇です。
クリーニング屋という本業がありつつもメインは地元民との交流というハートフルな物語です。
とにかく絵が、背景が、描かれてるんで!めちゃくちゃ漫画を摂取してる気分になれる。
https://www.sunday-webry.com/episode/3269754496551508303
https://www.sunday-webry.com/episode/3269754496551508634
レッドブルー
ttps://www.sunday-webry.com/episode/3269754496660551554
ttps://www.younganimal.com/title/?id=11
ttps://comic-days.com/episode/10834108156722664318
あと、「鍵がない」もよかったよね。
双子登場回まで。
あやトラを読んで避けてたのはもったいなかったなと読み出したけど、ギブアップ。
昔の、ジャンプ特有というわけではないけどなんでモテるのかよくわからない主人公のラブコメでダメだった…
話もやや面白いし女の子も可愛いけどやっぱ主人公が好きになれないと連鎖的にヒロインたちの心情にも乗れなくてどうあがいてもラブコメはダメだなと再認識。
もっと妖を狩って平和を守ってるとか貧乏だから勉強とバイトを頑張ってるとかギャルゲーを極めてるとか芯を持った主人公でおなしゃす…
それと主人公がスタート前から好きなヒロインが他と比較して可愛いと思えなくて辛いという現象はニセコイでも経験しました。
イヴじゃなくてヤミちゃんはとても可愛かったです。ヒロインはヤミと蜜柑だけでもよい。
読めるけど。面白いといってもよかったかもしれないけどたしかに不相応な反響ぐあいだなと感じた。
その「面白い」も漫画をよく読むから見出せる典型的(陳腐な)面白さ、あるいは全然読まないなら素直に感じるであろう面白さであって、引いて見るとダメな類のもの。
多少の不自然さを書きたいことのパッションで帳消しにする漫画って確かにあるけれど、この内容でネーム大賞といわれると「えー」っと言いたい気分にもなる。
まあ元増田以上に言える事はないです。
これは先に断っておくが自分が悪いし読み方も最悪。
というキセルっぷりだけど…絵も話もどうしてこうなったとしか言いようがない。
個人的にジェネリック位置原光Zな人だったんだけど位置原光Zがほぼ読み味そのままで居てくれているだけにこの方はもういいかな…と。絵の魅力もなくなってるのが辛い。
完結記念に読もうとしましたが。
ソウルイーターを途中リタイアした人間には結局合いませんでした。
2巻でさっそく闇落ちを誘ってくるキャラが出てきてまたか…となりリタイア。
絵もキャラも嫌いじゃないんだけどとにかく話が面倒くさいんだよね…。
群像劇作家っぽくて避けてた作者の作品を読んでみたら群像劇になりそうだったのやめた。
ひでー言い草…。
ファンタジーな雰囲気で読めそうな流れから現代に行っちゃって人が増えそうな雰囲気が流れ出して…
よし、女の子が死んだ!この子が死んだままなら読み進めよう!と思ったらやっぱり復活したのでやめておくことにした。
この世界の宇宙にある星の生態系は絶えず新陳代謝(リセット)を繰り返していて「泡」という集合体はそのリセットさせるプログラムみたいなもん
「泡」には自我は無く、宇宙全体をランダムにクロールし生態系を見つけたらリセットをするだけの存在
自我は無いのだけど「泡」同士連携を取るために共鳴音(歌?)を出しているのね。でもその音は生物たちには聴こえない……
んで話は劇中の5年前
今回地球がリセット対象に選ばれ地球の生物を消し去ろうと、「泡」が世界中に降り注いだ!!
そんなとき「泡」の一部が「ヒビキ」という「泡」の共鳴音(歌?)が聴こえるイレギュラーに出会ってしまいバグが発生
当然ウタはヒビキとヒビキのいる世界を壊したくないと思うのよ(これはラブストーリーのオキテだから深くは考えるな。一目惚れってやつさ)
よく知らんがバグ「ウタ」は他の泡より強い権限を持っていて、その権限を使い世界崩壊を食い止めるべく世界中に降る泡を一箇所に集めて封印したのよ
なんで東京に集めたんだってツッコミはするなよ集まっちゃったんだよ。そんでなんか知らんが大爆発。東京沈没だよ。めっちゃ迷惑やん
ヒビキ少年はその爆発に巻き込まれ死にかけるんだけどウタが守った。それが終盤近くにある過去回想、東京タワー辺りのシーンね
そして劇中の時間に戻って
5年経って「泡」の封印が弱まってしまい、終盤のように再び地球を滅ぼそうと暴走し始めたのね
その暴走を食い止めるため「泡」に戻り、自分の持ってる強い権限を使用して地球をリセットしようとしていた「泡」のプログラムを書き換えたの
終盤「泡」が赤→青に変化していったシーンね(赤い泡が地球破壊プログラム、青がウタ)
身を挺して愛する人とその人が生きる世界を守った切ないラブストーリーさ
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/animovie/1652184109/585
仕事が終わって帰宅すると「おかえり」と玄関まで来てくれる美人でも無ければブスでもない、いかにも普通の妻を見て自分に本当に釣り合っているなと実感する。
小学校、中学校、高校と男子の好みは多様だった。たまたま隣の席になった女子。電車でいつも同じ時間に乗る女子。家が近所の幼馴染。クラスの男たちで好きな女子の話をしていても様々な名前があがるし、外見や性格も様々だ。
男子が雨夜の品定めのようにたくさんの女子の名前をあげる一方で女子の視線はクラスで一人か二人の男子、つまり主人公に注がれている。小学校ではスポーツ万能な男子、中学校ではイケメンな男子、高校以降は学力などのレベルにもよるが大抵勉強も運動もそこそこでき、爽やかな顔立ちに少し長めの髪、そしてバランスの良いスタイルをもった男子だ。彼らは主人公なので、朝の何気ない挨拶や廊下でのすれ違い、仕草などちょっとした言動行動が全てフラグを立てる。そしてフラグを立てまくった中から容姿も性格も優れたヒロインを選んでカップルが成立する。感動のラブストーリーだ。この構図は以降の大学でも職場でもずっと変わらない。
では雨夜の品定めをしていた光らない男たちと、ヒロインになれなかった女性たちはどうなるのか。理想のラブストーリーを夢見ていた彼らも高校卒業の頃には自分たちが脇役であることを自覚する。そしてそれぞれのコミュニティの中で「好きじゃないけど無理じゃない異性」とうまいことマッチングして失った日々を取り戻すべく必死に恋愛ごっこを楽しむ。「この男性は顔は悪いし年収も低いけどスタイルが良いし面白い」「この男性はスタイルは悪いけど顔も性格も悪くないし仕事が安定してる」「この女性は笑うと歯茎がむき出しだけど、太ってないし優しい」「この女性は寸胴で平安貴族みたいな顔だけど料理もできて気も利く」という風に自分のなかで我慢できるところやメリットをなんとか探し自分を納得させる。やがて結婚し、脇役を再生産していく。こうして世の中は回っている。
現実として小中高と好きな子やヒロインと結ばれず風早くんではなかった僕は、好みではないけどそれなりに小綺麗で愛嬌のある穏やかな性格の妻を選んだ。黒沼爽子になれなかった(大学生や社会人の時に風早くんの気まぐれや暇潰しで遊んでもらったことはあるのかもしれないが)彼女は風早翔太くんではないが清潔感があって常識的で仕事も堅実な僕を選んだ。そして二人は結婚した。
これが不幸なことだとは思わない。なぜなら世の中のほとんどは風早翔太くんではない男と黒沼爽子ではない女でできているからだ。僕も妻も僕の両親も友達もみんなそうだ。
主人公ではない男たちと、ヒロインになれなかった女たちの世界の中ですらマッチングできない男女のことは知らない。きっと前世かご先祖さまが戦国大名で日本中の寺社を破壊して僧侶と女子供を殺し回ったんじゃないだろうか。知らないけど。
「アンソロジー」っていうけど同人誌ではなく、商業BL雑誌。雑誌の雰囲気は少年漫画・青年漫画風味でストーリー重視・エロ少なめ……らしい。BLにしては、ということかも。ちなみに出版社はフランス書院。だからといってハーレクイン的なラブロマンス色があるわけではないけど。
古代中国のような世界観。「鴆」という鳥の獣人みたいな生物を飼育するのが一種の金持ちの道楽となっている。鴆は食べ物によって羽根の色が変わる。鴆のオーナー達は鴆の羽根色を競わせるのだ。鴆を飼育する人のことを「鴆飼(ジェンスー)」と呼ぶ。
本作のカップリングは、ティェンラン(鴆であり鴆飼でもある)×リュイ(人間の若者で盗賊)。
私は途中から読んだので全体のストーリーをいまいちわかっていないんだけど、今回のお話は、なんかリュイが昔の盗賊仲間を売って逆襲されそうになってるとこらしい。
手練のプロ作家の作品! って感じですごく読みやすい。絵も綺麗。ストーリーはたぶん感動とか衝撃というよりは「無難な感じ」だ。アートだ。熱烈に惹かれるというよりはコレクション欲をかきたてられるというか。単行本出たら買おうかなぁー。
大人気BL小説家・凪良ゆう先生の同名小説が原作。主人公はゲイ男性を専門に狙う詐欺師。パパ活のようなことをしては男から金を巻き上げている。
そもそも凪良先生は物語で読ませる作家というよりは文体で読ませる作家。そういう作家さんの作品を原作としても、やっぱり最大の魅力「地の文」が消えてしまうので、なんだかなぁーと。
漫画を描いた人は人気のBL漫画家らしいけど、別に……うん。繊細な画面とかなんとか宣伝されているのを見たけど、私は画面が白いなとしか思わない。でも面白そうではある、原作小説が。まあ、小説のメディアミックスっていうのは、大体引き算だよなぁ。
高校生主人公の学園もの。特に秀でた所のない佑征が、幼なじみで何でも小器用にこなしてしまう天才肌の樹を好きだけど好きと言えずに悶々としたりツンツンしたりする。少女漫画風味隠れゲイの苦悩話。カプの左右不明。今回は子供時代の回想メイン。
よくある話だなと。でも月並少女漫画みたいな作風の漫画は意外と求められているもだろうか。去年は『コントラスト』(itz)がヒットしていたことだし。たぶん、好きな人は好きなんだろう。
獣医師が知り合いの親切なおばちゃんに頼まれて、町外れに蟄居している少年を診察しに行く。少年は全身の皮膚が鱗化して角まで生えるという奇病に罹っている。獣医師はなんとか少年を診察しようとするが、少年は人間不審を拗らせており、患部を見せることすらしたがらない。診察するのしないので揉めている最中。
自称宇宙からの侵略者で人語を操る猫が、穂堤(ほづつみ)と今市(いまぢ)と犬のチャヅケの住む家に転がり込んでくる。その日常。今回はほづつみといまぢが致している所を宇宙猫のサンが覗き見して、なんだかんだ揉める。なお、サンは宇宙猫だけれど、虚を衝かれたかのような顔つきをしている訳ではない。
ああ、オチはやっぱりそうなるんだ……w
オメガバース設定作品。αだったはずの主人公・悠生は何故かバース性がΩに転換してしまう。成績優秀で親の期待に添えていたはずが、一転して無能の産むだけが取り柄の人扱いに。そして悠生は彼を見初めた男・恭悟に金で買われてしまう。以来、悠生は恭悟に服従状態。恭悟は悠生の心からの笑顔が見たくて、有名進学高校への転入を勧めるが……。
ちょっと昔の男女格差をごりごりに風刺したような内容で、精神にかなりクる。『82年生まれ キム・ジヨン』みたいに、細かいところで心をポキポキ折ってくるような。そしてレディコミみたいにねちねちドロドロしてる。
攻めでαの恭悟が無自覚に強者の傲慢から悠生に復学を勧めておきつつ、嫉妬に駆られてあっさりと梯子を外す、その態度の豹変がとてもリアルだ。もうやめて、それはただのDVよ!
はぁ、つらい……。つい読んじゃったけど、私はこういう類の悲愴感をBLには求めていないかなとも思う。
もはや男女カップリングではここまで時代錯誤なネタは迂闊に描けないから、オメガバース設定が表現の駆け込み寺みたいな役を果たしているのかなという気もする。
戦闘用サイボーグのイーサンが生身の人間のミハイルに恋をしちゃう話。
普通に恋愛してるなぁ……。連載開始当初は、なんかもっとこうシビアでストーリー重視のハードボイルドが始まるのかなと思ったら全然。かわいいミハイルにイーサンが惚れてしまい油液が飛ぶ(←言葉通りの意味)BLだった。
一回ミハイルが死にそうになったくらいで、特別な事件が起こる訳でもない。もっぱらイーサンが「これが恋……?」と動揺しているだけである。だが正直、あまり萌えはないかな。そういえば、ミハイルってイーサンのこと好きなの?
サイコパス過ぎて人の世には居場所のないマコトちゃんが、悪魔Jを召喚して魔界に行き、悪魔に生まれ変わって無双する話?
悪魔は人に名前を忘れられると消えてしまうらしく、マコトはJが孤立するよう根回しをし、彼を弱体化させる。今回は久しぶりにマコトがJのもとを訪問するところ。
連載の半分も読んでいないせいでストーリーや登場人物の関係性をいまいち把握出来ていないという私の個人的事情を差っ引いても、何を言っているのかよくわからない台詞がいくつかあるような?
とにかく、マコトとJによる激しい心理戦が繰り広げられていることだけはわかった。愛憎が入り交じるというよりかは愛情表現がおかしい二人なのか。
旅人のオルは城塞都市ペルオテに着くやいなや荷物を盗まれ、無一文の身元不明人なってしまう。そんな彼は娼館の下働きとなり、娼夫・アコニとなんかあれな感じになる。
ストーリーがよく分からないので、1話の試し読み数ページを読んでやっとオルの境遇を理解した。この人が主人公だったのか……。てっきりアコニさんが主人公なのかと。今回もまあよく分からないけど、ねこみみ獣人達は娼館にいる方がマシみたいな設定なのだろうか?
主人公でアルバイトの子が勤め先のオーナーに惚れて、そのオーナーって人が胡散臭いレベルのスパダリなのだが、主人公と付き合っているのかいないのか微妙なセフレ関係っぽい付き合いをするから主人公が病んじゃって、でもスパダリはスパダリパワー全開で主人公をよしよしいい子いい子してくれるって話。
ありがとうベルガモット&サニーデイありがとう! タイトルだけはなんか好きだった!!
高校教師の佐田は見た目性格ともに非の打ち所のないイケメンで、同僚や生徒からの人気が高い。そんな彼はある夜、不慮の事故に遭う。次に目を覚ました時には手術台の上で、科学者の間宮が側についていた。間宮によれば、佐田は一度死んだところを間宮の手によって蘇生させられたが、ゾンビのようなものとして生まれ変わったのだという。
間宮家で始まる、ゾンビと猿のような人間とリアル猿の、二人と一匹暮らし。
思いがけず萌えとラブに全力投球な本作。第1話のシリアスでダークな雰囲気から行き着いたのがここなの? たのしい大人の修学旅行なの!? 唐突なようでいて自然な流れで旅行して、ちょっと揉めたり仲直りしたりお互いに理解を深め合ったり、でも片想いは片想いのままだったり、心理描写がすごい。リアル。
これまでの朝田ねむい先生の作品は恋愛色の薄い作品が多かったのだけれども、まさかゾンビ物で究極のラブストーリーを描いてしまうとは。
https://anond.hatelabo.jp/20220113151632
すまんけど、私は表紙見ただけで回れ右だな。エロ売り作家は基本読まない。いうてBLなんかエロばっかりじゃないかいと言われるかもしれないし、実際エロばっかりなのだが、表紙であからさまに「ある種のエロしかないです」と主張してるような作品は、読んでも気分悪くなるので読まないです。
チェンソーマンは一見すると少年漫画的展開が中心の典型的なアクション漫画と思い込んでしまうが、一種のラブストーリー、恋愛が中心の少女漫画みたいな流れとも言える。実際、デンジを女性に変えて登場する女性キャラを全員イケメン男性にしてしまえば凄まじく歪んだ少女漫画ができあがる。
少年漫画、青年漫画の主体は男主人公の夢や目標を叶えることであり、恋愛は全く話に入ってこないかサイドストーリー的に適当に扱われるだけだった。チェンソーマンの主人公は典型的な男主人公の壮大な夢や目的が初めからない。その結果、女性と付き合うことが彼の目標となり周囲のキャラクターとの関わりも恋愛的な視点が大きい意味を持ってくる。胸を揉む行為からキスの約束まで、次々と登場する女性陣から彼は恋愛について学び、疑問を抱き、苦悩する。これがハーレム漫画にならないのはデンジが積極的に愛について模索しているのと、女性キャラ達がハーレム漫画特有の都合よく主人公に尽くす目的で描かれてはいないことがこれ以上となくハッキリしているからだ。
チェンソーや悪魔のセットアップはある意味、この漫画の主題が少年/青年漫画的な夢を追いかける話ではなく、少女漫画的なラブストーリーであることから目を逸らさせるための目眩しともいえる。