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2024-11-17

生活楽しい

日常生活が割と楽しい

やっすい市場で旬の魚を沢山買ってきて捌いて

やっすい八百屋で沢山野菜を買ってきて

1週間の野菜と魚で献立考えて

1週間に1度ホコリを落として床を拭き掃除して

1週間に1度お風呂を全面掃除して

1週間に1度犬をスペシャルケアし、

2週に1度くらいシーツを洗う。

出刃包丁が切れなくなってきたら砥石でといで、砥石が歪んできたら面直しして、

フィルター類が汚れてきたら掃除して

毎日洗濯して乾いたものはかけて

毎日湯船を張って、お風呂はいり、

作ったごはんを食べ、食べたら洗い物して

毎日掃除機をかけて、

毎日犬の散歩して、毎日犬のケアをして、

毎日犬と遊ぶ。

毎日1時間だけ、どっかにねじ込んで勉強して、

デスク備品ホコリが着いてたら拭いて

毎日寝る前に好きなお菓子希釈するカルピスソーダで割ってアマプラで好きなやつみて

それが毎日続いて楽しいんだけれど、あんまり人に共有できないというか

面白さを伝えきれない。

サイクルをデザインするのが好きだ。

それぞれが好き、やったら終わるところとか。勉強すると仕事楽になるとか。

片付いた綺麗な部屋で好きなお菓子食べてゆっくりすんのとか。

適当に作るけど美味しい料理とか

包丁研ぐのは結構沼みがあるとか

日常って結構楽しいことばっかりだ。嫌なことになるものない。

自分主婦になったらまぁまぁいいセンいけんじゃねと思ってる(知らんけど)。

ずっと定時で帰れる日が続けばいいのに。

残業が50時間かになると結構生活崩壊してしまって、日常の綺麗さとか感じられなくなって楽しみがMonsterかになるのが悲しい。

いっぱい稼げたら少し広めの家に住んで、

もっと犬といっぱい遊ぶ。

2024-09-21

日本中に人が住んでない無人山野いくらでもあるし

世界中ならもっと多いのに

ギリギリ住めるだけの村を残さないのは非情とか意味不明なこといってるのが現実

2024-06-28

今日の暇空茜敗訴、裏で石丸伸二が司法を捻じ曲げたのが原因

暇空茜の不当敗訴

判決速報240628

令和5年ワ3848 16部甲

原告 水原清晃

被告 北原みのり

餘多分宏聡裁判長

棄却

http://blog.livedoor.jp/advantagehigai/archives/66238431.html

どんな事件

colaboの支援者と名乗る匿名アカウントが、「暇空なんかいつでも殺せる」というポストをリポスト

身の危険を感じた暇空は元のポストをした者も、リポストしたcolabo支援アカウントも訴えることにした

アカウントは連絡先を北原みのりの住所にしていたため暇空は犯人北原だと察し北原を訴えた

しか北原は「私ではない」とひたすら否定多忙理由に出席を拒否し延期が続く

やがて太田啓子が「colaboを支援する者たちの集まりでつくったアカウントで住所は北原にしてるが、実際にXに投稿してるのは私だ」と唐突にいい出した

発言者が誰であれ殺害予告しかない文なのに、今回不当に棄却となり暇空が敗訴した


裁判長石丸支配下

名字】餘多分

【読み】よたぶん,よたわけ

【全国順位】 67,034位

【全国人数】 およそ20

広島県西部である安芸発祥ともいわれる、治水の功により浅野侯より賜名字である

近年、東京都広島県にみられる。

https://myoji-yurai.net/searchResult.htm?myojiKanji=%E9%A4%98%E5%A4%9A%E5%88%86

現在、暇空は石丸伸二と対立関係にあり石丸から多数の攻撃を受けている

石丸広島で生まれ育ち広島の市で市長をやっていたことはよく知られたことだ

暇空が広島出身者に殴られている時に、広島に由来する名字を持つ裁判長が不当な判決を下す

これが偶然のはずがない

石丸支配司法にも及んでいる証拠

名字というのは、山のそばなら山野さん、川のそばなら川辺さんと自然発生するものが多いが、餘多分は江戸時代末期に広島大名であった浅野長勲が創作臣下に与えたもの起源で新しい

浅野長勲は多くの肩書を持つが、安芸広島新田藩第6代藩主でもある

安芸広島、そう石丸市長だった広島県安芸高田市のかつての名だ

これが偶然であるはずがない

石丸は急に出てきて目立つようになりそのバックボーンが怪しまれていたが、つまり石丸祖先浅野長勲なのだろう

廃藩後に華族となることを辞退し市井にまぎれた浅野家の末裔の一人が石丸伸二である

浅野末裔はけして権力を捨てて庶民になったわけではない

から工作することを選んだのだ

浅野家と餘多分家は今でも密かに主従の関係であり、殿様である石丸の指示に従い法秩序を捻じ曲げてでも不当な判決を出した

石丸伸二の元のイメージカラーは緑だった

石丸は、百合子のイメージカラーが緑であるめかぶりを避けて紫にした

なのは、金づるとして支配下に置いている華僑たちが好む色だから

では元の緑色は何の意味を持つの

これは浅野家の家紋を見ればすぐにわか

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E9%87%8E%E6%B0%8F#/

この家紋は「浅野違い鷹の羽」という

石丸のかつてのイメージカラーそのままの、緑色

彼が緑を掲げると広島臣下たちは「我らの殿だ」と認識する

数百年をかけて広島の人々の血に刻まれた「主人」の色が緑なのだ

広島日本国への恨みの感情が強い反日

石丸はなぜ中国日本に引き入れようとしているのか

仁藤らと組んで日本崩壊計画に与しているのか

それは先の大戦の恨みを先祖から引き継いでいるからだ

広島県民は独特の風俗を持ち、日本国に属しているという感覚はほぼなく、現代においても廃藩置県前の「殿様」に仕えているという意識が強い

広島原爆が落とされたのは「日本」のせいだ、犠牲にされた、そんな思いか日本への憎しみが深い

原爆による反米感情根深く、それが中国との強い結びつきを生み出した

石丸がもし都知事になれば、東京のために働くことも日本のために働くこともけしてありえない

全ては「殿様」の所有地である広島のため、アメリカを倒してくれる中国のために消費される

石丸に仕える裁判官は餘多分一人ではない、これからも暇空への不当判決が続くだろう

2024-06-04

日本北海道本州四国九州沖縄のほか、朝鮮半島中国千島列島サハリン東アジア地域分布する[11]。

平地から標高1500メートル以上までの山地原野河岸森林林道脇など明るい日当たりの良い山野に自生する[12][9][4]。特に、野原ややぶ、崩壊地などの荒れた場所に生える[5][6]。いわゆるパイオニア的な樹木であり、森林が攪乱をうけると、たとえば伐採跡地に素早く出現し、大小の集団を作って群生する[9]。栽培もされる[4]。

2024-05-06

anond:20240506164821

夏の昼に咲く真っ赤な花って何を指してるのだろう?

明治時代なので輸入された園芸種ではなく日本本州の自生種だろうが該当するものほとんどない。

東京住まいの作者が目にした可能性があるものを以下に挙げる。

強烈に見えるユリ科の濃いオレンジを誇張表現した可能性もあるが

アカソは強烈な日差しの下で真っ赤に佇んでいるよう見え、ここで一休みしようと思える。

2024-04-01

まもって守護月天!を読み終えた その2

https://anond.hatelabo.jp/20240401122022

文字数制限関係で2つに分けています

その2で終わりです。



【第6巻】

この巻では、太助シャオに試練が降りかかる。太助はなんとか突破するのだが、ここでシャオ恋愛感情について○△◇~といった事情で、とてつもない壁があることを思い知る。

でも、シャオも止まってばかりじゃなくて、恋愛感情の生まれかけみたいな想いと向き合って、自分ちょっとずつ変えていこうとする。

シャオリンが新春カルタ取りで一番になれなかった後、山野辺と帰る時のシーン

「あーあちょっと残念だったです」

「ん?」

カルタ大会で一番になりたかたから…」

「なんか叶えてほしい願いでもあんのか?」

「願いっていうかね 神様に許してほしいんです」

「?」

太助様が言ってました 俺に頼れって… だけどね… …不安なの 本当に太助様に頼っていいのかわからいから… 本当に私… 変わっていっていいのかわからいから… 神様に聞いても答えてくれないでしょ だからカルタ大会で一番になって 許してほしいなって思ったんです」

(あちゃ――ウソついてまずかったかな――なんか罪悪感 でも…ま……いっか)

神様は許してるよ シャオは 七梨に頼っていいし変わっていっていいんだ あたしがさっき願っといたからさ シャオの願いが叶いますようにって そんでもって あたしってばカルタ大会で一番になったことなんて 数えきれないほどあるんだぜ!!」

翔子さん…」

(――ありがとう…)


シャオは素直である山野辺の「新春カルタで一番になったら願いが叶う」という嘘を信じて、神社でのカルタ取りに挑戦する。

このあたりからシャオが気になってしょうがなかった。果たしてシャオの心を変えることはできるんだろうか? 実は、そのあたりの伏線は登場している。その原因についての。

もし俺が15才とかだったら、すっかりシャオが大橙好きになっていたと思う。今は40代のおじさんだから、素直に好感が持てるとか、そんな月並みな印象でしかないのだが。いずれにしても、実弟がドはまりした理由がこれでわかった。

この『まもって守護月天!』というのは、絵柄の綺麗さもあるけれども、なにより男女に共感される形で登場人物リアル感情の動きがわかったり、それを具体的な行動に落とすところとか、そういう所作ハイレベルである

現代漫画だと、『鬼滅の刃』とか『恋は雨上がりのように』とか『Vivy』とか『僕の心のヤバイやつ』とか、そういう畢生の作に連なるものがある。



【第7巻】

バレンタインデー舞台だ。リアル増田は、2/14頃にこの日記の初稿に取りかかっている。

え、俺がもらったチョコレート? ……会社若いからひとつもらえたよ。事務のおばさんからひとつ義理チョコだけどな。

ああ、あとは妻からチョコレートをもらえたよ。義理チョコだけどな。

⑦-1ひと悶着ありつつも、河川敷シャオ太助チョコを渡した後のシーン

翔子さんに教えてもらいました今日バレンタインデーっていう日だって…」

「そ…そう」

チョコと一緒に 自分気持ちを伝える日だって……」

(シャ……シャシャシャシャオの………気持ち!?)

太助様」

「ハ…ハイ!!」

気持ちって なんですか?」

(へ………?)

バレンタインデーチョコと一緒に伝える気持ちってなんですか?」

「……………」

気持ちを伝えたい人はいっぱいいちゃダメなの? 一人だけに伝えるの?どうして一人だけなの? 伝えるのどうなるの? 翔子さんに教えてもらったこととか 私の気持ちとか…考えたらよくわからなくなっちゃって… …でもね そのチョコ買ってここに来るまで なんだかそわそわしちゃいました …えっと 太助様 そのチョコ受け取ってもらえますか? まだ気持ちは伝えられないけど…」

「もちろん!」

⑦-2キリュウに不敵な内容の試練をメモ書きで要求し、突破した後のシーン

ちゃんと来れただろ 学校に!」

「…………」

約束だ なんでこんなもの[※メモ]を私に渡したか教えてくれ」

自分で望まなきゃ 試練にならないと思ったんだよ そうでなきゃ与えられた辛いことに耐えてるだけで 越えられないだろ もったいないじゃん せっかく成長できるチャンスなのに いやいや受けてるよりは 試練とだって仲良くした方が効果あると思わないか?」

「…ああ そうかもな…」


リュウというのは、この7巻からの新キャラである。万難地天という、主人に試練を与えるキャラクターである物理的にモノを巨大にできる。やはり、この時代ラブコメ暴力性が強い。ジョジョ5部に出てくるホルマジオの「リトル・フィート」を思い出した。あっちは小さくするんだっけ。

上記の場面で太助は、この試練を利用して力をつけ、シャオとの心の距離を埋めて一緒になることを意図している。



【第8巻】

文学性とでも言おうか。レベルが高い漫画って、文学みたいだよな。

百年の孤独』とか『ライ麦畑でつかまえて』とか『わたしを離さないで』みたいなガッツリしたやつじゃないにしても、キャラと行動が嚙み合っていて、しっくりときて、心にスッと入ってきて、それで自然と涙が出てくる。そんなやつである

この巻あたりからシャオ自身太助に近づこうとしてアプローチをがんばる場面が出てくる。あくまで俺の考え方だが、恋愛って、基本は男性女性にいくものだ。恋愛必要ステップ10あったとすると、そのうち9くらいは男性が引っ張っていく必要がある。

ラブコメ作品では、現実世界よりはるかに――女性恋愛積極的である現実にいたとしたら痴女恋愛ハンターである。そんなレベル恋愛Junky

しかし、シャオリンの場合は、奥ゆかしさがあるというか。最初きっかけはシャオが作ることもあるけど、最後太助バッチリ決めようとする。空振りになることも多いが笑

⑧-1その年の梅雨最初に振った雨が止むまでに誰とも話さなかった二人は……夏に幸せになれるという山野辺の嘘を真に受けたシャオリンが太助と一緒に路上を走っているところ

(――ねぇ翔子さん 私… わがままなのかな ずっと雨止まないでほしいなって 思っちゃうの)

⑧-2太助と一緒に登山中、遭難して夜になり山林で小休止しているシーン

「…俺 もうちょっとまわり見てくるから シャオはそこで待ってな」

「――え… ――太助様… ねぇ離珠 太助様怒っちゃったかな …私守護月天なのに 支天輪忘れてきたなんて言ったから[※太助に嘘をついた] 役立たずだ………って 思われちゃったかな………」

太助様… でもね…私 頼りたかったの ――あなたに…)


シャオは、太助に近づこうとしている。不安げな気持ちが読者に伝わってくる。自分気持ちに向き合おうとする姿が印象的だった。ピュアと言うほかないのだが、大人になって忘れていた感情を思い出した。

ただ、やはり非現実的な描写が目立つ気がする。この回では、乎一郎が山中樹木の上に夜中じゅう放置されて終わりという、トンデモエンドを迎えてしまう。しかも、ルーアンが気が付いたのは次の日の朝という……。



【第9巻】

太助家族の話だ。本来は4人家族で、一緒の家に住んでいるはずなのだが、みな海外に旅に出ている。普段、家には中学2年生の太助しかいない。ラブコメ的な都合にしてもちょっとひどい。

この巻では、太助の母であるさゆりが出てくる。実は、太助が赤子の時に旅に出ているため、彼からすると他人状態である

実際、太助もそんな人間を母と認めるような甘いことはせず、放置気味にさゆりを突き放すのだが、とはいえ母親が恋しい感情もある。そんな葛藤を描いた巻である

太助放置親への感情を整理した後、シャオがその手を握りしめた直後のシーン

「え…?」

(私が ここに来たのは あなたの中にある孤独や寂しさが 私にはよくわかったから あなたのその気持ちが 言葉じゃなく 私の心に 届いたから ――ねえ太助様 大切なのは 話すことじゃなくて お母さんのことを知りたいと思えたその気持ち そのことにどうか気づいてほしいの)

太助様 お話なんてしなくても 伝わることはたくさんあるでしょう?」


母への気持ち。俺個人の話になるが、放置子に近かった。

実の母親実弟ばかり可愛がっていた……まあしょうがない。俺は、小学生の頃から警察補導されてばかりだった。母親が、俺を損切りして弟をかわいがるのは当然だったかもしれない。

大学生になっても、京都祇園木屋町とかの飲み屋街で暴力沙汰を起こして、何度もパトカーに乗せられたよ。俺はそっち側の人間だった。母の判断は正しかったのだ。

ただ、かくいう俺も実弟かわいいとは思っていた。ドジだったけど、優しい気質だった。将来どんな人間になるのか楽しみだった。事故で死んでいなければ、まともな社会人になっていたと思う。「家栽の人」になっていたかもしれない。



【第10巻】

これを含めてあと2巻である

この巻はキリュウが主役だ。7巻から出てきたキリュウだが、俺はこの子が気に入った。シャイキャラで、芯が強いみたいな感じだ。この作品についてはググらないと決めていたのに、この子についてはググってしまった。キャラ人気では相当上位らしい。

第9巻の冒頭にあった人気投票でも、主人公である太助が5位で、キリュウは2位だった。シャオリンが1位を獲得。

⑩キリュウ太助の姉との関係性の悩み(※嫌われるのが当然なのになぜか好かれる)をルーアン相談するシーン

ルーアン殿は自分が変わっていくことについてどう思う シャオ殿が言ってた ここは昔と違うことが多くて自分を変えなきゃいけない シャオ殿は自分を変えたいと思ってる でも変わるのは怖いと言ってた」

「……………」

ルーアン殿は変わったな こうやって私の愚痴を聞いている ルーアン殿は変わるのは怖くないのか?」

「変わるって何? あたしは変わってないわよ 変わるってなんだと思ってるの? 何か今まで気付かなかったことに気付くこと? あたしはここに来ていろんなことに気付いたけど 変わったなんて思わないわよ? 変わったんじゃなくて… 知る暇もなかった知らないことに 気づける余裕が出来ただけ」

「……………」

ルーアン殿の言う通り 「変わること」が「気付くこと」なら 私はもう気付いてる ここには今まで感じたことのない 優しさがあって安らぎがあって 悲しくなる程の幸せがある でも…だから私は そのことに気付かない振りをしてるのに…)


作者はラストシーン意識している? と思った。

この巻では、登場人物それぞれの悩みをガッツリ表現している。キリュウは、「ご主人に試練を与える」という性質上、主やその家族必然嫌われることになる。ずっとそうだったのだが、ここは現代社会である。昔に比べると価値観が相当異なる。そんな中で、彼女らも『気付いて』変わっていかないといけない、というのが上記の会話のテーマである

リュウは、幸せになることを受け入れたくない、変わりたくないと思っている。だが、ラストでそれに向き合おうという気持ちに変化している。

キャラの心情を精緻に描いている作品は少ない。物語作ってるプロの人ってさ、やっぱりこれくらい悩むものなのだろうか。自分分身であるキャラそれぞれの心持ちについて、本気で考えてるんだろうな。きっと。



11巻】

この巻で終わりである。実は当初、全11巻で一応の完結が見られると思っていた。そんなことはぜんぜんなかった。

この巻では、10からの一連の流れで、キリュウがこれまでと趣向を変えた試練を太助に与えている。シャオが○○して、これはもうダメかも……と思わされるのだが、太助がその試練を乗り越えて、シャオ対話をして、心で向き合うことができて、今後にご期待ください~といった具合で11巻は終わる。

どこかを引用しようと思ったが、やめておこう。もしかしたら、まもって守護月天!大事な思い出になっている増田読者の方で、電子書籍で読んでみたいという人がいるかもしれない。うん、きっとそれがいい。

代わりに、カバー裏にあった桜野みねね先生によるおまけコーナーを紹介したい。

巻の⑪です――。

 ここらでここに描くものちょっと変えたいなーってことで今回は、

ルーアンコスチュームシャオ!!です。

 前回までやってた「のたもーた」とかは、まだやってないキャラもいるので、そのうちまたやろうかな、と思っているわけなのです。

 ではまた12巻で~~。 みねね

コミックス裏面カバー下に「ルーアンコスチュームシャオ」のイラストあり。

イラストURL

https://tadaup.jp/4232fa2b.jpg


これで最後だ。

弟なんだけどさ、交通事故病院に入ってからは大変だった。自転車で走っている最中、真後ろからトラックにぶつけられたのだ。それで轢かれたらしい。外傷だけじゃなく内臓もやられていた。苦しんでいる姿がストレートに目に入ってきた。

それでも、お見舞いに行く度に、病室には守護月天漫画が置いてあってさ。何度も繰り返し読んでたんだろうなって。

今、俺が手に取っているのはまさにそれである。本自体、相当なダメージを受けている。何回読み返したんだろう。弟は、セリフの細かい字面とか、…の数も気にして読むタイプ人間だった。漢字で書ける台詞ひらがなになってるとかも。

ただ、何度繰り返し読んだとしても、この作品であれば楽しめたのではないか



桜野みねね 様

日記をご覧になる機会はないとは存じますが、このようなメッセージを失礼いたします。

桜野先生作品を読ませていただき家族について考える機会をいただき感謝でいっぱいです。

実弟も、病院の中で苦しんで逝ったとは思います。でも、弟は先生作品出会いました。痛みや苦しみの中でも、僅かばかりの楽しい時間を過ごすことができました。

一人の読者の家族として、重ねて感謝いたします。『まもって守護月天!』という作品を世に産みだしてくださり、誠にありがとうございました。

令和6年3月16日

まもって守護月天!を読み終えた その1


当方40代であるはてなユーザーでは平均ほどか。

数年前に父が亡くなり、半年前に母も亡くなった。ずっと実家暮らしで、会社仕事の合間に農業をやっていたが、そろそろこの家ともお別れである家族が俺一人になったので、土地建物を売りに出して、会社の近くにある空き家ハウスに引っ越すのである

相続が終わってから遺品整理屋とかリサイクル屋とか解体屋さんと話をすることが多くなった。処分すべき財産はあっという間に片付いたが、最後に残ったのが……西暦で言うと2000年頃に亡くなった実弟漫画だった。部屋を共有していたので、本棚には俺と弟の漫画が並んでいた。

その大半は、ブックオフでも1冊10円すらつかないモノだった。メルカリで売るにも手間がかかりそうだ。遺品整理屋も「今のご時世、紙のマンガは売れないんですよ」と引き取りを断った。ほかの価値のなさそうなモノは、タダ同然でも引き取ってもらえたのだが。

何か月か経って、今年の正月を過ぎた頃だった。

実家本棚にあった俺の漫画を何冊か、手に取って読んでみた。うーん、これは……「懐かしい」という感情が僅かにあった。一番好きだった漫画、『天使禁猟区』『スカイハイ』『クロマティ高校』を読んでみたが、いまいちピンとこない。楽しい思い出が蘇ってこない。お楽しみの記憶脳裏から消えてしまったのだ……。

ふとここで、亡き弟の漫画を手に取った。あいつは将来裁判官になりたいと言ってたっけ。『家栽の人』が本棚の目につくところに置いてあった。一番上の段だった。

そして、一番下の段に視線を移すと……ここで一番、ドーン!! と、当時の記憶が蘇った。それは、『まもって守護月天!』だった。弟が一番好きだった漫画

家族食卓を囲んでいる時も、旅行をしてる時の車内でも、何気ない団らんの瞬間でも、とにかく弟は、この漫画の話をしてることが多かった。

弟の死因は、自動車に轢かれた後の外傷から内臓の疾患にかかったことにある。交通事故の原因の半分は弟にあり、当時は自業自得だと冷たいことを思ってたけど、まさか亡くなるとは……。病院でお見舞いをしてる時にも、弟はこの漫画を繰り返し読んでいて、ずっとその話の内容とか喋ってるんだよ。どんだけ好きなんだよって思った。

確か、アニメも観たいって言ってたかな。病室にテレビはあったけど、ビデオ再生できるものがなかった。弟は泣いて悔しがっていた。

さて、当時の俺は高校生であり、ガンガンコミックス漫画を読むことはなかった。守護月天漫画を読んでみたことはあったが、すぐに読むのをやめた。「稚拙だな」と思ったのもあるし、「絵がちょっとな~」という思いもあった。当時の俺は、CLAMPが描くような、Xとか聖伝とか、ああい精緻な絵柄のエログロが好きだった。

とにかく弟は『まもって守護月天!』が好きだった。それを、この本棚を見ていて思い出した。この日は休日であり、時間がたくさんあった。せっかくなので、この日から一週間ほどかけて、全11巻を読んでみることにした。

読んでみた感想を、以下に綴っていこう。感想を交えつつ、各巻に1~2箇所ずつ、印象的だったところを抜き出して引用する。

ネタバレがあるように見えるけど、本当に大事なところは抜き出してない。隠してる。まあ、俺の人生で『まもって守護月天!』を取り上げるのはこれっきりなんだし、少しくらいは許してくれ……。

その前に、これはどういう漫画やねん、と気になった方はWikipediaでググってほしい。あらすじは、概ねこんな感じである

~ブックライブから引用

一人暮らしで寂しさを抱える少年と、ご主人様をあらゆる不幸から守る役目を持つ守護月天美少女とのファンタジーラブストーリー一人暮らし中学2年生・七梨太助(しちり・たすけ)は、中国を旅する父親から支天輪(してんりん)という八角の輪を送られる。


まり主人公の何気ない行動をきっかけとして、小璘(シャオリン)という女神様のようなものがやってくる。お互いに惹かれつつ、ラブコメディが進行していく。その中で、超えないといけない壁がいくつもあって、主人公である太助シャオにふさわしい男になるために奮闘する物語である

では、さっそく始める。



【第1巻】

読み始めは、正直キツかった。絵柄が古いのもあるし、漫画表現が昔風なのもあるし、ラブコメを読んだ経験がない人間には何がどう面白いのかわからない。

まり楽しめないのは、すでに四十を過ぎているからだろう。子どもの頃であれば、まだマシだったのかもしれない。ただ、まあ……コンセプトはいいと思う。すごく。

なんとなくだが、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という映画を思い出した。某グルメ漫画でいうと、「うん こういうのでいいんだよ こういうので」を地で行く。

シャオリンが「この平和時代に、どんなものからご主人様を守るか」を決めたシーン

太助様…」

「…え……」

「もし迷惑でなければ あなたの中にある「孤独」や「寂しさ」から あなたを守ってさしあげたいのですが それではいけませんか?」


シャオ歴代の主を守ってきた手段は、主に暴力である。星神を呼び出して使役し、主人を狙う者を撃退する日々を過ごしてきた。だが、平和現代でそんな行為需要があるはずもなく。シャオは、呼び出されてすぐにお役御免になってしまう。

ならば、主人である太助をどのように守ればいいのか――その答えが上記台詞である。命を狙う敵がいないのであれば、孤独や寂しさから主人を守るのだ。太助には家族が3人いるが、全員家を離れて放浪の旅をしている。ネグレクトに限りなく近いものがあるが、ラブコメの都合というものだ。



【第2巻】

このあたりは、まだだるかった。物語登場人物は揃いつつあるのだが、展開が退屈でなかなか話が進まない。この巻から、慶幸日天の汝昴(ルーアン)という主人公の恋路を邪魔する、まさにお邪魔キャラみたいな人が出てくる。

別に、なんということはない恋愛妨害工作なのだが、この時代ラブコメ高橋留美子の影響がまだ色濃いのだろうか、暴力性が強い。この巻以外にも「死ぬやろ……」というシーンがけっこうある。昔は気にならなかっただろうが、やはり時代というものか。

ルーアンの計略によりシャオ太助の元から離れようか迷っているシーン ※太助が駆けつける

「えーっと 今はうまく言えないけど… 俺はシャオにずっとここにいてほしいんだ ――それだけじゃここにいてもらう理由にならないかな……」

「…いいえ… ………あの 私…… 太助様がここに来てくれるの 待ってたかもしれないです」


ルーアンがそれっぽい発言をして、「シャオ現代には不要ではないか」という意見を伝える(あなたなんて いても邪魔なだけなのよ)。シャオは真に受けてしまって、支天輪に帰ろうとするのだが……すんでのところで太助がやってくる。そして、ふたりきりの状態で上のような会話をする。

この場面は気に入っている。シャオ気持ちも、太助気持ちリアルに描いていたからだ。ストレートさがいい。



【第3巻】

このあたりから恋愛路線に入ってくる。太助シャオ愛情意識する場面が出てくる。

ネタバレは避けるが、シャオには恋愛ができない事情がある。本人ですら認識できない事情が。

以下の山野辺というのは、最初の頃は万引きとかするキャラとして描かれていた。物語が進むにつれて応援キャラになっていく。

シャオ山野辺が一緒に温泉に入っているシーン

「なあ シャオ…」

「…………」

シャオ?」

はい?」

「なんか元気ないけど七梨と何かあったのか?」

翔子さん…………私 病気かもしれないです なんだか…ね 胸が苦しい… 太助様がルーアンさんと一緒にいると とっても胸が苦しくなります さっきなんか どうしてだか自分でもわからないけど そっけない態度とっちゃったし太助様が話しかけてくれたのに 太助様にきっと変に思われちゃった きっと悪い病気にかかっちゃったんです ――でも どうしたらいいのか わからなくて…」 

(へえ…精霊ってのも 人を好きになったりするんだあ…)


うん。女性作者が描いてるラブコメってさ。女性側の心理描写リアルだよな。女の子ってさ、好きな男性の目の前だと萎縮することがあるじゃん意中の人を目の前にすると、体がつい後ろに下がってしまうとか、廊下を走って逃げだす子とかいるよな。

なんかこう、恋愛感情に対して不安になった時の女性心理というか。リアルさが伝わってくる。子ども時代に読んでも全く認識はできなかったろう。



【第4巻】

この巻くらいになると、ストーリーの基本線が定まってくる。何らかの事件イベントが起こって、太助シャオが巻き込まれて、レギュラーキャラがそれぞれの立ち位置で動き回って、なんやかんかで解決して、ふたり(又はほかのキャラ同士)の間柄が深まって……という流れである

基本は、太助シャオ関係性がメインだ。この作品うまいところは、ふたりばかりを推すのではなく、ほかのキャラクター間の友情とか愛情ガッツリ描いてる。

この巻だと、2つの場面が印象に残っている。いずれも、ルーアンふたりの仲を妨害するための工作を試みて、やってしまった結果である

④-1太助高速道路自転車走行中にタイヤバースト、そして前方車両(トラック)と自転車を括っていたロープが取れて転倒した後のシーン

「………え 太助様!? 太助太助様!! 太…助様あ… ……う…」

「あ…あの小璘さん…」

「どうしよう…どうしようどうしよう ルーアンさん! ――太助様が 死んじゃったらどうしよう!!」

「あ…いや まさかそんなあ」

「どうして支天輪を車に乗せちゃったりしたんですか 私……太助様に何かあったら ルーアンさんのこと絶対さない!!」

「…………」

太助様に…太助様に何かあったら… 太助様… 太助様早く帰って来てください」

「小璘…………あんた」

④-2保健室で、シャオがベッドに横たわって寝ているシーン

「なあ…ルーアン

はい!?」

「…俺シャオのこと 好きにならない方がいいのかな…」

「………… あんたあのおじょちゃんになんか言われたでしょ ――じゃあひとつ聞くけどなんでそう思うの?」

「――…」

「小璘が人間じゃないから?」

「…………」

「………俺とシャオって絶対結ばれないのかなって…」

「…ねえ たー様 あたしは たー様のこと好きよ 考えれば悩みなんていくらでも出てくるけど 一番大切なのは自分気持ちでしょ だからあたしはあんたみたいに悩まない 悩んでも変わらない想いなら 悩むだけ損だと思わない?」


気持ち、とでもいうのかな。かの有名な『BLEACH』でいうと、ウルキオラ・シファーの名台詞ひとつである



心か



みたいな感じだ。登場人物の心境がさ、わかるんだよな。喜んでるのもわかるし、苦しんでるのもわかる。そんな中でキャラクターが足掻いている姿が印象に残った。

漫画を読む前に下調べはしなかった。今も一切してない。よって推測になるんだけど、この作者である桜野みねねっていう人は、この時(1998頃?)は大学生かそこらの年齢なんだよな。作者あとがきを読むと、若いんだなというのは伝わってくる。

俺が二十代前半の頃は、地面から出てきたばかりのカブトムシの如き勢いでスポーツをするか、水道工事現場であくせく働くか、盛りのついた獣のように女を口説いて、年間に何人とセックスたか記録を付けるとか……同じ会社女の子と無理やりそういうことをした後でも、最後にベッドの上で「愛してるよ」と言ったら許されるから大丈夫とか、そんなことしか考えてなかった。人間性が動物レベルだった。

でも、この桜野みねねという人は、そんなどす黒い人間の対極を行く感性がある。この作者は凄い……と、いい年になったおっさんは感じた。※私個人と作者の年齢差は、干支0.5周り分ほどと思われる。



【第5巻】

20年以上前漫画なので、さすがに創作でも……というシチュエーションが生じることがある。作品内では、たまに登場人物がみんなで旅行とか海とか温泉に行くのだが、メインキャラがほぼ中学生で、20才以上は大変少ない。無理があるし違和感がある。

しかし、旅行とかでないと表現できないラブコメ的なシチュエーションもあると思うので……そこが創作の難しいところである。いや、文学作品創作とかしたこといからわかんないけどさ。

⑤仲間と海に来ていて、ようやく夜の海岸で二人で話ができたシーン

「なんだかね………私 太助様ととってもお話たかったです 別にお話したいことがあるわけじゃないの… でも… 太助様とお話してるととっても落ち着くから…」

「……シャオ

だってお話してるってことは 一緒にいるってことでしょ? だから…」

(だから… きっとこんなに 安心できるのね)


太助シャオは、何度もこういうシチュエーションになっている。が、恋愛が進む気配はない。事情はあるのだが、あまり絶望的な事情なのだ

あと、文章量の都合で載せなかったが、クラス演劇(かぐや姫)の数話分も大変よかった。ルーアンと、ほぼサブキャラの乎一郎が主体の話なのだが、中学校の学芸会かぐや姫をやることを通じて、「離れていても心は繋がってる」という要素を表現している。

この回は、大人ながらにしみじみときた。気になる人は、是非5巻を読んでほしい(ダイレクトマーケティング決行)。

大まかな流れを言うと、ラストのお別れシーンでかぐや姫役のルーアン台本にないセリフを言う → 月の使者役のシャオがお迎えを中止発言 → 乎一郎がそれを制止 → その後の会話のやりとりで、離れていても心は繋がっていることを示唆~といった具合である

ここまで五千字以上は書いている。一旦切ることにする。



文量の都合で2分割。

次に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20240401122023

2024-02-29

龍と苺の山野面白すぎるだろ

どう見てもモデルがいるのに人相も性格も滅茶苦茶悪い。

勝っても負けてもオラついてる漫画ゴラクの住人みたいに描かれてる。

しかも何が面白いってそういう態度さえ元ネタを想起させるし、ず~~っと目つき悪いのが完全に元ネタのソレっていう。

面白すぎる。

実在人物モデルでここまでやってんのゴーゴーゴジラマツイくん以来だわ。

しかも何が受けるって、この漫画がここまで執拗面白クズ人間として描いてるのが山野辺ぐらいっていう。

まあインタビューとか見た感じはAI事件の時の印象ほどにはオラつきヤンキーじゃないのは分かるんだけど、あんな目つき悪い奴に堂々と漫画ケンカ売るの凄いなあ

2024-01-29

麻布台ヒルズ行ってきた

ちょっと否定的なことを書く

 

思ったよりも混んでた

人口密度は低いんだけど、店が少ないのと回転率が悪いのか行列だらけだった

今だけかもしれないけど

気軽に行って気軽に座れる感じではない

 

席の間隔が狭い

東京って感じだった

道はめっちゃ広いくせに

 

店がほとんどオープンな感じだった

店が完全に仕切られていなくて、あるのはせいぜいのれんくらい

あとカウンターが多くて

こういう雰囲気好きな人は良いと思うんだけど

落ち着いて飲食する感じではなかった

おそらくそういう設計思想なんだと思う

六本木ヒルズとかはそんなことないし

 

あとオープンな店が多い+人通りが多いので、ショッピングモールとかフードコートに来たのかと思った

店はおしゃれで高級感が有るのに、全体を見ると地方ショッピングモールっぽい感じがアンバランス

これ誰向けなんだ?ってなった

子供が来て楽しいところでは決してないし、家族連れ向けでもないし、お年寄り向け

ああ、外国人はいいかも?

 

誰が買うんだこれ

88万円の万年筆とか、超高級家具とか売ってたけど

ここにある必要あるのか?

 

住みづらそう

六本木ヒルズではオフィス商業施設マンションが別れていたけど

麻布台ヒルズマンションの下が商業施設になってる

イメージとしてはショッピングモールの上がマンションみたいな感じ

人が多くて住みづらそうだなあと思った

下の店は行列だらけだし、地上は遠いし、地上に降りても周りは麻布台ヒルズ公園だし、これは外に出なくなるな

 

植物は、うーん

日本山野に生えてそうな植物をメインで使っているって言ってたけど

かに、一部を切り取ると田舎に来たのかと思ってしま

でも振り返ると高級店街

なんだこれ、脳がバグる

とりあえず映えない

年寄りは喜んでるんだろうか

 

建物は良かった

かっちょよかった

ただまだ閉まってるところが多かった

メインの商業施設フロアはむしろ地下らしい、じゃあ地上のうねうねした建物なんなん?

 

無駄に広い

公園メインだから

めっちゃ迷う、坂にあるから1階なのか地下1階なのか混乱する

これ年寄りは移動したくないだろうな

 

まとめ

帯に短し襷に長し

あ、展望台行ってねーや

2024-01-20

anond:20240120113354

観てきたー。

1000円の価値はあった。

とはいえ、大スクリーンボーナス加点してる感がなくもない。

予告編見たときから思ってたけど、主役二人の衣装が綺麗過ぎた。

杉元の帽子マフラーコートおろしたてのようにピカピカで汚れどころかシワ一つないし(もはや、『良く洗ってる』レベルじゃなくて『たった今新品買ってきました』レベルの綺麗さ)、アシㇼパさんのバンダナも白い毛皮もピカピカよ。

白石の服も割とそうだったけど、山野で薄汚れてるはずの主役二人の服が『着古した感』ゼロコスプレみたいだった。

なんか記号的な意味でもあるのかあのオベベは。

役者頑張ってたのに。衣装がっ。

あと杉元の顔の傷、日露戦争直後のシーンの方が傷跡が薄いのどーしてなの。

2024-01-16

日本中山野に計100万匹ぐらいの犬を放ったらどこかには定着するのかな

2023-12-08

anond:20231208210015

ほっといたら大半の国土人口減で山野に戻るのに金の無駄だぜ

2023-10-28

自分用まとめ

 

ハルコママ:ハルコが4年間いじめ被害を隠していたことに動揺。学校相談

ハルコパパ:育児にあまり関わってこなかったことを反省問題解決に向けて動く

ハルコ:辛抱強く情に厚い。りいちゃんと親しくなったことが取り巻きの不興を買い、いじめ対象

ユタハルコ弟

りいちゃん容姿も育ちも性格もいい強者女児取り巻き暴走を止められず悩む。大人に不信感を持つ

サキコ:自称ハルコの親友。りいちゃんが嫌い。弱者女児ハルコと交代でいじめターゲットになる

サキコママ:弱者女性アスペかも

ふうちゃんライムちゃん:りいちゃんファンネルサキコとはりいちゃんからハルコを遠ざけたいという利害が一致。りいちゃんハルコに離間策を講じる。

山野先生ハルコ達の担任。いつも笑顔

草田先生:2年生の時の担任サキコママに詰められて病み、離職

 

https://togetter.com/li/2248615

2023-10-27

結党宣言

日本ほど素晴らしい国はないと私は断言します。

神話とともに成立し、以来およそ二千年、万世一系天皇を中心に、一つの国として続いた例は世界のどこにもありません。これ自体奇跡といえるでしょう。

ところが、第二次世界大戦により、日本は木っ端微塵となりました。三百万余の尊い命が失われ、世界最貧国の一つにまで落ちぶれました。しかしそこから世界が驚倒するほどの復興を見せたのです。世界第二の経済大国へと成長し、戦後日本世界平和に貢献し、多くの途上国を援助してきました。

これが、私たちの国、日本です。

その日本の海が、山野が、いま脅かされようとしています

他国に攫われた同胞は、何十年も祖国の地を踏むことができません。野放図な移民政策やLGB理解増進法にみられる祖国への無理解によって、日本の文化や国柄ナショナル・アイデンティティが内側から壊されかかっています

これらを座視していてはなりません。

断固として日本を守る――。そのための新たな政治勢力必要です。

https://hoshuto.jp/

2023-10-15

anond:20231015211837

動植物の観察と記録を趣味にしているけど時間はいくらあっても使いきれる

フィールドワークにかかる時間のものもそうだし調べることも無限にある

しろ年取ってきて山野や海をまわる体力がおちないように定期トレーニングをするようになってさら時間は足りなくなった

2023-09-30

野菜スープレトルトカレー南蛮

病み上がりで若干体がだるい

買い出しが面倒くさい

レトルトカレーはあるけどご飯がない

でも炊くのに時間がかかるから面倒くさい

すぐ作れるのは蕎麦くらい


という事で今日の夕食がレトルト南蛮カレーになったわけだが…中々美味しい

スープカレーと麺つゆと味の素

片栗粉が無かったかカレーというよりカレースープ的な感じになったけどそこまで気にならない

ネギ鶏肉はなかったけど、冷凍揚げナスカボチャ入れたから具沢山野スープカレー的になってちょっと豪勢

ちょうど一食分だから余らせずに済む

流石にスープは濃すぎて飲めないけど1食ちゃんと食べた感がある

2023-09-13

相対的位置で表される地名が恥ずかしくて改名された例

元増田みたいなのが居るから地名変えちゃったってケースを出すよ。

 

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20230912103559

 

 

志茂

地下鉄南北線志茂駅というのがあるが、ここは昭和初期まで「下村」だった。上村は近くにないので、岩淵宿から見て下の村という意味かと思われる。

関東大震災後に人口流入して町になる時、「下町」じゃあれなのでちょっとこじゃれて「志茂町」とした。

後に町が取れて志茂となり、駅も出来て有名になったが、住んでる人も元は「下」のこじゃれた書き方だったとは知らないことが多い。

 

西川口

西川口駅の西口周辺はかつては横曽根村だった。

関東大震災後に東京近郊は下町から移住人口が増え始め、川口町合併して川口市になる横曽根人口が増える前に区画整理をする事になった。

新しく升目に近くされた区画町名を付ける必要がある。

横曽根の中心の北には「北」、南に「南」というおざなり小字があり、西側は「新田」という小字があったので、「北」を「北町」、「南」を「南町」、真ん中を「仲町」とし、西側新田は「仁志町」とした。

仲は中を、仁志は西をこじゃれた風にしたものだ。

だが西川口駅が出来て人口がどっと増えると、駅西側は全部西川口にしちゃえという事になって北町も仁志町も全部西川口になってしまった。

「仁志」とかせっかく付けたのに結局に「西」で上塗りされちゃっというケースである

 

余談だが、南町は残ったのだが、ここは市境に近く、川口市南町から歩いて5分に蕨市南町があるので混乱の元だ。この命名法はよくない。

 

上板橋中板橋

先の事を考えない鉄道会社に振り回されたケース。

東上線中板橋駅の西側に711の弥生町店があるが、実はこの辺りは川越街道上板橋宿跡である

大正初めに東上鉄道(現東武東上線)が開通すると、始発駅の池袋の次は板橋下宿に近く貨物扱いで重要下板橋駅が設置されたが、その次は4km先に設置する事になった。当時は蒸気機関車単線運転から交換用の駅で距離もその程度が適当だった。

だが駅の周りがマジで何もない。だから駅名に適当地名も無い。

そこで3km程離れているが著名な宿場上板橋を駅名にした。

だが昭和初期に電化されて加速性能がいいので駅を沢山作る事になり、下板橋上板橋の真ん中にも駅を作る事になった。だがこの近くの地名は、上板橋宿に因んで全域が上板橋になっていた。

でも下と上の中間板橋から中でしょと「中板橋」駅としてしまった。

すると上板橋上板橋付近になくての隣の駅の周辺にある、しかもその駅名は中板橋というおかしなことになってしまった。

地名変更できるようになると上板橋は古い名前を捨てて「弥生」というこの地に特に縁のない名前にしてしまった。

全部先の事も考えないで行動する鉄道会社のせいである。

 

池袋

元々池袋村は今の下板橋駅付近が村の中心で(現池袋本町)、池袋駅が設置された当初は池袋村の村の外れの村境ぎりぎりの場所だった。

今の西口付近はその名も「上」という小字場所だった。その他にもこの周辺は「原」とか「下上」とか「西山」とかおざなりの超てきとうな小字ばかりであった。さすがは人もろくに住まず雑木林のままの村はずれだ。

だが鉄道がどんどん集まってきて人口も増えるとそんなてきとう地名は「池袋」で消されて無くなってしまった。

そもそも下上って何なのか?

 

墨田隅田

葛飾区足立区区界を見ると綾瀬駅付近で絡まったコードのようにやたらグネグネしている。これは古隅田川の流路で、中世では住田河と呼ばれていた。

荒川放水路が出来るまでは堀切駅付近で今の隅田川に合流していたので、その上流までが荒川、その下が隅田川と呼ばれていた。

この隅田川の東に隅田村というのがあった。

一方、江戸時代水墨画流行すると、「墨」という字とそれを「ボク」と読むのが粋でブランド価値を持つようになった。

隅田川がカーブしながら先述の古墨田川と合流する場所の外側にあるのが隅田村で、洪水が頻発するので幕府隅田堤という陸の堤防を築造、桜を植えた。桜を植えるのは花見客が大挙して訪れて踏み固められるからである。今も川べりに桜が植樹されるのはこの幕府の知恵に由来する。

するといい景色なので山水画浮世絵が多く作られたが、何しろ「隅」より「墨/ボク」の方がカッコいいもんで、隅田堤じゃなくて「墨堤/ボクテイ」と題されたりした。

その他にも隅田村/隅田川関連のものが「墨田」と呼称されたので、隅田村→隅田町となっていたが住んでる人らは勝手に隅っこよりもイキな方がいいと「墨田町」と書くのが流行し、本所区と向嶋区が合併した際には墨田区となった。

隅田町が町名変更できるようになるとこれもやはり墨田となった。

 

仲宿

中仙道板橋宿は超巨大宿場町で、JR板橋から都営地下鉄板橋本町駅の2.5kmくらいもあり、北から上宿、中宿、下宿下板橋宿/平尾宿)と分かれていた。

鉄道道路時代になると宿場町の記憶は無くなって何が中なんだという事で、仲宿と改称された。

 

台東区

浅草区下谷区合併したのが台東区

下谷はいかにも下に見られてるみたいなので、台地の東、と台頭を兼ねた造語を区名にした。

吉原遊郭とか上野周辺とか山野とか実際にスラムが幾つかあったのが余計にコンプレックスを刺激した。

 

十条上十条

十条と呼ばれる地区には北側上十条村、南側に下十条村という二つの村があった。尚、この当時の上、下というのは京都に近い方が上である江戸北側には中仙道があるので京都に近い方の北が上であって、東海道周辺なら西が上になる。

両村を縦貫する形で日光御成道(別名 岩槻街道)があり、下十条宿という幕府非公認の小さな宿場町があった。今の東十条駅から坂上がったあたりの塾や郵便局があるあたりである

明治になりその十条の西の方に現赤羽線埼京線。開通当時は日本鉄道品川線)の十条駅が出来た。

次に東北本線京浜東北線)にも駅が出来る事になったが、当然、一番栄えている下十条宿に近い場所に設置された。また駅に来れる道もある。だから当然駅名も下十条駅だった。

ところが昭和住居表示町名が変えられるという事になると、下十条が「今は東京駅に近い方が上だからこっちが上十条だ」とか言い出す。

それで町名を押し出された元の上十条は、下はヤダってことで中十条となってしまう。何でだ。

駅の東側の元は十条じゃなかった辺りは東十条となった。

こうして下十条が無くなったのに駅だけ下十条を名乗ってる状態になったので、十条の東だし、東十条に隣接してるってことで改称されて東十条駅になった。

そりゃ下扱いは誰でもイヤなもんだが、下剋上的というか身勝手というか。

 

田園調布

田園調布がある場所はかつて荏原郡調布村だった。

ここを東急電鉄後藤慶太デベロッパが買い上げ高級住宅地田園調布」の分譲を開始、鉄道も開通し、調布駅が設置され、直ぐに田園調布駅に改称される。

「田園」の文字の由来は、ロンドンに視察に行った後藤田舎に住んで都会に鉄道通勤するというゆとりがある生活スタイルに触れて感銘を受けたため。当時のロンドン児童含む超絶ブラック搾取労働や、一晩で数百人が死ぬほどの超絶大気汚染ゴミや糞便に混じって死体流れるテームズ川の超絶河川汚染、多発するスリ強盗殺人林立する売春婦など、文字通りに死ぬほど環境が悪かったために富裕層にこのような生活スタイル流行した。

昭和3年に人口が増えて町制施行されることになったが、調布町とすると京王線沿線調布と被ってしまうので「東調布町」と呼称

だがその僅か五年後には荏原郡自体東京市に編入されて東調布町も消滅。短い命であった。

初めは東急の子会社デベ)が開発した駅前の高級宅地けが田園調布だったが、住居表記施行町名変更が可能になると、元の田園調布の周りの○○沼とかの町も「沼とかヤダ田園調布にしたい」という事になって、全域が田園調布となった。

この為に駅の裏側とか川べりの低地とかあんま高級じゃない田園調布が沢山ある。

2023-02-09

過疎地の維持など金の無駄」という近視眼的論理さらなる苦境を招く

人口の崖を今正に転げ落ちている最中我が国日本でよく聞こえてくるようになったのが

過疎地の維持など金の無駄から都会に集中しろ」というバカげた近視眼的論理だ。

かに、直近ではそれが一番効率的だろう。

地方なんてよほど手厚く保護しない限り、末端から壊死していくんだから

ただ、それで壊死した地域を切り捨てて放置したらどうなるのだろう。

一度壊死して切り捨てた地方再開発するのは、ただ山野を切り開くよりよほど金も時間も人も消費する。

それを想像すらせず、直近の利益のみを考えて「地方など捨てろ」とやってホントに長期的にメリットデメリットを上回るのか?

これから先、人口を一切増やすつもりがないなら、壊死した地方を切り捨ててもいいかもしれないが

経済発展可能性を高める一番の近道はある程度の人口増加だ。

いったん減った人口都市部に集中して地方が壊死した後に人口増加した場合、どうするんだろうか?

人が集まった都会で人口密度高めながらどんどん減っていくパーソナルスペースを甘んじて受け入れるのだろうか?

それとも、地震大国日本さらなる超高層ビルを建てまくるのだろうか?

そうやって大都市圏に集中して、壊死した地方海岸部原発建てれば縮小した安定が得られるかな?

まぁ、人口が増えるにしたってどんなにポジティブ見積もっても1世紀ぐらい先の話なので、

そのころに死んでる俺たちが考える事ではないかな。

anond:20230209160806

先に隣国山野を買われてなければいいがな

2022-02-15

anond:20220215222945

う~ん……

引用するなら主従関係を満たさなきゃ。すなわち、引用する側(君の投稿)が主であり、引用されてる側(山野弘樹のツイート)が従であるような文章を書いてほしいね

君がそのツイート引用して何を主張したいのかが全く見えてこないんだよね。せめて、君がそのツイートを読んで何を感じたのかくらいは書いてくれない?

これは言うべきかどうか悩んでいたのですが、この際なので言います。去年何人かの人に「VTuberというものを観ています」と話した時に、「え、無理かもw」「あー…そういうのなんですね」みたいな反応を割と露骨にする人たちがいました。しかもその人達は日頃「対話大事だ」と主張する人達でした。

https://twitter.com/Ricoeur1913/status/1493438804283199490

山野 弘樹 / Hiroki YAMANO@Ricoeur1913哲学研究しております東京大学大学院日本学術振興会特別研究DC1東京大学RA(UTCP) )。哲学知識イベントに関する情報を発信しています2022年からVTuber研究を始める予定です。実績一覧→http://researchmap.jp/HirokiYamano/ お仕事のご依頼はDMにてお願いいたします。

1ツイートだけにしました🙇

2022-01-28

anond:20220128111746

隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかった。いくばくもなく官を退いた後は、故山、虢略に帰臥し、人と交を絶って、ひたすら詩作に耽った。下吏となって長く膝を俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺そうとしたのであるしかし、文名は容易に揚らず、生活は日を逐うて苦しくなる。李徴は漸く焦躁に駆られて来た。この頃からその容貌も峭刻となり、肉落ち骨秀で、眼光のみ徒に炯々として、曾て進士に登第した頃の豊頬の美少年の俤は、何処に求めようもない。数年の後、貧窮に堪たえず、妻子の衣食のために遂ついに節を屈して、再び東へ赴き、一地方官吏の職を奉ずることになった。一方、これは、己の詩業に半ば絶望したためでもある。曾ての同輩は既に遥はるか高位に進み、彼が昔、鈍物として歯牙にもかけなかったその連中の下命を拝さねばならぬことが、往年の儁才李徴の自尊心を如何に傷つけたかは、想像に難くない。彼は怏々として楽しまず、狂悖の性は愈々抑え難くなった。一年の後、公用で旅に出、汝水のほとりに宿った時、遂に発狂した。或夜半、急に顔色を変えて寝床から起上ると、何か訳の分らぬことを叫びつつそのまま下にとび下りて、闇の中へ駈出した。彼は二度と戻って来なかった。附近山野を捜索しても、何の手掛りもない。その後李徴がどうなったかを知る者は、誰もなかった。でも、細マッチョ巨根から結構モテるんだよね。

2021-12-21

冤罪濃厚や重い病気といった理由で刑執行可能性が実質ゼロ死刑囚一覧

尾田信夫、大濱松三、益永利明、渡辺清藤井政安、

金川一、佐々木哲也、坂口弘大森勝久、山野二郎大城英明神宮雅晴、村松誠一郎、松本美佐雄、

松本健次、陳代偉、何力、堀江守男、高橋和利江東恒、

造田博、林真須美風間博子、池田容之



冤罪だけど法務省がもうあとには引けないから罪が晴れぬまま収監されてる死刑囚マジでめっちゃいる。

知ってる人には常識

2021-10-18

ペルソナ4真犯人が大嫌いだという話

※「ペルソナ4」・「ペルソナ4・ザ・ゴールデン」への大きなネタバレに関する内容しか書いていません。真犯人名前も書いています

プレイ中の方、これからプレイする予定の方はご注意ください。






 ペルソナ4に登場する真犯人キャラクターが、私は嫌いだ。理由もクソもない、普通に殺人犯だし倫理観道徳観も合わないから嫌いなのだ

 だというのに、ファン公式の間では彼を許したり「良い人である」とする風潮があるのがまた気に食わない。

 本当に良い人は殺人なんか犯さないのだ。

 ペルソナ4・ザ・ゴールデンでは真犯人である彼のコミュニティにて、多少は可哀想であるかのような描写があるにはあるし、ラストダンジョンの禍津稲羽市でも多少は彼の境遇が如何なるものだったかが語られる。

 だが、それらの悲しみが他の被害を受けたキャラクター達の悲しみと釣り合うかどうかを考えると、全くの「否」であると私は考えている。

 なぜなら、真犯人である足立透が持っている「悲しみ」というのは、誰もが一様に持っている部分だからだ。

 家庭環境の差、能力の差、他人の身勝手に振り回される理不尽。これらは多少の個人差はあれど、全て誰もが一様にぶつかる壁であり、歯を食いしばって乗り越え、耐えている部分なのだ事実、その辺りはどのキャラであっても似たような局面に遭っていることは、各キャラコミュニティによって描写がされている。

 もし、そういった不幸をただ耐えられなかったするだけなら、「弱かったからだ」と、「強さ」や「弱さ」などの「個人差」で済まされる部分でもあるだろう。

 しかし、ペルソナ4においてだけはそれで済まされたりはしない。許されたりもしない。

 忘れてはいけない。彼はこの「壁」を「殺人理由」として語ったのだ。自分理不尽な目に遭ったから、辛かったから、不幸だったから。それらは「殺人を犯して良い理由」には、決してなりはしない。

 確かに足立透の環境境遇といったものは、多少なりとも可哀想ではあるのかもしれない。

 しかし、しかしなのだ。では、そのストレスの捌け口にされ、理不尽に命を奪われてしまった山野アナ小西早紀は可哀想ではないのか?

 大切な想い人を奪われた花村陽介は?

 大切な家族を奪われた小西尚紀は?

 足立透が生田目を唆したことによって、巻き込まれる形で命を奪われそうになった菜々子ちゃんと、それを追うために事故で大怪我を負った堂島さんは?

 親友を奪われそうになった里中千枝は?

 他、巻き込まれて実際に命を奪われた特別捜査隊の面々は?

 自分から危ない目に遭いに行った直斗は多少別としても、実際に被害に遭った彼らの方がずっとずっと可哀想なのではないのか?

 そしてその一連の流れを見て、被害者達を嘲笑っていた足立透は、本当に「可哀想」か?

 私はどうしてもそこが疑問であるし、釈然としないのである

 メインキャラクターとなる特別捜査隊の面々は、普段の明るさと高校生特有エネルギーによって誤魔化されがちだか、実際のところ「殺人事件に巻き込まれ被害者の会」でもあるのだ。終盤に至っては大切な従姉妹を殺されかけ、それを追って叔父が大怪我を負ったことにより、主人公ですらその被害者の一員となってしまう。

 犯人殺人理由を問うた時、大切な人を奪われ、そして大切な人と自分の命すら奪われかけた面々からすれば、殺人理由を「私が不幸だったせいです」「私を不幸にした周囲が悪いのです」などと宣われてしまえば、「ふざけるな」以外の言葉があるだろうか。

 犯人に対し憤りを覚えこそすれ、共感をするような場面では絶対にないと思うのだが。

 しかし、ファン公式の間ではなぜか共感や許すような雰囲気が漂っており、私個人としては物凄く納得が出来ないところである



※以下、お気持ちポエム

 接客中、説教大好きクレーマーから度々「自分けが不幸とか思わない方がいいですよ」などど言われる時がある。

 いや、知ってるし。今を一生懸命生きてる人間が、色んな人と接する以上、苦労が無いわけが無い。

 それを知らないのは、単なる世間知らずだ。

 誰かに何かをしてもらい、自分のせいで招いた不幸を誰かに精算してもらうことが「当たり前」の、甘ったれだけである

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