はてなキーワード: 牧歌的とは
大谷グローブの運用が大変になる、というのは当然だし教育現場は色々気を揉んでいるだろう。当たり前のことだ。
学校としては寄贈を希望すれば寄付される、ということだけど、これだけ大々的に話題になったものに対して「希望しない」という選択をとるのは難しいだろう。生徒としては普通に考えて納得できないだろうし、生徒以上に怒る保護者がいることも容易に想像できる。生徒や保護者、またあるいは地域の住人を納得させられるだけの理由を説明しなければいけない。いや、する必要はないんだけど、絶対どこかで教員が詰められるだろう。
では寄贈を希望してグローブをもらったとする。今度はグローブの管理運用について考える必要がある。
寄贈の意図、形式からして「ちゃんと使ってもらいたい」感が非常に強いので、ケースに入れて校長室に飾っておくわけにはいくまい。仮にグローブを死蔵していることがバレたら保護者から怒られるからである。「大谷選手の思いを無駄にしている」「せっかくなのにもったいない」「うちの子の可能性を奪った」何でもいい。
じゃあちゃんとグローブを使おうとした場合。ブコメでは「他のグローブとかといっしょに倉庫に入れて使いたいやつが使えば」なんて意見がいくつもあったけどそんなことが実際にできると本当に思っているんだろうか。ほぼ確実に盗まれて終わりだろう。
はてぶの超上級国民様たちは大変牧歌的で平和な小学校生活を謳歌されていたのだろうが、校内で窃盗・物隠しなんてごく当たり前にある現象で俺が小学生だった頃にはAIRMAXの盗難が続いたのでナイキ禁止令だって出た。別に特別治安の悪い地域ではなかったがそんなもんである。
盗まれたり、無くなったりしてそれでいいならいいが、保護者は納得しない。
グラブ3つあるうち、どれか紛失してしまったら即保護者にバレる。
当然保護者は怒る。「大谷グローブですらちゃんと管理できないなら給食費も盗まれて当たり前ですよね」「ちゃんと犯人は見つかったのでしょうか」何でもいい。
じゃあグローブを3つ、誰か教員の監督下において貸し出しの名簿を管理させようという話になる。それぞれグローブに番号をふって、使いたい人は名簿に名前と貸りた時間/返した時間を記入させるようにする。おそらく大体の現場ではこうなるのではないかと思う。別に特定の教員の監督下に置かなくてもよさそうだけど、備品である以上は保守が必要なので責任の所在を明確にするためにもとりあえず名前だけでも定めた方がいいだろう。何かあったらその教員の責任である。ただその教員には何も見返りはない。グローブと名簿の管理という仕事が増えただけだ。仕事が終わってもう帰りたくてもグローブが返却されていないとヤキモキしながら校庭の様子をながめる。
そしてその教員が大谷選手のファンだったとしてもグローブを使用することは許されない。許されるだろうが、リスクが伴う。
「大谷グローブ、生徒を差し置いてファンの教員が使用!!」なんて見出しのニュースになってもおかしく無いし、実際はもっと露悪的な見出しになるだろう。そんな教員はいないだろうけど。
こんな感じで大体学校内部の事情というよりは外部からの目線の内面化による理由がほとんどだろう。
そんな保護者無視すればいいと言うだろうがそんなヤベーやつから担任の教師は少なくとも一年間は逃げることができないのである。そして教員はクレーム処理の職能に特化した人間ではない。そしてそんなクレームに対応して当然の給料を果たしてもらっているのだろうか。日々の業務に追われ、残業時間や持ち帰り仕事の深刻さが問題視されるなかで。
もちろん、寄付を心がら歓迎しありがたく思う学校の方が多いだろう。ただ全国諸手を挙げて嬉しいと思っている、嬉しいと思うべきだ、と思っているならさすがに想像力に問題があると思う。
少し休憩することにした。
だからこれは休憩中に書いているし、急用が入れば中断するかもしれない。
先々週の金曜。
正直そういう人とは思っていなかったので意外だったけど、嫌ではなかった。
大きな案件ひとつが無事に終わり、上司も心の中ではホッとしていたのかもしれない。
二階に上がっていき、案内された席に座る。
適当に料理を頼んでゆっくり食べ、こんなに色々と上司と話をするのは初めてだったかもしれない。
印象深い話は多かったけれど、特に心に残ったのはこんな話だった。
「そういえば2ちゃんって知ってるか?」
何杯かビールをおかわりし、空にすると話題は昨今のネット事情になり、SNSに対する批判、それから昔のネットはもっと牧歌的だったのだと語り、それから上司がポツりとこういったのだった。
「はぁ…確かひろゆきが作ったやつですよね?」
上司は頷き、赤ら顔のまま少し笑った。
「実は俺も昔やってたんだよ」
「えっ!?」
僕自身、2ちゃんという存在はもちろん知っていたが、その内容を見るにしてもまとめサイトからが主で、というか直接2ちゃんを見たことはなかった。
「意外か?」
上司は笑って尋ね、意外ですとねと僕は答えた。
どちらかといえば体育会系の上司がこそこそ2ちゃんをやっている姿は想像できず、
PC自体それほど得意ではないと言っているのを聞いたこともあった。
「昔はクソスレをたくさん作ってたもんだ」
クソスレ…その意味は後に調べてなんとなく知り、僕のポカンとした表情を無視して上司は話を続けた。
「…昔、”5分で100レスついたら好きな子に告白する”ってスレを立てたことがあった」
「どうだったんですか?」
「そういうときだけ妙に団結力があってな、絶対行かないと思ってたけど」
「じゃあ、ついたんですか!?」
上司は頷く。
「告白…本当にしたんですか?」
「したよ。釣りって言われたくねえし、何より冷めるだろ?」
「…ああ」
僕は聞いていいのか迷ったが、それでも気になり酒の勢いにも任せて尋ねた。
「…結果は、どうだったんですか?」
上司は何も答えず、右手をゆっくりテーブルから浮かせ、手の甲を僕に見せつける。
「それが今の嫁さんだ」
かつてのインターネットは今と比べればまだ理性的な空間だった。
そりゃあ中には狂人もいたが、その影響力は限定的で、コミュニティ内の自治で対応できるレベルだった。
今は違う。インターネットは万人に開かれた公共の物になった。自治の及ぶコミュニティは成立せず、狂人どもは自らが公共の場で糞をひり出す様を我々善良なネットユーザーに見せつけては悦に入るようになった。
我々善良なネットユーザーは奴ら狂人どものいわば自慰行為に利用されているのだ。こんなことが続いていいはずがない。
加えて誹謗中傷である。現代において誹謗中傷の根拠が事実に即しているかはもはや二の次三の次になってしまった。狂人どもは自分たちに都合の良い理由を見つけては嬉々として人間を貶めている。
車の運転には免許が必要だ。正しい運転の方法を知らずに公道に出れば誰かの人生を毀損する危険があるからだ。ではネットはどうか? 言葉の力の使い方を知らない狂人どもは野放しにされ、気に入らない人間を言葉の針で刺している。言葉の力が弱かった時代は野放図で良かった。だが今は違う。いつ誰が正当な理由も無しに誹謗中傷に晒されるか分からないのが今の世の中だ。
インターネット免許は更新制が望ましい。10代は所定の年齢から限定的なアクセスを付与、成人以降は3〜5年の更新とし、高齢者に差し掛かる前後で2年に1度の頻度に増やしていく。金融機関の利用など、ネットを経由しないと難しい部分については、それらに対応した限定的なアクセス権を設定するが、ネット空間での発言行為は遮断する。
免許の有無は最終的に就職をはじめとした社会生活上の不利益などに直結するだろうが、狂人どもがもたらす潜在的課題、そしてそれに対応する社会的コストを削減していくためにはやむを得ない不利益と考える。次の時代を生きる人間に求められるのは、情報を検索して集める力ではない。物事が分からない己を認めて受け入れる知的胆力である。
20年以上ネットに浸かって育ってきた自分がこのような考えに至るとはまったく想像していなかった。ネットは常に自由で、社会や政府の監視を受けるべきではないと信じていた。今のインターネットの前には、そのような信条はもはや牧歌的なノスタルジアに過ぎない。
そして当たり前だが、こんなことを書いたって明日からインターネットが免許制になるとはつゆほども思っていない。生きている間にはならない可能性が高いだろう。だが今の状況がこのまま続いていけば、いずれ私の頭に浮かんだような考えの一つ一つがやがてうねりとなり、何らかの形で善良なネットユーザーにふさわしい秩序が敷かれるだろう。
これさあ、実際は「いい学校に行かなくてもいい」だなんて牧歌的なものではなくて
「いい学校に行ける訳がない」若しくは「いい学校に行っても無駄」だと思うんだよ
だって学力は殆どが遺伝で決まって低学歴の親の子にはいくら教育を施したところで無駄だって言われているし
何よりも運良く良い学校に入れたとしても他の学生は山手線圏内住みの上級国民ばっかりで
当たり前のように親から優れた容姿を受け継ぎ海外旅行やブランド物も当たり前のそういう学生ばかりに囲まれて
田舎者は惨めな思いをするだけだって現実がネットを通してとっくに知れ渡っているからね
だから無駄な努力はせず、負の遺伝子を受け継がせないよう子供は産まず、緩やかに滅びるしかないという学習性無力感。
ネイティブ香川民じゃなくて転勤で来た関東地方からの移住者だけど、香川で享受してる文化を挙げておく。
割と多い。もちろん京都・奈良の比じゃないけど、狭い県の割にはあちらこちらに文化財がある。やっぱりなんだかんだで讃岐国は中央に近かったからかな。四国遍路もあるし。
国宝も、建物だけで2件ある。増田の故郷の県は香川県よりずっと広くて人口も多いけど、建造物の国宝がないので、正直羨ましい。近所にある国宝も見に行った。京都や奈良で感じるような、荘厳! という感じではなく、地味な佇まいだったけど、ここで千年近くもの時を閲してきたんだと思うと自然と厳かな気持ちになる。
(追記)丹下健三の香川県庁東館忘れてたわ! 何も知らずに県庁に行ったときに「やたらと作りがオシャレだな???」と思って調べたら重要文化財にもなってる丹下健三作品でビックリした。初めて行ったときには渇水の注意喚起をする垂れ幕がかかっていてそこにインパクトを感じたんだけど、もっと建物自体を堪能すべきだった。
香川で外せないのはやはり金毘羅さん。参詣道にずらっと土産物屋が軒を連ね、色んな年代の奉納記録に出迎えられ、途中に戦後の掃海で殉職した人たちの顕彰碑があったりする。そっか、金毘羅さんって海の守り神だもんな。参道の途中にある表書院には円山応挙の作品もある! 応挙をじっくり見られるのは非常に嬉しい。そして奥社まで歩くとなかなかの運動になるし、何より奥社でしか売ってない限定お守りなんかもあるんで、ぜひチャレンジしてみてほしい。
屋島寺もいいよ。建物がすごい立派なのでそれだけでももう見る価値があるんだけど、宝物殿が地味に充実してて、立派な展示品に目を奪われてしまう。それに屋嶋城っていう、天智天皇の時代に作られた山城も残ってて、地味に観光地としてのポテンシャルが高いんだよな(屋島といえば那須与一、と思うかもしれないけど、古戦場がまったく古戦場感しないので……)。
あと、津嶋神社もレア度が高くてよい。沖に浮かぶ小さな島に作られた神社で、年に1度の夏季大祭(ちょうど今日だった! 忘れてたわ!)の日にだけ橋を渡って行くことができる。年に1度しか買えないお守りなので非常にレアだし、何よりその日だけは予讃線に臨時駅「津島ノ宮駅」が設置され、小さいお子さんを連れた親御さんと鉄道が大好きな大きいお友達がパシャパシャ写真撮影しまくっている。もちろん増田も撮影したよ! ミーハーだからね! 子供の健康と成長の守り神だから子供たちがいっぱいお参りに来ていてほっこりした気分になるし、海の上に架けられた橋を渡って参拝するという体験がもうたまらないよね。
(追記)お遍路さんもいいよね。白い衣装着てお経唱えてる姿を見ると、信仰が生きてるなぁって思って感動する。増田は信仰心薄いからお参りできれば満足なので……
香川県は、江戸時代、高松と丸亀にそれぞれ大名が封じられていた。なので高松と丸亀のそれぞれに当時の藩主の遺産がある。江戸まわりは天領のほかは小さい旗本領とかそういうのばっかりだったから、こういう「数万~十数万石の地方領主のお膝元」は逆に味わえないんよね。
高松の名物はなんといっても栗林公園。松平家のお殿様(水戸徳川家の親戚)が作らせた壮大な和風庭園で、「ザ・和風庭園!」って感じの景色が素晴らしい。秋ごろに行われる夜間ライトアップは絶景と言うしかない。園内にある掬月亭っていう茶屋には抹茶代を払えば入れるんだけど、ゆったりした畳の間で抹茶を飲んで菓子をかじりながら庭園を眺める時間は幸せ。あと、予約すれば手こぎの舟で園内の池を巡れるらしいので、優雅な殿様気分にひたりたい人はぜひやってみよう。園内の土産物屋が充実してるのもいい。「どうだ明るくなつたろう」グッズも置いてあるよ!(あれを描いた絵師は香川出身らしい。知らなかった)
丸亀城は……うん、遠くから見るとすごい立派だね! 松山城とか、他の天守閣と比べて明らかにサイズが小さいというか「大きめの納屋か?」という感じ。でも、よくよく考えたら香川県西部っていう狭い地域を統治してた藩の拠点なんだからこのくらいが適正サイズなんだろうな。全国各地にあったはずの小藩のリアルを今に残す貴重な建築だと思う。あとマジで実際のサイズと遠くから見たときの雄大さのギャップがすごいのでああいうトリックアートじみた建築を作れた江戸時代の職人さんすごい。登城しなけりゃ立派な城に見えるもんなマジで。
気軽に行ける離島が多い。そして離島にはそれぞれ独自の文化や趣がある。八十八ヶ所巡礼の島ver.ってのがあって、小さな島でもいくつもの寺が残ってたりする。これまで行った島で良かったのは以下。
次は小豆島に行ってみようと思ってる。地味に『からかい上手の高木さん』の聖地でもあるんだよね。楽しみ。あと離島が点在する瀬戸内海の景色美しすぎる。日本のアドリア海だろマジで。
意外と充実してる。香川県立ミュージアムは香川史に関する展示をわかりやすく纏めてくれてて満足度が割と高い。廃藩置県の時期に一時期愛媛県に併合されてたけど独立運動を繰り広げて置県を勝ち取ったあたりは溢れんばかりのパトスを感じられる。県庁、松山だったのか……そりゃ独立したいよな、四国の反対側だもん。高松市美術館はなぜか上田薫に力を入れていてよく展示している。デュシャンやらポロックやらはちっとも良さがわからん、という増田みたいな層にも魅力が伝わる絶妙なチョイスで良い。観音寺の道の駅には「世界のコイン館」という展示と大平正芳(香川選出なんだね。知らなかった)に関する展示が両方あって、世界各地のコインや日本の貨幣史を堪能したあと戦後自民党史が学べるという構成になっている。カネの意味が違ってくるでしょうが!
そして「四国村」は絶対に外せない。屋島にあるんだけど、四国各地から伝統的な民家とか農業用の小屋とかを移築してきてて、ぐるりと巡ることで四国各地の文化を体感することができる。一口に四国といっても、山岳部から沿岸部まで色々あって、それぞれの風土や生業に適した家屋の形があるんだな、という当たり前の学びをほんの数時間で得ることができるので、民俗文化とかが好きなら絶対に行くべき。
(追記)四国水族館のこと忘れてた。やっぱり地方の水族館はその土地の魚を展示してなんぼなところがあるけど、四国水族館は地元の魚の展示&解説が充実してるから好き。具体的には滋賀県立琵琶湖博物館の次くらいに好き。アカメの水槽はインパクトあるよね。こんなでかい魚が日本の河川に棲んでるのか……。あと琴平にある「金陵の郷」もいい。金陵っていう香川では有名な酒蔵が運営してるんだけど、日本酒の製造工程を原寸大の人形で再現してあって実質的に日本酒博物館。金毘羅参詣の帰りにふらっと寄って日本酒の歴史や製法について勉強したうえで美味い酒を直営価格で買ったり日本酒グッズを物色したりするの、最高ですよ。日本酒をあしらったマスキングテープ買っちった。
やっぱり何といっても瀬戸内国際芸術祭だろう。去年が開催年だったので増田も行ってみたけど、こんな小さな島にこんなに人が??? って感じになる。残念ながら増田にはあんまり魅力のわからない芸術作品もそれなりにあるんだけど、少なくともそれらが地元に根づいているのは感じ取れるし、国外からもアーティスト呼んできてるのは率直にすごいと思うんだ。外人さんもそれなりに見るしな……
オタク文化でいうと、上で書いたように小豆島が『からかい上手の高木さん』の聖地になってるほか、観音寺が『結城友奈は勇者である』の聖地なので、観音寺の観光案内所に行くとゆゆゆのパンフがもらえるしゆゆゆの絵が描かれた自販機もある。え? TVでアニメは見れるのかって? 聞かないでください……(『プリキュア』『鬼滅の刃』『進撃の巨人』『水星の魔女』は見れたよ!)。アニメ映画もなかなかやってないことがあるし、『プリンセス・プリンシパル』はわざわざ岡山まで見に行ったからね俺。あとやっぱり「仕事帰りにあの映画見てみるか」みたいなのは難しい。どうしても「今度の休日にイオンモールで映画見よう」になっちゃって、「空いた時間で試しに見てみる」的行動が取れなくなったから鑑賞本数は減った。
まあ……これは東京・大阪並を求めるのは無理ですわ。岡山と比べても明らかに書店の規模がショボい。書店めぐりはできるけど、池袋のジュンク堂みたいな大型書店めぐりは不可能。東京・大阪なら確実に置いてあって岡山でもたまに置いてあるあのシリーズが置いてないのか~! みたいなのがあるから、マイナーな本は諦めるしかない。もちろん売れ筋の本とか有名どころのシリーズを読む分にはなんも不自由はないわけだけど。
でもジュンク堂みたいな東京のチェーンよりも宮脇書店っていう地元チェーンの方が強いのは文化を感じる。ブックカバーのデザインと紙質はすごい好みだけど、文庫・新書のブックカバーは上下が固定されてない形式のやつだから、ハードカバーや選書を買うときは宮脇書店に行って文庫・新書が欲しいときはジュンク堂とか他の店に行ってる。宮脇書店は車がないと厳しい総本店と高松の市街地のド真ん中にある本店(いちおうビルがまるごと書店になってる)があるけど、総本店はまだ行ったことないんだよな。やっぱり総本店だと大都市顔負けの品揃えだったりするのかしらん。
あと、高松のアニメイト、ラノベのシュリンクが全ての本にかかってるわけじゃなくてすげえ牧歌的。まさかアニメイトでラノベを立ち読みして買うかどうか判断できるとは思ってなかった。東京だとそんな性善説運用は無理でギッチギチにシュリンクかけちゃうからなぁ。
(追記)ルヌガンガ、知らなかった! ありがとう! あと宮脇書店について書き忘れてたけど、地元チェーンだけあって香川や四国・岡山に関する書籍がものすごい豊富だし、県内のたいていの街に支店があるのもありがたい。香川の文化を支えてる企業だと思う。品揃えについて補足すると、本当に普通の読書ライフを送る上ではまったく支障はないよ! Y出版社から出てる◯◯学のガチ学術書シリーズが置いてない、とか、F社から出てる△△学のブックレットが見当たらない、とか、ぎゃああああ国内の××方言に関する本が2冊しかないじゃんジュンク堂書店池袋本店ならダース単位で置いてあるのに! とか、T大学出版会やH大学出版局の最新刊をちっとも見ないな……とか、そういう話だから。
ご飯はやっぱり、うどん! あちこちにお店があって楽しいし、セルフサービスの店に入ったらうどん玉を湯がくのも客がやるタイプの店で「セルフってそういう……」となったりした。あと釜揚げ専門店以外では釜揚げうどんを頼むべきではないという暗黙の掟もある(調理に時間がかかって他の客を待たせるので)。ただし基本的に地元民向けのファーストフードなのでまったく旅行者には向いてない。
旅行者向けなのは、むしろアレだろ、骨付鳥とかそういうのだろ。骨付鳥はやっぱり丸亀に本店がある「一鶴」。もちろん丸亀以外にも支店はあるけど、まあ一度は丸亀の本店に行っておきたいよね。鶏は雛が柔らかくてオススメ。ビール飲みながら骨付鳥食って、シメに鶏めしを食うのが最高。一鶴の鶏めしはマジで美味いから香川に行ったら絶対食ってくれレベル。一鶴以外にも骨付鳥の店は色々あるので、好きな店を開拓してみるのも楽しいぞ!
他にも、高松駅にある地元民向けの立ち食い寿司屋とか、三豊のラビオリ餃子屋とか(モチモチで超美味い。冷凍のやつを通販もしてるらしいよ)、香川産の食材を使った定食をお手頃価格で食べられるまいしょく家っていうローカルチェーンとか、色々美味しいお店があるので、ぜひ香川ごはんを味わってほしい。
そしてカフェ。香川県でカフェめぐりをしたらもう東京のカフェになんて入る気が起きなくなる。広々とした店内で好きに席を選べるスタバなんて初めて入ったわ……(丸亀のスタバは市民交流センターも兼ねてるから店内に本棚があって自由に本を取って読めるんだよな。最高かよ)。店主にとっては嬉しくないかもしれないけど、香川県の人口が「カフェが複数ある」「混んでない」を両立できる最適の人口規模なんじゃねーの感もあるな。あちこちに落ち着いて座れるオシャレな喫茶店がいくつもあって嬉しい。あと高松の商店街には和菓子屋さんが何軒もあって、そこの喫茶コーナーは和な甘味を堪能できてとてもよい。
イチオシは高松の片原町商店街にある「了見」。センスの良い家具が飾られた落ち着いた雰囲気の店内で窓際から商店街の行き来を見下ろしながらお茶が楽しめる。お茶も、ポットで出てくる紅茶以外に、県内産の緑茶を冷やしたガラス製の急須に入れて出してくれたり、県内産の緑茶を使ったソーダがあったり、と、独自メニューが色々あって飽きないし、スイーツも美味しい。そして特に混んでないので長居しても怒られない! 東京とか札幌だったらこんな店並ばないと座れず時間制限とかかかるだろ絶対。こんな良い店でのんびりできるんだから、やっぱ地方都市は住みやすいわ~。東京は人多すぎやきん、落ち着いて座れないんよ~。
とりあえず、東京暮らしが長い関東出身者だけど、香川の文化を堪能してるよ、というお話でした。やっぱり東京のメリットは集積にあるから、マニアックな本がいっぱい並んでる大型書店に毎週通いたい! とか、東京国立博物館と国立科学博物館と国立西洋美術館を全部めぐりたい! とか、マイナー映画を劇場で見たい! とかの逸般的な文化的ニーズに応えるのは東京の方が上。仕事帰りにちょっと立ち寄る、みたいな気軽な消費もしやすいし。でも、忙しなかったり混雑してるのは嫌だ、ほどほどにのんびり文化を享受したい、というなら、香川くらいの地方がちょうどいいんじゃないかなぁ、と思うのですよ、はい。
(追記)住み心地でいうなら、「雨が少ない」。これ。マジで水害がほぼ絶無。去年関東が台風で大騒ぎになってたときも特に被害はなく「あ、なんか大雨降って早明浦ダム埋まったわw」くらいの感じだった(被災地の人には申し訳ないが)。もちろん雨が少ないから常に渇水の危機はあって、一昔前は一般人も取水制限とか受けてたらしいんだけど、少なくとも増田は住んでて水に困ったことはない。「水を節約してください!」っていう行政からのお知らせは色々来るけどね。雪も降らないから滑って転んでタブレットを台無しにしたりしないので、気候で言うなら多分岡山の次くらいに住みやすいのが香川なんじゃなかろうか(岡山は水あるからね……)。
イタリアはローマ時代に遡る美しい建物がクソほどあるけどし その街並みは世界に名を馳せるけどさあ
それに比べて日本はまあ美しい寺はあるよ でもそれだけ
ほとんどの日本の都市は灰色の醜いプラスチック製キューブが乱雑に詰められたような汚物よ
そこら中に無数の電線あるしな
↑これ 西洋人が日本に対してアニメに描かれてるような牧歌的な景色を想像してるの謎
いやいや、効率性しか意識してないクソ醜くてディストピア的なコンクリート地獄のような景観だから
グーグルマップで適当に日本の街並み見てみ? 風情のかけらもねえから
まあすごい建物も中にはあるよでも景観についてはヨーロッパの国ならどこでも日本笑えるレベルだと思う
確かに一時期、結婚している場合の出生率は過去と比べて大きく下がってなかった。
だから、結婚しないことが少子化の原因だ、結婚さえしたらちゃんと子供を産むという説が強かったんだけど、あれ、実は平均結婚年齢の上昇によって既婚者の出産がドップラー効果のように「詰まる」効果などをちゃんと調整してなかったからそう見えていた面があって、現在では結婚している人の出産数も落ちてきている。
結婚している人というのは概して言うとそれなりには所得があるわけで、そういった層でも少子化が進んでいるという、これまで以上によろしくない現実が見えてきたわけだ。
あるいは、若者の所得を増やせば結婚するようになりそうすれば子供も増えるだろう、といった牧歌的な見方は通用しない可能性も出てきたということでもある。
まあぶっちゃけ、結婚や出産を考える際にはお金の問題はあくまで考慮する一つにしか過ぎない、核家族化で親の手助けが得られにくいことの影響などが大きい、それを金銭インセンティブでどうにかしようとしても土台無理ゲーという現実にどう立ち向かうかだよな。
「それだけ部活頑張ってもプロになれないですよね?部活そんな頑張る意味あんの?」
が物凄い勢いで跳ね返ってきて顔面にダイレクトヒットしてしまう
さらに「チームプレーを学んだ」とか「リーダーシップが〜」とかいうプロになれない部活民がよく使う苦しい言い訳すらコミュ障系シングルプレイゲー好き帰宅部ゲーマーには使えず防御力ゼロの状態でその火の玉ストレートを喰らうことになり、「えへへ、そうっすね」としか言えず再起はほぼ不可能
頼む!
「こんなげーむにまじになっちゃってどうするの」が本質だった牧歌的なゲームの世界にプロの概念やスポーツの論理を持ち込まないでくれぇぇぇ
ワイがどんどん惨めになるぅぅぅ
友人に招待してもらって先日Blueskyに登録してみた。
本当に居心地が良い。
ツイッターは常に誰かが誰かを攻撃してる様子が流れてきて、いつからか本当にアプリ開くのが億劫になってしまった。
ただBlueskyは今のところ平和でTLの流れも激しくなく、参加者がほぼリテラシーが高い人間で固められているため平和。
ずっとこのままBlueskyには優しい空間であって欲しい。
ただツイッターだと攻撃性の高いツイートが流れてくる代償として最新のニュースにすぐキャッチアップできていたんだけど、Blueskyの今のところの問題点としてニュースなど時事性の高いコンテンツに遭遇できない。