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はてなキーワード: モノローグとは

2023-05-29

anond:20230529185952

全て個人差だと思うが、自分場合の話。

文字文章になっていれば標準以上になんでも理解できるから童話小説はむしろ好んで読む。セリフモノローグちゃん説明されていれば、漫画でもOK

ドラマアニメ配信字幕機能のおかげで近年とても楽しめるようになった。

現実人間関係や会話や出来事は、文字じゃなくて口頭の会話を聞き取らなきゃいけない上に、説明文になっているわけでもないので、読み取れない。会話として上がってくればまだマシで、そもそも誰も口に出さな場合どこにも読むべきものがないから、マジでからない。

なまじ文章化した物語であればわかるので、その場で読み取れなかったものを後日自分文章化して理解できちゃうから自分が読み取れてなかった情報(いわゆる空気って奴)や空気が読めてなかった故にやっちゃった歓迎されない行動を思い出してのたうち回ることになる。

2023-05-25

anond:20230524222248

エロからSQL検索してみた

亡国のクルティザンヌ

仮面のセカイ

偽骸のアルルーナ

僧房カンタレラ

円卓のレスレクシオン

円環のメモーリア

冥契のルペルカリ

冬色のマフラー

創刻のアテリア

創神のアルスマグナ

双空のシャクティ

地球メルクマール

夏空のペルセウス

夏空のモノローグ

夏色のエプロン

夏色のコワレモノ

夏色のコントラスト

夕凪スノードロップ

夕刻のペルセウス

夢幻ゼロ

夢限のヤミ

天冥のコンキスタ

天壊のアルカディア

天海メッセージボトル

天空シンフォニア

天翼のアスクレイン

太陽のオルゴオル

太陽のプロミア

娼館エミリー

学校のセイイキ

密室サクリファイス

封印エリザ

封緘のグラセス

屈辱カレン

帝都ユリ

幻影のゴーストビル

幻月パンドオラ

幽境のアステール

廃忘のガゼボ

彩管のアパシーキネマ

彼女キモチ

彼女のセイイキ

彼方のトケイ

忘却のカナタ

恋情のファントム

悠久のカンパネラ

愛慾のエプロン

戦乱のヘキサ

戦律のストラタス

敗北のアークカルミア

断罪のエルミア

星彩レゾナンス

星逢のプリズムギア

最弱のムートンブルージュ

月光アドニス

月影のシミュラク

朝凪アクアノーツ

椿色のプリジオーネ

欠月のラプソディー

正義のキヅナ

永遠のメルディラージェ

流星のアーカディア

海空のフラグメンツ

涙声のギニヨル

淫紋のクロスロード

淫魔のトラップアイランド

深淵のイクスフィリア

深淵ラビリントス

深淵レコンキスタ

溶鉄のマルフーシャ

灰色アルカディア

灰鷹のサイケデリカ

灼眼のシャナ

無形のドルドナ

王国ソウルスミス

痴漢ライセンス

白銀のイクシア

監獄ダークエルフ

破滅のマルス

神父のオシゴト

福音のアパス

秘密ヌードデッサン

穢翼のユースティア

穹窿のアルフヘイム

籠庭のクックロビン

粘獄のリーゼ

精霊ディストピア

純白のワスレナグサ

終奏のオーグメント

終末のメシア

終極のヨル

聖剣のフェアリース

色染のカドエイ

蒼撃のイェーガー

蒼穹のファフナー

薄明のアジール

虚空のバロック

虜辱のディレンマ

記夢のセカイ

軋轢イデオローグ

迷宮マリオネット

迷宮ユグドラシル

追奏のオーグメント

鈍色のバタフライ

鈴夏のメロディー

銀色オーブ

鋼心のオルトロス

閃紅のアリエス

閃鋼のクラリアス

闇色のスノードロップ

陥落のソーサリア

雨恋のキセツ

雪色のカルテ

雲上のフェアリーテイル

霧上のエラスムス

霽月のアフターキネマ

青色のエピタ

風色のロマンス

魔女デリバリーヘルス

魔法パレット

鯨神のティアスティ

鳥籠のアストライア

鳥籠のマリアージュ

黄昏シンセミア

黄昏フォルクローレ

黒蝶のサイケデリカ

2023-05-06

[] 『刃ノ眼』の魅力を言語化してみる

すごい久々にここで書くなあ。


少年ジャンプ+には「インディーズ連載作品」というカテゴリがあり、いわく「ジャンプルーキー!」というアマチュア向け漫画投稿サイトの「連載争奪ランキング」で人気の作品が連載されるらしい。はてなでも人気の『ラーメン赤猫』なども、元はこのカテゴリ作品だったけ?

そんなカテゴリ最近始まったのが『刃ノ眼』である。他のインディーズ連載作と比べて明らかに“ローコスト”な絵、読んでいるだけで“むず痒い”作風一見すると「これがジャンプルーキー!で人気なのか?」と思ってしまうほど。絵は自分でも描けそう、ストーリー設定も目新しさを感じない。しかし本作には“独特な魅力”がある、と私は思う。

本格的な“中ニ病が描いた漫画っぽさ”

本作の魅力を一言で表すなら、「全体に漂う“中ニ病が描いた漫画っぽさ”」にある。これは「中ニ病にウケそうな漫画」という意味ではない。それだったら、より実力も知名度もあるクリエイターたちによる既出作品の方が圧倒的に面白いだろう。『刃の眼』は、そういった既出作品を嗜んできた思春期若者が、自分ノートに思うまま書き連ねたような“青臭さという概念”を希釈なく形にしているといえる(漫画としての体裁は整えつつも)。

まず、全体的に“作り手の照れ”を感じさせない。主人公性格言動能力はどれも中ニ病イズムに溢れているが、それを「これはさすがにアレかな」とか、「このあたりで帳尻合わせとくか」みたいな自重ほとんど感じられない。しかし、ここで下手に照れてしまうと、かえって凡庸作品になってしまうだろう。

次に“絶妙に絵がローコスト”なこと。お世辞にも美麗とはいえない絵だが、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)は分かるし、構図とかは意外とちゃんとしている。

更に“ボキャブラリーが多くない”ことで読みやすくなっている。中ニ病といえば、難解な漢字や無理な当て字を多用するイメージがあるが、そういうステレオタイプを抜きにすれば中二病の語彙力はあくまで中ニレベル。そんなに凝った言い回し言葉選びはしないのだ。

次の項目からは本作の1話感想と合わせて、その“っぽさ”を語っていく。

1話だけでも分かる魅力

1ページ眼は、“自分は異常だ”と、“何か特別な力”を持っていると語る主人公モノローグから始まる。理想的スタートダッシュといえよう。

そして、次から早速その力に目覚めた主人公の、ありがちな能力説明から能力に目覚めるまでの激的なエピソードなんてものはなく、「主人公は、刃を生み出せる眼を持ってます」というタイトル回収をさっさと済ませる。最初から飛ばしすぎかと思われるかもしれないが、これは作者の中で「主人公は刃を生み出す能力を持っている」というのが大前提にあり、それを描きたい欲求が先にあるからだろう。そのために起承転結とか序破急とか、丁寧な構成をやろうとすると描いてる側が楽しくない。


次に主人公戦闘狂に目覚めた際のエピソード能力に目覚めたとき特にエピソードがないのに、こっちには用意されている。作品説明には「ある事件きっかけに自分戦闘狂だと気づいた彼女」と書いているが、それほど大したエピソードではなく、主人公学生同士の喧嘩を見て思わずくそ笑むだけ。

だが、そこで笑っている主人公に対し、クラスメートが「恐い」とわざわざ言っていることがポイント喧嘩興味本位で見ている輩なんて実際いてもおかしくないが、ここで第三者に「恐い」と言わせることで主人公の異常性に説得力を持たせたい……という意図が見えることが面白い(そんな主人公性質を「戦闘狂」という表現に収めるボキャブラリーも含めて)。


そして、ここからが本作のスゴさを実感する展開で、なんと主人公はいきなり空手道場に通い、しかも2ヶ月でマスターしてしまう。そんな主人公を見て、「天才」だとか「ダイヤの原石」と月並み感想を述べる師範。そんな師範を尻目に、今日限りで道場に通うのをやめる主人公。そんな調子で、その他の武道マスターしていく主人公。当然、これは主人公の異常性をより際立たせるための一幕であり、その後の戦闘シーンに多少の説得力を持たせるための下地作りでもある。

そこから主人公自分の求める戦いのために研鑽を積んでいき、自分自身で「完成した」と実感するに至る。それはいいのだが、後のエピソード主人公と同様の能力者が出てくるあたりで詰めの甘さが垣間見えるのもポイント。その能力者は主人公の知らない能力の使い方をするのだが、実際は大して意外性のない使い方。小さい頃から能力に目覚め、戦闘の才能もあり、それなりに修行もしてきた主人公がこれくらい独学で身につけられないのは如何なものか、「1話でお前“完成した”とか言ってたのに何なの?」と思われるかもしれないが、これにも理由がある。

主人公空手を学ぶ場面で、相手のやってる技を数回見ただけで完コピできることを語っているのだ。つまり、これは「主人公相手の出す能力を全ていなした挙句自分のものにしてしまう展開」をやるためだろう。筆者がこれを書いている時点では、まだその展開になるかは知らないが憶測に基づいた状況証拠は揃っている。


そして準備万端となったところで、主人公の初死闘。身元を隠すために狐の仮面マントっていうのが、もうね。そして嬉々として闘いに身を投じる主人公。絵がローコストから「『こいつ、やべえぜ』って思わせたいんだろうな」って俯瞰してみてしまう。

銃に対処するシーンも理屈けがシンプル。誰しも「自分だったら銃相手には、こう対処してやる」って想像をしがちだが、まさにそんな感じ。そんなこんなで無双しまくり、2年後には有名な戦闘狂として君臨していましたとさ。これで1話


「私には超自然的な、特別な力があります」 ⇒ 「私の性格は異常です」 ⇒ 「私には並外れた才能があります」 ⇒ 「そんな私にふさわしいステージがあります」というのを自重せず、1話内に凝縮させている。でも読みやすい(人によっては読んでて居た堪れなくなるかもしれないが)。

このストーリー構成と設定で、お世辞にも綺麗とはいえない絵で描かれた漫画。そんな漫画ジャンプ+で読める。この体験含めてスゴいと思ってしまう。遠まわしな貶し記事と思われるかもしれないけれども、本心からこの『刃ノ眼』はスゴいと思っている。誰にでも描けそうにみえて、誰にも描けそうにない。あえて表現するなら「未完成であるが故に完成された」作品だと思う。作者がどこまで意識的にこの作品を描いているか知らないけれども、天然ならスゴいし、意図的ならそれはそれでスゴい。

2023-05-05

anond:20230505215116

そもそも原作雰囲気をよく再現してるから評価」するのはオタクであって評論家じゃないでしょ

んで鬼滅はどう見てもオタク向け

オタク向け作品たまたま一般にも当たっただけ

オタク向けだから原作そのまんまにしなきゃいけなくて、クッソ長いモノローグも全部声優に喋らせてテンポ悪い(これはオタク間でも割と言われてる)のに

原作通りだからオタクには高評価

アニメという媒体に合わせて台詞短く変えたりしたらオタクに叩かれるから

一般は誰も気にしないだろうけど

2023-05-03

[]村づくりゲームnpcが生身の人間しか思えない コミカライズ

増田ステマダイマ?)されまくってたから読んでみた

おれたちのたたかいはこれからだEND

読んだ後原作みて見たら、マンガ打ち切りをふまえてか、ラストだけ原作と流れを変えたんだなってのがわかった

打ち切りになった理由はいろいろ考えられる

一応ヒロイン複数いてハーレムチックな要素もあったしブラコン妹みたいなのとかもあったけど、

やっぱりお色気がほぼなかったりハーレム要素も薄かったり、絵柄が萌え系じゃなかったりであんまり受けなかったのが一番大きいんだろうなあと

(むろんそれらをただ入れれば万事解決というものでもないことはわかってはいるけど)

展開もあからさまにわかやすい俺TUEEじゃなくていまいちカタルシスを得にくいし

(TUEE能力を使うためのしばりがキツすぎて、基本ただ作中内のゲームを見てモノローグでひとりごちるって場面が多すぎ。

 ただ見てるだけってのはすでに読者がやってることであって作中でそれやられたらさらに上位次元の読者はもっとまらない)

絵は決して下手ってわけじゃないんだけど、外連味とか色気が足りないのが否めない

あと重要キャラ幼女いまいちかわいくない・・・この絵柄で幼女を書きなれてないんだなってのは感じた

あとはやっぱり物語スケールがすごく小さいままってのも残念なポイントだったと思う

村づくりと村を守ろうってのだけだとやっぱりものすごくこじんまりとしていて、どうしてもカタルシスを得にくかった

うたわれ無印でいうと最初の村関連の戦い・話だけで話が終わる(閉じている)ような感じ

「これが普通ゲームなら場面が切り替わって村に一瞬で戻ってるんだろうけどこのゲームではそうならない」みたいなモノローグあったけど、

まさにそれなんだよな

マンガ全体がそんな感じで、細かい描写が多すぎる

作者の書き終わったブログみたら、引き延ばし要素排除して必要最小限の要素のみで構成してるってあったけど、

たぶんマンガにするにはさら排除するか、もっと構成を考えて変えた方がよかったんだと思う


原作を丁寧に追ってるから地味でダイナミックさが足りない感じのコミカライズになってる気がした

あと主人公無難な真面目男だからまらないってのもあると思った

主人公聖人って設定だとおっさんケインがぱっと浮かぶけど、あっちはそれを補うようにぐいぐい引っ張るキャラ別にたからよかったんだなと

真面目な男だけだと不快さはないけど面白くするのも難しいんだなと

2023-04-14

anond:20230414134641

たぶん「チェーザレ」が好きで「チ」に影響された。あるいは「チ」っぽいのを作れと編集に言われたのか、とりあえず似てると思う。

それは悪いことじゃないんだけど、チェーザレとチという最高の教材があるのにそれをちゃんと参考にできていない。

2話まで読んで思うのは話がのっぺりしてるということ。

まずトトがなんで物凄い人を救いたくて人体のことを知りたいのか?という動機がない。

苦しんでる人を助けたいというのは分かるが虐められて親から罵倒されてそれでもやりたい!というエピソードがないから読んでて??となる。

あとのっぺりしてる理由ダビンチが動かないからだと思う。作中でダビンチはトトに「語る」だけで何もしていない。

例えば、腕をつなぎ合わせる場面でダビンチの見せ場を作ってそこでトトに「何者だこの人は!?」と思わせればトトがダビンチに惹かれる理由も描けるしダビンチの凄さも伝わる。

なんでモノローグで終わらせたのか。

とにかく他にあれもこれも気になる。全部言わないけど、要するに見せ方が下手なのだ

俺なら1話冒頭で死体を掘り起こしていたんだから、半分腐った死体を解剖するシーンから話を始める。ほかの人も言ってるが読者はグロテスクで汚いものも見たいのだ。

死体を解剖しながらトトの恐怖・後悔・好奇心いろいろ混ざった表情を読者に見せる。

ダビンチは余裕の表情でトトを軽くいたぶりながら博覧強記知識でトトを圧倒する…みたいな。

BL的にもこういう言葉攻め効果的ではないんだろうか。

二人は腐った心臓や肺を愛おしそうに眺める。読者からするとただのホラーな場面なんだけど登場人物たちには貴重な観察の機会だ。

こうやって読者とキャラの心情にわざと距離を作って引き込ませる。

結論としては題材は良い。話も丁寧。だけど工夫が足りない過ぎるという感想になるだろうか。

読者があなた作品を読んでくれるのは当たり前 なんて思ってはいけないのである。1ページ、1コマでも読者を分かりやすく楽しませる工夫が必要でそれがなければ読んでくれる人はいなくなる。

2023-03-15

anond:20230315005355

塩沢兼人さんのようなナルシストボイスを練習するには、自己愛的な台詞モノローグがふさわしいでしょう。以下にいくつか例を挙げてみます

「私がこの世界支配する日は、もうすぐそこまで来ている。人々は私の名を呼ぶために生まれてきたのだ。」

「私の美しさは、あなたたちが理解することはできないだろう。でもそれは、私の問題じゃないわ。」

「私は完璧存在。私の周りには、常に美しいものがある。あなたたちが見たこともないような、素晴らしいものがね。」

「私には、すべてが許される。私が望むものは何でも手に入れられる。だって、私が誰だか知っている人たちは、みんな私に従うのだから。」

これらの台詞練習することで、塩沢兼人さんのようなナルシストボイスを身につけることができるかもしれません。ただし、これらの台詞フィクションキャラクターが話すものであり、現実人物がそのような言動をすることは望ましくありません。練習の際は、適切な範囲内で楽しみ、常識的な行動を心がけるようにしましょう。

2023-02-18

anond:20230218105250

第一話:死と生の出会い

[場面]

夜の公園。ベンチに座る増田

増田モノローグ

増田独り言を言っている)

増田:「ああ、やっぱり1人はつまらないなあ。ここにいても特にすることがないし。そろそろ帰るか。」

増田が席を立つと、急にヴァンパイアが現れる]

増田台詞

増田:「え、どうしたんですか?」

ヴァンパイア台詞

ヴァンパイア:「すみません、急なことなのですが、あなたの血を頂戴してもよろしいでしょうか?」

増田台詞

増田:「えっ、何言ってるんですか?」

ヴァンパイア台詞

ヴァンパイア:「私はヴァンパイアです。あなたの血を吸わせていただくことで、あなた眷属にするつもりです。」

増田台詞

増田:「なんだ、冗談か。帰るぞ。」

ヴァンパイア台詞

ヴァンパイア:「冗談ではありません。でも、私はあなたを殺しません。私たちは、仲良く生きていくことができます。」

増田台詞

増田:「あんた、本気なんだね。でも、こんなことで命を奪われるのはイヤだ。」

ヴァンパイア台詞

ヴァンパイア:「もう一度お願いします。あなた眷属にしたいのです。」

増田台詞

増田:「……分かったよ。」

ヴァンパイア増田の首筋に噛みつく]

増田の痛がる表情が見られる]

増田が眠ってしまい、ヴァンパイアが立ち上がる]

ヴァンパイアモノローグ

ヴァンパイア:「これであなたも私の眷属になったわね。」

カット

[シーンチェンジ

[場面]

2023-02-02

ぼっちちゃん? 古見さん? いやいや、ぼっちキャラの代表格と言えば…

チャーリーブラウンでしょ。

Peanutsコミックストリップで、チャーリー(いちおう主役)の話のうち6割ぐらいはぼっちぼやきモノローグじゃね? (残りのうち3割はスヌーピーに餌をやっている)

2023-01-22

レス主婦漫画気持ち悪さ

主婦側のレス漫画(男性相手にしてくれない)を読んでるので感想書いてく。かなり中傷してるので具体的な作品名は伏せます。ちなみに自分は女。



普段から感謝なす

普通にありがとうも言えない奴と暮らしたくなくね?されて当たり前だと思ってるのがカワイく見えるとしたらそれ以上の愛という演出ありきですよ



・会話に返事しなす

相手真剣に真面目に自分気持ちを開示したり、譲ろうとしたり、そこ絶対茶化さずに聞かなきゃダメじゃん!の場面でスルーしてしまう。頭の中がいっぱいらしい。発達障害


被害妄想が激しい

相手の優しさに気づけない。多分知的グレーゾーン

上の感謝しないに通じている

やってもらえて当たり前だと思ってんの?

面倒くさがり、仕事続かない、自分感情に甘い、という描写があるのでADHD系の知的グレーにしか見えない


相手が勃たないとガッカリして気まずい雰囲気になる

「できなくてごめん」と相手謝罪している。ヤバすぎ。さらに自信無くなるだろ。疲れや歳や少し気が滅入るだけですぐ勃たなくなる繊細な生物なのに。そんな重い雰囲気で罪悪感を感じさせる必要がどこにあるのかわからない。パートナーなのに勃たないことを気楽に相談もできないやんけ。コミュニケーション不全をわざわざやるのが全く理解できん

君ら他人なの?


・変な自己嫌悪

意味不明なところでもう愛されてない、私に魅力がないなどと自己嫌悪に陥ってる。結婚してる時点で魅力はあるし歳を取るのは相手も織り込み済み。足りてないのは魅力ではなく頭のほう。下着の色は関係ない。

そもそもお前はパートナー性癖を一度でも聞いたことがあんのか?「性的に魅力的な女性」の定義が見下してち○こを踏みつけながらヨダレ飲ませてくる女の奴もいるわけ。

憶測だけで机上の一般論で魅力云々言ってるのがとにかく頭悪い


・悩んでても言わないが不機嫌になる

言えよ

察してちゃんは3歳まで。幼稚。痛すぎ。昭和女性なのかな?昭和女ってこんなんばっかり


生理前でイライラしてモヤモヤして八つ当たり

せめて生理前ってわかってるなら相手生理からごめんとかなんか言えよ

勝手イライラしてるやつが家にいたらだるいでしょ

本当に成人してる?


・話し合うことに抵抗がある

そんな信頼関係のない奴とどうやったら結婚できるんだよ


レスを話し合いで解決したがる

勃たないとかエロい気分になれないって心の問題をきちんと話してくれてる相手に、「話し合ってちゃん解決しようよ!頑張ろうよ!」ってバカなのか?

お前は「今はあまり甘いものを食べる気分じゃない」「お腹が空かない」って言ってる奴に、無理やり口に突っ込んだら食べれるかも!甘いものを食べる日時を話し合えば解決!とか思ってんのか?永遠にお腹空かないのにどうして食べれないのか詰められるの?相手不憫

理由を聞いて寄り添うのが先だろ

昭和脳って怖い、バケモン


浮気を考える

愛ある夫婦なのに、いい歳したオバサンが会社の優しい男に浮気心芽生えちゃった!キッショい

お前も妊娠して「ごめん妊娠しててor子育てで性欲なくて」って言ったら会社若い子に浮気されてくれ。平等に。


・常にレスのことしか考えてない

人の話を聞け、真面目に仕事しろ会社仕事中に色気付くな。本当に成人してる?

私のバカバカ!こんなこと考えてしまって!モヤモヤ

思考勝手に湧いただけでうるさい。どうでもいい。ネットリしてて気持ち悪すぎる


自分謙虚だと思い込んでいる

いいえ、受け身無限他人に気を遣わせ続けているケアイカーです

自分のことしか見てない謙虚さは謙虚ではありません、自己主張できないことを美談にするのはやめよう

社交辞令を真に受けるのもやめよう


パートナーの話を聞かずに自分意見押し付け

相手事情も知らないのに意見を言っても意味なくない?ADHD発達障害を疑う

幼稚すぎる


沈黙を責める

今考えてるって言われただろ!!相手は考えてんだよちょっと黙れうるせえ自分のことしか考えてねえなマジで

幼稚!!!!!

相手が優しくてよかったね、自分ならいい加減キレてる


モノローグが「モヤモヤした」ばかり

いい歳したババアキモい。いい加減そろそろ何が原因でどんな気持ちで何をしたいのか自己分析しろ

今まで人生何して生きてきたの?レスになって当然と言える要素しか見つからない


・オバサンって言われて傷つきすぎ

どちらかというと相手が失礼でエイジズムの濃い人ってだけなので怒るor不快になるべきとこです


子供欲しいなー

上のような幼稚な思考回路の人間子供を育てるのは悲惨な気がする。怖い

私が欲しいかじゃなくて育てられるかで考えろよ

犬でも猫でも先にまず育てられるかが問題だろ

から「私は子供が欲しいんじゃなくて、旦那の気を引きたいだけだったんだ…」とかマジでやめろよ

頭弱い奴はこういう事を言い出すからガチで嫌い

知的グレーに子供を作らせない法律が欲しい



喧嘩したら気まずくなるのが怖い

夫婦向いてないか結婚するのやめようって判断できる能力が婚前に欲しかったね!!


バイアグラを買ってくる

無神経すぎて草

セックス中も受け身で何がしたいとかどうしたら気持ちいいとか何が好きとか一切言わないし、無言で察してムーブして演技して、痛いとか下手くそとか萎える事言って相手気持ち削いでそう

優しさのないクソ無神経なセックスしてそう


相手女性の性知識のなさにビビる

お前も男性に関する性知識ないんだからビビれる立場にねえだろwww


・悲しい気持ちになってしまったんだからしょうがない

衝動性が強く、感情制御ができないADHDでは?普通は悲しい気持ちになっても行動に移すかどうかは理性によって選択しますので。

病院行ってください


結論

キモい、幼稚、成人してると思えない、知的グレーのADHDだろ!!!

病院行け

レス漫画じゃなくて病気持ちの介護漫画改名して

2023-01-07

「ア!タイヤが安い!」

近くにタイヤ安売り王とかい名前の謎の店があって、そこの前に出された電光掲示板が、文字通り一日中(23時に前を通っても元気に光ってる)宣伝文句ループさせてんだけど、そのなかに「ア!タイヤが安い!」っていうのがある

タイヤって、そういうテンションで安いと思うようなモンなのか?

これがヤクルトとかだったらわかるんだ

たとえばスーパーをうろついてて、ヤクルト10本が97円とかで売ってんのを見たら、「ア!ヤクルトが安い!」となるだろう

タイヤってどうなんだよ

まず俺はタイヤ相場を知らねえというのがある

世の中のみなさんってタイヤ相場を頭に入れてるモンなのか?

安さって比較から相場を知らないとまず高いとか安いを判別できないよな

まあ、そこは譲って、みなさんタイヤ相場を知ってるとして、仮にすげー安いタイヤを見かけても、「ア!」とはなんなくねえ?

「おお…」くらいだろ

タイヤが安くても「ア!」ってテンションにはならねえよお

だいたい、タイヤ安売り王にくる時点で、安いタイヤを買おうっつう魂胆があるわけじゃん

そんで「ア!」とはなりませんよね通常

白々しいんだ 

かといって、タイヤのことを考えずにタイヤ安売り王に入るってシチュエーションもありえない 絶無だ マジで

ありえない そう、ありえないんだよ

人間が、「ア!タイヤが安い!」というモノローグを頭の中に持つことは、絶対にない

断言してもいい

"ない"んだ

あの看板を見るたびにいつも思うんだ

つうか、そもそもタイヤ安売り王ってなんなんだよ

タイヤ安売り王国があるってことだよな?

バーガーキングに対してバーガーキングダムがあるのはまだわかるけど、タイヤ安売り王国っていうのはちょっと許せない

タイヤ王国ならわかるが、タイヤ安売り王国ってなんだよ

というか、「タイヤ」と「安売り」って概念が、通常、結びつかないだろ

ンなキモい組み合わせで国を作るな

マジでクルセイダーを派遣したい

許しがたいね

2023-01-03

邦画って何で抑揚を与えないの?

ドラマアニメ、あとは特撮とか

そういうのではちゃんと抑揚あるんだけど

邦画だけは抑揚を与えない

あと邦画崩れのアニメとかでも抑揚を与えない

もっとハッキリ喋れクソとしか思わないんだけど

 

まあもっとハッキリ喋れクソってのは洋画でもたまに思うけどね

そういえばモノローグも少ないよね、テクニックとして存在してないものとしてる

2022-12-22

anond:20221221104803

俺は漫画のほうのチェンソーマンは楽しめなかったけどアニメは楽しめてる。

漫画が楽しめない理由は、描写されない要素が多いところだ。

特にキャラの心情の描写は「ここは普通モノローグでいいから何か語らせない?」という場面が多い。

アニメになってその辺りの「足りない要素」がしっかり描かれていて楽しめる。

藤本タツキファンは逆に「足りない」のを楽しんでる風だからアニメは過剰に描写しすぎてダルいと感じているのかもしれない。

2022-12-21

SPY×FAMILYとマイナンバーカードコラボdisられるの当たり前だろ…

マンガなんて低俗だと思ってる老害」とか「スパイ国家事業コラボなんて不道徳とうるさい風紀委員気取り」とかそんなんじゃねえっての

そういうやつもいるかもしれないけど、そうじゃなくてあのコラボ純粋コンテンツとして味わえば順当にマイナンバーカードが怪しく見える

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mynumber-pr2.digital.go.jp/ の人気ブコメはそうやってちゃんと実情をとらえてる

とりあえず、作中に普通にコラボ企画でなく)新式の身分証明が出てきたときのことを考えてみてほしい

スパイの「ターゲット国の新式の身分証明はセキュリティが厳しいらしいから面倒だな…」というモノローグが入る ←凄腕スパイが恐れるならそこそこ安全性高そう

スパイが大切な親友に新式の身分証明の取得をすすめてる ←凄腕スパイが信用するなら安全性高そう

スパイが新式の身分証明をハックして任務をしようとするもセキュリティに阻まれ失敗 ←超つえええ!!!

こういう展開にくらべて

スパイが新式の身分証明の取得を国民に広く推奨する任務を与えられる ←これ

怪しすぎる… どうみてもやべえやつ…

もしSPY×FAMILYでそういう展開出てたらファンが「これはやべえ」って盛り上がるだろうよ

あとマイナンバーカードバカ天才も含めた日本国民100%普及させるもので「はてブに出入りしてるような世間とズレたサヨクには反発されても世間の大部分の人には歓迎される」ものを使っても仕方ない、ってのがわかってないやつが散見されて本当に嘆かわしいな

100%普及が目的ならやるべきオペレーションマイナンバーカードの魅力を伝える(笑)ことじゃなくて強制的に一斉送付すること

2022-12-07

『僕の心のヤバイやつ』の何が良かったか、そして今は何が微妙

https://anond.hatelabo.jp/20221206182821

もし増田最近僕ヤバを読み始めてるなら、面白くないと思うのは仕方ない。

この記事を書いている増田は1巻が発売される前に、「市川山田への恋心を自覚する話」辺りで連載を発見した人間である。その立場からすると、最近の展開がかなり、かなり微妙特に3年生へ進級してから)。

そもそも、僕ヤバは連載をすすめる中で面白さの性質露骨に変化した漫画だ。読んだことのない人向けに今さらながら説明すると、『僕の心のヤバイやつ』は中学生オタク男子である市川と、天真爛漫天高身長モデル女子山田による「両片思い漫画であるしかし、こう断言できてしまうのは今だからであり、初期のころは違っていた。

「僕ヤバ初期」と言えるのはおそらく1-2巻、市川山田自分の中にある気持ち自覚するまでの辺りである。この時期の特徴は「市川山田に振り回される」ことにある。天然ぼけに近い山田の行動を市川一方的に観察し、時々山田と話したりしてちょっとずつ心の距離が近づいていく。山田内面もこの頃はいまいちわかりづらい。だからこの頃はギャグ漫画テイストが色濃い。みつどもえとかロロッロの頃のノリをひきずってどぎつい下ネタ要素もある。

今振り返ると、僕ヤバ初期の優れていたのは、「人のことを好きになる」経緯をすごく丁寧に描いていたことだ。とにかく、市川山田相手のことを何も知らない。なんなら山田市川のことをどうでもいい他人くらいに思っている節すらあった。それが自転車の件やティッシュ差し入れの件といったちょっとしたイベントを機にそこそこ話すようになる。白眉なのは秋田書店社会見学時のエレベーター内の描写だね。山田無意識市川のことをじっと見つめるやつ。その後にミルクティーをもらって特攻が刺さり恋を自覚する瞬間もいい。

この頃は、この距離感のつばぜり合いとでも言うべき、「恋なのか何なのかわからないが相手のことが気になったりする状況」に読者はドギマギさせられていたのである。なお、この辺りからTwitterを中心とするSNSで人気が出始めたわけだが、その背景には僕ヤバのTwitter戦略がめちゃくちゃ上手かったという要素も忘れてはならない。サイトだけで連載を追っている人は意外と気づいていないのだが、僕ヤバは更新日の火曜19時に作者がTwitter宣伝投稿をする。その際に添付される書き下ろしカラーイラストに本編を補足する情報が含まれていたりする。また、本編とは別の書き下ろし漫画通称「ツイヤバ」も定期的にTwitter投稿されていて、投稿時間は大体木曜~土曜の19時~21時である。つまり、「会社員仕事を終わって漫画を読む時に僕ヤバを目にする」ことが週に2回必ずあるようにしていたわけだ。漫画面白さもさることながら、こういったSNS戦略の丁寧さも見逃されてはならない。

さて、話を戻すと、「僕ヤバ第二期」とでも言うべき時期は、その後からクリスマスデート回くらいまでだろう。この頃の読者身もだえポイントは「お前らさっさと付き合えよ!」である山田は好きを自覚したらガンガン攻めるタイプなのだが、市川普通オタク男子なので勘違いしてはいけないとずっと自制を心がける。この頃の特徴は、主に山田から一方的アプローチである。一緒に下校したり、自分からLINE聞いたり、冬休み漫画の貸し借りを口実にクリスマスデートまで持って行く。猛攻である。そしてオタク男子の夢である一方的相手からアプローチをかけてくる状況! ここから付き合えるラブコメがあるんですか!?

また、この辺りから読者も気づき始めたのだが、桜井のりお漫画における情報の出し方や伏線の張り方がものすごくうまいクリスマスデート象徴的だったのが紙袋を一緒に持つところだ。紙袋の後ろにモブカップルが手をつないでるのを移し込むことで「実質手つなぎじゃん」って読者に思わせたあと、終盤で実際に手を繋いで読者を殺しにかかる。漫画うまい。うますぎる。

個人的にはこの辺くらいまでが一番面白かった時期なのだが、同時に市川モノローグ結構クローズアップされるようになるというか、真面目なモノローグが増えた。ギャグにしないというか、「真面目なラブコメ」へのシフトが始まったのもこの時期である

さて、クリスマスデート以降から最新話に至るまでを個人的には第三期に位置づけているのだが、この辺はおそらく「周辺人物の掘り下げ」が中心になっている。いわゆる外堀を埋める段階である。お互いの恋心は大体伝わっているので実質付き合っているような行動が繰り広げられる。お互いの家には訪問するし、なんなら原さんカップルとのダブルデートも行われる。新学期に入って新キャラも出してきた。

この辺になると、「このギャグキャラもこんなことを考えていたのか!」という掘り下げが話の原動力になっている。なぜなら山田市川はもう両片思いであり、それだけやってると正直マンネリ化してしまうからだ。恋心を自覚するまでの初期や両片思い期は関係性が特殊なので、普通シチュエーションでの展開のひねりがわりと聞く。しかクリスマスデート回以降は関係性が大体固まりつつあるので、山田市川だけではストーリーが続かない。端的に、マンネリ期と言っていい。まだ付き合っていないのにマンネリ!?

ダラダラと書き散らしてしまったのでまとめるが、つまり自分が言いたいのは「関係性が固まってしまった」ということだ。ただのクラスメートから恋を自覚するまでの「相手がなんとなく気になってしまう」段階、クリスマスデートまでの「相手となんとか距離を近づけたい(主に山田)」段階は既に終わり、割と真面目に話を広げようとしている。単話単話で話を盛り上げるタイプだったのが、ストーリー漫画シフトしようとしている、と言えるかもしれない。

ここまで書いたら本増田最近微妙に感じていた理由もわかっていただけるのではないかと思う。自分にとって僕ヤバは「友だち未満」や「両片思い」という微妙関係性でのシチュエーションの妙を楽しむ漫画だと思っていたので、最近はその面白さが発揮されていないのである。もうちょっとその辺はなんとかならんかなぁ……と思っていた。

そう、思っていたのだが……最新話が遂にアレですよ。第四期到来だ。また関係性が変わるぞ。市川彼氏としてどう振る舞うのか! 山田の性欲が牙をむくのか!? 内緒デートを楽しむのか!? 文春砲くらって別れの危機が訪れたりするのか!? 乞うご期待である

あと今多分アニメ化にあわせて85話まで無料で読めるからみんな読んでみるといいよ。14:33に見てみたら閲覧できなくなってたわ……誤情報すまん。執筆段階では見れたんですよ。設定ミスかなんかか?

https://mangacross.jp/comics/yabai/1

2022-12-05

スラムダンク映画箇条書き感想ネタバレあり】

井上雄彦のやりたかたことが

山王戦を映像化する

・描き足りなかった宮城リョータ物語を描く

だったのかなと思った


桜木流川ライバル関係赤木と木暮の3年間、三井挫折と復帰、

これらに比べると原作では宮城バックボーンは無いも同然だったし描きたくなるのはごく自然だなと


山王戦はとにかく映画1本の中で1試合をぴったりやり切る方針なのはよくわかった

魚住のかつらむきや桜木vs美紀男はモノローグ多めのシーンだからカットしたっぽい

コートの中はともかく観客席からカメラワークは実際にカメラを置ける通路からアングルだったり

得点が入ったら必ずスコアボードが写る演出だったり徹頭徹尾試合」を映す意思は感じられた


下手に原作のシーンを全部詰め込んで上映時間4時間になったり前後編になったりするよりは

テンション保ったまま2時間できっちり終わらせる判断だったと推測する


個人的結論:とっても良かったです

安西監督の「聞こえんのか?」見たかった

宮城の妹マジで人格者

とあるなろう小説コミカライズ

理想や考えが高潔ごりっぱで不快感なく読めるかなと思ったら、小学校高学年くらいの子供に対して「この種族は成長が早いから年齢に比べて色気がある」っつって胸をガン見してんの

しかも成長が早いとかいモノローグに対して実際の絵はごくふつうの年齢なりと思える程度なのに

まじきめえと思って生理的嫌悪感はんぱないわ

そのあとどんな高潔なことしてもその子がしたってくるたびにこんな下劣なことを内心思ってるのかと思うとマジできもいと思て読めなくなったわ

コミカライズ?でたった1コマ描写モノローグだけなのにこのせいでまじで不快感はんぱない

この1コマがなければよかったのに・・・

2022-12-04

いい報告と悪い報告がある いい報告は東リベ最終回を読んだこと、

悪い報告は東リベ最終回を読んじまったってことだ

(上記から察することが出来ますが本エントリー東京リベンジャーズに対しておおよそ肯定的とは言えないものです。ご了承下さい。)

あくまで私個人意見だが、文句を言える作品は負の方向性であったとしてもそれだけ自分に響いたということなである意味『受け取らせる力がある作品』だ、と私は思っている。

標題のそれのアニメ一期を怒涛の勢いで視聴し、全巻買った。

最新刊に追いつき、マガポケ単話購入で最新話に追い付き毎週読んでいた。

破竹の勢いで人が死ぬじゃん。

私は震えていた。

それでも彼等は彼等の成すべき事を成し遂げて、その積み重ねの果てにきっと彼等の信念や葛藤が報われる結末が見られる事を信じて読んでいた。

は?

一言目の感想はこれだった。

それ以上でもそれ以下でもない。

視神経を通して脳に届いた東京リベンジャーズ最終回は、脳をそのまますり抜けていった。

ここで最初意見に戻る。

文句さえ…出てこねぇ…。

あんなに魅力的だったストーリーキャラクター最終回ではスカスカのハリボテにしか見えない。

問題作でもなく、駄作でもなく、最終回を迎え幕を引いた東京リベンジャーズは私にとって『無』そのものになってしまった。

アニメ2期が始まって需要が上がる頃に単行本を売ろっかな〜

最終回を読んだ私の感想はほぼそれだけだった。

ロクな文句も出ないまま過ごしており、それ故にほぼ東京リベンジャーズという存在さえ忘れかけていた私はふと気がついた。

最初の頃、場地の親御さんはどれだけ嘆き悲しみ息子の様子を気にかけなかった自分を責めただろうと胸を痛めた。

ドラケンがこんな道を選ばず幸せに生きられるように養子に迎えてやれんか?とキモい庇護欲を湧かせていた。

他にも色々庇護欲に塗れていたがキモいので省略するとして。

要するに私は物語を楽しみつつも、彼等が未成年であることからどこか「保護者寄りの目線」で見ているところがあった。

キモいのは承知の上で私はみんなに幸せになって欲しかったし自分とは全く違う価値観で生きているみんなの幸せってどんなものだろうな、と悩んでいた。

そして問題最終回、彼等は自分人生を生きてそこにいた。

ヤンチャして大人になって、物語としては旨味のない、数行のモノローグ説明できてしまうような人生を送って。

(勿論その全てに物語があるのは確かですが、東京リベンジャーズという作品表現してきたものから逸れる内容ではあると思うのでこう表現しています)

それってつまりみんな幸せなんじゃない?

私があの世界のみんなに望んでいた幸せをみんなは手に入れたんじゃないか

伏線が回収されていなくても、武道マイキーがやり直す前の世界であったことが無かったことになったとしても、私がみんなに望んでいたものをみんなは手に入れて、それを私は見届けることが出来たのに。

それを「無味乾燥」と一蹴してしまうって、なんか私って凄い無責任で冷たいやつじゃないか

勿論東京リベンジャーズは1つのエンタメコンテンツだ。

私は彼等を更生させる何かしらの人でもないしただ傍観しているだけの消費者なのだから作品に対してどんな感想を持ったってそれは余程社会性を欠いていない限りは自由だ。

言ってしまえば「たかだか娯楽にそこまで真剣に向き合う必要無くない?」という話である

でもさあ…素直に「みんなお疲れ様!おめでとう!先生もここまで描ききってくれてありがとう!この作品出会えて良かった!」って言えないのほんと悲しいんだよ…自分が言ったことの責任も取らず、向き合う気にさえなれないのがめっちゃキツいんだよ…

オタクって本当に気持ち悪いですね

2022-11-27

ドラガリアロストの感想(イベント2018)

ドラガリアロストの感想(イベント2018)

「忠竜が願うは果てし王の魂葬」

 ・5段階評価:3

 ・あらすじ

  火山魔物退治に向かう一行は貴族騎士に育てる騎士教官セリエラと出会う。セリエラは自分の生徒たちが魔物に怯えて逃げたしたため一人で火山に向かっていた。

  セリエラと共に火山に向かうと、過去消滅した国アルバ国の王と契約していたドラゴンペレ出会い、アルバ国もろとも封印した魔物を共に倒すことになる。

  アルバ国の王、アーケオル王が変貌した魔物との戦いを経て、再び魔物封印する。

 ・印象に残ったセリフ

  ユーディル「けど、過ちを犯す王を諌めるのは従者である君の使命だと思うよ。」

  魔物に変貌し世界を滅ぼそうとするアーケオル王を倒すことを躊躇するドラゴンペレに向けた言葉

  当然、自分自身もまた王という立場なので、ユーディルとしては自分の仲間たちにそう期待しているという含蓄あるセリフ

 ・印象に残ったキャラ

  セリエラ。

  教官という立場ながら、自分が部下たちを強く指導しすぎたのでは? と悩む姿が人間味があって可愛かった。

 ・感想

  ドラガリアロスト記念すべき初めてのイベントだけあって、ドラガリアロストらしいお話だった。

  王とドラゴンというこれから何度も何度も繰り返されるモチーフだけど、健気なペレと、狂ってしまったアーケオル王とわかりやすくて良いと思う。

  教官可愛いし、システム的な部分の紹介に尺を取られてるのにちゃんと小さくではあるけどまとまってて好き。

  

お菓子ハロウィンパーティーナイト

 ・5段階評価:1

 ・あらすじ

  ハロウィンパーティのためにお菓子の準備をしていた面々。

  しかし度重なる魔獣の襲撃により遅々として作業が進まない。

  そこでイルテミアは魔獣の皮を使った衣装変装する作戦立案し、自身エドワードエルフィリスの吸血鬼コスプレにより魔獣を退散させる。

  束の間の時間の間に、エミュールが書いた魔獣寄せの落書きをシルキー発見し消すことで無事、ハロウィンパーティを開催することができたのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  とくになし。

 ・印象に残ったキャラ

  王子にデレデレと女の子女の子するエルフィリス。

 ・感想

  特に濃い味のないあっさりしたストーリー

  とはいえゲーム的にも期間限定排出ガチャキャラの紹介が目的だと思うのでこれでいいのだろう。

  エルフィリスはシャノン、ジュリエッタ、ヴァネッサたちと絡んでいる印象が強いけど、このシナリオでは主人公Love勢としてのデレデレなシーンが多くてこれはこれで可愛かった。

  細かいところだと吸血鬼伝説上の生き物とされてるところ一応後年のヴァンピィイベント整合性がとれてて好き。

「優しき少女と拘囚の守護竜」

 ・5段階評価:4

 ・あらすじ

  帝国侵略された集落の奪還のために聖城にやってきたメルサ。同い年同じ種族のよしみかシーリスと仲良くなる。

  集落のため、守護シルヴィアを救おうと二日間飲まず食わずで走ってきたメルサのためにも一行は集落へ向かう。

  一度は魔獣ヒュプノスを退ける一行だが、メルサの案内で森の奥へ向かう、そこにはハールたち帝国軍が待ち受けており、メルサはシルヴィアのために一行を騙していたのだ。

  シーリスとメルサの友情によりヒュプノスに変化していたシルヴィアを取り戻すことに成功し、メルサは裏切り謝罪して、集落を出てユーディルたちの手伝いをシーリスとの再会を望むのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  メルサ「私たち、ずっとずっと、友だちです!」

  ガールミーツガールはやっぱ最高なんやな。

 ・印象に残ったキャラ

  メルサ。

  シーリスとイチャイチャし、イチャイチャパワーで敵を撃つ。これがソシャゲシナリオかくあるべしなんだよなあ。

 ・感想

  「お互い、ないものねだりをしてるみたい。」と語るシーリスが、いいんですな。

  ただ、語るほど対比の関係が強調されているわけではないのが少し残念だった。

  もっとキャラ設定やストーリー対立的なシーンを用意した方が伝わるんじゃないかなあ。

  とはいえちゃんとメルサとシーリスの関係性を書き切っててよかった、女の子女の子出会シナリオ大好きなんじゃ。

「天つ風に願いを」

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  ルイーゼとルーエンの姉弟は村を守護するガルーダから突然、弟のルーエンを生贄に捧げると言われ逃げることに。

  ルイーゼはとても過保護ルーエンの一挙手一投足を支えなければ気が済まないたちだった。

  王子一行の助けを借りてガルーダ撃退し、村の周辺の魔獣を倒しこれからも聖城のみんなで守ることでガルーダが村を守護する理由を失わせる。

  ガルーダは生贄が欲しかったのではなく、神のように扱われ友達がいないことを悲しんでいただけだった。

  ガルーダ和解し、ルーエンも一人で色々なことが出来ることを知ったルイーゼはこれから自分のために人生を送ること誓うのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  ルイーゼ(そう……。季節が変わったのね)

  弟の姉離れ、神の如きガルーダの親しみやすい悩みなどを経てこれからの新しい色々なことを期待するルイーゼのモノローグ

  詩的な表現可愛い

 ・印象に残ったキャラ

  ルイーゼ。

  姉とイチャイチャ女性ドラゴンガルーダイチャイチャ

  弟キャラとして大活躍だった。

 ・感想

  過保護な姉と姉離れしたい弟のお話

  そこに寂しさのために生贄を求める女性ドラゴンも混ざるのがドラガリアロストらしさなのだろう。

  最後の弟離れした姉の独白母親から受け継いだ詩と、それを踏まえた姉自身独白で綺麗な情景が浮かんできて、一枚絵があったわけでもないのに、妙に印象深いシーンだった。

 

「闇穿つ光の歌声

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  ユーディル一行訪れた街ではハルモニア合唱団という合唱団の公演が行われていた、

  しかしその公演を邪魔するかのように魔獣が襲ってくる。

  何度退けても襲ってくる魔獣たちの原因を探ると、ハルモニア合唱団の面々の自分他人と比べたときに生まれ負の感情を餌にするサブナックという魔獣がいることが判明する。

  声変わりを恐れるがあまりブナックに負の感情を与えてしまったエリアスは、それを吹っ切るためユーディル一行と共に魔獣を倒し、ハルモニア合唱団を離れても歌を続ける道を選ぶのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  ユーディル「これは魔獣との戦い。同時に、少年少女ひとりひとり——自分との戦いだ!」

  いやなんかいセリフっぽいけど若干唐突だし、そんなストーリーだっけ? と上滑りしてて逆に印象に残った。

 ・印象に残ったキャラ

  エリアス

  声変わりに怯える男の子。前回の過保護の姉にうんざりする弟といい、ショタ好きの気持ちを踏まえていたのだろうか。

 ・感想

  声変わり合唱団を抜けないといけない少年の悩みのストーリー。という筋だけなら外しようのない設定なのだけど、どうにもしっくりこなかった。

  戦う系ゲームシナリオから仕方ないのかもだけど、敵とのバトルとかそういう方向性は良い感じにフワッと雰囲気で流しておいて、もっと葛藤とか、先輩のヴィクセルとのやりとりとか、もっと丁寧にやって欲しかった。

  歌姫クレイツィア、泣き虫ピアチェ、シロクマみたいなドラゴンマリティムスなど設定は魅力的なのに文の量が足りず物足りなかった。

  

「雪降る夜星竜樹の下で」

 ・5段階評価:1

 ・あらすじ

  ヒューマンの間で伝統的なお祭り、星竜祭が近づいていた。

  しかし、フォレスティエやドラゴンの面々はこの文化に馴染みがないため躊躇していた。

  ユーディル種族の垣根を超えて楽しみたい気持ちを汲み取り、全員で星竜祭の準備をしていぅなかでその楽しさに気づいていく。

 ・印象に残ったセリフ

  エルフィリス「ほら、一緒に行こう。お手をどうぞ?」

  ドラゴンであるためクリスマスの楽しみ方がわからないジャンヌダルクを誘う「たらし」らしい一面が素敵なセリフ

  エルフィリスってドラゴンもたらすんですね。

 ・印象に残ったキャラ

  とくになし。

 ・感想

  期間限定クリスマスキャラのお披露シナリオでびっくりするぐらい起伏のないお話だった。

  恒常キャラフェイトエピソード読んでないのでアレクシスとネファリエとジャンヌダルクのざっくりとしたイメージしかないのも薄味と感じた原因かも。

  あとジャンヌダルクってグラブルやシャドバや神バハのあのジャンヌダルクデザインも違うし口調も違うからサイゲームスユニバースの社内コラボキャラじゃないんだね、今初めて知ったかも。(ドラゴンフェイトエピソード読んでないのが悪いなゴメンなさい)

  亡国の王女というネファリエの設定が気になるので、フェイトエピソード読んでみよ……

  恒常、限定衣装違い全部持ってませんでした。

「新春日ノ下招福縁起

 ・5段階評価:4

 ・あらすじ

  十二竜氏を追って聖城にやってきたヒノモトの少女ボタン。東の国ヒノモトではドラゴンと人が共存し、国を運営していた。そのドラゴン契約を結べる12分家の一人、イエヤス

  ヒノモトでは外の国に福を配り自国文化布教を行っていた。ボタンイエヤスより優れたおもてなし披露しようと七転八倒するもうまくいかない。

  イエヤスボタンは幼馴染で身分を超えた関係を築いていたが、ドラゴン契約し偉くなったことでイエヤスボタンとの縁を切っていた。

  納得がいかないため、とり優れたおもてなしをすることで立場を覆そうとするボタンだったが、それはドラゴンとの契約の際に寿命差し出すことで短命になる宿命がある故のイエヤスの優しさでもあった。

  全てを説明し、仲直りする二人は、またあの時のように軽口を叩く関係に戻るのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  イエヤス「福を届ける相手笑顔にする前に、まず自分が笑わねば意味がないのに。」

  笑う門には服来るの諺と共に述懐するイエヤス

  日本モチーフにしたキャラらしい〆で綺麗だった。

 ・印象に残ったキャラ

  ボタン

  幼馴染のために異国までいく気概、まっすぐでブレないところ、身分違いの関係性を打破するための行動力

  いいキャラですね、好き。

 ・感想

  面白かった!

  真っ直ぐなボタンと、冷静ながら重い運命を背負うイエヤス熟語にし辛い関係値がまずいい。

  この二者の関係値を存分に書きながら、日本モチーフにしたヒノモトの設定を無理なくかつ多めにシナリオに組み込んでるのも、ゲームならではな文章面白い。

  解決方法自体普通に対話するだけと、特になにか伏線どうこう、劇的なイベントがどうこうじゃないのも、ただの男女のすれ違いだったというのが逆にボタンイエヤス関係値を象徴してて良かった。

  ヒノモトイベントはこの後恒例になるのだけど、第一回に相応しい面白イベントストーリーだった。

2022-11-20

今更「涼宮ハルヒの憂鬱」を観た感想

【以下気になった点】


・話はスカスカ。これは「涼宮ハルヒアニメシリーズ全般に言える事だが、作品本質は単なるボーイミーツガールSFのフリをしたトッピングふりかけただけ。

中学生妄想のような主人公に都合の良い疑似ハーレムぬるま湯を、引き延ばしと誤魔化しでアニメ変換しているだけ。

原作は未読だが、まぁお察しレベルと拝察。英才美女ハルヒに強引に迫られて疑似ハーレムに放り込まれる状況を、ひたすら「やれやれモノローグで繋ぐお寒い展開をテレビシリーズ同様引っ張りまくる。

全く進歩していない筋運びでウンザリ山本監督に指摘されるのも頷ける。


・ついでに言うとキョンは恐ろしく(作者と製作の都合良くエロゲ主人公が如く)鈍感かつ頭が悪いので、異常事態に陥ってからの空回り=尺稼ぎの時間が異常に長く、これまた視聴が苦痛

別に長門からの栞のヒントが無くたって、SOS団全員にコンタクトを取ろうとくらい、普通するよな?元々世界不安定だって知っているんだし。


さらに本作は、要するに長門ハルヒヒロインを選べ、という状況に主人公が迷いなくハルヒを選んだ挙句

フッたはずの長門に「お前も好きだからな?」「命かける」と鈍感パワー全開ドヤ顔酷薄(告白)する話で、もう救いようがない。

本当に脚本家恥知らず&バカなのか?としか思えない。

きっと社会的経験が無いアンフェのキモオタなのだろう。

※とか考えて脚本家と携わった作品群を見たら、自分打率一割以下だった。ブラックリストに入れておこう・・・


オチ部分も誤魔化し次エピソードへの詳細を意図的に端折っているが、結局世界改変の解決詳細は語られず、次エピソードも公開されないので中途半端に終わっている。

アニメ変換するなら、ここはきちんと畳んで締めるように改変すべきだったのでは。

まぁ、ハルヒ全体の出来を見ると、あえて説明されても困ってしまう程度のシロモノなのは容易に想像できてしまうのよ。

2022-10-29

大友克洋と『夜、仰向けにされて』の話

 大友克洋全集刊行されているのを、近所のヴィレッジヴァンガードで見かけた。それで思い出したことがあるから、ここで書き留めておく。別に誰かを責めたり批判する目的ではない。

 大友克洋の初期短編で、こんな作品がある。ファンの人ならば、知っている人も多いはずである

―――――――――――――――――――――――――――――

 主人公である現代日本人サラリーマンは、家の寝床眠る時や、通勤列車内での居眠りしている時、或る夢を見る。

 その夢の中で主人公は、決まって、太平洋戦争末期の、南方戦線従軍している旧日本軍兵士である。夢の中での戦況は、良くない。物資も衛生環境も、上官の質も。

 それらは、日増しに、眠りに就く度に、悪化していく。夢の中の主人公は、窮地に追いやられて行く。

 終に主人公は、夢の中で敵兵の銃弾身体を貫かれ、地面へ仰向けに倒れ込む。

 物語ラストは、事切れて仰向けに倒れた、旧日本軍兵士としての主人公の「会社上司作成を命じられた書類を、明日までに仕上げなければ……」というモノローグで幕を閉じる。

 そのラストの画面となる大きなコマは、仰向けに倒れた主人公を、横から撮影したカメラアングルになっていて、広角レンズ撮影したように地面が湾曲している。

 そして、それ以上に決定的なのは主人公が横たわる地面がコマの上(天)側に、青い空がコマの下(地)側に描かれていることである

 現実と思っていた現代人のサラリーマン人生こそが夢であり、戦時中旧日本軍兵士の身こそが現実なのであった。

―――――――――――――――――――――――――――――

 次に、個人的に好きなラテンアメリカ文学作家の一人であるアルゼンチン出身フリオコルタサル(Julio Cortazar)を紹介する。このコルタサル邦訳題名が『夜、仰向けにされて』という短編小説がある。こんな話である

――――――――――――――――――――――――――――― 

 現代人の主人公は、市街地オートバイ走行していた時に転倒事故で負傷し、病院入院することになる。

 入院して以来、毎晩、主人公は或る夢を見るようになる。

 その夢の中で主人公は、決まって、アステカ人狩り戦士たちに追われて密林の中を逃げ惑う、原住民の男である。もしも戦士たちに捕まれば、人身御供として神殿の祭壇上で、生きたまま心臓を抉り出されて太陽神に捧げられる。

 夢の中での状況は、良くない。日増しに、眠りに就く度に、悪化していく。アステカ戦士たちによる包囲網が、どんどん狭まって、夢の中の主人公は、密林の中で逃げ場を失い、追い詰められていく。

 昼間、病院医師悪夢のことを相談しても、怪我精神的なストレスと言われるだけで、毎晩の悪夢を見ることは止められない。

 終に主人公は、アステカ戦士たちに捕らえられて、神殿地下の石牢に閉じ込められる。祭壇に運び上げるのに備えて、生贄専用の御輿に、大の字の仰向けに拘束された状態で。

 主人公の番がやって来た。神官たちが、主人公御輿を担ぎ、神殿の急勾配の階段を登り始める。主人公の足を上に、頭を下に向けた状態で。

 主人公は、必死に夢から覚めようとする。主人公は、夢から目が覚める。主人公は、病院のベッドに仰向けに寝ている。

 しかし、水平感覚おかしい。頭が下で、足が上になっているように感じる。

 気がついたら、やはり主人公は、御輿に拘束された状態で、神殿の頂上へ向かって運び上げられる真っ最中である

 主人公は、物語の冒頭を思い起こす。五月蝿い羽音を立てる金属製の蜂に跨り、大きな石造りの建物の間を高速で移動していた時のことを。

 あれこそが、夢だったのだ。この生贄にされようとしている今が、現実なのだ

 御輿は、神殿階段を登っていく。主人公を仰向けにしたままで。

―――――――――――――――――――――――――――――

 作品の発表年は、コルタサルの方が大友克洋よりも早いようであるしかし「胡蝶の夢形式現実と夢の逆転物語は、古今東西枚挙に暇がない。フィリップ K. ディックほか、多くの作家が書いている。したがって、大友克洋短編コルタサル短編元ネタにしているとは、簡単に断定できない。とはいえ物語の締め括りが、仰向けになった主人公、天地の逆転というところが、酷似しているようにも思える。

 もう一度言っておくが、批判したり責めたりする目的ではない。単に、ふと「過去に、大友克洋インタビューとかで『元ネタコルタサル』と明言していたっけ?」と思っただけである。そして、例えば石ノ森章太郎の『サイボーグ009』のラストは、レイ・ブラッドベリの『万華鏡であるとか、藤子・F・不二雄短編流血鬼』の元ネタは、リチャード・マシスンの『地球最後の男(I AM LEGEND)』であるといったような、オタク好みの由来話を知りたいと思っただけのことである

 大友克洋は既に有名なので、ここではフリオコルタサルの方を宣伝しておこう。岩波文庫から短編集『秘密武器』『遊戯の終わり』『悪魔の涎/追い求める男』が出版されている。特に悪魔の涎/追い求める男』は、堅苦しい文学作品として捉えなくとも、ホラー怪奇ジャンル好きな人にはエンタメとして楽しめると思うので、気軽に手にとって試しに読んでみて欲しい。

 別に岩波書店の回し者ではない。

2022-10-13

からそれを個性と呼んだ

僕のヒーローアカデミアって漫画フェミニストからは叩かれがちだけれど

特殊能力を『個性』と呼ぶという発想はなかなか興味深いと思っている

あの漫画の『個性』には生まれつき身体が巨大だったり動物の顔をしていたり

触った相手崩壊させてしまったりするような、必ずしも長所とは言い難いような特徴も含まれている訳だけれど

そういうのも含めて個体性質個性なんだよね

個性って、別に長所に限られないし人を生きやすくも生きづらくもさせるものだと思う

からこそあの作品において人間に新たに現れた特殊能力を『個性』と呼んだ事、最新話でそれを強調するモノローグがあった事は興味深い

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