はてなキーワード: 興行収入とは
漫画の実写化作品というのは、いつの時代もしょっちゅう作られている。
その発表を聞いて、原作ファンはどう思うだろうか。「好きな漫画が実写化される!やったー!」となる人はどれだけいるのだろう。
大抵の人は、「うわー、マジかよ」と内心げんなりするんじゃなかろうか。少なくとも、自分がリアルやインターネットで多く聞くのはそういう反応である。
なぜそんな反応をされるのかと言えば、実写化作品の多くが原作を忠実に再現したものではなく、原作の設定や要素を無視し、大幅な改変などを行ったものだからだろう。
原作のビジュアルやイメージとかけ離れた流行りの俳優やジャニーズの起用、ストーリーの変更や短縮、まるで本編と合わない主題歌・・・。
こうしたステレオタイプな実写化作品は「原作レイプ」などと揶揄されている。
ではなぜ、こうも世間から歓迎されていないにも関わらず実写化は何度も繰り返されるのか。その理由は至ってシンプル、「儲かるから」。それだけである。
ただし、儲かるのは決して原作者ではない。基本的に原作と全く無関係の人間たちである。
まず、実写化が具体的にどれだけ儲かっているのかという点だが、2017年のあるニュース番組で出されたフリップによると同年に公開された邦画は合計581本。
そのうち漫画の実写化が32本、その他が549本である。そしてそれらの内、興行収入が10億円を超えたのは実写化が13本、その他が25本である。そして10億円超えを果たした13本の実写化は同年の邦画興行収入全体の40%を占めているのに対し、その他の25本は全体の4%でしかない。
実写化は爆死している作品が多いイメージだが、それでもオリジナルの邦画よりははるかに儲かっている現実がある。
では、このうち原作者の利益はどれくらいなのか。人気漫画『銀魂』の作者・空知英秋氏によると「どれだけ観客が入ろうと、どれだけ興収をあげようと」原作者には最初に原作使用料が支払われるのみだという。この金額について、空知氏は「全体の興収からいえばハナクソみたいな額」と皮肉っている。
実際、これは事実である。例えば映画『テルマエ・ロマエ』(12年)は興行収入58億円を記録しているが、原作者に支払われた使用料はわずか100万円である。『海猿』(04年)も興行収入70億円を記録しているが、作者への使用料は250万円のみである。これらはすべて映画の話だが、恐らくドラマの場合も契約形態は同様であろう。
つまり、実写化作品がどれだけ大きな利益を生み出そうが、原作者の収入はほんの僅かばかりなのだ。作品の生みの親に支払われる報酬が、下手をすれば出演俳優のギャラよりも安いのである。
ここまでで、実写化が原作者にもたらすメリットは非常に少ないことが分かった。では、ファンにとってはどうなのかという話だが、最初に書いた通り多くの原作ファンは実写化を決して快くは思っていない。
そりゃそうだ。だって男臭い主人公がただの爽やかイケメンになってたり、大事なシーンがカットされてたり、その代わりに原作にはない女性キャラとの恋愛展開が謎に追加されていたり…。
原作に対する思い入れが強ければ強いほど、原作を侮辱されているようにしか思えないだろう。不快な思いをしないよう実写化作品に関する情報をシャットアウトしようにも、テレビやネットでバンバン広告が打たれ記者会見や本編の映像が流れまくるため嫌でも被弾する。そしてそのたびにやるせない気持ちにさせられる。
では、誰が実写化を望んでいるのかといえば、配給会社や広告代理店、出演者の所属する芸能事務所など、原作に関わっていない連中だ。
この「出演俳優のファン」たちが原作コミックを買うことで原作者の利益になるのではないか?という指摘もあるが、それはどうだろうか。例えば、『金田一少年の事件簿』はジャニーズ主演でドラマ化されているが、原作の金田一はイケメンではなく長髪に太眉で中肉中背の冴えないキャラクターである。ジャニオタが好きなのはあくまで「そのジャニタレが演じている金田一」であり、主人公がイケメンではない原作に惹かれるとは全く思えない。同じことは多くの実写化作品でいえるだろう。
つまり、漫画の実写化とは原作と無関係の連中が原作を安く買い叩いて好き勝手に作り変え、大儲けをするという非常に歪なもので原作サイドのことなど1ミリも考えられていない。
私は漫画ファンとして、この卑劣な「原作レイプ」のさらなる犠牲者が出ることを食い止めるにはどうしたらよいか常々考える。エンタメ業界にはびこる腐った根性を撲滅するのは視聴者側からは不可能なので、一番現実的なのは「実写化より儲かる別のコンテンツ」が誕生することだろう。『鬼滅の刃 無限列車編』が日本歴代トップの興行収入を上げたように、アニメの劇場版がますます盛り上がれば「とりあえず実写化」の悪しき流れは変わるかも知れない。
2 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(1995年開始のアニメシリーズ)
3 名探偵コナン 緋色の弾丸(1994年開始の漫画シリーズ)
4 竜とそばかすの姫(新作)
5 ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM Record of Memories(1999年結成のアイドル)
7 るろうに剣心 最終章 The Final(1994年開始の漫画シリーズ)
8 花束みたいな恋をした(新作)
10 ワイルド・スピード ジェットブレイク(2001年開始の映画シリーズ)
まあアメリカよりはマシではある。
たまにあるじゃん
「映画について詳しくなりたい」
「じゃあ歴代興行収入ランキング上位を上から100本まずはみなよ」
みたいな話が。
私はアレが本当の本当にくだらなくて嫌いなんだよね。
100本見るより1本見てその感想やあらすじを1000文字でいいから纏めた方がいい。
起承転結を簡単にまとめて、作中のギミックや面白かった所を書く。
なんなら監督やキャストの名前を調べて過去の作品と比較してみせたりだってした方がいい。
キチンとやったら映画1本見た感想を書くのに映画2本を見るぐらいの時間がかかるかも知れないけど、ただ映画を3本見るよりも絶対に映画というものについて詳しくなれると思う。
とにかく数をこなせとすぐ口にする人って、端的に言って頭や人生の使い方が下手なんだと思う。
だからそういう人からのアドバイスはあてにしちゃいけないんじゃないかなって。
たとえその人が結果を出していてもそれは自頭の良さだったり、それまでいい師に恵まれていたり、好きこそのものの上手なれだったり、他のことを切り捨ててきてるだけで、その人が自分で自分を鍛えるのが上手かったとは見なさない方がいい気がする。
長嶋茂雄みたいなもんだよね。
才能と環境によって自分が結果を出すことは出来るけど、次の世代が結果を出せるようにするためのことは苦手なタイプ。
「努力は裏切らない。努力のやり方が間違っていることさえもありのまま結果に反映する」みたいな言葉があるけど、ようはそういうことよね
極論をいえば、
自分の好きな漫画を実写化となると映画会社や制作陣の持てる全リソースを注ぎ込んで
世界で通用する何かを作って欲しいので40・50憶で満足してもらっても困る。
というのも、東リベもファブルも原作がスパイダーマン・アベンジャーズとかのアメコミに比べて純粋な面白さでボロ負けしてる等とは全く思わないのに
言語の壁と資本力の違いだけで興行成績はかたや50億、かたや2,000億とかの結果の差になって出てくるじゃん?
まあ人によっては正直純粋な面白さで言えば負けてるというのはあるけど万人にとって50:2000の差じゃないわけじゃん?
変なたとえだけど日本人のビジネスマンとアメリカ人のビジネスマンがどんだけ収入の差があってもまぁ同じ仕事してりゃ1:2くらいのレンジに収まるのに比べたら
映画の興行収入の格差ってコンテンツの面白さと関係ない要因で開きすぎだと思うわけよ。
それはやはり実写映画製作陣が日本の中で消費が完結するコンテンツとしての予算しか投下しないし、
そうやって予算投下したなりの成績で満足してる実写映画界の落ち度としか考えられないわけ。
もちろん、今この瞬間一足飛びにいきなり製作費300憶かけて世界に打って出ろって言ってるわけじゃなくて、
そういうふうに挑戦していく「姿勢」が映画の売り方にも映画のクオリティにもまったく見えないことを問題に思ってる。
漫画原作の分野も、映像コンテンツで言えばアニメも、少なくとも日本の実写映画界よりは海外へ挑戦している姿勢は見えてくるわけじゃん?
海外に通用なんてアホかと思うかもしれないけど、ゲームやキャラクタービジネス等、コンテンツの世界で日本が世界に十分通用
ファミリー向けのアニメ作品はそこまでバブルって感じじゃないんだよな。「メインターゲットの低年齢層の子供が親子連れで観に来る」というスタイルがコロナ禍にマッチしてない。
興行収入100億超えの「呪術廻戦」や「エヴァンゲリオン」あたりの客層は親子連れとは明らかに違う。「鬼滅の刃」はそういう客層と親子連れの両方を動員できたから異常なヒットに繋がったんだろうが、他の作品では再現できてない。
同じくテレビ朝日系列の「クレヨンしんちゃん」もコロナ禍の直後はほぼ半減している。
公開年 | タイトル | 興行収入(億円) |
2017 | クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ | 16.2 |
2018 | クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱 | 18.4 |
2019 | 映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし | 20.8 |
2020 | 映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 | 11.8 |
2021 | 映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園 | 17.7 |
直近の作品は評価が高く、興収は例年並みまで盛り返しているが、アニメバブルといえる状況じゃない。
日本テレビ系列の「名探偵コナン」は2020年はスキップ。総集編を挟んでの新作でも興行収入を大きく落とさなかった。
公開年 | タイトル | 興行収入(億円) |
2017 | 名探偵コナン から紅の恋歌 | 68.9 |
2018 | 名探偵コナン ゼロの執行人 | 91.8 |
2019 | 名探偵コナン 紺青の拳 | 93.7 |
2021 | 名探偵コナン 緋色の不在証明 (総集編) | 12.4 |
2021 | 名探偵コナン 緋色の弾丸 | 76.5 |
ってことで調べてみたで
https://note.com/entamenodendo/n/n3c6bb4c07205 の2021年映画興行収入ランキング上位100位以内から洋画とアニメを除外した
ただ観察していて興味があったので書き連ねてみただけ。ゴシップ紙はこういうところから拾うんだろうな(一般人に紛れて煽ってる場合もあるだろうが)
ざっと調べたぞ