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2024-06-12

トラペジウム

シロクマという人の感想を読んで、なるほど確かに中高生が観てどういう感想を持つかには興味がある。

しか生憎自分の周りにはトラペジウムを観たという中高生がいない。

そもそも自分の周りには……(略

 

自分の周りにトラペジウムを観たという中高生がいたら、是非感想を聞いてPOSTしてください!

2024-05-13

文化にハマれなかったオタク女の愚痴

TRPG、ひいては卓文化にハマれなかったオタク女の愚痴

どこにでもある、ありふれた、ただのコミュニティから溢れたオタク女の嫉妬だ。




私には10年以上繋がっているフォロワーがいる。彼女たちはみんな、一次創作と銘打ったいわゆる「うちの子文化が元で繋がった。

当時、私たちは「うちの子語り」を頻繁にしていて、彼女たちの語るキャラクターの魅力や世界観が好きだった。

その時その時で作者の推すキャラクターは変わるが、どのキャラクターも魅力的だった。

親しい人同士で組んでいた関係、いわゆる「うちよそ」の話をする人も多く、そのうちよその話も、基本媒体Twitterなので、手軽に情報アクセスすることができた。

どんな関係性なのか、どういったところがこのふたりの魅力なのか。作者たちの力の入った紹介やイラストを見るのがとても好きだった。

生憎、私は自己完結型オタクだったので、うちよそを組んで交流!といったタイプではなく、淡々キャラクターの掘り下げとストーリーの公開を行っていた。それでも、彼女たちとはキャラクターへの推し感情を伝えたり、日常的な話での交流は頻繁に行っていた。

創作活動なしに、良い関係を築けていたと思う。現実での悩みを相談しあうような、親しい仲の友人と言える存在だった。






そんな状況を変えたのが、TRPGブームだ。

いわゆるCoCがとにかく流行った。

みな語る内容が「この間の卓が〜」「HO○が〜」とTRPGの話に変わった。

当時私は既に就職しており、夜の8時まで仕事がある日も少なくない、おまけに平日休み彼女たちと全く予定が合わなくなっている状態で、後から時間差で「なんか遊んでるんだな〜」と確認する程度で、完全に波に乗り遅れてしまった。

その乗り遅れている間に、彼女たちは共通体験をしたものしかからない、いわゆる"身内ネタ"で盛り上がっていく。

そうして、みるみるうちに、取り残されてしまった。





かつて仲の良かった人達がどんどんと、いつも卓の話ばかりになっていき、そのままいつも卓を囲む面子しか話をしなくなる。

その様子をただ見ていることしかできなかった。

これは私のコミュニケーション不足が招いたとも言えるが、その"身内"の固まるスピードが異常だったのだ。本人たちは楽しく遊んでいるだけではあるので、水をさすような真似はできなかった。

媒体Twitterからdiscordに変わり、discordグループでの会話が増え、Twitterでのツイートが減っていく。

コミュニティ外の人になってしまった私は、彼女たちが楽しく過ごしているのを見るだけで、入り込めなくなってしまった。



Twitter上で「つわぼ!鯖にて!」「通話出来る?」と私抜きで仲良くしている様を見ることしかできないのは、とても寂しかった。

でも仕方がない。私はTRPGをやっていないので、そのコミュニティへの参加資格はないのだ。


一度気を回してもらったのか、卓に誘われ、参加させて貰ったことがある。

経験者たちがサクサクと「キャラシート」なるものを作っていく中、「これ回して!」と言われたステータスデータ提示して、「じゃあこういう職業ができるよ!」「キャラデザ、メーカーでいいからざっくり考えてきてね!」と放り出され、キャラクターについて考える間もなくセッションが開始してしまった。楽しさを知る前に、あっという間にセッションは終わってしまった。

その時に嘘でも「たのしい!またやろうね!」と言えれば良かったのだろう。

でも、どうしても楽しいものには思えなかった。使い捨てのこの一瞬のためだけに作られたキャラクターたちに愛着を持てなかった。

そこで、かつてのキャラクターを掘り下げて、楽しそうに語っていた彼女たちはもういないのだと悟った。

CoCに限らず、TRPG時間と遊ぶ相手必要ゲームだ。

頻繁に一緒に遊び、時間を共有する友人により深い友情を感じるのは必然と言えるだろう。

それでも、急速に完成されていくコミュニティ。それに加え、彼女たちは無自覚でも排他的空気コミュニティを作ってしまっている。

それが恐ろしく、悲しかった。


彼女たちと私の愛したかつてのキャラクターにはもう会えない。

コミュニティに参加することも出来ない。その勇気もない。

ただ、取り残されたという被害妄想を抱えた、私という愚かなオタク女が取り残されただけだ。

2024-04-28

泣きゲー」と言われるものが好きじゃなかった

あらゆるルート結論が「親密な1対1の人間関係の中にしか人間の救いはない」と語っているようで気持ちが悪い。

人間他者交流することによって社会形成してはいるが、そこにある救いの形を1対1の恋愛関係収束されてしまうのはどうも筋が悪いように思う。

こんなことを恋愛シミュレーションゲームに言うのがそもそも筋違いであるのだが、あの頃※1のオタク界におけるエロゲ勢力拡大は凄まじく全てのADV自動的エロゲ文脈に落とし込まれていった。

エロゲ文脈とはすなわち「主人公が、女の子恋愛関係になり※2、その結果として主人公女の子が抱えていた人生宿題解決する」というものだ。

人生におけるありとあらゆる問題人間関係の結果として解決されるわけだ。

現実相手ならそんなわけはないと言えるが、生憎あれらはゲームなので、そういう文脈なのだと言われたらもうぐうの音も出ない※3。

俺はCROSS†CHANNEL※4,5 が好きなんだが、あのゲーム泣きゲーに近い所はあるし、人間関係の中に人生の答を見出すが、それは1対1の関係の中に見出すわけじゃない。

アレは、世界自分関係について自分の中で答を落とし込んでいく過程として他者との交流相互理解があるという物語だ※6。

だってさ、誰かが本気でお互いのことを考えてくれたら一人では解けない愛のパズルが解けてついでに人生も大体どうにかなるってファンタジーが嫌いなわけじゃないよ。

でもそれがこの世界におけるあらゆる感動的な物語の全てなんじゃないかってぐらいの勢いでそんな話ばかりされるのにはうんざりしてたんだ。

今はもうすっかり業界も下火になったし、力のあるライターが外に出ていったり、ソシャゲを作ってたり、そしてエロシーンを積まない業界でやってたり、トゥルーエンド一般化したり、そういったことによって「エンディングの形はヒロインと結ばれることだけである※7」という考えは薄れてきているように思う。

そもそも泣きゲー」というジャンル自体がかなり弱まってきて、人の気持ちを震わせる方法はいい感じのBGMを流しつつ声優に涙声演技させる事だけじゃないし、ガチで感動できるゲームは泣く以外にも笑ったり感心したりさせてくるから「泣き」に特化してるわけでもないなと界隈の空気が変わってきている気がするんだよな。

からもう俺の「泣きゲーアレルギーみたいなのも時代遅れになった。

時代遅れになった今だから言えるんだが※8、俺は「泣きゲー」と言われているものが好きじゃなかったよ。

さあ、これが俺のEDだ。

スチルを出してEDテーマを流そう※9。

※1 20年ぐらい前のエロゲ全盛期。KANON月姫時代ネットでは皆エロゲをやっていて、未成年PS2とかでエロゲをやっていた。きっと多くの親御さんが「この子キモータになるのかしら」と心配していたことだろう。今はスマホで出来るので親にバレなくて安心

※2 一部の鬼畜ゲーだと恋愛関係にはならずレイプしたり調教したりする関係になる。が、今回は泣きゲーの話なので省く。が、レイプとかする関係泣きゲーだってあるにはある。が、今回はその話は省く。

※3 うぐぅ空目たかも知れないが、俺はちゃんと「もうぐうの音も」と書いている。お前の心が歪んでいるからそう見えるんだ。

※4 Google日本語入力が覚えてくれているおかげで「ダガー」で変換する必要がなくなったの楽ちんだね

※5 山田ロミオの名作エロゲ。全ての発達障害障害者自閉症とその他諸々がプレイするべき。ただし精神疾患を持っている人がやると危ないので辞めたほうがいい。

※6 そして物語最後、それぞれのキャラクター達との間でそれぞれの形での1対1の関係が描かれ、それが受け手に「いろんな形でのつながり、いろんな他者解釈があっていいのだ」と伝えてくれるわけだ。

ミキミキ解釈と霧の解釈が2つに割れて、それに対してお互いが「自分の内心は譲らない」「相手の内心を無理に変えさせる気はない」という形に自然に落ち着いている所が、救われるんだよな、他人の中にある自分の像にもまた多様性が許されていいっていうただそれだけの話なんだけどさ、現実世界にいる奴らはいざそういう話になったら「そんなの当たり前だろ?」って顔するくせに実際には「いやいや、同じ情報を与えられてその人から得る印象なんて概ね1つに定まるんじゃないの?」みたいな風に平気で思い込んでたりするんだろうなってのが滲み出まくってるじゃん俺はアレが本当に辛くってさ、救われたんだよな、二人のそんな姿に。

※7 バッドエンドとして一人ものエンドがあるだろってツッコミもあるだろうが、アレはGAME OVERの1つでしかないだろ?

※8 俺はKYじゃないから、流行り物に水を差したくないってことだ。

※9 バッドエンドじゃないのかって?そうかも知れないな。結局、俺の物語奇跡が起きなかったんだよ※10。

※10 以下のコピペパロディ

Kanon

奇跡が起きて女の子が目覚める話

AIR

奇跡が起きて女の子が亡くなる話

CLANNAD

奇跡が起きて女の子蘇生する話

リトルバスターズ!

奇跡が起きて全員が助かる話

ν速

奇跡が起きなかった男の子お話

2024-04-15

Xで空想科学読本ケッタクソに叩かれていた

もう20年以上前の話なのに、昨日親を殺されたかのように新鮮な憎悪をぶちまけるオタク達を見ていると、そりゃ私が5年前、当時のTwitter一言迂闊なことを言っただけで、メールアドレスから実名電話番号、住所まで暴かれたうえで殺害予告を受けてアカウントを閉鎖したにも関わらず、当時の棘や5chのログを頼りにメールアドレス特定して未だに嫌がらせメールを送ってくる奴が絶えない訳だと思った。一度でもオタクから認定されたら一生憎まれ続けるんだな。はぁーみんな死ねばいいのに

2024-02-21

渋谷勤務でも新宿伊勢丹のお弁当が食べたい

渋谷のお弁当ってイマイチなんですよね。渋谷西武が一番かな。東急フードショー(しぶちか)もイマイチ。もう無いし遠くだから行かなかったけど、東急百貨店の品揃えは良かったんでしょうか。

やっぱりお弁当新宿伊勢丹ピカイチです。これに比肩できるのは大丸東京くらいだと思います休みの日はここでお弁当買って新宿御苑で食べるの大好きなんですが、平日は渋谷に勤務しながら昼休み中に買って食べるのは難しい。しか電車代で往復 356 円も掛けてたら、弁当代として高過ぎですよね。

当方東京メトロ渋谷駅に出勤します。途中に新宿三丁目駅を経由してお弁当買えば済むのですが、生憎伊勢丹10開店通勤時にはまだ開いていないのです。

という訳で、なんとか電車代をケチった上で、新宿伊勢丹でお弁当を買いつつ出勤できる方法を考えました。このフローで出勤すれば、例え 9 時出勤だとしても要件を満たせそうです。

  1. 半蔵門線渋谷駅に到着。
  2. 出社してちょっと仕事
  3. 休憩に行く顔して銀座線赤坂見附駅へ。
  4. 丸の内線に乗り換えて新宿三丁目駅へ。
  5. 新宿伊勢丹でお弁当を買う。
  6. 副都心線に乗り、渋谷駅へ。
  7. 休憩から返って来た顔して業務に復帰。

これで電車代は渋谷駅までの通常の出勤時(フロー中の 1. までの料金)と変わりません。通勤定期券を使っている場合には使えない手ですが、リモート勤務なので定期券など無い僕と同様の諸氏におかれましては、偶の出勤時に使えるテクとしてお収めください(もし同志が銀座線で出社しているのでしたら逆回りにすれば OK です)。

でもなぜこれだけ乗って片道分で済むのか。それはメトロの乗り換えでは 1 時間まで改札外での行動が許されるという規定に依ります

https://www.tokyometro.jp/ticket/guide/transfertime/index.html

メトロ、太っ腹ですね。今回は渋谷駅と新宿三丁目駅でこれを使いましたが、この表に依ると銀座築地などでの買い物も片道運賃で済ませることができるかも知れません。更に、乗り入れている他社線を使うともっと複雑な買い物ルートも構築できそうです。誰か試して欲しいですね。

2024-02-16

<चलो फिर भी एक आकर्षक झूठ के साथ जियें>

タイトルは魔除け。

それはそれは昔、深夜の神社に向かう100段の階段の途中、下から12段ぐらいで私は妹を待っていた

風が、雲を押していた。月は半分だけ顔を隠しているような夜だった。

「お待たせ〜」と階段を上ってきた妹は片手にビール缶を持っていた。メーカーは覚えてない

生憎小銭がなくて。ごめんね」と言いつつ

妹は申し訳なさそうには全くしていなかった。

だが、責めるのも私には出来ないので

「どうして神社自販機ビールが売ってるんだ

おかしいじゃあないか」とめちゃめちゃな事を言ってしまった。それに対し妹は「?」といった顔をし「お供えにしたり花見で飲んだりするからでしょ。変なこと言うね〜」なんて言うもんだ

それを聞いてやっと私は妹に少し腹が立っているんだなと気づいて、顔をしかめたのだった

それにしたってビールを一缶だけ買って誰が飲むのだろう。私だけか妹しか飲めなくなるが

「で、私思ったの。このビールを半分だけ○○(私の名前)が飲んで、残りの半分を私が飲めば

酔いすぎないかなって」

ああ、そういうことだったのか。ろくでもねぇな

と思いつつ、私はビールを開けて飲んだ

世界がぐるぐるしてこないぐらいにはあったまるでしょ。酔いすぎちゃうと久しぶりに会った記憶が消えちゃうからね」と妹

かに次第に酔いが回ってくると、身体がなんだかあったかくなってきた。なるほど

「じゃ、次あたしが飲む〜」ぐいっと残り半分を

飲み干した妹、すぐに顔が真っ赤になった

「ひもちいい〜○○肩貸してぇ」

妹は私の肩に凭れかかった

「弱いくせに一気に飲むなよ…」私は呆れながら

妹の肩に手を回した

ロシア式倒置法ってあるじゃん

「ん、あるね」

「あれでひくと…二人がほひそらをみてるってことはぁ…ほしぞらが二人をみてるってなるよねぇ」

「そりゃ素敵な話だ」

二人は笑った

「ねぇ…○○ちゃんねがいら」

「なんだよ」

「酔いが醒めて、また二人が冷たくなったら冷たい互いのてをにぎってくれまへせん…か」

妹がこんな事を言う時は大抵酔っている。

私は空のビール缶で妹の頭をコツッと叩いた

「そりゃ好きな人とやるもんだろ。兄弟でやるもんじゃねぇよ」

「けちんぼ」

神社階段には本当に人が来なかった

それだけがこの日、運が良かった理由である

2024-02-03

anond:20240203135321

それ、高尚すぎて俺には分かんないや。当の権力者からは「使い捨てコマ」としか思われてない連中を叩く事が、体質改善にどう繋がるのか教えて欲しい。どう見ても個人責任押し付けて「遺憾です」つって切り捨てて終わりじゃん。貴方の住んでる空想世界線では正義が為されるのかもしれないけど、生憎とここは「現実」なんだよね。

2024-01-02

文化を感じた日

川端康成の『雪国』は読んだことがないけれども、その文頭はあまりにも有名だ。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」

暖かい南国で生まれた。積もった雪は見たことがなかった。大学が近くになかったので、進学組はみんな強制的一人暮らしになる地域だった。雪が見たくて、ただそれだけで積雪がある某県に進学を決めた。

学生から車は持てなくて、雪の積もった日は徒歩で30分以上かけて大学に向かった。自転車なら10分もかからない距離だ。泥混じりの雪が跳ねて、着く頃にはズボンの裾と靴下が真っ黒に濡れてしまう。それで丸一日過ごす。一年生の年明けには、雪を見るだけでうんざりするようになった。

雪の朝は、目が覚めるとすぐにわかる。妙に静まりかえっていて、ほのかに明るくて、身体の芯から冷えるような寒さの朝は雪が深々と積もっている。心底うんざりする冬の一景だ。

大学最後の年、私はすっかり暗い冬も鬱陶しい雪も大嫌いになっていた。

ある夜、何かの用事で車に載せてもらい、峠の方へ行くことになった。しっかり整備された高速道路を降りて、ろくに除雪されておらず街灯もない一般道に出た時、ふと窓の外を覗くと、月明かりのない真っ暗な夜空と真っ白な雪原が目に飛び込んできた。そして「夜の底が白くなった」ことに気がついた。

私は文豪のあまりにも的確な表現言葉を失い、雪原が終わるまでずっと、ぼんやり白い夜の底を眺め続けていた。

その後上京して何年も経つが、美術展にも行かず、バーにも通わず流行最先端にも触れず、およそ文化的とは程遠い怠惰な日々を過ごしている。これといった趣味もなく、美味いのかわからない飯を食べ、友人も少ない。都会の片隅でドブネズミ生活を送っている。東京文化人になるにも能動努力と磨かれたセンサー必要なようである

私は生憎地元でも東京でも「文化」とやらを感じることはできなかった。「印象派展」や「知る人ぞ知る日本上陸ブランド」に興味はなくもないが、疲れた週末に電車を乗り継いでよく知らない場所に行き、人混みに揉まれ行列に並ぶのは雪と同じく心底うんざりする。

このように都会暮らしでも文化を楽しむにはそれなりの素養と体力が不可欠だ。感受性が錆びつきセンサーが腐っているドブネズミがあの冬の夜、ど田舎の雪原に「文化」を強烈に感じることができたのは教育による知識下地に偶然が重なったおかげである。私はあの一景を生涯忘れることはないだろう。

2023-11-11

推し子供まれ報道で吐くほど泣いた元オタク呪詛

芸能人私生活に付きまとって勝手写真撮って世間にばら撒いていく週刊誌の発刊と報道に関わってる人間は全員今すぐ地獄に堕ちろって思ってるし

芸能人不倫してそれを必死に隠すどころかSNSに書くような脳みそミジンコ以下のクソ発情期女はこの世のあらゆる病にかかって苦しんで死んでくれって思ってるし

顔と名前と声と歌で売ってる男とよりにもよって音楽業界出会って交際して結婚して人気アニメのおかげで分不相応アニソン界の歌姫とか散々持ち上げられたあと

悲劇のヒロインぶって信者の同情票集めて暢気に暮らし幸せ子供産んだ女も、頼むから世界から消えてくれって心底祈ってる。

でもこの女に何かあったら元推しも生まれたばっかりのお子さんも悲しむだろうから結局健やかに長生きしてもらうしかない。

やってられねー。この世で一番憎い女がネット上で祝福される世の中、最悪すぎて泣いて暴れて吐いた。

わかってるんだよ、別に奥さんは何も悪くない。憎いけど。

芸能人だろうがなんだろうが恋愛して結婚して子供産むのはその人個人権利で、同じ業界にいれば出会いがあるのは当然で

不倫情報漏洩も100パーセント推しの方が悪い。

でも情報漏洩はともかく不倫報道する必要あるか?

そんでどこまで本当か嘘か知るよしもないただの一般人どもにいつまでも推しのことねちねちねちねち叩く権利があるか?

お前らの同僚が不倫したって別に通報報道もする必要ないじゃん。

そんなん個人の家庭の問題であって、正直仕事問題が出てなかったら別にお前らの人生関係無いだろ。

●●ッ子です!って言って同情して生活上関わりのない人間のこと好き勝手非難してるオタク全員キモイ

お前らみたいに他人の失敗とか不幸とかを娯楽にするゴミカスのせいで、自分は何年も好きだった人が突然この世から消えた。

コロナも落ち着いてきて、オンラインライブやってくれてた。もうすぐ現場も行けるようになるかもって楽しみにしてた。

それがいきなり犯罪じゃない、けど誰にも擁護できないようなことやったって暴露されてさぁ。

声と歌を売り物にしてた人であって、人間性はその人の自由だろ。お前らに関係ないだろ。

でも世間的には元推しが100パーセント悪だから擁護の声なんか上げられなかった。実際悪いことではあったし。

この絶望がお前らにわかるかよ、わかんねーだろ。好きな人のこと好きって言い続けられないんだよ。

発表間近だった曲は発表されなかった。最後の曲はシングル発売すらされず起用作品サントラに突っ込まれた。

解散ライブも無い。会える場所がどこにも無いまま永遠にお別れになった。ずっとずっと好きだったのに。

推しって言ってるのは、自分が好きだったのはバンドフロントマンやってる推しだったから。

主の仕事の方は正直そんな興味無い。アニメ作品で好きになるから声で推したこと無いし。

から音楽業の方が完全に絶えた時点で元推しだってもうこの世にいない。

かにさぁ現場何年も通ったけどMCとかたまにン?って思うような発言あったりブログとかSNSもアレな時あったりしてて

めちゃくちゃ良い人だったのに、とかは言えないよ。

でも売り物にしてたのは声と歌とパフォーマンスじゃん。少なくとも自分が金払って受け取ってたのはそれだった。

ガチ恋してた時期もあったけど、だからって人格とか生活まで売り物にしろとは思ってなかった。

からマジでパフォーマンスの低下とかじゃなく、本来なら世間に曝されることが無かったはずの事象で潰されたのが耐え難い。

逆恨みなのは100も承知してんだけど、奥さんがあの人じゃなかったらなんぼかマシだっただろってずっと思ってる。

ていうかそもそもクソ週刊誌記者に撮られることもなかっただろ。声豚女ついてる若手と違ってもういい歳だったし。

あんな異常な持ち上げられ方して世間に注目されてる女が妻だから、追っかけられたんじゃん。大々的に叩かれたんじゃん。

好きな人好きな人なんか好きになれるわけない。

から交際報道出た数年前から大嫌いで、名前ミュートにしたし歌番組も出たらすぐ音消してやり過ごしてるけど

それでもあのアニメ始まってからは街に出たらどの店入っても流れてくる曲が堪らなくおぞましかった。

歌姫って持ち上げられるほどの声でも顔でもねーだろ。ここは完全に私怨籠ってるけど。

それでもあの報道出るちょっと前にはさすがに諦めついて、あのアニメは2期で主題歌変わってからやっと原作読む気になれてた。

現場が無いのはコロナのせいだから、また現場行けるようになったら完全に気にならなくなるだろって思ってた。

でも今こうなんだよな。推しときちんとお別れさせてもらえなかった元オタクの成れの果てだよ。

推し奥さんがどういう私生活でどういう会話しててどういう経緯でああなって今に至ったのか、そんなん1ミリも興味無い。どうでもいい。

別れろとかもあんま思ってなかった。そんなんされたところで元推し経済的に困るだけだろうし。

ただいつだったか奥さん希望結婚式やったって報道チラッと流れてきたとき嫌悪だったな、憎すぎて。

不倫後に結婚式ってそれ針の筵みたいなもんじゃないの?参列者知らんけど双方の家族はいたんだろうし。

でもそれも忘れてかけてて、曲はずっとずっと聴いてるから、そういう良い思い出だけ繰り返してそれなりに平和に生きてたんだけどさ。

子供報道見た瞬間、自分でもちょっと意味わかんないくらい泣いた。泣いて暴れて最終的に吐いた。

解散発表のときだってこんなに泣かなかった。

持論なんだけど、子供産むってマジで覚悟決めないと罪だと思ってて

子供って生まれたいって願って生まれてくるんじゃなくて親側のエゴでこの世に連れてこられる被害者から

産んだ以上、その後に親が暴力振るうとか育児放棄とか別れるとか、絶対ありえなんだよな。

からもう、元推し奥さんって別れられない。別れたら子供可哀想から

いや別れた方がいいときもあるけどさ、DVとかあったら。

さすがにそれは無いだろって思ってるからマジで絶望したんかなと思う。

子はかすがいって言うじゃん。鎖でもあると思ってて、子供いたらもう絶対「家族」じゃん。

他人他人じゃなれなくなった。

そんでまたキモイ信者たちが「不倫されたのに許してあげる●●ちゃん優しい!」とか「子供まで産んでもらってこれで一生頭上がらないね」とか

本当に本当に本当に本当におぞましい。どの立場なんだよ。キモイよ。

推し、これで一生あの憎い女と「家族」

一生あのキモイ信者もの玩具にされるんだと思うと、堪らなく憎い。

去年やった結婚式、本当は推しの曲使いたかった。

ずっとずっと好きなバンドです!っていろんな人に紹介したかった。

新しい曲聴きたかった。現場行きたかった。

ライブハウスで世界一好きな声に内蔵揺さぶられるような、あの時間をずっとずっと味わいたかった。

なんでバレるような不倫なんかしたんだよ。そんな頭ゆるゆるなバカ女に釣られたんだよ。

なんで解散したんだよ。ふざけんなよ。

なんで結婚したんだよ。芸能人同士で結婚すんなよ。

せめて名前も顔も知らない女が良かった。なんで名前も顔も避けられないような女なんだよ。

好きな人を奪った女が、幸せになってる女が、一生憎い。

2023-11-08

察してちゃんには付き合わないからね。

妙によそよそしかったり、少し不機嫌な様子だったり、どこか不満げだったり。

そういうのにお付き合いするつもりは毛!頭!ございません!

何か気に入らないことがあるならハッキリ言葉で言えばいいし、言葉にするほどのことじゃないなら態度にも完全に出すな。

俺に気を揉ませることが目的でそんな態度をとって見せているならお生憎様。むしろ黙殺する。

そんな策略めいたものに気を揉まされるのはカロリー無駄以外の何者でもない。

もう一度言う。気に入らないことがあるなら言葉しろ言葉にするほどのことじゃないなら態度にも出すな。

2023-11-06

何故フェミ女性ってそこまで謝りたくないの?

https://anond.hatelabo.jp/20231104214219


これについたブコメトラバも相変わらず酷いですよね。

「男・オタクも謝らないだろ!」「どうしてフェミニスト責任転嫁するの?酷い!」

といった、典型的なWhataboutismも散見されました。


不思議なのは「◯◯も謝らない」事と「直接の加害者であるフェミニスト女性達が謝らない」事は、全く地続きでは無いのに

何故ここまで浅ましく責任から逃れようとするのでしょうか?

ひょっとして、面倒な事はお前ら男に押し付けてやるから謝れ!という事なのでしょうかね?

関係無い男性責任押し付けてさっさと逃げる側の卑怯無責任人種なのでしょうか。


仮に百歩譲って「◯◯は謝らない」が真実だとしても、フェミニストらの罪が免罪される訳がありません。

ましてやその◯◯とやらの謝罪が優先されるべきだとも思えません。

◯◯も謝罪すべきなら、フェミニストもまた謝罪すべきでしょう。

別の何かが謝ったとしても、貴方の罪が免罪された訳ではありません。


交通違反に例えるなら、仮に10キロ~30キロ程度スピード違反をしている車が他にいたとしても

道端や通行人に車内から汚物を巻き散らかした貴方の罪が無罪放免になる訳がありませんよね?

スピード違反は取り締まられる、貴方も当然取り締まられる、これが平等です。

男女平等概念理解出来ない人達(フェミ女性)には分かりにくかったかな?



しかしたらフェミ左翼界隈の人間は「謝罪したら(社会的に)死ぬ」と思い込んでいるのかもしれませんね。

貴方達の界隈では、謝罪した人間を徹底的に潰すのが当たり前だから勘違いしがちなのかもしれませんが

生憎一般的社会はそこまで粗暴で野蛮では無いので、感覚常識の違いに困惑しています


一般的社会において、加害者であるにも関わらず、必死言い逃れして責任関係無い人間押し付けつつ

自分は騙されて加害してしまった被害者だ!などと主張する人間は、ハッキリ言って「最低」です。

女性は自らの行為に何ら責任を取れない無責任者、未成年者以下の、重度の精神障害者と同様の責任能力しか無い側の性である

と主張をするのであれば仕方無いかもしれませんが、そうで無いのならば、最低限の責任は取れる人間になって下さい。


「悪い事をしたら謝る」

これは人間として、最低限度のラインなのですから

2023-10-28

[]紀伊国狐憑漆掻語

谷崎潤一郎

漆掻きと云ったって都会の人は御存知ないかも知れませんが、山の中へ這入って行って漆の樹からうるしの汁をしぼるんです。いいえ、なかなか、百姓の片手間ではありません。ちゃんとそれを専門にする者があったんで、近頃はめったに見かけませんけれども、外国の安い漆が輸入されるようになったそうですから、いまどきあんなことをしても手間ばかりかかって引き合わないんでしょうな。兎に角以前には私わたしの村なんかへもよく漆かきが奈良あたりからやって来たもんです。漆鉋うるしかんなと云って、鎌のようなもので先の曲った奴を持って、腰に三四合ぐらい這入る竹の筒を提げて、漆を見つけると、その鉋で皮へ傷をつける。それがあんまり深く傷をつけ過ぎてもいけないし、浅過ぎてもいけないし、呼吸物なんで、その傷口から松脂まつやにのようにどろりと滲しみ出て来る汁を箆へらですくって竹の筒へ入れる。そんな時にうっかり下手なことをやって汁が顔へはねかかったりすると、それこそ赤く脹れ上りますから、馴れた者でないと出来ない仕事なんでして、漆にカブレないように紺の手甲を着けて、すっかり紺装束で出掛ける。まあそんなことをする人間なんで、私の村にもその商売の者が一人住んでいましてね。此の男は遠くへ出稼ぎをするのでなく、村の近所の山へ這入ってはうるしを採ってくらしていましたが、或る夏の日に、その漆かきが一と仕事してから山の中でひるねをしていますと、夕立ちが来たもんですからふっと眼をさましました。そしてそのときに、ハテな、己はひょっとすると寝ていた間に狐に憑つかれやしなかったかなと、そう思ったと云うんです。それが別にどうと云う理由があるんではないんですけれど、淋しい所をひとりで歩いているときなんぞに憑かれることがよくあるんで、ただ何んとなくそういう感じがしたんでしょうな。で、まあ、家へ帰ってもそれが気になって仕方がない、どうも狐がついたようだから明神さまへお参りをして来てくれろとお袋ふくろに頼んだりして、友だちなんかにもそんなことを云っていましたが、そのうちにとうとう床について、飯も食わないようになったんです。それで先生布団をかぶって半病人のようにうつらうつらしながら、日が暮れると云うと、ああ、今夜あたりは狐が迎いに来やしないかな、今にきっと来やしないかなと、心待ちに待たれるような、妙にそれが楽しみのような気持ちでいると、案の定夜になってから友達のような男が三人ばかり表へやって来て、「さあ、行いこら」「さあ、行こら」と誘うんだそうです。尤も友達と云ったって見おぼえのある男ではないんで、みんなせいが三尺か四尺ぐらいの小男で、法被はっぴを着て、木や竹の杖をついていて、何か非常に面白そうに「行いこら行こら」と云うんですが、それを聞くと行きたくって行きたくってたまらなくなるんだそうです。けれどもアレは狐だから行くんではないぞ、あんな者に誘われてはならないぞと思ってじっと我慢していると、友だち共は仕方がなしに帰ってしまう。するとその後ろ姿に尻尾しっぽのようなものがチラチラ見えるようなんで、ああやっぱり行かないでいい事をしたと、そのときはそう思いながら、又あくる日のゆうがたになると、今夜も誘いに来やしないかなと心待ちに待つようになる。そうするうちに果たしてやって来て「行こら行こら」と誘うんですが、それがもう、さも面白そうなんで、ついうかうかと行きたくなるんだそうですな。しかしその晩も一生懸命我慢してしまったところが、三日目の晩の九時頃に、家の前に庭があって、庭の下が六尺ばかりの崖がけになっていて、崖から向うは一面に麻の畑でした。それが夏のことですから麻が高く伸びていて、ちょうどその庭と畑とが同じ平面に見える。で、その畑の方へ例の小男が三人連れ立ってやって来て、「さあ行こら」「さあ行こら」と云うんだそうです。よくよく見るとその男たちの着ている法被に何か圓い紋がついていたそうですけれども、どんな紋だったか、そこんところはハッキリ覚えていないんだそうで、いつもの通りめいめいが杖をついていて、しきりにそう云って誘うもんですから、とうとうその晩は我慢しきれなくなってしまった。それでそうっと家を抜け出ようとしたとき生憎親父が小便に起きたんで、こいつはいけないと思って、「行きたいんだけれど、親父に見付かると面倒だから己は止すよ」と云うと、「なあに己たちが一緒なら大丈夫だ、こうすれば親父に見つかりはしないから、まあ附いて来い」と云って、その三人の友達が手をつなぎ合って、輪をこしらえて、その輪の中へ丑次郎―――という名だったんですが、その漆掻きの男を入れた。そして、「さあこうすれば親父が見ても見えやしないか心配するな、附いて来い/\」と云って連れて行くんで、ちょうど便所から出て来た親父とすれちがいになったそうですけれども、成る程親父には此方の姿が見えないようなあんばいだった。それからその晩は麻の畑の中で遊んで、いろいろ御馳走をしてくれたりしただけで、明け方には無事に家へ帰してくれたそうですが、四日目の夕方は日が暮れないうちから楽しみで楽しみで、早く誘いに来てくれないかなと思っていると、やはり昨夜ゆうべと同じ刻限にやって来て「行こら、行こら」と云うんです。で、又附いて行きますと、今夜はいい所へ行こうと云って、家のじき近所にガータロのいる淵があるんですが、その淵の方へ出かけたと云います。え、ガータロですか。ガータロと云うのはあれは河童かっぱのことなんです。ぜんたい私共の村は高野山の南三里ばかりの山奥にあって、私の字あざは一方が山で一方が谷になったゆるやかな傾斜面のところどころに家がチラホラ建っている。丑次郎の家というのも山と山の間にある淋しい一軒家なんでして、前に三四枚の段々畑があって、その先が今云ったガータロのいる淵なんです。別に名前のあるような淵ではないんで、村の者はトチ淵ぶちトチ淵と云っていましたが、さあ、どう云う字を書きますかな。何しろ大滝だとか赤滝だとか云って、非常に滝の多いところでしてね、その滝壺の下流が今云った谷の底を流れていて、淵になっているのはほんのわずかなところなんですが、そこにはいつも水が真っ青に澱よどんでいて、まん中に平べったい一枚岩が出ていました。ガータロはその一枚岩の上にときどき姿を現わすことがありましたから、たしかにその淵に棲んでいたには違いないんで、見た人は大勢あるんです。ええ、ええ、私も一遍たことがありますよ。なんでも夏の日ざかりに山の上を通っていると、下の方にその淵が見えて、岩の上に変な奴がすわっているんで、「ああ、ガータロが出ているな」と思ったことがありました。さあ、そうですな、遠くから見たんだからよくは分りませんでしたけれど、人間よりは小さかったようで、まあ猿ぐらいでしょうかな。姿も猿に似かよっていて、ただ斯う、頭の上に妙な白いものが喰っ着いているんで、鳥打帽子を被っているように見えましたよ。ええ、ええ、よく人間に害をする奴なんで、私の知っている人でも、ガータロに見込まれて水の中へ引きずり込まれそうになったり、ほんとうに引きずり込まれて死んでしまったのもあるんです。これは餘談になりますが、その谷川の別なところに丸木橋がかかっていましてね。或る私の友人が夕方その橋をわたろうとすると、うっかり足を蹈み外して、水の中へ片足をついたのが、岸の方の浅瀬だったんですけれど、その片足を抜こうとしても水が粘ねばり着くようになって、どうしても抜けない。しきりに抜こうともがいているうちに、次第にずるずると深みへ引っ張られそうになるんで、ハテな、ガータロに見込まれると水が粘ると云う話だが、こりゃあガータロの仕業しわざだなと気が付いたんです。ところでガータロと云う奴は鉄気かなけを嫌うもんですから、そう云う時には、何んでも構わない、鉄気のものを水の中へ投げさえすれば助かるんで、ふっとそのことを思い出して、幸い腰にさしていた鎌を川の中へ投げた。そうしたら難なくすっと足が抜けたんで、真っ青になって帰って来て、実はたった今此れ此れだったと私共に話したことがありました。もうよっぽどの歳ですけれども、未だに達者な人でして、至って正直な、うそを云うような人間ではありませんから事実そんな目に遇ったに違いないんですな。しかし此の男はそう云う訳で命を取りとめましたけれども、もう一人今のトチ淵へ篏はまって死んだ者がありました。十四五になる可愛いい女の児でしたがね。なんでも同じ村の餘所よその家へ子守りに雇われていて、めったとひとりで遊びに出るようなことはなかったのに、その日に限って、赤ん坊の寝ている間に出て行って、二三人の友達と一緒にその淵の所で鮎を釣っていたと云うんです。それが、おかしいのは、淵によどんでいる水が、ほんの一間ばかりの間岩の下をくぐって、すぐその先の方へ行くと滝のようになって流れ落ちているんですが、その女の児は淵と早瀬との境目にある岩の上にしゃがんで、瀬の方で釣ればいいものを、淵の方を向いて釣っていた。すると、友達の女の児もみんな同じ所で釣っていたのに、どう云うものか外の者には一向釣れないで、その女の児の鈎はりにばかり魚がかかる。外の女の児たちは詰まらないもんですから、此処は止そうよ、何処か別の所へ行こうよと云うんですけれども、その女の児だけは面白いように釣れるんで、夢中になっていつ迄も釣っている。そのうちにだんだん日が暮れて来ましたが、もうおそいから帰ろうと云っても聴き入れないんで、外の者はその児を置き去りにして帰ってしまった。さあそうすると、晩になっても姿が見えないもんですから、主人の家では心配をして、親元の方を尋ねさせると、其方そっちへも来ていないと云うんで、大騒ぎになって、いろいろ心あたりを調べると、実は晝間これこれだったと云う。外の児たちは云えば叱られると思ったんで、聞かれる迄黙っていたんですな。で、早速みんながその淵のところへ行って見ると、ちゃん下駄が脱いであるんで、いよいよガータロに見込まれたんだと云うことになって、それから泳ぎの達者な者が体へ綱をつけましてね、ガータロが出たら合図をするから、そうしたら綱を引っ張って貰うように頼んで置いて、淵の底へもぐって行って、屍骸を引き上げたことがありましたよ。兎に角その女の児が鈎を垂れると、ほら釣れた、ほら釣れたと云うようにいくらでも釣れるんで、外の鈎にはちっとも寄って来なかったと云うんですから、そこが不思議なんですよ。あ、そう、そう、そう云えば、その前の日に、その女の児の親たちの家の屋根の上からその淵の方へ虹がかかっているのを、たしかに見た者があると云います。虹がそんなに近いところにある筈のものではないのに、ちょうどその家の上から出ているんで、何かあの家に変ったことでもあるんではないかと思っていたら、その明くる日にそう云うことがあったんだそうです。でまあ、そのガータロのいる淵の方へその漆かきは連れて行かれた訳なんですが、なぜだか知れないが死のうと云うことを考えて、今夜は一つあの淵へ身を投げてやろうと思いながら附いて行くと、大勢の人が提灯をつけて淵の方へぞろぞろやって来るんだそうです。それで暫く物蔭に隠れて窺がっていると、村長さんだの、伯父さんだの、伯母さんだの、親類の誰彼なんぞの顔が見えるんで、中にはもう死んでしまった人なんぞが交っているもんですからおかしいなあ、あの伯父さんは死んだ筈なのにまだ生きていたのかなあと、そんなことを考えながら待っていましたけれど、提灯の数が追い追いたくさんになって来て淵のまわりをウロウロしている。この様子じゃあとても駄目だと思ったんで、「どうも死ぬのに都合が悪いから、今夜はもう帰る」というと、「そんならもっと面白い所へ連れて行ってやるから、まあ一緒に来い」と云って、棕櫚山の方へ引っ張って行った。その辺はいったいに棕櫚が多いんでして、大概の山には、高いのになると三間ぐらい、普通二間ぐらいの棕櫚と、一丈ぐらいの薄のような草が生い茂っているんですが、その茂みの中を分けて行ったら、山の中途に大きな岩が突き出ていて、友達の連中はその岩の上へするすると身軽に登った。だが見たところ丑次郎には登れそうもないので、「己はそんな高い所へ上あがれないから止める」というと、「なあに己たちが手伝ってやるから大丈夫だよ、上って見ろ/\」と云って、三人の小男が上から引っ張ったり下から腰を押し上げたりした。お蔭でどうやら上れることは上れたけれども、上る拍子に脛を擦り剥いたんで、今度はそれが痛くってたまらない。「痛い痛い」と云うと、「よし、よし、つばきを附ければすぐに直る」と云って、つばきを附けてくれたらじきに痛みが止まった。すると又咽喉が渇かわいて来たんで、「水が飲みたい」と云うと、「じゃ、まあ、ここで休もう」と云って、道ばたに休んで、何処から持って来たのだか直ぐに水を飲ましてくれたが、なんだかその水が小便臭かったそうです。で、その山を越えると、私の家の方へ下りて来ることになるんで、ああ、そうだったな、此処はもう鈴木さんの家の近所だなと、はっとそのときに気が付いたらしくって、「もう己は帰る」と云い出したところが、「まあいいからもう少し遊ぼう」と云って、しきりに引っ張って行くんだそうです。それでも無理に帰ると云って、とうとう振り切って来たそうですが、その晩も、その前の晩も、家に戻ったのは夜中の三時ごろだったそうで、いつも夜の明ける迄には必ず帰してくれたと云います。さて五日目の晩に待っていると、又「行こら行こら」と云いながらやって来て、今夜は伊勢へ連れて行ってやると云う話で、伊勢松坂へ出かけて、何んとか云う料理屋の二階へ上ると、たいそう結構な朱塗りの高脚たかあしのお膳が出て、立派なお座敷で御馳走をたべた。それから街道を歩いて行ったら、此処はカノマツバラだと云うんで、見ると成る松原がある。けれども、その時に斯う、ぼんやりと分ったのは、私の村から有田郡ありたぐんの方へ抜ける山路にヤカンダニと云う谷があって、めったに人の通らない淋しい所なんですが、そこをその漆掻きは前に一遍あるいたことがある。で、そう云う時にもいくらかその記憶が残っていたものと見えて、カノマツバラだと云うけれども、どうも此処はヤカンダニのようだから、「ヤカンダニじゃあないか」と云うと、「なんだ、お前はヤカンダニを知っていたのか。ではもっと外の所へ行こう」と云って、又方々を歩き廻って、「さあ、どうだ、此処がカノマツバラだ」と云われて見ると、今度は覚えのない土地で、松がずうっと生えていて、たしか松原景色になっている。しかしそう云う間にもときどき正気に復かえるらしく、己は狐に欺されているんだと云う考えがふいと起ることがあって、三人の小男の様子なども、人間の姿をしているように思えながら、どうかした拍子に尻尾が見える。はっきり見えるんではなしに、チラチラと斯う、見えたり見えなかったりするような工合なんですな。要するにまあその時分からそろそろ意識回復して来たんで、ヤカンダニを通ってからも暫く何処か無茶苦茶に引っ張り廻されていたようですが、そのうちに、村にイカキ山と云って、笊いかきのような恰好をした山があるんで、そこを通った時は、此処はイカキ山だなと云うことが分ったと云いますしかしその山は松だの欅けやきだのいろいろな雑木ぞうきが生えている密林なんでして、その林のなかをぐる/\歩いているうちに、木に引っかかって、フンドシが解けた。で、「まあ、待ってくれ、フンドシが解けたから」と云うと、「そんなものは構わないから放って置け、ぐずぐずしていると夜が明けるから急がなくっちゃいけない」と云って引っ張って行くんで、「もう己は帰る」と云うと、「帰らないでもいいよ。それより何所か寝る所があったら、みんなで一緒に寝ようじゃないか」と云うんだそうです。するともう夜がしらみかかって来たもんですから、その漆かきも今更家うちへ帰りにくくなってしまって、私の家いえの近所にある阿弥陀堂の方へ行った。と云うのは、その阿弥陀堂なら四人で寝るのにちょうど都合がいい場所なので、そこへみんなを連れて行って寝ようという考えが、ちゃんとそのときに頭にあったらしいんですな。それで阿弥陀堂へ行くのには、私の家と隣りの家との間を通らなければならないんですが、隣りの家の庭に古い大きな柿の木があって、それが往来の方へ枝を出していた、その木の下を通った時分に、「ああ、此処は鈴木の家の側だから、もうすぐ其処が阿弥陀堂だ」と思ったそうです。その阿弥陀堂は草葺きのお堂なんでして、うしろの方に四尺に一間ぐらいな裏堂が附いていて、その中に村のお祭り盆踊りなんぞに使う提灯だの行燈だの莚だのが置いてあったんですが、その莚のことを覚えていて、あの裏堂で寝ようというつもりだった。ところがそこへ這入るのには屋根からでないと這入れない。今も云う通りいろいろな物が入れてあったもんですから子供なんぞがいたずらをしないように、扉を中から締めてしまって、屋根から出入りするようにしてあったんで、そのこともちゃんと覚えていて、屋根裏へ上った。尤もその時に矢張り小男の連中が上から引っ張ったり下から押し上げたりしてくれたそうで、上って見ると、そこに二尺ぐらいの幅の厚い欅の板が渡してある。これはお堂の中の品物を出し入れする時の足場に作ってあったんで、その板に腰かけて莚の上へ飛び降り料簡だったんですが、小男共は、「此処がいい、/\」と云って、草葺きですから、庇ひさしの裏の方から上ると、竹を編んだ屋根の土台が見える、その竹の棒に掴まって屋根の草の中へ体を突っ込んで、「此方へ来い、/\」と云うんだそうです。成る程その連中はみんなせいが低いんだから巧く草の中へもぐり込めますけれども、丑次郎には這入れる訳がないんで、「己は体が大きいから駄目だ、そんな所へ這入ったら足が出てしまう」と云うと、「まあ試しに這入って見ろ」と云うんで、這入って寝てみたら案の定足が出てしまった。「ほれ御覧、こんなに足が出たじゃないか」と云ったら、「では仕方がないから中へ這入ろう」と云うことになって、さっきの屋根からでなく、別な所へ穴をあけて、その穴から、一人ずつ莚の上へ飛び降りて、裏堂の中の狭い場所へ四人が並んで寝た。それから少しとろとろとしたと思うと、お堂のうしろの板が三寸四方ぐらい切り取ってある、それは以前に、泥坊が内部にしまってあるものを覗のぞこうとしてそんな穴を拵えたことがあるんで、もうすっかり夜が明けたらしく、そこから朝日がさし込んでいる。と、やがて表が騒々しくなったんで、その穴へ眼をつけて見ると、村の子供たちがお堂の前で遊んでいるので、ガヤガヤ/\云っていてとても眠れない。「どうもあの子供たちがうるさいな」と云うと、「よし、よし、己が彼奴等あいつらを追っ拂って来てやる」と云って、一人の小男が外へ出て行った様子でしたが、どんなことをしたのか知れませんけれども、兎に角その男が行ったら子供たちはいなくなってしまった。それでようよう落着いて寝ようとすると、生憎とまた小便が出たくなったんで、「一寸小便をして来る」と云ったら、「いや、出てはいけない、出てはいけない」と云って、一生懸命に止める。「出ると掴つかまるから出てはいけない。小便がしたければ此の中でしろ。さあ、己達も此処でするぞ」と云って、三人とも寝ながら小便をしてみせるんですが、丑次郎にはどうしてもそこでする気になれない。もう出たくってたまらなくなって来たんで、とうとう又その屋根の穴からお堂の外へ降りたところが、遠くに私が立っていて自分の方を見ているので、「あ、鈴木さんに見られたな」と、その時はっきりとそう感じた。そして私が近寄って行く間に、三人の小男どもは慌あわてて逃げ出してしまったのだそうです。

さあ、そうでしたね、掴まえたのは朝の九時頃でしたかね。何しろ丑次郎がいないと云うので、村では捜索隊を作って山狩りを始めていたんです。それが明神様のお告げでは丑寅うしとらの方の山手にいると云う訳なので、一間置きぐらいに人が立って、八方から山を囲んで登って行こうとしていました。私もその捜索隊に加わっていたのですが、みんな鎌だの鉈なただのを持っているのに、私は素手すでだったもんですからすこし気味が悪くなって、もう山へ登りかかっていたんですけれども、ちょっと家へ行って来ると云って、それを取りに戻って来た時に丑次郎がお堂の縁に立っているのを見たんです。なんでも斯う、縄の帯をしめて、両手をうしろへ廻して、前の晩に雨が降ったんで裾の方がびっしょり濡れた着物を着て立っていましたがね。「丑じゃないか」と云って、此方こっちも恐恐こわごわ声をかけながら近寄って行くと、急いでお堂の中へ逃げ込もうとするので、掴まえようとしたところが、えらい力で抵抗してなかなか云うことを聴きませんでしたよ。そのうちに大勢駈け付けて来て、やっとのことで押さえつけて家へ引っ張って行ったんですが、家の閾しきいを跨ぐまでは可なり元気に歩きましたね。それからそっと寝かしつけておいて、行者を呼んで御祈祷して貰ったら、一週間ぐらいですっかり正気に復かえりました。尤もっともその前から少しずつ意識が戻って来て、己はこんな目に遇ったとか、何処そこへ連れて行かれたとか、欺されていた間のことをぽつぽつしゃべり出しましたがね。ええ、そうなんです、今申し上げた話と云うのは、その時私がその本人から聞いたんですよ。後で念のためにお堂のところへ行ってみましたが、成る屋根大穴が開いているし、中には小便が垂れ流してあって、臭いと云ったらありませんでした。当人も、「そうそう、己はあの棕櫚山を上る時に怪我をした筈だが」と云って、脚を出して見ると、たしかに皮が擦り剥けている。フンドシの解けたのなんぞも、よっぽどたってからイカキ山へ芝刈りに行った女が、木の枝に引っかかっているのを見つけて、ひどく恐がって逃げて来たことがありました。その外何処でこういうことがあったと云う所を調べてみると、大体その地点に證拠が残っていたんですから、それを考えても出鱈目じゃあないんですな。縄の帯をしていたのも、歩いているうちに帯が解けたんで、無意識ながら縄を拾って締めたんでしょうな。そののちその男一年ぐらい多少ぼんやりしていましたが、今でも酔っ拂った時なんかに、「狐つきの話をしろ」と云うと、笑いながら話し出すんです。

2023-10-17

不幸モテ

就職して半年、同じ大学だった男子からたまに連絡が来る

まあ穴モテなんだろうけど

やらせてくれそうだからというのに加えて自分より不幸そうだからという理由が増えている気がする

生憎、今は客観的に見て結構幸せなのでそれをアピールしてなんとなく勝ったような気がしているけど、所詮そんな女だから主観的幸せがよくわからない

2023-10-07

[] そのはっぴゃくはち

ニールーッス

 

本日日本において盗難防止の日、ミステリー記念日となっております

あと長崎くんち今日から10月9日まで行われます

さて、何度も日記を書いてくると決まったリズムのように単調になりそうだなぁと思ったりもするのですが

生憎とそんなことはなく、毎日“大体この時間日記書けたらいいや”という気持ちで書かせていただいております

強迫観念になるのが一番しょうもないですからね。

私が勝手にやってることです。

あとはやる気をなくさないことだけです。

そんな感じです。

 

ということで本日は【過ごしやすいペースよいか】でいきたいと思います

過ごしやすいペースよいか!過ごしやすいペースヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

2023-09-17

健常者のフリをするなと言われること

子供の頃の交通事故のせいで私は右足の膝から下がなく義足生活をしている。

空いていれば普通の席に座る様にしているけど無ければ仕方なく優先座席に座る。

見た目が若くて元気そうな人間に見えるからか、混雑してくると席を変われオーラを出してくる人が私の前で圧を掛け始める。

だって足があれば変わってあげたいけど生憎もう生えて来ないので何もないかの様にしてやり過ごす。

圧をかける人達からすれば、席を変われない人と変われるのにあえて変わらない人の挙動って多分一緒に見えるみたいで人によっては変われの圧が強くなって荷物を足に当ててきたり、咳払いがキツくなる。


まりにも酷いと「すみません、こういう事情で…」とズボンの裾を上げて義足を見せ手帳も出すんだけど

大体は「えっ?変わって欲しいなんて思ってないですよ!ほら!元気なんで!!」とアピールしてくる。

(マタニティマークとかヘルプマークめちゃくちゃこっちに向けて来てたやんみたいな人が多いけど)


それならまだマシで騙されたと怒る人も居て、そう言う人達タイトルのことを言われてしまう。

頭に問題がある人の事をそう言ってやるなよ思うかもしれないけど、私は何十回もそれを言われてきてどうすればいいのかずっと悩んでる。

優先座席に座る健康な人が一定数いる以上難しいのかもしれないけど、座ってる人間が全員健康自分に変わってくれないのは相手モラルの低いマナーの悪い人間だという風潮マジでどうにかなって欲しい。

必要から座ってるだけなのに。

2023-07-19

男の身長の話(再掲)

わたし友達出会いがほしいって言ってる子が何人かいるんだけど、周りに彼女ほしいって人いない??』

中学同級生からTwitterで突然、DMがきた。

別にすごい仲が良かった訳ではないけど、大学の時にTwitterで見つけて相互フォローしている、くらいの関係の子。つまり全然接点がない子。

自分大学生の時はありえないくらタイムラインが活発で、何でもかんでもTwitterでみんな呟いてた。それが卒業して、社会人1年目、2年目、3年目…となるうちにタイムライン過疎化が進んでいった。社会人6年目の今では、DMをくれた子を含め、呟いているのは5〜6人くらいになってしまった。

話が逸れたが、どうやらその子の周りで彼氏を探している女性が何人かいるらしい。それでどうして自分に連絡が来たのかは全く不明だが、Twitterで時々呟いたりしているので、DMを送れば反応が返ってくると思われたのかもしれない。

しかし、本当に情けないのだが自分友達が少ない。厳密に言うと連絡を取り合っている友達が2人くらいしかいない。しか中学高校のいわゆる地元友達ではなく、大学友達。要は死ぬほど友達がいない。

なので、その子には正直に今連絡を取り合っている友達が少ないことと、尚且つその友達結婚している、もしくは彼女がいることを伝えた。

ついでに自分彼女がいないことも伝えた。

完全に出来心だった。というか友達をダシにして出会いを求めた。まぁ生憎自分友達出会いを求めていないけど、俺は彼女いないよ〜〜〜っていうハイエナみたいなムーブかました。

結果的にその子友達自分を紹介してもらう流れになった。本当にありがとう

さて、自分を紹介してもらうにしても、その子とは中学卒業以来会ってないし別にお互いの近況を報告し合う仲でもないので、現在簡単プロフィールを送ってほしい、と頼まれた。

自分プロフィールなんて3年くらい前に年下の彼女に振られて、ヤケを起こして翌日入れたマッチングアプリ以来、考えたことがなかった。恥ずかしい気持ちを覚えつつも、いい出会いがあるかもしれないと自分を奮い立たせて、プロフィールを送った。顔写真要求されなかったので送らなかった。というか送れるような写真がなかった。

プロフィールの内容は、名前、年齢、一人暮らしであること、身長や体格、好きなこと、喫煙飲酒についてを記載した。

自分自分に自信がないので、身長が168㎝でぽっちゃり体型のインドア陰キャですよ〜という感じのことを匂わせた。というか実際会ってみた時に相手がっかりされることが怖かった。いやじゃあ顔写真も送れよ、と今は思う。

出会いを求めている友達というのが何人いるかは聞かなかったが、少なくとも3人くらいはいるのかな、と勝手に思った。

そしてプロフィールを送ってから1日経とうか、というところで返事がきた。




『なんか皆身長に厳しいわ😇』


終わった。いやまぁ始まってないが終わった。

そうだよね。身長168㎝は人権ないよね。ましてや友達の紹介といえども、字面だけのプロフィール身長168㎝のぽっちゃり陰キャは願い下げだよね。そうだよね…。そう…。

こうして短い出会いのチャンスは幕を下ろした。その子には、そうだよね〜!身長気になるよね〜!流石にもう伸びないな〜ごめん〜〜みたいなことを返した。

の子は『すまねぇ』と言ってくれたが、別にの子が謝ることじゃないし、人の好みだからどうしようもないことだから!と虚勢を張って返して、お互い仕事がんばろ〜みたいなありがちなことを言ってやり取りを終えた。

しか自分身長を高いと思ったことはないし、身長以外にも体格や性格マイナス点があったんだと思う。だから受け入れるしかない、と自分に言い聞かせた。ましてやイケメンでもないし。

今回の件を踏まえて、出会いを求めることを諦めた訳ではないけれど、ハッキリと『お前のここがダメ!!!』と言われたような気がして少し凹んだ。まずはダイエットしてみるか…少しでもスタイル良く見えるかもしれないし…と思いながら次の日の朝食・昼食をしっかり食べた。間食もした。下痢した。

これからの僕に幸あれ。

一晩経って思ったが、

じゃあお前らみんなDカップ以上てことだよな!!!

※昨日全く同じ投稿したんですが不注意で消してしまったので再投稿です。反応くれた方々申し訳ありせん。

2023-07-18

男の身長の話


わたし友達出会いがほしいって言ってる子が何人かいるんだけど、周りに彼女ほしいって人いない??』

中学同級生からTwitterで突然、DMがきた。

別にすごい仲が良かった訳ではないけど、大学の時にTwitterで見つけて相互フォローしている、くらいの関係の子。つまり全然接点がない子。

自分大学生の時はありえないくらタイムラインが活発で、何でもかんでもTwitterでみんな呟いてた。それが卒業して、社会人1年目、2年目、3年目…となるうちにタイムライン過疎化が進んでいった。社会人6年目の今では、DMをくれた子を含め、呟いているのは5〜6人くらいになってしまった。

話が逸れたが、どうやらその子の周りで彼氏を探している女性が何人かいるらしい。それでどうして自分に連絡が来たのかは全く不明だが、Twitterで時々呟いたりしているので、DMを送れば反応が返ってくると思われたのかもしれない。

しかし、本当に情けないのだが自分友達が少ない。厳密に言うと連絡を取り合っている友達が2人くらいしかいない。しか中学高校のいわゆる地元友達ではなく、大学友達。要は死ぬほど友達がいない。

なので、その子には正直に今連絡を取り合っている友達が少ないことと、尚且つその友達結婚している、もしくは彼女がいることを伝えた。

ついでに自分彼女がいないことも伝えた。

完全に出来心だった。というか友達をダシにして出会いを求めた。まぁ生憎自分友達出会いを求めていないけど、俺は彼女いないよ〜〜〜っていうハイエナみたいなムーブかました。

結果的にその子友達自分を紹介してもらう流れになった。本当にありがとう

さて、自分を紹介してもらうにしても、その子とは中学卒業以来会ってないし別にお互いの近況を報告し合う仲でもないので、現在簡単プロフィールを送ってほしい、と頼まれた。

自分プロフィールなんて3年くらい前に年下の彼女に振られて、ヤケを起こして翌日入れたマッチングアプリ以来、考えたことがなかった。恥ずかしい気持ちを覚えつつも、いい出会いがあるかもしれないと自分を奮い立たせて、プロフィールを送った。顔写真要求されなかったので送らなかった。というか送れるような写真がなかった。

プロフィールの内容は、名前、年齢、一人暮らしであること、身長や体格、好きなこと、喫煙飲酒についてを記載した。

自分自分に自信がないので、身長が168㎝でぽっちゃり体型のインドア陰キャですよ〜という感じのことをしっかり書いた。というか実際会ってみた時に相手がっかりされることが怖かった。いやじゃあ顔写真も送れよ、と今は思う。

出会いを求めている友達というのが何人いるかは聞かなかったが、少なくとも3人くらいはいるのかな、と勝手に思った。

そしてプロフィールを送ってから1日経とうか、というところで返事がきた。

『なんか皆身長に厳しいわ😇』

終わった。いやまぁ始まってないが終わった。

そうだよね。身長168㎝は人権ないよね。ましてや友達の紹介といえども、字面だけのプロフィール身長168㎝のぽっちゃり陰キャは願い下げだよね。そうだよね…。そう…。

こうして短い出会いのチャンスは幕を下ろした。その子には、そうだよね〜!身長気になるよね〜!流石にもう伸びないな〜ごめん〜〜みたいなことを返した。

の子は『すまねぇ』と言ってくれたが、別にの子が謝ることじゃないし、人の好みだからどうしようもないことだから!と虚勢を張って返して、お互い仕事がんばろ〜みたいなありがちなことを言ってやり取りを終えた。

しか自分身長を高いと思ったことはないし、身長以外にも体格や性格マイナス点があったんだと思う。だから受け入れるしかない、と自分に言い聞かせた。ましてやイケメンでもないし。

今回の件を踏まえて、出会いを求めることを諦めた訳ではないけれど、ハッキリと『お前のここがダメ!!!』と言われたような気がして少し凹んだ。まずはダイエットしてみるか…少しでもスタイル良く見えるかもしれないし…と思いながら次の日の朝食・昼食をしっかり食べた。間食もした。下痢した。

これからの僕に幸あれ。

一晩経って思ったが、

じゃあお前らみんなDカップ以上なんだな!!

2023-07-15

俺の代で親父の病院が終わる

年齢 31

身長 173cm

体重 63kg

年収 約700万円

職業 都内総合病院勤務医

学歴 都内私立大学

資格 MT車医師免許外科専門

趣味 内視鏡検査腹腔鏡トレーニングドライブ

高校1年〜大学5年まで付き合った彼女と別れて以来彼女なし。

20代のうちに大人としてのアプローチや付き合い方を学ばなかったため女性との付き合い方がわからなくなった。高校生の時はイオン映画観に行って帰りに「好きです!付き合って下さい!」「はい!」だったしそれも一回しか経験ない。

合コンでもなんとか会話はできるがその後の繋ぎ方がわからない。

この歳でどこに食事とか誘えば良いんだろうか。お洒落な店?院内タリーズとかどうですか?

親父は地方で消化器外科クリニックをやっており、俺は一人息子なので最終的にはど田舎に帰らなければならない。

産婦人科医の母親からは「せっかく東京に出したんだから産婦人科医か薬剤師栄養士女の子捕まえてきなさい!技師看護師事務ダメよ!」と言われている。生憎同期や付き合いのある女医薬剤師はみんな結婚済だ。

ごめんなさい。

〇〇内視鏡消化器外科クリニックは俺の代で終わります

2023-06-26

anond:20230426173820

奥さんは悪くないと言いつつ一生憎いと堂々と言えるのか。悪くない人を憎んでしまうことに気がついたとき私なら反省する。奥さん行為には悪さがないので存在したこと自体を悪として憎んでいるように見える

2023-06-02

anond:20230602093435

手作り神様というのは面白い言葉だなと思った。

元増田さんはこの歌詞が歌われている曲を知りたいのだろうけれど、それは生憎存じ上げないのだが。

ただ、宗教というものを考えると、開祖がいる宗教は、その開祖が作ったわけで、それは「手作り宗教」と言えるのかも知れない。そう思うと原始宗教のような自然発生的に生まれ信仰以外は全て手作りなのかも知れない。

はたして自分神様を作ってそれを信仰することができるのだろうかということも考えてしまう。

俺は自己評価が低いタイプ人間なので、自分が作ったものには一定の不信感というか、どこか間違っているんじゃないかという疑念を完全に払拭することができない。仕事で客先に製品を納品した後も「何かチェック漏れがあるのではないか」と思っていて、客先から電話があったりするとドキッとしてしまう。しか仕事であればそのくらいの用心深さがある方が良いとも思っている。

から自分神様を作ることができたとしても「この神様どこか間違ってるんじゃないだろうか」と思ってしまうだろうからうまくいかないだろう。信仰は盲信することが必要なのに。

しかし世の中には、自分の考えていることや自分のやっていることは完全に正しいと信じて疑わない人もいる。自己評価の高い人。彼らは、自分の行いや考え方の正しさを信じて疑わない。己を盲信しているとも言える。

そういう人が神様を作れば「これは完璧神様だ」と何の疑いもなく思えるんじゃないだろうか。

しか自分が作ったものというのは自分という創造主よりも下位にいるわけで、そうなると信仰のような気持ちを持てるだろうかという気もする。やはり神様絶対的な上位にいてそれを崇めることで信仰は生まれるだろうからブッダキリストムハンマドも神を作ったわけではなく、神という存在は既にあって、その解釈神様に近付くための教義を作ったといえるのかも知れない。

それでも敢えて神様を作るとすれば、どういうのがいいだろうか。世界中にある宗教の良いところを抽出して採用して、受け入れられない禁忌は除外していく、そういう方法が良さそうだ。

豚肉は好物なので食べてもいいことにしよう。

毎日決まった時間にお祈りをするのは煩雑なのでこれもなし。

日曜日は遊びに行くか休みたいので、教会いかなければならないみたいなのもなしで。

婚前交渉はあってもいいでしょう。ありで。

妊娠中絶もないと困るでしょう。ありで。

まり堕落にしていると軽い天罰みたいなお叱りはあった方が良いかもしれない。

神様には、基本的信者を暖かく見守っていて欲しい。

こんな風に考えていくと、基本的自由でいさせてくれて、堕落しそうな時は叱ってくれる。そしていつも暖かく見守ってくれる。そういう神様が良さそうだと思ったけれど、それってオカンやん。

まり干渉せずにノビノビやらせてくれて、ダラダラしてると叱られる。それでも愛情があってどこかで見守ってくれている。

オカンを欲してるに過ぎないやん。もういるのに。神戸実家にいるのに。聖母か。

2023-05-13

私の会社ヤバいヤツ

とにかく嫌われている同僚のA。

彼女はとにかく他罰的で、些細なミスミスですら無い事を執拗に責める。

散々怒鳴った後も事あるごとに蒸し返していびったりするので(特に新人男性社員若い女社員ターゲット)

もう何人も病んでしまって休職転職退職してしまっている。

普段の態度も高圧的・攻撃的で他人不快にさせるし、Aに限っては電話対応はさせない様に何度もお願いしている。

それでも「私がやらなきゃいけない!」と勝手対応しては、取引からクレームがきたりして謝罪に走る羽目になる事もある。

トラブルが起きてもAは知らん顔。勝手に怒るあちらが悪いから私には謝罪する理由は無い。

寧ろこちらがハラスメントされた被害者!と居直る。結局誰かが尻拭いをして疲弊させられる。


Aは彼女自身が思う程優秀な訳でも無く、どちらかと言えば無能な方だ。

しかミスをしても隠そうとするか人のせいにしてキレ散らかす。

自分がやったのに「○○さんに言われてやりました!」「○○が勝手に私の仕事を変な風にした!」と責任転換をする。

言われた人は大抵寝耳に水なので反論もするんだけど、とにかく騒ぎ立てたり責め立てるから最後には何も悪くないのに謝罪させられたりする。

私も何度かそれをやられて、否定はしたが執拗に責められて折れてしまい、死ぬほど悔しいけど「私の勘違いでした」って頭を下げた。

その時の彼女ドヤ顔を思い出す度に本当に怒りで狂いそうだった。


社内でも大小トラブルを起こしては上司から注意されたり同僚や後輩からも抗議されたりするんだけど、そうなると途端全力で被害者面をする。

理不尽な事を言われている、私はパワハラセクハラされている!女性いじめるなんて酷い!」と、まるでフェミニストみたいなムーブをする。

女性嫌がらせするなんて酷いですよ!女性差別です!」なんて、まさかリアルで聞く事になるとは思わなかった。

それを聞いたトラブルは、Aからすれば「ちょっと指摘しただけなのに逆ギレされた。男に怒鳴られて怖い…怒鳴れば女性は言う事を聞くと思っているのか?」だったが

客観的に見れば、Aの嫌味と嫌がらせに耐えかねた若手の男性社員反論しただけ。

しかしAが実際には加害者サイドの場合でも(その場合殆どだが)、彼女は大騒ぎする一方ですかさずコンプライアンス部門かに

無い事無い事騒ぎ立てて持っていくから、そうなると事情をあまり知らない上層部調査(笑)によって、被害者が逆に加害者扱いされたりする。

その件では、結局若手の社員セクハラ処分を受けて、心折れたのか程なくして退職してしまった。


やりたい放題のAだけどどっかのコネ入社らしく、上司もなだめるだけで処分もロクにしない。

恐らくAもそれを自覚しててやりたい放題しているだろうとも思っている。

とにかく新人、若手、男性社員全般若い女社員に厳しい。

特にAはアラフォー独身なので、誰かが結婚したみたいな事を言ったらもう全力でいびり倒して退職させるので

入籍する事があっても旧姓のままで通し人事も無言で書類手続きする、とにかくAには悟らせないというのが暗黙の了解となっている。

年長のベテラン且つ人あしらいが上手いおばちゃん社員の言う事だけは比較的聞くので、普段彼女らがフォローしている。

しかし「なんで私がAの面倒見なければいけないの?」とのクレーム愚痴はしょちゅう聞く。

Aの面倒を見るのに疲れて異動願いを出してしまった人もいる。


そんなAが昨年、コロナにかかって数日間休んだ事がある。

社内は久々に和やかな雰囲気となり、ふと誰かが「このままAさんタヒんでくれないかなー」とポロッと言い出した。

言い出した人はしまった!って顔をしていたんだけど、別の社員同意して、また別の社員がAにこの前こんな事言われた!

被害報告をしたり、それに対しマジあいつ(A)あり得ないわ、コロナにかかってせいせいした!などと

Aを心配するどころか病状の悪化を願ったりする悪口大会が、小一時間続いてしまった。

誰も止めはしなかった、上司は聞こえないフリをしていた、寧ろ私も参加していた。

自分含めみんなここまでAを憎んでいるんだなって改めて思った。

結局Aは復帰してきて凄いガッカリしたけど、本気でガッカリした自分にも驚いた。


Aは常にイライラしている。よく皆は私を理解してくれない!という様な事を言って怒る。

自分が原因で人から嫌われて、それで孤独になって更にストレスを溜めてキレ散らかす悪循環だ。

A自身も今の状況を改善したいのかもしれないが、改善するにはA自身が変わらなければいけないが

その事を指摘した人は、A自身が傷つけて転職退職に追い込んでしまっている。もう誰もAには指摘しない。

でもAが受けている敵意は、そのままAが他人に対して向けたものが返ってきているだけなのだ

多分Aに限らず、程度の違いこそあれ多かれ少なかれそういう人はいるのだろう。

本人の主観では「周囲に理解されず攻撃されている、虐められている!」だけど、客観的には全然違う人。


こういう人が救われるにはどうしたら良いんだろうな?

優しく周囲が受け入れるのが一番なんだろうけど、生憎とそんな優しい人ばかりじゃないし、困難と言うか無理。

もうコロナじゃなくても良いから何らかのアクシデントで出社出来なくなってくれないかなーと祈ってしま自分残酷なのだろうか。

2023-04-18

正直な感想

RRR見たけど「今日じゃなかったな」となった。

人生つまんねえ〜!!仕事辞めてえ〜!!恋人出来ねえ〜!!転職面倒臭え〜!!上司ムカつく〜!!何もかもつまらねえ〜!!漫画つまんねえ〜!!アニメつまんねえ〜!!ドラマつまんねえ〜!!体重戻らねえ〜!!ゲーム面白くねえ〜!!インターネット最悪〜!!!

そういう何もつまらなくて鬱っぽくなってるみたいな状態で見たらハマってたかもしれないが生憎今は転職直後で覚えること沢山あるしコロナから脱するタイミング楽しいこと有りすぎるし見たい映画ありすぎる!そういう状態で見てしまったので「インド人件費だと予算内でこんなに人雇えるんだな」とか「日本人がやったらおもんね〜〜!!になるんだろうなこれは」とか「長え〜〜〜!!!!」の気持ちが勝ってしまった。

別に映画自体は楽しかったし面白かったんだけど3時間拘束される苦痛を上回る程かと聞かれると「いやもう二度といいかな………」となってしまった。

疲れた初見殺しの部分は面白かったが発展途上国らしさが先進国大衆にウケてるグロテスクさがモヤついたな。邦画じゃ同じ予算じゃ同じクオリティをもう二十年は天地がひっくり返っても出せなさそうなことも萎える要因のひとつだったかもしれない。

良い映画なんだが、今日じゃなかった。もっと人生一番落ちている時に見て元気になりたかった。

2023-03-17

4人目さん

おでんが嫌いです」


レストラン街の案内パネルの前で、嫌いなものを尋ねたら君はそう言った。

「あ、でも材料の1つ1つは大丈夫で、合わさって"おでん"という料理になるとダメなだけです。だからよっぽど専門店とかじゃない限りどこでも大丈夫です」

そんな人もいるんだなと思いながら「そうですか」と僕は答えた。

食べ物好き嫌いなんて些細なことだし敢えて「おでん美味しいですよ」なんてわかりきったことを言うほど僕は無粋な人間じゃない。
だって「なんで焼き魚嫌いなんですか」とか言われたら困る。
嫌いなものは嫌い、好きなものは好きなのだ。そして目の前にいる人間の考えを変えようと思うほどそれらの感情に対して強いこだわりはない。
ただ、これまで一貫して「好きな人が聞いてたら申し訳ないけど」「苦手な人もいると思うけど」と言いながら自分の嗜好を語っていた君が、おでんにだけは配慮を怠ったのが印象的だった。

君が配慮をする必要が無いと判断したそれは、食に興味の無い僕にとって唯一と言っていいほどの好物だった。


コンテンツが溢れすぎているこの世の中では"嫌いじゃない"と思えるものすら貴重で、明確に"好き"だと言えるものはわりと得難いものだ。それが人付き合いならなおさら
長年一緒にいる家族友達にさえイライラすることはあるし、電車で隣に立っている人にさえ不快感を抱くこともある。
そんな世の中で、僕は"好き"と言えるものを探している。

顔も知らない同士だった僕らは、昨今流行りのマッチングアプリで知り合った。
きっかけはありきたりな、好きな映画が同じという共通点だった。

会話を重ねていくうちにそれ以外にも共通点が見つかり、これほどまでに同じ場所を通ってきている人に出会たことが無い僕は、非常に単純ながら「この人が良い」と思い始めていた。ちょうど婚活というものに疲れていたというのもあるかもしれない。
初対面の人間同士が今後長い時間を歩んでいくことを考えたとき、どう考えたってそれまでの道のりが似ている人の方が馴染みやすいのだ。
好きと明言できるほどではないが、嫌いじゃないと感じる相手にやっと出会えた思いだった。

テニスラリーのように、と表現するにはややゆったりした間隔でだったが僕らは途切れずボールを打ち合っていた。たまにラインぎりぎりに打たれたり打ったりもしたけれど、君は難易度の高いショットの方が好きなように思えたので何でもないような顔をして難しい言葉を使ってみた。
本当は必死に調べて返事をしていたんですよ。

そんなラリーを、1ヶ月以上ゆるやかに続けていた。

たぶん遠距離でもないのに1ヶ月も合わずメッセージを重ねているのは長い方なんだと思うけど(実際、この1ヶ月の間に他に知り合った3人の人と会っていたし中には3回くらい会った人もいた)一度僕から誘ったときに断られていたのでもう一度誘う勇気は無かった。
からこそ会わないかと言われたときは嬉しかった。そういえばいいねをしてきたのは君からだったし、通話提案したのも君だった。
思えば最初からいつだってイニシアチブは君にあった。

増田さん、ですよね?」

事前に顔写真服装を送られていたにも関わらず見つけることができていなかった僕に、君から声をかけてくれた。
テキストメッセージから得られる聡明な印象で勝手脳内身長を伸ばしていたけれど、思えばプロフィールに書かれていた身長は低くはないが高くもなかった。

無意識に、いや、嘘だ。意識的自分の背を低くしようとさりげなく膝を曲げたら、君が着けているマスクSHARPであることに気づいた。

ああ、僕もSHARP製のマスクをつけてきたら面白かったかもしれない。
君なのか君の家族なのかもしかしたら当時の恋人とかなのか、とにかく話題になったあのマスクを僕と同じように買った人が君にとっては当たり前なのだということがそこでわかって、それだけのことなのに自分が受け入れられたような気がして安心した。
これ、そのとき伝えておいた方がよかったですか?

普段自炊しますか?」

家庭的かどうかを見られているのかな、なんて思いつつ少し緊張した状態アイスブレイク的な会話を提供してもらってほっとする。

一人暮らしなので一応しますよ」

「偉いですね。しなきゃなあとは思うんですけど、けっこう惣菜買ってきて終わりみたいな感じでやってるんですよね」

「あ、それももちろんやりますご飯だけ炊くとか」

「ですよね」

わあ、生温い会話。なんて思いながら、初対面の男女の会話なんてこんなものかとも思う。凍った水道管に急に熱湯をかけたら破裂するしね。

生温かろうがなんだろうが、こちらはわりと楽しんでいた。
自分ではない存在から返ってくる想定外の答えは面白い。人と人との出会いはエンターテイメントだ。
ただ生憎自身エンターテイナーでも何でもないので君を楽しませることができていたかはわからない。
最近人気の漫画みたいに長い人生のうちの100分の1の時間自分が変わることもあるわけだけど、君が積み重ねてきた1576万8000分と何分かのうちのこの1分は、君を変えることができるだろうか。そんなことを考えていた。

惣菜を食べてるとき、これでいいのかなあって考えちゃうんです。いつ死ぬかわからないけど死ぬまでに食事する回数は限られているわけで、そのうちの1回がこの適当食事でいいのかなって」


そんな考え方したことなかったなあと思いながら、頭に浮かんだ台詞があったので考えをまとめる前に勢いで口から言葉が飛び出した。

「『明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?あなた生き方は何歳まで生きるつもりの生き方なんですか?』って言葉が好きで自分はいだって明日死ぬつもりで生きてるんですけど、明日死ぬって思ってると大体のこと受け入れられますよ」

言ってから、あ、間違えたなと思った。
これが恋愛シミュレーションゲームだったら好感度ゲージがぐんと下がるBAD選択肢だっただろう。

いつ死ぬかわからないんだから毎日最後の晩餐だし最後の晩餐からと言って豪華である必要は無いし、日々食べたいものや食べられるものを食べていればいいじゃないか
そんなケセラセラ生き方をしている僕の主張は几帳面な君には響かなかったみたいだ。

「いやあ、どうですかね」と曖昧な返答でこの会話は閉じられた。

お茶をしている間、このまま解散も名残惜しいし店を回るのが好きだと書いていたから誘ってみようかなあ。なんて、逡巡していたら君の口から同じ提案が出てきたので嬉しかった。

入った本屋で、世間話を続けながら君は平積みになっている本を何気なくぱらぱらと捲る。

「この前、高校時代日記帳が出てきたんですけど恥ずかしくてそのまま読まずに捨てました」

「えっ捨てちゃうんですか!?それも思い出じゃないですか?」

小学生時代手紙すら捨てずに持っている僕には信じられなくて強めに聞き返した。

「いやもう恥ずかしすぎて……」

高校時代だともう客観的に読めちゃいません?」

「まだそこまで大人になれなかったですねえ」

そうか、そうなのか。君は自分過去を捨てる人間なのか。
これまでの会話の中で歴史が好きなのだろうと推測される君は、15年前かそこらに自分の周りで起きた物事やその時の感情は気にならないのか。

僕はこうやって実体験に基づいたフィクションをつらつら書くくらいには自己を振り返るのが大好きな人間だ。
今日のこの時間だって、この後どんな結末を迎えようとも"この時楽しかった"という事実は変わらないし、僕が選んできたBAD選択肢も変わらないし、この増田をいつか消すことがあってもそれらは僕の人生のうちの1分として残り続ける。

「あ、この本面白いですよ」

近くにあった本を何気なく勧めてみたら君も好きなタイプの本だったようで、やっぱり好みは似ているんだなあと再実感した。

スマホタイトルメモする君を見ながら、君が次にその本を読むとき違う人と一緒にいたとしたら、果たして僕のことを思い出すんだろうかとふと思った。

少なくとも僕は思い出しますよ。
何回か同じ話をしてしまう君と違って僕はけっこう君に関心を寄せていたので。
大好きだったおでんを見ると、これを嫌いだと言った君を思い出すくらいには。



思えば、共通点の多い同士であると思って出会ってみたが差異確認し合うことの方が多かったかもしれない。
それでも僕にとっては些細な差異で、"嫌いじゃない"という思いに変わりはなかった。

ところがどうやらこの認識でも僕らは差異があったようで、君ともう一度会うことはなかった。



僕の記憶域も有限だし、できれば幸せな思い出を取り出しやすいところに置いておきたいので思い出をアウトプットすることもある。
どうせ人の目に触れるのなら面白く脚色したくもなる。それがまさにこの増田なんだけど。

Ctrl+XとCtrl+Vの繰り返しで思い出や感情や付随する諸々を外部媒体に書き出すまでが一連の儀式なので気にしないでほしい。
執着してこんな長文を書いてるわけじゃなくて、執着しないために書いているのだ。
アウトプットして領域が空いて初めて僕は次に進める。

2023-03-11

anond:20230311153240

どうせ年金介護のことでしょう

生憎ですが独身男性平均寿命は65年しかないのでそれらはメリットになりえません

で、他には何か?

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