2024-10-26

白票と「チンポ」の厳密な区別が付くのは選挙から約2年後っぽい

選挙のたびに白票話題が盛り上がる。前から気になっていたので調べた。白票投票しても、「チンポ」といたずら書きをして投票しても、いずれも分類としては無効票になる。

こういう無効票というのは選挙直後の発表だと一括りにされているように思う。無効票を分類したとて選挙結果に影響が出ることはないからだろう。

https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/open-data/

調べてみたところ、無効票にも分類があるらしい。

ほかの選挙は調べられなかったが、衆議院選挙に関しては、総務省が「衆議院議員総選挙最高裁判所裁判官国民審査 結果調」という書類選挙のたびに公表しているらしい。

その中に「無効投票事由に関する調」という部分があり、どの分類の無効票がどれくらいあったのか、都道府県別に数値が公表されている。

以下のPDFの212ページを見てほしい。これは第49回衆議院議員総選挙2021年のものだ。

https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/uploads/r06tochiji_kaihyo_uchiwake.pdf

白票が何票あるか分からない」というのは嘘と言って良いが、この2021年選挙に関する結果調が発表されたのは2024年2月である

過去選挙でもそうだった。 2017年選挙でも詳細が出たのは2019年である

https://www.soumu.go.jp/main_content/000612972.pdf

まり、 少なくとも衆院選において、厳密に白票とその他無効票区別がつくのは2年以上後ということになるように思われる。

ただし、2017年2021年ともに無効票の約半数~6割程度が白紙投票であるから、厳密ではないが無効票から白票の数を推測することは可能かもしれない。

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