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2024-10-25

近代麻雀史上、最も重要マンガ5選

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選 - https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424

週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241016182953

月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241017235116

月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241018225514

漫画アクション史上、最も重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241020163403

週刊少年サンデー史上、最も重要マンガ10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241021181149

モーニング史上最も重要マンガ10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241023001913

ビッグコミックスペリオール史上最も重要マンガ5選 - https://anond.hatelabo.jp/20241024031536

誰かがやるだろうと思って放置していたが誰も書かないので。

異論反論は大いに受け付けたい。特に1970年代2020年代はほとんど読めていないので追記があれば是非。

近代麻雀だけでなく、その前身の別冊近代麻雀やその他関係誌(近代麻雀オリジナル等)も含む。

思いついたままに描いたので順不同で。

麻雀飛翔伝 哭きの竜能條純一

当時(80年代)、麻雀イメージ裏社会反社)と表裏一体。それを舞台にしたものとして最も有名と思われるこれを選定。

「あンた背中が煤けてるぜ」

の名台詞を生み出しただけでも十分に価値のある漫画。何故「ン」がカタカナなのか、煤けているからなんなのかの意味はわからないがなにやら凄い説得力があり、当時の男子大学生がこぞって真似をしていた。

天和通りの快男児福本伸行

こちらも裏社会からで、福本伸行出世作

途中から完全にサブキャラアカギに主役が取って代わられ、スピンオフ作品の「アカギ」の方が長期連載・人気作になったのは御愛嬌

ただ、まがりなりにも完結させたのは他の福本作品よりも評価し得るのではないだろうか。

この後、近代麻雀以外でも「銀と金」(アクションピザッツ)、「賭博黙示録カイジ」(ヤングマガジン)など立て続けにヒット作を出し、人気漫画家となっていった。

あじゃんほうろうき(西原理恵子

西原理恵子が悪いお友達に唆されて麻雀を覚えていくマンガ西原理恵子はこの連載開始時は完全に無名漫画家だった。

絵もお世辞にも上手いものではなかったが、ギャンブルをする人には分かる悲喜交交は素晴らしく面白い

西原理恵子出世作であり、西原理恵子を世に送り出したのは功罪両面で影響が大きい。

お金をかけて麻雀をやったことがある人向け、ならば間違いなく西原理恵子最高傑作オススメできる(これ以降の西原理恵子が合わない人もこれだけは別、手に入るのであれば是非読んでほしい)。

車が買えるほど負けたと笑っていたら家が買えるほど負けていた、という笑えなく笑える漫画

ノーマーク爆牌党片山まさゆき

麻雀漫画第一人者、片チンこと片山まさゆきからはこれ。

出世作という意味では他誌だが「ぎゅわんぶらあ自己中心派」(ヤングマガジン)、近代麻雀での出世作は「スーパーヅガン」の両ギャグ漫画かもしれないが。

本作も当初はギャグとしてはじまりキャラ勝手に動いていってストーリー漫画になった印象が強い。

本作に限らないが、裏社会との関わりがイメージされる麻雀を題材にしながら、ほぼそういったものを登場させずに描いているのも好印象で、今のプロ麻雀の隆盛に貢献していると思われる。

更に、麻雀漫画の主役敵役超能力じみた能力を持っていることが多いが、それを可能な限り排除しようとしているのも特徴的。

リアルな闘牌も見どころ(馬場裕一プロが協力していたそうな)で、他作品と一線を画す。

片チン自身はこのかなり後に描いた「打姫オバカミーコ」を代表作としているし、「牌賊! オカルティ」、「ミリオンシャンテンさだめだ!!」なども面白いが、新境地を切り開いたという意味でやはりこれで。

個人的には麻雀関係ないが「SWEET三国志」がかなり好き。

ムダヅモ無き改革大和田秀樹

どう見ても実在政治家モデル(主役が小泉ジュンイチローだし)にしながら、各種の政治的課題麻雀解決していく怪作。

大和田秀樹といえば「大魔法峠」や「ガンダムさん」の方が有名かもしれないが、個人的にはムダヅモの方が面白い

今やったら大炎上間違いなし(安倍シンゾーの切腹など)な政治ネタ満載だが、当時はおおらかな時代だったのだろう。

2017年から続編が発表されているが、登場人物の多くが過去の人になっているのも炎上対策なのだろうか。

「この作品フィクションです。実在人物とは“あまり関係ありません」

選外

フリテンくん植田まさし

知名度としては5選に入るべき作品だが、近代麻雀以外にも複数誌で連載した後に完全にまんがライフ誌に移籍してしまったので選外に。

近代麻雀発とは言え、近代麻雀作品と見ている人はほとんどいないのでは(「フリテン」という麻雀用語タイトルになっていることから名残はあるが。)。

哲也-雀聖と呼ばれた男(さいふうめい星野泰視

麻雀放浪記」で有名な阿佐田哲也色川武大)をモデル戦後すぐの社会を描いた作品

2000年に第24講談社漫画賞少年部門を受賞しており、間違いなく当時の麻雀人口の増加に貢献した作品だが、連載誌が週刊少年マガジン講談社)であり、選には入らない。

咲-Saki-小林立

麻雀漫画と言えば男ばかりまたは絵が個性的オブラート)な作品が多い中、メインに美少女を並べ裾野を拡大した功績は極めて大きい。

が、連載誌はなんとヤングガンガンスクウェア・エニックス)、近代麻雀連載なら間違いなく選に入っていた。

これ以降、近代麻雀にもかわいい絵柄の麻雀漫画が大幅に増え、影響は大きい。

むこうぶち(天獅子悦也)

安藤満プロ(連載中に逝去)の協力の元、バブルの頃の高レートを舞台活躍した「傀」を主人公に当時の世界を描いていた。

連載が長くなり間延びしている感はあるものの、「傀」の決め台詞である「御無礼」を真似て点棒を投げ付けられた人も多いのでは。

多数のスピンオフを生み出した人気作で面白いが、漫画として特筆する物があるとまでは思えないので次点で。

ムダヅモと入れ替える人も多いかもしれない。

かわぐちかいじ各種作品

何故か近代麻雀に多数の短編掲載していた。

当時は正直言って、絵も内容も箸にも棒にもかからない作品が多かったが、「沈黙の艦隊」(モーニング)で一躍人気漫画家に。

近代麻雀がなければ漫画家として成功していなかったかもしれない。

フリー雀荘最強伝説 萬(本そういち)、根こそぎフランケン押川雲太朗)、兎-野性の闘牌(伊藤誠)など

近代麻雀内の人気作ではあり、たしか面白いが、重要かどうかという点からは選外かと。

雀士麻雀打ち)桜井章一テーマとする作品

80年代から90年代にかけて異様に人気があり、雀鬼桜井章一を主役とする作品が大量に(1020ではない)作られた。その意味で、桜井章一麻雀漫画史に重要かもしれないが、見るべき漫画はほぼないと思われるので選外に。

追記

バード青山広美山根和俊)、鉄牌のジャン(西条真二

完全に忘れていた。選外の「近代麻雀内の人気作」に分類したい。

3年B組一八先生(錦ソクラ)

単行本にできない各種パロディ面白いし錦ソクラがシティーハンタースピンオフを描くきっかけになったという意味でも重要だけど、これを入れるならムダヅモを入れたい。

単行本化したら買うけどね

7選なら〜、10選なら〜

週刊少年ジャンプでさえ20選にまで絞ってるのだから近代麻雀なら最大にしても5選かなぁと。

7までひろげていいならむこうぶちと兎を入れたい

追記2

いろんな意見は大歓迎だけど本文を読めてないのは勘弁してくれ

本文に書いてあるとおり近代麻雀及び系列からラインナップになっているか天牌とかは入りようがない。

選外で取り上げても良かったかもとは思うが。

2024-10-24

近代麻雀系列誌含む)史上最も重要麻雀漫画10

以前なら「誰か早く近代麻雀で書くんだ!」とか言ったりもしたのだろうが、

今年は麻雀漫画歴史を総括する名著「麻雀漫画50年史」が発行されており、そこに全てが詰まっている。

しかし、500ページ超という大ボリュームとは言え定価2640円の本を誰もが気軽に読めているわけでもないだろうから

そこから一部抜粋するような形にもなるが書いてみる。

------

フリテンくん植田まさし

近代麻雀初期の重要作品は、明らかにこれ。なぜそんなにヒットしたのかは現代感覚判断するのは難しいが、大ヒットしたのはまぎれもない事実経営危機に陥っていた竹書房が、本作の単行本をいきなり30万部刷るという大博打に出て勝利したことで、以降に続く全ての近代麻雀作品を時空を超越して救ったという逸話も持つ。

スーパーヅガン片山まさゆき

これは満場一致になると信じている。『麻雀漫画50年史』においても麻雀漫画史で最も重要漫画家として紹介されている片山まさゆき近代麻雀デビュー作。泥臭い麻雀劇画世界イメージを一気に明るくポップなものに変えて、麻雀漫画というジャンル全体の流れをも変えた。『ノーマーク爆牌党』などなど他にも入れたい作品が多々あるが、ここが原点ではあるし、一人一作ということで。

プロかわぐちかいじ

この時代作品になるとリアルタイムで読んでいたわけではないので歴史的評価を語る形になるのだが、まだ麻雀漫画というジャンルが下に見られていた80年代前半に、マイナージャンルでもしっかりと個性と実力を発揮して、後によりメジャージャンルで大ヒット作を作るための第一歩にするという、福本伸行西原理恵子せきやてつじ本そういち(須本壮一)などの、近年にも通じる流れはこの作品から始まった気がする。

★3/4(ほんまりう

麻雀漫画という題材に真摯に向き合い、当時の新しい戦術積極的作品に取り入れたり、麻雀は4人でやるゲームであることを活かした「立体的な闘牌」を意識して、それを実現するため「闘牌原作」というシステム確立したことが本作を最も重要位置づけるべき点だろう。『麻雀漫画50年史』曰く、「麻雀に詳しい作家は、このシステム確立していなくとも傑作を書いただろう。だが、そんな作家がそう多くいるわけではない以上、彼らのみで誌面を埋めることは不可能だ。闘牌原作システム確立していなければ、誌面全体のレベル史実よりも下がり、また『哭きの竜』のような「麻雀に詳しくない漫画家の手による傑作」は生まれなかっただろうと思われる。そういった意味では、片山作品をも凌ぎ、本作こそが80年代麻雀漫画で最も重要作品であるのかもしれない」。

哭きの竜能條純一

前述の通り、闘牌原作システムによって麻雀に詳しくない漫画家の手による傑作。「あンた背中が煤けてるぜ」という現代でもなお受け継がれる決めゼリフを生み出し、麻雀漫画というジャンル全体のイメージの何割かを本作が数十年に渡って背負い続けることとなる。

★mahjongまんが王(喜国雅彦

筆者の年代的に本作のパロディはあまりハマってはおらず、個人的に大好きなのは3年B組一八先生』の方なのだが、あの「有名作を麻雀漫画として堂々とパロディする」という手法の原点は明確にここであり、より重要度の高い作品として本作を選びたい。

アカギ福本伸行

わずとしれた超超超有名作。ブレイクしたのは『天 天和通りの快男児』だが、連載期間の長さ=世間への影響力の大きさや、世界観やキャラクターを共有した「スピンオフ」という手法麻雀漫画というジャンルとビッタリ合ったことで後世に与えた影響はあまりにも大きいだろうということでこちらで。

バード 砂漠勝負師青山広美

麻雀というゲームをハックした「全自動天和」という技術を巡る駆け引きを行う、今なお残る名作。運だの流れだのとは別なルート麻雀の「答え」を見つけ出したことで、わずか全2巻にして、麻雀というゲームを題材にした作品の1つの到達点へと辿り着いた作品と言えるであろう。

★兎-野性の闘牌-(伊藤誠

高校生代打集団ZOO個性豊かなキャラクター作りやシュッとした絵柄、そしてキャラクター固有の能力を活かしたいわゆる「能力麻雀」というジャンルは、90年代から00年代にかけて福本作品と並ぶほどの人気を博していた。本作で広まった能力麻雀というジャンルが後に他誌で生まれる「咲-Saki-」にも大きな影響を与えていたであろうことは想像に難くなく、「咲-Saki-シリーズの超絶大ヒットによって、麻雀漫画とはそういうものだと思われるくらいにはジャンルを超えて広く飛び出すこととなる。

むこうぶち(天獅子悦也)

無礼。「無敵の主人公」「高レート麻雀」などの麻雀漫画らしい要素を、高い技術で異様に読みやすオムニバス形式したことで、25年以上ずっと新鮮な気持ちで生み出し続けているバケモノ作品

次点

・あぶれもん(来賀友志+嶺岸信明) 人によっては、こっちを10選にいれる人も多いとは思う。筆頭候補

・まあじゃんほうろうき(西原理恵子) 人生切り売り形の麻雀漫画は全て本作の影響下にあると言ってもいいのかもしれない。

・ショーイチ(神田たけ志) 桜井章一麻雀史上最も重要人物10選には入るのだろうが。

ムダヅモ無き改革大和田秀樹) おそらく00年代以降で最大のヒット作だが、作者の個性麻雀漫画というジャンルが噛み合った「だけ」であるのもまた事実か。

最近作品が無い(それどころか2000年代開始作品ですら無い)のは寂しいが、最近近代麻雀作品が「史上最も重要」と謳えるかと言うと難しい。

2023-09-15

Vtuberから麻雀にハマったんだけど麻雀の役に立つ漫画なすぎる

麻雀おもすれーwって思っていろいろ読んだけど

実際に自分が打つのに役に立つ漫画ほとんどない

 

咲:超能力麻雀

アカギ超能力麻雀

天:オリジナル麻雀やめろ

兎:超能力麻雀

天牌超能力麻雀

ムダヅモ:超能力麻雀

哭きの竜人間ドラマ

むこうぶち人間ドラマ

哲也:イカサマしかしねぇ

凍牌:極限状況すぎる

笑うあげは:エロ漫画書いてろ

ハネマン麻雀しろ

バード:またイカサマ

 

つーか麻雀漫画多すぎる

おかしなる

2022-12-02

俺たち麻雀オタクは咲に捨てられたんだよ

417 名前名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2016/04/21(木) 22:45:43.71 ID:lkT7fMLi

>>404 >>406 デタラメを言うな

初期の咲は麻雀漫画の中でもかなり硬派だぞ

「そんなオカルトありえません」というセリフ象徴されるように、

超能力を使うバケモノと凡人の意地が衝突するのが最大の醍醐味で、

和、透華、池田、かじゅ先輩など初期メンバーの闘牌は麻雀好きの間でも評価が高い


イカサマだらけの麻雀漫画と比べて能力漫画の咲を「麻雀じゃない」とか言って

馬鹿にする奴がよくいるが、イカサマ超能力表現技法上は大差ない

「平で打つ(普通に戦う)」前提のなかでルール違反応酬があるから面白さが生まれるんだ

バイキンマン変装してアンパンマンの前に現れて、観てる幼児が指摘して喜ぶのと一緒で、

作者と読者の間で「秘密の共有」をするのは話作りの基本だから


から超能力公然と使うか、こっそり使うかの差はめちゃくちゃ大きいわけ

そもそもメインディッシュは闘牌であり、変化球スパイスとしてイカサマなり超能力があるはずなんだよ

それが、だんだん手牌も捨て牌もろくに見せなくなり「ロン!48000!」とか叫びまくるだけの

萌え萌えバトル漫画に堕ちていった咲を「劣化」と言わずしてなんというんだ?


アカギむこうぶち等と比べても見劣りせず麻雀漫画界に燦然と輝いていたのが初期の咲なんだよ

70符2翻を狙うとか引き分け狙いとか理屈っぽすぎて逆に心配になるくらいで、

そこには確かに麻雀への愛が感じられた

でも愛は長続きせず、移ろいやすものなんだな

今の咲には美少女への愛しか感じられない

麻雀界を捨てて美少女界ヘ行った、一言で言うならそういうことだ

俺たち麻雀オタクは咲に捨てられたんだよ

2022-04-13

anond:20220412234752

むこうぶちは、牌譜読まずに人生模様として読み流すのが好き

2022-04-12

追記あり】だらだら楽しく読める巻数の多いマンガ

暇潰しに頭を使わずダラダラ楽しく読める漫画たち。

巻数が多いほうが暇も潰しやすいので、それなりに巻数が多く、1話完結または長くても1巻程度で話がまとまる漫画について紹介するぞ。

他にもあったら教えてね。

追記

みんな色んな漫画の紹介をありがとう!!

上げてもらった漫画備忘録代わりに追記しておいて、せっかくだからKindleUnlimtedにあるかどうかも調べておいたよ。

量が多かったから、さすがにこち亀みたいな超有名どころはわざわざ上げなくてもいいかと思ったのと、個人的アンテナにあまり引っかからなかったもの、巻数があまりないもの追記していないけど、その辺はごめん。

解体ゲン 既刊91巻

建設業界をテーマにした職業マンガ主人公の本職は解体業であり、爆破解体専門家なんだけど、巻を追うごとにゼネコンがどうとか建設業界が全体的な内容がテーマになってきている。

時事ネタが非常に多くて、個人的にはポストこち亀候補かと思う。たぶん20年もすれば、解体ゲンで振り返る2000年代とか、そういうのが出てきそう。

そんなわけで現在解体ゲン世界ではコロナ禍の真っ最中なわけで、直近の話では多かれ少なかれ絡むこと多いし、レギュラーキャラコロナ禍で事務所を畳むというライブ感のある展開も。

異世界転生をテーマにした話があったり、アイカツインディーズゲームテーマにした話があったりと手広い。

そして主人公ゲンさんは理不尽仕事関係には怒るけど、基本的には物事否定はしないので、あまり暗くならない明るい作風でも面白い

KindleUnlimitedでは最新刊以外は全て読めるので、キングオブ暇潰し漫画である思う。

ザ・シェフ 全41巻+新章全20巻+ファイナル全1巻

1話完結型で展開される料理マンガ

基本的には主人公の味沢匠が法外な料金で依頼人から料理を頼まれ、その料理にまつわるヒューマンドラマが展開される。

ぶっちゃけて言うと、料理ブラックジャックであり、味沢匠の風貌ブラックジャックによく似ている。とくに初期の巻は酷い。

とはいえ料理にまつわるヒューマンドラマもしっかりしており、安定して面白いときどきムチャクチャな展開もあって笑える。

KindleUnlimitedでは全巻読めるので、暇潰しには強い。

なお、実写ドラマカオスさが凄いが、気軽に読める漫画版と違って、配信DVDもなく、VHSしかないので今から見るにはハードルが高い……。

これを書くためにググると、去年の年末からザ・シェフ リブート」が連載開始されたことがわかったし、あとから読むか。

酒のほそ道 既刊50巻

酒を中心としたグルメ漫画1話完結型であり、1話ごとに作者のエッセイが挟まる形式

主人公岩間宗達はなかなかクズ人間であり、いくつかのコマネットミーム化されているので、たぶん漫画を知らなくても見覚えはある人はいそう。

うんちく寄りのグルメ漫画で、この時期は何が旨いとか、何が酒に合うとか、そういった話が多いので、話に出てきたものを食べたくなる感じはある。

作者の考えがモロに主人公投影された内容で、主人公は年齢の割にはオッサン臭すぎるのはご愛敬

KindleUnlimitedでは15巻までと、季節ごとのセレクションが読める。

めしばな刑事タチバナ 既刊45巻

グルメ漫画……というか、食べ物に関するうんちく漫画と言った方が正しいか

ひたすら実在するメーカー製の食べ物チェーン店のうんちくだけを語り続ける漫画であり、新刊を読むたびによくネタが尽きないなと、別の意味で感心してしま漫画

実在する食べ物テーマなだけに読み終えると、一体どんなものかと買いに行きたくなるのも楽しいマーガリン歴史はどうとかメーカーごとにどう違うのかとか、80年代ドリンクインスタントラーメンを語りつくすとか、読むと無駄知識が増えていく。

こちらも時事ネタ結構多め。コロナ禍に関する話も合ったけど、マスクをしないことをメタネタで誤魔化していたりとか。

なお、KindleUnlimitedはない。安くで読みたいなら、36巻までRentaで1冊当たり100円でレンタルがある。


====================ここから追記分====================

鎌倉ものがたり 既刊36巻

KindleUnlimited:なし

ぼのぼの 既刊47巻

KindleUnlimited:なし

むこうぶち 既刊57巻

KindleUnlimited:最新刊以外

ラーメン発見伝 全26巻

KindleUnlimited:3巻まで

キング 全27巻+極食キング 全5巻

KindleUnlimited:全巻

クッキングパパ 既刊160巻

KindleUnlimited:なし

Y氏の隣人 全19巻

KindleUnlimited:全巻

アフロ田中シリーズ 全60巻

KindleUnlimited:シリーズ5作目の「しあわせアフロ田中」だけ3巻まで。

ギャラリーフェイク 全36巻

KindleUnlimited:なし

MASTERキートン  全18巻

KindleUnlimited:なし ※そもそも電子版がない

三丁目の夕日 夕焼けの詩 既刊68巻

KindleUnlimited:なし

王様の仕立て屋シリーズ 既刊64巻

KindleUnlimited:なし

働かない二人 既刊25巻

KindleUnlimited:13巻まで

落第忍者乱太郎(※忍たま乱太郎) 全65巻

KindleUnlimited:なし

静かなるドン 全108巻

KindleUnlimited:3巻まで

江戸前の旬 既刊112巻

KindleUnlimited:90巻まで

C.M.B. 森羅博物館の事件目録 全45巻

KindleUnlimited:なし

湯けむりスナイパーシリーズ 全21巻

KindleUnlimited:3巻まで

OL進化論 既刊42巻

KindleUnlimited:なし

BARレモン・ハート 既刊36巻

KindleUnlimited:なし

アゴなしゲンとオレ物語 全32巻

KindleUnlimited:なし

天才柳沢教授の生活 既刊34巻

KindleUnlimited:なし

かりあげクン 既刊67巻

KindleUnlimited:65巻まで

山と食欲と私 既刊15巻

KindleUnlimited:3巻まで

らいか・デイズ 既刊30巻

KindleUnlimited:なし

あたしンち 既刊21巻

KindleUnlimited:なし

ラディカル・ホスピタル 既刊37巻

KindleUnlimited:なし

パタリロ! 既刊103巻

KindleUnlimited:文庫版の5巻まで

2020-10-02

anond:20201001164714

「1回」が途中で切れてたので別にした

1回しか出てない方が熱が入ってる紹介も多くて、個人的には気になる漫画が多い

2020-03-06

50巻以上の漫画(連載開始年順)

作品名巻数開始
ゴルゴ131951968
三国志601971
浮浪雲1121973
あぶさん1071973
釣りキチ三平651973
三丁目の夕日671974
750ライダー501975
こちら葛飾区亀有公園前派出所2001976
王家の紋章651976
弐十手物語901978
あさりちゃん1001978
パタリロ!1011978
釣りバカ日誌1041979
かりあげクン641980
キン肉マン701980
なんと孫六811981
あした天気になあれ581981
コータローまかりとおる!591982
美味しんぼ1111983
わたるがぴゅん!581984
クッキングパパ1521985
まるごし刑事751985
総務部総務課山口六平太811986
落第忍者乱太郎651986
妖精国の騎士541986
4P田中くん511986
本気!501986
ジョジョの奇妙な冒険1261987
静かなるドン1081988
はじめの一歩1271989
ケイリン野郎561989
工業哀歌バレーボーイズ501989
ゼロ781990
風の大地761990
代紋TAKE2621990
スーパーマリオくん551990
クレヨンしんちゃん501990
いのちの器801991
ミナミの帝王1561992
鬼平犯科帳1081993
名探偵コナン971994
MAJOR781994
黄昏流星群611995
ドカベン プロ野球521995
Dreams711996
犬夜叉561996
ONE PIECE951997
ふたりエッチ801997
ポケットモンスターSPECIAL531997
Q.E.D. 証明終了501997
天牌1021999
江戸前の旬1001999
NARUTO721999
銀牙伝説WEED601999
むこうぶち521999
空手小公子 小日向海流502000
BLEACH742001
ゴッドハンド輝622001
史上最強の弟子ケンイチ612002
銀魂772004
絶対可憐チルドレン562004
あひるの空512004
土竜の唄642005
FAIRY TAIL632006
エリアの騎士572006
キングダム562006
GIANT KILLING532007
弱虫ペダル652008

ソースhttps://www.mangazenkan.com/ranking/books-volume.html

anond:20200306130917

anond:20200306134235

2018-09-11

漢字名字タイトル

漢字名字タイトルが好き。

頑張って調べてみた(漫画限定

名字英語(一作品しか無い。レジェンド

企業戦士YAMAZAKI

名字カタカナ多数派

学級王ヤマザキ

妄想戦士ヤマモト

中間管理録トネガワ

未確認少年ゲドー

警視総監アサミ

妖怪研究家ヨシムラ

宇宙家族ノベヤマ

学園革命伝ミツルギ

野獣社員ツキシマ

--------------

爆音伝説カブラギ

検察官キソガワ

劇画ヒットラー

革命児ゲバラ

出陣★昆虫武将チョウソカベ!

名字漢字(意外とレア

最強伝説黒沢

死神監察官雷堂

--------------

最強伝説仲根

少年雀鬼

なんか惜しい(追記したらメッチャ増えた…)

高校アフロ田中

キューティクル探偵因幡

GS美神

--------------

超機動暴発蹴球野郎 リベロ武田

新約「巨人の星」花形

釣り屋ナガレ

名探偵Mr.カタギリ

神経科医Dr.イラ

究極超人あ~る

むこうぶち外伝 EZAKI

ミリオンシャンテンさだめだ!!

オナニーマスター黒沢

巨人の星

憂国モリアーティ

憂国のラスプーチン

弁護士のくず

第三世界の長井

風のレーサー侠

極めてかもしだ

さすがの猿飛

うっちゃれ五所

ストッパー毒島

それはエノキダ!

ピューと吹く!ジャガー

アオイホノオ

セトウツ

バカバカしいの!

鏡の国の針栖川

テコンダー朴

名前のみやフルネームさん付けは、いっぱいあるけど、

名字終わり自体が相当貴重なようです。

20018-09-12追記

各項目、ブコメトラバを参考に追記しました(区切り線より下)

ちなみに八雲名字じゃないようです

2018-05-18

継続中の日本マンガの巻数トップ50

2018年5月19日更新

単行本での巻数のため,雑誌連載はあっても新刊電子書籍のみの作品,たとえば現在44巻刊行中の石井さだよし解体ゲン」は記載していない(議論余地はあると思うが)
※蒼鷹社版の「コボちゃん」は60巻で出版が終了しているため,この欄には芳文社版の「新コボちゃん」のみの記載とする
サブタイトル,監修,協力は割愛
トラバの指摘ありがとうございます

巻数による降順

順位巻数作品作者原作者出版連載開始年
1188巻ゴルゴ13さいとう・たかを リイド社1968
2147巻ミナミの帝王郷力也天王寺大日本文芸社1992
3144巻クッキングパパうえやまとち 講談社1985
4120巻はじめの一歩森川ジョージ 講談社1989
5111巻美味しんぼ花咲アキラ雁屋哲小学館1983
6103巻鬼平犯科帳さいとう・たかを池波正太郎文藝春秋1993
799巻パタリロ!魔夜峰央 白泉社1978
799巻釣りバカ日誌北見けんいちやまさき十三小学館1979
994巻名探偵コナン青山剛昌 小学館1994
1093巻天牌嶺岸信明来賀友志日本文芸社1999
1093巻江戸前の旬さとう輝九十九日本文芸社1999
1288巻ONE PIECE尾田栄一郎 集英社1997
1375巻いのちの器上原きみこ 秋田書店1991
1375巻ふたりエッチ克・亜樹 白泉社1997
1572巻銀魂空知英秋 集英社2004
1671巻風の大地かざま鋭二坂田信弘小学館1990
1765巻夕焼けの詩西岸良平 小学館1974
1863巻王家の紋章細川智栄子あんど芙~みん 秋田書店1976
1863巻落第忍者乱太郎尼子騒兵衛 朝日新聞出版1986
2062巻キン肉マンゆでたまご 集英社1979
2161巻かりあげクン植田まさし 双葉社1980
2257巻土竜の唄高橋のぼる 小学館2005
2356巻黄昏流星群弘兼憲史 小学館1995
2356巻弱虫ペダル渡辺航 秋田書店2008
2553巻スーパーマリオくん沢田ユキオ 小学館1990
2553巻ポケットモンスターSPECIAL真斗(9巻まで),山本サトシ日下秀憲小学館1997
2751巻絶対可憐チルドレン椎名高志 小学館2004
2850巻キングダム原泰久 集英社2006
2949巻ガラスの仮面美内すずえ 白泉社1976
2949巻あひるの空日向武史 講談社2004
3148巻むこうぶち獅子悦也 竹書房1999
3247巻GIANT KILLINGツジトモ 講談社2007
3343巻ぼのぼのいがらしみきお 竹書房1986
3442巻酒のほそ道ラズウェル細木 日本文芸社1994
3442巻名探偵コナン特別 青山剛昌小学館1996
3442巻闇金ウシジマくん真鍋昌平 小学館2004
3442巻スキップ・ビート!仲村佳樹 白泉社2002
3841巻風光る渡辺多恵子 小学館1997
3940巻コボちゃん植田まさし 芳文社1982
3940巻PALM獸木野生 新書館1983
4139巻エロイカより愛をこめて青池保子 秋田書店1976
4139巻ベルセルク三浦建太郎 白泉社1989
4338巻ちはやふる末次由紀 講談社2008
4437巻OL進化論秋月りす 講談社1989
4437巻バガボンド井上雄彦 講談社1998
4437巻C.M.B. 森羅博物館の事件目録加藤元浩 講談社2005
4735巻HUNTER×HUNTER冨樫義博 集英社1998
4834巻鎌倉ものがたり西岸良平 双葉社1984
4834巻天牌外伝嶺岸信明来賀友志日本文芸社2003
5033ギャラリーフェイク細野不二彦 小学館1992
5033宇宙兄弟小山宙哉 講談社2008

以下,32巻の「強殖装甲ガイバー」「BARレモン・ハート」「あの山越えて」「ドカベン ドリームトーナメント編」,31巻の「KING GOLF」「ラディカル・ホスピタル」「団地ともお」「七つの大罪」「K2」「ハイキュー!!」と続く

2017-11-05

近代麻雀現在の連載作品レビューする

近麻読者歴5年程度の若造ですが、レビューさせてもらいます

アカギ 〜闇に降り立った天才

 最終回近付いてますね、いいことだと思います

 天と同じように最終回まで麻雀はする予定ないんでしょうが、今やっている話は物語を終わらせるために必要ものとは到底思えません。

 天でアカギ葬儀を描いたのはまだなんとなく説得力があったのですが、そういう説得力が感じられない。突然カイジを見せられている気分。

 手の平返させてください。

むこうぶち

 実はほとんど読んでません、本当に申し訳ない。偉大な作品なのに。

 近麻の中でもかなり真面目に麻雀やってる作品だと思いますが、刊行されてる巻数が多すぎて今更追いつきたいとは思えないんです。

 オムニバス形式作品であることも追いつきにくさに拍車をかけているかなと。

HERO -逆境の闘牌-

 「近麻は大人のためのコロコロコミック」という意見を見たことありますが、今の近麻連載陣の中で一番コロコロっぽいノリだと思う。

 フライングパイとか千の手とか、ホビー漫画必殺技みたいでいいと思います

 福本作品スピンオフとしてはロジカル性が足りないって言われそうだけど、こういうぶっ飛んだ路線漫画もっとほしい。

○雀荘のサエコさん

 かわいい4コマ漫画として完成度高すぎじゃないですか。近麻で連載してるのもったいなくない?他の雑誌出張しようよ。

 近麻が廃刊になったとしてもまんがタウンとかまんがくらぶとかで連載を末永く続けてほしい作品。なんかそうなる可能性高そうだよね。

○鉄鳴きの麒麟

 今の近麻で一番面白い作品だと思いますキャラ作りとか設定とか凄く上手い。闘牌もストーリーに即している。凄い。

 ただ、作者のTwitterがアレすぎて……麻雀界の揉め事積極的に首突っ込むの疲れないんですか。

はっくん ゆるキャラ達の闘牌

 そんなに真面目に読んでない。

 サエコさんと一八先生を足して4くらいで割った作品だと思います

3年B組一八先生

 ネットではめちゃくちゃ評判いい作品だけど、うーん、俺的にはいまいち。

 俺そんなに漫画詳しくないかパロディやられても全然わかんないのよ。

 クッキングパパと金田一回はすげえ面白かったけど

 この漫画を近麻のエースって言ってる人いるけど、ジャンプエースが太臓になるくらいヤバイ状況でしょ

赤鬼哭いた

 なんか胸糞漫画になってるっぽいですね、あんまり読んでないです。

○ナナヲチートイツ−紅龍

 あ、そういえば最近読んでねえなあ。

 こういうアブノーマルエッチ漫画雑誌内に一つはあってしかるべきだと思います

○鉄牌のジャン!

 鉄鍋のジャン!を読んでないので読んでないです。

○笑うあげは

 1巻だけ買いました。第1話と第2話は本当に傑作だと思います

 なんというか、共感できない登場人物が増えてきて作品にうまく没入できてないですね。

○符計算できないけどフリー雀荘行ったった

 あー、あまり読んでない。

 俺自身計算できずにネト麻してるから、耳の痛い作品は読めない。

バード BLACK MARKET -闇市編-

 俺がバードで一番期待しているのは全自動卓でイカサマするとこであって、手積みでイカサマするとこじゃないんだよなあ。

 良くも悪くも普通麻雀漫画だなあ、砂漠勝負師のような作品期待して読むとがっかりするかな。

ゲッターロボ

 ゲッターロボからないので読んでません。内容もよくわかりません。

○悪童(ワルガキ)

 今のところ俺の好きな感じな方の志名坂漫画です。期待してます

 (※参考)

 俺の好きな志名坂漫画→すずめの唄、BW、バク

 俺の苦手な志名坂漫画凍牌ライオン麻雀倶楽部

ムダヅモ無き改革 プリンセス オブ ジパング

 いわゆる左側が自衛隊側とは違って露悪的に描かれていたのと同様に、ヒラリー・クリントンも露悪的に描かれていたので、そういうのが好きな人は読んでみてください。

 政治的な話で申し訳ないけど、野党に対して「人格的な批判ばかりするな」ってよくネットで言われてんのに、この漫画では野党に対してそういう批判がなされてるので、色々違和感あるんだよね。

 小泉ジュンイチローvsヒトラーあたりまではそういう表現少なかったのにね。


以上です。片山まさゆき先生押川雲太朗先生の新作を近麻で読みたいなあ。

2013-02-06

http://anond.hatelabo.jp/20130205153620

鷲巣麻雀も決勝二人麻雀も導入目的は明らか。「普通麻雀より、相手の思惑を推理できる要素を増やす」よ。

福本は「相手の策を読み、裏をかきあっての心理戦」が描きたい(読者もそれが読みたい)が、

麻雀というゲームそのままでやるのは無理があるので特殊ルールにしてるのだ。

 

そもそも、麻雀漫画で闘牌がメインになっているものギャグとか実録物とか「麻雀をめぐる人間模様」がメインな話とかはとりあえずここでは置いておく)は、

麻雀というゲーム」か「麻雀を打つ人間」のどっちかで嘘をついてる。麻雀運ゲー過ぎる(少なくとも短期戦では)からだ。

前者はどういうことかというと、「麻雀はこうこうすれば捨て牌から相手の思惑を読みきることができるゲームだ」とか

麻雀はこうこうすれば運気の流れを自分のものにすることができるゲームだ」とかいう嘘(麻雀運ゲーじゃないよ、という嘘)。

一般的に麻雀漫画というのはこういうのを想像されがちだと思うが、現実にはこれは無理。

手配読みとか、100%嘘ではないが、あんなピンズドで読むのは条件が相当限られないと無理。

「嘘じゃねえ!流れはあるんだ!」と言いたい人もいるとは思うが、一応、現代麻雀戦術では、流れというものはないし、

相手の手牌を読むのは条件が相当限られないと無理ということになってるのだ。納得できなくてもそういうことにしておいてくれ。

バトルマンガで例えて言うなら「拳銃持った相手と素手で戦う時、銃口の向きを確認して高速で動けば全部避けられる」みたいなもんで、

「一見理屈は通ってるけど、現実にはそれ無理やろ」という話やね。

もちろん「嘘だからまらない」なんてことはなくて、嘘の付き方がそれっぽければ面白いわけだ。

麻雀漫画でこの手のだと、土井(旧ペンネーム山根)泰明原作(『勝負師の条件』『幻に賭けろ』など)が特に素晴らしいね

福本の特殊麻雀はこの変形で、「相手の待ち牌を読まなきゃ勝てない」とか「相手の手牌が部分的に見える」みたいなルールプラスすることで、

「それっぽい理屈が成立しそう度」を上げてるわけだ

(まあ鷲巣麻雀とか二人麻雀は実際にやったことないので、もしかしたら「成立しそう」ではなくマジで理屈が成立してるのかもしれないが)。

こんな七面倒臭いことせず、限定ジャンケンみたいに新しいものを作ったほうが無理ないけど、近麻でそれできなかったろうし。

 

ちなみに後者は、「雀士には人智を超えたすごい奴が居る」という嘘(人間は運をねじふせられるよ、という嘘)。

この代表例は来賀友志原作(『あぶれもん』『ザ・ライブ』『てっぺん』『天牌』など)。

『ザ・ライブ』で、神業的な打ち筋を見せた主人公がなぜそう打ったのかと問われて

「明確な説明は僕にもできません」とはっきり答えたり、

てっぺん』で「何を切るかではない何を引くかだ それが超一流の条件!」ってアオリがあったのが典型的だが、

「すごい奴ってのは理屈ではなく当たり牌を切らない」「すごい奴ってのは理屈ではなくツモる」って具合なんね。

さっきの例えで言えば、「すごい奴ってのは堂々としてるだけで拳銃の弾が当たらない」みたいな感じ。

理屈にはなってないが、ある意味リアリティはあるとも言える(そういう「持ってる」って言いたくなる人間って居るじゃん)。

哭きの竜』なんかも土井作品(クレジット無いけどあれ土井)にしては珍しくこっちだし、

むこうぶち』も、理屈は出てくるけど本質的にはこっち(傀が負けるところ想像つかねー)だと思う。

で、上の二つが分かりやすいけど、「強い! 絶対に強い!」という黄金バットサムシングを読者に納得させることが出来るキャラクター造形であれば面白くなるわけだ。

なお、咲とか兎、片山まさゆきの『ミリオンシャンテンさだめだ!!』とか『まんちょくスナイパーとどめ』(どっちも片山作品の中では知名度低いが超名作)とかはこの変形で、

人間力的な漠然としたものではなく限定的な異能にしてるわけやね。

ちなみに、「咲は麻雀漫画としてはダメ」とか言うのを見ると「それはどうか」と思うのは、

麻雀が分かってる人間なら、咲が『牌にドラえもんが描いてあったって成立する』ようなもんじゃなく、

ちゃんと牌譜作ってあって、ネト麻とかとつげき東北以降の戦術ベースにしてることは見て分かるだろ」って気持ちが半分と、

能力麻雀だってdisるの、片山の名作群をdisるってことだから承服しかねる」ってのが半分。

 

イカサマものはまあまた別論にしといてくれ。哲也とかのヒット作があるので勘違いされやすいけど、80年代以降の麻雀漫画シーンでは一貫して傍流(『(旧)バード』『凌ぎの哲』『ショーイチ』だけ読んどけばいいよ)だし。

2007-10-10

なんかオタカップルだったらしいです。

俺たち。

いや、今まで全然知らなかったんですけど。お互い。

普通サークル(オタ関係ないスポーツ系)で知り合って、付き合い初めたんですけどね。

俺はもともと隠れオタだから、いかにも非オタっぽい、ちょいお嬢様的な雰囲気すらある彼女になんか絶対いえなくてですね。

隠しまくってたわけです。好きな漫画の話になっても、俺は「スラムダンク昔読んだけど好きだよ」程度で。彼女に至っては「漫画あんまり読まない」とすら言ってたわけです。

俺の趣味は、普通音楽鑑賞とか、そのサークルスポーツとかを自称してて。

彼女趣味は、普通読書とか、ピアノとかを自称してて。

着メロも勿論普通。俺も彼女も初期の設定音。壁紙は…恥ずかしながらお互いの写真だったりするんですが。

でも俺はプリキュア壁紙も実は持ってたりしてたんです。彼女できるまではそれでした。

彼女できたんで、ここも隠さないとダメだろってことで変えたんです。

んで、デートは全くオタに関係ない普通映画を見に行ったりとかしていた俺たちだったんですが。

会っちゃったんですよ。この前。某同人イベントで、ばったりと。

もう、お互い、「はひっ?」って感じでした。声が出てこない、みたいな。

俺の脳内、混乱しまくり。「見られた」「あれ?でも彼女も?」「ていうか見られた」「え?どうする?え?」ってぐるぐる回ってる。頭の中。

数秒間沈黙流れてました。

沈黙を破ったのは彼女の方でした。

「…ど、どうしたの?」

俺もそれを聞きたいっす。

「い、いや…え?ていうか…そっちこそ」

「…や…私は…その…トイレ行くところで

そっ、そういうことじゃないよ…!

「え?あ、そ、そうなの。ご、ごめん。引き止めちゃって」

「あ、いや、ううん」

彼女、本当にトイレへ。

なんとなく、そこにつったってる俺。

彼女が戻ってきた。

「…あ、私、戻らなきゃだから…」

「え?ど、どこに?」

「や…あの……か…してるから」

「へっ?」

俺の歴史上一番間抜けな声が出た。

サークル参加…してるから

ディ

ディーーーーーーーーーーーープ!!!!!!!

彼女、俺以上に、ディープなオタでした。

「えっ。あっ。そうなの?あ、俺、見たいな」

混乱してよくわからないことを口走る俺。

彼女、ガン拒否。

「えっ!?だ、だめ!それは!!!後生だからっ!!!」

「あ…うん…ご、ごめん」

「…」

「…」

「…ていうか…○○君も…」

「あ、うん…オタク…」

「そっか…」

「うん…ごめん…隠してて」

「いや、私も同じだし…」

アハハ…

ハハ…

「…じゃ、じゃあ…またメール送るから…」

「う、うん」

かくして俺たちはオタカップルとなりました。

彼女はいわゆる腐女子とはまた違ったオタクで、801は好きではないらしいです。

彼女パロディネタは秀逸すぎて俺はバカウケです。

ていうか本当ディープだった。彼女

後日、彼女の部屋へ行きました。漫画の棚、すげえ。

「…どこが…『漫画あんまり読まない』だというのだね…キミ」

「はっ…申し訳ありません」

「バキが全巻揃っているじゃないかね…キミ」

「ははっ。大好きであります」

アカギ…オバカミーコ…むこうぶち…この麻雀漫画のラインナップのよさはなんだね…キミ」

「ははっ。実は趣味ピアノでなく麻雀であります」

オタ的なノリで会話することが多くなった俺ら。

「あ。ヒストリエあるじゃん!」

「読んでもいいよー」

マジで

「あっ!その代わりさ、○○君に頼みたい事があるんだけど…」

「何?」

「ある漫画を代わりに買って来て欲しいんだけど…私が買うとなんか恥ずかしくてさ。かといってアマゾンだとコミック一冊だけだから送料かかっちゃうし」

「え…なんて漫画?ていうかバキとかアカギを集めておいて今更何か恥ずかしいの?」

「……ないしょのつぼみって漫画……」

やや俯き、恥ずかしがる彼女

うん……可愛いよ……でも

「ええええええええええええええええええええ」

ダメ?」

ダメっていうか、それは、寧ろ俺が買ったほうが絶対恥ずかしいでしょ」

「えーそうかな?」

女の子が買うのは全然問題ないじゃん」

女の子が買うのはいいけどもう女の子って年じゃないし。該当する年齢大幅クリアだし。いっそ、妙齢の男の人の方が、『あ、オタクなんだな』って感じで店員さんも不審に思わなさそうだし」

「ちょーーーーーーい!オタクなんだなって、その時点で、アウトじゃん!!」

「でも妙齢の女の人が買ったら、もう、『え?何?』って感じじゃん。意味わかんないじゃん」

「いいじゃん!意味わかんなくて」

結局、俺の買いたかった本も一緒に買って、アマゾンで買うことになりました。

最早、完全に、オタカップルです。

 
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