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はてなキーワード: 当事国とは

2024-04-11

anond:20240411202325

アメリカという国は、強力な仮想敵国必要とする国なんだ。

そうしないと国家として成立することが出来ない。

今そこにある危機

世界ナンバーワン米国凌駕しようとする国。

そういう国が必要なんだ。

たとえそんな国が存在しないとしても。

米国仮想敵に選ばれた国は常にその存在を大げさに喧伝されることになる。

まして当事国が何か勘違いして米国を超えることが出来るなんて世迷い言を本気になって言い出したときには。

2023-12-26

anond:20231226113817

9条が難しいのは紛争当事国の両方に同時に導入しないといけないところであって

最初から両方に9条があるんだったらその二国の戦争は防げるだろ

2023-10-15

ロシア中国の躍進について

 ロシア中国の躍進は著しい。


 彼らは民族主義アイデンティティ歴史的経緯、更には政治的アイデンティティを背景に、中東南米の主要国家を糾合することに成功した。

 中東においてはサウジアラビアイランアラブ首長国連邦の三ヶ国が今年八月にBRICs入りを宣言し、中東の主要国の大半が事実上中露陣営への参加を表明することとなった。

 また、南米においてはブラジルに次いでアルゼンチンBRICs入りを果たし、南米の二大巨頭が中露への支持を表明した。更には、政治的アイデンティティを背景にベネズエラニカラグアキューバなどの中南米諸国ロシアに対する支持を表明するに至っている。


 成功著しい南米中東に加え、欧州圏やアフリカアジアにおいてもその影響は波及している。


欧州事情ウクライナ戦

 欧州においては、ウクライナ戦争の背後でハンガリーロシア側への支持を表明している。ロシアハンガリー間のガスパイプラインの破壊に、ウクライナ(と恐らくはアメリカ)が大きく関わっていたことが、ウクライナ支持から離脱きっかけになったようである

 また、ポーランドも同じくして、ウクライナに対する嫌悪感を露わにしている。ポーランドウクライナの西に隣接する旧東欧諸国代表する国家であるが、これまでウクライナに対する大体的な支援を行ってきた。歴史的ポーランドロシアとの関係は決して穏当なものではなく、今年に入り米国から数兆円相当の軍備を購入することを宣言するなど、ポーランドロシアに対する危機感は大きなものであった。

 しかし、国連総会においてウクライナ農作物の輸出を巡るポーランド姿勢批判し、実質的に「ロシアの犬」呼ばわりしたことからその対立は鮮明になっていく。ポーランド外相ウクライナへの軍事支援の停止を一時宣言するなど、ウクライナに対して明確な嫌悪を表明したのである。また、NATO及び欧州内での外相会議において、前述のハンガリーと共にポーランド外相は欠席しており、ここからポーランド西側諸国に対する距離感が読み取れる。

 加えて、これはあくまで噂であるが、ウクライナにおいて不足している将兵を補うために、ポーランド軍が水面下で参戦しているとのことであるウクライナの開戦当初の軍備は二十万人程度であったにも関わらず、ニューヨークタイムズなどの報道機関によると、ウクライナ軍での現状の死傷者数は二十万人を超えている。つまり、元々ウクライナ存在していた常備軍はほぼ機能不全になっていると考えてよい。そのような軍備の不足を補うために、外国義勇軍(要するにNATO軍)が投入されていることは周知の通りであるが、その中でもポーランド軍が大きな割合を占めているとの情報がある。

 そのように実質的欧州各国とロシアとの防波堤であり緩衝国を自認するポーランドに対して告げられた、「ロシアの犬」扱いに等しい発言は、ポーランド民族的アイデンティティを大きく傷つけたと言える。このようなことから欧州においても、ベラルーシハンガリーポーランドを中心に、中露への支持を表明し始める国家は徐々に増え始めている。

 また、これは穿ち過ぎた見解かもしれないが、ドイツもまた潜在的な中露シンパとしての可能性を持っている。ドイツの直近六年間における最大の貿易相手国は中国であり、ドイツ経済面貿易面において国策として米国依存からの脱却を推進していた。つまり、少なくとも経済面貿易面においては露骨中国への接近を示唆していたのであるドイツは周知の通り第二次世界大戦における敗戦国であり、その国内には日本同様に米国の大規模な軍事基地存在している。あるいは、そのような現状に対してドイツが何らかの歯痒い思いを抱えているのではないか、という想像は、現実から乖離した妄想なのだろうか。


アフリカ国家傭兵の暗躍

 アフリカにおける影響力も多方面に渡っている。アフリカ歴史的経緯において欧米からの甚大な搾取を受け続けた国家が多く、潜在的反欧米の機運を抱えている。現状アフリカ大陸における経済大国と言えば、エジプトナイジェリア南アフリカ共和国三国であるが、その内エジプト南アの二ヶ国はBRICsへの帰属宣言しており、ここからアフリカ親中露の機運を読み取ることができる。

 また、アフリカにおいては2020年代に入って以来軍事的クーデターが頻発しており、その結果として親中政権樹立されることが珍しくない。そのようなクーデター当事国としては、マリギニアニジェールスーダンガボンブルキナファソなどが挙げられる。このような南アフリカの構成国においては、ロシア傭兵部隊であるワグネルの影響が大きいと見られており、クーデター軍の支援としてワグネル部隊戦闘を行うケースも散見されている。このように、中露はアフリカ諸国に対して軍事的な影響力を増しつつある。

 余談であるが、CNN報道によれば、アフリカで暗躍するワグネルとの戦いにおいて、ウクライナ特殊部隊が参戦しているとのことである

 これは陰謀論などではないhttps://www.cnn.co.jp/world/35209273.html

 何故アフリカ戦線ウクライナ特殊部隊存在しているのか? という率直な疑問を抱く人々は多いと思う。とは言え、このような疑問に対する回答は極めて明瞭であり、要するに、アメリカ軍部はウクライナ軍人を訓練し、傭兵部隊としてアフリカ戦線派遣しているのである。これは決して珍しいことではなく、ウクライナ部隊欧州各国で訓練されており、例えば複数レオパルド2戦車構成される第三十三機械旅団などは、典型的西側諸国の影響下で訓練されたウクライナ戦闘部隊であり、このようにウクライナ人を欧米諸国で訓練して戦線に投入する事例は、今回のウクライナ戦争において事欠かない。つまり、やっていることは元スペツナズ部隊出身兵士らによって構成されるワグネルと同様で、傭兵部隊組織アメリカもまたロシアに対抗するべく率先して行っているのであるアメリカ人口が多い割に経済規模の小さく、また今回の戦争において国力を大幅に減退させることが決定づけられているウクライナという国家特産物として、実質的兵士を挙げているのである


アジア地域

 アジアに関しても中露の影響力は増しつつある。中東に関しては上述の通りであるが、例えばベトナムベトナム戦争という歴史的経緯から米国に対する不信感が強く、ロシアとの協調路線が強く窺える。中国とは歴史的経緯文脈対立することが多いが、軍備面でロシアへの依存を強めるなど、ベトナムロシア中国を中心としたBRICs陣営との親和性は決して低くない。

 欧州との接続地点であるトルコも、2016年クーデター未遂以来、親露的方針を採ることが目立ち始めた。まことしやかに、当時のエルドアン政権に対して、クーデター示唆する情報が内々にロシアから提供されていたのではないか、という噂が囁かれている。

 また、見逃されてならないのが、インド存在である2000年代中盤には世界二位の経済大国地位約束されているインドは、中露に対して融和的路線を採ることが多い。2000年代世界経済において確固たる存在感を示しているインド立場は幾分流動的であり、必ずしも中露に対して全幅の信頼関係を結んでいるわけではないものの、少なくともBRICsや上海協力機構といった枠組みの中でインドは中露との連帯志向しており、決して欧米との完全な協調路線を歩んでいるわけではない。

 アジアと言えば当然日本もまた中国の大きな影響を受けた国家である。勿論、日本国内には米国の大規模な軍事基地が点在しており、明らかな西側国家としてのアイデンティティを持っているが、ここ数年の日本における最大の貿易相手国が中国であることは周知の通りである。少なくとも、貿易経済の面において、日本中国との距離を縮めると同時に、アメリカから距離を置きつつある。


まとめ

 また、極めつけにと言うべきか、中国による一帯一路構想において、アフリカアジア諸国に対する多額の資金援助が行われている。中国からの貸付によって財政破綻を起こしたスリランカのような不幸な例はあるものの、これまでのところこの一帯一路構想が完全に破綻したという情報は無く、徐々に中露シンパに傾きつつあるアジアアフリカの国々は増加傾向にある。

 更には、中国2030年代には実質的世界一位の経済大国地位を獲得し、その後長らくそ地位を独占し続けることが、各国のシンクタンクにより報告されている。一部日本シンクタンクなどはそのような中国経済事情に対する楽観的な予想に疑義を投げ掛けているが、しかし大筋で中国存在感が2000年代中盤において増していくことは、明白であろうと思われる。中露の躍進は、更に強まりつつある。

 今回のイスラエル動乱の背後には、BRICs参加国であるイランロシアの影があると言われており、ここにもその影響力の一端が覗える。

2023-08-01

オッペンハイマーバービーミームについて個人的な考え

マンハッタン計画原爆製造に関わった研究者を描く「オッペンハイマー」とバービー人形の実写ハリウッド映画であるバービー」が同日公開されることとなり、

これを知った人々により、オッペンハイマーバービーを演じた役者コラボさせた「Barbenheimer」というミームが生まれた(本記事ネタバレはありません)。

原爆キノコ雲を背景にバービー笑顔で写るミームや、ピンク色のキノコ雲のミーム投稿されて話題になると米国バービー映画公式Xアカウントが反応した。

この動きは瞬く間に日本人の視界に入ることとなり、Xでは「広島長崎原爆投下に対する配慮がない」「ミームに対して公式が触れること自体不適切

9.11ミームを作って何を思うか問いたい」など批判が巻き起こる事態となった。騒ぎからまもなく、バービー日本公式Xアカウント謝罪した上で、

ネットミームに触れた米国本家対応遺憾の意を表明した。

どのミームも明らかに、全く異なるジャンル映画が同日公開されることを揶揄した内容だった。そこに「広島」や「長崎」というキーワードはなかったし、

原爆によって失われた命を揶揄する表現もなかった。(「原爆キノコ雲を背景に半分骨になったバービー笑顔で佇んでいる」というような画像があったとしたら、

それは初めて原爆投下によって被害を受けた人たちを揶揄するミーム認識して差し支えなかっただろう)

それにも関わらず、過剰な批判をしているXアカウントには違和感があった。特に9.11ミームを作って何を思うか問いたい」といった批判は、Barbenheimerよりも明らかに攻撃的なミームを作ろうとする姿勢だった。

米国インターネットRedditや4chといった掲示板からまれネットミームは、そもそも高尚な文化ではない。「フェアユース」を拡大解釈して自由気ままに著作権コンテンツ面白おかしく改変して投稿する文化だ。

著作権肖像権どころか、人権配慮そもそも存在していない。面白事象キーワード画像であれば、ルール存在しない。面白ければすべてよしだ。まともな人間ならミームに触れることすら避けたほうがよいレベルだ。

日本でたとえると「淫夢語録」やそれから派生したコンテンツ全般が該当するだろう)

にも関わらず、「広島長崎への配慮が足りていないミームを作る米国人の原爆に対する知識はこんなもんか」といった批判や「歴史的過去から振り返ると不適当だ」という批判が繰り返された。

これらはナンセンスだ。ネットミームはそういうものなのであり、誰にも伝わらない批判だ。「ナンセンス?いや、そんなネットミームをやるなよ」と感じるのも自然ではある。

だが、米国インターネットにおける一つの文化から、Xにいる少数の日本人がそう考えたとしても消え失せることはないのだ。

一連のミームを見て批判した人たちが感じた苦しみや悲しみは本物だったかもしれない。だが、もう少し、ネットミーム作成者が何をどこまで考えて作っているのか、

考えを馳せてみてもよかったのではないだろうか。またすでにバービー公式アカウント謝罪しているし、これ以上拳を振り上げ続けることは、誰のためにもならないだろう。

そして今回のケースでは、戦争善悪二元論に基づいて批判を展開していたケースが多いのも印象的だった。原爆投下被害を受けた日本が、米国側の民間人大量殺戮批判する「善」であり、

原爆投下した米国「悪」を前提としてミーム批判しているように感じられた。視点を変えれば、日本軍の侵略行為を止められた原爆は「善」であり、民間人犠牲も厭わず防衛戦争を繰り返した

日本軍を「悪」という視点をもとに賛同したり批判したりすることもできるだろう。またこの単純な善悪二元論に基づけば、奇襲攻撃をかけた真珠湾の戦いは明らかに日本側が「悪」であり、

米国側は奇襲攻撃批判する「善」に当たる。中国韓国など東南アジア諸国日本軍が起こしたことは大局的には「善」だったのかもしれないが、被害を受けた人、家族を失った人から見れば「悪」である

では、沖縄本土での総力戦は誰にとっての「善」で、誰にとっての「悪」だったのか? 枚挙にいとまがないが、そもそも戦争において起きた事象をこうした単純な善悪二元論評価し、

それに基づいた姿勢批判するのは問題だと感じた。「勝てば官軍負ければ賊軍」の精神のものだ。敗戦を経て学んだのは、極端な善悪二元論が罪もない人々や、日本軍兵士の犠牲を増やしたことではなかったのか。

ミーム賛同したり批判したりする人たちは、原爆製造に関わったドイツ人オッペンハイマーを「善」あるいは「悪」のどちらで見るのだろうか。

太平洋戦争を起こした日本という当事国に住んでいるのにも関わらず戦争歴史を「善」と「悪」しか見られない人が増えたのだなと残念に思った。

2022-06-14

六者協議当事国サッカー親善試合やりたいな

どの国も強そう。

きっと盛り上がるよ。

2022-05-30

ウクライナロシア停戦したらウクライナNATOに加入できるの?

紛争当事国は加入できないとかい規則があって加入できなかったんだよね。

2022-05-25

玉城沖縄知事「ゼレンスキーです」 基地問題有識者会合前、委員発言 「冗談」と打ち消し

2022年5月25日 12:21

玉城デニー ウクライナ

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米軍基地問題に関するアドバイザリーボード会議あいさつする玉城デニー知事=25日午前、県庁

 沖縄県の玉城デニー知事が25日午前、県庁で開いた基地問題に関する有識者会合の入場時に、「(ウクライナ大統領の)ゼレンスキーです。よろしくお願いします」と述べる場面があった。ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえた発言とみられるが、出席した委員からは苦笑が漏れる程度で反応は薄く、直後に「冗談です」と打ち消した。

 ウクライナ侵攻による国際秩序不安定化が米軍基地の集中する沖縄にも影響する中、当事国指導者冗談に持ち出した玉城知事認識が問われそうだ。

 発言は、県が主催する米軍基地問題に関するアドバイザリボードの第2回会議での一幕。会議専門家から国際情勢などの意見聴くことを目的に、オンラインで開催した。会議は非公開だが、玉城知事の冒頭あいさつまでは報道陣に公開されていた。

 冒頭あいさつで玉城知事は、ウクライナ侵攻に触れて「生命尊厳という観点からも、この戦争に向かう危険という意味から看過できない。一刻も早い両国平和回復を、多くの国々の支援によって達成できることを強く望む」と述べた。

これは・・・

「やっぱ南国だから民度が低いのかな」と思われても仕方がない発言

成人式も暴れてるの沖縄だし

東京民度20年くらい違うのではないか

2022-04-07

anond:20220407120905

当事国許可ないし要請必要だし、それがあったとしても派遣を決定するのはあくまでも日本政府

そもそも韓国はいまだに日本朝鮮半島支配の野心を持ってると本気で考えてるんで、たとえソウル火の海になっても自衛隊だけは絶対入国許可しないはず

まあ実際は日本海側の領海内の警備に専念するだけだと思うし、在韓邦人の救出は在韓米軍に頼む形になるだろうね

2022-04-01

anond:20220331171821

男性vs女性問題に収まる領域にない。だからそこで殴り合ってる場合じゃない、というのが私の個人的意見です。

この件に関して、フェミに言いたいことがある。

痴漢刑罰は軽すぎるし、一定厳罰化必要だと思ってる。

しかし、「痴漢死刑しろ」は必ず殴り合いに発展するからな。

どんな戦争だって当事国にとっては「制裁」なんだから

戦争を止めるには、男-女、加害者-被害者、双方の言い分を最大限吐き出しながら、

良い妥協点を見つけるしかないんだよ。

ただ、被害者回復には加害者への恨み言を徹底的に吐き出すことは必須ではあるが。

2022-03-21

今の日本国民は15年前の基準であればほとんどネトウヨ

日本政府ウクライナ防弾チョッキなどを提供したことについて

妥当だ」が61%、「もっと積極的軍事支援検討すべきだ」は22%、「軍事支援必要ない」は11

日本安全保障が脅かされる不安を感じるか

「強い不安を感じる」46%、「ある程度の不安は感じる」41%、合わせて87%

中国台湾軍事侵攻する不安を感じるか

「強い不安を感じる」56%、「ある程度の不安は感じる」33%、合計で89%。

https://mainichi.jp/articles/20220319/k00/00m/040/267000c

15年前であれば

中国台湾軍事侵攻する不安を感じる」

日本安全保障が脅かされる不安を感じる」

日本政府紛争当事国軍事支援すべき」

なんて主張したらネトウヨ扱いだったが、

今や国民の8~9割がそう考えているのね

2022-03-05

はじめは少しおちゃらけタイトルにしてたんだけどやっぱりやめた

戦争について書くということ。 - デマこい! https://rootport.hateblo.jp/entry/2022/03/04/200745

まあ第三次世界大戦を起こさないためには、他の国の軍隊を本格的に動かすことはできず、あまり手出しできないわけで、当事者双方がどんどん死んでいくのを見るしかできないのだけど、それはとても非人道的だなとは思ってった。ただ、世界大戦になった場合被害に比べれば断然少なく済むほうがマシという冷静な判断のほうが大きいわけだけど。

ドイツが「ヘルメット送る」という事をやたらバッシングしたわりには、日本が「防弾チョッキを送る」についてはバッシングが無いのってなんでなんだ? 二枚舌にしか見えないんだけど。どっちも似たような立場じゃないの?日本だってロシアからエネルギー輸入してるし、日本の苦しいエネルギー事情の、その調達多様化方策の一つとしてロシアは有力なわけで。身内にゃ甘いんだね。灯台下暗し

COVID19でアメリカでのアジア人ヘイトクライムが長らく問題になってますけど、同じことを日本国内でもロシア系の人や物に対してやりはじめてるわけですが。いかがお過ごしでしょうか。

いや、まさか本当におっぱじめると思っていなくて、寝耳に水だった。「なんか集結してるみたいよ」「今週中には始まるだろう(アメリカ)」とか言ってて始まってないじゃん、とか、北朝鮮のいつものミサイル並に見てたのに、急におっぱじめてしまって流れ変わってしまった。というよりは自分認識のほうが間違っていたわけですが。

現代情報戦という観点もあるのなら、真偽がわからない細かい戦況や情報について安易に口を出したりおちゃらけた人って終戦後に軍法会議にかけられて処罰されたりしないんですかね?戦争犯罪者として。だから気安く触れられない話題なんですよね。自覚ないでしょ。こうどなじょうほうせん於いて荒らしスルーって学ばなかった?そんな口酸っぱく言うインターネット老人オジサンの小言をよそに、数あるネタひとつくらいにしか見てないSNS民は今日おちゃらけ戦争に加担し続けるわけですが。

誰かがツイートで言ってたけど、

指導者を追い詰めるのも大事なんだけど、追い詰めすぎるとアカンことになるので(当事国)、

最後まで私だけは味方だよ枠」が必要な気がするんですよね。花を持たせる役目の。お膳立てされた助け船の逃げ道で。

こういうのって家族家庭内ケンカ調停でも大事だと思うんですよね。メンツっていうものがあるので。

どうにかして指導者メンツを潰さない形での戦争の終わらせ方を。

それはまあ、壮大な二枚舌になってしまうのかも知れないけど。落としどころってそんなところじゃないんですかね。

話それるんですけどオリンピックの入場時のやつで知ったんですけど

中華台北中国台北って意味がだいぶ違うんですってね。

中華」と書くと、現代だけでなく歴史的文化的に続く「中華民族」を指すニュアンスらしいんですよね。4000年のやつ。

中国」と書くと、現代政権下の体制の国を指す。と言う感じらしい。まだ100年くらいですね。

というわけで現政権・現体制を憎んで民族文化を憎まず、と言うのが落としどころなのかな。自分の中での認知的な分別の付け方なのかなあと思ってます

わたし寿司すきなんですよ。イクラすきなんですよね。

イクラ出荷してくれてありがとう

テトリスありがとう中学校のころ遊び過ぎて先生に取り上げられました。

まり詳しい経緯を知らないので、その知識がない状態でどちらか片方にだけ強く肩入れする行動には出られないんですよね。慎重なので。「何も知らないくせにお前誰だよ」って自己マジレスちゃう。ただ、悲しい状況に置かれている全ての人には同情するんですが、自分キャパがあまり大きくないので、あんまりこの件で自分リソースを割きたくない、割けない。自分人生も精いっぱいなので。

ただ現状の所感を記録しておいた。

2022-03-04

素朴な疑問なんだけど、

駐日大使が「外務大臣に会いたい」と考えた場合、まず対応するのは外務省役人だよな?

そっから外務大臣大使意向を伝えるときの連絡の順序は、

役人副大臣大臣

というルートになるのか?

外務省の事なんて全然知らんけども、違うと思うんだよな。

普通に役人大臣副大臣それぞれ別に伝える気がするんだけど、違うかな?

んで、今回ウクライナ大使は「鈴木副大臣邪魔された」的な事を言ってるわけだけども、これが正しいとするならば、

「林大臣には伝えず、鈴木副大臣にのみ伝える」っていう判断をした外務省人間がいた、って事だろう?

ようするに、外務省人間で、今から一か月前の緊迫したウクライナ情勢を考えもせず、

紛争当事国であるウクライナ大使の面会の要望を、大臣には伝えず、親露派の副大臣にのみ伝えるように画策した人がいる、と。

そういう事だよな?

…で、色々考えてみたんだけど、官僚からこんだけハブにされてる林はやっぱダメだな、って思った。

2022-02-27

anond:20220226230341

NATO当事国同士で上手く行かなくなったときに、NATO2.0 が作られる。

そして、NATO2.0 は改良されて、今までより核保有制限を強化することで、NATO2.1 が生まれる。

だが、核保有制限こそが間違っていたと気づいた人類は、エストニアタリンNATO3.0 を作り出す。

2022-02-26

anond:20220226134433

独立

NATOアメリカに都合よく駒として緩衝地帯として使われるだけだろ

国民大勢被害者になるだけ

ロシアのままでいれば戦争当事国にはならなかったのに

2022-02-02

anond:20220202130915

はてサ日本叩きたいだけなんだろうけど、当事国か否かって差はあるっしょ

2022-01-07

おもえばデルタ株もロイター間抜け記者のせいだった

デルタ株はロイターイギリス人記者

ミクロン株は米軍兵士たち

変異種はまんまと外国人によって日本に持ち込まれたわけだけど

ジャーナリスト兵士って、母国では平均的より上の連中だとおもうんだけど

でも連中はマスクしないし隔離を抜け出すわけ

これが外国人なんだよな

オリンピック取材に来たメディアの連中も大騒ぎでマスクしなかったのが話題だった

これが外国人なんだよな

当事国では上流な連中でこの程度の民度


それで日本ファクターXだっていうわけw

ファクターXって俺は連中の差別感情だと思ってる

俺達優秀な白人様が苦労しているのに、あいつらはうまいことやってやがる

なにか秘密があるに違いないっていううぬぼれだよね

秘密なんてない。手洗いしてマスクして蜜を避ける。それだけ

基本的なことをやるだけだよな

そういうのやらずにファクターXだ!っていうのが連中なのよ

これが外国人なんだよな


マスコミとか米兵みてると

イギリスアメリカあん感染者まみれになるのもわかるわ

ファクターXなんてないよ

あいつらがただ間抜けなだけ

2021-12-21

大邱地下鉄放火事件

この事件日本でも現場からテレビによる生中継がなされるなどマスメディアにより大きく報道され、社会の強い関心を集めた。日本国内の地下鉄では防災管理見直し避難訓練が行われた。これを受け、その後も小規模ながら同種の地下鉄火災事故が発生していた韓国においては「事故後に日本では各種の対策を行っているのに、なぜ当事国韓国はしないのか」などと、朝鮮日報などのマスメディア地下鉄管理組合などを非難したことがあった

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%82%B1%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E6%94%BE%E7%81%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6

日本鉄道事件が起きない背景はこんな事情があったのか

さすが日本世界最高の国だわ

水と安全ただ

2021-12-06

anond:20210720020914

「輸出規制」じゃなくて「手続き見直し」な

それと日本がいくつかの二重用途物品を包括輸出許可制度の対象から外した理由は、日本側が求めていた輸出管理に関する定期的な協議韓国側が三年連続拒否たか

https://diamond.jp/articles/-/210908?page=2

 EU規定を見てもわかる通り、輸出に関する優遇措置を認めるには、当事国間の“信頼”が欠かせない。過去3年間、韓国日本が求めた輸出管理に関する協議に応じてこなかった。私たち日常生活でも同じだが、真剣対話できない人を信じることは難しい。日本韓国ホワイト国として認定し続けることは適切ではないといえる。

直接的な要因はこれだよ

これを日本政府は「信頼関係が著しく損なわれたと言わざるを得ない状況」「大韓民国に関連する輸出管理めぐり不適切な事案が発生した」と表現している

もちろん、これ以前に発生したレーダー照射事件慰安婦問題(日韓合意に基づいた財団韓国側一方的解散した件)、徴用訴訟問題(仲裁委員会の設置を韓国側拒否した件)、あとは韓国国会議長天皇謝罪要求した件など、日本からの信頼を損なう行為が多々見られたのも副次的な要因としてはあると思うが、それらはあくまでも枝葉の部分でしかない

2021-08-30

anond:20210830091556

日本政府アフガン紛争他人事と見ていて「難民アメリカに任せればいいや」と考えていたのだと思います

そりゃ多国籍軍の一員には参加しなかった(できなかった)けれども後方支援はばっちりやってたし平和支援積極的に関わり続けている当事国意識を持ってあるべしだったか

難民自体が日頃から政治家の点数にならない、支持者の評価にならないという風潮が保守にはあるので菅首相が関心を持たなかったのもうなずけます

一方で早期に動いて自衛隊作戦成功した場合には一気に保守評価うなぎのぼりに上がることになって世論支持率フィーバーしてたはずなのですが、そこまでの計算が回らなかったのか周りに助言するブレーンがいなかったからなのか、首相が哀れに思います安倍前首相ならこの辺の嗅覚は鋭いので行動は変わってたでしょうか)

2021-07-22

東京五輪2020開会式炎上最後の1人は確実にすぎやまこういちになる

ならなかったら小山田圭吾小林賢太郎を叩いてる層は単なる偽善者いじめ加害者擁護する非人主義者。(俺は3人とも叩くから真の正義

東京五輪開会式ではリハの状況からドラクエテーマ曲が使われるだろうと報道されている。

ドラクエ楽曲作曲者はご存知すぎやまこういち

すぎやまこういち南京大虐殺従軍慰安婦否定する活動をしている。

また杉田水脈との対談で反LGBTを鮮明にしている。

いじめ小山田圭吾ユダヤ人虐殺ごっこ小林賢太郎と同じく非常に五輪にふさわしくない人物である

本当に開会式ドラクエ使用されるなら批判すべきである

正式発表がされていないためLGBT団体当事国中国韓国でも動きはないが、開会式が終わった後で批判されてしまうだろう。

2021-04-03

anond:20210403221520

しろオリンピック当事国ワーストを競るぐらいって一体どうよwww

挙句の果てに医療従事要求してんだろ?あのクソイベント

中止だ中止!

2019-08-31

日韓関係をめぐるアメリカ記事について雑感

日韓貿易摩擦界隈について、日本報道だけ見ていてもよくわからないので、英語で報じられている当事国以外のニュース見出しを眺めていた。

昨日あたり、ニューヨークタイムズワシントンポスト見出しがわかりやすく変化したように思えたので中身も読んでみた。

これは、アメリカメディア論調に変化が見られたと考えていいのか。

ニューヨークタイムズ

Embattled at Home, South Korea’s Leader Turns on Japan, Stoking Old Hostilities

https://www.nytimes.com/2019/08/30/world/asia/korea-japan-moon-jae-in.html

見出しはざっくり「国内では四面楚歌、よって昔ながらの敵国である日本を責め立てている」という感じの内容だと思う。

韓国では、もともとの経済政策の行き詰まりに加え、最近の米中貿易戦争あおりを受けてさら経済悪化した。

トランプ日韓あいだを取り持つどころか、防衛費分担マシマシでと言ってくる。

北朝鮮との交渉も上手くいかない。

政権は追い詰められている。その結果、日本を敵視する政策に滑車がかかっている。

ワシントンポスト

The Japan-South Korea dispute isn’t just about the past

https://www.washingtonpost.com/politics/2019/08/30/japan-south-korea-dispute-isnt-just-about-past/

見出しは「日韓の摩擦は過去出来事けが原因ではない」という感じだろうか。

こちらでは、日韓国交正常化の際の賠償金とその使途について書かれている。日本国内には歴史修正主義的な考え方もあれば、過去に関する深い悔恨を持つ者もいると紹介されている。

日韓関係がいい状態にあった時期についても触れられている。

そのうえで、現在両国の摩擦は過去が原因ではないとしている。

上記つの記事共通しているのは、日韓関係悪化を導いたのは韓国の現政権政策にあるという考え方のようだ。

これまで見出ししか読まずに中身をスルーしてきてしまったので、断言はできないが、ここ数日で少なくともアメリカの主要メディア論調が大きく転換したように思った。

ビフォーアフターで言うと

フォー日本過去の償いをちゃんとしなかったのを韓国が責めている

アフター:日韓関係悪化を招いたのは韓国大統領

と読めなくもない。

乱暴なまとめですまない。

ただ、アメリカの態度がここにきてずいぶん変わったのは、対岸の火事じゃなくなったからなのかもしれない、などと思い、興味深かったので。

2019-05-11

文系学問における注と参考文献の話、補遺

文系学問において資料実在証明するものとは何か」(anond:20190510230425)についたブコメに応答&補足説明します。

参考文献と注は違うよ!

Wikipediaですら参考文献を求められるので、参考文献(ここで言っている注)のない本はある意味Wikipedia以下の信頼性と考えられても仕方がないことを多くの人に知らせるべきだと思う。

参考文献と注は違います! ぜんぜん別です! 参考にした本を並べてあるのが参考文献(厳密にはこの場合「参考文献一覧」)で、本文中の記述の出典を直接明らかにするのが注です!

参考文献と注については、以下の4つの組み合わせが考えられます

  • a)参考文献も注も揃っている
  • b)参考文献はあるが、注はない
  • c)参考文献はないが、注はある
  • d)参考文献も注もない

このうち、研究書として許されるのはaとcだけです。ここで問題にしているのはbとdで、多くの学術的な新書はbであり(中公新書とかでよくあるやつ)、ごくまれにdみたいな本があります最近だと、岩波新書の『ロシア革命』)。

えっ、cも許されるの? はい、許されます。なぜなら、個々の注でしっかりと典拠を示してある場合は、参考文献リスト存在せずとも出典の表示に不自由はないからです。

これだとわかりづらいかもしれないので、架空の例で説明してみます(わかりづらいかと思ったので書き直しました)。

a)増田うんこを漏らした(注1)。一方、同人作家おしっこを描いた(注2)。

(注1)はてな太郎増田研究Hatelabo2019年、819頁。

(注2)Y. Arim, Oshikko Collection (Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019), p.8107.

参考文献リスト

Arim, Y. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019.

はてな太郎増田研究Hatelabo2019年

b)増田うんこを漏らした。一方、同人作家おしっこを描いた。

参考文献リスト

Arim, Y. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019.

はてな太郎増田研究Hatelabo2019年

c)増田うんこを漏らした(注1)。一方、同人作家おしっこを描いた(注2)。

(注1)はてな太郎増田研究Hatelabo2019年、819頁。

(注2)Y. Arim, Oshikko Collection (Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019), p.8107.

d)増田うんこを漏らした。一方、同人作家おしっこを描いた。

cでも十分に出典表示として問題のないことはご理解いただけるでしょうか? 実際、英語圏でもcのような本はたまにあります。そして、著書ではなく論文レベルだと、cのようなやり方を採用している雑誌はとても多いのです(日本語圏でも英語圏でも)。いや、もちろん理想を言えばaみたいな本であるべきなんです。でも、紙幅の都合というものがあり、印刷費が嵩むからどこかを削りたい、となった場合には、真っ先に参考文献が削られてしまうのは致し方ないと思います

日本出版問題は、そこで「参考文献ではなく、注を削ろう!」という話になってしまうことです。違います注か参考文献、ページ数の関係上どちらかを削らないといけないのなら参考文献を削るべきなんです。

もし注がしっかりとつけられていれば、参考文献の欠如は「どんな文献があるかひと目でわかりづらい」程度の問題しかなりません。しかいくら参考文献があったところで、注がなければ「ではこの記述典拠はいったい何なのか」という根本的な問題惹起します(bの例から正しい出典を復元できるでしょうか?)。参考文献は省いても構いません。しかし注を省いてはダメなのです!(学術的な新規性のある本ではなく、学界の定説初心者向けにわかやす纏める本でなら、読みやすさを優先して逆の判断になっても構わないのですが)

もちろん、これはauthor-date方式やMLA styleの注をつける場合には適用できません。どういう方式かというと、次のような方式です。

author-date方式

増田うんこを漏らした(はてな 2019: 819)。一方、同人作家おしっこを描いた(Arim 2019: 8107)。

参考文献リスト

Arim, Y. 2019. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies.

はてな太郎.2019.『増田研究Hatelabo

MLA style:

増田うんこを漏らした(はてな 819)。一方、同人作家おしっこを描いた(Arim 8107)。

参考文献リスト

Arim, Y. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019.

はてな太郎増田研究Hatelabo2019年

こういう方式の注をつける場合には参考文献が絶対必要です。当たり前ですね(author-date方式についてはanond:20190511230117も参照)。

2種類の「参考文献」

自分実験室の試験管”イメージ偏ってるなー(´・_・`)理系論文での引用たことないんかな。普通に出典書いてるし、それを叩き台に積み上げたり、否定したりするんだが。博士論文なんか引用文献沢山乗るしね

理系学問についてのイメージが偏っている点についてはごめんなさい。でも引用については、申し訳ないけれどそちらが勘違いされていると思います(もちろん私は理系論文ちょっとしか読んだことないので、私に事実誤認があれば教えてほしいのですが)。

文系学問において、参考文献には2種類あります

このうち、理系論文で文献として挙げられるのは「先行研究」だけですよね? でも、文系では「一次文献」も参考文献に含まれ、そこへの参照が論文重要な核を占めているのです。

たとえば上皇陛下が書かれた論文(※1)を見てみると、確かに末尾にずらずらっと先行研究が並んでいますが、論文の核となる部分はあくまハゼ遺伝子を解析した部分にあって、それは当然ながら実験室で採られたデータであり、何らかの文献によって引証される類のものではないわけです。

しかし、皇族つながりで天皇陛下が書かれた論文(※2)を例に出すと、この論文において著者の主張の裏付けとなっているのは古文書における記述であって、その原本研究施設が所蔵していたり史料集として公刊されていたりするわけです(史料集って何ぞや、という点については後述)。

私が最初増田で言ったのは、この「一次文献」の問題です。多くの場合理系ではこういう資料引用しないですよね(最近だと古天文学歴史的史料引用するとかあるのかな?)。しかし今回の研究不正がなされたような分野においては、そのような資料こそが研究の核心にあるという話です。

もちろん、慌てて言いますが「なにをデータにするか」は研究対象によって異なります文化人類学のような分野では、ヨソの土地まで出かけていって住人たちとの会話を書き取ったもの資料です(この分野だと「インタビュー」とかいう生易しいものじゃなくて、ヨソの土地に住み込んでその土地言語習得して日常生活を過ごす中で遭遇した会話や出来事を持ち歩いてるノートに書き付ける、という調査方法が採られます。これを参与観察というわけですが、私にゃ無理ですわ)。記述言語学だと研究対象の言語話者にその言語を口に出してもらって記録する(「これを○○語でなんといいますか?」と聞くこともあれば、話者どうしで会話してもらってそれを横で聞くパターンもあり)、というやり方になるんだろうと思います。なので私が言っているのは、あくまでも近現代史やその隣接領域での話だと思ってください。

一次史料からといって信憑性が高いとは限らない

文系生データは出典となる書籍だったり、原典資料がある場所と。原典原典って、どんどん辿っていけるブロックチェーンみたいな形式理想ってわけか。一時情報当事者証言なら信憑性高いって判断にはなるし

違います! 当事者証言からといって必ずしも信憑性が高いわけではありません! たとえば戦争犯罪裁判にかけられた人の証言のことを考えてみてください。彼もしくは彼女証言をそのまま「信憑性が高い」として扱ってしまってよいか? そんなわけはない。

歴史学において一次史料が重視されるのは、それが「生データ」だからです。それはひょっとしたら当事者の保身によって捻じ曲げられているかもしれないし、当事者が間違えているかもしれないし、当事者が見ても聞いてもいないことは書かれていないかもしれない(たとえば「沖縄返還をめぐる日米交渉」を研究しようと思ったとき日本側の史料は「日本側の政策決定過程」を教えてはくれますが、アメリカ外交官たちがどういう考えを持って交渉に臨んでいたかを教えてはくれないのです。それを知りたければアメリカ側の史料を見るしかありません)。けれども新しい研究は必ず一次史料から出発する必要があるのです。何故ならそれは昔の人によって直接書き記されたものから

なので歴史学では「史料批判」というものを重視します。これは説明すると長くなるので詳しくは歴史学入門書とかを読んでほしいんですが、要するに史料に書かれていることはどのくらい信用できるのか、みたいなことを分析するわけですね。あれれ~? おっかしいぞ~? この人、自分は後方にいたか虐殺行為に関わってなかったって言ってるけど、部隊の記録では後方にいたなんてどこにも書いてないよ~?

(「なにが一次史料か」というのも研究対象によって変わります特に科学史史学史といった分野では「他の研究において先行研究とされている文献が一次史料である」という状況がしばしば発生するのですが、この理屈はわかっていただけますよね)

デジタルアーカイブ史料

図書館ScanSnap SV600を完備し研究する皆の熱意でデジタルライブラリが出来るといいな… P2Pで共有されればノード消滅にも耐えられる。しか日本ではプリウスミサイル上級国民は不逮捕で、P2Pプログラマ逮捕なので

出来るといいな、じゃなくて、既にあります

たとえば国立国会図書館デジタルライブラリーには幕末以降の古書が多く登録されていて、PDFで落とすことができます。archive.orgや、フランス国立図書館デジタルライブラリー「Gallica」も有名ですね。こういうところに所蔵されている文献については、わざわざ現地の図書館まで行かなくともPDFダウンロードすればそれでよいわけです。デジタル化によって歴史学者の仕事は格段にやりやすくなりました。18世紀ドイツ語の本をコタツに入ったままで入手できるんだもんなぁ。

しかし、当たり前ですが全ての史料電子化されているわけではありません。国によってデジタルライブラリーの整備状況に違いがありますし、そもそも現代以降に出版された印刷物の数を考えたら全部をデジタル化するなんて人手も時間も足りない、という場合もあるでしょうし、身も蓋もない話をすれば著作権問題もあるでしょう(とある国では、その国の図書館に直接行かないとデジタル化された史料アクセスできなかったりします。てっきりPDFはないと思っていたのですが、著作権上の問題で館内からしかアクセスできないようになっているだけだそうです)。

また、多くの国では、公文書館史料まではデジタル化は及んでいません。元増田でも書きましたが、お役所ちょっとした書き付けなんかも史料になるわけで、それ全部デジタル化しようとしたらとんでもない数になります(これについて、日本戦前外交文書のかなりの数をウェブで読めるので恵まれていますね……アジア歴史資料センター様には足を向けて寝られません)。なので未だに、現地に行って史料を直接見てくる、というのが重要になるわけです。

さらに言うと、史料が必ずしも公的機関によって保存されているとは限らず、貴族武士の子孫のおうちに保管されていて、読みたい人はご当主様の許可を得て読ませてもらう、という場合もあり、当然デジタル化の波は及んでいません。イギリスだと由緒ある大貴族屋敷には私設の文書館付属している場合もあり、日本歴史学者でもソールズベリ侯爵のお屋敷であるハットフィールドハウスに赴いて史料収集している人もいます。謝辞で「史料を閲覧させてくれた当代のソールズベリ侯に感謝する」みたいなこと書いてあって「すごい……」って思いました)

ただ、「みんなが読みたがる重要史料」については、史料をまとめた本を出すとか、史料を集めたマイクロフィルムを作るとか、そういう形で広く公開されている場合があります(たとえば第一次世界大戦の勃発に関しては、イギリスオーストリアなどの当事国が何十巻にも及ぶ史料集を出版していて、東京大学などの国内研究機関にも所蔵されています)。けれどそういうのを購入するのはお金がかかるし、何より発行から何十年も経ってしまうと入手自体が難しくなってしまう(でも著作権は残っているためデジタル化も遅々として進まない)ので、あんまりお金がなかったり新設されたばかりだったりする大学研究者は結局それらを所蔵している大学図書館に行く必要が……

「注があると読者に嫌われる」は本当か?

しろ最後の注を見て次の本を決めたりするので、注があると読まなくなる人というのがいるのにびっくり…

注なんて読みたくなければ飛ばせばいいのに注があると売れない……? やべえな世の中。/ みんな本当に自己防衛意識が弱いよね。優しい世界生きてるんだろうな

注があると読まない人が居るという話、ただ気持ちよくなるために情報摂取してる層には、正確性の担保なんてむしろ邪魔なんだろね。ワイドショー視聴者と同質。

これ、実際に「注があるから読まない」読者が本当にいるのか、と疑ってみるべき案件だと思うんですよね……。「編集から言われて注を外した」という話は学者あいから漏れ聞こえてきますが、「注があるから読んでいて苦痛だった」という話ってなかなか聞かなくないです? いやもちろん編集者のところにはそういう苦情のお便りが届いているのかもしれませんが……。「注があると売れない」という都市伝説が生き長らえているだけのような……(一般読者からしてみれば、注の存在に気づいてなかった、とか、なんか数字が振ってあるけど気にしてなかった、という場合も多いでしょうし)

注は別に読まなくてもいいです

ちゃんと注まで読んでるのね。今まで気にしたことも無かった…我ながら知的レベル低い…

注がついている本を読んでいる段階で十分かと思いますので安心してください。注は、もし興味がないならさらっと読み飛ばしても別に大丈夫ですよ。というか、注で典拠が示されていても、アラビア語とかギリシャ語とか朝鮮語とかロシア語とかで書かれている場合も多々あるわけで、そんなの普通の読者さんにチェックできるわけないですし。ただ、注を見てみると、おっ、ここはちゃんと原史料を読んで書いてるのか、なーんだ、ここは英語二次文献に頼って書いてるんだ、みたいなことがわかっちゃったりするので、学者仕事の裏側を垣間見ることができて面白いですし、どんな情報源を使って書かれているのか? をチェックしてみることは学術書だけでなく普通ニュースとかを読むときにも重要なことだと思いますよ。

ブコメ

物理分野では「参考文献」の意味増田とは異なる。参考文献は本文記述の直接の引用を表す。あとあまり明確に決まってないけど、注は捕捉説明を指す。「参考にした文献一覧」は存在しない。読書案内なら見かける。

誰がReferences(Bibliography)を参考文献と訳したのか。"refer"した文献のリストであって、本文の著述に紐づけられるものだけリストアップすればよく、逆に、何でもかんでも列挙して博識をひけらかすところではない。

や、まあ、文系でもたいていの場合は「引用文献」ってことですよ。それを「参考文献」と呼んでるだけ。参考にはなったけど言及してない文献は、私なら入れない(でも入れる人もいるかも)。

いま史学科にいる人間全員読んでリアルブクマしとけ。懇切丁寧な論文の"文法書"だぞ。

あなたがこの増田に感心してくれたことは嬉しいけれど、史学科の学生上から目線アドバイスしないでください。こんなの初歩の初歩で、史学科の学生さんならとっくに理解してます史学出身じゃない人たちが「そうだったのか~!」って言ってるだけ。別に史学科の常識を知らないのは悪いことじゃないけれど(私も他学科常識とかわかんないし)、自分が知らなかったある分野の初歩の初歩を解説されて、そこで聞きかじった内容をその分野を学んでいる人の前で「お前らこういうのよく読んどけよ~」って言えちゃうの、ちょっと傲慢すぎません?

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