はてなキーワード: フライドポテトとは
この前友達とハンバーガーチェーン店に行ったときに買ったポテトが冷めてた。
いやほんのり温かくはあるんだけど、揚げてから結構経っててカチカチボソボソになってる感じのやつ。
そしたら向かいに座ってる友達が一口食べて「俺、これ残すわ・・・」とか言い出した。
そのときはふーんって感じで特に何も思わず自分のポテトだけ全部食ったけど、後々思い返してみるとおかしいな?
いやポテト残すなよ。
なんかポテトとかいう食べ物の最下層に位置してるものに食える・食えないのラインを持ってるのが鼻に付くわ。
冷めたポテトが食えないなら、揚げたてのポテトも食えないだろ。
ポテトっていう、最下層の、ゴミカス食べ物に、品位というか格みたいなものを求めるな。
え?てかポテトってそんなちょっと時間経つだけで食べられなくなるような繊細な品か???
自分は回転寿司が好きで、週1かそれくらいの頻度でどこかしらの回転寿司屋へ行く。
特に行く店は決まっていなくて、くら寿司だったりスシローだったりそれ以外だったりする。
先日行った店は久々に行く店だった。
店に入って、回転寿司屋に入ったら必ず頼むセットを注文した。
ひとしきり食べた所で、今日はぶりとサーモンが美味いと確信して追加で注文した。
その日はやたらと空腹だったのでついでにサイドメニューのフライドポテトも注文した。
ぶりとサーモンを食べ尽くし、それからフラフラと注文用のタブレットの「次へ」ボタンを押してメニューの海を彷徨っていた所で、そこにヤツはいた。
内陸県生まれではないのだが、何だかんだ人生で食べた貝はアサリ・ハマグリ・カキ・ホタテ、ややレアなものでマテガイくらい。
美味しい貝なのだろう、と。
ポテトが到着して、バター味の粉をかけて混ぜているとほどなくしてアワビがやってきた。
その時の第一印象は、「小さくね?」だった。
シャリの上にちょん、と乗ったそいつは、シャリを覆うには足らず、シャリの上面が見えてしまっている。
横にしっかりシャリの隠れたマグロが流れてきたために、このボリューム感の差は歴然だった。
生焼けの腐った鶏肉に酢を染ませた味。
鶏の軟骨、あるいは砂肝の銀皮のような、噛むと歯に納豆のような滑りを残して自ら割れるかのように噛み切れる食感。
不味い。
十数回の咀嚼ののち、飲み込むにはまだ形が残っていて喉につまらせる頃合い。
しかし、口の中にあるこれを1秒でも早く胃に流し込んでしまいたいという条件反射に負けて、飲み込んだ。
食道にやや詰まっている感覚がする。
滑りと悪臭を茶で流し込み、それでも残る舌の感覚を消し飛ばす為にまだ温かいポテトを口に放り込む。
普段より圧倒的に早くポテトは空になった。茶も飲み干してしまった。
その後、ぶりとサーモンを食べられるだけ食べて、その場を後にした。
家に帰宅してから、アワビについて検索して、そこで初めて磯臭いだとか、人を選ぶなどという記述を見た。
なるほどあれこそがアワビだったのか、と一人ボヤいた。