2024年10月01日の日記

2024-10-01

あおやまです

私をストーカーして嫌がらせしてるアホの集団知的障害を持っている知り合いを使って、

私が子供の頃に男の子を虐めていただとか、だから私が悪口を言われていたのだとか全く事実無根の内容を広めているらしいのです

私はクラスメイトいじめたことはありませんし

虐められていた男の子を助けたことはあります

そのくそババアジジイもの言ってることは全くのデタラメです

anond:20240930162605

肉、魚、野菜、色々漬け込めばいい。

オタクを自認してる自称オタクほど浅い

アニメとか漫画が好きなだけ

全てが浅い

子供所得控除なくなったのでかい

年収850万

これで児童手当は月5000円か?

少子化対策する気あんのか?

anond:20241001040141

UBI作品に上ブレは期待できないから「普通に面白い」はあっても「案外面白い」にはならない

anond:20241001040032

法に取りこぼされる人もいるけど、法があるおかげで守られてる人も多くて虎翼の取り上げる女性というものもまさにそうなんでない

自然状態なら奴隷状態のはずだった人を助けてくれるもの=法、なんじゃね

ドラマ見てないかわからんけど

アサクリシャドウズ叩かれまくりだけど楽しみだよ

叩き動画用に買った人たちが「案外面白いじゃん!」ってなって結果的に上手い方向にいかいか

二人の主人公の弥助と奈緒江のバックボーンが、本来なら敵同士になりそうなぐらいに違っているのに、どうやって協力関係になったのか、また最後まで仲違いせずにいられるのかが気になる

奈緒江は伊賀忍者史実人物藤林長門守の娘

一般の世を離れた忍の里で平和暮らし、アサクリシリーズ最強設定を付与されるほどのワザマエを持つが、織田信長伊賀攻めにより故郷と父を失う

織田信長バリバリに憎んでいる

一方の弥助

史実よりも長い時間信長と一緒にいた設定であり、奴隷育ちだったところを信長サムライとして鍛えられ、品格教養を身に着けているらしい

その信長殺害され、殺した組織を追うという設定だ

信長のことがバリバリに好き

アサクリはメインシリーズの他に外伝が色々あり、その中で過去にも日本編がある

そこでは、織田信長は「エデンの剣」と呼ばれる持ち主を覇王にするが狂わせる魔剣を手にし、その手の魔法の道具による人類への悪影響を危惧する集まりアサシン教団」に暗殺されたという設定

暗殺したのはヤマウチ・タカという僧侶アサシン

奈緒江はアサシン教団に伝わる武器アサシンブレードを身に着けているので、アサシン教団所属で間違いない

タカ奈緒江、あるいは奈緒江の仲間がタカ

もしくは外伝の設定自体まるっとなくなるかもしれない

ただアサクリは過去作との辻褄合わせをけっこう頑張っているので、タカが完全に消えることはないと思っている


信長殺害したのは奈緒江、もしくは奈緒江の仲間だろう

そんな奈緒江と弥助がどうして仲良くなれるのか

恐らくは、信長がエデンの剣によって狂ったこと、殺すほかなかったことを話し、弥助は暗殺自体は許すのだろう

信長の傍にいた弥助であれば、エデンの剣による信長の変化も知っており、その説明に納得がいくはずだ

この世界には魔法道具によって人類支配しようとするヤバイ集団テンプル騎士団」が存在し、彼らがアサシン教団の敵

弥助は主君暗殺を受け入れつつ、その原因をつくったテンプル騎士団日本から追放することを目指し、それで奈緒江と組むことを決意したのではないか

この流れは妄想なので、実際どうなるか楽しみ

多くの場面で奈緒江と弥助を切り替え操作可能システムで、ということは二人ってほぼべったり一緒にいる

最初は揉めそうだけど、どうやって折り合いつけるのか過程が気になる

弥助が最初からエデンの剣絡みを理解してたりして、別に揉めないのかな?

そもそも過去設定受け継がないならエデンの剣出ないかもしれない・・・

懸念事項はある

歴代アサクリ、プレイアブルキャラ史実人物がほぼいなかっただけで、アサシン教団側やテンプル騎士団側にはわりと史実人物いる

史実上の人気ありそうな人物が悪役だったりする

そんなことは色んなゲームでありがちではあるが、弥助騒動で「叩いてもいい作品」扱いになっている現状、「あの日本人キャラを悪役にするなんて差別路線でまた燃えるかもわからん

お市の方とか千利休とか出てくるらしいけど、特にどちらにも所属しない人かな

奈緒江になって日本のお城からイーグルダイブしたいので、くれぐれも発売中止とかするんじゃねーぞ

リベラル”のためのポリコレポルノになり果てた『虎に翼』は、「法」を全肯定しなくてはならなかった

法律なんてもの必要悪で、なくて済むならないほうがいい。

偏差値が高い高校ほど校則がゆるい」とよく言われる。実際、都立のある一番校では、制服なし、校則ほとんどなしだが、風紀は荒れていない。偏差値けが理由かどうかは疑問(家族状況、経済状態もあるだろうし、私立の高偏差値高校で薬物が蔓延っていたりもする)だが、決まりなどなくて済むのであれば、敢えて決まりをつくらないほうがその社会構成員無用ストレスを与えない、というのは事実だろう。押さえつけなければ反発心も起こらないのだ。

究極的に人間は、互いの生まれながらの尊厳を認め合い、「自分がされて嫌なことは他人にしない」という最低限の倫理を身につけていれば、法律などなくとも平和共存し得る。その理想が実現できないから、仕方なく法で自らを縛る必要があるのだ。

 

『虎に翼』最終回をで主人公が死んだ後、娘に「お母さんは法律のものだった」的なことを言われて、幽霊状態主人公が喜んでいたのは、私にとってはグロテスクなシーンだった。娘から必要悪、と言われていながら、満面の笑顔を浮かべる母。

あれだけ法が取りこぼしてしまった人間たちを見てきながら、まだ法に全幅の信頼をおいている主人公そもそも理解できなかったのだが、彼女最後まで法はアプリオリ人類必要もの、という認識でいたようだ。

新潟出会った少女の「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いに、直ちに答えることができなかったのも当然だ。彼女には「自然法」という観点が欠如している。「人間が生まれながらにして平等で、それぞれに尊厳をもっている」ということが、“憲法によって与えられている”と考えているのだ。(正しくは“憲法によって保証されている“であり、尊厳自体アプリオリ存在する;憲法停止したら人権が失われるとでも思っているのか)

 

しかしこの逆転、このグロテスクさこそが、今のリベラル象徴しているとも言えよう。

グローバリズム多様性というお題目で、共感できる背景を共有しない者同士の共存を進めていけば、明文化された決まり法律けが、“相互理解”を増進するためのツールにならざるを得ない。そしてその法律が力を持ち、万能なツールとして必要以上に神格化されていく(あとはカネだけが共有可能価値となる)。それと同時に、それまでの社会構成していた重要な要素である感情的・非論理的物語的(説話的/神話的)な共感背景は無価値化されていく。

個人的には、尊属殺の重罰化は違憲だと思うが、家族は共に扶助すべきという民法の一文は意味があると考えている。「家族」というものが結局はフィクショナルなものだとしても、その“物語”を社会である程度守っていくことに価値はあると思うのだ。

 

上記新潟女生徒からの重大な投げかけの解決法にも心底がっかりした。

女生徒は死に、ダウングレードした娘に、主人公が何か感情的おためごかしを言って、解決してしまったのだ。まぁ上のような法への認識でいる主人公から仕方ない。その後彼女少年法改正についての委員会で「愛でしょ愛」などとまた感情的なことを言っていた。

真のリベラルからすれば彼女モデルが「家裁の母」と呼ばれていることに怒りを覚えるはずだが(なぜ“母”なのか、性差意味がないはず)、ここでの主人公の描かれ方は、まさしく保守的な「お母さん」像であった。

もはやこのドラマ立ち位置がわからなくなるほどの倒錯が起こっているように感じたが、実際こうでもしないとまとめることができなかったのだろう。そもそも彼女は法への姿勢という最初立ち位置から間違えているのだから

 

最初から最後までいわゆる「上級国民しか登場しないドラマであったが(上野の浮浪児くらいだろうか)、その恵まれ位置にいながら、たまに(ポーズのように)反省して見せるだけで、根本的なところでは法の無謬性を疑わなかった。原爆裁判を経て、主人公が変わるかと期待したが、結局はそのままだった。

残念なドラマではあったが、その時代には絶対にそういう発言をしていなかったであろうLGBTを描き始めたところで、ああこれはポリコレ好きのためのポルノなのねと諦めはじめていたので、最後の方は期待感も薄かった。

 

anond:20240822052827

尊敬できる人も向かいたい未来全然ない

皆はどうやって現実と折り合いつけてるんだ

死にたいというよりは、自分無能さも分かりきってるから早くこの意味の無い生から解放されたい

スポーツ勉強を極めても、子どもを育てても、結局のところ時間が経てば意味も消えていった

どうせ体なんてすぐ老いるし、子供も育ったら他人だし

人間様に優しくするのは多少は意味あるけど、死ぬまでやんなきゃいけないしめんどうでしんどい

途中で自分が嫌なやつになればそれまでの功績なんてすぐ消えるし

まりこれが一切皆苦ってやつなんすかねえ

anond:20240930211842

だってないんですもの

「なにないことがあるものか」

「あった、あった」と三四郎が言う。

「どら、拝見」と美禰子が顔を寄せて来る。「ヒストリーオフ・インテレクチュアル・デベロップメント。あらあったのね」

「あらあったもないもんだ。早くお出しなさい」

 三人は約三十分ばかり根気に働いた。しまいにはさすがの与次郎もあまりせっつかなくなった。見ると書棚の方を向いてあぐらをかいて黙っている。美禰子は三四郎の肩をちょっと突っついた。三四郎は笑いながら、

「おいどうした」と聞く。

「うん。先生もまあ、こんなにいりもしない本を集めてどうする気かなあ。まったく人泣かせだ。いまこれを売って株でも買っておくともうかるんだが、しかたがない」と嘆息したまま、やはり壁を向いてあぐらをかいている。

 三四郎と美禰子は顔を見合わせて笑った。肝心の主脳が動かないので、二人とも書物をそろえるのを控えている。三四郎は詩の本をひねくり出した。美禰子は大きな画帖を膝の上に開いた。勝手の方では臨時雇いの車夫と下女がしきりに論判している。たいへん騒々しい。

ちょっと御覧なさい」と美禰子が小さな声で言う。三四郎及び腰になって、画帖の上へ顔を出した。美禰子の髪で香水のにおいがする。

 絵はマーメイドの図である。裸体の女の腰から下が魚になって、魚の胴がぐるりと腰を回って、向こう側に尾だけ出ている。女は長い髪を櫛ですきながら、すき余ったのを手に受けながら、こっちを向いている。背景は広い海である

人魚

人魚

 頭をすりつけた二人は同じ事をささやいた。この時あぐらをかいていた与次郎がなんと思ったか

「なんだ、何を見ているんだ」と言いながら廊下へ出て来た。三人は首をあつめて画帖を一枚ごとに繰っていった。いろいろな批評が出る。みんないいかげんである

 ところへ広田先生フロックコート天長節の式から帰ってきた、三人は挨拶をする時に画帖を伏せてしまった。先生書物だけはやく片づけようというので、三人がまた根気にやり始めた。今度は主人公がいるので、そう油を売ることもできなかったとみえて、一時間後には、どうか、こうか廊下書物が書棚の中へ詰まってしまった。四人は立ち並んできれいに片づいた書物を一応ながめた。

「あとの整理はあしただ」と与次郎が言った。これでがまんなさいといわぬばかりである

「だいぶお集めになりましたね」と美禰子が言う。

先生これだけみんなお読みになったですか」と最後三四郎が聞いた。三四郎はじっさい参考のため、この事実を確かめておく必要があったとみえる。

「みんな読めるものか、佐々木なら読むかもしれないが」

 与次郎は頭をかいている。三四郎はまじめになって、じつはこのあいから大学図書館で、少しずつ本を借りて読むが、どんな本を借りても、必ずだれか目を通している。試しにアフラベーンという人の小説を借りてみたが、やっぱりだれか読んだあとがあるので、読書範囲の際限が知りたくなったから聞いてみたと言う。

アフラベーンならぼくも読んだ」

 広田先生のこの一言には三四郎も驚いた。

「驚いたな。先生はなんでも人の読まないものを読む癖がある」と与次郎が言った。

 広田は笑って座敷の方へ行く。着物を着換えるためだろう。美禰子もついて出た。あとで与次郎三四郎にこう言った。

「あれだから偉大な暗闇だ。なんでも読んでいる。けれどもちっとも光らない。もう少し流行ものを読んで、もう少し出しゃばってくれるといいがな」

 与次郎言葉はけっして冷評ではなかった。三四郎は黙って本箱をながめていた。すると座敷から美禰子の声が聞こえた。

「ごちそうをあげるからお二人ともいらっしゃい」

 二人が書斎から廊下伝いに、座敷へ来てみると、座敷のまん中に美禰子の持って来た籃が据えてある。蓋が取ってある。中にサンドイッチがたくさんはいっている。美禰子はそのそばにすわって、籃の中のもの小皿へ取り分けている。与次郎と美禰子の問答が始まった。

「よく忘れずに持ってきましたね」

だって、わざわざ御注文ですもの

「その籃も買ってきたんですか」

「いいえ」

「家にあったんですか」

「ええ」

「たいへん大きなものですね。車夫でも連れてきたんですか。ついでに、少しのあいだ置いて働かせればいいのに」

「車夫はきょうは使いに出ました。女だってこのくらいなものは持てますわ」

あなたからつんです。ほかのお嬢さんなら、まあやめますね」

「そうでしょうか。それなら私もやめればよかった」

 美禰子は食い物を小皿へ取りながら、与次郎と応対している。言葉に少しもよどみがない。しかゆっくりおちついている。ほとんど与次郎の顔を見ないくらいである。三四郎は敬服した。

 台所から下女が茶を持って来る。籃を取り巻いた連中は、サンドイッチを食い出した。少しのあいだは静かであったが、思い出したように与次郎がまた広田先生に話しかけた。

先生、ついでだからちょっと聞いておきますがさっきのなんとかベーンですね」

アフラベーンか」

「ぜんたいなんです、そのアフラベーンというのは」

英国の閨秀作家だ。十七世紀の」

「十七世紀は古すぎる。雑誌材料にゃなりませんね」

「古い。しか職業として小説従事したはじめての女だから、それで有名だ」

「有名じゃ困るな。もう少し伺っておこう。どんなものを書いたんですか」

「ぼくはオルノーコという小説を読んだだけだが、小川さん、そういう名の小説全集のうちにあったでしょう」

 三四郎はきれいに忘れている。先生にその梗概を聞いてみると、オルノーコという黒ん坊の王族英国船長にだまされて、奴隷に売られて、非常に難儀をする事が書いてあるのだそうだ。しかもこれは作家の実見譚だとして後世に信ぜられているという話である

おもしろいな。里見さん、どうです、一つオルノーコでも書いちゃあ」と与次郎はまた美禰子の方へ向かった。

「書いてもよござんすけれども、私にはそんな実見譚がないんですもの

「黒ん坊の主人公必要なら、その小川君でもいいじゃありませんか。九州の男で色が黒いから」

「口の悪い」と美禰子は三四郎を弁護するように言ったが、すぐあとから三四郎の方を向いて、

「書いてもよくって」と聞いた。その目を見た時に、三四郎はけさ籃をさげて、折戸からあらわれた瞬間の女を思い出した。おのずから酔った心地である。けれども酔ってすくんだ心地である。どうぞ願いますなどとはむろん言いえなかった。

 広田先生は例によって煙草をのみ出した。与次郎はこれを評して鼻から哲学の煙の吐くと言った。なるほど煙の出方が少し違う。悠然として太くたくましい棒が二本穴を抜けて来る。与次郎はその煙柱をながめて、半分背を唐紙に持たしたまま黙っている。三四郎の目はぼんやり庭の上にある。引っ越しではない。まるで小集のていに見える。談話もしたがって気楽なものである。ただ美禰子だけが広田先生の陰で、先生がさっき脱ぎ捨てた洋服を畳み始めた。先生和服を着せたのも美禰子の所為みえる。

「今のオルノーコの話だが、君はそそっかしいから間違えるといけないからついでに言うがね」と先生の煙がちょっととぎれた。

「へえ、伺っておきます」と与次郎几帳面に言う。

「あの小説が出てから、サザーンという人がその話を脚本に仕組んだのが別にある。やはり同じ名でね。それをいっしょにしちゃいけない」

「へえ、いっしょにしやしません」

 洋服を畳んでいた美禰子はちょっと与次郎の顔を見た。

「その脚本なかに有名な句がある。Pity's akin to love という句だが……」それだけでまた哲学の煙をさかんに吹き出した。

日本にもありそうな句ですな」と今度は三四郎が言った。ほかの者も、みんなありそうだと言いだした。けれどもだれにも思い出せない。ではひとつ訳してみたらよかろうということになって、四人がいろいろに試みたがいっこうにまとまらない。しまいに与次郎が、

「これは、どうしても俗謡いかなくっちゃだめですよ。句の趣が俗謡もの」と与次郎らしい意見を提出した。

 そこで三人がぜんぜん翻訳権与次郎委任することにした。与次郎はしばらく考えていたが、

「少しむりですがね、こういうなどうでしょう。かあいそうだたほれたってことよ」

いかん、いかん、下劣の極だ」と先生がたちまち苦い顔をした。その言い方がいかにも下劣らしいので、三四郎と美禰子は一度に笑い出した。この笑い声がまだやまないうちに、庭の木戸がぎいと開いて、野々宮さんがはいって来た。

「もうたいてい片づいたんですか」と言いながら、野々宮さんは椽側の正面の所まで来て、部屋の中にいる四人をのぞくように見渡した。

「まだ片づきませんよ」と与次郎がさっそく言う。

「少し手伝っていただきましょうか」と美禰子が与次郎調子を合わせた。野々宮さんはにやにや笑いながら、

「だいぶにぎやかなようですね。何かおもしろい事がありますか」と言って、ぐるりと後向きに椽側へ腰をかけた。

「今ぼくが翻訳をして先生しかられたところです」

翻訳を? どんな翻訳ですか」

「なにつまらない――かわいそうだたほれたってことよというんです」

「へえ」と言った野々宮君は椽側で筋かいに向き直った。「いったいそりゃなんですか。ぼくにゃ意味がわからない」

「だれだってわからんさ」と今度は先生が言った。

「いや、少し言葉をつめすぎたから――あたりまえにのばすと、こうです。かあいそうだとはほれたということよ」

「アハハハ。そうしてその原文はなんというのです」

「Pity's akin to love」と美禰子が繰り返した。美しいきれいな発音であった。

 野々宮さんは、椽側から立って、二、三歩庭の方へ歩き出したが、やがてまたぐるりと向き直って、部屋を正面に留まった。

「なるほどうまい訳だ」

 三四郎は野々宮君の態度と視線とを注意せずにはいられなかった。

 美禰子は台所へ立って、茶碗を洗って、新しい茶をついで、椽側の端まで持って出る。

お茶を」と言ったまま、そこへすわった。「よし子さんは、どうなすって」と聞く。

「ええ、からだのほうはもう回復しましたが」とまた腰をかけて茶を飲む。それから、少し先生の方へ向いた。

先生、せっかく大久保へ越したが、またこっちの方へ出なければならないようになりそうです」

「なぜ」

「妹が学校へ行き帰りに、戸山の原を通るのがいやだと言いだしましてね。それにぼくが夜実験をやるものですから、おそくまで待っているのがさむしくっていけないんだそうです。もっとも今のうちは母がいるからかまいませんが、もう少しして、母が国へ帰ると、あとは下女だけになるものですからね。臆病者の二人ではとうていしんぼうしきれないのでしょう。――じつにやっかいだな」と冗談半分の嘆声をもらしたが、「どうです里見さん、あなたの所へでも食客に置いてくれませんか」と美禰子の顔を見た。

「いつでも置いてあげますわ」

「どっちです。宗八さんのほうをですか、よし子さんのほうをですか」と与次郎が口を出した。

「どちらでも」

 三四郎だけ黙っていた。広田先生は少しまじめになって、

「そうして君はどうする気なんだ」

「妹の始末さえつけば、当分下宿してもいいです。それでなければ、またどこかへ引っ越さなければならない。いっそ学校寄宿舎へでも入れようかと思うんですがね。なにしろ子供から、ぼくがしじゅう行けるか、向こうがしじゅう来られる所でないと困るんです」

「それじゃ里見さんの所に限る」と与次郎がまた注意を与えた。広田さんは与次郎相手にしない様子で、

「ぼくの所の二階へ置いてやってもいいが、なにしろ佐々木のような者がいるから」と言う。

先生、二階へはぜひ佐々木を置いてやってください」と与次郎自身が依頼した。野々宮君は笑いながら、

「まあ、どうかしましょう。――身長ばかり大きくってばかだからじつに弱る。あれで団子坂の菊人形が見たいから、連れていけなんて言うんだから

「連れていっておあげなさればいいのに。私だって見たいわ」

「じゃいっしょに行きましょうか」

「ええぜひ。小川さんもいらっしゃい」

「ええ行きましょう」

佐々木さんも」

「菊人形は御免だ。菊人形を見るくらいなら活動写真を見に行きます

「菊人形はいいよ」と今度は広田先生が言いだした。「あれほどに人工的なものはおそらく外国にもないだろう。人工的によくこんなものをこしらえたというところを見ておく必要がある。あれが普通人間にできていたら、おそらく団子坂へ行く者は一人もあるまい。普通人間なら、どこの家でも四、五人は必ずいる。団子坂へ出かけるにはあたらない」

先生一流の論理だ」と与次郎が評した。

「昔教場で教わる時にも、よくあれでやられたものだ」と野々宮君が言った。

「じゃ先生もいらっしゃい」と美禰子が最後に言う。先生は黙っている。みんな笑いだした。

 台所からばあさんが「どなたかちょいと」と言う。与次郎は「おい」とすぐ立った。三四郎はやはりすわっていた。

「どれぼくも失礼しようか」と野々宮さんが腰を上げる。

「あらもうお帰り。ずいぶんね」と美禰子が言う。

「このあいのものはもう少し待ってくれたまえ」と広田先生が言うのを、「ええ、ようござんす」と受けて、野々宮さんが庭から出ていった。その影が折戸の外へ隠れると、美禰子は急に思い出したように「そうそう」と言いながら、庭先に脱いであった下駄はいて、野々宮のあとを追いかけた。表で何か話している。

 三四郎は黙ってすわっていた。

不登校という負け組

不登校でもなんとかなる」ビジネスに引っかかってるバカで頭の弱い親をXでたまに見るが。就職する段階になって現実を突きつけられて子供発狂するところを早くみたい。

 

いつ発狂するかの時限爆弾からあんなのは

https://archive.md/5ePKG https://archive.md/2fkwe#selection-5551.45-5699.8 :

https://archive.md/9iLsV

保険証マイナかというインターフェース解決する問題などほぼないのです。”

保険者被保険者によって、高額療養費や任意給付の額は異なります マイナ保険証で、そんなに簡単任意給付等の作業不可能です”

https://archive.md/gBoxM

“むしろ今切り替えがマイナの方が遅いということが問題になっているわけです”

https://archive.md/RYXF1

保険証はすぐ発行できるし、1ヶ月分まとめて保険請求が来る次の月までに健保組合が把握していればいいけれど、 マイナンバーだと、中央センター登録されるまで保険証として使えないor古い情報ままゆ医療機関カルテを汚してしまう。最悪返戻になり、医療機関負担になる。”

機械にブッ刺したのになぜか正常に処理できないのが問題で、患者医療機関もどないしようもないのが最悪。”

https://archive.md/JeebA

“本人情報すら間違いがある。”“情報が最新でない”“確定申告時には前年の12月などの情報が間に合わない”

“「業務効率化により医療現場負担を軽減できる」 →医療機関の前で言ってこいレベルの嘘”

https://archive.md/hcQGu https://archive.md/e7wE6

厚労省すらマイナ返戻が減るなんてメリット広報に使ってませんが”“そもそもオンライン資格確認義務化する前から返戻が激減してます

自己責任人生切り開いてきた人は内面に強烈な成功体験バイアスがかかっちゃって、他人に対しても同じ事を求めるんだよね

わりとこれが、どうやっても救えない固定観念に固まった老害おじさんになりがちですこぶる厄介

交通事故で両手切断させられてなおかつ犯人が捕まらない、くらいの不条理でも起きない限り自分世界観から抜け出せないおじさんで居続けてしま

明日10時起き

今日(というか昨日)は起きたのが19時ぐらいだったか全然眠くない

もう今日は寝ないでおくべきか

anond:20241001031829

脳が飢餓モードになると身体脂肪を蓄積すりょうになるのよ。

飢餓モードにさせないよにするには、食べ方が大事

anond:20240930194125

またすぐ借りてそう

今度は闇金だろうな

anond:20241001032146

作者が意図してないのにうっかり男同士の関係エッチなっちゃう天然物の方がいいよな

anond:20190503141220

男向け漫画世界に、性的匂いのする男同士の関係性的に見られる男の体の描写が受け容れられる土壌が広まるのは期待してる。

コメント欄のこれ、邪悪すぎる。男向け漫画はお前のママじゃないよ

なんもしてないのに太る

朝…ヨーグルトグラノーラ果物

を食べてる。こんなにヘルシーな食事なのに太る

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