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はてなキーワード: 原風景とは

2024-03-13

家の周りに畑があった。生計の足しになってんだか、税金対策趣味レベルなのか、微妙分からんレベルの規模のやつが。

繁華街にほど近い都心部で生まれ育った連中から田舎と言われそうな、トーキョーといえば全部大都会だと思ってるような田舎から全然文明のある方だろと言われそうな東京西部郊外だ。

道路を挟んでウチのマンションの目の前にその畑の直売所があった。ガキの頃よくお遣いで行かされて、毎度オマケを持たされた。おれが通い始めた時はウコンとかよう分からんものを貰ってきて、姉におまけの豪華さでマウントを取られ大変不快な思いをした。曰く、自分が行けばトマトとかもらえるのにお前はウコンなんぞもろてきてどう食うねんと。

それでも通っていくうちにインゲンとか枝豆とか、トマトさえも貰えるようになってきた。ある日目当てのものがなくて手ぶらで帰ろうとしたところ、タダで数種の野菜を袋に詰めて持たされたのを割とよく覚えている。

そんな光景中学になれば無くなってきた。直売所が閉じたからか、おれが自我を持ち反抗期を迎えたからかは忘れた。

今やその手の地域ヌクモリティ的なものも煩わしいなと思う。事あるごとに「昔は素直で優しかったのにねえ」と言う母にイラッとして、人間は変わるもんなんです〜〜〜変化を否定すれば成長をも拒んでしまうんです〜〜〜いつまでも自我がなくて可愛かった子供記憶に縋りついててウザいです〜〜〜と反抗期のおれは心の中でそう思っていた。今でも全然思う。それでもやっぱり他人の親切に素直にあやかっていた時期もあったんだよなとも思う。

お遣いには行かなくなっても畑は以前在る訳で、家の周りの光景として、原風景の一つとして心に刻まれてる。好きからいかはともかく。

中学高校の頃、さっさと家を出たいという気持ちが常に頭の半分以上を支配していた時によく夢を見た。家の庭のフェンスによじ登って、夢特有のフワフワとした跳躍で畑を超えて行く夢だ。

逃げた先に何があったかは覚えてない。何もなかったかもしれない。少なくとも天国ではなかった。でも逃げる事に意味があった。

夢なんて大体理不尽不条理で謎の存在に謎に追っかけ回されるばっかりだし、脳のウンコしかない。示唆的なものがあるとかユングの類は全部まやかしだと思ってる。それでも家の裏の畑ばっかりは固有のモチーフとして何度も何度も出てきた。ウンコでも健康状態を知るのには役に立つのかもしれない。予知夢とかは全部嘘か偶然か思い込みだと思う。

夢に限らず、100mほどの畑沿いの道を歩くのは好きだった。夜中にひっそりと家を抜け出して、音楽聴きながら畑越しに見える団地電波塔送電塔みたいなデカ建造物をボーッと見てるとナイトホークスでも鑑賞してるような気持ちになれた。都会のダイナーには行けないけれど、郊外には郊外なりのものがある。

住宅街には住宅街の良さがあるとか言う人いるけど、おれは人の生活の息づきとかには何の魅力も感じない。人様の生活勝手に思いを馳せて勝手に感動するステーションバーめいた行為をおれは下品とすら思う。だから住宅街の静かな畑の特にまり返った夜中が好きだった。公園も悪くないけど、浮浪者とかおれの同類みたいな陰気ティーンや騒いでる学生風の集団がいたりしておちおち黄昏ぶってられない。

そんな畑もおれが高校卒業する手前辺りで、なんぼかを残しつつ潰されて家の建設が始まった。噂じゃ畑の持ち主はマンションを持ってて不動産収入があるらしい。やっぱり畑は本格的な仕事ではなかったんだろうか。

大学入って暫く経ってから一人暮らしを始めて、都心へよく行くようになった。今までは交通費も覚束なくて両手で数えられる程度しか行けなかった都心に。バイト先もわざわざ遠くの都心を選んだ。人の金で行けるのだから美味しい話だ。駅から駅の間を歩いても途切れる事なく繁華街が続く光景には心踊るものがある。夜中でなくとも歩いてて楽しい。夜中だと尚更楽しい

それでも人のいない静かな場所で過ごすのは変わらず好きだった。聖蹟のゆうひの丘までよく1時間かけて歩いて行った。カップルが多かったりしてちょっと落ち着かないけれど、高台から見下ろす夜景は畑越しに見える景色と通ずるものがあった。終電で行く冬の鵠沼海岸も夏の芋洗い状態が嘘みたいに人がいなくて趣深かった。多摩川もいい。場所さえ選べば人がいなくて、トランペット担いで行って一応ミュートつけて練習してみたりたした。「河原トランペットを吹く青年」を自分がやっている状況に興奮を覚えた。夜釣りと称して魚がいるか分からん場所で竿を振り回したりもした。ボウズのまま迎えた朝陽マジで綺麗だったし、なんか何かを急かされてるような気もした。この頃にはもう家の裏の畑を飛ぶ夢は見なくなっていた。

大学で色々あって最近また実家に戻ってきた。近所の景色マイナーチェンジはありつつ、まあたかだか数年の事なのですぐ目に馴染んだ。

畑の跡地の住宅地は、おれが出ていく前はほとんど更地だったのが割と家の形になっていた。家の骨格越しに電波塔が点滅する景色はなんだかディストピアめいた味があって、これはこれでちょっと好きだった。

施工は日々進んでいって、人気のない家の殻が出来上がって来る頃にはもう遠くの景色は遮られて見えなくなってくる。新しい住宅地の中には公園と称した小さなスペースも出来ていた。空き家に囲まれたそこで夜にタバコ吸いに行くのがなんとなくルーティンになっていた。

カーテンも張られていないガラスから工事用?の照明が付けっぱなしなのか、ほんのりと照らされるもぬけの空の部屋が見える。それを見ているとガラスをブチ割って土足で座り込んでタバコでも吸ってトレインスポッティングを気取ってみたい気分になってくる。廃墟どころか新居だし、そもそもそんな度胸はないので妄想まりだけれど。

つい最近からその住宅街にも一挙に人が棲み着き始めて、夜中に歩いていても家々から放たれる息づきからなんだか圧迫感のようなものを感じる。

件の公園日中はすっかりガキの遊び場になっているのを目にする内、なんとなく足が遠のいた。自分だけの場所地域の(幼い子供を持つ家庭の)共有物となってしまったような気分だ。元々おれの場所などではないのだけど。

それでも時々ベンチにストロング系のロング缶が置いてあったりして、なんとなく捨て主にエンパシーを感じたりする。

平成狸合戦ぽんぽこで描かれたような再開発へのメッセージとはまるで別種だろうし、開発といってもごくごく小規模なものだけど、おれはおれなりのイヤさを感じているのかもしれない。

おれは地域ヌクモリティがさァ!文化資本がさァ!とかそういう話がマジで嫌いだ。ネットでその手の話題が露悪的に語られがちなのもあるけれど、土地がどうあろうが各々の生き方次第だろって思うから。おれは構造主義より実存主義が好きだ。

そうは言っても都会なら都会なりに、田舎なら田舎なりに土地が育む心の特定の部位みたいなのはあるのかもしれんなって思った。

2024-02-12

枯れ葉(映画)見た

監督 アキ・カウリスマキ

連れて行かれた

 

フィンランドハードボイルド的な映画

中年ラブロマンス

ストーリー構造テンプレなんだけど

登場人物ヤバいほど喋らない、コミュ障というか寡黙な老人というか、いや人間の真似してる宇宙人みたいな感じ?

そして世界観が明らかに1970年代、とんでもないアナログ世界

あれ?時代設定っていつ?って思うんだけど、ラジオから流れてくるのはウクライナ戦争だし、カレンダー2024年

脳がバグる

監督映画携帯電話が出るのは初めてらしい

監督が66歳なので、監督脳内というか、原風景なんだろう

作家性が強いな

 

これ、フィンランドのこと知らないから逆に楽しめるかも

日本でやられたら懐古主義すぎてしんどいかな

黒電話とか出てくるし、テレビ出てこないし

 

でも向こうの建物って絵になるんだよね

侘び寂びみたいな映画だな

 

なんだかんだ面白かった

ただこれ、感受性高い人しか見れない気がするし

沈黙に耐えられない人が見たら死ぬと思うので

じゃあ誰が見れるんだろう感はある

サブカル好きかな

 

作中の歌が良かった

 

ラストは少し笑えたが、皆笑えるんだろうか?

あと病院に犬はダメだろw

2024-02-06

パパ大好き

「パパ大好き」

五歳の息子が一日30回くらい口にする

記憶曖昧だが3歳くらいから言い出した気がするが最近特に頻繁に言う

口癖のように言う

「パパとママはいつもボクをお世話してくれてありがとう

こーゆー事も言う

どこでそういうの覚えてくるの?

「どうもありがとう、パパもJ君を世界一愛してるよ」

みたいなセリフで毎回答える、正直面倒臭くなってきた、いや嬉しいけどさ

 

妹が帰省家族集合、妹は7歳の男子を育てているが、その場でも「パパ大好き」

妹驚く、「そんなセリフ我が子からいたことが無い」羨ましそうだった、へへへ

それにしてもあまりに頻度が多いので不安になる

当人に聞いてみた

「どのような意図でそのような事を言うのか、パパとママの愛に疑いでもあるのか?」

「パパのこと大好きだから

答えになってねぇ、もういいや、そのうち言わなくなるだろう

 

まぁ確かに大事に育ててる、精一杯愛してる、しかしねぇ

乱暴言葉も覚えだして使いたがる年頃

泥棒を見つけたら腹をぶん殴って宇宙までぶっ飛ばして殺してやる」

みたいな事も言う

ゲームをやってて思い通りにならないと

「これ作ったやつをぶん殴って宇宙までふっとばして殺す」とか言うてる子が

 

「パパ大好き」て

ギャップ萌えいかツンデレ一種か?わからん

 

息子と二人でファミレスで飯を食うた

息子にはポケモンGO用にスマホを持たせてる

最近カメラ動画を覚えた

会計を済ませ店を出たら後ろで撮影している

なにを撮っているのだと尋ねたら

「パパが死んでも楽しかった思い出が残るように」(原文ママ

いや殺すな

 

おもちゃを買ってくれと煩いガチャガチャやらせろと煩い

家はガラクタで溢れている

「あのね、キミはこれが欲しいんじゃない、どうせ使わない、遊ばない、秒速飽きる、手に入れたという喜び過去経験報酬系快楽の反復欲求に脳が支配されているだけだ、愚かな事だよキミ、資本社会奴隷だよ」

「ぼく子供からそういう難しいことはわからない、とにかく欲しいんだよ」

しかしねぇ、誕生日プレゼントは1024歳まで前借りしてるよ、いい加減ヤバいよ、もう誕生日クリスマスも無いよ」

「でもどーしても欲しい、ね、パパ、これが最後から

「こんな子供だましのガラクタに金など出せない」

「ボク子供から騙されてもいいじゃん」

自分バイトして買いなさいよ、今どきはユーチューバーとかあるじゃん

「そういうのは嫌だ、パパに買ってもらうのがいいの」

2割くらいの割合でこっちが根負けする

昔は9割だったから成長しているのだろうか

 

5歳誕生日前後ごろからオナニーを覚えた

股間を押し当てると気持ちいい事に気づいたようだ

ママに見られたら叱られるのでオレの部屋に来て俺の椅子の肘掛けにあん馬のように乗り股間を押し当て足ピン汗だくでハァハァしている

チンチン壊れないかしら、まぁいいんだけど

それより心配性的快楽A10神経系、脳幹大脳辺縁系前頭葉作用した刷り込み

まりナニが性的快楽トリガーになるか、精通初期の体験五感情報重要

できれば美少女とかであって欲しい、健全

側溝男というのが居る、「生まれ変わったら道になりたい」と名言を残した男

グレーチングの下にでハァハァする三度逮捕されても辞められない男

これなどもトリガー刷り込みに失敗しちゃった人の典型

痴漢やら盗撮収集なども同じ

精通初期、社会的に許容される常識範囲快楽トリガーの紐づけができなかった哀れな人たち

同じようになってもらっては困る

 

俺は息子のオナニーの横でパソコン増田やらニュースやら株価を見ているのだが

俺のお宝コレクションを観せてやったほうがいいのだろうか

為替チャートロウソク原風景になってもらっては困る

悩む

 

ともかく、ハァハァが一段落すると「パパ大好き」

 

やめろ、マジで

2024-01-30

メイク苦手な女が自分人生を語る

当然ながらn=1の隙自語。

原風景ひとつは母が洗面台で化粧をしている姿。BBクリームをペタペタ塗っている。なんで化粧をするのかわけを尋ねると「化粧をしたという事実を作るためだよ」とめんどくさそうに答えていた。BBクリーム口紅を塗った母の姿に、なるほど化粧をした姿だ、と思った。美しいとも醜いとも思わない。憧れるでも羨むでもない。それはたとえば「大人になれば働かなければならない」なのと同じように、やがて自分がせざるを得ない、めんどくさいなにか、それ以上でもそれ以下でもなかった。

そんなわけなので、身だしなみにに対してうっすら苦手意識を抱いたまま小中高と進んだ(無論、二次元オタクにもなった)。大学生になって一人暮らしを始めたが、身だしなみのレベルは依然として低かった。髪を根元から乾かすと寝ぐせがなくなる、ということさえサークルの先輩に教わるまで知らなかった(実家家族はみな、わたしのことをくせっ毛だと思っていた)。母は化粧は嫌いだが服を買うのは好きで、セールで買い込んだ服を段ボールいっぱいに詰め込んで、コメ野菜と共に仕送りしてくれた。不十分な身だしなみに、試着もしないまま買い与えられた服を身にまとうわたしは、今思えばいかにもちぐはぐだった。自分で服を買うようになったのは社会人になってからだ。余談だが、その後わたしは服を買うことにすっかり目覚め、母に似た服道楽の道を歩むことになる。

化粧っ気のないわたしの周囲には、化粧っ気のない友人が集まり心地よく過ごした。たまに接触する化粧っ気のあるひとびとは、おおむねみな優しかったが、話していると気づまりすることも多かった。オフ会でお会いした年上のお姉さんは、髪にパーマをあてたわたしを見て「それなら、せめて眉は整えた方がいいよ」と優しく言った。サークルの先輩は「このメイクポーチ(の中身)でどうやってメイクするの?」と不思議がった。今思えば、それはどれも本心から心配や優しさからのものだったが、わたしのなかの「やっぱり化粧って苦手だ」を補強するには十分だった。

その頃わたしは、十代ゆえの傲慢偏見ゆえにすっかり「化粧」そのものを敵視するに至った。化粧とは、無知不器用自分の前に立ちはだかる、理不尽に高い壁に見えていた。それを強要する(ように見えた)社会も、それに迎合する(ように見えた)化粧上手な美人も、みな嫌いで、自分を害する「なにか」に感じられていた。

就活時は化粧をしたが、化粧下地なんて知らなかったので素肌にREVLONのリキッドファンデーションを塗った。

そんな自分も少しずつ変わっていった。転機は判然としない。

大学院に進学し、尊敬できる先生や先輩、同期に出会えた、卒後も専門性を活かせる職に恵まれ、「クラスルームの隅」以外に自分の居場所を見つけられたこと。自分で服を買うようになったこと。そしてなにより、年を追うごとに性格が丸くなり、「十代ゆえの傲慢偏見から解き放たれ、化粧上手な美人を見て素直に尊敬できるようになったこと。

化粧が苦手だったが、でもそれが悔しくて、無知なりに調べては挫折してを繰り返した。独学だったのでひどく回り道をしたが、ほんの少しずつだが経験値は積みあがった。またインターネットが発達し、「周囲の人」以外からTIPSを学ぶ手段が飛躍的に増えた。コンタクトマツエクも試してみた。気になることはひととおり勉強した。

それでも、「上手」には程遠い。

あるとき、一念発起して資生堂銀座本店の「メイクアップレッスン」に申し込んだ。一時間半くらいつかって、マンツーマンメイクを教えてもらえるやつだ。理想顔面比とは、という話からまり、「あなたは少し目と目の間が離れているから、目の間隔が縮まって見えるように、このように陰影を入れましょう」などとしっかり教えて頂ける。説明理論だっており、納得できるものだった。そして完成した自分の顔を見て、「ふうん。わたし顔面ベースだと、プロ技術でもこれが『限界』か」と理解した。

そしてわたしは化粧から「降りる」ことに決めた。

化粧とはふたつの側面があると、わたしは考える。

①「己の顔面を“理想顔面比”に近づけること」。そして②「化粧した顔になること」。

①の理想顔面比は残酷なまでに「正解」が存在する。①の達成難度はそのひとの持って生まれた骨格に依存する。美容整形はそれを打破する有効手段だが、高価だ。

②は一種符丁のようなものだ。この記事は、この増田https://anond.hatelabo.jp/20240129142710

きっかけに書いたものだが、勝手想像だがその元増田筆者はおそらく自他問わず「化粧をした顔」が好き(=かわいい、という認識)なのではないかと思う。なので「化粧をしたらブスでもかわいい、ブスなんていない」という結論になるのではないかわたしは考える。対照的に、わたしは化粧をしたひとの顔を見ても「化粧をした顔だな」とは思うは、「=かわいい」とは思わない。「化粧をした顔」そのものに美を感じるのは、それは一種価値観であり、文化的ものである。ゆえに符丁、と書いた。(関係ないが、化粧っ気のない人間は、他人の化粧に鈍感だ。化粧を自らして初めて、他人の化粧を認識できる、ところがある)。

今のわたしは、眉はしっかり整える。ファンデはしないか、してもごく軽く。アイメイクはたまにする。常にマスクマスク社会万歳!)。美容室には定期的に通う。服はそれなりに気を遣う。メイクした方が似合う服、というのはぜったいにあるので、それが着られないのは少し残念ではある。

WEARでたまにファッションスナップを上げる。画像加工で顔は消す。プライバシーのあれもあるが、己の顔は別に好きではないからだ。首から下は、まあ悪くはない。

クレ・ド・ポー・ボーテの化粧品の見た目が好きだ。でもお金時間アテンションも有限だから、優先度をつけてやるしかない。わたし人生において、化粧は、優先度はあまり高くない。

以上、化粧が苦手改め、化粧が苦手なりに愛憎入り混じった女の人生語りでした。

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【余談①】化粧の文化的側面については興味があるので、もし良い書籍を知っている人がいたら教えてください。文化史などの側面から語っているややお堅い雰囲気書籍だと嬉しい。

【余談②】メガネについて。化粧をするなら大前提として、メガネを外せ、コンタクトしろ、というのがあると思う。自分は(何言ってんだと思われそうだが)自分メガネ姿にアイデンティティを感じているが、近眼メガネ族は化粧界においては驚くほど透明化されている。自分が「化粧はだいたいでいいや」と思う理由ひとつがこれだ。

【余談③】メイクアップは嫌いではないが、スキンケアははっきり言って嫌いだ。詐欺まがいの商売が多すぎる。ひとの悩みに付け入って高いものを買わせる不健全業界だと思う(本当に人体に対し効能があるもの薬機法下では医薬品なので、そもそも医薬品ではないスキンケア商品の段階でどんぐりの背比べだろって思う)。日本皮膚科学会ホームページにある「皮膚科Q&A」だけ読んでれば十分や……まあ高いスキンケア用品つかってプラセボで良くなる可能性もあるとは思うが。

2024-01-08

味噌汁ってまずいよね?

味噌汁って何かと日本人の心の原風景、「おふくろの味」呼ばわりされているけど、正直いってマズいよね。

スープなら中華スープとか洋食コンソメスープポタージュスープの方がおいしい。

味噌を使ったスープなら味噌ラーメンのスープの方が圧倒的においしいよ。

日本料理だって高級な懐石料理ではすまし汁(お吸い物)が出てくる。お吸い物や西日本うどんの汁はとても美味しい。でも

一般家庭の家庭料理で出てくるあのドロっとした味噌汁、何が良いのか理解できない。

追記

なんか勘違いしてる人が多いから書いておくけど、「ドロっとした」っていうのは粘度のことじゃないんだよ。味がドロっとしてるの。あとこれは俺の実家だけの話じゃない。他のご家庭のお味噌汁を頂いたこともあるけど、やはりドロっとした味で美味しくない。もちろん、そういう本音は口に出さず「おいしです!」と言ったけどね。インスタント味噌汁を勧めている人もいるが、インスタント味噌汁も美味しいとは思わない。定食屋味噌汁は悪くないかもしれないけれど、定食にはやはり中華スープの方が合う。だから定食定食屋より町中華で食う。

要するに「味噌汁こそ日本人の心のふるさとだ」みたいな考え方が嫌なんだな。

ちなみに、日本の伝統家庭料理健康的だと一般に思われているけど、実際は塩分過多であり、健康を考えると味噌汁は飲まず、代わりに食事中は茶や白湯を飲む方が健康に良いことが多くの医師によって指摘されているよ。

2023-10-24

スゴイいいこと思い付いたんだけど

リアル田植えシミュレーションゲーム作ったら日本で人気出るんじゃない?

手で植えたり田植え機で植えたり、

広い田んぼに思いっ切り田植えできたり、

ここが味噌なんだけど、

美しい日本原風景棚田も細かくシミュレーションして

もはや環境ソフト的な範疇になってしまうかも知れないが、

リアル田植えゲーム

もちろんいろんな方法で手でも機械でも行える収穫も脱穀も楽しめて

完全ご飯炊きシミュレーションも出来てしまうやつ。

これももちろん

最新の高級電気釜で炊くもよし、

薪の火で釜で炊くもよし

田植えから収穫にご飯を炊くまで

もちろん田植えの前の苗に育てるための種からの選定も細かくシミュレーションできるやつ。

農場経営ゲームはいくつもあるけど、

米づくりに特化したものはなくない?

作ったら売れると思う!

そんで発売時期は新米の頃にして初回限定新米が付くというこだわりよう。

人気出て売れると思う!

2023-10-14

中学とか高校サボってみたかったな〜って思う。部活サボって高尾山行ったり多摩川下って海を目指した青春原風景が今も輝いてるように、宝物のような思い出になって気がする。

でも過去自分に「サボってみたら?」って言っても「嫌な事は都合よく忘れて美化か。毎朝居間流れる朝ドラのオープニングに条件反射吐き気を覚える感覚を忘れたのか。そりゃあ後になって浸れるかは分からねえねけど、サボった所で浮ついた気分もそこそこになんだか物足りないばっかりで、家に電話が来ないかヒヤヒヤしてばっかりだろ。翌朝起きる事を思いながら後悔を抱いて寝るだけだろ。下らない青春ノスタルジーは本当にウザい。ティーンエイジャーエアプかよ。今を生きている他人自分の後悔を押し売りするな。自分までそんなつまらない人間になってしまったのか。死ね」とそう言われる気がする。

というか今でも心の中で鮮明に保持しようと努めてる当時の感覚がそう言ってる。

懐古にすがる事を予見、危惧して卒業した瞬間に制服を捨てた自分は、可愛げはなかったけど正しかったのかもしれない。

10代の感性経年劣化して、思い出に浸ろうと高校制服に袖通してみよっかな〜なんて思った時にそう思ったりする。

2023-07-30

anond:20230730102831

人気のあるところに人が集まったら「どこが豊かな文化w」って頭おかしいんじゃないの?こんな低レベル煽りしかできないからお前は地方土人なんだよ。住んでるところがじゃなくて精神地方のもの日本原風景の中でのびのび子育てでもやってりゃいいじゃん。

2023-07-22

本来あなた」と言われて思い浮かべる「自分」とはどういう人間だろうか

多くの人間が「素直さ」から離れてなんか拗らせたアイデンティティ確立ちゃう時期は大体思春期青年期だ

だとすると、混じりけのない己というのは幼少期の自分…と捉えていいだろうか?(つーかどの時期だって間違いなく「本来自分」だけどな。他の誰かなわけねーし)

そういうことにしとくとして

自分の幼少期について思い出してみると

「なんかしらんけど地面とかをほじくったりしていた」

イメージ

原風景が「地面とか床と対峙している状態である

その1

親戚の家の隣は空き地だった。その空き地にはもともと家が建っていたそうだが、火事で全焼したそうだ

ほんで建物は無くなったが綺麗に整地されていたわけではなく、タイルの残骸とかがあった

稚い増田が親戚の家に遊びに行った際は、そのお隣の空き地タイルを掘り返す作業を熱心に繰り返していた

からは勿論「危ないからやめなさい」と言われていたけれども。ほじくり返すのがマイブームだったのでこっそりとやっていた

その2

自宅の裏には庭があった

砂地だったので、いろんな容器に砂を入れては何らかのごっこ遊びをしていた

ある時、砂に小さな穴ぼこが開いているのを見つけた稚い増田は、とりあえず穴を埋める作業を行った

穴の中に砂を落とし込む

するとどうでしょう

いま埋めた穴の部分がモゾモゾと盛り上がってくるではないですか

ぢっと観察していると、砂を押上げて地中から何かが姿を現し始めました

顕現したのはなんと蜂でした

地蜂というやつでしょうか?

ブブブブと可愛らしくお尻?を揺らしながら地上に向けて掘って上がってきたのです

砂を被ったお尻は薄緑の縞に見えました

それを見た増田歓喜

仕事終えてやれやれと蜂は再び地下に潜っていきました

その後の展開はお察しの通りです

増田は再び巣穴に砂を落とし込みます

待ちます

蜂が出てきます

以後ループ

といった具合に、大変迷惑な遊びを喜々として繰り返しておりました

ままごとより面白い

蜂、健気

ごめん。蜂

(途中から文体が変わったことについては無視してほしい)

その3

自宅は結構古い建物だった

稚い増田は大体2階でお昼寝をしていた

母親が階下に降りてしまい暇になると起き上がって部屋の隅へ這っていく

部屋の隅っこの床と壁の間にはなんか隙間があり、そこには埃が溜まっていた

ほじくりチャンス到来である

一人黙々と埃をほじくり出す幼児

愉しい

といった具合に、なんかほじくったり埋めたりしていた

これがたぶん「本来自分」だ

なんだそれ

つーか、ほじくってないだけで生産性無いところは今も変わらんわ

でもあの熱心さは無い。「本来自分に立ち返る」としたら、「無為なことに熱中する」ってとこですかね

2023-07-16

王蟲の抜け殻をキレイと感じる原風景軍用機のキャノピーかにあったんだな

漫画版とかだと、王蟲抜け殻の目玉の部分を被ってガンシップのキャノピーに加工できるってはしゃいでるところとかあったよね。

王蟲の抜け殻をキレイと感じる原風景軍用機のキャノピーかにあったんだな。

そんなネタバレを令和に知ることが出来るとは。

anond:20230714205336

この映画宮崎駿によるブラタモリジブリ元ネタ大公開スペシャルなんだと思った。

夢と狂気の王国」の引退会見前のシーンを見たらわかる。

宮崎駿ホテルから見た都会の家の屋根ですら冒険活劇の舞台夢想する。

はいまりましたブラジブリ

もう映画最後なんでね、描きたいことは全部やり終わってるんで、今回はわかりやすく直球で、アイデアの元になった風景を紹介しようと思います

庵野特撮原風景とか言ってますけど、私はあれと違って現実を見て描いてますから

戦争とき宇都宮引っ越しましてね、父親戦闘機を作っていて・・・

・・・

それで宇都宮にあった配水塔を見てね、この下にはなにがあるんだろうって、

どこかとんでもないところに繋がってるんじゃないかという気がしていたんですね

・・・

近所によくいた鷺を毎日見ていたらね、ある時話しかけてきたんですよ

・・・

船に乗って水の上を進んでいってね、ここは死後の世界なんじゃないかって

・・・

まあそれは石との契約でね、禁忌を侵すとそういうことはよくあるんです

・・・

はい!見てわかったようにね、私は現実を見て作ってきたわけですから

私にフィクション映画なんて作れないんです!終わり!

2023-07-15

anond:20230714205336

増田同意できない部分が多々あるので私の解釈を書いた。

ちなみに「君たちはどう生きるか」の小説は未読、過去ジブリ金ローで流し見(ハウル・ぽにょ・風立ちは映画館で観た)、宮崎駿の生い立ちも知らんしインタビュー等全く見てない。

他の人の考察も見ていない。この考察が正しいかどうかは分からない。

意味をなさない設定の多さ

父親が(多分)軍用機のキャノピーを作る工場経営してて、主人公はいいとこの子、って設定、なにかに生かされた?

あ〜「風立ちぬ」っぽい!ってシーン以外、ストーリーに絡んでなくない?

主人公宮崎アニメを見て育ってきた(もしくはこれから見る)この映画の観客である我々だと思う。

なので主人公原風景や心内風景と我々が宮崎アニメで見覚えのある風景を重ねることで主人公=我々を強調する意味がある。

■謎展開

冒険活劇にしたいわりにはパートナーコロコロ変わる。

アオサギキリコ→ヒミ

そのたび

「ついてこい」「わかった。ついていく」で状況説明するもんだから主人公主体性isどこ?ってなる

アオサギ主人公が感じている自分の中の嫌いな部分。だから主人公出会ってすぐ敵対したし、主人公心理世界に誘った。

自分に誘われて冒険してるんだから主体的と言える。キリコもヒミも自分が作り出した像なので主体的と言えるのではなかろうか。


■伝わらない主人公動機

亡くなった母を探す・一緒に冒険する、の動機はわかるけど

最近会ったばかりの父の再婚相手しか距離感微妙)を救うために冒険しなくない?

助けるモチベーションを問われて、何度も「父が好きな人だ」って説明する羽目になってる。謎動機

→「父が好きな人」というのが正に動機説明していて、主人公自分の中にある夏子への複雑な気持ち対峙するために夏子を助けに行く。

複雑な自分の心境に触れることには痛みが伴うので禁忌となっている。


後妻も一度は主人公の助けを拒否するのに、

あれ、いつの間にか救われてる。じゃああの描写いらないじゃん。

→夏子は主人公を守るためにわざと厳しく接して追い出そうとしている。

厳しくされた事によって主人公は夏子を夏子母さんだと認められるようになり、心の禁忌領域が晴れて夏子も救われた。

そもそも後妻はなんで異世界子供産もうとしたのかも語られない。

異世界に来たくて来たわけじゃないって劇中で言ってた気がする(記憶曖昧)。呼ばれたんだと思う。


かにも「母親病院火事だと聞いて家を飛び出すも、一旦家に帰って着替えるシークエンス」「弓矢を作るシークエンス」など

映画演出のことは全く分からんが、着替えシーンによってリアリティ出すことで、その後火事の中に飛び込んでいく視界が歪んでるシーンの非現実感が増している気がする(小並感)。

アオサギ主人公自身であることから弓矢にも意味があると思われるがその辺はまだ言語化できてない。



ヴィランの不在

宮崎アニメの魅力はやっぱり悪役だと思うんですよ。カリオストロ伯爵しかり、ムスカしかり、カーチスしかり。

インコ大王は悪役ってほどもなかったし。アオサギ?彼は何がしたかったの?

アオサギ主人公自身なので主人公を心内世界に誘うし主人公の助けにもなるし主人公和解する。

インコ大王は後述するがよく分からない。


■作劇のセオリー無視

ばあやたちの人形に触るな、と釘を刺される主人公

物語セオリーとして、タブーは破られるので主人公は触る。

で、なにか代償が起きるかというと「なにも起きない」。えーーーーー!?じゃあなんで「触るな」って言ったの?

→これは根拠のない妄想だが、ばあや人形を触って倒れちゃうと、現実世界のばあやになんか悪影響でも出るんじゃないだろうか。知らんけど。



その他解釈できたこ

さっき主人公=我々と書いたが、大叔父宮崎駿を表していると思う。

彼はこれまでの自身監督作品を通して我々に「積み木」を伝えたかったようだ。

たぶん、「(ジブリ作品を通して)観客それぞれが自分にとって価値ある大事ものを見つけてそれを自分で組み立てろ。」と言いたいんだろう。

即ち「君たちはどう生きるか」と言っている。

よく分からなかったこ

インコは何を表しているのか。物語の力を信じないリアリストなのかな?とは思うが、禁忌を口実にヒミを使って何を取引しようとしていたかからない。なんか大叔父と会話してたかもしれんけど忘れた。

全く何の比喩なのか分からない。インコペリカンが分かってないということは映画の中の結構な部分が分かってないことになりそうだ。悲しい。

全く何なのか分からない。墓石は悪意なんだろうか。


  • 魚の配給を待ってる黒い影たち

からない

なんで焼けたかからない


まり

そんなこんなでまだ分かってないことが多い。記憶から抜け落ちてるとこもありそう。このあと他の人の考察読んで分かったことがあったら追記するかも。

追記

あと、話が結構星の王子さま」っぽいなと思った。

2023-07-14

ネタバレ有】君生き映画のここが良かった!をひたすら書きたい

事前情報なしで見たから俺も感想自分で作り出して放流する。超ネタバレだけど許して。適当たたき台にでもして。

ジブリで見たことのある◯◯を色々な場面で感じ取れたので良かった。それを書いてたら長くなったからそれ単体で放流。ネタバレ怖い人は今日の夕食でも残してってよ。

●ここから感想放流

はじめに、絵が超ぬるぬる動くからびっくりした。最初空襲で町が混沌とする様子は印象が強すぎて忘れられない。急いで外に出るために着替えるシーンは、ただ服を着てるだけなのに焦る気分になった。火事燃えカスや灰が舞うシーンですらヌルヌル火事に騒然としてて、街の人みんなが動いているようなシーンは、見るところが多すぎて目が足りない。主人公視点の走っているシーン(人混みを分けつつ進む、火が強すぎて目が開けられない、危ないから下がって!と叫ぶ大人の手が映る)はアニメーションなのにリアルだった。予約できた席がドルビーアトモスの高い席しか無かった(そこしか残ってなかった)が、ここのシーンだけで掌を返した。

はじめにあ〜〜ジブリ見に来たな……と実感が湧いたのも空襲警報のシーン。何かが起きている事に気づき、思わず廊下を走り出すシーン。廊下を裸足で全力で駆けるシーン(カメラは正面)はジブリ。(自分調べ)

屋敷の婆さんたちの描き方は千と千尋の神隠しを思い出した。シワが多く腰は曲がっていて集まると話が止まらないという特徴も、監督が抱いているイメージなんだろうなと勝手に思った。サバ缶やコンビーフ砂糖で盛り上がるのもめっちゃすき。

対照的に、塔の世界における姉御肌の人もジブリではおなじみだった。力強くヨットを引くシーンは迫力があった。キビキビ漕ぐ、魚もさばける、「あんたも手伝いな!」は正直聴きたかったやつ。

手作りした弓矢が勝手に加速するシーン。ちょっともののけ姫のシーンを思い出したからか、本気でアオサギに当たらないかドギマギしてしまった。加速して迫ってくる感じ、風切り音が恐ろしい。

ジブリ序盤における「今日からここが君の部屋だよ」概念、あるよね……長年使われてないけど、綺麗な状態なのがポイント高い。柄付のベッドが本当にすき。閉まりが悪い窓がだいたい悪さをしている。

ジブリにおける別世界で、大変な目にあいながらも運良く転がり込んだ先で、べらぼうに美味い飯を食う概念。これも好きすぎてたまらん。「あんた、どこから来たのさ」「かくかくしかじかで……」「ふーん……頑張りなよ」みたいなやつ。救われる。

飛行機コックピット?の骨組みを父親が「綺麗だろ?」って言ったときに「美しいですね」が出てきた部分は風立ちぬを思い出した。飛行機の持つ、工業製品しからぬ曲線美は見る人が見ると魅力があるのだろうと思ったり。

バスエンジンをかけ直すシーン。バカうるさい振動と焦げ臭そうな匂いを強烈に感じた。正直今の世界では二度と見ないだろうけど、昔の人にとっては大事原風景だろうなと思う。

禁忌の間における紙、紙垂表現も畏れ多くてゾクゾクした。入り込むと露骨に態度を一変させ、まとわりついてくるのもどこかで見た景色でニヤついてしまった。シーン的には、それどころじゃないシーン。

インコ王が積み木をぞんざいにして謎の石が癇癪を起こすシーン(破裂したのかよく分からん)があるけど、あのシーンにはもののけ姫の祟神らしさを感じた。おどろおどろしい液体が顔にまとわりつく感じが堪らない。

最後理想郷を壊して帰るのはラピュタぽくもあった。隣に居た女の子はお母さんだし、破壊の発端は手が出るのが早い傲慢な王だし色々条件は違うけども。なにげに一緒に行動した可愛い女の子若い頃の母親なのやばくない?母性……というか性癖出ていないか

最後CGぽさが残る岩がめちゃくちゃ怖かった。全部の事象を筆致のあるアニメーションでやる中でのフルCG謎岩はまさにこの世のものではないような雰囲気があった。アニメの線画と比べて、明らかに解像度も高いんだけど、それもこの世の物とは粒度が違う(物質が違う)ような雰囲気を感じられた。CG手書きの両立が一番引き立つシーンだと感じた。考えすぎかもしれん。

●強引に締める

何が言いたかたかとか意味を見出すとするとすごい偏った考えしか出なかったのでこれは別の機会に書きたい。一言で表すと「やっぱ神は下々の存在に興味ないよな」に尽きた。どう生きたいかって話なら、俺はアオサギみたいになりたいよ。

2023-07-02

anond:20230624221212

自分出身地という原風景結構強いのかもしれないとこれを読んで思った。

俺は山と海ばかりの地方中核都市出身で、大学から上京したのだが、その時もその後も住み着いたところはやはり山と海ばかりの場所なんだよな。

さすがに関東平野にいるの元いた地方都心比べると山の高さは高くないのだが、それでもこの山と海がある風景からは逃れられないのだと思った。

元増田多摩に始まり多摩に帰ると書いていたけれど、俺が海のある風景から逃れられないように、増田は海が無い風景から逃れられないんだろうなと思った。

山梨長野岐阜みたいな海なし県出身だったら海の見えないところに住みたいと思うんだろうか...それとも、逆に海のを得ようとするんだろうか。

2023-04-20

日本映画世界覇権を握る鍵は「時代劇」だと思う

事務所タレントがドアップで叫んだり大根役者がボソボソ喋るブロッコリー映画では世界覇権はほぼ絶対到底ムリ!

日本映画の活路を世界へ拓くのは時代劇

から海外七人の侍メチャ人気やん?

侍が生きた時代の旧き日本原風景いぶし銀時代劇役者しか出せない雰囲気

これだけでも一定の人気は見込めるが世界にはまだ足りない。

ワイはこれにアニメ演出を取り入れる(監督気取り)。

とにかくチャンバラシーンをCGフル活用してアニメ顔負けの演出かにしてド派手にする(お姉ちゃんは出さなくていい)。

定番フォーマット勧善懲悪から一捻りして陰のありつつも憎めない業を背負う悪役を出す(鬼滅のパクりね)。

主人公はもちろん転生したことにする。転生元はカリフォルニアヴィーガン山火事で焼け死んだと思ったが目を開けたら江戸の町娘に看病されている。

海外ウケるために禅の思想みたいのをそこかしこに取り入れる(公式ヨガマット発売)。

どや!







追記

思いのほかトラバブクマ集まったな。みんなサンキュー

やっぱ握りてーよな。覇権!。

ラストサムライゴーストブツシマみたいに海外制作のほうがってブコメがあるけど、いやいやそれハリウッド映画やん!!

ハリウッド映画が圧倒的なスタッフ層と莫大な予算にモノをいわせればそこそこのレベルになるのは約束されてるんだからそれで勝っても当たり前ってもんでしょ。

そんなんで得た勝利じゃ、ぜんぜん握ってないよ!握ったことになんないなんない(覇権)。

まあ、そんないうてもワイが握ることになったら(メガホン📢)、NEVADAに広大なセットを組んでみたいなのはやるかもしれん。金出してくれるかな?イーロン。

主演はもう決まってんのよ。はてなー満場一致で納得のあの俳優。まあわかると思うけど。

そう、

鈴木亮平

まず主人公の中身はカリフォルニアヴィーガンから英語ペラができることは絶対条件。そして演技がバチュギュンにウメェことが絶対条件(2回目)。

ベイエリア江戸とのギャップに揺れ動く主人公内面を深く描き切る必要があるからね。

亮平ならワイがいちいち五月蠅くしなくてもやってくれるでしょ。まあそこは心配してない。

そして陰のありつつ深き業を背負いし憎めないライバルなんだけど、これは悩むところじゃん?

まあこれはね、普通に考えて。

山田孝之

とか、思うやん?

ぶっぶー!ですわ!!

そこはさ、やっぱホラ、

東出昌大

あり得そうやん?

ビッビー!(安西先生奥さん)残念でしたー!

ちょっと業が深すぎたね。

いやー悩むわ。

今度こそ本当に発表するで?

いくぞ?

ジャカジャカジャカジャラジャラララ……

小松菜奈

うん。

そうなんだわ。

ここで女性を投入というね!

菜奈の演技力スタイル眼力、どこをどう見ても陰のありつつ深き業を背負いし憎めない美しく悲しき業を深く背負った剣豪の魂を宿すにふさわしい器だと確信したね(会ったこと無いけど)。

実はマーティン映画にも出たことあるからその辺はなんも心配してない。あ、マーティンってのはスコセッシのことね。

2023-03-03

anond:20230303230114

せいぜい高さ300mくらいのどうでもいい山がひたすらポコポコ連なる山地原風景ではあるけど気ままに動くと20km人里につかないみたいなことがそこそこあって怖い

2023-02-28

anond:20230228122328

俺の心の中では、家庭の原風景として焼きつけられてるよ。

2023-02-12

北朝鮮にとって観光外貨獲得のための貴重な産業ひとつなのだな。

若林くんのエッセイキューバ旅行するエッセイを読んだことがある。

あの中で若林くんはアメリカとの国交が回復して

アメリカ会社が再びキューバに大挙押し寄せて

いっきキューバ現代化されるかもしれないことを恐れて

今の素朴なキューバであるうちにキューバに行きたいと渇望する。

 

北朝鮮観光はそういう素朴で原風景景色をみたい

という欲求を満たせるもののようだ。

 

けれどタイトルの通り、北朝鮮への観光北朝鮮外貨を獲得するチャンスである

その部分を考えると、現在北朝鮮体制を支持するという

ひとつ意思表示になってしま可能性もあるのが

北朝鮮観光である

2023-01-25

原発再開なんて頭おかしい!」

太陽光ゴリ押し辞めろ! メガソーラー景観を崩す! 東京の戸建てソーラーパネル必須化は狂気!」

これ同じ人が言ってるからなw

なんなんだろうね、煙突から煙がモクモク出てくる、高度経済成長期の日本、みたいなのが原風景にあるのかな...

2022-12-26

昔よくあった「周囲の成長・卒業社会的栄達に取り残される〇〇」(ヤンキーでもオタクでもワナビでも)って話

ある趣味とか、あるいはオタクとかアイドルマニアとかのコミュニティの内情を指して

いつまでも仲間がいる、趣味が続くと思っていたのに、周囲がどんどん結婚したり就職したり「大人」になっていって取り残される奴プギャー惨め」みたいな話とか画像

昔のネットにはよくあったじゃん

多分その悲惨光景というか原風景みたいなものはたぶん実際にあったことは簡単想像できるし、まあ妥当な部類の話だとは思うんだよね(私としては2chまとめサイト説教されてもなとは思うが)

でも最近は、違うんだよね

もう、比較できる周囲にすら「結婚したり就職したり」といった比較対象が無かったり、それ自体に何ら魅力や成長というものが見出せなかったり、そもそも大人って何」ってことで

昔の言い方で言う「取り残され」が発生しない場合が増えてるじゃん

SNSとかで(刺々しいやり取りばかりの2chゲーテッドだったMIXI以上に)同好の士もそれなりに見つかるようになったけど、昔みたいにせいぜい行ってOFF会みたいなコミュニティとは違って互いの「何となく続いてる」日常が見えてる訳で

昔だったら上の話のなれの果てだったであろう「いつまでも変な趣味追っかけてるキモいオッサン」が普通の域になってるし何か負の「卒業しなければ」圧力がうまれることは無い訳だし

まあ結局個人好き嫌いや飽きを「卒業」って美化しただけの話は今でもそれなりにあるけど(芸能人不祥事起すとか・・・)、その去りも静かなものしかないし

以前だったら絶対後ろ指刺されまくったであろう、女児向けアーケードゲーム筐体に噛り付いてるオタクとか

普通SNSで緩く繋がり合ってて常に仲間がいる状態なら、「自分を顧みる」「周囲の同年代の人々の挙動を見る」なんて機会自体は今もあるだろうけど、別に「僕には帰れる場所があるんだ」でしかない

何もネット説話とかスカッと・胸糞コピペみたいな話も生まれない

以前はなんかギャグみたいな存在だった(大御所作家みたいなものではない)ただの60代70代老人のオタクとかどんどん増えてるし「オタク老人ホーム入ったら何すれば良いか問題」が本気の問題になってる

2022-11-22

日本原風景っていったらみんなどういう景色を思い浮かべるの?

俺は山から海までがつながってて坂道ばっかりで、

有名どころで言えば尾道らへんの風景が思い浮かぶんだけど、

これが自分の親の実家瀬戸内夏休みごとに里帰りしてたからなのか、

それともノスタルジック風景として割とみんな思い浮かべるかがわからない

2022-09-28

anond:20220928180404

小説というのは、その時代時代の、共通する原風景みたいなもの作家と読者が共有しているお陰で、

簡潔な描写必要十分な情景が伝わるんだと思ってる。

から夏目漱石小説は、その時代に生きていた人でないと、本当の意味で鑑賞することは出来ないんじゃないかと思う。

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