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2009-03-24

アキシブ系~侮れないアニソン

アキシブ系とは?

本日テーマアキシブ系Perfume特集記事第1弾で「アキシブ系」という言葉を「萌えテクノ」と共に使いましたが、アキシブ系の方がどうやら頻繁に使われているようです。

アキシブ系Google検索をして、アキシブ系がどのように捉えられているか調査してみました。Wikipediaはてなには既に用語解説があります。

アキシブ系 - Wikipedia

アキシブ系とは - はてなダイアリー

はてなの方では、僕の名前も出ていますね。僕は発案者でもなんでもないですが、ありがとう

アキシブ系という定義については、人によって微妙に違いますが、乱暴な言い方をすれば、秋葉系とされるものと渋谷系とされるものがミックスしているものはアキシブ系とされる可能性があります。

秋葉系 vs. 渋谷系

では、秋葉系渋谷系ステレオタイプ化し対比してみましょう。以下のようになります。

秋葉系属性】←――――――――――――――→【渋谷系属性

ヲタクカルチャー     ポップカルチャー(おしゃれサブカルを含む)

アイドルヲタクカメラ小僧)             音楽マニア

萌え系)アニメヲタク     (ヌーヴェルヴァーグ系)映画マニア 

メイド喫茶                     おしゃれカフェ

大ぶりの銀縁メガネ               小ぶりの黒縁メガネ

チェックのウールシャツブランド不明) ボーダーシャツ(Saint James)

宅八郎森永卓郎電車男    小西康陽フリッパーズ中田ヤスタカ

AKB48時東ぁみ桃井はるこ  カヒミカリー野宮真貴、野本カリヤ

秋葉系というのは、確かに秋葉原という街をで見かけそうな物や人です。しかしながら、渋谷系音楽ムーヴメントから始まっているので、必ずしも渋谷メッカとは言えない物もあります。また、渋谷を闊歩する人たちの多くが渋谷系かと言われると、甚だ疑問ですらあります。

こうして比べてみると、一見、水と油資本主義共産主義のように秋葉系渋谷系が相反しています。到底仲良く出来ないみたいな。しかしながら、実際のところはこうした完璧属性でトータルコーディネイトしている人はそれほどいないでしょう。つまり両方の属性をパーツパーツでもっている人口は結構いるはずです。例えれば、音楽マニアだけれどメイド喫茶が好きだとか、アニメヲタクだけれどボーダーシャツが好きとか。ボーダーと言えば、なんか楳図かずお先生が目に浮かびます。でも、先生吉祥寺系ですね。

秋葉系渋谷系パラドックスに満ちており、従来の観念をぶち破る役割がアキシブ系にはあるのです。

アキシブ系アニソン

アキシブ系に戻りましょう。先ず、アキシブ系現象の一つとしてあるのが、秋葉系アニメ)と渋谷系クオリティの高いポップス)の融合です。『AKSB~これがアキシブ系だ!~』は、正にそのコンセプトで選曲されたアルバムです。

01. Dimitri From ParisNeko Mimi Mode(「月詠OP曲)

02. ROUND TABLE feat. Nino:Let Me Be With You(「ちょびっツOP曲)

03. 山野裕子ビーグル(「ココロ図書館主題歌)produced by 宮川弾

04. 小川範子波のトリコになるように(「月詠」挿入歌)produced by 菊地成孔

05. 豊口めぐみ人間だから(「ちょびっツイメージソング)produced by 冨田恵一

06. 高浪敬太郎&Yama-K:かたことの恋(「ちょびっツ」挿入歌)

07. 鈴木さえ子 with TOMISIRO:Dear Friend(「ケロロ軍曹」挿入歌)

08. 桑島法子la la maladie du sommeil(「ラーゼフォン」挿入歌)produced by 橋本一子

09. 田中理恵:瞳のトンネル(「ちょびっツイメージソング)produced by 桜井鉄太郎

10. ROCKY CHACKリトルグッバイ(「ゼーガペインED曲)produced by 保刈久明

11. パール兄弟:明日はたぶん大丈夫(「N・H・Kにようこそ!」挿入歌)

12. OKINO, SHUNTARO:Cloud Age Symphony(「ラストエグザイルOP曲)

13. 牧野由依:CESTREE(「ゼーガペイン」挿入歌)produced by かの香織

14. marianne Amplifier feat. yuka:Pressentiment triste(「月詠ED曲)produced by 橋本由香利

15. 財津一郎小倉優子:帰ってきたケロッ!とマーチ -READYMADE SERGENT ROCK- remixed by 小西康陽

例えば、小西康陽リミックスした財津一郎小倉優子の「帰ってきたケロッ!とマーチ」や高浪敬太郎&Yama-Kの「かたことの恋」といった渋谷系ど真ん中、言い換えればピチカート系もありますが、渋谷系には入らないけど、音楽マニアも納得のアーティストたちが自分自身でやる又はプロデュースなどの関わりを持ったアニソン集です。

僕自身、アニソンしょこたんにはどちらかというと疎い方なんですが、アニソンって結構、いい曲あるんだと素直に感じました。このコンピではなんと3曲も収録されたTVアニメ月詠(つくよみ)』からのサエキけんぞう菊池成孔による小川範子の「波のトリコになるように」は、 2004年ということもあり、裏SPANK HAPPYとして楽しめます。

鈴木さえ子がやっていた「ケロロ軍曹」も、気になりながら買わずじまいだったのですが、「Dear Friend」とかNew Orderぽくて・・・(泣)。鈴木さえ子を知らない人がいるかもしれませんので、ちょっと説明。彼女はシネマ、フィルムス(リリースはお蔵入り)というバンドドラマーとして活動、その後、ソロとしてテクノ~ニューウェイヴなエッセンスも交えて印象派アルバムサントラも含めて5枚リリースしています。このコンピには収録されていませんが、「恋するシューティング☆スター」もお勧めです。

フレンチ秋葉系

オープニングのDimitri from Parisは、フレンチハウスのパイオニア存在DJミュージシャンですが、彼自身、アニメヲタクとして有名です。そこだけとれば、彼は秋葉系パリジャンです。自身の曲「Love Love Mode」と声優の声のサンプリングで出来上がったのが、アニメ主題歌の「Neko Mimi Mode」です。一部では萌えラウンジと呼ばれているらしいです。

フランスは元々日本文化に対して好意的な国ですが、日本アニメというのは一部のフランス人にとっては特別なもののようです。もう一つ忘れていけないのは、フランスロリータ文化大国。フランスロリータ歌手と言えば、ウィスパー・ヴォイス!このコンピにも、フランス語タイトルロリータヴォイスの歌が2曲ありますね。桑島法子の「la la maladie du sommeil」とmarianne Amplifier feat. yukaの「Pressentiment triste」(こちらは前述の『月詠』から)です。後者は完全にフランス語で歌い上げています。フレンチ秋葉系なるものを提唱する人もいますが、まさにどんぴしゃです。フレンチ→カヒミー・カリー渋谷系ですから、これはアキシブ系になります。

今後のAKSBのリリースもありそうな予感なので、期待したい思います。

Perfume好きに

アニメ絡みのアキシブ系をもう少し紹介しましょう。美水かがみの『らき☆すた』(Lucky Star意味)は4コマ漫画ですが、それが原作となって、テレビアニメDSゲームが作られています。典型的萌えアニメと言っていいでしょう。4人のキャラクターがそれぞれソロシングルキャラソンと言う)を同時発売しています。その中の柊つかさ(実際歌っているのは福原香織)の『らき☆すたキャラソン(3)』に収録の「寝・逃・げてリセット!」は、Perfumecapsuleっぽい出来上がりなんです。ゲーム音楽における「ふたりのもじぴったん」と共に、アニソンにおける「寝・逃・げてリセット!」を、Perfumeファンはチェックしてください。ジャケはかなりキツイけど。他の曲は普通アニソンに聴こえるのが残念ですが・・・

後、忘れてはいけないのが、中田ヤスタカが手がけたアニソンです。「capsule cuteness culture」で既に書いてしまいましたが、こちらもアキシブ系と言えるでしょう。嘉陽愛子の方が可愛いと思いますが、井上麻里奈の「ビューティフル・ストーリー」は、中田ヤスタカ仕事としてのクオリティーを感じます。

侮れないアニソン

次回は、アイドルという視点からアキシブ系考察する予定です。乞うご期待。

2008-07-31

渋谷系ファンが非渋谷系ファンの彼女渋谷系を軽く紹介するための10

http://anond.hatelabo.jp/20080721222220

まあ、どのくらいの数の渋谷系オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、

腐女子ではまったくないんだが、しか自分音楽趣味肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らない渋谷系世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」

ような、渋谷系オタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、渋谷系のことを紹介するために聞かせるべき10枚を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女音楽布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として)

あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴うコンピレーショントリビュートアルバムは避けたい。

できればLP1枚、長くても2枚にとどめたい。

あと、いくら渋谷系的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。

渋谷系好きが『ナゴム系』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。

そういう感じ。

彼女の設定は

渋谷系知識はいわゆる「CM系」的なものを除けば、オザケン程度は聞いている

サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

小沢健二 「LIFE」

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「渋谷系以前」を濃縮しきっていて、「渋谷系以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。

長さもちょうど良いし。

ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

この一聴するとポップな作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の腹黒さを彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」試験としてはいタスクだろうと思う。

ピチカート・ファイヴ 「ロマンティーク96」

アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな渋谷系(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの

という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。「渋谷系オタとしてはこれは“ポップス”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

カヒミカリイ 「I am a kitten」

ある種の渋谷系オタが持ってるフランスへの憧憬と、モーマス監修のオタ的な考証へのこだわりを彼女に紹介するという意味はいいなと思うのと、それに加えていかにもな

童貞的なださカッコよさ」を体現するモーマス

童貞的に好みな造形」を体現するカヒミ

の二人をはじめとして、オタ好きのするモノクロ写真をジャケにちりばめているのが、紹介してみたい理由。

Fishmans 「空中キャンプ

たぶんこれを聞いた彼女は「bonobosだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

この系譜の作品がその後続いていないこと、これが一部では大人気になったこと、アメリカならipodCM曲になって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

コーネリアス 「69/96」

「やっぱり渋谷系小山田を避けて通れないよね」という話になったときに、そこで選ぶのはファンタズマでもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかける小山田の思いが好きだから

断腸の思いで削りに削ってそれでも72分、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから

69/96の長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが小沢だったらきっちりシングルにしてしまうだろうとも思う。なのに、各所に頭下げて迷惑かけて69/96を作ってしまう、というあたり、どうしても「自分物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ小山田がそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

TOKYO NO.1 SOUL SET 「TRIPLE BARREL」

今の若年層でTOKYO NO.1 SOUL SETを聴いたことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

Jラップよりも前の段階で、ビッケの哲学とかサンプリング技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、こういうクオリティの作品がクラブでこの時代にかかっていたんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく1995年シーン好きとしては不思議に誇らしいし、日産マーチCMナレーションしてるビッケしか知らない彼女には聞かせてあげたいなと思う。

The Flipper's Guitar 「ヘッド博士世界塔 」

ヘッド博士の「音」あるいは「サンプリング」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。

「終わらない夏休み」的な感覚渋谷系オタには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそ「パーフリ」は小山田小沢以外ではあり得なかったとも思う。「解りあえやしないって解りあう」というオタの感覚今日さらに強まっているとするなら、その「オタク気分」の源はフリッパーズにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

EL-MALO 「The Worst Universal Jet Set

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

こういう雑メロ風味の内容をこういうかたちで小山田プロデュースして、それが非オタに受け入れられるか、気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

暴力温泉芸者 「TEENAGE PET SOUNDS」

9枚まではあっさり決まったんだけど10枚目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に中原を選んだ。

小沢から始まって中原で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、渋谷系時代の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。スチャダラパーの「サマージャム'95」が入ってないのはおかしい!とかね。





ああ疲れた。サニーデイやラブタン関連great3とかも入れたかったんだが無理だった。

所詮この程度ですかそうですか。

 
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