はてなキーワード: 休刊とは
2024年4-6月期 雑誌印刷部数を分析する | 広報・PR支援の株式会社ガーオン
https://gaaaon.jp/blog/2024_4-6mediadata#66b98424362a712259f5c021-1723449543860
コロナ禍で息を吹き返したかのように見えた女性ティーンズ(アイドル)誌のMyojoですが、85,000部減の156,667部となり、ここにきてコロナ前よりも悪化してしまったようです。
【2019年】
10代 | 20代 | 30代 | 40代 |
16600 | 6100 | 3500 | 3300 |
【2023年】
10代 | 20代 | 30代 | 40代 |
9500 | 4900 | 3800 | 3800 |
🍵
@KEbab_3tuR
コロナ禍 9万台後半、コロナ明け 7万弱、2023年1~3月と4~6月だけ特需的に8万9万台で、その後7万弱
duet
雑誌「ポポロ」が休刊、32年の歴史に終止符(コメントあり) - ナタリー
https://natalie.mu/music/news/583203
「ポポロ」編集部は、X(Twitter)アカウントを通じてコメントを発表。突然の発表となったことを謝罪しつつ、「1992年の創刊以来、32年以上もの間、絶大なご支援を頂きましたことを、この場を借りまして厚く御礼申し上げます」「長年ご愛読いただき、誠にありがとうございました」と感謝の言葉をつづっている。なお休刊の理由については「諸般の事情」と記されている。
麻布台出版社が刊行する「ポポロ」は、1992年に創刊された月刊誌。STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)所属のタレントを中心に、人気俳優らが誌面でフィーチャーされていた。最終号の表紙は森本慎太郎(SixTONES)、宮舘涼太(Snow Man)、なにわ男子、Travis Japan、Aぇ! groupらが飾っている。
https://anond.hatelabo.jp/20241023001913
ツリーを見てみると週刊チャンピオンやあろうことか少女漫画を一緒くたでまとめ切った方もいらしてすごいなと思いつつ、自分が愛読している雑誌で自分の手でどうにか出来そうなのはどこかな?と考えた末に選んだのはこの雑誌でした。
自分が読んだ時の実感と漫画史においての位置とこの雑誌の不遇というか地味というか中途半端なところを捉えつつ僭越ながら書かせていただきます。
この雑誌の創刊から連載されているレジェンド。中居正広がごきげんようでSMAP内での格差をボヤいてすぐに企画されたテレビドラマでも知られている、あともう少しで40年というロングセラー。
初っ端で辻調服部に喧嘩を売ったり最近ではマナー講師を血祭りにしたりするが普段は素朴な和食職人物で『江戸前の旬』をはじめ青年誌に多数のフォロワーが。
ストーリーテリングが下手なので先輩後輩が突然消えたりするがそれも意外と飲食店あるあるなので気にならないという奇跡。最近再遊記の久部さんが合流したのでもう少し話が落ち着きそう。
ヤングサンデーで武田鉄矢と組んで坂本龍馬を描き切り名実ともに小学館巨匠漫画家のひとりへ。『おーい龍馬』のときでもたまに見せる残虐シーンの迫力にただものではない雰囲気を出していたがスペリオールへ移籍した今作でリミッターが脱落。
英雄とされた数々の武将たちやその配下の忍者、刺客その他が凄腕のスナイパーである無垢な美少女あずみの手によってどんどん殺される。味方もモブも平等に斬られて命を落とす。そしてちゃんと血みどろに表現する。
そしてこのあずみという美少女、無垢という設定の元よく全裸になる。修行の滝行で全裸。お風呂で全裸。戦って切り刻まれて半裸。よく本番やらなかったな。作者の好みがそっちじゃなくて良かったな。(当時実写主演が決まってた上戸彩に過大な期待と心配があったという)
実写化も落ち着き人気が下火になったなと思ったら話をまとまらないまま終了。突然題名が『AZUMI』舞台が幕末となる。というよりは舞台は前作『おーい龍馬』の世界に入りあずみはついに…(これは読んでくれ)
小山ゆう恐るべし。今ビッグコミックで描いているけど大丈夫かな……。
天才原田の「イエース!!」が話題になりついにこの作品がこの雑誌の看板まで登り詰めた。だって最初の頃このマンガで一番目立ってたキャラクターは藤本くんでも佐倉さんでもあの芹沢達也でもなく「ラーメン王石神秀幸」だったんだから。化けたよホント。
オーソドックスな主役藤本くんの成長譚だった発見伝の次に「誰も共感できない天才」ゆとりちゃんを主役に据え上司芹沢の苦労を引き出しラスボス芹沢とは違った側面を引き出したのも憎い。『銀平飯科帳』(たまには新作書いてください)を挟んで再び出てきたときには芹沢達也というキャラクターが完成していた。その間に脇のキャラクター造形が一段と深みを増し(永友とか坪内とかよく考えついたな。モデルが誰だろう…)現在にいたる。
麺一郎・汁二郎・具三郎のあとどういう風に物語を作っていくのか、ちょっと目が離せない。
トリリオンゲームと迷ったが池上遼一の「ストレート」を分かっていないと「魔球」が分からないということでこの作品を。
ヤクザと政治家という表裏のサクセスストーリーを同時進行に描き10巻という巻数でまとめ上げた手腕が見事。
マイケル・クライトン原案の『ER緊急救命室』がブームとなり医療もののドラマやマンガが作られたが程よいエンタメ性とキャラクター造形の上手さで最大の影響を与えた作品。2006年の実写化ドラマ化からフォロワー作が目白押しとなる『コードブルー』から『ドクターX』に至るまで医龍が無ければ存在し得なかったと言っても過言ではない。
もともと他の小学館の青年誌に比べて年齢層がなかなかはっきりせず漫画家が集まりづらかった。転機はヤングサンデー休刊によって作家がここまで辿り着いたことだと思われる。
今回選べなかった作品は以下の通り
岡崎さんの話より自分語りの方がやりたそうな感じがずっとあったが、本当に岡崎さんと仲が良かったのかねえ?
きれいなサイバラ。まあ少しずつキレイなままでいられないところがチラホラ。
汚いサイバラ。画力勝負は羽海野先生を担ぎ出したのが最大の功績。高須のアレはもうすでにギャグですらならなくなった。クマでごまかしているが細かく見るとさあ。
哲也の頃から星野先生の眼がたまらない。ヤバい人の描き方いつもすごいよなあ。森高先生はグダるクセどうにかして下さい。
星里もちるがギアに入ったのがスペリオール時代。特に『本気のしるし』は凄かった。凄かったけど選びたくない。あとこころ掴まれたのは『夢かも…』の方。
すごい作品ですよ。よくこんなの描けるなと。これからどう評価されるかちょっと分からないけど、選びたくない。そういう作品なので覚悟を。
モーニング、ヤンサン、スピリッツで傑作をものにしながらここは合わなかった。
最悪の想像をしながらコタロー中心にコミュニティができてくるし現実の苦さが時々感じるのもいい。結末もベストじゃないけどそれしかないのかあという納得も。
書いていたはずなのに抜けてて顔面蒼白に。とはいえギリギリ次点なのは吾郎と理代子の性的な強さについて行けなかったのと第二部になってから長官になり責任に押し潰されつつある吾郎のキャラに違和感を感じて。
サンダーボルトもすごい作品だしムーンライトマイルで培った描写力が生かされて思わずため息が出るのだがこれはファーストガンダムありきなんだよなあと。
芥川・直木同時候補はさすがに冷ややかになる。曽田正人や細野不二彦ならある程度カタチを見せるけど『龍と苺』もそうだがサンプルの出し方が下手。
身体のことは多分どのサッカーマンガより知識量が多い。だからプロ選手からの支持が大きいんだろうな。下部リーグにしては上手すぎるのはご愛嬌か。
これはこれから。『覚悟』や『シグルイ』とは別の話の流れが見えるのが頼もしい。
佐村河内サイドからもう一度盗作事件を掘り起こすつもりだったのに聴覚障害について触れていくうちにいろいろ見えてくることに。それでも佐村河内夫妻はひどいけど。
どうせ「コミックジャンボ」って知らない人も多いと思うので冒頭で説明しておく。
1988年4月(号)から2002年12月(号)まで存在していた月刊誌。月刊誌といっても中綴じで、まあ典型的なコンビニエロマンガ誌。存在と言ってもこの時期に発刊、休刊したわけではなく、1988年3月号まではコミックJUMBO、2003年1月号からはCOMICジャンボという名称で存在している。ただまあ名称変更の前後で少し編集方針が変わっているらしいので前後誌は今回対象にしない。発行は桃園書房。
で、まあエロマンガ誌なので大抵の作品は読み切りor単話。そんなわけで紹介するのは重要なマンガ、というよりはマンガ家ということになる。ここは了承してほしい。
河本ひろし「表紙」
たぶん「コミックジャンボ」で画像検索すると画質がみんな似ていることに気がつくと思う。これは、コミックLOの表紙をずっとたかみちが担当しているように、コミックジャンボの表紙はずっと河本ひろしが担当していたから。おそらく自分より少し若い人はこの絵柄に馴染みがある人もいるかもしれない。この後彼はボンボンあたりの児童誌で活躍しているので。ただ、エロマンガ誌でありながら表紙がせいぜい控えめなパンチラくらいしかない絵は慣れていない若者がレジに持ち込むための言い訳として非常にありがたかった。下手したら裏表紙のダイヤルQ2広告のほうがエロかったかもしれない絵なので(コミックジャンボの裏表紙にダイヤルQ2広告があったかははっきりとは覚えていない。他の雑誌と混同しているかもしれない)。
時々掲載されているマンガの作風も巨乳前提にしつつコメディタッチが多くて読みやすかった。
こちらも河本ひろし同様、児童誌でも活躍している。ただこちらは児童誌が先、というか、ゲームのコミカライズで知られているかもしれない。一言で言って「みなづき由宇」と同一人物である。画風も巨乳前提ながら読みやすい。ちなみに星里もちるはものたりぬのアシスタントをしていたことがある。
正直、この人はコミックジャンボが主戦場ではなかったはず。それ以外の雑誌や単行本で見ることのほうが多かった。少女マンガと思えるくらいの目の中の星が特徴的な人で、さらに彼を特徴づけていたのが「エロは和姦しか描かない」ということだった。しかもコメディ的に逃げるのではなく徹底して和姦ということは実は当時けっこう特筆すべき特徴だったのだ。コミックジャンボ時期の絵はけっこうデッサンが崩れている(それはそれで味がある)のだけど、現在のサイトを見るとかなり整っていて、続けるということの大事さを感じさせる。
有間しのぶでも西村しのぶでもない。たぶん男性。モデル体型のスラッとした女性を描く特徴のあるマンガ家で、リアルさはないのだけど周辺掲載の巨乳マンガのためにむしろリアルに見えるという特徴があった。表題作は高校の新聞部を舞台にした♂️1vs♀️2(or3)のエロコメで、エロシーンを除けば当時のラブコメとそれほど違いがないが、そのために「ラブコメにありそうでないこんな描写が」という意味で役に立った。「てぃーんず・パラダイス」そのものはKindle Unlimitedで全て読むことが可能だが、何らかの事情で再構成+タイトル変更されているので追いかけるのが難しい。「はいすくーる・スキャンダル」「てぃーんず・パラダイス」「あいつとスキャンダル」「放課後ランデブー」と読むと連載順に読める。なお作品は大人気だったので続編として登場人物を社会人にした「ぼくのアイジン」も連載された。これもKindle Unlimitedに収録されている。
超巨乳で有名な人。あまりに巨乳のデフォルメが過ぎてむしろエロくないという画風かもしれないがやってることはエロである。おそらくコミックジャンボの方向性を最もわかっていた作家で、アニメ風のオタク絵でやることはちゃんとやるという展開は安心して使えた。おそらくコミックジャンボで掲載していたのが一番長い人。
かつて「サルでも描けるまんが教室」で「男向けのエロコメは回転寿司だ」と喝破されていたが、おそらく表題作がこの言葉が念頭にあったかもしれないくらいに内容を表している。とは言えエロいものはエロい。ただ色シーンに少し前の劇画での描き方の残滓が見えるところを見ると、この雑誌はエロ劇画誌とエロマンガ誌の橋渡しをしたと言えるのかもしれない。
てらおかみちお
陰影の少ない画風で、無理やり例えるなら浦沢直樹をわたせせいぞう風に描いた感じ。古く見えるかもしれないが、バブルな80年代後半にはこういう画風が一番オシャレだった。そういう意味では外せない人。
「うるふ・たろう」と読む。画風としてはよく言えば当時の主流、わるく言えばありがちな絵で、ただ大事なのはそういうありがちな絵で他誌にはない絡みが描かれるのがコミックジャンボの醍醐味であったということだ。本人はバイク趣味があって、レーサータイプのバイクを持ってよく夜中にツーリングしていたということを近況報告で描いていたが、今から思うとあれは宮崎勤のあれから来るオタクバッシングからの逃避行動だったのかもしれない。
しのざき嶺「NIGHTMARE」
いちおう画風(特にデフォルメ時)としてはジャンボにありがちではあるのだけれど、ストーリーの陰惨さでは最もコミックジャンボ向きでない作家。表題作は逆恨みから始まる強姦からスタートする作品で、この後誘拐監禁、ピアッシング、奴隷契約、野外露出に強制排泄、肛姦、獣姦、近親相姦、多人数プレイとSM雑誌にありがちなプレイをひと通り全てこなすというおすすめしないマンガ。作者はこのあとそっち系の雑誌でいくつも同系統、もしくはさらに発展した作品を描いている。そもそもこの連載も途中で他誌に移籍している。
夫婦での共同ペンネーム。夫のほうはあさいもとゆき、と言えば思い出す人もいるかもしれない。「スパルタンXの24周目では助けられる役のシルヴィアが襲ってくる」という情報をマンガに描いた人だ。コロコロコミックでの連載のあと、共同名義にしてエロ進出した。正直、今回これを書くにあたって今年妻のほうが交通事故で亡くなったことを思い出さずにはいられない。Lovin’youはマンガ図書館Zで無料で見られるのでそっちを見てほしい。
また従来不良漫画では、貧乏な不良キャラ等はあったが在日コリアン等の日本社会で差別されて不良にならざるをえなかったマージナルパーソンのアウトローを描いたことで知られる
腐女子の概念を初めて体系化し、また現在のおっさんの趣味を美少女キャラにやらせたり、声優や芸能人への露悪な悪口、誹謗中傷を初めて漫画で表現した(ただしコミックス版では改変されている)
あと何気にマガジンの漫画で最初にサンデーの漫画とコラボした漫画でもある
3.バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 原作・原案など 山田風太郎『甲賀忍法帖』作画 せがわまさき
5号機の傑作
あとはピアノの森、おとぎの街のレナ、REDからどれか2つだけど
ピアノの森が青年漫画として初のピアノ漫画だったら確定だと思う
便乗便乗ゥ
1.ソード・ワールドRPGリプレイ集〈1〉盗賊たちの狂詩曲(ラプソディ) 著:山本弘 初版1989年
これがなければ、TRPGリプレイが多数書籍刊行されることにはならなかった可能性があるくらい、歴史上はとても重要な作品。
さすがに今読むと古臭い部分は否めないが、TRPGに初めて触れた人にも楽しさが伝えられる教科書的な作品ではあります。
2.新ソード・ワールドRPGリプレイ集」シリーズ、通称「へっぽこーず編」 著:秋田みやび 初版2001年
MtGなどのTCGに押されまくってTRPG専門誌が次々と休刊していく中で、TRPGリプレイ書籍の復権に貢献した作品。
駆け出し冒険者が地道にお使い任務を繰り返して実績を重ねて成長し、最後は国家の危機に対抗するほどの力をつける成長譚。
冷静に考えると活躍自体は地味な部分が多かったですが、それを面白く魅せる筆致は確かなものでした。
9巻でアクシデントが起こったせいもありますが、合計10巻は当時のリプレイ作品では最長の巻数。
著者の秋田みやび氏は、経理担当でグループSNEに入社しながらもWeb担当を経て本作品のGM及び執筆を任された異色の経歴。
3.ナイトウィザード リプレイ 紅き月の巫女 著:菊池たけし 初版2003年
実は初出は成人向けゲーム雑誌「E-LOGIN」での連載作品である。
声優の矢薙直樹氏と小暮英麻氏をプレイヤーに迎え、インターネットラジオも同時に配信していたという何から何まで初物尽くし。
声優をプレイヤーに迎えるのは当時は前例がない(推定)ことであり、以降たくさんの作品で声優が起用されていくことになるきっかけとなった作品でもある。
なお、ナイトウィザードは2007年にアニメも放送されたが(このリプレイのキャラの一部も登場)、その前の2004年にアダルトゲーム作品も発売されている(こちらはリプレイとは世界観以外は関係ない)。
4.ご近所メルヒェンRPG ピーカーブー 著:河嶋陶一朗 初版2008年
河嶋氏が考案した汎用のTRPGシステム「サイコロ・フィクション」の第1弾。
子供とお化けがコンビになってプレイする設定のTRPGのため、実際の小学生がプレイに参加している。
歴史上重要なのはその点ではなく、本書はTRPGルールブックの扱いながら、その多くがリプレイに紙面を割かれている点にある。
数頁~十数頁程度のリプレイが掲載されているルールブックは珍しくはなかったが、紙面の半数以上がリプレイパートになっているというのは異例であった。
これ以降、サイコロ・フィクション作品では多くがこの形式をとり、ページが半数以上とまでいくものは多くないが1/4程度以上を占めるものだと、同じ冒険企画局の「艦これRPG」や「幻想ナラトグラフ(東方project二次創作)」だけでなく、F.E.A.R.の「オクトパストラベラーTRPG」等や、グループSNEのソードワールド2.5関連のサプリメントでも同様の形式がとられるようになっている。
5.ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア 著:加納正顕 初版2010年
TRPGリプレイとしては珍しく、「悪役」側をPCに据えた作品。
ダブルクロスはダメージインフレの激しいTRPGで、PCがHPの2倍以上のダメージを受けることも珍しくないため、防御特化型のPCは成立しづらいと思っており、これ以前のダブルクロスのリプレイ作品でもそのようなPCは一人も居なかったのですが、このリプレイで登場したPC「大門寺朱香」がそのイメージを完全にぶち壊していきました。
なお、PLは声優の若林直美氏。ダブルクロスは初プレイとのことでしたが、別のTRPGのプレイ経験はあったとのことでした。
TRPGリプレイの人気としては、観測比でほぼ最高クラスなのですが、別に証拠はなくやや趣味枠的な扱い。
(次点)
本来はこれを選ぶべきなのでしょうが、執筆者が全く目を通すことができていないため選外に。他にも旧ウォーロック誌上のリプレイとかも挙がるかとは思います。
これも挙げる人が多いかと思いますが、SNEだらけになってしまうこともあり敢えて外しています。リプレイを基にルールが改定された作品としては先駆者と言えるかと思います。
・クトゥルフ神話TRPG るるいえシリーズ 著:内山靖二郎
表紙に狐印氏を起用するなど明らかに狙っていますが、普通にホラー作品としては面白い。ただ、CoCブームに微妙に乗れなかったようにも見えます。
なお一部リプレイ登場キャラは、アニメ「這いよれ!ニャル子さん」SAN期にこっそり登場してたりする。
・アリアンロッド・サガ・シリーズ 著:菊池たけし
表題の通称「無印」以外にも、A-Mまでの派生(作者はきくたけ氏一人ではないが)でリプレイだけでも計40冊以上ととんでもない分量を誇る作品群。
週刊少年ジャンプ史上最も重要なマンガ20選 https://anond.hatelabo.jp/20241012181121
週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要なマンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424
週刊ヤングマガジン史上、最重要な漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241016182953
月刊アフタヌーン史上、最重要な漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241017235116
月刊コロコロコミック史上、最も重要な漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241018225514
https://anond.hatelabo.jp/20241016210231
https://anond.hatelabo.jp/20241020163403
モーニングだけブコメ少ないぞ!まあタイトルが統一されてないのが悪いが……。
さあサンデーだ。1959年創刊、65年の歴史からたった10作選ぶなんて無茶だ。しかし無茶をやる。批判歓迎!
◇
•現代のギャグ漫画はここから始まったといっても過言ではない。60年代前半、サンデーは日本一の雑誌だった。その時の三本柱が『伊賀の影丸』『おそ松くん』『オバケのQ太郎』。牧歌的なユーモアから狂騒的なギャグへ。赤塚不二夫は世界を変えた。なお'67年で一旦終った後もまた続くのだが説明がややこしいので省略。
◇
•今読むとQちゃんのおおらかさとのどかさに癒される。FとAそして石森章太郎の合作。サンデー以外にも学年誌に連載された。この連載形式は『ドラえもん』につながる。藤子不二雄、特に藤子・F・不二雄は週刊少年サンデーの創成期の功労者であり学年誌の守護神でありコロコロコミックの創造主である。小学館にとってこれより重要な漫画家は他にいない。
◇
•サンデーの楳図かずおは『おろち』も『まことちゃん』も名作だがこのノンストップサスペンスを選んだ。読んでいると続きが気になって気になって仕方がない。特に主人公の母親の狂気と紙一重の行動力には圧倒された。最近フランスでも翻訳され評判になっているようだ。
◇
•70年代の暗いサンデーの代表格。マンガの中の学園が魔境になったのはこのあたりからだろうか?雁屋哲の何考えてんだかわからないデタラメな展開と池上遼一の美しい絵がぶつかって異様な迫力を見せる。
◇
•説明不要。説明不要だということが偉大さのなによりの証だ。アニメOPは「Dancing Star」推し。
◇
•野球マンガの達成として評価するなら『H2』だろう。今の目で見ると最高傑作は『クロスゲーム』かもしれない。しかしあだち充の一作を選ぶとなるとやはり本作だ。ありま猛『あだち勉物語』を読むと、達也と和也はあだち兄弟を投影しているのかもしれないと思えてくる。「達也はそんな男じゃない」
◇
◇
•国民的、いや世界的メガヒット作。本作が凄いのは、志の低い二番煎じが本家を追い抜いてしまったことだ。マガジンの『金田一少年の事件簿』を他誌も後追いするが死屍累々、本作とマイナー誌の『Q.E.D.-証明終了-』が生き残った。モブから大出世した高木刑事と佐藤刑事、パロディキャラが大化けした安室透と赤井秀一、今年になってやっと恋人同士になった平次と和葉などキャラクターの成長が人気の秘訣。そういえば『Q.E.D.』の燈馬君と水原さんも今年になって……。
◇
•お世辞にも完成度の高い作品とは言えない。いきあたりばったりでツッコミどころが多い。だがコナンと本作が無かったらサンデーはとっくに休刊していたかもしれない。長い暗黒期を支えてくれた大恩人。続編『MAJOR2』は2015年から連載中。
◇
•生まれたと同時に古典になる作品というものがある。第一話を読んだ時の感動を忘れられない。あれだけでも充分名作だった。しかし本作は更に高みへと昇ってゆく。今日本で一番面白いマンガ。サンデーの長い夜は明けたのだと信じよう。
◇
さてこの10作でいいのだろうか?実はよくない。なぜなら私が最も好きなサンデー作品は『機動警察パトレイバー』だからだ。本当は『MAJOR』を外したい。しかし『パトレイバー』がなくても今のサンデーはあるだろうが『MAJOR』がなかったら今のサンデーはなかったかもしれないのだ。サンデーにとって重要なのは『パトレイバー』より『MAJOR』だ。
やはりいくらなんでも10作は少なすぎる。もし20選だったら次の10作も入ってくる。
•山田風太郎と白土三平の影響があからさまだが日本一の立役者。
•『あしたのジョー』とは正反対の設定にすることで梶原一騎の破滅の美学を振り切った。この姿勢は実にサンデーらしい。
•剣道マンガの金字塔。この緻密な絵で週刊連載とは、と改めて驚く。
•新谷かおるの魅力をどう伝えればいいのだろう。忘れられつつあるのではないか?無力感に襲われる。
15.機動警察パトレイバー(ゆうきまさみ)1988-1994
•一推し。あのなんともいえない空気感、ギャグからシリアスへの呼吸、理性的な議論、先進的なジェンダー描写、全てが好きだ。
•「サンデーらしさ」なら本作が一番ではないだろうか。
•同じヤンキーギャグでもサンデーでは本作になりマガジンでは『カメレオン』になる。これが雑誌の空気の違い。
18.GS美神極楽大作戦!!(椎名高志)1991-1999
•二推し。GS試験編〜香港編がギャグとアクションのバランスがよく一番面白かった。
•さいとう作品は本作と『雲盗り暫平』が好き。
•80年代にしか成立しなかった物語だと思うとなんだか切ない。
26.ガンバ!Fly high(森末慎二、菊田洋之)1994-2000
•編集者の所業を考えるとこの枠で名前を出すだけで失礼なのかもしれないが、傑作。
30.銀の匙 Silver Spoon(荒川弘)2011-2019
最後に。もし50選になっても入らないだろうが、浅山わかび『ラストカルテ-法獣医学者 当麻健匠の記憶-』を紹介したい。静かな感動が押し寄せてくるマンガだ。この大傑作が大ヒットせずアニメ化もせず連載終了したのは正直悔しい。いつかアニメになるよう願っている。
・確かに皆川亮二は入れるべきだった。『ARMS』を入れて『結界師』を外すか……。
・島本和彦は入らない。本人のキャラクターと『アオイホノオ』の影響は大きいが『炎の転校生』自体は小粒な佳作で、こうしたオールタイムベストに入れる性格の作品ではない。
誰かが今まさに書いてるであろう他の雑誌と被らなそうな所
漫画アクションは、週刊→休刊→隔週で復刊して発行中、というちょっと特殊な経緯を持った雑誌
双葉社はピンチになると神風が吹く、とも言われて、その神風でほぼ埋まるんだよね
一作者一作品しばりではあるが、このしばりが必要ないんだよなあ
週刊少年ジャンプ史上最も重要なマンガ20選 https://anond.hatelabo.jp/20241012181121
週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要なマンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424
週刊ヤングマガジン史上、最重要な漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241016182953
なんか流れにのって「誰かアフタヌーンやらないのかな?」とか言ってたら、「自分でやっては…?」と言われたので、
そこまで詳しい自信もないが、知らんわけでもないぐらいのところなので、とりあえず書いた
------
アフタヌーン初期の重要作品は、明らかにこれ。Wikipediaにも「看板作家であった藤島康介以外はほとんど無名の新人作家の作品を掲載」と書かれているように、初期のアフタヌーンはこの作品で支えていたという状況だったと理解している。
※ブコメで「初期の核はモーニング系作家や、園田健一とかあさりよしとおとか方面の作家」とのコメントいただいた。あと、トニーたけざきも。
これは満場一致になると信じている。作品としてのクオリティはもちろん、知名度、評価の高さ含めて、総合的に日本漫画史上の傑作の一つでしょう。『ヒストリエ』も入れたいところだが。一人一作ということで。
オタクマーケットにおける、90年代後半のアフタヌーンのイメージは『ああっ女神さまっ』『無限の住人』の2つが強かったという記憶がある。次作、『波よ聞いてくれ』もむろん快作で、個人的には『波よ聞いてくれ』のほうが好きだがアフタヌーンという雑誌にとっての重要度という話だと、まあ、順当に『無限の住人』かな、と。
『げんしけん』がベスト10に入るかどうかは評価基準次第というところがあると思う。ヒット作以外のところで、「アフタヌーン」雑誌ブランドのコアとは何かと考えると、サブカル系のマンガ表現の開拓者ですよね、ということだと思う(四季賞含めて)。そのブランドが熱心な雑誌購読者を育んできた雑誌であることは明らかで、その基準で考えると、本作は順当に重要な作品かと思っている。
ひぐちアサは、『おお振り』の前はもっと人間関係がたいへんそうな話を書いていて、ある意味そのときのほうが「いかにもアフタヌーンらしいマンガ」だったが、路線転換をしたのかなと思われた、本作がその後ここまで大きくヒットするのは連載がはじまったときはちょっと想像していなかった。
少年マガジンで連載がはじまったが、ほとんどの連載はアフタヌーン。幸村先生は『プラネテス』(モーニング連載)も代表作とする人もいるとは思うが、順当に考えたら、もう20年近く連載している『ヴィンランド・サガ』だろうかと思う。まあ、この作品がベスト10に入るも、まあ順当か。
この作品がベスト10かというのも、やや判断が割れるとは思うが、基本的には木尾士目『げんしけん』とほぼ同じ観点から。篠房六郎作品であれば、個人的には他の作品も全部入って良いと思っているが、一つ選ぶなら、ヒット作の『百舌谷さん』になるだろうという判断。
黒田硫黄の存在自体が、若い漫画読みから忘れられつつある印象があるが、2000年前後にアフタヌーンを毎月買っていた人間にとって、黒田硫黄の存在感が圧倒的だったのは確かなことだったと思う。捻くれたサブカルだったら「黒田硫黄が好き」とか言うのは、ぜんぜん捻くれてないチョイス過ぎて、言うと恥ずかしいぐらいの存在感だった。宮崎駿御大まで「このおもしろさが判る奴は本物だ」とか、はずかしい推薦の言葉を帯に捧げ、ジブリ系のアニメーターである高坂希太郎監督によって作品の一部がアニメ化もされた(制作はマッドハウス)。『大日本天狗党絵詞』も衝撃的な作品だったが、黒田硫黄の存在感がもっとも強かった時期の作品ということで挙げればこれかと、思う。
個人的に市川春子はそんなにハマっていないのだけれども、客観的に見て、支持の厚さ、連載期間、メディア化、受賞状況などから鑑みて、この作品を入れないわけにはいかないだろうということで。
近年の作品から一つ選ぶなら、まずこれですかね、という感がある。作品自体も登場時に衝撃を受けたが、その後のヒットまでうまく繋がり、人気作に育って本当に良かった。
・蟲師(漆原友紀) 人によっては、こっちを10選にいれる人はけっこういるとは思う。筆頭候補。
・BLAME!(弐瓶勉)弐瓶作品は10本縛りがなければ、どっちかを入れたいところ。個人的に『BLAME!』はアフタヌーンのイメージが強い。
・ハックス!(今井哲也) 今井作品も一つは入れたいところだが…。
・なるたる(鬼頭莫宏) 鬼頭作品なら『ぼくらの』(IKKI)の方が一般に重要作か、ということで除外
・メダリスト(つるまいかだ) 最近の作品でブルーピリオド以外にいれるならこれが筆頭か。
・スキップとローファー(高松美咲) 最近の作品での上位候補。
・勇午(赤名修/真刈信二) 個人的には大好き。塩漬けなど、ミームになるパワーがある作品だと思う。
・Spirit of Wonder(鶴田謙二) 重要作品だとの認識はある
・EDEN(遠藤浩輝) EDEN入れる人もいるとは思うが、だいぶ意見分かれるかな、という印象。
・フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(恵三朗/草水 敏)
・あたらしい朝(黒田硫黄)
・五年生(木尾士目)
------
まとめる作業してて思ったが、
「あれ、これアフタヌーンじゃなくて、IKKIなんだっけ?」っていう記憶の間違いがけっこうあった。
・『アンダーカレント』ふつうに意識の外だったけど、雑誌買ってなかった時期に、単行本で読んだので、アフタヌーンという認識ぜんぜんなかった。大変失礼いたしました。位置付け的に確かに入っておかしくない作品だと思う。
「・「ガロ」から「アックス」の境目だったから、ああいうテイストの避難地になってた印象。」とのコメントも、なるほどと思ったので確認したら、ガロがほぼ休刊になったのが、97年7月で、アックスが98年なので、97年~98年スタートの作品ということかな?ちょっとよくわかってない。
・植芝理一『ディスコミュニケーション』が魅力のある作品だとは個人的にも思うが、周囲でこの作品の話してた人ほぼいなかったんだよね。観測範囲の問題かとは思う。
・『大合作』について複数コメントあり、扱いどうすればいいんですかね…
・『神戸在住』もコメント多めで、ここらへんも確かに好きな人多いですよね。
・『地雷震』(髙橋ツトム)の適切な位置付けはあまりよくわかってない。読んではいた。
・『菫画報』はふつうに好きだけど、こういう選のなかに入るような層の厚い評価文脈ってあるの…?
・『ワンダンス』を次点ぐらいには入れてほしいとのこと。ちなみに、個人的に好きというだけだけで言うと、次点にも入れなかったけど、『リンガフランカ』(滝沢 麻耶)は好き。個人的な気持ちとしては清家雪子とかも、もっと売れてほしいなと思っている。
・五十嵐大介は、代表作は『リトル・フォレスト』より、『海獣の子供』(IKKI)のほうなのかな?とぼんやり認識なので、入れなかったけど、認識ぼんやりしてる
・とよ田みのるは、『『これ描いて死ね』』(ゲッサン)のほうが代表作になるかなと思って、いれてない。
・冬目 景は四季賞デビューでアフタヌーン作品複数あるが、『羊のうた』(コミックバーガー、コミックバーズ)『『イエスタデイをうたって』』(ビジネスジャンプ、グランドジャンプ)いずれも他誌
・四季賞受賞したデビュー作の衝撃がすごかったという人が、けっこういるのは完全に同意。四季賞は、他誌の新人作家向けの賞とは明らかに位置付けが異なる賞だと思う。
・あらためて思ったが、アフタヌーン作品の評価文脈はいろいろあって複雑だな、と感じる。ブコメでも書いていただいたが、アフタヌーンは、他の雑誌よりも10選とかやったら、合意とりづらいのはそうだと思う。「これがヒット作です」的な基準の外側に「この文脈ではすげー評価されてるし…!」というような文脈が、いろんな形で存在しているので、合意とりづらいところが、アフタヌーンの良さなんじゃないかとは思っている。
言わずにはおれないので、書く。
「レコード芸術」という雑誌が7月号で休刊になるらしい。「レコード芸術」は老舗のクラシック専門雑誌で、論評やインタビューなどの内容が大変充実しており、日本におけるクラシック文化/録音文化を支えた大変偉大なる雑誌であることに間違いはないだろう。
休刊にあたり、「やめないでくれ」というネット上での署名活動が活発化している。昨夜の段階では600人ほど、いまみたら1800人以上が賛同を表明していた。
とても素晴らしいことだ。
私も零細出版社の中の人であり、40年を超えるあるニッチでマニアックなジャンルの雑誌を出版しているが、文字通り雑誌の寿命は風前の灯火であり、いつ会社から「やめろ」と言われるかわからない、そんなギリギリで生きている。
だからこそ、今回の「レコ芸」騒動については、「署名運動が起こるくらいに愛されている雑誌であるのだなぁ」と羨ましく思うと同時に(私の作っている雑誌がなくなるからとておそらくこんなアクションは誰も起こしてくれないだろう)、
ネットでちょこちょこっと書いた署名如きで何も動きはしない、ということは強い確信を持って言える。
ここ何年も、それくらい雑誌はギリギリのところで踏ん張り続けて、何度も出たやめようという意見を何度も覆してやってきていることが、同業者としては痛いほどによくわかるからだ。
もしここから、それでもどうしても休刊になってほしくない、と思う場合に取りうるアクションは一つである。
「地元の本屋に行ってレコ芸を1冊買う」、ただそれだけである。
もし少し余裕があるのあらば、別の書店に行ってまたレコ芸を1冊買い、それを興味のありそうな友人にプレゼントすることである。
このアクションは何度取っても構わない。やればやるだけ効果がある。
休刊を発表した版元が、それを覆す決定を下し得る可能性があるのはたった一つ、「現在発売中の号が有意に売れる」、ただそれだけである。
レコ芸の存続を望むならば、ネットでの署名活動などに参加する必要はない。
ただ本屋に行って1冊買って欲しい。
1800人がひとり1冊買えば、世界を変えられるかもしれない。