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はてなキーワード: 背伸びとは

2024-08-31

教養より「野養」

俺は教養ないんだけど

教養あるやつと教養あるふうな感じを心掛けているやつの違いは臭いでわかるきがする

なんか背伸びしてる感じ

スノビズム?というんだっけ

背伸びズムみたいでなんかアホくせーのよ

ぜんぜん憧れん

かといって教養あるやつにも教養あるんだねって思うだけでとくにぜんぜん憧れん

俺が憧れるのは脳みそバリアを突き抜けてすりぬけてコアに届くというか、すごく簡単ですごくシンプルですごく心に刺さる言葉なのよ

さみしいとかうれしいとかそういうベーシックな受容器をひとことふたことでONにしてくれるようなさあ

とにもかくにも野性的動物的なセンスがないと俺のような教養で生きてないやつの心音は変わらないわけよ

知識では砥げないナイフ

2024-08-30

anond:20240828175942

Google PlayだかApp Storeかに登録してるクレカを全部消して、プリカによるチャージだけにしましょう

その上で無課金プレイと同じ戦略で遊んで最終的には無課金水準の遊び方で満足できるようになりましょう

それで満足できない場合はそのゲームの作りが悪いということで諦めましょう

個人的には重課金をするお金PCを買って、PCの前に座ってゲームをするのが節度を保つために重要だと感じています

と言っても2次元美少女ゲームに慣れた人間Steamバタ臭いゲームをやれとはいいません

それにSNS話題になるようなライブサービス2次元ゲームの魅力は買い切りPCゲームでは得られません

そこでPC2次元オープンワールドゲームの雄である原神を始めましょう

新しい国ナタが実装された原神はgamescom 2024 Best Mobile Gameも受賞して記念配布も込みで絶好の始めどきです

ガチャのムアラニちゃんベリベリキュートで移動も楽しい子ですが新規なら確定ラインまで届く石収入ゲームから十分得られるでしょう

キャラの参考動画はこれです https://www.youtube.com/watch?v=lQoyQdLEIvk

原神のガチャ国産ガチャとは違い、基礎確率がめちゃくちゃ低く、80連目付近で引けるように確率変動していきます

そのためその実質天井ラインまでは引けなくて当たり前のギャンブル性の低いガチャになっています

当たり時45%ですり抜けて非ピックアップが出るという部分が最大のランダム要素ですが、すり抜けたら次は確定です

さら天井カウントと確定フラグは引き継ぐので、課金に頼らずとも計画的に回せば狙った子は引けます

そうした計画性を見越して次バージョンキャラも予めかなり前から発表されるよう配慮されています

無微は凸や武器などに脇目を振らず、幅広いキャラ確保と育成に集中していれば十分遊び尽くせる、易しめの設計になっています

こうした仕様理解していけば国産ゲーでガチャ中毒になった心を落ち着かせデトックスしていくことができるでしょう

よくあるガチャゲーと同じプレイタイルを取ったせいで沼に嵌まらないよう、念の為重ねて忠告しておきます

毎月1万円以上継続的課金できるような人でない限りは、原神、およびHoYoverseのゲームにおいては凸や餅を狙うのはよっぽどのことがない限り控えるべきです

年に1人くらい出る神クラスキャラや一生に一度レベル推しなら、例外的に少し支出を増やして凸か餅を考慮する意義はあります

恒常的に万課金できない人が背伸びをすると、(無微基準では)インフレ抑えめな設計が仇となって一生その凸餅キャラだけ使えば良い状態になり、飽きが早まります

もちろん万人に飽きさせないよう怒涛のボリュームで様々な文化を感じさせるコンテンツ実装されていきますが、前のめって課金した人ほど飽きやすいのは事実です

前のめって課金した人は言い換えれば、過剰な不安を抱えた人、ソシャゲ的な課金優遇の高難度を期待した人ですが、そうした「ソシャゲ練度」の高い人は報われません

原神運営が向きあおうとする方向は廃課金者に寄り添うことではなく、一般的な水準の青少年健全に楽しめる範囲を守った、文化的に誇れるガチャゲーム作りだと思われるためです

ただしキャラ愛や作品愛による過剰な課金は誰も止められませんので、その点では節度必要です

ゲーマー観点で、やりごたえのある感じを保ちつつ妥当な額でゲームをしゃぶり尽くすという点では月額系と2倍石程度までの課金(月平均4,5千円)にとどめて全キャラ育成気味にするのが良いです

このあたりも一般的ガチャゲーとは勘所の異なる部分です

もちろん無課金キャラ貧でも十分に主要なコンテンツは楽しく遊べる作りになっています

旧来のソシャゲ的なキツさを残したガチャゲーに疲れたらぜひ原神というセーフティネット的な巨人が控えていることを思い出してください

基本無料ガチャゲーでありながら飛び抜けた質を保つ原神の音楽シナリオや探索体験で癒やされていくのがおすすめです

このゲームは去る者は追いません、古戦場はありません

けれど戻ってきた時、いつも想像以上の良さを見せてくれる信頼があります

どつくと膨らむペンギンを陸まで打ち上げてフフッとするような体験をナタで一緒に味わいませんか

以上孤独ゲーマーによるダイマでした

2024-08-11

anond:20240811063500

厳選はメイン一致くらいでいいんだけど、とにかくレベル補正デカゲーム

これ分かってない上に耐性キャラで殴ってるとマジ硬すぎてどうにもならない。

中華ゲーはコツコツ育成するのが第一ゲームから背伸びしすぎず、石を自分経済力にあわせた分だけ割って(割らないという選択肢日本ガチャユーザーは取りがちだが基本悪手)、リソース確保に努めるといい。

ノット50未満なら、式輿や零号みたいなエンドコンテンツ深追いせずに、隠しクエストコンプとか好感度あげとか、できる範囲を埋めてくといい。

スタミナはディニー周回に使っておくと割がいい。あとはメインアタッカー2体分のメイン一致ディスクをLv15にしとく程度までに留める。

ノット50で昇格後に、メイン2体をLv55、できれば60にすれば、硬くてストレスみたいな場面はなくなるだろう。

あとボンプ60もかなり火力が上がる。けど50以後確実にディニーが枯れるくらい持っていかれる。

ちなみに迷いやすい5番ディスクのメインOP選定だけど、支援が蒼角やルーシーみたいな攻撃バフ系なら、他キャラ攻撃以外(属性ダメか貫通率)にし、支援ニコ(防御ダウン)なら貫通率以外(属性攻撃)、支援がリナ(貫通)なら貫通率で揃える、と覚えとくといい。

もちろん選べるなら、という話で、現時点では選り好みする余裕はないだろうからセット効果さえ合えば暫定で適当なのつけてていい。キャラが自前で持つバフ量にもよるので必ずしもこれが決定版というわけではなく最終的にはバランスを見る必要あるが。

2024-08-09

アルファード、多くない?

最近気づいたんだけどさ、アルファードめっちゃ多くない?

平均世帯年収6~700万くらいの地方に住んでるけどめちゃめちゃ見かける。

これくらいの年収の奴らがちょっと背伸びして買っちゃうような車なのかな。

駐車場でもやたらスペースとってるし、

アホは家のガレージから頭いっこ分はみ出して止めてる。

あとめちゃめちゃバイクで走ってるとやたら幅寄せしてくる。

2024-08-08

anond:20240808092215

おおむね大学側っぽいんだけどうちの業界とか企業側みたいな表現もちらほら出てくる

大学派遣事務員辺りが頑張って背伸びしたって感じじゃないか

2024-08-06

anond:20240806205612

最近の子背伸びしてるだけでしょ?後進に道を譲るのは重要なんだから、暖かく見守らなきゃ。

2024-08-04

オリンピックはどうなるべきか?

近年、あまりにも不評すぎる

まあ次回はアメリカから何とかなるだろうけど

とにかくIOCが腐ってる気がするのと、コストが掛かりすぎるのはよくないのではないか

途上国背伸びして会場を作るみたいな、それによってインフラ整備が進むとか、仕事が生まれるとかは良いんだろうけど

ある程度先進国になってくると負担しかない

そんで大体利権が絡む、金額がでかいから

あとすげー嫌なのが、国民意志とは無関係勝手に開催決めることね

勝手にやって良いような金額じゃないよねこ

2024-07-29

アベプラ日本あるあるおバカ報道番組路線なら辞めたほうがよくね?

日本報道番組あるあるって

頭の悪い芸人だして、アホなコメントさせて

視聴者もっとアホにするってところだと思うんだけど、

アベプラ、同じ路線なら別にやる必要なくね?

ロンブーの厚とか出している時点で一緒なんだよ

あい背伸びしたろ感強すぎて見てて痛いんだよね

絶賛学歴ロンダ中でそれも痛いし

おバカ報道番組はもうお腹いっぱいです

2024-07-28

やっぱり秋葉原の絵売りのお姉さんの言ってた通り分割払いで背伸びしてでも70万円の絵を部屋に飾った方が人生のやる気が出てよかったのかな

2024-07-27

小山田圭吾QJイジメ記事は当時からオカシイものだったよ

このオカシイというのは倫理的ものじゃなくて、コンテキスト的なおかしさのこと。端的に言うと「だせぇ陰キャ流行りの鬼畜系の真似をしてみたイキリ」だ。

https://anond.hatelabo.jp/20240724141703

最近で判り易い例で喩えると、石原伸晃報道ステーションに出て「ナマポゲット~」とか医療費削減の為に安楽死がいいとか言ってたヤツ。あれだ。

若しくは駅員の注意に弱そうな撮り鉄が細い声で暴言吐いてるのとか、江ノ電ニキに「金か?金なんだろ」と細い声を張り上げてるあれの同類

 

伸晃の場合ネットに触れるようになって良い年したオヤジネトウヨサイトに感化されてるのが明白で、当時としても「バカじゃねーのこいつ」と思った人は多かろう。特にネットをよく使う人なら文脈をよく知っているからおさらだ

から小山田QJ記事についても「バカじゃねーのこのダサ坊」という扱いであった。少なくとも神保町書泉ブックマート地下一階でQJ立ち読みした増田はそう思った。その理由を記す。

 

暴力コンテンツと不良文化

90年代少年マガジンは不良と暴力に全振りしていて、暴走族の抗争とか集団リンチして半殺し、不良同士の抗争で殺人、それへの復讐というようなマンガで埋め尽くされていた。

そうなると実際の不良文化にも影響は出てきて、どこそこの生意気な女を輪姦してやったぜとか友達の友達喧嘩相手の頭を執拗に殴って耳血が出て意識不明とか、そういう自慢が横行していたワケ。

自分暴力的だ、と云う以外に暴走族池袋チーマーなど暴力傷害殺人を犯した人間と繋がっている、というのが自慢になり得たワケだ。

 

鬼畜

同時に鬼畜系というコンテンツ流行ってたのだが、これは背後に外連味があるものだった。「夜想」とか「WAVE」とか「〇〇評論」とか、文化評論系のA5版雑誌流行していて、それらは外連味が溢れるサブカルものだったのだが、その雑誌群の編集者が興したのが鬼畜系だったのだ。

その代表人物自称中卒工員の精神障碍者村崎百郎は『夜想』などの編集者で、外連サブカルの中心に居る人物でもあった。後に自身精神異常者だとの嘘を恨まれた読者に殺される事になったが、相応しい最期と言えるかもしれない。

『危ない1号』の青山正明なども模試成績一位になった事がある元優等生であった。因みに青山ロリコンブーム仕掛人でもある。

 

鬼畜系はゴミ漁りによる個人情報漁り、麻薬精神世界(綺麗じゃない糞尿垂れ流しの方)、奇形趣味身体欠損、時代遅れになっていた新左翼セクト変態セックス特に獣姦など)を扱っていた。

だが、wikipediaの「鬼畜系」の項には過去変態春画や無残絵、宮武骸骨などが載っているように、「高尚な文脈」で関連付けがされうるもんである。それは単に良識人が目を逸らす悪趣味の羅列じゃなくて外連サブカル編集者達が興したブームであり計算されたものであったこと、それまでの文脈を踏まえていた事、それによって高尚な文脈の中で論じることが知的であるという文脈惹起されるからに他ならない。

 

単純暴力系と鬼畜系の中間路線

マガジンみたいな馬鹿向け暴力賛美と、知的に思われたいがそれは隠したい、自身個性的と思いたい馬鹿向け鬼畜系、二つの路線が同時に存在するとその中間路線活性化する事になる。

それで鬼畜系の中からドラッグタトゥーなどだけを特集したより実践的な雑誌群が刊行されるようになった。実践的というのは、実際にタトゥーを入れたり骸骨アクセサリをジャラジャラさせたり、アムステルダムで実際に飛びツアーをしたりという実際のファッションライフスタイルと結びついていたから。

こっちはワルだけどチーマー暴走族みたいなバカはやりたくない、或いはファッションワル向けだね。

 

小山田背伸び

さてそうすると今でいう陰キャとかオタクっていうのはこういうのに絡んでこないって事になる。鬼畜系とは親和性が高そうだが、なに分にもぶっ飛びすぎていて真似するのは難しい。

そんな中でクイックジャパン刊行されたのだ。

創刊号はよくあるサブカル雑誌という感じ。だが3号くらいから迷走をはじめるのである

芸能人インタビューを入れたり、オウム事件を扱ったり。芸能人記事を入れるのはメジャー路線化だ。多分1-2号が売れなかったのだろう。一方でオタク路線にも足を踏み込んでいた。その甲斐あって10号でエバンゲリオン特集が組まれてそれで話題になるのであった。

 

で、こういう迷走と試行錯誤の始まりに収録されたのが件の問題小山田インタビューだったワケだ。

そもそも小山田コーネリアス渋谷系に分類されるが、アンテナショップ役割タワーレコード渋谷店でもWAVE渋谷でも「渋谷系」の棚なんて無かった。商業主義HMVには渋谷系のコーナーがあったが、渋谷に来る若者には「渋谷系」なんて恥ずかしいものだったわけだなw(カヒミカリイやピチカートなどは除く)。

 

そんな渋谷系の彼がQJに登場して自慢したのが件の障碍者虐めであったワケ。

これはかなり見てられない。そもそもそんな良くない事をすでにメジャーデビューしてる小山田がわざわざいうのは自慢であって、鬼畜系や暴力標榜アピールだったのである

でもその内容は「学校での」「虐め」体験であった。

そもそもタトゥ入れまくりだの、悪趣味鬼畜系だのというのは、自分社会規範から外れている、反逆しているとのアピールが含まれている。そこで「学校での」「虐め」体験を語るというのは、学校というレールから外れずに来た子供のままで「デビュー」していないという事であって、かなり痛々しい、背伸びした陰キャ行為だ。いかにも悪ぶった陰キャの自慢という痛さに満ちている。

政治家のガキとして不自由なく育って齢50過ぎになってネットに触れて悪ぶってナマポゲット~」とか言ってた伸晃の痛さと相同である

 

共感羞恥

そういう訳でして、小山田発言は当時の悪趣味、反良識文脈を踏まえたものだったというのは確かにそう。

でもそこで学校での虐めを誇るというのは当時としても痛々しいし、背伸びしてそれかよというモンであって単に陰キャのイキリでしかない。実に恥ずかしい。

そしてそれが原因で後年に大舞台公職を解かれるに至っては自業自得の上にバカ屋上屋を架すと言った代物であり、撮り鉄江ノ電ニキ罵倒大会に伸晃(50代)が混じって「金だろ?ナマポゲット~」と一緒に叫んでるような恥ずかしさとバカ煮凝りの如しだと思うのである

2024-07-26

かかげ先生添削動画を見ても絵に『本気』という訳ではない、の話

 本記事を開いていただきありがとうございます

 前提となるイラストレーターかかげ先生炎上を巡る騒動について、資料として簡単に共有させて頂きます

 概ね把握されている方は飛ばしてください。

  1. まず、とあるアカウントが「YouTubeに流れてきた関西弁辛口添削ショートに心が抉られた、以来ずっと脳内で彼が自分の絵の添削勝手に始めてくる」という題材で、名前こそ出しませんでしたがかかげ先生である事は見る人が見れば分かるパロディ自虐日記を描きました。
  2. それに対し、かかげ先生が「引用見たらワイの言葉効きすぎてるやん。心にキチンと刺さってるみたいで何より🤗名前隠さず素直に名前出してくれたらええのに隠すとポスト主も紹介してる人も悪い印象が強くなるぞ🌟」と引用結果的に多数のファンネル日記を描いたアカウントに乗り込む事態になりました。
  3. なんと、かかげ先生日記を描いたアカウントのスペース(Twitter(X)に実装されている、多人数での会話と傍聴が可能音声通話機能の事です)に乗り込み、一方的に喋りだしました。
  4. 更に驚くことに、終わり際に「これ配信してるので」と事後報告し去っていき、そのまま自身配信内で「ずっと幻聴が聞こえてるなら精神病だろう」と発言したのが問題になります
  5. このタイミングで長文の謝罪が行われ、日記を描いたアカウントには謝罪を行い、配信に関しては事後に許可を頂いた旨が語られます個人的には許可というより「許してもらった」というべき案件だと思いますが)。
  6. ここで終わるかと思いきや、なんと「精神病扱いにしたことに関しては謝罪したんですか?」という聞いたアカウントに対して「精神病精神病と言って何が悪いんですか?」と返信し、そのアカウントブロック。再び燃焼します。
  7. 上記発言について重ねて謝罪しますが、今ひとつ納得が言っていない様子で、今度は「そういう精神病周りの話は冗談だとしても触れない方が良いですよ」というリプライに「次は冗談が分かる相手をしっかり選びます」と返信し、またまた燃え上がります
  8. 燃え燃えて遂に決定版となる謝罪投稿しますが……前回の達者とは言えない謝罪文と比べても明らかにおかしい。そして言わなきゃいいのに「謝罪文はchatGPTに考えてもらいました」と暴露します。
  9. かかげ先生謝罪文含めた一連の騒動ポストを全て削除。今後の配信方針についてのポストを行いました。
  10. 以降、本アカウントではイラスト投稿と告知のみを行うという主旨のポスト投稿。その直後にサブアカウントでメン限での配信ファンから励ましてもらった様子が観測されています

 本題に入る前にひどく長くなってしまいました、申し訳ありません。

 彼個人については、私もあまり良い印象を抱けませんでしたので、やや乱暴な纏め方になってしまっているかと思います、ご容赦ください。

 私が雑考したいのは、一連の騒動を追う内に頻繁に目に入ってきたフレーズである「かかげ先生添削動画を見ているのは『本気』で絵が上手くなりたい人たち」は真か、という点です。

 結論から言えば「そういう人もいるが、恐らくあなたはそうではない」というのが正直な考えです。

 結論から言ったはずなのによく分かりませんね。順を追ってお話させていただければと思います

 

 では、そもそも「本気で絵が上手くなりたい人の行動」とは、どういった行動なのでしょうか?

 

 学生さんを例に考えます

毎日毎日毎日毎日デッサンクロッキーと模写を繰り返し、親に土下座でもなんでもして作業環境を一式整えて技術書理論技法デジタルも含めて学び、毎日毎日毎日毎日デッサンクロッキーと模写を繰り返し、親に土下座してでも専門的な学習ができる環境添削してもらう」。

 

 端的に、それが私の思う『本気』です。

 更に覚悟が決まった人ならば専門の教育機関勉強し、毎日毎日ノウミソを煮ながら作品制作に勤しむでしょう。

 そこまでやってようやく画業の卵に成りうるのです。

 もちろん環境的な要因もありますし、それが出来ないから本気ではないとは言いません。

 しかし、絵にせよ、スポーツにせよ、勉強にせよ、仕事にせよ、『本気』とは大なり小なりそういうものです。 

「やるべき事をやっているか」と言い換えても良いかもしれません。

 それができているか否かは、きっと自分が一番良くわかるはずです。

 真剣に向き合えば、「やったつもりになっている」というのは自分でもわかってしまものですからね。

 

自分はやるべき事をやったし、最低限の基礎に関しては習熟している」。

 そう胸を張れる人ならば、かかげ先生動画を見るのは非常に参考になると思います

 

 一家言あるだけに、かかげ先生動画は「見栄えを良くする」「バズりやすくする」「いいねを貰いやすくする」という点に置いて非常に参考になります

「今このキャラ二次創作を描いても伸びない」という余りにも明け透けすぎるアドバイスもありますが、なりふり構わず本気でやる上で必要アドバイスである事に私も否やはありません。

 かかげ先生添削を依頼する方たちの水準は他の添削動画と比べてハイレベルに見えますし、モチベーションも高く、糧になるか、あるいは良い思い出になるでしょう。

 

 問題は、「やるべき事をやっていない」人達です。

 

 繰り返しになってしまますが、「かかげ先生添削動画を見ているのは『本気』で絵が上手くなりたい人たち」とフレーズは、一連の騒動を追う内に頻繁に目に入ってきました。

 そう言っている方々のアカウントメディア欄を全て確認した訳ではありませんし、安易レッテル貼りになってしまうのであまり言いたくはないのですが、あえてハッキリ言わせてもらうなら「やるべき事をやっている」とはとても思えない人達が非常に多い。

 もし『本気』で絵が上手くなりたいのなら添削動画なんかを見ている場合ではない。

 そういう方たちが、本当に多い。

 これもぱっと見の主観になりますが、平均して年齢層も低く見えました(先だっての例に学生さんを想定した理由でもあります)。 

 

 なぜそういう方々が多いのか。

 私も明け透けに言ってしまますが、かかげ先生動画は「本気でやってるつもりにしてくれるから」です。

 

 かかげ先生辛口、あるいは暴言と言い換えても良いですが、その口撃はファンサービスであり、むしろ糖衣なのです。

 

 かかげ先生辛口と、私が思う辛口比較させてください。

 

 かかげ先生デッサンが狂った絵を添削する時に「複雑骨折してる」「化物になっとるやん」「この絵は伸びへんよ」等々の言葉を使って、逐一「こうする」という訂正を行います

 これを一般的に「辛口だ」と言われている訳ですね。

 

 私が思う辛口です。

デッサンが出来てませんね、次」

 終わりです。

 

 実際に言われたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

 適当なだけに思われるかもしれませんが、これは実際、合理的なのです。

 そもそもデッサンが狂っている絵を逐一直した所で、その人のデッサン力が向上するわけではないからです。

 言い換えるなら「根本的な基礎となるデッサンが狂っている以上どれだけ作品を直しても無駄です。評価する基準に達していません。出直してください」と暗に言われている訳ですね。

 端的な事実の指摘というのは、下手な罵倒よりもよっぽど心を抉ります

 それと比べれば、なるほど、確かに「かかげ先生辛口は愛のある辛口」「関西人なら分かる」という評価があったのも頷けます

 

 個人的には「関西人は毎度毎度テメーらの文化が全国に通じるモンと思い込んで当然のように全国ネット脳死で流し込んでくるけど何で高々47都道府県のうち2府4県周辺しかないクソローカル文化にそんな影響力があると思ってんだクソ土人共が関東関西じゃねえよ全国ネットあんから関西以外:関西で分かれるの理解して弁えろカス」とも思いますが、そこは一度置いておきましょう。

 

 かかげ先生は本当に巧みな点は、まさにそこなのです。

 意識的にやっているのかはともかく、「この動画を見ているあなたは本気でやっていますよ、正しいですよ」と思わせる雰囲気作りが非常に上手い。軽快な関西弁一助を担っているのでしょう。

 それが時に「オンラインサロンっぽい」とも揶揄される独特の空気感の正体です。

 

 かかげ先生リスナーの主要層はどういった方々なのでしょう。

 

 本当は薄っすら自分が「やるべき事」をやっていないのに気づいているし、

 自分無為にしている時間で同年代人間研鑽を重ね、

 或いは既にそれを生業にしているという事実

 しかし、面白くもないデッサン模写クロッキー毎日あらゆる娯楽を犠牲にして数時間繰り返すだけのモチベーションもない。

 

 当たらずとも遠からずと言った所だと思います

 もっと単純にイキりたい、背伸びをしたいと見てもいいかもしれません。

 

 そういった方々にとって、暴言じみた辛口で叱る動画福音に見えるでしょう。

「こんな辛辣動画をあえて見ている自分は『やるべき事』をやっている」と自分を誤魔化せるからです。

 

 断言しますが、何にもなりません。

 そういう方がやるべきは鉛筆を握ることで、動画を見ることではありません。

 

 辛口添削動画を見て何か成し遂げた気になるのは、例えるならサウナのようなものでしょうか。

 私はサウナが好きでよく行くのですが、不思議もので全身から汗を吹き出しながらサウナ室を出るとひどく何かを成し遂げたような心持ちになるのです。

 その後に水風呂に浸かる時などは自分が苦行僧になった気さえしますし、外気浴の心地よさは今までの苦行の報酬のようにさえ思えます

 そうして整った帰りは心身がリフレッシュされて、健康になった気がします。

 全て勘違いです。

 健康になりたいのならば毎日運動して食事制限を行い酒を減らして煙草を絶ち規則正しい生活をすれば良いだけの話です。できやしません。

 それなのに「サウナとは自分気持ちよくなりたいから入るのだ」という自覚を忘れてしまう。

 

 下手な例えで申し訳ありませんが、辛口添削動画を見る時の怖さはそこにあります

 

 もしこれを読んでくださっている方の中に感ずる所があった方がいらっしゃるならば、その方に言いたいのは見ただけで自分が上等になれた気がする何かがあったならばそれは単なる勘違いであり、あなた自身の成長にとって害であるということです。

 絵が本気で上手くなりたいなら、やるべき事は先程も申し上げた通りですし、 「人を描くのって楽しいね!」など、優良なサイトは世の中に沢山あります

 修了するのは中々高いハードルですが、もし本当に『本気』で絵が上手くなりたいのなら是非ご一考ください。

 

 そして、ここまで長々と説教じみた話を繰り返しておきながら最後ちゃぶ台を返すようですが、絵を描くという事を趣味として楽しむことは何も悪いことではありません。

 今は描けなくとも、20年後30年後に描けるようになればそれで良いというのが絵の良いところです。

 何かを表現したいという意欲があるならば、たとえそれが趣味であったとしても『本気』に繋がると思います

 楽しんでください。

 

 最後に、2009年書き込みな上にやや畑違いではありますが、古のコピペを貼って締めさせていただきたいと思います

 どこの馬の骨とも知れぬオジサンの何の根拠もない雑考(というより半ばお説教になってしまいましたが)に長々とお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

 

よう、ニートども!

元気か。

今日はオレ様がお前ら腐れ豚でもアニメーターになれる方法を教えてやる。

まずは鉛筆を用意しろ

鉛筆が無いやつは画材屋か文具店かホームセンタースーパーで買ってこい。

ネット通販は駄目だ。

今すぐ買え。

Bを買え。

鉛筆削りが無い馬鹿はそれも買っておけ。

消しゴムは買うな。

必要ない。

紙はA4のコピー用紙だ。

これも手元に無い奴は今すぐ買いに行け。

用意ができたら描け。

とりあえず何でもいいか20枚描け。

すると手が慣れてくる。

緊張もほぐれる。

ウォーミングアップは終わりだ。

次に模写をやってもらう。

電脳コイルビジュアルコレクション』の模写だ。

他の本では駄目だ。全く駄目だ。

この素晴らしい原画集を表紙から強制的に順番に模写して行け。

消しゴムは使うな。

失敗した線を残したまま描き進めろ。

A4の紙を動画用紙だと思って適切な絵のサイズで仕上げろ。

決して小さな絵を描いては駄目だ。

鉛筆で線を引くときにも指を動かしてばっかりいては駄目だ。

肩を動かして描け。

全身で描くんだ。

この模写が一冊分終わったらアニメーターになれる。

間違いない。

この模写が一冊分終わったらアニメーターになれる、というのは嘘だ。

だがこのプロセス必要だ。

まずは理屈ではなく経験によって体で覚えるんだ。

理屈はその後でいい。

さて、理屈だが、『アニメーターズ・サバイバルキット』を

注文して買ってもらう。

その他の本は一切読まなくていい。

ディズニーアニメーション生命を吹き込む魔法―TheIllusionofLife―』

も良書だが、

読むのに時間がかかりすぎるし、アマゾンでは現在在庫切れだ。

アニメーターズ・サバイバルキット』は2~3日あれば読める。

よく分からない所があっても、とりあえず通読しろ

読み終わった頃には、最初の方の内容は忘れているだろうから

もう一度読み直せ。

ただし今度は模写をしながら読め。

全ページ分の模写だ。

これは絵柄が簡単からかなり楽しい作業だ。

この再読&模写の作業が終了する頃にはありえないほどの自身が付く。

騙されたと思ってやってみろ。

ポイントは、教科書は『アニメーターズ・サバイバルキット』のみに

絞るということだ。

多少の違和感もあるだろうが、

とにかくこのアメリカ式作画理論を身に付けろ。

勉強はまだまだ続くが、順番は守れ。

そうすればお前もアニメーターになれる。

上に挙げた2冊の模写が終わったら、『アニメーションの本』を注文しろ

この本には、近藤善文が作った練習課題が載っているから、それをやれ。

2冊分の模写を終えた奴なら必ずできる課題だ。

だが、何の勉強もしていなくても、

いきなりこの課題を器用にこなす奴もいる。

そういう天才もいるが気にするな。

天才じゃなくてもアニメーターにはなれる。

この本はプロになったら必ず使う本だから必ず買え。

必ずだ。

巻末にある動きの実例集が役に立つ。

値段も安い。

動きの基礎が分かってきたら、今度は絵の練習をしてもらう。

絵は上手ければ上手いほどいい。

練習をしすぎるということはない。

その練習だが、まず人物からやってもらう。

教科書は『やさしい人物画』だ。

たぶん、これはもう持っているだろう。

持っていない馬鹿は、大き目の書店で買うか、注文しろ

だが、持っていても、

全ページ分の模写をやった奴はそんなにいないだろう。

やれ。

終わったら、人物画の練習はとりあえずやめておけ。

ここで色々な本に手を出して、

人物画ばかりやっていてもあまり意味がない。

次は動物画の練習だ。

教科書は、『動物画の描き方』だ。

この本を模写すると、

“あ、人間と~、動物って~、同じ~じゃん~”ということが分かるはずだ。

そのことが分かったら、人物画の練習を再開してもらう。

パースの込み入った勉強は、まだ必要ない。

今のところは『やさしい人物画』で学べる内容で十分だ。

あせってマグの本に手を出すな。

2024-07-24

男にとっては性犯罪リアルじゃないのよ

デートレイプ漫画が衝撃的なのはわかるし、こういう女の子の直面する問題とかはなんとかしていかなきゃいけないってのはすごくわかるのよ

でも正直いうと、家に彼女呼んでレイプちゃうなんて状況にどれだけの男がリアルを感じるかと言うとさ、ほとんどの男がピンとこないはずなんだよ

いや、そういう現実がないって言ってるわけじゃないんだ

実際そういうことは起きているんだろう

でも、現実男子高校生なんて、クラスの早い3人くらい以外は彼女とかセックスとか無縁なんだよ

セックス実在してるのか疑ったり、セックスしなくても生殖する方法はありそうだよなとか真面目に考えてるくらいなんだよね

女の子は男の何倍も価値があってモテて誘われるし、年上の男の人とも遊ぶから

男子高校生の何十倍もそういう機会に直面するし、それが幸せ出会いなこともあれば犯罪被害者になることもあるのだろう

かにそれは大変だし問題だよね


だけどさー

彼女もいない、セックスもできるビジョンが見えないのが普通男子高校生なわけでさ

彼らにとっては、女の子モテたくて似合わないサングラス買ったり、さりげなく気弱に優しくして誰にも気付かれなかったり、みたいなのが日常でさ

その程度の背伸びが精一杯の女の子との関りなんだよな

そんな子たちに、クラス女の子同級生レイプされてます、なんて言っても、それどこの異世界よ?ってなるの、わかってもらえるかな?

女の子モテてみんなにチヤホヤされたい、かわいい彼女欲しい」程度の欲求童貞男子で、彼らには「女の子連れ込んで無理やりしちゃおう」なんて発想はないのよね

実際のイメージで言えば、40人クラス女の子20人、男が20人なら、性犯罪現実味を感じるのは女20男3というところ

残りの男17人にとって性犯罪は本当に都市伝説なんだよな

俺も大人になり、彼女ができて、初めて女という生き物がどんな存在か知ったし、結婚して、家庭ができて、ようやく性犯罪の脅威を現実自分の家庭に関わり得るもの認識できるようになった


世の中の人は、こういう漫画男子高校生に読ませたいのだと思うけど、自分の実感としてはそこじゃない気がするんだよな

ほとんど性が無縁でピンとこない元童貞たちが、ようやく性犯罪存在を実感できるようになった、俺のような人が読むべきなんじゃないかなと

30-40歳くらいが読むべきなのでは?

実際に性犯罪するような一部の男に、犯罪する前に読ませたい気もするけど、ああいうやつらはちょっとネジが外れてるから漫画読ませたところでな

本当に例外的な男だからさ、ああいうの


あの漫画は胸糞鬱漫画であり、教育漫画ではないとは思うんだ

それなのにあれを教訓にしたがるのは、本当に性犯罪を脅威に感じている人だけなんだろうなと思う

きょうだいもおらず、女って生き物がまるでピンときてない人間には、あんなのわかりようがないんよ、残念だけど

分かる手がかりを待ち合わせてないんよ

ちゃんとわかるようになるのは、娘ができてからとかさ

年頃の妹がいるお兄さんとかは若くてもピンとくるのかもね

2024-07-23

anond:20240723112935

から始まるのではなく何かイベントがあっておもしれー女認定する流れが王道じゃね

典型パターンの『花より男子』は大富豪御曹司たちが学内で次々とターゲットを決めてはいじめて社会的にも破滅に追いやってたけど

背伸びして金持ち学校に通ってるだけの平民である主人公が友人を守るために御曹司を殴りつけて宣戦布告して「親父にも殴られたことないのに!おもしれー女だな!」と諍ううちに好きになる展開だった

2024-07-19

そして捕獲をされると

ヒィ! フゥ! ホオオぉーーーーー

じゅんこです じゅんこではありません あれじゅんこ

コッココッココッコ背伸び

じゅんこ 本人 曰く

じゅんこ エタ! じゅんこ天皇家

じゅんこ乞食やのオーナー

あれじゅんこ あれエタ! あれ乞食

夫が蚕松 じゅんこの夫なの オットトト

じゅんこ曰く

じゅんこ株ポさん じゅんこ株ギン追放

じゅんこ 株ヤマナビ オカシ! パンアイス

コケコッコー ココココココ

やった事は

株や支援者名前支援場所での乳幼児障害者乳幼児を大量暴行事件

人の体に入り散切りヘアスタイル 体験を4倍に大きく太らせ

あはは あはは あはは あれじゅんこ

じゅんこ 捕まる

被害者お金ぶってぶって

ギャ 少しずつ 少しずつ

ホオオオオーーーーー!

ヒィ! フゥ! ホオオオオオォォォーーーー

人のお金の家もじゅんこの家もあるよ

こんな自分から騙されて そのお金 誰のお金

自分のでしょ こんな自分から騙されて

バーーーカ バーーーカ バーーーカ

キャッキャキャッキャキャッキャキャーーーッ

2024-07-18

anond:20240718161033

そもそも推しの子の子ども人気って

ちょっと健全もの」が背伸びしたがる子どもに受けてるみたいな面があるし

anond:20240718111401

想像してみましょう。

良く晴れた空に、めいっぱい、両手を広げて背伸びをしている姿・・・

遠くから見たら、ぐううっと空を下から押し上げているように見えませんか?

私はそういう風にとらえていましたが。

この歌の主人公は、「空を押し上げている君」を遠くから見守ることしか出来ず、「君と好きな人が100年続きますように」と、ひたすら「君」の幸せを祈っているのです。

空を押し上げて手を伸ばす君五月のこと」というのは、自分お腹から胎動を感じているシーンと解釈しました。いよいよ臨月を迎え、無事にこの世に生まれますように

いかがでしたか

2024-07-15

anond:20240715134723

から原神系みたいなのが覇権とってるんじゃん

エアプだと分かんないだろうけどアレは凸欲しさにタガを外しにかかるソシャゲ的な作りにはなってないんだよ

凸するほどのキャラの強さってのは別に求められない/割にあわないことをプレーヤーなら全員理解してるわけ

かに最近は1凹みたいな性能のキャラは出てるけど、じゃあ1凸しないと使えないかって言うと全然そんなことはない

凸や課金武器必須で最適編成じゃないとダメ、みたいなエンドコンテンツ存在しないし、背伸びする必要もない

そもそも戦闘ゲーム全体のごく一部でしかないし自前キャラが貧弱でもお試し等の逃げ道がある

ついでに少しでも性能をあげて快適にしなきゃやってられないような地獄の周回作業とかも存在しない

それでもガチャキャラ以外の部分でめちゃくちゃ楽しませてもらってるから、凸すれば性能あがるんだ~というのを言い訳にして、自ら進んでお布施的に金払ってる人が大半なの

もちろん過半数の人(それでも数千万人規模)はそんな過剰な課金はせずに月額だけで遊んで収益の基盤になってるけど、SNSとかでは派手な人が目立つだけ

そもそもソロゲーだから競争も何もなく、廃課金というのは完全に自発的自己満しかいか廃課金者が発生しづらい作りになってる

そういう思慮に満ちた土壌でやってるんだから、古のソシャゲと同じ土俵で踊らされてるかのように想定しようとするのは悪意的だ

あんまりユーザー判断力幼稚園レベルに想定して愚弄するんじゃないよと言いたいね

表面的には同じガチャに見えるから外野から見ると同列の愚かさに見えるのかもしれないが、自発でやってるかゲーム側に強いられてるかの割合がまるで違うから悪徳さも月とスッポンほど違う

例えるならオタク馬鹿をやるノリと同じ

分かっててやってる範疇で、その課金体験の質がめちゃくちゃ良いから心置きなく課金できてる人が多いんだよ

国産ガチャゲーみたいにランダム性が高いわけじゃないから、ちゃんカウント把握さえしてれば「引けない~悔しい~泣きの諭吉追加~」みたいな感情は起こらない

配信者はネタでそういうふざけ方をしてるかもしれないが、すり抜けか否かで多少ブレはするが予算はだいたい分かりきってんのよ

しろ天井まで引けない・半々ですり抜ける想定で回すのがデフォになるから、稀に早引きできたときの得した感情の方が大きくなる

いわゆる強キャラというのは出てくるにしても、バランス調整が巧みだから環境接待次第で過去課金して取ったキャラがまた活躍するなんてこともよくある

から自分過去課金したのが無駄になるとか価値が薄められるという感覚がなるべく起きないように配慮おもてなしされてることをユーザーは度々感じられるようになってる

無駄に大量バラマキをしない事や、天井引き継ぎ仕様も含めて、課金すれば確実にその分の価値は得られるってことを保証する方向を向いたゲーム設計になってるのよ

そういうわけで射幸心人質にとって馬鹿から無理のある課金を引き出そうとする作りの旧来のソシャゲとは次元が違う作りだってことをそろそろ理解してほしいね

まあ実際に数ヶ月単位でやってもらわないと細部に宿る「凄み」のようなものを感じ取れないから、悪意的に見続ける人が絶えないのは分かるけどね

どうしてもこういう形態ゲーム攻撃したい人ってのは、避けては通れない「自分の欲と向き合って節度を知りセルフコントロールする」という要素をゲーム中に課金絡みで求められることが我慢ならないナイーブな人だと思うけど

べつにそれってゲームに限らず、誰もが身につけていくべき日常にありふれたことじゃないか

その練度が未熟な子供ガチャありゲームに触れることに関してはある程度議論余地があるとは思うけども

しろの子供は原神系くらいマイルドな仕組みになってるゲームで欲との向き合い方を学べるからまれてると思う

だって「行き過ぎたら失敗しうる」環境で綱渡りしながら学んでいく時期は必要なんだから

人のフリみて失敗する前に学べる機会すら多いネット社会なのに

かえって失敗してる人を探してきてやたらに危険視を煽るというのは実態乖離しがちになるし過剰反応も甚だしいと思うんだよな

2024-07-11

男女のお金に関して

女性男性より賃金が低い」や「男性女性に奢るべき」といった論をよく見るが、自分経験した環境に限るが自分の考えを言わせてほしい

地方出身公立高校卒業して奨学金借りながら地方(理系)国立大学に行って今は正社員として働いている。今は20代後半だ。客観的に見て極端な貧乏ではないが裕福とは言えないぐらいのお金環境だと思う。

まず大学時代の話だが、もちろん奨学金を借りているためお金に余裕は無かった。その状況でも女の子と飲みに行ったりしたり少し背伸びしたりしたが、女の子達は先輩や社会人の人から高めの居酒屋を奢ってもらっている経験が多かった。

社会人になってみんな正社員で働き始めたんだが、もちろん正社員フルタイムから会社間の賃金格差はあれど男女間での賃金格差は一切ない。

インスタを見ていると上昇婚をして当時とは全く異なったステージステップアップをした中学同級生複数いる。

という環境だったので、どちらかというと女性の方がお金必要体験をした人が多く見える。

もちろん好意を持っている人に奢ることは気にしないが、背伸びした自分よりもいい経験をしてる女性が多いのでこれからどうやって人生振舞えばいいのか凄く悩んでしまう。

最近はfantiaで稼いでいる人の存在を知ってしまい、さらにはその額の大きさに驚愕したので男でサラリーマンをしているのが虚無になってきてしまった。

男女のお金に関して

女性男性より賃金が低い」や「男性女性に奢るべき」といった論をよく見るが、自分経験した環境に限るが自分の考えを言わせてほしい

地方出身公立高校卒業して奨学金借りながら地方(理系)国立大学に行って今は正社員として働いている。今は20代後半だ。客観的に見て極端な貧乏ではないが裕福とは言えないぐらいのお金環境だと思う。

まず大学時代の話だが、もちろん奨学金を借りているためお金に余裕は無かった。その状況でも女の子と飲みに行ったりしたり少し背伸びしたりしたが、女の子達は先輩や社会人の人から高めの居酒屋を奢ってもらっている経験が多かった。

社会人になってみんな正社員で働き始めたんだが、もちろん正社員フルタイムから会社間の賃金格差はあれど男女間での賃金格差は一切ない。

インスタを見ていると上昇婚をして当時とは全く異なったステージステップアップをした中学同級生複数いる。

という環境だったので、どちらかというと女性の方がお金必要体験をした人が多く見える。

もちろん好意を持っている人に奢ることは気にしないが、背伸びした自分よりもいい経験をしてる女性が多いのでこれからどうやって人生振舞えばいいのか凄く悩んでしまう。

最近はfantiaで稼いでいる人の存在を知ってしまい、さらにはその額の大きさに驚愕したので男でサラリーマンをしているのが虚無になってきてしまった。

2024-07-06

バラを渡す恋愛リアリティショー3

シーズン3は視聴者気持ちを荒らすのがセオリーなの?

.

日配信の5-7話を観て思ったことを言葉にしたかった。

Xもそれ用ではやってないし、普通アカウントで某チェロレッテについて投稿してそこの住民に捕捉されるのもなと思ってわざわざ初はてな投稿

思ったことを吐き出したいだけだから整理はされていない。

.

◆◆◆

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6話まではなんとなく違和感ありつつもまあ普通に観れてたのに7話が急転直下だった。

いろいろ言うと思うけど、まず今回の主役の好きなとこもあるからそれを箇条書き。

そもそもスマホ片手に視聴してて、真剣には観てないか記憶が正しくないとこもあると思うけど)

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ファーストインプレッションローズの渡し方

 ガチ第一印象で渡しててよかった。それ狙いで最初パーティー戦略立ててた人たちがゼロベースで戦うことになって、アドリブ力と自力が出て面白かった。

サプライズローズはなかなか渡さな

 ファーストインプレッションローズと一転して逆に。笑

 ツーショットデートサプライズローズみたいなシーズンもあったけどマジつまんないから、もらえるかもらえないか!?みたいな駆け引きがよかった。ちゃんと考えてるなって思ったし、急に2本渡すのとかも男性陣がギアチェンジするきっかけになってよかった(結果ギアチェンジしきれてないから7話の有り様なんだけど)

・落ち着いてる

 前シーズンが姫と囲い、キャバ嬢と客って感じだったかちゃん恋愛として各参加者に向き合おうという姿勢を感じて好感だった。…初週はそう思ってた。話数重ねるごとに「恋愛…しようとしてる??」ってなったけど。

.

で、7話を終えて思ったことなんだけど。

X見てると(誰も関連の人フォローしてないのにTLにおすすめツイートめちゃ流れてくる)、女性可哀想とか傷つくとか言われてて、そこにも違和感あるのよね。

まあ確かに可哀想とも思う。

思うんだけど、全面的被害者かというと割とそうでもなくない?

あくま恋愛相手を見つける場所のはずなのに、全然自己開示しないし、相手のことも質問しないよね。

なんていうかマッチングアプリマッチした相手との最初の頃の会話止まりというか。深堀りする質問とか、深い話ができる空気作りとかができてないなって。

分かんないけど、参加男性全員、自分好意ある前提な振る舞いっぽくて、好きになってもらう努力が足りないなって思った。

.

そりゃ番組特性的に、主役が努力しなくても参加者に追っかけられてる図が望ましいんだけども。ショーである限り、その気じゃないとしても参加者はある程度追っかけてるポーズはとるべきだし。

でも参加者にその努力(演技)をさせるなら、主役は演技を本気にさせる努力必要じゃない?

そこが足りないんじゃないかなー。

こう……面接等身大自分で挑んでる就活生みたいな印象を、今回の主役に感じた。

就活って、言葉が適切じゃないかもだけど、企業に選ばれるために取り繕うじゃん?

恋愛でも、好きになってもらうためになるべく笑顔でいるとか、ちょっとオーバーめにリアクションするとか、そういう背伸びというか努力(という認識でやってる人は少ないだろうけど)をするじゃん?そういうのがないよね。それで好きになってほしいって結構勝手なこと言ってるよね。

から、「なんとなく違和感」につながるんだけど、女性がたまにインタビューシーンで一部参加男性を「これまで恋愛してきたタイプ」って評してたやつ。

いやこれは本当に?そうなの?

恋愛してきたタイプというか「好きになってきたタイプ」が正確な表現な気がする。

恋愛してきたタイプ」って表現された男性、多分恋愛強者だけど、それと付き合ったり(色恋的な意味で)遊んだりしてたらもっとロレッテとしての振る舞い上手いことやってる気がするんだよな。

.

.

まあなんか、言いたいことだけ言うために書き始めたから、締め方がわかんなくなってきたんだけど、もちろん男性陣もそりゃないだろと思うシーンあるよ。Xで観るご意見に「うんうん」って思うものもあるし。

でも全面的男性陣が悪いのか?っていうとそうでもないんじゃないかな〜って思ってて、その考えをまとめ?整理?発散?したかった。

2024-07-04

百年の孤独」読まんで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学10

https://anond.hatelabo.jp/20240703191053

ワイ、昨日書いた増田が250以上ブクマされ、ビビり散らかす。まあ逆張り背伸びしたい勢は想像以上にいるってことなんだろうか。それにしても「百年の孤独文庫マジで見つからんな、4件本屋行ったが見つからん。だからまあアレだ、今度は“「百年の孤独文庫版売ってないのでもういっそ「百年の孤独」は読まないで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学”というテイでお薦めするわ。逆張りしてる/したいやつ、そもそも百年の孤独」読まんよな。

アウグスト・ロア=バストス/吉田秀太郎「汝、人の子よ」(パラグアイ)

まず名前カッコよすぎだろ、アウグスト・ロア=バストスって。ラテンアメリカ小説家で一番カッコええよ。まあそれは措いといて、これはパラグアイ現代史とかそういうの描いてんだけど、語り方がめちゃ混乱してる。1人称で進んでたと思ったら3人称語りになったり、日記文章出てきたり。時間軸もめっちゃ変わる。何かググったらロア=バストス、映画脚本家でもあったらしいけど、脚本っぽさが違和感理由かもしんない。こういうわけで読んでて何回もは?とかなるけど、その錯綜っぷりがパラグアイ現代史なのかもね、知らんけど。

オスカール・ナカザト/武田千春「ニホンジン」(ブラジル)

そう、日系ブラジル人ナカザトさんが書いた日系移民についての小説月並みなんだが日本の知られざる歴史ってやつを、ある移民家族史を通じて教えてくれてめっちゃ面白いよ。これ読んでたら、戦前かにブラジルだけじゃなくパラグアイとかペルーとか、あと他の地域の国とかに行って生きたり死んだりしてた日系移民めっちゃ多かったんだろうなとかしみじみしてしまったわ。水声社から出てる現代ブラジル文学コレクションで一番好きやね、これが。

マリオ・レブレーロ/寺尾隆吉「場所」(ウルグアイ)

ある時起きたら見知らぬ部屋にいて、ドアを開けたらまた別の部屋が広がっていて、その部屋のドアを開けたらまた別の部屋が広がっていて……こういう悪夢みたいな状況を描いた作品がこれなんだけども、こっからまた別の意味で変なことが起こっていって、変なことのバーゲンセールが開催されながらも文章結構淡々としてて、この素っ頓狂さをどこまでも真顔で書いてる作者の顔面自然と浮かんでくる。訳者によるとウルグアイは“奇人の国”らしい。これ読むと、まあ納得や。

ソル・ケー・モオ/吉田栄人「穢れなき太陽」(マヤ/メキシコ)

これはラテンアメリカ先住民の1つ、マヤ人の小説家が書いた小説集。マヤ語とスペイン語の2か国語で、先住民社会とか女性差別とかそういうのを描いてる。マヤ人の社会やら文化やらについて当事者が書いた本は少ないし、そういう意味でもかなりオススメ。ていうか俺は、ラテンアメリカ文学の入門としてこの人の作品も出てる「新しいマヤ文学」がマジでうってつけだと思ってる。フェミニズムやら、ファンタジーやら、魔術的リアリズムやら色々てんこもりで、薄めでしかも字もデカいから読みやすい。図書館とかじゃスペイン語文学の棚じゃなくて、海外文学最後のその他の文学の枠に置いてある時多いから注意な。

 

エリコ・ヴェリッシモ/澤木忠男「大使閣下」(ブラジル)

ラテンアメリカ文学好きは“三大独裁者小説”って聞いたことあるかもな。カルペンティエールの「方法異説」とロア=バストスの「至高の我」とガルシア=マルケスの「族長の秋」ね。この本はそこに並んでもいいようなブラジル小説だけど、またクソ分厚いわ、出した出版社がそこまで有名じゃないわで。日本じゃ全然知名度がない。てか翻訳過程オモロイ。訳者、実は三菱UFJ銀行の元理事で、若い頃にこの本読んで感銘を受けて、50年越しに翻訳したらしい。すげえ執念だ。まあこれは俺の文章より、ラテンアメリカ協会書評読んだ方がええ。https://latin-america.jp/archives/55186

ソル・フアナイネス・デ・ラ・クルス/中井博康「抒情詩集」(メキシコ)

前にスペイン語勉強してた時、メキシコの人に「スペイン語話者モテたいなら、この詩人を読んでスペイン語での口説き方を学べ」って言われてこの人を教えられた。で、図書館行ってとりあえず見つけたこ日本語版の詩集読んでみたんだが……いや全然そういうのじゃなくね!?一体全体何を以てこれ読んで口説き方を学べと言ったんか、それともジョークで言ったんか、マジ分からんが、詩を諳んじられればメキシコひいてはスペイン語圏でモテるってことかね?日本じゃ現代短歌読めればモテる、みたいな。

マヌエル・プイグ/木村栄一「このページを読む者に永遠呪いあれ」(アルゼンチン)

ブコメマヌエル・プイグの話が出てたが、プイグたらこれやろ。「このページを読む者に永遠呪いあれ」やろ、これくらい印象に残る本のタイトルないやろ。この本の表紙の写真と、何か一言だけつけてXで呟けば一発でバズるやろ。というか多分、もうバズってるやつはいるやろ。内容に関しては、忘れた。前の「ポーランドボクサーパターンのやつや。今回はタイトルだけ異常に際立って覚えてるやつ。だって「このページを読む者に永遠呪いあれ」やん、忘れられんやろ、これは。

サルバドールプラセンシア/藤井光「紙の民」(メキシコ/アメリカ)

これ、ラテンアメリカ文学として紹介されてるの見たことなくて不思議だわ。英語で書かれてるけども、著者がメキシコ出身主人公たちもメキシコから移住してきた家族だし、土星戦争みたいに常軌を逸した出来事の数々が起こってる感じ、ラテンアメリカ文学求めてる人に面白がられそう。だがこれが曲者なのが、内容や文章実験的なら、文字レイアウトでまで実験しまくりなことで、本引っくり返したりしないと読めない部分すらある。だから本のフリをした現代美術を楽しむノリで読むというか、体験すべきというか。

エリザベス・アセヴェド/田中亜希子詩人になりたいわたしX」(ドミニカ共和国/アメリカ)

これも英語作品だけども、作者がドミニカ共和国出身主人公も同じ境遇少女や。で題名通りに主人公詩人になろうと色々と頑張るんやが、それが詩の形式でめちゃ改行しまくって書かれてるんだよ。これ読んだ時、マジでビックリしたわ。そんな風に小説書いちゃっていいの?みたいな。内容と合ってるのはもちろん、ドミニカ共和国伝統音楽も出てきて、そういうリズムも感じられんだよな。もち読みやすいし、こん中じゃ一番気軽に薦められるやつ。みんな、児童文学も読めよ。それが周りの読書好きに対する逆張りや。

フェルナンドデル・パソ/寺尾隆吉「帝国の動向」(メキシコ)

すまんが、1冊まだ読み切ってない本を薦めるわ。ラテンアメリカ文学のクソデカ本の頂点はロベルトボラーニョの「2666」だけど、それには全然劣りながらもページ数880でしかも字がめっちゃ小さい。メキシコ第二帝政時代皇帝マクシミリアンとその妃シャルロッテのクソデカ悲劇を描いたクソデカ歴史小説で、マジで何度も読むの挫折してる。「百年の孤独」関連じゃ“読むの挫折した”って悲鳴をXで何度も見てきたが、俺にとってのそういう本だ。俺の代わりに読み切ってくれ、ホンマに。

あと友田とんの「『百年の孤独』を代わりに読む」もちろん知ってるで。でもいきなり早川再販されて、何かサンダンス映画祭でやりそうな面白いインディー映画作ってた監督が、いきなりMarvel作品監督に抜擢された感じで、嬉しいけど寂しい感じやな。その後にMarvel映画作んなくてもずっとハリウッドで大作作り続ける監督とかザラだし、今後はずっとそういう感じで新作も大手から出し続けんのかね?

2024-07-03

百年の孤独」の後、逆張りしたい奴が読むべきラテンアメリカ文学6選

百年の孤独」読んだ後にこれを読むべきってネット記事が書かれ始めていて面白い。こういうの好きで、色々なジャンルでこの類の記事を読んで探求してる。だけど時々「いや確かに自分素人なんすけど、もっと段階踏んだ後に読むべき、玄人向けのやつも読んで背伸びしたいんすよ!」と思う時がある。多分、そういうやつここにもいるだろ?そういう同類に捧ぐ。

エドゥムンド・パス・ソルダン/ 服部綾乃&石川隆介「チューリング妄想」(ボリビア)

今、ボリビアクーデター未遂があったとかで混乱してるらしいけど、そんな国を描いたテクノスリラー小説がこれ。“チューリング”ってある通り暗号やらインターネットやらサイバー犯罪やら色々先端技術出てきて、いわゆる魔術的リアリズムとかそういうの全然ない。つーか作者自身ラテンアメリカ文学といえば魔術的リアリズムとかざけんなや!とか思ってこれ書いたとか書いてないとか。クソ分厚いけどオモロイよ。

ベンハミン・ラバトゥッツ/松本健二「恐るべき緑」(チリ)

ここで紹介するなかで一番新しいやつ。これも魔術的リアリズムとかそういうのじゃなくて、科学のとんでもない功罪の数々についてフリッツ・ハーバーとかシュヴァルツシルトとか、あと数学者グロタンディークの生涯から描いてるめっちゃ禍々しい本。あれだよ、ノーランの「オッペンハイマー」と並べられるべき本、本内にオッペンハイマー出てきた気もする。物理学者の全卓樹がこの本の翻訳はよ出せはよ出せとか言ってて、冷静なフォロワーが「この前もう翻訳出版されてましたよ」とか言われてたのが印象的だった。

オラシオ・カスジャーノス・モヤ/細野豊無分別」(中米)

ラテンアメリカラテンアメリカでも南米じゃなくて中米文学日本でもあんま読めない。そん中でもこの人はエルサルバドル出身作家中米についてずっと書いてる。この本はグアテマラ先住民虐殺を綴った報告書を読んでる主人公がその残虐さ陰惨さにどんどん正気を失っていくって本で、読んでてただただ気が滅入る。トーマスベルンハルトとか好きな陰気な人にオススメ

セルヒオブランコテーバイランド」/仮屋浩子(ウルグアイ)

これはラテンアメリカ文学好きにも知られてないやつで、何故なら戯曲から。何かウルグアイっていう結構マイナーな国の戯曲日本演劇化されて、その勢いで本として出版されたっぽい。こういうのいいよな。内容はめちゃ小賢しい。ギリシャ神話、作者自身が登場するメタい設定、そんで現実虚構が混ざりあう、みたいな。でも小賢しく技巧凝らしてるからこそ面白い物語あんだよなあ。

クラリッセ・リスペクトル/高橋邦彦ナヲエ・タケイ・ダ・ジルバ「G・Hの受難/家族の絆」(ブラジル)

リスペクトルな、俺「星の時」読んで泣いたよ。何でって、ここまで複雑な設定を使って無垢登場人物を痛めつける作者はサディストクズ人間で、小説読んでここまで怒りを覚えたこマジでないよ。でも「G・Hの受難」は凄かった。何かずっとゴキブリについて語ってて、そのゴキブリの死骸を通じて瞑想して悟りに至るみたいな。は?ってなるよな。ガチ意味不明で、そういうのって文学醍醐味だわ。

エドゥアルド・ハルフォン/松本健二ポーランドボクサー」(グアテマラ)

これは何か、主人公恋人乳首噛んでたこしか覚えてねえや。でも読んで色々印象に残った本だとか、全く印象に残らなかった本とかは数多いなかで、“主人公恋人乳首噛んでた”みたいに局所的に1つだけ何か覚えてるみたいな本はそう多くない。いや何で読んだんだっけな、白水社のエクス・リブスシリーズから出てたからかな、それも忘れた。でも確かに主人公恋人乳首噛んでたのは覚えてんだよ。不思議だな。

続編:「百年の孤独」読まんで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学10

https://anond.hatelabo.jp/20240704181200

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