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はてなキーワード: 富士見とは

2024-02-20

anond:20240219230220

あかほりさとるメディアミックス作品が多いから復刊難しいと思うよ


NHK権利買い取った「マペット放送局」とかが分かりやすいけど

DVD出してくれって言っても、どう権利を整理するんだ?って考えたら無理な奴

ゲストプリンスとか大物が出てる)


蓬莱なら遊演体が絡むのか

作者がOKで、富士見ファンタジアOKで、遊演体OKなら電子化はすぐ出来そうだ

紙の本として復刊すると高くなるんだよね

胸キュン刑事 新装版を書店で見つけて、値段も見ずにレジに出して、請求にびっくりしたよ

一冊3000円してたからね

anond:20240220125158

例としては何でもいいけど、たとえば97年発売の「友井町バスターズ」みたいな、シリーズ化もされてないはっきり言ってマイナー富士見作品ですら電子化されてる(新人賞作品というのも大きいかもしれないが)

友井町バスターズ - ライトノベル(ラノベ) 水無月ばけら/森山大輔(富士見ファンタジア文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

これを見ると、さすがに蓬莱とかカイルロッドかぐらいの知名度なら、作者から積極的交渉すれば普通にファンタジアKADOKAWAから電書化できるんじゃないの?と思われてもしかたないだろう。

2024-02-19

anond:20240219164729

89年以前、という話で言うなら代表的なのは

角川(スニーカー

ロードス

フォーチュン

渡邉由自『魔群惑星

秋津透ルナ・ヴァルガー』

富士見

竹河聖風の大陸

嵩峰龍二『雷の娘シェクティ

ソノラマ

千葉暁『聖刻1092』

あたりかな。

これを少ないと考えるかどうかは人それぞれ。

anond:20240218145155

角川の事業再編で生み出された富士見ファンタジア文庫

なんでこんな認識になってるのかと思ったが、wikipediaのこれの話か。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E8%A6%8B%E6%9B%B8%E6%88%BF

1991年角川書店吸収合併され、同社富士見事業部となる。「富士見書房」はその通称となる(社内カンパニー)。以降は、富士見ファンタジア文庫を中心とするライトノベル関係書籍とそのメディアミックス展開が売上の中心となっている

言うまでもなく、角川グループの一つとしての富士見書房はそれ以前から存在したし、富士見ファンタジア文庫1988年の創刊である

anond:20240218145155

富士見と電撃、順番逆にしないと時空の歪みが発生してるように見える

あとラノベ誕生前夜を語るならソノラマに触れないと違和感あるな

2024-02-18

うおおおお、雑なラノベ語りをしたくなったー!!!

スレイヤーズTogetterまとめみてたらしたくなってきたー!

ということでしていきます


そもそもライトノベル歴史というものを語る時に、ライトノベルというものが「オタクカルチャー交差点である」という事実に目を向けなければなりません

ライトノベルというのはとかく、他のオタクカルチャー漫画アニメゲーム鉄道ミリタリー最近だとVtuberとか)にめちゃくちゃ影響を受けやすジャンルです

これはそもそも出自出自で、

まず前提としてライトノベル前身として、「時をかける少女」や「ねらわれた学園」などのSF的なジュブナイル小説があり、

なんて素敵にジャパネスク」を書いた氷室冴子新井素子の諸作品による現代口語体を使った文体表現を使った少女小説があり、

D&D日本に来て、派生ゲームであるドラクエやらFFが売れたりしたおかげで、TRPG流行、それらのリプレイ集も人気になり、

さらアニメで「機動戦士ガンダム」が爆発的なヒットをして、それのノベライズ監督自身の描きおろし)も人気になり、

こういったものを一緒くたにまとめて扱ってたのが、角川スニーカー文庫であり、富士見ファンタジア文庫であり、角川の内紛やらで派生した電撃文庫なのである

まりレーベル説的な史観から見ると、その出自自体オタクカルチャーカオスの中からまれたのがライトノベルなのだ

で、この中で出てきた「スレイヤーズ」がなんだったかというと、これらの要素を一通り取り込んで、かつ、「TVアニメ化」して大ヒットした作品だった、というところである

上に書いた通り、ラノベレーベルというのはリプレイ集だったり、ノベライズといういわば「メインのコンテンツの傍流」としての側面があった。

なので、オリジナルコンテンツ自体は作っていたにせよ、あくまで、二次創作としての見方が強かったものであった。(ロードス島も元はTRPGリプレイ派生であるので)

ところが、そこから出た「スレイヤーズ」という作品主人公のリナの視点口語体で進行して、

ゲームファンタジーお約束茶化すようなメタ的なコメディ雰囲気を持ちつつ、

あらいずみるいアニメ的な表紙があって、

そして強敵とバトルでの少年漫画的な要素という属性全部盛りながら、それをうまく調和した作品となっていた

さらに、それがアニメ化して夕方に流れて大ヒットしていった。


まり、傍流であったものの中からオリジナル作品が生まれ、それが本流の方で大ヒットしたという意味で「スレイヤーズ」はライトノベルにおける大きな意味があったと言える

で、これが売れたおかげで、何が起こったかというとライトノベルで一攫千金できるやん!というバブルが起きて、90年代後半から00年代ライトノベルオリジナル作品群の発生につながっていくという流れになる

これは個人的見解になるが「元祖」というものを考えた時におそらく「ライトノベル表現元祖」というもの考える人は多いだろう

だが、何度も書くがライトノベルそもそもその表現手法自体も他オタクカルチャーの影響を大きく受けるのでその起源や由来があまりにも複雑化している

なので、「スレイヤーズ」というもの評価するなら「ライトノベル元祖」ではなく「ライトノベル文化が醸成していく上での(資金的にも、コンテンツ的な認知度としても)起点となった」という評価がよいかなと思う

それであったとしても、「スレイヤーズ自体ライトノベルに与えた影響はいささかも揺るがないのだから

※2024/02/19

少女小説のくだりでタイトルが間違っていたところを修正。すまんやで。

・あと富士見ファンタジアの発生の指摘があったからそこも修正。この辺り、角川のごたごたも相まって本当にござるか~?があるので助かる

2023-06-29

2000年代にラノべ読んでたけど中古本も結構買ってた

初めて読んだのはキノの旅で既に何巻か出版されてた頃だったか

そこからフルメタとかイリヤとかウィザーズブレインMissingリバーズ・エンド悪魔のミカタアリソン吸血鬼のおしごと、都市シリーズなんかを買い漁ってお金がなくなり

昼食代にも手を出して中古ショップで軽く立ち読みしつつ気になったシリーズを買って、新巻は中古ショップになかなか来ないからやっぱり新品で買うしかなくて

シャナとか出版され始めたらいよいよラノべにハマり、キーリバッカーノ!終わりのクロニクルハルヒドクロちゃん半月9S禁書ゼロ魔とか、あと1巻程度の短編結構買ってたなあ。

よく考えると富士見ファンタジアに手を出したのは少なかったな、やっぱ表紙買いしてたんだろうな

その頃の富士見ファンタジア文庫の表紙ってデザイン(フォント?配置?)がダサくて「少し昔のレーベル」ってイメージが強かったんだよな

狼と香辛料の頃(2006年代?)になるとバイトも始めたから色々買えるようになったんだが何買ったのかあんまり覚えてない

割と有名で後にアニメ化するようなやつくらい(神メモとかとらドラとか俺妹とか境ホラとか)

濃密に「ラノべ」ってのにハマったのは結局数年もないんだよな

今はほぼラノべ買ってない

昔に好きだった作者やシリーズがでたら買うけど

アニメとかも昔は円盤買ってたけど今はアマプラでいいやってなってる

結局良い顧客じゃ無かったな

正直、「書店のラノべ棚に立ち止まって気に入った表紙を手に取り数ページ読んでレジに持ってく」って行動は今の年齢では難しくなった

そもそも表紙のクオリティが「軒並み上がった」一方で「どれも同じ」に見えるから、手に取ろうという欲求が湧いてこないんだよな

タイトルも長すぎて一周回ってしま個性がない

内容はわかるけど売りがよくわからん

アニメ漫画化したやつで面白いのを読んでみようってくらい

たとえば「リビルドワールド」とか「淡海乃海」とか「最果てのパラディン」とか「星海シリーズ」とか

世の中にはまだアニメ化漫画化してないけど面白い作品いくらでもあるんだろうなあ

でも、それを発掘する方法がよくわからなくなってしまった

本を手に取るしかないのだろうけど、それがなあ


あと「東京レイヴンズ」の続き待ってるから早く出してください

anond:20230628230908

2023-03-23

読んだという記憶があるだけで語れない

高校時代に本ばっかり読んでて

グラマリエ魔法家族とか魔法使いになる方法などの富士見ドラゴン文庫

ザ学園超女隊とかなんて素敵にジャパネスクなどのソノラマ文庫

もちろん銀英伝創竜伝七都市物語などの田中芳樹講談社ノベルズ)も読んでた

でもまあ確かに読んだんだけど、ほとんど覚えてなくて話は全然からないし、かといって読み直す時間も無い

誰かと語りたくでも語れない歯がゆさ

とりあえず

データ不足よ!

anond:20230323124746

富士見からラノベで出てたのは知っとる

というかそれしか知らん

なんかあったん?

 

単に格が随分違うなと思ったんや

anond:20230323120828

第一世代1975年ごろのソノラマ文庫コバルト文庫の創刊をリアルタイムで知ってる人たちだよ。

第二世代1990年ごろの富士見スニーカー創刊〜スレイヤーズオーフェンあたり。

三世代は2000年ごろのブギポフルメタキノあたりだけどアニメいまいちだったので

その前のスレイヤーズやその後のハルヒみたいな爆発的なブームではなかったね。

ともあれ、いまどき「漫画の読者年齢」なんて誰も気にしないのと同じく、ラノベ世代を超えて定番化したってことだね。

2022-12-31

anond:20221231085130

十代の腐女子釣って逮捕された歌い手とか、幼女富士見の別荘でキャバクラ接待させてる宮崎駿とか、ペドじゃなかったんだ

2022-09-18

さいたま狩りを見た

単に早稲田通り富士見付近の逆転式一方通行で、一方通行を間違えた所沢ナンバーの車が白パトに追われてただけだけど。

2022-07-31

ラノベおもろい

人生で初めて読んだライトノベルデュラララ!!なんだ。ちなみにその頃は3巻くらいまでしか出てなかったということで年齢を察してほしい。

ギリギリオタク腐女子市民権を得始めた(キモオタの声がデカかっただけというのもある)中、その頃流行ったラノベは何も考えず読んでいた。自然と手元に持っていたのでわざわざ考えて選んだりしなくとも同系統面白いものを嗅ぎ分けていたわけだ。(脳死で買ってた節もある)

親がラノベでも活字活字だろ、と思うタイプだったのもあり書籍だけは沢山買って貰えたので余計そうだったかもしれない。

当時、ハルヒ派はスニーカーバカテス派はファミ通えむえむっ!派はMF、人退派はガガガみたいなゆるく好きなレーベルが偏っていた。GOSICK富士見ファンタジアで読んだやつはガチみたいなところあったし。

西尾維新が好きと公言してるとややディープオタクって感じだった。化物語からハマった奴はニワカ扱い。戯言シリーズこそ至高、みたいな。

大学生くらいになるともうレポートやら論文やらで正直娯楽の本はそんなに読んでなかった。文献漁るほうが楽しかたからというのもあるけど、要領悪いから単純に本読む時間とれなくて。

そんなわけで幼女戦記オーバーロードかに首突っ込んだのは社会人になってからもっと早く読んどきゃよかったものを!って思った。超好き。

最近ようやっとまたラノベに戻ってきた。ノゲラ読み直すぞ、SAO読み直すぞ、アルファポリス女性向けに手を伸ばすぞ、異世界放浪メシ連載版を最新話まで追い、異世界居酒屋のぶをアニメで履修して、映画をやるからと夏トンを手に入れ、同作者のシリーズからミモザ告白を買った。取次のランキングにずーっといるか異世界ウォーキングも買った。ミミズクと夜の王メディアワークスから新装版になったので買った。豚のレバーは加熱しろ、がアニメ化するらしいので買った。

おもろい。誰だ最近ラノベはつまらんとか言ってた同輩は。つまんねーのは我々の頭じゃねーか。

ただ売れ筋雰囲気が変わったのは事実なので最近現代学園異能バトルの新刊にお目にかかることはあまりない。シャナ上条さん青春をともにしたオタクはやや寂しく思っている。

2022-05-10

anond:20220510110125

富士見ファンタジア背表紙に通し番号あるだろ

(作者の著作の通し番号なのでオーフェンだけ見ると飛び飛びになるけど)

2021-07-02

anond:20210702045554

一応軽くチェックはするはずなので元増田(anond:20210702013701)本当か〜???って気はしないでもないけど

(自分世代富士見コバルト文庫マリみてなどが拒否されるようなことはなかったけど、

あれよりあからさまって学校図書で通るのか?)

元増田図書室にBLがあったとは言ってない

高学年のおませな女子が発端で、BL小説毎日読書時間に持ってきてそれを友達に貸す→

適当な事書きすぎ

anond:20210702041811

>どうでもいいが腐女子がどうこうはどこに行ったんだよ?

 

どこにも行ってないぞ

日本の性のゾーニングが甘くて子どもが目に届くようなところにエロがある(今回は図書館)のは

腐女子自己決定に対する積極的な逃避が原因

 

一応軽くチェックはするはずなので元増田(anond:20210702013701)本当か〜???って気はしないでもないけど

(自分世代富士見コバルト文庫マリみてなどが拒否されるようなことはなかったけど、

あれよりあからさまって学校図書で通るのか?)

 

ネットだって撒き散らしてるじゃん問題ないエロとやらを

 

 

ーー<追記>ーーーーーーー

高学年のおませな女子が発端で、BL小説毎日読書時間に持ってきてそれを友達に貸す

元増田は、学校図書館ではなく、正しくは家から持ってきたっていう話でした。めんご

2021-06-22

KADOKAWA株主総会で誰か聞いておいてほしいことまとめ

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9468/ir_material2/158791/00.pdf

そんなわけで日付変わって6月22日KADOKAWA社の株主総会である

KADOKAWAといえば小学館集英社講談社などとならぶ業界大手であるが、ほか3社と違って上場している分、株主総会であれこれ一般株主さんが発言質問する余地がわりとある

だが「株をもってるので株主総会には行くけれど、といって何を聞けばいいのかわからない」という諸兄もおられるであろう。

ということで、ここでは上記IR情報なんかを眺めながら、このへんを聞いてみると面白いかもしれないですね、というポイントをまとめてみる。

むろん、IR情報そのほかの情報からわかる程度のことでしかないので、この増田はなんの内部情報でも機密情報でもありません。あしからず

WEBサービス事業

よく見るとわかるのだが、WEBサービス事業については事業投資がない。

ポータルでは、「niconico」における“選択と集中”の加速による収益構造改善と、「ニコニコチャンネル」におけるコンテンツの拡充によるチャンネル有料会員数の増加を図ってまいります

とあるのだが、つまり特に新規の開発だったりアップデートとかもしていなくて、損してる事業カットして利益を出している、というだけである

それゆえに、

「これってつまりニコニコ』をはじめとしたドワンゴ事業は全体としてクローズするという意味ですか?」

という質問が、実は今回の資料もっとクリティカルなところかもしれない。

普通に考えると、そうですよ未来においてはクローズするんですよお察しくださいよという意味なのかなと思うが、実際聞かれたらどうこたえるのか、というのはある。

今のプレミアムのお客さんに「今後はクローズしていくのですが、引き続きよろしくお願いします」ということは言えないだろうし。

コミックライトノベル事業

IP事業といえばメディアコングロマリットたる同社の中核でもある…のだが、意外とつかみにくいところもある。

全体としては成績がよく、それはあっぱれなことじゃないですか、という風に一見するとなるのだけれど、詳しく見ていくとそう簡単ではなかったりする。

一見するとわからないところの話なので、ちょっと長い。

IP創出においては、新人作家の育成を行うとともに、投稿数とユーザー数の伸長が続く小説投稿サイトカクヨム」や「魔法のiらんど」等を通じたネット投稿原作創作支援を加速し、原作発掘の強化に取り組んでおります

とあるのだが、ここでライトノベル系でかつて隆盛していた「小説新人賞」が特筆されていないのがポイントである

ライトノベル

去年の株主総会レポート

三崎尚人 @nmisaki

KADOKAWA株主総会。「文芸でヒット作もなくカクヨム等で新人発掘するのは無駄では?」という質問出版社株主総会で出るのは衝撃。もちろん、「新しい作家さんを育てていくのは役目なのでチャレンジは続けて行く」と青柳さんがちゃんと答えていましたが。

https://twitter.com/nmisaki/status/1273795900956004353

というツイートがあったが、質問しろ回答にしろちょっと惜しいと感じる。質問もズレているのだが、じゃあこの回答がそのまま真か?と考えるとちょっとアヤシイよね、という話をする。

実際のところ、たとえばこんな感じで質問されるとKADOKAWAライトノベル系の事業としては非常に痛いはずだ。

カクヨム新人を発掘しても、それまでのWEB作品ほどのヒット作になっていないのでは?」

小説新人賞で発掘したはずの新しい作家さんがほぼ育っていないことについてはどう考えていますか?」

このあたりの質問をされると、たぶん結構痛い、はずだ、と思う。どういうことか。

しかに『聖女の魔力は万能です』とか『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』とか、たとえば今クールを見ても「小説家になろう」や「カクヨム」発の作品は続々アニメ化されている…のだが。

たとえば『ソードアート・オンライン』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』『魔法科高校の劣等生』『オーバーロード』『幼女戦記』といった大ヒット作はいずれも遠ざかっている、というのが実情かと思われる。

特にA6文庫版のライトノベルでは、今もってここに挙げたような作品(このすばはもう完結したけれども)が各レーベルを背負っているという状態で、「次のリゼロ」「次のSAO」が長いこと出ていない(ファミ通文庫は「次の孫」がおらず、どうなったか…は公式サイトを見てください)。

これに拍車をかけるのが2番目の質問で、上記のような「次の超大作が出ない」状態ではあるのだけれど、しかし同社のライトノベル事業の中心は確実に「ネット投稿原作」に主軸を移している…というか「それしかない」という状態になっている。

たとえば角川スニーカー文庫公式サイト https://sneakerbunko.jp/ で当月の新作なんかを見てみると、

こんなラインナップなわけだが、どの程度が「ネット投稿原作」かといえば(なんだか間違い探しみたいだけど)『魔眼で始める下剋上 魔女とつくる眷属ハーレム』以外は全部ネット投稿原作である

ていうか残るこのひとつも、GA文庫で『ハンドレッド』を書いていた箕崎准先生がなろうっぽく書いたファンタジーで、つまり「なろうかカクヨム原作があった作品」か「メディアミックスしたラノベ作家がなろうっぽく書いた作品しかないという状態である地獄…。

またまたー、この月だけでしょ、大げさな~」と思われる諸兄においては、スニーカー文庫近刊を1年くらい遡ってみるとよい。オリジナルありません。スニーカー大賞を受賞した作家さんたち、みんなどこ行ってしまったん…?

で、これは別にスニーカー文庫けがそうというわけではなく、富士見ファンタジア文庫ファミ通文庫あたりも同じ状態である

そしてライト文芸では富士見文庫などもかなりネット投稿原作小説軸足を移しつつあって、ここまでの流れを理解すれば

「新しい作家さんを育てていくのは役目なのでチャレンジは続けて行く」

というのが実際かなりアヤシイことが把握できるはずだ。

ライトノベル定義論とかやってる場合ではないのであって、実は特にKADOKAWAライトノベルは「=WEB小説」になるかどうかの曲がり角にある、と言ってよい。もしかするとここで「いや、『探偵はもう、死んでいる』と『スパイ教室』がある」と思われた諸兄におかれましては、KADOKAWAさんの新人賞で毎年何作品が受賞して何冊が刊行されているのかを確認されたい。

「ごくわずかな当たった作品以外は、受賞作家の2作目も出せない」というのが、2021年KADOKAWAライトノベル事業の傾向である(電撃/MFは多少抗っているくさいが、そんなMF文庫Jでも売れているのはYouTubeマンガノベライズだったりする)。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9468/ir_material_for_fiscal_ym1/99258/00.pdf

なんかを見てみても「Webでの新人発掘を強化」とは書かれていても新人賞についてはまったく書かれていなかったりするので、これはもうKADOKAWA新人発掘の手段としては新人賞を諦めた、とみるべきだとは(資料だけを見ていると)思うが、それを確かめることは必要…というか、ラノベファンの諸兄はぜひ直接聞いて、確かめてみるとよい。

コミック

コミック事業についても似たようなところがあって、こちらもかろうじて『ダンジョン飯』がIR資料には記載されているが、これはかれこれ2014年開始の作品だったりする。

じゃあそのほかは?というと、アニメ化が発表された『異世界おじさん』はTwitter/Pixiv発だったり、おけけパワー中島でおなじみ『私のジャンルに「神」がいます』もTwitter発だったり…と、つまり自前のプラットフォームから屋台骨を支えられるヒット作がなかなか出せていない…のが現状で(『異種族レビュアーズ』はあるけどね)、主軸としてはWEB発の作品への声掛けだったり、あるいはなろう小説コミカライズや、ピッコマあたりで連載されている縦読みコミック書籍化作品だったりする(『外科医エリーゼ』など)

これを「原作発掘の強化がされている」と肯定的に見るのか「自主開発能力が弱体化してネット原作に頼っている」と否定的に見るかは難しい。

集英社などが自前のプラットフォームであるジャンプ+」で『SPY×FAMILY』『怪獣8号』など次々新規のヒット作を出していることと比較すると、あまり楽観的には見られないか…というところ。

で。コミックでいうともう少し面白いのは、ピッコマことKAKAOとの関係性についてである

KAKAOについて

KAKAOといえば、2020年8月タイミングKADOKAWA株を5パーセント以上取得したことが報じられた。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21HLU_R20C20A8000000/

実はこのあともちまちま買い進められており、もうちょっと増えている。資料にある

KSD-NH

ってやつである。意外と持ち株比率第1位だったりする(2位はカワンゴ)。

加えて、韓国個人投資家なんかも手を出したりしている。

ので、何気に馬鹿にならない比率韓国勢に買い進められたのが2020年KADOKAWA株だった。

で、ここで気になるのが、昨今の決算資料

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9468/ir_material_for_fiscal_ym1/99258/00.pdf

などにも記載されていた『縦読みコミック』の件。

なぜかといえばカカオサービスであるところの「ピッコマ」がいま一押ししているのがこの縦読みコミック…ピッコマ的には「SMARTOON」というやつであり、KADOKAWA縦読みコミック振興策が「ピッコマとの協業」のための施策なのか「ピッコマとの競合」のための施策なのかが、非常に気になるところなのだった。

流通について

ちょっと話が戻るのだが、先ほど触れていた出版事業については、IPの開発に加えてこんなことが書いてある。

同時に、営業力を活かしたきめ細かなマーケティングにより、生産部数の最適化とそれによる返品部数の最少化を進め、収益の最大化を目指してまいります2022年3月期より順次稼働予定の製造物流一体の最新鋭工場につきましては、小ロット適時製造と適時配送を実現することで、製造コストの削減や更なる返品率の改善を行い、業界が直面している物流問題にも対処しながら、中長期的に収益力を向上させてまいります


この工場は、ちょうど株主総会も開かれるところざわサクラタウンにある例のアレだが、ここで注目するのは「適時配送」の方である

KADOKAWAといえば、配送発注の窓口として独自

https://www.kadokawa.co.jp/houjindirect/

というのを持っている。上記の適時配送についてもこうした独自システム活用されるのか――というところで出たのが、下記の報道である

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1324469.html

講談社集英社小学館丸紅出版流通改革で新会社、というこれである。もちろんKADOKAWAにおける流通改革・DXというのはかなり前から企図されていて、こうした動きよりも先にシステムを整えていると考えられる。

そこで気になるのが、KADOKAWAはこの新会社システムを使うのか(参画するのか)、あるいは対抗するのか、というところである

「先日御社以外の小集講三社と丸紅の新会社報道がありましたが、この流通システム御社が利用する予定はありますか?」

業界大手が結束したこの新会社に、御社が参画していないのはなぜでしょうか?」

というのは、実はこの適宜製造計画においてもけっこう難しい問題として立ちはだかる(ので、聞かれると面倒くさい質問である)と思われる。

なぜかといえば、仮にこの新会社による流通デファクトスタンダードになった場合に、KADOKAWAは「流通デファクトスタンダードをとるのか、あるいはガラパゴス化した自社独自流通戦略を維持するのか」という選択を迫られる可能性があるから(そして、その可能性はそう低くもない、と思われる)。前者はせっかく作ったシステムの破棄や修正意味しているし、後者にはデファクトから外れることによるリスクがある(特に大手三社が多くの割合を占めているコミック流通などにおいて…)

というか適宜製造と適時配送システムを自社でもっていたのなら、上記みたいな会社が出現する前に一ツ橋音羽に呼びかけて自社のシステム業界スタンダードになるようにふるまえばよかったのに…とも思うが、後知恵ではある。

というかんじで

誰か聞いておいてほしいことをまとめてみました。なんかバランス悪いなあ…。

基本的に各種の公開情報の組み合わせでしかないので既知の事項かと思いますが、株主総会にご出席の皆様の参考になれば幸いです。

2021-04-21

〇〇のためなら死んでも良い!ってものある?

俺には無いから、

俺の命のためなら死んでも良い、かな。

そうして俺は富士見になる

2021-04-13

開会式

AKIRAバイクのAプランがポシャったので、長渕剛が巨大なドラゴンにまたがって『とんぼ』を熱唱するBプランで行くみたいね

富士見はそれでいいのかな。いいんだろうね。そういう人たちだから

2021-03-19

なろう小説で探している…

前に読んだ小説をもう一度読み直そうとしたらお気に入りにもいれておらず、検索するにも昔よりも膨大になったデータから探すのも…!となっている。

VRMMOもの。だが、デスゲームではない

主人公男の子やれやれ系…でもないけど、該当ゲームをやりこんでいてできるプレイヤー

中学高校生くらい

・一人しかいないクランにずっと入っている(クランメンバーログインを待っている?)

オフラインオンライン描写がある(主人公のやっているゲームを、クラスメイトがやっているみたいな描写がある)

ストーリーの後半に猫がキーワードになり、VRにの待ち人の残骸があった、みたいな感じ。

2016年2019年位に読んだからそれより前に書かれている。

・完結済。

キーワードは覚えてるのにストーリー全然覚えていないし、羅列すると結構よくある設定しかないのでほんまみつからん…。

追記

ちょっと反応をいただいた!ありがとうありがとう

ブラウザ

定期的に消してるんだ…なかったよ…

・もうちょっと情報

それよね。システムあんまり覚えてないんだよなあああ。

クランと青いクランがなんか対立して戦ってた気がするんだけどすごくよくあるよね…。あとはランク戦。

スキルもしれない…主人公がいやに革をスキル生産職してたよーな。

追記2

あったよ!履歴じゃなくてちゃんお気に入りにいれてたよ!ちゃんと掘ったらでました。お気に入り大切。

Zwei Rondo

https://ncode.syosetu.com/n0634bk/

VRゲーム現実バランスもよく、その中に少しだけファンタジーというかSFすこしふしぎ)の合わさった作品で、少年青年に成長していく雰囲気が良かったような気がする。読み返しますけど!

わりと富士見ファンタジアぽさもあるよーな気がする。

何十年も前からそうなんだが anond:20210319143314

時代を築いた あかほりさとる なんかはまんまト書きファンタジー

1990年代ノリに乗ってた富士見文庫は叩かれつつも売れてるので正義だった。というか小学校図書室にあった

富士見の中でもライト表現異端だった 神坂 一 も売れてるので正義だった。というか小学校図書室にあった

 

しか女性向けだけは商業誌揶揄されることが多かった

講談社X文庫ティーンズハートなる、少女小説バカ売れだった時期、GS美神の「紙の砦!!」で、

少女小説漢字は少なく。改行はこまめに。でないと読者がついて来れないのよ。

      あんたたちが芸術ぶって文学マニア向けの作品ばっかり書いてきたせいで、

      日本小説若い世代に読まれなくなってるのよ!!」


文豪悪霊「笑わせるなー! このアホな文章で、読者がついてくるとでも言うのかーッ!?


少女小説「私の本は1冊平均10万部、売れてるわっ!!」


文豪悪霊「こんなものを、10万人も・・・文学は死んだーッ!!」

 

とかやってたよ

 

個人的には、ラノベ(笑)は、とあるシリーズあたりからじゃないかなという気がしている

とあるシリーズの文は様々なサイトで弄られてるやで

2021-02-18

anond:20210216163703

書いたな!俺の前で!TRPGリプレイのことを!

 

なんて嘘嘘。

当方リプレイ歴史を語る知識能力もござーせん。

元増田と比べてかなり薄い人。

しかし、元増田に影響されて思い出のリプレイ作品のことを少しだけ書きたくなったので。

 

でもさ、スチャラカってそんなかな。

今読むと、というけれど当時からひどいと言えばひどいところ多々あったからな。

あのモンスターにも人権があるみたいなくだりのところとか。

 

D&Dがよくわかる本』(富士見ドラゴンブック黒田幸弘

やっぱさリプレイと言えばこれだろ。と、言いたいところだけど、厳密にはリプレイではないのだろう。

リプレイ風の読み物。でも俺はこういうのが好きなんだよな。

そういうのは置いといても、ともかくやっぱりこれはさ、リプレイ王道であるTRPGをやってみたい!という気にさせる読み物としては元祖にして最高峰だと、俺は思うんだけどさ。

 

プール・オブ・レイディアンス―AD&D冒険日誌 (コンプコレクション)清松みゆき

これさ、再読したいんだけど原書が見つからないんだよなあ。

こっちもリプレイではなくてリプレイ風の読み物。

コンピューターゲームプレイ内容をTRPGリプレイ風にアレンジして書くという画期的な読み物(だったはず、俺の記憶が間違ってなければ)!

コメディ仕立ての内容で、何かとゲスプレーヤー中野豪氏のイラストとが相まって、メチャクチャ面白い(俺の記憶の中では)!

ある種、奇書の風格さえ漂う。

 

とまあこんな感じ。

なんとも締まりのない文章申し訳ない。

 

でもさ、誰か書ける人いませんかね。

書いたな!俺の前で!TRPGリプレイのことを!

を。

知識熱量ある人は是非お願いします。

読みたいです。

2021-01-06

anond:20210106133711

なぜこういうゲームシステムにしたのかを原作者レクチャーしてるとは思えんし、

失礼だけど「魔王の始め方」なんかは最初から安かろう悪かろうで大ヒットなんか求められてないゲームじゃん。

開発運営費を抑えて手堅くやろうという方針理解できるし、

リリース自体2017年で、まあ雨後の筍が生えてくる時期ではあるよ。

しかし、サクラ革命ファンリビは、かなり力の入った企画で、しかリリース2020年末だよ。

「ヒットを狙うならなぜいまさらFGO?」という疑問は「魔王の始め方」以上に出てくるよね。

いや、ファンリビなんかは言っても富士見単体だし、それほど予算が無いのかもしれないけどさ。

それならそれで、本当に「予算がない」故なのか、その実情を知りたいわけよ。

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