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2024-10-26

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241012181121週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20

↑を書いた増田です 適当に書いた増田がしばらく見ないうちにブクマめっちゃ伸びてて派生増田もめちゃくちゃ出ててビビった。ただのおじさんの与太話にいろいろ意見をくれてありがとう

みんなのコメントの中には恥ずかしながら読んでなかった作品もあったくらいで、今週はネカフェKindle50%還元セールでいろいろ読み返してました

選考基準について少し補足すると、ジャンプという雑誌の在り方への影響度がとにかく重要だと考えてます。売上とか人気とか社会的影響考慮はしてますが、あくまで付随する要素に過ぎません。

ブコメやXで結構言及されてたのを見て思ったのは、選評を雑に書きすぎて自分の考える重要性が伝わってないところが多かったのと、20選だとさすがに網羅出来てないなということ。もともと個人的メモ書き程度に書いたものだったのですが、色々な意見を取り入れた25選にして、一人一作縛りもなくして、選評ももうちょい見栄えするようリライトしてみました。これが現時点でのベストだと考えているので、もう異論は取り入れません。

1.ハレンチ学園 作:永井豪 1968年創刊号 - 1972年41号

月2回刊で始まった少年ジャンプ創刊号わず10万5000部しか出なかった。その9年前のサンデー創刊号が30万部、マガジン創刊号20万5000部だったことを考えると、その始まりが実に静かなものだったことがわかる。

そんな中、大家永井豪が描いたこ作品の絶大な人気がジャンプの売上に大きく貢献したことは言うまでもないが、それ以上に重要なのは、この時点で「読者が面白いと思うことなら何だってやる」という編集部方針は明確であったこである

過剰ともいえる性描写教職への徹底的な批判からなる本作は、当時の基準でも極めてラディカルで挑発的な作風であり、批判に晒され続けた。しかし、競争原理に基づき、常に読者の方を向いた雑誌を作るという編集部意向が、この作品を存続させた。後に「アンケート至上主義」という形で現代まで続くことになるジャンプの強固なアイデンティティは、本作の成功とともに形をなしたのである

2.男一匹ガキ大将 作:本宮ひろ志 1968年11号 - 1973年13号

頭文字D湾岸ミッドナイトのようなクルマ系のマンガが下火になったのは、若者が誰もスポーツカーに乗らなくなったことが原因のひとつであるという。頷けるところもあるが、じゃあ不良、ヤンキー番長と称されるような若者なんてもっと絶滅危惧種なのにどうして彼らをカッコいいものとして描くマンガは何作も出続けているんだ?東リべのような大ヒットも未だに出ているのに。

思うに、我々の脳には義理人情、泥臭さ、そして熱さを欲する部位が生まれつき備わっているのだ。そしてこうした要素を最も効果的に表現しうる分野が不良漫画であると見抜いたのは本宮ひろ志最初であった。

ストーリーは完全にご都合主義で、キャラクター一貫性もまるでない本作は、しかし「男の強さ」を描くという一点のみにおいて全くブレることはなかった。どんなに反社会的人間でも、腕っぷしと強靭精神と仲間への思いやりさえあればクールに映るという価値観は、フィクションにおいての(もはや誰も意識すらしなくなった)お約束として今なお残り続けている。

3.こちら葛飾区亀有公園前派出所 作:秋本治 1976年42号 - 2016年42号

ジャンプ国民マンガ雑誌とみなされる要因はどこにあるだろうか?40年間一度も休載することなく駆け抜けた秋本治デビュー作は間違いなくその一つであろう。

当初は型破りな警察官両津勘吉ドタバタを描くコメディとして始まった本作は、その時代サブカルチャー政治経済情勢を積極的に取り込むことで、高度経済成長期以降の近代化していく日本風景を余すことなく取り込んだ作品となった。

浮世絵江戸庶民たちの風俗を映し出す史料であるように、こち亀が織りなす物語昭和から平成にかけての日本人の最大公約数的な心象風景を巧みに映し出した。いまや日本から失われつつある中流庶民日常を、我々は全200巻からなる亀有の小さな派出所日常にしみじみと感じ取るのだ。

4.リングにかけろ 作:車田正美 1977年2号 - 1981年44号

もともと硬派なボクシングマンガとして始まった本作は仁義兄弟愛をベースにした極めて現実的作風で、決して圧倒的な人気作とは言えなかった。しかし、あしたのジョー下位互換になるくらいなら無茶苦茶やってやる、という判断のもと路線変更し、過剰さと大袈裟さを極めたことで人気を博し、史上初の最終回巻頭カラーとして、ジャンプ史にその名を刻むこととなる

───という、教科書的な本作の功績だけが、本リストに入る理由ではない。重要なのは本作が男一匹ガキ大将(=根性と漢気)、侍ジャイアンツ(=超人能力)の要素を意識的に再生産していることである車田正美を源流として、ジャンプ的な文脈を後世の作品が重ね合わせることでより濃くしていく流れが明確になる。我々の知るジャンプは全て車田正美以後なのだ

5.コブラ 作:寺沢武一 1978年45号 - 1984年48号

時代作家に比べ、寺沢武一デビュー作の視座は群を抜いて高かった。スペースオペラ世界観から引用した本格的なSFアイデアの数々。高い等身で描かれ、まるで映画のようなポージングセリフ回しで魅せるセクシーな男女たち。幾度もの休載はさみつつも、本作はユーモアとカッコよさと強さをコブラという一人の男の中に共存させるという偉業を成し遂げた。

登場人物も読者も無垢10代の少年でなくてはならないという近視眼的な幻想と、ジャンプ作家絶対コンスタントに週刊連載をしなければならないという既成観念を、葉巻を加えた気障な宇宙海賊サイコガン──精神力をエネルギーに変えるアイデア寺沢が生み出したものだ──は易々と破壊したのである

6.キン肉マン 作:ゆでたまご 1979年22号 - (週プレNEWSで連載中)

リングにかけろ確立したバトルマン路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品。いわゆる「友情努力勝利」という実際にはジャンプ編集部の誰も公言したことのないらしいパブリックイメージ単独で築き上げた。にもかかわらず、本作は国民作品とはみなされておらず、犯罪的なまでの過小評価に甘んじていると言わざるを得ない。マジでなんで?絵が下手だから嶋田SNSの使い方が下手だから

キン肉マンマンガとしてではなく文化的重要なのだと主張する類いの人間がいるが、そいつらの目と脳にはクソしか詰まっていない。ゆでたまごは絵の巧拙クオリティ関係しないことを証明し、あらゆる世代の男たちにマンガ熱狂する勇気を与え、信じがたいほど面白い作品を描いた。この作品を嫌う人たちもまず冷静になり、理解しようと試みるべきだ。

7.Dr.スランプ 作:鳥山明 1980年5・6号 - 1984年39号

鳥山明訃報を聞いた日、Kindleで買ったまま放置していたDr.スランプの1巻を読んでみた。久しぶりに読む本作はきっと悲しいほど古く感じるだろうと思っていたが、実際のところiPadの画面に映るペンギン村の住人達は今も新鮮味をもって感じられた。

本作は後にDBドラクエで知られることになる鳥山明がその才能の枝葉を伸ばし始めた作品である───と書けたらどれほど楽だったろう。枝葉どころかこの時点で大樹の幹である

言語以前の本能領域に鋭く迫り来る現実味を携えた絵は存在するが、そうした絵を毎週16ページのマンガで成立させる人間鳥山明以外には存在しなかった。頭の中にBlenderが入っているかのような立体的なデフォルメは、我々の住む現実世界とは違うところにもリアリティというもの存在しうることを示し、「マンガのための絵」であった劇画調を衰退させる最大の要因となった。

8.キャプテン翼 作:高橋陽一 1981年18号 - (キャプテン翼WORLDでネーム連載中)

Jリーグ創立の流れを生み出したともされる本作がサッカーマンガ界に残した遺産はなにか?もしかたらこのような問いの設定自体が誤っているようにも思える。高すぎるキャラクターの頭身、大真面目に繰り出される荒唐無稽な技の数々が目をくらますかもしれないが、高橋陽一が一貫して表現たかったのはひたむきな少年たちが織りなす爽やかな青春であって、こうした要素は他作品にも見られるものだ。彼がサッカーという題材を選んだのは単に「野球マンガはありふれているから」という理由だ。本作は期せずしてサッカーマンガというジャンルの中心に祭り上げられたに過ぎないのだろう。

それでも、我々はこの巨星に感謝するほかない。この作品が無ければサッカーを始めていなかったであろう日本中、いや世界中の少年たちが、みな大空翼という一つのアイコンに夢中になっていたのだ。マイナースポーツひとつに過ぎなかったサッカーメジャークラスに引き上げ、軍国主義に基づく根性論を相対化し、ひたむきにボールを追いかける楽しさを私たちに初めて教えてくれたのはこの作品だったのだ。

9.北斗の拳 作:武論尊原作)、原哲夫作画1983年41号 - 1988年35号

元増田を書いたときブコメ欄は「ぼくのはじめてのジャンプ」にまつわる涙なしでは語れない思い出たちで溢れかえったわけだが、はてブに入り浸る層の平均年齢を考えれば当然のことである

自分のようなおじさんにとって涙なしでは語れない系マンガの筆頭に位置するのが北斗の拳である1980年代中盤というのは、親しみやすいポップ路線と男臭い劇画路線がちょうどクロスオーバーする時期であった。今のメインストリームがどっちかは言うまでもないが、自分にとっては線が太くてむさ苦しい絵柄こそが少年ジャンプ原風景だった。

強くてカッコいい大人の男が弱肉強食戦場で己の命を懸け闘う...そんなジャンプ初期から続く系統の最高到達点かつ袋小路が本作である。このようなマンガ流行時代は二度と来ないとわかっているからこそ、特別な輝きを放ち続けるのだ。

10.きまぐれオレンジ☆ロード 作:まつもと泉 1984年15号 - 1987年42号

かわいい女の子を見るためにマンガを読む者と、そうでない者がいる。どちらがいい悪いということはないが、少なくとも創刊してしばらくのジャンプは前者に見向きもしない雑誌であったのは確かだ。うちには高橋留美子はいないんだよ、といった具合に。

きまぐれオレンジ☆ロード申し訳程度の超能力要素を除けば、一貫して思春期男女の甘酸っぱい三角関係に焦点を合わせ、かわいい女の子日常が描かれているだけだ。それのなにがすごいのか?別にすごくはない。ただ、エロくもなく大したギャグもなく荒唐無稽な展開もないふつうの男女の日常需要があることに、誰も気づいてない時代があったのだ。

まつもと泉は早くに体調を崩したこともあり、これ以降影響力ある作品を生み出すことはできないままこの世を去った。それでも、彼の鮮やかなトーン使い、歯が浮くようなセリフ回し、そして"かわいい女の子"以外に形容する言葉が見つからない鮎川まどかキャラデザを見返すたび、これをジャンプでやってくれてありがとう、と思わずはいられない。

11.ドラゴンボール 作:鳥山明 1984年51号 - 1995年25号

鳥山明が死してなおこの先何度も繰り返される問いだろうが、ドラゴンボールよりもワンピナルトの方がどれほど優れているのだろうか?そしてその答えを誰もが知っているのは何故だろう?これらの問いに対してどんな議論がなされようともすべて的外れ無意味である。それはこの作品が頂点だからだ。

鳥嶋和彦意向により、本作はバカげた後付けの設定や引き伸ばしをせざるを得なかった。それでも、マンガ金銭を生み出す道具と見做す人間たちのあらゆる商業的な意図を超えて、本作はそれ以前、以降に掲載されたあらゆる作品を軽々と凌駕する金字塔となった。

11年に渡る孫悟空冒険をもって、鳥山明日本マンガ文化世界最高のものであるという事実を叩きつけ、自身手塚治虫赤塚不二夫つげ義春萩尾望都藤子F不二雄、高橋留美子と並び立つ歴史上最高のマンガ家の一人であることを証明したのである

12.聖闘士星矢 作:車田正美 1986年1・2号 - 1990年49号

車田正美リンかけ過去ジャンプ作品再生産を初めて試みたと述べたが、それを自分自身作品でやった人間も車田が最初であった。自身のやりたいことを詰め込んだ男坂が衝撃的なまでの不人気に終わった反省から、彼は自身の原点に立ち返りつつもよりスケールを拡大した再生産をやることを決めた。

彼はギリシャ神話宇宙子供向けと大人の女性向け、劇画プラモデルといった要素を交互に行き来しながら、自身が積み上げた様式美世界前人未踏領域まで押し上げた。聖闘士に同じ技は二度通用しないが、我々読者は何度でもこのパターンを欲してしまうのだ。

13.ジョジョの奇妙な冒険 作:荒木飛呂彦 1987年1・2号 - (ウルトラジャンプで連載中)

ある一定世代人間からは、ジョジョという作品はいつも巻末に掲載されている時代遅れな絵柄のつまら作品という評価が下されることがあり、そこには50%事実と、50%の誤った認識が含まれている。

荒木飛呂彦の絵柄が彼の見た目と同様あまり本質的な変化がないことについてはその通りだ。だがいくら彼より本誌での掲載順が上であろうと、革新性・才能・実験精神という点で彼より優れた人間果たして何人いただろう?

幽波紋と、理不尽能力値のインフレを伴わないバトル描写は、彼が残した功績の中で最大のものであるキャラクターが持つ能力を、作者の演出の道具として使うのではなく、自律したキャラクター同士の駆け引き領域に落とし込むことに成功したのだ。

我々はフィクションの中での整合性を厳しくジャッジすることに慣れっこになっているが、それに耐えうるものを初めて生み出したのは荒木だった。彼以降、マンガを読む行為は絵と吹き出し表現された作者の脳内世界をくみ取る作業ではなく、自律したキャラクターたちと同次元に立ちその思考を辿るものとなった。荒木は真の意味で我々をマンガ世界に誘ったのである

続き→anond:20241026155213

2024-10-25

りぼん史上、最も重要マンガ10

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選  https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

 

えーいきなりごめん。私はりぼんに詳しくない!

でも少女漫画誌別、最も重要漫画があまりにもあんまりだったのでこれよりはマシな選択肢を作ろうと思って書く。10点よりは30点を。選挙と同じだ。もっと詳しい人が上書きしてほしいし別マ少コミ10選も誰か書いてくれ。

 

・マキの口笛(牧美也子)1960-1963

バレエマンガ開祖。詳しくはバレエ漫画60年の遍歴60年代https://note.com/bearsxxx/n/na7ff9f1aa61eを読んで。

現在少女マンガスタイル水野英子わたなべまさこ牧美也子高橋真琴が作った。四人とも健在。

 

ひみつのアッコちゃん(赤塚不二夫)1962-1965、1968-1969

いたずらぼうずがとびだしたエッヘヘそれはだあれ…私は幼い頃'88年版のアニメを見ていた世代だ。「コンパクトが使えない」の回はハラハラした。今に続く魔法少女スタンダード確立アニメ魔法使いサリーの方が早いけどマンガはアッコちゃんの方が早い。

 

アラベスク(山岸凉子)1971-1973

不滅の金字塔ソ連亡命って時代だなあ…。これもバレエ漫画60年の遍歴70年代編を読んで。(人任せ…)山岸先生はこれで開眼したんだけど、それ以前の作品もどうかどうか単行本化して下さい!読みたいのに読めないよ。

 

・たそがれ時に見つけたの(陸奥A子)1975

でた!りぼんおとめちっく御三家!私はあんまりきじゃないんだけど…でも入れるしかないよね。フランス窓便り(田渕由美子)花ぶらんこゆれて…(太刀掛秀子)までは手が回らなかった。

 

砂の城(一条ゆかり)1977-1979、1980-1981

えーっ有閑倶楽部じゃないの?と言われそうだけど「りぼん一条ゆかり」としてはコメディよりロマンを取るべきじゃないかと思うのだ。悲恋にうっとりした後で作者コメントにムッとするまでがセット。

 

ときめきトゥナイト(池野恋)1982-1987、1988-1990、1991-1994

大ヒット作。私はアニメ知識しかないけど全然フィフティーフィフティーじゃないよね。古田喜昭は天才だと思う。クリィミーマミシュガーウェディングベルもこの人。

 

ちびまる子ちゃん(さくらももこ)1986-1996、2002-2016

私は「まる子ノストラダムス予言を気にする」の回がすごく好きで、お姉ちゃんの「ハズれることだってあるのよ そしたらあんたただのバカ大人として残りの人生すごすのよ」「1999年はどうなるかわからないけど明日テストができなきゃ怒られるのは100%確実でしょ」はとりあえずの座右の銘にしている。

 

天使なんかじゃない(矢沢あい)1991-1994

最後まで悩んだ一枠。これか星の瞳のシルエットママレード・ボーイかで悩んだ。結局後の作者の活躍ぶりを考慮して選んだ。それにママレード・ボーイ10選に選ぶのは倫理観邪魔をした。

 

神風怪盗ジャンヌ(種村有菜)1998-2000

やっぱりありなっちの絵は綺麗!それに尽きる。素行問題のある人だけどあの絵を見ると許してしまう。女版玉置浩二

 

絶叫学級(いしかわえみ)2008-2015

2015年からの続編含め、今のりぼんを二十年近く支えているホラーマンガ。集英社みらい文庫でのノベライズも40巻に及ぶ。りぼん認識90年代で止まっている人は絶叫学級とハニーレモンソーダを読むこと!

もし20選ならこれも

 

・5年ひばり組(巴里夫)1965-1969

パリおっとじゃないよ、ともえ・さとおだよ。わんぱく子供たちのノリがいい!再評価されるべきだと思う。

 

銀曜日のおとぎばなし(萩岩睦美)1983-1984

好き!好き!ポーかわいい!こういう世界観に憧れた。

 

星の瞳のシルエット(柊あおい)1985-1989

やっぱり10選に入れるべきだったかな〜。250万乙女バイブル柊あおい代表作は耳をすませばではなく星の瞳のシルエットだ。

 

・こいつら100%伝説(岡田あーみん)1989-1992

あーみん!あーみん!EじゃんGジャン最高じゃん。買うは一時の恥 買ったら一生の恥 ってこれはお父さんは心配症か。

 

ママレード・ボーイ(吉住渉)1992-1995

1話主人公の両親が離婚し父はボーイフレンドの母と再婚し母はボーイフレンドの父と再婚し6人で一つ屋根の下で暮らす話。これに限らず吉住渉マンガって倫理観がぶっこわれてるよね!

 

こどものおもちゃ(小花美穂)1994-1998

いっきドンピシャ世代アメリカ気分でテキサス!こっちは倫理教科書といってもいいくらちゃんとした話。

 

HIGH SCORE(津山ちなみ)1995-

まだやってんのかーい!なかよしわんころべえちゃおのこっちむいて!みい子、りぼんHIGH SCOREりぼんだけシュールだな。

 

GALS!(藤井みなほ)1999-2002

シカンのおむすびに出てくるかな?これも倫理的な話だよね。

 

・ハニーレモンソーダ(村田真優)2016-

今のりぼん看板。1300万部突破2021年実写映画化、2025年アニメ化決定!りぼんっ子のあなたはもちろん読んでるよね?

 

姫ちゃんのリボングッドモーニング・コール愛してるぜベイベ★★が選外になったのは心残り。あ、あとりぼん横山光輝なら魔法使いサリーよりおてんば天使だよ!

 

追記

姫ちゃんのリボンは入れたかった!水沢めぐみりぼん良心。でもネットりぼんの話になるとどうしても80年代90年代に偏ってしまうから古典や現役の人気作にも目を向けてほしくて年代をばらけました。

誤字訂正。

2024-10-24

日本漫画史上重要ギャグ漫画10選+40選」(私見

ギャグ漫画定義は難しいし少女マンガ系には弱いですが、50選

  

ギャグ漫画10選(1漫画家作品

  

赤塚不二夫天才バカボン

植田まさしかりあげクン

山上たつひこがきデカ

楳図かずおまことちゃん

鴨川つばめマカロニほうれん荘

魔夜峰央パタリロ!

吉田戦車感染るんです』

島本和彦炎の転校生

木多康昭幕張

サレンダー橋本『恥をかくのが死ぬほど怖いんだ。』

  

  

ギャグ漫画40選(1漫画家作品

  

森田拳次丸出だめ夫

谷岡ヤスジヤスジのド忠犬ハジ公』

みなもと太郎ホモホモ7』

吾妻ひでおふたりと5人』

内崎まさとし『らんぽう』

古谷三敏ダメおやじ

室山まゆみあさりちゃん

根本敬『生きる2』

どおくまん『熱笑!! 花沢高校

いしいひさいち元祖おじゃまんが山田くん

秋本治山止たつひこ)『こちら葛飾区亀有公園前派出所

蛭子能収『私はバカになりたい』

しりあがり寿エレキな春』

高橋留美子うる星やつら

さくらももこちびまる子ちゃん

新沢基栄『3年奇面組

のむらしんぼつるピカハゲ丸

えんどコイチついでにとんちんかん

佐藤正燃える!お兄さん

小林まこと『それい岩清水

漫☆画太郎珍遊記太郎とゆかいな仲間たち』

うすた京介セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん

相原コージ『コージ苑』

徳弘正也シェイプアップ乱』

喜国雅彦傷だらけの天使たち』

秋月りすOL進化論

佐々木倫子動物のお医者さん

遊人『究極のシェフ美味しんぼパパ』

まんひるめめおか『BE-BOP 海賊版

和田ラジヲ『ここにいます

なにわ小吉王様はロバ』

浜岡賢次浦安鉄筋家族

野中英次『魁!!クロマティ高校

中村光聖☆おにいさん

古谷実行け!稲中卓球部

風間やんわり食べれません

地獄のミサワカッコカワイイ宣言!

小山ゆうじろう/イーピャオ『とんかつDJアゲ太郎

宮川サトシ/伊藤亰『宇宙戦艦ティラミス

  

追記(肝心なの忘れてる)

長谷川町子サザエさん

永井豪『あばしり一家

anond:20241024122331

anond:20241024122331

赤塚不二夫レジェンドなんだけど、今読むとどん引きする描写も多くてなあ。

タブーを打ち破ってるといえばそうなんかもしれないけど。

まあだから多分、テコンダー朴とか後世でそういう評価になると思う。

日本漫画史上重要ギャグ漫画10選」書きたかったけど

そんな知識ないんで山上たつひこについてだけ書く。

突然だが、山上たつひこについて書く。

山上たつひことは誰だ。ギャグ漫画家だ。代表作は「がきデカ」。

なぜ急に山上たつひこについて書くのだ。

その直接のきっかけは

週刊少年チャンピオンマンガ10選(試案)」https://anond.hatelabo.jp/20241022172620

10選に「がきデカ」が入っていなかったからだ。

個人的には「がきデカ」はチャンピオン歴代漫画の中で「ドカベン」の次に重要マンガではないかと思う。

売上貢献的にも社会に与えたインパクト的にも、後進漫画家への影響でも、ブラックジャックより上じゃなかろうか。

まあそれはおいといて、悲しいのは「がきデカ」も山上たつひこも、若い人たちには知られていないことである

山上ギャグマンガ史の超重要人物である。「日本漫画史上重要ギャグマンガ10選」みたいな記事を作るなら、絶対入ってくる漫画であるしかし、令和の今においては、その功績に比べて、過小評価されているというか、全然知られていない気がして、この文章を書き残しておこうと思った。

なお、最初は本当に「日本漫画史上重要ギャグマンガ10選」を書こうと思ったけど、そんなに漫画のこと詳しくないんでやめた。詳しい人が書いてくれると嬉しい。とても読みたい。

さて、さっそく本題に入る。

山上たつひこは何をやった人なのか、なぜギャグマンガ史で重要なのか。

一言で言うと「漫画ボケツッコミを持ち込んだ人」である

これは単純にみえてすごい革命だった。

今の若い人は漫画ボケツッコミがあっても、なんも思わないでしょう。物心ついたときから漫画にはボケツッコミがあるから漫画ってそういうもんだと思っているから。でも、これって元をたどれば山上から始まっていることなのだ。

バカボン」とか読むとわかるんだけど、山上以前のギャグ漫画ってボケツッコミなんてないのよ。変な人が出てきて変なことをやるとか、なんかすごくシュール世界が繰り広げられてたりするのがギャグ漫画だった。

1972年山上が「喜劇思想大系」で初めて、ボケツッコミっていうシステム漫画に持ち込んだ。(ちなみに「喜劇思想大系」は山上ギャグ漫画デビュー作。それまではシリアス漫画を描いてた)

例えば、銀さんがぼけて、新八が「おいいっーーー!」て言ったり、ボーボボにビュティが突っ込んだり、ターちゃんにヂェーンが突っ込んだり……まあ、なんでもいいけど、こういうの基本的になかったのよ。こういうのの元が山上たつひこなんすよ。これ、すごくないすか。

山上ボケツッコミをどこから持ってきたかっていうと、これはもう明らかに吉本新喜劇をはじめとする、関西お笑いからだ。山上大阪育ちで関西の笑いに馴染みが深かったのである

それはともかく、山上漫画界にボケツッコミを持ち込んだら、すごい影響力があって、みんな真似した。というより、山上の真似であることも意識されないぐらい「ボケツッコミ」は浸透した。

山上の影響は非常に広範囲に及んでいる。例えば高橋留美子山上たつひこの影響を受けている漫画家の一人だ。がきデカを読んでから高橋作品ギャグシーンを読むと山上の影響がわかる。

一方で、「がきデカ」以降も、赤塚不二夫系統ボケツッコミ区分の薄い関東型のギャグ漫画もそれはそれで生き残っていた。「マカロニほうれん荘」なんかは関東よりのイメージだ。

追記:読み返してみたらマカロニほうれん荘結構、律儀につっこみ入れてた。だからこの記述無視してもらったほうがいいかも)

ギャグ漫画史を関東型と関西型のせめぎあい歴史として見るのも面白いと思っている。誰か詳しい人がいたら描いてほしい。

上記のとおり、山上が出てきてすぐに「ボケツッコミ」の天下になったわけではなくて、しばらくは南北朝時代みたいな感じだったんだけど、今ではギャグ漫画は圧倒的に「ボケツッコミ型」が多い。特に少年誌では。

これはうすた京介存在が大きいのかもしれないが、そのうすたも元をたどれば山上系譜である

もっとうすた京介が直接影響を受けたのは山上ではなく、ダウンタウンをはじめとするお笑い芸人なんだろうが)

今のギャグ漫画家は大体、山上の創始したボケツッコミ漫画をやっていて、山上チルドレンと言っても過言ではない。

もちろん、当の漫画家は山上なんて意識していないかもしれない。「がきデカ」なんて読んだことないという漫画家も多数いると思う。それでも、それらの漫画家が山上が作ったものの延長線上にいるということには変わりがない。

山上の作ったものフォロワーのもとで再生産され、世の中のスタンダードになる。そうすると、新しかった山上表現はありきたりなものになり、山上は忘れられていく。しかし、山上を知らない漫画家が作る漫画も、山上が切り開いた世界で作られた漫画だ。バッハを聞いたことがない作曲家バッハの影響を受けているのと同じことである

話が長くなったが、何が言いたいかというと、山上という漫画家がいたんだよということだ。別に山上尊敬しろとかはいわない(そもそも自分別に山上のこと尊敬してるとかではないし)。ただ、そういう漫画家がいたということを、なんとなく書き残しておきたくなっただけである

なお、これまで述べてきた通り、山上はすごい漫画なのだが、知名度がさほどでもないのは、山上自身漫画界と距離を取っていたことによるものだろう(長らく小説家に転身していた。最近たまに漫画も描く)。

こんなこと言っても詮無いことであるが、もし山上がずっと漫画を描き続けていたら、いまごろは永井豪みたいなレジェンド扱いだったんではないだろうか。

追記

・「本当に山上以前のギャグ漫画にはツッコミってないの?」

この疑問に答えるのは難しい。当たり前だが、この世の中の全部の漫画読んでいるわけじゃないし、特に昔の漫画については知らないことのほうが多い。

何をもってツッコミとみなすかについても、定義がないか主観的判断するしかないし。

細かく探せば、山上以前のギャグ漫画にも、ツッコミに見えるコマもあるんだろうとは思う。

ただ、それらは作品中に出てくる頻度がすごく少ないし、作者としては狙ってツッコミを描いたわけではないんじゃないかと思う。後世の我々から見たら、これはツッコミになっていると判断できるというだけなんではないだろうか。

意図的に「ボケツッコミ」をやり始めたのは山上で間違いないと思われる。

もっとも、今では名前の残っていないマイナー漫画家がやり始めて、それを山上が真似した可能性はある。

しかし、その場合でも世間への影響度からみて、「ボケツッコミ漫画」の創始者山上と言ってよいのではないか

・この文章を読んで「ボケツッコミ型」のギャグ漫画のほうが面白い、とか新しいとか、私が主張しているのだと思われた方がいるなら、それは否定しておく。そんな意図はない。

ツッコミのあるなしに関係なく、面白いギャグ漫画はいっぱいある。「伝染るんです。」や「稲中卓球部」をはじめツッコミほとんどないギャグ漫画にも面白いものはたくさんある。

・今ではギャグ漫画は圧倒的に「ボケツッコミ型」が多い。特に少年誌では。

この書き方はおかしかったかもしれない。「ボケツッコミ型」が多いのはあくま少年誌であって、青年誌少女漫画を見れば、昔から今までずっと「ボケツッコミ型」じゃない漫画のほうが多い気がする。

2024-10-21

週刊少年サンデー史上、最も重要マンガ10

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選  https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424

週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241016182953

月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241017235116

月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241018225514

モーニングから10作品選ぶとしたら

https://anond.hatelabo.jp/20241016210231

漫画アクション史上、最も重要漫画10

https://anond.hatelabo.jp/20241020163403

モーニングだけブコメ少ないぞ!まあタイトル統一されてないのが悪いが……。

さあサンデーだ。1959年創刊、65年の歴史からたった10作選ぶなんて無茶だ。しかし無茶をやる。批判歓迎!

1.おそ松くん(赤塚不二夫)1962-1967

 •現代ギャグ漫画はここから始まったといっても過言ではない。60年代前半、サンデー日本一雑誌だった。その時の三本柱が『伊賀の影丸』『おそ松くん』『オバケのQ太郎』。牧歌的ユーモアから狂騒的なギャグへ。赤塚不二夫世界を変えた。なお'67年で一旦終った後もまた続くのだが説明がややこしいので省略。

2.オバケのQ太郎(藤子不二雄)1964-1966

 •今読むとQちゃんのおおらかさとのどかさに癒される。FとAそして石森章太郎合作サンデー以外にも学年誌に連載された。この連載形式は『ドラえもん』につながる。藤子不二雄特に藤子・F・不二雄週刊少年サンデーの創成期の功労者であり学年誌守護神でありコロコロコミック創造主である小学館にとってこれより重要漫画家は他にいない。

3.漂流教室(楳図かずお)1972-1974

 •サンデー楳図かずおは『おろち』も『まことちゃん』も名作だがこのノンストップサスペンスを選んだ。読んでいると続きが気になって気になって仕方がない。特に主人公母親狂気紙一重の行動力には圧倒された。最近フランスでも翻訳され評判になっているようだ。

4.男組(雁屋哲池上遼一)1974-1979

 •70年代の暗いサンデー代表格。マンガの中の学園が魔境になったのはこのあたりからだろうか?雁屋哲の何考えてんだかわからないデタラメな展開と池上遼一の美しい絵がぶつかって異様な迫力を見せる。

5.うる星やつら(高橋留美子)1978-1987

 •説明不要説明不要だということが偉大さのなによりの証だ。アニメOPは「Dancing Star推し

6.タッチ(あだち充)1981-1986

 •野球マンガの達成として評価するなら『H2』だろう。今の目で見ると最高傑作は『クロスゲーム』かもしれない。しかあだち充の一作を選ぶとなるとやはり本作だ。ありま猛あだち勉物語』を読むと、達也和也はあだち兄弟投影しているのかもしれないと思えてくる。「達也はそんな男じゃない」

7うしおととら(藤田和日郎)1990-1996

 •少年漫画とはなにか。それは『うしおととら』のことである

8名探偵コナン(青山剛昌)1994-

 •国民的、いや世界メガヒット作。本作が凄いのは、志の低い二番煎じ本家を追い抜いてしまたことだ。マガジンの『金田一少年の事件簿』を他誌も後追いするが死屍累々、本作とマイナー誌の『Q.E.D.-証明終了-』が生き残った。モブから出世した高木刑事佐藤刑事パロディキャラが大化けした安室透と赤井秀一、今年になってやっと恋人同士になった平次と和葉などキャラクターの成長が人気の秘訣。そういえば『Q.E.D.』の燈馬君と水原さんも今年になって……。

9.MAJOR(満田拓也)1994-2010

 •お世辞にも完成度の高い作品とは言えない。いきあたりばったりでツッコミどころが多い。だがコナンと本作が無かったらサンデーはとっくに休刊していたかもしれない。長い暗黒期を支えてくれた大恩人。続編『MAJOR2』は2015年から連載中。

10.葬送のフリーレン(山田鐘人、アベツカサ)2020-

 •生まれたと同時に古典になる作品というものがある。第一話を読んだ時の感動を忘れられない。あれだけでも充分名作だった。しかし本作は更に高みへと昇ってゆく。今日本で一番面白いマンガサンデーの長い夜は明けたのだと信じよう。

さてこの10作でいいのだろうか?実はよくない。なぜなら私が最も好きなサンデー作品は『機動警察パトレイバー』だからだ。本当は『MAJOR』を外したい。しかし『パトレイバー』がなくても今のサンデーはあるだろうが『MAJOR』がなかったら今のサンデーはなかったかもしれないのだ。サンデーにとって重要なのはパトレイバー』より『MAJOR』だ。

やはりいくらなんでも10作は少なすぎる。もし20選だったら次の10作も入ってくる。

11.伊賀の影丸(横山光輝)1961-1966

 •山田風太郎と白土三平の影響があからさまだが日本一立役者

12.がんばれ元気(小山ゆう)1976-1981

 •『あしたのジョー』とは正反対の設定にすることで梶原一騎破滅美学を振り切った。この姿勢は実にサンデーらしい。

13.六三四の剣(村上もとか)1981-1985

 •剣道マンガ金字塔。この緻密な絵で週刊連載とは、と改めて驚く。

14.ふたり鷹(新谷かおる)1981-1985

 •新谷かおるの魅力をどう伝えればいいのだろう。忘れられつつあるのではないか無力感に襲われる。

15.機動警察パトレイバー(ゆうきまさみ)1988-1994

 •一推し。あのなんともいえない空気感ギャグからシリアスへの呼吸、理性的議論先進的なジェンダー描写、全てが好きだ。

16.帯をギュッとね!(河合克敏)1989-1995

 •「サンデーらしさ」なら本作が一番ではないだろうか。

17.今日から俺は!!(西森博之)1990-1997

 •同じヤンキーギャグでもサンデーでは本作になりマガジンでは『カメレオン』になる。これが雑誌空気の違い。

18.GS美神極楽大作戦!!(椎名高志)1991-1999

 •二推しGS試験編〜香港編がギャグアクションバランスがよく一番面白かった。

19.かってに改蔵(久米田康治)1998-2004

 •久米田節が確立したのは本作。

20.ハヤテのごとく!(畑健二郎)2004-2017

 •綾崎ハーマイオニー永遠に不滅です。

さらにもし30選だった場合……

21.スポーツマン金太郎(寺田ヒロオ)1959-1963

 •創刊号から連載。清く正しく美しい。

22.どろろ(手塚治虫)1967-1968

 •手塚作品で一番好きかもしれない。

23.銭ゲバ(ジョージ秋山)1970-1971

 •あのラスト人間讃歌のように思える。

24.サバイバル(さいとう・たかを)1976-1980

 •さいとう作品は本作と『雲盗り暫平』が好き。

25.TO-Y(上條淳士)1985-1987

 •80年代しか成立しなかった物語だと思うとなんだか切ない。

26.ガンバ!Fly high(森末慎二、菊田洋之)1994-2000

 •体操テーマにしてアニメ化まで果たしたのは本当にすごい。

27.め組の大吾(曽田正人)1995-1999

 •サンデーに多い「お仕事もの」の代表格。

28.金色ガッシュ!!(雷句誠)2001-2008

 •編集者所業を考えるとこの枠で名前を出すだけで失礼なのかもしれないが、傑作。

29.結界師(田辺イエロウ)2003-2011

 •イエロウの根暗空気に惹かれる。

30.銀の匙 Silver Spoon(荒川弘)2011-2019

 •駒場は今?幸せでいてほしい。

最後に。もし50選になっても入らないだろうが、浅山わかび『ラストカルテ-法獣医学当麻健匠の記憶-』を紹介したい。静かな感動が押し寄せてくるマンガだ。この大傑作が大ヒットせずアニメ化もせず連載終了したのは正直悔しい。いつかアニメになるよう願っている。

(ブコメを読んで追記)

・確かに皆川亮二は入れるべきだった。『ARMS』を入れて『結界師』を外すか……。

島本和彦は入らない。本人のキャラクターと『アオイホノオ』の影響は大きいが『炎の転校生自体は小粒な佳作で、こうしたオールタイムベストに入れる性格作品ではない。

2024-07-30

赤塚不二夫葬儀の時に、タモリが言ってたことを送るよ

anond:20240707191835

https://youtu.be/EEbcF__-jSo?si=-V9bnKfkJcm3tZ5J

あなたの考えは、すべての出来事存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい意味世界から解放され、軽やかになり、また、時間前後関係を断ち放たれて、そのとき、その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事にひと言で言い表しています。すなわち”これでいいのだ”と」

いろいろ、反芻することあるかもしれないけど、あのときはあれしかなかったんだ。「これでいいんだ」って言ってみてね。

2024-05-22

anond:20240522141557

のび太ドラえもんは書けないが…

赤塚不二夫バカボンのパパ並みにバカだとでも思ってるのか?

カリカチュアされたバカが作者の理想像か何かだと思ってるの、キモオタらしい理解力だな

2024-03-18

最初ネコキャラクター最初に「~ニャ」のように喋るキャラは何なのだろう、ちょっと気になるね

あるいは犬のキャラで「~ワン」でもいい

革命なのは「~ロボ」みたいな類の語尾だよな……これは『メダロット』に登場するキャラクターの語尾

「~ウサ」「~ゴロ」のような種族名、個体名を語尾とする、という新たな用例が産まれ

しかし、軽く調べてみたが「~ロボ」以前にもこのような用例は存在する

「~ニャロメ」という語尾

赤塚不二夫は偉大ということか

キャラ語尾

役割語の中の一分類

フィクションキャラクター個性付与するための変な語尾

例)「~ザウルス」「~ナリ」「~だわさ」「~だなも」

キャラ語尾をさらに二つの分類に分けたい

「もともと現実話者存在する語尾」「もともと現実話者存在しない語尾」

前者は「~ザマス」「~ぜよ」「~じゃ」「~だっちゃ」など方言由来だったり老人口調だったり

後者は「~ニャ」「~ッピ」「~ロボ」「~ゲソ」など鳴き声由来だったり種族名由来だったり

分類してみて整理できた、自分の興味は後者側の歴史ということか

面白そうなテーマなだけあって先行研究豊富にある

『〈役割語〉小辞典』を購入しましょうね

「~ニャ」「~ワン」の初出なんかも書かれてると嬉しいんだが

のらくろ』は変な語尾を付けてしゃべっていないようだ

手塚治虫作のキャラで変な語尾は……「~だわさ」はあるけど、後者タイプの語尾はなんかあったかなあ

鉄腕アトム』の「地上最大のロボット」の回が載っている単行本kindleで購入し読んでみたが、語尾でのキャラ付け全然やってないんだなあ

こういう調べものをしている時が一番楽しい

参考:語尾の一覧 | ニコニコ大百科

役割語(キャラクターとことばの結びつき)に関する簡単な読書案内 - 誰がログ ここら辺の本読みましょうね

これは日記です

---

漫画やアニメなどで、一番最初に猫のキャラクターの語尾に「〜ニャ」をつけた作品は何でしょうか? | Quora

うーん

「にゃん」のもつ意味としては

動物キャラクター言語学リンク切れURL)の(13枚目 注14)に

14)山口(2002)によれば、ネコの鳴き声を表す「にゃん」は、江戸時代から用いられており、当時は、「現代 よりも淫靡意味合いを帯びていた」と述べている。

とあるので、江戸時代からそういう意味で使われてるんですね。

相当古いな……ただ、語尾として使用されていたかどうか明記されていない、出典元をさらにひかないと

「~ワン」もウナギイヌ以前に存在するかどうか

またしても赤塚不二夫

まり資料が膨大で掘り切れず、調査頓挫

2024-03-07

anond:20240307090702

おそ松さん』(おそまつさん)は、赤塚不二夫漫画おそ松くん』を原作とした日本テレビアニメ赤塚不二夫生誕80年記念として2015年10月から2016年3月まで[5]テレビ東京かにて第1期が放送された

もうすぐは言いすぎやけど5年ではない

anond:20240307090412

もう10周年か

第一期は男でも楽しめたんだけど、どんどん女の食い物にされていって見なくなったなぁ。

1話で赤塚不二夫先生遺影いじりしてたのフジオ・プロダクション側の意向だったの知って爆笑してたわ

2024-02-25

20240225[アタック25]Next 2024年2月25日 #100 50代大会 2024-02-25結果

BSジャパネクストで日曜昼などに放送

日曜日の本放送だけ1時「25」分から

BS1からボタン2回(今だけ?)とか

ケーブルテレビSTBでは見られない場合があるようなのでBSパススルーとか

地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報確認

つながるジャパネットアプリ放送同期・見逃し配信あり

 

赤:[高]田雄一郎@大阪54

緑:齋尾大輔@広島54

白:合田弘美@東京57

青:宮内賢一郎@神奈川55  

 

今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [ある漫画タイトル]『オバケのQ太郎

・02 岡本太郎 おかもとたろう

・03 6(回目

・04 オーストリア

・05 坂本冬美 さかもとふゆみ

・06 [すべて][4つ][新しい方から]野口英世 夏目漱石 伊藤博文 聖徳太子

・07 [どちら]オス

・08 [近似値]2242700

・09 堺雅人かいまさと

10 青森(県

11 口分田 くぶんでん

12 厚生労働(大臣

・13 [植物から]ジャスミン(ライス

・14 [名前から]大塩平八郎(の乱

・15 千鳥(格子 ちどり(ごうし

・16 満)50(歳以上

17

・18 ヴェルサイユ(宮殿

・19 [緊急発進]スクランブル(交差点

20 伊藤

・21 [ふるさとクイズ][滋賀県大津市]うなぎ

・22 [合計]18

23 韓国

24 [条文に]歳費

・25 山形(県

・26 赤塚不二夫 あかつふじ

・27 [AC]健康

28 [AC2]鹿児島中央(駅

・29 アラベスク

・30 [3択]12(位

31 『52ヘルツクジラたち』

・32 タルト)タタン

・33e[略さない]宅地建物(取引

 

赤:清水香

緑:高橋将士

白:富田健一

青:坂井

 

CM ポニーテール

・xx [ある文学作品名前]『雪国ゆきぐに

2023-12-12

anond:20231212174706

面白くなければパイオニアになれるわけないじゃん。

藤子不二雄石ノ森章太郎赤塚不二夫なんかが揃って「手塚治虫作品に衝撃を受けて漫画家を志した」と言ってるわけでな。

2023-11-13

anond:20231113235205

🕶️「恩師だけど赤塚不二夫が酔っぱらって『いまここでできる!』って言い出しちゃってほっといたらホントにイキんじゃってさ肛門のとこ膨らみだしてきたから慌てて突き飛ばして止めさせたんだよ~」

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