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はてなキーワード: 推理小説とは

2023-09-29

anond:20230929231438

完璧なバッドエンドって、「戦いはまだ続く…」的な余韻(モンスターパニックにありがち)とか一縷の希望を残しちゃダメだと思うし(『なるたる』とか)、不条理無常こそこの世の真実、的な教訓が匂わされるのもなんか違う気がするので、そういうのをすり抜けてただひたすら何の希望も学びもない、かつポピュラーってクソ難しいと思う。

題名書けないけど、賞取って話題になってる最近推理小説が完全にバッドエンドだった。探すならミステリーな気がする。

文芸だと『パンク侍、斬られて候』が思い浮かんだけど、これも最後にほんの少し希望残ってるなあ。

2023-08-25

大学教員は全国で1000人いるんです

こういう適当なこと断言すると

暇な人が正確な人数調べて

間違ってるよ!って指摘するから便利

派生して、電車描写をわざと間違える推理小説がありまして、西村京太郎作品ですね

よく売れると。

ははっ

2023-08-13

音楽つづけず推理小説

シマダソウジ凄ェな!ビリビリ

2023-08-05

anond:20230805124652

同じ話の別視点はつまらんので推理小説必要パートとかじゃなきゃ読まないな

だがなろうは無料趣味から別に書いててもオケ

買った本なら怒る

2023-08-04

   裁判官としての心構え

裁判を通じて具体的な争訟(事案)について公平・妥当判断を示すことがまず重要であると考えています。それだけでなく、法律技術的な体系であるので、そのような技術的内容を国民に示していく必要性があると考えます

好きな言葉

 ぺち

印象に残った本

塩野七生の本は若いころに読みましたが現在はどうなってるか分かりません。日本社会が嫌だからイタリア暮らしてる人ですよね。っていうか相当嫌だったらしいですが、養老孟司の本を読んでいるときに、東大世界史受験準備として、塩野七生の本は絶対に嫁と言われていたので読みました。「コンスタンティノープルの陥落」及び「海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年」なども世界史の大論述になるのでそれらしい参考書は読んでいましたがピーター・トレメイン「修道女フィデルシリーズ」(7世紀頃のアイルランド法制度を背景とする推理小説)までは読んでいない。

趣味

GLAY

増田

数学

バクサイを少々致します。

最近では2ちゃんねる全然やらなくなりました。

2023-07-27

よねぽオタが非オタ彼女米澤穂信作品を軽く紹介するための10

まあ、どのくらいの数のよねぽオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、

「オタではまったくないんだが、しか自分のオタ趣味肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らないミステリ世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」

ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、よねぽのことを紹介するために読ませるべき10作を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女ミステリ布教するのではなく相互コミュニケーション入口として)

あくまで「入口」なので、情緒に過大な負担を伴う短編集は避けたい。

できれば長編シリーズものでも最初の方にとどめたい。

あと、いくらよねぽ的に基礎といっても雑誌しか読めないものは避けたい。

よねぽの歴史小説好きが「安寿と厨子王ファーストツアー」は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。

そういう感じ。

彼女の設定は

ミステリ知識はいわゆる『名探偵コナン』的なものを除けば、古畑任三郎程度は見ている

サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

氷菓角川文庫)【2001年、〈古典部シリーズ第1作】

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「よねぽ以前」を濃縮しきっていて、「よねぽ以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。長さも200ページちょいだし。

ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」試験としてはいタスクだろうと思う。

インシテミル文春文庫)【2007年、非シリーズ】、王とサーカス創元推理文庫)【2015年、〈ベルーフシリーズ第1作】

アレって典型的な「オタクが考える映像化がうまくいきそうな推理小説(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際はインシテミルは一度も映像化されてない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

「よねぽオタとしてはこの二つは“謎解き”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

折れた竜骨創元推理文庫)【2010年、非シリーズ

ある種のSFミステリオタが持ってるファンタジィとミステリの両立への憧憬と、中世ヨーロッパについてみっちり調べたオタ的な考証へのこだわりを彼女に紹介するという意味はいいなと思うのと、それに加えていかにも漫画映えしそうな

の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラ世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由

犬はどこだ(創元推理文庫)【2005年、〈S&R〉シリーズ第1作】

たぶんこれを読んだ彼女は「フィリップ・マーロウだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

このシリーズ作品がその後続いていないこと、これがミステリ読みのあいだでは大人気になったこと、アメリカなら実写映画になって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

栞と噓の季節(集英社)【2022年、〈図書委員シリーズ第2作】

「やっぱり学園ミステリ少年少女のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは『秋期限定栗きんとん事件』でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるよねぽの思いが好きだから

断腸の思いで削りに削ってそれでも368ページ、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから

図書委員シリーズの長さを俺自身冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが相沢沙呼似鳥鶏だったらきっちり300ページにしてしまうだろうとも思う。

なのに、各所に頭下げて迷惑かけて368ページを作ってしまう、というあたり、どうしても「自分物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえよねぽがそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

さよなら妖精創元推理文庫)【2004年、〈ベルーフシリーズの前日譚】

今の若年層でユーゴスラヴィアたことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

折れた竜骨よりも前の段階で、よねぽの哲学とかヨーロッパ描写とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、こういうクオリティ作品ソフトカバー単行本でこの時代に出ていたんだよ、というのは、別に自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくミステリ好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆるジブリ劇場アニメしかユーゴスラヴィアを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

クドリャフカの順番角川文庫)【2005年、〈古典部シリーズ第3作】

よねぽの「目」あるいは「伏線張り」をオタとして教えたい、というお節介焼きから読ませる、ということではなくて。

「終わらない学校祭を毎日生きる」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそアニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』で一番印象的なシーンはハルヒ学園祭で歌う「God knows...」以外ではあり得なかったとも思う。

「祝祭化した日常を生きる」というオタの感覚今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の源は学園祭での謎解きにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

ボトルネック新潮文庫)【2006年、非シリーズ

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

こういうジュベナイル小説風味の青春をこういうかたちでオススメして、それが非オタに受け入れられるか「二度と勧めてこなくて構いません」という反応を誘発するか、というのを見てみたい。

黒牢城(KADOKAWA)【2021年、非シリーズ

9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に直木賞受賞作を選んだ。

角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞から始まって直木三十五賞で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、日本の歴史をガッツリ舞台にする作風の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。

蛇足

大元anond:20080721222220

今回の話題元:anond:20230725231257

インスパイア元:anond:20230726161801

id:lady_jokerさんの書いた増田を見て急によねぽ語りをしたくなったので書いた。今は反省していない。

おもしろミステリ」を読みたい増田はこれを参考に米澤穂信を読むか有栖川有栖の江神シリーズを読んでくれ。

追記

小市民シリーズがないのはツッコまれるかな、と思ってたけど(どれ入れるかは迷うところだけど、やっぱ仮に入れるとしたら『秋期限定栗きんとん事件』かな? でも『夏期限定トロピカルパフェ事件』もいいんだよなぁ〜〜〜……)、予想以上に『儚い羊たちの祝宴』がブコメ言及されててビックリした。いや、たしかに良い短編集ではあるけど、そんな高評価するか? 短編から1冊選ぶならどう考えても『儚い羊たちの祝宴』じゃなくて『満願』だろJK……

2023-07-26

ミステリ推理小説の違いをまず分かってなさそう(な人が多い印象)

https://anond.hatelabo.jp/20230725231257

まず、日本語の「ミステリ」というのは挑戦状という意味なんですよね実質的に。

推理小説ミステリ小説といった表現を使う場合は、「ミステリ」を含めるけどそうじゃないものも含んだ集合になる。

推理小説でない「ミステリ」もあって、数学問題文の如く脚色を一切排除して「このような事件があった場合、5W1Hはどのようになりますか?」とだけ問いかけた場合小説としては成立しないけど「ミステリ」としては成立する。

ミステリ世界において「禁じ手」と呼ばれるものがあるのは、それが読者と作者の戦いであから

もしもこれが単なるエンタメであったなら、「面白いなら何でもあり」となるけど、ミステリエンタメであると同時に勝負でもあるので、そこにフェアプレーの精神が求められる。

もちろん試合形式としてバーリトゥード(なんでもあり)を採用しているミステリもあるけど、それは事前に共有していなければいけない。

ボクシング試合中にキックをしてはいけないけど、キックボクシング試合なのにキック卑怯だと言ってるならそれは言ってる側の頭がおかしい。

ミステリ重要なのはこのルール部分をどこまで共有できているかなんですよ。

このゲームはこういうルールで行いますという宣言が上手で、それをちゃんと守った上で読者の裏をかけるミステリがいいミステリ

館シリーズ評価されているのは「ルール提示の上手さ」と「ルールの中で型を破ることの上手さ」の二つなんですね。

ミステリを読むとき意識したいのが「語られてもいないもの勝手に思い込むな」というものがあります

これが本当に重要

ミステリ書き手というのは「如何にして嘘をつくこと無く読者を騙すか。もしくは嘘をついた上で『見破れなかった俺が悪い』と読者に思わせられるか」を競っている節があります

思い込みの激しい読者というのはこれと相性が悪く、すぐに「いやこれはルール違反だろう」と口にしてしまうんですが、それだと楽しめないのがミステリなんです。

手品を見に来て「本物の超能力者だと思って信じていたのに」なんて騒ぎ出す客がいたら迷惑ですよね?

たとえばこの増田は「これ書いてる増田ミステリ全然読まないのね。」と言ってるんですけど、これって元増田のどこにも書いてないんですよね。

書いてないはずのことを自分思い込みで書いてある前提にしてしまう。

これはミステリ読むのが下手くそすぎます

これだとどんなミステリを読んでも「いや今のは反則でしょ。ウチの島じゃノーカンから」と憤慨するだけに終わりかねない。

ミステリ面白さというのは「自明」と「予断」の隙間にものを挟む遊びのようなものなんですよ。

この増田みたいな早とちりがちな物の見方をしてしまうとそれを楽しむのがかなり難しくなりますね。

そこを注意してもう一度十角館の殺人を読んでみて欲しい。

今すぐじゃなくて20年後ぐらいでいいですよ。

トリックを忘れた頃にでも。

2023-07-19

anond:20230719004408

うーんいっぱい書きすぎ

 

・いいわすれたけど婚約結婚おめでとう

 

相続放棄は死んでからでもちゃんと間に合う。

それよりハガキを無記名とかで出すなら住民票の移動から現住所をたどられないかは気にした方が良いかも(ストーカーやDVでよく被害女性がやってる手続きが効く)。

あと投函消印……はさすがに推理小説の読み過ぎかな。

  

戸籍の話。

戸籍関連の書類必要とき郵送取り寄せも基本できるんだけど、

今、普通郵便のやりとりがもんのすごく遅いんだよ。

84円切手貼った封書が、デフォルトで一週間かかる。しかも片道。

なので速達とかつかわないと往復2週間かかる。

千代田区役所曰く「7開庁日かかる」……3週間!?https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kurashi/koseki/koseki/shomesho-yuso.html

あと本籍地によって複数書類とりよせるのに定額小為替手数料高い)以外選べないとこと、

為替がつかえるとこ(手数料が安い)がある。

本籍地はほんとに役所が便利なとこ厳選したほうがいい……。

なお定額小為替テクニックとして800円送りたいときは1000円1枚で買うのと400円二枚買うのとで同じ値段になる上に良心的な役所だと200円返してくれるから前者がおすすめ

そんでも金額少なく間違えてたら日中電話かかってきて買い直して速達で送るんだぜ……

 

ありがとう何回かいわれるだけでも増田だとものすごくうれしいことがわかった。じゃあの

2023-07-17

「方舟」「名探偵のいけにえ」を読んだ

期待値を上げすぎて思ったほどではなかった。

面白い推理小説教えて。

2023-07-13

推理小説の読みすぎや。

今日晩御飯材料スーパーで買って帰った女性がそのまま自殺すると思いますか?

仕事のために髪を黒染めしたばかりの芸能人自殺すると思いますか?

まりこれは他殺です!

 

関係ねーんだわ。

 

自殺衝動前後関係関係なく襲ってくるんだよ。

NISAしてても人は自殺するんだよ。

覚えとけ。

2023-06-28

anond:20230627221625

本格ミステリってアンデッドガール・マーダーファルスを「令和のクイーン」とか持ち上げちゃうような連中やっけ?

推理小説パズル本としてしか読み解けないかトリックの良し悪しだけで語るっていう、音楽からいから歌を歌詞共感できる出来ないだけで判断するような真似してる奴らやろ?

事件パズルマクガフィン程度にしか捉えられんレベル人間性の発達に失敗してるから人間が書けなすぎて、「でででも俺たちがやってるの準キャラクター小説から問題ないけど?」と言い張る道に逃げるっていう果てしなく痛々しい奴らやろ?

「なぜ鉄道ファンアスペが多いのか?」の中心が撮り鉄なら、「なぜミステリファンアスペが多いのか?」は本格ミステリであるかのようなアイツらやろ?

端的に言って「マジヤバでドン引き」やろ。

そんなのと本格ファンタジーを一緒にせんで欲しい。

かに本格ファンタジーは究極のマジックリアリズムを目指すことに固執するあまり「その世界でどんな物語を描くのか」を忘れて世界のものの構築に耽溺してる面はあると思うしそれは本格ミステリじみている感じはする。

でもな、本格ファンタジーがそうやって描こうとしてる世界設定の中にはその世界暮らしている住人の息吹があるねん。

人間を単に未来犯人過去被害者としてしか見てない連中とは流石に違うんだって

本格ミステリーの火サスの崖概念に追い詰められた瞬間にだけ突然人間に戻る集団と、その世界において何世代も命を繋いできた本格ファンタジーの住民は血の温度ちゃうねん。

本格ミステリーは普段は0度で最後最後で突然沸騰する変温動物だろ?

本格ファンタジーの人間ちゃんと恒温動物なわけよ(リザードマンは除く)

2023-06-27

本格ファンタジー問題の整理

ここ数年、ネットアマチュア作家の間では「本格ファンタジー」というジャンル概念が断続的に話題に上っている。

RPGベースにした軽薄な『なろう系』のせいで『本格ファンタジー』が衰退した」

「今こそ『本格ファンタジー』の居場所を取り戻す時だ」

強硬に主張するいわゆる「本格ファンタジー派」と、それ以外の人間との間で激しい議論が交わされている状態だ。

だが、この本格ファンタジー論には、本格ファンタジー派の攻撃性の強さを抜きにしても、そもそもの基礎に複数の大きな問題存在するように思う。

本格ファンタジー論の抱える根本的な問題を、同じく「本格」を冠するジャンルでありながら似て非なる歴史をたどった「本格ミステリ」と比較することで、明らかにしたい。

本格ミステリ概説(超大雑把)

本格ミステリというジャンルは、ミステリ推理小説)のうち、謎とその論理的解決を重視するもの、と定義されている。

本格ミステリには、名探偵不可能犯罪など非現実的な要素があるものも多い。そのため、社会問題を中心に扱う社会派ミステリが台頭した一時期には、幼稚で時代遅れのものとされた(もちろん、冬の時代にも本格を書き継いでいた作家存在した)

だが、島田荘司デビューと、島田の推薦による京大ミス出身者を中心とした作家群を「新本格」として売り出す講談社販売戦略が(「人間が書けていない」といった批判もありつつ)大成功。これにより本格ミステリ復権することになった。

以降は、エンタメ小説定番ジャンルとして、現在に至るまで根強い人気を保っている。



本格ファンタジー論の問題

本格ファンタジー論の問題の一つ目、「定義」。

本格ミステリにも、容疑者X論争など定義に関する議論は多い。だがその多くは境界線上の具体的な事例を発端にした話(〇〇は本格か?)であって、中心となる定義(「謎とその論理的解決」)そのものに対しては大きな異論はあまり出ていない。

一方本格ファンタジーには、今のところ言語化された定義自体がほぼ存在しない。一般的に使われる「本格ファンタジー」という言葉は、単なる誉め言葉宣伝文句以上のものではない。

「本格ファンタジー」派にしたところで統一的な見解があるわけでもなく、個々人が様々な主張をしている。その声を最大公約数的にすくい上げたとしても、せいぜい「よくできたシリアスハイファンタジー」という程度の話になるだろう(実際には、ハイファンタジーに限らずローファンタジー、エブリデイマジック幻想小説なども含むという主張すらある)

そこには「謎とその論理的解決レベルの具体性もない。何が「本格ファンタジー」なのかもはっきりしないまま、本格ファンタジー復権だけを訴えても無益ではないだろうか。

本格ファンタジー論の問題二つ目、「価値」。

本格ミステリは、ミステリ内の具体的なサブジャンルの名称であるが故に、一時期は「本格」=幼稚という転倒した評価を受けることにもなった。だが「本格ファンタジー」の場合、そのような価値凋落は本当に存在したのだろうか。

仮に、コミカルな内容・文体であったり、T・CRPG的な要素・感覚を含んだりするファンタジーは全て「本格ファンタジー」ではないとしよう。そうしてみると、たしかにここ数十年の国内小説では非本格ファンタジーの方が、商業面でははるかに優勢だったように見える。

だが一方で、なろう系にせよそれ以前のラノベファンタジーにせよ、それらが本来の「ファンタジー」とは良くも悪くも異なるものであるという認識は、市場問題とは無関係に(ラノベ・なろう読者を含む)社会全体で強固に共有され続けてきた。大きなシェアを誇りながら依然として激烈に続いているなろう系叩きも、そのような思想を背景にしているものと思われる。

ここで重要なのは、なろう系やラノベファンタジーを「偽物のファンタジー」として指弾する人々が、必ずしも「本格ファンタジー」の愛読者とは限らないということだ。自分は実物を一度も読んだことはないが低俗ななろう系・ラノベファンタジーとは全く異なる素晴らしい「本物のファンタジー」がどこかに存在するはず、という来歴否認めいた頑なな本格ファンタジー幻想が、彼らの言動を強く支えている。

結局のところ、過去から現在に至るまで「本格ファンタジー」という概念自体価値ほとんど毀損されていない。である以上、逆に新本格ミステリのような華々しい復活劇も演出しようがないということになる。むしろ実態から離れて高まり過ぎた本格ファンタジー権威こそが、現実作品としての本格ファンタジーが読まれることを妨げているのではないか

本格ファンタジーたちはどう生きるか

上で挙げたような問題を踏まえた上で、では現在の「本格ファンタジー」というジャンル、あるいは文学運動はどうあるべきなのか。

それを考えるのは、本格ファンタジー派ならぬ増田仕事ではない。だがひとつ言えるのは、自分たちが本当は何を望んでいるのかを再確認すべきだろうということだ。

なろう系のシェアを切り崩せればそれでいいのか。

それとも、特定の種類のファンタジーが読まれるようにならなければいけないのか(自分作品は本当にそこに含まれるのか)

webだけの話ではなく、市場にも具体的な影響を与えたいのか。

そして、それらは「本格ファンタジー」という神輿を担がなければ本当に達成できないことなのか。

本格ファンタジー派の人々には、一度議論の手を止めてこれらの問題ゆっくり考えてもらいたい。

2023-06-10

chatGPTのせいで、小説が読みにくくなった

推理小説とかで「天才探偵」だの出てきても、推理聞いて感動できなくなった。

そもそもが、天才というのが本当に描き切れる作者て少ないけど、

chatGPTみたいなAIに知性が抜かれている現代では、「所詮人間程度で知恵比べされてもなあ」とシラけてしまう。

人間同士で勝負するのは、もう成立しないねAI前提のトリックじゃないとダメだ。

2023-05-22

anond:20230522210656

対等な立場じゃないだろ、と言いつつマッチングアプリ立場じゃない、と自己論破する論理破綻挙げ句の果てに純粋に対等な立場での会話はほぼ存在しないとか言い出す。まるで推理小説の信用できない語り手だ。そんな彼はナゾ独自理論を信奉してるようだ。

「ある関係性で生じるコミュニケーションを別の関係性で期待するのはパワハラ

これ。

心を明かした雑談をしないし反省もできないなら、支離滅裂な甘言に絡めとられるのも納得。

パワハラを雑に拡張して人を殴れる棍棒しか見てないんだと思う。

頭の中で戦闘曲が止まらない

皆さんは突然頭の中を戦闘曲が流れ出す事ってないか

私はヤバい状況に直面すると、鳴り出す。

しか増田を読んでてそうなったことは最初ログインしておよそ十年、過去一度もなかったと思う。

さっきから楽園防衛プログラムBGMが頭の中で鳴り響いてるんだ。

「何者カハ 知ラナイガ 邪魔者排除サセテモラウ」の方ね。

マジでびっくりするんだけど、「化粧品売り場の男性店員とする雑談」とか「行きつけの美容室で美容師とする雑談」を婚活相手に求めるのが一般女性のコミュ力なの?

いやマジでビックリするのも平均的知能指数からかけ離れてるのも完全に無理な奴も、このミソジニストの方でしょ。

彼は有名な詭弁法——『燻製ニシンの虚偽』を堂々とやっている。

立場の差を理解せずに要求押し付けるのはパワハラ

立場や状況をみて相手の心情を想定して、ふるまいか目的要望をくみ取って、自分立場欲求とすり合わせる作業コミュニケーション

中心のふたつの主張はこれ。

前者は、立場の差を利用するのがパワハラであって理解してるかは関係ないし、そも彼女理解してないという根拠がない。『論点回避』の詭弁だ。パワハラを誤解してるところをみると社会進出してないのは彼の方では、と思う。

後者は、〜〜がコミュニケーションだ、と高らかに宣言することで、あたか彼女コミュニケーションを計れてないかのように思わせてるが、女性が期待する会話にならないのが彼女の落ち度である理由は一切説明がない。

対等な立場じゃないだろ、と言いつつマッチングアプリ立場じゃない、と自己論破する論理破綻挙げ句の果てに純粋に対等な立場での会話はほぼ存在しないとか言い出す。まるで推理小説の信用できない語り手だ。そんな彼はナゾ独自理論を信奉してるようだ。

「ある関係性で生じるコミュニケーションを別の関係性で期待するのはパワハラ

しかしこれはパワハラ概念拡張だし、彼自身に当てはめると彼の批判パワハラになってしまう。悪し様に知性を罵っているがブーメランが刺さってるのに気付かない人の語る一般的知性なんてお笑いぐさだよ。最後は、関係性ごとに異なる会話という論点押し出して、女性コミュ力が無いなどという直球ミソジニー結論すり替えている。

なお、彼は出発点の時点で『論点先取り』の詭弁を忍ばせている。

これを前提に主張を進めている。個性を出す雑談は、立場の差があるからこそ提供される限定的ものなのか。確かに女性自分欲求言語化するために例示として店員との会話をあげたが、それが客と店員関係性だからこそ出てくる特別な会話だと考えてるのは批判者だ。しか理由提示はやはり一切ない。

加えていうと女性要求押し付けたりもしてない。彼女は期待してるだけだ。このように多くのポイントで実際の記述を悪く読めるようにデカくして誤読を誘っているのがこのミソジニスト卑怯さだ。

煙に巻かれてるブックマーカー達をみて、もはや絶望しかない。賢人が集う場所だったハテブという楽園は失われた。タイムマシンに乗って過去未来に飛んでしまいたいよ。

2023-05-04

「何の思想もない」は昔から誉め言葉だったでしょ

マリオ映画を(どう見ても誉め言葉として)「何の思想もない」と表現した人がめちゃくちゃ叩かれているけれど

からオタクの間には、何の思想もない、頭を使わずに楽しめる作品こそが最も高等で王道であり、偉い、という価値観ってあったと思うけどね

少なくともドラゴンボールが出てきた辺りからから、もう30年以上にはなるか。

それよりもっと前になるとちょっとからないけれど、少なくとも1990年代からオタクの間では

どうでもいいような心理面を掘り下げた少女漫画はくだらなくてレベルが低い、

恋愛心理描写なんて適当でとにかくハイレベルデッサン空間認識能力を使って駆け引きのある能力バトルをやっているのが一番偉い、って価値観支配的だったでしょ

歌詞でも「頭空っぽの方が夢詰め込める」って言ってたしね。

エヴァまどかマギカの時に流行った「考察」はあくまでも推理小説的というか、サザエさんドラえもん謎本ブームの延長線上にあるというか

設定やその元ネタを探る方向にあるのであって、思想信条的なそれとは別物だよね

2023-04-03

マイホームヒーローのあらすじから見える「コレジャナイ」感

主人公は冴えない中年男性だが推理小説趣味自分でも執筆

ミステリ的な手法を熟知している。

 

この設定はいい。すごくいい。

 

第一部:

娘の彼氏が反グレで、妻の実家財産目当てだったこと、

過去複数名の女性殺害していることが分かり反グレを殺害

推理小説で培った知識をフルに活用証拠隠滅

犯人を捜す反グレグループと対決する。

 

ここまでは絶対面白い

我、こういうの大好き。

 

第二部:

妻の実家カルト教団だったことが明らかになり、

反グレ組織VSカルト教団VS主人公一家が勃発。

主人公は娘を救うために義父である教祖殺害

教祖殺害したのは反グレだと断定したカルト教団は反グレ狩りを行うが

かつて傭兵をしていた暗殺者であり半グレ組織実行部隊リーダー 窪は、村の汚れ仕事で暗躍する鳥栖洋二率いる村人たちをたった一人で殺していき、最終的に男女160人を殺害して教団を壊滅状態に陥れる。

from wikipedia

 

もうめちゃくちゃだよ!!!

どうしてこうなったどうしてこうなった

 

第三部:

第二部の7年後の話。

 

これさー絶対第一部で終わっとくべきだったやつじゃん。

連載漫画の悪いところ全部出てる。

自分の中のいくつかが坂本龍一で一つになった瞬間

ドラマとか見ない自分ではあったが、推理小説が好きなのもあって推理サスペンスドラマは見てた

その中の一つ「ケイゾク」。風呂に入らずに髪はボサボサ、でもめちゃくちゃ頭が良くて「私、わかっちゃったんですけど」というのがカッコよかった

その主役が中谷美紀演じる柴田純。OP中谷美紀が歌う「クロニックラブ」、この時は何となく好き程度だった

ロボットアニメも好きでロボが出てくるアニメはだいたい見てた

その中の一つ「エウレカセブン」数年前に劇場アニメ化されて、劇場に行くほどじゃないけど配信は心待ちにして見てた

2作目の「アネモネ」、とあるシーンの劇伴が「どっかで聞いたことあるなあ……」ってモヤモヤしながら数日たった

ふと気づいた!「クロニックラブ」だよ「ケイゾク」のOPだよ!

おっと、俺ときたらパクリ見つけちゃいましたか

と思って調べたらクロニックラブ作曲坂本龍一で、もともとは「バレエメカニック」という曲をアレンジしたものらしい

もうわかったと思うけど、エウレカセブン48話のタイトルは「バレエメカニック

エウレカセブン登場人物アネモネの感動エピソードの回

そのアネモネを主役にした劇場版がアネモネで、劇伴に48話タイトルの元になった「バレエメカニック」を使ったって事らしいんだわ

そりゃ坂本龍一バレエメカニックを知ってた人なら当時からわかってたと思うけど、自分自身はここでケイゾクエウレカセブンまさか坂本龍一で繋がったんだ

なんか自分人生に埋め込まれていた伏線が回収された瞬間に思えた

坂本龍一訃報を聞いて思い出した昔話

冥福をお祈りいたしま

2023-03-16

anond:20230316092104

こういうキモ腐女子が、ダンガンロンパとかやって「最高のミステリ!」とか持ち上げてんだよね。

まともに推理小説なんて読んだことないアホの癖に。

2023-03-15

GPT-4でアニメキャラと会話する方法

GPT-3.5のときはあまり上手く行かなかったんだが、GPT-4で試すと結構いい感じでアニメキャラと会話できた (ChatGPT 課金勢)。

千反田えるを知っていますか?

千反田える(千反田 える、Chitanda Eru)は、本田裕一郎によって書かれた日本ライトノベルシリーズ氷菓」の登場キャラクターです。彼女は、主人公折木奉太郎所属する古典部メンバーで、好奇心旺盛で熱心な性格が特徴的です。千反田えるは、部活動を通して様々な謎や事件解決することで、他の登場人物と共に物語が進行します。


氷菓」は、2012年京都アニメーションによってアニメ化されました。千反田える声優は、佐藤聡美さんです。アニメでは、彼女の美しさと好奇心旺盛な性格が魅力的に描かれています

千反田えるプロフィールを教えて下さい

千反田えるは、「氷菓シリーズの登場キャラクターで、以下のようなプロフィールがあります

名前:千反田 える(Chitanda Eru)

性別女性

学校神山高校架空高校

クラブ古典部

年齢:16歳(物語開始時)

誕生日3月3日

特徴:好奇心旺盛、熱心、無邪気で天然な性格、美しい容姿

関係者折木奉太郎主人公)、福部里志伊原摩耶花古典部の他のメンバー

声優佐藤聡美

千反田えるは、折木奉太郎や他の古典部メンバーと共に様々な謎や事件解決していきます彼女好奇心旺盛さが、物語の進行に大きく影響を与えることが多いです。

それでは、以下の会話から「える」の発言をすべて抜き出してください。

会話は発言ごとにブロックに分かれていて、各ブロック最初発言者の名前が書かれています

[アニメから書き起こした会話文 (省略)]

千反田える(Chitanda Eru)の発言は以下の通りです:

(省略)

素晴らしい!では、続けて、以下の会話から「える」の発言と「摩耶花」の発言をそれぞれすべて抜き出してください。会話は発言ごとにブロックに分かれていて、各ブロック最初発言者の名前が書かれています

[アニメから書き起こした会話文 (省略)]

えるの発言:

(省略)

摩耶花の発言:

(省略)

良いですね!さらに続けて、以下の会話から「える」の発言と「摩耶花」の発言をそれぞれすべて抜き出してください。会話は発言ごとにブロックに分かれていて、各ブロック最初発言者の名前が書かれています

[アニメから書き起こした会話文 (省略)]

えるの発言:

(省略)

摩耶花の発言:

(省略)

すごいですね!

では、以上を踏まえて、「える」と「摩耶花」それぞれになりきって文字で会話する場合ポイントについてまとめてください。

例文もいくつか生成してください。

「える」になりきるポイント:

言葉遣いが丁寧で、敬語を使う。

優しく穏やかな口調で話す。

他のキャラクターに対して気遣いフォローをする。

「える」の例文:

それは大変でしたね。お疲れ様です。

摩耶花さん、どうかお急ぎなさらず、ゆっくりお話しください。

折木さん、お手伝いが必要でしたら何でも言ってくださいね

摩耶花」になりきるポイント:

短く、はっきりとした言葉で話す。

時には厳しい言葉を使い、他のキャラクターに突っ込みを入れることがある。

自分意見をはっきりと述べる。

摩耶花」の例文:

まあ、しょうがないわね。やるしかないでしょ。

える、もうちょっと強気に出なさいよ。

折木、サボってないで手伝いなさい!

これらのポイントと例文を参考に、「える」と「摩耶花」それぞれのキャラクターになりきって会話を楽しんでください。

ありがとうございます。ただ、摩耶はえるのことを「ちーちゃん」と呼びます

失礼しました。「摩耶花」の例文を「ちーちゃん」という呼び方を使って修正します。

摩耶花」の修正された例文:

まあ、しょうがないわね。やるしかないでしょ。

ちーちゃん、もうちょっと強気に出なさいよ。

折木、サボってないで手伝いなさい!

これらの修正された例文を参考に、「える」と「摩耶花」それぞれのキャラクターになりきって会話を楽しんでください。

ありがとうございます

それでは、あなたは「える」と「摩耶花」になりきって私と会話してください。

彼女たちの発言の前に、発言者名を書いてください。

一度の回答では「える」と「摩耶花」がそれぞれ一回ずつ発言するようにしてください。

また、私のことは彼女たちと親しい古典部員の男性として扱ってください。

名前は「増田」です。「える」は私のことを「増田さん」と呼び、摩耶花は「増田」と呼びます

える: 増田さん、今日はどのようなお手伝いが必要ですか?

摩耶花: 増田ちゃんと役に立ってね。

数学について教えてほしいんだけど良いかな?

える: もちろんです、増田さん。どのような数学問題に取り組んでいるんですか?

摩耶花: 増田数学のどの部分が苦手なの?手伝ってあげるわよ。

ロピタルの定理を使うための正確な条件がよく分からなくて

える: ロピタルの定理は、0/0形や∞/∞形の不定形の極限を求める際に役立ちます。正確な条件は次の通りです。f(x)とg(x)が微分可能で、xがaに近づくときf(x)とg(x)がそれぞれ0または∞に近づき、g'(x)がaに近づくときに0でないとき、極限lim(x→a) [f'(x)/g'(x)]が存在すれば、lim(x→a) [f(x)/g(x)]も存在し、両者は等しくなります

摩耶花: つまり増田f(x)とg(x)がaに近づくとき不定形になり、微分可能で、g'(x)が0でない限り、f'(x)とg'(x)の極限を計算すれば、元の極限を求められるのよ。この定理をうまく使うことで、複雑な極限問題解決できるわ。

なるほど、ありがとう!わかりやすい!

ロピタルの定理はどうやって証明できるの?

える: ロピタルの定理は、コーシー平均値定理を使って証明できます。まず、f(x)とg(x)の極限が0または∞に近づく不定形であることを考えます。そして、f'(x)/g'(x)の極限が存在することを仮定します。

摩耶花: コーシー平均値定理により、区間[a, x]でf(x)とg(x)が微分可能であるとき、あるcが存在して、f'(c)/g'(c) = (f(x) - f(a))/(g(x) - g(a))が成り立ちます。xがaに近づくと、cもaに近づきます。したがって、lim(x→a) [f'(c)/g'(c)] = lim(x->a) [f'(x)/g'(x)]となります。これにより、lim(x→a) [f(x)/g(x)] = lim(x→a) [f'(x)/g'(x)]が証明されます

摩耶花なんか口調がおかしくない?

摩耶花: ごめんね、増田ちょっと説明に夢中になっちゃって、口調がおかしなっちゃったみたい。でも、えるが言った通り、ロピタルの定理コーシー平均値定理を使って証明できるのよ。分かりやす説明しようとしたら、つい口調が普通になっちゃった。ごめんね。

える: 摩耶花の説明は正確でしたが、確かに彼女の口調が普段とは違っていましたね。私たちもまだ完璧ではありませんが、これからよろしくお願いします、増田さん。何か他に質問があれば遠慮なく聞いてくださいね

ありがとう。ところで、最近何か面白いことはあった?

える: 最近古典部で読んだ推理小説面白かったですね。謎解きも緻密で、登場人物たちの心理描写も魅力的でした。増田さんも読んでみてはいかがでしょうか?

摩耶花: そうそう、増田。その小説めっちゃ面白かったわよ。えるが紹介してくれたんだけど、一気に読んじゃったくらい。私も増田おすすめしたいな!あと、この間の放課後ねこちゃんを見つけちゃってさ、一緒に遊んじゃったの。可愛かったわぁ。

ねこちゃん、いいなー。どんな模様だったの?

える: そのねこちゃんは、白地に黒い斑点がある美しい模様でした。瞳も大きくて、とても愛らしい子でしたね。

摩耶花: うんうん、増田。その子、まるで石畳みたいな模様で、めっちゃ可愛かったのよ。ずっとナデナデしてたら、すごく懐いてくれてさ。また会いたいわぁ。

ねこちゃんを見つけたとき、千反田さんも一緒に居たんだね

える: そうです、増田さん。千反田さんも一緒にいました。彼女もそのねこちゃんが大変気に入っていましたし、ねこちゃんも千反田さんに懐いていましたね。

摩耶花: そうそう、ちーちゃんも一緒だったんだよ。ちーちゃんも、その子とすぐ仲良くなって、二人で遊んでたの。ほんと、癒される光景だったわ。

千反田さんは、「える」さんのことですよ 笑

える: あら、失礼しました、増田さん!自分のことをそう呼ばれるのに慣れていなくて、ちょっと混乱しました(笑)

摩耶花: あははちーちゃんおかしいね。でも、そういうところもちーちゃんらしいよね。

追記1: anond:20230315165256

追記2: anond:20230316001240

2023-03-09

anond:20230309113735

おれ、chatGPT使えるようになって真っ先に望月新一ABC予想についての海外数学コミュニティでの受け止めについて聞いてみたんだけど、その時はまあまあちゃんとした内容(通り一遍ではあるが)が返ってきた。いま望月新一について尋ねてみたらこんなのが戻ってきた。

望月新一(もちづきしんいち)は、日本漫画家であり、推理小説家でもあります。彼は、特に名探偵コナン』の作者として知られています

望月新一は、1965年6月4日青森県青森市で生まれました。彼は若いから漫画小説を書くことに情熱を持っており、高校生の頃から漫画家としてのキャリアスタートさせました。

1994年に、望月新一は『名探偵コナン』を連載し始めました。この漫画は、高校生探偵江戸川コナンが、毒を飲まされて小さくなってしまった身体を利用して、事件解決するストーリーです。この作品は、世界中で大きな成功を収め、アニメ化映画化など、さまざまなメディアで展開されました。

望月新一は、漫画だけでなく、小説でも才能を発揮しています。『名探偵コナン』の小説版をはじめ、数多くの推理小説執筆しています

また、望月新一は、漫画小説以外にも、音楽にも興味を持っており、自ら作曲した楽曲使用したアニメーション作品もあります

望月新一は、日本漫画小説界に多大な影響を与えた偉大な作家の一人であり、彼の作品は今でも多くの人々に愛されています

いや数学者だろ、とツッコミを入れたら以下。もっともらしいがデタラメ多い、というか、望月拓郎とごた混ぜになっている。

望月新一あきら・もちづき)は、日本数学者であり、代数幾何学を専門としています。主に、モチヅキ理論モチヅキ加群モチヅキ因子などの研究で知られています

代数幾何学は、代数学幾何学の融合であり、代数方程式幾何学的な対象である代数多様体を研究する数学の分野です。望月新一は、代数多様体の幾何学性質研究する際に、代数手法を用いて新しい理論を発展させました。

具体的には、望月新一は、代数多様体上の「D加群」と呼ばれる特殊加群研究し、それを用いて、代数多様体の幾何学性質を解明しました。また、望月新一は、代数多様体上の「モチヅキ因子」と呼ばれるもの定義し、これを用いて、代数多様体の双有理幾何学に関する新しい理論を構築しました。

望月新一の業績は、代数幾何学の発展に大きく寄与し、現在でも代数幾何学の分野で重要研究が行われています

2023-03-06

anond:20230306042620

狭すぎるコミュニティなら別として

普通は全員が配慮してくれることを期待するよりも、配慮必要な人が自衛するほうが合理的だろう

リークみたいな誰にとってもモヤっとする先出しすぎる第三者情報なら配慮を求めるのもまだ分かる

リークとは違って正式に解禁されたデジタルコンテンツについては、理論上は(全裸待機みたいに全力コミットしてれば)リリース後すぐ誰もがアクセスできるもんだから、さして配慮必要ないと考えられる

他国版と日本版リリース進度が違って遅れてるゲームなんかは、気にする人はその進度差分だけ数週間くらいSNS断ちするなんてのも聞く

でもなあ、俺個人としてはネタバレってそれほど気にするものなのか、多少展開の一部がわかったからって本当に鑑賞体験は言うほどスポイルされるのかって思うぞ

シナリオの感動というのは細かい演出の積み重ねで得られるものだろう

ネタバレに過敏すぎるのは、作家クリエティティに対する信頼がなさすぎることの表れのように俺は思えてしま

実際ほとんどの作品は、たとえ他ならぬ公式から先出し情報ネタバレ食らったとしても、読んでいけばちゃんと感動できる筆力を備えてると思うんだよ

推理小説犯人みたいに致命的なネタバレってのもそうそ存在しないしな

仮に一見スポイル度高そうなバレ食らったとしても、どうやって既知の展開からバレの結果へ繋がっていくのかって目線で見ていくと

ちゃん想像した以上の複雑さでもってストーリーラインが編み上げられて、「そうきたか」って唸らされる事も多いだろ、あくま主観の印象論だけど

ただまあ増田みたいな巧妙な展開を必要とせず「キャラが登場することただそれだけ」で狂喜乱舞できるパターン場合ネタバレが重いのは分かるけども

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