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2020-07-04

anond:20200704124559

愛人云々はどうでもいいけど、島耕作読んでると日本サラリーマン全体が勝ち筋が見えなくなってるのはかなりヤバいと感じる。

元々島耕作は、日本男性サラリーマンの願望充足させることで人気が出た漫画

仕事ができて、女にモテて、若い愛人作って、権力者にも気に入られて、仕事プライベートも充実したサラリーマン描写が売りだ

で、女にモテての部分はともかく、仕事ができて。の部分にはモデルがある。

初期は作者の弘兼のサラリーマンとして働いた経験から、後には世の中の仕事がうまくいってるサラリーマン経営者取材して、

その体験漫画に反映することでリアリティを作り出してきた。

しかし、日本バブル崩壊し、長期的なデフレによる失われた20年に突入したあたりから

徐々に仕事による成功描写が怪しくなってくる。日本経済全体が失速しているからだ。

誰も勝てなくなってきたので、成功しているサラリーマン絶対数が減っていき、

リアルでの成功体験漫画描写トレースするという手段が徐々に無効化されているのだ。

他人リアル体験談が使えないので、漫画家の想像力に頼るしかない。

しかし、一個人想像力などたかが知れている。

その結果、生み出されたメソッドが女とセックスしてたらなんか仕事もうまくいっちゃった。という定型パターンだ。

島耕作が段々セックスファンタジー化していったのは、そういった理由だ。

もし日本が早期にデフレ処理に成功し、景気低迷がここまで長期化しなかったら、

島耕作ももっとリアル日本サラリーマンの真に迫ったサラリーマン漫画金字塔になっていたものと思われる。

2020-04-28

エロ絵でコンドーム散乱してるやつ

あれ凄いよな。超律儀な男じゃん。

コンドーム1ダースくらい使って、全部結んであったりするだろ。

普通無理じゃね?お前A型の極みかよ。そもそも12回もできねぇ、という野暮は言わないとしても、出す、モノを抜く、ゴム外す、結ぶ、次のコンドームの封切る、着けるってことを11回やるわけだろ?

それ想像して笑っちまって抜けねぇ。

イラストだとケダモノのように犯してるように見えるけど、実際は外して結んでつけるという作業ちゃんとやってるわけだよな。

その間女の子どうしてるんだろ。

「あー…もう疲れたわ…」って絶対なるだろ。でもやっぱり男がまた挿入してきたらイラストみたいな感じにアンアンちゃうわけで。ものすごい演技力じゃね?淫乱とか堕ちとかそういうんじゃなくて、普通に冷静でかつノリのいい理想女の子だろこれ。

描いた人の意図としては「理性を失うくらいのセックス」なはずなのに、同じイラストの中に「二人が真顔に戻る瞬間が11回もある」ことを内包してるわけだよ。これ凄くね?

コトが終わった後のその二人の会話が気になる。絶対内心で「いやーキツいわぁ」ってなってるって。でもそれ言うと相手の頑張りに水さしちゃうから、ウェヒヒとか笑ってごまかすしかないわけだろ。

和んじまって抜けねぇ!

しかも、クッソ汚いオッサンでもたまに全結びのA型の鑑がいる。下品で臭くて男の俺でもマジ勘弁なオッサンでもちゃんと結んでるんだよ。

これは快挙だろ。いや、何が快挙なのか意味分からんが、見てるこっちとしてはさ。そういう気持ちがしてくるだろ。

しかも結んだコンドームがプリップリなのも気になるんだよ。

なんか…あのゴム厚くね?

つーことは、すげぇ激しくセックスをする性豪と見せかけて、早漏防止の極厚コンドーム使用しているという推測が成り立つわけだよな。

女の子をほしいままに蹂躙する!!!

という絵面に反して、「極厚コンドーム自分のコンディションを調整する男」という妙に冷静な視点が加わるわけだよ。

A型金字塔だよ。お前がナンバーワンだ。

以上のことから使用済みコンドームが散乱しているタイプエロ絵の男は

・数回~十数回も訪れる『沈黙時間』に屈することな行為を行い続けられる鋼の精神力

・「もういいだろ…」という空気ものともせず行為を行い続けられる不屈の精神力

・きっちりと全結びをしていく巌のごとき精神力

早漏という己の弱点を認識し、テクノロジー解決していこうとする柔軟な対応

を兼ね備えた存在ということになる。

女性視点で見るとすげー迷惑だなこれ…。

疲れてんだから早く終わらせろよとか思ってる間も男はしっかりと極厚コンドームを結んでいるわけだよ。

辛いわ…。

もう俺、コンドーム全結びタイプエロ絵じゃ抜けないわ…。

昔はあんなに好きだったのにな…。

2020-04-10

もってけ!セーラーふくに感動した

俺はもってけ!セーラーふくが聴けない。イントロはまあなんとかいけるが「いーかげんにシナサイ」でダメになる。恥ずかしいのだ。なんというか2007年の"萌え"がガッっと懐に飛び掛かってくる。俺の心はまだそれを受け止められない。電波曲は嫌いじゃないしむしろ好きなんだが、どうしてももってけ!セーラーふくという電波曲の金字塔を前にすると照れが生まれしまう。

で、

なぜ俺がもってけ!セーラーふくに感動したかというと、月ノ美兎がこの曲の歌詞うろ覚えで紙に書いたものツイッターにあげていたのをふと思い出して、さっき歌詞検索してみたからだ。

すごいね畑亜貴天才と言われている所以再確認した。他の畑亜貴作詞の曲も聞くけど、ちょっとこの曲は段違いだ。

一番すごいと思ったのは多分Cメロにあたるところの「うんだかだーうんだかだーうにゃうにゃはれってほれってひれんひらー」だ。

それまでに散々荒唐無稽な、いや実際には女子高生の"萌え"を表した言葉を紡いできているんだけど、ぱっと見何が何だか歌詞を書いていきながら、この「うんだかだーうんだかだーうにゃうにゃはれってほれってひれんひらー」であぁこの曲は、この歌詞はもうすぐ終わるんだなということがわかる。いやそれまでの英語歌詞あっての「うんだかだー」ではあるんだけど。

畑亜貴はすごい。

俺がもってけ!セーラーふくが聴けるようになるまで、もう少しかもしれない。

2019-12-27

独断偏見で選ぶ2010年代ベストアニメ10

2010年代が終わるわけだが、2010年代アニメベスト10独断偏見で決めてみたくなった。ので増田に放流。

見てない作品は語れないので見た作品だけ挙げる。見た作品の数が少なくラインナップが偏っている結果チョイスが偏った点については先に謝っておく。また、順番は順位ではなく放映順である

魔法少女まどか☆マギカ』(2011年

長いゼロ年代の終わりを飾るというか10年代の始まりを告げるというか、とにかくエポックメイキング作品だった。紛れもなく一時代を画すアニメであり、こんなに議論が盛り上がって人々の印象に残ったのってマジでエヴァ以来なのではという衝撃があった。

Fate/Zero』(2011/2012年

2010年代にはFate/stay night [Unlimited Blade Works](2014/2015年)とFate/stay night [Heaven's Feel]』(2017, 2019年)がアニメ化され、さらにはFGOや『Fate/Apocrypha』に『ロード・エルメロイII世の事件簿』もアニメになり、いずれも素晴らしい出来だっただけにどれを入れようかすごい迷ったのだけれど、Fateシリーズに新しい客層を開拓したという点でZero存在感がなんだかんだで大きいかなと。切嗣重要台詞微妙原作改変でそれはどうなのかと思わなくもなかったがラストの桜ちゃん原作ではなくボツになった原案通りに作ってくれて素晴らしかったですね。人間オルガンちゃん再現されなかったのは残念だけど仕方ない。Heaven's Feelも本当に素晴らしかった……。何も言うことはない。俺たちの見たかった最高の桜ルートだ……。2010年代Fateアニメ化で盛り上がった10年だったと回顧できるだろう。セイバールートも作り直して。

おおかみこどもの雨と雪』(2012年

一作くらいは細田守を入れておいてもいいんじゃないかと思って挙げてみた。細田守はてなでは評判が微妙だが普通に『おおかみこども』は良い作品だと思うんだ。純粋家族愛物語として見ると違和感とかも出るのかもしれないけど、歪められた関係性も理想化された田舎も、すべては花の回想をもとにして雪が語ったことであって、花というある意味信頼できない語り手を通して見た世界なんだよね。加えて言うなら、花が雪より雨を構っていることに批判的な意見も多々見られ、それは雪から見ればそうなのだろうし実際にきょうだいより構われなかった思い出を持つ人にとっては良い気持ちはしないのだろうけれど、でも完璧人間でないと母親になってはならないか、といったら違うわけでしょう。母親欠点を持つひとりの人間だし、それでも母親なのだ、という話だと思いますよあれは。それらの偏愛や歪んだ世界像を卓越した映像美でくるんで提示してくるところに、細田守が色んなひとの神経をざわつかせる理由みたいなものがあるんじゃないのかな。

サカサマのパテマ』(2013年

アニメ映画を1つだけ挙げろ、と言われたらこれを推す。名作名作アンド名作。何を語ってもネタバレになりそうなので最高のSFアニメ映画だという当たり障りのないことしか言えない。ボーイミーツガールSFの傑作。いいから何も言わずに見やがれください。

SHIROBAKO』(2014/2015年

単純なアニメ業界楽屋ネタに留まら人間ドラマとしてしっかり作り込んでいてくれて良い作品だった。23話はみゃーもりにつられて泣いちゃうでしょ……。5人の歩く道は凸凹していて、正解はわからずに手探りで進んでいくしかなく、それでもアニメに関わりたいという意志を持って進んでいけば夢に手が届く。そういう話の筋としてはありふれた成長譚を細やかな人物造形と堅実な脚本で良いアニメにしてくれていた。「万策尽きたー!」「どんどんドーナツどーんといこう!」などのフレーズも印象に残る。ただアニメというフィルターを通してもなおアニメ業界ブラックさが滲み出ており「これは美談にしてはいけないやつでは」みたいな感もあって、アニメの放映スケジュールが狂うことがあちこちで頻発しているのを放映予定の変更とかで視聴者目線でも感じ取れるだけに複雑な気分である

放課後のプレアデス』(2015年

紛れもないジュヴナイルSFアニメの傑作。可愛らしい格好をした魔法少女たちが土星の輪に突入するとか太陽系外縁部を探査するとかブラックホールを反転させるとかのハードSF冒険を繰り広げるギャップがすごいし、荒唐無稽ファンタジイとリアル宇宙描写を融合させた映像美はアニメからこそ実現できるものだろう。ちょっと宇宙が出てくる魔法少女ものだと思って見始めたわけだけど土星の輪に穴を開けてエンジンを探し始めた辺りでガチSFをやろうとしてるんだと理解したし実際かなりSFだった。降着円盤温度まで考察されてるのすごくない……? そして根底には傷つきやすい繊細な心と他者を思いやる優しさが流れていて、映像の美しさと相まってリリカルさに心が洗われるような気持ちになる。放映終了後の喪失感は半端なかった。『サカサマのパテマ』と並ぶ2010年代SFアニメ金字塔ですわ。これが星雲賞を獲るべきだったのでは。

プリンセス・プリンシパル』(2017年

アクションのキレの良さ、百合描写の濃密さ、黒星紅白キャラの可愛さ、音楽テンポの良さ、細部の丁寧さ、どこをとっても娯楽アニメとして超一級の出来だったと言うほかない。特に5話の剣戟シーンはここ十年で一番の殺陣だと思う。梶浦由記オサレ音楽BGM美少女たちが流れるような作画チャンバラするの控えめに言って最高としか言えない。また「神は細部に宿る」を地で行くような作品であり、アンジェプリンセス手紙の遣り取りとか、脱出用の荷物に書かれた文字とか、さり気ない描写ひとつひとつに込められた情報量が半端なく、それによって世界観と百合に奥行きを持たせることに成功していた。アンプリ、いいよね……。劇場版むっちゃ楽しみ。

宇宙よりも遠い場所』(2018年

素晴らしい作品だった。2018年TVアニメ豊作の年でありゾンビランドサガ』『SSSS.GRIDMAN』などオリジナルの良作が次々と放映されたわけだが、なかでも別格だと思うのが『よりもい』。毎話毎話が最終回のごとき余韻を残し話ごとのメリハリも利いていて軽くシネマっすねという感じだったし、「先に行けって言われて先に行く薄情にはなりたくない!」「友達ってたぶんひらがな1文字だ!」などの印象に残る名台詞の数々は記憶に焼き付いて離れない。花田! 神回しか作れずに恥ずかしくないのか? 視聴者を泣かせて食うメシは美味いか? なかでも特筆すべきは12話で、まさか受信メールフォルダを映し出した画面に泣かされるなんて思ってもみなかったアニメ史に刻まれる名シーンですわ。

さよならの朝に約束の花をかざろう』(2018年

岡田麿里が本気を出してファンタジイをやったらなんかすごいのが出力されてきた。失ったものいつまでも抱いてしま妄執とか、恋と愛の区別あやふやになって煮えたぎる思いとか、無理やり連れ出されて見せられた世界の美しさとか、そういったドロドロした感情を叩き込んだ闇鍋から人は互いに織り上げあう物語であるというテーマを掬い上げて観客の前にどーんと呈示してくる素晴らしい映画作品。ただただ名作と言うほかない。15歳しか離れていない不老の種族美少女なお母さんに育てられたいだけの人生だった……

『天気の子』(2019年

君の名は。2016年)で俺たちの新海が一気に一般人にも知られるアニメ監督にのし上がってしまい、遠くに行っちゃったんだな……とゼロ年代に魂を囚われたオタクたちが訳知り顔でホロリとしていたところに投げ込まれた傑作。いや~原作PC版のクライマックスを忠実に再現してくれてましたね! 私は原作だと夏美ルートが好きで、彼女が晴れ渡った青空を見て浮かべる笑顔の爽やかさと、その青空意味を後続のルートで種明かしされて味わうことになる切なさがめちゃくちゃ印象に残ってるんですよね。でもやっぱりあの長編エロゲから1ルートを取り出して劇場アニメにするとなったら陽菜ルートになるのも納得がいくわけで(甲高い早口

……という感想を諸人こぞりて口にしはじめる辺り、完全にゼロ年代エロゲだったテン年代最後の年にゼロ年代を煮詰めたような要素てんこ盛りの作品を公開してしかもそこにセカイ系を力強く肯定するオチをつけるわけですよ。ゼロ年代の亡霊が昇華された感があり、なんというか新海誠すげえわ、一生ついてくわ。

2019-11-08

anond:20191107232350

セックス・アンド・ザ・シティ

女の友情金字塔。どの作品より女の友情を描いてるといえるかも。セックス洒落を開けっぴろげ語る仲良度

デスパレートな妻たち

ご近所付き合いで生まれ中年女性たちの微妙友情駆け引きミステリー要素もあって面白い

プリティリトルライアー

学園ドラマティーン女子たち四人がAという顔の見えない悪人に脅される日々に怯えながら、戦うべく知恵を絞り結束していく

ゴシップガール

主役とその女友達の絆、危うくて純粋ティーンのものでよい

2019-10-26

オタクvsフェミの話がまだまだ続くようなら

あの『紅一点論』の話を軽くでいいから一度総括しておくべきなのかな、とか思う。

評論としては「伝記を叩くのがメインだったはずなのに、見事なまでに前座藁人形だったアニメ特撮しかまれなかったお気の毒な本」ぐらいの評価関の山で、

そのアニメ特撮編も「ああ、頑張って視聴したけどさっぱり頭に入ってこなかったのね」ということだけがが伝わってくるトンチキな代物なのだけども。(なお、伝記編は輪をかけて薄っぺらい)

要するに、「マンガみたいな文体テレビまんがを評論俎上に上げた」ことだけが評価点の本。

もともと「身近なところにこんなに女性差別が!」という話をぶち上げる上で、差別主義者であろう読者のみんなが安心してフェミニストと一緒になってぶっ叩いて差別できる対象としてアニメを選んだはずなのに、

アニメ評論できる」という実績だけが金字塔になってしまった、そんな本。

一般人フェミニストは同じ差別主義者としてわかりあえる!という理想()のもとに書かれて、そして見事に裏切られた本。

2019-10-20

anond:20191020233159

ポリコレ映画金字塔「國民の創生」(1915・米)をこないだ見たんですが、正直いって映画史で重要とみなされてるから今でも映画好きたちが見てる、ってだけだと思った。

第一次大戦のころってああいうのがウケたんだろうか?

2019-10-02

下品性的グルメ漫画」について考える

※注意→ジャンプ+の漫画食べる女」及び一部のグルメ漫画文句言ってるだけなので、好きな人は読まないでね

先日、ジャンプ+の漫画食べる女(原案:アホ太郎/作画:伊藤いーと)」(https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156688999970)のコメント欄が荒れに荒れた事件があった。

匿名をいいことにコメント欄を荒らすような人間民度たかが知れてるのはもう分かっていたけど、その火元の「食べる女」を実際に全話読んだが、まあ唸ってしまった。悪い意味で。

これは確かに少年誌(ジャンプ+をそうカテゴライズするのが正解なのかは不明だが)の「グルメ漫画」として連載したならば多くの読者から顰蹙を買っても不思議ではない。だからといって、自分不快だったという理由コメント欄小学生レベル暴言を書き込むのは勿論お門違いではあるけれども。

自分なりに「食べる女」が気に入らなかった点を箇条書きで書き出してみた。

・食べ方が汚い。圧倒的に汚い(ご飯粒をポロポロこぼす、アイスキャンデー必要以上にベロベロ舐め回す、ヨダレ垂らす、迎え舌、「んふっんふっ」と声を上げながら食べる、口の中に食べ物が入ったまま喋る、食べ物で頰を膨らませる)

キャラクターの表情が過剰、包み隠さず言えば情事連想させる(目を潤ませ顔を紅潮させる、唇が色づく、さっきも言ったけど迎え舌)

・食べてる時の擬音が汚らしい(「んちゅっ」「くちゃっんちゃっ」「ぴちゃ」「ぶぼぼっ」など)←個人的にはこれが一番キツかった

と言った具合に、評判の悪いグルメ漫画ではもう見飽きたほど定番評価が並んだ。

総括すると「汚い」「下品」であり、Twitter感想をサーチする限り批判ツイートの大半がこれを占めていた。

特に話題となっている8話では女性上司ラーメンを食べるのだが、スープを飲んでいる時に「ぶぼっずっ ぶぼぼっ ぶ ぶはっ ぼぁ」という擬音が鳴る(原文ママ)。いやそうはならんやろという感想を抱く。汁物をこんな音を立て啜ってたら噎せてるのかな?逆流してんのかな?と心配になる。

あと「ぼぁ」て。どう食べればそんな音が出るんだ。描いてる時に疑問に思わなかったのだろうか?

ついでに個人的には、食べてる時の擬音の書き文字がモロ18禁だなと思った。

それらを除けば絵は綺麗だし、登場する女性はみんな美人料理も美味しそうに描かれている。

(でもぶぼぼっと音を立ててスープを食べてたりカレーガツガツ食いご飯粒を吹きながら大声で職場愚痴を言ってると、どんな美人台無し)

率直に表現すれば「食べ物エロく食べる美少女美女」というコンセプトはもう時代遅れなのではないかと思う。

普通感覚で言えば食と性(下ネタ)は融合させるべきではない。だって食事中にウンコの話されたら嫌だろ。テレビ見てても芸能人の人が食べ方汚かったりクチャラーだと嫌な気持ちになるだろ。

グルメ漫画は「おいしそうな料理の絵→ぱくっ→もぐもぐ→おいしい!」の循環で充分ウケるだろう。てかそれでいいじゃん。なぜわざわざ変化球で行こうとするのか。

ぱくっ。もぐもぐ。で食事描写はそれで済むじゃん。「きゅんっ!」「ぞくぞくっ…」「じわぁ……」とかもう食の何を表現してるのかわからない。

グルメ漫画金字塔とも言える「孤独のグルメとか見てみろ。至ってシンプルだぞ。変な汁飛ばさないし五郎さんの顔は常に平静だし。

と、まあこう「嫌われるグルメ漫画法則」を一つずつ丁寧に踏んで歩いている印象を受ける「食べる女」は、最早「無駄性的グルメ漫画に対する暗的なアンチテーゼ」なのではないかとすら深読みしてしまう。

頰を紅潮させて食べる美女、色づいた唇、変な擬音、飛び散る汁と米粒……。

地雷グルメ漫画の要素をこれでもかと詰め込んで融合し、「最強の地雷グルメ漫画」として少年誌に君臨し、それを読んだ読者の反応を観察するという壮大な実験……

……とでも妄想しないと、令和にもなってこんな学習能力の無い漫画が出てきた事実絶望しそうになってしまう。

その点「不倫食堂」(著:山口譲司)でそういった批判をあまり目にしないのは(あくまで所感)、シンプルにハナから主人公エロい女と美味いもん食ってセックスします」というのを作品テーマとして明言していることが大きいのではないかと思う。

その前提があるから食べてる時の女性の唇にトーンが貼ってあっても、まあそういうものかと納得できる。

予めそういう読者層を限定すること(そういうのを読みたい人だけが読む)で上手くゾーニングできてきるので、読者の大半の需要を満たすことができているのではないか

あと食事シーンがそれなりに豪快であるものの、そこまで汚らしくないというのもある。

なので、「食べる女」もティーンズ系の少年誌ではなく青年誌もしくは成人向けで、最初からエロに振り切ってます!」と開き直っていれば、ここまで炎上することもなかったのでは…?

「汚く飯を食い散らかす美人の女」が性癖紳士による楽園となっていた可能性も否めない。

……いや、どうだろうな。擬音汚いし。ぶぼぼってラーメン食べるし。

わからん。もう難しいことわからんお腹空いたな。晩御飯食べてきます。それじゃ。

ちなみに自分オススメしたいグルメ漫画は「人魚姫のごめんねごはん」(https://yawaspi.com/gomennegohan/)です。

ついでにおまけ

ジャンププラスの『食べる女』が最後までコメント欄が荒れていた - Togetter」(2019年9月27日)https://togetter.com/li/1409466

2019-07-20

『天気の子』は劣化君の名は。』な駄作だった

公開直前のインタビューで新海は「賛否が分かれるものを作った」と語った。

それを見て、「あ、いつもの新海に戻るのかな?」と思った。『君の名は。』で釣った客にポエム自己完結の新海ワールドをぶつけて全面戦争を仕掛けるのか! と。しかしそんなこたー全然なかった。蓋を開けてみれば『天気の子』は単なる劣化君の名は。』に過ぎなかった。がっかりだ。

ダメな点は色々あるがクリティカルだったのは物語感情がまだらになってるところ。ようは暗いシーンのあとにやや明るいシーンが来るのだがまた暗いシーンになるためどういう感情でいればいいのかが凄くわかりにくかった。

これは『君の名は。』と比較すれば差は歴然だ。

君の名は。』はややおセンチモノローグから始まるが、すぐに入れ替わりのコメディシーンにつながり、テンポの良いそれは見ていてとても楽しい

楽しい気分にひたっていてやや飽きを感じ始めた頃に瀧と先輩のデートが失敗し、「なぜか。もう二度と。俺と三葉との入れ替わりは起きなかった」という“謎”が提示される。

そして瀧は直に会おうと糸守を訪ねるが、そこで彗星の落下によって三葉がすでに死んでいることを知る(シリアス)、という感じだ。

君の名は。』のストーリーはこれ以上追わないが、コメディ→謎→シリアス目的明確化彗星が落ちる前に皆で避難する)→歓喜(かたわれ時の再会)→暗転→奮闘→大団円、と今どういう感情でいればいいのかということを物語が迷わせないつくりになっているし、『君の名は。』はそういった完成度を持った作品だった。

RADWIMPS楽曲も、シーンの移り変わりや強調に使われて非常に効果的だった。

翻って今作である

冒頭、ヒロインが天気の子になった経緯を説明されたかと思うと、家出してきた主人公新宿歌舞伎町世間の冷たさを味わうシーンに続いていく。いきなり説明→暗いシーンをカマされ気分は上がらない。

その後やや明るいシーンになるが、主人公ヒロイン生活環境がアレなので底部に流れるテンションは暗く、そしてそれがやがて表面化(その最たるはヒロイン消失)する。

その表面化も事前に予測がつくように設計されてるため、明るいシーンを見ていても「どうせ後で……」と落ち着かない。つまりずっと消耗させられっぱなしなのだ。これはキツい。

もうひとつキツいのは主人公が幼稚すぎて感情移入しづらいという点だ。

子ども主人公がなんだからそらそうだろ、という話はあるのだが、“学校”がフィールドだった前作とは違って家出してきた少年フィールドは“社会”になるためアテもなく家出してきたことやそれが故に困窮しても「帰りたくない」と言い張る姿はやはり幼く映る。

特にコイツやべーとなったのはヒロインが消えた理由理解しない周りの大人にキレ散らかすところだ。普通こういう情報格差によって周囲が無理解な時、視聴者としては主人公側の心情に立つものだが今回は中々そうなれない。何故か。それは視聴者主人公の側にも情報格差があったかである

俺は基本的主人公視聴者情報格差はない方がいいと考えている。視聴者が得ている情報によってこうすべきと思う行動を主人公が取らないと苛立つからだ。もし主人公視聴者情報格差を作るならフォロー必須だと思ってる。『天気の子』はそのいずれでもない。

ヒロインが消えると視聴者は早い段階で予測できる。そういう設計になっている。しか主人公はそれを察しないし、決定的な情報提示されたときも反応が鈍い。それなのに自分は周囲にキレ散らかすのだけは忘れない。ただのやべーやつである

主人公がそんなだからヒロインと再会し、気持ちを確かめ合うように互いの名前を呼ぶシーンも冷めた目で見てしまった。『君の名は。』のかたわれ時やラストシーンのよっしゃ感とは雲泥である

そろそろまとめに入ろう。最初に『天気の子』は劣化君の名は。』と言ったが、『君の名は。』とは何でどう劣化しているというのか。

君の名は。』とはひょんな出会いを果たした少年少女が超常現象によって引き裂かれ、残された側は相手ともう一度出会うために必死にもがいてそれを果たす“エンタメ作品である(『言の葉の庭』と『秒速5センチメートル』以前は“エンタメ作品”ではない)。よく見かける構造といえばそれまでだがいずれにしても『天気の子』はその形を踏襲している。しかし肉付きが圧倒的に劣る。

これまで挙げてきた要素はその筆頭格だし、その他にもふたりが再会するシーンのアイデア演出にも歴然とした差がある(「かたわれ時だ」は非常に美しい)。「忘れないように名前書いとこうぜ」からの「好きだ」のようなぐっとくる演出コメディ部分で手に名前や苦情を書いて伝えていた、という点とつながるのが良い)もないし、ラストシーン拙劣さは『君の名は。』に比べると目を覆わんばかりだ。「天気って不思議だ。ただの空模様にここまで心を動かされてしまう」という主張も正直「だから?」という感じで刺さらなかったというのもある(けっきょく大事なのは天気ではなく大事な誰か、という結論だし)。

君の名は。』がヒットしたから次もそれで、というのは理解できるし、これ以外でどうやれというのかとすら思う。ただ肉付きでここまで劣ってしまうなら違う構造の話にチャンレジして死んだほうがまだマシだったのではないか

というわけで『天気の子』はがっかりするほどの駄作だった。クソミソにけなしておいてなんだけど俺は新海誠ファンなので悲しい。

ほしのこえ』で新海を知り、『秒速5センチメートル』で「これは新海の集大成だ!」と吹き上がった過去を持つ俺でも『君の名は。』のPVを見たとき「あ、これは売れる」と素直に思った。実際その通りになったし(もちろんあそこまでの大ヒットになるなんて思いもしなかったが)、そんなクソウザ古参でも『君の名は。』が新海作品の中で一番面白いと胸を張って言える。

新海誠はいつまでも過去やどうにもならない何かに拘泥する男を描くだけのクリエイターじゃなくなっていた。それはとても喜ばしいことであり、同時に階段をいくつも上ったんだと確信した。『天気の子』のPVを見て嫌な予感はしたが、押し殺して封切り初日映画館へ向かった。嫌な予感を信じるべきだった。だって君の名は。』はPVからして面白そうだったんだから

前作の半分、悪ければ1/3ぐらいの興収だろう。口コミも広がらず、けっこうなコケ方をすると思う。

新海誠は新海的なものとの決着を『秒速5センチメートル』でつけ新境地を切り開こうとした。しかしそうして出来上がったのはジブリ劣化コピーだった。『言の葉の庭』という中編で再起を果たし、『クロスロード』という小品で手応えを得た新海は金字塔を打ち立てた。しかし次に作ったのは前作の劣化コピーだった。

新海はこの先、どこに向かうんだろう。今作が劣化コピーだったという認識なくして前には進めないと思うが本人も周囲もそれをひた隠して次なる場所を目指すんだろうか。

それでも俺は、そのたどり着いた場所を、わずかな恐れとともに待ちたいと思う。

2019-02-16

百合ジャンル歴史現在 前

 本稿では、BL/やおいと比べ論じられることの少なかった「GL/百合ジャンル確立歴史と、その現状について考察する。

 はじめに、「百合」というマンガアニメにおけるジャンルを示す言葉概要説明する。「百合」とは主に、女性同士の恋愛と、それに満たない関係性も含めて描いた作品ジャンルを指す。川崎によれば、定説として語源ゲイ雑誌薔薇族」に由来する。男性同性愛を指す「薔薇族」と対になるよう、女性同性愛者を「百合族」と呼称した「百合族の部屋」というコーナーが1976年から不定期連載されるようになったのが始まりであるとされる(川崎2014:44)。当時はレズビアンを指す用語だったが、徐々にサブカルチャーに輸入され女性同性愛を扱った作品群を呼称する言葉に変化していった。

 まず、日本での「百合」のマンガジャンルとしての成立について述べる。そもそも大正ごろの日本においてマンガとしての形態以外で女性同性愛テーマにした創作物としては、性描写過激男性向けポルノか、少女向けの小説に二分されていた。特に女学生同士の姉妹関係エス」をテーマにした少女小説金字塔として、「花物語」(1925)などが代表される。しかし、大正時代少女文化として流行した「エス」の概念現代の「百合概念とは違い、上田は「自覚的女性を愛することを選択したというよりは、良妻賢母になるための安全なる予行演習という側面もあった」と述べている。(上田 2014:192)

マンガが発展し、女性同士の関係性を主題とした最も初期の連載作品1970年代ごろから山岸涼子「白い部屋のふたり」(1971)、池田理代子おにいさまへ…」(1974)、「ベルサイユのばら」(1972-73)のオスカルロザリーなどにみられはじめる。これらは、「24年組」に代表される少年愛テーマとしたマンガと同時発生的に少女マンガ誌に掲載されたものだ。藤本は、このころの百合マンガの大きな特徴として

 ①対照的な二人の容姿(中性的・くっきりとした美人可憐少女イメージ)

 ②演劇モチーフ(宝塚歌劇の影響)

 ③悲劇的なストーリー(少年愛を扱う作品対照的同性愛による葛藤描写)

を挙げている(藤本 2014:101)。これらの特徴は、1970年代女性の抱えていた抑圧感を反映していたものなのではないかと考えられる。女性作家による「少年愛」が現実の抑圧から解放として、性的未分化存在(少女)の何物にも縛られない感情の動きを描写したものなら、このころの「少女愛」はそれと対照的に、抑圧からの逃避としての悲劇的な結末が設定されることが多かったのではないだろうか。表現手法舞台設定は耽美幻想的でありながらも、当時の日本での女性のおかれる立場に忠実な閉塞感が描写されたものだと考えられる。また、この時代百合マンガ少年愛ほどの大きなムーブメントには発展せず、作品数も多くはなかったため、自然消滅的に衰退していった。

 しかし、1990年代同人誌文化の発達に伴い、百合ジャンルも急速にその勢いを復活させる。

まず、「美少女戦士セーラームーン」(1992-97)によって、女児向けマンガにおける戦う美少女という概念ジェンダー論的な観点においての大きな転換点となる。異性愛的な要素が物語の中心に関与していたにもかかわらず、同人イベントではセーラー戦士同士のカップリングを描いた作品が爆発的なブームとなった。その理由として考えられるのは、消費される客体としてではなく主体としての戦う美少女像が確立されたことではないだろうか。これにより、百合的な描写70年代における悲劇的な結末に向かう物語ではなく、少女が二人で主体的に幸せを獲得していく過程が重視されるようになっていったと推測できる。

そして、物語の中の関係から百合文脈を汲み取っていた時代から、前提として百合のもの主題においた作品も増加していく。代表的なものとして、「少女革命ウテナ」(1996-98)がある。この作品は、古典的少女マンガシンデレラストーリーを基盤に「王子様」と「お姫様」を少女同士に置き換えてなぞりつつ、70年代百合作品に見られた演劇的なモチーフや学園モノ、男装美少女といった設定を取り入れ、また絵柄としても耽美で繊細なものであったが、これらは意図して行われたパロディ化された演出だった。ストーリーの結末も、最終的には二人が離れ離れになる点は悲劇的にも取れるが、その後ヒロインたちの再会が示唆されている。アライによると、「王子様」と「お姫様」が結ばれてハッピーエンド、という構造少女同士で反復するだけではなく、最終的にヒロインたちは「王子様」と「お姫様構造破壊し、自身覚醒させ歩き出すことで、社会的女性規範を打ち砕くことができるのだ。(アライ 2015:57)それこそが「世界革命する力」であり、この結末によって投げかけられたのは、異性愛規範や家父長制へのアンチテーゼと、黒人女性解放運動日本女性ウーマンリブ運動などの背景を踏まえた社会的メッセージだった。

これらの2作品によって、社会的な動きと呼応した百合マンガの潮流が形作られはじめる。「セーラームーン」も「ウテナ」も少女マンガ誌に掲載されており、本来ターゲット層は10代の少女対象にしていたと考えられるが、ここでのプラトニック少女たちの絆がオタク層にも受け入れられ、恋愛的な文脈解釈した成年層による二次創作が爆発的に流行する。これと同時に一次創作オリジナル同人誌においても、「百合」という概念が定着しはじめ、少女同士の恋愛主題にした作品がみられるようになる。

 そして2000年代に入ると、マンガジャンルとしての百合を専門に掲載した「百合姉妹」(2003-2005)が発刊される。その後、「コミック百合姫」(2005-)に統合され、現在刊行中。専門誌の発刊は大きなジャンルの発達の手掛かりとなり、この雑誌に連載されていた作品アニメ化や二次創作流行によって、「百合」というジャンルがはっきりと定義されはじめ、広く認知されるようになっていく。しかし、その定義に関して「男性が主要人物として登場し、恋愛関係に介入する」「性的関係が生じた場合百合ではなくポルノ」などといったさまざまな議論が巻き起こったのもこの時期である

また同時期に、「神無月の巫女」(2004-05)や「舞-HIME-」(2004-05)などの少年誌で連載される百合作品が登場する。これらの作品は、少女マンガ作品よりも直接的な同性間の恋愛としての描写性的表現が強く押し出されていた。ここから現代男性向けと女性向けの要素を同時に内包した現代百合マンガ形態確立しはじめたといえる。2007年には、前述した「コミック百合姫」の姉妹紙として一迅社からコミック百合姫S」と「コミック百合姫Wildrose」が発刊。「S」は本誌よりソフトで繊細な関係性の百合を扱い、なもりゆるゆり」(2008-)が代表するような「日常系百合」の流れを作った。一方「Wildrose」は、それまで成人向けポルノとしての過度な性描写忌避されがちだった(厳密な定義での「百合」ではないとされる議論があった)当時の風潮の中、直接的な性描写掲載した作品を扱う専門誌として独立した挑戦的な試みだった。

 ここで、2008年に行われた「コミック百合姫」の読者アンケートを参照してみる。2008年7月号時点の『コミック百合姫』読者の男女比は男性27%、女性73%であるのに対し、『コミック百合姫S』の方は男性62%、女性38%となっている。つまり現在統合された「コミック百合姫」の購買層は、この男女比を単純に平均すると男女差はほぼ半々で、やや女性読者のほうが多いということになる。ここでは百合マンガの購読層を性別と消費の形態に4つに分類して考察した。

①「傍観」型女性

 女性購読層において基本的には、社会的比率を前提にすると異性愛女性のほうが多いと考えられる。彼女たちは少女同士の関係性に、「現実における異性愛ジェンダーロールによる苦痛から隔絶された「非現実的な同性間による越境快楽」を心の拠り所として愛好するのではないだろうか。なおこれについては、やおいBL ジャンルを愛好する女性においてもほぼ同じ理論適用できる層が存在すると思われる。

②「投影」型女性

 百合というジャンル性質上、他の恋愛形態をメインとしたジャンルよりもレズビアンバイセクシャルを自認する女性が購読層に多い傾向にあることは考慮するべきである彼女たちは、異性愛女性が「少女マンガにおけるロマンティクラブ」を夢見るのと同じように、自身性的指向に一致した自己投影先として「百合マンガにおけるロマンティクラブ」を享受していると考えられる。

③「傍観」型男性

 百合自分投影先の存在しないストーリーを消費するものとして受け取っている購買層。①「傍観」型女性とほぼ同じ論拠が適用できると考えられる。

④「投影」型男性

 百合マンガ登場人物自己投影する男性は、ジェンダーロールから解放と、女性との恋愛の疑似体験を同時に達成できる。この購読層の性的指向に関しては、社会的比率として異性愛男性が多いと思われるが、異性愛コンテンツNL)ではなく百合GL)を愛好する彼らに関しては、③「傍観」型男性よりさらに複雑な感情ルーツを持っていると考えられる。また、TS願望を持つ男性MtFとは区別する)や、同性愛男性共感を持って少女同士の関係性を愛好する例も、この枠にひとまず収めることとする。

⑤「乱入」型男性

 特に男性向けの性的描写の含まれ百合マンガ等においては、その世界の中に没入し登場人物の中に「混ざりたい」という観点で消費する層も存在する。これは上記の4つの例と異なり、少女同士の関係性ではなく「(男を知らない、穢れのない存在として描写される)レズビアンである少女を自らの男性性によって屈服させたい」というマウンティングによる性的欲望や、男性主人公やその代わりとなる女性キャラクター存在しない「ハーレムもの」といった受け止め方に由来するものと思われる。ただし、これらの男性百合ジャンルファンから忌避される傾向にあり、特に近年の百合主題とした作品においては減少している。

これらのファンがそれぞれ百合というジャンル定義について議論を重ね、各需要を満たすような創作物制作していったことにより、百合ジャンルが発展していった時期だった。

次に、2010年代百合文化を振り返る。このころに代表的な作品として挙げられるのはテレビアニメ魔法少女まどか☆マギカ」(2011)だろう。この作品は、「セーラームーン」にルーツもつ戦闘美少女系譜を受け継ぎながら、現代調に前提として百合意識して構成された作品ひとつで、魔法少女同士のカップリングを扱う二次創作が爆発的に流行した。

 また、少女マンガ誌において百合を扱った作品が満を持して再び登場する。70年代以降、異性間のラブストーリー(NL)に偏っていた少女誌において約30年ぶりに百合が復活した形で、「野ばらの森の乙女たち」(2011)や「ブルーフレンド」(2010―2011)が連載された。これらの作品は、少女漫画特有の筆致でありながらも明確な少女同士の恋愛関係としての描写があり、また両作品とも70年代のような悲劇的なラストを迎えることはない。少女向けの要素として、学園設定や疑似姉妹などの設定は残されているものの、これらは批判的なパロディというよりも前時代少女誌における百合作品に対する敬意からくるオマージュ解釈するほうがふさわしいだろう。これは近年において少年誌よりもジェンダーロールの強固だった少女誌界隈に百合ジャンルブームの波及がみられた、極めて注目すべき例である

<続きと参考文献リストこちら>

https://anond.hatelabo.jp/20190216025236

2019-01-28

https://anond.hatelabo.jp/20190126210030

ムカつくとかいう以前に展開が遅すぎて寝てしま

比喩ではなく言葉通りに寝てしま

日本映画金字塔なので頑張って観ようとチャレンジするんたけど4回挑戦して駄目だった

2019-01-26

anond:20190126185826

「穴」って映画オヌヌメ。昔の白黒のフランス映画でとっつきにくいところあるが、

見はじめたらもうとまらない。脱獄もの金字塔。まじで。

2019-01-22

anond:20190121224428

電車男に分類してるのは大昔からある少女マンガ文法バトロワもだけど古典じゃなく定型だよー

カイジって言ってるのもたぶんシチュエーションスリラー枠だから真似じゃなくてそういうジャンルってだけだよー(フォロー先としてはライアーゲームの方が多そう)

電車男は実話系で構成が新しい感じで高嶺の花への恋っていう文学的表現じゃない現代的なオタクって属性ライト少女マンガさで大衆向けにやった雄的なものだけど漫画ゲームだとそんな珍しくない構図で今は当時よりその辺りのコンテンツがまさにカジュアルにより大衆化して少女マンガも含めて実写化されるようになったからそのジャンル作品を目にする機会も増えるのも当然なんだと思うよー

モテないタイプイケメン美女にみたいなその手のは方法論はちがうけどハリウッドにもヨーロッパにもボリウッドにもあるからジャンル自体そもそも盛況ってのもある気がするなー

バトロワも確かに金字塔メディアわずフォロワーも多いけどそれもやっぱり日本に限った事じゃないしバトロワ型(サバイバルアクションスリラー裾野を新たに表現としてひろげてジャンルとして定着させたある部分では始祖的作品でもあるからプロットが被っててもそれだけじゃ古さとはまた違うんだと思うんだよー

SAW以降ほんとやばいレベルで低予算ソリッドシチュエーションスリラーが(今も)量産され続けてたりブレアウィッチのあとのPOVホラー大発生だったりその中でまたフォロワーフォロワー呼んでたり実際の事件を基にした機知に富んだ銀行強盗映画ってだけでも何本あるのほとんど舞台イギリスじゃんってなるしあのキャメロンディアスはこっちのラブコメでこのキャメロンディアスはそっちのラブコメでこのジムキャリーはどのコメディ傲慢ジムキャリー???てなりがちだし有名どころには必ず一瞬続編かと思うような(予算少ない)作品が横並びで同時発生的についてたりしてジャンルを○番煎じって言っちゃったらもう色々成立しないと思うんだよーゾンビものロメロの何十(何百?)番煎じだって言わないのと同じだよー

見るDVDが偏りすぎてて最近少女マンガ邦画とか予告にチラッともしないから似てるとかそういうのは何とも言えないけどゾンビもの邦題○○オブザデッドどんだけあるんだよって思うし登場人物も似てたりというかセオリーあったりするけど実は差別化頑張ってたり色々やってるから少女マンガのもオタクものもパッと見似ててもそれぞれ個性結構あったりするんじゃないのかなーってなる

実際カメラを止めるなもワンカットオブザデッドだし低予算ものなら本編に予告シーン以外の盛り上がりがないとか予告が一番面白いとかザラだしラスト○分見逃すなとか予想できないとか想像を裏切るみたいなそういう煽りもよくあるから話題になってなかったら見てたか分かんないか最初からジャンルのコバンザメじゃーんてだけで切り捨てるのもどうかと思うよー

電車男バトロワクラシックならロメロのゾンビなんて60年代で超絶クラシックだよー

2018-10-12

[]玄鉄絢少女セクト

百合マンガ金字塔・・・らしい

何度か挫折してたけど意を決して読んだ

結果、がっかり

まずマンガとしてすんごく読みづらい

キャラの書き分けがろくに出来てないくせに、やたら登場キャラが多い

さらにタチが悪いことに、各話ごとにメインキャラがころころ変わるオムニバスだったりする

そのせいでキャラや話、セリフが頭に入ってこない

イマジナリーライン無視しまくってるせいでキャラ位置視線コロコロ変わるからすんごくストレスたまる

構図、コマ割りもど下手くそ

こんなん百合マンガ金字塔どころかマンガとしてクソですやん

これを楽しむためには、かなりセリフに注意して、誰から誰に何を言ってるかを完璧に把握して、かつそのときやりとりしてる間柄がどういったものかも完璧に把握しとかないといけないから、すんげー神経つかって気合入れる必要がある

百合があふれてるこのご時世に、そこまで頑張って気を使って読みたくねーよ

雰囲気マンガって思えばまあいいのかもしんないけど

あとやたらビッチすぎてかなり引く

まあレーベルがそういうんだからってのもあるんだろうけど

別に肉体関係込みの百合ってのも否定はしないけど、なんつーか奥ゆかしさ的なもの百合の大きな構成要素の一つと思ってる自分からすると、ただれすぎてて胸焼けしたっつーか、いくら告白したり思いが通じたっつっても、いやお前別の話でやりまくっとったやんみたいに思って素直に感動できなくなるんだよなあ

続けて試し読みしたガールフレンズの読みやすさに感動したわ

ほんでもって星川銀座の再再読を始めた

うーんこっちは別にいいんだよなあ

イマジナリーライン無視もあるけどこれほどじゃないし、そもそもキャラ少ないから混乱せずに読めるし

2018-10-11

女性の皆さんはトランスジェンダーを受け入れる準備はできています

はてなブックマーク - かつらかぶり全裸で女風呂に侵入、62歳男逮捕

三重県警亀山署は10日、亀山西町会社員の男(62)を建造物侵入容疑で現行犯逮捕した。

発表によると、男は10日午前2時頃、同市小野町ビジネスホテルの女風呂女性用のかつらをかぶって女装全裸侵入した疑い。

調べに対し、「仕事ストレスがたまり女性気持ちになりたかった」などと容疑を認めているという。


実は海外のいくつかの国では外科手術無しで性別を変更できるようになっています

【発言】戸籍の性別変更、手術要件廃絶を 保険適用を考える | 共同通信 [2018/01/15]

世界的な情勢は。

三橋ヨーロッパでも、過去には公的性別変更には手術が必要だったが、今や要件緩和は世界的な流れ。英国スペインなど多くの国で性別適合手術を要件から外している。

スウェーデンでは、過去に手術せざるを得なかった人々に賠償金まで払った。世界保健機関(WHO)も2014年に、手術要件の廃絶を求める声明を発表した。

今回の保険適用は、世界の流れに逆行し、当事者の中からも大きな異論が出ている手術への誘導施策とも受け取れる」

イギリスでトランスジェンダーの法的性別変更手続きがもっと簡単に! [2016/07/14]

これによってイギリスアイルランドマルタデンマークと同じラインに立てるのです。

これらの国々では性別変更をするのに外科手術などの医療行為必要ではないのです。

まだ政府がどのように性別変更の法案を決定するのかはわかりませんが、自己申告制的なものになるだろうと思われます

これまでイギリストランスジェンダー性別変更するには、医師精神科医の承諾が必要でした。

トランスジェンダーの権利はどれだけ支持されているのか。世界23カ国を調査 [2017/05/06]

ランキング3位のアルゼンチンは、2012年ジェンダーアイデンティティの「自己決定権」を認める法案を可決し、新たな金字塔を打ち立てた。

これにより、西半球で初めて、手術や医師許可がなくても、書類に記入するだけで法律上の性を変更できるようになったのだ。

トランスジェンダー擁護団体トランスジェンダーヨーロッパ」によると、その後、欧州の4カ国がアルゼンチン法律モデルにした自己宣言法を採択し、さらに18カ国以上が同様の法案検討中だという。

さてこの流れに日本追随するとなると「性自認女性性別変更手続きをした男性器のあるトランスジェンダー」は女湯に入ることになるでしょう。

もし追い出したりしたらそれは差別です。

女性の皆さんはトランスジェンダーを受け入れる準備はできていますか?

2018-08-27

スカイスクレーパー摩天楼みたいなかっこいい訳語て、他にある?

とりあえず、ピラミッド金字塔ってのは思いついた。

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