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はてなキーワード: 規範とは

2021-05-08

かつて恋愛弱者だった者が弱者男性議論を眺めていて思うこと

一連の議論を眺めていて、弱者男性定義不明なままだが、多分いかなる定義にも今の自分は当てはまってないと思う。一方、非モテ方面議論であれば、かつての自分非モテだったと思うし、おそらく弱者男性とされる者の一部の人が感じている生きづらさには共感できるであろう。これは、そんな人間視点からの雑感と一連の議論にかこつけた自分語りである

自分非モテだという自覚が生まれたのは、小学校低学年の頃だったかな。その時、仲のいい男友達がいたのだが、ある日、放課後クラス女子の家にその男友達を含む、今の言葉でいえば、スクールカースト上位の何人かで集まって遊ぶというイベントが発生していたらしいのである。当たり前のように私に声がかかることはなく、その後もそのような会合に呼ばれることは一度も無かった。男だけで遊ぶ場合には誘われるのだが、女子の家で集まるというところには明確な線引きがあったらしい。この時に、男子には女子の家にお呼ばれされるグループと、そうでないグループ存在し、どうやらそこには越えられない壁がありそうだと理解した。

これはまだ良くて、子供時代非モテに最も残酷だと思ったイベントバレンタインデーである。こんなこと学校禁止しとけよ、と思うのだが(当時もオフィシャルには禁止されてたのかも)、女子学校チョコレートを持ち込み、ある種の男子に配るというアレだ。必ずしも意中の人だけに渡すわけではなく、何人かに配っていたようで、これも貰える男子とそうでないグループに分かれ、それは概ね固定されていたようだった。俺は一度ももらったことがなくて上記は伝聞情報ではあるのだが、その日は男女とも何か浮足だっているので、貰えないとわかっていても、毎年心のどこかで期待して、ガッカリしながら下校するという経験が毎年積み重なった。これは子供心に自分非モテ=低価値であるという劣等感を植え付けるのに十分な出来事であった。この劣等感は種々の経験に伴ってさらに強固に積み上げられていった。種々の経験というのは、彼女いないのか、結婚しないのかという質問だったり、飲み会でのみんなの恋バナだったり、童貞ネタにされることだったり、まあ良くあるやつだ。

こういう劣等感子供時代からの成長過程で強烈に植え付けられてしまうと、これをどれだけ理性で抑えようとしてもどうにもならなかった。昨今のモテないことは人間として価値が低いことを意味しないだとか、男性も男らしさから降りて良いんだという言説は、将来自分のような者を産み出さないために重要で盛り上げていかなければならないと思う。しかし、今現在かような劣等感や生きづらさを抱えている人にはもう遅すぎたとも思う。上記のような言葉では、そういったいわゆる男性弱者を救うことは難しいだろう。

自分子供時代から呪いから解き放たれたのは、身も蓋もない話だが、女性と付き合うことになった時だった。あの瞬間自分の心の中のもやもやがスッと晴れたように感じたのを鮮明に覚えている。人生で唯一遊びに誘った女性結婚にまで至った。今でも自分はこの人以外の誰ともここまでの関係性を構築出来たとは思えず、こればかりは運が良かったとしか言えない。しか呪いが解けたと言っても、これまでに構築された規範から自由になったという意味ではなかった。子供のころから積み上げられた、恋愛価値を見いだす、そういう価値観はむしろこの頃にはさらに増強され、多分もう自分の頭から消すことはできないのだろうという思いがある。

自分が結局女性と付き合い始める以外でかつて感じていた生きづらさから逃れることができたのかと考えると、それは難しかったように思う。今更断っておくが、これは全部主観の話であって、他の人はそうでないことも往々にしてあるだろう。しかしまた、私と同じような思いの者だってそれなりにいるのでは、と思う。男友達は割と多い方だったと思うし、親友のような存在もいた。ある時はその友達彼女から増田くんの方が彼の彼女みたいだよね、などとも言われ、まんざらでもない気分だったが、それで女性からモテない自分無能感が消えることは無かった。小学生経験以降、自分にはモテない自分は何か欠陥を抱えている不完全な人間なのだという気持ちが常にあった。

だが、昨今語られているような、あてがえ論など自分たちの様な者を救うとは全く思わないのだし、そもそも自分に欠陥があると感じているので、それを社会や、ましてや女性から救ってもらおうなどと考えたことがなかった。むしろ誰にも我々は救えないのだ、くらいのことを思っていた。生きづらさのピークを迎えていたかつての自分が、一連の議論を見て、何か思うことがあるとしたら、うるせえ放っとけよくらいだ。男性の中にも弱者がおり、それを救うための前向きな議論は大いに進めていくべきだと思うが、今のはてなでの議論はどうだろうか? みんなはてブ増田で何か言葉を発してるやつだけが当事者だとでも思っているのか。議論に参加していないROM専にどういう属性の人がいて、彼彼女らがどういう思いでその言葉を受け取るのかとか考えているのだろうか。ムカつくやつがどこの陣営にもいて、そいつらをやっつけたい気持ちはわかるのだが、そのために生きづらさを抱えている人間を巻き込んで属性でまとめて攻めるのはやめてほしい。みんな強い言葉を使いすぎているし、この議論の中では今の自分にも刺さるようなコメントが多数あった。かつてストロングゼロを常飲してやさぐれていた自分だったら発狂して、自分自身も誰かを叩きにいったのかもしれない。何も発言していないような人間にも刺さるような属性攻撃はやめません?

長くなったし、結論も話の筋も無い駄文になってしまったが、我慢出来ずに書いてしまった。

2021-05-06

anond:20210506151939

弱者男性論って「モテなくていいし結婚もしたくないのに恋愛価値観ジャッジしたり"結婚してこそ一人前"みたいな規範差別するな」って考えも含まれてるんじゃないの? 非モテ男性だけのものだったのか

anond:20210506115428

元増田です。

指摘どおり、もともとは男女関係ないというか女にもあった差別だよ。だけど、最近社会アップデートされて女に対する差別は少しずつ緩和されてきてるから、それを前提として言ってる。

当然、男に対する差別も緩和される必要があると思って書いた。女に対する差別だけ緩和されて男に対する差別は緩和されないのであれば、それはフェアじゃないと思う。

これはただのセクハラで男女関係ないし

男女関係ないのは同意。その上で、女に対してのそれはセクハラだという社会的な合意が取れつつあるけど、男はネタにして良しという風潮はまだ残ってると思う

これも結婚なんて個人のものなんだから、その人個人が誰と結婚したいと思おうが自由だし(勿論男性女性を年齢と容姿足切りするのだって自由だ)

個人がどう思うかは自由だけど、それを公言するのは人としてどうかという話。

現状で、男が「ブスとババアお断りだ」というと多分叩かれると思うが、女が「貧乏低学歴は無理」って公言しても「男は努力すれば収入学歴も手に入るんだから」って正当化されてる部分はあると思う。

これも「女らしさ」と変えたら女でも変わらないし、じゃあ女の「男らしさ」を称揚するのはどうなのかともなるし

ジェンダーロールの固定については女のほうは女が声を挙げて大分是正されたが、男のほうも是正されてしかるべきだと思っている。

こんな女絶滅寸前じゃね?むしろ女そっちのけで男同士で「女に奢れない、養えない男は下」とマウントし合ってる方がよく見るけど、それは男同士で勝手解決して欲しい

男同士のマウントは男同士で解決してほしいのは同意

しかし、残念ながらそういう女は全然絶滅してないし、婚活界なんてそれが規範正当化されてるよ。

これも女にもよくある、つーかPTA町内会なんて、それそのものが女に押し付けられがちなものじゃ…

お茶出しは女」みたいなのは大分問題視されて是正されてきたしPTAにも父親が参加しようという流れは出てきている。(町内会はだいたい男女同数のとこしか知らない)が、「力仕事は男」はまだ当たり前のことのようになってると思ったので書いた。

anond:20210505170351

結婚しないと昇進できない。 ← むしろベンチャーなどでは結婚評価にならない

接客で雑な扱いを受ける。 ← ほとんどの接客マニュアル化されてるので被害妄想しかない

公園散歩していると通報される。 ← 実際に男による連れ去り事件が多すぎるので仕方がないし、そもそも散歩する分には通報レアケース 職質を受けてるふらつき男を実際に見たことあるのか?

童貞だとバレると風俗を勧められる。 ← 男同士の差別ですよねそれ(呆れ

家族割カップル割、レディース割。 ← 独身男性可処分所得を考えれば十分ペイできる 

公営住宅の枠がない、小さい。(高齢者ファミリーシンママのみ) ← 可処分所得

親権母親9割問題。 ← 男による虐待DV育児に割く労力などの文化規範を鑑みれば仕方がない

配偶者控除。 ← 可処分所得

扶養手当。 ←可処分所得 何度も言わせるな蛆虫

anond:20210504195928

友達の女もこの作品嫌ってたなぁ 

 

何が嫌いか当ててやるよ

伝統文化に名を借りた古い恋愛規範結婚観がテーマにある作品

その抑圧的な社会構造肯定的(作者のフェティッシズム、個人的趣味あいまって)

に描いてるからだろ?

 

まあ今の時代ウケる題材ではないな

JK家に住まわせる系ラノベ好きオッサンが、女気分でチクニーしながら読んでる作品

って感想

2021-05-05

anond:20210505174621

「男らしくありなさい」に対してその男性差別である規範に乗ってもいい強者男性と、その規範同意したくない弱者男性

オス=繁殖タダ乗り性別

動物人間も産卵や出産などで肉体的なダメージを負うのはメス。

繁殖コストがクソ高くてリスクだらけなのがメス。

交尾はオスにとっては丸儲けで、メスにとってはリスクテイク。

で、結婚制度や男が稼ぐべきみたいな規範繁殖コストの肉体格差社会圧で調整するもの

オスは繁殖の肉体的コストゼロなんだから、メス孕ませたら逃げるなよ?養育リソース稼いでこいよ?って圧。

から稼げない男性は、子供が欲しい女性から強く避けられて当たり前。

稼げない男が女に子供を産ませたがるのは、閉経女性が男に高圧的に「五千円以上のランチを奢ってくれなきゃ嫌よ!安い女じゃないのよ!」言うのと同じ方向性のふざけ方をしており、程度はランチより数千倍酷い。

anond:20210505172842

リンク先みたいな「相手をだました」とか「悪」とかすごい幼稚に見えるな

当たり前のコミュニケーションしかしてないのに「相手を掌に乗せて転がした」「自分規範から逸脱した」っていう中二病的ナルシズムがキッツイわ

売春風俗規制を説く騎士様に聞きたいこと

売春の何が悪なん?代表的理由挙げてみるわ

女性身体を売り物にしている

 これは労働と同じ。どんな会社でも人間時間を拘束し身体を働かせることを条件にして給料を払うもの。この理由だと労働批判しないといけなくなる。

労働中に性器が使われているのがいけない

 性器使用と腕や足や脳の使用で扱いを分ける合理的根拠不明

③性行為は売り物にしてはいけない

 同語反復になっているか理由として使えない。してはいけないからしてはいけない、では説得力がない。

売春性搾取からだめ

 「搾取」の意味を、本来その人のものであるはずのものが不当に他人に奪われる事態を指すと考える。買い手が売り手の性器使用して快楽その他効用を得ることには金銭が対価として出されており、合意の上であるなら、不当に奪われているとは言えない。無論、金銭の支払いがなかったり合意がないならば搾取であるが、これは売春特有問題ではなく取引不正から生じていることであり、売春不正に由来する不正ではない。

売春の元締めによる働き手の搾取がある

 すべての資本家労働者を搾取しているため、売春固有の問題ではない。労働基準法などで解決されるべき問題であり、売春が悪いことに由来する悪ではない

売春貧困を生む

 売春でも売春以外の労働でも、金銭が獲得可能であり、根拠希薄

貧困売春を生む

 貧困は悪であるが、売春が原因ではない。売春をなくしても貧困はなくならない。

貧困その他の事情により売春しかできない人がいる

 社会保障の充実によって解決されるべき問題売春不可能になればそれらの人々に自動的社会保障がされるようになるわけではない。一旦路頭に迷わせ社会保障対象にすることが倫理的かどうか怪しい。

⑨男の欲望が女の身体によって叶えられているからだめ

 通常の交際などのルート欲望を叶えることとの差違が説明できない

売春をすると人格回復不能なほどそこなわれる

 売春は行っていないが性的に奔放な女性存在し、彼女らの人格性的貞淑女性と比べて劣っていると考えることは不当

⑪性を金銭と交換すると人格がおとしめられる

 金銭以外の、例えば人格的な信頼や、相手性的能力と交換した場合比較して金銭にだけ悪性が伴うと考える根拠不明

⑫性は金銭と交換不可能なのに交換しているのが不当

 すべての商品金銭本来交換不能であるのに、金銭の量によって価値がはかられるという性質がある。性を例外にする理由がない。

女性身体男性のものであるという規範再生産しているからだめ

 むしろ、高い金銭を支払わなければ手に入らないものとして大切に扱われている。金銭を対価にしない性行為規制することが帰結する

売春女性身体が主として取引されているものであり、差別

 確かに男性のものは少ないが、それを拡大するという差別解消方略もある。また、女性向けの美容商品があるからといって男性差別されているわけではないように、需要に対して供給があるだけである

売春女性価値を性の対象としてしか捉えておらず、人格的な側面を無視している

 労働人間価値を生み出すためのものとしてしか捉えておらず、人格としての人間のことは無視されている。この理由だと労働も同時に批判なければならない。

貧困女性売春を始めると売春しかやらなくなり、売春からぬけられなくなる

 就労支援などで対処すべき問題であるし、すべての単純労働に同様にあてはまる

 

 思い付くままに書いたが、A.売春労働として認めることで解決するもの B 社会保障を充実することで解決するもの C 性の価値をなんらかの意味特権視している のどれかに分類できると思う AとBは、売春を他の労働と比べて保護に値しないものと考えることが問題悪化させる。Cにおいては、性の価値を異常に高く見積もることは、処女性を重視して女性は性と家事を、男性女性生活全面的保護する、金を渡すという形で家族形成するという社会規範再生産にもなっている。売春批判は、売春とそれ以外の“正当な”性のあり方を切り分け前者を批判貶めることで、現行の保守的家族制度の再生産を意図している可能性もある。神聖化は女性神秘化であり、結婚以外の性を認めない女性管理であって、女性祭り上げながら貶める態度にもなりうる。

他にも理由が挙げられたら教えてほしい

anond:20210505072907

結婚制度廃止できるのだろうか。おそらく難しいだろう。現在結婚制度はあまりにも深く社会根付いており、また特権を得ている人々の数も多い。民主的手続きを持って結婚制度廃止することは到底できないだろう、といわざるを得ない。

 

それでは、何が次善の策になるだろうか。結婚制度本質的差別的・抑圧的なのであれば、一体どうすればよりマシな結婚制度にすることができるだろうか。

 

まず、結婚制度から排除されている人々を包摂することである同性婚法制化がその最初ステップになるだろう。

 

そして、結婚の在り方を多様化して結婚制度包摂されている人々のライフコースの縛りを緩めることである。友人同士の結婚契約結婚事実婚など様々な結婚の在り方があり得る。

 

いま全国で5件の同性婚訴訟が争われている。また世論においても、2019年電通調査によると20~50代の8割近くが同性婚肯定的だという(※3)。まさに同性婚に向けての風が吹いているといってよい状況だろう。

 

ここまで述べてきたように、同性婚が認められるべき理由は、認めないことそれ自体が同/両性愛差別しかいからだ。異性カップル特権化・規範化し、同性カップル関係性を価値のないものとして貶めている。結婚制度から排除された人々を包摂するために、第一にすべきことは同性婚法制であるはずだ。

 

この風のなか前に進むために、力を合わせようではないかNPO法人EMA日本サイトでは、ネット署名もできる。これからのよりマシな社会のために、よりマシな結婚制度を作っていこう。

 

出典元

https://hbol.jp/225766/2

 

NPO法人EMA日本サイト

http://emajapan.org/donate/advocate

 

一歩ずつがんばろう!

2021-05-04

鼻水は飲むものなのかもしれない

 鼻水をティッシュなどでかんでゴミ箱に捨てるという行動は明らかにここ近代ないし現代以降に定着した行動なのだが、恐らく人類700万年歴史においてこの行動はイレギュラーである

 鼻水は恐らく飲むものだと思う。

 理由はいくつかあるのだけれど、そもそも物理的に鼻は口の上方にあるから普通鼻水が垂れてくると唇に付着することになるわけで、この際に鼻をかむ以外の行動を取るとすれば、その時我々は

・1.鼻水を顎より下に垂れ流すか

・2.あるいは飲むよりほかになくなる。

 そして、少なくとも人類700万年歴史の大部分においては、二つ目選択、つまり、鼻水を飲む選択が取られてきたことと思う。

 理由としては第一に、清潔な飲料水が安定して手に入るとは限らなかった先史時代において、水分を失うことは避けなければならなかったかである。付け加えれば、病気の際に分泌される青洟などの状態を除けば、鼻水は基本的に清潔だからである。つまり、水分をできるだけ失うべきではないというドクトリン遂行する際には、「鼻水は飲む」というルールに従わなければならないのである


 大きな理由としてはその二つ、つまり物理的に鼻は口の上方にあるということ、そして、先史時代においては鼻水を地面に垂れ流すことによってみだりに水分を失ってはならなかったこと、が挙げられる。この二点を抑えれば、「鼻水は飲むものである」という規範を導くことは可能であると思う。

 更に、余談に近いのだけれど、最近自分経験根拠づけに利用したい。


 三月下旬頃に鼻水の噴出に襲われた。一日にティッシュ箱の三分の一に相当するティッシュが失われる始末だった。花粉症かな、と思いながら職場ティッシュガバガバ使っていた。

 当然俺も人前で躊躇いなく鼻水をぺろぺろしたりはしない。

 しかし、帰り際、夜の十時を回り、駅までの人気の無い道を歩く中、俺は鼻水をぺろぺろしていた。ポケットティッシュが勿体ないかである

 するとどうだろう。十分ほどの間、絶え間なく流れ落ちる鼻水をぺろぺろしていたところ、俄かに鼻水の噴出が止まり、鼻腔が通常の状態に復したのである


 つまり、俺の立てた仮説としては、比較的清潔な鼻水を口にすることによって、人間自身の異常について味覚を通して認識でき、人間の体調が通常の状態へとアジャストされるきっかけになる、ということなである。その仮説を含めたこれまでの言説を考慮すれば、「鼻水は飲むものである」という規範を導くことが可能かもしれない。

2021-05-03

anond:20210503202656

社会制度的なセーフティネットもなければ、子供の頃から男は泣くな、逃げるな、言い訳するな、と育てられ助けの求め方を教われない。

さら責任を取って切腹などの思想がいまだにうっすら規範としてしみついているので、醜く生き延びるくらいなら死んだ方が潔いという発想になってしまう。

anond:20210503221031

成長した、しない、という評価が今の規範に則って測られるものしかいからなあ

やはり愚かであるのだよ

anond:20210503151533

めっちゃわかる... 発言小町とか見てると割り勘にする男はモラハラ予備軍、共働き前提の彼氏モラハラ予備軍、とにかく既存男性規範から逃れようとする奴はモラハラ予備軍!っていう書き込みが多いから本当の意味で男らしさから逃れる事が許される社会はだいぶ遠いんだろうなぁ

2021-05-02

たった100年程度で誰も自分を知る人間もいないし

生真面目に、他人社会に都合の良い規範に従って生きても

息苦しいだけな気がしてきた。

それでご褒美にアッパークラスに上がれるわけでも、良い人間関係に囲まれるわけでもなかったし。

2021-05-01

anond:20210430165009

なんていうか、ああいう手合いって「通知表で3と4ばっかり取ってきたんだろうな」って思ってる。

ずば抜けてるわけでもなく、明確に劣ってるわけでもなく、平均よりはやや上って自意識を抱えたまま屈折した成れの果てって感じ。自尊感情けが突出していて本人にももうどうしていいかからないんだろう。

学校生活を終えて何年何十年も経ってるのにまだ学校規範しか知らないような人間学力の不足を内申点稼いで補おうとしてる。道徳を振りかざせばパパやママ先生、つまり社会に褒めてもらえると信じ込んでるような人たち。大人になれず良い子を続けるしかない人たち。最近流行りの弱者男性とかツイフェミとかもそうなんだろうなという気がしてる。

元増田は俺が想像しえない苦労をしてきたんだろうし、成人してなお抱えてるものがあるみたいだが、それでも立派に社会の中で生活してると思う。

俺がなんか言ったところで響かないかもしれんが、お前は立派だって言いたい。生まれや育ちを引きずるより今や将来のことを考えていってほしい。俺も親がアレなので難しいのはいくらかわかるつもりだし、古傷みたいに急に痛むことがあるのもわかるが、それでももう生まれて育ってしまったんだから仕方ない。自分自身引き起こした過ちでもないから悔いることもできん。それはそういうものとしてやっていくしかないだろう。体が弱いとか背が低いとかと同じで付き合っていくしかないと思ってる。

今回みたいにムカつくことはあっても、わかりあえない人間とわかりあわなくてもいいと割り切って、人間が昔と変わってしまったように見えても乗り越えていくしかない。ハードだし俺も全部できてるわけではないけど、元増田は俺なんかよりずっとよくやってるように見える。

2021-04-29

大人の男女2人で会うと酒飲むかセックスしかすることない」

というふうにならないようにするためには教養必要で、教養があれば文学哲学思想宗教などの話題で盛り上がり続けられるのだ!ってえツイートがバズっていて、4万いいねとかされていた

マジ?

プライベートで2人で会うくらいならそこそこ仲良いはずだし、「教養」なんかに頼らずに近況の話とかしてるだけで充分間はもつだろ

・というか、セックスはともかく酒が嫌なのはなんでなんだ?酒飲みながら文学を語ることはできるのでは?「酒を飲む」って2人とも完全に無言でグビグビ酒を飲み続けるみたいな行為なの?

・「男女」ってくくりを入れてくるのがシンプルキモい

・"文学宗教哲学思想政治文化やらの話"というワードチョイスのスノッブ感がすごくて、ものすごい渋面になっちゃった

話題なんてなんでもよくて、Googleマップで近所のおすすめスポット紹介しあうとか、ブラウザうごオセロをやってみるとか、学生時代部活の思い出話をするとか、方言の話をするとか、そういうのでいくらでも、いくらでもいけるだろうが

・そういう話題で盛り上がるのは無理だけど文学哲学の話ならできます!ってこと?

・それは……まあそういうことはあるよなあ………

・いや、しかし、「仲良く話すことはできないけど、人格とかがあまり関係してこない特定行為なら大丈夫なので、そればかりやる」って意味では、それこそセックスとか酒とかと同じなのでは?

話題全然ねえなあ、つって、その辺から聞こえてくるセミの鳴き声とかを拾って、あれなにゼミ?みたいなことを言い合うようなのが、俺は友達だと思うんすよ

 ・ああ…クマゼミだね…みたいなことを互いに言い合う、教養あるふたりでも別にいいけどさ!

・なんなんだよマジで 教養

ハラつんですよね

・だいたい、「男女で2人で会う」ってなんなんだよ

・そんな状況、ないが?

現代社会異性愛規範がスゴイので男女2人で恋愛関係なく遊ぶのは結構ハードルが高く、そのハードルをわざわざ超えて会いたいような友達なんだったら、教養とかなんとか言ってないで、ただ楽しめよ

・何を想定してんのか伝わってこないんだわ

・俺は友達がいないから……

高田吉田増田の話

増田は30歳の女である

最近、ある漫画に夢中になった。週刊の連載を追うほどである

子どものころから単行本派だったので、毎週決まった曜日にワクワクしたり、休載の日は落ち込んだりするのは初めてのことだ。

その漫画登場人物の細密な描写に定評がある。性格にブレがなく、行動規範も芯が通っており、生き生きとしている。

故に、私はとある人物ファンになった。ここでは便宜的に「高田」と呼ぶことにする。

高田の出てくる話は何度も見返した。セリフも覚えた。

しかし、満たされない。もっと高田を見たい。原作だけでは物足りず、ついにpixivに手を伸ばした。高田名前検索をする。

ずらりと検索結果一覧に高田ファンアートが並んだ。

かっこいい高田、凛々しい高田、可愛げのある高田…。

どの高田も素晴らしかった。

そして、高田カップリングが目に留まった。カップリング相手男性。いわゆるBLだ。

ここでは高田相手を「吉田」とする。

私はBLは嫌いではない。中学生ときには他のオタク女子同様、一度は通った道である

当時の同人個人サイトでの活動が主流で、ジャンルを表す隠語検索し、相互リンクをたどり、作品に触れたものだった。

いまやPixiv簡単にたどり着く時代になったんだなと感慨深さを覚えながら、高田吉田カップリング(以下、「高吉」と表記)をいくつか眺めてみた。

なかなか良い。絵が上手い人が多いし、漫画作品小説も、たくさんある。どの高吉の解釈も興味深いし、鋭い洞察には思わず唸った。

しかし、ここで問題にぶつかる。私は、エロよりプラトニック作品が好きなのだ

エロ自身はあってよい。いい文化だ。否定するつもりは毛頭ない。

しかし、エロを見たか嫌悪感まではいかないが、なんというか、お腹が減っていないときに山盛りのラーメンを出されるような気分…というのだろうか。嫌いじゃないけど、そんなにはいらないかな…といった気持ちになる。

そして令和の今、プラットフォームの発展により、15年前よりは比較オープンセクシャル作品掲載されている。

Pixiv18禁作品にはワンクッション警告がされているので心の準備もできるが、Twitterだといきなり出てきてドキッとする。(Twitterの「センシティブ画像ブロックする

機能」?は精度が低すぎて、犬猫画像レベルでもブロックされるから使っていない)

もっとプラトニックな高吉を見たい。高吉の信頼関係フォーカスした作品を見たい。そんな思いを抱えて悶々としていたとき、ある考えにたどり着いた。

ーーお前が製作者になるんだよ!

そうか。私が作ればよいのか。私が、私の思う、最高の高田吉田を描けばいい。

さっそくペンをとった。ファンアートを書こうと思うなんて何年ぶりだろうか。

原作を見ながら、高田吉田練習をする。描きながら、原作においてのキャラクターの造形や小物へのこだわりを知る。うーん…こんな細かいところまで描かれているなんて、さすがだ。

とりあえず、高田吉田の特徴は掴んだ。自分のなかでは及第点で描けるようになった。欲を言えば、もっと高田のかっこ良さを表現できるようになりたいし、手や骨格の描写も上手くなりたいが、欲ばかり言っていられない。まずはここからだ。

さて、高田吉田の絡みを描く番だ。意気込んだ瞬間、筆が止まった。

何も思いつかない。脳みそがまっ白だ。

あれだけ二次創作を読者として楽しんでいたのに、いざ自分で作ろうとなったらまったく分からなくなってしまった。中学生のころはあれこれ妄想できていたのに、15年の時を経て、私の脳みそストーリーを作る力をすっかり失ってしまっていた。

なんてことだ。なんてつまらない人間になっていたんだ。

思い当たる節もある。漫画こそ読んでいたものの、そのほかの創作に触れる機会はめっきり減ってしまっている。小説にいたってはもう何年も読んでいない。

自分物語を考えるなんて、もう十何年前の話だろう。

にっちもさっちもいかず、気分転換コーヒーでも飲もうと思いキッチンに移動した。

冷蔵庫からセブンイレブンの紙パックで売っている「いつものコーヒー」を取り出す。

冷凍庫の氷をグラスに入れようとしたとき、氷がすべてなくなっていることに気づいた。

「いつものコーヒー」は氷なしで飲むと濃い。飲めないこともないが、苦みが強く出過ぎる気がする。

そこで、先日カルディコーヒー豆を購入していたことを思い出した。

在宅勤務のお供にと思いつつ、忙しくてなかなか淹れずにいたのだった。

ホットコーヒーを淹れよう。

そう思い立って、薬缶でお湯を沸かす。

豆をミルに入れ、ゴリゴリコーヒー豆が挽かれる音を楽しむ。

そこでふと、思いついた。

これが高田だったら、どうだろう。

高田は割と腕が細いから、コーヒー豆挽くのも大変かな。

吉田の方が力持ちだから、豆を挽くのは吉田役割かもしれない。

でも、吉田料理を作るのが上手そうだ。

だったら、料理担当吉田で、食後のコーヒー高田担当かな。

そしたら、そしたら……。

次々にイメージが膨らんだ。高田吉田がともに暮らしている情景が目の前に広がった。

きっとインテリアはこんな感じ。高田はきっとコタツが好きで、コタツで寝ちゃうんだろう。

コタツで寝た高田吉田が布団まで運ぶんだろうな……。

堰を切ったように、シーンが思い浮かぶ。15年もの間閉じていた想像力の扉が開いた瞬間だった。

これなら、描ける。描けそうだ。

増田一心不乱に描写した。そして、Twitter投稿した。

高田用に作ったTwitterアカウントでは、フォロワーは3人しかいない。

きっとこの作品は、誰に見られることなタイムラインの海に消えていく。

それでも、私の脳みそからまれた、私が思う最高の高吉を世に出せたことは、喜び以外の何者でもなかった。

想像力は、いま私のもとにある。

2021-04-27

anond:20210414233821

ダメってか辛い、だね。女性比較的性欲より「愛されたい」欲がつよいので、社会的規範からある程度距離をとれれば恋愛以外でもそれを埋められる。でも男性比較的性欲の方が強くて、友達家族に愛されててもセックスできないのを不幸!とちんちんが訴える声が大きいので社会的規範を脱しても苦しみがのこる。

2021-04-26

[] #93-11栄光の懸け箸」

≪ 前

この場における、市長の認可は通例的なものにすぎなかった。

既に各役所審査は終わっており、市長の考えうる懸案事項は通過済みだからだ。

市長が七面倒な人格者でも町が廻っていたのは、こういった役員達の努力による所が多い。

「それが文化から常識からマナーから、ですか」

「慣習的な規範を選別したり忌避する向きも確かにあります。ですが、そもそも文化に基づいたルール自体社会において必要ものですよ。でなければ法律ガチガチに縛るしかありませんので」

「箸の持ち方で、罪刑法定主義まで持ち出してきます!?

「もちろん箸の持ち方を法律で縛ろうなんて話はしていませんよ。いま話しているのは、法律のように強制力はなくても守った方がいいルールがあり、それが間違いなく社会を回す上で不可欠だという話をしているんです。それを手助けするのも政治役割ですよ」

そして、それでも市長が渋った場合は、彼を言いくるめる理論武装も済ませてある。

「箸の持ち方を好きにさせろって人も他のマナーを守る時はあるでしょう。その他の常識文化マナー規範といったものによって、快適に社会生活を遅れている側面もあります。そこにきて箸の持ち方だけ好きにさせろというのは理屈じゃないでしょ」

「あー、分かった、分かりましたよ、分かっていますよ!」

「いえ、どうしても判を押さないというのなら構いませんが、それ相応の理由必要かと。でなければ他が納得しませんので」

「だから分かってますって。曲がりなりにも市長ですよ」

「では、いかしましょう?」

「そうですねえ……」

安易な“自由主義おためごかし”じゃあダメですよ」

「……昼時なんで、飯食ってきます

「……そうですか、ではその間に考えをまとめてきてくださいね

しかし、今回ばかりは市長も中々折れなかった。


…………

いつも利用する市役所食堂を通り過ぎて、市長は外で店を探し始めた、

無駄抵抗なように思えたが、時間稼ぎをしたかったわけだ。

「さて、どうしたものか……」

そうして十数分、あてもなくフラフラしても考えはまとまらず、結局コンビニ適当ものを買うことにした。

「へー、ひじき単品であるんだ。コンビニもあなどれませんね」

しかし、今は好きなひじきも喉を通ってくれるか怪しい。

市長自身、この件をなぜここまで渋っているのか上手く言葉に出来ずにいた。

ただ、この件が政治的に動くという事実と、それが後は自分の判の一つで決まるという状況。

そのことが、どうしても喉に引っかかって飲み込めなかったんだ。

「やっぱり私が、市政がどうこうするようなものでもないと思うんですよねえ」

あくまで市政がやることは、授業で使う矯正用の箸を作るための資金を出すこと。

市長が声を大にして「みんな箸は持つべきだ」なんて言うわけではない。

秘書はそうも言っていたが、自分意志で判を押して、相応の金を出す以上はそうもいかない。

だがイエスしろノーにしろ、今の市長にはどちらも言える気概がなかった。

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2021-04-25

anond:20210409185904

社会においては、結婚恋愛とセットになってんじゃないかと考える

一昔前のハリウッド映画ジャンプ漫画でも大恋愛()から結婚エンドとかよくあるしね

 

「愛する女を養えない男は失格!」っていう規範があるのかは知らんけど

とにかく、女よりも恋愛結婚神聖さが連中の頭の中で上なのは確かだろう

(もっと本質を言えば、恋愛とはすなわち支配欲であって、元来支配欲の高い男は

当然自分が王になりたがるという考え方もあるが一応棚上げしとく)

  

からか、ソフトで両想い、キャッキャウフフ青春恋愛から

グロテスク社会規範(結婚)にあっという間に移ってしま

「こんなに女に尽くしてるのに!ふざけるな」という逆恨みが出来上がるのだろうと

[] #93-10「栄光の懸け箸」

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市長こちらの書類サインと判を」

「はー、やれやれある意味で尤も重要なのに、尤も簡単仕事なんですよね。政治システムバグだと思うんですよ。放置せずデバッグすべきです」

「その話、何回目ですか。もし本当に問題と考え、解決すべきと思っているのなら、ここでおっしゃらず議会で“デバッグ報告”してみては?」

「他に優先したい議題があるとかで、スルーされるのがオチですよ。いち市長意見なんて、上は都合のいいときしか聞いてくれません」

「でしたら、せめて目の前の書類と戦ってください」

最近市長はというと、これといった目新しい政策を打ち出すこともなく、良くも悪くも“市長らしいこと”に従事していた。

だが、その状態はいわば休火山のようなもので、政治魂が噴火するのは時間問題といえた。

「えーと、なになに……『授業に使う矯正用の箸を、大手メーカーに受注・依頼するための予算』……」

最近、市内の新聞でも持ちきりでしたね」

義務教育で箸の持ち方……」

予算的に問題ないので、後は認可だけ……市長いかしました」

矯正強制……笑えませんね」

だが意外にも、この件に対して市長政治気質は燻った。

この場合は冷静、いや消極的というべきか。

少なくとも、呟いたダジャレを自嘲する程度には落ち着いていた。

市長は箸を正しく持つことに否定的なので?」

「いや、箸の持ち方についても賛成派、ということにはなると思います私自身、箸はちゃんと持てていますし、ちゃんと持てた方がいいとも思っています、けれども……」」

市長の歯切れは悪かった。

いつもの強弁は鳴りを潜め、ひとつひとつ言葉を選ぶように喋っている。

彼の気質を知る秘書ですら訝むレベルだ。

「幼少時代、親に厳しく指導されましてね。ちゃんと持てるようになって良かったと今は思いますし、親の教育にも感謝はしています、けれども……」

「なにか嫌な思い出が?」

「そりゃあ当時の心境を顧みると、決して愉快とは言えませんよ。意味すら分からない歳で親に言われるがまま、慣れない食事強要されるわけですから。大好きなひじき煮物を、ちびちびと時間をかけて食べていた時は妙に悲しかったのを覚えています

ひじき煮物が好きとは、随分と渋い子供ですね……」

「その教育の賜物、“反動”というべきなのでしょうか。私の中では箸を正しく持つことへの信念と同じくらい、それを相手に求めることへの抵抗感もあるんです」

箸に歴史があるように、個人の持ち方にも歴史あり。

その歴史を背負っている市長も、この件ばかりは普段の向こう見ずな姿勢を正すしかなかった。

市長お気持ち理解しますが、皆が皆そう思うわけではないですから

「だからこそ、この件を推し進めるべきなのか疑問なんですよ」

「むしろ“逆”かと。誰が、何に対して、どう思っているかからいからこそ様式に則り、規範を形作るのです。でなければ人々は何を正しいと思い、行動すればいいかからなくなります

しかし、市長一人が頭を抱えたところで、書類の段階では突っぱねることも難しい。

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2021-04-23

[] #93-8「栄光の懸け箸」

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この授業での様子は市内の新聞でも取り上げられた。

俺はそのことを、行きつけの喫茶店で知った。

あの時の会話を弟が聞いていたのかと気づいたのも、この時になってからだった。

「ハッ、時代だなあ」

時代、ですか? むしろ、こういうのを厳しく指導しないのが現代だと思うんですが」

喫茶店マスターと、常連客のタケモトさんも丁度その話題で盛り上がっていた。

「いやいや、オレから言わせりゃな、しっかり指導してこなかった時の“ツケ”を払わされてるのが今の若い世代なんだよ」

「と、言いますと?」

「箸の持ち方はな、現代社会の最前線にいる大人たち9割が従っていれば“環境矯正”してくれるんだよ」

環境矯正、ですか」

「箸の持ち方に限ったことじゃなく、常識とかマナー全般にいえることだがな。それを守ってる奴らが多くいれば、大抵の奴らは自分も守らなければって意識する」

「なるほど、行動の規範を形作る。それが“環境矯正”ですか。逆に言えば、ルールを守らない人間が多くいれば、守ろうとする人間も減ると」

「なのに、箸の持ち方を気にするなだの指摘するべきではないだの。そうやって表面的に意識だけ変えようとしても、ふさわしい持ち方自体は変わらんわけよ」

「まあ、そうですね。その、“ふさわしさ”を求められる場面ってのも依然ありますし」

「だから箸は正しく持てるに越したことはないんだよ。なのに、やらなくてもいいって環境蔓延させて、結局は必要から授業でみっちり教えるハメになってる」

ちゃんと持てた方がいいって思わせる環境が出来ていれば、わざわざ授業で教えなくてもよかった、と。だから今の若い世代は“ツケ”を払わされてるってわけですね」

しかも、しっかり指導されてこなかった世代が、今は指導する立場になってるわけだから、その“ツケ”は利子つきだぜ」

ここでも箸の持ち方について、みんな一家言あるらしかった。

話の発端になった俺がいうのもなんだが、箸一つでよくここまで話を広げられるなと感心する。

「つまり、アレだ。オレがタバコ喫煙所しか吸わない、というか吸えないというべきかもしれんが、それも“環境矯正”があるからだよな」

「えー、喫煙と箸の持ち方を同列にしますか?」

健康被害っていう大義名分があるだけで、マナーって枠組みで見たら同じだって。それを嫌に思う奴がいるから、矯正するための環境ができんだろ」

「私も煙は吸いますが、さすがにそれは強弁が過ぎませんか」

分煙を徹底して、周りに迷惑をかけていない喫煙だって周りには忌避されるだろ。箸をちゃんと持ててないやつだって周りには迷惑をかけてないが、同じくらい忌避されて然るべきじゃないか

まあ、タケモトさんの場合、箸の持ち方がどうというより、嫌煙家が憎いだけなんだろうけど。

でも、この“ツケ”という視点は、割かし的を射ているような気もした。

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2021-04-22

anond:20210422191121

気になるから書いてるだけで、「本来気にするべきでない」とかい規範の話はどうでもいいわ。

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