「折本」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 折本とは

2022-11-29

雀魂広告の件について、いち咲-saki-ファンが思うこと【追記あり

いいたいこと一杯あるので箇条書きにしとく

・あの広告は、あくまで雀魂と咲-saki-とのコラボに関する広告批判がYostarに行くならまだしも、原作漫画に行くのはそもそも筋が違うね

・駅に掲出する広告としてふさわしいか議論はあっていいと思う。個人的にはやるにしてももっと穏やかなやつを使ってほしかったね

・尾辻議員あくまで思ったことをつぶやいたのだと思うが、野党側の前衆議院議員LGBT公言しているという立場を考えると不用意だったね(批判的な人間の餌にされるだけだし、よりによって女性同士の恋愛関係が当たり前にある咲-saki-)

・尾辻議員批判者も、ここぞとばかりに尾辻議員の言ってないことを拡大解釈し、表現規制派や萌えフォビアの暴論という文脈で各所に放火しまくってるね。卑怯者だね

・もへもへとかあの辺の界隈が特にそうだね。そいつRTしてるフォロワーがいたら即ブロックだね

・一方彼女のその後の対応は、批判者、賛同者にそれぞれ対立する燃料を与えて、自分の手を汚さずに燃やそうとしているね。卑怯者だね

・国政復帰を目指す立場であれば、個人としても政治家としてもどう思うかをはっきり伝えるべきで、その結果起こる反応に対しては真摯に向き合うべきだね。それが出来ない時点で国政復帰は無理だね

・もちろん、脅迫者に対して向き合う必要はないけどね。そっちは警察粛々と通報するといいよ

・ところで、なぜ広告としての議論から咲-saki-という作品のもの議論に移ろうとしているの?賛同者を背中からマシンガンで撃つの好きなの?そんなんで国政復帰は絶対無理だよ

・尾辻議員賛同者も、脅迫に対することへの非難はいいけど、尾辻議員のそういった行動を諫める言動があまりみられないね。こういう時こそ甘やかすべきではないと思うよ


・目立ってるやつら、ほとんど雀魂にも咲-saki-にも興味のない奴らばっかりだね。勝手宣伝してくれてありがとう

咲-saki-スピンオフ作品含めてとても良質な麻雀漫画です。絵だけみていては見失うものがたくさんあるので、ぜひ原作アニメ実写映画にも触れてください

・僕が大好きなキャラ染谷まこです部まこ派です

・今回の雀魂コラボでも、部キャプ描写が全開で唇をかみしめています

・竹井久の本妻染谷まこです


追記

結構な反応あって驚きだよ!

まず謝んなきゃいけないのはファンの癖にSが小文字だったことね。正しくは咲-Saki-です。戒めのためそのままにしておきます

しっかし腹立つのが、トラバにある染谷まこファンなんているわけねえだろってコメントよ。んなもんいるに決まってんだろ!

どうしたら信じてもらえるの?咲-Saki-オンリーbolze.が出した部まこ本2冊(折本オフセット本)とも現地で買って持ってるっていえばいい?

オフセット本の方は中古買取25000円になってるの見たことあるけど、100万って言われても売る気ないよ?

その他ブコメにも反応の中に気になったものがいくつかあったので答えるね。

jou2 批判すべきは「広告掲載許可を出した施設」の方で、広告出した所でも原作でも無いと思ってる。それはさておき、咲シリーズ雀荘メシと咲日和が好き

Yostarに行くならまだしも、としたのはYostarに行くのも筋が違うと思ったからなのよね。自分施設側に問うなら行動としては理解できる。

まこメシは早々と終ったのが残念だけど、連載してくれただけで感謝してるし、久まこ美穂子のいいトライアングルな回もあったのもよかった。

咲日和ともどもネタ出しは大変そうだから続けるのは難しいのかなあ。

Helfard フォントカラーを変えてもリンクがあると黒くなってしまうという知見を得た

はてな記法自動キーワードリンク停止記法ってのがあって、[][]で自動リンクする単語を囲むと停止されるはずなんだが、これは他の記法HTMLタグとかち合うとうまく機能しないらしい。

キーワードになりそうな場所を囲ってみたが改善しなかったから不格好だけどそのままにした。

mayumayu_nimolove イーロンが最近トランプにケツ突き出してる女の風刺画ツイートしたけど同じだよね。増田はイーロンの投稿見た時なんて感じた?対象が興味あるものとないものだとかなり印象が違う事例だと思うよ。

僕はイーロンマスクが嫌いです。ついでに言えばトランピストも同様です。イーロンがやることについては正直興味がないのでそのツイートしたことすら初めて知りました。

文字みただけで不愉快になるので今後自分から見に行くこともしないです。

Twitterで彼が好き放題やっているのも、昔いた会社ワンマン社長に振り回されてメンタルしたことを思い出すのでたまったもんじゃないですね。

www6 前半「個人の感想かよ…」後半「個人の感想かよ!」

ぐうの音も出ねえ…

mito2 そういや、「作者女性なのに」って言ってるのを見かけたけど確定したの? 

それ、この騒動を遠めにみてる咲-Saki-ファン特に笑ってるところじゃないかな…

tomoP 全部正しいこと言ってる。特に後半。特に最後

同志よ。他に部まこ派といってくれた人も心強い。

S_Maeda “竹井久の本妻染谷まこです” ??「どうやったらこんな思想になるのでしょう?部キャプが嗜好だっていうのは明らかなのに… 

キャプ両目あいてんぞ。

teraph 染谷先輩はまこ飯でモブ男子告白されて嬉しそうだったしノンケでしょ(着火) 部キャプ派かつ京咲派です。

咲のど派でもあるので、君とは分かり合えないが否定はしないよ。

その他部キャプ派の方多くいるようですが、僕は他のカップリング推し排除したいなんて思ったことはないからその程度の付け火なんて屁でもないさ。

かいいつつ薄荷屋の同人誌を1冊も買わないことでささやか抵抗心を示しているよ。スロウスタートは好きだけどね。

Windfola 「良質な麻雀漫画」ここは全力で釣りに行くスタイル

そんなつもりはなかったんだけどなあ…「良質な漫画」といっても引っかかるならすみません

satomi_hanten え、良く分かんない福路美穂子派閥染谷まこ派閥があるの?(5chとかは見ないので分からん)。僕は・・・悩むな・・・。どっちも良い・・・。/ あ”?能力モノも面白いだろ!(少年雀鬼 東など

竹井久のお相手には、恐ろしいことに加治木ゆみ派閥という第3勢力もあり、主に東横桃子(及びかじゅモモ派)から妨害を食らっているともっぱらのうわさ。

広く見わたせば国広一派閥もあるとかないとか。

能力物も面白いよね。咲-Saki-能力者(とされる人)に、非能力者(とされる人)がしっかり立ち向かうから好き。

tori_toi 咲、アニメ化された分は好きだけど、ここ最近キャラ爆乳化は一般漫画の枠に入りきらなくなってる気はするよ…正直。作者が描くの辛そうなのも見ててつらい。

大星淡とかね。あの辺は先生の手癖なんだろうけど、好きなように書いていいんやでと思う一方で、程ほどにしてくれやと思う気持ちもある。

単行本書店特典だとさらにリミッター外れてるところがあるので、おとなしめの所でしか買ってないです。

swampert260 咲-Saki-警察だ!Sを大文字しろ!/私も十年来部まこ派です

マジごめん。そしてありがとう

2021-01-05

本当に好きな絵描きTwitterは見ない方がいい

趣味で時折本を出す底辺絵描きです。

周りの反応が気になって自分の出したい内容の本が作りにくくなっている今現在の状況の中で、自分自身の出したい本を出していて、作った本や作品に対するポテンシャルがとても高くてイベントを心の底から楽しんでいる素敵な絵描きの方がいました。

私は最初pixivで見つけて以来本の内容が面白くて今までずっとその方の御本を全て購入していました。

そしてつい先日、ずっとpixivで拝見していただけだったのを思い切ってTwitterフォローしてツイートを見るようになりました。

Twitterもとても面白くて、原稿に対してもとてもポジティブで元気を貰える内容だったのですが、ある時に私の好きなカップリング中傷されてしまいました。

最初のうちは「まぁ苦手な人もいるだろうな」と気にしないようにしていたんですがそれ以来その方の本を読む度にその言葉を思い出してしまい、前までは何度も何度も読むくらい好きだった本なのに今では全く魅力を感じなくなってしまいました。

もう中傷されて以来、一切その方の本は触っていません。

結構ツイートを見るのも辛くなり、フォローを外してpixivも見なくなり、好きな絵描きさんや文字書きさんができてもTwitterを一切フォローしなくなりました。

おそらく私も私の作品を見てくださっている方からそう思われているかもしれませんが、正直好きな絵描きさん・文字書きさんをフォローしてTwitterを見てから印象が良くなったことは1度もありません。

好きな方を好きなままでいたいなら、その人の思考や人となりまでは知らない方が幸せだと思います

2020-09-13

二次創作短編について

長編小説エントリをお見かけしたとき自分思考整理のために書いていたものを投げます

 

私自身が誰になにを言われたわけでもないんだけど

今いる界隈で字数マウントっぽいのちこちょこ見るようになったので。

いっぱい書いた貴方はえらいし褒めるし優勝!てなるのはわかるんだけど

じゃあいっぱい書いてない貴方はえらくないのかってことは全然ない。

ひとつの話を完成させてること自体を誇っていこうなという動機です。

 

というのは、自分二次創作における文章文字数に一回仮死状態になったからです。

筆を折ったというよりは筆を止めた。

私はHP全盛期のとき個人サイト作ってみたくて

家にスキャナがなかったので文字を書くことにした類の人間でした。

思いついたお話をかければなんでもよかったし「サイト」をやってみたかっただけです。

自分の考えたことが形になるのは楽しい。というのを繰り返して、

感想をもらって同好の方と交流を持つようになって、同人誌という存在に行き当たりました。

その段に至って初めて「文字数」というもの意識しました。

それで一回、すごくつまらなくなってしまった。

小説とは別にデッサンを習っていたのでそちらの言葉を使います

私にとって「書く」ことはクロッキーのようなものでした。速写です。

時間いかに核心をつけるか、そのものらしい一瞬をつかめるかが要点でした。

ワンシーンの抜粋動作の美しさを描写して書き留めておきたい。

 

けれど本を作ろう、それも折本ではないものを作ろうとするとそれでは持たない。

まず書く情報量を増やさなくてはならない。

シーンを複数用意して時系列構成思考して配置する必要が出てきて、それが正直めちゃくちゃ面倒だった。

 

クロッキーは言ってしまえば鉛筆一本、筆一本でできる。

でも油彩や日本画をしようとしたらもっと別の画材がいる。段取りもいる。

デッサンとするにしたって、完成度をあげるなら技法知識がいる。

30秒や、長くても3分で完結するものばかり描いていた人間が、それを自覚せずに2時間以上、

下手すると無限時間をかけてもいいものに着手するとそれはもう混乱する。

鉛筆一本だし、チラ裏に描いてたものを本格的に描こうとして「アレッ」てなるのは当たり前なんですね。

 

今思い返すとこういう言語化ができるけど、当時はできなかったので苦しんだ。

物語を読むことはできるし愛してはいたけど、私が傾倒して読んでいたのはほとんどが詩や短歌でした。

「情景を切り取って見せ方を演出する」が共通していても、小説のそれとは方向性が違う。

あと短時間でたくさん読める。

キラーフレーズを噛み締めて気軽に楽しめる。

などの短文の魅力が好きでした。今も好き。

 

絵に関しても、美しく整えられて丁寧に塗られたカラー絵よりも

要点だけを的確に抑えて踊る筆致に傾倒しがちなので単に好みの問題です。

あと向き不向き。タイプ別といってもいいかも。

一口長編といっても、実際は短編連作だったりする場合もあるので。

読んだの10年以上前なのに今でも思い出すお話あるけど、文字数とか覚えてないしね。

物量と、自分や誰かにとって魅力があるかは全く別なので混同しなくていい。

 

それがわかっていればよかったんだけど

小説というからには長いほうが立派で、分厚くないとならない。と無言の圧を感じて

(実際、紙媒体として本の形が成り立つためには物理的に必須なのですが)

それは私にはできなかったので、書くことから遠ざかりました。

今は自分いちばん書きやす文字数と話のスケールがわかってきたのでまた書いてる。

 

分量があってスケールの大きい物語を書きたくて目指すのは楽しいけれど

からといって分量がないものを下に見たり、情けなく思う必要はない。

「こうしなくてはならない」を勝手に制定して自分ジャッジする必要はない。

なかったなぁという回想です。本当になかった。本当にないよ。

 

万字単位がかけるようになっても、140字以内にあるキラーフレーズが好きだし

3000字以下のショートショートに胸を打たれることがあります

 

長い文章は確かに強さを感じるし、熱量もあります

それに分量があるということはその分その世界に浸っていられる。

これは強い。好きな文章をずっと読んでいられるのは最高に楽しいです。

 

でも、短い文章が弱いわけでは決してない。恥じる必要微塵もない。

 

この世にはショートショートの極点である星新一もいますしね。

「削ぎ落としてつくる」を考えさせられるのでとても好き。

長かろうが短かろうが、創りたいものが創れるようになるというのが理想だと思います

 

私はインターネットお絵描きマンとか、字書きという呼称が好きです。

軽やかなので。

重厚で肉厚なものと一緒に、インスタントで軽やかなものが同じ空間で息をできるのが創作醍醐味だとも思う。

 

そういう覚書でした。

 

一般出版物におけるショートショートは800〜4000字、

 短編は4000〜32000字、中編は12万字までのようですが

 二次創作においてはもっと細かくて感覚的な区分けがある、という認識です)

 

 

 

 

2019-06-08

俺がツイッター嘘松認定したら時折本である証明をしてくるやつがおるんだ

聞いてもないし聞く気無いのに話してくれるのよ、でさ、結構「絞れる」情報が多いんだよね

個人情報ごちそうさま!!!!投下先はネットストーカーヲチ系の掲示板いいね!!!!!!!!!

2018-08-14

ふと考えると就活するときまえに22年の猶予があったんだよな

その中で自分が就きたいと思える職業につくために努力をしておけと、一体どれだけ言われてきていたのかを考えるとさ、まあ自分認識不足というか、本当になりたい職業なんて最初から無かったんだなと改めて感じるわけよ。

今やってる職業はまあそりゃもうつまらなくて4年やってつまらないってことはこれから先もずっとつまらないんだろうなってほぼ確信してる。

それじゃあ自分が楽しめそうな職業ってあるのかなと妄想してみるけど、無さそうなんだよね。

子供の頃はゲームクリエイターになりたくて、高校時代に絵を書いてみたり、大学ちょっとプログラミング齧ってみたりしたけど、まあ途中で飽きてゲーム自分でやるのが楽しいんじゃいで終わったしな。

もしも本気でゲームクリエイターになりたかったのなら、自分PCを手に入れた高校時代から毎日ひたすらプログラミングを書いてりゃ良かったんだろうし、そういうことが出来もしないのになってもきっと楽しくないって事なんだろう。

俺がやってる仕事はつまらなすぎて死にそうだけど、死ぬほどつまらないってだけじゃ死なないか死ぬまでつまら仕事やり続けようと思うわ。

でも時折本当に死にたくなるのはなんでなんだろうなあ。

2014-07-12

老害必須すぎwww俺達もたまに必死だけど

ある程度年配の人間と関わっていると時折彼らの「俺は人生をちゃんと積み上げた。そうだろ、そう俺を認めてくれ」といった必死さを感じる。

職場とか飲み会とか、少し前だと面接もっと前だと学校、流石に幼稚園まで記憶を戻すと必死な老人には合わなかった気がするが、

たまたま自分のいた環境がそうだっただけで他には居たのかもしれない。祖父が二人とももう枯れきっていてプライドに拘らないまったりモード入ってたのも大きいかも


老人は時折本必死になって自分が今までの人生で学んだこと、身につけたことをアピールしたがる。

若者自分の周りの人間に「自分は頑張ってる」だとか「自分価値がある」といった事を思わずアピールしてしまうのに近い。

中年は何か程よく枯れててそういう人は少ない(拗らせててヤバくなってる人もいるが、老人になっても拗れてる人よりはマシ)

まぁ、年寄り必死になる気持ちもわからなくはない。

人生の終わりだとか、会社勤めの終わりだとかが近づいてきて、ふと自分が今まで何をやってきたのか不安になるのは分かる。

それを他人に「いやいやAさんは良くやってきましたし、人間としても日々成長してきた立派な人です」と支えてほしくなる気持ちも当然分かる。

10代や20代の人間が持つある種の自信のなさから来る、他人にやたら凄いと思われ認められたがる欲求にそれは近いだろう。

ただそれがいよいよ締め切りが迫っていて焦りが10割増しになっているからか、たまに若者以上にみっともないほどアピールしてくる。

それがすっげーウザイ。でも気持ちは分かる。

飲み会とかで向こうの心に根を張った年功序列価値観に無理して逆らっても面倒だから愚痴じみた自慢に付き合うのには慣れてきた。

でもたまに思い出しては「うっぜー、いい年してんだから自分だけで自分を支えてみろよ」と思ってしまう。

思いすぎると自分の心が陰りを見せた時にブーメランやつばが過去から飛んでくるのですぐ切り上げるけど。

2007-08-26

憎からず思っていたあの人に恋人が出来たそうだ

本人から「絶対誰にも言わないで下さいね」と念押された上で聞いた。

実は向こうもこっちのことを憎からず思っていたんですよって今言われても嬉しくねえですよ。

良くあるパターンだよねえ。まったく良くあるパターンだ。

のろけ話を「テメエ羨ましいなオイ」とか茶々を入れつつ、時折本気で凹みに入って一瞬黙り込みつつ聞いてたら

別れ際に、「まさか無いとは思うけど言わないままにずるずる関係結んじゃったら厄介だから」

そのけん制のつもりで話したんだって。言ってた。その後の会話は良く覚えていない。

誰か酒持って来い。

2007-01-18

わっふる7

 高田馬場駅構内のスタバの窓席で本を読んでいた時、横からそわそわとした感じで時折本を覗き込んでいたのがI子だった。僕に何か話しかけたいような雰囲気もあったけど少ししてI子は店を出て行った。僕は後ろ姿を目で追った。170センチくらい。20代後半。長髪。痩せて背の高い女の子という印象が残った。

 二度目に会ったのも同じ席だった。I子が先に同じポジションにいたのだけど僕は以前と同じ子だと気が付かなかった。髪を束ねていたし眼鏡もしていた。彼女が僕に気が付きそわそわとした気配を漂わせたせいか、バツ悪く偶然二人で顔を見合わせた。I子は顔を真っ赤にした。僕はとっさに、あ、失礼と小さく口をついた。それから気まずく黙っているとI子は小声で以前ここでシルヴィア・プラスの本読んでましたよねと言った。それが僕と彼女出会いになった。本の話や映画の話を他愛なく続けると大学時代恋人のような気分になった。その分I子が突然沈黙するとさっきまで見知らぬ同士だったので気まずくなった。彼女は逃げるようにその場を去った。

 I子を裸にして抱いたのはそれからひと月後くらいだった。待ち合わせて予約した店でビストロ料理を食べワインを飲んだ。店を出てから黙って手を繋ぎラブホテル街に向かった。新しそうな白いホテルに入った。言葉を交わすこともなく二人とも裸になり立ったまま抱き合った。I子は怯えていた。わたしだめかもしれないと謝るように言った。

 I子は性に開花していなかった。キスしても耳朶を甘噛しても緊張だけが伝わってきた。乳首に触れるとぴくんと身を引いた。愛撫というわけにもいかない。ヴァギナに触れても湿る感じはない。このままクンニリングスしてもI子は緊張したままだろう。

 ベッドに横になりI子の髪を撫でながらセックスしなくてもいいよと告げた。I子は黙っていた。時間になって店を出た後I子と一緒にゲーセンに行き彼女にもゲームをやらせた。高校生くらいのとき夜遊びをしてなかったようだ。深夜に別れた。僕たちの関係は薄くなっていくだろう。セックスがうまく行かない関係は続かない。セックスがうまく行けば空しくても関係は続く。

 二週間後深夜に彼女から電話があった。すぐに来てと言った。タクシーを呼んで指定のコンビニに入るとI子はごめんなさいと言った。何かあった? I子は俯いて、K君、セックスして、痛くてもいいからと言った。コンビニからラブホテル街は近くI子は最初からそのつもりでいたのだろう。

 部屋に入りI子を裸した。僕も裸になった。直立したままのI子の前で僕はしゃがんで恥毛に頬を寄せ、舌で性器を探った。そうすることで僕はペニスを勃たせた。I子の性器から少しはみ出ている襞に舌が当たるとI子はぶるっと震えた。でも快感ではないのだろう。I子をベッドに寝かせ、子供が手書きの地図を持ってお遣いに行くように女の快感の地図を辿った。でもセックスは無理のように思えた。ペニス萎えた。緊張したI子を抱きしめ髪を撫でた。I子はわたしだめなのかしらと言って強く抱き返した。ガラスのベルジャーにいる裸のスレンダー女の子は緊張してそのまま失禁してしまうんじゃないか。

 失禁したらいいんじゃないか。僕はベッドから降りバスタオルを持って来て彼女の尻の下に敷いた。I子は何?と聞いた。僕は彼女に耳打ちするように、おねしょ、してもいいよ、しなよ、と告げた。彼女の顔が真っ赤になった。即答しない彼女はそのことを考えている。やっぱりだめ、そんなことできない、と苦しそうに答えた。僕は両方の乳首をつまみながら、大丈夫だよ、おねしょ、しちゃいなよ、と言った。彼女は顔を顰めた。できないわ。できるよ。彼女の顰めた顔が女の快感の顔になっていく。僕は彼女の下腹を撫で、性器に手を伸ばすと少し濡れ始めているのがわかった。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん