はてなキーワード: 紳士とは
理由は、過去2人、パワハラ野郎を上司に持ったことがあるが、結局奴らが油断するとパワハラ野郎に戻っていたからだ。
その2人はどちらも、残業が少なく、余裕がある時は紳士的な態度であった。おそらく過去にパワハラに似た振る舞いをして、注意を受けたのだろう。
しかし、残業が続いたりすると、心の余裕がなくなるのか、パワハラをやり出す。
パワハラというものは平均値で出されるものではない。機嫌がいい日と、悪い日とが交互に来たとしたら、平均してパワハラ0になるわけではなく、機嫌が悪い日だけを見てパワハラと認定するのだ。
同様に、体調が良い日にどれだけ気を遣って紳士を装ったとしても、体調が悪い日にパワハラをしていたら、もはやソイツはパワハラ野郎なのだ。
もちろん体調が悪い日でも、紳士を装える人はいるだろう。しかし、多くの(過去にパワハラをしていた)人間は体調が悪い日には、つい本性が出てしまって、パワハラをするのだ。しかも一度でも本性を出してしまえば、その人はパワハラ上司として恐れられることになる。
本性はパワハラ野郎な人は、残念ながら、治ることはないのではなかろうか。
(なお、残業が多くなると、どんな善人でも性格が捻じ曲がっていき、パワハラをやり得る、と聞いたことがある。こういう本性は善人だが、環境で仕方なくパワハラをしてしまう人もいてしまうわけなので、パワハラ=治らない、というわけではないのだろう。正確には、本性がパワハラの人は治らない、と考える。)
高校卒業後すぐに出会い系で会った年上の男と結婚してた女友達が数年ぶりに「離婚して暇だから遊ぼう」って連絡してきて
当時ふたりとも上京してたのでそのへんでカラオケ行って適当に飲むかって話になったの
で、まあ昔話なんかをしながらカラオケは普通に楽しんだわけだけど、
それが終わったら「ウチすぐそこだから家飲みにしよう」って言うんでお言葉に甘えてついて行ったわけ
お互い別に好きな人がいたりもしたんで、恋愛感情抜きにかけがえのない友達だと思ってた
だから無警戒というか無遠慮というか、何も考えずに家について行っちゃったんだけど
家についたら彼女はすぐさまシャワー浴びてノーブラでペラペラの部屋着に着替えてさ
あれ?この感じちょっと変かな?って思ったんだけど、話が結構ディープというか、
別れた旦那のひでー話とか、別れたあと自傷行為に走っちゃった話とかになってきて
なんかそこから一人にさせるのも危なっかしい感じになってきて、その夜は泊まっていくことになったんだよね
最初俺は床に寝てたんだけど「こっちに来てキスしてくれたら頑張れるから」ってベッドの上から袖を引っ張ってくるわけですよ
俺も酔ってたし、その時はこれ完全に誘われてるなって思って、まあ一緒に寝たし、キスもしたんですよ
そしたらもう「そういう感じ」なのかなって思うじゃん?
でもね、「私いま生理なんだ」って言うの
じゃあそういう感じじゃないのかぁってなるじゃん?
えっやっぱりそういう感じなの?いやでも生理なんだよなってすげえ混乱して
そもそも懐かしい高校時代の友達と再会したエモさと目の前の淫らな様子のバツイチ女が全然頭の中で噛み合ってなくてなんか耐えられなくて
女友達が寝落ちしそうになってふにゃふにゃしてるところで抜け出して帰ってきちゃった
ってことがあったんだよね
これがもう何年も前の話で、彼女とはそれっきりなんだけど
どうするのが正解だったのか未だにふと考えちゃう
いやまあ朝まで紳士的に見守って帰り、その後も定期的に様子を確認するくらいがベストかなとは思うのだが
あのときの女友達的にはいっそ「ゴムないけど生理中ならいいよな」つって抱かれてた方が後腐れのない自傷行為としてスッキリしてたのかとか
流石にそれはひどいというか、そもそもキスなんてすべきじゃなかったよなーとか
結果的には今の俺は他のまともな女と結婚して子どももいるので、メンヘラのバツイチ女に引っかからなくてよかったとも言えるのだが
その他の唯一のチャンスがこの女友達との家飲みの夜だったこともあって「あれは誘われてたんじゃないのか」ってずっと考えちゃうんだよな
キモいよね
https://anond.hatelabo.jp/20241002005552
一一
このごろ与次郎が学校で文芸協会の切符を売って回っている。二、三日かかって、知った者へはほぼ売りつけた様子である。与次郎はそれから知らない者をつかまえることにした。たいていは廊下でつかまえる。するとなかなか放さない。どうかこうか、買わせてしまう。時には談判中にベルが鳴って取り逃すこともある。与次郎はこれを時利あらずと号している。時には相手が笑っていて、いつまでも要領を得ないことがある。与次郎はこれを人利あらずと号している。ある時便所から出て来た教授をつかまえた。その教授はハンケチで手をふきながら、今ちょっとと言ったまま急いで図書館へはいってしまった。それぎりけっして出て来ない。与次郎はこれを――なんとも号しなかった。後影を見送って、あれは腸カタルに違いないと三四郎に教えてくれた。
与次郎に切符の販売方を何枚頼まれたのかと聞くと、何枚でも売れるだけ頼まれたのだと言う。あまり売れすぎて演芸場にはいりきれない恐れはないかと聞くと、少しはあると言う。それでは売ったあとで困るだろうと念をおすと、なに大丈夫だ、なかには義理で買う者もあるし、事故で来ないのもあるし、それから腸カタルも少しはできるだろうと言って、すましている。
与次郎が切符を売るところを見ていると、引きかえに金を渡す者からはむろん即座に受け取るが、そうでない学生にはただ切符だけ渡している。気の小さい三四郎が見ると、心配になるくらい渡して歩く。あとから思うとおりお金が寄るかと聞いてみると、むろん寄らないという答だ。几帳面にわずか売るよりも、だらしなくたくさん売るほうが、大体のうえにおいて利益だからこうすると言っている。与次郎はこれをタイムス社が日本で百科全書を売った方法に比較している。比較だけはりっぱに聞こえたが、三四郎はなんだか心もとなく思った。そこで一応与次郎に注意した時に、与次郎の返事はおもしろかった。
「いくら学生だって、君のように金にかけるとのん気なのが多いだろう」
「なに善意に払わないのは、文芸協会のほうでもやかましくは言わないはずだ。どうせいくら切符が売れたって、とどのつまりは協会の借金になることは明らかだから」
三四郎は念のため、それは君の意見か、協会の意見かとただしてみた。与次郎は、むろんぼくの意見であって、協会の意見であるとつごうのいいことを答えた。
与次郎の説を聞くと、今度は演芸会を見ない者は、まるでばかのような気がする。ばかのような気がするまで与次郎は講釈をする。それが切符を売るためだか、じっさい演芸会を信仰しているためだか、あるいはただ自分の景気をつけて、かねて相手の景気をつけ、次いでは演芸会の景気をつけて、世上一般の空気をできるだけにぎやかにするためだか、そこのところがちょっと明晰に区別が立たないものだから、相手はばかのような気がするにもかかわらず、あまり与次郎の感化をこうむらない。
与次郎は第一に会員の練習に骨を折っている話をする。話どおりに聞いていると、会員の多数は、練習の結果として、当日前に役に立たなくなりそうだ。それから背景の話をする。その背景が大したもので、東京にいる有為の青年画家をことごとく引き上げて、ことごとく応分の技倆を振るわしたようなことになる。次に服装の話をする。その服装が頭から足の先まで故実ずくめにでき上がっている。次に脚本の話をする。それが、みんな新作で、みんなおもしろい。そのほかいくらでもある。
与次郎は広田先生と原口さんに招待券を送ったと言っている。野々宮兄妹と里見兄妹には上等の切符を買わせたと言っている。万事が好都合だと言っている。三四郎は与次郎のために演芸会万歳を唱えた。
万歳を唱える晩、与次郎が三四郎の下宿へ来た。昼間とはうって変っている。堅くなって火鉢のそばへすわって寒い寒いと言う。その顔がただ寒いのではないらしい。はじめは火鉢へ乗りかかるように手をかざしていたが、やがて懐手になった。三四郎は与次郎の顔を陽気にするために、机の上のランプを端から端へ移した。ところが与次郎は顎をがっくり落して、大きな坊主頭だけを黒く灯に照らしている。いっこうさえない。どうかしたかと聞いた時に、首をあげてランプを見た。
「この家ではまだ電気を引かないのか」と顔つきにはまったく縁のないことを聞いた。
「まだ引かない。そのうち電気にするつもりだそうだ。ランプは暗くていかんね」と答えていると、急に、ランプのことは忘れたとみえて、
一応理由を聞いてみる。与次郎は懐から皺だらけの新聞を出した。二枚重なっている。その一枚をはがして、新しく畳み直して、ここを読んでみろと差しつけた。読むところを指の頭で押えている。三四郎は目をランプのそばへ寄せた。見出しに大学の純文科とある。
大学の外国文学科は従来西洋人の担当で、当事者はいっさいの授業を外国教師に依頼していたが、時勢の進歩と多数学生の希望に促されて、今度いよいよ本邦人の講義も必須課目として認めるに至った。そこでこのあいだじゅうから適当の人物を人選中であったが、ようやく某氏に決定して、近々発表になるそうだ。某氏は近き過去において、海外留学の命を受けたことのある秀才だから至極適任だろうという内容である。
「広田先生じゃなかったんだな」と三四郎が与次郎を顧みた。与次郎はやっぱり新聞の上を見ている。
「どうも」と首を曲げたが、「たいてい大丈夫だろうと思っていたんだがな。やりそくなった。もっともこの男がだいぶ運動をしているという話は聞いたこともあるが」と言う。
「しかしこれだけじゃ、まだ風説じゃないか。いよいよ発表になってみなければわからないのだから」
「いや、それだけならむろんかまわない。先生の関係したことじゃないから、しかし」と言って、また残りの新聞を畳み直して、標題を指の頭で押えて、三四郎の目の下へ出した。
今度の新聞にもほぼ同様の事が載っている。そこだけはべつだんに新しい印象を起こしようもないが、そのあとへ来て、三四郎は驚かされた。広田先生がたいへんな不徳義漢のように書いてある。十年間語学の教師をして、世間には杳として聞こえない凡材のくせに、大学で本邦人の外国文学講師を入れると聞くやいなや、急にこそこそ運動を始めて、自分の評判記を学生間に流布した。のみならずその門下生をして「偉大なる暗闇」などという論文を小雑誌に草せしめた。この論文は零余子なる匿名のもとにあらわれたが、じつは広田の家に出入する文科大学生小川三四郎なるものの筆であることまでわかっている。と、とうとう三四郎の名前が出て来た。
三四郎は妙な顔をして与次郎を見た。与次郎はまえから三四郎の顔を見ている。二人ともしばらく黙っていた。やがて、三四郎が、
「困るなあ」と言った。少し与次郎を恨んでいる。与次郎は、そこはあまりかまっていない。
「君、これをどう思う」と言う。
「どう思うとは」
「投書をそのまま出したに違いない。けっして社のほうで調べたものじゃない。文芸時評の六号活字の投書にこんなのが、いくらでも来る。六号活字はほとんど罪悪のかたまりだ。よくよく探ってみると嘘が多い。目に見えた嘘をついているのもある。なぜそんな愚な事をやるかというとね、君。みんな利害問題が動機になっているらしい。それでぼくが六号活字を受持っている時には、性質のよくないのは、たいてい屑籠へ放り込んだ。この記事もまったくそれだね。反対運動の結果だ」
「なぜ、君の名が出ないで、ぼくの名が出たものだろうな」
「やっぱり、なんだろう。君は本科生でぼくは選科生だからだろう」と説明した。けれども三四郎には、これが説明にもなんにもならなかった。三四郎は依然として迷惑である。
「ぜんたいぼくが零余子なんてけちな号を使わずに、堂々と佐々木与次郎と署名しておけばよかった。じっさいあの論文は佐々木与次郎以外に書ける者は一人もないんだからなあ」
与次郎はまじめである。三四郎に「偉大なる暗闇」の著作権を奪われて、かえって迷惑しているのかもしれない。三四郎はばかばかしくなった。
「さあ、そこだ。偉大なる暗闇の作者なんか、君だって、ぼくだって、どちらだってかまわないが、こと先生の人格に関係してくる以上は、話さずにはいられない。ああいう先生だから、いっこう知りません、何か間違いでしょう、偉大なる暗闇という論文は雑誌に出ましたが、匿名です、先生の崇拝者が書いたものですから御安心なさいくらいに言っておけば、そうかで、すぐ済んでしまうわけだが、このさいそうはいかん。どうしたってぼくが責任を明らかにしなくっちゃ。事がうまくいって、知らん顔をしているのは、心持ちがいいが、やりそくなって黙っているのは不愉快でたまらない。第一自分が事を起こしておいて、ああいう善良な人を迷惑な状態に陥らして、それで平気に見物がしておられるものじゃない。正邪曲直なんてむずかしい問題は別として、ただ気の毒で、いたわしくっていけない」
「家へ来る新聞にゃない。だからぼくも知らなかった。しかし先生は学校へ行っていろいろな新聞を見るからね。よし先生が見なくってもだれか話すだろう」
「すると、もう知ってるな」
「むろん知ってるだろう」
「君にはなんとも言わないか」
「言わない。もっともろくに話をする暇もないんだから、言わないはずだが。このあいだから演芸会の事でしじゅう奔走しているものだから――ああ演芸会も、もういやになった。やめてしまおうかしらん。おしろいをつけて、芝居なんかやったって、何がおもしろいものか」
「しかられるだろう。しかられるのはしかたがないが、いかにも気の毒でね。よけいな事をして迷惑をかけてるんだから。――先生は道楽のない人でね。酒は飲まず、煙草は」と言いかけたが途中でやめてしまった。先生の哲学を鼻から煙にして吹き出す量は月に積もると、莫大なものである。
「煙草だけはかなりのむが、そのほかになんにもないぜ。釣りをするじゃなし、碁を打つじゃなし、家庭の楽しみがあるじゃなし。あれがいちばんいけない。子供でもあるといいんだけれども。じつに枯淡だからなあ」
与次郎はそれで腕組をした。
「たまに、慰めようと思って、少し奔走すると、こんなことになるし。君も先生の所へ行ってやれ」
「行ってやるどころじゃない。ぼくにも多少責任があるから、あやまってくる」
「君はあやまる必要はない」
「じゃ弁解してくる」
与次郎はそれで帰った。三四郎は床にはいってからたびたび寝返りを打った。国にいるほうが寝やすい心持ちがする。偽りの記事――広田先生――美禰子――美禰子を迎えに来て連れていったりっぱな男――いろいろの刺激がある。
夜中からぐっすり寝た。いつものように起きるのが、ひどくつらかった。顔を洗う所で、同じ文科の学生に会った。顔だけは互いに見知り合いである。失敬という挨拶のうちに、この男は例の記事を読んでいるらしく推した。しかし先方ではむろん話頭を避けた。三四郎も弁解を試みなかった。
暖かい汁の香をかいでいる時に、また故里の母からの書信に接した。また例のごとく、長かりそうだ。洋服を着換えるのがめんどうだから、着たままの上へ袴をはいて、懐へ手紙を入れて、出る。戸外は薄い霜で光った。
通りへ出ると、ほとんど学生ばかり歩いている。それが、みな同じ方向へ行く。ことごとく急いで行く。寒い往来は若い男の活気でいっぱいになる。そのなかに霜降りの外套を着た広田先生の長い影が見えた。この青年の隊伍に紛れ込んだ先生は、歩調においてすでに時代錯誤である。左右前後に比較するとすこぶる緩漫に見える。先生の影は校門のうちに隠れた。門内に大きな松がある。巨大の傘のように枝を広げて玄関をふさいでいる。三四郎の足が門前まで来た時は、先生の影がすでに消えて、正面に見えるものは、松と、松の上にある時計台ばかりであった。この時計台の時計は常に狂っている。もしくは留まっている。
門内をちょっとのぞきこんだ三四郎は、口の中で「ハイドリオタフヒア」という字を二度繰り返した。この字は三四郎の覚えた外国語のうちで、もっとも長い、またもっともむずかしい言葉の一つであった。意味はまだわからない。広田先生に聞いてみるつもりでいる。かつて与次郎に尋ねたら、おそらくダーターファブラのたぐいだろうと言っていた。けれども三四郎からみると二つのあいだにはたいへんな違いがある。ダーターファブラはおどるべき性質のものと思える。ハイドリオタフヒアは覚えるのにさえ暇がいる。二へん繰り返すと歩調がおのずから緩漫になる。広田先生の使うために古人が作っておいたような音がする。
学校へ行ったら、「偉大なる暗闇」の作者として、衆人の注意を一身に集めている気色がした。戸外へ出ようとしたが、戸外は存外寒いから廊下にいた。そうして講義のあいだに懐から母の手紙を出して読んだ。
この冬休みには帰って来いと、まるで熊本にいた当時と同様な命令がある。じつは熊本にいた時分にこんなことがあった。学校が休みになるか、ならないのに、帰れという電報が掛かった。母の病気に違いないと思い込んで、驚いて飛んで帰ると、母のほうではこっちに変がなくって、まあ結構だったといわぬばかりに喜んでいる。訳を聞くと、いつまで待っていても帰らないから、お稲荷様へ伺いを立てたら、こりゃ、もう熊本をたっているという御託宣であったので、途中でどうかしはせぬだろうかと非常に心配していたのだと言う。三四郎はその当時を思いだして、今度もまた伺いを立てられることかと思った。しかし手紙にはお稲荷様のことは書いてない。ただ三輪田のお光さんも待っていると割注みたようなものがついている。お光さんは豊津の女学校をやめて、家へ帰ったそうだ。またお光さんに縫ってもらった綿入れが小包で来るそうだ。大工の角三が山で賭博を打って九十八円取られたそうだ。――そのてんまつが詳しく書いてある。めんどうだからいいかげんに読んだ。なんでも山を買いたいという男が三人連で入り込んで来たのを、角三が案内をして、山を回って歩いているあいだに取られてしまったのだそうだ。角三は家へ帰って、女房にいつのまに取られたかわからないと弁解した。すると、女房がそれじゃお前さん眠り薬でもかがされたんだろうと言ったら、角三が、うんそういえばなんだかかいだようだと答えたそうだ。けれども村の者はみんな賭博をして巻き上げられたと評判している。いなかでもこうだから、東京にいるお前なぞは、本当によく気をつけなくてはいけないという訓誡がついている。
長い手紙を巻き収めていると、与次郎がそばへ来て、「やあ女の手紙だな」と言った。ゆうべよりは冗談をいうだけ元気がいい。三四郎は、
「なに母からだ」と、少しつまらなそうに答えて、封筒ごと懐へ入れた。
「いいや」
「何を」と問い返しているところへ、一人の学生が、与次郎に、演芸会の切符をほしいという人が階下に待っていると教えに来てくれた。与次郎はすぐ降りて行った。
与次郎はそれなり消えてなくなった。いくらつらまえようと思っても出て来ない。三四郎はやむをえず精出して講義を筆記していた。講義が済んでから、ゆうべの約束どおり広田先生の家へ寄る。相変らず静かである。先生は茶の間に長くなって寝ていた。ばあさんに、どうかなすったのかと聞くと、そうじゃないのでしょう、ゆうべあまりおそくなったので、眠いと言って、さっきお帰りになると、すぐに横におなりなすったのだと言う。長いからだの上に小夜着が掛けてある。三四郎は小さな声で、またばあさんに、どうして、そうおそくなったのかと聞いた。なにいつでもおそいのだが、ゆうべのは勉強じゃなくって、佐々木さんと久しくお話をしておいでだったという答である。勉強が佐々木に代ったから、昼寝をする説明にはならないが、与次郎が、ゆうべ先生に例の話をした事だけはこれで明瞭になった。ついでに与次郎が、どうしかられたかを聞いておきたいのだが、それはばあさんが知ろうはずがないし、肝心の与次郎は学校で取り逃してしまったからしかたがない。きょうの元気のいいところをみると、大した事件にはならずに済んだのだろう。もっとも与次郎の心理現象はとうてい三四郎にはわからないのだから、じっさいどんなことがあったか想像はできない。
三四郎は長火鉢の前へすわった。鉄瓶がちんちん鳴っている。ばあさんは遠慮をして下女部屋へ引き取った。三四郎はあぐらをかいて、鉄瓶に手をかざして、先生の起きるのを待っている。先生は熟睡している。三四郎は静かでいい心持ちになった。爪で鉄瓶をたたいてみた。熱い湯を茶碗についでふうふう吹いて飲んだ。先生は向こうをむいて寝ている。二、三日まえに頭を刈ったとみえて、髪がはなはだ短かい。髭のはじが濃く出ている。鼻も向こうを向いている。鼻の穴がすうすう言う。安眠だ。
三四郎は返そうと思って、持って来たハイドリオタフヒアを出して読みはじめた。ぽつぽつ拾い読みをする。なかなかわからない。墓の中に花を投げることが書いてある。ローマ人は薔薇を affect すると書いてある。なんの意味だかよく知らないが、おおかた好むとでも訳するんだろうと思った。ギリシア人は Amaranth を用いると書いてある。これも明瞭でない。しかし花の名には違いない。それから少しさきへ行くと、まるでわからなくなった。ページから目を離して先生を見た。まだ寝ている。なんでこんなむずかしい書物を自分に貸したものだろうと思った。それから、このむずかしい書物が、なぜわからないながらも、自分の興味をひくのだろうと思った。最後に広田先生は必竟ハイドリオタフヒアだと思った。
砲丸投げほど力のいるものはなかろう。力のいるわりにこれほどおもしろくないものもたんとない。ただ文字どおり砲丸を投げるのである。芸でもなんでもない。野々宮さんは柵の所で、ちょっとこの様子を見て笑っていた。けれども見物のじゃまになると悪いと思ったのであろう。柵を離れて芝生の中へ引き取った。二人の女も、もとの席へ復した。砲丸は時々投げられている。第一どのくらい遠くまでゆくんだか、ほとんど三四郎にはわからない。三四郎はばかばかしくなった。それでも我慢して立っていた。ようやくのことで片がついたとみえて、野々宮さんはまた黒板へ十一メートル三八と書いた。
それからまた競走があって、長飛びがあって、その次には槌投げが始まった。三四郎はこの槌投げにいたって、とうとう辛抱がしきれなくなった。運動会はめいめいかってに開くべきものである。人に見せべきものではない。あんなものを熱心に見物する女はことごとく間違っているとまで思い込んで、会場を抜け出して、裏の築山の所まで来た。幕が張ってあって通れない。引き返して砂利の敷いてある所を少し来ると、会場から逃げた人がちらほら歩いている。盛装した婦人も見える。三四郎はまた右へ折れて、爪先上りを丘のてっぺんまで来た。道はてっぺんで尽きている。大きな石がある。三四郎はその上へ腰をかけて、高い崖の下にある池をながめた。下の運動会場でわあというおおぜいの声がする。
三四郎はおよそ五分ばかり石へ腰をかけたままぼんやりしていた。やがてまた動く気になったので腰を上げて、立ちながら靴の踵を向け直すと、丘の上りぎわの、薄く色づいた紅葉の間に、さっきの女の影が見えた。並んで丘の裾を通る。
三四郎は上から、二人を見おろしていた。二人は枝の隙から明らかな日向へ出て来た。黙っていると、前を通り抜けてしまう。三四郎は声をかけようかと考えた。距離があまり遠すぎる。急いで二、三歩芝の上を裾の方へ降りた。降り出すといいぐあいに女の一人がこっちを向いてくれた。三四郎はそれでとまった。じつはこちらからあまりごきげんをとりたくない。運動会が少し癪にさわっている。
「あんな所に……」とよし子が言いだした。驚いて笑っている。この女はどんな陳腐なものを見ても珍しそうな目つきをするように思われる。その代り、いかな珍しいものに出会っても、やはり待ち受けていたような目つきで迎えるかと想像される。だからこの女に会うと重苦しいところが少しもなくって、しかもおちついた感じが起こる。三四郎は立ったまま、これはまったく、この大きな、常にぬれている、黒い眸のおかげだと考えた。
美禰子も留まった。三四郎を見た。しかしその目はこの時にかぎって何物をも訴えていなかった。まるで高い木をながめるような目であった。三四郎は心のうちで、火の消えたランプを見る心持ちがした。もとの所に立ちすくんでいる。美禰子も動かない。
よし子は美禰子を顧みた。美禰子はやはり顔色を動かさない。三四郎は、
「それより、あなたがたこそなぜ出て来たんです。たいへん熱心に見ていたじゃありませんか」と当てたような当てないようなことを大きな声で言った。美禰子はこの時はじめて、少し笑った。三四郎にはその笑いの意味がよくわからない。二歩ばかり女の方に近づいた。
「もう宅へ帰るんですか」
女は二人とも答えなかった。三四郎はまた二歩ばかり女の方へ近づいた。
「どこかへ行くんですか」
「ええ、ちょっと」と美禰子が小さな声で言う。よく聞こえない。三四郎はとうとう女の前まで降りて来た。しかしどこへ行くとも追窮もしないで立っている。会場の方で喝采の声が聞こえる。
「高飛びよ」とよし子が言う。「今度は何メートルになったでしょう」
美禰子は軽く笑ったばかりである。三四郎も黙っている。三四郎は高飛びに口を出すのをいさぎよしとしないつもりである。すると美禰子が聞いた。
この上には石があって、崖があるばかりである。おもしろいものがありようはずがない。
「なんにもないです」
「そう」と疑いを残したように言った。
「ちょいと上がってみましょうか」よし子が、快く言う。
「あなた、まだここを御存じないの」と相手の女はおちついて出た。
「いいからいらっしゃいよ」
よし子は先へ上る。二人はまたついて行った。よし子は足を芝生のはしまで出して、振り向きながら、
「絶壁ね」と大げさな言葉を使った。「サッフォーでも飛び込みそうな所じゃありませんか」
美禰子と三四郎は声を出して笑った。そのくせ三四郎はサッフォーがどんな所から飛び込んだかよくわからなかった。
「あなたも飛び込んでごらんなさい」と美禰子が言う。
「私? 飛び込みましょうか。でもあんまり水がきたないわね」と言いながら、こっちへ帰って来た。
やがて女二人のあいだに用談が始まった。
「あなた、いらしって」と美禰子が言う。
「ええ。あなたは」とよし子が言う。
「どうしましょう」
「どうでも。なんならわたしちょっと行ってくるから、ここに待っていらっしゃい」
「そうね」
なかなか片づかない。三四郎が聞いてみると、よし子が病院の看護婦のところへ、ついでだから、ちょっと礼に行ってくるんだと言う。美禰子はこの夏自分の親戚が入院していた時近づきになった看護婦を尋ねれば尋ねるのだが、これは必要でもなんでもないのだそうだ。
よし子は、すなおに気の軽い女だから、しまいに、すぐ帰って来ますと言い捨てて、早足に一人丘を降りて行った。止めるほどの必要もなし、いっしょに行くほどの事件でもないので、二人はしぜん後にのこるわけになった。二人の消極な態度からいえば、のこるというより、のこされたかたちにもなる。
三四郎はまた石に腰をかけた。女は立っている。秋の日は鏡のように濁った池の上に落ちた。中に小さな島がある。島にはただ二本の木がはえている。青い松と薄い紅葉がぐあいよく枝をかわし合って、箱庭の趣がある。島を越して向こう側の突き当りがこんもりとどす黒く光っている。女は丘の上からその暗い木陰を指さした。
「あの木を知っていらしって」と言う。
「あれは椎」
女は笑い出した。
「よく覚えていらっしゃること」
「ええ」
「よし子さんの看護婦とは違うんですか」
今度は三四郎が笑い出した。
「あすこですね。あなたがあの看護婦といっしょに団扇を持って立っていたのは」
二人のいる所は高く池の中に突き出している。この丘とはまるで縁のない小山が一段低く、右側を走っている。大きな松と御殿の一角と、運動会の幕の一部と、なだらかな芝生が見える。
「熱い日でしたね。病院があんまり暑いものだから、とうとうこらえきれないで出てきたの。――あなたはまたなんであんな所にしゃがんでいらしったんです」
「熱いからです。あの日ははじめて野々宮さんに会って、それから、あすこへ来てぼんやりしていたのです。なんだか心細くなって」
「野々宮さんにお会いになってから、心細くおなりになったの」
「いいえ、そういうわけじゃない」と言いかけて、美禰子の顔を見たが、急に話頭を転じた。
「野々宮さんといえば、きょうはたいへん働いていますね」
「ええ、珍しくフロックコートをお着になって――ずいぶん御迷惑でしょう。朝から晩までですから」
「だってだいぶ得意のようじゃありませんか」
「だれが、野々宮さんが。――あなたもずいぶんね」
「なぜですか」
「だって、まさか運動会の計測係りになって得意になるようなかたでもないでしょう」
三四郎はまた話頭を転じた。
「さっきあなたの所へ来て何か話していましたね」
「会場で?」
「ええ、運動会の柵の所で」と言ったが、三四郎はこの問を急に撤回したくなった。女は「ええ」と言ったまま男の顔をじっと見ている。少し下唇をそらして笑いかけている。三四郎はたまらなくなった。何か言ってまぎらそうとした時に、女は口を開いた。
「あなたはまだこのあいだの絵はがきの返事をくださらないのね」
三四郎はまごつきながら「あげます」と答えた。女はくれともなんとも言わない。
「知りません」
「そう」
「なに、その原口さんが、きょう見に来ていらしってね、みんなを写生しているから、私たちも用心しないと、ポンチにかかれるからって、野々宮さんがわざわざ注意してくだすったんです」
美禰子はそばへ来て腰をかけた。三四郎は自分がいかにも愚物のような気がした。
「よし子さんはにいさんといっしょに帰らないんですか」
「いっしょに帰ろうったって帰れないわ。よし子さんは、きのうから私の家にいるんですもの」
三四郎はその時はじめて美禰子から野々宮のおっかさんが国へ帰ったということを聞いた。おっかさんが帰ると同時に、大久保を引き払って、野々宮さんは下宿をする、よし子は当分美禰子の家から学校へ通うことに、相談がきまったんだそうである。
三四郎はむしろ野々宮さんの気楽なのに驚いた。そうたやすく下宿生活にもどるくらいなら、はじめから家を持たないほうがよかろう。第一鍋、釜、手桶などという世帯道具の始末はどうつけたろうと、よけいなことまで考えたが、口に出して言うほどのことでもないから、べつだんの批評は加えなかった。そのうえ、野々宮さんが一家の主人から、あともどりをして、ふたたび純書生と同様な生活状態に復するのは、とりもなおさず家族制度から一歩遠のいたと同じことで、自分にとっては、目前の迷惑を少し長距離へ引き移したような好都合にもなる。その代りよし子が美禰子の家へ同居してしまった。この兄妹は絶えず往来していないと治まらないようにできあがっている。絶えず往来しているうちには野々宮さんと美禰子との関係も次第次第に移ってくる。すると野々宮さんがまたいつなんどき下宿生活を永久にやめる時機がこないともかぎらない。
三四郎は頭のなかに、こういう疑いある未来を、描きながら、美禰子と応対をしている。いっこうに気が乗らない。それを外部の態度だけでも普通のごとくつくろおうとすると苦痛になってくる。そこへうまいぐあいによし子が帰ってきてくれた。女同志のあいだには、もう一ぺん競技を見に行こうかという相談があったが、短くなりかけた秋の日がだいぶ回ったのと、回るにつれて、広い戸外の肌寒がようやく増してくるので、帰ることに話がきまる。
三四郎も女連に別れて下宿へもどろうと思ったが、三人が話しながら、ずるずるべったりに歩き出したものだから、きわだった挨拶をする機会がない。二人は自分を引っ張ってゆくようにみえる。自分もまた引っ張られてゆきたいような気がする。それで二人にくっついて池の端を図書館の横から、方角違いの赤門の方へ向いてきた。そのとき三四郎は、よし子に向かって、
「お兄いさんは下宿をなすったそうですね」と聞いたら、よし子は、すぐ、
「ええ。とうとう。ひとを美禰子さんの所へ押しつけておいて。ひどいでしょう」と同意を求めるように言った。三四郎は何か返事をしようとした。そのまえに美禰子が口を開いた。
「宗八さんのようなかたは、我々の考えじゃわかりませんよ。ずっと高い所にいて、大きな事を考えていらっしゃるんだから」と大いに野々宮さんをほめだした。よし子は黙って聞いている。
学問をする人がうるさい俗用を避けて、なるべく単純な生活にがまんするのは、みんな研究のためやむをえないんだからしかたがない。野々宮のような外国にまで聞こえるほどの仕事をする人が、普通の学生同様な下宿にはいっているのも必竟野々宮が偉いからのことで、下宿がきたなければきたないほど尊敬しなくってはならない。――美禰子の野々宮に対する賛辞のつづきは、ざっとこうである。
三四郎は赤門の所で二人に別れた。追分の方へ足を向けながら考えだした。――なるほど美禰子の言ったとおりである。自分と野々宮を比較してみるとだいぶ段が違う。自分は田舎から出て大学へはいったばかりである。学問という学問もなければ、見識という見識もない。自分が、野々宮に対するほどな尊敬を美禰子から受けえないのは当然である。そういえばなんだか、あの女からばかにされているようでもある。さっき、運動会はつまらないから、ここにいると、丘の上で答えた時に、美禰子はまじめな顔をして、この上には何かおもしろいものがありますかと聞いた。あの時は気がつかなかったが、いま解釈してみると、故意に自分を愚弄した言葉かもしれない。――三四郎は気がついて、きょうまで美禰子の自分に対する態度や言語を一々繰り返してみると、どれもこれもみんな悪い意味がつけられる。三四郎は往来のまん中でまっ赤になってうつむいた。ふと、顔を上げると向こうから、与次郎とゆうべの会で演説をした学生が並んで来た。与次郎は首を縦に振ったぎり黙っている。学生は帽子をとって礼をしながら、
「昨夜は。どうですか。とらわれちゃいけませんよ」と笑って行き過ぎた。
とくに女性は読むときに注意してください。もしくは読まないでください。
貧乳のEカップと言われても理解がおいつかない人間は多いはずだ。
これは女性であってもそうだ。とくにCカップ以下の女性にとってはそうだろう。Eカップで貧乳?なめてんのか??????と。
俺は男だ。だが胸についてはいろいろ知っている。少なくとも手を添えたらだいたいわかってしまう。
おっぱいを包んで「D」とか「C」とか言って当てるということをする。ブラホックも片手でサッと外す。まあこれは紳士の嗜みだ。
(ちなみにEカップ以上はホックが3つついていることが多いので、CやDと比べて少しはずしにくい。これで「もしかしてEカップ?」と聞くと目を見開かれることが多い)
俺はたぶん他の女性のことをそんなに知らない女性よりは女性に詳しい(特に性的な部分)。生理はあんまり知らない。だが胸に軽いこりを見つけて生理っぽいなと感じ実際正解なことは多々ある。
ちなみにブラのカップを当てても何もいいことはないのであまりやらないほうがいい。
ブラのカップはトップバストの長さとアンダーバストの長さの差で決まる。トップというのは乳首からぐるっと体を一周したときの長さで、アンダーは下乳からぐるっと体を一周したときの長さだ。
この「差」でブラのカップが決まる。ここで重要だが、トップバストはおっぱい部分だけではない。微小ながら背中や脇まわりの肉まですべて含めてトップバストなのだ。アンダーもそれはそうなのだが。
また、おっぱいはそのトップバストとアンダーバストの差だけで決まるものではない。乳首周り以外の体積のデカさ、それから形の綺麗さなどもある。
トップバストの長さとおっぱいの体積はそりゃ正比例するが、カップが大きければ必ず巨乳というわけではない。
おっぱいの理想は「スタイルよく痩せていて、おっぱいはデカい」という奇跡のものだ。
悲劇的なトレードオフだが、太るとおっぱいの体積は増えるし、痩せるとおっぱいの体積は減る。
しかも痩せるときはおっぱいから痩せて、太るときはおっぱいは最後に太る。なんだぁ????なめてんのか??????
それで、ここで体積と言っているが、体積というのは何もトップバストばかり増えるのではなくアンダーバストの体積も増えるのだ。したがってカップ数は増えないこともある。
カップは変わらないがトップもアンダーも変わるのでブラのサイズは変わる。C65からC70といった具合だ。
太っているとおっぱいはデカいが体もデカくなってしまう。カップがすばらしくてもウェストやヒップと連携がとれていなければ、おっぱいが大きいと考えにくいのだ。
これはヴェーバー‐フェヒナーの法則だろうか?
見積もりと実際は違う。
これは当たり前の話だ。これが同じだと思っている人はおそらく仕事もできないだろう。何もかも全部だめだ。
パッド。これは人によってどういうものをつけているのか完全に異なる。
巨乳だから別に入れてない人、巨乳じゃないから入れてる人、巨乳だけど入れてる人みたいな感じだ。
パッドもパッドで種類があり見せ方が違う。
あまり経験のない男は、おそらくAVを見たり、服の上から見て考えているのだろう。あの子はEカップぐらいあるのではないかと。
だが服の上からはむずかしい。本当に。
それにはっきり言ってAVは超デカい。普通に生きていたらあまりいないだろう。俺もGまでしか経験はない。
実際の推定は非常に難しい。着痩せする人もいる。脱いだらデカいのに脱ぐまでわからないという魔法のおっぱいだ。
迷惑かけなければいいだけの話なんよ
なんなら、断られるにしても応えてくれてありがとうと言って、紳士に去る
それだけの話なんよ
家帰って一人で飯食うよりも、外で人と食って帰ってもいいと思ってる女なんて普通にいるし
それが楽しければ遊びに行ってもいい
男はそうやって経験値積まないと、女の扱い方なんて覚えていかないんだからさ
経験積まさないまま良い男の振る舞いしろなんて絵空事求めちゃあかんよ
そんなんだから、ホストやら金持ちやら経験値積める男に騙されて散々遊ばれて捨てられてさ
男嫌いになって男の悪口ばっかり言ってネットで共感得ようとする怪異が生まれちゃうんだよ
もっと寛容になれ
「劣等民族」以降、ネット右翼が青山理氏の過去の暴言を掘り出すムーブを行っているが
コレは端的に言って間違いであり、言論封殺でしかないと思うんですよ。
左派・リベラルというのは、得てして「現体制への憤り」「体制の革新」が原動力になっているんですよ?
常人なら焼き尽くされてしまう程の憤怒を体の奥底に宿し、苦痛に歯を食いしばりながら生きているんですよ。
彼らリベラルはね
対して、保守・右翼というのは「現体制の満足」「現体制を継続させる事」が原動力ですからね
口を開けたら餌が落ちてくる家畜が、怒りを感じる筈がない。 ここまでは皆わかりますよね?
だから、右派の暴言と左派の暴言は、別物として処理をするべきなんですよ。
背負っているものが全く違うんだから、口から出る言葉の質が違うのは当たり前でしょう。
泣き叫んでいる女性に、まず寄り添って一緒に肩を抱いてあげる紳士になれと言ってるんですよ。
ゴチャゴチャと理屈っぽく「かいけつさく」を提案するような、気色悪い瓶底眼鏡になるなって言う話です。
簡単な話でしょう?
あんな奴らがcolaboや黒人を差別して、汚染水で中国の人たちを苦しめてるのかと思うと
暗澹たる気持ちになります…第二次世界大戦大戦時の併合国への保障が、歴史上一度も無いのは驚くべき事だ。
地方の高校を卒業してなんとなく地元の農業法人に就職するも、仕事がきつすぎて1週間で腰を壊して就業困難になり退職。その後数年間は実家に寄生し、申し訳程度の日雇いバイトをこなしてなんとなく生活を維持していた頃。東京に進学した仲の良い同級が成人したのを記念にささやかな同級会を開くというので、なけなしの貯金を叩いて東京に向かった。
初めての東京はゴミゴミしていて、人ごみをかき分けて進むだけで気分が悪くなりそうだった。日付の変わる前に同級会は解散し、俺はあてもなく新宿歌舞伎町をひとり歩いていた。その日の宿は決めてなかった。計画性がなく、なんとなくひとりで東京を歩いて感じてみたいと思ったのだ。
当時の歌舞伎町は路上で様々なキャッチが横行しており、風俗・キャバクラ、怪しげなバー、陽気に突然握手を求めてくるやたらとガタイのいい黒人。今となっては怖いし近寄る気持ちも起きないが、当時の俺には全てが新鮮だった。酒も入って陽気になっていたし、ひとりで大都会をしかも深夜に歩いているという田舎者特有の謎の高揚感もあった。次々と声をかけてくるキャッチに逐一応対し、世間話なんかもした。
「お兄さん、AV女優とヤりたくない?」とひとりの紳士が言う。
どんな娘がいるのか聞きただすと、様々な女優の名前を挙げ、ここだけの話売り出し中の◯倉まなちゃんも在籍しているのだとか。
親切で礼儀正しい紳士は、俺に3万円ポッキリでAV女優とヤれて、そのまま泊まって行ってもいいと言った。
俺はなかなか良い話だと思った。そう、俺は馬鹿だったのだ。そしてあまりに世間知らずで、童貞だった。
気前よく紳士にその場で3万円を渡し、程なく歩いた雑居ビルに案内され、どうみてもヤクザにしか見えない受付の男に場所代を請求された。キャッチの人間にすでに支払ったことを伝えたが、何かと理由をつけて支払わなければ部屋に通さないと言う。すでに3万円支払って引けなくなっていた俺は、まあそういうこともあるのかなと思い渋々現金を支払った。何より早くヤりたかった。
通された部屋は、二畳分くらいのスペースにネカフェ同然の仕切りにシャワーが付いているだけの構造で、部屋というにはあまりに粗末であった。無論寝具は無くとても泊まれる場所には思えなかった。その時点でだいぶ不安を覚えたが、AV女優とヤれるという一筋の希望を胸にドキドキしながら嬢を待った。
程なくなかなかに年期の入った嬢が登場した。化粧が濃くて部屋の暗さも相待ってよくわからない。少なくともその時点で自分の思い描いていた理想とはほど遠い状況に置かれているのは疑いようが無かった。
言われるままに服を脱がされ、シャワーを浴びさせられる。女性の裸を見ることもおっぱいを触ることも初めての経験だったが、自分の置かれた状況が不安すぎてよく覚えていない。嬢は床にストレッチに使うマットのようなものを敷き、プレイを始める前にとんでもない金額を請求してきた。確か15万円(税別)くらいだったような気がする。
俺は混乱し、キャッチの人間にも受付の人間にもお金を支払ったこと、入店する前にキャッチに払った金額にプレイ代も宿泊代も含まれているとの説明を受けたこと、そしてそんな金は持っていないことを全裸のまま半泣きで話した。嬢は、しょーがねーなという感じで「うちは高級店なんです。お兄さんも悪いのに捕まっちゃったね。」といったニュアンスのことを言ったと思う。
初めての東京で、暗い雑居ビルの一室で、全裸で床に正座しながらマット越しに全裸の女から法外な金額を請求される。部屋の外にはどうみてもヤクザの男が受付にいて、ゴネたら何をされるかわからない恐怖。俺は自分の運命を呪った。
田舎の最低賃金で地道に働き、初めて得た自分の金。プー太郎の自分を気遣って、育苗ハウスのビニール掛けのバイトを紹介してくれたおっさん、畑の草刈りで3,000円くれた近所の爺さんの顔が走馬灯のように頭を巡り、彼らが汗水垂らしてコツコツと働いた金が最悪の体験と共に泡となって消えていく現実。暗い雑居ビルの一室で、全裸で涙を流し、どうすることもできない自分が悔しく、たまらなく情け無かった。
その後のことはよく覚えていない。プレイは口でしてもらったはずで、セックスはできなかった。プレイの後は一刻も早くこの地獄のような部屋から脱出したい一心で、帰り際の受付のヤクザにクレカできっちりと請求された金額を支払った。
という教訓を得たが、高すぎる授業料だった。
この一件で懲りたと思いきや、セックスへの憧れを捨てきれない俺は性懲りなく上京するタイミングで何度か試みた。しかし、総じてあまり良い思い出がない。事前によく調べて優良店を選択していれば、もう少しマシな体験ができたのだろうか。
数日前に童貞はソープに行けと増田が言っていたので、これを機に誰にも言えない黒歴史を放出してみた。童貞は事前によく調べて、この教訓を生かしてほしいと切に願う。ついでに以前書いて、全然読まれなかった風俗体験記を晒す。どうか俺の後悔と行き場のない童貞の魂を供養してやってほしい。
好きな人から昨日自撮り写真をもらった。ネットで知り合って声と遠目から見た動画だけの情報量だった人が、また一段と私の中でリアルな存在になった。
かわいくて優しそうな顔をしている。のに、肩とかはちゃんと男の人だなあと思う。写真を眺めていたら平気で1時間以上経ってて焦った。
顔をちゃんと見たのは初めてな訳だけど、嫌な感じは全くしない。というか多分私はすでに恋愛に脳を焼かれているのでどういう写真が出てきたところで好き♡となってしまうだろうと思う。
最近ほんとに好きな人のことばっかり考えている。やらなきゃいけないことをめちゃくちゃ時短するようになってしまった。
好きな人はきっと今頃資格の勉強を頑張ってるだろうにとか、私だけが一方的に好きなのかもなあとか、昨日の会話で嫌われたりしてないだろうかとか、彼から好きですと言ってもらえるのが毎回嬉しすぎるとか、住んでるところが遠すぎるから実際に会うのも難しいよなとか、でも会う前に痩せないといかんとか、会ったとして彼は非常に紳士なのでそういう接触をしようと思わないんじゃなかろうかとか、いやでも私は手とか繋ぎたいですけどとか、そういうことを一生考え続けてしまう。
なんか2年前くらいからやけに夜中うるさく走るバイク集団がいるなと思ってたら最近は毎晩どころか昼間も走ってるし人数も増えているみたい
ここは北関東か?と思うが、そうではない人口ほぼ200万政令指定都市の平和な住宅街なんだよな
もちろん我が自治体は実質都会などではない田舎であるが、しかしこんなことでそれを証明しなくてもいいだろ
警察署の前も昭和ポップスで回る盆踊りみたいなリズムつけて何回も通り過ぎてるんだけど、おさまるどころかエスカレートしてる
くそうるせー、今も走ってる
昨日の昼間初めてその人らとおぼしき姿を見たが、シートの後ろ側をシャチホコみたいに伸ばした改造しててびっくりした
令和にもいるんやな
北関東か?いうか北関東でももうこんな人らいないんじゃないの?
爆音で集団でタンデムしてエンジンを鳴らしながら走り去って行ったのでまああの人らやろな…とわかった
そのうちの一人はめちゃくちゃ近所に住んでるのが最近わかって、休日どころか平日も1時間半に一回アパートのガレージに休憩?に戻ってくるんだけど、どうやら街中の周回コースを決めて何回も何回もぐるぐる回ってるみたい
ガレージにとめてる間もエンジンをリズムつけて吹かしてるんだよ、やめてほしい
あれは音を聞くのが楽しいわけ?それとも暴走行為に伴う爆音を他人に聞かせて威圧や威嚇が成立してると思い込むことによる愉悦を味わってるわけ?両方か?
そもそもなにしてる人らなんだろう
音には慣れてしまったものの他の街でやるか捕まるか自損事故に遭っていずれ解散してくれと思って家で仕事している
近くにもう一人70年代スタイルが好きなのかな?という感じのバイクもライダースーツもすごくクラシックなレーサースタイルのバイカーがいるんだけど、その人のバイクはでかくてもすごく静かだ
終われば街中には静かに戻ってくるだけ
こういう人とか、安藤なつさんのハーレーみたいなのには嫌悪感ないしむしろかっこいいなと思うのにね
あの人もきっと夜中の暴走行為に気づいてると思うけど、どう思ってるんだろうな
マナーのいい喫煙者が歩きタバコポイ捨て者を憎むみたいな同族嫌悪的事象ってあるのかな
暴走してる人らもぱっと見は普通で、どう見ても25才は超えてそうなんだけどしかしあんな珍妙な暴走行為をしていて、それが令和のいま初めて現れるなんてなんだかもう不思議すぎる
本当にこの辺も治安悪くなったよな
10円の窃盗と100円の窃盗で前者のほうが重い刑であってはならない。
一方で、人命よりも性的自由や貞操の価値を重く量ることは全く問題ない。
信仰が命より重いという価値観を否定する合理的根拠は、実は存在しないのだ。
同様に、西側の意識硬い系国が人命第一主義を取ることにも、合理性はない。
純潔を至上の価値とし、女性を保護し、それに命をかけるという神聖な義務を男に課して何が悪いのか?
レイプ犯に対して男的価値と女的価値を守るために死刑やリンチという聖戦を行って何が悪いのか?
実は、男らしさを失った西側諸国こそが野蛮であり堕落であり、レイプ犯を私刑にするインドやナイジェリアこそが高貴であり理性であり紳士なのではないか?
あなたは交際Lv1の雑魚キャラです。好みをつらつら言ってますが望みなんか一つも叶うはずがありません。
女子モンスターに遭遇もできず出会ってもボコボコにされるか逃走されるだけです。
ではどうするかというと初手レンタル彼女、パパ活でお金を払い女子モンスターに相手して頂きましょう。
金払ってるからと傲慢になってはいけません。相手をおだて、喜んでもらう事が目標です。
ここでは身だしなみを整える、女性の機微に気付く、相手を不快にさせないを身につけましょう。
4〜5名の女子モンスターと出会い、会話に慣れた所でLv10到達です。
2〜3ヶ月ぐらいかかりますが、イケてる小学生男子レベルになりました!
次の手は性交渉です。ハードルが高く感じますが全く逆で、女子モンスターとの交際に必須スキルです。
正直大した事はありませんが、激しい運動とメンタルに左右される難しい技術にはなります。
満たされてる感じは最高なので、最愛の人と楽しんでほしいです。
が、低レベルの貴方が強敵と合いまみえるために必要なスキル習得ですので
最低10回はこなして雰囲気の作り方、女性の体の扱い方を身につけてくださいね。
くれぐれも自分本意にならず相手を思いやり紳士的に行いましょう。
相手のことを考えた行動と男らしさを身につけた貴方を多くの女性モンスターは魅力的に感じ心を開きやすくなっています。
ちなみに月10万ぐらいを1年間ぐらいかけるつもりで挑んでください。
結論を述べさせて頂く。
激安店のW回転なんて「何が出てくるかわからんぞ」
だ。
諸君も肝に銘じて欲しい
+++++
金があった。
野暮用を済ませた夕方、このまま帰宅してもすることが無いので吸い込まれるようにパチンコ屋に入店。
つっても2万持っていないくらいだし、時間も時間だし、専業でもなんでもないので台に詳しくないし、
ちと時間が潰せて、ちとお金が増えたらラッキーてなもんでハッピージャグラーと勝負することに。
これがとんだ選択ミスで、最高で差枚+2000位の台がプラマイゼロまでモミモミしてしまった。
諦めて帰ろうか、でも隣のチラ見してくるにーちゃんにハイエナされんのは嫌だな。
なんて思いながらダラダラ打ってたら、そこから捲って+1万3千。
時間は22時前、
降って湧いた金、
夕食は済ませてある、
家帰っても攻殻機動隊をhuluで見るだけ。
誰かへの言い訳じゃなく、ごく自然に頭の中へ湧いてでたピュアな思い。
W回転とは、女の子が2回転すること。
きったねぇ階段を上って受け付けに鼻息荒くW回転を伝えると1時間待ちとの回答。
まじかー帰りますーって退店。
しっかし移動すんのも怠いなー思ってたら、
無意識の俺は辞めろって言ってた。
もう一つの店は激安店だぞ。
すげぇのくるぞ。
辞めとけよ。
たしかに言ってた。
頭でごちゃごちゃ考えながら、別階のピンサロで。W回転おなしゃす。
1人目。
知り合いのお母さんそっくりさんが出てきた。
思わず目をつぶるくらい似てた。
ある?こんなことある?
まあまあおばさんよ。
嬢?婆?はめちゃくちゃフレンドリー。
聞いてないのにセックスのすばらしさや、自分が介護職であること、
オッケー♪みたいな返事が返ってきて笑った。
2人目
こいつがすげぇブスだった。
対応がブス。
W回転?すごいですねー短時間で2回もできるなんて
などとのたまう。
こっちはなんも話しかけてないのになんてこった対応ブス。顔は馬。
もうなんも期待してない。
いいよ脱がなくて大丈夫触らない。
馬の撫で方わかんないもん。
初めて位のテクニック出された。
すげぇゆっくりしてくんの。混乱。馬なのに?うまくね?
W回転、お金に余裕があるとチャレンジしては2人目の嬢とはおしゃべりタイムになって
いったあと驚きのあまりめちゃくちゃ上手っすねっつて社交辞令ぶっぱなしたら、
私は私を必要として指名してくれる人の言葉しか信じないんです、だと。
は?何こいつ馬の癖に信念まであんのめんどくさってなった。
ここで冒頭の結論だ。
激安店で何が出てくるかわからないっつーのは、
対応ブス顔馬テクニシャンなどが出てくることもあるぞってことだ。
悪いことはいわねぇ。
たくさん金稼いで、
不平不満だらけのメンヘラ女って女の中でもちょっと浮く感じの問題児なんだが
そういう女にばっか惹かれる見る目ない男が結構いるんだよな
支配願望があるモラハラ男なら破れ鍋に綴じ蓋でまあいっかって思うけど、純朴で紳士的だけどちょっと気弱みたいな男に限ってメンヘラ地雷女にのめりこんで潰されてる
かよわくて守ってあげたくなるような女に見えるのかもしれないけど、付き合ってもない男に涙目で甘えてくるような女は自己中モンスターだよ
弱そうな女は付き合うまではイージーモードだけどまともなパートナーシップを維持する上ではスーパーハードモードだということに気づいてほしい
タイトルを見た段階で「ゾッ」とした人は多いと思う。すみません。
しかしながら、わたしも文言を打ち込んで、改めて「ゾッ」とした。
この「ゾッ」という感覚にどうしようもなく支配され、打ちのめされていた時期を、わたしは忘れることができない。
「ゾッ」とした感覚を忘れることはできないが、今、わたしは精神的に健康に、明るく過ごせている。
今、わたしが精神的に健康で、明るく過ごすことができているのは九分九厘、飼い猫が元気に過ごしてくれているおかげである。
「飼い猫の断脚」から約四か月が経過し、現在の猫の様子も加味して、ようやく「飼い猫の断脚」に対する重圧が軽くなってきた。
そこで、「飼い猫の断脚」についてのあれこれ(事の顛末、断脚前後の猫の様子、それに伴う人間の情動の変化、現在の猫の様子など)を、ここに記しておく。
このような活動は、とてもじゃないが精神的な負荷が軽くなければできない。現在とても健康的に暮らしている飼い猫に感謝しながら、この日記を書きたいと思う。
今年十五歳になる飼い猫を、仮に「じじ」と呼ぶことにしよう。
じじは約三年前、様々な理由から実家で面倒を見る人間がいなくなった猫だった。そこで、引き取り手として名乗りを上げたのがわたしの家庭だった。
同居している家族や先住猫は、じじとは殆ど面識がなかった。だが、幸いにも我が家の住人とじじは打ち解けるのが早かった。
じじは我が家にやってきてすぐ、他の猫に交わってリビングの中央に横たわり、堂々と眠るようになった。その眠っている横を通りすがるとき、じじの頭をひと撫ですると、尻尾をぱたん、と床に打ち付けて返事をする。
人間に対しての愛想は良い。人間とのコミュニケーションを恐れず、友好的に人間に接する紳士的な態度は客人から気に入られることも多かった。
じじは十歳を過ぎたおじいちゃん、且つニューフェイスにして、瞬く間に我が家のアイドルとなった。
だが昨年、十年以上病気知らずのじじに変化が訪れた。
ある日、わたしがじじの歩く後姿を眺めているとき、気がついた。左後脚の関節が、コブができたように腫れ上がっていたのである。
町の動物病院へ連れて行ったところ、「うちでは原因を究明できません」と断言され、腫瘍科のある医療センターに紹介状を書いてもらった。
じじの体を蝕んでいる病は、悪性リンパ腫だった。所謂、リンパ腺のガンである。この病気に罹患して一年以上生存するケースは稀らしく、脚の関節に腫瘍ができるケースは更に稀だという。
獣医療の中でもケースが稀ということは、適切な対処がまだ正確に確立されていないということだ。
脚の関節にできている腫瘍は関節を取り囲むようにして癒着しているため、腫瘍のみを切除することは難しいという。
対処としては薬物療法か、放射線治療か、断脚か。前者二つの治療法を実行したとしても、副作用は重い。
いずれにせよ、肥大化した腫瘍を完全に消滅させる見込みはなく、そのままではいずれ歩けなくなることは明らかである。断脚を行うなら早めに。
※かなり要約したが、主治医は徹頭徹尾、いずれかの治療法を強く勧めるようなことは言わなかった。どの治療法にもメリットとデメリットがあることをわたしたちにきちんと説明した上で、飼い主がどの治療法を選択するか、丁寧に寄り添い、真摯に向き合ってくれた。
つらい時期だった。
こういった、重い決断が目先に迫った場合に採りがちな「様子見」という選択が、このときばかりはできなかった。
猫の脚を切るか、重い副作用がある治療を猫に受けさせるか、病に蝕まれるままに猫の命が尽きるのを待つか。
いずれも、人間のエゴイズムによる選択であることには変わりない。
結局、タイトルにも記した通りの選択をした。断脚を選んだのだ。
主治医から「猫ちゃんは三本脚になっても元気な場合が多いです。じじちゃんの場合年齢の割に元気ですし、手術を乗り越えれば生存する確率は高いと思います」と告げられたのも、救いの光のように感じられたからだ。
「残りの命を少しでも健康に、楽しく生きてくれるなら」という祈りのような、賭けのような思いで、断脚手術を決断した。
断脚手術を経て、変わり果てたじじが我が家へ戻ってきた。
以前からやせ細っていたじじが、脚が無くなって更に軽くなった3kgの体重を、三本脚で支えながらよぼよぼと歩いている。
便意や尿意を催すと真っ直ぐ猫用トイレに行く。とても賢い。だが、ぎこちなく動かすしかない一本の後脚をトイレの中に入れられず、トイレの外で何度も粗相をした。
泣かずには、落ち込まずにはおれなかった。ああ、自分は選択を誤ったのかもしれないと、粗相の後片付けをする度に思った。
もちろん、家族も泣いていた。一緒に泣いて、悲しんだ。じじの脚を、自分たちの意志でひとつ無くしてしまったことを、心の底から後悔した。
人間のエゴイズムで、愛する猫を不幸にしてしまったかもしれないという現実に「ゾッ」として、それがどうしようもなく全身にこびりついたまま、しばらく剥がれなかった。
じじが、二階にある寝室まで階段を駆け上がってきたのだ。しかも、ジャンプしてベッドの上に乗ってきた。
ニャン!と啼いてベッドに乗り、喉から轟音を鳴らして甘えてきたとき、感動でわたしの体は震えた。
更に、喜ばしいことは日に日に増えていった。
これまで使っていたトイレを、より広く、段差が小さいものに変えたところ、トイレが使いやすくなったらしく粗相の回数が激減した。
痩せたじじの体重を増やすために朝晩猫缶を与えるようになったのだが、味を占めたのか昼夜問わず催促し、三本脚でチョコチョコと人間の後ろを着いて回るようになった。
そして、まんまと体重も増えた。手術前よりもふくふくとしたボディラインになり、猫缶をモリモリ食べる姿が様になってきている。
じじが個体として凄かったのか、そもそも猫が凄いのか分からないが、ともあれ、途轍もない適応能力に感心しきりだ。
三本脚にする選択を採り、今までよりも不便な生活にしてしまった後悔や、「断脚」という野蛮な言葉が齎す「ゾッ」という感覚はまだ存在する。
だが、じじは健康に生き延びてくれた。
猫缶をモリモリ食べ、うんちもおしっこも毎日ジャンジャンして、家中を駆け回り、ごはんを催促してニャンニャン大声を出し、寝る前は寝室まで甘えにきて喉をゴロゴロ鳴らす。
じじは十五年間生き延びて、現在でも毎日毎日、元気で健康的な姿を人間に見せてくれている。
その姿は美しく、勇敢で、立派だ。そんな猫の姿を見られていることに、わたしは心から感動している。
今はただ、こんなに嬉しいことはないと、切に思う。
この世のありとあらゆる男の業を背負った悲しいモンスターだよ
まず心得てほしい
僕は全ての女性の敵なんだ
女が大嫌いでモテないし女が大好きでヤリチンだし女に触ったこともないし毎晩女をとっかえひっかえしているよ
コンドームなんて知らないね使う相手がいないし相手がいるけど使わないよ
セックスしてもセックスしたことなくても妊娠させるしビッチにも聖母マリアにも養育費は払わないよ
基本的にヒョロガリか腹が出てるけど言及されなければ普通体型でもマッチョでもあらゆる可能性を内在しているよ
なんの才能もないし無能だしお金もないけど女を売春させて稼ぐのはお手の物
趣味なんてなにもないけどもちろんオタクで趣味に没頭して家庭を疎かにするよ
女には縁のないブサイクだけど紳士風のイケメンでたくさんの女と浮気もできるしセフレも作りたい放題なんだ
僕は部屋から出たことがない引きこもりだけど存在するだけで性加害できてしまうよ
精神疾患もあるよキミが僕を叩くのに都合の良い病名がついているよ
もちろんアンフェさ僕がどういう思想であれキミがそう言うんだから
もうわかっただろう
僕がどんな人か
どんな姿か
さあ教えてくれ
トゲのまとめが日韓百合の絵や漫画を中心に押し出していた上に、「韓国女子×日本女子の百合漫画を所望するツイートによって流れが変わる」とか書いてるけど、ツイート時間見ればわかるようにきっかけはこれじゃなくて、日本女子が「韓国女子に好き会いたいって言われて恋した」って書いてるやつで、そこから引リツで次々に日本女子による「韓国女子はこんなに紳士的で優しくて可愛いって言ってくれる」エピソードが披露され、韓国女子が「そんなの当然、可愛い女の子は褒めるし守るもの」って反応する流れができた。
一番バズってよく引用されてたのは 「韓国の女の子とデートした時、私がミニスカ履いて行ったら自分のジャケット脱いで膝にかけてくれた、恋」というツイート。
バズった要因は韓国女子の日本女子への気障な甘さと、敵と見なしたもの(女の子に不細工という奴やナンパ野郎)へのキレッキレの悪口のギャップがおもしろかったのと、単純に女性陣みんなが「女の子って女の子にこんなに気を遣ってくれるんだ! やっぱり女の子が最高!」って感動したから。
絵や漫画はおまけみたいなもので、確かに素敵な絵を見て萌えはしたけどそれが本質ではないというか、下心なく大事にされるのって嬉しいよね、ストレートな愛情表現ときめくよね、褒めてくれる人を好きになるよね、という当たり前のことを噛みしめて、は~こんな人とつきあいたい……メロ……ってなってたんだよ。
だから外野が「可愛い女の子のいちゃつき絵いいよね」ってなるのはなんか違う気がする。
いや個々で萌えるのはいいんだけど、一連の流れをそう捉えてほしくないというか……あそこで発生したものは「女の子のいちゃつき」じゃなくてシスターフッドに近いものだった。
ていうかそもそもこの流れの源流に近いツイが「もう日韓の女同士で付き合うしかないよ普通に」→「これでいいと思う 女同士だから力の差もあんまなくてDVや妊娠出産関係の被害の可能性も低いし」なんだよ。根本にあるのが男性への警戒と失望で、そこに「韓国女子がほどけた靴紐を結んでくれて、結び終わったら『ok、お姫様』』って言われた」とかいうツイートが流れてくるんだよ。そりゃときめくわ。
男性って「性欲がなければ女に優しくする意味なんてない」みたいなこと言う人が一定数いて、こういう人たちはその理屈で「奢ったんだから」「優しくしたんだから」見返りを寄越すのが当然、って主張するんだけど、女は性欲なんかなくても女に優しくするし、奢るし、可愛いって言うし、楽しく過ごしてほしいと思うんだよね。
もちろん男性の中にも良識的な人はいて、女性の中にも陰険な人はいるけど、女性として生きてると危険度が高いのは圧倒的に男性なので、男性アイドルは好きでも生身の男性からは距離を取りたいし、素敵な女の子の隣で安心したいんだよ。
だから、『女の子がいちゃつく百合コンテンツ』というオタクが見知った簡単に消費できる形にされると、そうじゃないんだよな~って思っちゃうというか……なんにも文脈わかってないなコイツ……ってなる。
ていうか韓国女子の切れ味が凄すぎてちょっと笑っちゃう発言をほとんどまとめに入れてない時点で別物なんだよな。
「やはり男たちを海に落として韓国の女と日本の女が会える橋を作らなければならない」「〇ちゃんはダイエットなくてもいい!!!!あなたに不細工と言う人は全部私が殺す」「(悪質なナンパに対して)お前の将来は科学的去勢だ」」「ごみたちから私の女を守らなければならない」「日本はまだ暑いですよね? 私は私のかわいい子供が暑さで苦しむのを我慢できない。太陽を殺すぞ」
日本女子側は王子様を待ってるだけじゃねーかよというツッコミはごもっともで、日本女子側からも「でもうちら何もあげられるものがないな……」とか「親切にしてもらったらこっちもお返ししようね!」みたいなツイートは普通に出てたしバズってたよ。
それはそうとしてかっこいいお姉さんが甘やかしてくれる夢小説みたいなシチュ最高じゃない!?ってなる気持ちもある。
・かっこいいお姉さん×天然女子の百合に萌える(コンテンツエンジョイ勢)
・つきあいたいとか言うけど結局ノンケのごっこ遊びなんでしょ(レズビアン勢)
・コンテンツ化されると違うんだよな~日韓女子のやりとりだけでいい(交流勢)
・なんでも恋愛に結び付けないで欲しい、友情の愛が大きくてもいいじゃん(友情最高勢)
などなど、さまざまな層が入り乱れている。
人それぞれどんな感想を持つのかは自由なんだけど、まとめるときにコンテンツエンジョイ勢が自分たちが消費できる形に押し込めたのが嫌だったんだよね。
日本鬼子ちゃんとかVIPPERが801板に突撃したら掛け算されるみたいなノリがあんまり好きじゃなくて。
相手をコンテンツ化することによって「消費できる自分の方が上だぞ」ってマウントとろうとする人いるじゃん。
今回の流れのコンテンツ化は内から出てきたものだから最初は気にならなかったんだけど、そこを主眼としてまとめられて「女の子のいちゃつき萌えるよね」にされると、女子の連帯が無効化されるようで抵抗感がある。あれは「女の子といちゃつきたい」で始まった流れではない。
日韓女子バズとちょうど同じ時期に、日本のフェスで痴漢されたDJSODAさんが自分を題材にAV作られて嫌だったって表明してて、有名なフェミニストの人とかも明らかにモデルにしたAV作られてて、ちょっと近いものを感じてしまった。
こういうのってホントは良くないんだろうけど、流石に頭に来たからもう書く。
こんばんは。はじめまして。
30手前で〇ープ嬢やってる増田です。
この時期って、というか今週も先週に引き続いて繁忙期。
お店としてはけっこうな稼ぎ時で、お盆って地域によって日にちが少し違ったり、業種によっては休みがずれ込んだりするでしょ?
それで先週に引き続いて今週も忙しかった。
でも稼げるときに稼ごうって思って、今日も頑張って働いてたんだ。
今日の夕方、指名が入ってさ、相手は体重100kgの精神障害者、身体障害者のデブのおじさん。
歳は多分50前後だと思う。
けど仕事だからね。こっちだって一応はプロだからさ、表情にはおくびにも出さずに笑顔で接したんだ。
お兄さんカッコいいね、って言いながら体を洗ってあげて、勃起したお〇ん〇んを見て、わぁ…大きい…!なんてテンプレみたいなことも言うよ!
で、こういうおじさんに限って、紳士みたいな素振りを装って、すぐ本番環境にデプロイ(性的な意味で)してやろうとするのに必死で、それでああなるほどね…って思うわけ。
だからあんまり濡れてもいないし感じてなくても大きな声でいっぱい喘いでみたり、とにかく頑張った。
問題はおじさんが〇精して、ピロートークみたいになったときのことだ。
おじさんが不意に「どうしてこんなところで働いてるの?」って聞いてきた。マジで。
いやいやいや、それアウトでしょって心の中で思いながらも、けど今でもたまにいるから仕方ない。実際こういうこと聞いてくるおじは死ぬほどウザい。
一応は客である以上、邪険にもできないしさ、ああもうめんどくせぇってなって、実は父の事業が失敗して破産して借金がたくさんあるんです、それを返すためにここで働いてて…みたいなことを、お父さんのことが大好きだから、私が頑張ってその借金を返そうと思っているんです、みたいなことを話したんだ。
もちろん嘘。噓八百なんだけど、おじさんそれを聞いてしんみりしはじめた。そうなんだ…て言ってて本気で信じてるみたいで、なんだか妙な雰囲気になってしまった。
でももうすぐ時間だし、別にいいや。あ、そうだ名刺って思い出して、別れ際に渡す名刺を用意しようと思ってバッグを漁ってたら後ろからボソボソ歌声が聞こえてきた。
え?って思って振り返るとおじさんが泣いてるみたいに手で目元を抑えて、
we shall fight on the beaches
we shall fight on the landing grounds
we shall fight in the fields and in the streets
we shall fight in the hills
we shall never surrender!
ってボソボソ歌ってんの。
え?は?って思っておじさん見てたらおじさんも私の視線に気づいてこっちを見て目が合った瞬間「Aces High!!」って歌うんだよ。うぜぇええええええっ!!!!
はぁ?って思った。何なん!?唐突なIron Maiden何なん!?チャーチル演説何なん!?
それでもおじさん、目をウルウルさせながら
って私を見ながら微笑んで歌うんだよ。
もうね、勘弁してくれって心から思った。
ここはHard Rock Cafeじゃないから。
腹立ったし、完全に引いてたけど何とか最後まで笑顔を作って、最後には儀礼的なハグ。
名刺も渡して、やっと終わりだって思ったけどおじさん別れ際に振り返って「Aces High!!」って言うんだよ。
もうマジ無理...