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2017-11-07

anond:20171107215134

なかなか良いアイデアが出ないというか、地方問題イマイチよく分かんないんですよね。

うん、それを(学生視点で拙く非現実的視野狭窄であっても)探して考えようというのが勉強のメインなのですよ

立案する行為自体はオマケみたいなもんだ

というわけでそれ自体自分で考えるべき

まあ、役所に置いてある小冊子とか図書館新聞バックナンバーとか見てみれば何かヒントでも思いつくんじゃないの

2017-10-10

最近デイリーポータルZがまったく面白くない。

なぜだろう。

なぜか不快になる記事か、何もひっかからない記事が多い。

読者不在で記事人気取りしたいんだな、と思ってしま記事があるからなのか。

とにかくなぜだろう。

もうバックナンバー見るのもだるいからあんまり見ない。

なぜだろう。

2017-07-22

ニュー乳Newジェネレーション

卯月「346プロ前世を紹介します、のコーナー!」

愛海「石器時代の頃は、みんなトップレスで最高でした!」

卯月「まずは、ラジオネーム「週休八日、しかフレックス、おまけにテレワーク」さんからいただきました。

眼鏡発明されるまではアイブラックが好きだった』

イブラックの方が最近じゃないですか?」

愛海「現世愛海は乳輪の色は気にしない女だから安心してねっ」

卯月「続いて、ラジオネーム「土曜の夜さ連れだされたいけど明日も出勤さ」さんのお便り。

新撰組に一人だけ、にわか尊王攘夷がいた』

新撰組ってそうなんでしたけ?」

愛海「現世愛海は尊山攘愛です。っていうか卯月さんドラマ出てたのに……」

卯月「どんどんいきますよ、ラジオネーム「僕がロミオ君がお宮」さんです。

おはじきも美味しいか大丈夫だよーと主張し割と最近まで生きれた』

美味しいわけないですよ」

愛海「硬いか大丈夫じゃないよー」

卯月ラジオネーム「片隅に捨てられて呼吸をやめない猫、そらそうやろ自殺する生き物は人間だけじゃ」さんの、346プロ前世を紹介しますです。

ハリー・フーディーニ』

誰なんでしょう、解釈が難しいので、前世人名だけ書くの禁止しましょう」

愛海「あたしは、マリモラッコ

卯月「次は大丈夫かな、ラジオネーム松本相談しに行ったらミルクティーが箱買いしてあった」さん

前世川島さんがコミケ会場で「ここに十万人の宮崎勤がいます!」と言ったら、現場にいた前世荒木先生が暴れ出し、前世早苗さんに捕まる』

前世っていうか、割と最近じゃないですかねこれ」

愛海「ちなみに、言ってないよ、前世川島さんどころか誰も」

卯月「まだまだいきますラジオネームメビウスハイウェイの先がルマンドじゃなくて不二家だった時の顔」さん

石器時代千川ちひろは力持ち』

ギャートルズ世界じゃないですか」

愛海「まんが肉って柔らかそう」

卯月ラジオネーム「そうえば、ママも、祖母も、叔母も、伯母も、従姉妹も、みーんな、お嬢様!」さんからメールです。

世界レベル

世界レベル

愛海「世界レベルラジオネームの方が長くなってきたね」

卯月ラジオネーム大阪のおばちゃんと呼ばれたいという自意識」さんはラジオネームNG歌手なので読みません。あとかなりズレてます

愛海「反省してね」

卯月「これが正解のラジオネームですから覚えてくださいねラジオネーム「あー父さん! 母さん!あー感謝してます! そしてすべてのチルドレンにおめでとう」さんのメールです

『ウサミンは全時間断面で17歳』

メールの本文は採用圏外ですけど、ラジオネームが100点なので読みました」

愛海「全時間断面ってなんだろう」

卯月「さあ、最後メールです。ラジオネーム$103600円の時代から」さんです。

前世佐藤心前世千川ちひろは付き合ってた』

この話題、なんでファンの人にまで伝わってるんでしょう」

愛海「事務所ではアンタッチャブル話題だよね」

卯月「二十歳も後半になれば色々あるんですかね」

愛海「菜々さんとか麻理菜さんとかも怪しいよね」

卯月事務所の風紀が乱れてます!」

愛海「あたしが言うことじゃないかもだけど、本当だね風紀の乱れだよ!」

卯月「というわけで、来週のメールテーマこちら。

『冴島清美ちゃんへの質問』です」

愛海「清美ちゃんがゲストに来るの?」

卯月「こないです」

愛海「うっひょー! そういうことかー!」

卯月ゲストはフレデリカさんです!」

愛海「いえーい!」

卯月「フレデリカさんへの質問メールは一切受け付けていませんが、

ギター本名OK布袋寅泰」さんだけは、フレデリカさんへの質問を送っても大丈夫です」

愛海「この世界線のあの人がその人なら本名OKの流れを作った、本名OK大村彩子さんはどうなってるの?」

卯月「この話題ちゃうと前とネタかぶりますけど、元ネタの愛海ちゃんの友達からアイドルなんじゃないですか?」

愛海「あっそっか、あたしが葛飾区なのか、ってこの声ラジオネタもういいよ」

卯月ありがとうございました!」

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ラジオネーム解説

Jpopの歌詞を弄るネタ

「週休八日、しかフレックス、おまけにテレワーク

広瀬香美ロマンスの神様

週休二日を八日に増やした上に、テレワークまで望む傲慢さが面白いと思った。

初期案では「杏、週休八日、しかフレックス、おまけにテレワーク、を希望しまーす」だったのだが、ネタが詰め込みすぎてたのでカットした。

「土曜の夜さ連れだされたいけど明日も出勤さ」

コンプレックスの恋を止めないで。

上で悠々自適社会人生活ネタにしてからの落差を狙った。

「僕がロミオ君がお宮」

ユニコーンの大迷惑

一番が、僕がロミオ君がジュリエット

二番が、僕がカンイチ君がお宮、なのを合体させた。

いや別に運命相手ちゃうやん、的な面白を狙った。

「片隅に捨てられて呼吸をやめない猫、そらそうやろ自殺する生き物は人間だけじゃ」

スピッツロビンソン

この歌の歌詞はいつ読んでも意味不明だ。

意味不明なので、意味不明なことに突っ込みを入れただけ。

松本相談しに行ったらミルクティーが箱買いしてあった」

B'zの恋心。

最初の方に、彼女はいつもミルクティーで、という歌詞があるのでそれを踏まえて、相談しにいった松本の部屋に行くとミルクティーが常備してあって、これもしかして

という大学時代のドロドロをイメージした。

メビウスハイウェイの先がルマンドじゃなくて不二家だった時の顔」

氷室京介Kiss Me。

ルマンドぶっちゃけよく知らないけど、なんか氷室京介は事あるごとにルマンドに行きたがるらしく、ルマンドにいけないと苦しんでしまうらしい。

なので、正反対不二家に行った時の顔が見たくなった。

「そうえば、ママも、祖母も、叔母も、伯母も、従姉妹も、みーんな、お嬢様!」

大黒摩季の夏が来る。

まあお嬢様ということは、家系がそうなんでしょうからママだけじゃなく、みんなお嬢様なんじゃないですかね。

大阪のおばちゃんと呼ばれたいという自意識

ドリカム大阪Lover

これだけ割と最近の曲なうえに、ドリカムNG歌手

NG歌手がなんなのかはわからないです、このラジオバックナンバーを聞かないとわからないです。

「父さん! 母さん! ありがとう! そしてすべてのチルドレンにおめでとう」

モーニング娘。ハッピーサマーウェディング

と、エヴァテレビ最終回を合体させたもの

今気づいたけど、これも時期ずれてるから、本文の流れが意味不明だな。

$103600円の時代から

スマップ$10

昔1ドル360円だったというだけで、深い意味はないです。


ギター本名OK布袋寅泰

おばあちゃんの本名OK海老沢みつという伝説ラジオネームパロディ

後半の声優ラジオいじりに持って行くための前振りであまり深い意味はない。

2017-06-19

漫喫行ってきた

ヤングアニマルバックナンバーで「三月ライオン」を読み、「ましろのおと」「町田くんの世界」「高台家の人々」の読んでない分2冊ずつくらいを読み、幸せ

高台家は終わっちゃって残念だ。兄弟の話をもっと読みたかったな。

2017-06-17

NHKペイパービューにすれば

NHK受信料徴収を巡るトラブル男性けがを負わせたとして、広島県警呉署は17日、NHKの集金業務を請け負う同県熊野町神田自営業の男(55)を傷害容疑で現行犯逮捕したと発表した。

http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20170617-OYO1T50019.html

からNHK集金人の犯罪がある。トラブル禁止するために集金を禁止にすればいい

見たい人だけカネを払うペーパービューにすれば良いのだ。

金を払いたいと思うような良い番組を作れば良いのだ。

全てのニュースバックナンバーも、国会中継動画も、大河ドラマバラエティーも、視聴料さえ払っていればNHKアーカイブスで見放題にすれば、国民知る権利を満たすことにもなる。

受信料は高い。NHK業務合理化して受信料を下げてサービスを向上すべし!

2017-05-30

http://anond.hatelabo.jp/20170529235032

47条の7については

さらに、(d)電子計算機による情報解析が著作物複製・翻案目的であれば足り、必ずしも電子計算機による情報解析が実際に行われることは必要ではありません。

引用元:【JRCマガジン第26号 連載記事JRCマガジンバックナンバー公益社団法人日本複製権センター旧名社団法人日本複写権センター)】 http://www.jrrc.or.jp/topics/detail/20140829103825.html

とあるので、今回手作業であっても該当するんじゃないかと。

複製はOKだけど公衆送信NGらしいけど、データのものを公開してる訳じゃないのでこれもたぶんセーフ。

で、47条7自体が、もともとの著作権法だと分析目的の全文使用学術目的であっても法に触れるので例外規定を設けましょうね、って追加された条文らしいので、「引用に当たるか」については「引用範囲を超えている(ただし別の条文で認められた使い方なので著作権法違反にはならないだろう)」となりそう。

参考:【情報解析と著作権https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/55/6/55_434/_html/-char/ja/

条文には使用していい範囲についての但し書きがないけど、もし裁判になった場合は、使用するデータ妥当性によって47条の7が適用されるかどうかが争われたりするのかな?そこまではよくわかりません。

2017-05-25

二次創作小説研究目的引用することは研究倫理に反するか

結論:場合による

https://togetter.com/li/1113766

https://matome.naver.jp/odai/2149564479015738601

この辺見てると、「そうだよね」というものと「いやいやおかしいでしょ」というものがどちらもある。批判している人の中には文系の慣行に詳しくない人もいるようなので、しがない文系出身者が「文系だとだいたいこんな感じ」というのを提示してみる(「お前の感覚おかしいよ」という指摘があれば教えてください)

分析に用いている時点でこれは引用ではない」みたいなやつがおかしな意見の代表。いやいや、分析対象として使うのも立派な引用ですから

たとえば、「私が好きな○○さんの二次創作小説はマジ文学なので文学作品として研究対象にします」だったら、それがマイピク限定とかでなく全体公開されている限り無断で引用して差し支えない(他人の机の中にしまわれている黒歴史ノートを無断で引用するのは当然のことながら違法です)。10年前に20部だけ頒布された同人誌に載っている内容でも引用してよいし、「バナナ」とか「前立腺」とかい単語容赦なく引っ張ってきてこの表現の含意はとかここで使われている暗喩法はとか分析していい。

文学研究ってそういうものなんで。たとえばナボコフ研究では、英語版ロシア語版を照らし合わせて登場人物名前がどんなふうに変更されていてそれにはどういう意味が込められているかとかそういう細かな点を論ずる研究というのも実際あるし、そういう研究対象としての引用というのはまったく問題がない。作者に許可を取る必要もない。

それが本当に研究する価値のある文学作品であり、文学研究としての作法を踏まえているのなら、ラノベだろうが官能小説だろうが二次創作だろうが分析対象にしていい。異世界転生で俺TUEEEEEEであってもそこに文学として研究されるに値する何かがあるならガンガン引用することが許される。文学研究であるなら著者名と出典を明記することは研究倫理上むしろ必要不可欠だし、仮にそれで元の投稿者がマイピク限定にしちゃったりしても、このケースならそこまで研究倫理的に問題はない(と、私は判断する)。

現状、それをやっている人がほぼ絶無なのは

という理由であって、やっちゃいけないなんてことはない。二次創作書きから直木賞作家とかに登り詰めて死後に全集が作られるような身分になったら生前に書いたピコ手二次創作小説が掘り起こされて「若き日の習作」として分析対象になってしまうのも甘んじて受けよう。

しかし、問題は、これ文学研究じゃないですよね、という話で、テキストにあらわれる語の頻度を分析してフィルタリング機能に活かそうとかそういう研究だとまた違う話になる。たとえば「夏目漱石の作品中における接続詞の使用頻度」みたいな研究なら著者を明かすことに意味はあるけれど、この場合はそうじゃない。まあ一般的な語の用法分析じゃないからコーパス使えないことはわかるけど、「有害な表現のフィルタリングのため」という目的で用法研究するなら研究対象の具体的なURLと作者名は伏せた方がいいだろうし(これがまだせめて「“尊い”という語の用法」みたいに価値判断を加えていなければよかったかもしれないけど)、そもそも個々の作品のURLを列挙できる段階でちゃんとした研究とはいえないんじゃないんですかねふつうそういう研究なら、「○○新聞データベースで××年分の記事を検索して調べました」とか「pixivデイリーランキング上位20作品を平成××年△月から△月まで○ヶ月にわたって調査しました」みたいなデータになるはずで、分析対象が10作品だけって段階でサンプル少なすぎるでしょ。いやもちろんサンプルが少ないから悪いというわけではないけど(談話分析とかならたった30分程度のTV番組分析するだけで論文1本書けるだろうし)、フィルタリング情報工学的に考えるならまずサンプルたくさん集めないと話にならないというか……

pixivの規約に引用禁止と書かれている!」という主張はなんとも微妙だ。「は? それpixivの内輪ルールだろ? 著作権法上は自由なんだよ!」というカウンターも見られるが、そう簡単な話でもないと思う。

一般論として、引用は著作権法で保護されているので、それが適正な引用である限り(主従関係とか出典の明示とかそういうことね)自由に引用してよい。なので「無断引用禁止」と書かれている痛いサイト自由に引用して叩いてよい、ことになっている。そういう意味では、「支部の規約より著作権法の方が偉いに決まってんだろボケ」派の言うことは正しい(実際、著作権的にはこれ問題ないとみなされる可能性が高いのではと思うが、法学クラスタの皆さんその辺どうなんでしょうか)。

しかし、ここで問題になってくるのは

ということだ。

それを読んでいるということは、検索で行き当たった作品を引用しているのではなくpixivアカウントを取得してログインしそれらを読んでいるということだ。ということは、利用者としてpixiv規約を守る必要があるのではないか。少なくとも、利用しているサービスの規約に反して収集した情報を引用するのは、研究倫理に反するのではないか。

※追記:pixivの規約見たら「本サイト及び関連サイトアップロードされている投稿作品の情報を、当該著作者創作者)の同意なくして転載する行為」が禁止なのね。じゃあ、別に引用はしてもいいんじゃん。少なくともこの点で研究倫理がどうこう言うのは不当な非難だと思うので謝罪の上撤回します

たとえそれが個人的談話であっても、社会学文化人類学では引用してよい。「○○村の女性Aさん(45)が私に語って聞かせた結婚生活愚痴」なんてのも、これらの分野では立派な研究対象だろう。ただしその場合、事前に「私はこの村に社会学文化人類学の調査で来ているので、皆さんの発言研究に使います」と断る必要がある(増田にはフィールドワークの経験はないので、実際にどんなふうに許可を取るのかは知らない)。たとえそのような許可を取って滞在している村の住人の発言であっても、「これは絶対に論文に載せないでね」と言われたのに論文で引用したら、そらアウトだろうと思う。

だいいち仮に許可を取ってのことだとしても、社会学文化人類学研究なら普通は発言者をボカす社会運動指導者とかでもない限り、現代社会に生きる無名人の名前をそのまま載せるなんてありえない。ふつうは、AさんBさんとか、長門さん(仮名)と陸奥さん(仮名)みたいに処理した上で引用するの。

仮にそれが著名人であったとしても、使っちゃいけない、使うべきでない類の資料というのもある。たとえばちょっと前に、毎年ノーベル賞獲れなかったと騒ぎになる某作家さんの高校時代の図書館での貸し出し記録を調べてドヤ顔で記事にしてた新聞があったけど、と、図書館の自由に関する宣言~~~~~ってなりますよね(実際日本図書館協会激おこだった)。

これが歴史学だとまた話が違ってくるというか、たとえば、百年前の新聞投書欄分析して当時の世情を研究するみたいな研究は割とある。その投書欄に書いているのは農民だとか小役人だとか、まあ市井の人々なわけだけど、投書欄実名を載せているなら実名ごと引用され分析される(ていうかふつう実名をそのまま引用することはないけど、「○○という人物は次のように言っている」と地の文で書かれるとか、注釈で書誌情報の一部として実名が記されるとかはよくあること)。

ただし、これは「百年前の」「新聞への投書」だから許される話だ。書いた本人はたいてい死んでるし、遺族がいたとしてもたいして不利益はない。これがたとえば、公開を意図せずに書かれたお役所の文書だったらどうだろう(近代史でメインに使う史料というのはたいていこれだ)。もちろん、単に「○○という市民が食糧配給が少なすぎると文句を言ってきた」程度の内容なら実名を出してもいいだろうと思う。でも、それが故人の名誉を傷つける内容だったら? 徴兵された普通の人々がどのようにして戦争犯罪に加担していくか、という研究で、某中二病患者に人気の国の国防軍関係史料が引用された時には、登場人物の多くがイニシャルだった。

インターネットにおけるレイシズム、みたいな研究で、twitterの膨大な投稿分析発言者特定しない形で差別発言の例を挙げることは許されているけど、それが実際のアカウントと紐付けられる形で提示されたら、やっぱまずいんじゃないの。研究対象著名人であるとかなら別だけど(twitter右寄り発言ばっかりしてるラノベ作家がいたとしたら、その人の思想研究する上でそういうツイートを参考資料として引っ張ってくるのはまあアリだとは思う)、研究というのは告発のためのルポルタージュでも責任追及のための裁判でもないのだから(レイシズムに無批判であるべきだ、という意味ではないので念のため)。

それを考えると、やっぱりあそこで個々の作者さんの名前を出す正当性全然ない。出典の明示にしても、「○○というサイトで××年~××年にかけて上位20位に入った計△△作品を分析しました」でじゅうぶん。その上で個々の発言者特定されない形で「バナナ」という語の使われ方を存分に研究すればよかった。

=何が言いたいかというと、確かにあの論文研究倫理に反するけど、それは同人小説研究対象として引用することがいけないからではないので、批判する側も適切な論拠を選んだ方がいいですよ、というお話でした。

追記

何でこんなもんを載せたんだ、査読してないのか、という意見もあるけど、してないか名前だけのザル査読なんじゃないかなあ。これ、フルペーパーではなくて学会発表プロシーディングでしょ? 情報系は知らんけど、人文系だと学会発表で査読しないところもまだまだ多いですよ(内容が酷ければ質疑応答ボコボコにするか論文投稿時に査読で落とせばいい話なので口頭発表時点で査読が無いことは別に悪いとは思わない)。まあ、PDFとして載せちゃった以上は責任問われるのも仕方ないと思うけどね。最低限そこは査読なかったとしても編集委員会判断とかで弾こうぜ。

あとこれ多分M1の学生研究助教准教授が名を連ねてるだけだとは思うのだが、まあ共著者として名前連ねてる以上は責任を負うってことなんだろうし、実際M1の学生が袋叩きになるよりも准教授が叩かれる方がマトモだとは思うので、うん。

さらに追記

社会調査するならこれ読んどけ! 的なものとしてマサキチトセさんの翻訳が拡散されてる。

http://ja.gimmeaqueereye.org/entry/1758

マサキチトセさんの訳は丁寧だし、社会調査しようと思うなら必要だと思うけど、これこの件に関係ないよね? ごっちゃにしてない?

  • リンク先で言われている「社会調査」の例
  • 今回の調査は「ネット上に公開された小説分析
    • なので仮にあてはめるとするなら「図書館に行ってLGBT団体の機関誌を調べてどんな人がどんなことを書いているか分析する」に相当する
      • 普通、そういう調査をするに際して、当該団体の許可は要りません(その団体の会員にしか配られなかったので、その団体が所有する図書館でしか読めません、というなら別だけど)。当たり前だよ、侵襲性がないんだもん。今回のは、その文献調査で知り得た情報をどのように扱うべきだったかという話でしょ。何度も言うけど発表された二次創作を無断で分析するのは原理的にはやっていいんですよ
  • なのでこれは、医学や文化人類学社会学フィールドワークとは根本的には違う話です
    • それらの学問では、患者さんや調査対象の人たちに時間を割いてもらって、必要とあらば彼らの社会に住み込むことによって、個人情報も含めたデータ提供してもらいます。侵襲性が高いというのはそういうことです。それらの学問では調査すること自体が彼らに迷惑をかけてしまうことになるんです。だからちゃんと事前に許可を取ったりしないといけない。でも、インターネットで公開された文章を検索したり、図書館雑誌を探したりするだけなら、調査対象に迷惑はかかりません。だから調査対象にいちいち許可を取る必要なんてありません。ただ、それによってセンシティヴな情報が得られることもあるし、それは研究発表のときに注意しないといけない、という話

もいっちょ追記

いちおう言っておくと、

  • 法的に問題があるか
  • 研究倫理として問題があるか
  • 研究として優れているか
  • ムカつくか

ってこれ全部別の話だからね。

正直、腐女子研究者研究者コミュニティに不信を持つのは当然だと思うし、それは腐女子面白いオモチャとしか見てこなかった研究者サイドの自業自得なので、「法的に問題がないことはわかったけど、あいつらのやっていることは信用できない」と思うのは無理ないです。その感情を否定したいわけじゃない。ただその感情の根拠としてぼくのかんがえたちょさくけんほうとかわたしのかんがえたけんきゅうりんりとかを振りかざさないでほしいだけ。正しい認識の上に立ったところで研究者に対する信頼が急に生まれるなんてことあるわけないんだし。

ぶこめに応答

id:p_papua

研究で「引用」というと文献リストに載せるやつなので,今回の件では研究用語的には「引用」では無いんじゃないかなあ。法的には分からない。pdfは全発表のを出してるんだから,いちいち弾いてらんないでしょ。

文系では文献リストは必ずしも必須ではないのよね(この辺、理系からすると何それかもしれないけど)。たとえば文献情報を全部脚注で書いちゃうやつだと文献リストはなくてもいい(だって書誌情報、つまり引用元の出典は脚注で示しているんだから論文の最後にリストとして挙げる必要はないでしょう? もちろん脚注にきちんと文献情報載せない場合は文献リストが必要ですよ)。あと、参考文献リストにない文献を引用するときに注で補ってもいい。

これ日本だけのローカルルールじゃなくて英語圏でもあるからね。たとえばNationalism and Ethnic Politicsなんかはこの方式のはず。

いちいち弾いてらんない、ってのは、せやな。こんな発表が許されるなんて学会研究倫理はおかしい! とか騒いでる人もいて頭が痛いよね。アホか。

id:catsnail

こうして燃えてる時点で侵襲性があるということになるのでは。「衆目に晒された→恥ずかしい→公開をやめる」が「過剰反応」だとしてもそのせいで研究対象は消えてしまったわけで。

ここで言ってる「侵襲性」ってのは、研究発表以降の話じゃなくて研究をする段階の話です。つまりデータを採る段階。

医者さんだったら、患者さんを診察室に呼びつけて、服を脱がせて、相手が医者じゃなければ屈辱的な姿勢(ケツの穴を見せるとかね)をとらせたりして病気を診察して、それで病気や怪我のデータを採るわけですよね。社会学だったら、時間を割いてアンケートに答えてもらったり、面談してもらったりする。文化人類学なら、調査地に住み込んで、同じメシを食って家族の会話に割り込みながら相手の文化を学んでいく。そういう研究手法が、侵襲性のある、侵襲性の高い研究だってことです。

こういう研究をするときには調査される側の同意が必要だし、データをどこまで公開していいか決める権限は調査される側が持っている、というのが、あちこちで訳知り顔で語られている社会調査の鉄則です。

でも、文献調査はそうじゃない。いったん公開してしまった情報であれば、それを調べる段階では調査される側=文章を書いた人にとっては基本的関係のない話。だってそうでしょう? いったん公開された情報については、研究者は、本屋さんで本を買ったり、図書館雑誌バックナンバーをあさったり、パソコンの前でマウスポチポチするだけなんですよ? これにいちいち事前の同意が要るという主張はどう考えてもおかしいわけで。

id:nt46

医学論文でもカルテ調査するなら患者本人には(直接的には)迷惑かからず、それを氏名つけて公表したあとに患者本人に影響出る可能性が出てくるわけで"根本的に違う"というのがよくわからん

カルテって、出版されたり、数万人の会員がいるSNSにアップロードされたりしてるんですか? 根本的に違うってのはそういうことです。当たり前ですけど、二次創作小説でも「作者が誰にも見せずにしまっているもの」「数人の親しい友人以外には見せていないもの」を引用するには許可が必要だし、無断で引用したら大問題ですよ。

id:drunkghost

会員制で見たい人だけが見られるようにしてある物を引っ張り出してきても許される、引用や研究ってそんなに万能なんです…?

少なくとも引用は万能です。数人の仲間だけにパスワード教えて見せてたならともかく、捨てアドがあれば誰でも会員になれて、数万人規模の会員がいるところに、会員なら誰でも見られる状態で置いてあるものは、著作権法上公開されたものと考えていいと思います。なのでそれが適正な引用方式に従っていれば引用はオッケー、お国の法律が認めてくれてます。やったね!

(ていうかその理屈だと、お金払わないと読めない学術雑誌掲載された論文は無断で引用しちゃいけないことになりますけど、それでいいんですかね……? NatureとかCellもウカツに引用できない世の中、やばくね?)

研究はこれから議論されていくところなんじゃないかな。少なくとも昔は、書かれたものというのは「書店や図書館に流通し誰でも読める状態に置かれる」か「私家版としてごく少数の人のあいだで流通するか机の引き出しで死蔵される」の二択だったわけですよ。「数万人の会員がいるサイトで公開されてるけど一般公開はしてません」なんて状況、想像もしてなかったでしょ。この辺は今後頭を悩ますしかない。そういうめんどくさいのが嫌な人は歴史学とか古典文学とか考古学とか関係者が軒並み死んでる学問をやりましょう。

id:ajtpyomkptm

二次創作研究対象になるなんて前例がなく誰もそんな想定をして書いてない。これは前例がないことだということを頭に入れていきなり研究の場に引き釣り出されて心の準備が追い付かない人の気持ちも憂慮してほしい。

前例はあります

今手元にないんで間違ってたら申し訳ないんですが、2004年に男性向け作品での美少女表象研究した本が二見書房から出ていて、バッチリ同人誌も引用されてたような。手元に確実にあるやつで確認すると、2009年に創刊されたコンテンツ研究系の学術誌に載ってる尾道聖地巡礼史を論じた研究では、聖地巡礼同人誌が引用されてます。探せば同人誌を引用した研究もっと出てくるんじゃないかな。コンテンツ研究だと痛絵馬分析とかもやってるし、そこまでおかしな事態じゃないです。この辺の学術動向知ってれば「前例がない」なんて発想こそ出てこないですよ。何を今更。

まあ、素人さんがそういう学術動向知っとけ、って無茶ですよね。でも、これでわかったと思うけど、学術って開かれているけれど閉じられた世界なんです。興味のないことには誰も目を向けない。同人誌も同じです。女性向けの島中に置かれてるマイナーCPの薄い本なんて、理屈の上ではコミケ来場者全員に買う機会があるけど実際に買うのはごくごく一握りでしょ? はっきり言って今回の論文だって似たような位置づけなわけですよ。知らない場に引きずり出されて不愉快に思うのはよくわかるし、同情もしますけど。

あとこれ言うと揚げ足取りなっちゃうんであまり言いたくないんですけど、『アララギ』とか『白樺』だって同人誌だし(ていうかあっちが元祖)、そういう意味での同人誌ってたくさん研究で参照されてるし、CiNiiで「同人誌」で検索かけたら戦時中の誰も読んでないようなマイナー文芸同人誌を詳しく紹介するみたいな論文がヒットするわけですよ。同人作品だから引用しちゃいけないとか研究の場に引きずり出してはいけないって言われても、それどこの星のルール? っていう感じがします明治文学研究とかルール違反百貨店や~。

追記

これ発表してから2ヶ月近く経って、いろいろ考えましたが、やっぱり私は研究倫理には反してないと思いますね。人に不愉快な思いをさせることがすべての局面において研究倫理に反するわけではないし、やっぱり引用の権利は厳然としてあるので、そこを突っぱねるのは筋悪かな、と。

2017-02-13

25年前、模型屋で

25年前、模型屋で

鉄道模型の基本セットをお年玉で買って以来、次がほしいけど買えない日々が続いていた。

ある日、友達のH君がエアガンを見にいくから、一緒に行こうと行ってきた。中学一年生のころだったと思う。

僕たちの目的カタログだった。お店のカウンターに置いてある、商品がまとめてみられる本のカタログだ。

僕は鉄道模型カタログを、H君はエアガンカタログを買うことにした。

お小遣いの何百円かで夢が広がるを買ってしばらくは楽しもうと言い合った。

目的地方駅前模型屋、そこそこ規模も大きく、カウンターは奥からラジコン鉄道模型エアガン別になっていた。、

そのカウンターとは反対側に、プラモデルがたくさん積み重なっている店だった。

店員も奥のラジコン店長鉄道模型エアガンにはそれぞれ、お兄さん店員がいた。

それぞれ忙しいときは手伝うような感じだったが、担当が緩やかに決まっている雰囲気ではあった。

店に入ってカウンターが空いた頃を見計らって、H君を前にエアガンカウンターに行った。

「このカタログください」

店員は「ここに『店内用』って書いてあるでしょ。あげられないよ」とあっさり言った。さっきまで優しそうな顔だったのにちょっときつい言い方だった。

Hくんの言いたいことが伝わっていないことは僕にはわかった。でも、他になんて言っていいか、とっさにはわからなかった。

ちょっと重い雰囲気になってしまったけど、今度は僕を先頭に鉄道模型カウンターに行った。こっちのお兄さんは、さっきのお兄さんよりもちょっとぼそぼそしゃべる。大丈夫かなと思った。

「このカタログください」

「あるにはあるけど、もう少ししたら、来年のがでるよ。どうする?」

鉄道模型において、カタログは一つの商品だった。毎年更新ということもそのとき知った。

H君は買えなかったのに、僕だけ買うのはちょっと気が引けた。

「今度にします」というと、お兄さんは「これ、あげるよ、ホントは売り物だったんだけど」といってメーカーから出てる小冊子のバックナンバーをHくんの分と二冊くれた。もらった本は、友達と読んだ後も、穴が開くほど何度も読んだ。

今になるとどちらのお兄さんの立場もわかる。エアガン子供にはまだ早いと考えたのか、鉄道模型は将来のお客として考えたのか。たまたましかったのか、暇だったのか。エアガンカタログはお店では売っていない書籍で、鉄道模型カタログ商品だったのか。でも、横で見ていた僕はそのときは残念に感じたし、Hはもっとかわいそうだった。

その後、お金を貯めて、踊り子号を買いに行くことになるのだが、それはまた別の話。

2016-12-06

人口減はフリーフォー

やまもと隊長介護ニュース記事バックナンバー読んでたら、

国立社会保障・人口問題研究所の人のインタビュー記事

人口減はフリーフォール」の記事を思い出した。

続きものじゃなかったかなー、と思って検索してみたんだけど、勘違いみたいだった。

老化はじまってるわ。こうやってより若い世代迷惑をかけていくのね。

しかし、この記事はつくづくぞっとする記事だなぁ。

2016-11-07

http://anond.hatelabo.jp/20161107001516

中村記者は、そもそも連盟三浦処分を発表するずっと前から追っていたと文春の記事に書いていたよね(文春の記事はもし未読ならバックナンバー買うか図書館行くかで確認しておいたほうがいいと思う)。

失敬。この件はWeb上の無料記事以外の情報源は見てなかった。文春読みます

で,本題。

もし渡辺竜王三浦九段との対局以前から *ソフト不正利用疑惑が文春によって報道されるという話* を知っていたとしたら,

http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/776e356c508c722cdef73bf521b5a6df

10月上旬の時点で放っておいても三浦九段に対する報道が出る可能性が高いことを知りました。このまま竜王戦に入れば七番勝負が中断になる可能性もありますし、将棋連盟にとって最悪の展開は後に隠していたと言われることです。

この発言との整合性が取れないと思う。

自分が対局する&疑惑確信する前だろうがなかろうが,

その時点で行動すべきではないのだろうか。

これについて,考えられる可能性は以下:

さすがにAはないと思う。嘘をつく理由もわからないし,リスクが大きすぎる。報道が出ることを知っていたのに何も行動を取らないというのも不自然

B1も行動が不自然だし,後述の通り出版までの期間が短すぎるのも厳しい。

B2は行動の整合性は取れるが,(自分出版界に詳しいわけではないが)10月20日書店に並ぶムック向けのインタビュー10月3日以降に行うというのはいくら何でも日が短い。インタビューの後に記事執筆,版面デザイン校正印刷特にこれが大きいと思う)があることを考えると,普通は余裕を持って最低でも一月くらい前にはインタビューは終えていると思う。

となるとやはりCが一番妥当ではないかと思うのだけど,そうすると今度は誰がどういうタイミングで知らせたのかがわからなくなる。

知らせたのは中村記者だとしても,いきなり電話かけて「今度文春で〜」とやるのはやはり変だし,その場合はやはり http://anond.hatelabo.jp/20161103225926 の (b2a)

なのではないかと思う。

どうだろうか?

http://anond.hatelabo.jp/20161106235433

中村記者は、そもそも連盟三浦処分を発表するずっと前から追っていたと文春の記事に書いていたよね(文春の記事はもし未読ならバックナンバー買うか図書館行くかで確認しておいたほうがいいと思う)。

から自分渡辺は、三浦との順位戦対局前からその話を聞かされていたと思う。ただ、半信半疑の上に疑わしいだけでは何もなかっただろう。

で、当の三浦惨敗して、まさかと思って棋譜ソフト解析してみたら、という流れかと。

逆に言えば、三浦との順位戦もっと前か、来年に入ってからか、だったとしたら、渡辺自分からは動くこともなかったと思う。

よりによって最悪のタイミング順位戦が組まれしまったとも言えるね。

2016-10-06

学歴就職年収に関する独り語り

今年38歳。

関東だけど人口1桁万人の港町に産まれ、育った。

小中くらいはさしたる努力もせずにクラストップクラスの成績。

ミニ四駆ドラクエが好きなどこにでもいるような子供だった。

なんとか通学できるか、って距離まで伸ばしても圏内には進学先の高校は5,6校。

商業科や工業科、水産科なんかもあって、大学進学の可能性が残る普通科があるのは2校程度。

そのうち1校に入ったものの、ガクガクと成績は落ちていった。赤点をなんとか回避、ってことも何度か。

Jリーグが始まったのがこの頃か。

大学進学の可能性が残るという表現を使ったけど、田舎学校なんでレベルは低い。

平均の偏差値は50切ってたと思う。

同学年でMARCHに入れるのが5人以下、早慶は数年に一人いるかも、くらい。

実際には高卒就職する者、専門学校に進む者も多い。


低成績の俺は地方私大しかからず、親に頼み込んで浪人させてもらった。

条件は予備校の寮に入ること。ほぼ軟禁生活。泣いて嫌がったけど仕方なかった。

それでも、そんな環境であっても勉強は怠けてしまっていた。

当時田舎者にはあこがれだった渋谷タワレコに平日昼間から行って、 TK新譜試聴したな。

高校の頃からそうだけど、「勉強法勉強」は好きで、あの方法勉強すれば俺の成績は上がる、って謎な自信だけもっていて、でも勉強はしない。

明日やれることは今日やらない。よって数学的帰納法により、受験日まで勉強しない。

本当にダメ人間だった。

メタ勉強だけは好きってのは10年前にライフハックにハマったのと、今思えば同じ根っこだったんだろうな。


そんな訳で一浪しても入れたのは偏差値50アンダーの私立理系大。Fランク。最近はGランクであるんだっけ?

ここでさら実験科目の出席日数が足らず、留年

成績不良じゃないくて出席日数不足ってところがつくづくダメだな。


ただ、振り返ってみてこの頃ラッキーだったのが2つある。

1つはコンピュータサイエンス教官実力主義者で、当時の第二種情報処理技術者、今の基本情報処理技術者試験合格すれば単位をやるって人だった。

ちょうどインターネットが普及し始めて、テレホタイムになると同時にISDNで繋いでいた時期。

コンピュータ勉強面白くて、出席外で単位とれるならと合格できた。ここで基礎を固められたのはラッキーだった。

もう1つは留年したせいで一般教養科目を余計に取れる余裕ができたこと。

心理学の少人数上級版で、自分テーマを決めて教授と毎回議論できるってクラスだった。

就活に備えた自己分析を、心理学者とサシでできたのはラッキーだった。(ドラッカープロフェッショナルの条件を読めたのもこの頃だったな)


で、就職活動2002年卒、有効求人倍率 0.54 倍。世はまさに大氷河期時代日韓共催ワールドカップの頃。

周りや就活相談室の(ストレートな分、俺より有利な奴の)を聞くと、数十名の小規模企業に入るひと、地元に戻って地元会社に入るひとも多かった。

一浪一留偏差値40台という自分スペックと向き合った。

このままだとヤバいなと、底辺だなと(当時は今のような使われ方をしていなかった言葉だけど)思った。

どうするか。資格もあったせいで業界IT特に SI が有利だろうと思った。

計算機室でCOMPUTER WORLDを読み耽けり、大学図書館日経コンピュータバックナンバー2年分を通読して業界を知った。


そして採ったのは某国コンピュータメーカー1社のグループ会社に絞る集中戦略

親会社企業研究(成り立ち、歴史挫折チャレンジ)を深めれば子会社はいくらでも応用が効くし、心理学者と深めた自己分析と付きあわせて「あなた出会えた私」のストーリーでっちあげれば、志望動機入社後の目指す姿も十分語れた。

このストーリー説得力と、新人研修で取らせることの多い資格を既に持っていることがあれば、自分スペックをある程度カバーできるだろうと思った。


これはうまくハマって、そのグループ会社では全戦全勝、本体でも最終面接まではいった。落ちたけど。

自分が出た大学では「誰もが知っている名前のついた会社に(子会社はいえ)入れる奴」はレアで、まして一浪一留でってのは劇レアだった。


待遇親会社と同一で、初年度、24歳で年収300万円くらい。

でもトレーナーとソリが合わず(今に思えば子供じみた理由だ)、転職

就活の時にはコンサルなんて職種が世にあることを知らなかったけど、

たまたま募集してたITに強い外資コンサルに移って26歳年収400万。

国内限定学歴揶揄する人もたまに見るけど、ボストン採用の同期とか普通にいたな。

そこでのコンサルスキル海外経験のおかげで別のコンサルに移って28年収750万。貯金1000万超えたのもこの頃。

タイミングが超ラッキーで、この直後にリーマンショックがあった。こんな大幅年収アップの転職案件はすぐになくなった。

さら上級SEに戻って30歳800万円。

35歳くらいで外資ベンダー転職して年収1000万円超えて、38の今は1200万円。

年齢で見た年収は社内の平均からは下がるようだけど、まぁ十分満足してる。

株とETFで4000万円くらい持ってる。

金融資産の半分くらいは100年に一度の株の大バーゲンリーマンショック)の時に買った株のおかげ。

その時期にセールワゴンにしがみつくだけの定期定額収入があったのも、またラッキーだったな。


転職活動では、卒業したFラン大学一浪一留は何の問題にもならかった。

しろ英語力の低さを指摘されることが多かったな。



そんな感じ。



基本、世は学歴社会ではあると思う。

俺はあまりその是非の議論には興味はない。

学歴は時には一発でゲームを決める強力なカードであると思う。

でも自分対峙するフィールドでどういう力学が働くかを理解して、持ってるカードを限られたターンの中で増やし、切っていくだけだ。

現在自分収入タイミングの良い転職のおかげだと思う。

自分が好きなタイミングで職を選べるのは、2つ目の外資コンサルであらゆる「ビジネス知的基礎体力」を身につけさせてもらえたおかげだと思う。

自分学歴とは不釣り合いな場所にいられるのは、ここに、大学を出てからラッキーたちに、集約されると思う。

でも、それでも「大卒である」ことだけは一定程度以上の会社では最低条件、前提条件だった。

大手コンピューターメーカーの大ベテランの中には、時代的に高卒の人もいたし、高卒工場勤務から叩き上げで働いている人もいたけれど、もうそれはない。

今の勤め先も入社時にはbachelor以上の英文成績証明書必須だ。

俺はラッキーだけで現状があるとは思っていない。

ただ、ラッキーに加えて必要だったのは、俺の場合は「Fランだろうが大卒」というチケットそれ自体ではなく、浪人留年学費生活費を捻出してくれた両親だったと思う。

父は企業奨学金日東駒専クラスに通い、卒業後に職業選択の自由はなかった。意に添わない異動も俺たち子供のために受けいれてくれた。

母は家が貧しく、家族に反対されながら働きながら自費で通信制高校卒業資格を得た。

学ぶことで人生選択肢が増える。学ぶことは自由につながる。

そのことを身をもって知り、身をもって子に示し、ダメな俺が大学を出るまで支えてくれた両親こそ、俺が今の俺であるために必要だったと思う。

月並みだが、本当に感謝している。

繰り返すが、学歴は強力ではあっても、いくつかあるカードの一枚に過ぎないと思ってる。

俺は馬鹿ダメ人間だったから「Fラン一浪一留」なんて貧弱なカードしか得られなかった。

でもそれも、そんなカードも、両親が必死になって繋いで手渡してくれた大切なカードだった。

その大切な一枚を活かせるような生き方ができて本当によかったと思ってる。

そろそろ俺が浪人する許しを請うた時の親の年齢に、俺がなる。

あの頃の両親のようにありたいと、そうあるための今の収入資産だと思う。

読んでくれてありがとう

2016-06-02

また裏カジノで働いていた頃の思い出 第4話 女房カードは新しいほうがいい

 今となっては昔のことだから、もし関係者が見てても見逃して欲しい。歌舞伎町の小さなハコでディーラーをしていた時、店ぐるみイカサマをしていた。

 そこはバカラ1台しかない小さな店で、サクラが3人常勤していた。いつも同じサクラじゃ怪しまれるので、交代で外出していた。サクラじゃない常連もそれなりにいたので、そんなに怪しまれない程度にメンツを変えることができた。普段バカラ台に座ってだべっていて、客が来た途端さもゲーム中だったかのように演技をする。イカサマはいつもしてるわけではない。イカサマしなくても大抵の客は負けて帰るし、たまには勝ってもらわないと客が長続きしないからだ。といっても大勝されたり常連じゃない客に勝たれたりすると商売上がったりなので、イカサマが入ることになる。

 やり方はいくつかあったけど、代表的なのはめ組んだカードがあって、客がトイレに行ってる間にすり替える。組み方は例えば最後が赤いカード(♥か♦)で終われば次はプレーヤー価値で、黒いカード(♠か♣)で終わればバンカーの勝ちとか。色を逆にしたり偶数奇数にしたりバリエーションはいくらでも出来る。本物の客にカットされた場合は仕込みがずれた状態で始まるけど、数ゲーム収束して仕込み通りになる。バカラプレーヤーバンカーバランスが取れてないと店は受けない、という建前なのでサクラが勝つ方に賭ければ客は負ける方しか賭けれなくなる。さらに、各ゲームの1枚目と二枚目を入れ替えると勝敗が逆になるように仕込んでおいて、客の賭けた目が逆の場合シューターからカードを出すときさらっと2枚目から出して勝敗を変える事も出来る。

 カードを客の前でシャッフルする場合でも油断できない。新品のカードであれば1枚ずつ交互にシャッフルする事ができるので、事前に練習しておけば次のカードがわかる。簡略化のために10枚で1デッキだとする。

♠1♠2♠3♠4♠5♥1♥2♥3♥4♥5

これを2つに割って1枚ずつシャッフル

♠1♥1♠2♥2♠3♥3♠4♥4♠5♥5

もう一回2つに割って1枚ずつシャッフル

♠1♥3♥1♠4♠2♥4♥2♠5♠3♥5

これを覚えておいて、後は何度も同じようにシャッフル出来るように練習すれば良い。言うのは簡単だけど実際うまくやるのは難しくて適性がいる。こういうことをやるのは一部のディーラーに限られていた。口が軽いやつもいるので、信用できるようになるまではこういう話はしない。よその店では特殊塗料カードに塗って赤外線監視カメラで見て黒服サイン出すとかも聞いたことがある。検索すると確かにそういう情報もあるけど見たことは無い。

 シャッフルではなく、カードを伏せたまま台にばらまいて混ぜる方法通称やきそば」と言うんだけど(ローカル呼称かもしれない)、これでもある程度コントロールすることができた。これ今まで誰にも言ってなかったんだけど、池袋で大バカラを撒いてた時、赤4青4の計8デッキを使って前述の方法で1-3,10,J,Q,K(バカラでは絵札は0)のローカード、4-9のハイカードに分けておいて赤ローと青ハイ、赤ハイと青ローで分けて焼きそばしていた。カードを伏せたまま出した状態にして「ベットどうぞー」と呼びかける。これが赤ロー青ハイの部分で

プレーヤー赤赤

バンカー青青

となっていればプレーヤーは00や01などの低い点数である確率が高く、シューターの表面に見えてる次のカードが赤ならほぼバンカーの勝ちだ。もちろん確実じゃないので外れることも多々あるんだけど、勝率7割でもまる一日多少ハウスが有利になるようにカットしてればそれなりに勝てた。勝ち分の1%ボーナスとして支給するっていうから頑張ってたんだけど、割合としてはすごく少ないし、この制度始まって二ヶ月目にはガサ入れにあって美味しい思いはしていない。これやると片側に絵札絵札絵札の0点が出まくるので客にはよく怪しまれたよ。つーかボーナス1%って少なすぎでしょ!月間2千万勝ったのに20万円て。

 歌舞伎町の店は看板出して客が来るのを待つ店だったからまだ良心的だけど、マンションバカラとか呼ばれてた本当にアングラバカラハウスもあった。あらかじめVIPターゲットがいて、その客以外は全員サクラというやつ。これは短期決戦なのでえげつなくて一人の客から一晩で数百万、ディーラーの取り分は50%で一晩で200万もらったっていうやつがいた。俺もそんな仕事がしたかった。他に黒服が何人もいるのにディーラー50%ってことはなんかあったら責任とらされるって事かな。きっとそうだろうな。ちなみに闇社会では仕事の内容に関わらず利益折半が基本らしい。まあ難易度とか貢献度とかの違いで取り分で揉めても表に出れないし、常に折半としておけば一番平和かもしれない。

 カジノから離れて10年以上たってからmixiカジノコミュニティがあって、そこで知り合ったA宮に一緒にカジノに行こうと誘われたことがあった。場所新宿風林会館の近く。イカサマにハメる気かなあと思って疑ってたんだけど、誘ってきた彼は人懐っこくていい人っぽかったので一緒に行ってしまった。最近警察がうるさいか看板は出してないって言ってて、店の前で携帯電話して、防火扉開けてもらって店に入った。もうこの瞬間に「仕込みだ」って思った。防火扉開ける前はどうせだべってエロ話してたんだろ。俺もディーラーやってたかカジノ雰囲気はわかる。客だって話好きのやつもいれば無口な奴もいる。ところがこの店は皆一様にものわかりのいいサラリーマン風だ。騒いで大事にするのも嫌だし10万円両替して溶けた後はおとなしく見てた。A宮はもうちょっと粘ったけど、俺がやる気ないのを見ると一緒に店を出ることになった。この時はまだA宮も騙されてるんじゃないかなとちょっと思ってた。彼はそれくらい演技が自然だった。しかし今は確信している。A宮、いや、アマミヤ!お前もグルだろ(どうせ仮名だろうけど

 この文章を書くにあたっていろいろ昔の事を思い出したりしたけれど、次回で最終回します。というわけで、今回はここまで

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バックナンバー

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881140549

2016-01-31

クウネルとオリーブ――オリーブの全盛期とはいつだったのか?

クウネルのリニューアルをめぐる混乱を見ていて、振り返り。

誰かがAmazonレビュー

淀川さんってオリーブ編集長だったといっても、全盛期ではないのでは?」

というようなことを書いていたので、手元にあるバックナンバーやらネット情報やらを見ながら、歴代のオリーブ編集長を振り返ってみる。

以下敬称略で。

椎根和(1982〜1983)ポパイ別冊時代で、OL向け。Wikipedia にもあるようにMagazine for City Girls。Hanako前身みたいな感じ。椎根氏はその後1988年Hanakoを創刊して一時代を築いた。

蛯名芳弘(1983〜1985)ロマンティック路線Magazine for Romantic Girls)に変更したのはこの人と聞いたことがある。淀川氏は当時この人の部下だったとか。リセエンヌ特集もこの時代に始まっていて、いい意味文学少女臭がした。

淀川美代子(1985〜1987) 看板モデルは栗尾美恵子。文学少女臭が消えていった印象。リセエンヌ特集は続いていたが、リセエンヌ(フランスエリート女子高生)の暮らし(勉学、家族生活含む)を深く紹介するというよりは、「おしゃれなフランス女子高生イメージ」という表層的な取り上げ方になっていった印象。

信太和泉(1987〜1991)フリッパーズ・ギターとかオザケンとかはこの時代から始まった気がする。

遠山こずえ(1991〜1997)オザケンの連載もあったし、おされ女子雑誌として安定していた気がする。市川実和子がよく出ていた印象。のちに妹の市川実日子も出るようになった。

岡戸絹枝(1997〜1999)この方が2003年にクウネルを創刊して2010年まで編集長をつとめた。その後マガジンハウスを退社し、2014年に『つるとはな』を創刊。

*このあとは買ってないのでわからず。あと、上のも間違ってたら訂正お願いします。

こうやってみると、「元オリーブ少女」と言っても、実は、それぞれの心の中のオリーブ像は案外違っているのではないか?

淀川時代が全盛期だったかどうかは、人によって判断が異なるところかも。

ちなみに自分は蛯名時代オリーブにやられたクチ。フランスの名門リセ寄宿舎取材とか、ほんとすごかったし、あれ、今でも史料的な価値があるんじゃないかと思う。でも、オリーブ全盛期といわれれば、遠山時代1990年代前半)と答えるかも。

追記

思い返してみれば、Oliveというもの自体、椎根編集長が創刊したOL向け雑誌を、18号目あたり(1年くらい?)で、蛯名編集長がまったく違う路線の「ロマンティック少女のための」雑誌リニューアルしたんだったよな。あのときは新しいOliveがいいなと思えたし、なによりまだ学生だったか路線変更の思惑も意味もわからなったけど、考えてみれば今回のku:nelリニューアルと構図は同じだね。違うのは、初代Oliveのはku:nelほどのファンがついていなかった(ファンのコミュニティもなかった)しネットもなかったから、今回みたいな「事変」にならなかったということか。(創刊メンバーたちは忸怩たる思いもきっとあっただろうが。)

2016-01-01

国民への説明が足りない

国民への説明が足りない』この言葉きらい。

・教えやがれ、って上から目線なところ

・与えられることに飼い慣らされている受け身で情弱なところ

・相手にすべてを丸投げする無責任なところ

自分がわからないくせに"国民"なんて主語を大きくして 自分かばっている卑屈なところ

そもそも「説明」されたらそれを信じるのか?

 「説明しろ」→ 説明する →「そんな説明では納得できない」→ もっと説明する →「お前の説明は信用できない」

あの言葉を発する奴で、

説明されて納得した奴をみたことない。

基本的勉強が足りてないんだよね。

から説明してくれって言うんだけど、勉強が足りてないからそれが正しいのか判断できず、結果として納得できない。

ちょっと調べれば説明はいくらでも見つかるんだけど(図書館新聞雑誌バックナンバー読む、本屋で関連書籍をさがす、ネット検索する)、

それすらも見つけられない(だから説明してくれって言う)レベルから知れている。

情弱ってのはコンピュータ知識の有無だけじゃない。

現代勉強する/しないが死活を分ける。

生活保護申請から金融節税友達近所付合いからゲーム攻略、今晩のごはんまで生活のありとあらゆるところで知識の有無でイージーモードハードモードが切り替わる。

文字通り生死に関わるレベルで切り替わることもある。

それはおそらく年齢階層にかかわらず誰もがうすうす気付いてることだろう。(万一そんなの知らないって言うなら、あなた人生ハードモードで生きてることを自覚すべき)

なのに

説明が足りない」なんて恥ずかしげもなく言い放つ情弱な連中をみていると

そんな情弱で卑屈な連中まで救済しならない政府(=俺の税金)の先行きがすごい不安だし、いらだちを感じる。

から嫌い。

 

※もちろん知識を仕入れた上で分からないから もしくは説明の内容が自分の知識と異なるから説明してくれ」ってのはアリです。

それらちゃんと知識がある/知能があるひとは"国民"とか"足りない"みたいなキーワードふつう使いません。

放射脳とかの妄想癖のある人々については…ちゃんと勉強しているなら反面教師にはなるし 自らモノを考えない情弱よりはましかな、と。

新聞雑誌知識人については、それ解説・論考するのがおまえらの役目だろうってさらに腹立たしい。

 

この記事で言いたいこと:

国民への説明が足りない」なんて偉そうに言い放つ連中に対して、

勝手に俺まで含めるな。

・どうせ信じないくせに。説明するにもコストかかるしそのカネは誰かが負担してるんだぜ。

半年ROMれ

 

とりとめないな。もうやめとこ。

2015-12-12

バックナンバー花束は男の素直な愛の気持ちを歌ってておれは何回聞いても泣けてくるんだけど、

からみたらあれは泣ける歌なんやろうか

2015-12-09

iPad Proは最強のビュワーでは?

もとより、タブレットはビュワーだ。エディターではない。

ジョブズは「リビングで寝っ転がって動画書籍コンテンツを楽しむ」ためにiPadをdesignしたそうだ。

iPad Proが思い切って画面サイズを大きくし、ビュワーに舵を切ったのは適切だったと思う。

家、図書館会社の休憩室、病院の待合室などに据え置いて、新聞雑誌といったコンテンツを楽しむのに便利だろう。

媒体より安い電子版を積極的に購入すれば経費節減になるし、バックナンバーを置くスペースも必要なくなる。

キーボードBluetooth接続して、ノートPCみたいに使うのは無理があるんじゃないかな。

ペアリング面倒だし、よく途切れるし、同じ値段で上等なノート買えるし。

2015-09-03

とある佐野の一生

佐野源次郎は世の中が大嫌いだった。

この世の中のありとあらゆるものを憎んでいた。

それは小学校の頃に図工で描いたオリジナルの絵を、クラスのみんなに「パクリや!」と言われ、

いじめられた事も原因のひとつであろう。

佐野は世の中に復讐をしようと思っていた。

僕を鼻で笑う女子ども、僕に蹴りを入れてくる男子ども、

将来大きな事を成し遂げて、復讐しようと思っていた。

しか佐野は小柄な体格で成績も並程度で、これといって特別な才能が無かった。

高校になってお笑いを目指してみた時期もあったが、その才能がないことに気付いた。

そんなある日の美術の授業中、ふとデザイン雑誌ロゴを真似して描き、提出してみた。

すると美術教師がそれを見て言った。

佐野、このデザインいいよ。お前はデザインの才能があるんじゃないか!」

そのひとことが、彼の人生を決定づけた。

佐野大学受験もほったらかして、来る日も来る日もデザイン雑誌に載っているデザイン切り貼りを繰り返した。

当時はパソコンを持っていなかった為、雑誌バックナンバーも大量に取り寄せ、切り貼りをした。

「これだ、俺はこれを究めて日本一になって、馬鹿どもを見返してやる!」

佐野一浪の末、T美術大学へと進学した。

「俺にはゼロから作る才能はない。だが切り貼りをする能力だけは世界一を目指す!」

大学時代も決してゼロからものづくりをすることをせず、常にパクリ続けた。

PCもいち早く導入し、インターネットから効率よく画像を取ってくる術を磨いた。

佐野デザインゼロから作ることをハナから放棄していた為、一般的デザイナーしからぬ性格になっていた。

まり、深く物事を突き詰める職人性格ではなく、あっけらかんとして、自分デザインの変更も厭わないし、こだわりがなかった。

それが功を奏したのか、はたまた兄のコネなのか、佐野大手広告代理店にあっさりと就職が決まることとなる。


「俺はゼロから作らない。考えない! そのぶん、営業とパクリを究めるんだ」

佐野の快進撃はすごかった。何せデザインを考える時間はほぼゼロなので、ライバルよりも圧倒的に社内政治に力を注げるのだ。

佐野は先輩に気に入られ、業界内であっという間に有名になっていった。

たか順風満帆に見える佐野人生だったが、佐野過去復讐を忘れていなかった。

「世の中の全てに復讐してやる」

その気持ちは忘れていなかった。

数年後、ついにそのチャンスが来た。

東京オリンピックロゴ選考委員長に、自分コネのある人物が選ばれたのだ。

佐野はその選考委員長にお願いし、自分の知り合い複数人選考委員メンバーに入れて貰った。

もちろん、多額の報酬と引き換えに。

選考は建前上製作者の名前が伏せられるため、予め佐野は「俺の作品は棒と▲ふたつのTだから!」と伝えておいた。

鷹崎「佐野くん、任せておけ。僕はきみに入れるからな!」

長島「うちも佐野さんに入れるけん、任しときー!」

そして佐野作品は見事、五輪ロゴに選ばれた。

自分で作る能力がないため、今回もパクリで提出をせざるを得なかった。

だが、それが佐野の本当の狙いであった。

・・・それから5年後。

ついに東京オリンピックが開幕間近となった。東京お祭りムードである

そんな中、ひとりの男がインターネットに物凄い告白をした。

エンブレムは、パクって作りました

世間はどよめいた。「まさか!」と皆が信じられなかった。

ロゴの展開例も、パクリです。僕が作った昔の作品も、全て、すーべてパクリです!」

男はインターネットにすべてのパクリ元を載せ、自らの罪を告白した。

パクられた海外アーティストたちは激怒し、すぐに訴訟を起こした。

エンブレムを使用していた企業団体は大混乱に陥り、とんでもない事態となった。

国立競技場も何故か無理矢理エンブレムの形で作っており、もはやすべてが手遅れだった。

日本ものすごい損害賠償を支払うことになり、世界中の信頼を失い、五輪歴史的に類を見ないお葬式ムードとなった。

罪を告白した男は、すでに海外にとんでおり、そのまま行方がわからなくなった・・・

かくして男の復讐成功したのである


後日談

ヨーロッパの山奥に、あるアジア系世捨て人が住んでいるという。

仙人のようなその男はたまに市場に姿を現し、フランスパンだけを買って行くらしい。

偶然市場に来ていた日本人旅行者女性が、彼に話しかけた。

「あの、日本人ですよね?」

・・・

「ずっとこの辺に住んでいるんですか?」

・・・

「誰かに似てますよね? 言われません? ・・・誰に似てるんだろう」

男は少し考え、ひとことポツリと言った。

・・・まったく似てないよ」

それから男は山奥に戻っていったという。


2015-07-07

「なぜボーカロイドは衰退したのか」から読み取れる「歌い手危機感

先日、歌い手の「鋼兵」がアップロードした「【ゆっくり雑談】「なぜボーカロイドは衰退したのか」を解説する」という動画話題になっている。

とうとう今日になってニコニコニュースに載ったほどだ(マッチポンプかな?)。

なお、始めに言っておくが、このエントリはその動画の主張が偏りすぎていることを批判するものである

なぜ「ボーカロイドは衰退した」と歌い手が言い出すのか。

と書くと、「鋼兵はボカロPとしても活躍しているではないか」とツッコミが入るだろう。

しかし、私は確信を持って言える。あの動画歌い手としての立場で書いているだけに過ぎないと。

その根拠は、「今になって衰退論を言い出したこと」である

なぜ「今」言い出したのか

VOCALOID衰退論なるものは以前から存在していた。

ボカロ衰退論バックナンバー http://ceripher.tumblr.com/post/123365252187

時代を遡れば「メルト」登場時から衰退論は存在していたのである

そして、一時期ボカロPとしても精力的に活動していた氏が、なぜ今になって突然衰退論を口にし始めたのか?

それには、歌い手の現状が深く関係している。

ボーカロイド業界は相変わらず進み続けている

先日AHSから猫村いろはV4」が発売されたことを覚えているボカロクラスタの人々も多いだろう。

VOCALOID3の時点で既に「数が飽和しているのではないか」と言われていたボカロ音源だが、V4の登場以降、着々と音源は増えている。

VOCALOID進化は未だに続いているのである

ボカロPは相変わらず元気です

ではボカロPたちはどうだろうか…?

今では人のために曲を書くプロになった人もいる。

バンドマンとして活躍してる人もいる。

かと思えば、新人ボカロPも次々と誕生しているし、

その中にもボカロ歌手見立てて曲を書く人もいれば、

音の素材と見立てて曲を書く人もいるし、

相変わらず何でもありの世界が続いているのだ。

歌い手が歌う曲が変わってきた

さて、「歌ってみた」はどうだろうか。

最近になって、歌ってみたカテゴリで賑わっている動画の傾向が変わってきていないだろうか?

歌ってみた」のボカロ離れが始まっている? http://ascii.jp/elem/000/000/877/877539/

2014年時点で、この記事の通り、「歌ってみた」で歌われる楽曲の中のボカロ曲割合が減ってきている。

現在ニコニコ総合ランキングランクインしている歌ってみたの中にも、アニソンを元にしたものがちらほらあるだろう。

そして、その動画で歌っているのは、「昔ボカロ曲を歌ってた歌い手である

歌いたい曲が無い?ご冗談

さて彼らがボカロ曲から離れた理由は何故か?

氏は動画の中で

「歌いたいと思えるボカロ曲がなくなった」

というような理由を述べているが、それは真実であろうか?

私はこの主張を全面的に信用する事はできない。

「歌いたいボカロ曲

ボカロ曲の平均的なクオリティは確実に上がっている。

以前なら凄い再生数を叩き出せたであろうクオリティ楽曲でも、現在では埋まってしまっている。

それらの楽曲を歌いたいと思う歌い手存在しない、というのだろうか?

実際、ほとんどの歌い手は歌いたがらないだろう。

彼らは人気曲を歌うのだ。人気ではない曲は歌う気が起きない。

なぜ人気曲しか歌わないのか?

それはお金と人気がほしいからである

ボカロ曲を歌って金を稼ぐ時代

殆どの人は知っていることだが、ニコニコ動画動画をアップしていると、

クリエイター奨励プログラム」というシステムの元、お金をもらうことができる。

いくら分のポイントになるかは時期などによっても変わるが、だいたい再生数の40%弱ほどの金額だと思ってもらえばいい。

そう、人気ボカロ曲誕生する時。それは歌い手の稼ぎ時なのだ

なぜアニソンではダメなのか?

もちろん、クリエイター奨励プログラムJASRAC楽曲歌ってみたなどでも適用される。

からアニソン歌ってみたでも金は稼げる。

まり本来、このまま歌ってみた寄生先をボカロからアニソンへ変えてうまい汁を吸い続けていればいいはずなのだ

が。

氏は気づいた。アニソン歌ってみただけじゃヤバいボカロ曲時代と比べてかなりヤバい

1:アニソンリリース間隔は長い

アニソンはだいたい1タイトルの1クールOPEDの2曲+α。それが例えば30タイトルあったとしよう。そうすると60曲。

しか殆どの人が見ないアニメやハズレ曲があるとなると、やはりごく一部の人アニメの曲を歌うしかない。

そうなると1クールで5,6曲。

ボカロではどうだろうか?ヘタすると殿堂入り確実視されているようなPが一週間に2人ぐらい新曲を出したりする。

1ヶ月で10曲以上は選択肢があっただろう。どちらの方がチャンスがあるだろうか?

2:アニソンは相手が強い

アニソンを歌うのは誰か。プロ歌手である。(最近プロ化した歌い手が歌うものも増えたが)

それを相手にして歌うのは、これまでボカロと比べられるだけだった世界とは比べ物にならないほど険しい道だろう。

ヘタに大御所プロの曲を歌って信者が「原曲超えた!」なんて言ったら大戦争になりかねないし、

それこそプロ化した歌い手担当しているアニソンを「歌ってみた」なんてしたら信者代理戦争である

3:アニソンCDしづらいし、ライブにも使いづらい

アニソンだけではないが、JASRAC管理楽曲CDにするとき制作枚数の申請もしなきゃいけないし使用料の納付も必要となる。

まり同人CDとして売る時にもめんどくさくなる。商業CDであっても今度は会社がめんどくさくなる。

ライブでも同じことになる。

4:アニソンは「自分の曲」という錯覚を感じることもできない

ボカロ曲を歌っていたころは、「○○(曲名)は歌い手の~~さんのが一番」とか言われて、舞い上がったこともあったろう。

しかアニソンはそうも行かない。誰がどう見てもカラオケだ。

…そう、このままアニソンを歌うようになっていくと、最終的に自己顕示欲お金も満たせない。

ただでさえ、二次創作の先端を独占できなくなっていたというのに…!!

二次創作最先端が「~してみた」が独占できなくなった

元来、ボカロ曲二次創作は「歌ってみた」「踊ってみた」「演奏してみた」などの「~してみた」が最先端(つまり一番外側)であった。

ということは、一番一般人に近い位置にいるコンテンツであった。

これはつまりフリーライダーとしてノーリスクハイリターンな位置に居たことを意味する。

しかし、その関係に変化が生じ始める。

ボカロ曲を元にした小説化・漫画化・アニメ化」のムーブメントである

これにより、ボカロ曲二次創作による恩恵を作者自身や、関係企業が受け取ることができるようになっていく。

無論、そのテーマソングなどに歌い手が呼ばれることもあるが、それは歌い手をメインとした企画ではない。

企業に「使われた」結果の報酬を受け取るだけのことである

あのタイミング動画で言いたかったことは何なのか

さてここで冒頭の動画に戻ってみよう。

件の動画で氏が主張していたことは

・歌いたい曲が無くなったから衰退した

プロジェクトとかメディアミックスとかでボカロを前に押し出さなくなったから衰退した

歌い手と組むと人気出やすいよ!

……ん??

これはつまりボカロの現状を批判しているようで

歌い手が歌いやすいようにボカロ曲仮歌)をどんどん出す事が正義」と世論誘導しようとしているだけではないか。

一時期のうるさい外野が去って、人それぞれがやりたいようにやれるようになった現在の落ち着いたVOCALOIDというジャンルに、

それじゃあ自分たちおまんま食えないから誘導するための動画を作っただけではないか?

……あとは歌い手としてもボカロPとしても大成功を収めたHoneyWorksへの嫉妬とも見られるところがちょくちょく見られたけどそこらへんはしーらないっと!

2015-07-05

http://anond.hatelabo.jp/20150704224357

思い出の奥に沈んで出てこない昔の記事を思い出そうにも魚拓もないだろうけど 新聞バックナンバー図書館にいけば見れるんだぜ

ほぼ日 とかじゃなく毎日記事更新してんだぜ



それがどうしたって話じゃなくて それができるシステムを構築してるってところがまず素直にすげえって思えないとか

それをキュレーションするの便利すぎとかいゆとりは その情報程度で満足して脳が発達してないことが丸出しだぜ

2015-06-26

気づいたら年をとっている

っていう感覚になるのは、もうトシなのかな。

アフロ田中ってけっこう好きな漫画があって、高校生ぐらいのころから読んでいた。

そのときはまだ高校アフロ田中から中退アフロ田中になるころで、自分現在と重ねて、「中退!なにそれおもしろ」とへらへら笑っていた。

それから自分大学にいくことになるのだが、住んでいた寮にスピリッツがあることや、たまーにネットカフェに泊まることがあるとバックナンバーを見返すことがあり、不定期に、でも長い目でみて定期的に触れていた。

アフロ田中はさすらった。あくま日常しかちょっとエロい人間味のある日常。あの感じが居心地がよかった。

かたや自分はできるだけ非日常日常にしようと、まだ見ぬものを見ようとふらついていた。今もその点変わらない。今思えば、あの漫画自分の浮き足が何センチぐらい地面から離れているのか確認していたのかもしれない。

今日、ひさびさにネットカフェで泊まる機会があり、恒例となったアフロ田中を手に取り、ひそやかに笑っていた。

この漫画はついに終わった。ついに、と言うが、終わったのは単行本としては2013年だったらしい。

んー、知らん間に、時間は進行している。こんな感じでこれからも進むのだろうか。俺はもっと違う未来を期待していた。カタチは結構期待通り変わったが、中身って断絶なく連続してるね、意外と。

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