「差し止め」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 差し止めとは

2024-11-25

思考実験

“AIで声の無断利用やめて”声優などの業界団体が声明 | NHK | 生成AI・人工知能

て話がちょっと前にバズってあーだこーだ言われてた。

モノマネ芸人とかが声優の(演じてるアニメキャラなどの)声を学習して、ソックリなセリフを言ったり、「絶対に言わないこと」とかのネタをやって稼ぐのは無許諾でもOK(だよね?)

モノマネ芸人が「オレの声を生成AI学習させていいよ」許諾

モノマネによるアニメキャラそっくり音声でコンテンツ生成して稼ぐのはOK?

ここで本家本元の声優は、差し止めとか賠償請求とかできるの?

差し止め賠償が認められるなら、今後モノマネ芸は本家の許諾がないとできない芸になるの?

...誰か本気出して最高裁まで争ってもらわないと答えは出ないかw

2024-11-21

くしゅたーると創業家による711取合い騒動解説転載

先ず、クシュタール側が仮に買収者となる場合は、二つの乗り越えなければいけない壁がある

それは日本外為法と、米国独禁法

日本外為法については既に報道されている通り、重要社会インフラ等に対する買収で、結果国益を損ねると判断すれば国が差し止めを求めることが出来るというもの

米国独禁法については、クシュタールが全米で展開するサークルKセブン&アイが合計シェアの点で反トラスト法にかかるのではないかという恐れ。

前提として、この規模のM&Aともなれば、関係当局との合意形成無しに物事が進むはずもなく、当然クシュタールとしては既に日米双方に対し擦り合わせを行っているとは思う。

Jパワーのような明確なエネルギーインフラ企業ではないセブン&アイ外為法適用できる合理的な論拠があるのかについては疑問はある。

独禁法については適切な規模の店舗統廃合、売却によってこちらはクリアできる可能性が高い。

どの道、セブン&アイとの合意形成と日米政府合意形成車の両輪のような認識で相違は無いと思う。

同じ西側諸国である日米間のやり取りとなるため、中国独禁法のような国家論理によってズルズル引き延ばされる可能性は低い。

どちらかの結果が食い違うような見切り発車を政府が許すはずが無いし、抑々そうなった時点で実現可能性は限りなく低くなるので、敵対的買収に発展する可能性は低いと見てる。

個人的な所感としては、時間はかかるが同盟国同士の擦り合わせによりクリアできなくは無いという感想

次に、創業家伊藤興業設立SPC)が買収者となるパターンこちらのほうがよりクリア

上記外為法適用も無く、当然独禁法適用も無い。

いくらセブン&アイ経営陣がクシュタール提案異論を唱えても、経営陣の言う「適切な企業評価」に株価が全く追いついていないのは事実で、その論理だけでクシュタール提案を蹴るのは株主利益を明確に損ねる行動であり、ある種の背任行為に近い。

それを前提とした落としどころを作るには、必然的にクシュタール提案を上回る「対案」を出さねばいけない。

その結果が創業家に於ける買収という選択肢なのだと思う。

現時点で具体的な金額やをあえてアナウンスしているのも、「我々の提案はクシュタール案を超える条件です」ということを明示するためのアナウンスメントだと個人的には解釈してる。

何よりも、この絵描いてるのは創業家ではなく、政府意向も多分に入ってるんじゃないの?と思ってる。

通常、創業家の持つ5,000億円の株券に対するLBOとして8兆円という規模が適切なのか?という議論もあろうが、国策TOBの名の元にそこはおっつけてくるのではないかと。

そういう意味ファイナンスに関しては問題ないと見てる。


次に、時期の問題だが、昨日飛ばしニュースのあったNHKの内容を基にするなら、今年度末(勘違いしている人も居るが、年度末は3末の事で12末じゃない)をターゲットにするのは非常に説得力が強い。

セブン&アイは多くの3末決算企業と違い、2末決算なので、遅くとも2末までには配当を出すのか、M&Aを前提とした無配とするのかを決定しないといけない。

同時に、上場廃止を前提とした国内M&Aの場合TOB開始からクローズまで通常一ヶ月は空けるのが通例なので、3末に買収を終えるのであれば、セブン&アイ決算である2末までにはTOBを開始する必要がある。

この2点を合算して考えると、仮に3末をターゲットとした創業家によるTOBが実行されるのであれば、2末までには具体的なアナウンスメントを出さないといけない。

通常ターゲットの期日に近づくにつれて株価TOB期待でジリ高になる。

言い換えれば2末までにアナウンスメントが無い場合TOB期待は急速にしぼむor失望売りが出ると考えて良いとは思う。

纏めると、クシュタール案に対し超えなければいけないハードルが極端に低い分、実現可能性は高いという印象。

最後に、NHKリークについてだが、大前提としてNHKが何の事前調整も意味もなく、19時台の「国営TV」であれだけ具体的な内容国策M&Aという重大ニュースを報じるとは到底考えられない。

何らかの意味があると解釈するのが自然だと思う。

日経WEB飛ばし記事とは重みが全然違う。

らくだが、あれはクシュタールに対する「これ以上条件上げた叩き合いするなよ?」という牽制球なのではないか個人的には捉えている。

今日否定はまぁ、様式美みたいなものではないかと。

IR出た後のドカ売りに関しては正直私も良く分からないし、何名かの投資家が指摘しているようにインサイダーチックなフロントランニングである可能性も否定はできない。

反面、先述の通り、既にクシュタールの買収提案ラインには近づいており、実現可能性と時間的価値を割り引いた結果、市場での売却を選んでいる可能性はある。

どの道、今のマーケットでの価格形成TOBの成立可能性は切り離して考えるべきだと個人的には解釈してる。

2024-11-19

anond:20241118173831

内部告発者を無理やり犯人探ししたわけじゃない

マスコミ議員の一部、警察匿名で送付された文書公益通報にあたるかを百条委員会第三者委員会で審議しているのが現状。

公益通報とみなされれば犯人捜しは違法だが、斎藤牛タン倶楽部は「みなされない」ロジックを主張している。

そのロジックが「裁判に耐える」との主張一点張り百条委員会手詰まり感はある。

斎藤牛タン倶楽部県民局長特定退職の予定を留保し異動、「嘘八百」「公務員失格」記者会見

その後に兵庫県警名誉棄損での告発を打診したが「公益性」を理由に取り合われず、PCデータを拾い上げ処分理由にした。

自殺の原因はパワハラじゃない

パワハラ」も「パワハラじゃない」もわからない。わからないのに「じゃない」じゃない。

私は県民局長退職差し止め起訴まで企てて口を封じようとしたくせにリハックでも文藝春秋でも、

「「死なずに百条委員会真意を聞きたかった」

うそぶく斎藤氏にとにかく腹を立てている。

2024-11-15

11月15日、反AI絵師様たちの集団自滅記念日。」の気になる点

結構アレだなぁ、と思う日記があったのでちょっとツッコミをしてみる。

私は2桁年ほど漫画イラストに携わって細々と生活しているクリエイターの端くれだが、正直言ってこの1ヶ月の絵描き界隈の道化っぷりにはひたすら「呆れ返る」以外の感想が持てない。

↑Xの話をしていると思うのだけど、「絵描き界隈」と主語を大きくしているように思う。まあ、Xが絵かきにとって一番大きなコミュニティとは思うけれど。

11/15にX(元Twitter)の規約が変わる、私達はAI学習に否応無しに同意させられる事になる」

そんなポストが大バズリしたのがつい先月。

実際には、Xのプライバシーポリシーには元々「投稿者ポストをXのAIトレーニングに利用する事に同意する」旨が2023年9月時点で既に記載されている。そもそも日本の法において、学習のもの拒否する権利最初から無い。

しかし、その自明であったルールが「聡明な」反AIさんによって「新発見」され、反AIさん達は空が落ちてくるかのように大騒ぎ。

↑「今更そんなことを騒ぎ立てるなんて、情報が遅いねぇ」程度の嫌味ならわかる。ただ自分としては知らなかった人間もそりゃあ居るだろうなくらいに感じていた(利用規約とか改定とか読まない人間も多かろう、特にXを頻繁に見るような人間でないなら今回のバズリで初めて知った人もいるだろうなぁくらいの意味)。

AIに反対してるくせにそんなことも知らないのか、という意見なら一理あるかもしれないけど、2023年9月以降にAIに反対することを決めた人間最初改定を知らなくてもおかしくないように思う。

から空が落ちてくるかのように云々は、新しく知った人が中心になって騒がれているのだから主語は「反AIさん」ではなく「9月頃にあった規約を読んでいなかったので、初めてその規約を知って危機感を持った絵の生成AIに反対する人間」が正しいと思う(長いから略したくなる気持ちはわかるが)。

そもそも深層学習構造を考えると、億単位画像学習している基盤モデル自分作品が数十枚食われた程度で、個人の絵柄が再現できるはずもない。そのため当然、特定作家個人創作活動が脅かされる事もない。

↑狙い撃ちLoraの話を後半でしているのに「特定作家個人創作活動が脅かされる事もない」と主張をするのはちょっと無理があるかなと思う。となるとここは、それこそ後半でも語っている通りまだAIについての知識が浅いのだろう。

それは1年以上前から自分作品AIに既に食われ続けているという事実を鑑みれば、今後も影響が無いことぐらい少し考えれば予想もつくだろう。

↑例えば狙い撃ちLoraは作家に悪影響を及ぼしているのでは?あとソースは忘れたので無いものとして扱って貰って構わない意見だが、一部絵描き名前プロンプトで指定できるという仕組みがどこかにあったように思う。

……と、思っていたのだが。

自分の絵がAIに好き勝手されるのは嫌だ」(人間も好き勝手二次創作して金稼ぎしてるが?)←そも二次創作場合では一次側に拒否されたり、差し止められる事がある。その事を考えると「好き勝手」「金稼ぎ」は少々悪意のある表現だろう。二次創作ではなく勝手に着彩されるとかトレスのほが絵かきの感覚に近いのではないか

AIを許容してると思われるのが嫌だ」(そんな個人主義思想差別するような人間集団にいるの?付き合う友達選んだ方がいいですよ)←多分絵描き友達が少ない、それか本気で本音を語り合える友人がいないんだろうなと感じた。それは勝手感想から流すとして、現状絵の生成AIについて静観していた否定寄り中庸派の人がそう言っていただけでは?と思う。自分立場勘違いされたくなくて出た言葉なのでは?と。まぁここは自分がそういう立場人間ばかり見たというだけの話だとも思うが。後半を見るにこの方はそういう集団から抜けた人なのかなと思いついた。

などなど、AIアレルギーと思しき絵描き達の断末魔と、それら1つ1つを数千リポストまでせっせと拡散して「自分達はこんなに苦しんでるんだ」「こんなに多くの人達賛同しているか自分達は正しいんだ」とアピールする人達

淡々と言えばいいのに、変なところに悪意が漏れている。群れたって何の意味もないのに、程度の意見で良いように思う。

ある者はGlazeやらNightshadeやらで絵を汚すことで安心(=プラセボ効果)を得ようとし、

別にXに上げる絵を汚しても(自分はそこまで汚れてるとも思わないが)、学習のされにくい他サイトオリジナルの絵を上げればよいのだから別にこれを愚かとは思わない。安心のためにやっている人間も居るだろうが、そもそれは悪いことではない。

ある者はXに見限りをつけて他のSNSを探し始め、

ある者は「何故私達が出ていかないと行けないんだ」(お前達がそうしようと決めた事なのに?)と恨み言。

↑「お前達」とは誰?集団個人混同してはいけない。

私は、彼らが自分の絵を汚す事で安心自己肯定感が得られるなら別にそれでも良いと思う。

このへんはファッションと一緒かもしれない。自己満足しかなくとも、ちょっと高い服やネイル等を身に着けることによって「自分がこの場に居ても良い」という確信が得られる。そうして得た自信や承認が、例え虚栄であろうとも人生プラス方向に持ち上げていく、そういった側面は少なからずあると思う。

ただ、私が観測する限りにおいては、それら学習阻害技術なりウォーターマークなりが具体的にAI学習の何に対してどういった効力を示すのか、などの技術面を踏み込んで理解している/しようとする絵描きはほぼ居なかった。

https://qiita.com/miu200521358/items/5140ce700a9481aa15e3とかを見ればそれを調べてる人もいる。まだ知らない人たちに教えてあげればいい。例えしようとしていなくても、知らせることはできるのだから

ただただ何となく「それをすることでAI野郎が離れてくれるおまじない」程度の、Xでバズっていた誰かの噂話を鵜呑みにすることでしか技術理解できない、その程度の浅いリテラシー人達ばかり。

一部の絵描きは「何で苦労して描いた絵をこうして汚さなきゃいけないの」と被害感情をむき出しにしながらノイズを乗せている体たらくだ。辛いなら汚さなきゃ良いのに。

↑多分自分リテラシーが高い側だと思っているんだろうけど、そうでもない。「辛いなら汚さなきゃ良いのに」には少し共感するが、それも他サイト誘導して見てもらえればいいだけの話だと思う。

本当にAI自分生業を脅かす技術だと思うなら、何故敵のことを正しく知ろうともせず、自己流で対処しようとするのか。

無学の人間が無い知恵を絞って対策を講じても、的外れしかならない。

自分知識があると思っている無学の人間が、無い知恵を絞って批判をしようと、的外れしかならない。自己流で対処というのはどういうことか、敵を知るとは何を指しているのか、何故あなた観測した絵描きという限られた範囲の話でここまで悪意を噴出させられるのかがわからない。仮に正しい対処をしている人を見つけても、結局この方は認めないだろう。「間違っている」というばかりで、正しいことを広める努力特にしていないだろう(してたら申し訳ない)。勝手な決めつけをしたあとで言うのは説得力に大きく欠けるが、相手をあまり決めつけで愚かと思わないほうがいい。あなた観測した範囲の中にも、対処法を探ったり生成AIについて正しく勉強をしている人もいるかもしれない。あなたなりの「正しい方法」とやらがあるのなら周りにそれを伝えれば良い。愚痴が吐きたいだけの人には重すぎるかもしれないが。

マスクなんて意味がない」「コロナワクチンは人を殺す、イベルクチンを使おう」

そんなエセ科学で吹き上がる陰謀論デタラメを、かつて私達は知識を以て一蹴してきた筈なのに、今では絵描きとその信者達が同じ穴の狢となっている。根底感情論でしかないという点でこれらは同一のものだ。「ワクチンが嫌い」「技術者が嫌い」「AIが嫌い」

根底感情論、の何がいけないかを示していない。感情論であっても、「マスクには意味がある」「コロナワクチンは人を救う」からそれを激しく推奨するという感情論があったとするならそれは正しいと褒められるべきことである。この方は生成AIへの知識がほんの少しだけあり、かつ周囲の人間自分より知識がないと見下しているから、自分意見に沿わない人間を「愚かである」「(自分の意に沿わない)感情である」と言えるのだろう。だから同じ穴のムジナであるのは(一連の行動がまだ正しいことであるか判然としていない今であれば)あなたかもしれないことは注意すべきである

そして、正しい意見啓蒙にさえ「冷笑系」とレッテルを貼って、冷笑されたと被害アピール火種に焚べ、エコーチェンバーの中に閉じこもる。

↑こういう人間は実際にいる、がこの方はそれを全てだと思ってしまっている。正しい意見とやらがどんなものかはわからないが、この方にとっては正しいもので、それを拒否している人間を見て激しく失望したのだろう。自分にとっても、そういった耳を傾けない自分の殻に閉じこもった人間は好ましくない。

そういう人を嫌いだという感情は、理解ができる。

ああ、今日もまた「ぼくの考えた最強のウォーターマーク」が木っ端の絵描きから上がってくる。

それを使うことで学習阻害効果がどれだけあるかどうかの比較検証は?

そんなのある訳がない。これは洗剤のCMじゃなくてただのおまじないなんだから

https://qiita.com/miu200521358/items/5140ce700a9481aa15e3をみればいい。そんなのある訳がある。おまじないだとおもっている人間は誰なのか。

「生成AI使用者に協力を仰いで、比較検証してもらっては?」

「もちろんやる訳がない。AI無法者は会話の通じない土人達だからな」

「何故AI使用者モラルが低い、会話の通じない者と断じるのですか?」

「俺のタイムラインじゃみんながそう言ってる!俺も生成AI使用者犯罪者と罵ったら著作権がどうこうで激詰めされた!」

著作権違反行為ではない行為を端から犯罪扱いしたら反発を食らうのは当然では?」

「うるさいうるさい!俺達から何も奪うな!AI推進者は全員敵だ!俺達だけが正しいんだ!!」

ああ、私と相互フォローになってくれていた、素敵な絵師サマの先生の中に、こんなにも愚かな思想の持ち主がたくさん紛れていたなんて。自分の人を見る目の無さが恥ずかしい。(全員ではない。数百人フォローしていた中での体感5~6割ぐらいだが……女性絵描きの方の界隈ではもっと多いだろうね)

↑これで失望したのだろう。まあ著作権違反については議論余地があるとして、この方は周りの意見に流される人間軽蔑しているようだ。

完全な決めつけだが数百人フォロー云々の下りは半分嘘だろう。過激な反対派が10人足らずいてそれ以外の反対派も少しだけ見て足して5~6割とみなしたかそもそもアカウント過激な反対派の人以外ほぼ見ていないかのどちらかだろう。

過激な人の言動は確かに自分もどうかと思う部分はあるが、数百人のうち5~6割がその愚かな思想とやらを持っているとは思えない。多分この方の体感的には本当に「たくさん」だったのだろう。

私自身の絵描き視点として生成AIを考えると、生成AI及びAI作品ライバルではありこそすれ、クリエイター業そのものを脅かすほどの力はないと考えている。

自分は絵の生成AIライバルではなくノイズだと考える。クリエイター業はクオリティの面で脅かされるのではなく、生成物の物量と誰でも触れられるという手軽さで脅かされる。個人作品に触れづらくなり、触れる必要もなくなってしまうという方が正しい。

pixivなどを見るに顕著だが、生成AIの登場後に作品数は急増した。今はAIタグというものがあるが、それをつけていない作品もちらほらある。これが続くと、供給量と需要釣りわず作品は誰かに探されなくなり、探されないうちに埋もれてしまう。

クオリティではなく数が問題で、作品の展示場をゴミまみれにするという意味では商売敵というよりただの敵である(ゴミと感じるかどうかは人によるが展示場に参加した人間にとっては不愉快だろう)。

作品ではなく使う人間と、その人間が生み出せる数こそがクリエイター業の人間にとっての脅威になると、自分は考える。

誰にも見てもらえないなら、どんなに素晴らしい作品評価されないのだから

恥ずかしながら私はまだまだAIについて無学のためCNの使い方すらまともに理解していないのだが……少なくとも自分で使った時は決まったキャラクターシチュエーションを安定して生み出すことはなかなかに難しく、描き手が表現したい物語を過不足なく表現するにはかなり制御が難しいツールだと感じた。ランダムアイデア出しにはかなり便利だけどね。

↑ここでAIについて無学と言っている。いままでのこき下ろしはなんだったのか。

DLSiteにおける販売数などを見ても、AI主体作品はまだまだ下火で、手描きのイラスト集と比べて1~2桁は販売数が下回る。2年前からずっと、手描きの価値毀損されてなどいない。私自身、収益も減ったりはしていない。

↑なぜ今しか見えていないのか、生成AIが誰の反感も買わず受け入れられるようになってからでないといずれ収益価値に影響が出ると思えないのだろうか。

AI作品が下火なのは、生成AIに対する問題点が完全に払拭されていないかである。現状ではグレーな行為だと認識されているからまだクリエイターへの影響が軽微なだけである自分は考える。

タグなどを用いて徹底した棲み分けが行えない場合は、現行のクリエイター殆ど滅びるだろう。

生成AIというのは、ただの道具でしかない。

↑わかる。問題なのはレギュレーション

ただ、少なくとも革新的技術であることは間違いないんだから、「無断学習」などというよくわからないレッテルを貼って排除するべき存在ではない。ましてや法を侵さず生成AI使用している者まで問答無用簒奪者という扱いにして社会から排除しようとするのは、暴力差別に他ならない。

↑これも分かる。簒奪者扱いをするは良くない。ソフト倫理面に問題はあれど、現状ではまだ規制されていないのだから。ただし、革新的技術であることと保護すべきかどうかは別の話であるソースは忘れたので無価値に等しいが、欧州では規制の流れができつつあるそうだ。そして保護するべきかどうかを決めるのは個人というより社会や時流であり、今はその主張を自分の意に沿うよう引っ張ろうとしている個人が多くいるだけである。我々は意見を主張しながらも、決定に従うほかない。だから現状では否定肯定派の正しさとやらは存在しない、未決定なのだから。当然倫理は守るべきとは思うので、社会から排除しようという風潮自体は好ましくないが、それにしたって決定に従うほかない。明日にはひっくり返るかもしれない決定に。

インターネットに転がっているものを無断で学習し、個人特定できない形に組み替えて再利用するのなんて、AIだろうと人間だろうと当たり前にやっていることなんだから

AI人間学習は違うものである。@VoQnさんのポストでも遡ると分かる。

生成AIには確かにまだまだ法的な課題もある。狙い打ちLoRAと呼ばれる特定作家個人に絞った学習モデルや、ディープフェイクなんかがそうだね。

しかしそれらの問題を掲げた時、私達が論ずるべきは「それらの問題をどのように規制し、どうすれば安全に生成AI社会利用できる仕組みを構築するか」のはずだ。

同意するが、主語は「絵や動画の生成AI」であり、生成AIではない。それ以外は絵の分野から論じても意味がない。

過度に互いの派閥を敵視しすぎるというのは問題だと自分も思う。が、絵かきの中には食い扶持を減らされると思う人間も居るだろう。そしてその可能性は的はずれなものではないと考える。

排斥はいけないことだが、それを行う人間感情はどうしたって消せないものだ。

もっとも、話し合いが成り立たないのは陣頭に立つ人間がいないからだと思うが。

個人個人が話し合っても意味はない。チラシの裏落書きに過ぎないからだ。界隈だの派閥だの言われてはいるが、その実意見を発表する人間が居るだけで、誰も責任をとろうとしていないのだから価値ある疑問にも回答にも意味がなくなってしまう。

から我々が個人としてするべきなのは、然るべき機関への署名提出や意見提出であって、レスバではない(この日記否定したくて書いている自分が言えた義理ではないが)。

例えばスマホだって本邦では年間数千件の盗撮被害が発生しているが、それら問題を以て「スマホorカメラを世から根絶しよう」なんて言い出したらただの狂人だ。

しか絵描き達は、あろうことか「どうすれば生成AIを根絶できるか」「どうすれば絶対学習されないか」といった妄言を唱え始めた。

残念だけどそれはもう、歩いて月まで行くぐらいには無理な願いだ。イラスト生成に限らず、翻訳検索機能、ChatGPT等、大規模言語モデルによる生成技術は既に社会の根幹を為すインフラの一部になっている。

イラスト系以外の生成AI規制しようとしている人がいれば、それは生成AIへの拒絶反応だと思うが、現状イラスト系に対して学習を阻害するというのはある種効果である

この阻害をスタンダードにしてしまえば、例えば新規IPキャラは生成AIで生み出しづらくなるだろう。その妄言とやらが案外的を射ていたりするものである

自分としては、学習の許諾、AI作品へのPermalink | 記事への反応(2) | 13:04

2024-11-06

anond:20241106014951

警察の腐敗が酷いと言っても警視正クラスでも犯罪者なら捕まってたじゃない

裁判始まる前に自殺しちゃったか退職金はどうなるか?と注目されていたけどしっかり差し止めされていたし

まともに機能してる所は沢山ある

2024-11-05

2段階ではありません。3段階です。

AIの人、生成AIに関して

という2段階を想定しているように見えることが多い。


現行法AI推進者の多くは文科省の出している資料などを見るに

という3段階を想定している。ここが一番違うところだなあと思っている。


AIの人は

で話が完結してしまう。

AI派は

  • 学習をする(おおむね白になるように法的整備が済んでる)
  • 生成をする(おおむね白になるように法的整備が済んでる)
  • 公表をする(原則的著作権はここでなにかしらの判定を行う)

なので、雑な人は「学習生成は真っ白だろ」というし、慎重な人は「(3段階目がどうなっているかが前の段階に波及するので)ケースバイケースですね」とか「白寄りのグレーってとこです」って言う。


ここで問題になるのは学習元のコンテンツ享受する目的だとダメっていうのが反AIにとっては難しすぎる概念なのか、もしくは都合が悪くて無視されている事情のようなんだけど、「海賊版を作る目的でやるのはさすがにあかんでしょ」ぐらいに考えとくとわかりやすい。

プロンプトに「ドラゴンボールの1234コマ目」と書いたらそのまま切り抜いて返してくれるようなDB作って売ったり誰でも使えるように公開したらそりゃ学習元が差し止めに行けるようにしなきゃいかんでしょ、って話。

で、問題なのはこの3つ目の段階にこの世の全ての邪悪が詰まってるっていう運用なのよね現状の著作権って。

紙の雑誌とか買ってくるじゃん。記事ごとに切っていい感じにまとめてスキャンするじゃん。社内共有ファイルサーバに置いて社内のみんなに見えるようにするじゃん。みんなで見るじゃん。

「いい感じにまとめて」も「スキャンする」も一応ファウルなんだけど「社内のみんなに見えるようにする」が一番のアウト行為なのね。次点で「みんなで見る」がいかん。被害額の算定とかそういう感じでやるじゃん。


なので、生成AIモデルインターネットで配布されています自分PCインストールして動かしてみてプロンプトを工夫したらミッキーマウスの絵が作れた。みんな見てくれ!生成AIはこんなに邪悪です!ってX(Twitter)に貼り付けた反AIの人がいたとするじゃん。

悪いのは「貼り付けた」行為なんすね。ディズニーを傷つけたのは生成AIモデル学習させた人ではなく、手元で生成した人でもなく、ネットに貼って公表した人になる。

あれっすよ、絵師さんの書いたちょいエロ画像フェミさんがRTして広めたのを見て傷ついた女さんがいたとして傷つけたのは絵師じゃなくてフェミっていうやつと類似

でも反AIの人はモデルの生成がけしからんってところから全然出てこないんだよなー。モデル利用者責任っていうところ一切触ろうとしない。というかそこ理解ちゃう活動が成り立たないのかもね。


まあ現状の生成AIサービスローカルPCで動かすのが普通の人にはなかなか難しくて、WEB上でブラウザ越しにサービス触る感じになるから生成と公表発表公衆送信が同時に起きてるように見えちゃうのがいかんのかもしれないね

2024-10-20

anond:20241020155458

いいの?それって

投票しちゃえば差し止めようがないみたいな理屈

それとも、A候補投票しといて、ゴメン増田君の票やっぱなしで!どこに投票してた?ってなったら、はい、B候補ですつって、A候補プラス1票、B候補マイナス1票されるとか狙ってるの?

2024-10-12

旧道を無視して区画整理しないでほしい

史跡に比べると、旧道というものはとかく無視されがちである

特に区画整理された土地を訪れると、その痕跡が一切消去され、キレイな碁盤の目になってたりすると、がっかりする。

史跡にはあんなにも予算が付けられ、維持管理されているのに、旧道の扱いはあまりにも不憫だ。

著名な旧道を含む地域は、この記憶次世代に受け継ぐことができるように、区画整理禁止してはどうだろうか。

現状では、地域歴史があまりにも軽視されすぎている。

というか、発展なんかするなとさえ思う。歴史痕跡を消すことは一切許されるべきではない。

歴史を守ることこそ、その地域存在しうる最大の目的であり、それを失った地域など何の意味があるのか。

国や市町村歴史を守るためには躊躇なく予算を割り振るべきだ。歴史を消す開発は差し止めるべきだ。

私は歴史が大好きだし、その地域人間歴史を愛してやまない人がいるはずで、そういうサイレントマジョリティ無視されてきてると思う。

2024-09-30

anond:20240930204113

勝てなくてもいいか相手負担かけるためにやる裁判のことをスラップ訴訟っていうんだよ。

勝ってんだからその時点でスラップ訴訟じゃねえ。

スラップ訴訟っていうのは、のりこえねっとを訴えたアレみてえなやつのことを言うんだよ。

のりこえねっとが、自身著作権を持つ仁藤夢乃写真勝手に使われてるとして、暇空のYoutube動画著作権違反で差し止めときのアレな。

何をトチ狂ったのか、暇空は「のりこえねっとが雇ったカメラマンに実は著作権がある!のりこえねっとは著作権を持っていないのに動画差し止めをした」とか言い出して裁判を起こして、二回敗訴してる。

2024-09-25

anond:20240925103918

割と真面目に「差し止めは確定的だからこれ以上商業行為をするのは逆効果」みたいな考えの人、理解できないんだよなあ。

じゃあウマ娘なんて大変な事になってないとおかしくない?

パルワールドと組んだソニーも同罪!みたいなのまでいるけど

ウマ娘コラボしてる各社は犯罪に加担してるの?

anond:20240925104651

頭に血が上ってしまってるだけなのかもしれないけど訴えられたらおとなしくしてないといけない、差し止めは確定している、みたいな考えだと今のウマ娘説明つかないんだよなあ。

パルワールド差し止められるまで売り逃げる気だ!

みたいなあれ。

はてブ大量発生してるけどウマ娘にも同じ事言ってるの?

2024-09-20

パルワールド起訴されたと言っても単に「賠償金をふんだくるからな」でしかなくて「こんなゲーム差し止めだ!お前らは業界から追放だ!」してる訳じゃないでしょ

まり任天堂恐怖政治によって業界から多くの可能性が追放されてしまうんだ!ゲーム業界が滅びるぞ!」は大嘘な訳。

パルワールド馬鹿みたいに儲けた利益のうち何割かは失うけど、そでも残った利益は「ポケモンを思い切り真似することに躊躇した並行世界のパルワールドが得ていた利益」よりは多いんじゃないかな?

任天堂は「特許侵害は気軽にしちゃ駄目だよ」と釘を刺してこそいるけど、パルワールドトドメを刺してはいないんだよね。

ここを勘違いして盛り上がっている人達ってIQいくつなんだろうね。

パルワールドの件

任天堂特許権で訴えているけど、本当にそれでいいのかな?

せいぜい幾ばくかの賠償金と、回避設計を強いることしかできなくて、ゲーム自体は存続するし、IPビジネスも止められないよね?

会社ごと潰すとか、ゲーム自体を完全に差し止めさせる算段でもあるんだろうか

本来著作権周りの権利をもう少しどうにか強化する方向に仕組みを持っていったほうが良いと思うんだけど、やっぱり難しいのかな

anond:20240920113448

でも、たぶん任天堂意図としては、そういう展開はすんな、だろ?

キャラ展開を続けるなら、和解が成立しなくて、ゲーム本体差し止めまで行くと思うんだよね。

そうはならないだろ、というのが俺の読み。

性根がクソのポケットペアCEOはともかく、ソニー及び腰になるよ。

なんか特許侵害訴訟話題なんで弁理士が通るよ(追記あり

9/22 更新しました

注1(大事):以下の文章一般的な実務慣行規則適当に述べたもので、法的なアドバイスではない

注2:深夜テンションで書いたので文章がわかりにくい、ゆるして

お前だれ

ぺーぺーの弁理士。一応、知的財産専門家ということになってる(弁理士法1条)。普段特許を取れるように文章を書いたり特許庁の人を説得したりしてる。

言いたいこと

お気持ちメインで特許侵害訴訟なんてしない

今回の件で「はじめは泳がせていたけど調子に乗ってきたからブチぎれて訴訟を提起した」みたいな話が聞こえてきたけど、そんな感情で急に動くわけではないと思う(発言主もそのつもりはないかもだけどそういう風に解釈した人がいた)。

特許訴訟に至るプロセス

・自社特許権を侵害しているかを(リバエンとかして)調査して

・(公にしない状態で)警告状を送ったんだけども、

相手実施を中止したり設計を変更したりしなかったんで

という段階を踏むのが(たぶん)よくある流れだけど、この「調査」というのが手間と時間と金がかかる。

特に弁理士事務所の鑑定とか使うと結構金額になってくる(中小企業だと気になるくらいの金額)。

あと、訴訟は失敗するとしっぺ返しを食らうし、相手が小さいと勝っても「弱い者いじめ」みたいになってしまうしお金も取れない。

なので、「特許侵害確信できて」、「ある程度大きくなった状態で」、「こちらの警告に従わなかった」という条件がそろったのが今なんじゃないかな~と勝手に思ってる。

なんもわかってない状態判例がどうとか言っている人は信用してはいけない

現時点でたぶんなんもわかってないので、今は勝てそうか勝てなさそうかを予想することは無駄だと思う。オープンにされない交渉和解検討もあるだろうし。

あと、どの特許権か分かっても、特許権の権利範囲認定や、侵害認定(アウト・セーフのライン決め)、特許自体無効理由の有無とかの判断もケースバイケースなことも少なくなくてしかもその判断簡単じゃない。

少なくとも実務経験なかったら知財管理2級通った程度では絶対無理

ましてや原告が同じだけの事件を引き合いに出しているのは相手にしないほうがいい。たぶんその人マジのガチでなんもわかってない。

今後の流れ

ざっくりだけど、相手方(被告)はこれから以下を検討するだろうと思う。

①自社製品特許権の権利範囲に入ってないと主張できるか?

特許無効理由存在するか?

ライセンスなどの交渉はできるか?

①②検討して勝てなさそうだったら③かな。

マジの特許ガチ勢の方へ

そんなに間違ったことは言ってないハズですが、おかしなところがあったら言ってください。

QandA(9/22追記

書きなぐった文が思ったより反響あってビビる

有識者と思われる人からのご指摘もいただいて感謝しかないです

主な反響に対する回答をしたい


Q. 訴えるってことは相手方の行為が嫌ってことなので、結局は「お気持ち」では?

A. 「お気持ち」の言葉不明確すぎた、申し訳ない。

特許侵害訴訟は、商標著作権比較して、相手行為が嫌だからってすぐできるものじゃなくて、戦略を練って綿密な準備するのが普通だよ~って話がしたかっただけです。

お気持ち」というのは、カッとなってすぐにやる、くらいの意味で使ってました。


Q. 特許権利解釈侵害認定ってそんなにムズいの?「箇条書きマジック」と違うんでしょ?

A. 「箇条書きマジック」が何を指すのかはよくわからないけど、特許侵害認定ってむしろ「箇条書き」をぶつけ合うイメージがある。

特許権利範囲(どこまでセーフか、アウトかの基準)は基本的に「特許請求範囲」という文書記載で決めるとされていて(特許法70条1項)、特許侵害訴訟では、そこに被告製品が入るかどうかを争う、ということになる。

それで、「特許請求範囲」で発明特定する事項(発明特定事項)は、箇条書きに近い形式記載されることが多くて(特に最近特許)、

その発明特定事項が曖昧で、被告製品がそれに当てはまるか微妙であればあるほど、その発明特定事項の解釈裁判で大きな争点となる可能性が高い。

その曖昧さを見抜くこと、そしてそれに基づいて自分に有利な主張を組み立てるには、どうしても多少の実務経験必要だと思っているんで、そういう点で簡単じゃない、資格(条文の知識)だけでは無理、と言わせてもらいました。

(もちろんその難易度技術分野や具体的な特許の内容によって大きく変わってくると思う)


ちょっと具体例で説明を。◆忙しい人は読み飛ばしOKです。◆


例として、弁理士の嵐田先生が紹介してるこちら↓の特許で考えます

https://x.com/IP_Arashida/status/1836641385476403289?t=OGHEYc6cYKuG2NqadszuSQ&s=06

この特許の「特許請求範囲」の請求項1は、プレイキャラが地上用の乗り物と空中用の乗り物を交互に乗り換えることを可能にするゲームプログラム発明を示している。

この特許では、以下すべての条件(発明特定事項)を満たすゲームプログラム特許権利範囲に入る(実施する権利なければ特許侵害)ということになる。

で、特許侵害訴訟では、その用語意味解釈が争点になることが少なくなくて、例えばこの記載だけを見るとこういう疑問が考えられます

  • 「搭乗指示」って何?キャラクターがゴンドラの床を踏んだだけの場合も含む?
  • 「地上」って何?空中に浮いている島も含む?
  • 「搭乗」って何?鳥の足につかまってる場合オブジェクトの念力で浮いている場合も含む?
  • 「地面に向かって移動」って何?移動中に動く地面が迫ってきた場合も含む?

とまあイチャモンな気もするが、こういう語句解釈いかんによっては、被告製品原告特許侵害するかどうかが変わってくることも少なくない。

なので、権利解釈侵害認定に上手く対応できることは特許を専門とする弁護士弁理士にとって大事資質の一つだと思う。


Q. 被告側の検討事項に設計変更が入ってないじゃん!

A. はい、ご指摘の通りです…すみません

書いたときは、実施開始から設計変更までの賠償責任が残るので、対処として適切ではないと思って外していましたが、和解過程でその責任をどうにかできれば、設計変更をするというのは、差し止められるよりかはビジネスへのダメージも少なくて良い方法だと思います


Q. ソフトウェア特許ってなんでもアリな気がする。結局業界の発展を阻害しているのでは?

A. ソフトウェア特許が本当に何でもアリなのかどうかは私の力ではコメントできない。普段案件では扱っていないし、権利の広さが回避が容易でないレベルなのか、審査がほかの分野と比べて甘いかどうかもよくわかっていないので…


ただ、個人的意見になるけど、特許制度自体が本当に産業の発達に寄与しているのか疑問に感じることはある。

例えば、特許の主な役割として「技術の公開を代償に独占権を得て、他の人は公開された技術に基づいて技術を発展させる」(公開代償説)という考えがあるけど、

特許文章って内容の真実性について第三者のチェックも基本無いし、ノウハウを公開しないために発明を実現するのに必要技術特許庁に指摘されない程度に省くことも少なくないので、この考えには甚だ疑問がある。

あと、権利として使える特許をいっぱい取るには、良い明細書を良い弁理士にたくさん書いてもらう必要があるから、どうしても資金力がある大企業に有利だし、独占を加速させる制度ではあると思う。


今は技術文章でまとめたり特許庁と文章ケンカしたりするのが楽しくてこの仕事をやれているけど、この疑問には向き合わないといけないんだろうな。

2024-09-19

実際、特許権で叩くしかなかったんだと思うよ

anond:20240919122024

でも、理由としては「意匠権著作権は、そういう(増田達が考えるような)権利じゃないから」というのが正しいと思う。

両方とも、キャラシステムを真似されたゲーム差し止められるような性質権利ではない。

 

意匠権

意匠法保護対象は「物品の形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合であって、視覚を通じて美感を起こさせるもの

まり産業製造可能な)リアルの物品のデザインに対して主張できる権利だ。

ゲーム分野の場合キャラグッズが最も近しい事例になるだろう。

 

意匠の出願の際は図面を提出して、「こういうデザインである○○(例えばキーホルダーカップ家具…)に対して意匠権を出願します」という書類も一緒に提出する。

必ず何かのリアル物品のデザインに対して権利を取得するのが意匠権なので、そもそもゲーム内のパクリキャラクターを叩きに行ける性質権利ではない。

 

著作権

著作権保護対象は「著作物」=「文芸学術音楽美術などのように思想または感情創作物表現したもの

まり創作アイデアを具体的な創作物に落とし込んで初めて保護対象になり、アイデア自体保護されない

 

そのためボールらしきものをぶつけてモンスター捕獲する」というアイデアをパクられたとしても、それは著作権法の保護対象ではない。

アイデア自体保護対象とすると、そのアイデアに該当するありとあらゆるあらゆる表現差し止めになりうるため、自由表現活動を阻害するから

モーションをそのまま真似したとか、キャラクターが丸コピとか、何かしらの表現上の類似性がないと厳しいだろう。

そして類似性はとてもロジカル判断されるので、「ただ似てると思った」だけでは厳しい。

 

また、キャラクターの表現著作物として認められるものの、個別キャラクターをいくら差し止めたところで、元のゲーム差し止められなければキリがないのは想像に易い。

ソフト売り切りだった時代ならともかく、Steam時代は当該キャラクターを削除したアップデートを行えば、それで終わりだ。

 

ーーーーーーーーー

まり、「パルワールドポケモンっぽいデザインで気に入らないし意匠権では戦えなさそうだから特許で殴った」訳ではなく、

そもそも意匠権ってそういう権利じゃないんで・・・」って訳だ。

anond:20240919190202

任天堂販売差し止めまで要求していないが

ライセンス料支払えばOK

パル側が「インディーなので見逃してください(^_^)/」っつても、ソニーMSがバックにいるインディーなんざどこにいるんだてめーで終わる

anond:20240919142249

から攻撃に近い差し止めができることが問題なんやろ。

そもそもその特許がそのゲーム全体の8割支えるものだったらパレート的に許されるだろうけど、現実的にそんなものはなく、1-2割だったとしても全面差し止め可能なのが問題防衛というなら、全体の2割支えてる特許なら売ってもいいけど利益の2割出してね、くらいにしないとおかしい。

anond:20240919135259

から差し止め自体目的じゃないってば

侵害行為をやめればいいだけだからその機能を削除するとか別の手段実装するとかできればソフト販売自体はしてもいい

anond:20240919135055

侵害してるから売れてるというわけじゃないか差し止めまでいくと攻撃なのでは?

2024-08-15

あの警察学校指導部長も厳しくて恨まれてたとか?実際はどうなんだろうか

性的暴行逮捕の末に自殺とは

せめて家族には退職金をと判決前に実行したもの差し止めで支払われなかったとか

2024-08-06

島本和彦がやってるんだから二次創作OK

二次創作の話になると、原則違法!金目当てのイナゴパクリクリエイターぶるな!エロは愛がない!みたいな威勢のいいのが出てくるけど、島本和彦ほどの大物が堂々と二次創作同人誌を売ってる実状みるとそんな批判もむなしいと感じる。

今回のルックバック本は藤本タツキ(ながやまこはる)が承認してるけどさ、あれも事後承諾にすぎないわけ。無断で本出したことには変わりないからね(集英社二次創作ガイドラインを設けてないからほぼ確実に無断)。そもそも他の作品同人誌も無断で出しまくってるし島本先生ベテランプロがあれをやって好意的に受け取られるのが風潮なんだから業界的には勝手二次創作つくって金取るのはOKってことでしょ。嫌だと思った権利者は差し止めればいいってだけ。

島本先生のはオリジナリティがあるとか、受け狙いエロ二次創作と一緒にするなとか言われそうだけどさ、個別の良し悪しも外野判断することじゃないよ。だからみんなOKガイドラインがあれば従う、なくてもやっていいけど差し止められたら引き下がる、それだけ守ればOK権利者がちと不利に感じるけど、それである種のバランスがとれてるんだろう。

そんなの認められない!という意見自由から二次創作嫌いな人は大物からきっちり批判するといいよ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん