「冷笑系」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 冷笑系とは

2020-10-19

献血ポスターの一連の炎上に燃やされたこ

めちゃくちゃ今更だが、宇崎のアレで献血行かなくなった

キモオタ絵に耐性はあったが「流石にこれは炎上するやろなあ」と思う側の人間だったので、ネットだと「これぐらい普通だ」みたいな声がデカくてすげえ気持ち悪かった

「いやあの絵は性的に描かれたものじゃん、そりゃ批判はされるだろ」という自分認識について「じゃあ巨乳エロってことですか差別ぅ」みたいなスタンスのやつが一番イラとき

個人的には性的消費自体はどうでもいい

ただ事実意図的に誤認する人間が嫌いだったのと、「着衣だからエロじゃない」の理屈を通されてこれ以上のものが通るようになったら嫌だなと思ったこと、嫌悪感理由だった

更に、表現の自由を主張する人々が表現に関しては慣習や公共良俗を無視した「もの凄くリベラル」な主張をするにも関わらず、少子化理由女性生き方自由否定する人間が多かったのも腹立たしかった

炎上を追いかけてていると、ともかく冷笑系茶化す発言ストローマン論法、行きすぎた個人攻撃が目につき不愉快であった

ともかく「表現の自由を主張する人々」にただならぬ嫌悪感を抱くようになった

そしてキモオタ赤十字の声を代弁し始めてから、その嫌悪感赤十字のほうへ飛び火した

赤十字側は出版社との取り決めか担当趣味かなにかで適当コラボ先を決定し、提出されたイラストを何も考えずに使っただけだろう

それで炎上させたのはちょっと頭が足りない気もするが、始めは赤十字には特に悪感情はいだいてなかった

オタク献血によく行くから偉い。外野は黙ってろ」のような赤十字自由側vs規制側のような分断を煽るような主張を多く目にして、しだいに表現の自由に抱くのと同じような嫌悪感を抱くようになった

自称献血関係者アカウントが女叩きに興じ、それにキモオタが群がるみたいなのも見つけてさらに嫌いになった

そうして、赤十字自体がなんだか嫌なものとして自分の中で認識されてしまった

また決定的なこととして、あるキモオタが「若くて健康童貞の血が最高なんだ」みたいなこと言ってて、それにのっとればあのポスターを支持できない人間献血の呼びかけは<not for you>ってことだよなあと思ってしまった

血もそんなに濃くなく200mlしか取れない自分はまあ要らんのかなと

宇崎炎上のあとも一度だけ献血に行ったが、モヤモヤしてあの微妙優雅空気お菓子、優しい看護師さん、採血(採血が好きなのだ)を楽しめなかった

表現を守るために献血に行こう」みたいな呼びかけも目にして、献血に行くことで間接的に支持を示す羽目になってしまうのも嫌だなと思って完全に行くのをやめた

ポスター自体の悪印象というよりは、炎上を通して差別的な発言嘲笑誹謗中傷、くだらない喧嘩、分断を煽る発言もろもろを目にしてしまって献血赤十字も嫌になった

個人的には、普通あんポスター貼らないだろと思う。小学校に貼れないポスター役所や駅に貼るべきじゃないと思うからだ。ただ、そういう個人的な考えが議論の場に引っ張り出されてイデオロギーに巻き込まれ批判非難対象になるのはすごく疲れる。それはキモオタ側も同じだったろうけれど。

フェミだってキモオタ理解を求めてレスバなんかせずに無視し、粛々と自分のTLで意見表明すれば良かったし、キモオタ炎上しても無視批判表現の自由、ただポスターは貼り続け献血に通うみたいな対応もできたはずだ(実際そのほうが炎上は早く収まるだろう)。しかし、皆発言せずにはいられなかった。自分が「間違ってる」と思ったことに意見表明することをやめなかった。きっと人間イデオロギーから逃れられない生き物なのだ

ただ採血と優しさ目当てに通っていただけなのに、炎上が起きて性的消費だとかジェンダーだとか表現の自由だとか公共良俗だとか果てにはヘイトスピーチ自由にまで、社会の様々な問題について考えさせられるようになったのが嫌だ。献血という他意のなかった行為が、イデオロギーに巻き込まれしまったのが嫌だ。

ジェンダーについても自由についても考えたくない。

現代じゃ性別生き方を大きく左右するし、男女が異なるものである以上、不平等に感じる人は必ず何処かに出てしまうだろう。だから誰しも自分の性のあり方について多少の思うところはあるのが当然だ。でも、仕方ないことだと目をつぶってやり過ごしてハッピーに生きたい。

表現の自由だって素晴らしいが、慣習に沿った社会で守られるものも沢山ある。自由にも不自由にも疑問を抱かずに生きられるならそれに越したことはない。自分の思い通りの社会になるに越したことはないが、完璧コントロールするのなんて無理だから「そういうものだ」と諦めて無難に生きたい。

社会問題を刺激されることで、「無難に生きていた私たち」が実は異なる意見を持つ違う人間なのだと気付かされるのがめんどくさい。だから賛成か反対か、赤か白か問われたくない。献血は私にその問いを突きつけてくるものになってしまった。楽しい献血のために、炎上するようなポスターを使わないで欲しかった。(それに、環境セクハラだと思うこともやめて欲しいし、不快に思うのもやめて欲しいし、感情Twitterに書き込むのもやめて欲しいし、表現の自由を求めるのもやめて欲しいし、批判されるような絵を公開しないで欲しいし、表現に対する批判ぐらい我慢して欲しいし、表現規制我慢して欲しいし、自分論理的だと思い込むのも見苦しいからやめて欲しいし、フェミ不快に思うのもやめて欲しいし、炎上してると意見表明するのもやめて欲しかった。)

社会問題提起するマーケティングなども世の中にあるし、それはあっていいと思う。が、献血はそういう問題を刺激しないで欲しかった。世の中必要以上にめんどくさくしないで欲しい。ともかくわたしの持つ赤十字イメージは落ちた。

楽しく採血されたかっただけなのに最悪の出来事だった。「採血される!しかも褒められる!優しくされる!お菓子ももらえる!」という大人に唯一残された「お注射我慢できたえらいね(つ🍬)」の楽園を踏み荒らされてがっかりである。ヘアドネーションのめんどくささや骨髄バンクハードルの高さなどを考えても見て欲しい。献血に勝るエキサイティングでお手軽なイベントはない。それがイデオロギーに汚されて手放しに楽しめなくなったのがなによりムカつく。

2020-09-21

anond:20200921204806

これに対する「おぞましい」を「フェミによるロリコン差別」って叩くの、ロリコン犯罪者擁護してることになるだろ

「こいつキモ」が作品に対する反応としては正しい

あとピンフ冷笑系であって自由戦士ではないよ

2020-09-18

再送・ツタヤ円盤屋他に出した嘆願書 一部公開

問題提起嫌いの冷笑系は来るな

パート1

嘆願書2020上半期号

ツタヤ様並びに映像ソフト業界の皆様、お久しぶりです。

今回、人類の波瀾万丈期を迎えて初の嘆願書であります

今回は章ごとに構成する形の文といたします。

第1章ーレンタル新規品揃えのこと・1 私たちの信じる作品

俺の嗜好側・奨励側の作品について。

19秋クール放送タイトルである放課後さいころ倶楽部ライフル・イズ・ビューティフル。

2作の入荷により少しはマシになる傾向が感じられてます

問題の角川ビデオ系列でも20冬はプランダラや防振り、IDと19年の入荷チョイスに比べてまともなものになりました。

それに、ヴァイオレット・エヴァーガーデン短編映画も入ってきました。

けど、何か寂しい…

どうしてかって?

角川様が恋する小惑星の全国レンタル屋まんべんない入荷を渋って、

それだけでなくポニーキャニオン様もVEGを俺の長い付き合いの木野店様に入れてくれなかったし。

名前すら出したくないしょうもないレベル作品が入る時には「それを求めるお客様いるから」とか言って、

人気度高い作品入らなかった時は「需要がー予算がー」などとか屁理屈言うのはおかしいんじゃないんですか?

民意軽視じゃないですか。

4年間に映像ソフト業界様とレンタル大元様はどれほどまでの事をして来た?

どれほどまでに俺の行きつけの店のレンタルアニメ新作コーナーを見ることへの恐怖を助長して来た?

民意軽視じゃないですか。

4年間に映像ソフト業界様とレンタル大元様はどれほどまでの事をして来た?

どれほどまでに俺の長年の行きつけの店のレンタルアニメ新作コーナーを見ることへの恐怖を助長して来た?

16年下半期にニューゲーム一期、ステラのまほうが入らず、

17上半期はけもフレ一期、ガヴリールドロップアウト小林さんちのメイドラゴンひなこのーとが…

下半期はメイドインアビス宝石の国ブレンド・Sこのはな綺譚少女終末旅行

18年はVEG、からかい上手の高木さん

宇宙よりも遠い場所

スロウスタートゆるキャン第1シーズン

こみっくがーるず銀河英雄伝説ノイエあそびあそばせのんのんびよりばけーしょん、

うちのメイドがウザすぎる!、アニマエール

19年は私に天使が舞い降りた!、えんどろ、

ひとりぼっちの〇〇生活、世話焼きキツネの仙狐さん、

ダンベル何キロ持てる?、女子高生無駄遣い、

ご注文はうさぎですか?SFY、

そして今年は、恋する小惑星

ごちうさまでもが未入荷の毒牙にかかりやがる程までに悪化してきました…

夏以降は放課後ていぼう日誌やおちこぼれフルーツタルトごちうさ3期にののんびより3期と控えているのに大丈夫か?

2020-09-17

オタク非モテを雑にディスって承認欲求を稼ぐ一部はてサ

ブコメツイート晒すまでもなくバズったブコメの中でオタク非モテを煽らないと気が済まないはてサはどうしてああなったのだろう

最近男性の方がフェミニストよりディスがきついし

冷笑系他人を嗤っていた方々が冷笑を極めて虚無な存在になってるじゃないか

2020-08-12

anond:20200812211322

ここまで急激な路線変更なら、うろたえるのは当たり前のはずなのに、したり顔でこの路線変更は当然とマウントを取ってくるヤツらの腹が立つこと。お前に何がわかるんだ。いい子ちゃんぶってんじゃねえぞクソが。



これこれこれこれほんとこれ。マジでこれ。BBフェス見てた奴等の99%は当然新作アニメで来ると思ってたから完全に意識範囲からダンプカーぶつけられた感じになってたよな。目の前で繰り広げられる光景理解が追い付いてなかった。自分トーク内容全く頭ン中に入ってこなかった。

売れる売れないは置いといて、そりゃあんなん出されたら感情に振り回されますよ。それだけアイカツ!が好きだってことだろ。好きだからこそ感情的になる。

それをさぁ、外野から冷笑系みたいな感じで見当はずれのこと言ってんのはなんなんだ?俺たちがバチ切れてるのはそこじゃねーよボケカスと言いたい。

ただ、今冷静になってもう一度キービジュ見るとさ、悪くねぇんじゃねぇかな…て気持ちも芽生えるんだよ。これは多分アニメキャラデがドンピシャ可愛いからだと思う。いちごから受け継がれた主人公であるアイコン消滅したけど、根底にあるアツい想いはしっかり受け取ったと信じたい。

俺は見届けるよ。

2020-07-30

冷笑系アンチポリコレポリコレ棒振り回す現象

許せない

ポリコレ人間ポリコレ棒振り回してるところにアンチポリコレ人間が突っ込んでいって「それって差別ですよね。反差別を訴える立場としてそれってどうなんですか?」って言うやつ

傍目に見てると、

反差別主義者を名乗る奴が差別をしていて

アンチポリコレ主義者ポリコレ棒で叩いている

このモヤモヤはなんだ。

同じことをしているようにしか見えない。

もちろん反差別主義者ポリコレ棒で人を叩くし、アンチポリコレ差別する。

マジでレベル。目糞鼻くそ

目糞鼻くそなのにお互い見下しあってるのがキモい

個人的に、反差別主義者にひっついて「差別からいけませんよね?」としてる態度が、コウモリのようでアンチポリコレの方がいけすかない。

アンチポリコレを名乗るなら堂々と差別しろ差別何が悪いんだとのたまえ。相手ポリコレなんか求めるな。

と思うから腹が立つ。

それじゃ左翼内ゲバなんだよ。真の右翼左翼相手に「それって差別ですよね」とか言わない。

正々堂々と「パヨク」と呼んで、歯牙にも掛けない。

左翼同士で正義について議論したいなら、お互いを左翼だと認めろ。こっちにくるな。

2020-07-19

anond:20200719200148

当時から冷笑系と呼ばれてたよ。作者の年齢的にも思想としても「しらけ世代」の典型だよ。

今の時代銀英伝を書いたら冷笑系って呼ばれるんだろうなあ。

あれって、考えてみたら、いまリベラルが嫌う冷笑系小説だよね。リベラル系が嫌いだ嫌いだと連呼してる冷笑系小説

民主主義担い手は腐敗し、国民も腐ってる。

やっとリベラル勢力権力を手にしたと思ったら、リベラル系には難局を乗り越える力はなく。

安全圏でのみしか良識派はいられずに国民権利をあっさり捨てる。

国民政府批判するが結局のところうわべだけだった。

あの話、話の筋で見ると極右勢力だけじゃなくて、リベラル勢力も相当痛烈に批判してるので、読むとすごいなあと思う。

それどころか、ヨブ・トリューニヒトは政治手腕としては大したものであり、一度としてリベラル勢力がヨブトリューニヒトに勝つことはなかった。

相当すごい小説だった。

2020-07-16

冷笑系と言われる人と冷笑系揶揄する人と冷笑家を冷笑する人の虚無な争い

ファンも極まれば虚無になるしアンチも極まれば虚無になるしアンチアンチも極まれば虚無になる

2020-07-06

anond:20200706091034

冷笑系は見下されるべき

堂々と安倍を選んで堂々と枝野陣営を打ち破ればいい

anond:20200706090544

この手の惨めな冷笑系もまだまだ沸いてくるんだなぁ

2020-06-23

冷笑系って単に自分たち意見同調しない奴を攻撃するためだけの便利ワードだよな

間内ではこれさえ言えば論破という空気になるから気持ち良くて何度でも使いたくなるんだろうけど

冷笑系は不健康、高死亡率、自己肯定感が低く経済的に困窮

しているという先行研究(1992, 1997, 2000, 2016など)を踏まえ「冷笑系認知機能が劣り、学力が低い」という論文が出てしまった

もっとオブラートに包んでやればいいのに…

ちな調査対象は30ヵ国20万人な、日本人がどうこうとか関係いか

マジで今のインターネット「あああ!!敵対陣営のひとりがこんな酷いことを言った!!!叩け!!」の無限ループだよな

こういうこというと「あああ!!冷笑系!!!叩け!!!」ってなるし こんなんで良く政治に興味持てとか言えるわ 無理だよ全員このパターンキチガイなんだもん

アホがよく使う中立とかぬるいことを言うな冷笑系論法、必ず敵に回るようにしている。なぜそれをやって味方になってくれると思ったのか。

2020-06-12

anond:20200612191011

そうやって人を冷やかし続ける冷笑系で居続けるつもりか?

熱くなって入り込む人にならないと何事も成せずに外野野次るだけの人生になるぞ

熱くなることを馬鹿にしていたら後悔するのはお前なんだよ

ああ俺はなんて親切なんだ、だがお前はこれをシャレか何かだと思って少しも真面目に受け取らないんだろう?

ああそうだ、どうせ人間は変われない。

パチンコ中毒者はどれだけ周囲に怒られようとやめられないようにな。

お前もそういう状況に陥っている可能性がないか

冷笑という中毒に。

2020-06-06

ジャンプ(的作品)の王道鬼滅の刃について

思いついたことを書くだけ。

旧来のジャンプ少年漫画王道文法と呼ばれる要素の一つに、社会性のない獣のような主人公が成長して(ある程度は)人間的になっていくというものがある。ドラゴンボールスラムダンクキングダムとかチェンソーマンとか色々。約ネバもかな?

成長前の主人公がそういう風に書かれるのは、少なくとも文法成立の初期の頃は、子ども(クソガキ)のふるまいを誇張して描いていたからだと思う。

元はそういう子ども向けのコンテンツで、読者は主人公のふるまいや考え方に感情移入していた。

具体的な対象者は、まずは小学校低学年くらいの階級構造あやふやな時期の子ども全体。彼らの世界は上も下も決まってなくて、全員がわがままで、ボスザルになれる可能性を秘めている。

次に、小学校高学年くらいの、ボスザルに憧れることができるレベルの、ガキ大将文化圏強者群。ここでナードや賢しらぶった子ども(=ガキ大将文化圏における弱者)はふるい落とされる。

中学校以降となると階層構造はどんどん細分化されていって、真の意味感情移入できる人間はごく一部である

その頃には二次性徴とか諸々により価値基準が変わってきて、ガキ大将主人公感情移入できてる奴の方がやばいわけだが、それはここでは置いとく。

中学生以降になっても(むしろなったからこそ)そういうガキ大将主人公漫画を楽しめるのは、他人事フィクションとして楽しめるようになるからである。だから女子中学生ジャンプを楽しめるわけだ。

感情移入はいかないまでも、まぁ話は面白いしいいか、ってなものである

ところで、鬼滅関連の記事Twitter投稿か何かで見たのだが、今の小学生ジャンプを読まないそうである。何を読んでいるのかというと、コロコロとかだそうだ。ジャンプ中学生のお兄さんやお姉さんが読む雑誌らしい。

個々の能力にもよるだろうが、小学生くらいだと感情移入できないと物語を楽しめない子が多いだろう。(感情移入ほとんど無くとも物語を楽しめる小学生は、漫画雑誌など読まなくても他のフィクションを楽しめるのだ)

まり、今の小学生ジャンプ主人公感情移入できないのである

ジャンプ王道(やエロ)を楽しくありがたく読んでいるのは、中学生中年のお兄さんやおっさんなのであるしかし、彼らも感情移入して読んでいるわけではない。(そういう人間いるかもしれないが・・・

ちなみに、ナードと賢しらぶったガキと女の子、お姉さん、おばさんは、名探偵コナンを読んだ。基本は頭脳であるコナンアンチガキ大将な者たち(今やそちらの方が多数派である)を取り込んで覇権を取れたのだ。

また同時に、お姉さんやおばさん、爽やかな男子諸君スポーツをやる作品を好んだ。乱暴ではないが、パワーが正義であり、勝ち負け目標がはっきりさせやすい。そういえばコナンボールを蹴ることがある。

不幸なのはスポーツものが今どきのほとんどの人間にとってファンタジーであることだ。とりあえず野球やろうぜってな時代ではないので、真っ当なターゲット食指を伸ばさず、結果としてスポーツもの非公認ソフトBLとして扱われることになった。

ここで鬼滅である

炭治郎(主人公)は作中で関わった人物のほぼ全員から愛され慕われている。

主人公普通に頑張っていたらみんなにモテモテ、などというとまるでなろう小説のようだが、炭治郎は精神性も行動も実に真っ当であり、納得感があるのだ。

炭治郎は無知田舎者だが(そこが"王道でありながら"と言われる所以かもしれない)普通社会性はあって、道徳面では模範的とすら言える。人として備えているべき慈愛に満ち、努力家で、真面目ながら寛容。

彼は人間としてシンプルに魅力的で、そばにいてほしいタイプなのである

不思議なことに、フィクション特に少年漫画)において最初から人間として魅力的な主人公というのは中々いない。なぜか。

主人公はどこかしらに問題を抱えていて(社会常識がないとか非モテであるとか)、それを解消していくことが成長であると、文法によって決められたからだ。漫画ではなくとも、物語というのはそういうものである

良い映画主題は「自分は何者なのか」という問いかけに収束すると何かで読んだ。これは人々が普遍的に感じている(感情移入できる)哲学的命題であって、映画の中では様々なドラマを経て主人公なりに「自分は何者なのか」という答えを見いだす。

それに依ると、鬼滅にこの主題はほぼ存在しない。主人公の家に伝わる教えによる未知の能力というフックは途中に入るものの、その話題は全く重視されていない。

炭治郎は、そんな大げさな悩みを持ったりしない。「俺はこんなものだ」と割り切って「自分にできることを真面目にやろう」なんて考えている。目的は常に「妹を人間に戻すこと」という、哲学的でも何でも無い現実的な物でしかない。

インターネットの影響は大きい。宣伝だとかバズだとかの話ではなく、インターネットが人々に与えた影響だ。

今やネットによって全世界基準自分順位のようなもの何となく分かってしまうようになった。自分より強い奴は山ほどいて、社会に向かって怨嗟の声を垂れ流している情けない大人もいっぱいいる。

自分は何者なのか」が主題として機能しなくなってしまった。「俺はこんなものだ」と思わざるを得ない社会なのだ

の子ども達にとって、どうあがいても未来は暗いのだ。それがもう嫌と言うほど目に見える今の世界で、獣が人間になり大望を成し遂げるというフィクションファンタジーに過ぎるのである

一方で、目標に向かって自分ができるだけのことを精一杯やっている炭治郎の愚直さは真似できそうである。そして、作中ではその姿がひねくれた大人(柱)たちを無言のうちに説き伏せ、主人公応援する側にシフトチェンジさせる。

今の時代大人子どももみんな人間関係に疲れている。努力が報われ、ついでに周辺環境を居心地良く改善していく姿は誰にとっても魅力的に映るだろう。

慈愛に満ち、努力家で、真面目で、他者に寛容な人間というのは、既存作品では大体理不尽な目にあってきた。

それがモブであれば理不尽死ぬ役だし、ネームドであればトラウマを負って冷笑系とか陰のあるタイプになった。それらの作品主人公わがままであり、理不尽に負けない強い者であって、慈愛や寛容は弱さであった。

炭治郎は、物語最初最初理不尽な目にあって復讐を誓うわけだが、それでも慈愛と寛容、真面目さを失うことはなかった。むしろ、それしか持っていないと自分で言っている。

炭治郎の師匠たる鱗滝さんは、初見の炭治郎のことを評して「こいつは優しすぎてジャンプ主人公にはなれない」というようなことを言っている。(曲解ではないと思う)

その鱗滝さんの薫陶を受けた最も優秀な弟子であるところの錆兎は、炭治郎とは真逆で非常にマッチョジャンプ主人公思考である。「男なら死ぬ気でやれ!優しさな不要!」みたいな感じのことを言いながら急に殴りかかってくる。

炭治郎はその錆兎に努力の上で勝利して修行編は終わり、かくして時代に即した新タイプ主人公が生まれたのである

彼は修行の後の最初の試練で打ち潮(修行によって身につけた特殊な技)を繰り出し、「俺にもできた。修行無駄じゃなかった」と涙する。いい話である

アニメ派の人にはネタバレになって申し訳ないのだが、錆兎が死んだ理由他者を生かすためであった。古い主人公時空に生きる錆兎は、慈愛と優しさを持っていたが故に理不尽な死を遂げたネームキャラだったのである

鬼滅が女性人気を得たのもむべなるかな。

自分の子どもでも彼氏でも旦那でも父親でも、乱暴で直情的な猿よりも真面目で優しい男の方がいい。(比較である個人趣味は置いておく)

男は猿だった時代を楽しむこともできるわけだが(何なら郷愁を感じもする)、ほとんどの女の子は猿に迷惑をかけられたこしかないだろう。なお、一応言っておくとワイルド系とかオラオラ系と猿は違う存在である

旧来の主人公的な存在といえば、伊之助はまさにソレである。どうやって感情移入するんだと思うかもしれないが、たぶん昔の子どもは彼に感情移入できていたのだ。

実際、伊之助はサブキャラとして一つの人気を確立している。普遍的人間的成長のカタルシスを端々で見せるからであるほわほわ

ただし、伊之助には旧主人公的でないところもある。それは顔が良いことである

伊之助は全く以て迷惑嫌われ者の要素しかないキャラなのだが、顔の良さがギャップになるのか、女性人気が結構高い。実際、アニメの実況では14話で顔が出た瞬間に手のひらを返して興味を持ち始めた人を結構見かけた。

顔がいいだけの生意気なガキが、成長して徐々に素直になっていくのである。そりゃ人気もでる。

一方で、旧来の猿型主人公というのは特段美少年だったりはしない。たぶん、見た目は本質的な魅力ではないという思想があるんだろう。男はロマンチストなのである

炭治郎は今のネット時代に即して「自己を保ち、できることから愚直に始めなさい」と示した。そうすれば、今の自分なりに良いところまでいけるはずだし、周辺環境をよくできる(かもしれない)というわけだ。

元々時代に即しておらずいびつだった"王道"にメスを入れて見事解体して見せた鬼滅であるが、果たして続く作品は出てくるだろうか。

視野が広くなったが故に個人レベルではむしろ可能性が閉塞されたネット時代である。この時代に生きる子ども達に未来への希望を与える作品が現れれば良いと思う。

2020-06-01

安全日本から煽りまくってる冷笑系陰キャの皆さん・・・

2020-05-30

正義暴走がー」とか言っている冷笑系2ch(あえてこう表記する)・ニコニコ世代の奴ら、自分認定した「馬鹿」に対する誹謗中傷嘲笑マジで半端ない

結局あいつらが育んだものは、知性ではなく罵詈雑言バリエーションくらいだな。差別意識根深い。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん