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2021-03-02

選択夫婦別姓はもう絶望

選択夫婦別姓の導入が進まないのは、これがイデオロギー闘争になってしまっているかである

選択夫婦別姓は、伝統的なイエや専業主婦家庭が減少し、同時に夫婦共通の姓を持つことの合理性が減少し、他方で不合理性が増えたことが最も大きな理由である。妻が文字通りの「家内」で、家族代表して家の固定電話に出る時代には、同姓は確かに合理的だったが、こうした風景はもはや既に過去のものになりつつある。選択夫婦別姓否定的女性国会議員たちも、当たり前のように戸籍仕事名前を使い分けている。夫婦同姓の強制が、現実社会生活にとっては不便で不合理なものしかないことは、保守派にとっても自明なのである

それにも関わらず、保守派選択夫婦別姓に強行に反対するのは、これが純粋イデオロギー的な問題であることを意味している。保守派家族のありかたにこだわるのは当然として、離婚中絶育児介護性別分業など、様々なより重要と思われる論点がある中で、日本では強制夫婦同姓を守ることが保守派生命線になってしまっている。つまり保守派がなぜ夫婦同姓に異常なまでに固執するのかと言えば、敵対する左派リベラル派が従来の家族モデル批判する文脈で別姓を推進しようとしている(ように見える)から、というのが根本的な理由である

夫婦別姓問題イデオロギー闘争にしてしまったのは、リベラル派にも少なから責任がある。世論とくに若い世代夫婦別姓容認に傾いているが、それは人の生き方価値観への押し付けや介入を嫌がるようになっていることが大きい。なので、伝統的な家族規範に対する批判の声をあまり強めてしまうと、それも若い世代には「特定価値観押し付け」に映ってしまうことになる。夫婦別姓推進派には、「頭の古い政治家は退場しろ」という声が多いが、選択夫婦別姓に賛成する若い世代の多くは、そういう攻撃的な物言い生理的に嫌っている。なので、野党リベラル知識人への積極的な支持は大して広がらない。

選択夫婦別姓の賛成派は数こそ多いが、伝統家族観を積極的解体したいという左派リベラル派の思いとは逆に、大部分は「価値観押し付けを嫌う」「強制的同姓は日本だけ」というきわめて消極的ものなので、組織されておらず政治的には強くはない。対して反対派は、これが保守生命であるとして、死に物狂いの姿勢を見せている。日本会議のような強固なイデオロギー組織草の根運動を展開している。

菅政権選択夫婦別姓消極的になっている。民主党政権象徴されるように、政権内の「内輪揉め」は支持率を激減させる。自民党内の選択夫婦別姓への反対勢力は、政治生命を失ってでも反対するというほどカルト化してしまっている。だから無理に進めれば、このカルト化した反対勢力が騒ぎ出すことになり、「菅首相リーダーシップがない」という印象を与えてしまうことは確実である。とくに支持率が低迷している現在は、もう絶対に手が出せなくなってしまったと言っていいだろう。

選択夫婦別姓導入は、立憲民主党中心の政権が成立でもしなければ絶望的に不可能である。つまりほぼ絶望と言っていい。

追記

丸川珠代福島瑞穂国会のやりとりを見て追記

福島瑞穂は、夫婦別姓問題イデオロギー化してしまった元凶だと思っているので、いつまでもこの人を先頭に立たせてはいけないと思う。夫婦別姓を望む当事者も、必ずしもフェミニストではないのはもちろん、伝統家族規範が好きとか嫌いとか、そんなことを問題にしているわけではない。多くは、通名戸籍バラバラな現状を変えてすっきりさせて欲しいというだけであり、あるいは、生まれた姓にこだわりや愛着があるとか、両親の姓を失いたくないといった、より保守的な理由による賛成派も多い。

夫婦別姓のような、それで特に何かがよくなるわけでもないイデオロギー問題より、シングルマザーや中高年独身女性貧困問題とか、もっと臭い問題のほうでアピールすべきじゃないだろうか。既にやっていると言われるだろうけど。

2021-03-01

anond:20210228223004

書いてる方もその女の子を嫌いになれなかった内の1人なのかと思ったけど、これってマジで恨んでるのかな。煮え切らない男が元凶だろうしそっち意識が向きそうだけど女の方に執着してるの何でなんだろう。

anond:20210228210606

他の銀行と比べてというか外銀との比較になってしまうが

解雇規制がすべての元凶しかいいようがない

第一システム要員の問題

大規模システム開発時の人員正社員で雇っても、開発終了後の処遇に困る

構造的に外部協力会社下請けに出す仕組みから抜けられない

銀行システム部の仕事納期管理外注費要管理がメインの仕事で、技術的なことも業務知識他人任せ

第二に出世しなければ報われないということ

同一役職ならほぼ同一賃金終身雇用なのだから外銀みたいに儲かったら多額のボーナスがもらえるわけではない

能力があろうがなかろうが出世してしまえば給料は上がるし権力も振るえる

そうなるとプロダクトの最適化のために努力するよりも、自分出世最適化するために行動するのは当然

解雇規制があるからといってリストラをやらないわけではない

追い出し部屋のような非合法退職勧奨が導入され、陰湿いじめがはびこる

解雇規制など撤廃したほうがいい

2021-02-25

嫌いなアカウントを見てしま

愚痴垢を見ない対処法がほしい。たまに思い出して見に行ってしまうのをやめたい。

原因は多分暇だから。なにかしたほうがいいんだろうな。

そもそも愚痴垢なら非公開にすればいいのに。いや、自分で見に行っているのに他者に求めるのは話が違うかも知れないが。

本当に、たまに思い出して見に行ってしまう癖をやめたい。マジで

そもそも最初よく分からない愚痴垢に難癖引用RTされたせいで愚痴垢の存在を知ってしまたことが元凶だと思う。マジでやめて欲しい。見たくない界隈を見せないで欲しかった。こっちは検索避け有りでツイートしたのにわざわざ無しの名前まで出してきたから今思えば本当に性格悪い垢だったな。ああいった垢は消えて欲しい

追記

ミュートも出来るし(たまにすり抜ける)ブロックも何回もしたけど、一回ああいった界隈を知ってしまうと怖いもの見たさで見てしま

また晒されてないか、何か言われてないか不安になるときもあれば、単純に気になって見てしまときもあるし。

やめられない。思い出したかのように検索してしまうの怖すぎる。

若干中毒なのでは?と思うくらい。

もちろん不毛だし見た後は必ず後悔してるから見ないようになりたい。

インターネット断ちは難しいけどツイッターならいけるかもしれない。今度挑戦してみる

2021-02-23

ツイフェミを観察して大まかな生態が分かってきたので記したい。

Twitterにいるフェミニスト自称している人をリスト100人ほど入れて暇な時に眺めているのが趣味だ。

そこで得た気付きをここに記す事で共有していきたいのがこの増田目的だ。


1.主婦ツイフェミ

ほぼ朝から深夜にかけて生息している。

朝起きたらまずニュースRTから始まる。そして知識人のようにツイートをするが専門家ではないので内容は全く的を射ないのが殆どだ。

一人ワイドショーが終われば次は子供旦那に対する不満や愚痴が始まる。殆ど似たり寄ったりなのでこればかりは全世界主婦さんお疲れ様ですとしか言えない。

しかしここで子持ちか子持ちでないかで傾向が若干異なってくる。子持ちは国や家族の将来の不安などを視野に入れているのかどこか現実的な部分が見られる。

子供持たない主婦旦那への不満が多く、現状ばかり文句を言っていて若干お姫様体質が多いように思えた。

そして旦那家事をやってくれない系のツイートにはどちらも食いつきが良い。お前昼はずっとTwitterソシャゲドラマばっかして家事してないだろって主婦主婦?)もやたらと食いつく。

中には旦那だけは好きだけど他の世の中の男性はマジファックだという主婦もいる。不思議な事にメンヘラを患っている率が高いので旦那パートナーってよりご飯を食わせてくれる人形として見ているかもしれない。


2.アダルトチルドレン系ツイフェミ

アダルトチルドレン(以後AC)という言葉自体を聞くの久しい人がいるかもしれないが今も深刻な問題として力強く根付いているのである

から愛情不足、または親の不仲、離婚などから来る結婚に対する不信感が拗れた結果ツイフェミに目覚める人がわりかしいる。

中には父親から暴力トラウマ男性のものを心底から怯えてしまっている人もいて、それは可哀想だとは思う。

しか結婚というより男女の恋愛に対して不純なものと見なしてしまう人も一定数いて、そこから極端となると反出生主義に走るケースも見られる。

このACツイフェミの多くはこの世に対する憎悪や怒りが根底にあってそもそも私がこんな目に合うのはこの家父長制が全ての元凶なのだと、それによるホモソーシャル女性性的搾取する強者こそが

我々の敵であり打ち倒せばきっと平和世界が訪れるのだろうという分かりやす魔王を作り上げる事で自分を奮い立たせている。

から自分人生がどうしてこんなに幸せになれないのかという思考が前提にあってフェミニストのいう男女平等とかは彼女らにとってはどうでもいいように思える。正確にはフェミニストではないかもしれない。

だがそれでも彼女らは自分魔王を倒しに行く正義の味方なのだと振舞っており、もし彼女らにとって都合の悪い情報が入ってもそれは一切見ないようにして

男性でも弱者はいるという現実彼女らは絶対に認めようとしないのである男性の時点で加害者であり魔王なのだという前提が彼女らの心の支えになっているのだから

親の都合で不幸になるのは同情するし、出来る事なら幸せになって欲しいのだが他人弱者を見て見ぬふりをしたり踏みつけて良い理由にはならないのもいつかは気づいて欲しい。


3.腐女子フェミニスト

はっきりいってこの生態はクソオブクソである

腐女子なので男性向きの漫画アニメを好んで摂取している傾向にあるのは言うまでもないが

男性ターゲットにしたからこそのセクシー描写に対してやたらと厳しいのである。その時にお決まり言葉が「この作者古い価値観のままで、アップデートしてない・・・」だ。

ちなみに俺はセクシー描写ぐらいはいいと思うが、セクハラ描写に対してはやや否定的立場なのでラッキースケベで胸を掴んだりとかはどうなんだろうとは思うし

何よりも権力を利用して相手身体を弄ぶようなパワハラでもあるセクハラが俺も到底許せないと思う。こればかりはセクハラ文句を言う腐女子立場理解できる。

ところがその男女間のセクハラにやたら厳しいはずの腐女子がハマっているコンテンツやその二次創作を目にすると何とも驚くのが

セクハラしまくりなのである。胸をまさぐるし、しか上司立場を利用して部下を脅したり(逆もあるけどそれは割愛)と権力によるセクハラ普通にまれているのである

純愛からいいんですといってもどう見ても相手嫌がってるんですがそれは。フィクションからいいんですといったらさっき上で言ってた女性へのセクハラもいいんですってなるぞおい。

そう腐女子フェミニストはとにかくダブスタしまくりである自分の言った言葉が見事に自分がやってる事に刺さりまくりなのである

しか腐女子はそれを絶対に認めようとしない。BL尊いだとか素晴らしいとか強引に理屈をつけて男性が考えるセクハラとは違うんですと開き直ろうとしている。

それ以上に厄介な問題もある。鍵をかけているのならともかくとしてTwitterというオープン世界で腐トークを撒き散らすのである

文が得意とする腐女子は長文感想(ツリー10個ほどある)垂れ流したり、絵が描ける人はドキツイ二次エロを放流したり、それに対して絶賛しまくる腐女子

女子の中でも腐女子お気持ちが本当に強すぎるのである感情が魂と直結してしまっているのだろうかとにかくいきなりお気持ちを爆発するので周囲にとっては自爆テロに等しいのである

腐女子は学級会を行って度が越えた行為発言は控えているとはいうがSNSが浸透してからはその自浄作用はぶっ壊れているように思える。

二次元の男性は好きだけど三次元の男は嫌いですというのはオタク特有理由だろうからそれは別にいいとして

BLというのは実際に男性性的搾取するのが前提のコンテンツなのは間違いはないし、ましてやゲイではないキャラクターを強引にゲイにして入れるか入れられるかの組み合わせにするのは正直どうかと思う。

はっきりいってBLは多くの人に見逃されているコンテンツともいえる。ポリコレで言えばグレーすぎるしもしもゲイ達が立ち上がってBL反対運動なんて起こせばBL簡単に吹き飛ぶのである

地上波BLドラマが流れても不快だ!セクハラだ!と怒る男性はいたのだろうか?嫌なもの観ちまったなとそのまま黙って終わるのが殆どではないだろうか。

はっきりいって腐女子はよそ様のコンテンツに物申せる立場ではないのだ。更に言えばフェミニストという視点からでも一番遠い立場にいるのが腐女子なのだ

それなのにフェミニストですが何か?って厚顔無恥腐女子がなんと多い事か。フェミニストでもなくむしろ足を引っ張っている立場だというのに。

BL好きならばゾーニングを心がけたり、SNSのようなオープン場所下ネタだらけのトークなんかせずにその専用のアカウントを作って鍵をかけて欲望を吐き出したりと色々と工夫はあるはずだ。


他にも風俗嬢メンヘラなどの生態もいるが長くなったので一旦ここで区切りたい。

良きTwitterライフを。

続き→ https://anond.hatelabo.jp/20210228202822

2021-02-16

anond:20210216113256

ここが元凶

パイプカットがどうだのって、フェミ増田は見たこと無いから盛り上がってるなw

これが負け組女のリアルか…

2021-02-14

バレンタイン女性蔑視元凶

チョコがいっぱいもらえるイケメンは女はチョロイと思うし、チョコもらえない非モテはそれを見て女はゴミクズと思うし、女性蔑視やめろと言う女は諸悪の根源バレンタイン問題視すべき。

2021-02-13

anond:20210213175037

小泉がむしろ今の氷河期世代を生んだ元凶

口先だけがうまかったから逃げれただけで、そのつけを払ったのが麻生

2021-02-12

必読書コピペマジレスしてみる・海外文学編(1)

方針

ホメロスオデュッセイア

イリアス」は捕虜奴隷女の配分をめぐった交渉がこじれた結果、勇者が拗ねて戦場に出ず、味方がどんどん死ぬところからスタートするので、昨今の倫理観から問題があり、神話初心者にはこっちをお勧めしたい。「オデュッセイア」も家で待っている妻を忘れてよその女のところで数年過ごすが、まあ魔法をかけられていたということでこっちのほうがマシだ。舞台もあちこち移動するから飽きないし。

ユニークなのは劇中劇的にオデュッセウス時間をさかのぼって事件の進展を語る箇所があることで、ホメロス時代にはすでに出来事が起きた通りに語る手法が飽きられ始めていたのかな、と想像できる。

実は「ラーマーヤナとある共通点があるが読んでみてのお楽しみ。

旧約聖書創世記

聖書はなんせ二千年前以上の宗教書から原典に当たる前に基本的出来事の流れと時代背景や当時の常識理解していないと読解が難しい。当時のユダヤ民族偏見も混じっているし。加えて、ところどころ立法全書的に当時の習慣や禁忌を延々述べる箇所があり、通読はさすがにできてない。新約聖書だけは何とか意地で読破した。

ところで、どうして「創世記」だけを取り上げたのだろう。たとえば物語として盛り上がるのは「十戒」の「出エジプト記」だ。「ハムナプトラ」とかでエジプトが悪役になるのは大体これのせい。いきなりこれにチャレンジするのなら、手塚治虫聖書物語のほうがいいかもしれない。

ソポクレスオイディプス王

犯人探しが不幸を呼ぶことからミス的な要素もあるし、ギリシア神話の「不幸な運命を避けるために必死になって行動した結果、結局その運命を呼び寄せてしまう」というアイロニーが大好きな自分としては、その典型例なので好物だ(予言鵜呑みにした結果ドツボにはまる「マクベス」も好き)。

これが面白かったら、アイスキュロスの「オレステイア三部作」もおすすめしたい。何世代にもわたる恨みの念が恵みの女神として祀られることで鎮められるというモチーフは、異国のものとは思えない。

唐詩選』

一般教養唐詩の授業を取ったので岩波文庫でぱらぱらとめくった覚えがある。なにぶん昔のことなので記憶曖昧なのだが、はっきり覚えているのが王梵志の「我昔未生時」で、天帝に生まれる前の時代の安らぎを返してくれるように願う詩だ。当時は反出生主義が哲学思想界隈でここまでホットトピックになるとは予想してはいなかった。

他にいいな、と思ったのは杜甫厭戦歌「兵車行」。

ハイヤーム『ルバイヤート

酔っ払いの詩。酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞーという内容。著者は文学者であっただけでなく天文学者数学者としても知られるが(三次方程式を解いた実績がある)、ここで展開されている詩はひたすら現世の美しさとはかなさをうたったもので、酔っ払いは世の東西を問わず、というところか。イスラム世界の厳格なイメージをひっくり返してくれるので面白い。ガラン版のアラビアンナイト高野秀行の「イスラム飲酒紀行」とあわせてどうぞ。

ダンテ神曲

フィレンツェ追放されたダンテが苦しみの中生み出したキリスト教最高峰文学のはずだけれど、とにかく気に食わない政敵地獄でめちゃくちゃな責め苦に合わせているところを面白がる下世話な楽しみ方ができる。地獄にいる人物聖書ギリシア神話歴史上の人物も多く、ヨーロッパ歴史文学をざっくり知っているとダンテがどれだけやりたい放題やったかがわかるので愉快。

ただし、地獄編の続きの煉獄編・天国編はキリスト教哲学をかじっていないと結構しんどく、しか風景が山あり谷ありの地獄と比べてひたすら恵みの光が明るくなっていくだけなので、絵的に面白いのは地獄のほうだ。

ついでに、ヒロインがかつて片思いをしていたベアトリーチェという女性なので、ベアトリーチェの美しさを歌う箇所も下世話な目線で楽しめる。妻帯者の癖に未練たらたら。

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

未読。後述のラテンアメリカ文学とかジョイスとかは読んだんだが、そこに出てくる過剰なものや糞尿譚も結構楽しんだので、いつかは読みたいと思っている。

シェイクスピアハムレット

四大悲劇と「ロミオとジュリエット」はざっくりと読んでおくと、いまにも受け継がれているネタ結構あることがわかって楽しいし、意外と下ネタオンパレードなので当時のイギリス人に親しみを持つことができる。ついでに上記のうち二作は黒澤明映画元ネタでもある。

興味深いのは、劇中劇というかメタフィクション必然性を持って登場することだ(父を殺した叔父の目の前で、その殺人の場面そっくりの劇を演じて動揺させるシーン)。すごく先進的だ。かっこいいぞシェイクスピア

セルバンテスドン・キホーテ

基本的には正気を失ったおじさんが繰り広げるドタバタ劇で、下巻では著名になったドン・キホーテからかう公爵夫妻までも出てくる。これだけだと精神を病んだ人をおちょくる悪趣味書物だとしか思えないのだが(というか最初時代遅れの騎士道精神批判するために書かれた)、昨今はドン・キホーテに同情的な解釈が主流。最近テリー・ギリアム映画化した。

スウィフトガリヴァー旅行記

自分が道を踏み外した元凶。誰だこんな子供人間嫌いにする本を児童書の棚に並べたのは。クレヨンしんちゃん夕方アニメにするレベルの蛮勇だ。四部作だが、最後の馬の国では人間という存在醜悪さをこれでもかと暴き立てており、おかげさまですっかり自分人間嫌いで偏屈な人になってしまった。作者の女嫌いの影響を受けなくて本当に良かった。

とはいえ、当時のアイルランド支配はこれほどまでの告発の書を書かせるほどひどかった、ということは知っておきたい。

スターントリストラム・シャンディ』

夏目漱石吾輩は猫である」に出てくる。基本的にはふざけた話であり、著者が自分誕生から一生を語り起こそうとするがなかなか著者自身誕生せず、しか物語の進捗が遅いせいで半年ごとに本を出す約束なのにこのままでは永遠に現在自分に追いつかない、みたいな語りで笑わせてくる。挙句の果てに著者が途中でフランス旅行に出かけてしまう。英文学というジャンルがまだ黎明期なのに、こんな愉快なのが出てくる懐の深さよ。

だが、これだけふざけているのに、登場人物の一人がうっとうしい蝿を「この世の中にはおれとおまえと両方を入れる余地はあるはずだ」といって逃がしてやるシーンはいい。

サド悪徳の栄え

未読。「毛皮を着たヴィーナス」と「眼球譚」は読んだんだが。バタイユどんだけおしっこフェチなんだよ。自分もお尻とかブルマーとか競泳水着が好きだから笑わないけどさ。

ゲーテファウスト

個人的にはとても好き。人生できっと何かを成し遂げられるはずという万能感ある思春期に読みたい。主人公行為は決して褒められたものではない。様々な悪事を働き、幼い少女妊娠させたうえ捨ててしまう。このシーンのせいで、もしかしたら二十一世紀には読み継がれない古典になってしまうかもしれない。しかし、主人公最後にたどり着いた境地の尊さの価値は失われることはないと信じている。現世で最も美しい瞬間とは何か、あらゆる物質的な快楽を手に入れた主人公が見つけた答えを読んでほしい。後半はギリシア神話を知らないとつらいかもしれないが、そのためにギリシア神話入門を読む値打ちはある。

スタンダールパルムの僧院

未読。同著者の「赤と黒」は貧乏青年がひたすらのしあがろうとする話で、あまりピンとこなかったのだが、文学サークルの友人から最近来たメールに「訳者を変えて再読したら面白かった」と書いてあった。

ゴーゴリ外套

さえないかわいそうなおじさんが好きなので好き。ロシア文学というものは、名前がややこしいうえに同じ人物が様々に呼ばれるので敬遠されがちなのだが(イワンが何の説明もなくワーニャと呼ばれるなど)、登場人物メモしたり、ロシア人名の愛称の一覧を頼りにしたりして飛び込んでほしい。このハードルさえ超えれば最高の読書体験が待っていることは保証する。ロシア文学はいいぞ。

ポー盗まれた手紙

ポーは大好きなんだけどどうしてこれを代表作に選んだのかはよくわからない。個人的には王道の「黒猫」とか「アッシャー家の崩壊」とかを最初に読むのがいいと思う。中学生の頃、狂気や暗鬱さにどっぷり浸っていた頃に読んだのだが楽しかったし、作中の詩が今でも世界で一番好きな詩のひとつだ。ちなみに、東京創元社ポー全集には、ポーユーモア作品もいくつか収録されており、意外な顔を知ることができる。もっとも、今読んで面白ジョークかどうかまでは保証しないが、こじらせ文学少年文学少女としては必読か。

エミリー・ブロンテ嵐が丘

最高の昼ドラにして非モテ文学。俺は愛されずに育った、俺は永遠にからも愛されない、だから他人幸福破壊してもいい、的な気分に一度もでもなった人は何としても読んでほしい。

メルヴィル白鯨

スターバックスコーヒー元ネタ

映画マチルダ」の中で児童書に飽きた天才少女がこれを読もうとする場面があるんだけど、これ小学生が読む本じゃないだろ。単純に難しいのではなく、とにかく話が脱線しまくる。まともにストーリーが進まずに、著者自身クジラに関するうんちくが延々と続く箇所もある。雑学隙の自分は楽しく読んだが。

敵のクジラを殺してやろうとするエイハブ船長狂気についていけるかどうか。

フローベールボヴァリー夫人

自分人妻萌え発症した元凶の一つであり、世界文学初のカーセックスシーンがあることでも知られている(自動車ではなく馬車でだが)。ストーリーは夢見がちな女性が夫に幻滅して若い男やチャラ男浮気し、サラ金から借金を重ねて自殺するという「闇金ウシジマくん」的なノリ。妻の浮気を知ったさえないボヴァリー氏の哀れな反応は必見。自分が寝とられ文学が好きになってしまった元凶の一つ。

続きますanond:20210212080411

2021-02-11

人が多いということがすべての元凶

考えてみろ。

日本人口10倍だったら?

自分と同じ背格好の人間10倍だったら?

または、東京があと9個あると考えてもいい。

たぶん、人権意識はうすれると思う。

「数万人死んだってまた生まれてくるじゃん」という意識になる。

と同時に、

「13億人も仲間がいるんだから、数で押し切ればだれも文句いえないだろw」となる。

から某国が通りすぎた後はブルドーザーみたいに何も残らない。

すべての動物は食べるために存在し、

すべての反対者は自分たちの臓器のために存在し、

すべての若いウイグル女性は肉便器にできると考える

まさに地球にとっての害悪である

日本人でよかったなあ。

2021-02-10

[]ブクマカが何度も書いてしまうほど伝えたかたこ




何度も書いているけどと書いてあるのを適当ピックアップしただけで本当に何度も書かれているか確認していない

2021-02-04

anond:20210204160915

くだらないことで騒ぎ立てて有象無象どもが、みたいな感じなのか?こんなのを担ぎ上げてる周りも問題だってみんな分かってるよ。本人も周りも馬鹿

でもお前らは相変わらず悪夢民主党政権とか言うんだろ?その元凶の爺さんを庇いながら。救いがたいな。愛国精神はないのか?

2021-02-01

SES営業マンが思うこと

【どんな営業マンだったか

SIer孫請けレベルの弱小IT企業に約2年在職

エンジニアスキルシートを名刺交換した協力会社に一斉メールでばらまくタイプ営業スタイル

プロバー:BP比4:6くらい

(BPビジネスパートナー、他社のエンジニア代理営業すること

SES商流が深くなる元凶)

文系プログラム言語のことはなにも知らない、ふんいきでやっていた

・月に+5人になると会社からインセンティブ貰えるのと全体目標到達するとベースアップがあったので頑張っていた

【つらつら思いだしたSES営業やっていたとき記憶

例の事件は今まで発覚してなかっただけでGithubの使い方しらないSEが公開設定すら知らずにやらかしなんていくらでもあったと思う。

SES営業マンエンジニア言語環境理解していることなんてほぼ稀(エンジニア上がり除く)なので「Githubってなんですかね」ってきいたところで「自分勉強するんですか!すごいですね!頑張ってください!」しか言わないと思う。(もちろん会社から勉強会の時間費用は出ない)

良い会社は帰社日という名目勉強会を開催していると聞いたことがあるが、それはごく一部だと思う。大体は営業マンがやるべき常駐先の状況報告をエンジニアの予定を合わせて一回にまとめたいだけの会で、大体残業に追われているSESエンジニアにとっては「そんな時間あったら常駐先に戻って進捗進めたい」との愚痴が多かった。(そういう愚痴BP営業している最中に聞くとさらっと引き抜きできたりした)

SES営業商流が深くなると紹介料1~10万以上の差が出てくるらしい。

(元弊社は3~5万で平均的、だったらしい)

らしい、ばかりだがこの紹介料が一番ぼったくれるところなのでいかに大胆に「うちは全然抜いてないですよ~!」と大嘘をつくのことが大事だったので1万円しか紹介料もらっていないという会社実在しないかもしれない。

これによってもちろんエンジニア本人の給与が変わってくるが、それは案件難易度残業時間エンジニア経験年数は一切関係ない。

商流浅いところを見つけられなかった営業マン力不足または中小企業限界(下請法的な意味で)である

それでひ孫請けになってしまったもしくは案件で値段交渉を渋られた(高齢エンジニアだとそれだけで単価が削られることがある)場合でも営業マン淡々エンジニアに「今回の案件給与(交通費コミ)25万になりましたー」など伝えなければならない。

優秀なエンジニアを育てる土壌があれば良いのだけれど、SES業界ではそうもいかないし、新しいスキルを伸ばすことをチャレンジさせてくれる案件なんてほとんどない。

安定した生活をするには全く向いていない業界だけどなぜSESに頼るのか、エンジニア本人に聞いてみたことがあるが「自分転職活動をするのが面倒」「口下手な自覚があり面接で落ちてしまうのが不安から

など、自分を磨く時間や労力を割きたくない、ただ黙々と与えられたことをこなしたい真面目だけど不器用な人が多い印象だった。

そんな人を初対面でも何年も一緒に仕事をしていたかのようにスキルシートを盛って常駐先に顔合わせ同席するとき営業マンとしてのプレゼンはとても楽しかった。

ただ、エンジニア提示した最低でも欲しい金額を割った安い案件を取ってきてしまったときエンジニアを説得して案件に入れることもあった。

(案件が決まらない場合会社からもお給料が出ないので、月の途中からでも入れる案件の顔合わせにいつでも出れるよう自宅待機させないといけない)

自宅待機期間が1~3か月を超えると元弊社はエンジニア退職させることになっていた。

無給なうえ顔合わせ(面接)までの交通費も自腹、いつでも連絡取れるよう副業(日払い労働など)も禁止なのに案件が決まらない場合はあっさり捨てるように退職させるのはエンジニアから見たら全く良くない会社だったと思う。どこもそうだったのかは分からない。自宅でプログラミング勉強するための研修コンテンツを使っている会社があると聞いたが、それが成約率に繋がるかは不明である会社エンジニア信頼関係は築けそうだが…。

営業マンをやっていたとき、この自宅待機させることが本当につらく、自分案件を決める力がないばかりにこの人を無職にさせてしまったという自責の念が強かった。エンジニアが露頭に迷う悪夢に何度もうなされた。

凄腕上司エンジニア一人一人の人生なんて最後最後まで何も考えてないように見えた。いかに「どう言って説得するか」「退職時に揉めない方法」だけを追求していた。その方が精神衛生上良いのかもしれない。SES営業マンプライベートはない。平日は朝から晩までひっきりなしに知らない電話番号(SES業界営業マン電話番号流出という概念がない)から電話があり、それをいつだって3コール以内に取らないといけない。

質問される内容は大体「(要約)高スキルで低単価のPHPエンジニアはいいか」「インフラエンジニアはいいか」「35歳までで」など存在しない優秀な人材をびっくりするくらい安値で買い叩く話ばかり。

それでもその中をかいくぐり交代要員で炎上プロジェクトだけど単価がいいとか高齢エンジニアでもスキルがあれば入れてくれるCOBOL案件などを日々成約させてきた。

自分が関わってきたエンジニアたちがGithubコード流出させていないと信じたいと願っているが、そうでもないだろうなという暗雲がかかる未来を憂いてしまった。


今は転職して全く違う業界にいるので、月末の忙しい時期にセキュリティ対策などで電話対応エンジニアへの周知メール、各所へ奔走しなくて済んで本当によかったと思う。

2021-01-31

anond:20210131210723

だいたい社会学界隈の評価を下げてる元凶を探っていくと上野千鶴子宮台真司に行き着くんですよ。

この老社会学者2人を改心させるか追放するかしないと何も変わりませんよ。

2021-01-27

G1 CLIMAX平成維震軍(反選手会同盟)が勝った世界線に住んでる

結論から言うと、正規軍が勝った世界線に住んでる人かわいそう。

以下、ざっくり現代までの歴史を書いていく。

橋本真也は日頃の不摂生が祟って病死長州力は小力とユニットを組むも爆死。両者の首は大阪城ホール入り口に晒される。蝶野正洋は「笑ってはいけない」のビンタ芸人となり実質引退

その後新日には何人かインディー出身レスラー移籍するが誰も定着せず不人気のまま。

新日なんて今もほとんど誰も見ていないマイナーリングの話は誰も興味がないと思うので話を元に戻す。

G1 CLIMAX終了後、越中詩朗が新団体代表になるも5年で引退。その後は後藤達俊代表代行になる。日本格闘技界は平成維震軍、NOAR、全日大日本などが乱立していたが、

総合格闘技ブームが起こらず、外国人レスラー招聘も進みエンタメ化が発展していったので時代遅れアンコ体型のレスラーは次第に消えていった。

その代わりにYouTuberとして人気を博した一般人エンタメレスラー化していく。というわけでこちらのプロレスの授業ではいちいち技の名前なんて覚えない。

そちらではやたらとストロングスタイルがもてはやされているらしいが、こちらではガチンコ(シュート)は前田アンドレ戦まではともかく、小川橋本戦以降はZERO-ONE旗揚げ引き起こし元凶で、野蛮で恥ずかしい存在しかない。

事前にシナリオが完成しているので、佐々木健介みたいなしょっぱーいレスラーベルトを長州するなんてことはなくなった。

90年代後半に入ると各インディー団体レスラーファンが蜂起して有刺鉄線電流爆破マッチなどが漸次的に認められるようになっていく。そちらとは違って新日の強権的な支配がないのでゆるやかにリベラル化していく素地があった。

UWF勢もUWFインター・RINGS両派が認められ、パンクラスとあわせて三大勢力になっている。その後、プロレス八百長説を信じる人も増えていく。

2000年になると前田日明がオランダ勢やロシア勢と手を組み法律禁止されていた総合格闘技の普及を始める。全国各地のライブハウスや潰れたパチンコ屋などが地下格闘技場となり、連日そこでダークマッチが開催された。

00年代後半になるとアメリカで金網ゲージの中で「なんでも有りルール」で闘う形式が人気となる。エンタメプロレスが主流となっていた日本レスラーも何人か参戦するが全く歯が立たない。

そんな状況を一気に変えたのが三沢光晴だった。こちらの世界三沢斎藤彰俊バックドロップをくらって死んだりはしていない。全日離脱後にNOARを経て初代タイガーマスクである佐山とともにタイガープロレス旗揚げしていた。

得意のエルボー武器海外総合格闘家相手に次々と勝ち進む三沢タイトルマッチブラジル人柔術家相手エメラルドロウジョンを極め戴冠した試合は最高視聴率91%を記録し、大河ドラマの題材にもなった。

返す返すも、そっちの世界のように新日本の野蛮なレスラー支配権を握らなくてよかったと思ってる。

2021-01-26

関ケ原の戦い西軍が勝った世界線に住んでる

結論から言うと、東軍が勝った世界線に住んでる人かわいそう。

以下、ざっくり現代までの歴史を書いていく。

徳川家康関ケ原で討ち死に。徳川秀忠切腹。両者の首は一条戻橋に晒される。徳川家結城秀康が引き継ぐも実質滅亡。

その後関東には何人か大名が移り住んだが誰も定着せず荒れ野のまま。

関東なんて今もほとんど人が住んでいないド田舎の話は誰も興味がないと思うので話を元に戻す。

関ケ原の戦い後、小早川秀秋関白になるも5年で病死。その後は豊臣秀頼関白になる。日本上杉、宇喜多毛利島津などが各地域を100年ほど分割支配し、相互監督をはたらかせていたが、戦争が起こらず、外国との交易も進み商業が発展していったので時代遅れ武士は次第に消えていった。その代わりに交易利益を上げた大名が豊臣を中心に貴族化していく。というわけでこちらの歴史の授業ではいちいち武将名前なんて覚えない。そちらではやたらと武士がもてはやされているらしいが、こちらでは武士鎌倉幕府まではともかく、室町幕府以降はの混乱を引き起こし元凶で、野蛮で恥ずかしい存在しかない。交易経済が発展しているので、日本のせまーい土地で米なんてものを作らせて税金徴収するなんてバカなことは関ケ原の戦いの50年後にはなくなった。18世紀に入ると各地域農民労働者が蜂起して自治権漸次的に認められるようになっていく。そちらとは違って武士の強権的な支配がないのでゆるやかにリベラル化していく素地があった。キリスト教も新旧両派が認められ、仏教二大勢力になっている。その後、ユダヤ教イスラム教を信じる人も増えていく。武士がいなくなっていくにつれて神道儒教は消えていった。後述のように、近隣のアジア諸国でも儒教は消えていった。今でも神社の残骸のようなものは残っているが参拝する人は誰もいない。

19世紀になると大名支配していた地域労働者農民代表者からなる議会と豊臣を首班とする貴族からなる議会が設置されていく。いわゆる列強とも条約を締結したが、そちらの江戸幕府かいものが結んだような不平等条約ではない。もちろん条約議会承認する。19世紀の半ばにはアメリカヨーロッパ思想日本語に翻訳され、誰でも読めるようになっているが、モンテスキューロック思想自分たちのやっていることと大して変わらないということで学校議論する程度。そちらの学校では武士の強権的な支配によって作られたせいで自由議論することは認められてないらしいけど、こちらは子どもたちが自由議論して学ぶのがメイン。この教育きっかけに貴族の力は次第に失われていく。19世紀半ば以降は欧米列強に対抗するため、近隣諸国連合国家形成する構想が何度も浮かぶアジア大陸では日本と同様、仏教キリスト教がメイン。儒教は非合理的なので衰退。ここでは一致できるのだが、しかし、ヨーロッパ発の社会主義思想の影響もありうまくいかない。結局最初は2~3か国の同盟から連合が始まる。19世紀終盤にはアジア圏と欧米列強との間で大きな戦争が起きる。武士のような強権的で野蛮な人間が早い時期にいなくなり、無駄戦争はしなくなっていったこともあり、1年ちょっとで早々に講和条約を締結。20世紀を迎える。


20世紀に入ると漸次的にアジア太平洋連合国家APS)が形成されていく。APSはそれぞれの構成国で温度差はあるもの民主的憲法国民が制定した国家からなる。日本列島地域は力を失った貴族政治的な実権を失い、国民代表からなる議会と各地域代表者からなる元老院APS議会派遣される議員存在している。ヨーロッパで発生したファシズムと戦う第二次世界大戦こちらの世界でも勃発する。しかし、日本地域に強権的で野蛮な武士存在しないこちらの世界では他国侵略を行うようなことはない。APS含む連合国がイタリアファシストナチスドイツを倒して戦争は2年半で終結。その後、APS共産圏欧米諸国との間でイタリアドイツを再建。アジア大陸では中国共産党APSの戦いが続くが、1964年に休戦。中華人民共和国はそちらの世界よりも規模がかなり小さく(朝鮮半島の付け根北部地域のみ)、影響力もあまりない。APS中東諸国に対する共産圏アメリカ侵略から防衛にあたり、友好関係現在に至るまで結び、勢力圏を拡大。意地でも共産主義を譲らないソ連と意地でも資本主義を手放さなアメリカ1980年代になると衰退していく。インド中東諸国が加入したことAPSアジア太平洋連邦共和国(FRAP)へと改組される。FRAPと欧州連合アメリカソ連の再建の中心となる。


21世紀に入ると世界はFRAP、欧州連合北米連合南米連合アフリカ連合連邦国家構成されていく。返す返すも、そっちの世界のように東日本の野蛮な武士支配権を握らなくてよかったと思ってる。

2021-01-20

マスクおじさんを全力で擁護してみる


全力でオッサン擁護したるわ


問題規定の内容にある。「正しくマスクを着用すること」という曖昧記述が一切の元凶や。


なんで「不織布マスクにより鼻と口を確実に覆う形で着用すること」と書かんかったんか?

その理由は明確や。つまり、疾患その他の理由で呼吸に困難のある人間を拘束し得るルールを明文化しては後のトラブルに繋がるからや。だからこそ、試験運営側は敢えてルールをボカして書いたわけや


で、結果がコレや。高々オッサンが鼻を出しとった程度で逮捕騒ぎ! この世界にはアホしかおらんのか!?

そもそもそれは運営側日和ってどうとでも解釈できる曖昧記述を行った所為やねん。なんでそれでオッサンけが割を食わないかんのや!?


「いやいや鼻マスクコロナ感染を誘発する立派な有害行為やろ」と言うやつもおるやろうが、そんなこと言うたら一切の発話行為の方がよっぽどリスクあるわ! 試験官が注意のために発話する度に、不織布マスクでも防ぎ切れん30%前後の飛沫が空気中に拡散しとんねん。そっちの方がよっぽどコロナ感染リスクを誘発するわ! だったら試験官もウイルス拡散のかどで別室送りを命じられ、拒否すれば逮捕、って流れになったとしても、「コロナリスクを低減する」という目的の為ならば全く矛盾はないやないかい。

でも試験官は別室送りにならんし、教室中で知り合い同士集まってわんさか発話しとる高校生にも当然お咎めはない。おかしいやろがい! コロナ感染リスクを鑑みればオッサン試験官も高校生も皆同罪やのに、どうしてオッサンけが失格から逮捕されんねん!


要はホントコロナについて真面目に考えとる奴なんておらんねん。やのにオッサン一人が失格扱いを受け、あまつさえ逮捕されるような現状を鑑みれば、運営構造が歪やという以上に感想はないんや。

こんなしょうもない事例をきっかけで逮捕しよるようやったら、今に、一瞬でも発話しようもんなら逮捕されるような歪な社会状況になってもおかしくない。そういう社会が皆は望みなんか? 違うやろ?


だったらこんなしょうもないことでオッサン逮捕するような状況に異を唱えないかんねん。

以上オッサン擁護でした。

2021-01-18

追跡広告で気になったWEB漫画課金したら辛い

追跡広告進化しているのか個人趣味嗜好に合わせた漫画オススメ表示することがある。あった。

たまたま目に入った広告ですごく惹かれる内容が描かれていて、非常に驚いた。

普段は踏むことのないリンクをその時は迷わずクリックした。

クリックした先はWEB漫画配信しているサイトだった。

基本的にはそのサイトオリジナル漫画だけのようである

広告誘導からすぐ漫画が見られるように遷移するので、目的漫画がすぐ見つかった。


その漫画の内容をざっくり書くと、よくあるタイムトラベル物でヒロイン現代にやってきて~…な展開だった。

一般漫画とは違い性的表現結構多いと感じた。

WEB漫画をあまり見ていないのだがもしかしたらエロで閲覧者を釣る漫画が多いのかもしれない。(サイトにもよると思うが)

正直にいうとヒロインエロ要素に釣られた、じゃなきゃ追跡広告なんて踏まないはずだ。

そしてキャラクターの造形が非常に好みだった。


そのWEB漫画配信しているサイト最初の1~3話は無料で読むことができ、続きは有料形式だった。

ログインボーナス無料コイン配布とかはなく、続きを見るのは課金のみである

数日熟考したが、無料部分にエロはなかったので、有料課金することに決めた。


タイムトラベル物には一定のお決まりがあると思う。

違う時間軸に存在することによる驚き、服装や身なり文化の違い、スマホなどの文明の利器見て驚くなどなど。

そして出会った人との別れが来るのもお決まりの展開だ。

あらすじを読んで課金を決めたときは、お決まりの展開にいちゃラブエロ要素できっと心を満たしてくれると思った。

そんな淡い期待は次の話から容赦なくへし折られた。


主人公が人の気持ちを考えられない奴だった

とにかくヒロイン無駄に傷つけるのだ。

物語上さっさとヒロインイチャイチャしたら良いところを傷つけて遠ざける。

現代のことがわからないヒロインに対してモラハラもする。

無料部分だとそんなにひどい主人公ではなかったはずなのに、冷水を浴びせられた気分だ。

もしかしてWEB漫画の引き伸ばしテンプレなのか?と思ったがそのサイトの他の漫画はそうでもなかった。


敵の目的が皆無に等しい

一応お話上の共通敵(?)がいる。

コイツヒロイン現代に送り込んだ元凶なのだが、正直にいって大した目的が無い。

ヒロイン現代タイムスリップさせなくても達成できることしかやってない。何だコイツは。


ただ正直にいって大層な目的があっても困る、なぜなら描写に話数が必要となるからだ。

しかしこの作品はこの目的のない敵を描くために非常に多い話数を使用する。

ヒロインが出てこない回もしばしばある。許せない。


主人公ヒロインが結ばれるまでが非常に長い

有料課金という形式上仕方ないのかもしれないが、回り道を何回も何回も繰り返す。

盛り上がった途端、元カレが忘れられないだの、過去がどうのと話をひっくり返していく。

その上、合間合間に前述の空虚な敵の描写を繰り広げるのだ。

もしかしてWEB漫画の引き伸ばしテンプレなのか?と思ったがそのサイトの他の漫画は、以下略


ヒロインが元の時代に戻ることに意味が無い

なんやかんやあって主人公ヒロインが結ばれる。

ヒロインはもう元の時代には帰らなくても良いとまで宣言し、主人公への愛を誓う。泣ける。

しかイチャイチャする時間も無いまま、ヒロインは味方の手によって元の時代に戻されてしまう。

ヒロインが元の世界に戻された理由は、敵が覚醒し元の時代危機が迫ったことが原因なのだが、その危機に一切介入することもなく物語上数ヶ月経過する。

その数ヶ月間、敵も全く活動しない。何だコイツ等は。


ヒロインを追って主人公過去世界に行くがすぐ死ぬ

ヒロインを失ったことが原因で自暴自棄生活を送る主人公は、色々あってヒロインに会うためタイムスリップすることになる。

これもお決まりの展開の一つだと思う。

決意したシーンは良かったしここから胸アツな展開に~なることもなく、タイムスリップした主人公は速攻で無残な姿にされてしまう。

しかもご都合展開よろしく生き返ることもなさそうである

ラブコメがいきなりハードな展開に様変わりしただけではなく、いちゃラブを見たい読者も望みを絶たれることになった。



最新話ではエロ要素も皆無になってしまい辛い。

敵も別にヒロインエロい目に合わせたいとか思ってなさそうだし、バトル漫画になりそう。

まさか課金する前はこんなことが待ち受けているなんて思ってもみなかった。


そして一番何が辛いのかって、そんな漫画ヒロインが本当に好みすぎて辛い。

今日も寝ている間以外はずっとヒロインのこと考えていた。

2021-01-17

年齢=恋人いない人間出会い系アプリ恋人作った話


まずはじめに、題名を読んでいただきこの記事にご興味を持って下さった方にお伝えしたいのだが、この記事は「初めての恋人作ることが出来てハッピー幸せになるぞッ!」という内容のものではない。

 恋愛に関して経験が全くなく、異性と触れあうことの無かった人間恋愛しようと背伸びし頑張った結果どういったことになるのか、どういった思考に陥るのか、実体験をここに綴ることで、恋人がいなくて焦ってる人の背中を押すこと、または「ちょっと待って!」と呼び止めることが出来たら良いと思う。

 記事題名の通り、出会い系アプリインストールし一人の異性とマッチングしたこと人生初の恋人を作ることに私は成功した。

出会い系アプリを利用しようと思ったきっかけは、家族恋人がいないことをバカにされたこと、自分と同じだと思っていた友人が次々と恋人を作り焦っていたからだ。深い理由はなく、なんとな〜く出会いがあればいいなぁ!彼氏できればいいなぁ!若くて時間あるうちに恋愛経験しとくか!という完全勢い考えなし。アプリ登録の際自分写真も入れなかったので、メッセージが来るとも思ってなかったし、正直3日で飽きてアンインストールするだろうと思っていた。

しかし、予想に反して一人の男性と会話が通じLINE通話を通してアプリを入れてから僅か3日で食事に行く事となる。

実際に合う前、食事とはいえはじめての異性とおでかけ、要はデート。私はすんごく浮かれていた。浮かれている自覚はあったので、自らを落ち着けるため「お互いだまっちゃって会話通じないかも」「そもそも相手は悪い人で刺し殺されるかも」「そもそも冷やかしで待ち合わせに相手来なかったりして」とか何とかSNSに呟きあたかも冷静であるかのように振る舞う

しかし、この「上手くいかいかも」という想像こそがこのはてなを書くきっかけとなったのだと今なら思う。

さて。実際に待ち合わせ場所に集合し食事へ。電話で話していたこともあり特に緊張することなく会話を弾ませ食事をとる。お昼代は相手が奢ってくれた。そう、ご飯美味しい、会話も楽しい、奢ってくれた。恋愛偏差値40の私はこの時点で相手好感度が爆上がりしてしまったのだ。チョロいにも程がある…

相手は事前に調べたプラネタリウムに行きたいとの事なので一緒に行くことに。本格的にデートだなぁと思いながら席の選択相手に任せる。この時点で相手も私の印象は悪くなかったのだろう。彼が選んだのはゴリゴリカップルシート。しかも大きめクッションで二人で靴脱いで寝転ぶタイプのやつ、そんなの仲いい女子友達同士かめちゃめちゃベタベタしてるタイプカップルしか使わないだろ!(偏見)

そう、出会って一日もたってない異性と暗闇の中近い位置で寝転ぶというド緊張してしまう状況に私は貶められてしまった。当たり前だが相手はこの状況を作り上げた元凶、流れは心得てますとばかりに「もっとこっちおいで」「手握ってもいい?」と囁いてくる。もうここで緊張で頭は回らず拒否も出来ず。手は恋人繋ぎにされ完全に固まる私。頭の中には「はやくおわれ」という思いが駆け巡る。ガッチガチに固まった私に流石に気付いたのか手は離してくれたが、自分のが相手から見られてる感じがするし相手が身動きをするたびに近付いてきているんじゃないかと気が気でならなかった。この時点で、彼に対して一種の恐怖を抱いていたのかもしれない。

プラネタリウムが終わったあと、彼は手を握ったことを私に謝った。チョロい私は許してしまい、次はカラオケに行くこととなった。バカすぎる。

カラオケ最初普通に歌っていたのだが、相手百戦錬磨(?)、歌って楽しいねではすまない。相手から「俺のことどう思ってる?つきあってほしい」と同義のことを言われる。彼氏という存在が欲しかった私はOK。そして私がOKするなりカラオケという密室空間をいいことに相手はノリノリモードに移行。相手との距離物理的にかなり縮まる、驚き固まった私はされるがまま。途中で我に返り、ちょっと待ってストップ!!と言ったら止まってくれたため深いダメージは受けなかった。ホッ

カラオケを出て解散の流れになった。お互い予定が決まってないため次の約束を取り付けずに

人生初のデートが終了。電車の中でおセンチになってちょっと泣いた。

やっとまとめに入る。読んでくださってる方、長々と申し訳無いがもう少しなの最後までお付き合い願います

私がこの体験で得た学びをまとめる。

初デート認識には男女の差があること。

ご飯食べるって集まったのに手つないだりするとは全く思ってなかった。相手アプリで知り合ったから付き合う気マンマンだったんだろうな…ホントにお試し感覚だったこっちは。

相手拒否することは難しい。

嫌なら断われ!ってよく言うけどぱっと出てこない…

拒否されるパターンばかり考えていたから、相手がグイグイ来たときにどうやって対応するか全く考えてなかったし、固まっちゃってダメだった。

③お付き合いOKした途端、恋人同士の接触が全部OKという認識になる可能性がある。

何いってんだ?って感じかもしれないけどOKした途端あんなに接近されると思ってなかった。付き合ってから3回目のデートキスとか、そういうものだと本気で思ってた。違った。

私は今まで異性を好きになったことがなく、交際経験もない。相手距離が近いという戸惑いは気にするものでは無いのかもしれない。男女の交際とはどういうものなのか興味もある。初めての彼氏、別れたいとは今の所思っていない。

しかし、相手が私に対して求めて来たことに関して嫌悪感を抱かなかったのかといえば、嘘になる。相手と触れ合う度に今日のような思いをするのかと思うと憂鬱だし、次に合う予定が決まらなかったことに関して安心している自分がいる。

自分は考えすぎで意外とすぐに慣れるものかもしれない。

よく知らない相手と合うからこういうことになるんだ、という意見があることも重々承知している。もしかしたらホント事件にあってたかもしれない。

私が最後にお伝えしたいことは、恋愛経験ゼロ人間が頑張ると、もしかしたら嫌な目にあうかもしれないよ、ということだ。

相手の手が早かったのかもしれないし私の反応が悪かった可能性も大いにある。心当たり沢山あるので…

私の長ったらしい文章読まなくてもこんなこと当たり前で常識なのかもしれない。

この長い記事を読んで下さりありがとうございました。色々な方の意見をお聞きしたいのでコメント等あれば嬉しいです。

全ての人が安心安全交際ができますように。

私の楽しい母親について

 私の楽しい母親について。

 初投稿。暇だから書き殴ります。私の母親楽しい人です。身内の贔屓目かも知れませんが、少なくとも私は私の母親以上に面白い生き物に出会えた試しがありません。

 まず前提として私は母親に一切の畏敬を抱いていません。いかにも実母に対して好意的タイトルを銘打っておきながら、その中身は身内の恥を晒すような代物です。

 タイトルから家族暖かい日常話を期待して来てくれた方には申し訳ありません。他人の家の不幸自慢に耐性のない方は、気分を害する前に引き返すことをお勧めします。

 私の父親を「人でなし」だとすると、母親は「ロクでなし」という言葉体現した人物だと思っています。どちらにも共通する部分として「幼稚」というものが挙げられます。そんな両親の間に産まれた私も高が知れたもので、その品性はこのような人目に触れる場所に褒められない文章を投下している時点でお察しです。

 結婚動機母親によると「他に好きな人がいたから」というもので、それだけを聞くと要領を得ないものですが、さらに詳しく問い質していくと、やはりどうにも意図を掴みかねる答えが返ってきました。

 どうやら「別の男に近付くために結婚までして子供を産んだ」という、なんだそれはと呆れ返るような真相です。ちなみに父親祖父母財産目当てでした。

 結局この話のオチは「夫の暴力に耐えかねて離婚。目当ての男には逃げられた」という三流喜劇も甚だしいものになりました。なにより面白いのは多感な幼少期の私に「お前は道具として産み落とされたんだよ。お前の父親なんて愛したことがない」と正面から説明していたことです。おかげで物心着く頃には母親の大体の人間性が把握できていました。まさしくロクでなしです。

 実は私には姉がいます。これまた手放しに性格が良いとは言えない姉です。それでも人並みの優しさと常識を兼ね備えた、あの両親からしたら鳶が鷹を産んだような奇跡の子供です。そして、母親のことをこの上なく軽蔑しています

 というのも姉は母親の第二の被害者第一祖父母、第三は私自身です)と称しても過言ではないのです。

 前述の通り、姉は手放しに性格が良いとは言えません。それこそ小学生時代は男勝りに無鉄砲で図々しく、なにより神経が丸太のように図太い子供でした。端的に言いますと、愛想がないのです。家から閉め出された日には本当に家出をしようとしたほどです。

 そうなると母親には面白いはずもなく、離婚してから三人暮らしを始めると、やはり予想通りと言うべきか、姉が怒られない日が珍しいほどでした。中には八つ当たりのような理由のものも少なくありません。叱る前に怒るという部分に母親、それ以前に「大人としての適性」が伺い知れます

 なにより記憶に鮮烈なのは子供二人に酒のお使いを押しつけた挙げ句、買えなかった旨を報告され乱心し、姉に痛烈なビンタを喰らわせた事件です。怒っていいのか笑っていいのか分からない、そんな気分を低学年にして初めて味わいました。

 とはいえ子供は養われる身。それも咎め大人のいない三人暮らしでは、母親の気分を害する行為禁止という暗黙のルールが敷かれていたのです。私としては母親の不機嫌は大抵姉が吸収してくれるわけで、そこまで不自由な気分はしていなかったのですが。

 祖父逝去すると祖母との四人暮らしが始まりました。そしてこの祖母こそが母親の最大の被害者です。あの「怪物」を育て上げた手腕にブリーダーとしての才能を匂わせる祖母ですが、その生涯には怪物の息子である私でも同情を禁じ得ません。

 まず家賃の半分以上を祖母年金負担さらには家事担当祖母。既に身体にガタが来ているというのに、まるで休まる暇もありません。

 そして肝心の母親はと言えば、子育てさえ自分の親に丸投げして自堕落実家生活祖母の苦言も馬耳東風。終いには「仕事もしてない子供家事やらせろ」と責任転嫁学校から帰宅して自分家事を最低限こなしていた私たちに、自分家事さえ人任せな大人が偉そうに命令するのです。

 甘える対象が近くにできた母親はロクでなしかクズへと退化していきました。時に祖母母親は殴り合いの喧嘩まで発展し、何度か警察沙汰さえ引き起こしましたが、それでも母親は成長することはありませんでした。

 そして母親人間性はついに暗黒期に突入します。

 出会いに失敗、仕事に失敗、金銭に失敗。往々にして失敗とは本人の選択ミスが招くものであり、失態を省みて自己改善に努める能力現代社会人に必須とされるものですが、当然ながら私の母親にそんな殊勝な精神性は宿っていません。

 どこで最悪の出会いをしてきたのか、ある日母親帰宅するなり、とんでもないことを口走り始めました。

「実は私の人生は悪意によって歪められたものであり、それは前世において私の大成功を妬んだ存在、今世における実の母親仕業である。数年前にゴホンゾサマの像を返却した事実がその証拠だ」

 私は感動しました。その日までテレビの中でしか実在しないと思っていた出来事が、目の前で起きたのです。まさか、実の母親カルト集団の仲間入りを果たすとは!

 やはり逃げ道としての宗教人間を腐らせるものに違いありません。その日以来母親は事ある毎に祖母に恨み言を吐きかけるようになりました。全て根拠も論拠もない妄想の垂れ流しであり、こちらの話には聞く耳も持ちません。もはや自分に言い聞かせているかのような修羅の勢いでした。

 定年を迎えてまで馬車馬の如く働かされ、自分貯金を浪費されるばかりか、元凶罵詈雑言を浴びせられる祖母。二人の殴り合いの頻度は一週間に一度というハイペースに至りました。私たち姉弟は巻き込まれる度に仲裁を試み、時に身内を警察通報するという地獄を繰り返していました。今思い返してもあの頃ほど充実した毎日は生涯訪れないだろうと確信しています

 これらが既に三、四年前の話であり、今は他の事もあって最盛期より随分と落ち着いています。私の母親の笑い話はこの他にも枚挙に暇はありませんが、全てを羅列するとなると労力も文字数も計り知れません。流石に飽きてきたので今回はここまでとさせていただきます

 今回は休日時間潰しにと思いついて執筆させていただきました。少しだけでも楽しんでいただけたでしょうか? 人の不幸自慢を楽しめたなら世の中の大抵のことは楽しめることでしょう。羨ましい限りです。

 さて長々と書き連ねてしまいましたが前述してある通り、こんなものは「不幸自慢」の範疇に収まるような些事です。どこの家庭も抱えている多様な問題の一例にすぎません。

 中には育ててさえもらえなかった、食事すら自分で用意した、という方もいるかも知れません。それらを比較してどちらが可哀想、という話も私にはとてもできません。

 ただ最近の世の中は便利なもので、腹の内に抱えた宛のない不満を吐き出す場所が用意されているものです。例えば、こことか。

 いつか自分の心に限界を感じたとき、一度全て文字に起こして気持ちの整理を試みるのもアリかも知れません。

 まあ、私は自分可哀想だとか不幸だとか考えたことなんてありませんけど。

2021-01-13

anond:20210113232610

2人以上に感染させるやつが多ければ増え、少なければ減る。単純な話だ。

8割おじさんをあざ笑って専門者会議解体に追いやった経済優先論者が元凶なんだよ。

経済優先とかいってけっきょく長引かせてばたばた倒産させてりゃ世話ねえわ。

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