はてなキーワード: 某国とは
長らく無職だったのだが、これはまずいなと思い1年ぶりに働いてみたら、とても楽しかった。というか、これまで働いてきた仕事の中で唯一トラブルや揉め事を起こさずに働けている奇跡のような仕事だった。
確定申告のバイトは主にスマホとパソコン申告の補助だ。まあ、会場に来る人なんてスマホが使えない人しかおらんので、言うなりゃ老人のスマホ介護だ。
現場は面白い。入力すらままならない老人、クリックすらままならない老人など、うそだろ?と思うようなITリテラシーの低い老人のオンパレードだ。
そんな老人にスマホの使い方を教えつつ入力を進めるのだが、意外と皆感謝をしてくれる。それがとても嬉しいし、こんなワイでも世間の役に立ってるのだと思うとやりがいを感じる。あ、スクリーンショットの撮り方を教えて感激してくれた老人ありがとう。すごい嬉しかった。あと、某国会議員の問題があるので、もっと大荒れの会場を想像していたが、意外とそんなことはない。
ただ同時にみんな世間的にはお勉強ができる部類で、下品だけど具体的に言うと全員早慶以上の大学は出ている。そして私も含む全員が知識労働に従事しており、平均年収よりは良い給与を頂いている。
本当にめちゃくちゃラッキーな事例だと思う。
私はこれまでいわゆる学歴厨的な考えは持っていなかった。半年でスマホ3台無くしたり、鍋を空焚きしてボヤ騒動を起こすような人間が、たまたまペーパーテストが得意だったというだけで世間的には有能判定されるなんておかしい。
しかし自分が結婚・出産を視野に入れるようになって、「高学歴」という一点だけにどれだけ私や家族が支えられていたのか、逆にこんな人間に学歴がなければ一体どうやって生きていけたのだろうか、と考えるようになった。
実際、大学時代にやったカフェや居酒屋のバイトは無能すぎて飛びまくった。
自分の子どもに発達障害が遺伝した場合(家系的に高い確率で遺伝すると思われる)、知識労働の道が閉ざされてしまえばかなり辛い思いをさせてしまうだろう。
こうした考えから、結婚相手も高学歴でなければ……と学歴厨的な思想に支配されるようになってしまった。これも特性の白黒思考によるものだという自覚はある。
インターネット上では「発達は子に遺伝するのだから、発達持ちは子どもを作るな」という意見が多いが、既述の通り自分を含め発達持ちの家族は皆かなり幸せに生きているし、私はあまり同調できない。
とはいえ自分の現在の幸せが運によって成り立っていることも自覚しているから、生まれてくる子が幸せになれる確率を少しでも上げられるように、よく考えて行動を選択しなければならないと思っている。
ただ同時にみんな世間的にはお勉強ができる部類で、下品だけど具体的に言うと全員早慶以上の大学は出ている。そして私も含む全員が知識労働に従事しており、平均年収よりは良い給与を頂いている。
本当にめちゃくちゃラッキーな事例だと思う。
私はこれまでいわゆる学歴厨的な考えは持っていなかった。半年でスマホ3台無くしたり、鍋を空焚きしてボヤ騒動を起こすような人間が、たまたまペーパーテストが得意だったというだけで世間的には有能判定されるなんておかしい。
しかし自分が結婚・出産を視野に入れるようになって、「高学歴」という一点だけにどれだけ私や家族が支えられていたのか、逆にこんな人間に学歴がなければ一体どうやって生きていけたのだろうか、と考えるようになった。
実際、大学時代にやったカフェや居酒屋のバイトは無能すぎて飛びまくった。
自分の子どもに発達障害が遺伝した場合(家系的に高い確率で遺伝すると思われる)、知識労働の道が閉ざされてしまえばかなり辛い思いをさせてしまうだろう。
こうした考えから、結婚相手も高学歴でなければ……と学歴厨的な思想に支配されるようになってしまった。これも特性の白黒思考によるものだという自覚はある。
インターネット上では「発達は子に遺伝するのだから、発達持ちは子どもを作るな」という意見が多いが、既述の通り自分を含め発達持ちの家族は皆かなり幸せに生きているし、私はあまり同調できない。
とはいえ自分の現在の幸せが運によって成り立っていることも自覚しているから、生まれてくる子が幸せになれる確率を少しでも上げられるように、よく考えて行動を選択しなければならないと思っている。
その結果、自分が嫌っていた学歴至上主義や優生思想に依ってしまっている現状に悔しさを感じる。
───
追記(2024/03/04)
思いの外たくさん反応があってびっくり、ありがとう。いくつか補足しておきたい。
・どうせ自称発達やろ
子どもから遡って受診していったら尽く黒だった。発達障害界のサラブレッド。特に診断を嫌がるタイプの人はおらず、「ワシもADHDやったわ!ガハハ」みたいなノリが多かった。こんな感じだったから二次障害になりにくかったことは助かった。
→現実的に苦境に立たされている人たちへの支援をより厚くすべきという意見には同意するけど、それでも障害であることに変わりはないと思う。ここに書いてないけど特性由来の苦労もたくさんしてるし、周りの理解と支援がなければ生活できていない。だからといって発達障害=不幸、とはなっていないと言うだけの話。周りに感謝だね。
ちなみに私の場合服薬はしてるけど就労はできるような状態なので障害年金は受給してない。初診も未成年だったし。一口に障害と言っても色々なパターンがあるよー。
・できれば発達傾向がなくて勉強もできる人間の方が望ましいよね
→相手が私や親族(もしかすると生まれてくる子)の異様さに耐えられないと思う。理解ある彼君をさせるのは申し訳ないし……。
あと出身大学の友だち見ると明らかに特性持ちが多くて、(自然に相手ができず婚活をしている)高学歴に絞って選ぶと発達傾向ない人を探すのが難しいのかもしれない。個人的な体感だけど。
→改めて考えると、①学歴に加えて、
②ASD+ADHDの特性の出方と職業適性 も大きな要因だったと思う。
例えばコンサルやってる親族は多動衝動型ADHDのパワフルさをうまく活かしてるように見えるし、理系大学教授の親族はASDの過集中とかデータへの執着の賜物って感じ。前者にASDの疲れやすさやコミュ力が出てたら大変だっただろうけど、自分の特性にあった職種の見極めも比較的上手いのだろうな。
でも言い方悪いけど全部の項目で社会に適応しにくいほうの特性を引いちゃう可能性もあるわけで(コミュ力無!不注意!体力無!衝動性!とかね)、それはどれだけ慎重に相手を選ぼうと分からない部分だから、いつまでこの「運」が続くのかこわい……という点から元記事では「運」で雑にまとめてしまった。
あと私は評価しかねるけど、高学歴に至る高IQゆえの優秀さ?は普通にあるのかもね。身内や当事者としてやらかしを見まくっていると疑問符が付く……。私からすれば居酒屋ホールぶん回せたほうが優秀だよ。
・知的障害や他害が加わったらどうするの
→②にも近いけど、特性の出方や重複障害の有無による差は本当に大きいよなあ。自分の子どもがそうした障害を持っていても当然責任をもって面倒見るつもりだけど、当事者の大変さを前にして軽々しくは言えない。
ただこれは健常者の子でも可能性はあるわけで、私の中で直ちに子どもを諦める理由にはなっていないかな。今できるのはどうなっても最善の対応ができるようにとにかくお金を貯めておくこと……。
うちの嫁さんがこういうタイプ(「女が勉強して何になる」の声に抗いながらの人生を送ってきてた)なので、ちと腹が立ったので書く。
嫁さんと私は、某国立大学の研究室で知り合った。嫁さんはD3までいって、Drまでとったがいまは某国内企業で研究職をしている。
id:nyannyannyanchu ではないが。うちの嫁さんがこういうタイプ(「女が勉強して何になる」の声に抗いながらの人生を送ってきてた)なので、ちと腹が立ったので書く。
嫁さんと私は、某国立大学の研究室で知り合った。嫁さんはD3までいって、Drまでとったがいまは某国内企業で研究職をしている。あなたがいう所の「成果」である私はM2までで卒業してIT系の外資ではたらいてる。まあ上位1%にははいる年収は稼いでる。たいした男ではないが、少なくともあんたよりは上だという自信はある。
ちなみに嫁さんはいまも働いていて日本人の平均年収よりははるかに高い金を稼いでいる。金は私の方が稼いではいるが、やりたいことをやるために稼ぎをあるていど犠牲にしてるに過ぎない。
はっきりいって嫁さんの方が頭がいい。研究室時代から、ほんとうにかなわなかった。マウント取るなんて怖いこと、絶対にできない。
結婚して16年かな? 子供が二人いる。いま、下のこの中学受験が終わったとこ。「大学院なんかいったら嫁のもらい手がなくなるわよ」の言葉をくれた叔母に子供達を見せに行ったときの笑顔がすごかったのを覚えている。ちなみに叔母の娘(嫁さんの従姉妹)は未婚だった。
特に塾に行かず高校を受験。(と言っても倍率1.2倍くらいの楽勝受験)
高3の時、周りに塾がないため電車に乗って塾とか予備校の夏季冬季講習にいった。
この時行ってた塾も特にありがたみを感じず(予備校の講習は英語だけ良い感じだった)
総じて「自分で参考書なら問題集やるのが一番効率が良い」と感じた。
「そんなん全員行ってるのが当然だよ。行かせてなかったら虐待だよ」とまで言われた。
学校の先生曰く、学校の勉強には問題なくついていけてるとのこと。
受験したい?と聞いてもそもそも受験してどうなるのかよくわからんから答えようのない感じ。
ここは騙してでも無理矢理行かせるべきなのか悩んでる。塾いる?
https://anond.hatelabo.jp/20230311224417
前職は年収450万の弱小団体職員だったが、最近下記の勉強やら運動やら色々頑張って転職した。
・体力の低下
自分はもともと慢性的に体力がなかったので35からジムで筋トレと水泳を始めた。
それとビタミンサプリ(アナバイト)やタンパク質、アミノ酸(タイムリリース型プロテイン)等の栄養をかなり意識して摂るようにした。
もともと若い頃のほうが鬱で低体力だったため、今のほうが体力あると感じる。
別に筋トレ信者ではないけど、やはり運動は心身の維持のためしたほうがいいと思う。
・思考力の低下
ジムトレ以外にも頭脳系サプリやら日々の食事・睡眠の見直しなどなど試して
仕事の後に資格や英語の勉強をしているが特に不都合は感じていない。
俺はFitbitによる睡眠管理とDMAEなどのサプリを服用してる。
一応、上記の対処をすることで俺は36で自分の経歴からしたらかなりのステップアップ転職に成功した。
・性欲の低下
これについては正直かなりあった。
今の増田と同じくらいの頃に悩んで病院で血液検査をしてもらったところ、遊離テストステロン値が30代では通常6.5~17程度らしいのだが
そのためテストステロン注射療法を試したら、性欲と精神的な元気さはだいぶ回復した。
謎の不安感や絶望感、焦燥感が明らかに減り、挑戦的な気持ちが湧くようになった。
恥ずかしながら俺はこの年でやっとこの注射で「世の男たちはこんなふうに世界が見えていたのか」という気持ちになった。
一度、男性更年期障害を診てる泌尿器科で血液検査してテストステロン値を調べてもらうと良いと思う。
・趣味について
俺も重度のオタク趣味があるのだけど、あるときそれに没頭することに危機感を覚えるようになった。
自分は若い頃から自分の人生を生きることを無意識に忌避しており、趣味への没入・忘我によって自我を滅却する快感に依存している…ということに気づいたから。
やりたいからその趣味をしていたはずが、いつの間にかやりたくないことから逃げるための趣味になってしまっていた。
だから意識的にオタク趣味への傾倒を避け、体力作りや勉強に時間を割くようにした。
そうしたら、それでもどうしても「やりたい」と思うときがあり、たまにではあるが結局趣味を完全にやめることはできなかった。
もう興味がなくなった、と思ってもあるときまたふっとやりたくなることはあるよ。
むしろ趣味人であればあるほど、趣味から一度離れることも必要なんじゃないか。
趣味から離れることに罪悪感や喪失感を覚えることはないと思う。
・結婚
俺も極度に人付き合いが嫌なタイプで異性の悪いところばかりが目についてしまい、まったく結婚する気が湧かずここまで来てしまった。
社会的信用については独身というだけで見下されたことはあり、こればっかりは結構、メンタルに来るものがある。
自分の健康や趣味の問題は自分でコントロールや対策できるものだけど
結婚や世間の評判などは自分にはコントロールできない他人からの問題だから病むよね。
こればっかりは正直俺も悩んでいる…今更婚活してもしなくてもろくでもない未来しか見えないんだよな
増田は俺よりは若くてマシだよ
独身中年男性が抱える問題には自分で対処可能なものとそうでないものとがあるが、前者についてはある程度取れる手段があると思う。
特に男性更年期障害の疑いはあると思うので、泌尿器科での血液検査を強くおすすめする。
デメリットや体質による可否はあるもののテストステロン注射はかなり効く。
心療内科で薬をもらうのもいいが、増田が俺と同じく社会的・生物的な「オス」としての役割と自分とのギャップに苦しんでいるのであれば
それを埋めてくれるのは精神薬よりは男性ホルモンだと俺は思う。
まぁ自分でできることすべてやったとしても、結婚や社会的信用といった他人が絡む問題については自分の意志だけでコントロールできるものではないから
結局は俺も増田も狂うのかもしれないけどね。
いずれ狂うにせよ、まだ狂うには早いよ。
願わくば増田に増田なりの幸あれ。俺もできれば幸せになりたい。頑張ろうぜ。
(追記)
https://anond.hatelabo.jp/20240211070942
3ヶ月とか1年とかで経過を見てやめる選択肢もあるけど、打つなら効果と副作用はトレードオフと割り切るしかないよね。
俺の場合は打つ前からもう体内でテストステロン全然作られてなかったようなので
打たずに低調のまま生きるか副作用を受け入れてでも打つかの二択だった。
で、転職活動や転職先で頑張りたい時期なのもあって打つことを選んだ。
これからも定期的に打ってく覚悟。ちなみに保険適用で1回980円。
自分は若い頃からずっと憂鬱感や性別違和があり、上記以外にも自己啓発やカウンセリングや哲学やサプリや認知行動療法など色々と試してきたんだけど
自分というものの気質が注射1本、ホルモンバランスひとつで変容してしまうことへの拒否感や絶望感、今までの人生の苦労はなんだったんだ感はあるものの
休日も自宅から一歩も出ずに数学と化学に勤しむ千葉大学医学部医学科落ち早稲田大学先進理工学部生命医科学科卒おじさんです。
某国立大学の学長選挙にて、投票で負けているのにも関わらず医学部の教授が学長に選出されたというニュースを見ました。署名運動なども展開されているようです。
投票数以外にも学長選出の要件などが内規などで定められており、それに従って適正に選出された結果である可能性もあるため、実際のところはどうなのか外部の無関係な人間である私には分かりません。
ただ、SNSなどのコメントを見ていると「医学部教授なら良い」「(他候補の学問を貶した上で)医学部の教授が学長になった方がいいでしょ」という意見も多々ありました。
やはり、医学部とそこで研究されている医学というのは他の学問に比べて優越しており、他の学問や学部は医学と医学部に比べると数段劣るものなのでしょう。
私が学部で頑張ってきた学問も卒研も医学に比べればきっと世間一般からはゴミクズのようなものなのではないでしょうか。
「東大理三に子供を進学させた」という親や医学部出身の予備校講師が書いた書籍は多くの人に興味を持たれ読まれますが、私の親が「早稲田大学先進理工学部生命医科学科に子供を進学させた教育法」という本を出版したり、私が「早稲田大学先進理工学部生命医科学科に合格した方法」という本を出版しても誰も興味を持ちませんし、よくてSNSやインターネットで嘲笑のネタにされるだけではないでしょうか。
どうしようもないFラン大学を卒業するために親のお金と四年間の時間を浪費してしまった過去を深く悔やみます。
しかし、必ずや国立大学医学部医学科に進学し、臨床医となり、多くの人々に医療を提供することで自分の人生を今の無価値なものから有意義で価値のあるものに転換していきたいという決意を固めることができました。
頑張ります。
それではまたノシ
スシロー皿ぺろ投稿・バイトテロ投稿と類似する投稿をして自爆しただけだぞ
増田がどうしてもスシロー皿ぺろ投稿・バイトテロ投稿を擁護したいなら、
『これって退学させるほど追い込まないといけないことか?』じゃないですかね
脚本家なら『失職させるほど追い込まないといけないことか?』かしらね
ちなみに後に脚本家が謝罪(映画「ドラゴンボール・エボリューション」の脚本家がファンに謝罪 https://www.gizmodo.jp/2016/05/writer-of-dragonball-evolution-apologizes.html)している
(2009年 DRAGONBALL EVOLUTION 公開時のコメント。興業収入4,500万ドル)
「脚本やキャラクター造りは原作者としては『え?』って感じはありますが、監督さんや俳優の皆さん、スタッフなど、現場は超優秀な人達ばかりです。ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません。もしかしたら現場のパワーで大傑作になっているかもしれませんよ! おおいに期待しています!!」
(2013年 『ドラゴンボールZ 神と神』の大ヒットの後のコメント。なお、脚本鳥山明の『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』 の興行収入は1億250万ドル)
「脚本があまりにも世界観や特徴をとらえておらず、ありきたりで面白いとは思えない内容だった。注意や変更案を提示しても、製作側は妙な自信があるようであまり聞き入れてもらえず、出来上がったのも案の定な出来のドラゴンボールとは言えないような映画だった」
スシロー皿ぺろ投稿・バイトテロ投稿を擁護したいのではなくて、『作者は金もらってたじゃん、それがたとえ端金だろうが』だったら、
イスラエルは中東国家から蛇蝎のように嫌われており、中東で孤立状態にある。
かつてアメリカを中心とした西側陣営はサウジアラビアを西側へ引き込もうと様々な援助を行ったが、結局今年八月にサウジアラビアはBRICs(中露陣営)への帰属を発表し、アメリカの中東におけるパワーゲームは見事に失敗した形となった。
その失敗によって苦境に立たされたのはどの国だろうか? イスラエルである。
反イスラエルを掲げる武装組織は複数あり、BRICs陣営の某国がそれら武装組織を支援しているというニュースは公然の秘密である。一機数十万~数百万のドローンによって数億円の戦車が破壊される映像が今回のガザ動乱では世界に向けて発信された。Poor warとでも言うべきか、武装組織は安価かつ強力な兵器で武装することに成功しており、毎年数千億円の軍事援助をアメリカから受け続けるイスラエルとは言えど、その対応には苦慮している。海外のニュースソース(アルジャジーラ)によれば、ガザ地区に投入された機甲戦力の23%に及ぶ九十台近い戦闘車両が現時点で破壊されており、その苦戦の色は濃い。また、前線で指揮を執っていた機甲部隊の司令官の一人であるシェルダグ・ジオール大佐が戦死したとのニュースが11月に入って舞い込んできた。繰り返す通り、イスラエルは孤立しており、支援された武装勢力によるPoor warに果たして今後二十年三十年耐え続けられるかというと疑問である。イスラエルは孤立している。
さて、そんな中で、今年の九月に入って、イスラエルはサウジアラビアとの国交を回復させる政治交渉を開始していた。
これは、一度は西側の勢力下から離脱したサウジアラビアを引き戻すという意味での交渉であると、世界中の人々が捉えていた。
勿論、この交渉は十月に入って行われたハマスによる奇襲攻撃によって立ち消えとなり、サウジアラビアは公式にこの国交正常化交渉を凍結したのだが、この2023年に至るまでの経緯を考えれば、イスラエルが本当にサウジアラビアに対して『西側に引き戻す』という悠長な交渉を仕掛けようとするだろうか?
寧ろ、イスラエルの人々に必要なのは、明らかに中東のBRICs陣営に対する恒久的な平和条約であり、和解であり、友好関係である。勿論、歴史的経緯を考えれば、そのような友好関係を取り結ぶことは難しいものの、しかしBRICs勢力が伸長していく中で、表立って彼らを敵に回すことは避けたいはずだ。わざわざ敵対的な態度を中東のBRICs陣営に対して取り続ける意味は無いはずだ。
いや、一つだけある。そのような行動を取り続ける理由が一つだけある。
『私たちはあなたがたの予想通り、想像通り、BRICsの人々と対立していますよ』というメッセージは、西側のイスラエルに対する友好的な態度を引き寄せるはずだ。というか、正直なところイスラエルがBRICs陣営に対して強硬的な態度を取り続ける理由は、それ以外に無いのである。
想像してほしい、周囲の国々を数十年に渡って侵略し、殺戮し、強権を奮い続けてきた国家で生きるということを、その国の為政者であることを。想像して欲しい。それが、どれほど心胆を寒からしめる事実であることかを。四方八方の国々が自国を憎悪している、その渦中の国家の為政者であることを想像して欲しい。彼らが喉から手が出るほど欲するであろうものが何であるかは、火を見るよりも明らかだ。それは恒久的な平和条約だ。
そして、それは許されないことなのだ。
西側陣営の一国であるというアイデンティティが、彼らに年間数千億の軍事援助を提供し続ける某国が、そのような願いを許すはずがないのだ。
歴史に残るような名作では全然ないんだけど、面白かったのでメモ
・冒頭 大晦日、空港(後でわかるがシンガポール)ジェット旅客機のベテランパイロット(ジェラルドバトラー)
遠く離れた(あとでわかるがハワイ)大学生の娘と電話している「新年にちゃんと来てね」
→ ①仕事優先お父さんモノ(いつも約束を破って嫌われているけど家族と最後に仲直りする)モノっぽい雰囲気を提示
→ ②明確なゴールの提示 『ラブ・アクチュアリー』とかみたいに、オチ・クライマックスはそこなんだと思いながら観客は見ることができる
・設定の提示
一人、刑事にマンツーマンで護送されている殺人犯がいるよ! 何か起こりそうだね!
・本作のいいところ
(A)困難から脱出するのを邪魔する足を引っ張るための愚かなキャラクターが(ほとんど)いない
☆14人の中には、CAに傲慢な態度の偉そうなビジネスマン(CEO?金持ってそう)
殺人犯ときいてセルフィーにこっそり映り込ませようとする女子二人組(刑事に怒られてやめる)
「席を立たないで!」と言われてるのにCAに食って掛かるとか、「残り少ない食料を分け合わなくては」と言われて「おまえがリーダー面してんじゃねーよ」と和を乱したりする描写がほとんどないのね 気づかれないように逃げ出さなきゃならないシークエンスで不注意で物音立ててバレちゃうとかもない。
☆飛行機が遭難・行方不明になって対策チームが組まれるんだけど
航空会社の社長が「状況はもうちょっとなんかわかるまで発表は待とう(叩かれたくないし)」って思うじゃん?
危機対策チームのリーダーが「いや、記者会見は早い方が良い。質問も何でも受け付けろ」って。
で社長も「わかった」っていって実行するのよ。(そこで娘が父の危機を知る)
危機対策チームが招集されてからこのさきの主な場面は遭難者たちと会社の2場面交代になっていきます。
☆ほぼ唯一の例外が、杓子定規なコース設定を機長に強要するシンガポールの上司。
「嵐が来てるんで状況によってはコースを変えてもいい?」という機長に「ダメ。燃料が余分にかかるっしょ」という。
機長と副機長の会話。機長のバックグラウンドが開示。
乱気流に巻き込まれて飛行機の中はどったんばったん。不時着水しても泳げないんで手錠外してくれと頼む殺人犯。当然拒否される。
刑事は頭部打撲、首を骨折して死んでしまう(これも愚行での死ではない)
手錠の鍵の行方をめぐるサスペンス。動かなくなった刑事が身に着けていた手錠の鍵を殺人犯は狙うが、無事CAが確保。
爆発しそうなので燃料を捨てる! 右翼の燃料は捨てられたが左翼の燃料は捨てられなかった!危ない!
着陸後大爆発するのかな?しなかった(伏線だった)
不時着陸(not着水)
なんとか連絡をとらなくては…上からみたらなんか建物あったからそこへ行こう!
「手錠を外すからお前と私で行こう」と機長。刑事からやむなく譲り受けた拳銃もあるし
戦闘力なさそうなCA、女子客、新婚カップル、CEOと一緒に殺人犯をおいておくよりはマシだよね…
密林を徒歩移動、会話で殺人犯のバックグランウンド開示。根っからの悪人ではないことが観客にもわかる。
途中でいなくなる(ばっくれる)殺人犯。まあ、そうなるな、とひとりで拳銃片手に建物探索する機長。
なんとか会社への電話をつなげる機長。しかし会社の電話交換は「は?いたずら電話やめてもらえます?」とけんもほろろ。
やむを得ず娘に電話。会社へ伝言頼む…とそのとき、現地の悪者が!
殴り合い、件の拳銃の奪い合いなど。絶体絶命のピンチ…とおもったら殺人犯が悪者をやっつけてくれた! ありがとう!
建物探索を続ける二人。血痕のある壁・床。なぜか放置してあるビデオカメラ。再生できる(できる)。すると、誘拐された白人が身代金を払ってくれないと私は殺されちゃいます、と泣きながら訴える映像が。
残してきた乗客が危ない!
悪者集団分遣隊(全員死亡)が乗ってきたピックアップトラックにのって不時着現場に戻る二人。移動手段が手に入れて展開が早くなるの、RPGみたいだね!
悪者集団本隊が乗客に接触。新婚カップル(男)が反抗して射殺。泣き叫んだ女も射殺。(閃光のハサウェイで見た!)
一方そのころ危機対策チーム。通信の結果どの島かようやく特定できた。フィリピン政府に助けてくれと頼めばいい、と航空会社社長。あそこは反政府勢力が牛耳ってるからデカいチームじゃないと…それには24時間かかるヨとフィリピン政府の返事。やっぱりな、と対策チームリーダー。こんなこともあろうかと民間傭兵みたいなチームを用意していたのだ。
身代金目当ての悪者集団は殺さず乗客を全員ベースに運搬。パスポートのほか、乗客から取り上げるべきもろもろの品を挙げるときに貴金属に加えてiPADも名指ししてたのがちょっと面白かった。
射殺の銃撃音を聞いた機長ら。物資を奪えと命じられて居残っていた二人を襲撃。一人は死亡。生き残った方をシバキあげ、行先を聞き出す。機長が飛行機にメッセージを残している間に生き残りに命じて死体を森の奥に運ばせてるなと思ったら、銃声がして、森の奥から出てきたのは殺人犯ニキ一人。「こいつやっぱヤベーやつじゃん…」(他作品でもときどきある、この手の見せない描写好き。
人質をぶん殴ってビデオ回して身代金要求準備する悪者たち。乗客は韓国人、スウェーデン人などだった。
スターウォーズの帝国軍(ファーストオーダー)ほどではないものの、ちょっとだけ緩い警備体制の反政府勢力を機長と殺人犯の二人でメタルギアして、牢屋に。
どうする? そこで傭兵隊味方出現。飛行機に残した機長のメッセージが役に立ったのだ。
人質を運んできたバスに乗り込ませることに成功するが、逃げ道に反政府勢力がたくさん。
どうする?
(中略)
・本作の不満なところ
生き残りが少なすぎるとハッピーエンド感が薄れるからだと思うけど、同じ凶悪犯護送モノである『オオカミ狩り』と比べると物足りない(こっちは凶悪犯も複数、護送する警察官も多数だし、全然違う話だから)
・本作の感心鑑賞ポイント
・反政府勢力の凶悪さ。同情の余地なし。これは『クーデター(2015)』の東南アジア某国国民の暴徒がゾンビパニックのゾンビと見まごうばかりの扱いされているのにも通じるので、手放しで褒めるわけでもない。まあ、エヴァの使徒とかネウロイみたいな設定にもできないから。
・主人公をジェラルドバトラー(機長)とマイク・コルター(殺人犯)に分けたところ
必然的に主人公側が殺しに手を染めることになる。機長も直接相手を殺しているところがあるんですが、あとで頭を抱えたり、苦悩している。
安心して主人公に観客を感情移入させることに成功している。(間接的にやっつけるところもいいんだよな!)