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2024-10-10

今が辛い、全ての受験生へ~大学受験反省Fラン大学入学後~

増田偏差値64の高校へ通うも、

大学受験は大失敗し、私立文系Fラン大学9.5割推薦入学)へ入学した。

高校の同期はほとんど国公立トップ私立

今は23卒の社会人二年目だ。

結論から伝える。

我慢するのではなく、結果につながる努力をしよう」

当たり前と思うかもしれない。抽象的だからさらいかもしれない。

しかメンタルをやられると、合格志望校試験に受かるという結果であることを忘れてしまう。

増田の敗因を挙げるならば、

指定校推薦を取って遊んでいる友達が羨ましかった(遊びへの我慢

模試でいい成績をとる友達と比べては病んでいた(いい成績の人に囲まれて辛い環境我慢

毎日睡眠時間4時間半で勉強していた(睡眠欲に耐える我慢

というところだ。

辛くて病んでいる状況を我慢することが努力だと思っていた。

1つでも多くの問題を解けるようになることが大切なのに、

履き違えていた。

・遊んでいる友達を羨むのではなく、問題集を1ページ進めてから息抜きする

・人と比べて病むのではなく、1問でも多く問題を解けるように模試を1問解く

睡眠時間を減らして眠気に耐えるのではく、ある程度寝てから集中して単語5個を覚える

これを毎日意識するだけでも違う、と今となっては思う。

難しいのは知ってる。けどこれしか改善策はもう思いつかない。

4年間塾講師バイトもやっていたけど、

たまに我慢努力の履き違えをしたまま病むだけ病んで受検失敗した子を数人見た。

病み方があまりにも辛そうなので、変に声をかけられず、

質問されたことに答えることしかできなかった。

遊べないのが辛いなら、遊ぶべきだと思う。

実際に高校の先輩で、二年まで定期テストクラスで下から数番目、夏休みまで部活していたものの、

夏休み明けからは、日曜の午後は一切勉強しないというルールだけを徹底し、某公立大学合格した先輩もいる。

もう一度伝えるが、受験においては志望校試験に受かるということがゴールだ。

人生では受験大学入学は通過点であるべきだけどね。辛い人は今は考えなくてもいいかも。)



増田受験失敗後はどうなったか

別にどうってことないが、プライドは無くなった。

増田入学した大学は、推薦以外の0.5割は同じ受験失敗組だった。

そのなかの2人と友達になった。

2人がいたので、1年次は傷を舐め合いながら生きていくことができた。

1人は、某国公立大学編入した。

2人は、1年次終わったら休学して地方公立へ再受験すると言って大学で見なくなった。

私の代は、大学2年次でコロナ禍になってしまったので、

連絡が疎遠になってしまったが、2人目は再受験したのかどうかすらわからない。

この前連絡がきたが、今何をしているかは聞けなかった。

の子が言っていた「上ばっか見てるのは辛いから、たまには下を見てああはなりたくないと思うことも必要だよ」という言葉はずっと覚えている。

増田仮面浪人編入もせずそのFラン大学卒業した。意外と大学の授業が面白かったのと、もう二度と苦しい思いをしたくなかったからだ。

大学で割といい成績を取り、教授にもそこそこ気に入られてたため、卒業式の卒業代表挨拶に選ばれるかもと噂があった。

結局私より成績が良い人が1人いて、その人が代表挨拶だった。同じゼミAO入学の子だった。最後最後までプライドをへし折られた。

別に失敗したっていい。

大学名は就活に影響あるけど、ある程度大学での行動でカバーできるし、

しろこの経験を失敗談として活かせば強みにもなる。

何回か就活面接話題に出したし、ウケが良かったこともある。

大学受験から卒業までに、プライドをへし折られすぎて、

社会人強靭メンタル仕事できているのでこの大学に入ってよかったと思う。

受験の失敗経験を活かし、早めから就活対策して大手メーカーへ運よく就職することができたが、社内の新人賞も後少しのところで落とした。

人生こんなもんですよ。

辛い受験生、どうか少しでも落ち着いて。客観視して受験から逆算してほしい。

増田みたいな人生が嫌なら、目の前の勉強自分の状況からどうか逃げないでください。

2024-09-17

今だと炎上案件かな?

既に亡くなって久しい日本人指揮者が、英語圏某国オーケストラを振ったとき経験した話。

あるとき演目で、オケパートとしてピアノが加わる曲があり、その練習エキストラピアニストが参加した。

なお、そのピアニストは今で言うところのLGBTに当たる属性が、その国の音楽業界では有名だったそうな。

それで、ピアニストは元々用意されたパート譜の書き方に不満があるとかで、自筆パート譜だけを現場に持参してきた。

しか間抜けなことに、この自作パート譜の内容に思いっきり不備があり、曲の途中から演奏開始するタイミングで、必ず指揮者スコアを覗きに来る始末。

ちなみにプロオケ練習通称リハーサルというのだが、内容的には練習というより「申し合わせ」に近く、しかも基本一回のみ実施

その一回の時間も限られているので、とにかく一分一秒が惜しいのだ。

からこそ、件のエキストラの下手というか、時間の浪費でしかないアホ過ぎる言動に、指揮者はもちろんオケも苛立ちを募らせていったと。

そんな中リハが進んだところで、とうとう指揮者がキレた。

そこで思わず怒鳴ったセリフというのが…

"I don't know how about your part!!!"

途端にオケ全員がワァーーーーッ!!!と大歓声を上げて拍手喝采、大爆笑の大ウケになってしまった。

その後ピアニストは妙にシュンとなってしまい、実に大人しくなったと。

なお日本人である指揮者が、なぜそこまで自身の叱責がオケにウケたかを知ったのはリハ後の楽屋(個室)で、コンマスだか誰だかが代表して来室し事情説明してからだったとのことで、英語の難しさを痛感したらしい。

ということで、読者諸兄はなぜ現場がこんな大盛り上がりになってしまたか、おわかりいただけただろうか??

結論から言うと、間抜け楽譜についてオケ気持ちを代弁した叱責を行い、かつ彼の性的指向からかう、ネイティブだったら天才的な洒落になってしまったというわけ。

まり上掲のセリフ日本語にすると

「お前の書いてきたパート譜のことなんか知るか!」

「お前のチ◯コのことなんか知るか!」

というダブルミーニングになってしまったのだ!!

それで問いたいんだけど、今だったらこ発言は、日本人であっても許されない暴言扱いになるのかな?

LGBT当事者にとっては許しがたいハラスメントですかね?

読者の皆さんのご意見をぜひ伺いたいです。

2024-09-13

図書館司書非正規問題(9/14追記)

 図書館司書非正規問題について昨今取り沙汰されているのを見る。

 ざっと見た感じの問題点は、優秀な専門職が安月給で酷使されているということと、技術継承が行われないということ。

 私は先日、正規図書館司書職を退職した。理由は、専門的な業務従事したいという当初の動機と実際の現場が異なっていたところ。つまり現場職員専門性の低さに絶望して辞めた。


簡単自己紹介

・元 都道府県図書館正規司書職員

・30代


 「優秀な専門職」と言うのは、何も知らない外野自分たちを大きく見せたい現職だけ。図書館司書なんて単位を取ったら誰でも資格を取れるので、その資格一つで医師教員のような実務実習を伴う国家資格と並べると思っているのが恥ずかしい。(課程の図書館実習は任意なことが多いし、たかだか一週間程度で比較にならない)

 そして、専門職専門性が発揮できる分野としてレファレンスが挙げられるが、これはレファレンス難易度による。例えば、地域の「◯◯という地名の由来が知りたい」というレファレンスを受けたとして、まず地名辞典を見る。地名辞典になければ地方が発行してる地誌を見る。どちらかにはだいたい載っている。これの何が専門性だというのか。こういう定型化されたレファレンス対応について、口を大きくして専門性だの専門職だの言っていることが多い。逆に、人名辞典に載ってない郷土人物などを、辞典地誌など基本的資料以外から記憶や所蔵資料目録などをヒントに見つけることが専門的なレファレンスだと思う。このような真の専門的なレファレンスをできる人物がどれほどいるのか。私が勤務していたところでは、非正規職員は誰もできなかった。正規職員も半分以上できてない。

 能力によって給与が異なるのはどの世界でも一緒で、非正規職員非正規待遇であるのは相対的能力不足から当たり前のことであると思う。正規職員でもできてないのだから、そんな大きな声で「専門職待遇改善をー!」なんて言える状況じゃない。そして、優秀な人間、例えば某国図書館では正当な待遇が与えられていると思うし(ちなみに某国図書館の応募資格司書資格必要ない。この点から司書資格不安定さが伺える)、地方の優秀な人間は現状に見切りをつけて出て行く。

 何度も職員意識を変えようとしたけど凝り固まった40代後半以上の頭は変わらないし、上司層が変わらなければどれだけ下から頑張っても現場は変われないし、疲れた非正規職員も、正規職員ですらも、基本的コミュニケーションすらできない人がいるし(聞かれたことに答えられない、処理能力が低いなど)、現状維持ばかりで新しいことはせず、ただ自分世代円満に終わることばかりを考えている。こんなの一般企業事務職ですら無能扱いだろう。一般企業で使い物にならないレベル職員でも、一度公務員になってしまったら解雇はできない。そんな人たちがただの肩書きだけで「専門職ー!」と叫んでると思うと悲しいものがある。図書館司書知識は年々新しいことが増え司書課程の内容も更新されていくが、大昔に司書資格をとった現状維持ばかりのおじさんおばさんたちは自分の頭を更新しようとしないので、なおさら「専門資格とは?」と思う。

 図書館司書世界では、募集の少なさもしばしば取り上げられる。募集もたくさんあるし、優秀な人は普通に就職できる。(気になる人はJLA採用情報ページを見てみてね)40歳まで受けられるところも多く、年齢制限がないところもあり、他の公務員よりだいぶ応募資格が緩くなっている。それで若手をとろうが経験豊富人材をとろうが、それはその館の方針によるので知ったことではない。挑戦し続けて正規職員合格する人もたくさんいる。つまり、機会は開かれているのに挑戦しないことに問題があるし、たくさんチャレンジして受からないのであれば本人の能力問題であろう。能力が足りなくて受からないなんてことは他の業種でも同じで、何も図書館司書に限った話ではない。それを何でそんなに特別に大々的にアピールできるの?と思う。他の業種でも、能力が足りないけど続けたいなら待遇を落とすしかないし、諦めて他の業種に行くだろう。それと同じ。


 思いつくまま殴り書きしたので読みにくくてすみません。私が言いたいことは、周りが言うほど図書館専門職価値はないこと、専門職の中でも専門性グラデーションがあること、能力に応じて待遇が変わるのはどの世界でも当たり前で現状に違和感はないこと(非正規職員のこと)、待遇を変えたところで職員あるいは職員意識を変えないと半永久的な技術継承不可能なこと、です。40代後半以上の人たちを見て、ここにいたらこうなってしまうと思って辞めた。



2024年9月14日追記

こんなに読んでもらえるなんて思ってなかった。たくさんの反応ありがとうございました。いろんな意見があって面白かった。


タイトルと内容が違う。非正規職員雇い止め等はどうなのか。正規職員にとって非正規職員はどうでもいいように見える。

 どうでもいいです。非正規待遇が嫌なら正規になればいいし辞めたらいい。いわゆる氷河期世代など新卒時の社会状況に言及する人もいるが、正規職員の多くは中途採用(非正規職員経験者)です。社会のせいじゃない。昨今の非正規図書館員の話題を見てると、現状を変える気力や能力がないくせに空っぽの「専門性」を笠に着て「かわいそうな私たち」を演出しているだけのように思う。元職場でも組合から非正規雇用の待遇改善の署名がよく回ってきてたけど、バカだなって思ってたし一回も署名してない。私が見ていた世界では、前述の通り非正規職員専門性なんていうのはまったくなかったので、辞めても職場社会にとって問題ないと感じた。

 私の元職場管理職上司は、個人能力如何ではなく「図書館司書資格があること」を重要視し、「図書館司書資格保有者の職員数を確保すること」に専心していた。無能でも資格さえあればいいみたいな。私は資格なんていらないから優秀な人間と働きたかった。今は転職して、求めていた環境に身を置けて嬉しい。

 タイトルと内容は少し違っていたかもしれません。すみません。私が図書館司書非正規問題に触れる時、その前提にある専門性の具体的な話が出てこないように見えたので、こういう話になりました。


郷土資料収集って必要AIロボットでいいのでは?

 郷土資料必要で、各地域図書館郷土資料収集することで全国的郷土資料収集保存できる仕組みがある。それは大事だなと思う。場所予算は限られているのでその限られた状況でどういう資料収集するかといった選書にも、職員専門性が不可欠。専門性ほとんどが属人化するから、それを半永久的に継承していくべき。実際に働いてみて、この辺はロボットAIには難しいと感じた。

 郷土資料を含む図書館資料必要性で言えば、例えば陰謀論とか根拠のない噂話が力を持った時など、正しい情報情報比較検討に役立つ。図書館では全ての人がその機会を得られる。ググれば簡単情報は出てくるけど、やっぱり紙の資料の量や質とは比にならない。少しでも調査研究したことがある人はわかると思うけど。

 図書館国民県民市民ユーザーなので、ユーザーから図書館なんて必要ない、AIロボットでいい」と言わしめてるこの状況を、図書館司書図書館制度が変えていかなければいけないと思う。

 私は前述のような現実辟易していたので、一部の優秀な人間のみ残して専門性を保持し、あとの無能正規職員と全ての非正規職員指定管理に変えたらいいと思ってる。元職場でも一部指定管理が入っていたが、図書館業務ほとんどを占める定型化された業務なんて誰がやっても同じだし、むしろ公務員的な頭のかたさがなく新しい視点物事を考えられるところはこれから図書館運営必要なのではと思った。無能は切り捨てられそうだし。図書館正規職員(公務員)の働かないおじさんおばさんや無能も切り捨てられたらいいのに。そしたら現場モチベーションも上がるし優秀な人間も集まるかもね。


都道府県図書館市町村図書館では非正規職員職務が違う。(=後者では正規職員と同じような仕事をしている。)

 市町村図書館ならなおのこと、誰でもできる仕事ばかりです。図書館のあり方に関われるのは多くが館長レベルで、日常的な貸出、返却、選書(都道府県立と違って保存より利用を重視した選書)、目録(市町村ではほとんどがTRC流用)など、逆にどこに専門性があるか教えてほしい。

 現職の人はこんなチラ裏に青筋を立ててないで、「図書館なんかいらない」って言わせないように頑張ってください。図書館司書存在意義評価するのは仲間内じゃなくてユーザーですよ。内輪でヨシヨシしあってても意味ない。


コメントより抜粋図書館司書は今の情報社会に負けないよう専門性や職域を高めないと相対的価値は低くなる」「専門性定量化し、カテゴライズレベリングを行うのは、業界スキルアップだけでなく、権威づけや地位向上に必要

 私は図書館司書専門性のなさと図々しさに嘆いてたばかりだけど、本当にその通りだと思った。現状に即してよりよくする方向に考えられるのがすごいと思った。

2024-09-09

弱者男性のせいで医者を辞めた

児童精神科医に憧れていた。

都内中高一貫女子校を経て、関東某国立大医学部卒業

研修医を終えると、都内医局に入り、念願の児童精神科医仕事を始めた。

でも、地獄だった。

診察対象児童もその親もガラが悪かったりして、一言でいうなら「社会底辺

これまでの人生で関わったことのない人たちだし、関わることを避けてきた人たち。

トーキッズもどきとその親。

とても自分の手に負える代物ではなかった。

から普通精神科医になろうとした。

そしたら、弱者男性相手をしないといけなくなった。

精神疾患があり、経済的にも恵まれていない、低学歴弱者男性が、「つらい、つらい」と訴えるたび、自分のなかの大切なところが犯されているように感じた。

まるで歌舞伎町の立ちんぼになったような気分。

精神科医も続けられなかった。

今は厚生労働省技官として医療行政に携わっている。

仕事相手は、みんなまともな人たちばかり。

弱者底辺がいない環境は快適だ。

だって、そういう場所24まで生きてきたのだから

つくつぐ自分は臨床に向いてないのだと思う。

2024-09-03

三大 大変だと強弁されるほど薄ら笑いが浮かぶもの

家事

公務員

某国

2024-08-25

質問ができなかった話

前提、まずは私の母の話。


母は何でもできる人だ。

小学校から名門学校に通い、大学某国立大学。はっきり聞いたことはないけれど、思い出話を総合するとずっと主席(もしくはそれに近い存在)。

専業主婦をしていたが、家事料理完璧にこなす人。

から多分、「できない人」のことが分からない人だ。


母の教育方針に、「答えを簡単に教えない」というものがあった。

人に聞いて簡単に得た知識はすぐ忘れてしまう。だから試行錯誤して自分で答えにたどり着くべきだ、と。

これ自体はまあ、その通りだと思う。

から、母に質問しても突き放される幼少期を過ごしてきた。

例えば、本を読んでいて、知らない単語が出てきたとする。

で、近くにいる母に、「これどういう意味?」と聞く。

すると母は部屋の一角を指さして「そこにあるのは何?」と質問を返す。

母が指さすのは分厚い広辞苑

これで質問タイムおしまい。私は一人、重たい広辞苑本棚から引きずり出して単語意味を調べる。

そしてたいてい、広辞苑を指さす前に一言

「え、そんなことも知らないの?」

大げさに目を真ん丸に見開いて、びっくりした顔で、おどけた風に言う。

そして数秒、そのままの顔で私を見つめる。

多分、本気半分、冗談半分だったのだと思う。

その年の子がその単語を知っていることは当然だと、母は本気で思っている。母自身がその年齢だった頃にはその単語を知っていたからだろう。自分読書好きに育てた子だから、なおさら

ただそれをそのまま言うのははばかられるからちょっとおどけて言ってみているだけ。毎度そう言うのはもはや鉄板ネタみたいな。


それが堪らなく嫌だった。

驚いた母の顔を見る度に自分の愚かさを突き付けられる気がして心底惨めになった。

今思えば、母に懇切丁寧に教えてもらいたかったのかもしれない。言い換えるなら甘えたかったのかもしれない。

つの間にか、母に何かを聞くことは避けるようになっていた。知らない単語に遭遇したら一人で広辞苑を開くようになった。


母の教育方針が良かったのか、幸運にも私も母には遠く及ばないが、ほどほどに誇れる程度の学歴を手に入れた。

同時に、他人に何かを聞くことが全くできない人間になっていた。

からないことに遭遇すると、他人に何かを聞いて解決しなければならないときになると、おどけて驚く母の顔が脳内に浮かんで何もできなかった。

結果、空気を読むことだけが上手い人間になった。

あらかじめ他人言動をとにかく観察し、脳内で何度もシミュレーションし、自分絶対に失敗しないように。そればかり考えて過ごすようになった。

おかげで失敗しないから、大人ウケは良い子供だったけど。


大学生になり、バイトを始めた。

例によって空気を読みながら仕事無難にこなしていたが、ある時かなり大きな失敗をやらかした。

詳細は省くが、原因は私がその日の業務を正しく理解していなかったことだった。そのせいでお客さんに迷惑をかけて社員さんに尻拭いをさせてしまった。

当然ながら叱られたが、その時に社員さんから言われた。

「なんで何も聞きに来なかったの?きっと分からなくて確認に来てくれると思って待ってたんだよ」

怒ってる、という感じではなかった。

かに諭すように言われた。

衝撃だった。大人質問するのは悪いことではないのかと。馬鹿にされるようなことではないのかと。

寧ろ聞きに来てほしかった、と言われて、それは許されることなのだと、自分価値観がひっくり返された。

それ以来、かなり頑張って質問をするようにした。

おかげさまであの時以上に大きな失敗はせずにバイトを終えることができた。


今年の4月社会人になった。

今は親元を離れて一人暮らししつつ、新しい環境で働いている。

当然ながら新入社員にとっては分からないことだらけ。入社式の翌日の研修では、講師から貴方たちの仕事質問することです」と口を酸っぱくして言われた。

今はとある現場に入ってあちこち駆け回る日々を送っている。

ありがたいことに同じ業務担当になった先輩がかなり優しい方なので、ご厚意に甘えさせてもらってあれこれ聞きながら業務にあたることになった。

先日、先輩から貴方は何でも聞いてくれるから仕事やすい」と言われた。

ようやく、小さいころにかかった呪いが解けてきたような気がする。

それでもやっぱり、「これ分からないな」と思った瞬間、目を丸くした母の顔が頭の片隅にちらつく。

本当の意味で、この呪いが解ける日は来るのだろうか。

2024-08-24

某国台風兵器日本攻撃されてる

から台風多かったから疑問に思わないんだ

から兵器実験場にされてる

2024-08-23

anond:20240823074717

そのアジア某国会社名を言えや

俺がその国の会社に乗り込んでやって

パワハラ上司とか言うやつにスープレックスしてやっからよー

俺はこれまでそうやって生きてきて何度もムショの世話んなってきたぞ

我慢して死ぬくらいならなんでもやってやらあ

外国人上司パワハラ

夫が昇進して1年経ったのだけど、上司(アジア系)にリモートパワハラされて適応障害になってる。無能だって言われ続けてるっぽい。

上司アジア某国居住してるんだけど、こういう場合って日本の労基に駆け込んでもだめかね、日本人じゃないし。

経験ある人経験談求む。

2024-08-12

某国大使館の公開イベント大麻体験コーナーがあった

あれって日本の法に触れないんかな

2024-08-10

日本社会絶望的に科学研究に向いていない

注目の科学論文数、日本は過去最低の13位 1位中国、2位米国

増田某国立大学の工学部で教鞭をとる40代准教授である。その視点からの話であることはご承知おきたい。

こういう記事ブクマには政策が悪いとか選択と集中が悪いとか色々つくが、社会構造的に「向いていない」という話を書きたくてここに書く。

お金が無い

 みんな気になるだろうから、これを先に書く。

 最近になってにわか科学研究大事ということになって色々な研究予算が付くようになった。工学部だと企業との共同研究お話なんかももらえるので、えり好みしなければ研究費を取りやす環境にある。

 だが、大学にはお金が無い

 どういうことかというと、この手のお金は期限がついていたり使途が決まっていたり、いろいろと紐がついている。そして、必要なところには回せないことが大半なのだ

 例えば人件費民間企業ではありえないことだが、国立大が人ひとりを無期雇用で雇うためには、退職までの予算を確保することが必須なのだ。国から運営費交付金寄付金のような、必ず退職まで支払われることが確実な予算裏付けないと無期雇用の人を雇えない。民間企業なら、人を雇うときに予め退職までの給料を積み立てておくというようなことはせず、営業を頑張って給料を払うだけの売り上げを確保するものだと思うが、国立大ではそういうわけにはいかない。色々な企業との共同研究を締結し、外部資金を獲得して、その人の給料を確保する、仮にできなかったら身銭を切ると教授宣言しても、そういう期限付きの契約では無期雇用の人を雇えないのだ。

 秘書事務職員ならまだしも実験機材を維持管理する技術職員とか、研究員とかもこの縛りを受けるので、必要な人を必要なだけ確保することができない。運営費交付金人件費だけでなく建物設備の営繕にも使われるのだから、やれ70年代80年代に建てられた校舎の改築だとか、光熱水費だとか、とにかく運営費交付金の増額が望めず物価が上昇し続ける昨今、大学にはお金が無いのだ。

 ちなみに、外部資金をたくさん取ってきたからと言って自由に使えるわけでもない。大概の研究費は他の外部資金と混ぜて使ってはいけない縛りがあるので、例えば研究費A で岡山学会へ行き、次の日から研究費Bで広島の共同研究先で実験をする、みたいな場合でも、いったん大阪の自宅へ帰って一晩滞在することで研究費を分けないといけない。実験機材も合わせて購入するということはできない。100万円の研究費をふたつつかって150万円の機材を買うことはできないのだ。これが研究費は増えてもお金が無い、という事情の内幕である

学生がいない

 昔からアルバイトに熱心な学生サークル活動に精を出しすぎな学生は確かにいた。最近就職活動時間をかけすぎな学生が多い。夏休みはおろか授業期間中インターンにかかりきりだし、ウェブテストの後で何度も面接をさせられ、いきおい、学生疲弊している。日中の貴重な時間研究室ではなく就活に費やし、奨学金や親から仕送りでは足りない学生アルバイトまでしているのだから卒論修論の質は落ちる。企業ガクチカとか聞く前に、理系学生研究室で研究させてあげてほしい。学部生の卒論半年から1年しか期間が無いのに最後の数か月を除いて就活とまるかぶりだし、2年間しかない修士課程の1年は就職活動で消えている現状で、大学から研究成果が出ないと言われても、どうしようもない。

 研究というのは、専門書を読み、先行研究を調べ、仮説を立て、手を動かして仮説を検証し、その結果を文書にまとめるサイクルである。これがきちんとできる学生であれば、どんな仕事に就いても立派に働ける。たぶん。

 というか、企業採用も、もっと必要資格能力を具体的に書いてほしい。今どきの学生は真面目なので、特定資格を持っていると就職に有利だとわかればそれを取るようになる。大学だって国の資格などであれば学科免除などを取りに行って「就職に有利」みたいな売り文句学生を集めやすい。どんな企業だって欲しい資格能力採用時点で分かっているはずなのだから、それくらい明かしてくれてもよかろう。

博士課程に魅力がない

博士課程の大学院生、というのは研究を進めるうえで大変貴重な戦力である。なにしろある程度は自力研究を進めてくれるし、そのレベル論文として世に問えるものである

ところが、であるちょっと考えてほしいのが博士課程の魅力だ。日本博士課程は、基本的には学費を納入して「学ばせてもらう」スタイルである。その分研究テーマ自由度は高いし専門性を高めやすい。一方で、ある程度経済的に恵まれていないと、3年間の生活をどう工面するかという問題が常に付きまとってしまう。最近は、学振特別研究員のような昔からある登竜門的に限らず、各大学の工夫や国の政策博士課程進学者経済的に援助する仕組みが整い始めている。とはいえ、それらに通らなければ学費生活費を調達せねばならないし、採否の通知は年度末か入学後なので、まったく安心できない。どれほど優秀であろうと研究に向いていようと、金がない学生就活するしかないのだ。

 さらに、就活に際しても博士課程は買ってもらえない。就活サイトを見ればわかるが、技術採用でも研究採用でも、博士号持ちの人の初任給は明示されない。修士課程初任給しか書かれていない。これを見た学生は、修士号持ちと博士号持ちの初任給は同額だと理解する。聞くところによると、博士号持ちの初任給修士号入社三年目くらいかそれ以上らしいのだが、書かれていない情報などあてにできないので、就活する側からみると前述の理解となる。これでは、博士号を取っても何も良いことはなさそうである

 欧米ではではの出羽守だが、海の向こうでは、博士課程というのはプロジェクトから人件費支給される研究である仕事の扱いだから労基法にも守られる。しかも、博士号を取れば仕事の口も増えるし給料も上がる。

 ドイツなんかに行くと、博士号持ちは英語さえ話せれば仕事に就けるが、修士号まではドイツ語を話せないと仕事がない。Dr. と表札に書けるオマケはさておくにしても、それくらい社会的な扱いに差があるのだ。もちろん、給与の出どころである研究プロジェクトが終わると別のプロジェクトで雇われるまで博士課程を続けられないとか、プロジェクトの元締めである指導教員と相性が悪いと人生大惨事になるとか、いろいろなデメリットもあるが「博士課程の研究員」という仕事に就いている扱いなので、無理だと思うとみんな中途採用企業転職したりする。それくらい、普通仕事の扱いであれば進学者も増えるだろうし、博士号を取っておけば食うに困らないくらいの扱いになってくれれば、みんな喜んで進学してくれるんじゃないかと思うがいかがだろうか。

大学教職員は忙しすぎる

 大学安定的予算が十分ないために人を雇えないという話を最初に書いたが、そのツケをどう払っているかというと、パーマネントの教職員が頑張って回している。いや、有期雇用教職員やらせることもあるけど。来年度には任期切れで退職するような教員入試問題を作らせたりされてよいものか?高校への出前講座とかアウトリーチ活動必要だと言われたとき来年退職する先生を送り込んで誰が進学してくれるのか?定年退職した技術職員の後任は予算不足で雇えませんでした、となったときに機材の修繕を誰がやるのか?それでなくても、学生就職研究指導の面倒は必須である

 というわけで、大学先生講義以外にもやることがだくさんあるのだ。とても研究をしている場合ではない。雑務と呼ぶ人もいるが、講義研究以外にも誰かがやらねばいけない仕事なのだから「雑」はないだろう。とはいえ、昔は若手の教員がやっていたような事柄も、若手ほど任期付きになってしまったのでシニア教員がやらねばならなかったり、幸運にも無期雇用を勝ち取った若手に集中してきたりするので、DXで仕事効率が2倍になっても仕事は3倍に増えるのだ。偉い先生方は偉い先生方で、改革と称して新しい企画を立てないと予算をくれなくなったので、朝令暮改もいいところのマイナーチェンジお茶を濁したような企画書をいか気宇壮大に書き直して追加予算をゲットするかに時間を使っている。夏休みも暇かといえばさにあらず、老いも若きも科研費などの外部資金申請書と格闘している。倍率が10倍近くても、何とかして手に入れないと満足に研究ができないのだから仕方がない。

 ちなみに、大学によって、また学部学科によって異なるが、国立大教員競争資金なしに受け取れる、平たく言うと自由裁量経費みたいなものは、年10万~30万円くらいである。国際学会の参加費が10万円を超え、海外論文誌の投稿料も10万円くらい取られるこのご時世に、である。どれほど世紀の大発見をしようとも、世に問うためには論文化して論文誌に掲載されねばならず、掲載されるためには投稿料を払わねばならないのだ。そして、その投稿料ともらえる経費がほぼ同額ということは、外部資金が無ければ研究 XOR 投稿という選択肢になってしまう。日本論文誌であればもう少し安く、数万円で済む。ただ、そういうところに掲載されても「注目の科学論文数」にカウントされることはない。これが現状である

 それにしても、研究をして論文を書いて世に問うためには先立つもの必要で、それが外部資金が無ければ全く足りていない、という状況であるにもかかわらず、外部資金を取るためには論文を世に出さねばならないというのは何とも困ったものである。このあたりの必要経費と割り当て予算アンバランスはどうにかならないものだろうか。



 というわけで、大学先生というのは、外部資金が無ければ研究ができないために年中予算の確保に腐心しており講義学生指導は当然やるのだから研究をしている暇はない。その先生を雇うお金はもちろんそれを支えるスタッフを雇う予算すら、外部資金のようなひも付き予算から支出できないために全学的に人手不足の状況で、この傾向は悪化こそすれ当面改善する気配はない。代わって研究の主力となりえるのは博士課程の大学院生くらいだが、日本人の学生ほどこっち方面キャリアに魅力を感じずに就職してしまう。それどころか就職活動過去にもまして無暗と時間を食うような仕組みになってきており、研究活動スキルアップさせようもない。これが日本社会の現状である

2024-08-08

ユダヤ人イメージ経験から

ワイはソフトウェアエンジニアっていうのもあって、EU某国で働いておるんや

周りに日本人全然おらんから接するのは外国人ばかり。

あぁ、こいつユダヤ人なんやって気付かないことのほうが多いけど、たまたまそれが

わかったケースが数件あるから伝えとく。

あいつら、初対面で年収やら経済力聞いてくんねん

どんだけ頭の中、金金金なんや、こいつら

さすが金融業で財(罪かもしらんが)を成して、ユダヤマネー世界を黙らせてるだけあるわ

ロシアオイルマネー欧米買収しとったら、欧米諸国ロシアも余裕で擁護しとったやろなあ

2024-07-25

anond:20240725163652

そうだな、某国っていう国があったのは史実だもんな

anond:20240725163402

15世紀ヨーロッパ某国舞台に、飛び級大学進学を果たした神童ラファウが、天文学への情熱を抑えきれず、謎めいた学者ベルトとの出会いを通じて「地動説」の可能性に触れていく、地動説証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語

https://news.yahoo.co.jp/articles/44f605be01f18104cfbba61afef9ac603ba79c8d

舞台15世紀ヨーロッパ異端思想ガンガンあぶりに処せられていた時代

https://shogakukan-comic.jp/book?isbn=9784098607785

めちゃくちゃさも史実ですって顔してて草

2024-07-19

体操選手喫煙飲酒への某国会議員の発言

某立憲議員法曹資格有)が始末書で済ませりゃいいだろうといったらいしい。

しかし、こんなことはおそらくこれまでも中で注意などはしていていよいよ選手村に入るところで、

さすがにたばこのにおいがする近くの部屋(または相部屋?)などは嫌だといわれて発覚したのではないかという説があるようだ。

酒もだれかに一緒に飲もうと誘われた人間がいて、やはりそんなこと言われて自分処分されるのはたまらないという選手が出たという噂もあるらしい。

始末書で済ませろというひとは、こういう実際に被害を受けた選手がいることはどう考えているのだろうか?

合宿中に喫煙飲酒を禁じているのは、成人が多い選手であるから法的な問題というよりは、ほかの選手への影響があるからではないのか?

根拠は行動規範なのだからまずはそれを軽視していることが問題だろう。

また、青年ならわかるが、プレッシャーの解消になんで未成年タバコや酒を思いつくのだろう?

まあ常習してたと考えるのが普通だ。そうなると大学責任も重く、寮などがそういったことが行われているなら、

選手自体処分もしなくてはならないだろうが、場合によっては大学監督なども責任は問われるだろう。

しかすると、高校時代からの常習で大学では注意したので、東京では飲んでなかったのかもしれないですけど。そうなると高校責任ですか。

まさかですが、依存症だったりすれば大きな問題ですね。

2024-07-14

anond:20240714074130

EU某国育ちだし、自分のことリベラルだと思ってるんだけど、

どうも増田のいうリベラルとはかけ離れてるんだよな

あと、自民党は大嫌いだよ。あいつら反日朝鮮カルト

思想問題じゃなくて日本人なら嫌いであって当然でしょ

2024-07-11

社会に馴染めなくて思考までおかしくなっていくのが怖い

自分高校卒業して6年経っても就職できていない。

発達障害を持っていてB型作業所に6年間通っているが就職に近づくどころか2年に1回のペースで大きなトラブルを起こしその度に就職から遠のく。

毎日必死努力して図書館自己啓発書を読んで体力を付けるために筋トレして生活費を下げるために節約本や断捨離動画を見ているのに全く就職に結びつかない。

そんなこんなのうちにここまで努力しても就職できないのは社会側の問題なのではないかと思い日本社会の全てが憎くなってきている。

日本人を脳内蔑称で呼んでいるし反政府組織に入隊して日本人をやっつける小説を書くのを趣味にしているくらいだ。

それだけでなく今年正月に起きた事件を見てこいつらは健常者で普通に就職して中には家も建ててる金持ちも居たんだから耐震対策をしなかった自己責任だろ、健常者ザマアと家族に話し怒られた事で自分思考が変わってしまたことを自覚した。

今日報道された某国民的スター報道の話を聞いても金持ちザマアと思ってしまった。

自分でも思考おかしくなっていると感じるが自分でそれを正論と思っているのも本心なので変えたくても変えられない。

困っている障害者を助けず自己責任を押しつけるなら困っている健常者なんて超自己責任だろと思ってしまうからだ。

これは健常者に対するミラーリングでもある。

障害者に適切に配慮した上で健康的で文化的生活を送れる雇用を用意するのが最優先だが出来ないのなら生活保護を無条件で与えたり障害年金を増額したりと言った社会側の弱者への努力配慮を頼むからして欲しい。

ASDの8割が無職、もしくは不当に低い地位に追いやられていると言うデータもあるのだからこれは最早社会の側の問題だろう。

頼むから努力をした人間が報われる世の中にしてくれ。

2024-06-25

ネット世代政治厨が右も左も根本的に間違えていること

お前らは良くも悪くも『団塊左翼老人』を人格的に過大評価し過ぎ。

 

 経歴としては余りにもレアなので細かく書きたくはないが、うちの母親女子進学率5%っていう当時に某国立大学に入学して学生運動に参加し、卒業後も「おタカさん社民党」にしか入れないと言い続けてるような、主義主張だけ言えば普通にリベラルって感じの人だが、募金とかボランティアが大嫌い。

 自分貧乏な家から実力でのし上がったという意識が強過ぎて、「自分以下などいない。みんな努力してないだけ」と本気で思っているモラハラ屋。

 性根では差別意識が強くて、テレビ外国報道ドラマを見て「日本とは倫理観が違うのよ」なんて平気で言う。

 父親父親で、自分はそういう女と結婚しておきながら、医学部女子排除ニュースを見ながら「女には学問より料理でもやらせとけ」とのたまう。

 要するに、「自分の得になるリベラル選択肢を選ぶ」ことと、「他人が損な選択を押しつけられても優越感で笑って済ませる」ということが全然平気で両立してるの。

 二人とも貧乏な家庭から勉強を頑張って高給取りになった。つまりお前らのねたむ「実家が太い(田舎保守都市型リベラル)」なんてパターンとは全然違う、叩き上げからこそ「リベラル」で叩き上げからこそ「パワハラ気質」っていうクソめんどうな勝ち組

 これはN=1だから団塊老人のどれだけがあいう捻れ方をしているのかは知らないが、お前らが属性だけで「団塊老人だから」「◯◯という生まれから」という話をするたびに、そんな単純じゃねえんだよとため息が出る。

 どんな生まれだろうと、表面上「リベラル」な主張をしていようと、それと人間性問題は全く別次元なんだよな。

2024-06-09

anond:20240609153041

あらゆる商品が値上げしているのはわかるけど、それで某国のようにインフレ生活費値上げで生活が立ち行かなくなったり、家を手放したりという話は聞かないので気になったのよね。

もちろん今後どうなるかはわからないけど、米国の利下げもそのうち始まるだろうし持ち堪えられるのでは?とおもう。

物の値段が高いと確かに嫌な気持ちにはなるけど、それがどれくらい問題なのかがよくわからない。

2024-06-08

anond:20240608114355

ではなぜ実質賃金が下がっているのでしょうか?

所得が下がっているのはジャップランドだけであって他国は軒並み上がってますけど…

それらの国家国家戦略として少子化を進めている。

たとえば某国では一人っ子政策も二人っ子政策もとうに撤廃されたはずだけど…

「老人は偉いから俺の言う事を聞け」と騙り、ある時は「老人は可愛そうだから助けない奴は地獄に落ちる」

老人が全ての舵取りを決めているオワコン国家なんだから当然だと思うけど…

直近5年の誤魔化しのために使っているお金を、20年後40年後の社会のために使おうとしていないのです。


貧困国に井戸を作っても、明日パンを買うために部品バラし売ってしまうような状態ですね。


目の前にある出生率を一度諦めましょう。


50年後の日本の事を考えたら出生率を維持する必要がある?


もし本当に50年後の事を考えているなら、一時的出生率犠牲にしてでも経済を立て直すほうが正しいことに思い当たりませんか?


結局のところ、出生率を上げようとしている多くの人が口で「何十年後」と言っていながら実際には「直近数年の出生率しか考えていないのですよ。

それはそう

2024-05-25

anond:20240524223357

自分研究室がつらすぎて大学院中退した


当時自分が置かれていた状況とあまりにも似ていて、読んでて胸が痛くなった。

元増田を読んでたら居ても立っても居られなくなったので自分経験を書こうと思う。

増田の今後の人生の助けになればと思う。


自分10年ほど前、某国理系単科大学とある実験研究室所属する院生だった。自分もその分野の研究に興味があって研究室に入ったのだけど、指導教員問題のある人だった。元増田教員と同じように学生に対して「こんなんじゃ社会に出たとしてもやっていけない」と発言したり、お盆にも実家帰省させず実験をするように学生強要したりと、まさにアカハラ教員だった。でも多分元増田指導教員の方がもっと酷い。当然自分含め学生たちは毎日深夜まで研究室で過ごしていたし、休日大学に通うのが当たり前だった。


そんな状況の中過ごしていた自分は無事大学院入学半年ほどでメンタルを崩し、次第に自殺の二文字が頭にチラつくようになった。今となっては何であんなことで深く落ち込み悩んでいたのだろうと思うけど、社会に出て働いたことの無い人間が、自分より社会経験のありそうな人から「お前は社会に出ても使えない」と言われ続けられれば、そうなってしまうのも仕方ないよなと感じる。かくして自分メンタルは順調に蝕まれ、結局朝、布団から起き上がれない状態までいってしまった。


そんな自分を救ってくれたのは旧Twitterだった。学生の頃の自分ツイ廃で、メンタルがやられていたのもあってぼーっとタイムラインを眺めることが多かった。インターネットはいろいろな人がいて、自分と同じように過酷研究室で過ごす人の愚痴だったり、そういう研究室で過ごしていた人の体験談などが書き込まれていた。特に自分の目を引いたのが大学院中退して就職したという経験書き込みで、そこに書かれていた「社会では案外なんとかやっていける」といった文章自分の道が開けた。というかあの頃の自分は藁にも縋る思いで、あの地獄のような環境から抜け出せるのならばなんでも良かった。


大学院を辞めて就活しようと決心した次の日、両親にそのことを相談した。いきなり辞めるのではリスクが大きすぎるということになり、1年間大学院を休学することにした。学生課に休学届を提出し、指導教員今日から研究室に行かないという旨のメールを出した日のことは今でも忘れられない。平日の真っ昼間に大学の外をふらついているという現実が信じられなくて、自分自由になったんだという実感がなかなか得られなかった。それから1週間くらいは家でゲームをしたり、都内観光したり、目一杯遊んで気分をリフレッシュした後、就活モードに切り替えた。


大学院を休学する前から就活ターゲットは決まっていた。公務員である公務員就活新卒であるかどうかが関係なく、年齢の条件と公務員試験クリアすれば採用される。自分みたいな人生のレールを脱線しかけていた人間にもリカバリ可能である。そして自分試験に受かるために半年間ひたすら勉強した。1日何時間勉強するのは大変だったけど、研究室に閉じ込められて夜遅くまで過ごしていた時と比べれば屁でもなかった。そして最終的には某地方自治体試験合格し、内定いただき大学院には休学期間終了後に退学届を出した。今も同じ職場で働いているけど、メンタルよわよわでどんくさい自覚がある自分でも仕事は続けられてる。


長々と自分語りをしてしまったけど、伝えたいことは、あなた人生はこんなところで終わらせるべきではないということ。

あなたはまだ本格的に社会に出て仕事をした経験がないから、指導教員の言うことだけが正しいと思っているのかもしれないけど、結局その人もn=1にすぎない。

普通組織は、あなたあなた指導教員が考えているほど厳しくない。

しろ大学教員の方が人生ほとんどをアカデミック世界で過ごしている訳で、そっちの方が「社会を知らない」のではと思う。

人生、辛いことがあったら落ち着くまで休んでもいいし、なんなら逃げ出しても構わないと思う。


自分大学院中退から就職公務員)を選んだけど公務員仕事内容は相当ブラック。それでもブラック研究室よりはマシだし、同僚や上司に恵まれれば(自分は運よく良い人たちに巡り合うことができた)やりがいを持って仕事をできる。多分これは民間企業就職したとしても同じだと思う。

ただし中退もいいことばかりでは無い。大学院中退したという事実は、周りは気にしないと言ってくれるけど、自分就職後も長い期間負い目に感じていた。ある決断を下す前には慎重に考える必要があると思う。


元増田人生元増田が決めるしかないのだけど、最悪の決断を下さないことだけを切に願う。

2024-05-24

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1185784

友人の母親が似たような状況になって家族関係が滅茶苦茶になってたのを思い出す

いわゆる振り込め詐欺というやつで、内容は「あなたに、最近亡くなった某国とある大富豪財産1%相続する権利があることがわかった。だが国際送金なので振込手数料100万円を前払いしなければない」というようなものだったらしい

直前で気づいた友人家族が総出で止めたんだけど、それから十数年後に亡くなるまで友人の母はこの件をずっと恨んでいて、ことあるごとに「お前たちのせいで××億円がふいになった」と言っては家族からたしなめられる、というのが、亡くなるまでの十数年間ずっと続いていたという

病室で親族が見守る中ですらも、涙を流して歯を食いしばりながら「悔しい。あんたたちを絶対に許さない」言い残して息を引き取るという壮絶な最期だったとか

2024-05-19

anond:20240519130711

某国立大理系学部学科女性が2人しかいなかったよ…

大学で頑張るべきなのは学問でも研究でもなくて、チンポだったんだな…

2024-05-12

anond:20240512200453

ニンテンドースイッチゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(その二)

LOOPERS -ルーパーズ-

宝探しが大好きな主人公が、永遠に続く夏休みに巻き込まれしまう、疲弊する仲間たちを宝探しゲームの魅力で前向きに成長させるノベルゲーム

位置情報を使った宝探しゲームの魅力が本作の大きな主題で、いわゆる「謎解き」が何故楽しいのかを掘り下げるストーリーは、ある意味ではミステリ評論的でもあり、非常に興味深かった。

作り手はいじわるで解けない謎ではなく相手レベルに合わせた解ける謎を愛を持って提示すること、解く側は愛を持って作っていると信じること、この二点への議論が丁寧に何度も行われており、なるほど納得する箇所も多かった。

物語としても、永遠に続く夏休み満喫する楽しいパートと、それを否定して前向きになることを希う苦しいパートとのバランスがよく、ボリュームこそ少ないが過不足はあまり感じない、いい作品だった。

(と僕は思うが、完全版ではエピソードが増えるらしい)


金色ラブリッチェ

普通男子市松央路が某国王女とひょんなことから知り合いになり、いろいろな事情彼女を始めとした上流階級が通う超エリート校、私立ノーブル学園に転校する学園ラブコメ美少女ゲーム

魅力的なヒロインが多数登場するものの、市松央路がまさに主人公していき、自分の「金色」を見出していくストーリーは、美少女ゲームにとらわれない王道のまっすぐな面白さがあった。

そんな無数に広がる夢を追う若者の瑞々しさと、とあるヒロインにまつわるビターな展開とが、良い意味で後味が残る作品になっていた。

オープニングテーマ歌詞明日宇宙飛行士になって大気圏外で愛を叫ぼうか」が端的にこのゲームの良さを示しており、口ずさむたびに主人公の市松央路の未来を考えてしまう。


金色ラブリッチェ ゴールデンタイム

金色ラブリッチェのファンディスクで、それぞれのヒロインのアフターストリーと、追加ヒロインルート、そしてゴールデン独自ルートが楽しめる。

特に前作ではルートがなくサブキャラ扱いだった、年下ながら主人公教育役でビシビシと厳しく指導してくれるミナちゃんルート追加が嬉しかった。

前作はビターで苦いエンディングもあったが、今作は塗り替える万事がすべてうまくいくハッピールートであることが、開幕早々に示唆される。

多少、いやかなり無茶な設定が唐突に出てくるが、どんな過程だろうと金ラブリッチェをハッピーエンドに締めてくれたのは嬉しく、これはこれで大好きな作品だ。


災難探偵サイガ~名状できない怪事件~

ハードボイルド探偵サイガが、謎と事件がひしめく奇妙な地方都市「祭鳴町」を駆け回る短編連作形式ノベルゲームで、コメディ調の明るいゲーム

探偵事件、謎とミステリの建付けではあるものの、そうそうにリアリティラインと軽いノリが明かされ、本格パズラーでないことが明示される潔さが良い。

サイガ相棒となる性別不明助手レイの可愛らしさは素晴らしく、キャラクタの性別を問わない魅力的なシーンが多くあって印象深い。

はじめは打算で助手になったレイが、いつの間にかサイガと分かちがたい関係値を築いていくシーンは感動的で、名コンビとして末永くシリーズ展開して続いてほしいと願っている。


ファミレスを享受せよ

数名の客と無限に飲めるドリンクバーしかないファミリーレストランに閉じ込められた主人公が、ひたすらに雑談をし続けなにかを変えていくアドベンチャーゲーム

とにかく同じく閉じ込められた他のキャラ雑談をしていくことで話が進んでいくのが独特な味を出している。

情緒溢れる風景描写するテキストに、何かを示唆するような哲学的な会話と、何も示唆しないただの雑談とと、雰囲気重視の芸術的考えオチ系のゲームかと思いきや、しっかりと設定の開示がされ明確なストーリーの筋があるのが面白い。

徐々に明かされる設定の妙も良いが、魅力的な会話劇がたまらなく、主人公ガラスパンキャラ名前)のカップリングはひときわ心に残る良いものだった。


和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE

非常に荒い抽象的なドット絵事件捜査を行うアドベンチャーゲームで、をスマートフォン向けに発表されていた3篇と、移植独自のエピーソードの計4本楽しめる。

殺人事件捜査をする刑事という王道中の王道が導入ながら、なかなか一筋縄はいかず、お約束に縛られないストーリー面白かった。

ルックドット絵もそれに一役かっており、この絵柄だからこそ出来る表現もあったりして、やれることは全部やるような圧すら感じる。

謎解きの過程よりもサプライズに寄った作風は、テキスト主体アドベンチャーゲームでは珍しく、良い意味プレイヤー探偵乖離した、独特の魅力があった。


○好き

月姫-A piece of blue glass moon-

直死の魔眼という人、物を問わずそれを殺す線が見える奇妙な体質になってしまった遠野志貴主人公新伝奇ノベルゲームで、同人ゲーム月姫リメイクバージョン

全ての人の死が見えるため独特の価値観を持つ遠野志貴が、月が出ている間は決して死なない吸血鬼の姫アルクを見たとき、死の線が見えないため美しいと感じ、彼女と行動を共にすることになる。

この物語の導入部分で一気に引き込まれ、一息に遊び終えてしまい、かなりのボリューム作品なのに物足りなさを感じてしまった。

真祖の姫、死徒二十七祖魔法使いなど気になる設定が数多く登場するのも興味深く、特に死徒二十七祖がその「原理」を開示するところは、めちゃくちゃ格好良かった。

(まあ、原作では5ルートあったうちの2ルートしかいから、主人公の生まれ秘密とか、妹の秘密とかは不明だしね)


境界領域

南極遭難した調査隊と、何故かメッセージのやりとりが出来るようになり、彼女たちに文章を送付することでストーリーが前に進むアドベンチャーゲーム

メッセージアプリを模したタイプゲームで、家庭用ゲーム機では少ないが、スマートフォン向けゲームでは結構流行っていたジャンルだ。

システムの都合上、一切キャラクタのデザインなどは画面に登場せず、テキストだけで淡々と進むが、しっかりとそれだけでもキャラ愛着が湧くし先が気になる。

サイエンスフィクションらしい、未知の技術を踏まえたストーリー面白く、しっかりした丁寧な作品だった。


探しものは夏ですか

母方の実家帰省した主人公が、奇妙な言動少女出会うことから始まる一夏のボーイ・ミーツ・ガールものノベルゲームで、原作スマートフォン向けのゲームだがケムコインディーゲームパブリッシュする流れで移植したバージョン遊んだ

ボリュームはそれなりだが、登場人物がかなり絞られているため過不足はあまり感じず、ヒロイン真琴の魅力は十二分に伝わってきた。

導入こそ嫌な奴だが、少しづつ絆されていき、関係値がどんどん出来上がっていくのは、青春ものらしい良い展開。

中盤で一気に作品雰囲気が変わり、ハラハラする展開が始まるが、主人公真琴関係を疑う余地なく信じられるからこそ、このタメの部分も楽しく遊べた。


慟哭、そして…

原作セガサターン美少女ゲーム脱出ゲーム(今風の言い方で昔はこんな呼び方じゃなかったかも)を組みわせた作品で、それを遊びやすリメイクしたバージョン

プロバビリティ殺人大好きマンが建てたとしか思えないデストラップ満載の奇妙な館に閉じ込められた男女が、恋愛しつつ館の謎を解き明かしていくストーリー

ストーリーを楽しむというよりは、フラグを建てたり建てなかったりの、フラグ管理ゲーム性を楽しむタイプのアドベンチャゲームになっており、各ヒロインごとのエピソードはそれなり。

本筋となる記憶喪失少女にまつわるエピソード郡は文量も確保されており面白いので、手を抜くところと力を入れてるところの加減がはっきりしていたゲームだった。


サスペクツルーム~警視庁門前署取調班~

警視庁に新たに設立された取り調べ専門の部署、そこに配属になった女性刑事真野ハルカ主人公に様々な事件を取り調べだけで解決していく短編連作形式アドベンチャーゲーム

いわゆる閉鎖劇を期待するが、案外普通現場には赴くし、周辺の捜査や聞き込みを行うパートもあるので、普通ミステリアドベンチャーゲームとあまり有意差異はなかったかもしれない。

しかし、テンプレ感があるのは3話までで、後半の4話と5話は取調専門部署独自設定をうまく利用した展開が続き、見どころもおおかった。

シリーズ化もできるだろうし、続編では最初から今作後半のクオリティでやってくれれば、もっと好きになれるかもだ。


FatalTwelve

死を前に運命女神によって生きながらえた12人が本当の生を求めて「女神の選定」というゲームに挑むノベルゲーム

そんな緊張感溢れる導入ながら、女子高校生のありふれた日常と、女性だけの三角関係から来る恋の鞘当てが話の主題になっていく構成面白かった。

特に三角関係パートを陰ながら支え「女神の選定」とは無関係なのにメチャクチャ苦労する小熊真央ちゃん活躍は目をみはるものがある。

最終的にはこの二つの路線主人公ヒロインの生きて叶えたかった未練に直結していくため、無駄描写になっていないのも面白かった。


送り犬

奇妙な犬、送り犬にまつわるホラーエピソードがいくつも収録されたサウンドノベル

サウンドノベルらしく、ルートごとに世界の設定レベルで変化していくため、多種多様ストーリーが展開していく。

ホラーベースではあるものの、コメディサイコスリラーと色の違うものに加えて、視点人物女子大生、その友人、ストーカー警備員ポメラニアンと多様なのが面白い。

メインの主人公が親元を離れて一人暮らしをする女子大生なので、親の目無しセックス有り略奪愛有りの大人なやり取りが多くあるのが面白かった。


大分・別府ミステリー案内 歪んだ竹灯篭

ファミコン風のレトロドット絵サスペンスドラマのようなストーリーが楽しめるコマンド選択ADVミステリー案内シリーズ第三弾。

今作は自殺した女性の足取りを追う丁寧な展開で、落ち着いた雰囲気の中、少しづつなぜ被害者自殺したのかの心の在りようを探っていく。

シリーズを通しての観光パートや、名産品に舌鼓を打つパートなどは健在で、大分県の名物たっぷり楽しめる。

社会的テーマを問う部分も、とってつけた感は薄く、しっかりと本題の謎と密接な関係にある点が良き。


臨時終電

終電に乗れなかった主人公臨時終電と名乗る謎の電車に乗り込んだことから始まるホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲーム移植版で千羽鶴シリーズの第三弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自世界観やキャラクタが楽しめる。

今作では、一つの大きなシナリオがありそこから分岐する形式で、同じ電車に乗り合わせた複数人と力を合わせつつ、シナリオザッピングしながら進めていくのが特徴。

原作媒体携帯電話なので小さいゲームではあるが、本格的なサウンドノベルをやろうとする気概が伝わってくるし、実際フラグ管理や、群集劇めいた作劇の妙など、かなりシッカリしたゲームになっていた。

メインから離れた設定のシナリオも用意されており、そちらではコメディSF恋愛ものなど、ホラー以外のバラエティ豊かなエピソードも読めるのが良かった。


RPGタイム!~ライトの伝説~

小学生男子のけんた君お手製の自作RPG放課後に遊ぶという”テイ”が面白い、アドベンチャゲーム。

小学生が作ったという建付けのルックが徹底しており、手書きノート、筆箱やボールといった小学生のお道具を使ったシーンなど、見てるだけで小学生らしさが伝わり凝っている。

けんた君がその時々ですべてのシーンを演じてくれるのが、作中作めいた構造の妙を感じれて面白い。

テキスト主体ではなく、その時々シーンに応じた操作方法になる多様なゲーム性があるが、ステータスを増減させたり、複雑なフラグを立てたり、アクションプレイングが求められたりといった、他ジャンルの要素はあっさりめで、あくまでアドベンチャゲームではあったと思う。


いづみ事件ファイルVol.3湯宿編

携帯電話専用ゲーム移植版で、物語としてのミステリー、というよりは推理クイズ体裁シリーズ第三弾。

今作はシリーズを通してついにストーリーらしいストーリーが導入され、普通面白かった。

とはいえ、相変わらず推理クイズのような謎とあらすじの関係性が薄い点は気になりはしたが、ストーリーがよければ全て良しなのはこのジャンルならでは。

シリーズを通しての馴染キャラたちにも変化があるなど、続きが気になる終わり方ではあるが、移植されているのここまでなので、続きの移植G-Modeさんお願いします。


ナイトハイク

アウトドア初心者新人ライターキャンプツアーに参加するホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲーム移植版で千羽鶴シリーズの第二弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自世界観やキャラクタが楽しめる。

ホラーストーリーが主軸ではあるが、ルートごとに全く異なる設定になっていくタイプストーリーで、コメディ、伝記、スリラーサスペンスなどが楽しめる。

視点人物ヒロインに変わるパートもあり、そちらではまた異なったエピソード郡が待っているのも面白い。

全体的に人が死んだり傷ついたりする残酷な話が多いものの、やったやられたのバトルシーンのような読感のため、ある意味カラッとした山らしい内容が多いのが特徴的。


探偵・癸生川凌介事件譚 あねの壁

携帯電話で展開していた探偵癸生川凌介事件シリーズの第十一弾。

今作からシーズン2と呼称されており、今までとはシナリオライターさんが異なるし、作品中でもいつもの面々の登場も少なめ。

五作目の「昏い匣の上」で登場した、都市伝説ライター弥勒院蓮児が視点人物になっているため、情緒的な文章が多く、謎解きも動機の側面が多め。

シリーズキャラである癸生川凌介が登場するときに思わず、ホッとしてしま空気感が変わるのが面白かった。


探偵・癸生川凌介事件譚 泣かない依頼人

携帯電話で展開していた探偵癸生川凌介事件シリーズの第十二弾。

中学校舞台複数事件が発生し、それぞれを追っていく複雑なシナリオ

謎を解き明かす過程よりも、それぞれの事件における被害者加害者の心の在りようを深堀りしていく操作が多く、人間関係の妙を楽しむタイプ作風だ。

短い文章ながら、身勝手な悪意で他人を振り回す残酷さがしっかり情緒かに描かれており、操作を通じてドンドン嫌な気持ちになっていく悲しいストーリーだった。

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