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はてなキーワード: 根付とは

2019-05-23

ヴィーガンが壊す食文化

動物人間ご飯でした。過去数千年も人間狩猟採集で生きていました。

狩で仕留めたマンモスを食べて氷河期を生き抜き、山でシカイノシシを食べて生き抜きました。私たち祖先はヤギや豚や牛や羊や鶏を、長い長い長い年月をかけて家畜しました。家畜化なんて一朝一夕一世代で出来ることではありません。祖父から父へ、父から子へ、飼育ノウハウを受け継ぎながら、家畜を食べる肉食文化を発展させました。

色々な国で色々な食文化が発展してきました。それは日本のように仏教によって禁止されながらも、こっそりと楽しまれたり、文明開化とともに最先端料理として食べられたり、ヨーロッパのようにソーセージベーコン干し肉なんかにして長期保存できるようにされたり、焼いたり蒸したり揚げたりして、美味しく食べれるように工夫されたりしてきました。イヌイットのように生食する民族も、沢山の香辛料スパイシーに食べる民族もいます食文化は、宗教やその土地気候と密に絡み合いながら発展してきました。

文化人間が長い歴史の中で作り上げた叡智の結晶です。衣、食、住の1つである、生き物にとって欠かせない「食」の文化は何にも劣らない人類史の大切な要素です。文化人類学的な価値を持つものです。

生物学的にも人間動物を食べるのには意味があります日本人だけが海苔を消化できるように進化したことは有名ですが、お肉も同じです。人間が肉を美味しく食べて、消化して、エネルギーとして利用できるのも、人間が長い間肉を食べ続けて、そのように進化たから美味しくお肉が食べられるのです。お肉を食べるのは人間が生態です。人間は雑食なのですから

連綿と続くこの歴史の中で、動物可哀想だという考えを持ち、肉食をやめることもまた文化です。人類がそのように方向転換し得る可能性を持つこともまた大切なことです。

しかし、それを望まぬ人に強要すること、人間全体から食文化を奪うことは文化破壊です。畜産家や肉屋やコックさんから仕事を奪う権利は誰にもありません。

食文化生活根付いて始めて意味がありますレシピの本だけあっても仕方がありません。肉を食べないということは今まで育んできた肉食文化永久に手放してしまうことになります日本和食文化遺産であるように、世界の肉食文化和食よりもうんと重要文化です。ヴィーガンの肉を食べない「食」が尊重されるべきように、私たち雑食の食文化尊重されるべきです。

そうして考えると「動物はあなたのごはんじゃない」というスローガンはあまり暴力的文化否定ではありませんか。

2019-05-22

体罰必要子供もいること

体罰による躾を肯定した記事を書いた増田ボコボコに叩かれてたのを見て、私も体罰による躾があったからこそ、こうして今がある人間として思うこともあるので、ここに書いておきたいと思う。

はてなには体罰による躾を一切認めない人たちが多い。それについて例の増田じゃないけれど私も疑問を覚える。

その理由は、体罰必要子供も本当にいることを、私は私自身の行動から骨身に沁みて知っているからだ。

幼稚園の頃から私は他人が苦しんだり悲しんだりするのを見るのが好きだった。

絵本でも児童書でも、いじめられてるシーンや恥をかくシーンを見て興奮する子供だった。

何をしたのかはあまり覚えてないが幼稚園の頃から、なんでお友達に意地悪するの!と母によく怒られていたことは覚えている。

小学生とき授業参観の日にクラス大人しい子の教科書を朝にこっそり盗んだ。

後ろに親が並んでるなかで教科書がなくて必死に探して泣き出した子を見て楽しかった。

でもなぜわかったのか、母に家に帰ったら問答無用ランドセルの中を見られてその子教科書が出てきて思いっきり叩かれた。

仕事から帰ってきた父も話を聞いて怒鳴りつけ殴られた。

それが私の受けた体罰最初記憶だ。そのあとから体罰が度々行われるようになった。

あるとき、AちゃんがCちゃん宛てにBちゃん悪口を書いた手紙捏造してこっそり教室に落とそうと考え、その手紙を書いてるところを母に見つかった。

母は号泣して私を殴りつけ父には何度も蹴られた。全身が痣だらけになるくらいで次の日は高熱が出た。

でもそのおかげで「痛み>快楽」の方式自分の中に根付き、他人嫌がらせをすることをやらなくなった。

私物はすべて管理され部屋も与えてもらえなくなったか自由もなくなったことも大きい。

父に自分が行ったことをすべて書かされてから学校に無理やり連れて行かれて、教室先生やみんなの前で読まされたことで、私自身がいじめられる側になり他人に何かを出来なくなったことも影響はあったとは思う。

ただそのすべてで私は私の行動を社会的ルール適応させることを学べたし、犯罪を犯さな人生を歩めた。

両親は私が中学生の頃に、父の兄、私にとっての伯父に当たる人が、女性強姦して逮捕されたことなどの影響で、夫婦関係も難しくなり離婚した(父は五人兄弟だが私が産まれる前にも一人逮捕されている)が、父はその兄と私が似ていると心配していたらしい。

私は女なので強姦逮捕される可能性は低いが、あの体罰がなかったら違う罪を犯してたんじゃないか自分ことながら疑ってしまう。

子供は好きなことをやってしまう。好きなことが社会的に悪いことな場合体罰必要だと感じる。

追記

anond:20190522204053

申し訳ないが反省や後悔はしていない。私がどう感じようと、その人に傷が残っているなら残り続ける。なので意味があるとは思えない。

anond:20190523034025

感情強制なんて誰にも出来るわけはないと思うので、問題なのは私が行為を繰り返すか繰り返さないかだと思う。

そして私は体罰による苦痛リスク嫌がらせで得られる快楽を上回ったのでその行為をやめたという事実がある。

内心の強制は出来なくても行動の強制は出来るということが大切なのでは?

2019-05-21

anond:20190520230346

あなた意見全否定するつもりはないが、ここ6年ほど子育てして分かったことを1つだけ書く。

「あの歳の子供はイヌネコと一緒。理屈をどれだけ丁寧に言ってもむだで~」

少なくともこれは、真実ではない。子供によっても違うだろうが、我が家ではそうではなかった。

もちろん一度言って聞かせたことを即理解できたわけではないが、子供は私の言ったことを覚えていた。

何度も繰り返して言って聞かせたことが何年後かのあるとき、娘の行動指針として根付いている事を確認できた。

そしてそれは犬猫の躾のようなネガティブな反射ではなく、きちんと「なぜ」という基盤に則ったものだ。

あなた勘違いをしていると思う。

叱るために子供に手を上げる事は親の精神負担を伴い、これを避ける事は親としての覚悟が足りない、安易に親の責務を放棄している、とでも言っているように見える。

が、手を上げずに言う事を聞かせるのは、手を上げる事の何倍もの時間精神的忍耐と決意を要する事だと思っている。

anond:20190520230346

趣旨とは外れた見当違いの話なんだけど

犬猫放し飼いはさておき、家畜の放牧を何もしてないみたいに言うのはおかし

家畜の放牧は家畜ストレスを最大限減らすために行なっていて、しかも、その背景にはしっかり病気などに感染してないかなどの徹底した管理がされている。

牧場内(放牧場など)は他所からやってきた靴などで入ってはいけないのは知ってるか?

それくらいデリケートなんだよ

犬猫はしつけという問題があるけど、それでも、きちんとしたしつけではなくて暴力を受けたら人間が手をただあげただけでビクつく

信頼関係がそこにはないと言ってもいい

お前は暴力を受けて、それを厳しい躾と肯定してる。

それは世間一般でいう"虐待"を受けた人間によくある現象ということを最初理解してほしい。

子供も育てている歳となると、もう価値観として強く根付いているかもしれないが。

お前が家畜の放牧を挙げたことを前提に話すと、例え暴力(殴る蹴るなど以外で、精神的な暴力を含む)をしつけ上で行いたいとしても、しっかりと子供の病状や心情などの管理はできてるのか?

子育てが初めてなのにそこまでの理解はできているのか?

現代ではあと80年90年生きるかもしれない娘のことをよく考えてやってくれ

お前が何年もそうされてきたように、暴力肯定する人間に育てるのか、それとも正しい導き方をしてやるのか?

精神面のダメージ自殺を考えるような人間には育ててやってほしくないと思う。

2019-05-09

住むなら境目はやめておけという話

不動産やってる兄から教えてもらった。

中でも川を挟んだ県境とかは絶対に駄目と言われた。

そういう場所はとにかく民度が低いらしい。

理由は、そういう土地は境目を挟んだ先との縄張り争いが繰り返えされていて、必ず昔から暴力団根付いているからとのこと。

かに足立川崎民度低いし、福岡山口にはヤクザが多い!

入り口を牛耳るっていう意味もあるかも知れないけどすごく納得してしまった。

2019-05-06

anond:20190505162049

そもそも男性性」というより、

労働性」「報酬性」と言った方が良いのかもしれない

 

日本の男には男としてのアイデンティティ(マッチョさ、筋肉信仰)が無い代わりに

「男に限って仕事自由に選べる」「頑張れば報酬として、女をセクハラしてもおとがめなし」

という、仕事報酬営利的な価値観根付いてる

 

から性というよりかは「自分利益快楽を損ねたくない」

という利益こそがアイデンティティ化してるんじゃないか

 

日本の男政治家が、西洋政治家と違って宗教的倫理観よりも

生産性ガー」云々でリベラル政治を語りがちなのも

営利が全てというアイデンティティ根付いてるからでさ

2019-05-03

私は日本人に生まれたことが恥ずかしい

私の兄は大手金融機関に務めている。

その兄がGW明けから自衛隊に2週間ほど缶詰になって研修を受けると聞かされた。

内容が気になったので案内のパンフレットを見せてもらっていたが、これが本当に酷いものだった。

アラフォーおっさんたちを集めて、国旗敬礼だのベッドメイクだの掛け声三唱だのをやらされるようだ。

辛い……こんなものを「幹部研修」として大手企業やらせていることが辛い……。

完全に時間無駄だ……。

兄は「こんなごっこ遊びお金が貰えるんだからありがたいよ。行ってる間はノルマが達成できそうもないか給料は減っちゃうけどね」と笑っていたが。

日本にはまだ精神論が深く根付いている。

気合を入れたらなんだか突然不思議な力が湧いてきて物事が一気に解決すると信じているおっさんたちが大勢いる。

子供向けのホビーアニメ脳みそレベルが何も変わらないことを、自分たちが荒波に揉まれた末に見出し現代社会の奥義であるかのように語る。

巫山戯ている。

人口ボーナス朝鮮特需の中でたまたま経済の波に乗れただけのことを、自分たち大和魂がその結果を生み出したという錯覚を抱えたままで奴らはのうのうと暮らして、最後年金制度最後の一山を全部かっさらって死んでいくのだ。

さも、自分たちこそが日本を救った英雄だという顔をして。

殺してやりたくなった。

自分の身内が務めている会社の上役や、その上役にこんな無意味商品を売りつけた国営ヤクザ共を全員殺してやりたくなった。

私は日本人に生まれたことが恥ずかしい。

2020年も間近になっておきながらこんな精神論を振りかざしている人間たちの中で生まれて、それに迎合して生きている自分が恥ずかしい。

牟田口廉也の命じるままに大勢人間無駄死にしてから世代経って、結局何も変わってない自分たちが許せなかった。

死にたい

この体を流れる日本人の血そのものをこの世から消し去りたい。

2019-05-02

クズクズから脱却するには

トラウマスイッチが入ったので吐き出す。


何事も中途半端以下、努力も才能も、納期に間に合わせる力もないクズ

そんなままこれまでの人生を生きてきた、自他ともに認めるクズクズ、それがわたし


小学校の頃はまだまじめだった。いや、真面目の皮を被って生きていけた、というのが正しい。


中学校から片鱗が出始めた。仮病を使って休む日が出てきた。

合唱コンクールピアノ伴奏で、本番にも関わらず二小節ほど停止した。

すぐ復帰はしたものの、「伴奏すら満足にできないクズ」「一生懸命練習しろカス」と揶揄された。

「こっちだって十日前に突然任されたんだから」という思いでごまかしていたのが、クズ思考だったんだと思う。


高校の頃もひどかった。文武両道を語る、自称進学校しか入れなかったのも原因の一つかもしれない。

だけれど、そうやって他責を真っ先に思いつきそれに縋るのも私がクズゆえの思考なんだと今になって自覚する。

夏休みの宿題を「明日出す」と一週間繰り返して出さなかった結果、生徒指導室行きになった。

テスト一夜漬けで、英語赤点なんてザラだった。クズなので高3になってもベクトルの基礎がボロボロで「お前、やばいぞ」と叱咤された。

そうはいっても復習もしない、中身もない、自分に甘いクズなんだから仕方ない。

部活では、インターハイの三日前に怪我をしてキャプテンに詰め寄られてキレられた。

「本気じゃないだろ」「士気が下がる」「お前来んなよ」

重々承知してるけど、体面を気にするクズから来るしかないんだ。ごめんなさい。


大学もっとひどかった。日によって代返を使うようになった。

サークルでは技術の上達しないクズ部長を任された。指導は先輩に全部投げたし、全国大会ではわたしの凡ミス奇跡的な逆転負け。

後輩を入れた以外は部室の置物として生きていた。これが本当の役立たず。

趣味小説電撃文庫に応募した。二次選考落選。それでプッツリキレて、投げ出した。

他の人たちは血のにじむ努力をしているのにさ、あーあ自分に甘いしメンタルが弱いドクズだこと。

研究室なんてひどさの塊だった。研究の報告会で、自分研究をあまり理解していない始末、教官に顔をしかめられる状態がずうっと続いた。

ゼミ論文紹介なんて、内容が大したことないのに基本的なことすら上手く説明できずひたすら燃え時間が終わった。

それを次に生かせれば良いものの、三年間ずうっと同じ感じでゼミは終わっていき。

最終的にドクターの先輩から炎上商法」「ゼミ質問で、他の人が答える部分が多いのはM2としてどうなの」と御叱りをもらった。

修論なんて、実際完成度はめちゃくちゃ低いし、追い出され枠のお情けで卒業させてもらったんじゃないかと今でも思う。

修論とは別に論文化で必要データなんかも、わたし責任もって行うべき部分を、残った人たちに押し付けて、逃げた。

社会人としては0点どころか評価フィールドに立てやしない。

正真正銘クズクズ。そうやってこれまでの人生、生きてきた。


そして社会人になって、一か月。同期を数十~百人単位でとる企業に、文字通り『潜り込んだ』。

研修で、まだボロは出ていない。と思いたい。

しかし、この思考が頭に侵食されている時点でクズクズはまだ終わっていないし深く根付いていると思う。

それが社会人になって表出して、これまでとスケールの違う規模の失敗、負債を抱えてしまうことがたまらなく怖い。


そして今日、夢を見た。今まで迷惑をかけた先生やら同期やらいろいろな人が出てきて責められる夢。

全部元をただせば自分が悪い、出るとこ出れば10:0で負けることばっかやってきたので勝手トラウマ負ってるだけなのだけれど。

実際甘えなのは分かっているが、このトラウマの数々を拭い去りたい。そして、人として多少はマシな状態になりたい。


藁をもすがる気持ちで、ここに吐き出して、書いている。

どうやったらクズから脱却できるのか、増田の誰か、教えてほしい。教えてください。頼む。

皇室存続問題

仮に、女系認めても、結局皇位継承者が少ないことは同じ。先延ばししかならないので。

旧宮家復帰か、

側室設けるかの二択しかないのでは?

個人的には秋篠の宮さまが割と進歩的なのでいまからでも側室設けていただきたい。

そもそも一般人戦前戦直後の家系図みると結構割合で、(側室はおおくないだろうが)腹違いの子どもがいることが多い。死亡率がたかかったこともあるだろうが、この辺り民俗学的にまとめてる本でもないだろうか?。こうした側面も、日本戦後すぐに少子化にならなかったことにも一役買っているはず。

個人的には男系で1000年以上つづいてるなら、一次的な時代の風潮で伝統をかえずに、女性天皇はさみながら地ならしして、あとざっくり500年くらい男女平等根付いてから女系を認めたら良いと思います

いずれにしても、雅子さまのこれまでの状況から日本少子化と、決められず先送りする社会犠牲まで体現されていて、いい面も悪い面も、日本の象徴になってて、神ががっていると思う。

2019-04-29

anond:20190429135950

そうなのか……

申し訳ないが意外とストレス解消とかそういうのかと思ってた

(いや他の再投稿ニキがどうなのかは知らんが)

もう無意識下で根付いてるんだな……

なんというか、お疲れ様です

ちょっとだけ人間味を感じました

2019-04-28

anond:20190428181021

日本にはまだ大麻文化根付いてないから、医療用でも難しいだろうな

代替薬品が充実してるなかでドラッグまがいの嗜好利用出来る大麻合法化は流石にない

2019-04-26

anond:20190426105906

ガチな話をすると日本でもバブル以降謎のフリマ文化は着々と根付いているようで、クッキーを売るのは珍しいにしても手作り系のなんかを出店するのは割とよく見るやで。

下町で有名な荒川区ですらそうなんだから況や全国同じような状況ちゃう

2019-04-20

あの東大祝辞ってしばらく後で馬鹿にされると思う

EM菌騒動や失敗大全などで、科学的でないもの否定されることにことになったのが最近

それまでリテラシーない人が多くて届かなかったが、長い時間をかけて「科学的」な考え方が広まってきた。

同時に「論理的」「統計的」な考えも伝播しそうなところだが、今一歩のところで止まっている。

ただこれは進みが遅いだけで、論理的な考え方はこの国に広まってきている。

ゲーム理論日本においてアカデミアを飛び出して一般化してきたのは2000年代から

それから20年。これでようやく30代、40代社会的発言力がある一般人に根付いている状態になってくる。

(逆に検定論などのような物古いがまだまだ一般化していない)

あの祝辞のお方は前時代なのだが、それは年代的にある意味仕方ないこと。

我々は検証を通じて粛々と統計的手続きを経ていない言論の穴を指摘していくだろう。

2019-04-19

ワイルド萩生田の件から

消費税増税延期をめぐって信を問う可能性なんて話を萩生田氏が発言するなどしている( https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041800634&g=pol / https://www.ytv.co.jp/press/politics/32768.html )。そんなところで再び思うのだけれど、仮に野党が勝つことで政権が入れ替わることに期待するにしてもしないにしても、これはあくまで先の民主党政権ときに指摘されていた、日本官僚機構根付問題与党政権関係に基づく問題というのはそのままになっている中での話だということだ。

どんな政治的立場の人にとっても、その部分に手をつけない現政権には、将来の国家運営資する期待を持ちようがないはずである

まりごく挟視野的な期待で「自分は賭けに勝てる」と信じているものたち以外にとっては、この問題に手がつかないまま早数年を経た現政権への実際的・長期的な魅力はないまま、しかし現政権はその立場を維持しつづけているのが現状だろうということだ。

そんな中で、現政権の「お友達」的な姿勢は、もともとの官僚機構問題与党政権との関係問題を避けようとする中で(当然だが、管理機構政権関係政権与党との関係についての問題は現政権にとっても問題であるわけだから、彼らなりに何らかの対策を講じているのだ)公文書問題などさらに別の懸念問題点を生むばかりだ。彼らはこの問題に関しての革新的方法論を示すどころか、日本の政治機構への負の遺産を積み上げる大活躍を繰り返しているばかりである

これは言い切っても間違いではないと思うのだが、現政権には、たとえ第何次との数字を重ねたところで、官僚機構与党政権との問題改善する力も意思もない。つまり、現政権自身チートによる「勝ち抜き」を信じる存在のものであり、将来に通じる政策に取り組もうとしてしかしまだ果たせないなどという「美しい」存在では決して、ない。チート思考である以上、現在ルールへの自負や敬意があるわけではない。彼らにとってのルール構造というのは、ただ単に「勝ち」に関する、自身が信じる合理性材料であるというだけの話だ。

しかし(この点がこの文章における嘆きの中心なのだが)現政権・現与党がこの問題に手をつけなければ、問題先延ばしになって他からそこにコミットするルート方法もない。私自身、民主党による政権交代とその失敗から数年を経てやっと言い切ることができるようになったのだが、しかしこれが現状であるようなのだ

まり、現政権にとって代わろうとする勢力があったとして、彼らはまず最初に失敗を約束されているということだ。構造的に政権交代を果たしたとしても、その同じ構造によって、失敗を運命付けられているのだ。

制度的には、ついには国民不利益として司法権に訴えるという方法が考えられるものの、一票の格差問題についての弱腰さを思えば、司法もまた現状では、限界を訴える存在ひとつなのかもしれない。つまり今のところ、ここに大した期待は持てない。

そのような構造と現状の前で、選挙によって可能になる最大の現与党への働きかけというのは、現政権にお灸を据えるといったごく可愛げのあること以外に何も無さそうなのである。これは同時に、野党による前向きな政権交代に期待したところで、この負の構造を引き継ぐことになるその新与党仕事自体には、そもそも構造的に期待できるものはないという話だ。

この点は、現与党もこの社会マスメディア論壇も、民主党政権の失敗や民主党政権への大きな落胆を彼らのパーソナリティ押し付けることで自身立場を得ており、よって、ほぼ意図的に、これが私たちが共有する構造上の問題であるとか継続した論点であるというふうには扱われていないと言えそうである

このことは、現与党に任せたい仕事に関してより良い質を期待する層にとっても、まったく同じく、大きな問題であるしかし、実際にはその是正を促す方法がないままになっているのだ。

ではその限界を分かった上で、仮に近い将来政権交代が起こり、今ある限界のままその政権が失敗に終わるとして、そのことを私たち社会が予定された正しい敗北としてポジティブに受け止めるようなことは可能か? といえば、これはまず無理であるとも感じている。選挙で負けた現与党以上に、その新政権への参画者たちは傷つくことになるだろう。

その後の無法を思えば、現政権の敗北に期待するのがそら恐ろしくなるという意見があるとしても、私はそれを責めづらく感じる。

天皇陛下野党http://diamond.jp/articles/-/13434

イケノブ http://agora-web.jp/archives/1668593.html

いまの政権民主党政権の、官僚制をめぐる「意外な共通点https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57386

民主主義の良さとは間違っても、やり直しがきくこと https://www.buzzfeed.com/jp/satoruishido/yoshida-toru

われわれとしては、解散を堂々と受けて立つ用意がある(福山https://twitter.com/fuku_tetsu/status/1118781710437474305?s=21

2019-04-17

anond:20190417110853

オタ界隈でも、男オタの凶暴な主張から発して女オタや腐女子根付いてしまった

根拠なし

一方、女オタが自分の認めないものを叩くのは自他共に認めるところである

コナン然り、ヒプマイ然り。

男に認められたら本物

という価値観

オタ界隈でも、男オタの凶暴な主張から発して女オタや腐女子根付いてしまった

自分趣味を巻き添えにしても表現規制推し進める一部ミサンドリー共感する

2019-04-15

一度根付いたものはそう簡単には変わらないんだなあ

b:id:aomeyuki 如何に日本人の間で朝鮮人に対する偏見差別根付いているかわかる話だけど、それを変えようとかやめようとかいう話を始めるのになんの問題もない。

かねてより朝鮮人に困らされているという事実偏見差別と言われても反感しか買わないだろ

エロゲが衰退したのはラノベのせい、、、ではない

http://kazenotori.hatenablog.com/entry/2019/04/14/113600

 

00年前後青春ど真ん中だったエロゲヲタのひとりとして衰退理由一言でまとめると、、、

オタクサブカル最前線という地位を失ったから」

だと思う。

あの当時の作品若いオタク熱狂させる力があった。

Leafでいえば『雫』『痕』『To Heart』。Tactics/keyでいえば『MOON.』『ONE』『Kanon』『AIR』『CLANNAD』。TYPE-MOONは『月姫』『Fate/stay night』。エロゲではないけど同人の流れをくんだ『ひぐらしのなく頃に』。

この辺のソフトプレイヤーを熱くさせ、語りたい欲を大いに刺激し(葉鍵板なんてのもあった)、「これエロゲーじゃないか泣きゲーから」などという妄言を口走りながら周囲にプレイを勧めさせるだけの力があった(売上だけなら『鬼作』とか『大悪司』も当時強かったけど語るもんでも勧めるもんでもないから伝播力に欠けた)。

これらはざっくり「伝奇/サスペンス」「泣き」に分けることができてそれぞれブームを作ったけど、かなしいかなそれに続くブームはつくれなかったし、フォロワー作品は年を追うごとに小粒化して(初期は『sense off』とか『みずいろ』とか『秋桜の空に』とか『それ散る』とか良質なフォロワー作品がいっぱいあった)エロゲ全体のブームを急速に沈下させた。エロゲ時代は突然やってきてあっというまに終わった。

自滅、というのは言い過ぎかもしれないが、文化として根付かせることができなかった、ぐらいは言ってもいいだろう。

粒が小さくなって新しい体験提供できなくなったエロゲ世代交代(『恋姫シリーズ世代はいると思ってる)に失敗したし、熱狂してた連中はエロゲといっしょにオタク卒業するか新たな最前線へと旅立っていった。

それは『ラグナロクオンライン』/『東方』(RO2002年開始だけどコミケ流行葉鍵/型月→RO東方と変わっていった(型月はしぶとく東方共存してたような記憶)のは大きなトピック)だったり、ラノベ西尾維新/『ハルヒ』/『とある』/『ゼロ魔』)だったり、ニコ動ボカロアイマス文化だったりした。

ブームが完全に去った現代ソシャゲ(『艦これ』/『デレマス』/『グラブル』/『FGO』)でゲーム体験を満たしつつエロはその同人摂取する時代から本格的にエロゲの出番はないだろう。ニッチ需要同人エロゲが担っているから尚更だ(『奴隷との生活』はヒットしたなあ)。

 

最初URLをはったブログではエロゲの衰退理由として

1. ラノベ深夜アニメソシャゲ(あるいはスマホゲー)など他のメディアに客を奪われた。

2. ファイル共有ソフトなどにより海賊版蔓延して購入者が減った。

3. CDからDVDへの移行、スマホの普及、光学ドライブのつかないノートパソコンの普及など、周辺環境の変化によりプレイヤーが減った。

4. エロゲ大長編化による制作コストプレイコストの上昇。

の4つがかかげられていたけど、

1. はラノベ以外時代がズレてる

2. は共有ソフト以前にコピー問題があったので要因とまではいえない

3. はスマホの普及以外論外(エロゲをやるためにパソコンを買う・組む連中は多数いた。DVDへの移行なんて屁でもないし、光学ドライブがつかない云々はDL販売とかUSBドライブ存在無視してる)

4. は正しい。制作コストの増加とプレイコストの上昇は別問題なので切り分ける必要はあるが、これらの問題は大きかった

という所感。

 

上記以外の理由としてはこのエントリの主張であるオタクサブカル最前線という地位を失ったから」と、もうひとつあるとすればスマホの登場による可処分時間の細切れ化。エロゲをやるようなオタクはもともとインターネットとの親和性が高かったわけで、スマホの登場でネット常時接続する消費スタイルへ移行すると、パソコンに向かってじっくりエロゲプレイするなんてことが難しくなった面はあると思う(ここに物語長大化によってプレイコストが上昇した問題からんでくる)。

 

まあ同人エロゲエロゲといえばエロゲだし、DMM GAMESのエロゲも形をかえたエロゲと言えるだろうし(大本オモコロ記事はまさにその宣伝だ)、FGOエロゲに含めれば(含めるな)過去最大のエロゲ市場爆誕してると言えるのかもしれないが。

 

追記

Q. 「オタクサブカル最前線という地位を失ったから」ってそれトートロジーじゃないの?

A. そう見えるかもしらんけど、オタク熱狂させる弾がなくなったから、という話をしてるつもり。

逆になんで00年前後にそういう作品雨後の筍のごとくでてきたかというとまあ割と謎なんだけどひとつ言えるとしたら若いクリエイター申し訳程度のエロさえつけてれば自分のやりたいことをやれる場所だって認知されたことがデカいんじゃないかなーって(日活ロマンポルノみたいなやつって言えば伝わるのかね)。

Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』ってエロゲがある。ニトロプラス(今はたぶん刀剣乱舞で有名)の処女作シナリオぶっさん虚淵玄。今だと『まどマギ』で有名……ってそれももう古いか)。

アメリカ旅行した青年が殺しの現場を見たせいでマフィア拉致られ暗殺者をやらされるって話なんだけど、ハードボイルド小説映画かってあらすじでもうエロゲじゃないよね。で、なんとこのゲーム暗殺に使う銃を選べて、なおかつその銃がポリゴン表現されてた上に、どの銃を選んでもシナリオには一ミリも影響がない、というのが爆笑ポイントで単に作り手がそういうの好きなだけっていう。当時すでにIllusionとかがポリゴンエロゲを世に送り出してたとはいえ銃だけポリゴン表現にしたエロゲって『Phantom』が最初最後じゃねーかな(ゲームめっちゃ面白かったよ念の為)。

『雫』だって新興宗教オモイデ教』のフォロワーだし、菌糸類が菊地秀行とかの影響モロに受けてるの見ても、外の文化エロをつけてエロゲ流通に乗せる、は所謂たまによくあるってやつだった(そういうのの元祖はたぶん蛭田昌人と剣乃ひろゆき)。

まあ結局売り手も買い手もスケベ心があったんだよな。当時はエロさえ入れてれば一定の購買が見込める市場で、市場が未熟な分、制作コストが安くすんだ。買う方としてもエロがあるだけでオトクな感じがしたし地雷でも許せた(Tony絵に騙されて買った『Partner』ですら俺は許したよ)。上で挙げた諸作が仮に非エロだったらここまで売れてなかったと思うね(『CLANNAD』とか『ひぐらし』は地盤を築いた後だったからヒットした説)。

 

さら追記

エロゲ商業パッケージ)の売上は2015年に底を打っててV字回復しているとか,10年代でも名作はあるとか,本当に崩壊したのはエロゲ批評コミュニティだとかいう話をすればいいんです? / “エロゲが衰退したのはラノベのせい、、、ではない”

https://twitter.com/nix_in_desertis/status/1117750519840198656

なんだろな,一連の流れを読んでいて思うのは,『千桃』とか『サクラノ詩』とか『金色ラブリッチェ』とは言わんにせよ,『ホワルバ2』とか『はるくる』とか『つり乙』あたりをスルーされると,お前エロゲ追わなくなって10年近くないか感強くて,一気にもにょるんだよな。

https://twitter.com/nix_in_desertis/status/1117753560047898624

こういう論旨を理解せずに訳知り顔するやつが一番むかつくんだよね。

とりあえずエロゲ市場規模は02年の段階で560億(財界さっぽろ)、15年の実績値で150億(矢野総研)。V字回復というからには18年実績値で300億ぐらいに戻してるんだろうな?

そして本稿は00年台前半にエロゲ市場が盛り上がったあと衰退した理由をその当時オタクシーンの最前線をはれる弾がありその後そういうのがなくなったから、に求めてるのであって、それ以降にエロゲとして名作と呼ばれる作品があったかなかったかなんて話は一切していない。

俺が最後にやったエロゲは『もっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界エロ魔法学園』(2018年4月27日発売)だ。ゲスパーすんなヴォケ。

 

またムカつくコメントがついたら全力で殴りに行く。

貧しいものに許された娯楽は怒りだけとかいう話

タイトルのようなツイートがバズっていた。

その少し前に「道徳警察をすると快楽物質がでる」みたいな話もバズっていた。

他人を叩いてストレス発散するのがコスパのいい娯楽なのは分かるし、それのせいで他者不寛容社会になっているのも分かる。

ポリコレ棒と言われるような揚げ足取りみたいな炎上とか、善悪よりだれかを批判したいというのが先にきているのだと感じる。

でも炎上させるのがすべて悪いかといえばそうでもないはず。

たとえば今年の夏ごろに2度目のブームがきたバイトテロ

炎上していろんなところで批判されたことで、今後バイトテロをしようとする人達への牽制になればいい。

正義社会の自浄作用必要不可欠なものなのに、自分の思う正義を訴えると「正義を振りかざして気持ちよくなってる」と嘲笑されるなんて不誠実。

それに、そもそもワイドショーネット炎上なんて一過性のもの

怒りの娯楽に危機感を感じてるひとは、そういうものよりも日本根付ききってしまったテーブルマナーとかビジネスマナーとかを無くす運動をしてくれないかな…

マナーがなってない!」って怒りの娯楽の最大の温床だと思うんですよね…

2019-04-13

[]移動都市モータル・エンジン

『移動都市モータル・エンジン』(以下、移動都市と省略)を見てきたので感想。いつものごとくネタバレ気にしてないのでネタバレ嫌な人は回避推奨。あらすじ解説とかもやる気ないので見た人向けですぞ

総評

120点ヤッター!バンザイ!。点数の基準は「上映時間映画料金を払ったコストに対して満足であるなら100点」。大満足なんではあるが、この大満足は極めて個人的感情であり、しかタイミングによるところが大きい(後述)。なんで皆様におすすめできるか? オールタイムズベスト的な価値があるか? といえばおそらくない。見なくて良い。

しかし一方で今じゃないと書けない評価もあると思うので、この記事はその辺について触れたいと思う。

ファンタスティックCGアクション映画

当方は「パンフとか購入するくらいならもう一本別の映画見るわ教」の人間なので詳しいセールス文句は知らないのだけれど、スタッフ的には『ロード・オブ・ザ・リング』のスタッフ結集!とのことで、ほうなるほどと思って足を運んだ。どうでもいいけど、この映画日本での広報に失敗してない?

んでもって内容なのだけれど、想像した以上にCGが良かった。「CGが良い」っていろんな方向性があるんだけど、一昔前の重要課題だった「嘘くさくない」とか「合成に違和感がない」みたいな部分は今やもうすでに解決済みであって、現在では「どれくらい見たことがないすごい景色を見せてくれるか?」ってとこが焦点だとおもう。

その点において『移動都市』は素晴らしかった。超巨大戦車じみた土台の上に一個の都市ロンドンが乗っかって、スチームパンクともレトロフューチャーとも言える鉄量にまかせてゴンゴンガンガン進みながら、その中には宮殿大英博物館もあってゴシック生活もあるってあたりが、もう、きゅんとくる。世界観荒唐無稽さを、CGによる映像美と迫力で押し切るという、いわば「嘘の芸術である映画センス・オブ・ワンダーが花開いていた。その点は二重丸。

アクションも、チェイス市街戦空中戦、焼け落ちる基地から脱出、潜入、銃撃戦と各種取りそろえそれぞれにレベルが高く、十分以上に楽しめる。

一方で脚本は、まあ、悪くもないんだけど、そこまで良くもない。割りとありきたりな復讐劇で世界観CGによる大美術アクションに全ふりしたような映画ではあった。

登場人物も、主人公スター・ショウ(母親殺害された件をきっかけとする復讐者)とトム・ナッツワーシー(ヘスター好意を抱き所属するロンドンを裏切って協力する史学者&飛行機乗り)は、内面的にも平坦でそこまで感情移入するってほどでもない感じ。

二人をお助けする女性賞金稼ぎアナファンのほうが汎アジアキャラ的なドラマをもっていて好感度高かったほど。

だいたいしめて90点くらいで、レイトショーで割引で見ると満足な映画というのが評価だろうか。

そんなんじゃねえよFuck!傑作なんだよ!!

しかし!上記のような説明ではこの映画を120点評価した理由が全くわからないだろう。ここではそこを解説したい。

そもそも『移動都市』の世界観は、現在文明大戦争でほぼ滅んだアフターホロコースト地球である大量破壊兵器メデューサ欧州は完全に壊滅して、泥炭じみたぬかるむ湿地の広がる大荒野になってしまっている。そこではもはや土地根付いた生産をすることは不可能であり、都市は「移動都市国家」としてそれぞれが巨大陸兵器になりつつ、荒野をさまよって、より小さな移動都市を鹵獲して、食料や燃料や労働力(そこの市民)を略奪して暮らしているのだった。

今回映画『移動都市』の主役都市とも言えるロンドンは、その中でもかなり大きなものであり、旧時代文明研究をして工業力を維持しつつ、小都市を略奪して巨大化しているっぽい。

ロンドンはどうやら物語開幕直前にドーバー海峡を渡ったようで、欧州東部の小都市国家郡にたいする略奪旅行にでる。わーお!プレデタージャーニー!これを市長は「都市淘汰論」とかうそぶいて正当化する(ダーウィニズム! キタコレ)。

この時点で映画開始から10分もたってない。すごいよロンドンめっちゃゲスじゃないですか。

移動略奪都市ロンドンは「移動派」を名乗っていて、一方で、ユーラシア大陸当方には「反移動派」がいて、これは旧来の都市運営のように普通に地面に都市を作って周辺で農耕しているらしい。映画後半になるとそっちにもカメラが行くんだけど、緑豊かな自然復興している。

東へ向かうには要所となる渓谷があり、そこに東部の「反移動派」たちは「盾の壁」なるものを築いていて移動略奪都市侵入を拒んでいる。この「盾の壁」と移動略奪都市ロンドン大戦争が映画クライマックスだ。

物語中では明言してない(してるわけがない)んだけど、この「移動派」の移動略奪都市ロンドンって、もう、完全に植民地主義なわけですよ。

巨大な鉄の破砕口で逃げ惑う小移動都市を捕捉してバリバリ噛み砕き、そこの住民たちを「強制移住」させて「ロンドンへようこそ!あなた達には住居と仕事提供されます!」とか放送しちゃってるけれど、そういうひとたちは都市最下層の労働者タコ部屋みたいなところに押し込んで働かせている。

そういう小移動都市を奪って「燃料一ヶ月分の足しになるか」とか市長は言い放つし、ロンドン公園テラス(周辺の荒野が見える)では、ロンドン上級市民が鈴なりになって、(おそらく東欧貧乏な)小移動都市に銛を打ち込んで串刺しにして鹵獲するシーンとかで「うぉおおお!!ロンドン最高!!」「やれー!やっちまえーー!!」「貧乏人を奴隷しろ!」とか大歓喜なんですよ。

もう、このシーンだけで興奮してしまう。

まじか。スタッフまじでこの映画作ってんのか? っていうか原作小説からこれかよ。パンクだな。

しかもそのうえ「反移動主義者どもは盾の壁などをつくって我々を干上がらせるつもりだ!けしからん!奴らの土地を奪うぞ!!決戦だ!!」「うぉおおお!ロンドンロンドン!!」とか言い始める。

これだよ。これこそが大英帝国だよ! 大英博物館はそうやって鹵獲した貧乏都市に残されていた旧時代文明異物を収集して飾っておくとか説明されて、「わかってるよこの作者ぁ!?」ってなるなった。

んでまあ、そうやってね。植民地最高!労働力移民(白目)でOK!上層部では光降り注ぐ庭園ヴィクトリアンなライフスタイルで下層はスチームパンク労働者身分が違うからろくな会話もできません。みたいなロンドンが、最終的にはコテンパンに負けるんですけどね。

原作フィリップリーヴはイギリス出身なんだけど、自虐っていうかシニカルな笑いが凄まじいな。まさにこのシニカルかつブラックな笑いがこの映画の加点理由であって、だめな人には全くダメだし、歴史的な経緯がわからないと小芝居に意味が無いとも言えるし、そういう意味では難しい映画かもしれない。でも、めっちゃパンク

まあそういう感じでゲスダメダメさを楽しむ映画ではあるんでが、日本場合さらボーナスがあって、それはイギリスがただ今絶賛ブレグジットに関するgdgdの真っ最中であって、過去自分がやった鬼畜所業再確認だってことですよね(欧米での公開は去年なのでそこまでタイミングドンピシャじゃなかった)。

イギリス人「だってイギリスイギリスのものなのに政治の中枢がEU本国側にあるなんていやでしょ?」

ガンジーせやな自分頭悪いやろ?」

みたいなことを思い出しながら『移動都市』を鑑賞のは最高に贅沢だと思うのですわ。メイちゃん首相だんだん顔が怖くなってきたし。『移動都市』みたいにEUぶらり旅で離脱できるとええな。

2019-04-12

anond:20190411205111

ちょっとからないんだが、なぜ物語キャラクターの造形からジェンダーバイアス排除しないといけないという話が出たんだ??

ジェンダーバイアスというのは「一般的心理根付いている」から是非を問われているのであって、つまり現代舞台にした創作物ではバイアスがかかった状態が基本なのではないの?そこからそれぞれのキャラクタに特徴づけをするのではないの?

そんな、いくら望ましくないからって現実存在する現代人のバイアスを取り去って、モブから主役まで偏見なくふるまうような物語は、逆に世界の不完全さを見て見ぬふりするだけで不健全に思える。

マフィアの話を描こうというのに全員優しくて法も犯さず暴力にも頼らず仲良くダイエットコーラを飲んで禁煙パイプ吸ってるようなものじゃないか

2019-04-03

anond:20190403174949

横だけど

「「やって当然」が根付いている日本人」と

黒人は〜できない」ってイコール??????

根付いてる=必ずそういう状況にある という訳じゃないだろ。

「やって当然」が根付いている日本人

日本人、というと言い過ぎかもしれないけれど、

日本人日本人に求めすぎていると思う。

コンビニ店員態度だったり、店員の「●●でよろしかったでしょうか?」だったり。

お客様患者なのだからタメグチ命令口調だったり。

企業に何か問い合わせようと思う場合は、大抵「クレーム」だし

ゲームバグがあった場合動作が悪い場合に初めて「クレーム」したりする。

感謝メールを送ろう!」なんていうのも、よっぽどの事がないとやらないでしょう。

正直、自分自分の首を絞めていってないかな?って思う。

店員さんから釣りを貰うときでも「ありがとう」「どうも」って言う。

飲食店だったら「ごちそうさまー!」と言って合図する。

ゲームで何か不具合があって伝えるときも「いつも楽しくゲームしてます!」など前向きな言葉を入れる。

それだけで、お互いに良い気分になるのに……デキナイ人多いよね。

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