はてなキーワード: 御影とは
ニンテンドースイッチのゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(部門別ランキング)
「明日宇宙飛行士になって大気圏外で愛を語ろうか」の歌詞が主人公が夢を持って職業を選ぶことがルート分岐の重要な点になるストーリーと密接に関係しているのが大好き。
・旅路の果て
「長い道のり超えてたどり着いた私たちの“先達”」
どのルートでもしっくり来るが個人的にはサクヤルートを踏まえて聞くのが好き。
アカイイトは泡沫のボーカル版もいいんだけど、これはゲーム内には未収録なので選外。
・星の瞬くこんな夜に
この続きを読みたいなあ。
ハートとため息を盗む怪盗ミスアルテに一目惚れ、もといハートを盗まれてから自分も同じ信条を掲げて怪盗を始める導入から、かなり色々なエピソードがありこの信条の重さがどれほどの物かを理解するシーンは胸が激って熱くなった。
女性キャラだけでなく男性キャラからも惚れられる展開もあり、その際に割と躊躇せず行くのも貪欲で大好き。
・タイラ
宝探しゲームが大好きで、彼が考えるアクティビティが楽しいことが、周りの人間をどんどん引っ張って行くのが前向きで凄くいい奴。
このシナリオライターさんの主人公はみんな同じキャラと批判されるのを見たことがあるが、その点をうまく脱臭してシナリオに落とし込めていると僕は思う。
・静希草十郎
電話すらない田舎から引っ越してきた純朴な青年で、慣れない街に四苦八苦しながら一生懸命に生活をする様が格好いい。
疑わないぐらい当たり前のことが当たり前じゃないことを気づかせてくれる彼の独白は非常に興味深く、それが魔法と同じぐらい特別で異質に見えるその境遇が重たいし考えさせられる深さがあった。
・怪盗ミスアルテ
AMBITIOUS MISSIONのヒロインで、ハートとため息を盗む怪盗。
作品の大きなテーマであるハートとため息を盗むを実現し続ける様は、カッコよすぎて開幕から一気に引き込まれた。
そんな格好いいキャラが中心だからこそ、最終盤で彼女のハートとため息を盗むように盤面をひっくり返すあのシーンは堪らなく燃える最高のシーンだった。
・スバル
マイナス思考で陰気で自分勝手な、世間一般の価値観ではよくないとされるキャラで、作中の言動も度が超えてる程に度し難いシーンが多い。
しかしその自分勝手さもここまで一貫すれば見事と言うしかなく、彼女の働かず誰とも交流せず美味しいフルーツと牛乳だけを飲み食いし自然を愛で続けたいという欲望を、ガチでドン引きするぐらい繰り返すくだりは圧巻だった。
・小熊真央
FatalTwelveに登場する主人公とヒロインの友人キャラ。
デスゲームの参加者じゃないのに参加者よりも忙しそうに活動し続け、ヒロインのメンタルをケアし、主人公に察することを教えと、縦横無尽に活躍する名脇役。
恋のキューピットと言えば聞こえはいいが、主人公とヒロインの二人のために献身的が過ぎるので、彼女が彼女自身の幸せを見つける追加ファンディスクなども遊んでみたい。
・葛
小学生ながら廃屋で一人暮らしをしているため、夏の蒸し暑い時期なのにお風呂に入っていない。
しかも、彼女の攻略ルートに入ると主人公もお風呂に入れないため、蒸れが蒸れ蒸れになるのはエッチがすぎる。
アウトドアが大好きなため、汗臭いのは当たり前と割り切っており、キャンプ場でシャワー浴びたいとゴネる友人を冷たい目で見るシーンがたまらない。
その証拠に、シャワーを浴びるルートに入るとスリラーサスペンスな展開が始まるが、シャワー浴びずにいると男性と急接近し恋愛ルートに入るため、恋愛においてもお風呂は入らない方が良いことが示唆されている。
・保村
Night of the Crabz ~カニの頭に気をつけろ~のヒロイン。
常にふざけており下品なことも平然というキャラクタだが、温泉旅館に泊まりに行くのに変えの下着を持ってこず同じものを履き回すというエッチな技を披露する。
お風呂に入ってがっかりさせた後、下着の履き回しで興奮させる高等テクニックに感謝。
男子学生なのだけどとある事情からプライベートでは無理矢理メイド服を着せられている不憫なキャラ。
かなり流されるタイプで押せば普通にエッチなことできちゃいそうな様が可愛かった。
・レイ
災難探偵サイガ~名状できない怪事件~のワトソン役を務める助手キャラ。
性別不明なため男女どちらかは作品内で明記されておらず、ビジュアルもその通りどちらとも解釈できるデザインになっている。
路上生活を長く続けていたため、お風呂に入る頻度も少なかったに違いなく、その点を深掘りしていきたいと考える。
・翔太
成人済みの男性ながらオンラインゲーム内のアバターでは女性キャラを使い、他のプレイヤーに媚びを売って所謂「姫プレイ」を楽しんでいる。
サークルがクラッシュしてからも、色々なキャラに依存心高めに媚を売る様は普通にエッチで、可愛いキャラだ。
コロシアイ学園生活というダンガンロンパの根幹をなす設定をおちょくりまくる、シリーズ屈指の名エピソードの立役者の一挙手一投足。
V3だけでなく、1と2も含めた今までの学級裁判が如何に黒幕の恣意的な誘導であったかが理解できる設定の妙が面白かった。
死生観に関する非常に独特な設定が開示されると共に、その異端なキリスト教の解釈を否定する岡田黒洲の有り様は驚いた。
特にオーラスもオーラスで、作品のタイトルの意味を独白しながら彼が叫ぶ慟哭は、物語のために作られたミステリらしいトリックで、謎解きやパズルではなくミステリとして優れた作品だったと感じた。
・ワールドエンドシンドロームの主人公の名前入力にまつわる仕掛け
プレイヤーが自分で名前を付けるのは、テレビゲーム黎明期からあるありふれた仕様だが、この点を見事にトリックに昇華しており驚いた。
さらにこれが叙述トリックやサプライズの類ではなく、フーダニットの過程に用いられるのがたまらなく決まっていた。
・ルストと翔太
アーキタイプ・アーカディアの主人公と独自ルートがある男性キャラ。
彼のルートを選択すると密接な関係値のエンディングを迎えられる。
カップルか否かは議論の余地があるかもしれないが、依存心が強く自立できない翔太と、他人に固執せず内に篭りがちなルストはまさに割れ蓋に閉じ蓋、幾つもルート選択があるゲームだがこの組み合わせがベストカップルだと感じた。
一夏のボーイミーツガールものだが、とあるSFガジェットの登場により、随分と歳の差カップルになる。
この歳の差に苦悩するところがいじらしく面白いので、アフターストーリーとして少ししか読めないのは物足りなかった。
・佐知子と貴呼
二人の関係値は話の大きな主題にあるため、このゲームが好きということは自然とこのカップルが好きになる。
女性同士だからこそのアクティビティもあったりして、とても幸せそうなカップルで素敵だった。
⚫︎好きなスチル絵ベスト3
2枚あるがどちらも最高で甲乙は付け難いが、2枚目に出てくる方が好き。
ミスアルテ、ミッドナイトに続く3人目の怪盗だが、まさかここで来るかと驚かされ、さらに背景にちらっと映るある事情を抱えた前作のヒロインたち。
今作の仕掛けが一点にあつまる万感の想いがこもったいいシーンな上に、前作への気配りもされた完璧な一枚絵だった。
・島の電気が復旧するスチル絵
ATRI -My Dear Moments-の最後の方に出る、主人公とヒロインは後ろ向きで、電気で明るくなる島の家々がメインのスチル絵。
今までの苦労が報われる上に、電気が付く背景の美しさが合間って非常に感動した。
その上で、これは日本の小さな離島の電気が復旧しただけで、世界はまだまだ苦難が多く、これを第一歩にするという決意に繋がるのも良きシーンだった。
・死の線が見えない月明かりに照らされたアルク
月姫-A piece of blue glass moon-の志貴がアルクに惹かれる印象的なシーン。
直死の魔眼という得意な能力のせいで人とは違う生死感を持ってしまった主人公が、美しく見えるヒロインが登場するのは非常に納得感があり、一気に話に引き込まれた。
個人的には原作の際は琥珀さん派で、他のキャラにはあまり思い入れがなかったのだけど、リメイク版はここだけでアルク派に鞍替えした。
⚫︎美味しそうな食い物ベスト3
・月の涙
味についても言及されているが、現実世界には無いので飲みたくてしかたなかった。
食事に舌鼓を打つシーンは多いゲームだが、前後の文脈も相まって印象的でお腹が空くシーンだった。
実のところ繰り返し登場するわけではなく、要所で数回出るだけなのだが、印象的なシーンが多いため読了後にコンビニに買いに走った。
ストーリーとして綺麗に終わってはいるものの、設定や未来が知りたいことが多すぎる。
特に周瀬律架については蒼崎姉妹と何か関係値がありそうなので深掘りを期待したい。
ポケモンの買い切りゲームはいくらあっても困らないので半年に一回ぐらいは何かリリースして。
素材使い回しでいいから1時間ぐらいの短編を定期的にリリースするのが向いてると思うんだけど、難しいか。
○ご飯
朝:納豆たまごかけごはん。豚汁。昼:フライドポテト。夜:餃子、もやし、にんじん、しいたけの鍋。ネギたまごおじや。間食:アイス。
○調子
むきゅーはややー。おしごとは、おやすー。
○AMBITIOUS MISSION
・はじめに
原作はSAGA PLANETSから2022年に発売された18禁美少女ゲームの全年齢移植版を遊んだ。
北海道沙幌市を舞台にクラーク博士が残した伝承、12個の宝石とそれを収める台座で構成されたお宝を巡り、怪盗、探偵、警察、盗人、泥棒などが入り混じるクライムサスペンス。
金色ラブリッチェとは同じ世界のようで、ちらほらと見知った顔が登場する。
メーンヒロインの怪盗ミスアルテが掲げる「みんなのハートとため息を盗む」というポリシーを実現する様に、主人公の根津御影が共感し協力することになるのが導入。
怪盗が犯罪者であることは口酸っぱく言及され続けるが、法律よりも優先すべきことがあるキャラクタの心情に共感でき始めてからが物語の本番。
めちゃくちゃ面白くて最高に楽しいゲームだったので、感想を書いていきたい。
主人公の根津御影の一人称が基本的な視点になるが、まず彼が怪盗ミスアルテに一目惚れ、もといハートを盗まれるエピソードから始まる。
そのため、まずはこのメーンヒロインミスアルテが魅力的でないと話に入り込みに食いのだが、めちゃくちゃ格好いいキャラで、これに惚れない男はいないと納得させられる。
自身の行いが法律で裁かれる悪であることを強く自覚し、しかしその悪を持ってしか成し得ない大志を掲げる。
義賊的な振る舞いをしながらも、結局は自身の個人的な大志のために悪を成すミスアルテの立場は、口で言うのは容易いものの、具体的に納得するのは難しい。
しかし、本作では一番最初のエピソードで、早速主人公が抱える大問題、自分を育ててくれた養護施設の取り壊しを阻止するという目標を、ミスアルテがかなりあっさりと成し遂げてしまう、それも自身のポリシーを実戦しながら。
もうこの最初のエピソードから一気にのめり込まされ、物語の要素がたっぷり詰まっていて面白い。
夜の街を飛び回る怪盗の痛快さ、腕力や体力だけでなく知恵を使った騙しのテクニック、怪盗部と呼ばれるミスアルテをサポートする面々のプロフェッショナルさ、そして幾度となく繰り返し語れるハートとため息を盗むというポリシーの格好よさだ。
段取りを立てるパートがちょうどいい塩梅の文量なのが心地よく、怪盗目線で事件を起こしていくのが面白い物語なんだとすごく伝わってくる。
この段取りの部分では後に書くミスアルテの仲間たちも活躍するのが特に良きだった。
リアリティラインがわかりやすく引かれ、かなり無茶なことをしているが、開幕のエピソードが作品の自己紹介として読者もまさにため息をする暇もないし、ハートを盗られたと感じさせられた。
・怪盗部が仲間になっていく過程の楽しさ
怪盗ミスアルテに助けられた主人公は、自身も怪盗ミッドナイトとして、怪盗業に勤しむことになる。
この自身の名前を名乗るシーンのポエミーでキザったらしい部分で、ヒロインだけじゃなく、なるほど主人公の根津御影も大きくフィーチャーされると、予見できるのが面白い。
ミスアルテとミッドナイトは、高校生をやりながら放課後に隠れて怪盗を行う。
そのため協力者達と表向きは文化系の部活を装いつつ、その実は怪盗をするので、怪盗部という謎部活感のある設定が登場する。
顧問のカリス先生はラッキースケベ枠兼鬼教官キャラで、訓練の最中にエッチなハプニングが起こるわかりやすい美少女ゲームらしさが楽しい。
訓練でのお茶目なシーンがあるからこそ、怪盗パートでの頼れるサポート役とのギャップが良いキャラ。
男性ながらメイド服を着てお給仕もしてくれる小林つばめ君は情報解析やオペレーターの仕事をしてくれる。
怪盗部の男性は彼と主人公だけなので、最初から距離感が近いし、何より押せばすぐヤレそうな気の弱さが可愛いキャラだ。
彼女のメイク道具は特殊な素材でカメラやビデオで撮影してもボヤけて焦点が合わないというSFガジェットなので、決して無駄な職業ではない。
夜の街を駆けるために強力な足の補助具やグライダーなどの怪盗道具を練習するパートが結構長くあるため、所謂修行パートのような楽しさがあった。
金色ラブリッチェとの設定リンクのおかげで、あいつよりはまだリアリティのある設定だとある種勘違いしてしまうの設定の妙もある。(あちらでは完全にすこしふしぎの領域に入っていたので)
そうして怪盗部の面々との交流を通じて、主人公は怪盗ミッドナイトとして成長していき、各ヒロイン毎のルートに分岐していく。
僕がプレイした順序だとまずは、メイク担当にしてギャルの本郷虹夢ルート。
共通ルートでは怪盗が主役の痛快エンタメだったが、個別のルートでは諸々の事情があり怪盗の動きは控えめになる。
ここは正直言ってストレスの溜まる部分で、共通ルートではアレだけ自由だった怪盗部が社会的な圧力で身動きが取れない展開はモドカシイ。
虹夢のルートでは、SNSで様々な人の暮らしが容易に見えるからこそ、資本の格差を感じる人の辛さがテーマになっていた。
共通ルートのエンタメ一辺倒から一転して、結構真面目なテーマを扱っているし、作中での言及も安易に極論や結論に飛び付かず丁寧な議論が多く、作風の違いはあれどこれはこれで面白かった。
もちろん怪盗が身動き取れないことや、議論のくだりはタメの展開で、最終的にはテーマ通り、みんなのため息とハートを盗むことになる。
そこにメイク担当のギャル虹夢が当番のルートであることを踏まえた仕掛けがキマるのが、美少女ゲームにおける怪盗の書き方になっていて面白い。
虹夢はSNS強者でフォロワーが大勢いるアルファツイッタラー(今はインフルエンサーというらしい)なので、その立場を利用した仕掛けは現代ならではの仕掛けで、部品が現代的になり、かつその根底にヒロインの可愛さがあるなら納得の出来で良かった。
彼女のルートで悩みの種になっていた、SNSのせいで浮き彫りになってしまう格差が、それでもそうやって誰かに映える魅せ方をすることを前向きに肯定する明るいシナリオなのも良いポイント。
・血よりも濃い関係
続いてプレイしたのは、盗人を自称する第16代石川五右衛門のルートだ。
見た目は小さい後輩女子なのだが、盗人を盗む盗人を生業とする端的に言うと忍者のキャラ。
忍者なのでミスアルテやミッドナイトが使うガジェットなしでも技術と筋力だけで同等のアクションをやれちゃうすごいキャラ。
怪盗部を取り締まる側の立場ではあるが、ミスアルテの口八丁に巻かれて仲間になってしまう。
彼女のルートでは血よりも濃い家族の関係がテーマになっている。
主人公は親がおらず孤児院で育った経歴を持つが、彼女は先祖代々の石川家を継ぐために母親の蜜子の命令を絶対視している。
そんな対象的な二人の恋愛エピソードが主で、他のエピソードとは結構毛色が違うかもしれない。
ヒロインの母親蜜子さんの存在感が大きく、正直言って途中これもう蜜子ルートでは? と思ったところもあったぐらいだ。
(実際、原作では蜜子さんとのシーンもあるそう)
エピソードとしてはラブコメらしいラブコメで、怪盗のお話はちょっと添え物感があったかもしれない。
攻略ルートが無いサブキャラ達にも魅力的なキャラが多いが、中でも男性キャラで親友ポジションの小林つばめ君はとても可愛い。
かぐやに仕える従者で、男が年頃の女性の側にいることを問題視され、嫌々ながら女装をしているキャラ。
怪盗の仕事でもオペレーターとしてサポートしてくれ、平常時の知性面では非常に頼れるキャラだ。
その上で怪盗部の中では、唯一の男友達なので、主人公と気安い関係を築いていく。
聞き分けが良い性格を逆手に取られて下品なことをされてしまうのがコメディながらもエッチで可愛い。
設定解説パートを任されることが多いので、一生懸命長セリフを喋るのも頭良い可愛い。
押しに弱いところが非常にエッチで、義務の女装なのに下着まで女性ものにさせられるくだりはとても良かった。
18禁版ではお楽しみエピソードを補完する追加パッチが配信された人気キャラなのも納得。
彼が主役のボイスドラマなどもあり、要チェックしたい。
そして、本作のメーンヒロインミスアルテこと有瀬かぐやのルート。
虹夢と石川のルートは怪盗のエピソードが控えめだったが、こちらではたっぷり楽しめる。
共通ルートの延長線にはなるが、そちらの感想の通りの面白さが続く。
それと並行しながら、かぐやの大志、姉のあてなを救うことの難しさが少しずつ開示されていく。
有瀬かぐやは有瀬家という北海道の要所に親族を多く送り込んでいる超金持ちの家系の跡取り候補。
この有瀬家の跡取りを巡る騒動が話の主軸になっていく。
ここは「もう詰んでいる」ことを理解させられるため、かなり息苦しいお話だった。
設定が繋がっている金色ラブリッチェの理亜ルート彷彿とさせるどうしようもなさで、法律に縛られない怪盗であったとしても方法が思いつかない。
しかし、SFガジェットの登場でそこが大きく動き出すことになる。
ワクワクする導入で、かなり後半の登場なので、ここからまだひっくり返すのかと驚いた。
しかし、ここは正直文量に物足りなさを感じてしまった惜しいところでもあった。
SFガジェットによってすごく大きな変化が起きるため、もっと色々と掘り下げを読みたかった。
もっとじっくり読みたかったところだが、あくまでそのガジェットにまつわるセンスオブワンダーを楽しむのはストーリーの主題ではないのだろう。
このルートのヒロイン、かぐやが怪盗ミスアルテとして姉を救いたい、その感情の掘り下げと描写こそが本懐だと感じられ、情緒的な文章もたっぷり読める。
助けられる姉側の感情の掘り下げ、姉妹の怪盗への想いがブレないことが、最初から首尾一貫し続ける。
この二人が何が起きようと分かち難い関係だったことが判明するシーンは、今作屈指の名場面だ。
ここの仕掛けの妙は、声優の小高志季(安玖深音)さんの演技力も光っていた。
このシーンは視点人物が妹のかぐやになっているため、地の文が彼女のフィルターがかかっていること、スチル絵のインパクトとと、あの仕掛けに向けての工夫は各所にあるのだけれど、声優の演技次第では興醒めも良いところなので、難しい設定をしっかり演じ分けていて、とても素晴らしかった。
「あてな」の掘り下げこそあったものの、裏の裏をとっていったとき、どこまで踏み込んで良いのかのバランスをうまく演技が補強していて、すごく印象深かった。
そんなわけで、怪盗ミスアルテのエピソードはこのルートで終わるものの、作品全体を通じての大きな謎は次のルートに持ち越される。
あてなのルートということにはなっているし、恋愛のエピソードもあるものの、主演は主人公の根津御影こと怪盗ミッドナイトだ。
彼が何者なのか、あのSFガジェットとの関係はあるのかなどの謎が全て解かれる綺麗なエピソードになっていた。
ばら撒かれたパーツがしっかりと全て必要な場所にハマっていく快感が流石の構成力だった。
彼が、みんなのため息とハートをどのように盗むのか、本作最後の怪盗パートでそれが明かされる。
この仕掛けが明らかになるシーン、最初からここに集約することが決まっていたであろう綺麗さで、物語の全部がこの一点に向けられているような万感の思いがこもってすごく良かった。
前作金色ラブリッチェへの目配せも意識したシーンになっていて、シルヴィア達の選択すらも内包した力強いメッセージ性、格好つけることの大切さすらもあった。
ハートとため息を盗む。
繰り返し、繰り返し何度も言及される言葉だが、本当に端的にこのゲームの内容を示していて、良い言葉だった。
・おわりに
最高に面白かった。
敵役の感想はほとんど書けていないし、SNS以外の社会派なテーマのエピソードが獣害や環境問題など他にもいっぱいあったし、仮想通貨などの現代的なガジェットの面白味、金色ラブリッチェからのゲストキャラがあの二人であることの意味など、まだまだ語りたいことは沢山ある。
執着の感情がわかりやすく、弁が達者で、かつ作戦がかなり泥臭く、そして彼なりの愛の形もあった多様な面がある良い敵役だった。
悪を成す点では主人公たちと同じだが、その有り様が相反する点があることで、より立体的に怪盗が成すべき思想が見えてくるのが好き。
良かったシーンを全て書いていくと、物語全てを書き下すことになってしまうぐらい、本当に面白い作品だった。
導入では魅力的に誇張されたキャラクタ達が、中盤では社会的に地に足をつけて生きなければいけないもどかしさで溜まったストレスを、一気に解放する完璧なオーラスの展開は、本当に爽快で気持ちの良いスカッとした面白さだった。
特に三人目の怪盗、ミスミネルバにまつわるスチル絵が出てくるシーンはどれも最高にキマっている印象深いシーン揃い。
声優さんの演技、立ち絵と背景絵、スチル絵、BGM、SE、そしてテキスト、テキストが主体のアドベンチャーゲームを構成するそれら全てのどれもが、完璧なクオリティで、ゲームって楽しいなあと、胸が熱く滾りながらプレイできた。
ハートとため息を盗む怪盗達のエピソードをもっと沢山読みたいと思わせる、良い意味での余白がモドカシくもある。
大好きな作品です。
第1話
ギャーーーーーーーーー‼️‼️‼️‼️
このサッカーコンテンツ、ド邪道すぎる・・・・・血も涙もねぇ・・・
殺意というか漆黒の意思が目に宿る演出好きすぎるな こんなのオタクなら誰でも好きか
蜂楽くん良すぎる・・・・・・・・・・・・こういう狂人キャラに弱い節がある
第2話
食堂のシーン微笑ましすぎるね
「人は皆、己自身が震え立つがごとき怪物を飼っている。」ではじまる好きなフレーズがありまして、蜂楽くんの理論に勝手にシンパシー感じて一生頷いてしまった
強キャラ感がすんごい櫻井孝宏が出てきたけど、噛ませだったらめちゃくちゃ良いな
第3話
たくさんの球体用意して球体下僕かnot球体下僕か判断させたい
馬狼・・・valor・・・
どうしても亜久津仁とダブってしまう
蜂楽×潔アツすぎ~~~~~~(1200℃)
蜂楽くんのケツ
第4話
ねぇ國神くん自分語り初めて死亡フラグ建てるのやめて欲しい 健やかに生きて欲しい
1日外出券って 賭博黙示録カイジの地下王国と同じ制度採用してんじゃん
國神くん良くないフラグ建てまくりじゃん ごめん、オラもう・・・・・・・・・
死んでも勝つぞって 死んだら負けだろ
ニ子一揮って そんなダジャレみたいな・・・
「他人のゴールで喜んじまった・・・・・・///」←お前~~~~~~~~~~~
第5話
潔世一〜〜〜〜‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
蜂楽×潔~~~~‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️ギャーーーーーーーーー‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
俺もステーキ喰いたい
潔世一くん首位おめでとう・・・
第6話
WANIMA兄弟⁉️⁉️⁉️
久遠くんがすごいからってあんま調子乗るな~~‼️‼️‼️フラグを建てるな~‼️
「マーク甘いのは、あそこだ!」の後の蜂楽くんの顔良すぎて普通に内側から破裂して死んだけど。
展開激展開すぎる‼️‼️‼️‼️‼️‼️エグすぎ‼️‼️‼️‼️‼️
胸糞展開大好き‼️‼️ペロリンチョすぎる‼️‼️‼️‼️
え・・・・・・蜂楽くんご飯派なの・・・・・・・・・パンだろ常識的に考えて・・・
第7話
戦術がバレているということは・・・・・・・・・誰にも明かしていない千切くんに利がある・・・・・・・・・?(IQ5億)
ちょっと待てwwwwww「羅実」って「羅古捨実業高等学校」なのかよwwwww
千切豹馬よ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どこまでも駆けてゆけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タガが外れた超人は・・・・・・・・・・・・最強だ・・・・・・・・・・・・
蜂楽くんのケツ
御影玲王くんね。覚えた。
第8話
蜂楽くん︎💕︎︎💕︎︎💕︎︎💕︎︎💕︎︎💓
いがぐり、寺の方が似合ってるけどな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
蜂楽×潔︎💕︎︎💕︎︎💕︎︎💕︎︎💕︎︎💕︎︎💕︎︎💕︎
第9話
急にインフレするな
蜂楽~~~~~~ッッッ‼️‼️‼️‼️‼️‼️うおおおおおおおお‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
蜂楽くん♥️怪物見せて♥️
蜂楽‼️‼️‼️‼️‼️好きです。
ブルーロック 第9話さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スーパープレイした時に名前が出る演出、2度目までなら良すぎるな
今気づいたけど我牙丸の耳グロすぎだろ
第10話
オープニングで久遠開眼してんのな🤨
凪×玲王あっつ 最大手すぎるだろ
千切くんによしよしされてたまるか 俺が千切くんをよしよしするねん
むき出しの御影玲王良すぎ~~~
國神練介‼️‼️‼️お前だよお前‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
今更開眼されても・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こっから捲れるのかコイツ・・・?
第11話
「俺を!!!感じろ!!!!!!」←キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんなん「潔 世一の最も有名な瞬間(2022)」じゃん
負けを知って強くなれ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・御影玲王・・・・・・・・・・・・・・・
都合がよく前髪が上がったり下がったりする男・ニ子一揮
お前ら、ぬるくないか・・・・・・・・・?いいのか?それで・・・?
第12話
ホログラムに反応して反発を起こすプログラムなら、キャッチングしてんのはおかしくないか???????
蜂楽のことを考えながら戦いに臨む潔くん・・・・・・・・・・・・・・・
“3人1組で
チームを作って
先へ進め”
指示の出し方が大喜利のお題みたいですね
御影玲王のクソデカ感情‼️‼️‼️‼️キタ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
来てる‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
今最も熱いだろ‼️‼️‼️「この感情がアツい!2023 最優秀賞」受賞している‼️既に。
飢えなきゃ勝てない・・・だね・・・潔世一・・・
第13話
糸師 凛さん、下まつげが太陽みたい
時光青志さん、哀しき化物みたいで・・・
いや視聴者全員がそう思うだろうけど本人が言ったらそれはもうそれじゃん???
潔くん完全に喰われちゃってますやん🥲🥲🥲どうすんのこれ ← どうにもなりませんでした・・・・・・・・・・・・・・・・・・
えっえっえっえっえっえっえっ蜂楽が えっえっえっえっえっえっえっえっえっえっえっえっえっ
サイコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第14話
喧嘩はヤメテー
セカンドステージ、よく出来てるシステムだな 原案が頭良すぎる、、、
試合中にペラペラ喋り出さないでくれ~🥲🥲🥲フラグは建てない方が・・・・・・・・・
乗るな世一!戻れ!
第15話
俺も誰かに邪魔されそうになった時は体をパズルのピースにしながら「今いいとこなんだよ・・・・・・!」って言おうかな
成早妹、可愛いね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キャーーーー‼️御影玲王ーーー‼️‼️‼️‼️
第16話
ワールドカップで熱狂していた日本にこんな作品出しちゃっていいのかーーーー‼️‼️‼️バズってるので良し
やさぐれ御影玲王良すぎる・・・・・・・・・普通に泣きながら見てる
凪バッキバキで草
チームみんなで一緒に風呂入るとか仲良しじゃん
内輪もめに巻き込まれる馬狼さん・・・・・・
キャ︎💕︎蜂楽くん︎💕︎
第17話
パズパズの実きたああああ
國神にプレスされまくって困り顔の馬狼さん可愛すぎ 保護しようね
潔がゲームを作っている!!!!すごすぎ!!!!!!!究極のエゴやーーー!!!!!!!!!!!!!!!
馬狼さん負け癖付いちゃうょ。。。。
第18話
馬狼さんが!!!!パスを!!!!!キャーーーー‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
馬狼さん負けないでーーー‼️‼️‼️‼️‼️‼️
飼い慣らされないでーーー‼️‼️‼️‼️
未来の馬狼さん、アタシだ、、、、、
きたああああああああああああああああああ㊗️㊗️㊗️
馬狼さんいけいけいけいけいけいけいけ
「お前といると調子狂うぜ・・・︎💕︎」←😌
馬狼さんがペラペラ喋るようになった
おいナオト・インティライミいるじゃねぇか
敗北者・・・?ハァハァ
第19話
御影玲王ーーーーーッッッ‼️‼️‼️‼️み、御影玲王ーーーーーッッッッッッッッッ‼️‼️‼️‼️‼️‼️うわああああああああああああ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
國神練介ーーーーーーーッッッ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
御影玲王、ダークエンペラーズになって出てきたりしない????
キャ︎💕︎蜂楽くん︎💕︎
潔×馬狼 あるね?
「なんか怖いよ、おかっぱだし」←?
蜂楽回想辛すぎる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・負けないで・・・強く生きて・・・・・・・・・・・・・・・
次回、相当な覚悟がいる、ね・・・・・・
第20話
マジで潔にも蜂楽にも勝って欲しい 全員勝って
すごいな 蜂楽が潤滑油になっている やっぱみんな蜂楽のこと好きじゃん
御影玲王さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・😢😢😢😢😢
いやあすごい演出だ
みんなゲッター線浴びたみたいな顔になってて良すぎる
第21話
凛が覚醒してないの、怖いな~~~~~
それにしてもオープニングの馬狼さんかっこいいな
糸師ってそういう⁉️⁉️⁉️⁉️
うおおお馬狼さん超かっこいいです
そうだよな~~~蜂楽だけ因果の中にエゴが含まれてなかったもんな~~~~~
第22話
キャーーーーーーーーーー‼️‼️‼️‼️潔世一ーーーーーーーー‼️‼️‼️‼️‼️‼️置いてかないで♥️
凪、なんで潔の頭掴んでるの
蜂楽‼️‼️‼️違うだろ‼️‼️‼️‼️その「したい」をエゴに昇華させろよ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️ヲイ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️お前が怪物を制するんだよ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
女顔で早いだけの人 千切豹馬
そうだよ‼️‼️‼️‼️‼️それだよ‼️‼️‼️‼️‼️蜂楽廻‼️‼️‼️そのエゴが‼️‼️‼️‼️お前を突き動かすんだろうが‼️‼️‼️‼️‼️
なんですかこのクソデカ感情大賞 蜂楽廻、底が見えねぇ・・・・・・・・・・・・
最高です
第23話
「8秒前」って そんなことある?
馬狼さんも「それな」って言うんだ
蜂楽廻~~~~~~~~お前~~~~~~~~~~~~~~~~~~愛してる
やっぱお前だよ蜂楽廻
第24話
日本語英語って感じでムズムズする~~~~無理せず日本語でいいのに
なんだかんだ仲良くなれるの高校生だよなみんな
え、クロロ=ルシルフルみたいな人がいる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キャーーーー‼️‼️‼️‼️御影玲王ーーーーー‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
國神練介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんでいがぐりが生きててお前が死ぬねん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やっぱそうくるよね~~~~~~‼️‼️‼️‼️続き読みたすぎるが‼️‼️‼️‼️オイ‼️‼️‼️‼️‼️
僕は今のところ蜂楽廻推しです
表紙:
焦る部長「なっ、何をお前…汗」
目が覚める部長。まだ寝ぼけている。
「夢か…」
「あいつ(池チャンの顔)と話し込んでからろくなことがないな」
映子voice-over、V.O. 「もちろんでありまする」
ガタッ 慌てる部長
「おまっ」
映子。いつもの姿。
マリア「お疲れのご様子でしたので起こさないようにしていたのですが」
映子「ちょうど最近公開になった映画の話をしていたところだったのですよ」
『ずっと独身でいるつもり?』
(プレゼン開始)
映子「大人気作家おかざき真理先生の漫画の実写化でありまする」
部長:お前の好きなやつ~
部長「お前も見たのか」
マリア「4人の女性の恋愛や結婚、さまざまな生き方を描いた群像劇なんです」
部長「え?」
映子「主人公の母親も描かれるので20代から60歳まで実質5人の女性にスポットが当たるのですが」
部長「短いな!ワンクールのドラマでもいいくらいだろ。誰だ脚本は」
部長「と言われても」
??「『極上!!めちゃモテ委員長』『プリキュア』など日本を代表する女児アニメ脚本家の一人ではないか坪田文先生と言えば。お前はどうやって生きてきたのだ」
部長「お前はシーズン4の第11話プリキュア回に出て来てそれっきりの女児アニメ研部長の早乙女愛(1年)!」
マリア「『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』も書いておられます」
主人公は10年前ベストセラーを出したあと本業は鳴かず飛ばずのライター本田まみ36歳(演:田中みな実)」
部長:その番組のタイトルが「ずっと独身でいるつもり?」なんだな 素人の女性は本家と違って一人…
マリア「トークゲストが”パパ活女子”で、実は主人公の一人松村沙友理さん、田中みな実さんはコメンテーター」
マリア「田中みな実さんのベストセラーは結婚なんてしなくていい、という主旨のエッセイだったもので、業界の人からはずっと独身でいるつもりだろうと思われているのですが、お母さまからはまだ結婚しないのと電話がかかってくる日常」
映子「ところがひょんなことから、付き合っていた年下の彼氏橋田公平にプロポーズされ魔がさしてOKしてしまいます」
部長「魔がさして、って」
映子「劇中ご自分でもそういわれているのですよ?」
映子「ところで部長は3Cというのをご存じですか?」
部長「いや知らん」
映子「女性が付き合うと苦労する職業、美容師、バンドマン、バーテンダーを3Bというのだそうですが」
映子「カメラマン、クリエイター、カレーをスパイスから作る男のことだそうなんであります」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f7032c5c4b28f793026f2c244b4db8b421fcc9b
映子「そんなことはないですよ部長。彼は一流商社マンで趣味は、涼風真世さんには負けますがhttps://ameblo.jp/suzukaze-mayo/ 雲の写真」
で
映子「一流企業に勤めているだけあって向上心もあるのです。スパイスからカレーを作っている間、待ちぼうけの主人公は公平の読んでいる本を手に取りまする」
部長「どんな本なんだ」
マリア「『スティーブ・ジョブズ』(https://www.amazon.co.jp/dp/4062171260)はちょっとあざといかなと思いました」
映子「隣にひろゆきさんの『自分は自分、バカはバカ。』ともう一冊、それから 西野亮廣 さんの本を読まれていたのでがあったのでそれを読んでみたいですね〜」
部長「よく覚えているな」
部長「ただの小道具じゃなくてキャラ付けするために許可貰って撮影したのか…」
映子「それにフロアを沸かすこともできるようなのです」
映子「婚約お披露目に友人のカフェ開業パーティに二人で行くのですが公平の写真が掲示されているのですが、陰で心無いモブに”どれも似たような写真でダサい”とダメ出しされてしまうのです」
部長「つらい」
映子「そんなことも知らずに遅れてやってきた公平、婚約をポロっと発表するとパリピでウェイ系の友人たちに祝福されます」
マリア「教室の真ん中にいるリア充(シーズン7第二話 福田雄一論参照)みたいでした」
映子「興が乗った公平、DJを始めます」日ペンの美子ちゃんカットイン
ヤンヤン「DJやるようには見えない部屋でいきなり”まわしちゃおっかな?まわすぞ?まわせまわせ!”というカラ、暴力シーンが始マルかト思ったゾ」
部長「お前は韓国ノワール映画の見過ぎだ。というかお前も見たのか」
映子「そこで場面転換されてしまったのでわかりませんでしたが、真昼間の白い内装のカフェでどんな音楽がかかったんでしょうかね」
映子「その『スパイスからカレーを作る男』を知らずにディスるのが市川実和子演じる由紀乃」
マリア「10年前のベストセラーにはまっていた過去があるため、宗旨替えし婚約を番組で発表した本田まみに裏切られたと感じ、番組放送ごとにSNSでネガティブなことを書き込みます」
映子「番組はネット配信なんですが、なぜかリアルタイム視聴者ばかりなんですよね~」
部長「うわ~」
映子「大丈夫ですよ部長~最後は反省して直接主人公に謝罪しますから~」
マリア「そして結婚して幸せな主婦生活の様子をアップして多数のフォロワーにちやほやされているものの、実際はなんちゃってイクメンな夫に虐げられている徳永えり演ずる彩佳」
マリア「後に、この二人が実は大学の元同級生だったとわかるのは群像劇って感じで素敵でしたね」
部長「ちょっと待て、市川実和子と徳永えりって10歳以上年が離れているぞ」(欧米ではキャンパスに30歳40歳の学生がいるのは普通らしいが…)
映子「いいではありませぬか部長~ 主人公は36歳という設定ですが俳優さんは34歳ですから~」
部長「いやそれは!」
https://news.yahoo.co.jp/articles/47c3f05302794b35341a727ad884264ea6e2d427
(”脚本では田中さんと同じ34歳に引き下げられていたまみの年齢設定が、田中さんの進言によって36歳に戻された”)
マリア「松村沙友理さんについては残りのページがなくなってしまいましたね」
映子「ジル・スチュアートの商品を企業案件で自撮りしてSNSに載せたりする20歳代後半の女性役でしたがファンにはたまらない熱演だったでございまするね」
映子「結局つもりつもったすれ違いこまごまとした男サイド(両親含む)の無神経エピソードを経て主人公と公平は婚約破棄することになるのであります」
映子「婚約破棄発表シーンで主人公の片方の目の周りにあざがあったのはちょっとパンダ🐼みたいでしたね」
映子「なんと、そうだったのですか。矢口史靖監督ばりの妄想ウェディングドレスドライブシーンで婚約破棄を切り出し口論になった後、婚約者さまは一切登場されませんでしたので、パンクなメイクかと思っておりました」
部長「ひろゆきと西野亮廣 の自己啓発本を読み女性に暴力を振るいカレーを作って馬鹿にされる男の役…誰だかよく知らないが俳優さんも大変だな」
部長「はあ?」
御影「仮面ライダードライブに出てくる仮面ライダーマッハを演じた稲葉友氏だよ橋田公平役の俳優さんは。いつになったら常識を身に着けるんだお前は」
マネージャー「主人公と婚約者が新幹線のぞみに乗って挨拶に行く実家にいた母親(標準語)役は筒井真理子、実写版『美少女戦士セーラムーン』のセーラーマーキュリーの母親役っス」
部長「知らん!」
映子「”僕たちは与えられた役柄を、仕事として演じるだけです”と」
映子「うろ覚えですが」
映子「無理に結婚しなくてもいい、とすっきり着地した主人公、実は身近なところにロールモデルがいたんです」
マリア「独身で好きなことをやっている叔父さんですよね。あの人は清涼剤のようでしたね。スナフキンぽいというか」
御影「橋爪淳さんだ!ゴジラvsスペースゴジラ(1994年) の主役だぞ! 」ゴジラFINAL WARSにも出ているのは3rdシーズンでやったから知ってるだろお前ら!」
マネージャー「ウルトラマンZ(2020年)でもレギュラーっス」
部長「まだいたのかお前ら」(への字口)
マリア「結局この映画で幸せな結婚をしているのは独身で行こうかなと思っていた初期の主人公に『婚活体験レポ』を連載しませんか?持ちかけた男性編集者だけなんですよね」
部長「実際藤井隆はアイドルと結婚して幸せそうだから、的役でもあるな」
映子「そうなのでありますか?」
部長「お笑い芸人さんは美人女優と結婚したりするよな。最近で言うと南海キャンディーズの山ちゃんと蒼井優とか」
映子「蒼井優さんと、まんがの実写映画『ラブ★コン』に出演されていた山崎静代さまは存じ上げておりまする」
部長「おまえはまったく…」
~~~~~
映子「何の話ですか?」
部長「俺が寝ている間にマリアとそんな話をしていたんじゃないかと」
映子「あれは…」
(回想)
マリア「師匠は映画『ずっと独身でいるつもり?』ご覧になりましたか?」
映子「もちろんでありまする」
という会話だったのですが…
部長「そ、そうか」
映子「私たちはまだ学生でありますゆえ、そんな未来のことはまだまだ決められないでありまする」
部長「そうだな」(にやけ顔)
(飽きたので終わる)
順不同、敬称略。
今年導入されたTwitterの新機能フリート。24時間で消滅する発信の使い所に期待
https://www.youtube.com/channel/UCtL4YVGDSz3d9btmDLfMhfQ
これを書くにあたって、手元に単行本がなかったのでネットで今読める回を検索して読みましたが
「部長がメジャーな映画を紹介する→それにひっかけて映子がトンチキな邦画をプレゼンし始める」という導入シークエンスは意外と少ないことがわかりました。
(第三シーズンに入ってキャラがヤンヤン、マリア、御影と増えてるせいもありますが)
ワンパターンに陥らないように、苦心しているのですね…
※「邦キチが紹介する方の映画タイトルなのでこの話ならタイトルはジョーカーゲームとすべき」というのは指摘にある通りです。
そこを枉げない、というのが本物の連載のルールだと思いますが、服部氏が自主ボツにしそうな組み合わせネタの供養ということでご容赦ください。
駅名 | よみ | 距離(km) | 県1 | 県2 | |
---|---|---|---|---|---|
守山 | もりやま | 104 | 愛知県 | 滋賀県 | |
渚 | なぎさ | 100 | 長野県 | 岐阜県 | |
大谷 | おおたに | 99.5 | 滋賀県 | 和歌山県 | |
関 | せき | 98.2 | 岐阜県 | 三重県 | |
平岸 | ひらぎし | 96.6 | 北海道赤平市 | 北海道札幌市 | |
小野 | おの | 96.6 | 京都府 | 兵庫県 | |
船津 | ふなつ | 94.9 | 三重県紀北町 | 三重県志摩市 | |
赤坂 | あかさか | 91.9 | 東京都 | 山梨県 | |
大久保 | おおくぼ | 91.1 | 京都府 | 兵庫県 | |
桜川 | さくらがわ | 90.7 | 滋賀県 | 大阪府 | |
立野 | たての | 89.9 | 佐賀県 | 熊本県 | |
追分 | おいわけ | 83 | 三重県 | 滋賀県 | |
古市 | ふるいち | 79.4 | 大阪府 | 兵庫県 | |
五条 | ごじょう | 79.1 | 京都府 | 奈良県 | |
木津 | きづ | 78.1 | 京都府 | 兵庫県 | |
曽根 | そね | 73.8 | 大阪府 | 兵庫県 | |
十日市場 | とおかいちば | 73.2 | 神奈川県 | 山梨県 | |
赤池 | あかいけ | 72.6 | 岐阜県 | 愛知県 | |
卸町 | おろしまち | 72 | 宮城県 | 福島県 | |
霞ヶ丘 | かすみがおか | 69.5 | 兵庫県 | 奈良県 | |
橋本 | はしもと | 69 | 京都府 | 和歌山県 | |
小川町 | おがわまち | 67 | 埼玉県 | 東京都 | |
黒沢 | くろさわ | 64.4 | 秋田県横手市 | 秋田県由利本荘市 | |
桜井 | さくらい | 58.7 | 大阪府 | 奈良県 | |
下島 | しもじま | 52 | 長野県伊那市 | 長野県松本市 | |
入谷 | いりや | 48.9 | 東京都 | 神奈川県 | |
九条 | くじょう | 46 | 京都府 | 大阪府 | |
東山 | ひがしやま | 45.2 | 京都府 | 奈良県 | |
長田 | ながた | 44.7 | 大阪府 | 兵庫県 | |
霞ヶ関 | かすみがせき | 43.5 | 埼玉県 | 東京都 | |
桜 | さくら | 42.2 | 愛知県 | 三重県 | |
栄町 | さかえちょう | 40.8 | 千葉県 | 東京都 | |
九条 | くじょう | 39.2 | 京都府 | 奈良県 | |
明智 | あけち | 38.6 | 岐阜県可児市 | 岐阜県恵那市 | |
平野 | ひらの | 32.8 | 大阪府 | 兵庫県 | |
柚木 | ゆのき | 31.6 | 静岡県富士市 | 静岡県静岡市 | |
九条 | くじょう | 31.4 | 大阪府 | 奈良県 | |
住吉 | すみよし | 30.5 | 兵庫県 | 大阪府 | |
平和台 | へいわだい | 27.1 | 千葉県 | 東京都 | |
足柄 | あしがら | 24.6 | 神奈川県 | 静岡県 | |
小野 | おの | 24.2 | 滋賀県 | 京都府 | 県境を越えるもので最短 |
日比野 | ひびの | 17 | 愛知県愛西市 | 愛知県名古屋市 | |
小杉 | こすぎ | 16.9 | 富山県富山市 | 富山県射水市 | |
高井田 | たかいだ | 14.5 | 大阪府柏原市 | 大阪府東大阪市 |
駅名 | よみ | 距離(km) | 会社名1 | 会社名2 |
---|---|---|---|---|
春日井 | かすがい | 5.3 | JR東海 | 名鉄 |
志井 | しい | 2.8 | JR九州 | 北九州高速鉄道 |
野々市 | ののいち | 2.7 | JR西日本 | 北陸鉄道 |
尼崎 | あまがさき | 2.5 | JR西日本 | 阪神 |
白石 | しろいし | 2.2 | JR北海道 | 札幌市営地下鉄 |
長田 | ながた | 1.8 | 神戸電鉄 | 神戸市営地下鉄 |
市場 | いちば | 1.6 | JR西日本 | 神戸電鉄 |
西宮 | にしのみや | 1.3 | JR西日本 | 阪神 |
御影 | みかげ | 1.3 | 阪神 | 阪急 |
平野 | ひらの | 1.3 | JR西日本 | 大阪市営地下鉄 |
石川 | いしかわ | 1.2 | JR東日本 | 弘南鉄道 |
芦屋 | あしや | 1.1 | JR西日本 | 阪神 |
早稲田 | わせだ | 1 | 東京メトロ | 都電 |
塚口 | つかぐち | 1 | JR西日本 | 阪急 |
白島 | はくしま | 1 | 広島高速交通 | 広島電鉄 |
味美 | あじよし | 1 | 名鉄 | 東海交通事業 |
伊丹 | いたみ | 0.9 | JR西日本 | 阪急 |
宇治 | うじ | 0.9 | JR西日本 | 京阪 |
城野 | じょうの | 0.9 | JR九州 | 北九州高速鉄道 |
嵐山 | あらしやま | 0.9 | 阪急 | 京福電気鉄道 |
十条 | じゅうじょう | 0.9 | 近鉄 | 京都市営地下鉄 |
住吉 | すみよし | 0.9 | JR西日本・神戸新交通 | 阪神 |
琴似 | ことに | 0.85 | JR北海道 | 札幌市営地下鉄 |
郡元 | こおりもと | 0.85 | JR九州 | 鹿児島市電 |
今里 | いまざと | 0.85 | 近鉄 | 大阪市営地下鉄 |
浅草 | あさくさ | 0.8 | 東武・地下鉄 | つくばエクスプレス |
吹田 | すいた | 0.75 | JR西日本 | 阪急 |
野田 | のだ | 0.75 | JR西日本 | 阪神 |
春日野道 | かすがのみち | 0.7 | 阪急 | 阪神 |
谷山 | たにやま | 0.7 | JR九州 | 鹿児島市電 |
弘明寺 | ぐみょうじ | 0.5 | 京急 | 横浜市営地下鉄 |
中津 | なかつ | 0.5 | 阪急 | 大阪市営地下鉄 |
堀田 | ほりた | 0.45 | 名鉄 | 名古屋市営地下鉄 |
福島 | ふくしま | 0.35 | JR西日本 | 阪神 |
黄檗 | おうばく | 0.3 | JR西日本 | 京阪 |
朝倉 | あさくら | 0.3 | JR四国 | とさでん交通 |
甘木 | あまぎ | 0.25 | 西鉄 | 甘木 |
草薙 | くさなぎ | 0.25 | JR東海 | 静岡鉄道 |
伊野 | いの | 0.23 | JR四国 | とさでん交通 |
豊田市美術館に行ってまいりましたわ。
平日なのにすごいお客様で驚きました。大半がお年寄りでしたわ。
敷地の端に建っている櫓をみて盛んに「城」とおっしゃっているのを耳にして、
天守どころか櫓でも城とイコールにされてしまうのだと世間の感覚を思い知りました。
ここのものは七州城の復元櫓ですが、あのような認識の方が多いのでは
そのままの配置で展示されています。
恥じらいもなく大量の群青と緑青を使った波濤の絵は圧巻です。
全体的に薄暗くなっていたのは、顔料が繊細な日本画の保存のためだと
思われますの。
また抽象の力展も同時開催されており、
頭の良い監修者がうまく説明されていました。
なにせミュージアムショップでカタログが売り切れているというのですから、
コンクリートの容器に、コンクリートの破片を詰めた高松次郎の作品
わからないものでもヒルマ・アフ・クリントの初期抽象作品はなんとなく
好きになれました。
いちばん分かりやすかった抽象芸術はコンスタンティン・ブランクーシの
こんな破廉恥な展示が許されるのかしらと作品の前でどぎまぎしてしまいましたわ。
対応しそうな作品としてルーチョ・フォンターナのピンクに塗りたくったキャンバスに
赤い縦の貫通穴をほどこした作品もありましたけど、
コンスタンティン・ブランクーシのせいで、そういう目になっていただけかもしれません。
恐ろしげな世界をあじわえました。
ファイナルファンタジーの初期イラストを描かれた天野先生の作品に
少し印象が似通っています。
小嶋悠司作品は抽象の力にあった、熊谷守一の作品「轢死体」とならんで
SAN値を下げてくださいました。
再入場できない東山魁夷作品を最後に見るべきでしたわ・・・・・・
虚数時間は我々の予測臨界を超え、絶対明度を保ちながら半翡翠系の償却を反芻している。自己と飼猫の因果が杞憂より出づる撲滅世界の混沌と瞑想神経の齎す瑕疵とを綯交ぜに茫漠とした紗紗と蚕を行き来する。熱烈なる過保護によって朴念仁を生産する孤高なる過程は、明滅する光束の結び目から漏れ出す蒸散による化天を誘い、露光による庶子の影を永遠に棒状の壁画に内在せしめる。既知の文書が未知の閲覧者と邂逅した時、戦前の見開かれた鉱山での惨劇を三度繰り返しながら、双頭の獏が絶命の折に嘶くのと同期して、別離による救済を市井の同胞に振りまく真似事をする。叙勲されし数多の草魚が道標を尽く薙ぎ倒し、その後釜に座る極小なる淫らな猩々が紅の印鑑を倒れゆく少女像に拭い絡ませる様は、恰も冷静なる貴族が病状をひた隠し越冬の危機を乗り越えるのに似る。時々刻々と謀殺されし護摩壇の姫君の肢体が腐敗と熟成の報奨に狂おしく同調している折に、微細なる裂傷を結合しながら徒歩にて断崖を捻る未練がましい使徒が手にした免状を衣と引き換えに八つ裂きにする。傍若の限りを尽くした赤児と液状化した母親が手を繋ぎ目真苦しく螺旋を描きながらもう一人の裏切り者の足跡を舌で滑らかに擦り、その呪縛に素っ頓狂な声を上げた隣人が悪鬼と冒険した凡人と化して急襲しながら霊山の内部構造に激突した。唖然とする七匹の蛙は幕間に喇叭を回転させながら右側だけでタンゴを祭り、渦を巻いた板状の貝殻の上で割譲される順番を望んでいる。早朝に深淵より点在せし顔面が、虹色に曇った延髄を海面に落とし、塗り固められた臍帯を蛇腹にしながら浄化槽で探索する二連の秘部を必死に灯台に繋ぎ止めようとするが、監獄より返納された御影石の売人達による秘密組織が泣き声を追跡しながら別居中の蓮根畑の先端に波及してくれと請願したため、橋の開閉により眼球が飛び出して乳白色の絵画に侵蝕し、慈愛と連想ゲームから成る仏の荒野に自ら至った。
「歌い手クラスタがコミケットを潰すのか」 http://togetter.com/li/173853
これに出てくる「歌い手サークル目当ての参加者のマナーが悪い」と注意勧告を受けた
「社長(R45)@r45shachou」という人物が誰なのか?よく知らなかったのでこの人のサイトやブログを見て確認してみた。
どうやらこの人物(株)創作工房というドラマCDなどを作っている会社の社長らしい。
ブログによると「ちょっと賞味期限が切れて発酵している女子の部類に入りまして
非常に個人的なコミックマーケットの歴でいうと今年で21年目の猛者レベル」の人なんだそう。
この創作工房は、ニコニコ動画で人気の男性歌い手を複数人集めてきて
キャラと声を振り分けて学園ものやホストクラブという舞台設定のドラマCDシリーズ「smily」を作っている。
で、そのドラマCDに参加した男性歌い手たちの中から数人がコミケにもサークル参加していた。
以下そのリスト。これを見た限りではほとんどが壁やシャッター前サークルだ。
「羊川くんこと らむだーじゃん」 東A 54b
「市形くんこと けったろ」 東A 62a
「御影&天知ことYU&vip店長こと テキサスからきた2人組テリー&ジョン」 東A 87b
「犬飼くんこと コゲ犬くん」東Z 23b
この社長氏は、『「どこのサークル」という話ではなく「ニコニコの歌い手のサークル全般」』に対する注意勧告だと
何度も強調して言っているけれど、これって本当は「この社長が関わってるニコニコ動画の歌い手のサークル」に対しての
極めて個別な注意勧告だったんじゃないの?という気がしてならない。
事実、社長氏の「(警告は)シャッター前のうたいてサークルさんすべてにですー」という発言に対して、
社長氏とは関わりのない別のシャッター前の歌い手サークルに「そんな通達は来ていない」と言われて
初めて「東3ホールの83-85のスペースに言われました。」と訂正をしている。
なぜ最初に「 東3の83-85 」といわずに「 歌い手全体 」を強調したのか?
おそらくの話。スペース番号を限定することで社長氏が抱えている・関わっている歌い手に対して名指しで非難が来るのを避けたい、
という心理がどこかにあったのだろう。だから、準備会が言ったとされる「歌い手サークル全般に困っている」という言葉を
「そうか、自分達だけが悪いんじゃないんだ!全体が悪いんだ!」とある種の免罪符的に受け取ったんじゃないだろうか。
そして本来はある一部のサークルの問題だったものを、それ以上に全体の問題ですよと強調して置き換えて喧伝した。
歌ってみたクラスタって中高生や若い人が多くて無知なものだから、
マナーが悪い「お客様」(参加者ではなくあえてお客様という表現です。皮肉です。)が全体的に多いのは事実だと思う。
でもそういう人達を大量に抱えていて何か問題となりそうな大手歌い手サークルって、大体この社長氏が関わってますよね。
ジャンル全体の問題と主張していたそのほとんどは、実はこの人とその周辺のせいなんじゃないの?
今回、社長氏がtwitterで提唱していたことはマナーを守ろうってことなのでそれは決して間違いではないし、
コミケ参加者全員がもう一度帯を締めなおすべき事柄である。だが正論であるがゆえに非難し辛くて尚更たちが悪い。
それお前んとこの問題じゃねーの?と言えない。つっこめない。
案の定こうして、歌い手クラスタ全体が問題であるとされたまま広まっていき、
日ごろからあまりニコ動の歌ってみたに対して良いイメージを持っていない層に
「また歌ってみたの奴らか!」とジャンル全体が非難されネガキャンされるという結末になった。
http://anond.hatelabo.jp/20080814041810
彼女のことはすぐに見つけた。
思えば何事につけても自信のない俺にもある、数少ない得意なことの一つが、彼女を見つけることだった。
人が何かに秀でる時、理由はだいたい二つしかない。
天分か。
あるいは努力か。
この場合の俺は前者ではあり得ない。「ある一人がいつでも自然に目に入った」なんて言ったら、まるで運命の二人みたいじゃないか。
そんなわけはない。俺は後者だった。自然に目に入るなんてことはなかった。
けれど、自然と目は彼女を追っていたから、いつでも彼女を探していたから。教室でも。移動教室の間の廊下でも。遠足の目的地に着いてからの自由時間でも。彼女の家にパンを買いに行っても。俺ん家の前は彼女が通うエレクトーン教室への通り道だった(でも彼女の家と教室の場所を結ぶと、この道はどう考えても遠回りになることが、俺の当時の幸せの一つだった)から、彼女の教室がある日は家の前で素振りをして待ってた。グラウンドで体育をやる時にはなかなかチームが一緒にならなくて大変だった(これがまた、本当に一緒にならない)。彼女を探すだけじゃなくて、自分のカッコいいとこも見せなきゃならないから男は辛い。
目の届くところにいるのなら、好きな人がいるのなら。近くにいる可能性があるのなら。他のものを映す余裕なんて、このただでさえちっぽけな二つの目のどこにもないだろ?
だから確信を持てた。最初は、彼女を見つけた瞬間は信じられなかったけど。でも、どんなにたくさんの人がいたって、どれだけ予想してない時だったとしても、彼女を見つけ出すことだけは外さない自信があったから、あれが彼女だと確信を持つことができた。そうでなければ、俺はその時見つけた子を彼女だとは思わず、見つからない何かを探していたかもしれない。
それでもまだ信じきれなかったのは、今までの人生で一番ブランクを空けて見た今の彼女が、俺の想像とはかけ離れてしまっていたから。
久しぶりに会った親愛なる馬鹿たちも、目にする友人たちも、その多くは五年前から、あるいは八年前から変わっていなかった。
彼女は違った。当時のままではいてくれなかった。
よく言うだろ?
変わらないか。
あるいは、失望するか。
彼女は変わっていた。
なら失望したのか。
違うよ。
きれいになってたよ。すごく。
この(その、でも、あの、でもなく、この、だ)感動は、とても俺には言い表せない。
悔しいことに、ああ、そうだ、よく最近のライトノベルなんかでヒロインを形容する時に、ハナっから「その少女は俺の語彙じゃ表現しきれないほどの美少女だった」とか描写しといて後はイラストに丸投げ、なんて物書きとしてどうかと思ってたけど。
どうしようもないくらい、きれいだった。その時俺が見た彼女を表現するのには、あまりに言葉が足りなすぎる。いいさ、この体験は俺だけのもんだ。誰にだって分けてやるもんか。それでいい。
彼女を見つけたのは式が始まる前。旧い友人と受付を終えた後、会場で空いている座席を探していた時だったから、近付く事はできた。
はずだった。
はずだった、けれど。
逡巡が生まれた。生まれてしまった。
気づくことがあった。あ、と思った。こりゃダメだ、と感じたんだ。
どうしようもなくきれいになった彼女は、どうしようもなく遠かった。
それは彼女の周りの席がもう埋まっていたからかもしれない。それは彼女に至るまでに立ちふさがるであろう人垣かもしれない。段差を上り詰めて、声をかけるだけという行為に留まることへの躊躇だったのかもしれない。それまでにずっと考えていた、話すべきだと思っていた言葉なんて、いざ本人を目の前にした時にはどれほど無力になるものかなんて、わかっていたはずなのに。
足をとどめさせたものは、なんだったんだろう。
それは彼女との純粋な距離、障害、段差、そういった、あまりにつまらなく、くだらなく、馬鹿げていた状況が積み重なっただけのものなのに。不思議と、俺の心臓だった、時間の重みをふっと軽くしてしまった。
近付こうとした。けれど、近付けなかった。はっきりとは、今でもまだわからない。
それでも。まだだ、と思った。
式次第は滞りなく進んだ。中学時代の担任からのビデオレターは、恩師らしい言葉だった。くたびれたポロシャツ姿で、だるそうに喋るのが恩師の喋り方だった。記憶と違わず、首もとの緩んだポロシャツ姿は、授業を受けたことのある元生徒達の笑いを誘った。
「『井の中の蛙、大海を知らず』という諺があります」
簡単な挨拶の後は、国語の教科担任らしく、諺をひとつ、贈ってくれた。
「あまり知られていないのですが、この諺には続きがあります。
それは、
『されど、空の青さを知る』
という続きです。
今の皆さんは、まだまだ世間を知らない。知らないことはとても多い。厳しさや、辛いことをこれから知っていくことになるでしょう。
けれど、今の皆さんは、空の青さを知っている。空の青さは、夢とか、希望のことです。
井戸の外に出ることになっても、その空の青さは忘れないでください。それは、失わないでください」
懐かしい声と調子を耳にしたせいもあるかもしれない。式の間は、くり返しくり返し思い出していたせいで、忘れようとしても記憶の根っこに刻み込まれてしまったことを、またくり返し思い出していた。中学時代のこと。
俺の中学は、まぁ、荒れてた。染め上げた髪にキャップをサトシ被りにして、原色Tシャツを中に着込んだ学ランの前は当然のように全開で、下げたズボンの裾を引きずり引きずり、下げた分だけ尻を丸出しにしたファッションの連中が、学年で両手足の数くらい。先生方の車はよくボコボコになっていたし、近場の店に行くと「△△中学の」という目線をこちらに配る店員が離れることはない。万引きし過ぎなんだよあいつら。盗みすぎでゲームショップが潰れたとかいう噂があったけどホントなんだろうか。俺たちの学年の階のトイレの窓ガラスは張り替えるたびに割られるので、遂に通り抜けフープになった。中で煙草を吸う連中がいたので、中が見えた方がいいということもあったのかもしれない。好意的に考えればだけど。
そんなよくある中学校の廊下の突き当たりの壁に寄り掛かって、俺は友人二人としょうもないことを話していた。なんの話をしていたのかは覚えてないけど、あの頃の俺とあいつらが話すことなんて、大体守護月天かパワプロの話だろ。
守護月天かパワプロの話をいつも通りしていたであろう俺たちの前に、のそり、のそりと近寄ってくる三人がいた。ガラの悪い連中の幹部(笑)と、その取り巻きの三人組だった。廊下をたむろして歩くのがルーティンというか、そういうのがかっこいいらしい。構わず話している俺たち三人に、「おい」と幹部が声をかけてきた。
「邪魔、どけよ」
ウチの中学が荒れ始めたのは、どうも俺の学年の一つ上くらいかららしい。三つ上の姉が「ウチの頃は全然荒れてなかったけどね」と言ってたからなんだけど。
で、俺は、その一つ上の学年のガラが悪い人たちには、まぁ、ヘコヘコしてた。小学校の時の野球部の先輩がその中にいたからってのもあるけど、タイイクカイケーなところのある俺には、年長にヘコヘコすることは身体に染み付いていたことでもあったし。
で、問題は、「増田はヘコヘコする野郎だ」と思い込んでる、タメのガラが悪いヤツら。
「邪魔、どけよ」
とか声をかけてくるヤツら。こちらが座っているのは廊下の突き当たりだ。その先に道はないのだから邪魔も何もない。構わず友人二人と話を続ける。
「おい、聞こえてんのか」
仲間に直前までその威力を自慢していたローキックを俺にガッシボカと浴びせてくる。俺をサンドバッグに見立てて、膝を立てて座ってるせいで一蹴りに付き脛腿脇の3Hit! 俺がのっそり立ち上がっても蹴りは続く。
タメに頭を下げる理由はなかったし、部活をやってる人間(俺)と部活をやらずにヤニ吸ってるだけの人間(ガラの悪いタメ)の体力差はいかんともしがたかった。
関係ない部分が長くなった。何が言いたいかというと、式の後にも彼女に会うチャンスがあって、それは中学の学年全体で開かれる同窓会だった。
が、その幹事として取り仕切ってたのが、そういうガラノワルカッタ連中なんだよ。しかも中心はあの日俺がのしちまったヤツじゃねえか。ああ、顔も合わせたくない。登校するたびに上履きの紐が焼かれて短くなってたせいで蝶々結びがうまくなったとか椅子で殴られた後に机を投げ返したとかどんな黒歴史だよ。
今ひとつ行くことに踏ん切りがつかない理由はもう一つあった。
この成人式で二人の友人に、そう、あの日守護月天かパワプロの話をしていた二人の友人に、許されるならば、一方的にだけれどこう呼びたい――二人の親友に、会いたかった。会って、話をしたかった。
けれど、会えなかった。一人は夢のために国を離れた。もう一人は、あまりにも俺が馬鹿だったせいで、離れていった。
俺から離れていった友人に、許しを請いたかった。でも、友人は来なかった。心残りだった。来て欲しかった。許してくれなくてもいい、話す機会を与えて欲しかった。それがたとえ自己満足だと自覚していても。
友人は来なかった。残ったのは単純な選択だった。
同窓会に行くことのプラスは、彼女と話す機会を得られるかもしれないこと。
同窓会に行かないことのプラスは、あいつらと会わなくて済むこと。そしてそれが、自分への言い訳になること。
秤にかけたら簡単だった、とは、なかなかいかない。
それでも、俺は行くことができた。その時には前に書いたもののタイトルの元ネタhttp://kittttttan.web.fc2.com/ez/light/died.htmも頭に浮かんではいた。それはとてもとても魅力的だった。ああ、ホント、それもいいよな……。
でも、行った。
ただ、行ってさえみれば、楽しいものだった。受付はあれらの中でも関係の薄いヤツがやっていたし、最初のルネッサンスさえ済ませてしまえば、後は気の合う連中と話をしていられた。昔から不思議と頭のおかしな……良いのが周りにいたもんだから、そいつらとこの歳になって話をしてみるとまた違った面白さがあった。
でも、意識はそこにほとんどなかった。
視界の端にちらちらと映る白。彼女はいた。来ていた。会場の中の端で見知った顔ぶれと花を咲かせていた。こちらの場所は、その反対側の端で入口とトイレにほど近いところだった。友人の肩越しに「ああ、いるなぁ」なんて思う自分をこうして思い返すと、やってることが一緒にいた頃と全く変わってない。人間、そう簡単に成長しないもんだ……。
そういうのもいいかもしれない。嫌いじゃない。だけど、ここに来たのはそうじゃない。そんなことで満足するためじゃない。
彼女が席を立ったのに合わせて、用を足すことを周りに告げ、立ち上がった。
「久しぶり」
一瞬目を一回り大きくしてから、柔らかい顔を作った――そういう感情が移り変わる過程がはっきり分かるところも好きなところの一つだった――彼女は挨拶を返してくれた。
「久しぶりだね」
鈴の鳴るような……あぁ、まぁ、いいや。久しぶりに聞くことになった俺の大好きな声は、どんな音楽よりも声優よりも優しく綺麗に俺の耳に響いた。すごいな。ああ、すごいよ。好きな人って、本当にすごいよ。
それぞれの席に戻りながら、短く言葉を交わす。俺のことわかる? わかるよ。増田こそどうなの。覚えてるから声かけたんだよ。そうだよね。そうだよ。どの辺りにいたの。……ここ。ああ、馬鹿、なんで俺の席はこんなに近いんだ。そもそもこんな離れたところに座るんじゃねぇよ。いや、来た時にはここしか空いてなかったんだっけ。なんで他の皆はあんなに早く来て席を取ってるんだ。うん……違うな……俺がうだうだしてたせいか……。
二言三言のやり取りの後、それじゃ、と別れた。まぁ、最初はこんなもんか。というか、それでもう、満足しかけていた。どんだけ好きなんだよ、俺。
それから二度、彼女は席を立った。さすがにその度同時に顔を合わせていたらおかしいので、「たまたま同時に席を立った」風を装うことができたのは最初の一回だけだった。彼女が席を立った二度の機会はうまく活かせなかった。慣れたヤツなら、こういう時にもっとうまく立ち回れるんだろうな……。だらだら酒とパサパサしたサンドイッチやらサラダやらに箸を伸ばす。なのはは常識だからとしきりに薦めてくる誰でも名前を知っているような大学に行った友人の話に適当に突っ込む。おまえCLAMPに一生付いていくって言ってなかったっけか。ツバサってまだ完結してないのかな。横ではこれまた誰でも名前を知っ(ryの医学部と理学部がぱんつじゃないから恥ずかしくないらしいアニメが首都圏でホットだとか新房の記号論だとかに熱くなっていた。TrueTearsを今晩コメンタリーすることに決まったようだった。それはちょっと……いや、正直参加したい……。で、お前はどうなんだと問われて、いくつか好きな作品を挙げた。作品を口にだしながら、ふと思うことがあった。前々から感じていたことではあったけど。
Astral。秒速5センチ。グレンラガン。御影作品。大好きなある作家さんの作品(本当に好きな、いや、大事なものって、決して誰かにそのことを言ったりしないものだよな)。挙げた時には言わなかったものもあるけど、そういうもの。終わってしまっている物語。
俺たちが関係のないことを話していても、時間は変わらず同じ間隔で歩を進める。ただ、人にとっては同じ間隔に感じられないなんてことは科学者が証明するまでもなく当然のことだった。彼女と同じ空間にいるだけで、時間はあまりに早く過ぎすぎる。彼女がいる。視界に彼女が収まっているだけで、どんなに楽しいゲームをしている時より、どんなに面白い本を読んでいる時より、どんなに書きたかった記事を書いている時より、時計はあっという間にぐるぐると音が聞こえそうなほどに早く回る。時折視線が重なって、手を振るでもなく、合図をするでもなく、笑顔を送るでもなく、ただ、そのそれだけの一瞬の交叉がたまらなく、どうしようもなく愛おしく感じられた。
死ぬならこの時だった。紛れもなく、この時だった。男って本当に馬鹿だよな。好きな女の子が、どんなものにも代えがたいんだよ。
時間は変わらず同じ間隔で歩を進める。その会が始まって終わるまでの2時間という時間は、これまでと同じように地球が12分の1回転する間だったのだろうけど。
それだけの時間が経って。会場から、人が吐き出される。俺は入口で、彼女を待った。
彼女が出てきたのは、本当に最後の方だった。声はあっけないほど普通に出たと思う。
「なぁ、○○」
「うん」
「写真撮ろう」
「うん」
俺の携帯をその場で一緒に待っていてくれた友人に託す。おい、ちゃんと撮れよ。頼むからちゃんと撮ってくれよ。それ、俺の宝物になるんだからな。一生ものになるんだからな。
隣で彼女が笑う。そのあまりに近い笑顔を見て、思いが、気持ちが溢れそうになった。なあ、○○。俺、お前に告白したよな。お前はもう忘れてるかもしれないけど。知ってるか。俺、まだお前のこと好きなんだぜ。笑っちゃうよな。馬鹿みたいだよな。告白したの小学校だぞ、小学校。中学校も一緒だったのにな。それなのに今、お前の横でドキドキしてるんだよ。嬉しいよ。つらいよ。幸せだよ。胸が苦しくて苦しくてたまらないよ。笑っちゃうよな。本当に馬鹿みたいだよな。でも、それでいいんだ。いいんだよ。
彼女の肩は俺よりも低くて、俺の二の腕と彼女の肩が一番近く、少しだけ触れるような間隔。お互いに近い腕で作るピースサインは中指同士がほんの少し重なるように。知らない名前の香水が僅かに漂ってきてて。互いの方へと傾けられた小首は、この上ない至福で。
友人の声と一際強い光を伴って、俺の携帯に、俺の人生で最も幸せな瞬間が、永遠に切り取られた。
「ねぇ、私のでもお願い」
「あいよー」
彼女もカメラを俺の友人に渡す。ごめん。嬉しかった。なんか知らんかったけど嬉しかった。それってつまり、俺の写真、彼女がこれから持ってくれる、ってことだろ? いいんだよ、どんなに小さかろうとキモかろうと。嬉しいんだからさ。
なんだこれフィルム巻いてないじゃん、とフィルムを巻き始める友人を尻目に、彼女が話しかけてくる。
「ねぇ、今、何やってるの」
「田舎で大学生やってるよ。卒業文集に書いたこと、相変わらず学校の先生目指してる」
「え? ××先生?」
「そうそう、俺大好きだったからさ」
「知ってるよ。私も好きだったし、実は今も年賀状やり取りしてるんだ」
「え、本当?」
ちょっと嫉妬。
「ほんとほんと」
聞かれたから、聞き返しただけだったけど。
「○○はさ」
「○○は、まだ、 を目指してるの?」
間があった。
「やだ、知ってたの」
「聞いたんだよ、お母さんから」
よく実家のパン屋行ってたし。
「で、どうなの」
「えっとね」「撮るよー」
気づけば、もう友人が今にもシャッターを切ろうとしていた。
「○○」
「ほら、笑顔」
パシャッ。
「ありがと」「あいよー」
「○○」
つまらないかもしれないけど、これが話の続き。俺のすべて。そう、これはきっと、終わってしまっていた物語。
どうしようもないほど俺は彼女のことが好きで、聞きたかったことも、どんなに重ねた想いも、伝わればと思った願いも、彼女がそこに、確かにいてくれることを実感した時には、大した意味を持たなくなった。
ありがとうと言って、俺は死んだ。たぶん、死んだ。彼女と自分のために生きようとした俺が死んで、すべてなくして、死んだような俺が、さよならと言って、これからを生きていく。すべてを失って、なにもかもなくしたのなら。0がたった0.1を為すだけでも十分じゃないか。それならこんな俺でも、少しでも、わずかばかりでも、彼女が生きるこの世界を綺麗にしたくて、それだけでも――十分じゃないか。ただそれだけのために生きる人間がいることを許されるぐらいには、きっと世界はまだ広い。
ひょっとしたら、俺が彼女以外の誰かを好きになることもあるのかもしれない。ないのかもしれない。自分が終わってしまったと思っていても、生きるのなら、今いる井戸よりも深い穴の中に落ちてしまうこともあるんだろう。そこから抜け出そうともがくかもしれない。それは無駄なあがきかもしれないし、あと少しのところでまた下に落ちてしまうかもしれない。這い上がったところを突き落とされるかもしれない。その穴から井戸から出てこられたとしても、また同じような暗闇に落ち込んでしまうことがあるのかもしれない。
それでも、空の青さを知った俺は、そうして穴に落ちたとしても、何度でもまた起き上がって、汚くなっても、生きていく。
それさえあるのなら。
たった一枚の写真を、胸に抱いて。
http://www.youtube.com/watch?v=2RPGcncoHC0
続きを書くつもりはなかったけれど、本文のような価値観を立たせたことと、「続き書け」と言って下さった方(id:tegi、id:yarukimedesu、id:gohki、id:chnpk、敬称略)や、文章自体に好意的な感情を向けて下さったと私が一方的にでも感じた方(id:mike_n、id:Lhankor_Mhy、id:neko73、id:hati-bit_punk、id:shAso、id:m-bird、id:hotch_botch、id:napsucks、id:makeplex、id:tyru、id:mimimu8、id:ukabu、id:MarHear、id:mae-9、id:yas-toro、敬称略)がいらっしゃったので、何、一人の人間のちっぽけな物語なぞ、あってもなくてもよかろうもん、と開き直って、ちまちまと書き進めました。そうか、半年経つのか。
idコールは気楽に使ってもいい(スルーされるのが当然くらいな勢い)みたいなので、少しでも何かを気にかけてくださっていたと私が勝手に感じた方にはidコールをお送りしました。どうぞスルーしてください。でも、あなたたちがかけてくださった言葉やタグで、私が嬉しく感じたことを、この場で伝えさせてください。
http://www.reitaisai.com/5th/circle_list/a.html
めんどいので知ってるところだけ抽出。見落としは多分にある
配置 | サークル | 作者 | 委託その他 |
---|
ほ08a | 天界潜伏 | 御巫 彪 | |
---|---|---|---|
い29b | かるーあみるく | とと ねみぎ | くろがね堂 |
へ06a | ABSOLUTE EXTEND | 天瀬りむ | |
る26a | winter scenery | 神無月羽兎 | |
れ24b | りとる・ずぅ | キョケ=カー | |
ほ02b | すたじお寿司くいねえ | 琴島もとき |
い02a | PERSONAL COLOR | 桜庭友紀 | きつねとぶどう「天恥我人」 |
---|---|---|---|
い05b | DPSの奴隷達 | もんじ | |
い13a | Ricenady vs 少女頭巾 | 榊原薫奈緒子・鳩麦月々 | |
い17b | 夢見ごごち | 御影 獏 | |
い21b | CHRONOLOG | 桜沢いづみ | |
い23b | ヘタレシューターズ | 高階@聖人 | |
い27b | くらっしゅハウス | 比良坂真琴 | |
い28a | こおりあめ | 氷雨げんた | |
い30a | pixel phantom | 榎宮祐 | |
い33a | Dr.VERMILION | ペテン師 | |
い33b | ホットドックチャック | ひらふみ | 紫×香霖堂の三作品総集編 |
い36a | 疲労熊 | 綾見ちは | |
い37a | うつらうららか | えれっと | |
い38b | まるちらダイオキシン | 大沖 | |
い39b | LETRA | 滝太郎 | |
か02a | 石切場 | 両神了 | 変態合同誌 |
か03a | 偶民養殖所 | 鈴鳴堂 | |
か05b | sssの給湯室 | 舞人 | |
か15a | ロクカワ | ろく | |
か26a | 精神電波SOS | くらんけ | ニトリプラスVSアトリエ輝夜 |
そ14b | しましまおぱんちゅ | にくばなれ | |
そ16b | 蓮華座 | 乾 ぬい | |
そ22a | 魚肉 | 夢生場 | |
そ25a | ねき亭 | NEKI← | |
た01a | オムチキン | 久林丼 | |
た08a | お澄ましなめこ | 無礼るなぉ | |
た14b | Golden Pe Done | 枡狐 | |
た25b | たこ焼き畑 | たこ焼き | |
ち01a | サークルT&K | あどべんちゃら | |
つ01a | happy flame time | 春夏アキト | |
つ06a | 武士的魂 | 御月ユウヤ | |
つ16b | 柳暗花明 | 電波カオス「東方花桜萃9×5」 | |
に03b | 有言実行 | 太陰 | |
に08b | MxM-Factory | 水無月あくあ | |
に23ab | ANGEL TYPE | 猫描・ネジキリオ | |
ぬ05b | 世は並べて事も無し | 一代大佐 | |
ぬ11a | 黒夜葬 | 刹那 | |
は21a | あるばとろす | 弐駆緒 | |
へ01b | ACID CLUB | nagare | |
へ12b | 面舵いっぱいいっぱい | けーひろ | |
へ15a | NURSERYTALE | 山根真人 | |
ほ02a | 高級割箸専門店(オレガノ・チキン) | 待宵 | トリコロの同人とか描いてる人 |
ほ12a | もちき鮮魚店 | もちき | |
ほ14b | 表参道まわりみち | 静流 | |
よ03b | オチンチンリーチ! | 田川げんご | |
よ07a | 技-WAZA- | G0ddamn | |
よ18b | いち小屋 | はまー、ふたみやよい | |
よ19b | カゲ路 | 影吉郎 | |
り07b | みずまんじゅう | 緋瀬らい | |
ろ08a | 瀬田堂 | 七崎鈴音 | |
ろ19b | 陰陽龍 | タカ | ペン入れしてない漫画 |
ろ20a | らいでんらぼ | らいでん | |
わ27a | しめさばダイナミック | 和泉椎菜 | |
を22b | 黒錦 | 尊治 |
い26a | ノヘッパDo! | あらたとしひら | 新刊無し |
---|---|---|---|
を28b | 負け組みクラブ | ゼファー | 新刊無し.佐倉2號の同人を委託(どうでもいい) |
そ19a | 永魂庵 | 富樫悠 | |
り16b | 楓の葉 | 森乃葉りふ | |
れ02a | 以絵会友 | 六合ダイスケ | |
れ07a | TACO | Sw | |
れ10b | エントゲーゲン | クレセント | |
に01b | 隠蔽系排他否定和13 | よすどん | |
れ20b | 貧困貧 | いしだて | |
り28b | わすれな部屋 | あゆみとおる | |
ぬ28b | カタミチキップ | 御影石材 | |
い37b | FLIPFLOPs | ぎんこ | |
い15a | あみだ屑 | 佐野さのこ | |
い29a | さくSaku亭 | 氷川翔 | |
れ04a | ふすま喫茶 | 水中花火 | |
わ01b | Flip×Flop | 朱乃月夜 | |
を01a | ヘルメットが直せません | 大出長介 | |
へ18b | Ortho-Para | ねこいた | |
つ12b | 草を食む羊の目 | 羊 | |
そ01a | VISIONNERZ | 宮本龍一 | |
い28b | アンニュイ赤蛸 | たこ | 委託はどう見積もっても一ヶ月はかかる |
い35a | いよかん。 | ほた。 | 百物語 予約で手に入れた方が確実 |
い35b | 貴様それでも人間か!! | たの | 百物語 予約で手に入れた方が確実 |
い34a | みずたたき | 水炊き | |
い39a | One Night Stand | 牛木義隆 | |
た25a | 逃げられない! | ちゃば | |
よ08a | れいてぃ屋 | レイぽそ | |
り22a | 悠久機関車 | 十夜 | |
る22a | ふあん亭 | フラリ、米泥棒 | |
わ23a | REGAL-DLESS | Repair |