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2024-11-18

兵庫県知事選でおきたこ

多くの流言飛語が飛び交っているので実際に起きたことを間近で目撃していた者として記します。

今回は兵庫県民も、そうでない人も、何が起きたのか理解できてない方が非常に多く、それも当然かと思います

また、私が記すことは、今後、他の方も分析されて文字にされる内容だと思いますので、この内容を鵜呑みにせず多くの情報を見て判断していただきたい。

まず今回の選挙の発端は既に多くの方が聞き知ってご存じだと思いますので割愛しますが、

ポイントとしてはあくま斉藤氏にかけられたのは「疑惑」であり、その対応無責任さに対して知事としての資質がないと判断され、議会から不信任決議案を出されて、全会一致で可決したことによります

百条委員会はまだ続いており、結論を得ていない「疑惑」の段階で世間風評を元に判断した。ここが大事です。

その後、斉藤知事は失職し、再選挙となりました。

普通に考えればこの一連の流れで、再選に至ることは誰も予想していませんでしたが、ここでN国の立花氏が参戦します。

この立花氏の動きが非常に重要です。

まず、当初立花氏は数十名を立候補させる予定で兵庫県選管に連絡をします。

これは東京都知事選で行われた戦略と同じです。

その際は設置していた選挙看板より立候補者の数が多く、混乱を引き起こしました。

そうならないように兵庫県選管は30人以上が掲示できる選挙看板を全箇所に設置しました。

狙いとしては、選挙看板写真で埋め尽くしたり、写真ではない広報物のようなものを貼り話題を作る予定だったのだと思われます

しかし、想定より多い選挙看板が実際に設置された状況をみて、県民から批判が上がり出しました。

それをすぐに察知して、立花氏は批判に繋がると思い、立候補者を立花氏1人に変更します。この判断の速さがすごい。

次に、ここからが実際の選挙戦での動きや戦略になってきます

まず、立花氏は斉藤応援立場をとり、自分には票をいれるなと喧伝します。

そして、前述の斉藤氏の疑惑に対して、逝去された職員ゴシップスクープとしてぶち上げ、拡散を狙います

これにより斉藤氏が実はこのゴシップを隠すために、黙っていた、職員を庇っていた側なのでは?というイメージを作ります

立花氏は次に選挙カーで街宣をして、このゴシップを広く喧伝し、斉藤氏ははめられたんだという演説を続けます

この時の動きが本当に巧みなのですが、まず斉藤氏は一切、立花氏と共闘をしているとは言ってません。

しろ選挙で争う相手だとみなしている体で、ずっと見て見ぬふりを続けていました。

選挙後の報道でも斉藤氏は立花氏に関して「似ている考えがあり共感できる部分がある」と言っており、あくまで関わりがないことを言い続けています

しか立花氏は斉藤氏の応援であるということは公言しており、そのために選挙カーも使っている。

選挙カーは1候補者につき使える台数も決められているので、実質2倍の台数を使えることになっている。

だが、それは斉藤氏が画策したことではなく、立花氏が勝手にやったこと、という流れを創り出しています

次に、当初は一人で街宣をしていた斉藤氏ですが、突然多くの支持者が街宣を囲み出します。

また同時に、他の候補者の街宣にはチンピラのような人達が多く出没し、嫌がらせ妨害行為が行われて、結果的10数名の逮捕者が出ました。

SNS側でも同時に、職員ゴシップと合わせて、他候補者特に稲村氏)のデマ批判内容、また斉藤氏が無実で何も悪いことはしていない、という内容が多数投稿され、多く拡散されだしました。

これを受けて、他候補者側は、選挙活動と同時に火消しを行わないといけなくなり、

ネットで流れている情報デマも多いし、斉藤氏が不信任決議を受けた経緯なども付け加えて話さないといけなくなりました。

しかし、有権者にはこれが「斉藤氏を批判しているだけ」と受け取られる形に繋がっていきます

そして当の斉藤氏は、これら街宣やSNSで行われていることは「一切」触れずに自身の主張のみを街宣で語り続けていました。

これにより、他の候補者は「悪口をいう候補者」、斉藤氏は「悪口に加担をしない、真面目な候補者」というイメージがまた作り上げられていきました。

また、デマ情報を訂正するような内容等をSNS投稿をすると、多くの斉藤氏を支持している人たちから袋だたきにされるという現象も頻発し、SNSでの言論封殺されていきました。

そうした攻防が続いている選挙中盤ほどに、SNSでは「斉藤氏は完全に無実で、全てはメディア権力者既得権益を守るためにおこなった、いじめである」というストーリーができあがりました。

そうした内容が日々拡散され続ける状況で、投票日が近づいてきた人達が、ようやく情報あさりだしたときに目にする姿は

斉藤氏が誰の批判をすることもなくずっと真面目に活動をしている姿

SNSでは斉藤氏はメディア既得権益にはめられた被害者なのであるという大量の投稿

・同様にSNSでは他候補者批判をする内容やデマなどの大量の投稿

・他候補者の街宣でも上記払拭するために「斉藤氏に関するネットデマ」などと情報を嘘扱いする内容

となり、結果的に真面目で頑張っているのは斉藤しかいない、という結果になったのかと思われます

立花氏の戦略が一番巧みなのは、途中にも何度も記載していますが、斉藤氏と立花氏は共闘をしていないというスタイルを貫いたこと。

そうすれば、立花氏側が他候補者いくら嫌がらせをしたとしても、斉藤氏には類が及ばない。

また、嫌がらせを受けている他候補者は、反論をしなければ票がはなれていく可能性があるので、反論せざるを得ず、否が応でも立花氏の作ったステージに上がらないといけない。

まりこうして、当選をさせたい候補者とは別の第三者立候補をし、その第三者が、それ以外の候補者に対して嫌がらせ

圧力をかけて醜い争いにもっていけば、当選させたい候補者けがフリーになり、良いイメージのみを宣伝することができるわけです。

候補者は完全にとばっちりではありますし、否定だけすればよいわけですが、これに拍車をかけてSNS陰謀論過熱化し、

否定をすればするほど「こいつらが既得権益者側で、斉藤氏を陥れようとしているんだ」という思想に繋がっていった、という感じです。

これは現行法の抜け穴とも言うべき手法ではないかと思います

最悪、問題が表沙汰になっても、全ては立花氏が独断でおこなったこと、としてしまえば、どこまでいっても斉藤氏には影響が少ないです。

そしてこれは今後どのような選挙にも活用できます

第三者として立候補し、勝たせたい候補者以外に嫌がらせをする。

勝たせたい候補者ヒーローになるようなわかりやすストーリー喧伝する。

そうすることで、多くの人の心が動かされることは実証されたと思います

実際の所、流れた情報の何が本当で、何がデマなのかは誰にも判断できず、なにが正しいのか理解できている人はほぼいないと思われます

とにもかくにも、立花氏の戦略が、今の時代を的確に捉えており、柔軟に対応できたことが大きいと思われます

従来の選挙戦略では到底太刀打ちができない、新しい選挙のやり方が生まれてきたなという感想です。

私にも見えてない部分が多くありますので、他の方の分析も知りたいです。


11月19日 7時45分 追記

多く反響いただきありがとうございます

あれやこれが足りてないんじゃないかというご意見も多いですが、文章記載のように

自分の見えるものをまとめている限りですので、それぞれの側面から見える分析を多くの方にしていただきたく思います

また、反応を見ていても思うのですが、SNSでは正しい情報よりも、権力者は悪といって晒しあげたり

そうしたものを叩いてバカにしたり、誇張して歪めた情報の方が「面白い」のでバズって広まりやすいのだと思います

それは意見の中にもあるように、元々、TVメディアが今まで大衆向けにしてきたことで、その河岸SNSに移ってより制御がきかなくなったもの、とみるべきなのでしょう。

立花氏の行動のクローズアップはしていますが、あくまでそういった人々の習性のようなものを利用している、という部分はあるのではないかと思います

自戒も込めて、付記させていただきます

2024-11-15

anond:20241115112809

下着盗むのが合法世界でせめてもの抵抗として「盗まないでくれ」って掲示することや干す場所を変えることを無駄だと馬鹿にするのはあまりにも冷たくない?

そっとしときゃええやん

2024-11-09

JR西日本ヤバい

まずはこれを見てほしい

https://www.westjr.co.jp/company/action/service/manner/

JR西日本利用者なら車内で見たことあると思うが

マナーいきものディア」という迷惑行為と生き物を合わせたダジャレで車内マナー啓蒙する掲示をしてるんだけど

明らかに異質な奴らがいるのにお気づきだろうか

そう「うるサーモン」と「置いタラバガニである

マナー"いきもの"ペディアと名乗りつつなぜかこいつらは切り身とカニ足になってる、つまり死んでる

タラバガニに至っては殻を剥いて冷水で絞めて華が咲いた状態になってる、完全に調理済みだ

サーモンカニ生前の姿でも十分特徴があって一目見てわかるだろうになぜかあえて殺して捌いた状態の物を使ってる

完全にサイコパスの発想

JR西日本ヤバい

ミャクミャクちゃう脈絡ないけど近鉄大和西大寺ホームにあるローソンでA5くらいのサイズパワハラカスハラのこんな文言には応じられませんて事細かに書いて商品に紛れて掲示してあったの思い出した

それでかぁワンオペ中高年男性が身構えるようにして中のカウンターからこっちみて座ってたの

お疲れ様です

2024-11-07

三大選挙でやめればいいのにやめられないやつ

他にある?

逆に残してていいものとしては

だけで、他は全部禁止いいんじゃないかと

インターネット上での街頭演説選挙事務所ウェブサイト)でのポスター掲示選管による選挙公報の公示っていう考え方でやってくれればそれでいい

anond:20241105114514

>「権力をかさに県の業務自分顔写真宣伝する自分大好き人間

そうなんだよねえ。この人は本当に自分大好きなんだな、というのが目立つ

ポスター掲示から自分の声が聞こえる自動販売機まで

別にナルシストでもいいんだけど、ナルシストな割には自分の見た目にそんなに頓着しないんだよね。

石丸某とかもナルシストだけど、肌とか服のケアとかちゃんとしてるじゃん

それに対して斎藤はだらしないし、見せたいっていう意図に比べて見られているみたいな意識全然ない

髪型には妙にこだわりがあるっぽい。雨に濡れるのを極端に嫌がってる)

こういうタイプって、自分認識自体フィルターがかかっちゃってるのよ

鏡の向こうの自分がすでに美化加工して見えてしま

自分の都合のいい情報だけ摂取して、それ以外はシャットアウトちゃうタイプ

議会の追求でも「なんで自分は責められてるんだろう」みたいな顔してたのは本音だと思う

本当に何が悪いのかわかってない、というより自分が悪いというふうに考えることができない。

なんで自分気持ちよく持ち上げてくれる副知事なんかにいいようにノセられてた、というところだろうね

少なくとも組織の長の器ではない

2024-11-06

JR西日本ヤバい

まずはこれを見てほしい

https://www.westjr.co.jp/company/action/service/manner/

JR西日本利用者なら車内で見たことあると思うが

マナーいきものディア」という迷惑行為と生き物を合わせたダジャレで車内マナー啓蒙する掲示をしてるんだけど

明らかに異質な奴らがいるのにお気づきだろうか

そう「うるサーモン」と「置いタラバガニである

マナー"いきもの"ペディアと名乗りつつなぜかこいつらは切り身とカニ足になってる、つまり死んでる

タラバガニに至っては殻を剥いて冷水で絞めて華が咲いた状態になってる、完全に調理済みだ

サーモンカニ生前の姿でも十分特徴があって一目見てわかるだろうになぜかあえて殺して捌いた状態の物を使ってる

完全にサイコパスの発想

JR西日本ヤバい

2024-10-28

まり注目されてないが日共中核派に負けたぞ

今回の選挙れい新撰組10議席日本共産党が8議席

皆さんご存じの通り、れい新選組中核派と呼ばれる一派からまれ政党公然活動団体である

元々の出自戦前から日本共産党のやり方に不満…もっと暴力などを含む急進的な革命を望む層が分離し、内ゲバ(≒暴力を伴う内乱)を繰り返した末に残ったのがこの中核派

なので、同一視されることが多いが、日本共産党とこの中核派は、公明党共産党ぐらい仲が悪いのである


そして今回の選挙。なんと共産党が8議席中核派公然活動団体れい新選組10議席と、なんと議席で逆転してしまった。

共産党傀儡委員長田村が、インタビューで何を聞かれてもひたすら「非公認候補にも2000万円を暴いたのは我が共産党から過半数割れを引きおこしたから実質勝利」と発言する人口無能botみたいな勝ち組を演じていて滑稽だったが、それよりも、お前中核派にまけてや~んの、やーいやーいばーかばーか、と言う方が響いているのではないかと思われる。


真面目に分析すると、潜在的極左支持層が支持する可能性がある政党は、社会民主党日本共産党れい新選組の三つがある。

組織のでかさで言うと日本共産党が圧倒的で、その後社会民主党が細々とあり、れい新選組が続く。

政策は似たり寄ったりであると言え、最近はどんどんフェミニスト政策表現規制推進(不快もの掲示するな)と言う方向に傾いて言っているのは間違い無いのだが、それでもれい新選組はその中で比較脱臭成功している・・・逆に言うとまだ知られていないと言う感じがあり、それで潜在的極左の票を取り込んだのではないかと思われる。


さて、振り返って共産党であるが、結局田村日和って地方組織を抑えきれなかったことと、勝ち戦を想定できず戦略を間違えたと言う事の二つに尽きる。

前回の選挙大敗したものの、数字分析すると野党共闘比較的成果を出していたと言えた。しかし、数字ではなくイメージ責任逃れを図る国民民主玉木らによるスケープゴートにされ、今回は野党共闘路線をとれなかった。

それに対して今回である

田村日和ってしま地方組織を抑えきれず、60台後半の自民党現職に70台のおじいちゃん共産党支部長候補としてぶつけた結果、若手の立民候補と共に落選とか地獄の様な状況がいくつも見られている。

立民の言う事を聞いていれば良いと言うことではない。これは何かと言うと、今回勝てると思って戦略を立てていなかったという事だ。

勝てると思ってもう少し現実的選挙戦略を立てて、政策を整えて、マスに切り込める戦略を立てられていたら勝てていた。例えば週休3日制の導入を目指すというのはなかなかに良かったが、その周辺がカスカスでさっぱりだっただろう。労働問題フォーカスし、労働貴族連合とは別の道を示す事ができていれば、つまり、まっとうに社会主義革命と言う「手段」によって何を得ようとしていたか?と言う所の本懐に立ち戻って、政策を立て直すべきだったのである

そうすれば、手段目的化の権化であるれい新選組に負けることはなかったのではないだろうか。

ということで、共産党はこの敗退を認め、それを名目に早く腐ったジジイ共を切り捨て、何をするべきかやらないといくらやっても中核派に勝てないし、下手すりゃ乗っ取られるという事を認識してほしい。

確かな野党必要です! はどこいったのか。

2024-10-24

anond:20241023114438

【要約】

道路工事現場で、ガードマン横断歩道を渡る自分に無理に停止を促したため、法律に反する行為であると指摘し謝罪を求めたが、現場責任者や市の担当者からも誠意ある対応は得られなかった。現場工事看板がなく、許可証掲示もされていないなどの問題があり、警察にも確認を求めたが、対応煩雑効果がなかった。その後、市の担当者改善を求めたが、結局大きな変化は見られなかった。この横断歩道自分の息子が通る場所で、将来の事故心配だが、社会の現状に対して無力感を感じている。それでも、歩行者安全無視しない姿勢を持ち続けているが、70代の母親に「無駄で幼稚な行動」と言われたことで怒りを覚え、自分の信念と現実とのギャップに苛立ちを感じている。

批評

この話、歩行者安全とか社会問題についての不満がめっちゃ強く出てるんやけど、いくつか気になる点があるわ。

まず、ガードマンに対して正論をぶつけてるんはええねんけど、ちょっと威圧的すぎるんちゃうかな。相手も反発してくるやろし、話が進まん原因になってる気がするわ。もうちょい冷静に、相手立場も考えながら話し合う方が建設的やったんちゃうかと思うねん。

あと、警察とか市の担当者相談して問題解決しようとしたのはええんやけど、もっと早い段階でしっかり対応を頼んでたら、もうちょいスムーズに事が進んだんちゃう?なんか、途中で無駄時間と労力使ってる感があって、そこももったいないわ。

自分の息子が通る道やから、そら安全に気ぃつかうのは分かるけど、「強引に渡って車に急ブレーキ踏ませる」ってのは、いくら啓蒙活動や言うても危ないやん。他にもできる方法、考えてみてもええんちゃう

そして、70過ぎのお母ちゃんに「そんな幼稚なことして」って言われたんが一番ムカついたらしいけど、大人の行動ってのは、ただ諦めるんやなくて、もっと冷静に解決方法を見つけて動くことも含まれてると思うねん。感情的になって突っ走るんやなくて、ちょっと落ち着いて話し合う方が、結果的にいい方向に行ったかもしれんなぁ。

全体的には、社会に対する問題提起としては共感できる部分もあるけど、感情が先走ってるせいで、逆に解決が遠のいてる面が目立つな。

2024-10-23

学校現場でのいじめの現状(教員目線)

・殴る蹴る。

複数の人が1人に嫌がらせをする。

掲示物の写真の顔に画鋲を刺す。

おはよう、に返事をしない。

テストの点数を覗き見る。

・好きなインフルエンサー否定する発言をする。

進研模試を受けて、難しくなかったねと発言をする。

学校を休んだ日に心配LINEを送らない。

どれがいじめに該当し、どれが該当しないか分かるだろうか。

ここで学校現場を拘束する法令いじめ防止対策推進法」の第二条規定される定義引用する。

この法律において「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。

まり、心身の苦痛があれば全ていじめ認定が成され、加害者被害者というカテゴリを前提とした調査指導対応を行う。

学校ブラックであるとの共通認識が出来て久しいが、子どもの成長のために必要のない仕事をするよう強制されるシステム問題がある。

政治家は耳心地の良い子ども向けの政策を唱えることがあるが、こういったリアルな困り感にぜひ目を向けて欲しい。

道路工事をしていた

水道だかガスだか知らんが、でっかいカッター道路を切っていた

俺は横断歩道を渡った、信号はない、片側1車線の生活道路、片側を塞いでの工事

横断歩道の向こう側の警備員が俺に止まれといいたげに誘導棒を俺に向けた

意味わからん(わかってるが)ので俺はそのまま進行を続けた

左側から車が来ていたが俺は横断歩道を進む

車は停まった

ガードマン「止まるように合図したでしょ!」

 

俺「。。。」

俺「あの、それ道交法違反だけど大丈夫?法的にヤバいけど、大事にする気はないから謝ってくれたらそれで終わりにするけど」

ガードマン「車が少ないから先に通そうと思った」

俺「謝るの?謝らないの?」

ガードマン「。。。」

俺「ここの現場責任者誰?呼んで」

ガードマン「。。。」無視

俺「あの、かなり不味いことになるけど覚悟出来てる?とにかく監督呼んで」

 

監督「なんすか?」

俺、あれこれそれ

 

俺「で、まず確認ね、道路使用許可は取ってるの?」

監督「取ってますよ」

俺「どこにも掲示されてないけど、いいんだっけ?知らんけど」

監督「車の中にある」

俺「あ、そ、それはいいんだけど、で、謝るの?どうなの?」

監督はいはい、すいませんねー」

俺「謝る気ないのね、わーた、んじゃ法的に可能な限りできる事をやりますね」

 

付近写真を撮る、工事看板がどこにも無いのを確認

 

近所の交番

俺、かくかくしかじか

 

警察官(うっぜぇぇぇ)

 

俺「道路使用許可が出てるかはここで確認できる?本署じゃなきゃ無理?」

警察官「とりあえず現場は見に行かせてもらいますオタクの住所氏名年齢連絡先を書け」

俺「ほいよ」

 

俺、本署へ移動

交通課にて

俺、あれこれそれこれ

俺「道路使用許可は開示してもらえるの?いちいち開示請求しなきゃだめ?したところで全部黒塗りだろうけど」

警察官プライバシー問題で見せることは出来ません、ただ法的に問題があるのは理解できるのでこちらで是正指導します」

俺「道路使用許可を取るには工事現場見取り図警備員の配置図面を添付する必要があるはずだが、その通りになっているか確認してもらえるか?現場警察官臨場してもらっている」

警察官「わかりました」

俺「でね、俺もこんなところまで来て大事にしたくないのね、でも現場工事看板も出てない、なんの工事で誰が施主、発注者なのかもわからない、だからこういう方法しかないことを理解してくれ、面倒で馬鹿らしい対応であることは理解している、工事看板が出てりゃ発注者電話すりゃ済むのにね、ねぇんだもん、連絡先を調べるにはこうするしかないでしょ?」

警察官「わかります

 

俺、現場に戻る

先程まで無かった工事看板がどーんと掲示されている

 

水道工事で市の発注であることがわかる

 

連絡先が書いてるので電話

 

俺、あれこれそれこれどれそれ

 

担当者担当者が不在なのでわからん

俺「じゃぁ担当者にお伝えください、明日また連絡します」

 

時間後、見知らぬ番号から電話がかかってくる

 

担当者「◯市です、ご迷惑をおかけしました」云々カンヌ

俺「ずいぶんずさんな工事させてるのね、指導監督はしてないの?」

担当者「してます

俺「誘導員にどういう教育をしているか、その実施や精度を担保する機能はあるの?」

担当者作業前に注意点などをミーティングでやってる」

俺「それただのKYじゃん、じゃなくて、誘導員として必要な法的な知識技能資格があるのか発注者側として管理しているのか?」

担当者「ムニャムニャ」

俺「無いよね?問題が起きた時に入札停止になるとか、そういう抑止力が無いとやりたい放題にしかならないと思うが」

担当者「おっしゃるとおりです」

俺「でもどうしようもないんだよね、判るけどね、こんなクレームときでなんらか法的な処分も無理なのは承知してるし、もういいや、無駄だし、ちゃんとやってください、以上です」

担当者はい

 

まぁこういうやりとりがあった、そりゃいいんだわ、別に怒ってるわけでもない

当該横断歩道はもうすぐ一人で外出する年頃になる息子が小学校公園に行くのに必ず通る道路で数十年前から警察信号機の設置、取り締まり実施をお願いしているがどうにもならない。

 

ほとんどの車は横断歩行者がいようと我が物顔で通過していく、そんな横断歩道なわけで

息子が交通事故にあうとすればここだろう

 

そりゃいい、死ぬ時は死ぬ、大怪我で済めば良い、親はコントロールできない

せいぜい俺が当該横断歩道を使う時は強引に渡り車に急ブレーキを踏ませて啓蒙活動するくらいしかできない。

 

世界なんてそんなもんだ、それはいい、そこまでは全然俺の中で納得の範疇なんだが

 

で、この話を70過ぎの母親にしたら呆れ顔だった

無駄バカな事をして、いい歳してまだそんな幼稚な事をしているのか」

 

これがムカつくんだわ

「俺はそういうのが嫌なの、自分さえ良ければいい、今さえしのげればいい、車優先を容認歩行者自分安全を見計らって自己責任で渡れば良い、文句を言わない、受け入れる、それが大人所作、知見、個の最適解、みたいなのが嫌なの、公益社会秩序、全体の利益無視した結果、世の中が腐っていく」

 

つーたら、はいはい、みたいな顔されて怒りふっとー

この怒りをどこに向ければいいのか

2024-10-11

anond:20241011142237

蘇民祭は男の駅員が負の性欲でポスター掲示拒否したんだよね

その件で知名度が高まった蘇民祭ホモの正の性欲とノンケの負の性欲両方に蹂躙された結果祭り自体がなくなった

本人なのに本人と言えない増田住まいエイトン人補煮の何人補(回文

おはようございます

なんかパソコンが新しくなって

パスキーUSBさして下さいって言うんだけど

これなに?って思うけれど

本人がやってるのに本人確認出来ないってこれどうしたらいいのかしら?って困っているところよ。

一応他を経由したら違うソフトなんかを使ったりなんかしたらログインできるんだけど

なにこれ?って思うわ。

本人なのに本人と言うことを証明できないって。

以前住所変更して引っ越した際に、

郵便物転送を取りに行った際に

免許証が古い住所のままでこっちまだ変更出来てなかったんだけど

それ一応免許証郵便局に見せても

本人の確認ができないって言われて、

これ本人が持ってる本人の身分証を本人が掲示しているけど住所が旧住所なのでダメですなんて言われて

セキュリティガチガチかよ!って思っちゃったわ。

でもさ、

これパソコンUSBパスキーってどうすればいいの?

根本的な解決にならないわ。

そもそもとして

ブラウザ分身して二つのアカウントなっちゃったから一旦元に戻そうとして

ログアウトしちゃったのがきっかけなのかも?って

たぶんそれだわ!って思ったけれどもう時すでにお鮨で、

取り戻せないログイン情報

とりあえずはスマホアプリで見れっからいいけれど、

不便だわー。

何とかならないのかしら急に難しくなった新しいパソコン

勝手壁紙が変わるし今はなんか可愛いライオンの仔ライオンが親ライオンから崖に落とされる寸前のそんな可愛らしい写真壁紙になっていて、

これからこの先のこの仔ライオンのことを思うとグッと胸が苦しくなるけれど

なんとか逞しく腕白でもいいから育って欲しいわ!

そんなことに苦戦しながら

私はそんな仔ライオンの子もの様子がまあ壁紙写真から以降気にしたところで仕方の無いことだけれど

私のUSBパスキーのことと一緒で。

もうお風呂に入ることにしたの

なんか長風呂もれなくしなくちゃいけないのかな?

それ必至必須かと思うけれど

まあ短時間の15分とかでじーっくり浸かるだけでもかなりの温浴効果はあるのかもしれないのよね。

おかげで昨日はそんなお風呂気持ちよかったかもって

かもーって言うのはこれがたまたま思い込みでそう思っているのか

実際にそういう作用が働いているのか、

気持ち問題だったら最初からシャキッとしなさいよ!って思うので

もう何度か試してみて温浴風呂湯船効果検証してみたいと思うわ。

気分が変わったらたぶんパスキーのことも機嫌直ってくれて解決しているかも知れないしね、

時が来るのを待つわ!

うふふ。


今日朝ご飯

最近元気づけようと美味しいものと言うことで

大好きなタマサンドしました!

わーい!

黄色い美味しいジューシータマサンドは元気の源よね!

やっぱり!

これこれ!この味よ!

って言いながら違うお店のタマサンドだけど

こっちのタマゴの層の方が好きかも!と心移りしそうよ。

味の決め手はタマサンドよ!

デトックスウォーター

水出しルイボスティーウォーラーももちょっと冷たい寒いく感じざるを得ないので

ボトルを1回綺麗に洗ってから

差しにしちゃおうかなーって

いやでも水差しで使うのならそのままずーっと水出しルイボスティーウォーラーやっててもいいけれど、

まあそのときどきの気分に任せるわ。

とりあえず

今日は美味しい水出しルイボスティーウォーラーよ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2024-10-09

店頭掲示されている酒販の住所が違うんだけど

どういうことなんだろ...

2024-10-08

忘れがちだがエロいグロ

セックス=エロいという先入観があるので忘れがちだが、セックスはやってることが結構グロい。人体の一部を人体に挿入するということもそうだし、挿入する場所の形もグロい。普段交わらせないはずの粘膜を交わらせているという事自体もかなりグロい。エログロなんて言葉があるけど、本来グログロなのだグロの中から唯一特別視されている感情、それがエロ

性欲というのはこのグログロと思わずエロ脳内変換し、良いものだと錯覚するためにあるように思われる。だからリョナという、グロさをエロさと思ってしま性癖があるけれども、これは性欲のあり方からするとさほどおかしいことではないように思われる。性欲の出力が少し逸れればグロエロに見える。

とすると、裏を返せば性欲のない人間にとってのエログロということにもなる。世の女性環境セクハラだのなんだのとポスター広告ケチを付ける理由はこれで説明できないだろうか。要は男性に比べて性欲の少ない、あるいは性欲の出力が異なる女性にとって、掲示されるエログロであり、公共の場グロを置くとは何事かということである

グロを人目に晒すことの是非は、コミケ会場にヴィーガンがやってきて屠殺場の画像掲示した時に議論された。良くないことだが見なければいい、しかし嫌でも目に入る場所掲示するのは嫌がらせだという話に落ち着いた記憶がある。

なので女性の言うことも一理なくはない。しかし実際、じゃあどこからダメエロで、どこまでは良いエロなのかというのは非常に難しい。古来より芸術とはそのエログロ境界に挑戦してきたものと思われる。真に磨き上げられた芸術はもはやエロを通り越してエロスであり、エロの中から素晴らしいものだけを濾し取った純度の高い輝きを放つ。では誰が芸術を、真に磨き上げられたものだと判定するのだろうか?それは結局のところ、現代においては、女性たちの手に委ねられている。

なのでこの先も公式が発表するキャラクター掲示物が公に相応しいか相応しくないかという議論は度々勃発するものと思われる。それは女性社会における発言権を持ち、もはや芸術の判定者が男性だけではなくなったことに起因するためだ。ただ、仮にそれで公式炎上したとしても、その公式に大きな罪があるかと言われればそうではないだろう。

なぜなら、エログロであり、純度の高いエロだけはエロスとして許され、エロなのかエロスなのかを判断する基準は各個人に委ねられているからだ。

2024-10-05

暇空茜、堀口英利の自撮り写真の瞳部分を拡大して2時間解析

https://i.imgur.com/fsAbqlJ.jpeg

暇空茜(41)が執着している相手である堀口英利(26)は先日、清谷信一(62)との裁判があった

本人尋問が上手くいったらしく、堀口は帰りの車の中で微笑んでいる自撮りを載せた

アノンたちは車の内装から車種割り出し、背景から道の割り出し、スーツ姿の多い堀口がラフ私服姿なので服の割り出し、その服の購入などに励んでいる

暇空が写真で着目したのは堀口の瞳だった

堀口の瞳を拡大した写真掲示し、瞳に写るもの不審ではないかと暇アノンたちと数時間に渡って議論した

一見するとこの写真は堀口の自撮りに見えるが、真実別にあるのだと暇空は主張する

よく見てみれば2本の腕のようなものが瞳に写っている

これは第三者の腕で、自撮りではなく別の誰かが撮影したのではないかという

自撮りのように見せかける理由はなにか

暇空の設定では堀口は罪を犯して逮捕されたということになっている

裁判のため警察警察車両に堀口を乗せて監視付きで出廷させ、そして堀口は収監中なのでスマホ自由に使うことはできないので代わりに自撮り風に撮影してあげたという

なぜ警察自撮り風に撮ってくれるのか

堀口が言葉巧みに憐憫を買い最恵囚人待遇を得ているのではないか

警察簡単に堀口に懐柔されるようでは、堀口に操られた警察によって刑事告訴が通ってしまうかもしれない

警察組織もナニカグループの傘下になった可能性が高く、暇空は取り調べでは警察正気に戻すため堀口の悪事をできるだけ訴えているとのこと

2024-10-02

 三四郎は、その不思議な事を、すぐ話せばいいと思うのに、与次郎は平気なもので、一人でのみこんで、一人で不思議がっている。三四郎はしばらく我慢していたが、とうとう焦れったくなって、与次郎に、美禰子に関するすべての事実を隠さずに話してくれと請求した。与次郎は笑いだした。そうして慰謝のためかなんだか、とんだところへ話頭を持っていってしまった。 「ばかだなあ、あんな女を思って。思ったってしかたがないよ。第一、君と同年ぐらいじゃないか。同年ぐらいの男にほれるのは昔の事だ。八百屋お七時代の恋だ」  三四郎は黙っていた。けれども与次郎意味はよくわからなかった。 「なぜというに。二十前後の同じ年の男女を二人並べてみろ。女のほうが万事上手だあね。男は馬鹿にされるばかりだ。女だって自分軽蔑する男の所へ嫁へ行く気は出ないやね。もっと自分世界いちばん偉いと思ってる女は例外だ。軽蔑する所へ行かなければ独身で暮らすよりほかに方法はないんだから。よく金持ちの娘や何かにそんなのがあるじゃないか、望んで嫁に来ておきながら、亭主を軽蔑しているのが。美禰子さんはそれよりずっと偉い。その代り、夫として尊敬のできない人の所へははじめから行く気はないんだから相手になるものはその気でいなくっちゃいけない。そういう点で君だのぼくだのは、あの女の夫になる資格はないんだよ」  三四郎はとうとう与次郎といっしょにされてしまった。しかし依然として黙っていた。 「そりゃ君だって、ぼくだって、あの女よりはるかに偉いさ。お互いにこれでも、なあ。けれども、もう五、六年たたなくっちゃ、その偉さ加減がかの女の目に映ってこない。しかして、かの女は五、六年じっとしている気づかいはない。したがって、君があの女と結婚する事は風馬牛だ」  与次郎は風馬牛という熟字を妙なところへ使った。そうして一人で笑っている。 「なに、もう五、六年もすると、あれより、ずっと上等なのが、あらわれて来るよ。日本じゃ今女のほうが余っているんだから風邪なんか引いて熱を出したってはじまらない。――なに世の中は広いから、心配するがものはない。じつはぼくにもいろいろあるんだが、ぼくのほうであんまりうるさいから、御用で長崎出張すると言ってね」 「なんだ、それは」 「なんだって、ぼくの関係した女さ」  三四郎は驚いた。 「なに、女だって、君なんぞのかつて近寄ったことのない種類の女だよ。それをね、長崎へ黴菌の試験出張するから当分だめだってわっちまった。ところがその女が林檎を持って停車場まで送りに行くと言いだしたんで、ぼくは弱ったね」  三四郎ますます驚いた。驚きながら聞いた。 「それで、どうした」 「どうしたか知らない。林檎を持って、停車場に待っていたんだろう」 「ひどい男だ。よく、そんな悪い事ができるね」 「悪い事で、かあいそうな事だとは知ってるけれども、しかたがない。はじめから次第次第に、そこまで運命に持っていかれるんだから。じつはとうのさきからぼくが医科の学生になっていたんだからなあ」 「なんで、そんなよけいな嘘をつくんだ」 「そりゃ、またそれぞれの事情のあることなのさ。それで、女が病気の時に、診断を頼まれて困ったこともある」  三四郎おかしくなった。 「その時は舌を見て、胸をたたいて、いいかげんにごまかしたが、その次に病院へ行って、見てもらいたいがいいかと聞かれたには閉口した」  三四郎はとうとう笑いだした。与次郎は、 「そういうこともたくさんあるから、まあ安心するがよかろう」と言った。なんの事だかわからない。しかし愉快になった。  与次郎はその時はじめて、美禰子に関する不思議説明した。与次郎の言うところによると、よし子にも結婚の話がある。それから美禰子にもある。それだけならばいいが、よし子の行く所と、美禰子の行く所が、同じ人らしい。だから不思議なのだそうだ。  三四郎も少しばかにされたような気がした。しかしよし子の結婚だけはたしかである。現に自分がその話をそばで聞いていた。ことによるとその話を美禰子のと取り違えたのかもしれない。けれども美禰子の結婚も、まったく嘘ではないらしい。三四郎ははっきりしたところが知りたくなった。ついでだから与次郎に教えてくれと頼んだ。与次郎はわけなく承知した。よし子を見舞いに来るようにしてやるから、じかに聞いてみろという。うまい事を考えた。 「だから、薬を飲んで、待っていなくってはいけない」 「病気が直っても、寝て待っている」  二人は笑って別れた。帰りがけに与次郎が、近所の医者に来てもらう手続きをした。  晩になって、医者が来た。三四郎自分医者を迎えた覚えがないんだから、はじめは少し狼狽した。そのうち脈を取られたのでようやく気がついた。年の若い丁寧な男である三四郎は代診と鑑定した。五分ののち病症はインフルエンザときまった。今夜頓服を飲んで、なるべく風にあたらないようにしろという注意である。  翌日目がさめると、頭がだいぶ軽くなっている。寝ていれば、ほとんど常体に近い。ただ枕を離れると、ふらふらする下女が来て、だいぶ部屋の中が熱臭いと言った。三四郎は飯も食わずに、仰向けに天井をながめていた。時々うとうと眠くなる。明らかに熱と疲れとにとらわれたありさである三四郎は、とらわれたまま、逆らわずに、寝たりさめたりするあいだに、自然に従う一種快感を得た。病症が軽いからだと思った。  四時間、五時間とたつうちに、そろそろ退屈を感じだした。しきりに寝返りを打つ。外はいい天気である。障子にあたる日が、次第に影を移してゆく。雀が鳴く。三四郎はきょうも与次郎が遊びに来てくれればいいと思った。  ところへ下女が障子をあけて、女のお客様だと言う。よし子が、そう早く来ようとは待ち設けなかった。与次郎だけに敏捷な働きをした。寝たまま、あけ放しの入口に目をつけていると、やがて高い姿が敷居の上へ現われた。きょうは紫の袴をはいている。足は両方とも廊下にある。ちょっとはいるのを躊躇した様子が見える。三四郎は肩を床から上げて、「いらっしゃい」と言った。  よし子は障子をたてて、枕元へすわった。六畳の座敷が、取り乱してあるうえに、けさは掃除をしないから、なお狭苦しい。女は、三四郎に、 「寝ていらっしゃい」と言った。三四郎はまた頭を枕へつけた。自分だけは穏やかである。 「臭くはないですか」と聞いた。 「ええ、少し」と言ったが、べつだん臭い顔もしなかった。「熱がおありなの。なんなんでしょう、御病気は。お医者はいらしって」 「医者はゆうべ来ました。インフルエンザだそうです」 「けさ早く佐々木さんがおいでになって、小川病気から見舞いに行ってやってください。何病だかわからないが、なんでも軽くはないようだっておっしゃるものから、私も美禰子さんもびっくりしたの」  与次郎がまた少しほらを吹いた。悪く言えば、よし子を釣り出したようなものである三四郎は人がいいから、気の毒でならない。「どうもありがとう」と言って寝ている。よし子は風呂敷包みの中から蜜柑の籠を出した。 「美禰子さんの御注意があったから買ってきました」と正直な事を言う。どっちのお見舞だかわからない。三四郎はよし子に対して礼を述べておいた。 「美禰子さんもあがるはずですが、このごろ少し忙しいものですから――どうぞよろしくって……」 「何か特別に忙しいことができたのですか」 「ええ。できたの」と言った。大きな黒い目が、枕についた三四郎の顔の上に落ちている。三四郎は下から、よし子の青白い額を見上げた。はじめてこの女に病院で会った昔を思い出した。今でもものうげに見える。同時に快活である。頼りになるべきすべての慰謝を三四郎の枕の上にもたらしてきた。 「蜜柑をむいてあげましょうか」  女は青い葉の間から果物を取り出した。渇いた人は、香にほとばしる甘い露を、したたかに飲んだ。 「おいしいでしょう。美禰子さんのお見舞よ」 「もうたくさん」  女は袂から白いハンケチを出して手をふいた。 「野々宮さん、あなたの御縁談はどうなりました」 「あれぎりです」 「美禰子さんにも縁談の口があるそうじゃありませんか」 「ええ、もうまとまりました」 「だれですか、さきは」 「私をもらうと言ったかたなの。ほほほおかしいでしょう。美禰子さんのお兄いさんのお友だちよ。私近いうちにまた兄といっしょに家を持ちますの。美禰子さんが行ってしまうと、もうご厄介になってるわけにゆかないから」 「あなたはお嫁には行かないんですか」 「行きたい所がありさえすれば行きますわ」  女はこう言い捨てて心持ちよく笑った。まだ行きたい所がないにきまっている。  三四郎はその日から四日ほど床を離れなかった。五日目にこわごわながら湯にはいって、鏡を見た。亡者の相がある。思い切って床屋へ行った。そのあくる日は日曜である。  朝飯後、シャツを重ねて、外套を着て、寒くないようにして美禰子の家へ行った。玄関によし子が立って、今沓脱へ降りようとしている。今兄の所へ行くところだと言う。美禰子はいない。三四郎はいっしょに表へ出た。 「もうすっかりいいんですか」 「ありがとう。もう直りました。――里見さんはどこへ行ったんですか」 「にいさん?」 「いいえ、美禰子さんです」 「美禰子さんは会堂」  美禰子の会堂へ行くことは、はじめて聞いた。どこの会堂か教えてもらって、三四郎はよし子に別れた。横町を三つほど曲がると、すぐ前へ出た。三四郎はまったく耶蘇教に縁のない男である。会堂の中はのぞいて見たこともない。前へ立って、建物をながめた。説教掲示を読んだ。鉄柵の所を行ったり来たりした。ある時は寄りかかってみた。三四郎はともかくもして、美禰子の出てくるのを待つつもりである。  やがて唱歌の声が聞こえた。賛美歌というものだろうと考えた。締め切った高い窓のうちのでき事である。音量から察するとよほどの人数らしい。美禰子の声もそのうちにある。三四郎は耳を傾けた。歌はやんだ。風が吹く。三四郎外套の襟を立てた。空に美禰子の好きな雲が出た。  かつて美禰子といっしょに秋の空を見たこともあった。所は広田先生の二階であった。田端小川の縁にすわったこともあった。その時も一人ではなかった。迷羊。迷羊。雲が羊の形をしている。  忽然として会堂の戸が開いた。中から人が出る。人は天国から浮世へ帰る。美禰子は終りから四番目であった。縞の吾妻コートを着て、うつ向いて、上り口の階段を降りて来た。寒いみえて、肩をすぼめて、両手を前で重ねて、できるだけ外界との交渉を少なくしている。美禰子はこのすべてにあがらざる態度を門ぎわまで持続した。その時、往来の忙しさに、はじめて気がついたように顔を上げた。三四郎の脱いだ帽子の影が、女の目に映った。二人は説教掲示のある所で、互いに近寄った。 「どうなすって」 「今お宅までちょっと出たところです」 「そう、じゃいらっしゃい」  女はなかば歩をめぐらしかけた。相変らず低い下駄はいている。男はわざと会堂の垣に身を寄せた。 「ここでお目にかかればそれでよい。さっきからあなたの出て来るのを待っていた」 「おはいりになればよいのに。寒かったでしょう」 「寒かった」 「お風邪はもうよいの。大事になさらないと、ぶり返しますよ。まだ顔色がよくないようね」  男は返事をしずに、外套の隠袋から半紙に包んだものを出した。 「拝借した金です。ながながありがとう。返そう返そうと思って、ついおそくなった」  美禰子はちょっと三四郎の顔を見たが、そのまま逆らわずに、紙包みを受け取った。しかし手に持ったなり、しまわずにながめている。三四郎もそれをながめている。言葉が少しのあいだ切れた。やがて、美禰子が言った。 「あなた、御不自由じゃなくって」 「いいえ、このあいからそのつもりで国から取り寄せておいたのだから、どうか取ってください」 「そう。じゃいただいておきましょう」  女は紙包みを懐へ入れた。その手を吾妻コートから出した時、白いハンケチを持っていた。鼻のところへあてて、三四郎を見ている。ハンケチをかぐ様子でもある。やがて、その手を不意に延ばした。ハンケチ三四郎の顔の前へ来た。鋭い香がぷんとする。 「ヘリオトロープ」と女が静かに言った。三四郎は思わず顔をあとへ引いた。ヘリオトロープの罎。四丁目の夕暮。迷羊。迷羊。空には高い日が明らかにかかる。 「結婚なさるそうですね」  美禰子は白いハンケチを袂へ落とした。 「御存じなの」と言いながら、二重瞼を細目にして、男の顔を見た。三四郎を遠くに置いて、かえって遠くにいるのを気づかいすぎた目つきである。そのくせ眉だけははっきりおちついている。三四郎の舌が上顎へひっついてしまった。  女はややしばらく三四郎をながめたのち、聞きかねるほどのため息をかすかにもらした。やがて細い手を濃い眉の上に加えて言った。 「我はわが愆を知る。わが罪は常にわが前にあり」  聞き取れないくらいな声であった。それを三四郎は明らかに聞き取った。三四郎と美禰子はかようにして別れた。下宿へ帰ったら母から電報が来ていた。あけて見ると、いつ立つとある

anond:20241002010446

2024-09-30

三  学年は九月十一日に始まった。三四郎は正直に午前十時半ごろ学校へ行ってみたが、玄関前の掲示場に講義時間割りがあるばかりで学生は一人もいない。自分の聞くべき分だけを手帳に書きとめて、それから事務室へ寄ったら、さすがに事務員だけは出ていた。講義はいからまりますかと聞くと、九月十一日から始まると言っている。すましたものである。でも、どの部屋を見ても講義がないようですがと尋ねると、それは先生がいないからだと答えた。三四郎はなるほどと思って事務室を出た。裏へ回って、大きな欅の下から高い空をのぞいたら、普通の空よりも明らかに見えた。熊笹の中を水ぎわへおりて、例の椎の木の所まで来て、またしゃがんだ。あの女がもう一ぺん通ればいいくらいに考えて、たびたび丘の上をながめたが、丘の上には人影もしなかった。三四郎はそれが当然だと考えた。けれどもやはりしゃがんでいた。すると、午砲が鳴ったんで驚いて下宿へ帰った。  翌日は正八時に学校へ行った。正門をはいると、とっつきの大通りの左右に植えてある銀杏並木が目についた。銀杏が向こうの方で尽きるあたりから、だらだら坂に下がって、正門のきわに立った三四郎から見ると、坂の向こうにある理科大学は二階の一部しか出ていない。その屋根のうしろ朝日を受けた上野の森が遠く輝いている。日は正面にある。三四郎はこの奥行のある景色を愉快に感じた。  銀杏並木こちら側で尽きる右手には法文科大学がある。左手には少しさがって博物の教室がある。建築は双方ともに同じで、細長い窓の上に、三角にとがった屋根突き出している。その三角の縁に当る赤煉瓦と黒い屋根のつぎめの所が細い石の直線でできている。そうしてその石の色が少し青味を帯びて、すぐ下にくるはでな赤煉瓦一種の趣を添えている。そうしてこの長い窓と、高い三角が横にいくつも続いている。三四郎はこのあいだ野々宮君の説を聞いてから以来、急にこの建物をありがたく思っていたが、けさは、この意見が野々宮君の意見でなくって、初手から自分の持説であるような気がしだした。ことに博物室が法文科と一直線に並んでいないで、少し奥へ引っ込んでいるところが不規則で妙だと思った。こんど野々宮君に会ったら自分発明としてこの説を持ち出そうと考えた。  法文科の右のはずれから半町ほど前へ突き出している図書館にも感服した。よくわからないがなんでも同じ建築だろうと考えられる。その赤い壁につけて、大きな棕櫚の木を五、六本植えたところが大いにいい。左手のずっと奥にある工科大学封建時代西洋のお城から割り出したように見えた。まっ四角にできあがっている。窓も四角である。ただ四すみと入口が丸い。これは櫓を形取ったんだろう。お城だけにしっかりしている。法文科みたように倒れそうでない。なんだか背の低い相撲取りに似ている。  三四郎は見渡すかぎり見渡して、このほかにもまだ目に入らない建物がたくさんあることを勘定に入れて、どことな雄大な感じを起こした。「学問の府はこうなくってはならない。こういう構えがあればこそ研究もできる。えらいものだ」――三四郎大学者になったような心持ちがした。  けれども教室はいってみたら、鐘は鳴っても先生は来なかった。その代り学生も出て来ない。次の時間もそのとおりであった。三四郎は癇癪を起こして教場を出た。そうして念のために池の周囲を二へんばかり回って下宿へ帰った。  それから約十日ばかりたってから、ようやく講義が始まった。三四郎がはじめて教室はいって、ほかの学生といっしょに先生の来るのを待っていた時の心持ちはじつに殊勝なものであった。神主が装束を着けて、これから祭典でも行なおうとするまぎわには、こういう気分がするだろうと、三四郎自分自分の了見を推定した。じっさい学問の威厳に打たれたに違いない。それのみならず、先生ベルが鳴って十五分立っても出て来ないのでますます予期から生ずる敬畏の念を増した。そのうち人品のいいおじいさんの西洋人が戸をあけてはいってきて、流暢な英語講義を始めた。三四郎はその時 answer という字はアングロ・サクソン語の and-swaru から出たんだということを覚えた。それからスコットの通った小学校の村の名を覚えた。いずれも大切に筆記帳にしるしておいた。その次には文学論の講義に出た。この先生教室はいって、ちょっと黒板をながめていたが、黒板の上に書いてある Geschehen という字と Nachbild という字を見て、はあドイツ語かと言って、笑いながらさっさと消してしまった。三四郎はこれがためにドイツ語に対する敬意を少し失ったように感じた。先生は、それから古来文学者が文学に対して下した定義をおよそ二十ばかり並べた。三四郎はこれも大事手帳に筆記しておいた。午後は大教室に出た。その教室には約七、八十人ほどの聴講者がいた。したがって先生演説口調であった。砲声一発浦賀の夢を破ってという冒頭であったから、三四郎おもしろがって聞いていると、しまいにはドイツ哲学者の名がたくさん出てきてはなはだ解しにくくなった。机の上を見ると、落第という字がみごとに彫ってある。よほど暇に任せて仕上げたものみえて、堅い樫の板をきれいに切り込んだてぎわは素人とは思われない。深刻のできである。隣の男は感心に根気よく筆記をつづけている。のぞいて見ると筆記ではない。遠くから先生の似顔をポンチにかいていたのである三四郎のぞくやいなや隣の男はノート三四郎の方に出して見せた。絵はうまくできているが、そばに久方の雲井の空の子規と書いてあるのは、なんのことだか判じかねた。  講義が終ってから三四郎はなんとなく疲労したような気味で、二階の窓から頬杖を突いて、正門内の庭を見おろしていた。ただ大きな松や桜を植えてそのあいだに砂利を敷いた広い道をつけたばかりであるが、手を入れすぎていないだけに、見ていて心持ちがいい。野々宮君の話によるとここは昔はこうきれいではなかった。野々宮君の先生のなんとかいう人が、学生の時分馬に乗って、ここを乗り回すうち、馬がいうことを聞かないで、意地を悪くわざと木の下を通るので、帽子が松の枝に引っかかる。下駄の歯が鐙にはさまる。先生はたいへん困っていると、正門前喜多床という髪結床の職人がおおぜい出てきて、おもしろがって笑っていたそうである。その時分には有志の者が醵金して構内に厩をこしらえて、三頭の馬と、馬の先生とを飼っておいた。ところが先生がたいへんな酒飲みで、とうとう三頭のうちのいちばんいい白い馬を売って飲んでしまった。それはナポレオン三世時代の老馬であったそうだ。まさかナポレオン三世時代でもなかろう。しかのん気な時代もあったものだと考えていると、さっきポンチ絵かいた男が来て、 「大学講義はつまらんなあ」と言った。三四郎はいいかげんな返事をした。じつはつまるかつまらいか三四郎にはちっとも判断ができないのであるしかしこの時からこの男と口をきくようになった。  その日はなんとなく気が鬱して、おもしろくなかったので、池の周囲を回ることは見合わせて家へ帰った。晩食後筆記を繰り返して読んでみたが、べつに愉快にも不愉快にもならなかった。母に言文一致手紙を書いた。――学校は始まった。これから毎日出る。学校はたいへん広いいい場所で、建物もたいへん美しい。まん中に池がある。池の周囲を散歩するのが楽しみだ。電車には近ごろようやく乗り馴れた。何か買ってあげたいが、何がいいかからいから、買ってあげない。ほしければそっちから言ってきてくれ。今年の米はいまに価が出るから、売らずにおくほうが得だろう。三輪田のお光さんにはあまり愛想よくしないほうがよかろう。東京へ来てみると人はいくらでもいる。男も多いが女も多い。というような事をごたごた並べたものであった。  手紙を書いて、英語の本を六、七ページ読んだらいやになった。こんな本を一冊ぐらい読んでもだめだと思いだした。床を取って寝ることにしたが、寝つかれない。不眠症になったらはやく病院に行って見てもらおうなどと考えているうちに寝てしまった。  あくる日も例刻に学校へ行って講義を聞いた。講義あいだに今年の卒業生がどこそこへいくらで売れたという話を耳にした。だれとだれがまだ残っていて、それがある官立学校地位競争している噂だなどと話している者があった。三四郎漠然と、未来が遠くから眼前に押し寄せるようなにぶい圧迫を感じたが、それはすぐ忘れてしまった。むしろ昇之助がなんとかしたというほうの話がおもしろかった。そこで廊下熊本出の同級生をつかまえて、昇之助とはなんだと聞いたら、寄席へ出る娘義太夫だと教えてくれた。それから寄席看板はこんなもので、本郷のどこにあるということまで言って聞かせたうえ、今度の土曜にいっしょに行こうと誘ってくれた。よく知ってると思ったら、この男はゆうべはじめて、寄席へ、はいったのだそうだ。三四郎はなんだか寄席へ行って昇之助が見たくなった。  昼飯を食いに下宿へ帰ろうと思ったら、きのうポンチ絵かいた男が来て、おいおいと言いながら、本郷の通りの淀見軒という所に引っ張って行って、ライスカレーを食わした。淀見軒という所は店で果物を売っている。新しい普請であった。ポンチ絵かいた男はこの建築の表を指さして、これがヌーボー式だと教えた。三四郎建築にもヌーボー式があるものとはじめて悟った。帰り道に青木堂も教わった。やはり大学生のよく行く所だそうである赤門はいって、二人で池の周囲を散歩した。その時ポンチ絵の男は、死んだ小泉八雲先生教員控室へはいるのがきらいで講義がすむといつでもこの周囲をぐるぐる回って歩いたんだと、あたか小泉先生に教わったようなことを言った。なぜ控室へはいらなかったのだろうかと三四郎が尋ねたら、 「そりゃあたりまえださ。第一彼らの講義を聞いてもわかるじゃないか。話せるものは一人もいやしない」と手ひどいことを平気で言ったには三四郎も驚いた。この男は佐々木与次郎といって、専門学校卒業して、今年また選科へはいったのだそうだ。東片町の五番地の広田という家にいるから、遊びに来いと言う。下宿かと聞くと、なに高等学校先生の家だと答えた。  それから当分のあい三四郎毎日学校へ通って、律義に講義を聞いた。必修課目以外のものへも時々出席してみた。それでも、まだもの足りない。そこでついには専攻課目にまるで縁故のないものまでへもおりおりは顔を出した。しかしたいていは二度か三度でやめてしまった。一か月と続いたのは少しもなかった。それでも平均一週に約四十時間ほどになる。いかな勤勉な三四郎にも四十時間はちと多すぎる。三四郎はたえず一種の圧迫を感じていた。しかるにもの足りない。三四郎は楽しまなくなった。  ある日佐々木与次郎に会ってその話をすると、与次郎は四十時間と聞いて、目を丸くして、「ばかばか」と言ったが、「下宿屋のまずい飯を一日に十ぺん食ったらもの足りるようになるか考えてみろ」といきなり警句でもって三四郎をどやしつけた。三四郎はすぐさま恐れ入って、「どうしたらよかろう」と相談をかけた。 「電車に乗るがいい」と与次郎が言った。三四郎は何か寓意でもあることと思って、しばらく考えてみたが、べつにこれという思案も浮かばないので、 「本当の電車か」と聞き直した。その時与次郎はげらげら笑って、 「電車に乗って、東京を十五、六ぺん乗り回しているうちにはおのずからもの足りるようになるさ」と言う。 「なぜ」 「なぜって、そう、生きてる頭を、死んだ講義で封じ込めちゃ、助からない。外へ出て風を入れるさ。その上にもの足りる工夫はいくらでもあるが、まあ電車が一番の初歩でかつもっとも軽便だ」  その日の夕方与次郎三四郎を拉して、四丁目から電車に乗って、新橋へ行って、新橋からまた引き返して、日本橋へ来て、そこで降りて、 「どうだ」と聞いた。  次に大通りから細い横町へ曲がって、平の家という看板のある料理屋へ上がって、晩飯を食って酒を飲んだ。そこの下女はみんな京都弁を使う。はなはだ纏綿している。表へ出た与次郎は赤い顔をして、また 「どうだ」と聞いた。  次に本場の寄席へ連れて行ってやると言って、また細い横町はいって、木原店という寄席を上がった。ここで小さんという落語家を聞いた。十時過ぎ通りへ出た与次郎は、また 「どうだ」と聞いた。  三四郎は物足りたとは答えなかった。しかしまんざらもの足りない心持ちもしなかった。すると与次郎は大いに小さん論を始めた。  小さんは天才であるあん芸術家はめったに出るものじゃない。いつでも聞けると思うから安っぽい感じがして、はなはだ気の毒だ。じつは彼と時を同じゅうして生きている我々はたいへんなしあわせである。今からしまえに生まれても小さんは聞けない。少しおくれても同様だ。――円遊もうまいしかし小さんとは趣が違っている。円遊のふんした太鼓持は、太鼓持になった円遊だからおもしろいので、小さんのやる太鼓持は、小さんを離れた太鼓持だからおもしろい。円遊の演ずる人物から円遊を隠せば、人物がまるで消滅してしまう。小さんの演ずる人物からいくら小さんを隠したって、人物は活発溌地に躍動するばかりだ。そこがえらい。  与次郎はこんなことを言って、また 「どうだ」と聞いた。実をいうと三四郎には小さんの味わいがよくわからなかった。そのうえ円遊なるものはいまだかつて聞いたことがない。したがって与次郎の説の当否は判定しにくい。しかしその比較ほとんど文学的といいうるほどに要領を得たには感服した。  高等学校の前で別れる時、三四郎は、 「ありがとう、大いにもの足りた」と礼を述べた。すると与次郎は、 「これからさきは図書館でなくっちゃもの足りない」と言って片町の方へ曲がってしまった。この一言三四郎ははじめて図書館はいることを知った。  その翌日から三四郎は四十時間講義ほとんど半分に減らしてしまった。そうして図書館はいった。広く、長く、天井が高く、左右に窓のたくさんある建物であった。書庫入口しか見えない。こっちの正面からのぞくと奥には、書物いくらでも備えつけてあるように思われる。立って見ていると、書庫の中から、厚い本を二、三冊かかえて、出口へ来て左へ折れて行く者がある。職員閲覧室へ行く人であるなかに必要の本を書棚からとりおろして、胸いっぱいにひろげて、立ちながら調べている人もある。三四郎はうらやましくなった。奥まで行って二階へ上がって、それから三階へ上がって、本郷より高い所で、生きたものを近づけずに、紙のにおいをかぎながら、――読んでみたい。けれども何を読むかにいたっては、べつにはっきりした考えがない。読んでみなければわからないが、何かあの奥にたくさんありそうに思う。  三四郎一年生だから書庫はい権利がない。しかたなしに、大きな箱入りの札目録を、こごんで一枚一枚調べてゆくと、いくらめくってもあとから新しい本の名が出てくる。しまいに肩が痛くなった。顔を上げて、中休みに、館内を見回すと、さすがに図書館だけあって静かなものであるしかも人がたくさんいる。そうして向こうのはずれにいる人の頭が黒く見える。目口ははっきりしない。高い窓の外から所々に木が見える。空も少し見える。遠くから町の音がする。三四郎は立ちながら、学者生活は静かで深いものだと考えた。それでその日はそのまま帰った。  次の日は空想をやめて、はいるとさっそく本を借りた。しかし借りそくなったので、すぐ返した。あとから借りた本はむずかしすぎて読めなかったからまた返した。三四郎はこういうふうにして毎日本を八、九冊ずつは必ず借りた。もっともたまにはすこし読んだのもある。三四郎が驚いたのは、どんな本を借りても、きっとだれか一度は目を通しているという事実発見した時であった。それは書中ここかしこに見える鉛筆のあとでたしかである。ある時三四郎は念のため、アフラベーンという作家小説を借りてみた。あけるまでは、よもやと思ったが、見るとやはり鉛筆で丁寧にしるしがつけてあった。この時三四郎はこれはとうていやりきれないと思った。ところへ窓の外を楽隊が通ったんで、つい散歩に出る気になって、通りへ出て、とうとう青木堂へはいった。  はいってみると客が二組あって、いずれも学生であったが、向こうのすみにたった一人離れて茶を飲んでいた男がある。三四郎がふとその横顔を見ると、どうも上京の節汽車の中で水蜜桃をたくさん食った人のようである。向こうは気がつかない。茶を一口飲んでは煙草を一吸いすって、たいへんゆっくり構えている。きょうは白地の浴衣をやめて、背広を着ている。しかしけっしてりっぱなものじゃない。光線の圧力の野々宮君より白シャツけがましなくらいなものである三四郎は様子を見ているうちにたしか水蜜桃だと物色した。大学講義を聞いてから以来、汽車の中でこの男の話したことがなんだか急に意義のあるように思われだしたところなので、三四郎そばへ行って挨拶をしようかと思った。けれども先方は正面を見たなり、茶を飲んでは煙草をふかし、煙草をふかしては茶を飲んでいる。手の出しようがない。

anond:20240930173301

2024-09-25

ことり保護団体間による転売譲渡未遂について時系列まとめ

承前

ことり保護団体間で起こった小鳥の生体二重譲渡未遂に関する事象時系列まとめ

伏字表記魚拓リンクについては、一方の団体弁護士をつかって各所に削除取り消し依頼をしているようなので見返せるようにするため

要約

NPO法人K.O.が鳥たちの里親として譲渡契約した人物たちと連絡がとれず、譲渡したうちの一羽がペットショップのB商店譲渡会で転売出品されていた。

該当の鳥の返還所在不明になってしまった鳥の処遇を巡って係争している。

登場人物と主要な鳥

神奈川県にある小鳥保護就労継続支援事業所運営を主とするNPO法人

第一種動物取扱業を保有する栃木県ペットショップ(横浜事業所拠点あり)(第一種動物取扱業者登録台帳にある住所からは民家しか確認できない)。多頭飼い崩壊の家庭やブリーダーなどから小鳥保護活動も行なっている。

以下K.O.投稿した内容に倣った名称になります


時系列

*日時 *人物 *事象 *該当リンク(web魚拓検索してみてください、手元ではPDFでも保存しました)
7/8 月 K.O., D,E マメ2/オカメ2/セキセイ1(インコの種類を略称表記)をDとK.O.譲渡契約
Dは契約書に使われていない電話番号を記載
ここに結膜炎治療中のWFパールカラーオカメインコがB商店譲渡会に出品疑惑
aqua87871980/status/1833576598614020387
7/28K.O., D,E,F カメ1/ コザ1/マメ1/セキ1/ウロコ1をEとK.Oが譲渡契約
このとき譲渡したオレンジがかった生まれつき羽の状態が悪いウロコインコがB商店譲渡会にて出品疑惑
aqua87871980/status/1833576598614020387
7月下旬-8月K.O.,B,D メコンゴウインコ1羽、セキセイインコ2羽(一羽はお腹禿げてるライラック色)をK.O.からBへ譲渡契約
DがBに帯同
aqua87871980/status/1832818652237951359
9/8 日 B商店, B, C, D, E 横浜譲渡会を開催
K.O.から譲渡されたヒメコンゴウインコ, ウロコインコ, セキセイインコがB商店で出品疑惑
Bが譲渡会中に倒れ救急車へ(B商店側の主張)、その後K.O.から電話での連絡つかず。
bellwo5963/status/1830983623501332959
9/8 日 K.O. B商店譲渡会へ見学しにいったK.O.スタッフからメコンゴウインコ転売出品されていたことを確認里親のBと電話で連絡がつかないためB商店DMtwitter(X)で引用投稿
その後B商店からの連絡でヒメコンゴウインコK.O.にいたヒメコンゴウインコだと事実確認がとれる。
aqua87871980/status/1832667830376079769
aqua87871980/status/1832756449086406986
9/10K.O. , B商店 その他転売疑惑の鳥の所在について確認DMの連絡がB商店から途絶える。 9/13のリンク参照
9/12K.O. B商店譲渡会参加した人物からK.O.にいたと思われるウロコインコを引取りった旨連絡がくる aqua87871980/status/1834144511402147869
9/13 K.O. 連絡が途絶えているためB商店とのDMを公開 aqua87871980/status/1834597643932348443
aqua87871980/status/1834597803013914719
aqua87871980/status/1834598258003325328
9/15 K.O., B商店弁護士 B商店弁護士からBがスタッフであること、Bが二重譲渡を行おうとしたことについてのお詫びとその他人物は関係ないことや今後は関連する投稿を控えてほしい旨の書状K.O.に届く aqua87871980/status/1835319265312051448
9/17K.O., B商店弁護士 双方担当者で会話 aqua87871980/status/1835942435358474606
9/18 B商店 九日ぶりのtwitter(x)投稿にて現状報告 bellwo5963/status/1836346874196037935
9/19 ENCOUNT, Yahooニュース出稿 "保護団体によるペットの“転売譲渡疑惑”が波紋 当事者団体謝罪も、返還はいまだ行われず(ENCOUNT)" https://encount.press/archives/679312/
aqua87871980/status/1836643113172975983
9/20 ENCOUNT, B商店弁護士記事掲載非公開
9/24K.O. 今後のやりとりを専門機関委託とのこと aqua87871980/status/1838449148464631846

K.O. の主訴

B商店の主訴

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所感

自分エゴで鳥を飼っていることから贖罪のつもりで別のNPO法人寄付支援を行なっているので今回の件は動向を追ってしまった。

ニュース記事が消されてしまって前後関係が分かりづらかったので自分用のメモとしてまとめた。こういうのも訴えられるんだろうか。

B商店は春頃にチャリティ作家作品転売などの話もあって結局その話の報告が聞けていないことや(該当スタッフアカウントも消えていた)、この件とは別に保護実態ねとらぼから取材された記事事実確認とれず公開停止されたこと(https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2408/29/news023.html)、譲渡会などでの生体のやりとりや寄付金などの会計が実際の数字では公開されておらず不明瞭なところ、譲渡会の写真を見るにつけ感染症が拡大しそうな環境や籠の底にビニール袋をしいて運搬時にそれで覆っていそうなやり方には疑問があったので、これを機に見直されるといいな。

鳥ってとても賢くて愛情深い、それぞれに個性のある生きものから今回の件には胸を痛めている。見分けがつかないんじゃない、と言われることがあるけど羽色や足、嘴、習性など個体ごとの特徴が当たり前に違うので写真からでも意外とわかる。

犬や猫と違い、鳥は寒暖差や環境変化に弱い(野鳥なら野鳥としての環境に適合はするが飼い鳥はそうではない)。それにも関わらず今回複数環境を移動したヒメコンゴウインコのことが心配

今回どちらももしかしたら法律には抵触してないのかもしれないが、ところどころひととしてどうなのと思うところが多い。

憶測や元関係者の問題がある話もまとめだすとキリがないので載せなかった。

鳥の保護自体は次のいい環境へ引き継がれることや鳥たちの終生が幸せであればいいことだと思うが(K.O.側も譲渡のやり方については反省していたことだし)、両者具体的な改善に今後つながっていきますように。

自分NPOなどへ寄付するとき実態を見に行ってからにするようにしたい。

2024-09-23

マンションゴミ捨て場の話

うちのマンション管理人がいるんだけど、管理人がいない日はマンション理事会の誰かがゴミ置き場のごみ分別する役割を担っている。

ごみ分別を守らないやつが多くなってきたのか、最近になってゴミ置き場内の張り紙に「法律違反している」とデカデカと貼られるようになった。マンションエレベーターも何基かあるんだけどすべてのエレベーターの壁に「江戸時代から現代までのゴミ捨てに関わる法律の変遷」みたいなのをデカデカ掲示してたりしてる。へぇ〜って思いながら見てるんだけど普通の人興味ないのでは??

しかも前に燃えるゴミの中にしれっと忍ばせてた空き瓶を拾い出して部屋番号までは出してないけど法律違反と指摘してた(うちではない)。

先週くらいにペットボトルの蓋ちゃんと取ってないっていう指摘もしてた。どんだけゴミ好きなんだよ。

ちなみに、うちのマンションセキュリティが頑丈でエントランスも、エレベーターゴミ捨て場もマンションの鍵がないと入れないので絶対に住人か管理人

今のマンションに越してから10年くらいになるんだけど、越してきた当初はそんなことなかったから新しく引っ越してきた人なのかも。

2024-09-16

ジモティーで色々な感情になる話

引越しタイミング不用品処分したく、メルカリと併用でジモティーに出品してみている

本棚食器棚など割と大きなものを出品

地域外国人も住んでおり、0円で出品したものはそういった人にもらわれていくことも多い

トルコ系?の方が多いか

0円で引き取ってもらえるだけありがたかったのに、さらにお気遣いでお礼に梨とかをくれたりする人もいた

あとめちゃ感謝される

100-200円で出品したものを値切られることもなかった

・一方で、値段がつきそうだが嵩張るキャンプ用品なども、メルカリよりも格安で出品していたのだが、それを引き取りに来た日本人への対応で久々に嫌な思いをした。。

出品したものキャンプ用のカトラリー、ガス類。物置に眠っていた古いものなので、と説明記載済み。(経年による変色が一部あった)

やりとりのコメントでは、誠実そうな感じの方で、値引きの希望もなさそうだった。

こちらの家まで車で引き取りに来ていただいたが、なぜか子供を引き連れた上で夫婦でお越しに。

温厚そうな旦那さんと、気の強そうな奥さんのセット

物品を確認いただく際に、奥さんがいちいち えぇー…とか、これは…とか、納得していないご様子のリアクション

値引き交渉をその場でされ、まあ確かに古いものだったと思い数百円値引きを了承

ただきになったのが、その際に 「子供もつれて休日にわざわざ来ていますので…」と子供を盾にした交渉とか、汚れに関して指摘された際に

こちらが写真でご了承ずみでは、と返したところ「写真ではわからないですよね!?」てきな反論があったりと、最初から値切るつもりで来たような態度。

家にある他のキャンプ用品も見たいとのことでおみせたところ、まとめてご購入の割引などは…なども言われ、

気の強そうな奥さんの敵意剥き出しの感じにこちらも少しムッとしてしまい、さらに100円の値引きを掲示したところ、不満そうながらも引き取って行かれた。

前述の外国人気持ちよく引き取って行かれた経験から掲示された値段である程度納得した上で来ていると思っていたので、こうしたやりとりが発生したことに驚いてしまった。

また、海外で金払いも悪いのに値切る日本人、に対応する海外の人の気持ちがわかった気がした。

終始、受け渡す物に対してネチネチと言われながら、値引き交渉されるのは、かなりのストレスだった。

それにわたしもあっさりと負ければよかったのだが、敵意剥き出しおばさんにむかついてしまい、攻防してしまった。。値引きを受ける際には、相手も人なので、ネチネチ言うのではなく、初対面ながら好感度いかに高くもっていけるかも重要だと思った。

また前述の物の値段は0-200円程度だったため、受取者の物に対する期待値は低かったが

今回は2000円以上だったため、物に対する期待値が高く、齟齬が生じたのだなと感じた。

ジモティーに関しては、コメント時点だけでなく受け渡しの際にも値引き交渉がされる恐れがあるという点で、

ある程度価値のつきそうなものメルカリなどに出した方が良いなと感じた。

2024-09-13

anond:20240913122111

大人しく穴蔵に消えればいいのに、

公にロリコンポスター掲示することを正当化して暴れるから嫌われるのでは?

2024-09-12

anond:20240912135344

なんというか、現実存在する男が乳出して歩くのは今はまだギリギリセーフだろうけど、絵でわざわざ描いて掲示するのはもう完全アウトで良いと思う

水着だってもう男女とも乳も腹も出さないのが常識になりつつある(特にスクール水着)し、「局部は出てない」の言い訳通用しないと思う

女体より男体の方が元の基準が緩かった分、次に新しい基準への落差の大きさ故によりシビアに考えるべきだよ

anond:20240912045515

その「落ち着く」は「正常な判断を促す精神的余裕」ではないでしょう?

公共乗り物空間は「落ち着け場所」ではないので落ち着いてもらっては困ります

「なんらかの充足を得る」ことを「落ち着く」としているならばそれは充分な個別サービスを受けたいという事です

公共交通機関は多数の人が同時に利用するため常に緊張を持って行動してもらいたい場所です

周囲に気を配り注意しながら自分の行動が他の人にどんな影響を与えるのか気にしてもらいたい場所です

起立したままの利用が困難な人むけにあるべき座席以外は無いほうがよい位でもあります

もし、多人数の利用する中で問題が発生した場合自身を含むその場の人たちに迷惑をかけてしま可能性がある場合、利用を差し控えたり異なる状況での利用をすべきです

そんな事いっていたら間に合わない、約束が守れない、不便だとするならば、安全な経路確保に合わせて約束や予定をすべきです

感染症罹患した方が電車の利用をするのにもし理由があったならば、それについて配慮する必要があるのかという理由でのマスク着用や消毒喚起ではないはずです

自分生活空間自分時間利用に目的をもって使用するのと、自分制御下にない環境にそれを使用させられる事について不満や不安、好適でないと感じるならばそれを避ける行動をすべきです

他の方が利用している空間提供物について、個人がそれを好まないため大多数に制限要請する様をみてもし有意義だと感じるならば、一個人が利用したい内容を自分を含む大多数が許容することも認められるべきでしょう

それがもしこの件ならば、我慢すべき側にまわっているという事について不満がもしあるならば、その不満を申し出たい内容についてもほかの一個人から意見からでも聞き入れるべき事になろうということは想像されてしかるべきです

ポスター掲示ラッピングが、安全性を損ねるという理由であったりあやまった利用や損害を発生させる理由として個人事情以外があるならばそれは問うに足りるのではないでしょうか

行動指示の文言スマホを利用して得られる情報の添付ほか、錯覚をしたり問題の発生しうる行動を誘発する内容であればです

そろそろ、一個人ネットで声を挙げたらという期待をするにあたりもうすこし現実性考慮してみられてはと思います

anond:20240912081620

こういう意見を時々見かけるが

毎度そのたびに思うんだが

自分の好きなキャラでも

公共空間に危うい格好の絵柄で掲示されるのはイヤだよ

駅構内とか迷惑全然嬉しくない

しろ普通の格好なら友達に好きなキャラの話もできるけど

半裸絵で18禁漫画ゲーム勘違いされる方が非常にイヤ

18禁作品なら勘違いはないけど

公共空間には置かれたくない

そんな非常識会社や作者とか幻滅

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