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2024-11-20

【追伸あり】斎藤知事に入れた兵庫県有権者ワイ、今回の知事選についての感想

 兵庫県民、大学ホニャ回生(ひみつ♡)、応援政党無し、tiktokやってない(陰キャから)、有権者になってから毎回選挙に行ってる(←誰も褒めてくれないけど偉すぎ)、の書く兵庫県知事選感想

 項目は4つ。トピック3つとまとめ1つ。

 知事選候補者については敬称略

 ネットテレビもN国の立花代表功労者として引き合いに出してるんだけど、ちょっとそれは違うと思う。このままでは兵庫県民と今回の知事選が誤解される。それは困るので、書いた。

あくまでも「私」の「感想」。県民の総意だと思わないでください。

※全ての項目に「少なくとも私はそうだった」という但し書きをつけてください。

①N国立花のことはガチ意識していない

 まずこれ。

 テレビネットでは、「N国立花が斎藤知事応援たから通った」とか「斎藤知事は自陣営と、N国立花、実質二人分の選挙活動を行ったことになる」とか色々言われているが、これは本当に関係ない。少なくとも私にとっては。

 なぜか突然兵庫県知事選出馬してて草。なぜいる?

 ↑

 これしかないやろ。

 あるいは

 ナン!? N国立花代ナン!?

 ↑

 これ。

 私は運悪く、N国立花が斎藤知事応援をしながら選挙カーで爆走する-最高の瞬間-を目撃できなかった。爆走していたかどうかは知らない。

 さらに、N国立花は何か動画とかツイートとかでも斎藤知事応援していたらしいけど、全く目に入ってこなかった(たまたま本当に全然見る機会がなかった)。唯一見たのは候補者ポスター

 こんな調子なので、N国立花代表のことは本当に印象に残っていない。

 だから斎藤知事に一票を投じた人が、みんなN国立花を意識していたと思わないでほしい。あと、そういう報道をしないでほしい。せっかく自分で考えたのに、勝手に決めつけないでよ。

 てか選挙候補者看板めっちゃ無駄になったの許せん。設置代は県民税金から出てるんで本当に最悪。

 てゆか、あーしがなんか良い感じに絵とか描いとくし、しばらく看板置きっぱで良いよ笑(陽気なギャルの物真似)

パワハラ問題がフニャフニャしてた

 最初、「斎藤知事パワハラした」と言う情報がまわってきた。そういう告発をした人がいたって報道を見た。

 告発した人が本当にパワハラに苦しんでいたのか、斎藤知事を陥れたかっただけなのかはわからない。それを明らかにするための場が設けられたような気がするが、結局は白黒はっきりつかないまま、情報錯綜しまくった状態選挙になった(いや結論出る前に選挙すなよ、と思う)。

 斎藤知事パワハラ容疑者だけど、容疑が確定したわけではない。結論は出ていないし、人の証言しか証拠がなくて、データや物的証拠がないか根拠が弱い。

 証言できる人は亡くなってしまったし、亡くなった人の他に、表立って被害を訴える人は誰もいなかった。皆がパワハラに悩まされていたのなら、署名活動とか集団訴訟とかがありそうなものだと思うが、そう言うのも全くないから(それが悪いってわけではない)、パワハラ根拠はどんどん薄れて行くような感じだった。

 今になって、死んだ職員は実は不倫していたとか、自殺には他の理由があったとか、かと思えばそれは全部デマだとか、いやいやそれこそ真実だとか、情報錯綜しまくっているが、そんなのは関係ない。

斎藤知事パワハラをしたかも(根拠弱め)」という事実けがあって、それは最初からずっと変わらない。

 結論が出る前に選挙されて、こっちもどうしたら良いかからず、困った。

 パワハラと同時におねだり疑惑でも物議を醸していたけど、なめんな、前任者は車をおねだりしている疑惑が浮上していたんだぜ。兵庫県めちゃくちゃで草。

 あと「おねだり」って言い方が嫌。週刊誌みたいで下品

 大人なんだから恐喝」とか「強請る」とかにすればいいのに。

斎藤知事以外がフニャフニャだった

 ②で言った通り、斎藤知事パワハラ加害者と断定される前に選挙になったから、彼は「パワハラをしたかも(根拠弱め)」の人として出馬していた。

 もしパワハラがあったんなら、そんな人に政治を担ってもらうのは嫌だし、他の人に票を入れよう。

 もしパワハラがなかったんなら、実績もあるし、斎藤さんに票を入れよう。

 ↑

 基本このマインド選挙に臨みましたけども。

 他候補者シンプルに決め手に欠けた。

 フニャフニャすぎる。斎藤知事批判ばっかり。

 何がしたいの? 批判

 ──違うだろ、選挙活動と自己アピールだろ。

 自分に票を入れてほしいなら、自分政策に関する主張をすればいいのに、他の候補者は「斎藤知事県知事にするわけにはいかない」「あんな人は県知事には向いていないと思う」みたいなネガキャンを全面に出して選挙活動をしていた。

 いや、あなた県知事になったら県に何をしてくれるのか、その辺をもっとちゃんと教えて欲しかったんですけど……何してくれるか曖昧な人に票は入れられない。肝心な時に人の足を引っ張るような、誰でも言えるようなことを言っている人のことは信頼できない。

 パワハラニュースが出た時点で斎藤知事への支持はガクンと下がってるんだから、ほっとけばよかったのに。

 他の人、悪口言ってる時間があるなら自己アピールに励んで欲しかった。ネガキャンって本当逆効果っスよね。

 22人の現職市長が稲村元尼崎市長を応援したことに関しては、もう全く意味がわからない。

 選挙中に、まだ白黒はっきりついてないトラブルに対して「斎藤知事県知事になる資格がない」だの何だの、結構なことを言って他の候補者側につくなんて。イメージダウンしかない。

 そんなわけで

・「パワハラ容疑」がかかっているものの実績はある斎藤知事

アピールポイントがよくわからない、斎藤知事批判色の強い他候補

・なぜかいるN国立花代表(「私には票を入れないで!」という旨の主張をして斎藤知事応援している)

・他の人(印象ゼロ

 このメンツ斎藤知事以外に入れようがないやろ感。

 ネットではなんか色々な情報が飛び交っていたみたいだけど、私は一切見てない(見ないようにしてた)ので、あんまり影響を受けていない。

 斎藤知事批判じゃなくて、普通に公約の話で他の候補者が盛り上がっていたら、結果は変わっていたと思う。

④最終的に:何だったんだ今回の選挙

 パワハラがあったのかなかったのか、百条委員会はどうしたとか、選挙やるより先に白黒はっきりした方が良かったんじゃねとか、N国立花代表はガチで何したかったんだとか、色々考える。

 知事パワハラ疑惑が浮上して、辞めさせられて、パワハラがあったのか確定しないまま選挙になって、知事が再選した。

 この選挙にかかった全ての時間お金が、本当に、無駄ガチ無駄県民はよくわかんないまま振り回されて、疲れた

 テレビでも兵庫県知事選の話をしているけど、

 兵庫県民はプロパガンダに踊らされた、ネット情報鵜呑みにした、N国立花代表の後押しで斎藤知事が再当選を果たした……云々……

 ↑

 いやめちゃくちゃ言ってて草

 有権者として真面目に考えたつもりで投票したのにな。親に向かって何だその憶測は。こんなこと言われたら本当にがっかりして、投票へのモチベが、下が、り……

 あ〜〜嫌な気持ちになった〜〜〜〜〜!!!

 選挙行かなきゃよかった〜〜!!!!!!

 次から行かねえ!!!!!!

 オメーの席ねーから!!!!!!

 てか20代人間が1人投票行こうが行かまいが、選挙結果なんて変わりゃしないし、投票行ったら行ったでなんかテレビ文句言われるし最悪。

 褒めてくれないとイヤッ! ふざけるな、お姫様だぞ、こっちは(投票に行くお姫様という意味)(お姫様自認のある異常成人)。





⑤追伸 投稿した後に再編集して付け足した

 再選を果たした斎藤知事にはきちんと県政を行なっていただきたいと思うし、同時に、百条委員会には白黒はっきりつけていただきたいとも思う。

 パワハラはあったのかなかったのか(あったならきちんと裁いてほしい、なかったなら関係者は信頼回復に尽力してほしい)、選挙前に大勢斎藤知事罷免したみたいになってるけどその辺ギスギスしないのか、県知事に関わらず、県政に関わる全ての人は、県民に対して誠実でいてもらいたいし……

 あと、「自分ネットとかあんま見てないか情報操作の影響はあんまり受けてないと思う云々」と言ったけど、そんなわけないと思うので、多分私も何かしらの誰かの意見に影響されている部分があって、それに気づいてないだけなんでしょうね(真の自己決定など存在しない)。

 兵庫県うなっちゃうの〜!?

 これからもずっと住む予定だしさ、良くしていこうぜ!?

 播磨の姫君ワイを褒めてくださった方、ありがとう匿名ダイアリー初めたばっかりでお返事の仕方がわからないので、ここでお返事いたします。堪忍ね。

 あと証拠は出せないけどガチ20代学生です。老けた文章すみません、ごめんあそばせ。



⑥追伸2 20日21ごろに編集して追加した部分

 匿名ダイアリー治安が悪すぎて草

 知恵袋と5ちゃんレベル暴言が多くて涙が出てくるね。政治プロでもない、ただの若者が書いたチラ裏文章にボロカス言える人すごい。

 パワハラを許容しているわけがない。パワハラがあったとされる場面の前後文脈曖昧なまま、当事者でもないのに断定できないって話。

 パワハラがあったのかなかったのか判断して結果報告してくれるはずの機関結論を出す前に、選挙が始まっちゃったかダメなんよ。

パワハラの有無は調査中です!」の現職知事が混ざってる、よくわかんない選挙なっちゃっただって

斎藤知事最近まで知事やってた人、政策とか実績とかのアピール多め(定番選挙活動をしてた)

・他の候補者→知らない人、政策や実績のアピールよりもパワハラ批判を優先したため個人の印象が薄い

・N国立花代表→なぜいる?(ガチで)

 基本これ!!!

 仮にN国立花代表がいなくても、私は斎藤知事に入れてたんじゃないかと思う。

 だってパワハラがあったって決めるのは私じゃないし、それを決める機関から結論が出てこないんだし、とりあえず具体的なことを言ってる人に票を入れようと思うのはしょーがないんと違いますか?

 コメント証言証拠にならないなんて云々」

 →そんなことは言ってません。百条委員会から結論が出てないから、パワハラがあった、ともなかった、とも言えないの!!!!!!

 コメント兵庫県パワハラを許容する県云々」

 →話が飛躍してる……なんでそんなこと言うの?

 そもそもなんで調査中の段階で選挙してしまったんですか〜!!!

 あったのかなかったのかハッキリしてから選挙になってたら、こんなに混乱することもなかったのに!! チクショ〜、プリンセスだぞこっちは!!

 政治の話したら思想強いと思われる現代社会ツイッターとかnoteとかを意識したエンジョイ文体カジュアル選挙感想を書いたら「文章寒い」と言われて泣いた。

 「──」についてはしょーがねーだろ、平成育ちはみんな罫線好きなんだから(クソデカ主語



さらに追伸 21日1時ごろ

 ネットテレビと、今更ながら色々調べてみた。情報は思ったより錯綜していて、これもうわかんねえな。

 コメント? で「N国立花代表を意識していなくても、彼の流した噂やパフォーマンスの影響を下流で受けていた可能性がある」と言う旨の指摘を受けた。

 N国立花代表の選挙活動を生で見ることはなかったけれど、彼がネットを使って「斎藤知事のことを応援しよう」みたいなムーブメントを起こしていて、その雰囲気兵庫県民に伝播したとして、私にもその余波はあったかもしれないが……もしそうだとしても、自覚がないから確かめようがない。怖くなってきたぜ。

 ただ、私は今回の選挙に関連するネット上の話題にはほとんど触れないようにしていたことは念押しして言っておく。だからこそ取りこぼした情報は沢山あることも、言っておく。

 斎藤知事のことは信用していない。人柄なんてわかるわけない。私は彼に会ったことがないし、友達でも親戚でもない。手放しで彼を是とすることはできないし、悪人だと決めつけることもできない。

 メディアが彼をバッシングしていたことについては、「ニュース番組、他にネタないんか?」とは思えど、知事に同情することはなかった。

 でも、私以外の人、特に高齢の方は同情票があったかもしれない。YouTubeとか見て「真実()」を知っちゃったタイプ有権者は同情票多いと思う。自分年代には、あんまりそう言う人はいなかった印象だけど。

 N国立花代表が出てきたあたりで「は?」とは思った。なぜいる。

 勝ち馬に乗って、後で「自分応援があったか斎藤知事は再当選した」ってフォロワーに言えるから? それとも何か妙な繋がりがあるから? あるいは、ただの冷やかし?

 わかんないんだって、私が言うことって全部憶測だし。

 なんとなく、斎藤知事知事になってから学校が綺麗になったと言う話を兄弟から聞いていた。県の税収も上がったという、本人の政策アピールを信じた。だから票を入れた。

 もしも、

斎藤知事パワハラ等の諸問題事実だと判断された

 もしくは

・他にめっちゃいい政策を出す、超有能な人が出馬した

 このどっちかが選挙前、選挙期間中に起きていたら、斎藤知事以外の候補者に票を入れていた。でもそうはならなかったので、結果、斎藤知事に票を入れた。消去法といってしまえば、そう。

 でも選挙ってそう言うものだと思うけど、どうでしょう

 斎藤知事以外のことも、斎藤知事と同じくらい信用していない。彼を糾弾する人は大勢いたが(22人の現役市長など)、彼らだってどんな人かわからないので、手放しで信用できないのは同じ。

 県知事に相応しくない、と言って斎藤知事批判した人が、市長に相応しい人なのかもわからないわけだし。とにかく全員どんなやつかもわからないんだから、誰の味方にもなれない。

 斎藤知事が無実だと決めつけて擁護するのは危険だと思うし、かと言って彼が悪人だと決めつけて罵ることもできない、とも思う。立場が近いわけでもないのに同情するのもよくわからないし。

 知事選について誰かと話し合いをしたかったけど、大抵の場合斎藤知事擁護派も斎藤知事さない派も言葉が強くて、話すのにエネルギーを使う。中立気取ってる私みたいなイキリを集めて議論したいのに、どっちかに偏った言葉強めの人しか出てこないから会話にならない。

 色んな情報が出てくるけど、どれも信用できない。

斎藤知事 公益通報

 で調べてみると、擁護派とアンチが真っ向から対立する論を展開していて、全員自分の言ってる事の方が正しいと思っているから、どっちが本当のことを言っているのかわからない(「営業しています!」「閉業しています!」の例の画像)。

 人間不信なるって。勘弁して。

 とにかく本当に何も信用できない中での意味不明トンチキ選挙だった。オールドメディアが、SNSが、情報媒体が、とかではなく、マジのガチにどいつもこいつも信用できない。なんで全員擁護過激派過激アンチかのどっちかなんだ。

 中立気取ってるイキリがどこにもいない。やばい

 私は斎藤知事擁護することも批判することもできないまま一票を投じた。今は信用すべき第三者機関百条委員会が結果を出すのを待っている。早く教えてほしい。結果次第では、また選挙になるし。あんまり県民税金無駄に使わないでほしいけど。

 もう二度とこのタイプ選挙が起きないことを願う。面倒くさい。

 何やっても、どっちかのサポーターを敵に回すことになるし。選挙ってそう言うもんなの? わかんないっす、プリンセスだぞ、こっちは。

 どうせ次の選挙ちゃん投票しに行くけども。

 褒められるためにやってるわけじゃないんで……参政権行使なんで……

 大事権利だぞ、放棄するわけないだろ。これからも一票投じてきますよ。そうしろ教育されているぜ。

 とりあえず今後も県政を注視しておく。

 本当に20代学生なんだけど、なんか文章が(特に冒頭の「ひみつ♡」のキショさに言及されてる)20代っぽくないってめちゃくちゃ言われてて草。選挙どうこうじゃなく普通に最悪だが?

2024-11-16

AI寄りの人間が見る絵師AI絵師意見ください)

AI寄りの人間絵師AI絵師の戦いを見て

文章下手すぎますが許してください)

私はエンジニアとしてAIバリバリ使う側の人間です。

ここ数年で、AIツールを使わないプログラミング苦痛さえ感じる体になってしまいました。

IT分野におけるAI活用必然の流れだと思うし、その結果仕事が奪われる未来議論するまでもなく、近い将来に控えていると思っています

同じ考えのエンジニアは少なくないはずです。

ところが、別の分野、特に絵の世界になると、ご存知の通り、凄まじい対立構造が生まれています

毎日のように、X上で激しいバトルが繰り広げられているわけです。

というのも、IT分野でのAI活用とは、文化としての背景が大きく異なりまして、非常にナイーブ問題ではあるのでヒートアップも致し方ありません。

ただ、その対立は、私のように外部からその流れを観測している者からすると、

不勉強から自らの価値を過信し、本来の「師」という言葉からは程遠いにも関わらず自らを絵師と呼ぶ厚顔無恥人間

誰かが作ったクリエイティブただ乗りし、ランダムパターンをひたすらガチャすることをクリエイティブ勘違いしたあまり厚顔無恥人間

両者の声が非常に大きく、互いに感情に任せ罵り合う、あまりにも稚拙生産性のないものに見えてしまうのです。

ですから、冷静な情報が全く得られていません。感情論に寄りすぎず、AI絵に対する意見を知りたいという欲だけでこの日記を書いています

前置きが大変長くなりましたが、以降、AI絵に対する意見を書きますので、ぜひ両者に反論いただきたいのです。

とはいえそもそも私はAI寄りの人間です。

今更、中立意見など書けないので、あえてAI絵師に寄せて書いてみます

人とAIに違いはあるのか?

人が絵を描く時、意識をしていないにせよ、必ず「考える」という作業が発生します。

この「考える」という作業はこの議論において、非常に厄介です。場合によっては、あたかも本人の頭の中から、無から全てが出てきたように思えるからです。

これが「絵師」が「AI絵師」を叩きたくなる要因の一つです。自身の完全なるオリジナル(と思い込んでいる)創作物他者にパクられてしまえば、誰しも怒りたくなるものです。

ところが、実際には「考える」は無から有を生み出す行為ではありません。単に、これまでの「経験から結果を導く推論です。

この「経験」とは、一般努力とも捉えられるかもしれませんし、学習とも捉えられるかもしれません。

そして、厄介なことにこの「経験」もまた無意識下に行われることがあります。顕著なのが、人の絵を見て模倣してしまうことです。

模倣レベル場合によって異なります意識的に模写することもあるでしょう。模倣するつもりがなくても似てしまうこともあるでしょう。レベルが違えど、無意識下で影響を受けていることを否定できる人がいるでしょうか?

まれから外界の情報遮断し続けた人がいたとして、ペンを渡すだけで、いわゆるアニメ絵を描けるでしょうか?

結局のところ、人の創作の大半は大量の「経験」をもとに「考えて」作られたものなのです。

からこそ、普遍的に愛される素晴らしいものなのだと思います

AIどうでしょう

あくまベースとしては)こちらも大量の画像学習させ、疑似的に「経験」を行います。そして処理する、すなわち「考える」ことで画像を生み出します。

とんでもなく大量のデータから学習ですから、一つ一つの絵の結果に対する影響など微々たるものです。もはや、出力結果に対して、一人の絵師の絵の学習など、「無意識」に近いのです。

あえて乱暴な言い方をすれば、もはや人と同じではないですか。

権利はどうなんだ

こういう乱暴な言説を唱えると、当然、「AI勝手学習してるんだ」というお怒りの意見が来るでしょう。

ただ、それは人も同じです。

アニメを見て、きれいな絵だなと思った。その瞬間無意識下では「経験」として変換されているわけです。それに対して、誰も勝手に絵の参考にするななんて言わないですよ。

では、もっとガッツリ真似した場合はどうなのか。

この話の難しいところは、いわゆるキャラデザと画風で話が微妙に異なるところです。

例えば、絵師が絵を販売するとしましょう。

絵師キャラデザをパクったら当然完全にアウトです。

(反AI絵師の方がパル〇ールドを随分楽しそうにプレイされており、大変驚いたのは本筋とは異なります面白いエピソードとして記載しておきます。)

では、画風は?

知り合いのデザイナーは、お客さんから監督風の絵でと言われて、そのとおり納品したそうです。

客側の問題は置いておいて、こういった依頼があることは想像に難くありません。中には表現技法として、客からの依頼ではなく、自ら使う人もいるでしょう。

絵師の皆さんは、ことAIになると、キャラデザも画風も似ていればアウトと判断します。

これは、どうなのでしょうか?

やりすぎなやつら

とはいえ、やりすぎなやつらがいます

絵師でもトレパクをしたら叩かれます

AI絵師でも、追加学習し、完全に同じものを目指しはじめればそれは叩かれるでしょう。

絵師でも人の絵を無断転載オリジナル発言をすれば叩かれます

AI絵師でも、明らかに特定の絵に似せたものクリエイティブ発言すれば叩かれるでしょう。

こいつらは、きもいのです。

議論から外すべきなのです。規制すべきなのです。

なぜなら、きもいので。(めっちゃ感情論)

冗談はさておき、AIなどというツールあくまで道具であり、うまくそれと付き合い発展させていくことが、必要なわけです。

きもいやつらと全体を同一視し、感情にまかせ議論していては、生産性がないと思います

知りたいこと

夜中のテンションで、勝手意見をつらつら書きましたが、間違っているところがあれば教えてください。

皆さんの様々な目線から建設的な意見勉強させてください。

2024-11-10

anond:20241110134109

どうでしょう

どこかで人間の代わりに作業する

アンドロイドが増え出したりとかもありえます

そんでアンドロイド人権が認められたりとかさ

2024-11-07

来週から木曜日オンラインで行うのはどうでしょうか?あの部屋まで出むいていくことをするのが面倒ですし、金曜日はすでにオンラインで行っていますから木曜日オンラインにすれば効率的だと思います今日は今月の7日ですか?それならば、14日と21日が木曜日で、8日と15日が金曜日になります

2024-11-05

anond:20241104180255

ChatGPT 4o

面白いアイデアですね!「あいうえお」の調味料シリーズ、残りの「あ」「う」「え」も工夫していきましょう。

あ:

あまみ」があるものということで、甘酒みりんはいかがでしょう?どちらも料理に深みを与えますし、使いやす甘味です。

う:

うまみ」を加えるものとして、鰹節昆布おすすめです。和風出汁の要素としてよく使われ、料理に旨味をプラスできます

え:

「酸味」も意識して、えごま油エシャロットどうでしょうえごま油ならヘルシーで、炒め物やドレッシングに使いやすいですし、エシャロット料理にさわやかな風味をプラスします。

最終案

• あ: 甘酒 または みりん

• い: 炒りごま

• う: 鰹節 または 昆布

• え: えごま油 または エシャロット

• お: オリーブオイル

こんな感じで、和洋折衷の「さしすせそ」に代わる「あいうえお」が完成しそうですね!

 

ChatGPT o1-preview

素晴らしいアイデアですね!これで「さしすせそ」に代わる和洋折衷の「あいうえお調味料シリーズが完成しましたね。

• あ: 甘酒 または みりん

甘味とコクを加える調味料として、料理に深みをもたらします。

• い: 炒りごま

香ばしい風味と食感で、料理アクセントを加えます

• う: 鰹節 または 昆布

旨味の源として、出汁や風味付けに最適です。

• え: えごま油 または エシャロット

ヘルシーな油や爽やかな香りで、料理を引き立てます

• お: オリーブオイル

和洋問わず使える万能オイルで、健康的な料理に欠かせません。

この「あいうえお」を使って、新しいレシピ料理アイデアが広がりそうですね。ぜひいろいろな料理で試してみてください!

2024-11-02

場所中はリモートワーク ってどうでしょう

プログラマーなんだけど、エンジニアの知り合いに結構相撲にハマっている人がいる。

10人いたら2〜3人はみている気がする。なので場所中はリモートワーク可にしたら結構採用できるんじゃない?

2024-11-01

今年中に、月曜日をすべて有給休暇にすることができそうです。

週休3日の利点を活かし、○○の加速を図るのはどうでしょうか?

さまざまなテクニックを試してみましょう。

○○の障害となる要因を整理してみましょう。

研修の準備

これが必要です!これは厳しいニュースです。

心を鍛え、本番以外では何もしないようにしましょう。

心が弱いので、昨日はパソコンを移動させ、黒板がカメラで映せるようにする作業

数十分を費やしてしまいました。

次のように考えることとしましょう。

前期の研修オンライン化されるときにも、これが役立つかもしれませんね。

前期に2つの担当があるため、倍速で進行することは非常に難しいです。何か良い方法はないでしょうか。

メールはチェックするけどタイトル以外見ないようにする

タイトルのとおり。

どうやって役立てることができるでしょうか?

2024-10-31

anond:20241031145732

最初はふつーに文系就職しておくことを勧めますよ。それに昔と違って、今は競争が多くてオススメできないです。自分とこには、文系法律知識で強い人が活躍していたので、そういうの目指されたらどうでしょうか?あと、テック系の金を出してやるところは、専門学校とかウンポコ教員IPA試験を受けさせようとするだけで、実はスキルがつかないとか多いんで、期待しないほうが良いですよ。民間スキルとか(AWS とか?)を独学で高得点を取りに行かれたほうが良いのじゃないですかね?需要供給については、インデードで検索(たとえば応用情報技術者試験に受かったらどんな仕事があるか?)とかしてみましょう。

仕方がないので、パソコンを黒板の前に移動してテストを行いました。

思ったよりも上手くいきました。

少し元気が出ました!

最初は、黒板に大きな白紙を貼り付けて、その上に文字を書くことを考えていましたが、

それよりも黒板に白チョークで書く方が良いですね。

意外と黒板は視認性が高いです!

その事実には驚きました。

黒板チョークなら文字の消去も簡単ですし、粉が舞って汚れることはありますが…

今回はこれで進めることにしました。

それと、午前中もリモートにするのはどうでしょうか?

2024-10-30

anond:20241030141240

火と水で光熱費水道代を浮かしたい

誇大解釈していいなら、どっちもお祓いとかお清めに縁があるから悪霊とかアンデッドの類いに特効とかどうでしょう

2024-10-27

痴漢対策について考える

連日Xのおすすめ欄によく男女が争うポストが流れてくる。毎日何かしらの話題でもちきりになっていて、少し前は痴漢痴漢冤罪についての論争が起こっていた。せっかくだから自分も少し考えてみようとあれこれ思考を巡らせてみたので記録ついでに公開してみます。今回は電車内での痴漢について。

まずは服装による自衛の話。

私は大学生の時に2回痴漢被害に遭った。1度目は尻を触られ、2度目はブツ押し付けられたが、どちらも声を上げずにやり過ごした。大学生の間はほとんど化粧もせず、髪は雑に纏めたのみで服装はよれたTシャツに長ズボンというあまり清潔感のない格好だった。要はどんな格好をしていても被害に遭うものは遭う、ということだ。露出が少ないとか、ボロボロの服を着ているとか、どんな顔だとか関係ない。もしかしたら露出している方が被害に遭いやすいなどといった統計はあるのかもしれないが、露出を減らせば痴漢が減るのかというと自分被害に遭う確率がほんの少し減る可能性があるだけで結局総数は変わらないだろう。極端な話、電車に乗る全員が全身タイツを着ることになったって痴漢の数自体はあまり減らないと思う。どんな服を着ていたって奴らは触ってくる。ガッチゴチに硬い服を着るとか、夏でも分厚いダウンを着るとか非現実的な話になってきてしまうので、服装による自衛ほとんど意味がないと考える。

そもそもなぜこの犯罪が成立し得るのか、その大きな要因の一つは満員電車という体が密着しやすく、人の多さで犯行の様子が周りから見えない状況によるもので間違いないのだが、では満員電車を無くそう!というのも今の社会において非現実的である。なのでこの線は無し。

ここからが本題で、だったら他の犯罪同様、「痴漢は割に合わない」という状況を作るしかないのでは、と考えた。これは

痴漢被害者が声を上げること

・気づいた周囲の人間も声を上げること

警察ちゃん事件として扱うこと

・駅(鉄道会社)も賠償を求めること

の4つで対応したい。詳しく説明していく。

1.被害者が声を上げること

これは痴漢は必ず発覚すると浸透させるため。しか被害に遭っている時点で、非常に怖い思いをしていてとても声など上げられない。言葉にできなければ防犯ブザーでもいいし、周りに助けを求めてもいい。とにかくどんな手段でもいいか被害を知らせられたら良い。

これは間違っても「被害に遭ったのに声を上げなかった人は痴漢蔓延に加担している」などという意見ではない。また、被害者が声を上げやすいように、痴漢による遅刻などの影響について学校会社は寛容な姿勢を取るべきであるし、「犯人にも家族がいる」と被害者に宣う警察や駅員はクビになるべきだと思う。かなり難しいけれど…

2.気づいたら周囲の人間も声を上げること

目的上記と同じ。通報責任被害者だけに背負わせるのではなく、周囲の人間も協力できたら良い。直接声をかけるのは難しい・確証が持てない場合当人や周りの人に確認を取ったっていい。そもそも満員電車で人の尻付近なんて見ないかもしれないけれど、社会全体で痴漢を許さな空気を作れたらいいなと思う。

3.警察ちゃん事件として扱うこと

言うまでもない。発覚したら、必ず逮捕。そして事件として丁寧に捜査をすること。

4.駅や鉄道会社賠償を求めること

駅員が対応に追われたり、電車が遅延したりするなら、営業妨害被害者として多額の賠償金を請求することにしたらどうでしょう。もう既にやってる?それとも法的に難しいのかしら。何十万でも何百万でも痴漢をしたら多額のお金請求をされる、これも浸透させる。一回の痴漢で何十万は割に合わないと思わせることと駅側の対応の強化が目的

痴漢をすると必ずバレるし、逮捕されて何十何百万の多額の賠償金を請求される」どうなのかな。どれくらい現実的かわからないけど、こういう状況が作れたら被害が減ると思いたい。

ここまで話すと冤罪について言及されそうなのでその話をして終わりにします。

冤罪絶対に起きてはいけない。これも警察事件としてきちんと捜査することが第一だと思う。当たり前であるべきだけど。DNA検査とか諸々の立証方法存在するそうなので、証拠があるからあなた逮捕しますという流れになってほしい。被害を受けた側も、冤罪扱いになる不安があるのならスマホなどで周りの人に確認をとってみてもいいのかも。あとこれだと最初に話した押しつけ痴漢などは立証が難しいのかな…この辺は要審議。

根本的に無くすことができないのはどの犯罪も同じなので、減らすのを目的としてこうして「割に合わない」状況を作っていくしか今できることはないのかなと考えた。今の状況だとどうしても未然に防ぐのは難しいから今後の被害を元に痴漢が減っていけばいいなと思います

2024-10-22

漫画家の端くれだけど某協会に入りたくない。


以下のような人には非推奨です。前のページに戻ろう。

文章の雑さ・誤脱が気になる

・内容に関わらず否定をするために斜めに読もうと思っている

・某協会トップありのままの姿が大好き

自分の思う通りの内容でなければならないと思っている

・今何かに八つ当たりしたいと思っている

文章前後意味ニュアンスを読み取れない

・読めない漢字飛ばしがち

・人の心の機微が分からない・わかりたくない

自覚があるやつは読むな。それは自傷だ。


これは某協会トップをドチャクソにけなしたいとかいう話ではなく、こういうところが

引っかかっていつか会員になりたい~からやっぱいいわになってしまった原因を挙げ、

どこがダメなのか、どうしたらいいのかを自分なりに考えて書き散らしたものである

異論は認める


漫画家の端くれだけど某協会に入りたくない。



そもそも入るためのお金が無いというのもある。

だがトップの方が作家必死で出したヘルプに対しろくに発言前後を調べもしないで


まず


一番に


交渉できますよ。すればいいんです。僕はずっとしてきた。やればいいのに知らないの?

まあでも決めるのは出版社ですけどね」(意訳)


と、ヘルプ内容を「大したことではない」「行動が足りないからだ」「無知からだ」と受け取れる

発言をすることでヘルプを出した作家さんが晒し上げになるのを見るのがストレスすぎるからだ。


このような発言をされると、作家は今後なにか困りごとがあっても必ず漫画家協会トップ

目に止まった瞬間まず


あなたの行動(努力)が足りないからでは?」


と言われ(本人がそういったつもりはなくても大半の人間はそうとらえる)、その周りの

先輩漫画家たちが「間違いない」と賛同しているところを見せられるのだと考えてしまう。

というか見ている。

ヘルプを出した漫画家は傷つき、何も言えなくなる。

発言を追っているといずれ話は聞いてもらえるのかもしれない。なにか対策を教えて

貰えるのかもしれない。それでも安くないお金を払っていて、いざ助けてもらいたいと

いう時、全世界に向かって自分所属している組合トップとそこに追随する立場の人々に


「まあこの人の言ってることで私は困ったことないんですけど。なぜなら行動したので」

「そうだそうだ!」


って枕に言われるのはしんどすぎる。


あらゆる行動、交渉が実現する時に、自分の、またその作品価値出版社考慮

入っていることは当然として、だが彼はあえてそれは言わず出版社次第」と言う。

実力の世界での「相手次第」というのは「交渉しようとしている『お前の価値』次第」と

言っているのと同義である報酬が出るかどうかの話なら


「お前が売れてるなら払ってもらえるかもね。知らんけど」


と言っているのと同じである


助けてと言ったら(なんならまだ助けてとも言っていない)必ず一度は(直接的、自覚的でないにしろ)

確定でパワハラモラハラされるのが分かっていて、何故金を払ってまで所属せねばならないのか?

穿った見方をすれば、


「そんなことで文句言うなんてお前本当に漫画を描くのが好きでやっているのか?漫画を愛して

いないのか?だからそんな不満が出るんだ」


まで言われて責められてるような気持ちになる。

(だいぶ穿っているがそのような方は多いと思っている。ただこれも印象である)


別に全面的に味方して欲しいとかではない。してくれれば嬉しいがそういうものではないことは

わかっている。金払ってるんだから何もかも解決して欲しい、都合のいいようにしてくれないと

困る、などという寝言のためにこんなくどくど言っているわけではない。


作家決死の思いで出したヘルプに対して「自分は困ってない」とわざわざ宣言するな、と言いたいのだ。


無関係有象無象が言っているのは構わなくはないがまだいい。よくはないが。

そんなつもりはないと言うだろうが実際そうとしか解釈できないし、そう解釈たか

有象無象が困っている作家クソリプをし、出版社が「大御所先生が困ってないと

仰ってるんですからあなたも…」と言い出すのだ。


なのでこの人だけは言ってはいけないと思っている。言ってはいけないに該当する人は他にも

いるが誰も彼もが人格者ではないだろうからそこまでは求めない。せめて総括トップ(と世間的には思われている)

人物くらいは寄り添った発言をするべきじゃないのか。


そりゃ困ってないだろう大御所爆売れ作家協会トップなんだから。なぜ言ってはいけないかが

からないのなら、このたとえでいいかからないが財産漫画家年収中央値にして自分

ブランド通用しない業界で、世の中や法律では対価を払うようになっているし他の人は払って

もらっているのに仕事相手がここぞという時になると「慣習で支払ってない」と返してくる現場10

くらいいればいいのではないか。よほど器用で頭が良い体力のある若者でなければうまくはいかないだろう。

(もっといい例えがあるなら提供してくれると嬉しい。)


なにもその困ってないことをこの世の道理を捻じ曲げてでも変えてほしいと言っているのではない。

主張をするのにも順番があるだろうということだ。


「困っている」と言ったのに対して一番最初に言って欲しいのは

「どういうことで困っていますか」

ではないだろうか。

原因はなにか、どのような対策をしたか、結果どうなったか聞き取りしたうえでどうすれば良いかアドバイスし、

必要なら人を紹介する。どうしても無理なことならそれを専門家説明してもらう。

自分の主張や感想は後でいいだろう。少なくとも他人を助けようという立場にいるのならそうするの

ではないだろうか。

転んで膝を擦りむいた者に「俺はつまづいた時は手を先に出します。それで体を支えて怪我

しないようにします」と道端で大衆に向かって叫んで「そうだ、俺だってそうしてる」「昔からの慣習で

そうやってる」とかいう人が集まってきたところで「ここで怪我してる人がいるって聞いたけど」と

手をさしのべられても「ありがたい!やはり頼りになる」となるだろうか。

※ありがたいと思われたいからやっているわけじゃないだろうというのもあるだろうがこの辺のニュアンス

からない人には永遠にからない課題だろうから今のうちに離脱した方がいいと思う


我々の時代は、とか自分場合はこうだった、とかは後でまとめていえば良いだろう。まず困っている

人の話を聞くのが先だ。なぜ自分のことを言いたい気持ちを一旦飲み込んで困っている相手

何があったか、わかる範囲ですら調べず衝動で余計なことを書いてしまうのだろう。その衝動

漫画家の口を塞ぐことになると考えないのは何故なのか。


ご本人は全く悪気はないようなので、自身発言の内容(主に言い方)、タイミングいか

問題があるものなのかを自覚していないのだろう。


衝動発言している。今自分が思ったことをすぐに発信しなければと思いたち行動に移してしまう。

それによってどのような人がどういう気持ちになるのかを一切考えない。なぜなら自分の考えを

発信することで頭の中がいっぱいだから他人のことを考える余裕などないのだ。

結果、困っている作家は彼とそれに追随する作家たちに自分の困り事を(事情も知らないのに)

否定され、なんなら

「こいつ売れてないくせに文句だけ言ってる」と外野嘲笑されさらストレスを抱えるることになる。


ところでこういう放言に関して、気にしなければいいとか売れている売れていないが本当か

どうかが問題ではない。その言葉相手を傷つけようとして言われているということそのもの

ストレスを感じるのだ。禿げていなくてもハゲと罵られたら傷つく。美人でもブスと言われたらムッと

するだろう。言葉意味よりなんのためにそれを言われたか問題なのだ


話を戻す。そもそもSNSWeb上で告発するのならそのようなことを言われるのは承知の上では

あろうが、それを招いたのが自分所属している協会トップだったらたまらない。彼が基本に

則った正しい対応をしてさえいれば避けられた出来事なのに、自覚すらもないのだ。

そして「僕は自分が知っていることを言ったまで」と発言責任を取ろうとはしない。

それは言葉だけを見れば事実かもしれないが、時と場合によっては受け取る側の捉える意味

変わってくる。

ここで渾身のこのセリフを、このタイミングでこのシーンを、半生をその采配に費やしているはずの

人間が分からないはずがないと思うが、一切反省も取り繕いも改めることがないのだから

そこのところがもう手遅れなのだということだけはわかる。


最終的には手を差し伸べているのだから意地悪をしたくて余計なことを言っているわけではないの

だろうとも思う。ただただ衝動が抑えられないのだと思う。新聞ネットニュース見出しだけで

こうだろうと予測引用してしまうのと同じなのだと思う。でも彼が言及するその出来事は、

彼ならすぐに解決できた大したことではない出来事は、できる限りの手を尽くしたけれど及ばなかった、

という悔しい思いをした作家が心の持っていき方を知りたくて、なにかもっといい方法

なかったのか知りたくて出したSOSなのかもしれない、ということを考えてほしいと思う。


あと、会費がいくら余ってて今まで何に使ったのか今後何に使う予定なのか一年に一回

くらいまとめて各所で公開したらどうでしょうか。出版社からも一編集部につき1万円ずつ

徴収していると聞きましたが、それでものが言えなくなるなら徴収するのはやめたほうがいいと

思います


出版社については資本の大小や方針に色々あるでしょうから法律違反していたり法律

違反していないからとギリギリライン倫理のないことをしていなければ漫画家の言い分

ばかり押し通すのも無理な話だということは重々承知しています。良い関係でWINWINで

やっていける、譲れるところは譲りもらえるところはもらうで柔軟にやっていきたいところです。

いろいろな作家がいるなか絶対的な答えはないと思いますが、互いに尊敬しあえる関係

いたいと考えています


ですが漫画家の総括トップ(のような位置にいる人物)は漫画家寄りでいてもらわないと困ります

もし仮にこの文章が彼の目に入り衝動かられたらとき自身の行動の問題性を全く自覚する

つもりがないなら、彼はタイトルだけ見てこの元ネタは何なのか調べもしないでまずこう言うのでは

ないだろうか。


「某協会に入るか入らないかは選べますので」





漫画村が発達しても、漫画家は消えません。なぜなら...!!

唐突残暑が消え去って

朝晩寒く、冬めいてきましたね。

僕は季節の変わり目は体調を崩しやす

例にもれず、連日鼻水垂らしています

さて先日僕は、こちらの動画を出しました。

https://itest.5ch.net/subback/river

大変反響も大きく、話題にもなっていたの

ですが、僕が少し意外だったのが

この動画を受けての感想や、これから未来

漫画家のあり方を『漫画村』を中心に

悲観論』を論じている人の多さでした。

僕がこの動画でお伝えしたかったのは、

中三の子に対して、漫画業界はこう変化

しているよ!という変化そのものであって

漫画村はその中の一つのポイントに過ぎなかった

ので、少し意外でした。

かに漫画村規制する明確な根拠法がありませんし、大きな

変化の一つですが、

あくま漫画村漫画流通の一つであって、漫画村

あるからこれから漫画家未来

狭まっていくというものではないと思います

(漫画流通の一つだよ。と伝えたことに対して

漫画村肯定した発言だ!と言われたのは

かなりびっくりしました。)

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●良い絵の定義


漫画村があるからこれから漫画家未来

狭まっていくというものではないと思う

大きな理由の一つに

『良い絵の定義』があります

みなさんは、どんな絵を『良い絵』と感じる

でしょうか。

『躍動感がある』

『色使いが綺麗』

完璧な構図』

色々と視点はあると思いますが、僕が良い絵

だと感じる絵で、一番重要視点

『その絵の向こうに自分を見ることが出来る』

だと思っています

良い絵は、その絵のモチーフのもの

よくかけているという他に、その絵を

眺めているうちに、自然自分過去

今思っていること。これからどうしようかなど

まるで写し鏡をみているように、絵を見て

いたつもりがいつの間にか、自分を見ている

ような感覚になる。

もちろんそれが良し悪しの全てではないですが

そんな絵が、僕は良い絵だと感じることが

多いです。

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●鑑賞者の媒介になれるのは人間


鑑賞者は、絵の向こうに無意識自分を見よう

としています。 だって究極のところ、人間

自分しか興味がありませんから

美少女イラストを見ていようと、崇高な絵画

見ていようと、その絵を媒介にして、

自分自身を眺めようとするのが人間です。

何を見ようと、ほとんどの人間はそれを

写し鏡にして自分自身を眺めようとするのです。

なので大事なのは、その絵が自分過去

今、未来について考えることの媒介になれるか

ということが最も重要になると僕は思います

純粋アートはもちろんのこと、商業作品

あっても、僕はまったくその側面がなく

その場その場で消費されるだけの絵なのか

というと、そんなことはないと思います

例えば、カードゲームコレクションして

その絵を眺めている時、

『このキャラかわいいな〜〜』と眺めている

うちに、このカードを手に入れた経緯や

対戦の思い出。友達とのやり取りや、

昔好きだった彼女に似ている!?など

自分にちなんだ記憶が引き出されることって

あるでしょ??

目の前にある絵から自分自身への興味に

つの間にか誘ってくれるかどうか。

それが絵の役割として大きいと僕は

思っています

そう考えた時に、漫画村媒介として十分に

役割を果たすことができるでしょうか?

僕はおそらく、なかなか難しいと思っています

なぜなら、人間は同じ人間からこそ

共感できたり、自分に重ねて思いを馳せる

ことがしやすいと感じるからです。

最終的に人間である作者から購入した作品からこそ

『ああこの人は、色々あってこういう作品

 描いたんだな。俺もこの人と同じような

 ことが過去にあったなあ。』

『この人はこういう答えを出したのか、

 すごいなあ。俺も負けずに頑張らない

 とな...!』

など、自分に置き換えて考えることが

やすいのではないでしょうか。

でも、漫画村に無断掲載されたとわかっている

もしくは疑われる作品については

どうでしょう

無料で読めて嬉しいとは思うけど、何の苦労も知らない

 機械違法アップロードURLを紹介したに

 すぎないんだよな....。すごい時代だ。』

心のどこかで覚めている部分が邪魔をして

いまいち自分自身に重ねて考えを巡らせる

ことはしずらいのではないかと思います

実際、漫画村が無断掲載したとわかっている漫画には

僕が想像したよりもさらに覚めたような

意見が多いように見えます

やはり鑑賞者側の拒否感が強いのです。

おそらくですが、媒介としての役割を果たす

ことなく、その場その場で消費される

ような漫画については、漫画村に置き換わるかも

しれません。

(漫画村以前に、すでに違法アップローダーに

ほとんどが置き換えが完了している気もしますが)

しかしそれは手書き絵が印刷に置き換わったのと同様

時代の変化に合わせて、漫画流通が変容して

いく過程にすぎません。

鑑賞者が『絵を通して見たいもの』が自分自身

である以上、漫画村人間の作者に置き換わるんじゃないか

という危惧は、そこまで持たなくても

良いように感じています

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漫画村について思うこと


さて、もう一度あらためて念押ししますが、

先ほど冒頭で貼った動画は、とくに漫画村についてを

メインテーマお話しした動画ではありません。

漫画の持つ役割の変化の一つの原因に

漫画村があるよ。という例を挙げたまでです。

ただ、あたかもそれが大テーマであるように

錯覚してしまうのは、おそらく現状での

漫画村に対する関心の高まりがあるのでしょう。

漫画村をめぐっては『肯定派』『否定派』に分かれて

日夜激しい論戦....というか、半ば喧嘩みたいな

感じで言い合いがされています

ただ、これについて僕は、『肯定』とか『否定

のように、肯定たらこの先漫画村が普及して、

否定したら今後漫画村がなくなる。といった

0:100の議論をする段階はすでに過ぎて

いると思っています

というか、仮にその段階だったとして

漫画家である僕が漫画村否定しても

その流れを止める力にはなれなかったでしょうし、

そんな暇があるのだとしたら、僕は現役の

漫画家なので、作品を作りたいです。

その辺は役割分担です。

そもそも僕が考えるかっこいい漫画家像って、

何か大きな変革が起こったとして、

それに対してただ文句否定を言うのではなくて、

その変化をどうやったら面白く利用できるかを

考える人たちな気がするんですよね。

例えその変化がネガティブものであったとしても。

僕が漫画村について『警戒(Abemaに出た時に

その辺は言及しました)』を口にすることはあっても

あえて強く『否定』をしないのは、そういう理由です。

だって、もうそこに実際にあるんですもん...。

今更無いかのごとく、もしくは無くせるかのごとく

ふるまえというのは、無理があるでしょう?

良い例えかどうかは分からないですが、

温暖化で水位が上昇して沈む場所自分が住んで

いるとしたら、水が迫ってくる前に住める場所

移住することを考えるでしょうし、なんなら

水位が変わって海岸線が移動するなら、逆にその

状況を利用して、変更後の海岸線移住して海辺

商売を始めることもついでに考えるのが現実的です。

みゆくその場に頑なに止まって、

『この温暖化責任は誰にあるんだ!!』

あいつのせいだ!あいつを吊し上げろ!』

と騒いでいても、ただただ沈没に巻き込まれ

死ぬだけです。

かに今の漫画村違法アップロードURLだけを掲載することの法解釈問題など、大きな問題

抱えているので、手放しでその存在肯定する

ものが少ないのは確かですが、

からといって、今更、漫画村の普及自体

無くなるのかといったら、それはないと

僕は思います

無くすのではなく、みんなにとって利益のある

なっとくのできる利用法を考えることが必要ですが、

現段階は『漫画村はただの漫画流通の一つ』といっただけで

肯定派だ!とバッシングを受けるような状況なので

おそらくほとんどの漫画家

漫画村』という言葉すら発しないように注意しているのが

正直なところだと思います

この状況でポジティブ議論は難しい気がします。

僕もできれば、そんな状況でこの問題について

言及して、あえて蜂の巣になりにいくようなことは

したく無いのが本音なのですが、

若者から『これからのことを教えてほしい!』と

言われて、ただただ無難ポジショントークに徹するのも

無責任だと思って正直にお伝えしています

冒頭の動画では、

温暖化の影響で水位が上昇し沈むかもしれない場所

あるよ。』

『全部が沈むわけじゃないけど、こっちに来るなら

 もしそうなったときの事を考えて、住む場所を選ぼうね』

という、今、膝下まで水が来ている場所に住んでいる者から

未来ある若者に対する正直な肌感をお伝えしました。

言うまでもないですが、

特に漫画村をあえて強く肯定するような意図

まれていませんね🍀

2024-10-21

 まったりしてるなーって思って

じゃあ幸せじゃん

つの時代が好きだったの?

どんどん職人っていうのは消えていくものなのかな

歌舞伎を見る者がいなくなったら終わる

需要供給 ガンコ パン職人

楽な人生を歩みたくない 世間からパッシングを受けたかった

受ける位置にいたかった 戦いたい

戦闘狂だから 常に厳しい状況に身を置きたい人

自分マイナスを減らそうと思った

何も得られないなら損を減らしていこう

ミニマリスト

給与未払い いま楽しいねー世界のすべてが輝いて見える

とられてばっかの人生

愛ってなんだ

よくわからない

もう一度よろしいでしょうか あーちょっと待ってくださいね

いまちょっといろいろ遡っているので

アリナさんですね アグリさんが

っていう感じですね お願いしますー 失礼しま

おまんみーしてる? あーしていこう ディランマッケイ

んーどうでしょう おれはそういうオタンが好きだよ

後悔した? そういうしかないよね、ごめんね

かっこよかった? 言わせてるよね それ言うしかないよね

10時から12時がエナ

北斗300が落ちてることはない

100を打つためにはない

ゼロリセットは甘い リセット100ゲーム

ゆうタイムとかチェックしてる

400のヘルズオンをカバーできるから

ムシは言ったらどうするねん 責任とれよ 責任とれよが口癖

虫をおまえが除去しろ それまで寝るな

厳しさ 甘え 言い訳 レベルが低い

2024-10-18

anond:20241018115639

じゃあ良い事に使うのはどうでしょう

良い事が200万年も続くなんて…嬉しい…か?

2024-10-12

カラオケに赴くベジータ

悟空「おっ次はベジータ の番だぞ。何歌うかワクワクすんなぁ」

クリリンベジータって何歌うんだろうな。聴いたことないぞ」

ベジータ 「俺の歌を聴いて驚くがいい・・・

悟空「おお!楽しみにしてっからな!」

ベジータLetsイシュカンコミュニケーション

強い気持ち世界を超える

こんな1週間なんてどうでしょう

永遠なんかより尊い時間

過去未来もどうだっていい〜♪」

クリリン「すっげぇ〜原キーで歌ってるぞ!」

ベジータ 「当然だぁアニソン完璧に履修してるからなぁ・・・次は青空のラプソディを歌ってやる・・・

悟空・・・

王様悟空ーーーーーーーーっ!ベジータ千本桜も歌う気じゃぞーーっ気を付けろーーーーっ」

2024-10-11

anond:20241010145101

生きるか死ぬかについて論理的に何か回答を得ようとするのはどうせどこかで破綻する問いだと自分は考えてる人なので、考えるだけ無駄なことと考えてます。非論理的しかならない問いなので、仮に解に到達しても意味がないと思ってます。なので、この問題は、同じぐらい非論理的な仮説で決着しても良いのでは?と考えています

というわけで、適当理由で決着するなら、

Q.50 自殺について、聖書はどう教えているのですか?

https://seishonyumon.com/movie/2916/

こんなの適当に選んで信じてみるでどうでしょう?もちろん、他の宗教でもいいんじゃないでしょうか?そもそも問い自体が非論理的だし。

というわけで、そもそも生を、自分意志でやめるなんて許されてないのです。勝手寿命が尽きるまで、もがき続けて生きるしか選択肢として許されていないのです。これが答えです。

2024-10-08

anond:20241005190442

苦しみというものは存外、多種多様人類名前をつけることができた苦しみはほんの一部のようです。

あなたが感じてらっしゃるその苦しみはまだ人間名前をつけることができていない苦しみのひとつのような気がします。

苦しみとは何でしょう?何も知らないころの自分想像してみてください。つまり自分が赤子だった頃です。

赤子は空腹や眠気を知りません。ただ何かが苦しいと認識して泣きます。成長する仮定ご飯を食べたり、眠ることで苦しみが消えることを覚えます

これで苦しみに名前をつけることができます。これは空腹という苦しみ。これは眠気という苦しみ。克服して初めて苦しみに名前をつけることができます

空腹や眠気といった苦しみはシンプルなので簡単に克服し名前をつけることができましたが、複雑な苦しみはその多くがまだ発見されていません。発見されていても名前がありません。

名前の分からない苦しみを克服することはとても難しいです。そもそも自分が苦しんでいることを認知できないからです。

自覚できても大変です。苦しみは姿も形もないからです。インターネット検索することもできませんし、本で調べることもできません。

名前の分からない苦しみと戦う方法は大きく分けて2つです。

1.自分の心の痛みの方向に歩いてみる

心の痛みを認知できるのでしたら、その痛みを頼りにしてみるのが良いかもしれせん。心がより痛む方向に苦しみの原因が存在します。

苦しみの方向はひとつとは限りません。複合的な苦しみの場合があるからです。ひとつだと思っていた苦しみは実は3つかもしれません。よく観察する必要があります

痛みが感じられない場合もあります。苦しみのなかにいる心は防衛機構が働いていて痛みを感じにくい状態になるからです。麻酔がかけられているかもしれません。

心を静めてじっくりみてあげると、もしかすると痛みに気づけるかもしれません。

2.とにかく手当たり次第にいろいろやってみる

これはシンプルです。数撃ちゃ当たる作戦です。とにかく思いつくかぎりいろんなことを試してみます

これは心の痛みを認知できない場合にも有効です。

衣食住の変更、転職運動、友人や親に会ってみる、SNSをやめる。旅行。なんでも。

たとえばそうですね。くだらないかもしれませんが、こういうのではどうでしょう?今すぐ最寄りのコンビニに行ってみる。コンビニ全商品の中から一番ほしいものを買ってみる。くだらないですが何かわかるかも。

これは経験談ですが、苦しみのなかにいるとき自分が苦しいかどうか認知できません。

認知できるのは苦しみの変化量で、より苦しくなったときと、苦しみが軽減されたときにそれと気づくことができます

どうかお元気で。

金曜日までに新幹線輪行して、駅前ホテル宿泊するという考えがありますしかし、他にも選択肢があるかもしれません。現在は早朝にしかサイクリングができないほどの暑さではないので、早朝に新幹線で移動するのも一つの方法です。その後、敦煌からサイクリングをして、湖まで約60キロでしょうか。そして、さら運転して坂〇のKKR宿泊するというのはどうでしょうか。合計で110キロ以上になるかもしれません。

2024-10-05

anond:20241005165639

玩具メーカー商品企画をしていたことがあります乳幼児向けの製品担当していました。

どんなに愛情がこもっていようと、気を付けていようと、不完全な製品が大切な子供を殺してしまう悲しい事故が起き得ることを知っているので、私は自分の子供には5歳ごろまでは手作り玩具は与えませんでした。

子供用の玩具安全基準として、国内メーカーほとんどが日本玩具協会ST基準採用しています

誤飲指詰め、紐による鬱血や首絞め、素材の毒性、複数マグネット誤飲による消化器の損傷など、様々な事故リスクをできるだけ低くするために守るべき基準が細かく定められています

基準を満たす設計をし、試作品に様々な試験実施し、時間費用も知恵も振り絞って開発します。子供を傷付けることだけはどうしても避けたいからです。それでも、悲しい事故は0にはならないのが現実です。

https://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/kodomo_jiko.html

製品による子供事故の事例がたくさん公表されているので、目を通してみてください。

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0047.pdf

有名なこの事例(おままごと用の苺の誤飲)では、母親が見守っている目の前で事故が起き、脳死状態に至っています

プロが考えて作った製品でも、こうした事故は起きてしまうことがあるのです。

インスタグラムで人気の手作り玩具動画、とても魅力的ですよね。作ってみたくなります

でも、ああいった情報を発信しているインフルエンサーの方は、玩具安全に関する専門的な知識を持っているのでしょうか?本当に信頼できる情報ですか?

厳しいようですが、乳幼児向けの玩具作ってみたいという気持ち事故の恐怖よりも強い人は、我慢しておくことを強くおすすめします。

危険に対する想像力がある人は、怖くてとても作りたいと思えないものなのです。

私も物作りが好きなので、子供に何か作ってあげたくなる気持ちはすごく分かります

そのエネルギーを、お子さんがもう少し大きくなってから楽しめるお洋服絵本などの製作に使ってみるのはどうでしょうか?今から作りためておくのも素敵ですね。

乳首の主張が強い

長年の自慰行為における乳首への性的刺激によるものかどうかは不明である

しかし、私の乳首の主張が非常に強いことは事実です。

先日、秋冬に備えてユニクロで鼠色のフード付きパーカーを購入しました。

とはいえ残暑厳しい日々が続いたせいで家での試着すらしない日々が続いていました。

が、ようやく雨降って残暑弱まる。

少し涼しくなり気持ちにも余裕ができたのか、そうだユニクロで買った鼠色のパーカーを一度も袖を通していなかったと気づきました。

私はおもむろに立ち上がり、ユニクロの鼠色のパーカーをどこにしまったのか思い出すところから始めました。

部屋を見渡すとゴミゴミゴミゴミ山です。

その中にユニクロ10円だか20円だか払って買った茶色紙袋の中に入った鼠色のフード付きパーカーがあるはずなのです。

ああ、わからない。

私の部屋の中ではあの茶色紙袋はかなりの迷彩効果を発揮するようでなかなか発見に至りません。

私は何の取り柄もない男(女だと思ってここまで読んでいただいていた方すいません私は男です)ですが、癇癪だけは人の百倍ぐらい強いと自負があります

隣近所に奇声が聞こえるのは間違いがないほど声を張り上げながらゴミからゴミを拾い上げゴミ山に向かって力いっぱい放り投げました。

するとどうでしょう、私の肩は信じられないほどの脆さでもってグニャッと歪んでまるで肩が外れたかのように激痛が走りました。

私は痛みに叫びました。

さきほどの癇癪の奇声にも負けないほどの声の張り上げ方です。

日頃、声を出すことがほとんどない喉はそんな叫び声を連続してあげてしまたことにより、もうそれだけで血が出てるんじゃないかと思うほどの痛みを感じました。

そして肩の激痛。

投球練習もせずにマウンドに上がればさもありなん。

子供の頃大好きだった侍ジャイアンツをふと思い出しながら涙流し、肩の激痛に耐えました。

これはちょっと病院に行ったほうがいいんじゃないか?

救急車を呼ぼうか?と思うほど痛みを感じて心配になりました。

でも、実際にはそれほど大したものではなく2分ほどしたら痛みはあるものの激痛はおさまりました。

そんなことをしているうちに当初の目標であったユニクロ紙袋を探しだし鼠色のフード付きパーカーを試着するという目的はすっかり忘れ果て、PCの前にどっかりと座るとエロ動画を見ながら明日トレードについて思索を深めました。

しかしやはりポルノの力は強いです。

ちょっと流し見してるつもりが自分が大好きな乳首舐め手コキのシーンが始まると集中してしまます

動画を見ながらついついと自分乳首をイジってしまうのです。

ああ、今日はまだオナニーする時間じゃないのにな、と思いながらオチンチンに手が伸びてしまます

、っとその前にティッシュペーパーの準備をしなければ、と思い部屋の中を見回しますがどこにティッシュペーパーがあるのかわかりません。

青い袋に包まれエリエール+Waterがどこかにあるはずなのですがゴミゴミゴミゴミの山の中のどこにエリエールがあるのか皆目見当がつきません。

また癇癪を起こしそうになりましたがさきほど声を張り上げたあとから続いている喉の痛みと、まだジンジンしてる肩の痛みがかろうじて爆発する私の感情を押し留めました。

そしてユニクロ紙袋が見つかりました。

私はユニクロのフード付きパーカーの試着をするという目的を思い出しました。

サイズはMサイズです。

私はユニクロのMサイズジャストサイズです。

Mサイズを選んでおけば街がありません。

と思っていたのですがユニクロの中でも「U」というイニシャルが付け足されてるやつは油断がなりません。

あれはなぜがサイズメチャクチャデカイやつが混じってます

今年の春に通販で買った黄色シャツはMサイズを買ったはずなのに間違ってXLサイズが届いている!とまた癇癪を起こしそうになるほどデカイやつが届きました。

しかし、札をみるとMと書いています

いやこれはXLサイズに間違ってMの札を付けたに違いないと思うほど大きかったのですがいろいろと調べてみるとどうやらオーバーサイズというやつでわざとそういう作りにしてるらしいです。

ですが正直これはやり過ぎだろうと当時思いました。

いくら大きめのサイズ流行っているからと言ってこれはやりすぎだ、と。

やっぱり物事というのはすぐにやり過ぎ、インフレになってしまものでこれはジャンプ漫画と同じです。

子供の頃読んでいたドラゴンボールのようにすぐに戦闘力インフレが起きるのです。

からこそ適時適時に緊縮を行わなければ行けないのですが、世の中緊縮は喜ばれません。

綱紀粛正必要ながら、それを旗振りするとスケープゴートされるのが世の常です。

うすいアンダーシャツのうえに試着するとサイズはぴったりでした。

着てみるとちょっと予想よりも厚手感のあるパーカーでしたがサイズは適度なゆとりがあるちょうどのサイズでした。

ですが乳首の部分がぷっくりと浮いています

え?

この厚みのあるパーカー乳首が主張するのか???

驚きました。

夏のTシャツなどで乳首のある場所はここです、と主張するのは最早常識になっていました。

それはいい。

しかし、秋冬の決して薄手というわけでもない鼠色のフード付きパーカー乳首場所が明示されているのは納得感が欠けます

色が悪かったのでしょうか?

黒にしておけば、黒にしておけば、もっと目立たなかったのでしょうか?

まあどうでもいいです。

これは着ません。捨てます

2024-10-01

七  裏から回ってばあさんに聞くと、ばあさんが小さな声で、与次郎さんはきのうからお帰りなさらないと言う。三四郎勝手口に立って考えた。ばあさんは気をきかして、まあおはいりなさい。先生書斎においでですからと言いながら、手を休めずに、膳椀を洗っている。今晩食がすんだばかりのところらしい。  三四郎茶の間を通り抜けて、廊下伝いに書斎入口まで来た。戸があいている。中から「おい」と人を呼ぶ声がする。三四郎は敷居のうちへはいった。先生は机に向かっている。机の上には何があるかわからない。高い背が研究を隠している。三四郎入口に近くすわって、 「御勉強ですか」と丁寧に聞いた。先生は顔をうしろねじ向けた。髭の影が不明瞭にもじゃもじゃしている。写真版で見ただれかの肖像に似ている。 「やあ、与次郎かと思ったら、君ですか、失敬した」と言って、席を立った。机の上には筆と紙がある。先生は何か書いていた。与次郎の話に、うちの先生は時々何か書いている。しかし何を書いているんだか、ほかの者が読んでもちっともわからない。生きているうちに、大著述にでもまとめられれば結構だが、あれで死んでしまっちゃあ、反古がたまるばかりだ。じつにつまらない。と嘆息していたことがある。三四郎広田の机の上を見て、すぐ与次郎の話を思い出した。 「おじゃまなら帰ります。べつだんの用事でもありません」 「いや、帰ってもらうほどじゃまでもありません。こっちの用事もべつだんのことでもないんだから。そう急に片づけるたちのものをやっていたんじゃない」  三四郎ちょっと挨拶ができなかった。しかし腹のうちでは、この人のような気分になれたら、勉強も楽にできてよかろうと思った。しばらくしてから、こう言った。 「じつは佐々木君のところへ来たんですが、いなかったものですから……」 「ああ。与次郎はなんでもゆうべから帰らないようだ。時々漂泊して困る」 「何か急に用事でもできたんですか」 「用事はけっしてできる男じゃない。ただ用事をこしらえる男でね。ああいうばかは少ない」  三四郎はしかたがないから、 「なかなか気楽ですな」と言った。 「気楽ならいいけれども。与次郎のは気楽なのじゃない。気が移るので――たとえば田の中を流れている小川のようなものと思っていれば間違いはない。浅くて狭い。しかし水だけはしじゅう変っている。だから、する事が、ちっとも締まりがない。縁日へひやかしになど行くと、急に思い出したように、先生松を一鉢お買いなさいなんて妙なことを言う。そうして買うともなんとも言わないうちに値切って買ってしまう。その代り縁日ものを買うことなんぞはじょうずでね。あいつに買わせるとたいへん安く買える。そうかと思うと、夏になってみんなが家を留守にするときなんか、松を座敷へ入れたまんま雨戸をたてて錠をおろししまう。帰ってみると、松が温気でむれてまっ赤になっている。万事そういうふうでまことに困る」  実をいうと三四郎はこのあい与次郎に二十円貸した。二週間後には文芸時評から原稿料が取れるはずだから、それまで立替えてくれろと言う。事理を聞いてみると、気の毒であったから、国から送ってきたばかりの為替を五円引いて、余りはことごとく貸してしまった。まだ返す期限ではないが、広田の話を聞いてみると少々心配になる。しか先生にそんな事は打ち明けられないから、反対に、 「でも佐々木君は、大いに先生に敬服して、陰では先生のためになかなか尽力しています」と言うと、先生はまじめになって、 「どんな尽力をしているんですか」と聞きだした。ところが「偉大なる暗闇」その他すべて広田先生に関する与次郎所為は、先生に話してはならないと、当人から封じられている。やりかけた途中でそんな事が知れると先生しかられるにきまってるから黙っているべきだという。話していい時にはおれが話すと明言しているんだからしかたがない。三四郎は話をそらしてしまった。  三四郎広田の家へ来るにはいろいろな意味がある。一つは、この人の生活その他が普通のものと変っている。ことに自分の性情とはまったく容れないようなところがある。そこで三四郎はどうしたらああなるだろうという好奇心から参考のため研究に来る。次にこの人の前に出るとのん気になる。世の中の競争があまり苦にならない。野々宮さんも広田先生と同じく世外の趣はあるが、世外の功名心のために、流俗の嗜欲を遠ざけているかのように思われる。だから野々宮さんを相手に二人ぎりで話していると、自分もはやく一人前の仕事をして、学海に貢献しなくては済まないような気が起こる。いらついてたまらない。そこへゆくと広田先生太平である先生高等学校でただ語学を教えるだけで、ほかになんの芸もない――といっては失礼だが、ほかになんらの研究も公けにしない。しかも泰然と取り澄ましている。そこに、こののん気の源は伏在しているのだろうと思う。三四郎は近ごろ女にとらわれた。恋人にとらわれたのなら、かえっておもしろいが、ほれられているんだか、ばかにされているんだか、こわがっていいんだか、さげすんでいいんだか、よすべきだか、続けべきだかわけのわからないとらわれ方である三四郎はいまいましくなった。そういう時は広田さんにかぎる。三十分ほど先生と相対していると心持ちが悠揚になる。女の一人や二人どうなってもかまわないと思う。実をいうと、三四郎が今夜出かけてきたのは七分方この意味である。  訪問理由の第三はだいぶ矛盾している。自分は美禰子に苦しんでいる。美禰子のそばに野々宮さんを置くとなお苦しんでくる。その野々宮さんにもっとも近いものはこの先生である。だから先生の所へ来ると、野々宮さんと美禰子との関係がおのずから明瞭になってくるだろうと思う。これが明瞭になりさえすれば、自分の態度も判然きめることができる。そのくせ二人の事をいまだかつて先生に聞いたことがない。今夜は一つ聞いてみようかしらと、心を動かした。 「野々宮さんは下宿なすったそうですね」 「ええ、下宿したそうです」 「家をもった者が、また下宿をしたら不便だろうと思いますが、野々宮さんはよく……」 「ええ、そんな事にはいっこう無頓着なほうでね。あの服装を見てもわかる。家庭的な人じゃない。その代り学問にかけると非常に神経質だ」 「当分ああやっておいでのつもりなんでしょうか」 「わからない。また突然家を持つかもしれない」 「奥さんでもお貰いになるお考えはないんでしょうか」 「あるかもしれない。いいのを周旋してやりたまえ」  三四郎苦笑いをして、よけいな事を言ったと思った。すると広田さんが、 「君はどうです」と聞いた。 「私は……」 「まだ早いですね。今から細君を持っちゃたいへんだ」 「国の者は勧めますが」 「国のだれが」 「母です」 「おっかさんのいうとおり持つ気になりますか」 「なかなかなりません」  広田さんは髭の下から歯を出して笑った。わりあいきれいな歯を持っている。三四郎はその時急になつかしい心持ちがした。けれどもそのなつかしさは美禰子を離れている。野々宮を離れている。三四郎の眼前の利害には超絶したなつかしさであった。三四郎はこれで、野々宮などの事を聞くのが恥ずかしい気がしだして、質問をやめてしまった。すると広田先生がまた話しだした。―― 「おっかさんのいうことはなるべく聞いてあげるがよい。近ごろの青年は我々時代青年と違って自我意識が強すぎていけない。我々の書生をしているころには、する事なす事一として他を離れたことはなかった。すべてが、君とか、親とか、国とか、社会とか、みんな他本位であった。それを一口にいうと教育を受けるものがことごとく偽善家であった。その偽善社会の変化で、とうとう張り通せなくなった結果、漸々自己本位思想行為の上に輸入すると、今度は我意識が非常に発展しすぎてしまった。昔の偽善家に対して、今は露悪家ばかりの状態にある。――君、露悪家という言葉を聞いたことがありますか」 「いいえ」 「今ぼくが即席に作った言葉だ。君もその露悪家の一人――だかどうだか、まあたぶんそうだろう。与次郎のごときにいたるとその最たるものだ。あの君の知ってる里見という女があるでしょう。あれも一種の露悪家で、それから野々宮の妹ね、あれはまた、あれなりに露悪家だから面白い。昔は殿様と親父だけが露悪家ですんでいたが、今日では各自同等の権利で露悪家になりたがる。もっとも悪い事でもなんでもない。臭いものの蓋をとれば肥桶で、見事な形式をはぐとたいていは露悪になるのは知れ切っている。形式だけ見事だって面倒なばかりだから、みんな節約して木地だけで用を足している。はなはだ痛快である。天醜爛漫としている。ところがこの爛漫が度を越すと、露悪家同志がお互いに不便を感じてくる。その不便がだんだん高じて極端に達した時利他主義がまた復活する。それがまた形式に流れて腐敗するとまた利己主義に帰参する。つまり際限はない。我々はそういうふうにして暮らしてゆくものと思えばさしつかえない。そうしてゆくうちに進歩する。英国を見たまえ。この両主義が昔からうまく平衡がとれている。だから動かない。だから進歩しない。イブセンも出なければニイチェも出ない。気の毒なものだ。自分だけは得意のようだが、はたから見れば堅くなって、化石しかかっている。……」  三四郎は内心感心したようなものの、話がそれてとんだところへ曲がって、曲がりなりに太くなってゆくので、少し驚いていた。すると広田さんもようやく気がついた。 「いったい何を話していたのかな」 「結婚の事です」 「結婚?」 「ええ、私が母の言うことを聞いて……」 「うん、そうそう。なるべくおっかさんの言うことを聞かなければいけない」と言ってにこにこしている。まるで子供に対するようである三四郎はべつに腹も立たなかった。 「我々が露悪家なのは、いいですが、先生時代の人が偽善なのは、どういう意味ですか」 「君、人から親切にされて愉快ですか」 「ええ、まあ愉快です」 「きっと? ぼくはそうでない、たいへん親切にされて不愉快な事がある」 「どんな場合ですか」 「形式だけは親切にかなっている。しかし親切自身目的でない場合」 「そんな場合があるでしょうか」 「君、元日におめでとうと言われて、じっさいおめでたい気がしますか」 「そりゃ……」 「しないだろう。それと同じく腹をかかえて笑うだの、ころげかえって笑うだのというやつに、一人だってじっさい笑ってるやつはない。親切もそのとおり。お役目に親切をしてくれるのがある。ぼくが学校教師をしているようなものでね。実際の目的は衣食にあるんだから、生徒から見たらさだめて不愉快だろう。これに反して与次郎のごときは露悪党領袖だけに、たびたびぼくに迷惑をかけて、始末におえぬいたずら者だが、悪気がない。可愛らしいところがある。ちょうどアメリカ人金銭に対して露骨なのと一般だ。それ自身目的である。それ自身目的である行為ほど正直なものはなくって、正直ほど厭味のないものはないんだから、万事正直に出られないような我々時代の、こむずかしい教育を受けたものはみんな気障だ」  ここまでの理屈三四郎にもわかっている。けれども三四郎にとって、目下痛切な問題は、だいたいにわたっての理屈ではない。実際に交渉のある、ある格段な相手が、正直か正直でないかを知りたいのである三四郎は腹の中で美禰子の自分に対する素振をもう一ぺん考えてみた。ところが気障か気障でないかほとんど判断ができない。三四郎自分感受性人一倍鈍いのではなかろうかと疑いだした。  その時広田さんは急にうんと言って、何か思い出したようである。 「うん、まだある。この二十世紀になってから妙なのが流行る。利他本位の内容を利己本位でみたすというむずかしいやり口なんだが、君そんな人に出会ったですか」 「どんなのです」 「ほかの言葉でいうと、偽善を行うに露悪をもってする。まだわからないだろうな。ちと説明し方が悪いようだ。――昔の偽善家はね、なんでも人によく思われたいが先に立つんでしょう。ところがその反対で、人の感触を害するために、わざわざ偽善をやる。横から見ても縦から見ても、相手には偽善しか思われないようにしむけてゆく。相手はむろんいやな心持ちがする。そこで本人の目的は達せられる。偽善偽善そのままで先方に通用させようとする正直なところが露悪家の特色で、しかも表面上の行為言語あくまでも善に違いないから、――そら、二位一体というようなことになる。この方法を巧妙に用いる者が近来だいぶふえてきたようだ。きわめて神経の鋭敏になった文明人種が、もっと優美に露悪家になろうとすると、これがいちばんいい方法になる。血を出さなければ人が殺せないというのはずいぶん野蛮な話だからな君、だんだん流行らなくなる」  広田先生の話し方は、ちょうど案内者が古戦場説明するようなもので、実際を遠くからながめた地位にみずからを置いている。それがすこぶる楽天の趣がある。あたか教場講義を聞くと一般の感を起こさせる。しか三四郎にはこたえた。念頭に美禰子という女があって、この理論をすぐ適用できるからである三四郎は頭の中にこの標準を置いて、美禰子のすべてを測ってみた。しかし測り切れないところがたいへんある。先生は口を閉じて、例のごとく鼻から哲学の煙を吐き始めた。  ところへ玄関足音がした。案内も乞わず廊下伝いにはいって来る。たちまち与次郎書斎入口にすわって、 「原口さんがおいでになりました」と言う。ただ今帰りましたという挨拶を省いている。わざと省いたのかもしれない。三四郎にはぞんざいな目礼をしたばかりですぐに出ていった。  与次郎と敷居ぎわですれ違って、原口さんがはいって来た。原口さんはフランス式の髭をはやして、頭を五分刈にした、脂肪の多い男である。野々宮さんより年が二つ三つ上に見える。広田先生よりずっときれいな和服を着ている。 「やあ、しばらく。今まで佐々木が家へ来ていてね。いっしょに飯を食ったり何かして――それから、とうとう引っ張り出されて……」とだいぶ楽天的な口調であるそばにいるとしぜん陽気になるような声を出す。三四郎原口という名前を聞いた時から、おおかたあの画工だろうと思っていた。それにしても与次郎交際家だ。たいていな先輩とはみんな知合いになっているからえらいと感心して堅くなった。三四郎は年長者の前へ出ると堅くなる。九州流の教育を受けた結果だと自分では解釈している。  やがて主人が原口に紹介してくれる。三四郎は丁寧に頭を下げた。向こうは軽く会釈した。三四郎それから黙って二人の談話を承っていた。  原口さんはまず用談から片づけると言って、近いうちに会をするから出てくれと頼んでいる。会員と名のつくほどのりっぱなものはこしらえないつもりだが、通知を出すものは、文学者とか芸術家とか、大学教授とか、わずかな人数にかぎっておくからさしつかえはない。しかもたいてい知り合いのあいだだから形式はまったく不必要である目的はただおおぜい寄って晩餐を食う。それから文芸有益談話を交換する。そんなものである。  広田先生一口「出よう」と言った。用事はそれで済んでしまった。用事はそれで済んでしまったが、それから後の原口さんと広田先生の会話がすこぶるおもしろかった。  広田先生が「君近ごろ何をしているかね」と原口さんに聞くと、原口さんがこんな事を言う。 「やっぱり一中節稽古している。もう五つほど上げた。花紅葉吉原八景だの、小稲半兵衛唐崎心中だのってなかなかおもしろいのがあるよ。君も少しやってみないかもっともありゃ、あまり大きな声を出しちゃいけないんだってね。本来四畳半の座敷にかぎったものだそうだ。ところがぼくがこのとおり大きな声だろう。それに節回しがあれでなかなか込み入っているんで、どうしてもうまくいかん。こんだ一つやるから聞いてくれたまえ」  広田先生は笑っていた。すると原口さんは続きをこういうふうに述べた。 「それでもぼくはまだいいんだが、里見恭助ときたら、まるで形無しだからね。どういうものかしらん。妹はあんなに器用だのに。このあいだはとうとう降参して、もう歌はやめる、その代り何か楽器を習おうと言いだしたところが、馬鹿囃子をお習いなさらいかと勧めた者があってね。大笑いさ」 「そりゃ本当かい」 「本当とも。現に里見がぼくに、君がやるならやってもいいと言ったくらいだもの。あれで馬鹿囃子には八通り囃し方があるんだそうだ」 「君、やっちゃどうだ。あれなら普通人間にでもできそうだ」 「いや馬鹿囃子はいやだ。それよりか鼓が打ってみたくってね。なぜだか鼓の音を聞いていると、まったく二十世紀の気がしなくなるからいい。どうして今の世にああ間が抜けていられるだろうと思うと、それだけでたいへんな薬になる。いくらぼくがのん気でも、鼓の音のような絵はとてもかけないから」 「かこうともしないんじゃないか」 「かけないんだもの。今の東京にいる者に悠揚な絵ができるものか。もっとも絵にもかぎるまいけれども。――絵といえば、このあい大学運動会へ行って、里見と野々宮さんの妹のカリカチュアーをかいてやろうと思ったら、とうとう逃げられてしまった。こんだ一つ本当の肖像画をかい展覧会にでも出そうかと思って」 「だれの」 「里見の妹の。どうも普通日本の女の顔は歌麿式や何かばかりで、西洋の画布にはうつりが悪くっていけないが、あの女や野々宮さんはいい。両方ともに絵になる。あの女が団扇をかざして、木立をうしろに、明るい方を向いているところを等身に写してみようかしらと思っている。西洋の扇は厭味でいけないが、日本団扇は新しくっておもしろいだろう。とにかくはやくしないとだめだ。いまに嫁にでもいかれようものなら、そうこっちの自由いかなくなるかもしれないから」  三四郎は多大な興味をもって原口の話を聞いていた。ことに美禰子が団扇をかざしている構図は非常な感動を三四郎に与えた。不思議因縁が二人の間に存在しているのではないかと思うほどであった。すると広田先生が、「そんな図はそうおもしろいこともないじゃないか」と無遠慮な事を言いだした。 「でも当人希望なんだもの団扇をかざしているところは、どうでしょうと言うから、すこぶる妙でしょうと言って承知したのさ。なに、悪い図どりではないよ。かきようにもよるが」 「あんまり美しくかくと、結婚の申込みが多くなって困るぜ」 「ハハハじゃ中ぐらいにかいておこう。結婚といえば、あの女も、もう嫁にゆく時期だね。どうだろう、どこかいい口はないだろうか。里見にも頼まれているんだが」 「君もらっちゃどうだ」 「ぼくか。ぼくでよければもらうが、どうもあの女には信用がなくってね」 「なぜ」 「原口さんは洋行する時にはたいへんな気込みで、わざわざ鰹節を買い込んで、これでパリー下宿に籠城するなんて大いばりだったが、パリーへ着くやいなや、たちまち豹変したそうですねって笑うんだから始末がわるい。おおかた兄からでも聞いたんだろう」 「あの女は自分の行きたい所でなくっちゃ行きっこない。勧めたってだめだ。好きな人があるまで独身で置くがいい」 「まったく西洋流だね。もっともこれからの女はみんなそうなるんだから、それもよかろう」  それから二人の間に長い絵画談があった。三四郎広田先生西洋の画工の名をたくさん知っているのに驚いた。帰るとき勝手口で下駄を捜していると、先生梯子段の下へ来て「おい佐々木ちょっと降りて来い」と言っていた。  戸外は寒い。空は高く晴れて、どこから露が降るかと思うくらいである。手が着物にさわると、さわった所だけがひやりとする。人通りの少ない小路を二、三度折れたり曲がったりしてゆくうちに、突然辻占屋に会った。大きな丸い提灯をつけて、腰から下をまっ赤にしている。三四郎は辻占が買ってみたくなった。しかしあえて買わなかった。杉垣に羽織の肩が触れるほどに、赤い提灯をよけて通した。しばらくして、暗い所をはすに抜けると、追分の通りへ出た。角に

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anond:20240930211842

だってないんですもの

「なにないことがあるものか」

「あった、あった」と三四郎が言う。

「どら、拝見」と美禰子が顔を寄せて来る。「ヒストリーオフ・インテレクチュアル・デベロップメント。あらあったのね」

「あらあったもないもんだ。早くお出しなさい」

 三人は約三十分ばかり根気に働いた。しまいにはさすがの与次郎もあまりせっつかなくなった。見ると書棚の方を向いてあぐらをかいて黙っている。美禰子は三四郎の肩をちょっと突っついた。三四郎は笑いながら、

「おいどうした」と聞く。

「うん。先生もまあ、こんなにいりもしない本を集めてどうする気かなあ。まったく人泣かせだ。いまこれを売って株でも買っておくともうかるんだが、しかたがない」と嘆息したまま、やはり壁を向いてあぐらをかいている。

 三四郎と美禰子は顔を見合わせて笑った。肝心の主脳が動かないので、二人とも書物をそろえるのを控えている。三四郎は詩の本をひねくり出した。美禰子は大きな画帖を膝の上に開いた。勝手の方では臨時雇いの車夫と下女がしきりに論判している。たいへん騒々しい。

ちょっと御覧なさい」と美禰子が小さな声で言う。三四郎及び腰になって、画帖の上へ顔を出した。美禰子の髪で香水のにおいがする。

 絵はマーメイドの図である。裸体の女の腰から下が魚になって、魚の胴がぐるりと腰を回って、向こう側に尾だけ出ている。女は長い髪を櫛ですきながら、すき余ったのを手に受けながら、こっちを向いている。背景は広い海である

人魚

人魚

 頭をすりつけた二人は同じ事をささやいた。この時あぐらをかいていた与次郎がなんと思ったか

「なんだ、何を見ているんだ」と言いながら廊下へ出て来た。三人は首をあつめて画帖を一枚ごとに繰っていった。いろいろな批評が出る。みんないいかげんである

 ところへ広田先生フロックコート天長節の式から帰ってきた、三人は挨拶をする時に画帖を伏せてしまった。先生書物だけはやく片づけようというので、三人がまた根気にやり始めた。今度は主人公がいるので、そう油を売ることもできなかったとみえて、一時間後には、どうか、こうか廊下書物が書棚の中へ詰まってしまった。四人は立ち並んできれいに片づいた書物を一応ながめた。

「あとの整理はあしただ」と与次郎が言った。これでがまんなさいといわぬばかりである

「だいぶお集めになりましたね」と美禰子が言う。

先生これだけみんなお読みになったですか」と最後三四郎が聞いた。三四郎はじっさい参考のため、この事実を確かめておく必要があったとみえる。

「みんな読めるものか、佐々木なら読むかもしれないが」

 与次郎は頭をかいている。三四郎はまじめになって、じつはこのあいから大学図書館で、少しずつ本を借りて読むが、どんな本を借りても、必ずだれか目を通している。試しにアフラベーンという人の小説を借りてみたが、やっぱりだれか読んだあとがあるので、読書範囲の際限が知りたくなったから聞いてみたと言う。

アフラベーンならぼくも読んだ」

 広田先生のこの一言には三四郎も驚いた。

「驚いたな。先生はなんでも人の読まないものを読む癖がある」と与次郎が言った。

 広田は笑って座敷の方へ行く。着物を着換えるためだろう。美禰子もついて出た。あとで与次郎三四郎にこう言った。

「あれだから偉大な暗闇だ。なんでも読んでいる。けれどもちっとも光らない。もう少し流行ものを読んで、もう少し出しゃばってくれるといいがな」

 与次郎言葉はけっして冷評ではなかった。三四郎は黙って本箱をながめていた。すると座敷から美禰子の声が聞こえた。

「ごちそうをあげるからお二人ともいらっしゃい」

 二人が書斎から廊下伝いに、座敷へ来てみると、座敷のまん中に美禰子の持って来た籃が据えてある。蓋が取ってある。中にサンドイッチがたくさんはいっている。美禰子はそのそばにすわって、籃の中のもの小皿へ取り分けている。与次郎と美禰子の問答が始まった。

「よく忘れずに持ってきましたね」

だって、わざわざ御注文ですもの

「その籃も買ってきたんですか」

「いいえ」

「家にあったんですか」

「ええ」

「たいへん大きなものですね。車夫でも連れてきたんですか。ついでに、少しのあいだ置いて働かせればいいのに」

「車夫はきょうは使いに出ました。女だってこのくらいなものは持てますわ」

あなたからつんです。ほかのお嬢さんなら、まあやめますね」

「そうでしょうか。それなら私もやめればよかった」

 美禰子は食い物を小皿へ取りながら、与次郎と応対している。言葉に少しもよどみがない。しかゆっくりおちついている。ほとんど与次郎の顔を見ないくらいである。三四郎は敬服した。

 台所から下女が茶を持って来る。籃を取り巻いた連中は、サンドイッチを食い出した。少しのあいだは静かであったが、思い出したように与次郎がまた広田先生に話しかけた。

先生、ついでだからちょっと聞いておきますがさっきのなんとかベーンですね」

アフラベーンか」

「ぜんたいなんです、そのアフラベーンというのは」

英国の閨秀作家だ。十七世紀の」

「十七世紀は古すぎる。雑誌材料にゃなりませんね」

「古い。しか職業として小説従事したはじめての女だから、それで有名だ」

「有名じゃ困るな。もう少し伺っておこう。どんなものを書いたんですか」

「ぼくはオルノーコという小説を読んだだけだが、小川さん、そういう名の小説全集のうちにあったでしょう」

 三四郎はきれいに忘れている。先生にその梗概を聞いてみると、オルノーコという黒ん坊の王族英国船長にだまされて、奴隷に売られて、非常に難儀をする事が書いてあるのだそうだ。しかもこれは作家の実見譚だとして後世に信ぜられているという話である

おもしろいな。里見さん、どうです、一つオルノーコでも書いちゃあ」と与次郎はまた美禰子の方へ向かった。

「書いてもよござんすけれども、私にはそんな実見譚がないんですもの

「黒ん坊の主人公必要なら、その小川君でもいいじゃありませんか。九州の男で色が黒いから」

「口の悪い」と美禰子は三四郎を弁護するように言ったが、すぐあとから三四郎の方を向いて、

「書いてもよくって」と聞いた。その目を見た時に、三四郎はけさ籃をさげて、折戸からあらわれた瞬間の女を思い出した。おのずから酔った心地である。けれども酔ってすくんだ心地である。どうぞ願いますなどとはむろん言いえなかった。

 広田先生は例によって煙草をのみ出した。与次郎はこれを評して鼻から哲学の煙の吐くと言った。なるほど煙の出方が少し違う。悠然として太くたくましい棒が二本穴を抜けて来る。与次郎はその煙柱をながめて、半分背を唐紙に持たしたまま黙っている。三四郎の目はぼんやり庭の上にある。引っ越しではない。まるで小集のていに見える。談話もしたがって気楽なものである。ただ美禰子だけが広田先生の陰で、先生がさっき脱ぎ捨てた洋服を畳み始めた。先生和服を着せたのも美禰子の所為みえる。

「今のオルノーコの話だが、君はそそっかしいから間違えるといけないからついでに言うがね」と先生の煙がちょっととぎれた。

「へえ、伺っておきます」と与次郎几帳面に言う。

「あの小説が出てから、サザーンという人がその話を脚本に仕組んだのが別にある。やはり同じ名でね。それをいっしょにしちゃいけない」

「へえ、いっしょにしやしません」

 洋服を畳んでいた美禰子はちょっと与次郎の顔を見た。

「その脚本なかに有名な句がある。Pity's akin to love という句だが……」それだけでまた哲学の煙をさかんに吹き出した。

日本にもありそうな句ですな」と今度は三四郎が言った。ほかの者も、みんなありそうだと言いだした。けれどもだれにも思い出せない。ではひとつ訳してみたらよかろうということになって、四人がいろいろに試みたがいっこうにまとまらない。しまいに与次郎が、

「これは、どうしても俗謡いかなくっちゃだめですよ。句の趣が俗謡もの」と与次郎らしい意見を提出した。

 そこで三人がぜんぜん翻訳権与次郎委任することにした。与次郎はしばらく考えていたが、

「少しむりですがね、こういうなどうでしょう。かあいそうだたほれたってことよ」

いかん、いかん、下劣の極だ」と先生がたちまち苦い顔をした。その言い方がいかにも下劣らしいので、三四郎と美禰子は一度に笑い出した。この笑い声がまだやまないうちに、庭の木戸がぎいと開いて、野々宮さんがはいって来た。

「もうたいてい片づいたんですか」と言いながら、野々宮さんは椽側の正面の所まで来て、部屋の中にいる四人をのぞくように見渡した。

「まだ片づきませんよ」と与次郎がさっそく言う。

「少し手伝っていただきましょうか」と美禰子が与次郎調子を合わせた。野々宮さんはにやにや笑いながら、

「だいぶにぎやかなようですね。何かおもしろい事がありますか」と言って、ぐるりと後向きに椽側へ腰をかけた。

「今ぼくが翻訳をして先生しかられたところです」

翻訳を? どんな翻訳ですか」

「なにつまらない――かわいそうだたほれたってことよというんです」

「へえ」と言った野々宮君は椽側で筋かいに向き直った。「いったいそりゃなんですか。ぼくにゃ意味がわからない」

「だれだってわからんさ」と今度は先生が言った。

「いや、少し言葉をつめすぎたから――あたりまえにのばすと、こうです。かあいそうだとはほれたということよ」

「アハハハ。そうしてその原文はなんというのです」

「Pity's akin to love」と美禰子が繰り返した。美しいきれいな発音であった。

 野々宮さんは、椽側から立って、二、三歩庭の方へ歩き出したが、やがてまたぐるりと向き直って、部屋を正面に留まった。

「なるほどうまい訳だ」

 三四郎は野々宮君の態度と視線とを注意せずにはいられなかった。

 美禰子は台所へ立って、茶碗を洗って、新しい茶をついで、椽側の端まで持って出る。

お茶を」と言ったまま、そこへすわった。「よし子さんは、どうなすって」と聞く。

「ええ、からだのほうはもう回復しましたが」とまた腰をかけて茶を飲む。それから、少し先生の方へ向いた。

先生、せっかく大久保へ越したが、またこっちの方へ出なければならないようになりそうです」

「なぜ」

「妹が学校へ行き帰りに、戸山の原を通るのがいやだと言いだしましてね。それにぼくが夜実験をやるものですから、おそくまで待っているのがさむしくっていけないんだそうです。もっとも今のうちは母がいるからかまいませんが、もう少しして、母が国へ帰ると、あとは下女だけになるものですからね。臆病者の二人ではとうていしんぼうしきれないのでしょう。――じつにやっかいだな」と冗談半分の嘆声をもらしたが、「どうです里見さん、あなたの所へでも食客に置いてくれませんか」と美禰子の顔を見た。

「いつでも置いてあげますわ」

「どっちです。宗八さんのほうをですか、よし子さんのほうをですか」と与次郎が口を出した。

「どちらでも」

 三四郎だけ黙っていた。広田先生は少しまじめになって、

「そうして君はどうする気なんだ」

「妹の始末さえつけば、当分下宿してもいいです。それでなければ、またどこかへ引っ越さなければならない。いっそ学校寄宿舎へでも入れようかと思うんですがね。なにしろ子供から、ぼくがしじゅう行けるか、向こうがしじゅう来られる所でないと困るんです」

「それじゃ里見さんの所に限る」と与次郎がまた注意を与えた。広田さんは与次郎相手にしない様子で、

「ぼくの所の二階へ置いてやってもいいが、なにしろ佐々木のような者がいるから」と言う。

先生、二階へはぜひ佐々木を置いてやってください」と与次郎自身が依頼した。野々宮君は笑いながら、

「まあ、どうかしましょう。――身長ばかり大きくってばかだからじつに弱る。あれで団子坂の菊人形が見たいから、連れていけなんて言うんだから

「連れていっておあげなさればいいのに。私だって見たいわ」

「じゃいっしょに行きましょうか」

「ええぜひ。小川さんもいらっしゃい」

「ええ行きましょう」

佐々木さんも」

「菊人形は御免だ。菊人形を見るくらいなら活動写真を見に行きます

「菊人形はいいよ」と今度は広田先生が言いだした。「あれほどに人工的なものはおそらく外国にもないだろう。人工的によくこんなものをこしらえたというところを見ておく必要がある。あれが普通人間にできていたら、おそらく団子坂へ行く者は一人もあるまい。普通人間なら、どこの家でも四、五人は必ずいる。団子坂へ出かけるにはあたらない」

先生一流の論理だ」と与次郎が評した。

「昔教場で教わる時にも、よくあれでやられたものだ」と野々宮君が言った。

「じゃ先生もいらっしゃい」と美禰子が最後に言う。先生は黙っている。みんな笑いだした。

 台所からばあさんが「どなたかちょいと」と言う。与次郎は「おい」とすぐ立った。三四郎はやはりすわっていた。

「どれぼくも失礼しようか」と野々宮さんが腰を上げる。

「あらもうお帰り。ずいぶんね」と美禰子が言う。

「このあいのものはもう少し待ってくれたまえ」と広田先生が言うのを、「ええ、ようござんす」と受けて、野々宮さんが庭から出ていった。その影が折戸の外へ隠れると、美禰子は急に思い出したように「そうそう」と言いながら、庭先に脱いであった下駄はいて、野々宮のあとを追いかけた。表で何か話している。

 三四郎は黙ってすわっていた。

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